JP2016133937A - 静電容量式センサの製造方法、静電容量式センサ、感光型導電性シート、タッチパネル及び電子機器 - Google Patents

静電容量式センサの製造方法、静電容量式センサ、感光型導電性シート、タッチパネル及び電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2016133937A
JP2016133937A JP2015007254A JP2015007254A JP2016133937A JP 2016133937 A JP2016133937 A JP 2016133937A JP 2015007254 A JP2015007254 A JP 2015007254A JP 2015007254 A JP2015007254 A JP 2015007254A JP 2016133937 A JP2016133937 A JP 2016133937A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
bridge wiring
conductive
layer
wiring portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2015007254A
Other languages
English (en)
Inventor
知行 山井
Tomoyuki Yamai
知行 山井
尾藤 三津雄
Mitsuo Bito
三津雄 尾藤
恭志 北村
Yasushi Kitamura
恭志 北村
学 矢沢
Manabu Yazawa
学 矢沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP2015007254A priority Critical patent/JP2016133937A/ja
Publication of JP2016133937A publication Critical patent/JP2016133937A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Position Input By Displaying (AREA)

Abstract

【課題】複数の電極層の交差部分にブリッジ配線を備えた静電容量式センサを生産性よく製造すること。【解決手段】本発明は、基材の上に、互いに交差する方向に延びる第1電極と第2電極と形成する静電容量式センサの製造方法であって、基材の上に第1電極の一部となるブリッジ配線部を形成する工程と、ブリッジ配線部の上に位置し、ブリッジ配線部の両端部の上に開口が設けられた絶縁層を形成する工程と、導電性材料が含まれた導電層を有する感光型導電性シートを絶縁層の上に貼り付けて、開口を介してブリッジ配線部と導電層と導通させる工程と、感光型導電性シートを露光及び現像して、ブリッジ配線部と導通して第1電極の一部となる第1島状電極部と、第1電極とは絶縁されて第2電極の一部隣る第2島状電極部とを形成する工程と、を備えたことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、導電性材料を含む導電膜のパターンが形成された静電容量式センサの製造方法、静電容量式センサ、感光型導電性シート、タッチパネル及び電子機器に関する。
各種情報処理装置では、カラー液晶表示パネルの前方に透光性の入力装置が配置されている。この入力装置はタッチパネルと称される。タッチパネルでは電極間に静電容量が形成され、人の指が接近したときの電荷の移動の変化から指の接近位置の座標を判定している。この電荷の移動の変化を検出するには、静電容量式センサが用いられる。
静電容量式センサの構造としては、2つの透光性基板の一方にX電極を形成し、他方にY電極を形成し、2つの透光性基板を重ねることで、X電極とY電極との間に静電容量が形成されるものがある。しかし、この構造では2枚の透光性基板が必要であり、部品点数の増加を招く。また、2枚の透光性基板を互いに位置合わせして積層しさらに互いに接着するなどの工程が必要となる。その結果、製造コストが高くなるという問題がある。
最近では、1枚の透光性基板の一方の面に多数の電極層を形成し、電極層間に静電容量を形成する静電容量式センサが開示されている。この静電容量式センサでは、透光性基板が1枚の構成であるため、部品数が少なく、製造工程数を削減できる。
特許文献1には、互いに交差する複数の配線の交差部分にブリッジ配線を設ける構成が記載されている。この構成では、複数の配線の交差部分に絶縁層を介してブリッジ配線を形成し、互いに交差する複数の配線間の絶縁性を確保している。
特開2011−191847号公報
しかしながら、絶縁層を介してブリッジ配線を形成する場合、ブリッジ配線の材料を塗布し、ブリッジ配線となる部分のみ残すようエッチングすると、ブリッジ配線の材料と下の電極層とのエッチング選択性によってエッチング残りや電極層のオーバエッチが生じるという問題がある。
そこで、本発明は、複数の電極層の交差部分にブリッジ配線を備えた静電容量式センサを生産性よく製造することができる静電容量式センサの製造方法、静電容量式センサ及び感光型導電性シートを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の静電容量式センサの製造方法は、基材の上に、互いに交差する方向に延びる第1電極と第2電極とを形成する静電容量式センサの製造方法であって、基材の上に第1電極の一部となるブリッジ配線部を形成する工程と、ブリッジ配線部の上に位置し、ブリッジ配線部の両端部の上に開口が設けられた絶縁層を形成する工程と、導電性材料が含まれた導電層を有する感光型導電性シートを絶縁層の上に貼り付けて、開口を介してブリッジ配線部と導電層と導通させる工程と、感光型導電性シートを露光及び現像して、ブリッジ配線部と導通して第1電極の一部となる第1島状電極部と、第1電極とは絶縁されて第2電極の一部となる第2島状電極部とを形成する工程と、を備えたことを特徴とする。このような構成によれば、基材の上にブリッジ配線部を形成した後、その上に第1島状電極部及び第2島状電極部を形成するため、ブリッジ配線部並びに第1島状電極部及び第2島状電極部の互いのエッチング選択性を考慮せずに各パターンを形成することができる。
本発明の静電容量式センサの製造方法において、第1島状電極部、第2島状電極部、ブリッジ配線部、絶縁層及び導電層のそれぞれは透光性を有することを特徴とする。このような構成によれば、透光性を有する静電容量式センサを形成することができる。
本発明の静電容量式センサの製造方法において、ブリッジ配線部を形成する工程は、導電性材料が含まれたブリッジ材料を印刷によって基材の上に塗布する工程を有していてもよい。このような構成によれば、ブリッジ配線部を印刷によって形成することができる。
本発明の静電容量式センサの製造方法において、ブリッジ配線部を形成する工程は、基材の上に導電部材が含まれたブリッジ構成層を形成する工程と、ブリッジ構成層をフォトリソグラフィ及びエッチングによってパターニングする工程と、を有していてもよい。このような構成によれば、ブリッジ配線部をフォトリソグラフィ及びエッチングによって形成することができる。
本発明の静電容量式センサの製造方法において、ブリッジ構成層は、第1透光性導電層と、第2透光性導電層と、第1透光性導電層と第2透光性導電層との間に設けられた金属層と、を有していてもよい。このような構成によれば、高い透光性を有し、低い電気抵抗のブリッジ配線部を形成することができる。
本発明の静電容量式センサの製造方法において、感光型導電性シートは、支持シートと、支持シートの面上に形成された感光性樹脂層と、感光性樹脂層の上に形成された導電層と、を有するシート層を含み、シート層の支持シートとは反対側の面は粘着性を有する構成であってもよい。このような構成によれば、開口を介して導電層をブリッジ配線部と導通させた状態で、支持シートを介して感光性樹脂層を露光することができる。
本発明の静電容量式センサの製造方法において、導電性材料は、導電性ナノ材料を含んでいても良い。また、導電性ナノ材料は、金ナノワイヤ、銀ナノワイヤ、銅ナノワイヤ及びカーボンナノチューブよりなる群から選択された少なくとも1つを含んでいてもよい。このような構成により、導電性ナノ材料を含む導電性材料によって透光性を有する低電気抵抗の第1電極及び第2電極を形成することができる。
本発明の静電容量式センサは、基材の上に設けられたブリッジ配線部と、基材の上及びブリッジ配線部の上に設けられた絶縁層と、少なくとも一部が絶縁層の上に設けられ、導電性材料を含む導電層により形成され、互いに絶縁された第1電極及び第2電極と、を備え、第1電極は、基材の表面に沿った第1方向に延在し、ブリッジ配線部を含み、第2電極は、基材の表面に沿った方向であって第1方向と直交する第2方向に延在し、ブリッジ配線部の上で絶縁層を介してブリッジ配線部と交差するよう設けられたことを特徴とする。このような構成によれば、基材上のブリッジ配線部の上に第1電極及び第2電極が設けられるため、平坦性に優れたブリッジ配線及び第1、第2電極を備えた静電容量式センサを提供することができる。
本発明の静電容量式センサにおいて、第1電極は、絶縁層に設けられたビアを介してブリッジ配線部と導通する複数の第1島状電極部を有し、第2電極は、ブリッジ配線部の上の絶縁層上に設けられた連結部と、連結部と一体的に形成される複数の第2島状電極部と、を有していてもよい。このような構成によれば、島状の第1電極及び第2電極を備えた静電容量式センサを提供することができる。
本発明の静電容量式センサにおいて、第1電極、第2電極、ブリッジ配線部及び絶縁層のそれぞれは透光性を有していてもよい。このような構成によれば、透光性を有する静電容量式センサを提供することができる。
本発明の静電容量式センサにおいて、第1電極及び第2電極のそれぞれは、導電層を含む感光型導電性シートによって形成されていてもよい。このような構成によれば、感光型導電性シートを露光及び現像することで生産性高く静電容量式センサを提供することができる。
本発明の静電容量式センサにおいて、感光型導電性シートは、導電層の絶縁層とは反対側に設けられた感光性樹脂層を有していてもよい。このような構成によれば、導電層をブリッジ配線部と導通させた状態で、感光性樹脂層を露光及び現像することで生産性高く静電容量式センサを提供することができる。
本発明の静電容量式センサにおいて、導電性材料は、導電性ナノ材料を含んでいても良い。また、導電性ナノ材料は、金ナノワイヤ、銀ナノワイヤ、銅ナノワイヤ及びカーボンナノチューブよりなる群から選択された少なくとも1つを含んでいてもよい。このような構成によれば、導電性ナノ材料を含む導電性材料によって高い透光性を有し、低い電気抵抗の第1電極及び第2電極を備えた静電容量式センサを提供することができる。
本発明のタッチパネルは、表示パネルと、表示パネルの上に設けられたタッチセンサとを備え、タッチセンサとして先に示した本発明の静電容量式センサを用いたことを特徴とする。このような構成によれば、平坦性に優れたブリッジ配線及び第1、第2電極を備えた静電容量式センサによって信頼性及び検出精度の高いタッチパネルを提供することができる。
本発明の電子機器は、先に示した本発明のタッチパネルを備えたことを特徴とする。このような構成によれば、信頼性及び検出精度の高いタッチパネルを備えた電子機器を提供することができる。
本発明によれば、複数の電極層の交差部分にブリッジ配線を備えた静電容量式センサを生産性よく製造することができる静電容量式センサの製造方法、静電容量式センサ及び感光型導電性シートを提供することが可能になる。
(a)及び(b)は、本実施形態に係る静電容量式センサを例示する平面図である。 (a)及び(b)は、静電容量式センサの一部の断面図である。 本実施形態に係る静電容量式センサの製造方法の流れを例示するフローチャートである。 (a)〜(h)は、本実施形態に係る静電容量式センサの製造方法を例示する図である。 感光型導電性シートを例示する断面図である。 (a)〜(d)は、感光型導電性シートを用いた第1及び第2電極の形成方法を例示する断面図である。 (a)及び(b)は適用例について示す模式図である。 (a)及び(b)は適用例について示す模式図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、同一の部材には同一の符号を付し、一度説明した部材については適宜その説明を省略する。
(静電容量式センサ)
図1(a)及び(b)は、本実施形態に係る静電容量式センサを例示する平面図である。図1(a)には静電容量式センサ1の全体図が表され、図1(b)には図1(a)のA部の拡大図が表される。
図1(a)に表したように、本実施形態に係る静電容量式センサ1は、基材10の検出領域Sに設けられた第1電極11及び第2電極12を備える。第1電極11は基材10の表面に沿ったX方向に延在し、第2電極12は基材10の表面に沿いX方向と直交するY方向に延在する。第1電極11及び第2電極12は互い絶縁される。本実施形態では、Y方向に所定のピッチで複数の第1電極11が配置され、X方向に所定のピッチで複数の第2電極12が配置される。
第1電極11は複数の第1島状電極部111を有する。本実施形態では、複数の第1島状電極部111は菱形に近い形状を有し、X方向に並んで配置される。また、第2電極12は複数の第2島状電極部121を有する。複数の第2島状電極部121も菱形に近い形状を有し、Y方向に並んで配置される。
複数の第1電極11のそれぞれには検出領域Sの外側へ引き出される引き出し配線11aが接続される。また、複数の第2電極12のそれぞれにも検出領域Sの外側へ引き出される引き出し配線12aが接続される。静電容量式センサ1では、各引き出し配線11a及び12aを流れる電流の変化を図示しない検出回路で検出する。すなわち、第1電極11及び第2電極12に所定の電位を与えた状態で、検出領域Sに指を近づけると、第1電極11及び第2電極12のそれぞれと指との間に容量が生じる。この容量によって生じる電位低下を検出することで、指が接近した検出領域S内でのX,Y座標を判定する。
図1(b)に表したように、第1電極11と第2電極12とは、隣り合う2つの第1島状電極部111の連結位置と、隣り合う2つの第2島状電極部121の連結位置とで交差している。この交差部分にブリッジ配線部20が設けられ、交差部分において第1電極11と第2電極12とが接触しないようになっている。
本実施形態において、隣り合う2つの第2島状電極部121の間には連結部122が設けられる。したがって、第2電極12は、Y方向に第2島状電極部121と連結部122とが交互に繰り返される構成となる。連結部122は第2島状電極部121と一体的に形成されていてもよい。
一方、隣り合う2つの第1島状電極部111の間にはブリッジ配線部20が設けられる。したがって、第1電極11は、X方向に第1島状電極部111とブリッジ配線部20とが交互に繰り返される構成となる。
図2(a)及び(b)は、静電容量式センサの一部の断面図である。図2(a)には図1(b)のX1−X1断面が表され、図2(b)には図1(b)のY1−Y1断面が表される。
基材10の上にはブリッジ配線部20が設けられる。ブリッジ配線部20は基材10の平坦な面10aに設けられる。ブリッジ配線部20の上には絶縁層30が設けられる。絶縁層30は、ブリッジ配線部20上およびその周辺部のみに島状に形成されてもよいし、全面に形成されてもよい。この絶縁層30の上に少なくとも一部が重なるように第1電極11及び第2電極12が設けられる。第1電極11及び第2電極12は同層に設けられる。
絶縁層30におけるブリッジ配線部20の両端部分には開口30hが設けられる。第1電極11は、開口30h内のビア112を介してブリッジ配線部20と導通する。これにより、第1電極11は、ブリッジ配線部20を介して第2電極12の連結部122の下を通る電流経路を構成する。第1電極11及び第2電極12の上には層間絶縁膜40が設けられ、その上に保護膜50が設けられる。
このような構成を備えた静電容量式センサ1においては、平坦な面10aの上にブリッジ配線部20が設けられているため、ブリッジ配線部20を精度よく安定した形状で形成することができる。また、第1電極11及び第2電極12は、絶縁層30の上における同層に設けられる。絶縁層30を全面に形成した場合には平坦性が高くなるため、絶縁層30の上に第1電極11及び第2電極12を精度よく安定した形状で形成することができる。
ここで、第1電極11、第2電極12、ブリッジ配線部20、絶縁層30及び導電層のそれぞれは透光性を有していてもよい。これにより、透光性を有する静電容量式センサ1が構成される。透光性を有する静電容量式センサ1は、タッチパネルなどに適用される。
また、第1電極11及び第2電極12のそれぞれは、感光型導電性シート(いわゆる、ドライフィルムレジストに導電層を有したシート)によって形成されてもよい。感光型導電性シートを用いることで、このシートを貼り付けて露光及び現像を行って第1電極11及び第2電極12を生産性高く形成することができる。また、感光型導電性シートが感光性樹脂層を備える場合には、その感光性樹脂層を層間絶縁膜40として利用してもよい。これにより、感光型導電性シートを露光及び現像して第1電極及び第2電極12を形成する際に、層間絶縁膜40をも形成できることになる。
感光型導電性シートを用いて第1電極11及び第2電極12を形成する場合、感光型導電性シートの導電層に含まれる導電性材料として、導電性ナノ材料を用いてもよい。導電性ナノ材料としては、金ナノワイヤ、銀ナノワイヤ、銅ナノワイヤ及びカーボンナノチューブよりなる群から選択された少なくとも1つが用いられる。導電性ナノ材料を用いることで、第1電極11及び第2電極12の高い透光性とともに低電気抵抗化を図ることができる。
(静電容量式センサの製造方法)
次に、本実施形態に係る静電容量式センサの製造方法について説明する。
図3は、本実施形態に係る静電容量式センサの製造方法の流れを例示するフローチャートである。
図4(a)〜(h)は、本実施形態に係る静電容量式センサの製造方法を例示する図である。図4(a)〜(d)には平面図が表され、図4(e)〜(h)には図4(a)〜(d)のそれぞれにおいて矢印で示す位置の断面図が表される。
まず、図3のステップS101に表したように、基材10の上にブリッジ配線部20を形成する工程を行う(図4(a)及び(e)参照)。基材10には、例えばガラスやアクリル樹脂、樹脂シートが用いられる。ブリッジ配線部20は、基材10の上にフォトリソグラフィ及びエッチングやスクリーン印刷によって形成される。例えば、フォトリソグラフィ及びエッチングで形成する場合、例えばITO(Indium Tin Oxide)層、金属層及びITO層の積層体をスパッタによって基材10上に形成し、その上にレジストを形成する。レジストを露光及び現像してパターニングした後、積層体をエッチングする。その後、レジストを剥離する。これにより、基材10上にパターニングされたブリッジ配線部20が形成される。
スクリーン印刷によって形成する場合、例えば銀ナノワイヤを含む導電膜を基材10上にスクリーン印刷する。次いで、銀ナノワイヤの導電膜をアニール及びロールプレスする。ここではフラッシュランプアニールを行ってもよい。これにより、基材10上にブリッジ配線部20が形成される。
次に、図3のステップS102に表したように、ブリッジ配線部20の上に絶縁層30を形成する工程を行う(図4(b)及び(f)参照)。絶縁層30におけるブリッジ配線部20の両端部の上には開口30hが設けられる。このような絶縁層30は、スクリーン印刷、ドライフィルムレジストや液状レジストによって形成される。例えば、スクリーン印刷で形成する場合、例えば高い透光性を有する絶縁材料(光学材料)をスクリーン印刷によって塗布し、アニールを施す。ドライフィルムレジストで形成する場合、例えば透光性を有するドライフィルムレジストを貼り付けた後、露光及び現像を行う。液状レジストで形成する場合、例えば透光性を有する液状レジストを塗布した後、露光及び現像を行う。これにより、開口30hを有する絶縁層30が形成される。絶縁層30はブリッジ配線部を覆って開口30hが形成されていればよく、全面に形成されても、島状に形成されてもよい。
次に、図3のステップS103に表したように、感光型導電性シート60を貼り付ける工程を行う(図4(c)及び(g)参照)。感光型導電性シート60を貼り付けることで、感光型導電性シート60の導電層61の一部が開口30h内のビア112となる。導電層61はこのビア112を介してブリッジ配線部20の両端部と接触することになる。
次に、図3のステップS104に表したように、第1電極11及び第2電極12を形成する工程を行う。すなわち、先のステップS103で貼り付けた感光型導電性シート60を露光及び現像することで、感光型導電性シート60の導電層61をパターニングして第1電極11及び第2電極12を形成する。このパターニングによって、互いに分離された第1電極11及び第2電極12が形成される。また、第1電極11として複数の第1島状電極部111が形成され、第2電極12として複数の第2島状電極部121及び連結部122が形成される。
感光型導電性シート60の感光性樹脂層62は、そのまま層間絶縁膜40として利用される。その後、層間絶縁膜40の上に保護膜50を形成する。これにより、静電容量式センサ1が完成する。
ここで、第1電極11及び第2電極12を形成するための感光型導電性シート60について説明する。図5は、感光型導電性シートを例示する断面図である。
図5に表したように、感光型導電性シート60は、支持シート610と、支持シート610の上に形成されたシート層620と、シート層620の上に形成された剥離シート630とを備える。シート層620は、支持シート610の面上に形成された感光性樹脂層62と、感光性樹脂層62の上に形成された導電層61とを含む。導電層61には導電性材料が含まれる。
このような感光型導電性シート60においては、シート層620の支持シート610とは反対側の面に粘着層63を有する。粘着層63は、導電層61に含まれていてもよいし、導電層61とは別の層として設けられていてもよい。
導電層61に含まれる導電性材料としては、例えば導電性ナノ材料が用いられる。導電性ナノ材料は、金ナノワイヤ、銀ナノワイヤ、銅ナノワイヤ及びカーボンナノチューブよりなる群から選択された少なくとも1つを含んでいてもよい。また、導電層61には感光性材料が含まれていることが望ましい。
図6(a)〜(d)は、感光型導電性シートを用いた第1及び第2電極の形成方法を例示する断面図である。図6(a)〜(d)に例示する工程は、図3のステップS103〜ステップS104(図4(c)、(d)、(g)及び(h))に示す工程に対応する。
まず、図6(a)に表したように、感光型導電性シート60の剥離シート630を剥がして、基材10上に形成された絶縁層30の上に貼り付ける。感光型導電性シート60は粘着層63によって絶縁層30の上に貼り付けられる。
次に、図6(b)に表したように、支持シート610を介して感光性樹脂層62を露光する。なお、導電層61に感光性材料が含まれている場合には、この露光によって感光性樹脂層62と導電層61とが露光される。
次に、図6(c)に表したように、感光型導電性シート60の支持シート610を剥離する。次で、図6(d)に表したように、露出した感光性樹脂層62の現像を行う。また、導電層61も露光されている場合には、この現像によって導電層61の現像も行われる。この処理によって、導電層61がパターニングされて第1電極11及び第2電極12が形成される。また、感光性樹脂層62をそのまま残すことで、感光性樹脂層62を層間絶縁膜40として利用することができる。
このような感光型導電性シート60を用いることで、シート状の材料を絶縁層30上に貼り付けて露光及び現像する処理によって、第1電極11及び第2電極12を生産性高く形成することが可能になる。
本実施形態に係る静電容量式センサ1の製造方法では、基材10の平坦な面10aの上にブリッジ配線部20を形成するため、ブリッジ配線部20を生産性高く、かつ精度よく形成することができる。また、第1電極11及び第2電極12を形成する工程よりも前にブリッジ配線部20を形成するため、ブリッジ配線部20を形成する際に第1電極11及び第2電極12とのエッチングの影響を考慮せずに済む。さらに、ブリッジ配線部20を形成する際のアライメントが不要になるため、ブリッジ配線部20のサイズや第1電極11及び第2電極12との位置関係の制約を受けにくくなる。これらのことより、静電容量式センサ1を生産性よく製造することが可能になる。
(適用例)
次に、本実施形態に係る静電容量式センサ1の適用例について説明する。
図7(a)〜図8(b)は適用例について示す模式図である。
図7(a)には静電容量式センサ1をタッチパネル200に適用した例が表される。タッチパネル200は、表示パネル210と、この表示パネル210の上に設けられた静電容量式センサ1とを備える。表示パネル210としては、例えば液晶表示パネルが用いられる。液晶表示パネルからなる表示パネル210は、互いに対向配置された駆動基板211及び対向基板212を有し、駆動基板211と対向基板212との間に液晶層213が設けられる。タッチセンサ220は、対向基板212の表側に設けられる。
図7(b)にはタッチパネル200を備えた電子機器300の例が表される。電子機器300は、例えばテレビである。電子機器300は、筐体310と表示部320とを備える。この表示部320の表面にタッチパネル200が設けられる。なお、電子機器300はテレビに限定されず、スマートフォン、携帯電話、タブレット型端末など他の機器であってもよい。
図8(a)にはタッチパネル200を備えたコンピュータ400の例(ノート型コンピュータ)が表される。コンピュータ400は、ディスプレイ410、キーボード420、入力パッド430などを備える。図8(b)に表したように、コンピュータ400は、中央演算部401、主記憶部402、副記憶部403、入力部404、出力部405及びインタフェース406を備える。キーボード420及び入力パッド430は入力部404の一例である。ディスプレイ410は出力部405の一例である。このディスプレイ410にタッチパネル200が含まれる。タッチパネル200は、入力部404及び出力部405の両方を兼ねた例である。
これらの機器に本実施形態の静電容量式センサ1を適用することで、精度よく接触位置を検出して機器に入力指示を与えることが可能になる。
以上説明したように、実施形態によれば、複数の電極層の交差部分にブリッジ配線を備えた静電容量式センサを生産性よく製造することができる静電容量式センサの製造方法、静電容量式センサ及び感光型導電性シートを提供することができる。
なお、上記に本実施の形態およびその適用例を説明したが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。例えば、前述の各実施の形態またはその適用例に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除、設計変更を行ったものや、各実施の形態の特徴を適宜組み合わせたものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含有される。
例えば、図3のステップ102において形成される絶縁層30は、開口30h以外の基材10全面を覆うように形成されているが、絶縁層は、ブリッジ配線部上およびその周辺のみに島状に形成されていてもよい。この場合には、第1島状電極部および第2島状電極部は、それらの一部が絶縁層上に形成され、他の部分は基材上に形成される。
本発明の静電容量センサは、テレビ、スマートフォン、携帯電話等の表示部や、ノート型コンピュータ等の出力部などに設けられるタッチセンサ等として好適である。
1…静電容量式センサ
10…基材
10a…面
11…第1電極
11a…引き出し配線
12…第2電極
12a…引き出し配線
20…ブリッジ配線部
30…絶縁層
30h…開口
40…層間絶縁膜
50…保護膜
60…感光型導電性シート
61…導電層
62…感光性樹脂層
63…粘着層
111…第1島状電極部
112…ビア
121…第2島状電極部
122…連結部
200…タッチパネル
210…表示パネル
211…駆動基板
212…対向基板
213…液晶層
220…タッチセンサ
300…電子機器
310…筐体
320…表示部
400…コンピュータ
401…中央演算部
402…主記憶部
403…副記憶部
404…入力部
405…出力部
406…インタフェース
410…ディスプレイ
420…キーボード
430…入力パッド
610…支持シート
620…シート層
630…剥離シート

Claims (17)

  1. 基材の上に、互いに交差する方向に延びる第1電極と第2電極とを形成する静電容量式センサの製造方法であって、
    前記基材の上に前記第1電極の一部となるブリッジ配線部を形成する工程と、
    前記ブリッジ配線部の上に位置し、前記ブリッジ配線部の両端部の上に開口が設けられた絶縁層を形成する工程と、
    導電性材料が含まれた導電層を有する感光型導電性シートを前記絶縁層の上に貼り付けて、前記開口を介して前記ブリッジ配線部と前記導電層と導通させる工程と、
    前記感光型導電性シートを露光及び現像して、前記ブリッジ配線部と導通して前記第1電極の一部となる第1島状電極部と、前記第1電極とは絶縁されて前記第2電極の一部となる第2島状電極部とを形成する工程と、
    を備えたことを特徴とする静電容量式センサの製造方法。
  2. 前記第1島状電極部、前記第2島状電極部、前記ブリッジ配線部、前記絶縁層及び前記導電層のそれぞれは透光性を有することを特徴とする請求項1記載の静電容量式センサの製造方法。
  3. 前記ブリッジ配線部を形成する工程は、導電性材料が含まれたブリッジ材料を印刷によって前記基材の上に塗布する工程を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の静電容量式センサの製造方法。
  4. 前記ブリッジ配線部を形成する工程は、
    前記基材の上に導電部材が含まれたブリッジ構成層を形成する工程と、
    前記ブリッジ構成層をフォトリソグラフィ及びエッチングによってパターニングする工程と、を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の静電容量式センサの製造方法。
  5. 前記ブリッジ構成層は、
    第1透光性導電層と、
    第2透光性導電層と、
    前記第1透光性導電層と前記第2透光性導電層との間に設けられた金属層と、を有することを特徴とする請求項4記載の静電容量式センサの製造方法。
  6. 前記感光型導電性シートは、
    支持シートと、
    前記支持シートの面上に形成された感光性樹脂層と、
    前記感光性樹脂層の上に形成された前記導電層と、を有するシート層を含み、
    前記シート層の前記支持シートとは反対側の面は粘着性を有することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の静電容量式センサの製造方法。
  7. 前記導電性材料は、導電性ナノ材料を含むことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の静電容量式センサの製造方法。
  8. 前記導電性ナノ材料は、金ナノワイヤ、銀ナノワイヤ、銅ナノワイヤ及びカーボンナノチューブよりなる群から選択された少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項7記載の静電容量式センサの製造方法。
  9. 基材の上に設けられたブリッジ配線部と、
    前記基材の上及び前記ブリッジ配線部の上に設けられた絶縁層と、
    少なくとも一部が前記絶縁層の上に設けられ、導電性材料を含む導電層により形成され、互いに絶縁された第1電極及び第2電極と、
    を備え、
    前記第1電極は、前記基材の表面に沿った第1方向に延在し、前記ブリッジ配線部を含み、
    前記第2電極は、前記基材の表面に沿った方向であって前記第1方向と直交する第2方向に延在し、前記ブリッジ配線部の上で前記絶縁層を介して前記ブリッジ配線部と交差するよう設けられたことを特徴とする静電容量式センサ。
  10. 前記第1電極は、前記絶縁層に設けられたビアを介して前記ブリッジ配線部と導通する複数の第1島状電極部を有し、
    前記第2電極は、前記ブリッジ配線部の上の前記絶縁層上に設けられた連結部と、前記連結部と一体的に形成される複数の第2島状電極部と、を有することを特徴とする請求項9記載の静電容量式センサ。
  11. 前記第1電極、前記第2電極、前記ブリッジ配線部及び前記絶縁層のそれぞれは透光性を有することを特徴とする請求項9または請求項10に記載の静電容量式センサ。
  12. 前記第1電極及び前記第2電極のそれぞれは、前記導電層を含む感光型導電性シートによって形成されたことを特徴とする請求項9〜請求項10のいずれか1項に記載の静電容量式センサ。
  13. 前記感光型導電性シートは、前記導電層の前記絶縁層とは反対側に設けられた感光性樹脂層を有することを特徴とする請求項12記載の静電容量式センサ。
  14. 前記導電性材料は、導電性ナノ材料を含むことを特徴とする請求項9〜請求項13のいずれか1項に記載の静電容量式センサ。
  15. 前記導電性ナノ材料は、金ナノワイヤ、銀ナノワイヤ、銅ナノワイヤ及びカーボンナノチューブよりなる群から選択された少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項14記載の静電容量式センサ。
  16. 表示パネルと、
    前記表示パネルの上に設けられたタッチセンサと、
    を備え、
    前記タッチセンサは、請求項9〜請求項15のいずれか1項に記載の静電容量式センサであることを特徴とするタッチパネル。
  17. 請求項16記載のタッチパネルを備えたことを特徴とする電子機器。
JP2015007254A 2015-01-16 2015-01-16 静電容量式センサの製造方法、静電容量式センサ、感光型導電性シート、タッチパネル及び電子機器 Withdrawn JP2016133937A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015007254A JP2016133937A (ja) 2015-01-16 2015-01-16 静電容量式センサの製造方法、静電容量式センサ、感光型導電性シート、タッチパネル及び電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015007254A JP2016133937A (ja) 2015-01-16 2015-01-16 静電容量式センサの製造方法、静電容量式センサ、感光型導電性シート、タッチパネル及び電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016133937A true JP2016133937A (ja) 2016-07-25

Family

ID=56426260

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015007254A Withdrawn JP2016133937A (ja) 2015-01-16 2015-01-16 静電容量式センサの製造方法、静電容量式センサ、感光型導電性シート、タッチパネル及び電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016133937A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018080076A1 (en) * 2016-10-31 2018-05-03 Samsung Electronics Co., Ltd. Display apparatus and manufacturing method thereof

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010160670A (ja) * 2009-01-08 2010-07-22 Seiko Epson Corp タッチパネルの製造方法、タッチパネル、表示装置、及び電子機器
JP2011128674A (ja) * 2009-12-15 2011-06-30 Sony Corp 静電容量型入力装置およびその製造方法
JP2013508803A (ja) * 2009-10-16 2013-03-07 エルジー イノテック カンパニー リミテッド タッチパネル及びその製造方法
WO2013151052A1 (ja) * 2012-04-04 2013-10-10 日立化成株式会社 導電パターンの形成方法及び導電パターン基板

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010160670A (ja) * 2009-01-08 2010-07-22 Seiko Epson Corp タッチパネルの製造方法、タッチパネル、表示装置、及び電子機器
JP2013508803A (ja) * 2009-10-16 2013-03-07 エルジー イノテック カンパニー リミテッド タッチパネル及びその製造方法
JP2011128674A (ja) * 2009-12-15 2011-06-30 Sony Corp 静電容量型入力装置およびその製造方法
WO2013151052A1 (ja) * 2012-04-04 2013-10-10 日立化成株式会社 導電パターンの形成方法及び導電パターン基板

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018080076A1 (en) * 2016-10-31 2018-05-03 Samsung Electronics Co., Ltd. Display apparatus and manufacturing method thereof
US10684715B2 (en) 2016-10-31 2020-06-16 Samsung Electronics Co., Ltd. Display apparatus and manufacturing method thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102052165B1 (ko) 터치스크린 패널의 제조방법
US9217890B2 (en) Touch screen panel and method for manufacturing the same
KR102277379B1 (ko) 터치 패널 및 그 제조 방법
JP5685411B2 (ja) タッチパネル
US8614403B2 (en) Electrostatic capacitance type input device
US9229555B2 (en) Touch screen panel and method of manufacturing the same
CN108255359B (zh) 触控面板及其制造方法
TW201213936A (en) Method for fabricating touch panel
TWI566153B (zh) 觸控面板及其製作方法與觸控顯示面板
JP6233075B2 (ja) タッチパネルセンサおよびタッチパネルセンサを備える入出力装置
KR20140112894A (ko) 터치 스크린 패널 및 그 제조 방법
US20200150804A1 (en) Touch substrate and method of fabracating the same, touch display device
CN111625143B (zh) 触控基板及其制作方法
WO2016002461A1 (ja) 入力装置およびその製造方法
KR102412096B1 (ko) 터치 패널, 이를 포함하는 표시 장치, 및 터치 패널 제조 방법
KR101481567B1 (ko) 터치 스크린 패널 및 터치 스크린 패널 제조 방법
KR20140112892A (ko) 터치 스크린 패널 및 그 제조 방법
KR20140100089A (ko) 터치 스크린 패널 및 그 제조 방법
JP6405298B2 (ja) 静電容量式センサ、タッチパネルおよび電子機器
JP2014029682A (ja) タッチパネル
JP2016133937A (ja) 静電容量式センサの製造方法、静電容量式センサ、感光型導電性シート、タッチパネル及び電子機器
JP2015069634A (ja) タッチパネル及びその製造方法
JP6676450B2 (ja) タッチセンサ及びタッチセンサの製造方法
JP2013156949A (ja) タッチパネル
JP6417049B2 (ja) 入力装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180710

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180711

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20180802