JP2016131351A - 無線送信機 - Google Patents
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Abstract
【課題】無線通信において、帯域利用効率の向上と、通信途絶判定の改善とを両立できる無線送信機を提供する。【解決手段】車両側無線通信機24は、非接触充電の制御に関する通信データを含む無線パケットを送信する、無線送信機である。車両側無線通信機24は、通信データを取得する機能と、通信データを含む無線パケットを送信する機能とを備え、第1の通信データD1と第2の通信データD2,D3とが同一であり、かつ所定の途絶回避条件が満たされる場合には第2の無線パケットを送信せず、第1の通信データD1と第2の通信データD4とが同一でないか、または、途絶回避条件が満たされない場合には第2の無線パケットP4を送信する。【選択図】図3
Description
本発明は、無線送信機に関する。
近年、プラグインハイブリッド車やEV車が急速に発展しており、車の充電を行う充電スタンドの普及が見込まれる。充電の方法として、スタンドと車両とを充電ケーブルで接続する接触充電方式と、共鳴コイル等を使用して非接触で電力を伝送する非接触充電方式が挙げられる。
充電に際して、充電スタンドと車両との間で、互いの存在を確認することが必要となる。接触充電方式では、車両のインレットにプラグを挿すため、充電スタンドと車両はこのプラグを介してお互いに相手の存在を確認することができる。また、充電に際して、充電制御、車両の認証、課金、車固有の情報(例えばバッテリの情報(SOC))等の情報のやりとりのために、充電スタンドと車両との間で通信が必要になる。接触充電方式では、この通信は、充電ケーブルを用いた有線通信により実現することが可能である(例えばCPLTやInband通信等)。
一方、非接触充電方式では、充電スタンドと車両とは物理的には接続されていないため、存在確認や情報のやりとりのための通信を無線で行う必要がある。このような無線通信の例は、特許文献1に記載される。無線通信を円滑かつ効率的に行うためには、帯域の利用効率を考慮する必要があり、また、通信が途絶したか否かを判定することが必要である。
しかしながら、従来の技術では、高い帯域利用効率と、通信途絶の正確な判定とを両立させることが困難であるという問題があった。
たとえば、帯域の利用効率を重視しすぎると、通信量が減少して通信状況の監視が困難になり、単にデータ送信がなされていない状態と、送信されたデータが喪失してしまう通信途絶状態との判別が不正確となる。一方で、通信途絶の判定を正確にするには頻繁に通信を行う必要があり、通信量が増加して帯域利用効率が低下する。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、無線通信において、帯域利用効率の向上と、通信途絶判定の改善とを両立できる無線送信機を提供することを目的とする。
上述の問題を解決するため、この発明に係る無線送信機は、非接触充電の制御に関する通信データを含む無線パケットを送信する、無線送信機であって、
‐第1の通信データを取得する機能と、
‐第1の通信データを含む第1の無線パケットを送信する機能と、
‐第1の通信データを取得した後に、第2の通信データを取得する機能と、
‐第2の通信データを含む第2の無線パケットを送信する機能と、
を備え、
第1の通信データと第2の通信データとが同一であり、かつ所定の途絶回避条件が満たされる場合には第2の無線パケットを送信せず、
第1の通信データと第2の通信データとが同一でないか、または、途絶回避条件が満たされない場合には第2の無線パケットを送信する。
‐第1の通信データを取得する機能と、
‐第1の通信データを含む第1の無線パケットを送信する機能と、
‐第1の通信データを取得した後に、第2の通信データを取得する機能と、
‐第2の通信データを含む第2の無線パケットを送信する機能と、
を備え、
第1の通信データと第2の通信データとが同一であり、かつ所定の途絶回避条件が満たされる場合には第2の無線パケットを送信せず、
第1の通信データと第2の通信データとが同一でないか、または、途絶回避条件が満たされない場合には第2の無線パケットを送信する。
このような無線送信機によれば、同一の通信データが連続している場合には、途絶回避条件に応じて無線パケットの送信が抑制される。
途絶回避条件は、第1の無線パケットに関連する時刻からの経過時間が所定値以下であることを含んでもよい。
途絶回避条件は、第1の通信データを取得した後に通信データを取得した回数が所定値以下であることを含んでもよい。
所定値を通信状況に応じて変更する機能を備えてもよい。
通信データは定期的に取得されてもよい。
通信データはCAN通信を介した受信により取得されてもよい。
途絶回避条件は、第1の通信データを取得した後に通信データを取得した回数が所定値以下であることを含んでもよい。
所定値を通信状況に応じて変更する機能を備えてもよい。
通信データは定期的に取得されてもよい。
通信データはCAN通信を介した受信により取得されてもよい。
この発明によれば、連続するデータの内容が同一である場合には、途絶回避条件に応じて無線パケットの送信を抑制するので、帯域利用効率がより高くなる。また、途絶回避条件が満たされなくなると、データの内容が同一であっても無線パケットを送信するので、通信が途絶したと誤って判定されるリスクが低下する。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1に、本発明の実施の形態1に係る無線送信機を含む構成の例を示す。充電スタンド10が設置され、充電スタンド10から給電を受けるために車両20がその近辺に停車している。
実施の形態1.
図1に、本発明の実施の形態1に係る無線送信機を含む構成の例を示す。充電スタンド10が設置され、充電スタンド10から給電を受けるために車両20がその近辺に停車している。
充電スタンド10は、給電装置11と、給電ケーブル12と、給電コイル13と、スタンド側無線通信機14と、アンテナ15とを備える。給電装置11は、図示しない電源装置から電力を受電し、これを外部の電気機器(たとえば車両20)に給電を行うために送電する。給電ケーブル12は、給電装置11から送電される電力を給電コイル13に伝達する。給電コイル13は非接触給電器であり、外部の受電器(たとえば後述の充電コイル23)と電磁的結合を形成して電磁誘導または共鳴により非接触給電を行う。
スタンド側無線通信機14は、本実施形態では無線送信機および無線受信機を含む。すなわち、スタンド側無線通信機14は、無線送信機として、給電装置11から通信データを取得し、無線パケットの形態でアンテナ15を介して外部の無線受信機(たとえば後述の車両側無線通信機24)に送信する。また、スタンド側無線通信機14は、無線受信機として、外部の無線送信機(たとえば車両側無線通信機24)からアンテナ15を介して無線パケットを受信し、通信データを再生して給電装置11に提供する。
車両20は、バッテリ21と、充電装置22と、充電コイル23と、車両側無線通信機24と、アンテナ25とを備える。バッテリ21は電力を貯蓄する。充電コイル23は非接触受電器であり、外部の給電器(たとえば給電コイル13)と電磁的結合を形成して電磁誘導または共鳴により非接触受電を行う。充電装置22は、充電コイル23から電力を受電し、バッテリ21に送電する。
車両側無線通信機24は、本実施形態では無線送信機および無線受信機を含む。すなわち、車両側無線通信機24は、無線送信機として、充電装置22から通信データを取得し、無線パケットの形態でアンテナ25を介して外部の無線受信機(たとえばスタンド側無線通信機14)に送信する。また、車両側無線通信機24は、無線受信機として、外部の無線送信機(たとえばスタンド側無線通信機14)からアンテナ25を介して無線パケットを受信し、通信データを再生して充電装置22に提供する。
充電装置22と車両側無線通信機24との間の通信は、たとえばCAN(Car Area Network)を用いて実現可能である。この場合には、車両側無線通信機24は、CANから受信した通信データをアンテナ25を介して送信し、また、アンテナ25から受信したデータをCANに対して送信する。
このように、スタンド側無線通信機14と車両側無線通信機24とは、互いに通信データを含む無線パケットを送受信する。この通信データは、給電コイル13および充電コイル23を介した非接触充電の制御に係るものを含む。
図2に、非接触充電およびその開始前に実行される処理の概要を示す。非接触充電の制御は、たとえば次の順序で進行する。
まず、スタンド側無線通信機14から車両側無線通信機24に、充電スタンド10の存在を通知するためのビーコンが送信される(ステップS1)。この送信は、たとえば定期的にブロードキャスト方式で行われる。車両側無線通信機24は、このビーコンを検知すると、スタンド側無線通信機14に通信の接続要求を送信する(ステップS2)。
まず、スタンド側無線通信機14から車両側無線通信機24に、充電スタンド10の存在を通知するためのビーコンが送信される(ステップS1)。この送信は、たとえば定期的にブロードキャスト方式で行われる。車両側無線通信機24は、このビーコンを検知すると、スタンド側無線通信機14に通信の接続要求を送信する(ステップS2)。
この接続要求に基づき、スタンド側無線通信機14と車両側無線通信機24との間で通信が確立する(ステップS3)。通信が確立した後、給電装置11の制御に基づき、給電装置11から、給電コイル13および充電コイル23を介して、充電装置22に弱電力の出力が行われる(ステップS4)。弱電力の出力の結果(たとえば給電コイル13および充電コイル23における電圧の変動状況)に基づき、給電装置11は、充電スタンド10と車両20とのペアリングが成立するか否かを判定する(ステップS5)。ペアリングが成立すると判定されると、給電装置11の制御に基づき、給電コイル13から充電コイル23に非接触充電のための送電が開始される(ステップS6)。
送電が開始されてから終了するまでの間(図2ではステップS6の実行中)は、充電装置22が充電の状況(たとえばバッテリ21のSOC)を継続的に監視し、監視の結果を通信データとして継続的に車両側無線通信機24に伝達する。車両側無線通信機24は、この通信データに基づいて無線パケットを構築し、アンテナ25を介して無線送信する。スタンド側無線通信機14は、アンテナ15を介してこの無線パケットを受信し、通信データを再生して給電装置11に伝達する。給電装置11は、この通信データに基づいて継続的に非接触充電の制御を行う。
給電装置11は、給電装置11と充電装置22との間の通信(またはスタンド側無線通信機14と車両側無線通信機24との間の通信)が途絶したか否かを判定する機能を備える。この判定は、たとえば最後に通信データを取得した時刻からの経過時間が所定値以下であるか否かに基づいて行われる。最後に通信データを取得してから、次の通信データを取得するまでの時間がこの所定値を超えると、給電装置11は通信が途絶したと判定する。
この判定は、プロトコルスタックにおいて任意の層で実施可能であるが、本実施形態ではアプリケーション層で行われるものとする。たとえば、給電装置11と充電装置22との間の通信がWi−FiおよびUDPに基づいて行われる場合には、この途絶の判定は、Wi−Fi通信(物理層)やUDP通信(トランスポート層)が正常に継続しているか否かに関わらず行われる。
すなわち、たとえば仮に無線パケットが喪失し、Wi−Fi通信機器がタイムアウト等を検出した場合であっても、これに応じてWi−Fi通信機器が再送を行い、結果として給電装置11が正常に通信データを取得できた場合には、給電装置11は通信が途絶していないと判定する場合がある。
通信が途絶した場合の処理は、公知技術にしたがって実施される。たとえば、給電装置11は、給電コイル13からの送電を停止する。
図3に、充電の継続的な監視に関連して、車両側無線通信機24からスタンド側無線通信機14へと送信されるデータの構成を示す。充電装置22は、通信データD1〜D7を生成して車両側無線通信機24に出力する。この出力は、たとえば上述のようにCANを介した送信により行われる。また、この出力または送信は、たとえば定期的に行われ、その間隔は図示のようにIである。Iは、たとえば10ms〜100msの範囲の値である。
また、図3では、途絶判定に係る時間をCで示す。実施の形態1では、給電装置11は、最後に通信データを取得してから、次の通信データを取得するまでの時間がC以下であれば、通信が途絶していないと判定し、最後に通信データを取得してから時間Cが経過しても次の通信データが取得されないと、通信が途絶したと判定する。CはIより大きい値であり、たとえばIの20倍に設定される(図示の都合上、図3ではこの比率は正確ではない)。
車両側無線通信機24は、充電装置22によって生成される通信データD1〜D7を入力として取得する。図3では、通信データD1〜D7はこの順に取得される。たとえば、通信データD2は通信データD1の次に取得される通信データであり、通信データD4は通信データD3の次に取得される通信データである。なお上述のように、通信データD1〜D7は定期的に取得される。また、上述のように、通信データD1〜D7は、CAN通信を介した受信により取得される。各通信データのデータ長はたとえば8バイトである(図示の都合上、図3ではこのデータ長は正確ではない)。
本実施形態では、図3に示すように、通信データD1〜D4は互いに同一であり、通信データD5およびD6は互いに同一であるとする。また、通信データD1と、通信データD5と、通信データD7とは、互いに同一でないとする。
車両側無線通信機24は、通信データを取得することに応じて、その通信データを含む無線パケットを生成する機能を備える(ただし、後述するように、この機能はすべての通信データについて実行されるとは限らない)。無線パケットはオーバーヘッドを含んでもよい。さらに、車両側無線通信機24は、生成した無線パケットを出力する機能を備える。この出力は、たとえばアンテナ25を介した無線送信により行われる。各無線パケットのデータ長は、たとえばオーバーヘッドを含んで300バイト程度である。
「通信データ」の意味は、当業者が適宜定義可能であるが、たとえば充電装置22またはその構成要素(たとえば充電動作を制御するアプリケーションプログラムを実行するECU)が生成するアプリケーションデータであってもよい。または、車両側無線通信機24におけるペイロードデータであってもよい。
「オーバーヘッド」の意味は、当業者が適宜定義可能であるが、たとえば無線パケットに含まれるデータのうち通信データ以外のものをいう。たとえば、オーバーヘッドは、様々なプロトコルのヘッダ、誤り訂正符号、その他車両側無線通信機24が生成する任意の付加情報を含む。また、オーバーヘッドは、通信データD1〜D7を互いに識別するための情報(データ番号、時刻、等)を含んでもよい。
図3において、通信データD1〜D7と、無線パケットP1〜P7との間の矢印は、通信データと無線パケットとの間の対応関係を示す。たとえば、無線パケットP1は、通信データD1を含み、無線パケットP4は、通信データD4を含む。
図3の例では、車両側無線通信機24は、通信データD1(第1の通信データ)を取得することに応じて、通信データD1を含む無線パケットP1(第1の無線パケット)を生成するとともに、この無線パケットP1を送信する。
スタンド側無線通信機14は、送信された無線パケットP1を受信し、この無線パケットP1に含まれる通信データD1を抽出して給電装置11に出力する。給電装置11は通信データD1を取得し、これに基づいて非接触充電の制御を行う。
次に、車両側無線通信機24は、通信データD2(第2の通信データ)を取得する。これに応じ、車両側無線通信機24は、通信データD1と通信データD2とが同一であり、かつ所定の途絶回避条件が満たされるか否かを判定する。
通信データD1と通信データD2とが同一であるか否か(言い換えると、通信データの内容が更新されているか否か)の判定は、たとえば各通信データに含まれる全ビットが一致するか否かを比較することにより行われる。このようにすると、通信データに、他の通信データと同一であるか否かを示すフラグや識別子を含める必要がなく、通信プロトコルの実装がより容易になる。これは、とくに各通信データが短い場合(たとえば8バイト)に有効である。
途絶回避条件とは、実際には通信が途絶していないにも関わらず、誤って途絶したと判定されることを回避するために指定する条件を意味する。この途絶回避条件は、実施の形態1では、最後に送信された無線パケット(たとえば無線パケットP1)に関連する時刻からの経過時間が、所定の最低送信間隔以下であることである。「無線パケットに関連する時刻」とは、たとえば無線パケットが送信された時刻である。図3では最低送信間隔の値をTで示す。Tの値は、たとえばIより大きくCより小さい値(好ましくはC−Iより小さい値)に設定され、図3の例では2I<T<3I<Cである。
図3の例では、通信データD1と通信データD2とが同一であり、また、通信データD2が取得された時点では、通信データD1が送信された時点からの経過時間はT以下であるので、途絶回避条件は満たされている。この場合には、車両側無線通信機24は、通信データD2を含む無線パケットを生成しない(または、生成するが送信しない。以下同様である)。
このように、通信データD2を含む無線パケットの送信を省略することにより、通信量が低減し、帯域の利用効率が向上する。
次に、車両側無線通信機24は、通信データD3(第2の通信データ)を取得する。これに応じ、車両側無線通信機24は、通信データD1と通信データD3とが同一であり、かつ所定の途絶回避条件が満たされるか否かを判定する。通信データD3についても、通信データD2と同様に途絶回避条件が満たされるので、通信データD3を含む無線パケットを生成しない。
次に、車両側無線通信機24は、通信データD4(第2の通信データ)を取得する。これに応じ、車両側無線通信機24は、通信データD1と通信データD4とが同一であり、かつ所定の途絶回避条件が満たされるか否かを判定する。図3の例では、通信データD1と通信データD4とは同一であるが、通信データD1が送信された時点からの経過時間はTを超えているので、途絶回避条件は満たされない。この場合には、車両側無線通信機24は、通信データD4を含む無線パケットP4(第2の無線パケット)を生成し、これを送信する。
ここで、上述のようにT<Cであるので、給電装置11は、通信が途絶したと判定する前に、通信データD4を取得する可能性が高い。このように、通信が途絶したと誤って判定されるリスクが低下する。
次に、車両側無線通信機24は、通信データD5(第2の通信データ)を取得する。これに応じ、車両側無線通信機24は、最後に送信された無線パケット(第1の通信データ。この時点では通信データD4)と通信データD5とが同一であり、かつ所定の途絶回避条件が満たされるか否かを判定する。
図3の例では、通信データD4が送信された時点からの経過時間はT以下なので途絶回避条件は満たされているが、通信データD4と通信データD5とは同一ではない。この場合には、車両側無線通信機24は、通信データD5を含む無線パケットP5(第2の無線パケット)を生成し、これを送信する。
以下同様に処理が進む。通信データD6およびD7はいずれも経過時間T以下で取得されており、通信データD6は通信データD5と同一なので無線パケットが生成されないが、通信データD7は通信データD5と同一ではないので無線パケットP7が生成され送信される。
以上説明するように、実施の形態1によれば、所定時間Tが経過するまでは同一データの送信を省略するので、帯域の利用効率が向上する。一方で、所定時間Tが経過すると同一データであっても送信を実行するので、通信が途絶したと誤って判定されるリスクが減少する。
とくに、本実施形態では、通信データは定期的に取得されるので、同一の通信データが継続して取得されている場合の無線パケット送信間隔を比較的精密に設計することが可能である。たとえば、実施の形態1のように2I<T<3Iとしておけば、経過時間が3Iに達した時点で次の無線パケットが送信されることになり、途絶判定をより確実に回避できる。ただし、通信データが定期的に取得されない構成においても、本発明を適用すればある程度の効果を得ることは可能である。
上述の実施の形態1において、以下のような変形を施すことができる。
途絶回避条件は、様々に変更可能である。たとえば、実施の形態1において、途絶回避条件は無線パケットに関連する時刻を基準としており、具体的には最後に無線パケットが送信された時刻が基準であるが、変形例として、最後に無線パケットが生成された時刻を基準としてもよい。また、当該無線パケットに含まれる通信データに関する時刻を基準としてもよく、たとえば最後に送信された無線パケットに含まれていた通信データを取得した時刻を基準としてもよいし、通信データの取得または無線パケットの送信に伴う他の事象の発生時刻を基準としてもよい。
途絶回避条件は、様々に変更可能である。たとえば、実施の形態1において、途絶回避条件は無線パケットに関連する時刻を基準としており、具体的には最後に無線パケットが送信された時刻が基準であるが、変形例として、最後に無線パケットが生成された時刻を基準としてもよい。また、当該無線パケットに含まれる通信データに関する時刻を基準としてもよく、たとえば最後に送信された無線パケットに含まれていた通信データを取得した時刻を基準としてもよいし、通信データの取得または無線パケットの送信に伴う他の事象の発生時刻を基準としてもよい。
また、途絶回避条件は、これ以外の条件を含んでもよい。たとえば、最後に無線パケットが送信された時点からの経過時間がT以下であっても、他の何らかの追加条件が満たされない場合には、途絶回避条件が満たされていないと判定するよう構成してもよい。
途絶回避条件は、実施の形態1では経過時間に関するものであるが、変形例として、経過時間に代えて、またはこれに加えて、通信データの取得回数に関するものを含んでもよい。たとえば、途絶回避条件は、第1の通信データを取得した後に、さらなる通信データを取得した回数が所定値以下であることを含んでもよい。
実施の形態1では途絶回避条件は固定されているが、動的に定義されるものとしてもよい。たとえば、車両側無線通信機24は、途絶回避条件を動的に変更する機能を備えてもよく、とくに、通信条件に応じて変更する機能を備えてもよい。このようにすると、通信回線の品質が悪い場合に、無線パケットの送受信失敗によって誘発される通信途絶を抑制することができる。
このような構成において、通信条件は、たとえば受信感度(RSSI等)または通信レートを基準としてもよい。受信感度は、車両側無線通信機24が計測してもよいし、他の装置(たとえばスタンド側無線通信機14)から車両側無線通信機24に送信または出力されてもよい。この場合には、受信感度が高くなるにつれて途絶回避条件が緩くなるように(たとえば最低送信間隔が長くなるように)制御してもよい。
通信レートは、車両側無線通信機24が計測してもよいし、他の装置(たとえばスタンド側無線通信機14)から車両側無線通信機24に送信または出力されてもよい。また、通信レートを直接的に表す値に限らず、通信レートに応じて異なる値をとるパラメータを、通信レートを間接的に表す値として用いてもよい。たとえば、通信レートに応じて無線パケットのオーバーヘッド長が変動するような通信方式では、オーバーヘッド長に応じて途絶回避条件を動的に変更してもよい。この場合には、通信レートが高くなるにつれて(たとえばオーバーヘッド長が短くなるにつれて)途絶回避条件が緩くなるように(たとえば最低送信間隔が長くなるように)制御してもよい。
本実施形態では、車両側無線通信機24が無線送信機として機能し、スタンド側無線通信機14が無線受信機として機能する例を説明したが、通信は逆方向に行われてもよい。すなわち、車両側無線通信機24が無線受信機として機能し、スタンド側無線通信機14が無線送信機として機能してもよい。
本実施形態では、スタンド側無線通信機14および車両側無線通信機24はいずれも無線送信機および無線受信機を兼ねるが、無線送信機と無線受信機とが別個の構成要素として設けられてもよい。
本実施形態では、図3に示すデータの構成は充電の継続的な監視にのみ用いられるが、他の目的で用いてもよい。たとえば、充電の開始処理または終了処理に用いてもよく、ビーコンの送受信や接続要求の送受信等に用いてもよい。
14 スタンド側無線通信機(無線送信機)、24 車両側無線通信機(無線送信機)、D1〜D7 通信データ(D1 第1の通信データ、D2 第2の通信データ、D3 第2の通信データ、D4 第1の通信データまたは第2の通信データ、D5 第1の通信データまたは第2の通信データ、D6 第2の通信データ、D7 第2の通信データ)、P1,P4,P5,P7 無線パケット(P1 第1の無線パケット、P4,P5 第1の無線パケットまたは第2の無線パケット、P7 第2の無線パケット)。
Claims (6)
- 非接触充電の制御に関する通信データを含む無線パケットを送信する、無線送信機であって、
‐第1の通信データを取得する機能と、
‐前記第1の通信データを含む第1の無線パケットを送信する機能と、
‐前記第1の通信データを取得した後に、第2の通信データを取得する機能と、
‐前記第2の通信データを含む第2の無線パケットを送信する機能と、
を備え、
前記第1の通信データと前記第2の通信データとが同一であり、かつ所定の途絶回避条件が満たされる場合には前記第2の無線パケットを送信せず、
前記第1の通信データと前記第2の通信データとが同一でないか、または、前記途絶回避条件が満たされない場合には前記第2の無線パケットを送信する、無線送信機。 - 前記途絶回避条件は、前記第1の無線パケットに関連する時刻からの経過時間が所定値以下であることを含む、請求項1に記載の無線送信機。
- 前記途絶回避条件は、前記第1の通信データを取得した後に通信データを取得した回数が所定値以下であることを含む、請求項1または2に記載の無線送信機。
- 前記所定値を通信状況に応じて変更する機能を備える、請求項2または3に記載の無線送信機。
- 前記通信データは定期的に取得される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の無線送信機。
- 前記通信データはCAN通信を介した受信により取得される、請求項1〜5のいずれか一項に記載の無線送信機。
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