JP2016131138A - 回路保護装置および保護機能付回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】異常発熱時に端子間を電気的に接続する回路保護装置の信頼性を高めること。【解決手段】所定の温度で溶融する溶融部材10と、少なくとも一部が導電性材料で形成され、前記溶融部材10に接触する導通部材20と、互いに離れた状態にある端子組30(31、32)と、を備え、前記溶融部材10が溶融することで前記導通部材20が変位し、当該変位した導通部材20を介して前記端子30(31、32)間が電気的に接続された状態となるようにした回路保護装置1とする。【選択図】図1
Description
本発明は、異常発熱時に回路を保護するための回路保護装置およびこれを備えた回路に関する。
下記特許文献1には、異常発熱時に低融点金属が溶融することで、端子間が導通状態となる逆ヒューズと称される装置が開示されている(特許文献1の図4(b)等参照)。
上記特許文献1に記載される装置は、発熱によって低融点金属が溶融したとき、当該低融点金属が端子間を繋ぐ状態とならないおそれがある。つまり、低融点金属が両端子間を橋渡しするような形状に変化しなければならないところ、そのような形状にならないおそれが高い。すなわち、異常発熱時の動作信頼性が低い。
本発明は、異常発熱時に端子間を電気的に接続する回路保護装置の信頼性を高めることを目的とする。また、このような回路保護装置を備えた保護機能付回路を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明にかかる回路保護装置は、所定の温度で溶融する溶融部材と、少なくとも一部が導電性材料で形成され、前記溶融部材に接触する導通部材と、互いに離れた状態にある端子組と、を備え、前記溶融部材が溶融することで前記導通部材が変位し、当該変位した導通部材を介して前記端子間が電気的に接続された状態となることを特徴とする。
前記溶融部材は導電性材料からなるとよい。
前記導通部材には、前記溶融部材が溶融したとき、当該溶融した溶融部材を前記導通部材と前記端子の接触部分に導く誘導部が形成されているとよい。
前記導通部材には、前記溶融部材が溶融したとき、当該溶融した溶融部材が外側に流れるのを抑制する押さえ部が形成されているとよい。
前記導通部材は、一方端側およびその反対側が前記溶融部材に支持された状態で、所定の間隔を隔てて前記端子上に位置しているとよい。
前記導通部材を前記端子に向けて付勢する付勢部材が設けられているとよい。
前記導通部材は、その一端が、前記端子部が設けられたベース部材に固定されており、当該一端とその反対側の他端との間の所定部位に前記溶融部材が接触し、前記端子が位置する側とは反対側に撓むように弾性変形させられた状態にあるとよい。
前記導通部材および前記端子のいずれか一方は、前記溶融部材が溶融したときに、他方に接触する部分が凸となっているとよい。
本発明にかかる保護機能付回路は、常態時においてスイッチがONとされることにより導通状態とされる導電路を含む回路であって、上記いずれかの回路保護装置が、前記スイッチに対して並列に接続されていることを特徴とする。
本発明にかかる回路保護装置およびこれを備える回路は、溶融部材が溶融することで導通部材が変位し、当該変位した導通部材を介して端子間が電気的に接続された状態となるものである。つまり、溶融部材が端子間を電気的に接続するわけではなく、溶融部材によって変位する導通部材によって端子間が電気的に接続された状態となるものであるから、従来に比して異常発熱時における動作の信頼性が高い。
溶融部材が導電性材料からなるものであれば、溶融した導電性材料が導通部材と端子を接続する構成とすることができる。つまり、異常発熱時における動作の信頼性をより高めることができる。
溶融した溶融部材を導通部材と端子の接触部分に導く誘導部が導通部材に形成されていれば、導通部材と端子の接触部分に流れる溶融部材を増加させることができる。
溶融した溶融部材が外側に流れるのを抑制する押さえ部が導通部材に形成されていれば、導通部材と端子の接続に寄与しない溶融部材が増加するのを抑制することができる。
溶融部材の溶融によって変位する導通部材の例としては、一方端側およびその反対側が溶融部材に支持された状態で、所定の間隔を隔てて端子上に位置させたものが挙げられる。この場合、導通部材を端子に向けて付勢する付勢部材が設けられていれば、溶融部材が溶融したとき、導通部材が端子に向かって付勢されることとなるため、導通部材と端子をより確実に接触させることができる。
溶融部材の溶融によって変位する導通部材の別例としては、溶融部材によって端子が位置する側とは反対側に撓むように弾性変形させられた状態で配置され、溶融部材が溶融することによって弾性変形が解消し、端子間が導通部材によって電気的に接続されるものが挙げられる。この場合、溶融部材が溶融したときに導通部材と端子の一方における他方に接触する部分が凸となっている構造とすれば、導通部材と端子をより確実に接触させることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、特に明示した場合を除き、以下の説明における高さ方向(上下方向)とは、各図(図1、図3〜図5)における上下方向をいう。
図1に示す本発明の第一実施形態にかかる回路保護装置1は、溶融部材10、導通部材20および端子30を備える。溶融部材10は、溶融していない固体の状態において、導通部材20を支持する。本実施形態における溶融部材10は、導電性材料で形成されている。後述するように、回路保護装置1は、溶融部材10が溶融することによって動作する(溶融部材10の溶融がトリガーとなっている)ものであるため、溶融部材10の融点は回路保護装置1が搭載される回路の仕様に応じて適宜設定すればよい。つまり、回路を保護すべき温度(異常発熱温度)を低く設定する場合であればあるほど、溶融部材10の融点を低くする。溶融部材10としては、はんだ等の比較的低融点である導電性材料が適用できる。
導通部材20は、少なくとも一部が導電性材料で形成された部材である。具体的には、後述するように、溶融部材10が溶融したとき、導通部材20は第一端子31と第二端子32に接触することとなるが、両端子30に接触する部分として一体的な(分断されていない)導電性材料を含むものであればよい。導通部材20を構成する導電性材料は、電気抵抗が小さい材料であるほうがよい。
本実施形態における導通部材20は、第一端子31と第二端子32の両方の少なくとも一部と重なるように両端子30の上側に配置されている。導通部材20の一方端側と他方端側は、固体状態にある溶融部材10に支持されている。具体的には、導通部材20は、二つの溶融部材10によって二点支持されている。このように、端子30と導通部材20の間に溶融部材10が介在されることにより、端子30と導通部材20は非接触の状態にある。すなわち、溶融部材10が固体状態にあるときには、第一端子31と第二端子32は電気的に導通していない。
端子30(第一端子31および第二端子32)は、回路保護装置1が動作したときに導通(短絡)する部分である。本実施形態にかかる回路保護装置1は、端子30を含めたひとまとまりのユニット(パッケージングされた素子(チップ))であって、当該ユニット自体が端子30を有しており、回路保護装置1が保護対象の回路に組み込まれることで、各端子30が回路を構成する導電路に接続される。保護対象となる回路を構成する導電路の一部が、上記端子30として機能する構成(溶融部材10および導通部材20を有するひとまとまりのユニットが回路に組み込まれることで、当該ユニットと回路の一部である端子30によって回路保護装置1が構築される構成)としてもよい。
本実施形態にかかる回路保護装置1は、さらに、導通部材20を端子30に向けて付勢する付勢部材40を備える。つまり、付勢部材40は、導通部材20を下方に向けて付勢する。導通部材20が端子30に接触する位置まで導通部材20に対し付勢力が作用するものであれば、当該付勢部材40の具体的な構造はどのようなものであってもよい。例えば、回路保護装置1をひとまとまりのユニットとして構成する場合には、当該ユニットのケースに付勢部材40を固定しておけばよい。また、保護対象回路の少なくとも一部が基板90に形成され、当該基板90を収容するケースが用いられる等の使用環境が想定されるのであれば、当該ケースに付勢部材40を固定してもよい。
このように構成される回路保護装置1を適用した回路(保護機能付回路50)の一例を図2に示す。図2に示す保護機能付回路50(以下、単に本回路と称する)は、車両に搭載されるデュアルバッテリ回路の一例である。本回路は、第一種負荷55と並列に接続された第一バッテリ51(メインバッテリ)、第二種負荷56と並列に接続された第二バッテリ52(サブバッテリ)、第一バッテリ51と並列に接続された発電機54(オルタネータ)、第一バッテリ51と第二バッテリ52間に介在されたスイッチ53(第一バッテリ51と第二バッテリ52がスイッチ53を介して並列に接続されている)、および、スイッチ53(スイッチ駆動手段57によってON/OFF制御される)に並列に接続された回路保護装置1(第一端子31が第一バッテリ51に、第二端子32が第二バッテリ52に接続されている)を含むものである。
第一種負荷55としては、車両のエンジン始動用の負荷(スタータ)等が例示できる。第二種負荷56としては、第一種負荷55以外の車両に搭載された各種機器が例示できる。第一種負荷55および第二種負荷56とも、複数の負荷を含むものであってもよい。スイッチ53としては、トランジスタスイッチ53(FET)等が例示できる。第一バッテリ51や第二バッテリ52の種類はどのようなものであってもよいが、第一バッテリ51としてはエンジン始動用の電池として好適な鉛電池等が例示でき、第二バッテリ52としてはリチウムイオン電池、ニッケル水素電池等が例示できる。
エンジンを始動させる際には、スイッチ53をOFFとし、第一バッテリ51と第二バッテリ52を切り離す。エンジン始動時の大きな電圧変動によって、第二種負荷56の動作に悪影響が及ばないようにするためである。これにより、エンジン始動時において第二種負荷56の駆動には、第二バッテリ52のみ寄与し、第一バッテリ51が寄与しないこととなる。一方、エンジンを始動させるとき以外のとき(常態時)には、スイッチ53をONとする。つまり、第一バッテリ51と第二バッテリ52が並列に接続された状態となり、両バッテリから各負荷に電力が供給される。
本回路において、スイッチ53がハーフオン(半オン)故障した場合、第二種負荷56への供給電力が低下してしまうおそれがある。例えば、第二種負荷56として各種モニタが設定されている場合には、当該モニタのちらつき等が発生してしまう。第二種負荷56として車両の駆動に大きな影響を与える重要負荷(例えば、燃料供給用のシステムを構築するアクチュエータ等)が設定されている場合には、車両の走行に大きな影響を与えてしまうおそれがある。そのため、スイッチ53のハーフオン故障が発生したときであっても、第一バッテリ51(発電機54)と第二バッテリ52が接続された状態、すなわち両方のバッテリから第二種負荷56に電力が供給される状態が維持されることが望ましい。つまり、異常が生じた場合であっても、安全性の観点から、第一バッテリ51と第二バッテリ52間が導通状態にあること(常態時と同じ状態にあること)が望ましい。
本回路では、スイッチ53のハーフオン故障が発生したときに、その発熱によって回路保護装置1が次のように動作する。まず、スイッチ53の発熱によって溶融部材10が溶融する。溶融部材10が溶融すると、それに支持されていた導通部材20が端子30に向かって移動する。本実施形態にかかる回路保護装置1では、導通部材20は付勢部材40によって端子30側に付勢されているため、当該付勢力および重力によって導通部材20は端子30に向かって移動する。これにより、導通部材20が第一端子31および第二端子32の両方に接触し(導通部材20が端子30に接触するとは、導通部材20と端子30が直接接触するようなものだけでなく、溶融部材10が導電性材料で形成される場合には、当該溶融部材10を介して接触(接続)するものも含む。以下同じ)、両端子30間を電気的に接続する。つまり、第一バッテリ51と第二バッテリ52間が導通した状態となる。これにより、スイッチ53のハーフオン故障が生じた場合であっても、第一バッテリ51(発電機54)と第二バッテリ52が接続された状態が維持される。なお、付勢部材40を設けず、溶融部材10が溶融したとき、重力によって導通部材20が端子30に向かって移動する構造としてもよい。
このように、本実施形態にかかる回路保護装置1は、常態時にスイッチ53がONとされることによって導通状態とされる導電路を含む回路において、当該スイッチ53に対し並列に接続されるものである。このように設けられた回路保護装置1は、ハーフオン故障等によってスイッチ53を介した導通状態が維持できなくなるおそれがあるときに作動し、安全が確保される導通状態を維持する役割を果たす。
第一実施形態にかかる回路保護装置1は、図3に示すような誘導部21や押さえ部22が導通部材20に形成された構成にするとよい。なお、図3に示すように誘導部21と押さえ部22の両方が形成された構成としてもよいし、一方のみが形成された構成としてもよい。
誘導部21は、導電性材料で形成された溶融部材10が溶融したとき、当該溶融した溶融部材10を導通部材20と端子30の接触部分に導くものである。その一例としては、毛管現象によって溶融した溶融部材10を導通部材20と端子30の接触部分に導くスリットが挙げられる。つまり、導通部材20には、固体状態の溶融部材10に支持される部分から、一方の端子30に接触する部分まで延びる一または複数のスリットが誘導部21として形成される。このような誘導部21が形成されることにより、導通部材20と端子30の接触部分まで流れ込む溶融部材10を増加させることができるため、導通部材20と端子30の接続信頼性、ひいては回路保護装置1の動作信頼性を高めることができる。
押さえ部22は、導電性材料で形成された溶融部材10が溶融したとき、当該溶融した溶融部材10が外側に流れるのを抑制するものである。図3に示した構成は、導通部材20に固体状態の溶融部材10が嵌まり込む凹部20aが形成されており、当該凹部20aを構成する外側の壁部が押さえ部22として機能するものである。つまり、押さえ部22は、固体状態の溶融部材10が接触する部分よりも下方側に突出したものであればよい。ただし、溶融部材10が溶融したとき、押さえ部22によって導通部材20と端子30が接触できない構造とならないようにしなければならないため、固体状態の溶融部材10が嵌まり込む凹部20aを形成することで、導通部材20と端子30が接触できる構造を確保しつつ、当該凹部20aを構成する外側の壁部が押さえ部22として機能するようにしている。
本発明の第二実施形態にかかる回路保護装置2について、上記第一実施形態にかかる回路保護装置1と異なる点を中心に説明する。なお、本実施形態にかかる回路保護装置2も、上記保護機能付回路50に適用することができる。
第二実施形態にかかる回路保護装置2は、導通部材20が固体状態にある溶融部材10によって端子30から離れる方向に弾性変形させられた状態となっているものである。溶融部材10が固体状態にあるとき、弾性変形させられた状態にある導通部材20が、第一端子31と第二端子32の少なくともいずれか一方に接触していなければよい。
導通部材20は、その一方端側に設定される支点23が基板90等に支持された(片持ち状に支持された)状態にある。支点23の構造はどのようなものであってもよい。図4に示した構成では、導通部材20の支点23に近い側の端子30上に溶融部材10が配置され、その溶融部材10によって導通部材20が弾性変形した状態にある。導通部材20と一方の端子30は溶融部材10を介して接触するが、他方の端子30は接触していないため、溶融部材10が溶融しない限り、両端子30間が電気的に接続されていない状態が維持される。溶融部材10が溶融すると、導通部材20がその変形量を小さくする方向に変位し、両端子30に接触する。これにより、両端子30間が電気的に接続された状態となる。
導通部材20には、溶融部材10が溶融したときに端子30に接触する凸部24が形成されているとよい。これにより、導通部材20と端子30間の電気的接続の信頼性が向上する。端子30に導通部材20側に突出した凸部24が形成された構造としてもよい。
また、図4に示した構成では、導通部材20の支点23に近い側の端子30上に溶融部材10が配置されているが、支点23に遠い側の端子30上に溶融部材10が配置されていてもよい。ただし、支点23に近い側の端子30上に溶融部材10が配置されていれば、溶融部材10が配置されていない方の端子30と導通部材20の絶縁距離を大きくすることができるという点で好ましい。
一方、図5に示すように、溶融部材10を端子30上に配置しない構造とすることもできる。図5に示した構成は、導通部材20における支点23とは反対側の端部側を支持するように溶融部材10が配置されるものである。このように、溶融部材10を端子30上に配置しない構造とする場合には、上述したような、溶融した溶融部材10が導通部材20と端子30の接触部分に流れるよう誘導する誘導部21や、溶融した溶融部材10が外側に流れるのを押さえる押さえ部22に相当するものが導通部材20に形成された構成にするとよい。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
例えば、上記実施形態では、溶融した溶融部材10が導通部材20と端子30の接触部分に流れるように誘導する誘導部21が導通部材20に形成されていることを説明したが、溶融部材10のぬれ性を促進させる材料を導通部材20や端子30に塗布し、導通部材20と端子30の接触部分に流れ込む溶融部材10の量を増加させるようにしてもよい。溶融部材10としてはんだを使用する場合には、ぬれ性を促進させる材料としてフラックス(松やに)等を用いればよい。
1、2 回路保護装置
10 溶融部材
20 導通部材
21 誘導部
22 押さえ部
24 凸部
30 端子
31 第一端子
32 第二端子
40 付勢部材
50 保護機能付回路
51 第一バッテリ
52 第二バッテリ
53 スイッチ
54 発電機
55 第一種負荷
56 第二種負荷
57 スイッチ駆動手段
10 溶融部材
20 導通部材
21 誘導部
22 押さえ部
24 凸部
30 端子
31 第一端子
32 第二端子
40 付勢部材
50 保護機能付回路
51 第一バッテリ
52 第二バッテリ
53 スイッチ
54 発電機
55 第一種負荷
56 第二種負荷
57 スイッチ駆動手段
Claims (9)
- 所定の温度で溶融する溶融部材と、
少なくとも一部が導電性材料で形成され、前記溶融部材に接触する導通部材と、
互いに離れた状態にある端子組と、
を備え、
前記溶融部材が溶融することで前記導通部材が変位し、当該変位した導通部材を介して前記端子間が電気的に接続された状態となることを特徴とする回路保護装置。 - 前記溶融部材は導電性材料からなることを特徴とする請求項1に記載の回路保護装置。
- 前記導通部材には、前記溶融部材が溶融したとき、当該溶融した溶融部材を前記導通部材と前記端子の接触部分に導く誘導部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の回路保護装置。
- 前記導通部材には、前記溶融部材が溶融したとき、当該溶融した溶融部材が外側に流れるのを抑制する押さえ部が形成されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の回路保護装置。
- 前記導通部材は、一方端側およびその反対側が前記溶融部材に支持された状態で、所定の間隔を隔てて前記端子上に位置していることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の回路保護装置。
- 前記導通部材を前記端子に向けて付勢する付勢部材が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の回路保護装置。
- 前記導通部材は、
その一端が、前記端子部が設けられたベース部材に固定されており、
当該一端とその反対側の他端との間の所定部位に前記溶融部材が接触し、前記端子が位置する側とは反対側に撓むように弾性変形させられた状態にあることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の回路保護装置。 - 前記導通部材および前記端子のいずれか一方は、前記溶融部材が溶融したときに、他方に接触する部分が凸となっていることを特徴とする請求項7に記載の回路保護装置。
- 常態時においてスイッチがONとされることにより導通状態とされる導電路を含む回路であって、
請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の回路保護装置が、前記スイッチに対して並列に接続されていることを特徴とする保護機能付回路。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015005766A JP2016131138A (ja) | 2015-01-15 | 2015-01-15 | 回路保護装置および保護機能付回路 |
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Cited By (1)
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WO2018092563A1 (ja) * | 2016-11-15 | 2018-05-24 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | スイッチ回路及び電源装置 |
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2015
- 2015-01-15 JP JP2015005766A patent/JP2016131138A/ja active Pending
Cited By (3)
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WO2018092563A1 (ja) * | 2016-11-15 | 2018-05-24 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | スイッチ回路及び電源装置 |
CN109923748A (zh) * | 2016-11-15 | 2019-06-21 | 株式会社自动网络技术研究所 | 开关电路及电源装置 |
CN109923748B (zh) * | 2016-11-15 | 2022-02-22 | 株式会社自动网络技术研究所 | 开关电路及电源装置 |
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