JP2016132981A - 橋梁用伸縮装置 - Google Patents

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元 町川
Hajime Machikawa
元 町川
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Abstract

【課題】 従来の伸縮装置は、形式によって継手部の隙間の凹みで、車両の走行性、振動、騒音等の苦情、継手部から流入する土砂や雨水による沓座環境の悪化などが生じ、一部で批判を受ける状況にある。【解決の手段】 従来から使用されている櫛形伸縮装置は、車両の輪荷重のすべてを受ける構造であるが、今回提供する構造は、この伸縮装置を台座としてそのフェースプレート上には、硬質ゴム系の楔状スライド板を自在に拡縮させ、走路面に隙間が生じない構造とするとともに、継手部の取付には、弾性系のアスファルト舗装が多く使用されていることから、先に述べた弾性系との統一が可能となり課題を低減できる橋梁用伸縮装置である。【選択図】図3

Description

本発明は、橋梁における車両の走行性、振動、騒音などの課題を軽減する橋梁用伸縮装置である。
技術背景
図1には、通常の道路橋の伸縮装置部の構成を示し、橋台・脚2の上には、橋桁3及び4がありこの間には、遊間1が設けられ、橋桁の温度変化に対応できるように伸縮装置が組み込まれ、隙間5が存在する。
特開平6−33410号
先に述べた、通常の橋梁用伸縮装置では、剛性の高い鋼材が使用され、これに接続する走路面には、アスファルト舗装が多く用いられている。この異質材の構成が、車の走行時に衝撃を発生させ、振動、騒音が生じるなどの不具合があり、さらには車の乗り心地の悪さなどの問題が発生している。
伸縮装置の全てではないが、継手部から落下する土砂の堆積、雨水の流入によって、沓座環境が著しく悪化し、沓座機能の低下とともに鋼橋においては、沓座附近の腐食も発生している。
解決するための手段
本発明は、先に述べた課題を解決するために、1つに温度変化による橋軸方向の変化を如何に橋桁横方向に転換させるかである。この対応として、図4に示す輪荷重を完全に支持する従来型の櫛形伸縮装置を改良し台座として、図4に示すように上部には、図2に示す橋桁方向にスライド板傾斜角7をもった、相反変動する一対の楔状の硬質ゴム材を使用する。この構成で橋桁の温度変化による伸縮を導入源にして、図3に示す櫛形伸縮装置のフェースプレートに橋軸方向45度の角度をもつスライド板誘導穴12を設け、上部に配置したスライド板6には埋め込み固定された誘導棒13と連結させ、誘導棒と誘導穴を構成させる。これによって橋桁の伸縮は、橋軸方向へは誘導穴が、橋桁横方向へは誘導棒が働き、方向転換が可能となって走路面には隙間の生じない橋梁用伸縮装置を提供するものである。
2つには、伸縮装置上を車両が通過する際に衝撃によって発生する振動、騒音がある。先の述べた伸縮装置部は、異質材及び隙間の構成が原因と考えられ、解決のためには材質の統一を図る必要がある。このためスライド板には馴染みやすく、弾性復元力のある硬質ゴムを使用し、取付走路となる弾性系アスファルト舗装と同系とすることによって振動、騒音を低減し走路面の隙間、乗り心地の悪さなどの問題を解消できる橋梁用伸縮装置を提供するものである。
3つには、沓座環境の悪化である。図2に示すスライド板6には、スライド板傾斜角7をもつ互いに直立したスライド板接道面10は、橋桁の伸縮で生じる押し引き作用が、櫛形伸縮装置のフェースプレート15に設けた誘導穴12とスライド板6に設けた横方向への相反作用誘導棒13が連動して働き、常にスライド板10は密接状態を保ち、水密性も高く、土砂や雨水の流入を最小限に抑えられ、防ぎきれない流入に対しては、櫛形伸縮装置のフェースプレートの隙間5及び図3に示す摩擦低減用削孔16によっても可能となり、沓座環境の悪化を防止できる橋梁用伸縮装置を提供するものである。
発明の効果
伸縮装置の全てではないが、図1に示す走路面にできる凹み地の隙間5が、車両通行時の衝撃によって、走行性、振動、騒音などの原因になっている。この原因を解決するために、スライド板6を橋軸方向に対して横方向に相反する構成で、伸縮の変換が容易に行われ、通常の伸縮装置のように隙間5は生じず、走路面が面一化され走行性などの効果が発揮できる。
雨天時においては、通常の鋼製伸縮装置の場合、フェースプレートの上面ですべりが生じ、運転操作上不安定な状況が発生する。このためフェースプレート上面に硬質ゴム系と車両のゴムタイヤを同系とすることで、すべり止め効果を生じさせ安全な走行性が確保される。
スライド板に使用する硬質ゴム材は、特に吸音、吸収性に優れ、付近住民からの振動、騒音などの苦情に対して、低減効果を発揮することができる。
伸縮継手部からの土砂、雨水による沓座環境の悪化の改善策として、櫛形伸縮装置のフェースプレートに設ける、横方向への相反作用誘導穴12と横方向への相反作用誘導棒13を直結して、力の伝達率を高め、常にスライド板接動面10を含むスライド板保持枠間は、密接に連動し、水密性が確保され流入する土砂、雨水が抑制されて沓座環境の改善が図れる。
橋桁の継手部を示す橋軸方向の断面図である。 提供するスライド板の平面図である。 輪荷重を支持するフェースプレートの平面図である。 図3のイーイ断面図である。 スライド板の横方向への相反作用誘導棒である。 スライド板の横方向への相反作用誘導穴である。 スライド板の伸縮による拡縮平面図である。
以下、本発明の実施の形態を図1から図7に基ずいて説明する。
一対をなす、楔状スライド板6のそれぞれの重心位置8に、埋め込まれた図3及び図5に示す横方向への相反作用誘導棒13(防錆材料)を、図3及び図6に示す横方向への相反作用誘導穴12と連結させる。この構成で橋桁4からの伸縮をスライド板傾斜角7をもつ、スライド板6が拡縮し、スライド板保持枠及び浮き上がり防止治具11間のスライド板接動面10は、常に密接を保って車両の走路面には、隙間5は生じず走路面の面一化が可能となり走行性等の向上が図れる。
一対をなす、楔状スライド板接道面10にあっては、橋桁4から導入される伸縮によって図6に示す橋軸方向45度に傾斜し削孔した、横方向への相反作用誘導穴12によって、楔状スライド板6は左右に相反されてスライド板接道面10には、外力としては作用しない構造である。
従来から使用されている、一部の伸縮装置で課題とした走行性、振動、騒音、沓座環境の悪化などに対して、従来ほどの問題が軽減された構造となり、橋梁用伸縮装置として使用可能である。
1 遊間
2 橋台及び橋脚
3 橋桁(固定側)
4 橋桁(可動側)
5 隙間
6 スライド板
7 スライド板傾斜角
8 スライド板重心位置
9 スライド板変動域
10 スライド板接道面
11 スライド板保持枠及び浮き上がり防止治具
12 横方向への相反作用誘導穴
13 横方向への相反作用誘導棒
14 誘導棒及びアンカー
15 櫛形伸縮装置のフェースプレート
16 摩擦低減用削孔ヵ所
17 フェースプレートの橋軸方向伸縮
18 伸縮装置の取付舗装

Claims (2)

  1. 橋桁の継目には、従来から使用されている櫛形伸縮装置を用いて台座とし、その上部には橋軸に直交する方向に、硬質ゴムを使用し、傾斜角をもった一対の楔状のスライド板を配置して自在に拡縮させ、走路面にできる隙間をなくした構造を特徴とする橋梁用伸縮装置。
  2. 継手部を通過する車両の輪荷重は、従来から使用されている櫛形伸縮装置を台座として支持させると共に、課題とした走行性、振動、騒音などを低減するため、上層には弾性復元力があり吸音、吸収性に優れた硬質ゴムを用いたことを特徴とする橋梁用伸縮装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108277713A (zh) * 2018-01-25 2018-07-13 梁海平 用于公路延伸的路基铺设结构及施工方法

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