JP2016132186A - 画像形成装置、画像形成処理方法及び画像形成処理プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成処理方法及び画像形成処理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2016132186A
JP2016132186A JP2015008773A JP2015008773A JP2016132186A JP 2016132186 A JP2016132186 A JP 2016132186A JP 2015008773 A JP2015008773 A JP 2015008773A JP 2015008773 A JP2015008773 A JP 2015008773A JP 2016132186 A JP2016132186 A JP 2016132186A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
setting information
main body
unit
device setting
operation unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015008773A
Other languages
English (en)
Inventor
正隆 山崎
Masataka Yamazaki
正隆 山崎
伸明 富所
Nobuaki Tomidokoro
伸明 富所
井上 拓也
Takuya Inoue
拓也 井上
悟 井口
Satoru Iguchi
悟 井口
尚久 式田
Naohisa Shikida
尚久 式田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2015008773A priority Critical patent/JP2016132186A/ja
Publication of JP2016132186A publication Critical patent/JP2016132186A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

【課題】機器間の情報の複製を短時間で可能とする。
【解決手段】まず、MFP1の本体10及び操作部20の機器設定情報を、それぞれ可搬性記憶媒体にバックアップ処理する。次に、可搬性記憶媒体に記憶されている複製元のMFP1の本体10の機器設定情報を読み出し、複製先となるMFP1の本体10にリストア処理する。また、可搬性記憶媒体に記憶されている複製元のMFP1の操作部20の機器設定情報を読み出し、複製先となるMFP1の操作部20に転送し、リストア処理する。これにより、複製元のMFP1に記憶されている本体10及び操作部20の機器設定情報を記憶させた可搬性記憶媒体を、複製先となるMFP1に装着するだけで、複製先となるMFP1の本体10及び操作部20に対するリストア処理を、一度に完了させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置、画像形成処理方法及び画像形成処理プログラムに関する。
今日において、複合機(MFP:Multifunction Peripheral)又はレーザプリンタ装置(LP)に保存されている各種の機器設定情報を、他の機器に複製する作業が必要となる場合がある。機器設定情報は、ユーザが機器に設けられている操作パネルを介して設定及び変更が可能な情報である。一例として、機器設定情報には、ユーザが機器上で使用頻度が高いプログラムを登録した「プログラム情報」が含まれる。また、機器設定情報には、使用頻度が高いファクシミリの送信先を登録した「FAX宛先リスト情報」及び機器起動時における各設定モードの選択値を登録した「起動デフォルト値情報」等が含まれる。
ここで、例えば旧機種から新機種への入れ替え時等のように、MFP又はLP等の新たな機器を設置する場合、旧機種の機器に設定及び保存されている機器設定情報を、旧機種の機器から読み出し(バックアップ)、新機種の機器に書き込む(リストア)作業を行う。しかし、設置する新機種の機器が多数であり、このようなバックアップ及びリストアを行う複製作業を、サービスマンが手動で行うと、設置作業時間が長時間となり、また、作業にオペレートミスが発生し易くなるため、好ましいことではない。
特許文献1(特開2007−128493号公報)には、機器設定情報をサービスマンが手動で入力する作業を回避することを目的として、機器設定情報を可搬性記憶媒体にバックアップする手法が開示されている。
しかし、機器本体と、機器本体を操作する操作部とが物理的に異なる機器として存在し、機器本体の機器設定情報は、機器本体側の記憶部に保存されており、操作部の機器設定情報は、操作部側の記憶部に保存されている場合がある。このように、機器本体側の機器設定情報の保存先と、操作部側の機器設定情報の保存先とが異なる場合、機器本体側及び操作部側で、別々に機器設定情報の複製作業を行う必要がある。
このため、機器本体及び操作部で構成される装置における機器設定情報の複製作業を一度に完了させることは困難であった。特許文献1に開示されている手法も、同じ問題がある。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、複数の機器で構成される装置のそれぞれの機器の設定情報を一度に複製可能とする画像形成装置、画像形成処理方法及び画像形成処理プログラムの提供を目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る画像形成装置は、記憶媒体を備える第1の機器と、第1の機器と独立して制御される第2の機器とを有する画像形成装置であって、第1の機器から取得された機器設定情報を記憶媒体に書き込む第1の書き込み制御部と、第2の機器の機器設定情報を取得して第1の機器に転送する第1の転送部と、を備え、第1の書き込み制御部は、転送された第2の機器の機器設定情報を記憶媒体に書き込むことを特徴とする。
本発明によれば、複数の機器で構成される装置のそれぞれの機器の設定情報を一度に複製できるという効果を奏する。
図1は、第1の実施の形態となるMFPのハードウェア構成図である。 図2は、第1の実施の形態のMFPのソフトウェア構成の一例を示す図である。 図3は、第1の実施の形態のMFPの本体の機能ブロック図である。 図4は、第1の実施の形態のMFPの操作部の機能ブロック図である。 図5は、第1の実施の形態のMFPのバックアップ処理の流れを示すフローチャートである。 図6は、第1の実施の形態のMFPのリストア処理の流れを示すフローチャートである。 図7は、第2の実施の形態のMFPのバックアップ処理の流れを示すフローチャートである。 図8は、第3の実施の形態のMFPの本体の機能ブロック図である。 図9は、第3の実施の形態のMFPのバックアップ処理の流れを示すフローチャートである。 図10は、第3の実施の形態のMFPのリストア処理の流れを示すフローチャートである。
以下、一例として、本発明を適用した実施の形態となる複合機(MFP:Multifunction Peripheral)の説明をする。
(第1の実施の形態)
まず、図1に、第1の実施の形態となるMFP1のハードウェア構成図を示す。MFP1は、画像形成装置の一例である。MFP1は、図1に示すようコピー機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能等の各種の機能を備えた本体10と、ユーザの操作に応じた入力を受け付ける操作部20とを備える。本体10は、第1の機器の一例である。操作部20は、第2の機器の一例である。本体10と操作部20は、専用の通信路30を介して相互に通信可能に接続されている。通信路30は、例えばUSB(Universal Serial Bus)規格のものを用いることもできるが、有線か無線かを問わず任意の規格のものであってよい。また、本体10は、コピー機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能等の画像生成機能のうち、一つの機能を有していてもよいし又は複数の機能を有していてもよい。
操作部20は、単体の装置として機能可能であり、MFP1の本体10に対して装着及び取り外しが可能となっている。すなわち、操作部20は、例えば本体10の操作パネルが配置される位置等の所定の位置に、装着可能となっていると共に、本体10の所定の位置から取り外し可能(分離可能)となっている。操作部20は、本体10から取り外されると、本体10との間で、例えばBluetooth(登録商標)、ダイレクトワイファイ(登録商標)又は赤外線通信等の無線通信を行い、MFP1の操作部として機能する。
本体10は、操作部20から受信した入力に応じた動作を行う。また、本体10は、クライアントPC(パーソナルコンピュータ)等の外部装置とも通信可能であり、外部装置から受信した指示に応じた動作も行う。
次に、本体10のハードウェア構成について説明する。図1に示すように、本体10は、CPU11と、ROM12と、RAM13と、HDD(ハードディスクドライブ)14とを備える。また、本体10は、通信I/F(インタフェース)15と、接続I/F16と、エンジン部17と、リーダライタ部19を備える。各部11〜17、19は、システムバス18を介して相互に接続されている。
HDD14には、後述する機器設定情報の複製を行うための本体10用の情報処理プログラムが記憶されている。すなわち、HDD14には、後述する機器設定情報の複製用記憶処理(バックアップ処理)及び複製書き込み処理(リストア処理)を行うための本体10用の情報処理プログラムが記憶されている。CPU11は、本体10の動作を統括的に制御する。CPU11は、RAM13をワークエリア(作業領域)としてROM12又はHDD14等に格納されたプログラムを実行する。これにより、CPU11は、本体10全体の動作を制御し、上述したコピー機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能などの各種機能を実現すると共に、後述する機器設定情報の複製制御を行う。
通信I/F15は、有線通信機能及び無線通信機能を備えている。通信I/F15は、ネットワーク40上のクライアントPC(パーソナルコンピュータ装置)との間で有線通信を行う。また、通信I/F15は、本体10から取り外された操作部20との間で無線通信を行う。接続I/F16は、通信路30を介して操作部20と通信するためのインタフェースである。操作部20が本体10に装着されているときには、接続I/F16及び有線通信路である通信路30を介して、操作部20と本体10との間の通信が行われる。操作部20が本体10から取り外されているときには、通信I/F15を介して、操作部20と本体10との間の通信が行われる。
エンジン部17は、コピー機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能及びプリンタ機能を実現させるための、汎用的な情報処理及び通信以外の処理を行うハードウェアである。エンジン部17は、例えば原稿の画像をスキャンして読み取るスキャナ(画像読取部)、用紙等のシート材への印刷を行うプロッタ(画像生成部)、ファクシミリ通信を行うファクシミリ通信部などを備えている。さらに、印刷済みシート材を仕分けるフィニッシャ及び原稿を自動給送するADF(自動原稿給送装置)のような特定のオプションを備えることもできる。リーダライタ部19は、機器設定情報の複製時において、例えばSDカード(登録商標)等の可搬性記憶媒体に機器設定情報を書き込み、また、書き込んだ機器設定情報を読み出す。可搬性記憶媒体は、記憶媒体の一例である。
次に、操作部20のハードウェア構成について説明する。図1に示すように、操作部20は、CPU21と、ROM22と、RAM23と、フラッシュメモリ24と、通信I/F25と、接続I/F26と、操作パネル27とを備え、これらがシステムバス28を介して相互に接続されている。
ROM22には、後述する機器設定情報の複製を行うための操作部20用の情報処理プログラムが記憶されている。すなわち、ROM22には、後述する機器設定情報の複製用記憶処理(バックアップ処理)及び複製書き込み処理(リストア処理)を行うための本体10用の情報処理プログラムが記憶されている。CPU21は、操作部20の動作を統括的に制御する。CPU21は、RAM23をワークエリア(作業領域)としてROM22又はフラッシュメモリ24等に格納されたプログラムを実行することで、操作部20全体の動作を制御する。そして、CPU21は、ユーザから受け付けた入力に応じた情報(画像)の表示などの後述する各種機能を実現すると共に、後述する機器設定情報の複製制御を行う。
通信I/F25は、例えばネットワーク40上のサーバ装置と通信するためのインタフェースである。操作部20が本体10から取り外されている間は、通信部I/F25を介して、本体10との間で無線通信を行う。接続I/F26は、通信路30を介して本体10と通信するためのインタフェースである。操作部20が本体10に装着されている間は、接続I/F26及び通信路30を介して本体10との間で有線通信を行う。
操作パネル27は、タッチセンサを備えた液晶表示装置(LCD)で構成される。操作パネル27は、は、ユーザの操作に応じた各種の入力を受け付けると共に、例えば受け付けた入力に応じた情報、MFP1の動作状況を示す情報、設定状態を示す情報等の各種の情報を表示する。なお、操作パネル27は、タッチセンサを備えた有機EL表示装置で構成されてもよい。さらに、ハードウェアキー等の操作部やランプ等の表示部を設けてもよい。
次に、図2に、MFP1のソフトウェア構成の一例を示す。図2に示すように、本体10は、アプリ層101と、サービス層102と、OS層103とを有する。アプリ層101、サービス層102及びOS層103の実体は、ROM12又はHDD14等に格納されている各種ソフトウェアである。CPU11が、これらのソフトウェアを実行することにより、各種の機能が提供される。
アプリ層101のソフトウェアは、ハードウェア資源を動作させて所定の機能を提供するためのアプリケーションソフトウェア(以下の説明では、単に「アプリ」と称する場合がある)である。例えばアプリとしては、コピー機能を提供するためのコピーアプリ、スキャナ機能を提供するためのスキャナアプリ、ファクシミリ機能を提供するためのファクシミリアプリ、プリンタ機能を提供するためのプリンタアプリ等が挙げられる。また、これらのアプリの他、機器設定情報の複製を行うための本体10用の画像形成処理プログラム等が挙げられる。
サービス層102のソフトウェアは、アプリ層101とOS層103との間に介在し、アプリに対し、本体10が備えるハードウェア資源を利用するためのインタフェースを提供するソフトウェアである。具体的には、ハードウェア資源に対する動作要求の受け付け、動作要求の調停を行う機能を提供するためのソフトウェアである。サービス層102が受け付ける動作要求としては、スキャナによる読み取り及びプロッタによる印刷等の要求がある。
なお、サービス層102によるインタフェースの機能は、本体10のアプリ層101だけではなく、操作部20のアプリ層201に対しても提供される。すなわち、操作部20のアプリ層201(アプリ)も、サービス層102のインタフェース機能を介して、本体10のハードウェア資源(例えばエンジン部17)を利用した機能を実現することができる。
OS層103のソフトウェアは、本体10が備えるハードウェアを制御する基本機能を提供するための基本ソフトウェア(オペレーティングシステム)である。サービス層102のソフトウェアは、各種アプリからのハードウェア資源の利用要求を、OS層103が解釈可能なコマンドに変換してOS層103に渡す。そして、OS層103のソフトウェアによりコマンドが実行されることで、ハードウェア資源は、アプリの要求に従った動作を行う。
同様に、操作部20は、アプリ層201と、サービス層202と、OS層203とを有する。操作部20が備えるアプリ層201、サービス層202及びOS層203も、階層構造については本体10側と同様である。ただし、アプリ層201のアプリにより提供される機能及びサービス層202が受け付け可能な動作要求の種類は、本体10側とは異なる。アプリ層201のアプリは、操作部20が備えるハードウェア資源を動作させて所定の機能を提供するためのソフトウェアである。主には、本体10が備える機能(コピー機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能)に関する操作及び表示を行うためのUI(ユーザインタフェース)の機能を提供するためのソフトウェアである。また、アプリ層201のアプリは、機器設定情報の複製を行うための操作部20用の画像形成処理プログラムである。
なお、実施の形態の例では、機能の独立性を保つために、本体10側のOS層103のソフトウェアと操作部20側のOS層203のソフトウェアが互いに異なる。つまり、本体10と操作部20は、別々のオペレーティングシステムで互いに独立して動作する。一例として、本体10側のOS層103のソフトウェアとしてLinux(登録商標)が用いられ、操作部20側のOS層203のソフトウェアとしてAndroid(登録商標)が用いられている。
本体10及び操作部20を別々のオペレーティングシステムで動作させることで、本体10と操作部20との間の通信は、共通の装置内のプロセス間通信ではなく、異なる装置間の通信として行われる。操作部20が受け付けた入力(ユーザからの指示内容)を本体10へ伝達する動作(コマンド通信)及び本体10が操作部20へイベントを通知する動作などがこれに該当する。ここでは、操作部20が本体10へコマンド通信を行うことにより、本体10の機能を使用することができる。また、本体10から操作部20に通知するイベントとしては、本体10における動作の実行状況及び本体10側で設定された内容等がある。
また、一例として、操作部20に対する電力供給は、本体10から通信路30を介して行われている。このため、操作部20の電源制御を、本体10の電源制御とは別に(独立して)行うことができる。
なお、この例では、本体10と操作部20は、通信路30を介して電気的かつ物理的に接続されている。操作部20は、通信路30を介して本体10から供給された電力を二次電池に蓄電する。そして、操作部20は、本体10から取り外された状態において、二次電池に蓄電された電力を用いて動作して本体10と通信を行う。
次に、図3に、CPU11が本体10用の情報処理プログラムを実行することで実現される各機能の機能ブロック図を示す。この図3に示すように、CPU11は、本体10用の情報処理プログラムを実行することで、第1の通信制御部51、第1の記憶制御部52、リーダライタ制御部53及び第1の再起動処理部54として機能する。第1の記憶制御部52及びリーダライタ制御部53は、第1の書き込み制御部及び第1の設定部の一例である。また、第1の通信制御部51は、第2の転送部の一例である。
第1の通信制御部51は、操作部20が本体10に装着されている場合、接続I/F16を制御して操作部20との間の有線的な通信を制御する。また、第1の通信制御部51は、操作部20が本体10から取り外されている場合、通信I/F15を制御して操作部20との間の無線通信を制御する。
第1の記憶制御部52は、設定機器情報の複製時において、可搬性記憶媒体から読み出された機器設定情報を、RAM13又はHDD14等の記憶部に記憶して複製する。リーダライタ制御部53は、リーダライタ部19に装着された可搬性記憶媒体に対して機器設定情報を書き込む。リーダライタ制御部53は、リーダライタ部19に装着された可搬性記憶媒体に記憶されている機器設定情報を読み込む。第1の再起動処理部54は、機器設定情報の複製が完了した際に、本体10を再起動処理(リブート)する。
なお、この例では、第1の通信制御部51〜第1の再起動処理部54は、ソフトウェアで実現することとして説明を進めるが、第1の通信制御部51〜第1の再起動処理部54のうち、全部又は一部をハードウェアで実現してもよい。
また、本体用の情報処理プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)等のコンピュータ装置で読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。また、本体用の情報処理プログラムは、CD−R、DVD、ブルーレイディスク(登録商標)、半導体メモリ等のコンピュータ装置で読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。DVDは、「Digital Versatile Disk」の略記である。また、本体用の情報処理プログラムを、インターネット等のネットワーク経由で提供してもよい。また、MFP1は、本体10用の情報処理プログラムを、ネットワークを介してダウンロードし、本体10又は操作部20にインストールして実行してもよい。また、本体用の情報処理プログラムを、機器内のROM等に予め組み込んで提供してもよい。
次に、図4に、CPU21が操作部20用の情報処理プログラムを実行することで実現される各機能の機能ブロック図を示す。この図4に示すように、CPU21は、操作部20用の情報処理プログラムを実行することで、入力処理部61、第2の記憶制御部62、第2の通信制御部63及び第2の再起動処理部64として機能する。第2の記憶制御部62及び第2の通信制御部63は、第1の転送部の一例である。また、第2の記憶制御部62は、第2の設定部の一例である。
入力処理部61は、機器設定情報の複製を指定するユーザの入力操作の処理を行う。第2の通信制御部63は、本体10との間における、複製の開始指示及び操作部20側の機器設定情報等の通信を制御する。第2の記憶制御部62は、ROM22、RAM23又はフラッシュメモリ24に記憶されている操作部20側の機器設定情報の読み出しを制御する。また、第2の記憶制御部62は、ROM22,RAM23又はフラッシュメモリ24に対する、複製された機器設定情報の書き込みを制御する。
第2の通信制御部63は、操作部20が本体10に装着されている場合、接続I/F26を制御して本体10との間の有線的な通信を制御する。また、第2の通信制御部63は、操作部20が本体10から取り外されている場合、通信I/F25を制御して本体10との間の無線通信を制御する。第2の再起動処理部64は、機器設定情報の複製が完了した際に、操作部20を再起動(リブート)する。
なお、この例では、入力処理部61〜第2の再起動処理部64は、ソフトウェアで実現することとして説明を進めるが、入力処理部61〜第2の再起動処理部64のうち、全部又は一部をハードウェアで実現してもよい。
また、操作部用の情報処理プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)等のコンピュータ装置で読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。また、操作部用の情報処理プログラムは、CD−R、DVD、ブルーレイディスク(登録商標)、半導体メモリ等のコンピュータ装置で読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。DVDは、「Digital Versatile Disk」の略記である。また、操作部用の情報処理プログラムを、インターネット等のネットワーク経由で提供してもよい。また、MFP1は、操作部用の情報処理プログラムを、ネットワークを介してダウンロードし、本体10又は操作部20にインストールして実行してもよい。また、操作部用の情報処理プログラムを、機器内のROM等に予め組み込んで提供してもよい。
また、通信I/F15、通信I/F25、接続I/F16、接続I/F26、第1の通信制御部51及び第2の通信制御部63は、通信部の一例である。
次に、第1の実施の形態のMFP1における機器設定情報の複製動作を説明する。まず、図5は、機器設定情報のバックアップ処理の流れを示すフローチャートである。この図5のフローチャートのステップS1〜ステップS6及びステップS10の各処理は、CPU11がHDD14に記憶されている操作部用の情報処理プログラムに従って動作することで実行される処理である。また、図5のフローチャートのステップS7〜ステップS9は、操作部20のCPU21が、操作部用の情報処理プログラムに従って動作することで実行される処理である。
ユーザは、例えば旧機種となるMFPの各種設定を示す機器設定情報を、新機種のMFP1に複製する場合、SDカード(登録商標)等の可搬性記憶媒体をリーダライタ部19に装着する。図5のフローチャートのステップS1では、リーダライタ制御部53が、リーダライタ部19に対する可搬性記憶媒体の装着を検出する。これにより、処理がステップS2に進む。
次に、ユーザは、操作部20の操作パネル27に表示されているバックアップ開始ボタンを操作して、機器設定情報のバックアップを指定する。操作部20の入力処理部61は、機器設定情報のバックアップを指定する入力操作情報を生成し、第2の通信制御部63に供給する。第2の通信制御部63は、機器設定情報のバックアップを指定する入力操作情報を、通信I/F25又は接続I/F26を介して、本体10に送信する。
図5のフローチャートのステップS2では、本体10の第1の通信制御部51が、操作部20からの入力操作情報を受信することで、機器設定情報のバックアップの指定を認識する。機器設定情報のバックアップの指定を認識すると、第1の記憶制御部52は、ステップS3及びステップS4において、各アプリケーションの機器設定情報を記憶部から読み込む。すなわち、第1の記憶制御部52は、例えば第1のアプリケーションAP1及び第2のアプリケーションAP2等の各アプリケーションの機器設定情報を、ROM12、RAM13又はHDD14等の記憶部から読み込む。そして、リーダライタ制御部53が、装着されている可搬性記憶媒体に対して、記憶部から読み出した各アプリケーションの機器設定情報を書き込む(ステップS5及びステップS6)。
次に、リーダライタ制御部53は、可搬性記憶媒体に対する機器設定情報の書き込みが完了すると、第1の通信制御部51に対して、書き込み完了通知を送信する。第1の通信制御部51は、書き込み完了通知を受信すると、操作部20に対して、機器設定情報のバックアップの開始を指定する開始指定情報を送信する。操作部20の第2の通信制御部63は、開始指定情報を受信して第2の記憶制御部62に転送する。第2の記憶制御部62は、開始指定情報が転送されると、ステップS7及びステップS8において、各アプリケーションの機器設定情報を記憶部から読み込む。すなわち、第2の記憶制御部62は、例えば第3のアプリケーションAP3及び第4のアプリケーションAP4等の各アプリケーションの機器設定情報を、ROM22、RAM23又はフラッシュメモリ24等の記憶部から読み込む。そして、第2の通信制御部63が、読み込まれた機器設定情報を、操作部20に送信する(ステップS9)。
次に、本体10の第1の通信制御部51は、操作部20からの機器設定情報を受信し、リーダライタ制御部53に転送する。リーダライタ制御部53は、ステップS10において、操作部20の機器設定情報を、可搬性記憶媒体に書き込み、図5のフローチャートの処理を終了する。これにより、可搬性記憶媒体には、本体10側の機器設定情報及び操作部20側の機器設定情報の両方が書き込まれたことになる。
次に、第1の実施の形態のMFP1の場合、このように本体10側及び操作部20側の機器設定情報が書き込まれた可搬性記憶媒体を、他の機器に装着して、本体10側及び操作部20側の機器設定情報のリストア処理を行う。すなわち、第1の実施の形態のMFP1は、例えば旧機種のMFP1の本体10側及び操作部20側の機器設定情報が書き込まれた可搬性記憶媒体を、新機種のMFP1に装着して、本体10側及び操作部20側の機器設定情報のリストア処理を行う。
図6は、このようなリストア処理の流れを示すフローチャートである。この図6のフローチャートのステップS11〜ステップS17及びステップS23の各処理は、CPU11がHDD14に記憶されている操作部用の情報処理プログラムに従って動作することで実行される処理である。また、図6のフローチャートのステップS18〜ステップS22は、操作部20のCPU21が、操作部用の情報処理プログラムに従って動作することで実行される処理である。
上述のバックアップ処理で説明したように、可搬性記憶媒体には、例えば旧機種となるMFPの本体10及び操作部20の両方の機器設定情報が記憶される。ユーザは、機器設定情報が記憶された可搬性記憶媒体を、新機種のMFP1の本体10のリーダライタ部19に装着する。図6のフローチャートのステップS11では、リーダライタ制御部53が、リーダライタ部19に対する可搬性記憶媒体の装着を検出する。これにより、処理がステップS12に進む。
次に、ユーザは、操作部20の操作パネル27に表示されているリストア開始ボタンを操作して、機器設定情報のリストアを指定する。操作部20の入力処理部61は、機器設定情報のリストアを指定する入力操作情報を生成し、第2の通信制御部63に供給する。第2の通信制御部63は、機器設定情報のリストアを指定する入力操作情報を、通信I/F25又は接続I/F26を介して、本体10に送信する。
図6のフローチャートのステップS12では、本体10の第1の通信制御部51が、操作部20からの入力操作情報を受信することで、機器設定情報のリストアの指定を認識する。機器設定情報のリストアの指定を認識すると、リーダライタ制御部53は、ステップS13及びステップS14において、本体10側のアプリケーションの機器設定情報を、可搬性記憶媒体から読み込む。すなわち、リーダライタ制御部53は、例えば第1のアプリケーションAP1及び第2のアプリケーションAP2等の、本体10側のアプリケーションの機器設定情報を可搬性記憶媒体から読み込む。そして、第1の記憶制御部52が、可搬性記憶媒体から読み込まれた本体10側のアプリケーションの機器設定情報を、ROM12、RAM13又はHDD14等の本体10側の記憶部に記憶する(ステップS15及びステップS16)。これにより、本体10側に対する機器設定情報のリストアが完了する。
次に、ステップS17において、リーダライタ制御部53が、例えば第3のアプリケーションAP3及び第4のアプリケーションAP4等の、操作部20側のアプリケーションの機器設定情報を可搬性記憶媒体から読み込む。そして、第1の通信制御部51が、可搬性記憶媒体から読み込んだ機器設定情報を、操作部20側に送信する。
次に、操作部20側において、可搬性記憶媒体から読み込んだ機器設定情報が受信されると、第1の通信制御部51が、受信した機器設定情報を、対応する各アプリケーションに通知する(ステップS18)。第3のアプリケーションAP3及び第4のアプリケーションAP4等の、操作部20側のアプリケーションは、通知された機器設定情報をROM22、RAM23又はフラッシュメモリ24等の記憶部に書き込む(ステップS19及びステップS20)。これにより、本体10側に装着された可搬性記憶媒体から読み込まれた操作部20側の機器設定情報の、操作部20側に対するリストアが完了する。
次に、操作部20側の第2の再起動処理部64は、ステップS21において、操作部20の再起動処理(リブート)を行う。操作部20の再起動が完了すると、第1の通信制御部51が、本体10に対して、再起動の完了通知を行う(ステップS22)。
次に、本体10の第1の通信制御部51は、操作部20から受信した再起動の完了通知を、本体10側の第1の再起動処理部54に転送する。本体10側の第1の再起動処理部54は、操作部20の再起動の完了通知を受信すると、ステップS23において、本体10の再起動処理(リブート)を行う。これにより、本体10及び操作部20が、旧機種のMFP1から複製された機器設定情報に従って動作可能となる。
以上の説明から明らかなように、第1の実施の形態のMFP1は、本体10と操作部20等のように、複数の機器を備える複製元となる装置における、各機器の機器設定情報を、それぞれ可搬性記憶媒体にバックアップ処理する。具体的には、MFP1の本体10及び操作部20の機器設定情報を、それぞれ可搬性記憶媒体にバックアップ処理する。
次に、各機器の機器設定情報が記憶された可搬性記憶媒体を、複数の機器を備える複製先となる装置に装着し、可搬性記憶媒体に記憶されている各機器の機器設定情報を読み出す。そして、読み出した複製元の各機器の機器設定情報を、複製先となる装置の各機器にリストア処理する。具体的には、可搬性記憶媒体に記憶されている複製元のMFP1の本体10の機器設定情報を読み出し、複製先となるMFP1の本体10にリストア処理する。また、可搬性記憶媒体に記憶されている複製元のMFP1の操作部20の機器設定情報を読み出し、複製先となるMFP1の操作部20に転送し、リストア処理する。
これにより、複製元となる装置に記憶されている各機器の機器設定情報を記憶させた可搬性記憶媒体を、複製先となる装置に装着するだけで、複製先となる装置の複数の機器に対するリストア処理を、一度に完了させることができる。このため、短時間で機器間の情報の複製を可能とすることができる。換言すると、複数の機器で構成される装置のそれぞれの機器の設定情報を一度に複製できる。
また、複製元の装置の機器設定情報をバックアップ処理した可搬性記憶媒体を、複製先となる装置に装着する。そして、複製先となる装置において、可搬性記憶媒体に記憶されている機器設定情報を読み出して、リストア処理する。これにより、言わばコピーアンドペーストのかたちで複製を完了させることができ、機器設定情報の複製ミスを防止できる。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態となるMFP1の説明をする。第1の実施の形態のMFP1の場合、バックアップ時において、操作部20の機器設定情報を本体10に転送し、本体10側において、操作部20から転送された操作部20の機器設定情報を可搬性記憶媒体に記憶した。これに対して、第2の実施の形態のMFP1は、バックアップ時において、操作部20の機器設定情報を本体10側のHDD14の指定した領域に書き込ませる。そして、HDD14に書き込まれた操作部20の機器設定情報を読み出して、可搬性記憶媒体に記憶するものである。
図7のフローチャートに、第2の実施の形態のMFP1のバックアップ時における処理の流れを示す。図7のフローチャートのステップS1〜ステップS6の処理は、上述の図5のフローチャートのステップS1〜ステップS6の処理の流れと同じである。詳しくは、図5のフローチャートのステップS1〜ステップS6の説明を参照されたい。
図7のフローチャートにおいて、ステップS1〜ステップS6の処理で、本体10の各アプリケーションの機器設定情報を可搬性記憶媒体に書き込むと、ステップS71に処理が進む。ステップS71では、本体10の第1の通信制御部51が、本体10側のHDD14の、操作部20の機器設定情報の書き込みを行う領域を、操作部20に通知(領域指定通知)する。すなわち、操作部20の機器設定情報を書き込むための、本体10側のHDD14の記憶領域を、本体10から操作部20に指定する。
操作部20の第2の通信制御部63は、領域指定通知を受信すると、第2の記憶制御部62に転送する。第2の記憶制御部62は、領域指定通知を受信すると、ROM22、RAM23又はフラッシュメモリ24等の記憶部に記憶されている操作部20側の各アプリケーションAP3及びAP4の機器設定情報を読み出す(ステップS72及びステップS73)。そして、操作部20の第2の記憶制御部62は、記憶部から読み出された各アプリケーションの機器設定情報を、上述のように指定された、本体10側のHDD14の記憶領域に書き込み制御する(ステップS74及びステップS75)。第2の記憶制御部62は、第2の書き込み制御部の一例である。
次に、本体10側のHDD14の、指定された記憶領域に対する書き込み制御が完了すると、操作部20の第2の通信制御部63は、本体10に対してバックアップ完了通知を行う(ステップS76)。本体10の第1の通信制御部51は、受信したバックアップ完了通知を第1の記憶制御部52に転送する。第1の記憶制御部52は、バックアップ完了通知を受信すると、本体10のHDD14の指定領域に書き込まれた操作部20側の機器設定情報を読み出し、可搬性記憶媒体に書き込む(ステップS77)。
このように、第2の実施の形態のMFP1は、バックアップ時において、操作部20の機器設定情報を、本体10側のHDD14の指定した領域に書き込ませ、HDD14に書き込まれた操作部20の機器設定情報を読み出して、可搬性記憶媒体に記憶する。これにより、本体10と操作部20との間の通信量を軽減でき、複製処理の高速化を図ることができる他、上述の第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施の形態となるMFP1の説明をする。第2の実施の形態のMFP1の場合、本体10側のHDD14の記憶領域を指定して、操作部20側の機器設定情報を書き込ませるものであった。しかし、本体10側にHDD14が設けられていない場合もある。このため、第3の実施の形態では、本体10側にHDD14を有しているか否かを判別する。そして、本体10側にHDD14を有している場合は、操作部20側の機器設定情報をHDD14に書き込ませ、本体10側にHDD14を有していない場合は、操作部20側の機器設定情報をRAM13等の記憶部に書き込ませるものである。なお、HDD14は、第1の記憶形態の第1の記憶部の一例である。また、RAM13は、第1の記憶形態とは異なる第2の記憶形態の第2の記憶部の一例である。
図8は、第3の実施の形態のMFP1の本体10に設けられているCPU11が、HDD14に記憶されている本体用の情報処理プログラムに従って動作することで実現される機能の機能ブロック図である。第3の実施の形態のMFP1の場合、図8に示すように、上述の第1の通信制御部51〜第1の再起動処理部54と共に、HDD判別部55を有している。HDD判別部55は、第1の判別部の一例である。
図9のフローチャートに、第3の実施の形態のMFP1のバックアップ時における処理の流れを示す。図9のフローチャートのステップS1〜ステップS6の処理は、上述の図5のフローチャートのステップS1〜ステップS6の処理の流れと同じである。詳しくは、図5のフローチャートのステップS1〜ステップS6の説明を参照されたい。
図9のフローチャートにおいて、ステップS1〜ステップS6の処理で、本体10の各アプリケーションAP1及びAP2の機器設定情報を可搬性記憶媒体に書き込むと、ステップS31に処理が進む。ステップS31では、本体10のHDD判別部55が、本体10側にHDD14が設けられているか否かを判別する。HDD判別部55により、HDD14が設けられていると判別された場合、処理がステップS32に進む。HDD判別部55により、HDD14が設けられていないと判別された場合、処理がステップS37に進む。
HDD14が本体10に設けられていると判別されることで処理がステップS32に進むと、本体10の第1の通信制御部51が、本体10側のHDD14の、操作部20の機器設定情報の書き込みを行う領域を、操作部20に通知(領域指定通知)する。すなわち、操作部20の機器設定情報を書き込むための、本体10側のHDD14の記憶領域を、本体10から操作部20に指定する。
操作部20の第2の通信制御部63は、領域指定通知を受信すると、第2の記憶制御部62に転送する。第2の記憶制御部62は、領域指定通知を受信すると、ROM22、RAM23又はフラッシュメモリ24等の記憶部に記憶されている操作部20側の各アプリケーションAP3及びAP4の機器設定情報を読み出す(ステップS33及びステップS34)。そして、操作部20の第2の記憶制御部62は、記憶部から読み出された各アプリケーションの機器設定情報を、上述のように指定された、本体10側のHDD14の記憶領域に書き込み制御する(ステップS35及びステップS36)。
次に、本体10側のHDD14の、指定された記憶領域に対する書き込み制御が完了すると、操作部20の第2の通信制御部63は、ステップS42に処理を進め、本体10に対してバックアップ完了通知を行う。本体10の第1の通信制御部51は、バックアップ完了通知を受信し、HDD判別部55に転送する。HDD判別部55は、ステップS43において、本体10側にHDD14が設けられているか否かを、再度判別する。
HDD判別部55により、HDD14が設けられていないと判別された場合、処理が後述するステップS45に進む。これに対して、HDD判別部55により、HDD14が設けられていると判別された場合、処理がステップS44に進む。ステップS44では、第1の記憶制御部52が、本体10のHDD14の指定領域に書き込まれた操作部20側の機器設定情報を読み出し、可搬性記憶媒体に書き込む。
次に、上述のステップS31において、HDD14が本体10に設けられていないと判別されることで処理がステップS37に進むと、本体10の第1の通信制御部51は、操作部20に通知(領域指定通知)を行う。すなわち、本体10の第1の通信制御部51は、HDD14の代わりに本体10側のRAM13の、操作部20の機器設定情報の書き込みを行う領域を、操作部20に領域指定通知する。換言すると、本体10の第1の通信制御部51は、操作部20の機器設定情報を書き込むための、本体10側のRAM13の記憶領域を、本体10から操作部20に指定する。
操作部20の第2の通信制御部63は、領域指定通知を受信すると、第2の記憶制御部62に転送する。第2の記憶制御部62は、領域指定通知を受信すると、ROM22、RAM23又はフラッシュメモリ24等の記憶部に記憶されている操作部20側の各アプリケーションAP3及びAP4の機器設定情報を読み出す(ステップS38及びステップS39)。そして、操作部20の第2の記憶制御部62は、記憶部から読み出された各アプリケーションの機器設定情報を、上述のように指定された、本体10側のRAM13の記憶領域に書き込み制御する(ステップS40及びステップS41)。
次に、本体10側のRAM13の、指定された記憶領域に対する書き込み制御が完了すると、操作部20の第2の通信制御部63は、ステップS42に処理を進め、本体10に対してバックアップ完了通知を行う。本体10の第1の通信制御部51は、バックアップ完了通知を受信し、HDD判別部55に転送する。HDD判別部55は、ステップS43において、本体10側にHDD14が設けられているか否かを、再度判別する。
HDD判別部55により、HDD14が設けられていると判別された場合、処理がステップS44に進み、HDD14に書き込まれた操作部20の機器設定情報が、可搬性記憶媒体に書き込まれる。これに対して、HDD判別部55により、HDD14が設けられていないと判別された場合、処理がステップS45に進む。ステップS45では、第1の記憶制御部52が、本体10のRAM13の指定領域に書き込まれた操作部20側の機器設定情報を読み出し、可搬性記憶媒体に書き込む。
次に、図10のフローチャートに、第3の実施の形態のMFP1のリストア時における処理の流れを示す。図10のフローチャートのステップS11〜ステップS16の処理は、上述の図6のフローチャートのステップS11〜ステップS16の処理の流れと同じである。詳しくは、図6のフローチャートのステップS11〜ステップS16の説明を参照されたい。
図10のフローチャートのステップS11〜ステップS16の処理で、可搬性記憶媒体から読み込まれた本体10側のアプリケーションの機器設定情報が、本体10側の記憶部に記憶されると、本体10側の機器設定情報のリストア処理が完了する。これにより、処理がステップS51に進む。本体10側の記憶部は、例えば本体10側のROM12、RAM13又はHDD14等である。
ステップS51では、HDD判別部55が、本体10側にHDD14が設けられているか否かを判別する。HDD判別部55により、HDD14が設けられていると判別された場合、処理がステップS52に進み、第1の記憶制御部52が、可搬性記憶媒体に書き込まれている操作部20の機器設定情報を読み出し、HDD14の所定領域に書き込む。これにより、処理がステップS53に進む。ステップS53では、第1の通信制御部51が、操作部20の機器設定情報を書き込んだ、本体10側のHDD14の前記所定領域を、操作部20に通知する。
操作部20の第2の通信制御部63は、操作部20の機器設定情報が書き込まれた、本体10側のHDD14の前記所定領域を、操作部20の各アプリケーションAP3及びAP4に通知する(ステップS54)。各アプリケーションAP3及びAP4は、第2の記憶制御部62及び第2の通信制御部63を介して、HDD14の前記所定領域に書き込まれた操作部20の機器設定情報を読み込む(ステップS55及びステップS56)。そして、第2の記憶制御部62が、本体10のHDD14から読み込んだ操作部20の機器設定情報を、操作部20のROM22、RAM23又はフラッシュメモリ24等の記憶部にリストア処理する(ステップS57及びステップS58)。これにより、本体10側及び操作部20側のリストア処理が共に完了し、処理がステップS21に進む。第2の記憶制御部62及び第2の通信制御部63は、読み出し制御部の一例である。
ステップS21では、操作部20側の第2の再起動処理部64が、操作部20の再起動処理(リブート)を行う。操作部20の再起動が完了すると、第1の通信制御部51が、本体10に対して、再起動の完了通知を行う(ステップS22)。
次に、本体10の第1の通信制御部51は、操作部20から受信した再起動の完了通知を、本体10側の第1の再起動処理部54に転送する。本体10側の第1の再起動処理部54は、操作部20から再起動の完了通知を受信すると、ステップS23において、本体10の再起動処理(リブート)を行う。これにより、本体10及び操作部20が、旧機種のMFP1から複製された機器設定情報に従って動作可能となる。
一方、上述のステップS51において、HDD判別部55により、本体10側にHDD14が設けられていないと判別された場合、処理がステップS59に進む。ステップS59では、第1の記憶制御部52が、可搬性記憶媒体に書き込まれている操作部20の機器設定情報を読み出し、HDD14の代わりにRAM13の所定領域に書き込む。これにより、処理がステップS60に進む。ステップS60では、第1の通信制御部51が、操作部20の機器設定情報を書き込んだ、本体10側のRAM13の前記所定領域を、操作部20に通知する。
操作部20の第2の通信制御部63は、操作部20の機器設定情報が書き込まれた、本体10側のRAM13の前記所定領域を、操作部20の各アプリケーションAP3及びAP4に通知する(ステップS61)。各アプリケーションAP3及びAP4は、第2の記憶制御部62及び第2の通信制御部63を介して、本体10側のRAM13の前記所定領域に書き込まれた操作部20の機器設定情報を読み込む(ステップS62及びステップS63)。そして、第2の記憶制御部62が、本体10のRAM13から読み込んだ操作部20の機器設定情報を、操作部20のROM22、RAM23又はフラッシュメモリ24等の記憶部にリストア処理する(ステップS64及びステップS65)。これにより、本体10側及び操作部20側のリストア処理が共に完了し、処理がステップS21に進む。
ステップS21では、操作部20側の第2の再起動処理部64が、操作部20の再起動処理(リブート)を行う。操作部20の再起動が完了すると、第1の通信制御部51が、本体10に対して、再起動の完了通知を行う(ステップS22)。
次に、本体10の第1の通信制御部51は、操作部20から受信した再起動の完了通知を、本体10側の第1の再起動処理部54に転送する。本体10側の第1の再起動処理部54は、操作部20から再起動の完了通知を受信すると、ステップS23において、本体10の再起動処理(リブート)を行う。これにより、本体10及び操作部20が、旧機種のMFP1から複製された機器設定情報に従って動作可能となる。
このように、第3の実施の形態のMFP1は、本体10側にHDD14を有しているか否かを判別する。そして、本体10側にHDD14を有している場合は、操作部20側の機器設定情報をHDD14に書き込ませる。また、本体10側にHDD14を有していない場合は、操作部20側の機器設定情報をRAM13等の記憶部に書き込ませる。第3の実施の形態のMFP1は、HDD14の有無に応じて、このようなバックアップ処理及びリストア処理を行う。これにより、HDD14の有無という、本体10側の構成に対応して、バックアップ処理及びリストア処理を行うことができる。また、本体10と操作部20との間の通信量を軽減でき、複製処理の高速化を図ることができる他、上述の各実施の形態と同様の効果を得ることができる。
上述の各実施の形態は、例として提示したものであり、本発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な各実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことも可能である。各実施の形態及び各実施の形態の変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 複合機(MFP)
10 本体
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 HDD
15 通信I/F
16 接続I/F
17 エンジン部
18 システムバス
19 リーダライタ部
20 操作部
21 CPU
22 ROM
23 RAM
24 フラッシュメモリ
25 通信I/F
26 接続I/F
27 操作パネル
28 システムバス
30 通信路
40 ネットワーク
51 第1の通信制御部
52 第1の記憶制御部
53 リーダライタ制御部
54 第1の再起動処理部
61 入力処理部
62 第2の記憶制御部
63 第2の通信制御部
64 第2の再起動処理部
特開2007−128493号公報

Claims (9)

  1. 記憶媒体を備える第1の機器と、該第1の機器と独立して制御される第2の機器とを有する画像形成装置であって、
    前記第1の機器から取得された機器設定情報を前記記憶媒体に書き込む第1の書き込み制御部と、
    前記第2の機器の機器設定情報を取得して前記第1の機器に転送する第1の転送部と、を備え、
    前記第1の書き込み制御部は、転送された前記第2の機器の機器設定情報を前記記憶媒体に書き込むこと
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 前記記憶媒体から前記第1の機器の機器設定情報を読み出し、前記第1の機器に設定する第1の設定部と、
    前記記憶媒体から前記第2の機器の機器設定情報を読み出し、前記第2の機器に転送する第2の転送部と、
    転送された前記第2の機器の機器設定情報を、前記第2の機器に設定する第2の設定部と、をさらに備えること
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1の機器の記憶部の指定された領域に、前記第2の機器の機器設定情報を書き込み制御する第2の書き込み制御部を、さらに備え、
    前記第1の書き込み制御部は、前記第1の機器の機器設定情報が書き込まれた前記記憶媒体に対して、前記記憶部から読み出した前記第2の機器の機器設定情報を書き込むこと
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1の機器に設けられている記憶部が、第1の記憶形態の第1の記憶部であるか、又は前記第1の記憶形態とは異なる第2の記憶形態の第2の記憶部であるかを判別する第1の判別部と、
    前記第1の機器に設けられている記憶部が前記第1の記憶部であると判別された場合に、前記第1の記憶部の指定された領域に、前記第2の機器の機器設定情報を書き込み制御し、前記第1の機器に設けられている記憶部が前記第2の記憶部であると判別された場合に、前記第2の記憶部の指定された領域に、前記第2の機器の機器設定情報を書き込み制御する第2の書き込み制御部とを、さらに備えること
    を特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記第1の機器に設けられている記憶部が前記第1の記憶部であると判別された場合に、前記第1の記憶部の指定された領域から、前記第2の機器の機器設定情報を読み出し、前記第1の機器に設けられている記憶部が前記第2の記憶部であると判別された場合に、前記第2の記憶部の指定された領域から、前記第2の機器の機器設定情報を読み出し制御する読み出し制御部とを、さらに備え、
    前記第2の設定部は、前記第1の記憶部又は前記第2の記憶部から読み出された前記第2の機器の機器設定情報を前記第2の機器に設定すること
    を特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1の機器は、前記画像形成装置の本体であり、
    前記第2の機器は、前記画像形成装置の操作部であること
    を特徴とする請求項1から請求項5のうち、いずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記操作部は、前記本体に対して装着及び取り外し可能となっており、
    前記本体及び前記操作部は、前記本体に対する前記操作部の装着時及び取り外し時に、前記本体と前記操作部との間の通信を可能とする通信部をそれぞれ備えること
    を特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 記憶媒体を備える第1の機器と、該第1の機器と独立して制御される第2の機器とを有する画像形成装置の画像形成処理方法であって、
    第1の書き込み制御部が、前記第1の機器から取得された機器設定情報を前記記憶媒体に書き込む第1の書き込みステップと、
    第1の転送部が、前記第2の機器の機器設定情報を取得して前記第1の機器に転送する第1の転送ステップと、を備え、
    前記第1の書き込みステップは、転送された前記第2の機器の機器設定情報を前記記憶媒体に書き込むこと
    を特徴とする画像形成処理方法。
  9. コンピュータを、
    記憶媒体を備える第1の機器に対して独立して制御される第2の機器の機器設定情報を取得して前記第1の機器に転送する第1の転送部と、
    転送された前記第2の機器の機器設定情報、及び、前記第1の機器から取得された機器設定情報を、前記記憶媒体に書き込む第1の書き込み制御部として機能させること
    を特徴とする画像形成処理プログラム。
JP2015008773A 2015-01-20 2015-01-20 画像形成装置、画像形成処理方法及び画像形成処理プログラム Pending JP2016132186A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015008773A JP2016132186A (ja) 2015-01-20 2015-01-20 画像形成装置、画像形成処理方法及び画像形成処理プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015008773A JP2016132186A (ja) 2015-01-20 2015-01-20 画像形成装置、画像形成処理方法及び画像形成処理プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016132186A true JP2016132186A (ja) 2016-07-25

Family

ID=56425793

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015008773A Pending JP2016132186A (ja) 2015-01-20 2015-01-20 画像形成装置、画像形成処理方法及び画像形成処理プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016132186A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019160219A (ja) * 2018-03-16 2019-09-19 株式会社リコー 機器、情報処理方法及びプログラム
US10452457B2 (en) 2016-12-26 2019-10-22 Ricoh Company, Ltd. Electronic apparatus, method for adding function, and non-transitory recording medium

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10452457B2 (en) 2016-12-26 2019-10-22 Ricoh Company, Ltd. Electronic apparatus, method for adding function, and non-transitory recording medium
US10997003B2 (en) 2016-12-26 2021-05-04 Ricoh Company, Ltd. Electronic apparatus, method for adding function, and non-transitory recording medium
JP2019160219A (ja) * 2018-03-16 2019-09-19 株式会社リコー 機器、情報処理方法及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4128516B2 (ja) 画像形成装置、プログラム更新方法
US10394549B2 (en) Information processing apparatus, updating method, and recording medium
US10970023B2 (en) Printing system for directly transmitting a print job to printer when a server is unavailable and printer driver program
JP6351413B2 (ja) 画像形成装置およびその制御方法、並びにプログラム
KR20140139973A (ko) 하이버네이션 기능을 구비한 화상 형성장치 및 그 제어방법과, 기억매체
JP2012068831A (ja) 情報処理装置および該装置におけるプログラム更新方法
JP6627477B2 (ja) 外部機器、機器、情報処理システム、情報処理プログラム、機器連携方法、外部機器連携方法及び情報処理方法
JP2013236338A (ja) 画像処理装置、その制御方法およびプログラム。
JP5984326B2 (ja) 情報処理装置、プログラムの更新方法及びプログラム
JP6168013B2 (ja) 印刷装置 印刷システム プログラム
JP2016132186A (ja) 画像形成装置、画像形成処理方法及び画像形成処理プログラム
US9924064B2 (en) Information processing apparatus, method of controlling the same, and storage medium
JP2019016012A (ja) プリンタ装置及びプログラム
JP6485227B2 (ja) 画像形成装置、画像形成システム、画像形成方法およびプログラム
JP2008109574A (ja) 画像処理装置及びメンテナンスシステム
US10484571B2 (en) Multifunction device, reboot method, and non-transitory recording medium storing computer readable program
JP2017005286A (ja) 画像形成装置、画像形成遠隔操作システムおよび画像形成遠隔操作方法
JP6597405B2 (ja) 画像処理装置、画像形成システム、用紙情報管理方法及びプログラム
JP2021002755A (ja) 画像形成装置およびプログラム
JP2019144960A (ja) 更新管理サーバおよびプログラム
JP2014042149A (ja) 画像形成装置及びその制御方法、並びにプログラム
JP7395893B2 (ja) 機器及びプログラム
JP6953828B2 (ja) 情報処理装置及びプログラム
JP2017034614A (ja) 情報処理装置、連携制御方法、及びプログラム
EP3506098B1 (en) Image forming apparatus, control method thereof, and recording medium