JP2016133754A - プロジェクター - Google Patents
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Abstract
【課題】小型化できるプロジェクターを提供すること。
【解決手段】プロジェクター1は、外装を構成し、開口部231を有する外装筐体2と、外装筐体2内に配置され、開口部231を介して画像を投射する投射レンズと、開口部231を開閉するレンズシャッター5と、を備え、レンズシャッター5は、投射レンズの外周に沿う第1方向及び前記第1方向とは反対方向である第2方向に移動可能に設けられる移動部材(レバー50)と、開口部231に応じてそれぞれ設けられ、移動部材(レバー50)の移動に伴って、一方が第1方向に移動し、他方が第2方向に移動して、開口部を開閉する一対の羽根部材(左羽根部材5L及び右羽根部材5R)と、を有する。
【選択図】図4
【解決手段】プロジェクター1は、外装を構成し、開口部231を有する外装筐体2と、外装筐体2内に配置され、開口部231を介して画像を投射する投射レンズと、開口部231を開閉するレンズシャッター5と、を備え、レンズシャッター5は、投射レンズの外周に沿う第1方向及び前記第1方向とは反対方向である第2方向に移動可能に設けられる移動部材(レバー50)と、開口部231に応じてそれぞれ設けられ、移動部材(レバー50)の移動に伴って、一方が第1方向に移動し、他方が第2方向に移動して、開口部を開閉する一対の羽根部材(左羽根部材5L及び右羽根部材5R)と、を有する。
【選択図】図4
Description
本発明は、プロジェクターに関する。
従来、光源装置と、当該光源装置から出射された光を変調して画像情報に応じた画像を形成する光変調装置と、当該画像をスクリーン等の被投射面上に拡大投射する投射光学装置とを備えたプロジェクターが知られている。このようなプロジェクターとして、外部に露出する投射光学装置を保護するシャッターを備えたプロジェクターが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載のプロジェクターは、投射光学装置(投射レンズ)等を内部に収納する外装筐体を備え、当該外装筐体は、投射光学装置を露出させる開口部と、当該開口部を開閉する板状のシャッターとを備える。このシャッターは、外装筐体において当該開口部が形成された面に沿って移動可能に構成されている。このシャッターが一方に移動されると開口部が開放されて投射光学装置が露出され、これにより、画像を被投射面上に投射可能な状態となる。また、シャッターが他方に移動されると、開口部が閉塞され、これにより、投射光学装置を保護できる。
ところで、特許文献1に記載のプロジェクターでは、板状のシャッターは、開口部が形成された面に沿って移動可能に構成されている。このため、開口部より大きな板状のシャッターを退避させるスペースを外装筐体に設ける必要があり、プロジェクターの小型化を図りづらい。
また、外装筐体において上記開口部が形成された面には、例えば、排気口やリモコンからの信号を受信する受信部が設けられる場合がある。この場合、上記スペースを確保すると、当該排気口及び受信部の配置位置に制約が加わって、プロジェクターを小型化しづらいという問題がある。
特に、短焦点型のプロジェクターでは、画像の投射方向側に膨出した形状を有する投射レンズが採用される場合がある。このような投射レンズの形状に合わせた1つのシャッターを移動させる構成では、当該シャッターを退避するスペースをより大きくする必要があり、プロジェクターの小型化が図りづらいという問題が顕著となる。
また、外装筐体において上記開口部が形成された面には、例えば、排気口やリモコンからの信号を受信する受信部が設けられる場合がある。この場合、上記スペースを確保すると、当該排気口及び受信部の配置位置に制約が加わって、プロジェクターを小型化しづらいという問題がある。
特に、短焦点型のプロジェクターでは、画像の投射方向側に膨出した形状を有する投射レンズが採用される場合がある。このような投射レンズの形状に合わせた1つのシャッターを移動させる構成では、当該シャッターを退避するスペースをより大きくする必要があり、プロジェクターの小型化が図りづらいという問題が顕著となる。
本発明は、上記課題の少なくとも一部を解決することを目的としたものであり、小型化できるプロジェクターを提供することを目的の1つとする。
本発明の一態様に係るプロジェクターは、外装を構成し、開口部を有する外装筐体と、前記外装筐体内に配置され、前記開口部を介して画像を投射する投射レンズと、前記開口部を開閉するシャッターと、を備え、前記シャッターは、前記投射レンズの外周に沿う第1方向及び前記第1方向とは反対方向である第2方向に移動可能に設けられる移動部材と、前記開口部に応じてそれぞれ設けられ、前記移動部材の移動に伴って、一方が前記第1方向に移動し、他方が前記第2方向に移動して、前記開口部を開閉する一対の羽根部材と、を有することを特徴とする。
なお、移動部材としては、シャッターを移動させ開口部を開閉させる際に、操作者によって操作されるレバーを例示できる。
以下、上記第1方向及び上記第2方向のうち、開口部を開放する方向を開放方向とし、開口部を閉塞する方向を閉塞する方向とする。
上記一態様によれば、開放方向に移動部材が移動されると、一対の羽根部材のうちの一方の羽根部材は当該移動部材と同方向に移動され、他方の羽根部材は当該一方の羽根部材の移動方向とは反対方向に移動される。これにより、開口部が開放される。また、閉塞方向に移動部材が移動されると、一対の羽根部材のうちの一方の羽根部材は当該移動部材と同方向に移動され、他方の羽根部材が当該一方の羽根部材の移動方向とは反対方向に移動される。このように開口部が開放される際に、一対の羽根部材のそれぞれは、互いに反対方向に移動されて、開口部の外側に収納されるので、各羽根部材が収納されるスペースを分散できる。
これによれば、各羽根部材が収納されるスペースを、上記特許文献1に記載のシャッターが収納されるスペースより小さくすることができる他、外装筐体において当該スペースを比較的容易に確保できる。
また、各羽根部材が互いに反対方向に移動することにより、1つのシャッターが開口部を開閉する場合の移動距離に比べて、各羽根部材の移動距離、ひいては、移動部材の移動距離(ストローク)を短縮できる。
従って、各羽根部材の収納スペースを小さくすることができる他、各羽根部材及び移動部材の移動スペースを小さくすることができるので、外装筐体を小型化でき、ひいては、プロジェクターを小型化できる。
以下、上記第1方向及び上記第2方向のうち、開口部を開放する方向を開放方向とし、開口部を閉塞する方向を閉塞する方向とする。
上記一態様によれば、開放方向に移動部材が移動されると、一対の羽根部材のうちの一方の羽根部材は当該移動部材と同方向に移動され、他方の羽根部材は当該一方の羽根部材の移動方向とは反対方向に移動される。これにより、開口部が開放される。また、閉塞方向に移動部材が移動されると、一対の羽根部材のうちの一方の羽根部材は当該移動部材と同方向に移動され、他方の羽根部材が当該一方の羽根部材の移動方向とは反対方向に移動される。このように開口部が開放される際に、一対の羽根部材のそれぞれは、互いに反対方向に移動されて、開口部の外側に収納されるので、各羽根部材が収納されるスペースを分散できる。
これによれば、各羽根部材が収納されるスペースを、上記特許文献1に記載のシャッターが収納されるスペースより小さくすることができる他、外装筐体において当該スペースを比較的容易に確保できる。
また、各羽根部材が互いに反対方向に移動することにより、1つのシャッターが開口部を開閉する場合の移動距離に比べて、各羽根部材の移動距離、ひいては、移動部材の移動距離(ストローク)を短縮できる。
従って、各羽根部材の収納スペースを小さくすることができる他、各羽根部材及び移動部材の移動スペースを小さくすることができるので、外装筐体を小型化でき、ひいては、プロジェクターを小型化できる。
上記一態様では、前記投射レンズは、前記投射方向側の端縁が前記投射方向側に膨出した形状を有し、前記一対の羽根部材の少なくともいずれかは、前記投射レンズの膨出部分に沿う形状を有することが好ましい。
上記一態様によれば、一対の羽根部材が投射レンズの膨出部分に沿う形状(例えば円弧状)に形成され、これら羽根部材は、上記外周方向に沿って移動する。これによれば、上記板状のシャッターが用いられる場合に比べて、投射レンズにおける投射方向側の面と各羽根部材との距離を短縮できる。従って、これら投射レンズ及びシャッターを収納する外装筐体(特に投射レンズ近傍の外装筐体)を小さくできる。
上記一態様によれば、一対の羽根部材が投射レンズの膨出部分に沿う形状(例えば円弧状)に形成され、これら羽根部材は、上記外周方向に沿って移動する。これによれば、上記板状のシャッターが用いられる場合に比べて、投射レンズにおける投射方向側の面と各羽根部材との距離を短縮できる。従って、これら投射レンズ及びシャッターを収納する外装筐体(特に投射レンズ近傍の外装筐体)を小さくできる。
上記一態様では、前記一対の羽根部材は、少なくとも一部が重なって配置される複数の羽根をそれぞれ有し、前記開口部を開放した状態の前記複数の羽根のそれぞれの重なり範囲は、前記開口部を閉塞した状態の前記複数の羽根のそれぞれの重なり範囲よりも大きいことが好ましい。
なお、上記複数の羽根としては、2枚の羽根の他、3枚以上の羽根を例示できる。
上記一態様によれば、一対の羽根部材のそれぞれを構成する複数の羽根は、上記開口部を開放する際に、当該開口部を閉塞する場合に互いに重なる範囲より大きな範囲にて重なって収納されることとなる。これによれば、外装筐体において上記複数の羽根が収納されるスペースを小さくできる。従って、プロジェクターを小型化できる。
なお、上記複数の羽根としては、2枚の羽根の他、3枚以上の羽根を例示できる。
上記一態様によれば、一対の羽根部材のそれぞれを構成する複数の羽根は、上記開口部を開放する際に、当該開口部を閉塞する場合に互いに重なる範囲より大きな範囲にて重なって収納されることとなる。これによれば、外装筐体において上記複数の羽根が収納されるスペースを小さくできる。従って、プロジェクターを小型化できる。
上記一態様では、前記複数の羽根は、第1羽根と、前記第1羽根に対して前記投射レンズ側に配置される第2羽根と、を含み、前記一対の羽根部材のうち一方の羽根部材が有する前記第1羽根は、前記移動部材に接続され、それぞれの前記第1羽根は、前記開口部を開放する開放方向に前記第1羽根が移動された際に前記第2羽根に当接して、前記第2羽根を前記開放方向に移動させる第1当接部と、前記開口部を閉塞する閉塞方向に前記第1羽根が移動された際に前記第2羽根に当接して、前記第2羽根を前記閉塞方向に移動させる第2当接部と、を有することが好ましい。
上記一態様によれば、上記第1方向及び第2方向のうち、開口部を開放させる方向に移動部材が移動されると、当該移動部材と接続される第1羽根の第1当接部が第2羽根に当接して、当該第1羽根の移動方向に第2羽根を移動させるので、第1羽根の開放方向への移動に伴って第2羽根を同方向に確実に移動させることができる。
また、上記第1方向及び第2方向のうち、開口部を閉塞する方向に移動部材が移動されると、当該移動部材と接続される第1羽根の第2当接部が第2羽根に当接して、当該第1羽根の移動方向に第2羽根を移動させるので、第1羽根の閉塞方向への移動に伴って第2羽根を同方向に確実に移動させることができる。
そして、一対の羽根部材のうち、一方の羽根部材は、移動部材と接続される第1羽根を有し、当該一方の羽根部材と連動して、当該一方の羽根部材とは反対方向に移動される他方の羽根部材も、上記第1羽根及び上記第2羽根を有することにより、当該第1羽根の開放方向及び閉塞方向への移動に伴って第2羽根を同方向に確実に移動させることができる。従って、開口部の開閉を確実かつ円滑に行うことができる。
また、上記第1方向及び第2方向のうち、開口部を閉塞する方向に移動部材が移動されると、当該移動部材と接続される第1羽根の第2当接部が第2羽根に当接して、当該第1羽根の移動方向に第2羽根を移動させるので、第1羽根の閉塞方向への移動に伴って第2羽根を同方向に確実に移動させることができる。
そして、一対の羽根部材のうち、一方の羽根部材は、移動部材と接続される第1羽根を有し、当該一方の羽根部材と連動して、当該一方の羽根部材とは反対方向に移動される他方の羽根部材も、上記第1羽根及び上記第2羽根を有することにより、当該第1羽根の開放方向及び閉塞方向への移動に伴って第2羽根を同方向に確実に移動させることができる。従って、開口部の開閉を確実かつ円滑に行うことができる。
上記一態様では、それぞれの前記第1羽根は、互いに噛合する歯車部を有し、それぞれの前記第2羽根は、前記歯車部の回転軸と同軸で保持されることが好ましい。
上記一態様によれば、一対の羽根部材のそれぞれが有する第1羽根は、歯車部にて互いに噛合していることから、移動部材の移動に伴って一方の第1羽根が移動されると、他方の第1羽根を、当該第1羽根とは反対方向に確実に移動させることができる。従って、上記のように、各第1羽根の移動に伴い、各第2羽根を確実に移動させることができるので、移動部材の移動によって、開口部の開閉を確実に実施できる。
また、第1羽根及び第2羽根が同軸で保持されるので、第2羽根を第1羽根と同軸で回動させることができ、第1羽根及び第2羽根を円滑に移動させることができる。従って、開口部を確実に円滑に開放及び閉塞できる。
上記一態様によれば、一対の羽根部材のそれぞれが有する第1羽根は、歯車部にて互いに噛合していることから、移動部材の移動に伴って一方の第1羽根が移動されると、他方の第1羽根を、当該第1羽根とは反対方向に確実に移動させることができる。従って、上記のように、各第1羽根の移動に伴い、各第2羽根を確実に移動させることができるので、移動部材の移動によって、開口部の開閉を確実に実施できる。
また、第1羽根及び第2羽根が同軸で保持されるので、第2羽根を第1羽根と同軸で回動させることができ、第1羽根及び第2羽根を円滑に移動させることができる。従って、開口部を確実に円滑に開放及び閉塞できる。
上記一態様では、前記投射レンズは、前記投射方向側から見て円の一端側が切り欠かれた形状を有し、前記一対の羽根部材のそれぞれにおける少なくとも一部は、前記投射レンズによる画像の投射方向側から見て前記一端側の位置に収納されて、前記開口部を開放することが好ましい。
上記一態様によれば、一対の羽根部材のそれぞれにおける少なくとも一部は、上記投射方向側から見て、投射レンズの形状における切欠側の位置に収納されるので、外装筐体において使用されないスペースに当該一対の羽根部材を配置できる。従って、外装筐体内のデッドスペースを活用して一対の羽根部材を収納できるので、外装筐体の小型化を促進でき、ひいては、プロジェクターの小型化を促進できる。
上記一態様によれば、一対の羽根部材のそれぞれにおける少なくとも一部は、上記投射方向側から見て、投射レンズの形状における切欠側の位置に収納されるので、外装筐体において使用されないスペースに当該一対の羽根部材を配置できる。従って、外装筐体内のデッドスペースを活用して一対の羽根部材を収納できるので、外装筐体の小型化を促進でき、ひいては、プロジェクターの小型化を促進できる。
以下、本発明の一実施形態について図面に基づいて説明する。
[プロジェクターの概略]
図1は、本実施形態に係るプロジェクター1を正面側から見た斜視図である。
本実施形態に係るプロジェクター1は、後述する光源装置41から出射された光を変調して画像情報に応じた画像を形成し、当該画像をスクリーン等の被投射面上に拡大投射する短焦点型のプロジェクターである。このプロジェクター1は、図1に示すように外装筐体2、当該外装筐体2内に収納される装置本体3(図2参照)、及び、外装筐体2に取り付けられるレンズシャッター5を備える。
なお、このプロジェクター1は、所定の設置面に後述する底面部2Bを対向させて載置される正置き姿勢だけでなく、当該正置き姿勢とは上下が逆の逆置き姿勢でも使用できるように構成されている。
[プロジェクターの概略]
図1は、本実施形態に係るプロジェクター1を正面側から見た斜視図である。
本実施形態に係るプロジェクター1は、後述する光源装置41から出射された光を変調して画像情報に応じた画像を形成し、当該画像をスクリーン等の被投射面上に拡大投射する短焦点型のプロジェクターである。このプロジェクター1は、図1に示すように外装筐体2、当該外装筐体2内に収納される装置本体3(図2参照)、及び、外装筐体2に取り付けられるレンズシャッター5を備える。
なお、このプロジェクター1は、所定の設置面に後述する底面部2Bを対向させて載置される正置き姿勢だけでなく、当該正置き姿勢とは上下が逆の逆置き姿勢でも使用できるように構成されている。
[外装筐体の構成]
外装筐体2は、全体略直方体形状を有し、本実施形態では合成樹脂により形成されている。この外装筐体2は、アッパーケース21、ロアーケース22、フロントケース23及びリアケース24が組み合わされて構成されている。
これらのうち、アッパーケース21により、外装筐体2の天面部2Aと、左右の両側面部2E及び2Fのそれぞれの一部とが構成される。また、ロアーケース22により、外装筐体2の底面部2Bと、左右の両側面部2E及び2Fのそれぞれの一部とが構成される。
更に、フロントケース23により、外装筐体2の正面部2Cが構成され、リアケース24により、背面部2Dが構成される。
なお、以下の図及び説明において、Z方向は、後述する投射光学装置46から投射された光の進行方向(投射方向)を示し、X方向及びY方向は、当該Z方向に直交し、かつ、互いに直交する方向を示す。これらのうち、Y方向は、平面視でZ方向が水平方向に沿うようにプロジェクター1が配置された場合に、鉛直方向とは反対方向である上方(すなわち、外装筐体2の底面部2Bから天面部2Aに向かう方向)を示し、X方向は、Z方向側(光の進行方向側)から見て左から右に向かう方向を示す。
外装筐体2は、全体略直方体形状を有し、本実施形態では合成樹脂により形成されている。この外装筐体2は、アッパーケース21、ロアーケース22、フロントケース23及びリアケース24が組み合わされて構成されている。
これらのうち、アッパーケース21により、外装筐体2の天面部2Aと、左右の両側面部2E及び2Fのそれぞれの一部とが構成される。また、ロアーケース22により、外装筐体2の底面部2Bと、左右の両側面部2E及び2Fのそれぞれの一部とが構成される。
更に、フロントケース23により、外装筐体2の正面部2Cが構成され、リアケース24により、背面部2Dが構成される。
なお、以下の図及び説明において、Z方向は、後述する投射光学装置46から投射された光の進行方向(投射方向)を示し、X方向及びY方向は、当該Z方向に直交し、かつ、互いに直交する方向を示す。これらのうち、Y方向は、平面視でZ方向が水平方向に沿うようにプロジェクター1が配置された場合に、鉛直方向とは反対方向である上方(すなわち、外装筐体2の底面部2Bから天面部2Aに向かう方向)を示し、X方向は、Z方向側(光の進行方向側)から見て左から右に向かう方向を示す。
[開口部の構成]
外装筐体2を構成するフロントケース23は、図1に示すように、上記投射光学装置46から投射される画像が通過する開口部231を有する。すなわち、開口部231は、投射光学装置46の一部、すなわち、後述する投射レンズ461を露出させる。
このような開口部231は、図1に示すように、Y方向側の寸法よりY方向とは反対方向側の寸法が小さく形成されている。すなわち、開口部231は、プロジェクター1が所定の設置面に設置された際の下部が上部より小さい形状に形成されている。具体的に、投射レンズ461は、Z方向側から見たときに、円形状をX方向に沿う直線で切り欠いた略半円形状である。このレンズ4611から出射される光の出射範囲は、開口部231より若干小さい範囲である。換言すると、開口部231は、レンズ461から出射される光を遮らない形状に形成されている。
外装筐体2を構成するフロントケース23は、図1に示すように、上記投射光学装置46から投射される画像が通過する開口部231を有する。すなわち、開口部231は、投射光学装置46の一部、すなわち、後述する投射レンズ461を露出させる。
このような開口部231は、図1に示すように、Y方向側の寸法よりY方向とは反対方向側の寸法が小さく形成されている。すなわち、開口部231は、プロジェクター1が所定の設置面に設置された際の下部が上部より小さい形状に形成されている。具体的に、投射レンズ461は、Z方向側から見たときに、円形状をX方向に沿う直線で切り欠いた略半円形状である。このレンズ4611から出射される光の出射範囲は、開口部231より若干小さい範囲である。換言すると、開口部231は、レンズ461から出射される光を遮らない形状に形成されている。
また、フロントケース23の開口部231の天面部2A側には、X方向に沿う直状の切欠き232が形成されている。この切欠き232からは、レンズシャッター5を構成するレバー50の操作部502が配置されている。このレバー50は、本発明の移動部材に相当し、当該レバー50の操作部502をX方向(第1方向)及びX方向と反対方向(第2方向)に移動させることにより、レンズシャッター5を開放状態及び閉塞状態にできる。なお、このレンズシャッター5の構成については、後に詳述する。
更に、フロントケース23の開口部231のY方向とは反対方向側の位置には、2つの収納領域233R,233Lが設けられている。これら収納領域233R,233Lについては、詳しくは後述するが、収納領域233Rは、レンズシャッター5を構成する一対の羽根部材のうち、右羽根部材5Rが収納される。また、収納領域233Lには、レンズシャッター5を構成する左羽根部材5Lが収納される。
[装置本体の構成]
図2は、外装筐体2内に設けられる装置本体3の構成を示す模式図である。
装置本体3は、図2に示すように、画像を形成及び投射する光学ユニット4を備える。
この他、装置本体3は、図示を省略するが、音声出力ユニット、プロジェクター1全体を制御する制御ユニット、プロジェクター1の構成部品に電力を供給する電源ユニット、及び、冷却対象を冷却する冷却ユニットを備える。
図2は、外装筐体2内に設けられる装置本体3の構成を示す模式図である。
装置本体3は、図2に示すように、画像を形成及び投射する光学ユニット4を備える。
この他、装置本体3は、図示を省略するが、音声出力ユニット、プロジェクター1全体を制御する制御ユニット、プロジェクター1の構成部品に電力を供給する電源ユニット、及び、冷却対象を冷却する冷却ユニットを備える。
[光学ユニットの構成]
光学ユニット4は、不図示の制御ユニットによる制御の下、画像情報に応じた画像を形成及び投射する。この光学ユニット4は、光源装置41、照明光学装置42、色分離装置43、リレー装置44、電気光学装置45及び投射光学装置46と、これらを支持する光学部品用筐体47と、を備える。
光学ユニット4は、不図示の制御ユニットによる制御の下、画像情報に応じた画像を形成及び投射する。この光学ユニット4は、光源装置41、照明光学装置42、色分離装置43、リレー装置44、電気光学装置45及び投射光学装置46と、これらを支持する光学部品用筐体47と、を備える。
光源装置41は、光源ランプ411及びリフレクター412を有し、照明光学装置42に光束を出射する。
照明光学装置42は、光源装置41から出射された光束の中心軸に対する直交面内の照度を均一化する。この照明光学装置42は、光源装置41からの光の入射順に、第1レンズアレイ421、調光装置425、第2レンズアレイ422、偏光変換素子423及び重畳レンズ424を有する。
照明光学装置42は、光源装置41から出射された光束の中心軸に対する直交面内の照度を均一化する。この照明光学装置42は、光源装置41からの光の入射順に、第1レンズアレイ421、調光装置425、第2レンズアレイ422、偏光変換素子423及び重畳レンズ424を有する。
色分離装置43は、照明光学装置42から入射される光束を、赤(R)、緑(G)及び青(B)の3つの色光に分離する。この色分離装置43は、ダイクロイックミラー431,432及び反射ミラー433を有する。
リレー装置44は、分離された3つの色光のうち、他の色光に比べて光路が長い赤色光の光路上に設けられる。このリレー装置44は、入射側レンズ441、リレーレンズ443及び反射ミラー442,444を有する。
リレー装置44は、分離された3つの色光のうち、他の色光に比べて光路が長い赤色光の光路上に設けられる。このリレー装置44は、入射側レンズ441、リレーレンズ443及び反射ミラー442,444を有する。
電気光学装置45は、分離された各色光を画像情報に応じてそれぞれ変調した後、変調された各色光を合成する。この電気光学装置45は、色光ごとに設けられる3つのフィールドレンズ451、3つの入射側偏光板452、光変調装置としての3つの液晶パネル453(赤、緑及び青用の液晶パネルをそれぞれ453R,453G,453Bとする)及び3つの出射側偏光板454と、変調された各色光を合成する色合成光学装置としてのクロスダイクロイックプリズム455とを有する。
投射光学装置46は、合成された色光(画像を形成する光束)を上記被投射面上に拡大投射する投射レンズ461と、鏡筒462と、を備えた組レンズとして構成されている。このような投射光学装置46(詳しくは投射レンズ461)により投射される光は、フロントケース23の開口部231(図3参照)から投射される。
投射光学装置46は、合成された色光(画像を形成する光束)を上記被投射面上に拡大投射する投射レンズ461と、鏡筒462と、を備えた組レンズとして構成されている。このような投射光学装置46(詳しくは投射レンズ461)により投射される光は、フロントケース23の開口部231(図3参照)から投射される。
図3は、プロジェクター1の投射光学装置46の中心軸を含むYZ平面での断面を右側面部2F側から見た断面図である。なお、図3では、フロントケース23及びレンズシャッター5は、図示していない。
投射レンズ461は、図3に示すように、投射方向側、すなわち、Z方向側の端縁が投射方向側に膨出した形状を有する。すなわち、本実施形態のプロジェクター1は、短焦点型のプロジェクターであるため、投射レンズ461は、通常のプロジェクターに用いられる略円形のレンズに比べて曲率半径が小さく、投射レンズ461自体が大きい。また、この投射レンズ461は、Z方向側から見たときに、円の一端側をX方向に沿う直線で切り欠かれた略半円形状に構成される。
また、投射レンズ461のY方向とは反対方向側には、空間が設けられている。すなわち、この投射レンズ461のY方向とは反対方向側の空間は、レンズシャッター5が収納される収納領域233となる。なお、収納領域233については、後に詳述する。
投射レンズ461は、図3に示すように、投射方向側、すなわち、Z方向側の端縁が投射方向側に膨出した形状を有する。すなわち、本実施形態のプロジェクター1は、短焦点型のプロジェクターであるため、投射レンズ461は、通常のプロジェクターに用いられる略円形のレンズに比べて曲率半径が小さく、投射レンズ461自体が大きい。また、この投射レンズ461は、Z方向側から見たときに、円の一端側をX方向に沿う直線で切り欠かれた略半円形状に構成される。
また、投射レンズ461のY方向とは反対方向側には、空間が設けられている。すなわち、この投射レンズ461のY方向とは反対方向側の空間は、レンズシャッター5が収納される収納領域233となる。なお、収納領域233については、後に詳述する。
図2に戻って、光学部品用筐体47は、詳しい図示を省略するが、各種光学部品を収納する溝部が形成された部品収納部材と、当該部品収納部材に形成された部品収納用の開口部を閉塞する蓋状部材と、投射光学装置46を支持する支持部材と、を備える。
この光学部品用筐体47には、照明光軸Axが設定されており、上記各装置41〜46は、当該照明光軸Axに対する所定位置に配置される。このため、光源装置41が光学部品用筐体47に配置された際には、当該光源装置41から出射される光の中心軸は、照明光軸Axと一致する。
この光学部品用筐体47には、照明光軸Axが設定されており、上記各装置41〜46は、当該照明光軸Axに対する所定位置に配置される。このため、光源装置41が光学部品用筐体47に配置された際には、当該光源装置41から出射される光の中心軸は、照明光軸Axと一致する。
[レンズシャッターの構成]
図4は、開口部が閉塞された状態のプロジェクター1を正面部2C側から見た斜視図である。
外装筐体2を構成するフロントケース23には、図4に示すように、レンズシャッター5が取り付けられている。レンズシャッター5は、開口部231を閉塞する位置で維持されると、開口部231の全領域が閉塞される。すなわち、レンズシャッター5は、開口部231を閉塞することにより投射レンズ461を保護する機能を有する。
図4は、開口部が閉塞された状態のプロジェクター1を正面部2C側から見た斜視図である。
外装筐体2を構成するフロントケース23には、図4に示すように、レンズシャッター5が取り付けられている。レンズシャッター5は、開口部231を閉塞する位置で維持されると、開口部231の全領域が閉塞される。すなわち、レンズシャッター5は、開口部231を閉塞することにより投射レンズ461を保護する機能を有する。
図5は、開口部231を閉塞した状態のレンズシャッター5を正面部2C側から見た斜視図であり、図6は、開口部231を閉塞した状態のレンズシャッター5を背面部2D側から見た斜視図である。
レンズシャッター5は、本発明のシャッターに相当し、上記開口部231を開閉する機能を有する。開口部231を閉塞した状態のレンズシャッター5は、図4〜図6に示すように、上記開口部231の開口面の形状に合わせた形状に形成され、Y方向とは反対方向側の寸法がY方向側の寸法より小さく形成されている。すなわち、開口部231を閉塞する状態のレンズシャッター5は、フロントケース23の開口部231と略同形状に形成され、かつ、開口部231より若干大きな寸法で形成されている。
レンズシャッター5は、本発明のシャッターに相当し、上記開口部231を開閉する機能を有する。開口部231を閉塞した状態のレンズシャッター5は、図4〜図6に示すように、上記開口部231の開口面の形状に合わせた形状に形成され、Y方向とは反対方向側の寸法がY方向側の寸法より小さく形成されている。すなわち、開口部231を閉塞する状態のレンズシャッター5は、フロントケース23の開口部231と略同形状に形成され、かつ、開口部231より若干大きな寸法で形成されている。
レンズシャッター5は、図5及び図6に示すように、左羽根部材5L、右羽根部材5R及びレバー50を有する。この左羽根部材5L及び右羽根部材5Rは、本発明の一対の羽根部材に相当し、例えば、合成樹脂により形成されている。この左羽根部材5Lは、複数の羽根に相当する第1羽根51及び第2羽根52を有する。また、右羽根部材5Rは、複数の羽根に相当する第1羽根53及び第2羽根54を有する。これら各第2羽根52,54は、各第1羽根51,53よりも投射レンズ461側に設けられ、少なくとも一部が重なるように配置されている。
また、各第1羽根51,53は、略三角形状で、かつ、上記投射レンズ461の膨出部分に沿った形状に形成される。更に、各第2羽根52,54は、台形の底面を三角形状に切り欠いた形状で、かつ、上記投射レンズ461の膨出部分に沿った形状に形成される。
なお、レンズシャッター5が開口部231を閉塞する状態では、第1羽根51及び第1羽根53は、図5及び図6に示すように、それぞれが当接した状態で維持される。
また、各第1羽根51,53は、略三角形状で、かつ、上記投射レンズ461の膨出部分に沿った形状に形成される。更に、各第2羽根52,54は、台形の底面を三角形状に切り欠いた形状で、かつ、上記投射レンズ461の膨出部分に沿った形状に形成される。
なお、レンズシャッター5が開口部231を閉塞する状態では、第1羽根51及び第1羽根53は、図5及び図6に示すように、それぞれが当接した状態で維持される。
この第1羽根51は、歯車部511、板状部512、第2当接部513及び第1当接部514を備える。また、第1羽根53は、歯車部531、板状部532、第2当接部533及び第1当接部534を備える。
歯車部511及び歯車部531は、第1羽根51及び第1羽根53のY方向とは反対方向側の端部に設けられ、互いに噛合している。このような各歯車部511,531には、後述する保持部521,541が接続される。
歯車部511及び歯車部531は、第1羽根51及び第1羽根53のY方向とは反対方向側の端部に設けられ、互いに噛合している。このような各歯車部511,531には、後述する保持部521,541が接続される。
第1羽根51の板状部512は、第1羽根51のY方向側の端部から当該第1羽根51の裏面51BからZ方向とは反対方向に突出する板状に形成されている。この板状部512のY方向とは反対方向側の面には、第2当接部513が接続されている。
一方、第1羽根53の板状部532は、第1羽根53のY方向側の端部から当該第1羽根53の裏面53BからZ方向とは反対方向に突出する板状に形成されている。この板状部532のY方向とは反対方向側の面には、第2当接部533が接続されている。また、板状部532は、上記板状部512よりY方向と反対方向側から見た面積が大きく形成されており、当該板状部532には、切欠き5321が形成されている。この切欠き5321は、板状部532のZ方向とは反対方向側の端部の略中央部分に形成され、当該切欠き5321には、後述するレバー50の接続部503が接続される。すなわち、右羽根部材5Rの第1羽根53には、レバー50が接続されている。
一方、第1羽根53の板状部532は、第1羽根53のY方向側の端部から当該第1羽根53の裏面53BからZ方向とは反対方向に突出する板状に形成されている。この板状部532のY方向とは反対方向側の面には、第2当接部533が接続されている。また、板状部532は、上記板状部512よりY方向と反対方向側から見た面積が大きく形成されており、当該板状部532には、切欠き5321が形成されている。この切欠き5321は、板状部532のZ方向とは反対方向側の端部の略中央部分に形成され、当該切欠き5321には、後述するレバー50の接続部503が接続される。すなわち、右羽根部材5Rの第1羽根53には、レバー50が接続されている。
なお、詳しくは後述するが、レバー50を投射レンズ461の円弧(外周)に沿う第1方向に移動させると、各羽根部材5L,5Rは、開口部231を閉塞する。一方、レバー50を上記第1方向と反対方向である第2方向に移動させると、各羽根部材5L,5Rは、開口部231を開放する。このため、以下の説明では、上記第1方向を閉塞方向S1とし、上記第2方向を開放方向S2とする。また、レバー50を閉塞方向S1に移動させると、左羽根部材5Lは、閉塞方向S1と反対方向である閉塞方向S11に移動し、右羽根部材5Rは、閉塞方向S1と同方向の閉塞方向S12に移動する。一方、レバー50を開放方向S2に移動させると、左羽根部材5Lは、開放方向S2と反対方向である開放方向S21に移動し、右羽根部材5Rは、開放方向S2と同方向の開放方向S22に移動する。このため、以下の説明では、上記閉塞方向S1,S11,S12及び開放方向S2,S21,S22を用いて、説明する。
上記各第2当接部513,533は、図6に示すように、上記板状部512,532のY方向とは反対方向側の面から、当該方向に向けて突出する形状である。これら当接部513,533は、開口部231を閉塞する閉塞方向S1(S11,S12)に各第1羽根51,53が移動された際に、後述する各第2羽根52,54の係合部5221,5421に係合する部位である(図7及び図8参照)。
各第1当接部514,534は、図6に示すように、第1羽根51及び第1羽根53の裏面51B,53BのY方向とは反対方向側の位置に配置される。各第1当接部514,534は、矩形板状の部材であり、長手方向がY方向に沿う方向に裏面51B,53Bに配置され、かつ、それぞれが対向するように配置される。これら第1当接部514,534は、開口部231を開放する開放方向S2(S21,S22)に各第1羽根51,53が移動された際に、後述する各第2羽根52,54に当接する部位である。
各第1当接部514,534は、図6に示すように、第1羽根51及び第1羽根53の裏面51B,53BのY方向とは反対方向側の位置に配置される。各第1当接部514,534は、矩形板状の部材であり、長手方向がY方向に沿う方向に裏面51B,53Bに配置され、かつ、それぞれが対向するように配置される。これら第1当接部514,534は、開口部231を開放する開放方向S2(S21,S22)に各第1羽根51,53が移動された際に、後述する各第2羽根52,54に当接する部位である。
第2羽根52及び第2羽根54は、保持部521,541、枠部522,542を有する。
保持部521,541は、各第2羽根52,54のY方向とは反対方向側の端部に設けられ、上記歯車部511,531と当該歯車部511,531の回転軸と同軸で保持される部位である。これにより、各第1羽根51,53及び各第2羽根52,54は、それぞれ上記軸を中心に閉塞方向S11,S12及び開放方向S21,S22に移動する。
枠部522,542は、各第2羽根52,54の裏面52B,54BにおけるY方向側の上端部の全域から投射レンズ461側に突出する形状である。この枠部522,542の閉塞方向S11,S12側の端部には、当該枠部522,542のZ方向とは反対方向側に突出する係合部5221,5421が形成されている。この係合部5221,5421は、レバー50を閉塞方向S1に移動させた際に、上記第2当接部513,533と当接する部位である。
また、各第2羽根52,54の当接面523,543には、上記第1当接部514,534がそれぞれ当接する。
保持部521,541は、各第2羽根52,54のY方向とは反対方向側の端部に設けられ、上記歯車部511,531と当該歯車部511,531の回転軸と同軸で保持される部位である。これにより、各第1羽根51,53及び各第2羽根52,54は、それぞれ上記軸を中心に閉塞方向S11,S12及び開放方向S21,S22に移動する。
枠部522,542は、各第2羽根52,54の裏面52B,54BにおけるY方向側の上端部の全域から投射レンズ461側に突出する形状である。この枠部522,542の閉塞方向S11,S12側の端部には、当該枠部522,542のZ方向とは反対方向側に突出する係合部5221,5421が形成されている。この係合部5221,5421は、レバー50を閉塞方向S1に移動させた際に、上記第2当接部513,533と当接する部位である。
また、各第2羽根52,54の当接面523,543には、上記第1当接部514,534がそれぞれ当接する。
レバー50は、本発明の移動部材に相当し、上記右羽根部材5Rの第1羽根53に接続される。このレバー50は、本体部501、操作部502及び接続部503を有する。
本体部501は、投射レンズ461の円弧(外周)に沿う形状に形成されている。本体部501は、操作部502の操作により、投射レンズ461の円弧(外周)に沿う方向に移動する。
操作部502は、本体部501の上面50AにおけるX方向とは反対方向側の位置に配置されている。この操作部502は、上面50Aから離れる方向に突出する矩形板状に構成され、図1及び図4に示すように、フロントケース23の切欠き232から突出している。
接続部503は、本体部501の下面50BにおけるX方向側の位置に配置されている。この接続部503は、下面50Bから離れる方向に突出する矩形板状に構成され、上記第1羽根53の板状部532の切欠き5321に接続される。これにより、操作部502を上記切欠き232に沿って閉塞方向S1及び開放方向S2に移動させることにより、右羽根部材5Rの第1羽根53が閉塞方向S12及び開放方向S22に移動する。
本体部501は、投射レンズ461の円弧(外周)に沿う形状に形成されている。本体部501は、操作部502の操作により、投射レンズ461の円弧(外周)に沿う方向に移動する。
操作部502は、本体部501の上面50AにおけるX方向とは反対方向側の位置に配置されている。この操作部502は、上面50Aから離れる方向に突出する矩形板状に構成され、図1及び図4に示すように、フロントケース23の切欠き232から突出している。
接続部503は、本体部501の下面50BにおけるX方向側の位置に配置されている。この接続部503は、下面50Bから離れる方向に突出する矩形板状に構成され、上記第1羽根53の板状部532の切欠き5321に接続される。これにより、操作部502を上記切欠き232に沿って閉塞方向S1及び開放方向S2に移動させることにより、右羽根部材5Rの第1羽根53が閉塞方向S12及び開放方向S22に移動する。
図7は、開口部231を開放した状態のレンズシャッター5を正面部2C側から見た図であり、図8は、開口部231を開放した状態のレンズシャッター5を背面部2D側から見た図である。
開口部231を閉塞した状態のレンズシャッター5において、操作部502を開放方向S2に移動させると、レンズシャッター5は、図7及び図8に示す状態となる。すなわち、レンズシャッター5が開口部231を開放する状態となった場合、各羽根部材5L,5Rの第1羽根51,53及び第2羽根52,54は、Z方向から見てそれぞれ重なった状態となる。
開口部231を閉塞した状態のレンズシャッター5において、操作部502を開放方向S2に移動させると、レンズシャッター5は、図7及び図8に示す状態となる。すなわち、レンズシャッター5が開口部231を開放する状態となった場合、各羽根部材5L,5Rの第1羽根51,53及び第2羽根52,54は、Z方向から見てそれぞれ重なった状態となる。
図9は、レンズシャッター5が収納領域233R,233Lに収納された状態のプロジェクター1を正面部2C側から見た平面図である。
フロントケース23における開口部231のY方向と反対側、すなわち、投射レンズ461をZ方向側から見て、円の一端側が切り欠かれた側の位置の両側には、収納領域233R,233Lが設けられている。この収納領域233L,233Rには、図9に示すように、各羽根部材5L,5Rの第1羽根51,53及び第2羽根52,54がそれぞれ重なった状態で収納される。また、開口部231を開放している状態の第1羽根51,53及び第2羽根52,54の重なり範囲(図5及び図6参照)は、開口部231を閉塞している状態の第1羽根51,53及び第2羽根52,54の重なり範囲(図7及び図8参照)より大きい。すなわち、レンズシャッター5は、上記収納領域233L,233Rに収納される際には、開口部231を閉塞している状態より小さくなる。これにより、外装筐体2(フロントケース23)における収納領域233L,233Rを小さくできる。
フロントケース23における開口部231のY方向と反対側、すなわち、投射レンズ461をZ方向側から見て、円の一端側が切り欠かれた側の位置の両側には、収納領域233R,233Lが設けられている。この収納領域233L,233Rには、図9に示すように、各羽根部材5L,5Rの第1羽根51,53及び第2羽根52,54がそれぞれ重なった状態で収納される。また、開口部231を開放している状態の第1羽根51,53及び第2羽根52,54の重なり範囲(図5及び図6参照)は、開口部231を閉塞している状態の第1羽根51,53及び第2羽根52,54の重なり範囲(図7及び図8参照)より大きい。すなわち、レンズシャッター5は、上記収納領域233L,233Rに収納される際には、開口部231を閉塞している状態より小さくなる。これにより、外装筐体2(フロントケース23)における収納領域233L,233Rを小さくできる。
[レンズシャッターの開放方法]
具体的に、操作者は、図4、図5及び図6に示す状態のレンズシャッター5の操作部502を保持する。そして、操作者が当該操作部502を保持した状態で、当該操作部502を開放方向S2に移動させると、右羽根部材5Rの第1羽根53が開放方向S22に移動する。この第1羽根53が開放方向S22に移動すると、歯車部531が開放方向S22に回動する。これに伴って、左羽根部材5Lの第1羽根51の歯車部511が当該開放方向S22と反対方向に回動するため、当該第1羽根51が開放方向S21に移動する。このようにして、各第1羽根51,53が開放方向S21,S22に移動すると、当該第1羽根51,53の第1当接部514,534が各第2羽根52,54の当接面523,543に当接する。この状態で、更に操作部502を開放方向S2に移動させると、第1当接部514,534に当接した各第2羽根52,54が各第1羽根51,53ともに開放方向S21,S22に移動し、図7〜図9に示す状態となる。すなわち、レバー50の操作部502を開放方向S1に移動させることにより、左羽根部材5L及び右羽根部材5Rのそれぞれは、反対方向(開放方向S21,S22)に移動し、開口部231が開放される。
具体的に、操作者は、図4、図5及び図6に示す状態のレンズシャッター5の操作部502を保持する。そして、操作者が当該操作部502を保持した状態で、当該操作部502を開放方向S2に移動させると、右羽根部材5Rの第1羽根53が開放方向S22に移動する。この第1羽根53が開放方向S22に移動すると、歯車部531が開放方向S22に回動する。これに伴って、左羽根部材5Lの第1羽根51の歯車部511が当該開放方向S22と反対方向に回動するため、当該第1羽根51が開放方向S21に移動する。このようにして、各第1羽根51,53が開放方向S21,S22に移動すると、当該第1羽根51,53の第1当接部514,534が各第2羽根52,54の当接面523,543に当接する。この状態で、更に操作部502を開放方向S2に移動させると、第1当接部514,534に当接した各第2羽根52,54が各第1羽根51,53ともに開放方向S21,S22に移動し、図7〜図9に示す状態となる。すなわち、レバー50の操作部502を開放方向S1に移動させることにより、左羽根部材5L及び右羽根部材5Rのそれぞれは、反対方向(開放方向S21,S22)に移動し、開口部231が開放される。
[レンズシャッターの閉塞方法]
また、操作者は、図1、及び図7〜図9に示す状態のレンズシャッター5の操作部502を保持した状態で、当該操作部502を閉塞方向S1に移動させると、右羽根部材5Rの第1羽根53が閉塞方向に移動する。この第1羽根53が閉塞方向S12に移動すると、歯車部531が閉塞方向S12に回動する。これに伴って、左羽根部材5Lの第1羽根51の歯車部511が当該閉塞方向S12と反対方向に回動するため、当該第1羽根51が閉塞方向S11に移動する。このようにして、各第1羽根51,53が閉塞方向S11,S12に移動すると、当該第1羽根51,53の第2当接部513,533が第2羽根52,54の係合部5221,5421に係合する。そして、この状態で更に操作部502を閉塞方向S1に移動させると、第1当接部514,534に当接した各第2羽根52,54が各第1羽根51,53ともに閉塞方向S11,S12に移動し、図4、図5及び図6に示す状態となる。すなわち、レバー50の操作部502を閉塞方向S2に移動させることにより、左羽根部材5L及び右羽根部材5Rのそれぞれは、反対方向(閉塞方向S11,S12)に移動し、開口部231が開放される。
また、操作者は、図1、及び図7〜図9に示す状態のレンズシャッター5の操作部502を保持した状態で、当該操作部502を閉塞方向S1に移動させると、右羽根部材5Rの第1羽根53が閉塞方向に移動する。この第1羽根53が閉塞方向S12に移動すると、歯車部531が閉塞方向S12に回動する。これに伴って、左羽根部材5Lの第1羽根51の歯車部511が当該閉塞方向S12と反対方向に回動するため、当該第1羽根51が閉塞方向S11に移動する。このようにして、各第1羽根51,53が閉塞方向S11,S12に移動すると、当該第1羽根51,53の第2当接部513,533が第2羽根52,54の係合部5221,5421に係合する。そして、この状態で更に操作部502を閉塞方向S1に移動させると、第1当接部514,534に当接した各第2羽根52,54が各第1羽根51,53ともに閉塞方向S11,S12に移動し、図4、図5及び図6に示す状態となる。すなわち、レバー50の操作部502を閉塞方向S2に移動させることにより、左羽根部材5L及び右羽根部材5Rのそれぞれは、反対方向(閉塞方向S11,S12)に移動し、開口部231が開放される。
[実施形態の効果]
上記一実施形態に係るプロジェクター1によれば、以下の効果を奏する。
本実施形態によれば、開放方向S2にレバー50が移動されると、右羽根部材5Rはレバー50と同方向(開放方向S22)に移動され、左羽根部材5Lは右羽根部材5Rの移動方向とは反対方向(開放方向S21)に移動される。これにより、開口部231が開放される。また、閉塞方向S1にレバー50が移動されると、右羽根部材5Rは当該レバー50と同方向(閉塞方向S12)に移動され、左羽根部材5Lが右羽根部材5Rの移動方向とは反対方向(閉塞方向S11)に移動される。このように開口部231が開放される際に、各羽根部材5L,5Rのそれぞれは、互いに反対方向に移動されて、開口部231の外側の収納領域233R,233Lに収納されるので、各羽根部材5L,5Rが収納されるスペースを分散できる。
これによれば、各羽根部材5L,5Rが収納されるスペースを、上記特許文献1に記載のシャッターが収納されるスペースより小さくすることができる他、外装筐体2において当該スペースを比較的容易に確保できる。
また、各羽根部材5L,5Rが互いに反対方向に移動することにより、1つのシャッターが開口部231を開閉する場合の移動距離に比べて、各羽根部材5L,5Rの移動距離、ひいては、レバー50の移動距離(ストローク)を短縮できる。
従って、各羽根部材5L,5Rの収納スペースを小さくすることができる他、各羽根部材5L,5R及びレバー50の移動スペースを小さくすることができるので、外装筐体2を小型化でき、ひいては、プロジェクター1を小型化できる。
上記一実施形態に係るプロジェクター1によれば、以下の効果を奏する。
本実施形態によれば、開放方向S2にレバー50が移動されると、右羽根部材5Rはレバー50と同方向(開放方向S22)に移動され、左羽根部材5Lは右羽根部材5Rの移動方向とは反対方向(開放方向S21)に移動される。これにより、開口部231が開放される。また、閉塞方向S1にレバー50が移動されると、右羽根部材5Rは当該レバー50と同方向(閉塞方向S12)に移動され、左羽根部材5Lが右羽根部材5Rの移動方向とは反対方向(閉塞方向S11)に移動される。このように開口部231が開放される際に、各羽根部材5L,5Rのそれぞれは、互いに反対方向に移動されて、開口部231の外側の収納領域233R,233Lに収納されるので、各羽根部材5L,5Rが収納されるスペースを分散できる。
これによれば、各羽根部材5L,5Rが収納されるスペースを、上記特許文献1に記載のシャッターが収納されるスペースより小さくすることができる他、外装筐体2において当該スペースを比較的容易に確保できる。
また、各羽根部材5L,5Rが互いに反対方向に移動することにより、1つのシャッターが開口部231を開閉する場合の移動距離に比べて、各羽根部材5L,5Rの移動距離、ひいては、レバー50の移動距離(ストローク)を短縮できる。
従って、各羽根部材5L,5Rの収納スペースを小さくすることができる他、各羽根部材5L,5R及びレバー50の移動スペースを小さくすることができるので、外装筐体2を小型化でき、ひいては、プロジェクター1を小型化できる。
各羽根部材5L,5Rが投射レンズ461の膨出部分に沿う形状(例えば円弧状)に形成され、これら羽根部材5L,5Rは、投射レンズ461の円弧(外周)方向に沿って移動する。これによれば、上記板状のシャッターが用いられる場合に比べて、投射レンズ461における投射方向側(Z方向側)の面と各羽根部材5L,5Rとの距離を短縮できる。従って、これら投射レンズ461及びレンズシャッター5を収納する外装筐体2(特に投射レンズ461近傍の外装筐体2)を小さくできる。
各羽根部材5L,5Rのそれぞれを構成する第1羽根51,53及び第2羽根52,54は、開口部231を開放する際に、当該開口部231を閉塞する場合に互いに重なる範囲より大きな範囲にて重なって収納されることとなる。これによれば、外装筐体2において第1羽根51,53及び第2羽根52,54が収納されるスペースを小さくできる。従って、プロジェクター1を小型化できる。
開口部231を開放する開放方向S2にレバー50が移動されると、当該レバー50と接続される第1羽根53の第1当接部534が第2羽根54の当接面543に当接して、当該第1羽根53の移動方向に第2羽根54を移動させるので、第1羽根53の開放方向S22への移動に伴って第2羽根54を同方向に確実に移動させることができる。
また、開口部231を閉塞する閉塞方向S1にレバー50が移動されると、当該レバー50と接続される第1羽根53の第2当接部533が第2羽根54に当接して、当該第1羽根53の移動方向に第2羽根54を移動させるので、第1羽根53の閉塞方向への移動に伴って第2羽根54を同方向に確実に移動させることができる。
そして、右羽根部材5Rは、レバー50と接続される第1羽根53を有し、当該右羽根部材5Rと連動して、当該右羽根部材5Rとは反対方向に移動される左羽根部材5Lも、上記第1羽根51及び上記第2羽根52を有することにより、当該第1羽根51の開放方向S21及び閉塞方向S11への移動に伴って第2羽根52を同方向に確実に移動させることができる。従って、開口部231の開閉を確実かつ円滑に行うことができる。
また、開口部231を閉塞する閉塞方向S1にレバー50が移動されると、当該レバー50と接続される第1羽根53の第2当接部533が第2羽根54に当接して、当該第1羽根53の移動方向に第2羽根54を移動させるので、第1羽根53の閉塞方向への移動に伴って第2羽根54を同方向に確実に移動させることができる。
そして、右羽根部材5Rは、レバー50と接続される第1羽根53を有し、当該右羽根部材5Rと連動して、当該右羽根部材5Rとは反対方向に移動される左羽根部材5Lも、上記第1羽根51及び上記第2羽根52を有することにより、当該第1羽根51の開放方向S21及び閉塞方向S11への移動に伴って第2羽根52を同方向に確実に移動させることができる。従って、開口部231の開閉を確実かつ円滑に行うことができる。
各羽根部材5L,5Rのそれぞれが有する第1羽根51,53は、歯車部511,531にて互いに噛合していることから、レバー50の移動に伴って第1羽根53が移動されると、第1羽根51を、当該第1羽根53とは反対方向に確実に移動させることができる。従って、上記のように、各第1羽根51,53の移動に伴い、各第2羽根52,54を確実に移動させることができるので、レバー50の移動によって、開口部231の開閉を確実に実施できる。
また、第1羽根51,53及び第2羽根52,54が同軸で保持されるので、第2羽根52,54を第1羽根51,53と同軸で回動させることができ、第1羽根51,53及び第2羽根52,54を円滑に移動させることができる。従って、開口部231を確実に円滑に開放及び閉塞できる。
また、第1羽根51,53及び第2羽根52,54が同軸で保持されるので、第2羽根52,54を第1羽根51,53と同軸で回動させることができ、第1羽根51,53及び第2羽根52,54を円滑に移動させることができる。従って、開口部231を確実に円滑に開放及び閉塞できる。
各羽根部材5L,5Rのそれぞれにおける少なくとも一部は、Z方向側から見て、投射レンズ461の形状における切欠側の位置に収納されるので、外装筐体2において使用されないスペースに各羽根部材5L,5Rを配置できる。従って、外装筐体2内のデッドスペースを活用して各羽根部材5L,5Rを収納できるので、外装筐体2の小型化を促進でき、ひいては、プロジェクター1の小型化を促進できる。
[実施形態の変形]
[実施形態の変形]
本発明は、上記一実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
上記実施形態では、各羽根部材5L,5Rは、少なくとも一部が重なって配置される第1羽根51,53及び第2羽根52,54を備えることとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、各羽根部材5L,5Rは、それぞれ1枚の羽根により構成されるようにしてもよい。
上記実施形態では、各羽根部材5L,5Rは、少なくとも一部が重なって配置される第1羽根51,53及び第2羽根52,54を備えることとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、各羽根部材5L,5Rは、それぞれ1枚の羽根により構成されるようにしてもよい。
上記実施形態では、各羽根部材5L,5Rの第1羽根51,53及び第2羽根52,54は、投射レンズ461の膨出部分における画像が投射される方向(Z方向)側の面に沿った形状であることとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、第1羽根51,53及び第2羽根52,54は、板状であってもよい。これによれば、第1羽根51,53及び第2羽根52,54が板状であっても、収納領域233R,233Lに収納される状態の第1羽根51,53及び第2羽根52,54の表面積が、開口部231を閉塞する状態の当該第1羽根51,53及び第2羽根52,54の表面積より小さくなるので、外装筐体2の収納スペースを小さくできる。
更に、各羽根部材5L,5Rは、第1羽根51,53及び第2羽根52,54に加えて、第3羽根を備えてもよい。すなわち、各羽根部材5L,5Rは、2以上の羽根を備えていればよい。
更に、各羽根部材5L,5Rは、第1羽根51,53及び第2羽根52,54に加えて、第3羽根を備えてもよい。すなわち、各羽根部材5L,5Rは、2以上の羽根を備えていればよい。
上記実施形態では、右羽根部材5Rの第1羽根53にレバー50が接続されることとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、レバー50は、左羽根部材5Lの第1羽根51に接続されることとしてもよい。
上記実施形態では、各第1羽根51,53は、互いに噛合する歯車部511,531を備えることとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、歯車部511,531は、互いに螺合することなく、当該歯車部511と歯車部531との間に歯車部を設けることとしてもよい。
更に、各第2羽根52,54の保持部521,541が歯車部511,531と同軸で保持されることとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、上記保持部521,541は、歯車部511,531と同軸で保持されなくてもよい。
上記実施形態では、各第1羽根51,53は、互いに噛合する歯車部511,531を備えることとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、歯車部511,531は、互いに螺合することなく、当該歯車部511と歯車部531との間に歯車部を設けることとしてもよい。
更に、各第2羽根52,54の保持部521,541が歯車部511,531と同軸で保持されることとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、上記保持部521,541は、歯車部511,531と同軸で保持されなくてもよい。
上記実施形態では、各第1羽根51,53は、第1当接部514,534及び第2当接部513,533を備えることとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、各第1羽根51,53は、第1当接部514,534及び第2当接部513,533を備えなくてもよい。この場合、各第2羽根52,54が保持部521,541に代えて、上記歯車部511,531と同形状の歯車部を備え、レバー50が第2羽根52,54のいずれかと接続されるようにすればよい。これによれば、レバー50の閉塞方向S1及び開放方向S2の移動に伴って、各羽根部材5L,5Rのそれぞれを閉塞方向S11,S12及び開放方向S21,S22に移動させることができる。
上記実施形態では、各第1羽根51,53が各第2羽根52,54より投射レンズ461側に配置されることとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、第2羽根52,54が第1羽根51,53より投射レンズ461側に配置されていてもよい。この場合、第2羽根52,54に当接する第1当接部514,534を第1羽根51,53の表面51A,53Aに設ければよい。
上記実施形態では、開口部231を開放した状態及び閉塞した状態でレンズシャッター5を固定するロック機構を設けていなかった。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、レバー50の操作部502を固定するロック機構をフロントケース23の切欠き232近傍に設けることとしてもよい。これによれば、開口部231を開放した状態及び閉塞した状態でレンズシャッター5を確実に固定できるので、例えば、プロジェクター1を天吊り状態で使用した状態であっても、開口部231を開放した状態及び閉塞した状態を確実に維持できる。
上記実施形態では、開口部231を開放及び閉塞する際に、レバー50を閉塞方向S1及び開放方向S2に移動させる際に、当該レバー50をガイドするガイド部材(例えば、ガイド溝等)を設けないこととした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、レバー50をガイドするガイド部材を別途設けることとしてもよい。これによれば、より安定した状態でレバー50を操作できるので、各羽根部材5L,5Rを確実に移動させることができる。
上記実施形態では、収納領域233R,233Lをフロントケース23における開口部231のY方向とは反対方向側、すなわち、投射レンズ461をZ方向側から見て、円の一端側を切り欠いた側の領域に設けることとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、収納領域を開口部231のY方向側に設けるようにしてもよい。
上記実施形態では、短焦点型のプロジェクター1を例にとって説明した。また、各第1羽根51,53及び第2羽根52,54は、投射レンズ461の膨出部分の形状に沿う形状であることとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、レンズシャッター5は、当該投射レンズ461と異なる形状のレンズを備えるプロジェクターにも適用できる。すなわち、各第1羽根51,53及び第2羽根52,54の形状を上記異なる形状のレンズに沿う形状に形成すれば、どのような用途のプロジェクターであっても適用できる。
上記各実施形態では、光学ユニット4は背面部2D及び右側面部2Fのそれぞれに沿う略L字状に構成されていたが、本発明はこれに限らない。例えば、略U字状に構成された光学ユニットを採用してもよい。
上記各実施形態では、光束入射面と光束射出面とが異なる透過型の液晶パネル453を用いていたが、光入射面と光射出面とが同一となる反射型の液晶パネルを用いてもよい。
上記各実施形態では、光束入射面と光束射出面とが異なる透過型の液晶パネル453を用いていたが、光入射面と光射出面とが同一となる反射型の液晶パネルを用いてもよい。
上記各実施形態では、プロジェクター1は、3つの液晶パネル453R,453G,453Bを備えるとしたが、本発明はこれに限らない。すなわち、2つ以下、あるいは、4つ以上の液晶パネル453を用いたプロジェクターにも、本発明を適用可能である。
上記各実施形態では、光入射面と光出射面とが異なる透過型の液晶パネル453を用いていたが、光入射面と光出射面とが同一となる反射型の液晶パネルを用いてもよい。また、入射光束を変調して画像情報に応じた画像を形成可能な光変調装置であれば、マイクロミラーを用いたデバイス、例えば、DMD(Digital Micromirror Device)等を利用したものなど、液晶以外の光変調装置を用いてもよい。
上記各実施形態では、光入射面と光出射面とが異なる透過型の液晶パネル453を用いていたが、光入射面と光出射面とが同一となる反射型の液晶パネルを用いてもよい。また、入射光束を変調して画像情報に応じた画像を形成可能な光変調装置であれば、マイクロミラーを用いたデバイス、例えば、DMD(Digital Micromirror Device)等を利用したものなど、液晶以外の光変調装置を用いてもよい。
上記実施形態では、光源装置41は、光源ランプ411と、光源ランプ411から出射された光を反射させるリフレクター412とを有する構成とした。しかしながら、本発明はこれに限らない。例えば、光源ランプの数は2つでもよく、3つ以上でもよい。また、光源装置41は、光源ランプ411を有する構成に限らず、LED(Light Emitting Diode)やLD(Laser Diode)等の固体光源を有する構成としてもよい。
1…プロジェクター、2…外装筐体、231…開口部、232…切欠き、233…収納領域、461…投射レンズ、5…レンズシャッター(シャッター)、50…レバー、51,53…第1羽根、511,531…歯車部、513,533…第2当接部、514,534…第1当接部、52,54…第2羽根、521,541…保持部、523,543…当接面、5L…左羽根部材(一対の羽根部材)、5R…右羽根部材(一対の羽根部材)、S1,S11,S12…閉塞方向、S2,S21,S22…開放方向。
Claims (6)
- 外装を構成し、開口部を有する外装筐体と、
前記外装筐体内に配置され、前記開口部を介して画像を投射する投射レンズと、
前記開口部を開閉するシャッターと、を備え、
前記シャッターは、
前記投射レンズの外周に沿う第1方向及び前記第1方向とは反対方向である第2方向に移動可能に設けられる移動部材と、
前記開口部に応じてそれぞれ設けられ、前記移動部材の移動に伴って、一方が前記第1方向に移動し、他方が前記第2方向に移動して、前記開口部を開閉する一対の羽根部材と、を有することを特徴とするプロジェクター。 - 請求項1に記載のプロジェクターにおいて、
前記投射レンズは、前記投射方向側の端縁が前記投射方向側に膨出した形状を有し、
前記一対の羽根部材の少なくともいずれかは、前記投射レンズの膨出部分に沿う形状を有することを特徴とするプロジェクター。 - 請求項1又は請求項2に記載のプロジェクターにおいて、
前記一対の羽根部材は、少なくとも一部が重なって配置される複数の羽根をそれぞれ有し、
前記開口部を開放した状態の前記複数の羽根のそれぞれの重なり範囲は、前記開口部を閉塞した状態の前記複数の羽根のそれぞれの重なり範囲よりも大きいことを特徴とするプロジェクター。 - 請求項3に記載のプロジェクターにおいて、
前記複数の羽根は、
第1羽根と、
前記第1羽根に対して前記投射レンズ側に配置される第2羽根と、を含み、
前記一対の羽根部材のうち一方の羽根部材が有する前記第1羽根は、前記移動部材に接続され、
それぞれの前記第1羽根は、
前記開口部を開放する開放方向に前記第1羽根が移動された際に前記第2羽根に当接して、前記第2羽根を前記開放方向に移動させる第1当接部と、
前記開口部を閉塞する閉塞方向に前記第1羽根が移動された際に前記第2羽根に当接して、前記第2羽根を前記閉塞方向に移動させる第2当接部と、を有することを特徴とするプロジェクター。 - 請求項4に記載のプロジェクターにおいて、
それぞれの前記第1羽根は、互いに噛合する歯車部を有し、
それぞれの前記第2羽根は、前記歯車部の回転軸と同軸で保持されることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のプロジェクターにおいて、
前記投射レンズは、前記投射方向側から見て円の一端側が切り欠かれた形状を有し、
前記一対の羽根部材のそれぞれにおける少なくとも一部は、前記投射レンズによる画像の投射方向側から見て前記一端側の位置に収納されて、前記開口部を開放することを特徴とするプロジェクター。
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