JP2016132121A - バインダー - Google Patents
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Abstract
【課題】バインダーに、未整理の書類や名刺を一時的に収納するような機能を与える。
【解決手段】バインダー1は、表表紙12と裏表紙13と背表紙11からなる表紙を持ち、それらはシート材20で覆われている。表表紙12と、シート材20のうち表表紙12を覆う部分である表表紙部21との間の空間は、一時的に未整理の書類を収納するためのポケットとして機能する。
【選択図】図1
【解決手段】バインダー1は、表表紙12と裏表紙13と背表紙11からなる表紙を持ち、それらはシート材20で覆われている。表表紙12と、シート材20のうち表表紙12を覆う部分である表表紙部21との間の空間は、一時的に未整理の書類を収納するためのポケットとして機能する。
【選択図】図1
Description
本発明は、バインダーに関する。
ステーショナリーの分野でバインダーが広く普及している。
バインダーは、一般的には同じ形状、大きさの矩形である表表紙と裏表紙とを有しており、その表表紙と裏表紙との間に、紙、或いは樹脂製のシートであるシート片を、多くの場合は10枚以上、少なくとも複数枚重ね合わせてなる中身を綴じ込んだものとなっている。
中身と表表紙及び裏表紙の基端部分付近は互いに固定されており、表表紙、中身を構成する各シート片、及び裏表紙とのそれぞれは、互いに隣接するものに対して、その基端部分を軸として任意に回転できるようになっている。
バインダーの中身を構成するシート片は、1枚ものの紙或いはシートである場合もあるし、例えば袋状のものや、名刺を収納する複数のスペースを有するものなど多岐にわたる。ユーザは用途に応じて様々なバインダーを使い分け、例えば、書類や名刺の整理のためにバインダーを用いる。
バインダーは、一般的には同じ形状、大きさの矩形である表表紙と裏表紙とを有しており、その表表紙と裏表紙との間に、紙、或いは樹脂製のシートであるシート片を、多くの場合は10枚以上、少なくとも複数枚重ね合わせてなる中身を綴じ込んだものとなっている。
中身と表表紙及び裏表紙の基端部分付近は互いに固定されており、表表紙、中身を構成する各シート片、及び裏表紙とのそれぞれは、互いに隣接するものに対して、その基端部分を軸として任意に回転できるようになっている。
バインダーの中身を構成するシート片は、1枚ものの紙或いはシートである場合もあるし、例えば袋状のものや、名刺を収納する複数のスペースを有するものなど多岐にわたる。ユーザは用途に応じて様々なバインダーを使い分け、例えば、書類や名刺の整理のためにバインダーを用いる。
ところで、バインダーを使用する場面においては、未整理の書類や名刺を一時的に収納することができると便利なことが多い。したがってバインダー自体に、そのような機能を与えることができると便利である。
しかしながらバインダーに、未整理の書類や名刺を一時的に収納するような機能を有するようにしたものは存在しない。
本願は、バインダーに、未整理の書類や名刺を一時的に収納するような機能を与えることを目的とする。
本願は、バインダーに、未整理の書類や名刺を一時的に収納するような機能を与えることを目的とする。
上述の課題を解決するものとして、本願発明者は以下の発明を提案する。
本願発明は、その基端側で互いに接続されたともに矩形の表表紙と、裏表紙とを含む表紙を有するバインダーである。
そして、このバインダーの前記表表紙と前記裏表紙との少なくとも一方である特定表紙に、その周囲の一部が前記特定表紙の外面に固定され、その周囲の残部が前記特定表紙に固定されていない開放部とされている、前記特定表紙よりも薄いシートであるシート材が取付けられており、前記シート材と前記特定表紙との間の空間をポケットとして用いることができるようになっている。
本願発明における特定表紙は、表表紙と裏表紙の一方又は双方である。特定表紙の外面にはシート材が存在し、特定表紙の外面とシート材との間の空間をポケットとして利用することができるようになっている。
本願発明におけるバインダーは、表表紙と裏表紙の一方又は双方にポケットとして利用することのできる空間が存在するので、これには限られるものではないが、例えば未整理の書類を、その空間に一時的に収納することが可能である。
特に、バインダーの中身を構成するシート片がその内部に書類をファイリングする袋状のものである場合には、未整理の書類をポケットとして利用することのできる空間に一時的に収納できることの意義は大きい。
なお、シート材の周囲のうち一部は特定表紙の外面に固定され、残部は特定表紙の外面に固定されない開放部となるが、開放部は、少なくとも、ポケットとして利用される空間に入れられることが想定される書類等をそこから入れることができる程度の長さにする必要がある。また、シート材の形状、大きさは基本的に自由であるが、ポケットとして利用される空間に入れられることが想定されるその書類等のある程度の部分をそこに入れることができる程度の形状、大きさにするのが良い。
本願発明は、その基端側で互いに接続されたともに矩形の表表紙と、裏表紙とを含む表紙を有するバインダーである。
そして、このバインダーの前記表表紙と前記裏表紙との少なくとも一方である特定表紙に、その周囲の一部が前記特定表紙の外面に固定され、その周囲の残部が前記特定表紙に固定されていない開放部とされている、前記特定表紙よりも薄いシートであるシート材が取付けられており、前記シート材と前記特定表紙との間の空間をポケットとして用いることができるようになっている。
本願発明における特定表紙は、表表紙と裏表紙の一方又は双方である。特定表紙の外面にはシート材が存在し、特定表紙の外面とシート材との間の空間をポケットとして利用することができるようになっている。
本願発明におけるバインダーは、表表紙と裏表紙の一方又は双方にポケットとして利用することのできる空間が存在するので、これには限られるものではないが、例えば未整理の書類を、その空間に一時的に収納することが可能である。
特に、バインダーの中身を構成するシート片がその内部に書類をファイリングする袋状のものである場合には、未整理の書類をポケットとして利用することのできる空間に一時的に収納できることの意義は大きい。
なお、シート材の周囲のうち一部は特定表紙の外面に固定され、残部は特定表紙の外面に固定されない開放部となるが、開放部は、少なくとも、ポケットとして利用される空間に入れられることが想定される書類等をそこから入れることができる程度の長さにする必要がある。また、シート材の形状、大きさは基本的に自由であるが、ポケットとして利用される空間に入れられることが想定されるその書類等のある程度の部分をそこに入れることができる程度の形状、大きさにするのが良い。
シート材は、特定表紙となっている表表紙と裏表紙の外面の全面を覆うようになっていても良いし、そうでなくても良い。後者の場合、前記シート材から前記特定表紙の一部が露出するようになっている。
これは次のような効果を生じる。表紙は、多くの場合樹脂か紙でできている。そして、その表面に印刷乃至塗装を行うか、或いは樹脂の場合であれば多色成形を行わない限り、表紙は全体として同一の色彩となる。
他方、シート材から特定表紙の外面の一部が露出するのであれば、仮に表紙の全体が同一の色彩であるとともに、シート材もその全体が同一の色彩であったとしても、シート材の色彩を表紙の色彩と異ならせることにより、シート材がある部分と、シート材がなく特定表紙の外面が露出しているところで、ツートンカラーを形成することができる。これはコストをそれほど掛けずに、バインダーの意匠性を増すことに寄与する。また、この場合に、表紙に複数種類の色のバリエーションを準備しておき、またシート材に複数種類の色のバリエーションを準備しておけば、理論上、バインダーに、その積の数と同数の種類のカラーバリエーションを作ることができる。バインダーは、複数購入されることも多い商品であるから、コストをそれ程上げずにバインダーのカラーバリエーションを豊富にするということは、製造上の大きな利点となる。
なお、シート材は、不透明でも良いが、透明又は半透明とすることができる。シート材が透明又は半透明である場合には、有色でも無色でも構わない。シート材と特定表紙の外面との間は上述のようにポケットとして機能する。シート材を透明又は半透明とすることで、シート材を介してポケットの中に入れた書類等が見えるようになるのでユーザにとって便利である。また、シート材を透明又は半透明とするとともに、シート材から特定表紙の外面の一部が露出すると、特にポケットに書類等を挿入した場合には、露出するシート材の色彩、シート材を通して見る特定表紙の色、及びシート材を通して見る書類等の色の3種類の色が現れることになるので、視覚的な面白味が増す。
これは次のような効果を生じる。表紙は、多くの場合樹脂か紙でできている。そして、その表面に印刷乃至塗装を行うか、或いは樹脂の場合であれば多色成形を行わない限り、表紙は全体として同一の色彩となる。
他方、シート材から特定表紙の外面の一部が露出するのであれば、仮に表紙の全体が同一の色彩であるとともに、シート材もその全体が同一の色彩であったとしても、シート材の色彩を表紙の色彩と異ならせることにより、シート材がある部分と、シート材がなく特定表紙の外面が露出しているところで、ツートンカラーを形成することができる。これはコストをそれほど掛けずに、バインダーの意匠性を増すことに寄与する。また、この場合に、表紙に複数種類の色のバリエーションを準備しておき、またシート材に複数種類の色のバリエーションを準備しておけば、理論上、バインダーに、その積の数と同数の種類のカラーバリエーションを作ることができる。バインダーは、複数購入されることも多い商品であるから、コストをそれ程上げずにバインダーのカラーバリエーションを豊富にするということは、製造上の大きな利点となる。
なお、シート材は、不透明でも良いが、透明又は半透明とすることができる。シート材が透明又は半透明である場合には、有色でも無色でも構わない。シート材と特定表紙の外面との間は上述のようにポケットとして機能する。シート材を透明又は半透明とすることで、シート材を介してポケットの中に入れた書類等が見えるようになるのでユーザにとって便利である。また、シート材を透明又は半透明とするとともに、シート材から特定表紙の外面の一部が露出すると、特にポケットに書類等を挿入した場合には、露出するシート材の色彩、シート材を通して見る特定表紙の色、及びシート材を通して見る書類等の色の3種類の色が現れることになるので、視覚的な面白味が増す。
シート材から特定表紙の外面の一部が露出する場合の例として、以下のものを挙げることができる。
例えば、前記シート材から、前記特定表紙の上側の辺の全長を含む前記特定表紙の上方の所定の範囲が露出するようになっていても良い。上下のツートンカラーは、意匠的に優れたものとしやすい。この場合には、シート材の上側の一定範囲を開放部とすることもできる。そこからなら、書類等をポケットとしての空間に挿入しやすい。シート材から、特定表紙の上側の辺の全長を含む特定表紙の上方の所定の範囲が露出するようになっている場合においては、前記シート材の上方が前記表表紙の上方の辺と平行な直線状の辺となっていても良い。この場合には、前記シート材の上方の辺が、開放部となっていてもよい。
或いは、前記シート材から、前記特定表紙の先端の辺の全長を含む前記特定表紙の先端側の所定の範囲が露出するようになっていても良い。左右のツートンカラーは、意匠的に優れたものとしやすい。この場合には、シート材の上側の一定範囲を開放部とすることもできる。そこからなら、書類等をポケットとしての空間に挿入しやすい。シート材から、特定表紙の先端の辺の全長を含む特定表紙の先端側の所定の範囲が露出するようになっている場合には、 シート材の先端側が表表紙の先端の辺と平行な直線状の辺となっていてもよい。この場合には、前記シート材の先端の辺が、開放部となっていてもよい。
また、本願発明のバインダーにおいては、前記シート材の下方側が前記表表紙の下方の辺と一致する直線状の辺となっており、前記シート材の下方の辺が、前記特定表紙の外面に固定されていても良い。
特に、シート材の上方が表表紙の上方の辺と平行な直線状の辺となっているという条件と、シート材の先端側が表表紙の先端の辺と平行な直線状の辺となっているという条件と、シート材の下方側が表表紙の下方の辺と一致する直線状の辺となっているという条件とがすべて充足される場合には、略矩形のシート材から、特定表紙の上方と先端に沿う略L字型形状となった特定表紙が覗くという、デザイン性の高い意匠を得ることができる。
本願のシート材は、その周囲のうち、その外側に前記特定表紙の外面が露出する範囲が、前記開放部となるようになっていても良い。また、前記シート材は、その周囲のうち、その外側に前記特定表紙の外面が露出しない範囲においては、前記シート材と前記特定表紙とが固定されるようになっていてもよい。シート材の周囲のうち、シート材の外側に特定表紙が露出している部分では、シート材と特定表紙の境界が現れる。その部分を開放部とすることにより、ユーザは、直感的に、書類等をポケットとして機能する上述の空間に入れる際の入り口となる開放部の位置を直感的に認識できるようになる。加えて、シート材の周囲のうち、シート材の外側に特定表紙が露出しない範囲、つまりシート材の縁が特定表紙の縁に一致している範囲においては、シート材を特定表紙に固定することとすれば、ユーザは益々開放部の位置を直感的に認識できるようになる。
例えば、前記シート材から、前記特定表紙の上側の辺の全長を含む前記特定表紙の上方の所定の範囲が露出するようになっていても良い。上下のツートンカラーは、意匠的に優れたものとしやすい。この場合には、シート材の上側の一定範囲を開放部とすることもできる。そこからなら、書類等をポケットとしての空間に挿入しやすい。シート材から、特定表紙の上側の辺の全長を含む特定表紙の上方の所定の範囲が露出するようになっている場合においては、前記シート材の上方が前記表表紙の上方の辺と平行な直線状の辺となっていても良い。この場合には、前記シート材の上方の辺が、開放部となっていてもよい。
或いは、前記シート材から、前記特定表紙の先端の辺の全長を含む前記特定表紙の先端側の所定の範囲が露出するようになっていても良い。左右のツートンカラーは、意匠的に優れたものとしやすい。この場合には、シート材の上側の一定範囲を開放部とすることもできる。そこからなら、書類等をポケットとしての空間に挿入しやすい。シート材から、特定表紙の先端の辺の全長を含む特定表紙の先端側の所定の範囲が露出するようになっている場合には、 シート材の先端側が表表紙の先端の辺と平行な直線状の辺となっていてもよい。この場合には、前記シート材の先端の辺が、開放部となっていてもよい。
また、本願発明のバインダーにおいては、前記シート材の下方側が前記表表紙の下方の辺と一致する直線状の辺となっており、前記シート材の下方の辺が、前記特定表紙の外面に固定されていても良い。
特に、シート材の上方が表表紙の上方の辺と平行な直線状の辺となっているという条件と、シート材の先端側が表表紙の先端の辺と平行な直線状の辺となっているという条件と、シート材の下方側が表表紙の下方の辺と一致する直線状の辺となっているという条件とがすべて充足される場合には、略矩形のシート材から、特定表紙の上方と先端に沿う略L字型形状となった特定表紙が覗くという、デザイン性の高い意匠を得ることができる。
本願のシート材は、その周囲のうち、その外側に前記特定表紙の外面が露出する範囲が、前記開放部となるようになっていても良い。また、前記シート材は、その周囲のうち、その外側に前記特定表紙の外面が露出しない範囲においては、前記シート材と前記特定表紙とが固定されるようになっていてもよい。シート材の周囲のうち、シート材の外側に特定表紙が露出している部分では、シート材と特定表紙の境界が現れる。その部分を開放部とすることにより、ユーザは、直感的に、書類等をポケットとして機能する上述の空間に入れる際の入り口となる開放部の位置を直感的に認識できるようになる。加えて、シート材の周囲のうち、シート材の外側に特定表紙が露出しない範囲、つまりシート材の縁が特定表紙の縁に一致している範囲においては、シート材を特定表紙に固定することとすれば、ユーザは益々開放部の位置を直感的に認識できるようになる。
本願発明における前記シート材は、特定表面のみに収まるものであっても良いが、前記表表紙から、前記裏表紙にまで至っていても良い。この場合には、表表紙と裏表紙の一方のみ、又は双方を特定表紙とすることができる。表表紙と裏表紙の一方のみが特定表紙である場合には、その他方の特定表紙でない方の表表紙又は裏表紙の外面は、そこに特定表紙から回りこんできたシート材の一部を固定するために用いられる。そうすることで、特定表紙の基端側の部分にシート材を固定する必要がなくなるので、特定表紙におけるポケットとしてとして機能する空間を大きく取れるようになる。この場合、前記シート材の前記表表紙における部分の上方と、前記裏表紙における部分の上方とはそれぞれ、前記表表紙、又は前記裏表紙と平行で互いに連なる一連の直線であっても良い。
本願発明におけるバインダーの表紙は、表表紙と裏表紙とに加えて、背表紙をも備えていても良い。表紙が背表紙を備えている場合、前記シート材は、前記表表紙から、前記背表紙を経て、前記裏表紙にまで至っていても良い。この場合、前記シート材の前記表表紙における部分の上方と、前記背表紙における部分の上方と、前記裏表紙における部分の上方とはそれぞれ、前記表表紙、前記背表紙、又は前記裏表紙と平行で互いに連なる直線であっても良い。
本願発明におけるバインダーの表紙は、表表紙と裏表紙とに加えて、背表紙をも備えていても良い。表紙が背表紙を備えている場合、前記シート材は、前記表表紙から、前記背表紙を経て、前記裏表紙にまで至っていても良い。この場合、前記シート材の前記表表紙における部分の上方と、前記背表紙における部分の上方と、前記裏表紙における部分の上方とはそれぞれ、前記表表紙、前記背表紙、又は前記裏表紙と平行で互いに連なる直線であっても良い。
以下、本発明のバインダーの好ましい第1〜第2実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
なお、各実施形態において、重複する対象には重複する符号を付すものとし、重複する説明は場合により省略するものとする。
なお、各実施形態において、重複する対象には重複する符号を付すものとし、重複する説明は場合により省略するものとする。
≪第1実施形態≫
第1実施形態におけるバインダー1を図1〜4に示す。
具体的には、バインダー1を表表紙(表表紙については後述する。)側から見た斜視図を図1に、バインダー1を裏表紙(裏表紙については後述する。)側から見た図を図2に、バインダー1を背表紙(背表紙については後述する。)側から見た図を図3に、バインダー1の図1におけるAで示した部分を図1における上方から見た拡大図を図4に、それぞれ示す。
この実施形態におけるバインダー1は、書類整理をその用途とする。
第1実施形態におけるバインダー1を図1〜4に示す。
具体的には、バインダー1を表表紙(表表紙については後述する。)側から見た斜視図を図1に、バインダー1を裏表紙(裏表紙については後述する。)側から見た図を図2に、バインダー1を背表紙(背表紙については後述する。)側から見た図を図3に、バインダー1の図1におけるAで示した部分を図1における上方から見た拡大図を図4に、それぞれ示す。
この実施形態におけるバインダー1は、書類整理をその用途とする。
バインダー1は、表紙10を備えている。表紙10は、樹脂製であり、ある程度の厚さを有している。この実施形態の表紙10の厚さは、これには限られないがすべての部分で同一であり、これには限られないが2mm内外である。
表紙10は、有色か無色かにかかわらず透明又は半透明であっても良いが、これには限られないが、この実施形態では不透明である。表紙10は一色成形品であり、その表面に印刷や塗装はなされていない。
表紙10は、背表紙11と、表表紙12と、裏表紙13とを備えている。背表紙11は図1の垂直方向に細長い矩形であり、表表紙12と、裏表紙13とは、背表紙11と図1における垂直方向の長さが等しく且つ背表紙11よりもその水平方向の長さがかなり大きな略矩形である。表表紙12と裏表紙13とが矩形でなく略矩形であるのは、その先端の図1における上下の部分に面取りがなされているからである。
表表紙12と裏表紙13とは、その基端部分の全長で、背表紙11の図1における垂直方向の2辺にそれぞれ接続されている。表表紙12と裏表紙13は、背表紙11に接続されている部分を軸として回転可能となっており、それによりこのバインダー1は開いたり閉じたりすることができるようになっている。
表紙10は、有色か無色かにかかわらず透明又は半透明であっても良いが、これには限られないが、この実施形態では不透明である。表紙10は一色成形品であり、その表面に印刷や塗装はなされていない。
表紙10は、背表紙11と、表表紙12と、裏表紙13とを備えている。背表紙11は図1の垂直方向に細長い矩形であり、表表紙12と、裏表紙13とは、背表紙11と図1における垂直方向の長さが等しく且つ背表紙11よりもその水平方向の長さがかなり大きな略矩形である。表表紙12と裏表紙13とが矩形でなく略矩形であるのは、その先端の図1における上下の部分に面取りがなされているからである。
表表紙12と裏表紙13とは、その基端部分の全長で、背表紙11の図1における垂直方向の2辺にそれぞれ接続されている。表表紙12と裏表紙13は、背表紙11に接続されている部分を軸として回転可能となっており、それによりこのバインダー1は開いたり閉じたりすることができるようになっている。
表紙10の外側には、シート材20が取付けられている。シート材20は、樹脂製であり、これには限られないが、表紙10よりも薄く構成されている。シート材20の厚さは、これには限られないがすべての部分で同一であり、これには限られないが0.5mm内外である。
シート材20は、有色か無色かにかかわらず透明又は半透明であっても良いし、不透明であっても良い。これには限られないが、この実施形態では不透明である。シート材20は一色成形品であり、その表面に印刷や塗装はなされていない。また、シート材20の色彩は、表紙10の色彩と異なるものとされている。
シート材20は、有色か無色かにかかわらず透明又は半透明であっても良いし、不透明であっても良い。これには限られないが、この実施形態では不透明である。シート材20は一色成形品であり、その表面に印刷や塗装はなされていない。また、シート材20の色彩は、表紙10の色彩と異なるものとされている。
シート材20は、それと表紙10の一部との間に、未整理の書類等を入れるポケットとして機能するための空間を作るためのものである。シート材20は、その目的が達成される限り、どのような形状、大きさでも構わない。
なお、後述するように、この実施形態では、表表紙12とシート材20の間にポケットとして機能する空間が形成されることになる。したがって、この実施形態における本願における特定表紙は、表表紙12である。
なお、後述するように、この実施形態では、表表紙12とシート材20の間にポケットとして機能する空間が形成されることになる。したがって、この実施形態における本願における特定表紙は、表表紙12である。
シート材20は、少なくとも特定表紙である表表紙12の表面を覆うが、この実施形態では、表表紙12から、背表紙11を介して、裏表紙13にまで及んでいる。
特定表紙である表表紙12の外面は、これには限られないが、この実施形態ではシート材20から一部露出するようになっている。
これには限られないが、この実施形態においては、シート材20から、特定表紙たる表表紙12の上側の辺の全長を含む表表紙12の上方の所定の範囲が露出するようになっている。また、これには限られないが、この実施形態においては、シート材20から、特定表紙たる表表紙12の先端の辺の全長を含む表表紙12の先端側の所定の範囲が露出するようになっている。
シート材20は、その4つの角において、必ずしも必要ではないが面取りが行われているが、展開した場合においては全体として略矩形形状をしている。
シート材20の図1における垂直方向の長さは、これには限られないがこの実施形態では、シート材20の面取りが行われている部分を除きすべての部分で同一であり、表紙10の図1における垂直方向の長さよりも小さくなっている。シート材20の下端の辺は、表表紙12、背表紙11、又は裏表紙13のいずれに対応する部分においても、表表紙12、背表紙11、又は裏表紙13の下端の辺に略一致するようになっている。
シート材20の表表紙12を覆う部分である表表紙部21は、この実施形態では略矩形である。上述したように、表表紙部21の図1における下端の辺は、表表紙12の下端の辺と略一致している。これにより、表表紙部21の上方が表表紙12の上方の辺と平行な直線状の辺となり、且つ表表紙部21から、表表紙12の上側の辺の全長を含む表表紙12の上方の所定の範囲が露出するようになっている。他方、表表紙部21の先端側の辺は、表表紙12の先端側の辺にまで及んでおらず、幾らか隙間が空いている。これにより表表紙部21の先端側が表表紙12の先端の辺と平行な直線状の辺となっており、且つ表表紙部21から、表表紙12の先端の辺の全長を含む表表紙12の先端側の所定の範囲が露出するようになっている。結果として、表表紙12は、表表紙12の先端側の辺と図1における上側の辺との2つの辺に沿う部分が、表表紙部21に覆われずに略L字型形状となって露出している。
シート材20の背表紙11を覆う部分である背表紙部22は、この実施形態では矩形である(図3)。上述したように、背表紙部22の図3における下端の辺は、背表紙11の下端の辺と略一致している。また、背表紙部22の図3における上側の辺と、背表紙11の上側の辺との間には、幾らかの隙間が空いておりそこから背表紙11が露出している。
シート材20の裏表紙13を覆う部分である裏表紙部23は、この実施形態では略矩形である。上述したように、裏表紙部23の図2における下端の辺は、裏表紙13の下端の辺と略一致している。他方、裏表紙部23の先端側の辺は、裏表紙13の先端側の辺の遥か手前にまでしか及んでいない。また、裏表紙部23の図1における上側の辺と、裏表紙13の上側の辺との間には、幾らかの隙間が空いている。結果として、裏表紙13は、その殆どの部分が、裏表紙部23に覆われずに露出している。
特定表紙である表表紙12の外面は、これには限られないが、この実施形態ではシート材20から一部露出するようになっている。
これには限られないが、この実施形態においては、シート材20から、特定表紙たる表表紙12の上側の辺の全長を含む表表紙12の上方の所定の範囲が露出するようになっている。また、これには限られないが、この実施形態においては、シート材20から、特定表紙たる表表紙12の先端の辺の全長を含む表表紙12の先端側の所定の範囲が露出するようになっている。
シート材20は、その4つの角において、必ずしも必要ではないが面取りが行われているが、展開した場合においては全体として略矩形形状をしている。
シート材20の図1における垂直方向の長さは、これには限られないがこの実施形態では、シート材20の面取りが行われている部分を除きすべての部分で同一であり、表紙10の図1における垂直方向の長さよりも小さくなっている。シート材20の下端の辺は、表表紙12、背表紙11、又は裏表紙13のいずれに対応する部分においても、表表紙12、背表紙11、又は裏表紙13の下端の辺に略一致するようになっている。
シート材20の表表紙12を覆う部分である表表紙部21は、この実施形態では略矩形である。上述したように、表表紙部21の図1における下端の辺は、表表紙12の下端の辺と略一致している。これにより、表表紙部21の上方が表表紙12の上方の辺と平行な直線状の辺となり、且つ表表紙部21から、表表紙12の上側の辺の全長を含む表表紙12の上方の所定の範囲が露出するようになっている。他方、表表紙部21の先端側の辺は、表表紙12の先端側の辺にまで及んでおらず、幾らか隙間が空いている。これにより表表紙部21の先端側が表表紙12の先端の辺と平行な直線状の辺となっており、且つ表表紙部21から、表表紙12の先端の辺の全長を含む表表紙12の先端側の所定の範囲が露出するようになっている。結果として、表表紙12は、表表紙12の先端側の辺と図1における上側の辺との2つの辺に沿う部分が、表表紙部21に覆われずに略L字型形状となって露出している。
シート材20の背表紙11を覆う部分である背表紙部22は、この実施形態では矩形である(図3)。上述したように、背表紙部22の図3における下端の辺は、背表紙11の下端の辺と略一致している。また、背表紙部22の図3における上側の辺と、背表紙11の上側の辺との間には、幾らかの隙間が空いておりそこから背表紙11が露出している。
シート材20の裏表紙13を覆う部分である裏表紙部23は、この実施形態では略矩形である。上述したように、裏表紙部23の図2における下端の辺は、裏表紙13の下端の辺と略一致している。他方、裏表紙部23の先端側の辺は、裏表紙13の先端側の辺の遥か手前にまでしか及んでいない。また、裏表紙部23の図1における上側の辺と、裏表紙13の上側の辺との間には、幾らかの隙間が空いている。結果として、裏表紙13は、その殆どの部分が、裏表紙部23に覆われずに露出している。
上述のように、表表紙12のうち、表表紙12の先端側の辺と図1における上側の辺との2つの辺に沿う部分は、表表紙部21に覆われずに露出するようになっている。そのようにしているのは、主に意匠的な側面からである。
表表紙12と表表紙部21の色彩が異なるとする。そうすると、表表紙12を含む表紙10と、表表紙部21を含むシート材20とが共に、その形成についてのコストが低い一色成形ものであったとしても、両者の色彩を異ならせることで、表表紙部21から、色彩の異なる表表紙12が略L字型形状で覗くという、デザイン性の高い意匠を得ることができる。加えて、かかる構成は、色彩違いの複数の表紙10と、色違いの複数のシート材20とを組合せることで、非常に多くのバインダー1のカラーバリエーションを、コストをそれほど上げずに実現できるという点でも意味がある。
また、表表紙部21を含むシート材20を透明又は半透明とすれば、表表紙部21における色彩を、表表紙部21を透かして表表紙12を見た色彩とすることができるため、意匠的により変化をつけることも可能となるし、特に後述するポケットに書類等を挿入した場合には、露出するシート材の色彩、シート材を通して見る特定表紙の色、及びシート材を通して見る書類等の色の3種類の色が現れることになるので、視覚的な面白味が増す。
表表紙12と表表紙部21の色彩が異なるとする。そうすると、表表紙12を含む表紙10と、表表紙部21を含むシート材20とが共に、その形成についてのコストが低い一色成形ものであったとしても、両者の色彩を異ならせることで、表表紙部21から、色彩の異なる表表紙12が略L字型形状で覗くという、デザイン性の高い意匠を得ることができる。加えて、かかる構成は、色彩違いの複数の表紙10と、色違いの複数のシート材20とを組合せることで、非常に多くのバインダー1のカラーバリエーションを、コストをそれほど上げずに実現できるという点でも意味がある。
また、表表紙部21を含むシート材20を透明又は半透明とすれば、表表紙部21における色彩を、表表紙部21を透かして表表紙12を見た色彩とすることができるため、意匠的により変化をつけることも可能となるし、特に後述するポケットに書類等を挿入した場合には、露出するシート材の色彩、シート材を通して見る特定表紙の色、及びシート材を通して見る書類等の色の3種類の色が現れることになるので、視覚的な面白味が増す。
シート材20は、表紙10に対して、以下のようにして取付けられている。
まず、シート材20の裏表紙部23の先端付近23Aが、これには限られないがこの実施形態では溶着、例えば公知の超音波溶着によって、図2における垂直方向に、裏表紙13に固定されている。この実施形態では溶着を、連続するスポット溶着で行っている。
また、シート材20の表表紙部21の下端付近21Aが、これには限られないがこの実施形態では溶着、例えば公知の超音波溶着によって、図1における水平方向に表表紙12に固定されている。この実施形態では溶着を、連続するスポット溶着で行っている。
裏表紙13における裏表紙部23は、上述のように略矩形である。そして、その上方と下方の辺は、裏表紙13の外面と固定されていない開放部となっている。しかしながら、裏表紙部23と裏表紙13との間の空間は、未整理の書類等を入れられる程大きくなく、また下方の辺が開放部となっているので、仮にその空間に何かを入れても下方の辺に対応する開放部から下方に抜け落ちてしまうので、本願でいうポケットとしては殆ど機能しない。
表表紙12における表表紙部21も、上述のように略矩形である。そして、その上方と先端の辺は、表表紙12の外面と固定されていない開放部となっている。他方、その下方の辺は表表紙12の外面と固定されており、且つその基端側の辺も、裏表紙部23の先端付近23Aが、裏表紙13に固定されていることにより、表表紙12には直接固定されていないものの間接的に固定された状態となっている。これにより、表表紙部21と表表紙12との間の空間は、未整理の書類等をそこに入れることができるようになり、本願で言うポケットとして機能することになる。表表紙部21の上方の辺と先端の辺の2辺が開放部となっているため、開放部から、ポケットとして機能する空間に書類等を入れるのは容易である。また、表表紙部21の下方の辺は表表紙12の外面に固定されているのであるから、ポケットとして機能する空間に入れられた書類等がそこから下方に抜け落ちることもない。
シート材20は、特定表紙たる表表紙12では、その周囲のうち、その外側に表表紙12の外面が露出する範囲では、シート材20の表表紙部21が表表紙12は固定されない開放部となるようになっている。また、シート材20は、その周囲のうち、その外側に特定表紙たる表表紙12の外面が露出しない範囲(例えば、シート材の下方に沿う縁と基端に沿う縁)では、シート材20の表表紙部21と特定表紙とが固定されるようになっている。もっとも表表紙部21の基端側の縁は正確にいえば表表紙12には固定されておらず、表表紙12の基端側の縁は、裏表紙部23の先端付近23Aが裏表紙13に固定されることによって、間接的に表表紙12に固定されている(表表紙12から離反させることができなくなっている。)。このように、シート材の周囲のうち、特定表紙からの離反が妨げられている部分についても、本願では、特定表紙に固定されているという場合がある。
まず、シート材20の裏表紙部23の先端付近23Aが、これには限られないがこの実施形態では溶着、例えば公知の超音波溶着によって、図2における垂直方向に、裏表紙13に固定されている。この実施形態では溶着を、連続するスポット溶着で行っている。
また、シート材20の表表紙部21の下端付近21Aが、これには限られないがこの実施形態では溶着、例えば公知の超音波溶着によって、図1における水平方向に表表紙12に固定されている。この実施形態では溶着を、連続するスポット溶着で行っている。
裏表紙13における裏表紙部23は、上述のように略矩形である。そして、その上方と下方の辺は、裏表紙13の外面と固定されていない開放部となっている。しかしながら、裏表紙部23と裏表紙13との間の空間は、未整理の書類等を入れられる程大きくなく、また下方の辺が開放部となっているので、仮にその空間に何かを入れても下方の辺に対応する開放部から下方に抜け落ちてしまうので、本願でいうポケットとしては殆ど機能しない。
表表紙12における表表紙部21も、上述のように略矩形である。そして、その上方と先端の辺は、表表紙12の外面と固定されていない開放部となっている。他方、その下方の辺は表表紙12の外面と固定されており、且つその基端側の辺も、裏表紙部23の先端付近23Aが、裏表紙13に固定されていることにより、表表紙12には直接固定されていないものの間接的に固定された状態となっている。これにより、表表紙部21と表表紙12との間の空間は、未整理の書類等をそこに入れることができるようになり、本願で言うポケットとして機能することになる。表表紙部21の上方の辺と先端の辺の2辺が開放部となっているため、開放部から、ポケットとして機能する空間に書類等を入れるのは容易である。また、表表紙部21の下方の辺は表表紙12の外面に固定されているのであるから、ポケットとして機能する空間に入れられた書類等がそこから下方に抜け落ちることもない。
シート材20は、特定表紙たる表表紙12では、その周囲のうち、その外側に表表紙12の外面が露出する範囲では、シート材20の表表紙部21が表表紙12は固定されない開放部となるようになっている。また、シート材20は、その周囲のうち、その外側に特定表紙たる表表紙12の外面が露出しない範囲(例えば、シート材の下方に沿う縁と基端に沿う縁)では、シート材20の表表紙部21と特定表紙とが固定されるようになっている。もっとも表表紙部21の基端側の縁は正確にいえば表表紙12には固定されておらず、表表紙12の基端側の縁は、裏表紙部23の先端付近23Aが裏表紙13に固定されることによって、間接的に表表紙12に固定されている(表表紙12から離反させることができなくなっている。)。このように、シート材の周囲のうち、特定表紙からの離反が妨げられている部分についても、本願では、特定表紙に固定されているという場合がある。
裏表紙13には、図2に示したように、紐30が固定されている。紐30は、裏表紙13に、図2における垂直方向に適宜の間隔を空けて穿たれた2つの孔13Bを利用して、その両端を裏表紙13に固定されている。紐30の両端はともに、孔13Bを介して、裏表紙13の外側から内側に通されており、且つその両端には図示を省略するが結び目が作られている。結び目の大きさは孔13Bを通過できない大きさとされており、それにより紐30の両端は裏表紙13に取付けられている。
紐30は靭やかに任意の方向に曲折可能であり、これには限られないが、伸縮性を有している。
紐30は靭やかに任意の方向に曲折可能であり、これには限られないが、伸縮性を有している。
表表紙12には、固定部材40が設けられている。固定部材40は、着脱自在な紐30との係止を行うためのものである。
固定部材40を拡大して図5に示す。
固定部材40は、これには限られないが、この実施形態では樹脂製の一体物である。
固定部材40は、略円形をしたベース41を備えている。
ベース41の表表紙12の先端側には、係止部42が設けられている。係止部42は、固定部材40の中心に向かってその先端である係止先端部42Aを張り出させたような形状となっており、全体としてフック状の形状となっている。係止部42の係止先端部42Aの内側で且つ下側には、図4に示したようにして、紐30を係止することができるようになっている。係止先端部42Aの幅(この実施形態では、幅という語を用いる場合には、図1における上下方向を意味するものとする)は、上述した紐30の両端の幅よりも狭くなっている。それにより、紐30の中程を指で摘んで紐30を係止部42に係止するときの紐30の間隔を稼ぐことが可能となるので、係止部42に紐30を係止するのが容易になるようになっている。なお、この効果は、裏表紙13側から表表紙12に回り込んで来た紐30の、表表紙12の先端側の縁の部分における間隔が、少なくとも係止先端部42Aの幅よりも広ければ得られる。
固定部材40は、そのベース41の図5における下側を、表表紙部21の先端付近に固定することによって表表紙部21に固定されている。表表紙部21と、固定部材40との固定は、これには限られないが溶着、例えば公知の超音波溶着による。
固定部材40を拡大して図5に示す。
固定部材40は、これには限られないが、この実施形態では樹脂製の一体物である。
固定部材40は、略円形をしたベース41を備えている。
ベース41の表表紙12の先端側には、係止部42が設けられている。係止部42は、固定部材40の中心に向かってその先端である係止先端部42Aを張り出させたような形状となっており、全体としてフック状の形状となっている。係止部42の係止先端部42Aの内側で且つ下側には、図4に示したようにして、紐30を係止することができるようになっている。係止先端部42Aの幅(この実施形態では、幅という語を用いる場合には、図1における上下方向を意味するものとする)は、上述した紐30の両端の幅よりも狭くなっている。それにより、紐30の中程を指で摘んで紐30を係止部42に係止するときの紐30の間隔を稼ぐことが可能となるので、係止部42に紐30を係止するのが容易になるようになっている。なお、この効果は、裏表紙13側から表表紙12に回り込んで来た紐30の、表表紙12の先端側の縁の部分における間隔が、少なくとも係止先端部42Aの幅よりも広ければ得られる。
固定部材40は、そのベース41の図5における下側を、表表紙部21の先端付近に固定することによって表表紙部21に固定されている。表表紙部21と、固定部材40との固定は、これには限られないが溶着、例えば公知の超音波溶着による。
なお、紐30と固定部材40とは、バインダー1の表表紙12と裏表紙13の先端付近同士を互いに固定することで、表表紙12と裏表紙13が予期せぬタイミングで開くことを防止するためのものである。そのような効果が不要である場合等には、固定部材40と紐30とは、省略可能である。その場合にはもちろん、紐30を裏表紙13に固定するための孔13Bを裏表紙13に設ける必要もない。
図1における表表紙12と裏表紙13との間には、シート片の一例となる内袋50が多数取付けられている。内袋50は、バインダーにおいてその使用がされていることが公知、或いは周知な袋状の樹脂製のシートである。内袋50は、これには限られないが、図6に示したように、透明な2枚の同じ形状、大きさの矩形のシート51を重ね合わせ、その網掛け部分である溶着部51Aを溶着することで構成されている。各内袋50は、表表紙12及び裏表紙13よりも一回り小さい矩形となり、図1における上側の辺のみが開放された状態となる。
或いは、内袋50は、図11に示したような方法で製造することも可能である。この場合の内袋50は、例えば押出成形によって作られた、長尺であり、その周方向のどこにも継目のないスリーブ状の透明な袋である長尺袋52を、最終的に得る内袋50の高さに相当する長さ毎に、点線で示した部分で切断し(図11(A))、切断して得られた、その両端が開放された筒状の袋52Aの一端側の全長にわたる第1溶着部52A1を、筒状の袋を潰した状態で溶着し(同(B))、そして、第1溶着部52A1の中央を通り且つ第1溶着部52Aの長さ方向をその長さ方向とする第2溶着部52A2を溶着する(同(C))ことによって得られる。この内袋50は、図6に示した内袋50と略同様の構造をしているが、その幅方向の両端に溶着された部分がないことから、書面等が挿入されるその内部の空間の幅を大きくできるという利点を持つ。
そして、図6或いは図11に示した2つで一組とされた内袋50は、多数、例えば10枚を重ねあわせた状態で、溶着部51A中央の中央部51A1又は、図11に示した内袋50で中央部51A1に相当する第2溶着部52A1を、背表紙11の内側面に、背表紙11の図1における垂直方向で、例えば公知の超音波溶着によって溶着させることにより、固定されている。
各内袋50は、背表紙11に溶着された部分を軸として、回転可能となっている。
或いは、内袋50は、図11に示したような方法で製造することも可能である。この場合の内袋50は、例えば押出成形によって作られた、長尺であり、その周方向のどこにも継目のないスリーブ状の透明な袋である長尺袋52を、最終的に得る内袋50の高さに相当する長さ毎に、点線で示した部分で切断し(図11(A))、切断して得られた、その両端が開放された筒状の袋52Aの一端側の全長にわたる第1溶着部52A1を、筒状の袋を潰した状態で溶着し(同(B))、そして、第1溶着部52A1の中央を通り且つ第1溶着部52Aの長さ方向をその長さ方向とする第2溶着部52A2を溶着する(同(C))ことによって得られる。この内袋50は、図6に示した内袋50と略同様の構造をしているが、その幅方向の両端に溶着された部分がないことから、書面等が挿入されるその内部の空間の幅を大きくできるという利点を持つ。
そして、図6或いは図11に示した2つで一組とされた内袋50は、多数、例えば10枚を重ねあわせた状態で、溶着部51A中央の中央部51A1又は、図11に示した内袋50で中央部51A1に相当する第2溶着部52A1を、背表紙11の内側面に、背表紙11の図1における垂直方向で、例えば公知の超音波溶着によって溶着させることにより、固定されている。
各内袋50は、背表紙11に溶着された部分を軸として、回転可能となっている。
次いでこのバインダー1の使用方法について説明する。
バインダー1の使用方法は、書類整理用の内袋を備えた従来からのバインダーと基本的には変わらない。仕舞われている状態ではバインダー1は、図1に示されたような閉じられた状態となっている。このとき紐30は、通常、固定部材40の係止部42に係止され、表表紙12と裏表紙13とは互いに固定された状態となっている。ユーザは紐30を摘んで係止部42に対する紐30の固定を解いて図7に示したような状態とする。これにより、ユーザは、バインダー1を開けるようになる。
ユーザは必要に応じて、表表紙12と裏表紙13の一方を他方に対して回転させることによりバインダー1を開き、内袋50をめくり、書類を任意の内袋50に挿入してファイリングを行う。また、ユーザは、例えば未整理の書類100を、表表紙12と表表紙部21との間に形成される上述のポケットに一時的に収納することができる(図8)。ユーザは自分にとって都合の良いタイミングで、ポケットに収納した書類100を、任意の内袋50に挿入すれば良い。
バインダー1の使用方法は、書類整理用の内袋を備えた従来からのバインダーと基本的には変わらない。仕舞われている状態ではバインダー1は、図1に示されたような閉じられた状態となっている。このとき紐30は、通常、固定部材40の係止部42に係止され、表表紙12と裏表紙13とは互いに固定された状態となっている。ユーザは紐30を摘んで係止部42に対する紐30の固定を解いて図7に示したような状態とする。これにより、ユーザは、バインダー1を開けるようになる。
ユーザは必要に応じて、表表紙12と裏表紙13の一方を他方に対して回転させることによりバインダー1を開き、内袋50をめくり、書類を任意の内袋50に挿入してファイリングを行う。また、ユーザは、例えば未整理の書類100を、表表紙12と表表紙部21との間に形成される上述のポケットに一時的に収納することができる(図8)。ユーザは自分にとって都合の良いタイミングで、ポケットに収納した書類100を、任意の内袋50に挿入すれば良い。
バインダー1の使用が終わったら、ユーザは、バインダー1を閉じてから、紐30を固定部材40の係止部42に係止して、バインダー1を所定の場所に仕舞う。このときに、ポケットには未整理の書類等が残ったままであっても良い。棚にバインダー1を縦置きしたとしても、ポケットとして機能する表表紙部21と表表紙12の間の空間から、書類等が脱落することはない。ポケットの先端側の部分に相当する表表紙部21の先端側の辺は表表紙12に固定されておらず開放可能な開放部となっているが、紐30が係止部42に係止されていれば、ポケットに差し込まれた書類100等が、その先端側の開放部からも脱落する可能性は低い。
<変形例>
変形例によるバインダー1について説明する。
図9に上述の第1実施形態によるバインダー1と変形例によるバインダー1とを、表紙10を開いた状態で背表紙11側から見た図を示す。
図9中(A)が第1実施形態によるバインダー1である。
同(B)〜(E)が、第1から第4の変形例によるバインダー1である。変形例によるバインダー1はいずれも、第1実施形態のバインダー1とその構成を殆ど等しくする。変形例によるバインダー1と第1実施形態のバインダー1との間で異なるのは、事実上、シート材20の形状のみである。
第1の変形例による、図9(B)に示されたバインダー1のシート材20は、表表紙12における表表紙部21の先端が第1実施形態の場合よりも長く、表表紙12の先端の辺にまで至っている。このように、特定表面たる表表紙12の先端を含む所定の範囲が、表表紙部21から露出しない場合もある。
第2の変形例による、図9(C)に示されたバインダー1のシート材20は、その全体の図9における上下方向の長さが第1実施形態の場合よりも長い。その結果、表表紙部21、背表紙部22、及び裏表紙部23の上方の辺はそれぞれ、表表紙12、背表紙11、及び裏表紙13の上方の辺に至っている。このように、特定表面たる表表紙12の上側の辺を含む所定の範囲が、表表紙部21から露出しない場合もある。
第3の変形例による、図9(D)に示されたバインダー1のシート材20は、その全体の図9における上下方向の長さが第1実施形態の場合よりも短く、且つ、表表紙部21、背表紙部22、及び裏表紙部23の下方の辺と、表表紙12、背表紙11、及び裏表紙13の下方の辺との間にはそれぞれ、隙間が生じている。このように、特定表面たる表表紙12の下側の辺と、表表紙部21の下側の辺は、必ずしも重なり合わなければならないわけではない。
第4の変形例による、図9(E)に示されたバインダー1のシート材20は、その上側の辺が波打つような曲線となっている。その結果、表表紙部21、背表紙部22、及び裏表紙部23の上方の辺はそれぞれ、曲線となっている。表表紙部21、背表紙部22、及び裏表紙部23の上方の辺と、表表紙12、背表紙11、及び裏表紙13との間にはそれぞれ、表表紙12、背表紙11、及び裏表紙13が覗く隙間ができている。図9(A)に示したバインダー1に加え、図9(E)に示したバインダー1でも、シート材20は、特定表紙たる表表紙12では、その周囲のうち、その外側に表表紙12の外面が露出する範囲では、シート材20の表表紙部21が表表紙12は固定されない開放部となるようになっており、その周囲のうち、その外側に特定表紙たる表表紙12の外面が露出しない範囲では、シート材20の表表紙部21と特定表紙とが固定されるようになっている。
これら変形例によるバインダー1における表表紙部21の開放部の位置は第1実施形態の場合と同様であり、これら変形例によるバインダー1の使用方法は、第1実施形態のバインダー1の場合と同様である。
変形例によるバインダー1について説明する。
図9に上述の第1実施形態によるバインダー1と変形例によるバインダー1とを、表紙10を開いた状態で背表紙11側から見た図を示す。
図9中(A)が第1実施形態によるバインダー1である。
同(B)〜(E)が、第1から第4の変形例によるバインダー1である。変形例によるバインダー1はいずれも、第1実施形態のバインダー1とその構成を殆ど等しくする。変形例によるバインダー1と第1実施形態のバインダー1との間で異なるのは、事実上、シート材20の形状のみである。
第1の変形例による、図9(B)に示されたバインダー1のシート材20は、表表紙12における表表紙部21の先端が第1実施形態の場合よりも長く、表表紙12の先端の辺にまで至っている。このように、特定表面たる表表紙12の先端を含む所定の範囲が、表表紙部21から露出しない場合もある。
第2の変形例による、図9(C)に示されたバインダー1のシート材20は、その全体の図9における上下方向の長さが第1実施形態の場合よりも長い。その結果、表表紙部21、背表紙部22、及び裏表紙部23の上方の辺はそれぞれ、表表紙12、背表紙11、及び裏表紙13の上方の辺に至っている。このように、特定表面たる表表紙12の上側の辺を含む所定の範囲が、表表紙部21から露出しない場合もある。
第3の変形例による、図9(D)に示されたバインダー1のシート材20は、その全体の図9における上下方向の長さが第1実施形態の場合よりも短く、且つ、表表紙部21、背表紙部22、及び裏表紙部23の下方の辺と、表表紙12、背表紙11、及び裏表紙13の下方の辺との間にはそれぞれ、隙間が生じている。このように、特定表面たる表表紙12の下側の辺と、表表紙部21の下側の辺は、必ずしも重なり合わなければならないわけではない。
第4の変形例による、図9(E)に示されたバインダー1のシート材20は、その上側の辺が波打つような曲線となっている。その結果、表表紙部21、背表紙部22、及び裏表紙部23の上方の辺はそれぞれ、曲線となっている。表表紙部21、背表紙部22、及び裏表紙部23の上方の辺と、表表紙12、背表紙11、及び裏表紙13との間にはそれぞれ、表表紙12、背表紙11、及び裏表紙13が覗く隙間ができている。図9(A)に示したバインダー1に加え、図9(E)に示したバインダー1でも、シート材20は、特定表紙たる表表紙12では、その周囲のうち、その外側に表表紙12の外面が露出する範囲では、シート材20の表表紙部21が表表紙12は固定されない開放部となるようになっており、その周囲のうち、その外側に特定表紙たる表表紙12の外面が露出しない範囲では、シート材20の表表紙部21と特定表紙とが固定されるようになっている。
これら変形例によるバインダー1における表表紙部21の開放部の位置は第1実施形態の場合と同様であり、これら変形例によるバインダー1の使用方法は、第1実施形態のバインダー1の場合と同様である。
≪第2実施形態≫
図10を用いて第2実施形態の2つのバインダー2について説明する。図10(A)が第2実施形態のバインダーであり、同(B)が第2実施形態のバインダーの他の例である。
第2実施形態のバインダー2と、第1実施形態のバインダー1で異なるのは、事実上、シート材20の構成のみである。
第1実施形態では、表表紙12が本願で言う特定表紙であった。第2実施形態でも同様であるが、第1実施形態では表表紙12から背表紙11を介して裏表紙13にまで至っていたシート材20は、第2実施形態では、表表紙12のみを覆うものとなっている(図10(A))。この実施形態におけるシート材20の形状、大きさは第1実施形態におけるシート材20のうちの表表紙部21の形状、大きさに一致する。この場合における表表紙部21は、第1実施形態の場合と同様に、その下端付近21Aが表表紙12に固定されています。また、その基端付近21Bが表表紙12に固定されている。
第2実施形態のバインダー2では、シート材20と、表表紙部21との間に形成されるポケットとして機能する空間の形状、大きさは、第1実施形態の場合と同様である。
図10(B)に示された、他の例による第2実施形態のバインダー2は、図10(A)に示されたバインダー2の裏表紙13にも、シート材20を追加したものである。このように、表表紙12と裏表紙13の双方に、ポケットとして機能する空間を設けることも可能である。
この場合、裏表紙部23は、その先端付近23Aを裏表紙13に固定するとともに、その下端付近23Bと、基端付近23Cを裏表紙13に固定することで裏表紙13に固定されている。
図10(A)に示されたバインダー2では、シート材20は、特定表紙たる表表紙12では、その周囲のうち、その外側に表表紙12の外面が露出する範囲では、シート材20の表表紙部21が表表紙12は固定されない開放部となるようになっており、その周囲のうち、その外側に特定表紙たる表表紙12の外面が露出しない範囲では、シート材20の表表紙部21と特定表紙とが固定されるようになっている。
図10(B)のバインダー2でも表表紙12では同様であるが、裏表紙13では、シート材20の裏表紙部23の先端付近23Aが裏表紙13に固定されているから、その周囲のうち、その外側に特定表紙の外面が露出する範囲が開放部となる、という条件が充足されていない。もっとも、その条件が充足されるように先端付近23Aを開放部とすることも可能である。
第2実施形態によるバインダー2の使用方法は第1実施形態によるバインダー1の使用方法と基本的には変わらないが、第2実施形態の他の例によるバインダー2については、表表紙12と表表紙部21との間の空間に加えて、裏表紙13と裏表紙部23との間の空間をもポケットとして利用できるという点で、その使用方法に若干の相違がある。
図10を用いて第2実施形態の2つのバインダー2について説明する。図10(A)が第2実施形態のバインダーであり、同(B)が第2実施形態のバインダーの他の例である。
第2実施形態のバインダー2と、第1実施形態のバインダー1で異なるのは、事実上、シート材20の構成のみである。
第1実施形態では、表表紙12が本願で言う特定表紙であった。第2実施形態でも同様であるが、第1実施形態では表表紙12から背表紙11を介して裏表紙13にまで至っていたシート材20は、第2実施形態では、表表紙12のみを覆うものとなっている(図10(A))。この実施形態におけるシート材20の形状、大きさは第1実施形態におけるシート材20のうちの表表紙部21の形状、大きさに一致する。この場合における表表紙部21は、第1実施形態の場合と同様に、その下端付近21Aが表表紙12に固定されています。また、その基端付近21Bが表表紙12に固定されている。
第2実施形態のバインダー2では、シート材20と、表表紙部21との間に形成されるポケットとして機能する空間の形状、大きさは、第1実施形態の場合と同様である。
図10(B)に示された、他の例による第2実施形態のバインダー2は、図10(A)に示されたバインダー2の裏表紙13にも、シート材20を追加したものである。このように、表表紙12と裏表紙13の双方に、ポケットとして機能する空間を設けることも可能である。
この場合、裏表紙部23は、その先端付近23Aを裏表紙13に固定するとともに、その下端付近23Bと、基端付近23Cを裏表紙13に固定することで裏表紙13に固定されている。
図10(A)に示されたバインダー2では、シート材20は、特定表紙たる表表紙12では、その周囲のうち、その外側に表表紙12の外面が露出する範囲では、シート材20の表表紙部21が表表紙12は固定されない開放部となるようになっており、その周囲のうち、その外側に特定表紙たる表表紙12の外面が露出しない範囲では、シート材20の表表紙部21と特定表紙とが固定されるようになっている。
図10(B)のバインダー2でも表表紙12では同様であるが、裏表紙13では、シート材20の裏表紙部23の先端付近23Aが裏表紙13に固定されているから、その周囲のうち、その外側に特定表紙の外面が露出する範囲が開放部となる、という条件が充足されていない。もっとも、その条件が充足されるように先端付近23Aを開放部とすることも可能である。
第2実施形態によるバインダー2の使用方法は第1実施形態によるバインダー1の使用方法と基本的には変わらないが、第2実施形態の他の例によるバインダー2については、表表紙12と表表紙部21との間の空間に加えて、裏表紙13と裏表紙部23との間の空間をもポケットとして利用できるという点で、その使用方法に若干の相違がある。
1 バインダー
2 バインダー
10 表紙
11 背表紙
12 表表紙
13 裏表紙
20 シート材
21 表表紙部
22 背表紙部
23 裏表紙部
30 紐
40 固定部材
41 ベース
42 係止部
42A 係止先端部
2 バインダー
10 表紙
11 背表紙
12 表表紙
13 裏表紙
20 シート材
21 表表紙部
22 背表紙部
23 裏表紙部
30 紐
40 固定部材
41 ベース
42 係止部
42A 係止先端部
Claims (14)
- その基端側で互いに接続されたともに矩形の表表紙と、裏表紙とを含む表紙を有するバインダーであって、
前記表表紙と前記裏表紙との少なくとも一方である特定表紙に、その周囲の一部が前記特定表紙の外面に固定され、その周囲の残部が前記特定表紙に固定されていない開放部とされている、前記特定表紙よりも薄いシートであるシート材が取付けられており、
前記シート材と前記特定表紙との間の空間をポケットとして用いることができるようになっている、
バインダー。 - 前記シート材から前記特定表紙の一部が露出するようになっている、
請求項1記載のバインダー。 - 前記シート材から、前記特定表紙の上側の辺の全長を含む前記特定表紙の上方の所定の範囲が露出するようになっている、
請求項2記載のバインダー。 - 前記シート材の上方が前記表表紙の上方の辺と平行な直線状の辺となっており、
前記シート材の上方の辺が、開放部となっている、
請求項3記載のバインダー。 - 前記シート材から、前記特定表紙の先端の辺の全長を含む前記特定表紙の先端側の所定の範囲が露出するようになっている、
請求項2又は3記載のバインダー。 - 前記シート材の先端側が前記表表紙の先端の辺と平行な直線状の辺となっており、
前記シート材の先端の辺が、開放部となっている、
請求項5記載のバインダー。 - 前記シート材の下方側が前記表表紙の下方の辺と一致する直線状の辺となっており、
前記シート材の下方の辺が、前記特定表紙の外面に固定されている、
請求項1〜6のいずれかに記載のバインダー。 - 前記シート材は、前記表表紙から、前記裏表紙にまで至っている、
請求項1〜7のいずれかに記載のバインダー。 - 前記シート材の前記表表紙における部分の上方と、前記裏表紙における部分の上方とはそれぞれ、前記表表紙、又は前記裏表紙と平行で互いに連なる一連の直線である、
請求項8記載のバインダー。 - 前記表紙は背表紙を備えており、
前記シート材は、前記表表紙から、前記背表紙を経て、前記裏表紙にまで至っている、
請求項1〜7のいずれかに記載のバインダー。 - 前記シート材の前記表表紙における部分の上方と、前記背表紙における部分の上方と、前記裏表紙における部分の上方とはそれぞれ、前記表表紙、前記背表紙、又は前記裏表紙と平行で互いに連なる直線である、
請求項10記載のバインダー。 - 前記シート材は、透明又は半透明である、
請求項1〜11のいずれかに記載のバインダー。 - 前記シート材は、その周囲のうち、その外側に前記特定表紙の外面が露出する範囲が、前記開放部となるようになっている、
請求項2記載のバインダー。 - 前記シート材は、その周囲のうち、その外側に前記特定表紙の外面が露出しない範囲においては、前記シート材と前記特定表紙とが固定されるようになっている、
請求項2又は13記載のバインダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015006955A JP2016132121A (ja) | 2015-01-16 | 2015-01-16 | バインダー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015006955A JP2016132121A (ja) | 2015-01-16 | 2015-01-16 | バインダー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016132121A true JP2016132121A (ja) | 2016-07-25 |
Family
ID=56437353
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015006955A Pending JP2016132121A (ja) | 2015-01-16 | 2015-01-16 | バインダー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016132121A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5912664U (ja) * | 1982-07-19 | 1984-01-26 | マルマン株式会社 | ル−ズリ−フ・バインダ−の表装カバ− |
JPH0445087U (ja) * | 1990-08-10 | 1992-04-16 | ||
US20040253046A1 (en) * | 2003-06-16 | 2004-12-16 | Africa Thomas J. | Binder with front pocket |
-
2015
- 2015-01-16 JP JP2015006955A patent/JP2016132121A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5912664U (ja) * | 1982-07-19 | 1984-01-26 | マルマン株式会社 | ル−ズリ−フ・バインダ−の表装カバ− |
JPH0445087U (ja) * | 1990-08-10 | 1992-04-16 | ||
US20040253046A1 (en) * | 2003-06-16 | 2004-12-16 | Africa Thomas J. | Binder with front pocket |
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