JP2016130596A - 蒸気供給システム - Google Patents

蒸気供給システム Download PDF

Info

Publication number
JP2016130596A
JP2016130596A JP2015004018A JP2015004018A JP2016130596A JP 2016130596 A JP2016130596 A JP 2016130596A JP 2015004018 A JP2015004018 A JP 2015004018A JP 2015004018 A JP2015004018 A JP 2015004018A JP 2016130596 A JP2016130596 A JP 2016130596A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steam
pressure
flash tank
supply system
generates
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015004018A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6485050B2 (ja
Inventor
旬 植田
Jun Ueda
旬 植田
孝幸 早川
Takayuki Hayakawa
孝幸 早川
太郎 香川
Taro Kagawa
太郎 香川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electric Power Co Holdings Inc
Original Assignee
Tokyo Electric Power Co Holdings Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electric Power Co Holdings Inc filed Critical Tokyo Electric Power Co Holdings Inc
Priority to JP2015004018A priority Critical patent/JP6485050B2/ja
Publication of JP2016130596A publication Critical patent/JP2016130596A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6485050B2 publication Critical patent/JP6485050B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/52Heat recovery pumps, i.e. heat pump based systems or units able to transfer the thermal energy from one area of the premises or part of the facilities to a different one, improving the overall efficiency

Abstract

【課題】好適に蒸気を供給する。
【解決手段】蒸気供給システムは、第1の流体から第1の流体より温度の高い第2の流体を生成するヒートポンプと、ヒートポンプが生成した第2の流体に基づいて、第1の蒸気を生成する第1のフラッシュタンクと、第1のフラッシュタンクから供給された第1の蒸気と、蒸気発生装置から供給され、第1の蒸気より圧力の高い第2の蒸気とに基づいて、第1の蒸気よりも圧力の高く、第2の蒸気よりも圧力の低い中圧蒸気を生成するエゼクターとを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、蒸気供給システムに関する。
近年、工場などから出される排熱を利用した蒸気供給システムが知られている(例えば、特許文献1)。例えば、特許文献1に記載の蒸気供給システムでは、排熱からヒートポンプにより低圧蒸気を生成し、生成した低圧蒸気と、ボイラー等から供給される高圧蒸気とをエゼクターにて混合して中圧蒸気を生成していた。
特開2010−203765号公報
しかしながら、上述した特許文献1では、例えば、ヒートポンプによりエゼクターに使用する低圧蒸気の生成を精度よく制御する必要があるため、効率良く中圧蒸気を供給することができない場合があった。上述したような蒸気供給システムでは、好適に蒸気を供給することが望まれる。
本発明は、上記の状況を鑑みてなされたもので、その目的は、好適に蒸気を供給することができる蒸気供給システムを提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明の一態様は、第1の流体から前記第1の流体より温度の高い第2の流体を生成するヒートポンプと、前記ヒートポンプが生成した前記第2の流体に基づいて、第1の蒸気を生成する第1のフラッシュタンクと、前記第1のフラッシュタンクから供給された前記第1の蒸気と、蒸気発生装置から供給され、前記第1の蒸気より圧力の高い第2の蒸気とに基づいて、前記第1の蒸気よりも圧力の高く、前記第2の蒸気よりも圧力の低い中圧蒸気を生成するエゼクターとを備えることを特徴とする蒸気供給システムである。
また、本発明の一態様は、上記の蒸気供給システムにおいて、排熱源に基づいて、前記第1の流体を生成する熱交換器を備えることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の蒸気供給システムにおいて、排熱源に基づいて、第3の流体を生成する第1の熱交換器と、前記第1の熱交換器によって生成された前記第3の流体に基づいて、第3の蒸気を生成する第2のフラッシュタンクと、前記第1の熱交換器から排出される熱源に基づいて、前記第1の流体を生成する第2の熱交換器と、前記第1のフラッシュタンクが生成した前記第1の蒸気に前記第2のフラッシュタンクが生成した前記第3の蒸気を加えた蒸気を前記第1の蒸気として前記エゼクターに供給する蒸気ヘッダとを備えることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の蒸気供給システムにおいて、前記第1のフラッシュタンク内の圧力を計測する圧力計と、前記圧力計が計測した前記第1のフラッシュタンク内の圧力に基づいて、前記ヒートポンプが生成する前記第2の流体の容量を制御する制御部とを備えることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の蒸気供給システムにおいて、前記第1のフラッシュタンク内の圧力を調整する調整弁を備え、前記制御部は、前記圧力計が計測した前記第1のフラッシュタンク内の圧力が所定の圧力になるように、前記調整弁を制御することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の蒸気供給システムにおいて、前記第1の流体は、プラントからの排熱源に基づく温水、又は蒸気であることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の蒸気供給システムにおいて、前記第1の流体は、空気熱源であることを特徴とする。
本発明によれば、好適に蒸気を供給することができる。
第1の実施形態による蒸気供給システムの一例を示す構成図である。 第2の実施形態による蒸気供給システムの一例を示す構成図である。 第3の実施形態による蒸気供給システムの一例を示す構成図である。 第4の実施形態による蒸気供給システムの一例を示す構成図である。
以下、本発明の一実施形態による蒸気供給システムについて、図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明に係る第1の実施形態による蒸気供給システム1の一例を示す構成図である。
本実施形態では、蒸気供給システム1が、100℃以下の排熱源を利用して中圧蒸気を生成する一例について説明する。
図1に示すように、蒸気供給システム1は、蒸気ボイラー10と、熱交換器20と、ヒートポンプ30と、フラッシュタンク40と、エゼクター50と、制御部(21、41、51)と、電動二方弁(B1、B4、B3)と、電動三方弁B2と、ポンプ(P1、P2、P3)と、温度計M1と、水位計M2と、圧力計M3とを備えている。
蒸気ボイラー10(蒸気発生装置の一例)は、例えば、プラントなどに設置されるボイラー装置である。蒸気ボイラー10は、燃料を燃焼させて得た熱を水に伝え、水蒸気を生成する。蒸気ボイラー10は、例えば、1.2MPa(メガパスカル)の高圧蒸気(第2の蒸気)を生成する。蒸気ボイラー10は、生成した高圧蒸気を配管SL2に供給する。
配管SL2は、電動二方弁B1を介して蒸気ボイラー10とエゼクター50との間に接続されている。配管SL2は、電動二方弁B1を介して、蒸気ボイラー10が生成した高圧蒸気をエゼクター50に供給する。
電動二方弁B1は、蒸気ボイラー10とエゼクター50とを接続する配管SL2に配置され、第1端が蒸気ボイラー10に、第2端がエゼクター50に、それぞれ配管SL2を介して接続されている。電動二方弁B1は、後述する制御部51の制御に基づいて、蒸気ボイラー10が生成した高圧蒸気をエゼクター50の駆動蒸気として、エゼクター50に供給する。
ポンプP1は、熱源水を、電動三方弁B2を介して熱交換器20に供給する。ここで、熱源水は、例えば、工場(プラント)から排出された、例えば、100℃以下の温水であり、工場(プラント)からの排熱源である。
電動三方弁B2は、ポンプP1と熱交換器20との間に配置され、第1端がポンプP1に、第2端が熱交換器20の第1の供給口に、第3端が熱交換器20の第1の排水口に接続された排水管に、それぞれ接続されている。電動三方弁B2は、後述する制御部21の制御に基づいて、工場(プラント)から排出された熱源水を、熱交換器20の第1の供給口、又は、熱交換器20の第1の排水口に接続された排水管に供給する。
熱交換器20は、第1の供給口から供給された流体と、第2の供給口から供給された流体との間で、熱エネルギーを交換する交換器である。熱交換器20は、第1の供給口にポンプP1及び電動三方弁B2を介して工場からの熱源水が供給され、第2の供給口がヒートポンプ30の第1の排出口に、第2の排出口がヒートポンプ30の第1の供給口に、それぞれ接続されている。
熱交換器20は、ポンプP1及び電動三方弁B2を介して、工場から供給された熱源水の排熱を再利用するために、第1の供給口に供給された熱源水の排熱を、第2の供給口から供給された水(又は温水)に受け渡し、第2の排出口より温水(第1の流体の一例)として取り出す。このように、熱交換器20は、プラントからの排熱源に基づいて、温水を生成する。熱交換器20は、生成した温水を、ポンプP2を介してヒートポンプ30に供給する。また、第1の供給口に供給され、熱交換が行われた後の排水は、第1の排出口から放流又は冷却搭に排出される。
温度計M1は、熱交換器20の第2の排出口より排出される温水の温度を計測する。
制御部21は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などを含むプロセッサであり、温度計M1の計測結果に基づいて、ヒートポンプ30に供給する温水の温度が、所定の温度以上に上昇しないように、電動三方弁B2を制御する。すなわち、制御部21は、熱交換器20が排出する温度に基づいて、熱交換器20の動作を制御する。
制御部21は、例えば、温度計M1が計測した温度を取得し、取得した温度が所定の温度以上である場合に、電動三方弁B2を制御して、熱源水の熱交換器20への供給を停止させる。すなわち、この場合、制御部21は、電動三方弁B2に、熱源水を排水側に排出させて、熱源水の熱交換器20への供給を停止させる。
また、制御部21は、取得した温度が所定の温度未満である場合に、電動三方弁B2を制御して、熱源水を熱交換器20に供給させる。すなわち、この場合、制御部21は、電動三方弁B2に、熱源水を熱交換器20の第1の供給口側に排出させて、熱源水を熱交換器20に供給させる。
このように、制御部21は、温度計M1が計測した温度に基づいて、当該温度が一定になるように電動三方弁B2を制御する。
なお、制御部21は、ヒートポンプ30の動作可能な温度範囲に収まるように、電動三方弁B2の排水側と、熱交換器20の第1の供給口側とに分配する割合を調整するように制御してもよい。
ポンプP2は、熱交換器20の第2の排出口と、ヒートポンプ30の第1の供給口との間に配置され、熱交換器20から供給された温水(第1の流体の一例)を、ヒートポンプ30に供給する。
ヒートポンプ30は、熱交換器20から供給された温水(第1の流体の一例)から当該温水(第1の流体の一例)より温度の高い高温水(第2の流体の一例)を生成する。ヒートポンプ30は、第1の供給口がポンプP2を介して熱交換器20の第2の排出口に、第1の排水口が熱交換器20の第2の供給口にそれぞれ接続されている。また、ヒートポンプ30は、第2の供給口がポンプP3を介してフラッシュタンク40の第1の排出口に、第2の排水口がフラッシュタンク40の第2の供給口にそれぞれ接続されている。ヒートポンプ30は、例えば、100℃程度の高温水を生成して、フラッシュタンク40に供給する。
なお、本実施形態では、一例として、第1の流体及び第2の流体が温水である例を説明するが、蒸気であってもよい。
ポンプP3は、フラッシュタンク40の第1の排出口と、ヒートポンプ30の第2の供給口との間に配置され、フラッシュタンク40から排出された温水を、ヒートポンプ30に戻す。ポンプP3は、フラッシュタンク40から排出された温水をヒートポンプ30に戻して、ヒートポンプ30から高温水を取り出す。
フラッシュタンク40(第1のフラッシュタンクの一例)は、ヒートポンプ30が生成した高温水(第2の流体の一例)に基づいて、低圧蒸気(第1の蒸気の一例)を生成するとともに、低圧蒸気と温水とに気水分離する。フラッシュタンク40は、ヒートポンプ30により生成した熱を利用して、例えば、0MPaの低圧蒸気を発生させる。フラッシュタンク40は、発生させた低圧蒸気を第2の排出口から配管SL1に供給する。
配管SL1は、フラッシュタンク40とエゼクター50との間に接続されている。配管SL1は、フラッシュタンク40が生成した低圧蒸気をエゼクター50に供給する。
電動二方弁B3は、フラッシュタンク40への給水を調整する。電動二方弁B3は、後述する制御部41の制御に基づいて、フラッシュタンク40に水を補給する。
水位計M2は、フラッシュタンク40内の水位を計測する。
制御部41は、例えば、CPUなどを含むプロセッサであり、水位計M2の計測結果に基づいて、フラッシュタンク40内の水位が、所定の水位以下に低下しないように、電動二方弁B3を制御する。すなわち、制御部41は、フラッシュタンク40内の水位に基づいて、フラッシュタンク40への水の供給を制御する。
制御部41は、例えば、水位計M2が計測した水位を取得し、取得した水位が所定の水位以下である場合に、電動二方弁B3を制御して、フラッシュタンク40に給水させる。すなわち、この場合、制御部41は、電動二方弁B3の弁を開き、フラッシュタンク40内に水を供給させる。
また、制御部41は、取得した水位が所定の水位より高い場合に、電動二方弁B3を制御して、フラッシュタンク40への給水を停止させる。すなわち、この場合、制御部41は、電動二方弁B3の弁を閉じ、フラッシュタンク40内に水の供給を停止させる。
電動二方弁B4(調整弁の一例)は、フラッシュタンク40内の蒸気圧を調整する。電動二方弁B4は、フラッシュタンク40が生成する低圧蒸気の圧力が所定の圧力値より高くなった場合に、弁が開かれ、フラッシュタンク40内の蒸気圧を逃がして調整する。
エゼクター50は、フラッシュタンク40から供給された低圧蒸気(例えば、0MPa)と、蒸気ボイラー10から供給され、低圧蒸気より圧力の高い高圧蒸気(例えば、1.2MPa)とに基づいて、低圧蒸気よりも圧力の高く、高圧蒸気よりも圧力の低い中圧蒸気(例えば、0.2MPa)を生成する。エゼクター50は、配管SL1を介してフラッシュタンク40から供給された低圧蒸気を吸引蒸気とし、配管SL2を介して蒸気ボイラー10から供給された高圧蒸気を駆動蒸気として、中圧蒸気を生成し、生成した中圧蒸気を配管SL3に供給する。
圧力計M3は、配管SL3に接続され、エゼクター50から供給される中圧蒸気の圧力を計測する。
制御部51は、例えば、CPUなどを含むプロセッサであり、圧力計M3の計測結果に基づいて、中圧蒸気がエゼクター50から正常に出力されるように、電動二方弁B1を制御する。すなわち、制御部51は、エゼクター50の出力圧力に基づいて、エゼクター50の駆動蒸気を制御する。
制御部51は、例えば、圧力計M3が計測した圧力を取得し、取得した圧力が所定の圧力以下である場合に、電動二方弁B1を制御して、高圧蒸気の供給量を多くする。すなわち、この場合、制御部51は、電動二方弁B1の弁を必要分開き、高圧蒸気の供給量を増加させる。
また、制御部51は、取得した圧力が所定の圧力より高い場合に、電動二方弁B1を制御して、高圧蒸気の供給量を少なくする。すなわち、この場合、制御部51は、電動二方弁B1の弁を必要分閉じ、高圧蒸気の供給量を減少させる。
次に、図1を参照して、本実施形態による蒸気供給システム1の動作について説明する。
まず、ポンプP1は、工場(プラント)から排出された、例えば、100℃以下の熱源水を、電動三方弁B2を介して熱交換器20に供給する。
次に、熱交換器20は、ポンプP1及び電動三方弁B2を介して、工場から供給された熱源水の排熱を熱交換し、例えば、60℃程度の温水を生成して、ポンプP2を介して、ヒートポンプ30に供給する。
次に、ヒートポンプ30は、熱交換器20が生成した温水(例えば、60℃)から、例えば、100℃程度の高温水を生成する。ヒートポンプ30は、生成した高温水をフラッシュタンク40に供給する。
次に、フラッシュタンク40は、ヒートポンプ30が生成した高温水により、例えば、0MPaの低圧蒸気を発生させる。なお、フラッシュタンク40は、低圧蒸気とタンク内の水(温水)との気水分離を行う。フラッシュタンク40は、発生させた低圧蒸気を、配管SL1を介して、吸引蒸気として、エゼクター50に供給する。
また、一方で、蒸気ボイラー10は、例えば、1.2MPaの高圧蒸気を生成する。蒸気ボイラー10は、生成した高圧蒸気を、配管SL2、及び電動二方弁B1を介して、駆動蒸気として、エゼクター50に供給する。
次に、エゼクター50は、配管SL2を介して蒸気ボイラー10から供給された、例えば、1.2MPaの高圧蒸気と、配管SL1を介してフラッシュタンク40から供給された、例えば、0MPaの低圧蒸気とを混合して、例えば、0.2MPaの中圧蒸気を生成する。エゼクター50は、生成した中圧蒸気を配管SL3に供給する。
以上説明したように、本実施形態による蒸気供給システム1は、ヒートポンプ30と、フラッシュタンク40(第1のフラッシュタンクの一例)と、エゼクター50とを備えている。ヒートポンプ30は、第1の流体(例えば、排熱水に基づく温水)から第1の流体より温度の高い第2の流体(高温水)を生成する。フラッシュタンク40は、ヒートポンプ30が生成した第2の流体に基づいて、低圧蒸気(第1の蒸気の一例)を生成する。エゼクター50は、フラッシュタンク40から供給された低圧蒸気と、蒸気ボイラー10(蒸気発生装置の一例)から供給され、低圧蒸気より圧力の高い高圧蒸気(第2の蒸気の一例)とに基づいて、低圧蒸気よりも圧力の高く、高圧蒸気よりも圧力の低い中圧蒸気を生成する。
これにより、本実施形態による蒸気供給システム1は、例えば、工場(プラント)などから排出される排熱水を利用して、効率よく中圧蒸気を生成することができる。また、本実施形態による蒸気供給システム1は、ヒートポンプ30からフラッシュタンク40を介して、エゼクター50に低圧蒸気を供給するため、適切に気水分離を行うことができるとともに、ヒートポンプ30が低圧蒸気を制御する必要がないので、ヒートポンプ30の制御を簡略化することができる。そのため、本実施形態による蒸気供給システム1は、効率良く中圧蒸気を生成することができる。よって、本実施形態による蒸気供給システム1は、好適に蒸気を供給することができる。
なお、一般に、高圧蒸気を減圧弁により減圧して、中圧蒸気を生成する手法が知られているが、この場合、一度に減圧する範囲がエゼクター50に対して狭いため、複数の減圧弁を使用する必要が生じる。これに対して、本実施形態では、エゼクター50を利用して、高圧蒸気から中圧蒸気を生成するため、本実施形態による蒸気供給システム1は、単一のエゼクター50で中圧蒸気を生成することができる。さらに、本実施形態による蒸気供給システム1は、生成可能な中圧蒸気の範囲が広く、生成する中圧蒸気の自由度を広くすることができる。また、本実施形態による蒸気供給システム1は、効率良く排熱を回収して再利用することができるため、エネルギーを有効利用することができる。
また、一般に、低圧蒸気から中圧蒸気を生成する技術として、蒸気圧縮機(コンプレッサ)を使用して生成する技術が知られているが、この技術を使用した場合には、蒸気圧縮機(コンプレッサ)を動作させるエネルギー(電力)が必要になる。これに対して、本実施形態による蒸気供給システム1は、一般に工場(プラント)で使用されている高圧蒸気と、エゼクター50とを使用するので、中圧蒸気を生成するためのエネルギー(電力)の消費を低減することができる。
また、本実施形態では、プラントからの排熱源に基づいて、第1の流体を生成する熱交換器20を備える。これにより、本実施形態による蒸気供給システム1は、排熱源が汚水である場合に、ヒートポンプ30で使用可能なきれいな温水に変換することができる。すなわち、本実施形態による蒸気供給システム1は、例えば、排熱源が汚水である場合であっても、好適に蒸気を供給することができる。
また、本実施形態では、ヒートポンプ30に供給される第1の流体は、プラントからの排熱源に基づく温水(又は蒸気)である。
これにより、本実施形態による蒸気供給システム1は、プラントから排出される排温水(又は排蒸気)を有効活用することができる。
また、本実施形態による蒸気供給システム1は、温度計M1と、制御部21と、電動三方弁B2とを備えている。温度計M1は、ヒートポンプ30に供給される温水の温度を計測する。制御部21は、ヒートポンプ30に供給する温水の温度が、所定の温度以上に上昇しないように、電動三方弁B2を制御する。すなわち、制御部21は、熱交換器20が排出する温度に基づいて、熱交換器20の動作を制御する。
これにより、本実施形態による蒸気供給システム1は、ヒートポンプ30に動作温度範囲を逸脱した温度の温水が供給されることを抑制することができる。
また、本実施形態による蒸気供給システム1は、水位計M2と、制御部41と、電動二方弁B3とを備えている。水位計M2は、フラッシュタンク40内の水位を計測する。制御部41は、フラッシュタンク40内の水位が、所定の水位以下に低下しないように、電動二方弁B3を制御する。すなわち、制御部41は、フラッシュタンク40内の水位に基づいて、フラッシュタンク40への水の供給を制御する。
本実施形態では、フラッシュタンク40がエゼクター50に低圧蒸気を供給するためには、当該蒸気分の水をフラッシュタンク40内に補給する必要がある。本実施形態による蒸気供給システム1は、制御部41が、フラッシュタンク40内の水位が、所定の水位以下に低下しないように、電動二方弁B3を制御するので、適切に低圧蒸気を発生させることができる。
また、本実施形態による蒸気供給システム1は、圧力計M3と、制御部51と、電動二方弁B1とを備えている。圧力計M3は、エゼクター50から供給される中圧蒸気の圧力を計測する。制御部51は、圧力計M3の計測結果に基づいて、中圧蒸気がエゼクター50から正常に出力されるように、電動二方弁B1を制御する。すなわち、制御部51は、エゼクター50の出力圧力に基づいて、エゼクター50の駆動蒸気を制御する。
これにより、本実施形態による蒸気供給システム1は、適切に中圧蒸気を生成することができる。
[第2の実施形態]
次に、図2を参照して、本発明に係る第2の実施形態について説明する。
図2は、本実施形態による蒸気供給システム1aの一例を示す構成図である。
図2に示すように、蒸気供給システム1aは、蒸気ボイラー10と、熱交換器20と、ヒートポンプ30と、フラッシュタンク40と、エゼクター50と、制御部(21、31、41、51)と、電動二方弁(B1、B3、B4)と、電動三方弁B2と、ポンプ(P1、P2、P3)と、温度計M1と、水位計M2と、圧力計(M3、M4)とを備えている。
この図において、図1に示す構成と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態において、蒸気供給システム1aは、制御部31と、圧力計M4を備えている点が、上述した第1の実施形態と異なる。
圧力計M4は、フラッシュタンク40内の蒸気圧(圧力)を計測する。すなわち、圧力計M4は、エゼクター50に供給される低圧蒸気の圧力を計測する。
制御部31は、例えば、CPUなどを含むプロセッサであり、圧力計M4の計測結果に基づいて、低圧蒸気がエゼクター50に正常に供給されるように、電動二方弁B4を制御する。すなわち、制御部31は、低圧蒸気がエゼクター50の動作許容範囲を超えないように、電動二方弁B4を制御して、低圧蒸気の圧力を調整する。
制御部31は、例えば、圧力計M4が計測した圧力を取得し、取得した圧力が所定の圧力以上である場合に、電動二方弁B4を制御して、低圧蒸気の蒸気圧を逃がす。すなわち、この場合、制御部31は、電動二方弁B4の弁を必要分開き、低圧蒸気の蒸気圧を低減させる。
また、制御部31は、取得した圧力が所定の圧力より低い場合に、電動二方弁B4を制御して、低圧蒸気の蒸気圧を高める。すなわち、この場合、制御部31は、電動二方弁B4の弁を必要分閉じ、低圧蒸気の蒸気圧を増加させる。
このように、制御部31は、圧力計M4が計測したフラッシュタンク40内の圧力が所定の圧力になるように、電動二方弁B4を制御する。
また、制御部31は、圧力計M4の計測結果に基づいて、ヒートポンプ30を制御する。すなわち、制御部31は、圧力計M4が計測したフラッシュタンク40内の圧力に基づいて、ヒートポンプ30が生成する高温水の容量(出力容量)を制御する。
具体的に、制御部31は、圧力計M4の計測したフラッシュタンク40内の圧力が、所定の圧力になるように、ヒートポンプ30が有するコンプレッサ(不図示)の能力を制御する。
制御部31は、例えば、圧力計M4が計測した圧力を取得し、取得した圧力が所定の圧力以上である場合に、ヒートポンプ容量制御信号HPS1により、ヒートポンプ30の動作を抑制して、高温水の容量を低減させる。
また、制御部31は、取得した圧力が所定の圧力より低い場合に、ヒートポンプ容量制御信号HPS1により、ヒートポンプ30の動作を抑制して、高温水の容量を増加させる。
なお、圧力計M4が計測した圧力が上昇して、所定の圧力以上になった場合には、制御部31は、ヒートポンプ30の容量制御を優先して、ヒートポンプ容量制御信号HPS1を出力し、ヒートポンプ30の出力容量を制限する。そして、ヒートポンプ30の容量制御を行っても圧力計M4が計測した圧力が所定の圧力以上である場合に、制御部31は、電動二方弁B4によりフラッシュタンク40内の圧力を低減させる。
また、圧力計M4が計測した圧力が低下して、所定の圧力未満になった場合には、制御部31は、上述とは逆に、電動二方弁B4による制御を優先し、次に、ヒートポンプ30の容量制御を行って、フラッシュタンク40内の圧力を上昇させる。
その他の第1の実施形態の構成、及び動作は、図1に示す第1の実施形態と同様であるので、ここではその説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態による蒸気供給システム1aは、第1の実施形態と同様に、ヒートポンプ30と、フラッシュタンク40(第1のフラッシュタンクの一例)と、エゼクター50とを備えている。
これにより、本実施形態による蒸気供給システム1aは、第1の実施形態と同様に、効率良く中圧蒸気を生成することができ、好適に蒸気を供給することができる。
また、本実施形態による蒸気供給システム1aは、圧力計M4と、制御部31とをさらに備えている。圧力計M4は、フラッシュタンク40内の圧力を計測する。制御部31は、圧力計M4が計測したフラッシュタンク40内の圧力に基づいて、ヒートポンプ30が生成する高温水(第2の流体)の容量を制御する。
これにより、本実施形態による蒸気供給システム1aは、エゼクター50が動作可能な低圧蒸気を供給することができる。すなわち、本実施形態による蒸気供給システム1aは、適切にエゼクター50に低圧蒸気を供給することができる。
また、本実施形態による蒸気供給システム1aは、フラッシュタンク40内の圧力を調整する電動二方弁B4(調整弁の一例)を備えている。制御部31は、圧力計M4が計測したフラッシュタンク40内の圧力が所定の圧力になるように、電動二方弁B4を制御する。
これにより、本実施形態による蒸気供給システム1aは、エゼクター50が動作可能な低圧蒸気を適切にエゼクター50に低圧蒸気を供給することができる。
[第3の実施形態]
次に、図3を参照して、本発明に係る第3の実施形態について説明する。
図3は、本実施形態による蒸気供給システム1bの一例を示す構成図である。
本実施形態では、蒸気供給システム1bが、空気熱源を利用して中圧蒸気を生成する一例について説明する。
図3に示すように、蒸気供給システム1bは、蒸気ボイラー10と、ヒートポンプ30aと、フラッシュタンク40と、エゼクター50と、制御部(31、41、51)と、電動二方弁(B1、B3)と、電動三方弁B2と、ポンプP3と、水位計M2と、圧力計(M3、M4)とを備えている。
この図において、図2に示す構成と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態において、蒸気供給システム1bは、排熱水の代わりに空気熱源を用いてヒートポンプ30aを動作させる点と、電動二方弁B4を備えない点とが、上述した第2の実施形態と異なる。
ヒートポンプ30aは、空気熱源(第1の流体の一例)から当該空気熱源(第1の流体の一例)より温度の高い温水(又は高温水)(第2の流体の一例)を生成する。ヒートポンプ30aは、供給口がポンプP3を介してフラッシュタンク40の第1の排出口に、排水口がフラッシュタンク40の第2の供給口にそれぞれ接続されている。ヒートポンプ30aは、例えば、90℃程度(例えば、80℃〜90℃)の温水を生成して、フラッシュタンク40に供給する。
ヒートポンプ30aから先の構成は、第2の実施形態と同様であるので、ここではその説明を省略する。
次に、図3を参照して、本実施形態による蒸気供給システム1bの動作について説明する。
まず、ヒートポンプ30aは、空気熱源(例えば、30℃)から、例えば、90℃程度の温水を生成する。ヒートポンプ30aは、生成した温水をフラッシュタンク40に供給する。
次に、フラッシュタンク40は、ヒートポンプ30aが生成した温水により、例えば、−0.03MPa(90℃想定)の低圧蒸気を発生させる。なお、フラッシュタンク40は、低圧蒸気とタンク内の水(温水)との気水分離を行う。フラッシュタンク40は、発生させた低圧蒸気を、配管SL1を介して、吸引蒸気として、エゼクター50に供給する。ここで、負圧の低圧蒸気(例えば、−0.03MPa)は、エゼクター50が吸引することにより発生する。このように、本実施形態では、ヒートポンプ30aが90℃程度以下の温水を生成し、フラッシュタンク40が、大気圧に比べて低い負圧(例えば、−0.03MPa)の低圧蒸気を生成する。
なお、本実施形態において、フラッシュタンク40は、負圧の低圧蒸気(例えば、−0.03MPa)を発生するため、圧力上昇は発生せずに、また、電動二方弁B4を開くと大気が負圧のフラッシュタンク内に進入してしまう。そのため、本実施形態において、蒸気供給システム1bは、電動二方弁B4を備えず、制御部31は、電動二方弁B4に関する制御を行わない。
また、一方で、蒸気ボイラー10は、例えば、1.2MPaの高圧蒸気を生成する。蒸気ボイラー10は、生成した高圧蒸気を、配管SL2、及び電動二方弁B1を介して、駆動蒸気として、エゼクター50に供給する。
次に、エゼクター50は、配管SL2を介して蒸気ボイラー10から供給された、例えば、1.2MPaの高圧蒸気と、配管SL1を介してフラッシュタンク40から供給された、例えば、−0.03MPa(90℃想定)の低圧蒸気とを混合して、例えば、0.2MPaの中圧蒸気を生成する。エゼクター50は、生成した中圧蒸気を配管SL3に供給する。
以上説明したように、本実施形態による蒸気供給システム1bは、ヒートポンプ30aと、フラッシュタンク40(第1のフラッシュタンクの一例)と、エゼクター50とを備えている。ヒートポンプ30aは、空気熱源から当該空気熱源より温度の高い温水を生成する。
これにより、本実施形態による蒸気供給システム1bは、第1及び第2の実施形態と同様に、効率良く中圧蒸気を生成することができ、好適に蒸気を供給することができる。なお、本実施形態による蒸気供給システム1bは、排熱源なしに、中圧蒸気を生成することができる。
また、本実施形態では、上述したヒートポンプ30aの熱源である第1の流体は、空気熱源である。本実施形態による蒸気供給システム1bは、空気熱源により中圧蒸気を生成することができる。
[第4の実施形態]
次に、図4を参照して、本発明に係る第4の実施形態について説明する。
図4は、本実施形態による蒸気供給システム1cの一例を示す構成図である。
本実施形態では、蒸気供給システム1cが、100℃以上の排熱源を利用して中圧蒸気を生成する一例について説明する。
図4に示すように、蒸気供給システム1cは、蒸気ボイラー10と、熱交換器(20A、20B)と、ヒートポンプ30と、フラッシュタンク(40A、40B)と、エゼクター50と、制御部(21、22、31、41、42、51)と、蒸気ヘッダ60と、電動二方弁(B1、B3、B4、B6)と、電動三方弁(B2、B5)と、ポンプ(P1、P2、P3、P4)と、温度計M1と、水位計(M2、M5)と、圧力計(M3、M4、M6)とを備えている。
この図において、図2に示す構成と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態において、蒸気供給システム1cは、複数の熱交換器(20A、20B)と、複数のフラッシュタンク(40A、40B)と、蒸気ヘッダ60とを備えている点が、上述した第2の実施形態と異なる。
本実施形態によるポンプP1は、熱源水を、電動三方弁B2を介して熱交換器20Aに供給する。ここで、熱源水は、例えば、工場(プラント)から排出された、例えば、100℃以上(140℃)の温水であり、工場(プラント)からの排熱源である。
本実施形態による電動三方弁B2は、ポンプP1と熱交換器20Aとの間に配置され、第1端がポンプP1に、第2端が熱交換器20Aの第1の供給口に、第3端が熱交換器20Aの第1の排水口に接続された熱交換器20Bの第1の供給口に、それぞれ接続されている。電動三方弁B2は、後述する制御部22の制御に基づいて、工場(プラント)から排出された熱源水を、熱交換器20Aの第1の供給口、又は、熱交換器20Aの第1の排水口に接続された熱交換器20Bの第1の供給口に供給する。
熱交換器20A(第1の熱交換器の一例)は、第1の供給口にポンプP1及び電動三方弁B2を介して工場からの熱源水が供給され、第2の供給口がポンプP4を介してフラッシュタンク40Bの第1の排出口に、第2の排出口がフラッシュタンク40Bの第1の供給口に、それぞれ接続されている。
熱交換器20Aは、ポンプP1及び電動三方弁B2を介して、工場から供給された熱源水の排熱を再利用するために、第1の供給口に供給された熱源水の排熱を、第2の供給口から供給された水(又は温水)に受け渡し、第2の排出口より、例えば、100℃程度の高温水として取り出す。このように、熱交換器20Aは、プラントからの排熱源に基づいて、高温水(第3の流体の一例)を生成する。熱交換器20Aは、生成した高温水を、フラッシュタンク40Bに供給する。また、第1の供給口に供給され、熱交換が行われた後の排水(例えば、105℃の排水)は、電動三方弁B5を介して熱交換器20Bに供給される。
ポンプP4は、フラッシュタンク40Bの第1の排出口と、熱交換器20Aの第2の供給口との間に配置され、フラッシュタンク40Bから排出された温水を、熱交換器20Aに戻す。ポンプP4は、フラッシュタンク40Bから排出された温水を熱交換器20Aに戻して、熱交換器20Aから高温水を取り出す。
フラッシュタンク40B(第2のフラッシュタンクの一例)は、熱交換器20Aが生成した高温水(第3の流体の一例)に基づいて、低圧蒸気(第3の蒸気の一例)を生成するとともに、低圧蒸気と温水とに気水分離する。フラッシュタンク40Bは、熱交換器20Aより取り出した排熱を利用して、例えば、0MPaの低圧蒸気を発生させる。フラッシュタンク40Bは、発生させた低圧蒸気を第2の排出口から配管SL12に供給する。
配管SL12は、フラッシュタンク40Bと蒸気ヘッダ60との間に接続されている。配管SL12は、フラッシュタンク40Bが生成した低圧蒸気を蒸気ヘッダ60に供給する。
圧力計M6は、フラッシュタンク40B内の蒸気圧(圧力)を計測する。すなわち、圧力計M6は、エゼクター50に供給される低圧蒸気の圧力を計測する。
制御部22は、例えば、CPUなどを含むプロセッサであり、圧力計M6の計測結果に基づいて、低圧蒸気がエゼクター50に正常に供給されるように、電動三方弁B5を制御する。すなわち、制御部22は、低圧蒸気がエゼクター50の動作許容範囲を超えないように、電動三方弁B5を制御して、低圧蒸気の圧力を調整する。
制御部22は、例えば、圧力計M6が計測した圧力を取得し、取得した圧力が所定の圧力以上である場合に、電動三方弁B5を制御して、熱源水の熱交換器20Aへの供給を停止させる。すなわち、この場合、制御部22は、電動三方弁B5に、熱源水を排水側に排出させて、熱源水の熱交換器20Aへの供給を停止させる。
また、制御部22は、取得した圧力が所定の圧力未満である場合に、電動三方弁B5を制御して、熱源水を熱交換器20Aに供給させる。すなわち、この場合、制御部22は、電動三方弁B5に、熱源水を熱交換器20Aの第1の供給口側に排出させて、熱源水を熱交換器20Aに供給させる。
このように、制御部22は、圧力計M6が計測した圧力に基づいて、フラッシュタンク40B内の蒸気圧(圧力)が一定になるように、電動三方弁B5を制御する。
なお、制御部22は、エゼクター50の動作可能な蒸気圧範囲に収まるように、電動三方弁B5の排水側と、熱交換器20Aの第1の供給口側とに分配する割合を調整するように制御してもよい。
電動二方弁B6は、フラッシュタンク40Bへの給水を調整する。電動二方弁B6は、後述する制御部42の制御に基づいて、フラッシュタンク40Bに水を補給する。
水位計M5は、フラッシュタンク40B内の水位を計測する。
制御部42は、例えば、CPUなどを含むプロセッサであり、水位計M5の計測結果に基づいて、フラッシュタンク40B内の水位が、所定の水位以下に低下しないように、電動二方弁B6を制御する。すなわち、制御部42は、フラッシュタンク40B内の水位に基づいて、フラッシュタンク40Bへの水の供給を制御する。
制御部42は、例えば、水位計M5が計測した水位を取得し、取得した水位が所定の水位以下である場合に、電動二方弁B6を制御して、フラッシュタンク40Bに給水させる。すなわち、この場合、制御部42は、電動二方弁B6の弁を開き、フラッシュタンク40B内に水を供給させる。
また、制御部42は、取得した水位が所定の水位より高い場合に、電動二方弁B6を制御して、フラッシュタンク40Bへの給水を停止させる。すなわち、この場合、制御部42は、電動二方弁B6の弁を閉じ、フラッシュタンク40B内に水の供給を停止させる。
電動三方弁B5は、熱交換器20Aと熱交換器20Bとの間に配置され、第1端が熱交換器20Aの第1の排水口に、第2端が熱交換器20Bの第1の供給口に、第3端が熱交換器20Bの第1の排水口に接続された排水管に、それぞれ接続されている。電動三方弁B5は、後述する制御部21の制御に基づいて、熱交換器20Aから排出された熱源水(例えば、105℃の温水)を、熱交換器20Bの第1の供給口、又は、熱交換器20Bの第1の排水口に接続された排水管に供給する。
熱交換器20B(第2の熱交換器の一例)は、第1の供給口に電動三方弁B5を介して熱交換器20Aからの熱源水が供給され、第2の供給口がヒートポンプ30の第1の排出口に、第2の排出口がヒートポンプ30の第1の供給口に、それぞれ接続されている。
熱交換器20Bは、生成した温水を、ポンプP2を介してヒートポンプ30に供給する。また、第1の供給口に供給され、熱交換が行われた後の排水は、第1の排出口から放流又は冷却搭に排出される。
なお、本実施形態における制御部21は、温度計M1の計測結果に基づいて、ヒートポンプ30に供給する温水の温度が、所定の温度以上に上昇しないように、電動三方弁B5を制御する。すなわち、制御部21は、熱交換器20Bが排出する温度に基づいて、熱交換器20Bの動作を制御する。
フラッシュタンク40A(第1のフラッシュタンクの一例)は、上述した第2の実施形態におけるフラッシュタンク40と同様であるので、ここではその説明を省略する。フラッシュタンク40Aは、ヒートポンプ30による加熱を利用して、例えば、0MPaの低圧蒸気を発生させる。フラッシュタンク40Aは、ヒートポンプ30により生成した熱を利用して、例えば、0MPaの低圧蒸気を発生させる。フラッシュタンク40Aは、発生させた低圧蒸気を第2の排出口から配管SL11に供給する。
配管SL11は、フラッシュタンク40Aと蒸気ヘッダ60との間に接続されている。配管SL11は、フラッシュタンク40Aが生成した低圧蒸気を蒸気ヘッダ60に供給する。
蒸気ヘッダ60は、フラッシュタンク40Aが生成した低圧蒸気(第1の蒸気)にフラッシュタンク40Bが生成した低圧蒸気(第3の蒸気)を加えた蒸気を第1の蒸気としてエゼクター50に供給する。すなわち、蒸気ヘッダ60は、フラッシュタンク40Aが生成した低圧蒸気と、フラッシュタンク40Bが生成した低圧蒸気とを合せて(混合して)、配管SL1に供給する。
次に、図4を参照して、本実施形態による蒸気供給システム1cの動作について説明する。
まず、ポンプP1は、工場(プラント)から排出された、例えば、140℃(100℃以上)の熱源水を、電動三方弁B2を介して熱交換器20Aに供給する。
次に、熱交換器20Aは、ポンプP1及び電動三方弁B2を介して、工場から供給された熱源水の排熱を熱交換し、例えば、100℃程度の温水を生成して、フラッシュタンク40Bに供給する。
次に、フラッシュタンク40Bは、熱交換器20Aにより取り出した高温水により、例えば、0MPaの低圧蒸気を発生させる。なお、フラッシュタンク40Bは、低圧蒸気とタンク内の水(温水)との気水分離を行う。フラッシュタンク40Bは、発生させた低圧蒸気を、配管SL12を介して、蒸気ヘッダ60に供給する。
また、一方で、熱交換器20Bは、電動三方弁B5を介して、熱交換器20Aから供給された熱源水(例えば、105℃)の排熱を熱交換し、例えば、60℃程度の温水を生成して、ポンプP2を介して、ヒートポンプ30に供給する。
次に、ヒートポンプ30は、熱交換器20Bが生成した温水(例えば、60℃)から、例えば、100℃程度の高温水を生成する。ヒートポンプ30は、生成した高温水をフラッシュタンク40Aに供給する。
次に、フラッシュタンク40Aは、ヒートポンプ30が生成した高温水により、例えば、0MPaの低圧蒸気を発生させる。なお、フラッシュタンク40Aは、低圧蒸気とタンク内の水(温水)との気水分離を行う。フラッシュタンク40Aは、発生させた低圧蒸気を、配管SL11を介して、蒸気ヘッダ60に供給する。
次に、蒸気ヘッダ60は、配管SL11を介してフラッシュタンク40Aから供給された低圧蒸気と、配管SL12を介してフラッシュタンク40Bから供給された低圧蒸気とを合わせて、配管SL1を介して吸引蒸気として、エゼクター50に供給する。
また、一方で、蒸気ボイラー10は、例えば、1.2MPaの高圧蒸気を生成する。蒸気ボイラー10は、生成した高圧蒸気を、配管SL2、及び電動二方弁B1を介して、駆動蒸気として、エゼクター50に供給する。
次に、エゼクター50は、配管SL2を介して蒸気ボイラー10から供給された、例えば、1.2MPaの高圧蒸気と、配管SL1を介してフラッシュタンク(40A、40B)から供給された、例えば、0MPaの低圧蒸気とを混合して、例えば、0.2MPaの中圧蒸気を生成する。エゼクター50は、生成した中圧蒸気を配管SL3に供給する。
以上説明したように、本実施形態による蒸気供給システム1cは、ヒートポンプ30と、フラッシュタンク40A(第1のフラッシュタンクの一例)と、エゼクター50と、熱交換器20A(第1の熱交換器の一例)と、フラッシュタンク40B(第2のフラッシュタンクの一例)と、熱交換器20B(第2の熱交換器の一例)と、蒸気ヘッダ60とを備えている。熱交換器20Aは、プラントからの排熱源に基づいて、第3の流体(例えば、高温水)を生成する。フラッシュタンク40Aは、ヒートポンプ30が生成した第2の流体(例えば、高温水)に基づいて、低圧蒸気(第1の蒸気)を生成する。フラッシュタンク40Bは、熱交換器20Aによって生成された第3の流体に基づいて、低圧蒸気(第3の蒸気)を生成する。熱交換器20Bは、熱交換器20Aから排出される熱源に基づいて、第1の流体(例えば、高温水)を生成する。蒸気ヘッダ60は、フラッシュタンク40Aが生成した低圧蒸気にフラッシュタンク40Bが生成した低圧蒸気を加えた蒸気を低圧蒸気(第1の蒸気)としてエゼクター50に供給する。
これにより、本実施形態による蒸気供給システム1cは、第1〜第3の実施形態と同様に、効率良く中圧蒸気を生成することができ、好適に蒸気を供給することができる。
なお、本実施形態による蒸気供給システム1cは、熱交換器20Aにより取り出した排熱により、フラッシュタンク40Bが低圧蒸気を生成するとともに、ヒートポンプ30を利用してフラッシュタンク40Aが低圧蒸気を生成する。エゼクター50は、2つのフラッシュタンク(40A、40B)によって生成された低圧蒸気を使用して中圧蒸気を生成するので、より効率良く中圧蒸気を生成することができる。また、本実施形態による蒸気供給システム1cは、例えば、100℃以上の排熱源に対応することができるとともに、より効率良く排熱を回収して再利用することができる。
また、本実施形態による蒸気供給システム1cは、圧力計M6と、制御部22と、電動三方弁B2とを備えている。圧力計M6は、フラッシュタンク40Bから供給される低圧蒸気の圧力を計測する。制御部22は、圧力計M6の計測結果に基づいて、低圧蒸気が正常に出力されるように、電動三方弁B2を制御する。すなわち、制御部22は、フラッシュタンク40Bから供給される低圧蒸気の圧力に基づいて、熱交換器20Aからの熱源水流量を制御して、フラッシュタンク40Bの低圧蒸気を制御する。
これにより、本実施形態による蒸気供給システム1cは、フラッシュタンク40Bから適切に低圧蒸気を生成することができる。
なお、本発明は、上記の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、上記の各実施形態において、複数の制御部を備える例を説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、複数の制御部を1つ又はいくつかに統合して制御するようにしてもよい。
また、上記の各実施形態において、蒸気ボイラー10によって生成された高圧蒸気をエゼクター50の駆動蒸気に用いる例を説明したが、これに限定されるものではなく、他の蒸気発生装置が生成した高圧蒸気を利用するようにしてもよい。
また、上記の第1、第2、及び第4の実施形態において、熱交換器20(20B)を備える例を説明したが、熱源水がヒートポンプ30で使用可能なきれいな温水である場合には備えない構成であってもよい。
また、上記の第4の実施形態において、蒸気供給システム1cが、2つの熱交換器(20A、20B)をカスケードに接続して使用する例を説明したが、3つ以上の熱交換器をカスケード接続して使用してもよい。この場合、蒸気供給システム1cは、3つ以上の複数のフラッシュタンクを備えるようにしてもよいし、2つ以上の複数のヒートポンプ30を備えるようにしてもよい。
また、上記の第1、第2、及び第4の実施形態において、ヒートポンプ30が100℃程度の高温水を生成し、フラッシュタンク40(40A)が0MPaの低圧蒸気を生成する例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、第1、第2、及び第4の実施形態において、ヒートポンプ30が100℃以上の高温水を生成し、フラッシュタンク40(40A)が大気圧に比べて高い正圧にて低圧蒸気を生成するようにしてもよい。また、例えば、第1、第2、及び第4の実施形態において、ヒートポンプ30が100℃未満の温水を生成し、フラッシュタンク40(40A)が大気圧に比べて低い負圧にて低圧蒸気を生成するようにしてもよい。
また、上記の第3の実施形態において、ヒートポンプ30aが、例えば、90℃の温水を生成し、フラッシュタンク40が、例えば、−0.03MPaの低圧蒸気を生成する例を説明したが、これに限定されるものではない。ヒートポンプ30aが、例えば、80℃以上の温水を生成する場合には、フラッシュタンク40は、例えば、−0.05MPa程度の負圧の低圧蒸気を発生することが可能であり、低圧蒸気の下限値としては、この−0.05MPa程度が好適である。また、エゼクター50は、例えば、−0.05MPa程度の負圧の低圧蒸気を高圧蒸気と混合して、例えば、0.035MPa程度の正圧の中圧蒸気を生成することが可能である。
また、上記の第3の実施形態において、蒸気供給システム1bは、電動二方弁B4を備えない例を説明したが、これに限定されるものではなく、電動二方弁B4を備えて、制御部31が、電動二方弁B4を常時閉状態に制御するようにしてもよい。また、ヒートポンプ30aが、空気熱源から100℃程度の高温水を生成することが可能な場合には、蒸気供給システム1bは、電動二方弁B4を備えた上で、制御部31が、第2の実施形態と同様の制御を行うようにしてもよい。
なお、上述した蒸気供給システム1(1a〜1c)は、内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した蒸気供給システム1(1a〜1c)が備える各構成の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上述した蒸気供給システム1(1a〜1c)が備える各構成における処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、蒸気供給システム1(1a〜1c)に内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
また、上述した機能の一部又は全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。上述した各機能は個別にプロセッサ化してもよいし、一部、又は全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、又は汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
1、1a、1b、1c 蒸気供給システム
10 蒸気ボイラー
20、20A、20B 熱交換器
21、22、31、41、42、51 制御部
30、30a ヒートポンプ
40、40A、40B フラッシュタンク
50 エゼクター
60 蒸気ヘッダ
B1、B3、B4、B6 電動二方弁
B2、B5 電動三方弁
M1 温度計
M2、M5 水位計
M3、M4、M6 圧力計
P1、P2、P3、P4 ポンプ

Claims (7)

  1. 第1の流体から前記第1の流体より温度の高い第2の流体を生成するヒートポンプと、
    前記ヒートポンプが生成した前記第2の流体に基づいて、第1の蒸気を生成する第1のフラッシュタンクと、
    前記第1のフラッシュタンクから供給された前記第1の蒸気と、蒸気発生装置から供給され、前記第1の蒸気より圧力の高い第2の蒸気とに基づいて、前記第1の蒸気よりも圧力の高く、前記第2の蒸気よりも圧力の低い中圧蒸気を生成するエゼクターと
    を備えることを特徴とする蒸気供給システム。
  2. 排熱源に基づいて、前記第1の流体を生成する熱交換器を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の蒸気供給システム。
  3. 排熱源に基づいて、第3の流体を生成する第1の熱交換器と、
    前記第1の熱交換器によって生成された前記第3の流体に基づいて、第3の蒸気を生成する第2のフラッシュタンクと、
    前記第1の熱交換器から排出される熱源に基づいて、前記第1の流体を生成する第2の熱交換器と、
    前記第1のフラッシュタンクが生成した前記第1の蒸気に前記第2のフラッシュタンクが生成した前記第3の蒸気を加えた蒸気を前記第1の蒸気として前記エゼクターに供給する蒸気ヘッダと
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の蒸気供給システム。
  4. 前記第1のフラッシュタンク内の圧力を計測する圧力計と、
    前記圧力計が計測した前記第1のフラッシュタンク内の圧力に基づいて、前記ヒートポンプが生成する前記第2の流体の容量を制御する制御部と
    を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の蒸気供給システム。
  5. 前記第1のフラッシュタンク内の圧力を調整する調整弁を備え、
    前記制御部は、前記圧力計が計測した前記第1のフラッシュタンク内の圧力が所定の圧力になるように、前記調整弁を制御する
    ことを特徴とする請求項4に記載の蒸気供給システム。
  6. 前記第1の流体は、プラントからの排熱源に基づく温水、又は蒸気である
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の蒸気供給システム。
  7. 前記第1の流体は、空気熱源である
    ことを特徴とする請求項1に記載の蒸気供給システム。
JP2015004018A 2015-01-13 2015-01-13 蒸気供給システム Active JP6485050B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015004018A JP6485050B2 (ja) 2015-01-13 2015-01-13 蒸気供給システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015004018A JP6485050B2 (ja) 2015-01-13 2015-01-13 蒸気供給システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016130596A true JP2016130596A (ja) 2016-07-21
JP6485050B2 JP6485050B2 (ja) 2019-03-20

Family

ID=56415873

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015004018A Active JP6485050B2 (ja) 2015-01-13 2015-01-13 蒸気供給システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6485050B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106705308A (zh) * 2017-02-03 2017-05-24 江苏乐科节能科技股份有限公司 机械闪蒸式空调制冷系统及其工作方法
JP2019011723A (ja) * 2017-06-30 2019-01-24 株式会社Ihi 熱電併給システム
CN115823562A (zh) * 2023-02-14 2023-03-21 苏州晟德亿节能环保科技有限公司 无疏水阀蒸汽冷凝水余热回收装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1089802A (ja) * 1996-09-11 1998-04-10 Nkk Corp 下水保有熱回収装置
JP2010164223A (ja) * 2009-01-14 2010-07-29 Kobe Steel Ltd 蒸気発生装置
JP2010203765A (ja) * 2010-03-15 2010-09-16 Tokyo Gas Co Ltd 排熱を利用した蒸気発生システムの運転制御方法
JP2012072984A (ja) * 2010-09-29 2012-04-12 Miura Co Ltd 蒸気温水生成システム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1089802A (ja) * 1996-09-11 1998-04-10 Nkk Corp 下水保有熱回収装置
JP2010164223A (ja) * 2009-01-14 2010-07-29 Kobe Steel Ltd 蒸気発生装置
JP2010203765A (ja) * 2010-03-15 2010-09-16 Tokyo Gas Co Ltd 排熱を利用した蒸気発生システムの運転制御方法
JP2012072984A (ja) * 2010-09-29 2012-04-12 Miura Co Ltd 蒸気温水生成システム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106705308A (zh) * 2017-02-03 2017-05-24 江苏乐科节能科技股份有限公司 机械闪蒸式空调制冷系统及其工作方法
CN106705308B (zh) * 2017-02-03 2022-05-03 江苏乐科节能科技股份有限公司 机械闪蒸式空调制冷系统及其工作方法
JP2019011723A (ja) * 2017-06-30 2019-01-24 株式会社Ihi 熱電併給システム
CN115823562A (zh) * 2023-02-14 2023-03-21 苏州晟德亿节能环保科技有限公司 无疏水阀蒸汽冷凝水余热回收装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6485050B2 (ja) 2019-03-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6485050B2 (ja) 蒸気供給システム
US8171733B2 (en) Systems and methods involving combined cycle plants
JP2010133696A (ja) 蒸気圧縮装置
RU2662751C2 (ru) Работающая на кислородном сжигании угля электростанция с интеграцией тепла
US20110026659A1 (en) Control loop for a power plant
JP6394699B2 (ja) ヒートポンプ式蒸気生成システム
JP4868944B2 (ja) ガスハイドレートを利用したガス複合発電システム及び方法
JP2015068314A (ja) 燃料ガス加熱設備およびコンバインドサイクル発電プラント
JP5629341B2 (ja) 船舶機関室のタンク加熱システム
CN105488324B (zh) 一种核电厂给水加热器安全阀选型方法及系统
JP5976570B2 (ja) 過熱水蒸気発生器
JP2014025801A (ja) 加圧水型原子力プラント及びその蒸気供給方法
JP2008096064A (ja) 給湯用ヒートポンプシステム
JP2014145520A (ja) ドレイン回収および再生設備
RU151790U1 (ru) Источник электроснабжения на основе гидравлической электрической станции
RU2012140437A (ru) Установка для производства энергии на основе газоохлаждаемого реактора на быстрых нейтронах
RU2011143897A (ru) Паровая система
JP5962251B2 (ja) ドレン回収システム
JP2011157853A (ja) 発電設備におけるタービンの熱回収装置および熱回収方法
Bojici et al. Technical optimization of a two-pressure level heat recovery steam generator
JP4127541B2 (ja) 発電造水複合プラントおよびその運転方法
Valamin et al. Heat flow diagrams with and without a deaerator for steam turbine plants with T-250/300-23.5 turbines
JPS6141850A (ja) 地熱水利用の熱水造成設備
CN204227408U (zh) 一种新型集成与节能型热力系统
KR102246071B1 (ko) 발전소 복수기 출구 기준유량 추정 방법 및 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171207

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180709

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180717

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180912

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181009

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20181026

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181108

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190122

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190204

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6485050

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150