JP2016129023A - 容量差を測定する装置と方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】静電容量型タッチパネル装置におけるタッチ操作の検知速度を向上する。【解決手段】駆動信号が、第1キャパシタ11、第2キャパシタ12に電圧変化が起きるまで、所定の測定期間だけ第1、第2キャパシタのそれぞれに出力される。第1、第2変調電圧信号が、該測定期間だけ第1、第2キャパシタのそれぞれに与えられる。第1状態または第2状態における出力信号が、第1、第2キャパシタの電圧差に応じて生成され、第1、第2変調電圧の電圧値のいずれか1つが、出力信号に応じて自動的に調整される。第1キャパシタと第2キャパシタの容量差を示す特徴値が生成され、その特徴値は、測定期間の開始点から出力信号の条件変化が起きる特定点までの時間長、または第1または第2変調電圧信号の勾配に相関する。【選択図】図1

Description

本発明は、容量差を測定する装置と方法に関し、より詳細にはタッチ検知パネルにおいて用いられる容量差を測定する装置と方法に関する。
容量型タッチ検知パネルは、パネル上で容量変化を検知してタッチ点の位置を特定するものであり、タッチ検知分野で主流となってきている。容量型タッチ検知パネルの、例えば、容量検知速度の性能への要求が増加し、依然として解決すべき技術課題がある。従来技術であるPCT国際公開WO2009/090534は、容量インピーダンスをバランスさせることによる容量差の測定を開示している。しかしながら、この従来技術においては、一般的に1つの容量を測定するために、インピーダンス組合せを数回調整することが必要である。この測定方法は非効率で柔軟性がなく、容量検知速度が依然として不十分である。
そこで、本願発明は、容量差を簡単に測定できるタッチ検知装置とタッチ検知方法を提供する。
本発明の第1の態様において、第1キャパシタと第2キャパシタの間の容量差を測定するための装置であり、第1キャパシタと第2キャパシタに電気的に接続され、測定期間に第1キャパシタと第2キャパシタのそれぞれに駆動信号を出力するための駆動信号発生器;第1入力端子、第2入力端子、および出力端子を有する比較器であって、第1入力端子と第2入力端子の各々が第1キャパシタと第2キャパシタにそれぞれ電気的に接続され、第1入力端子と第2入力端子の間の電圧差に応じて、少なくとも第1状態と第2状態の間で選択的に切り替えられる出力信号が出力端子から出力される比較器;および比較器の第1入力端子、第2入力端子、および出力端子に結合され、第1変調電圧信号と第2変調電圧信号とを測定期間に生成する変調測定器であって、第1変調電圧信号と第2変調電圧信号の各々が、第1入力端子と第2入力端子にそれぞれ結合され、かつ出力信号に応じて選択的に調整されるものであり、また、第1キャパシタと第2キャパシタの間の容量差を示すための特徴値が、測定期間の開始点から出力信号の条件変化が起きる特定点までの時間長に相関して生成されるものである変調測定器、を備えることを特徴とする。
本発明の第2の態様において、第1キャパシタと第2キャパシタの間の容量差を測定するための装置であり、第1キャパシタと第2キャパシタに電気的に接続され、測定期間に第1キャパシタと第2キャパシタのそれぞれに駆動信号を出力するための駆動信号発生器;第1入力端子、第2入力端子、および出力端子を有する比較器であって、第1入力端子と第2入力端子の各々が第1キャパシタと第2キャパシタにそれぞれ電気的に接続され、第1入力端子と第2入力端子の間の電圧差に応じて、少なくとも第1状態と第2状態の間で選択的に切り替えられる出力信号が出力端子から出力される比較器;および比較器の第1入力端子、第2入力端子、および出力端子に結合され、第1変調電圧信号と第2変調電圧信号とを測定期間に生成する変調測定器であって、第1変調電圧信号と第2変調電圧信号の各々が、第1入力端子と第2入力端子にそれぞれ結合され、かつ出力信号に応じて選択的に調整されるものであり、また、第1キャパシタと第2キャパシタの間の容量差を示すための特徴値が、第1変調電圧信号または第2変調電圧信号の勾配に相関して生成され、勾配が、第1または第2変調電圧信号の測定期間内の時間的な電圧変化として定義されるものである変調測定器、を備えることを特徴とする。
本発明の第3の態様において、容量差測定装置を用いて第1キャパシタと第2キャパシタの間の容量差を測定するための方法であり、第1キャパシタと第2キャパシタに電圧変化が起きるように、測定期間に第1キャパシタと第2キャパシタのそれぞれに駆動信号を出力し;測定期間に、第1変調電圧信号を第1キャパシタに与え、第2変調電圧信号を第2キャパシタに与え、第1状態における出力信号または第2状態における出力信号を生成することを、第1キャパシタと第2キャパシタの間の電圧差に応じて行い;および第1キャパシタに与えられる第1変調電圧信号と第2キャパシタに与えられる第2変調電圧信号のいずれか1つの電圧値を、出力信号に応じて調整されて自動的に選択し、かつ第1キャパシタと第2キャパシタの間の容量差を示すための特徴値を生成し、その特徴値が、測定期間の開始点から出力信号の条件変化が起きる特定点までの時間長に相関するものである、ことを特徴とする。
一実施形態において、第1変調電圧信号の電圧値が増加するように調整されることが、単位時間当たり電圧の選択的な1またはそれ以上の単位でもって、出力信号が第1状態にあるときに、または、第2変調電圧信号の電圧値が増加するように調整されることが、単位時間当たり電圧の選択的な1またはそれ以上の単位でもって、出力信号が第2状態にあるときに、出力信号の状態変化が起きるまで行われ、特徴値が、測定期間の開始点から出力信号の条件変化が起きる特定点までの時間長であるか、または、特徴値が、測定期間に対する時間長の割合である。
本発明の第4の態様において、容量差測定装置を用いて第1キャパシタと第2キャパシタの間の容量差を測定するための方法であり、第1キャパシタと第2キャパシタに電圧変化が起きるように、測定期間に第1キャパシタと第2キャパシタのそれぞれに駆動信号を出力し;測定期間に、第1変調電圧信号を第1キャパシタに与え、第2変調電圧信号を第2キャパシタに与え、第1状態における出力信号または第2状態における出力信号を生成することを、第1キャパシタと第2キャパシタの間の電圧差に応じて行い;および第1キャパシタに与えられる第1変調電圧信号と第2キャパシタに与えられる第2変調電圧信号のいずれか1つの電圧値を、出力信号に応じて調整されて自動的に選択し、かつ第1キャパシタと第2キャパシタの間の容量差を示すための特徴値を生成し、その特徴値が、第1変調電圧信号または第2変調電圧信号の勾配に相関するものであって、勾配が、第1または第2変調電圧信号の測定期間内の時間的な電圧変化として定義される、ことを特徴とする。
一実施形態において、第1変調電圧信号の電圧値が増加するように調整されることが、単位時間当たり電圧の選択的な1またはそれ以上の単位でもって、出力信号が第1状態にあるときに、または、第2変調電圧信号の電圧値が増加するように調整されることが、単位時間当たり電圧の選択的な1またはそれ以上の単位でもって、出力信号が第2状態にあるときに、出力信号の状態変化が起きるまで行われ、特徴値が、測定期間が終了する前の最後の単位時間に第1変調電圧信号または第2変調電圧信号に加えられた電圧変化の単位の数である。
本発明は、以下の詳細な記述と添付の図面とを参照することにより、当業者にとって、より容易に明らかになる。
本発明の一実施形態に係る容量差測定装置の模式的ブロック図。 本発明の一実施形態に係る容量差測定方法において用いられる測定期間が基礎を置く充電信号の模式的波形図。 本発明の一実施形態に係る容量差測定方法において用いられる測定期間が基礎を置く放電信号の模式的波形図。 本発明の容量差測定方法において用いられる一実施形態に係る変調電圧信号の模式的波形図。 本発明の容量差測定方法において用いられる他の一実施形態に係る変調電圧信号の模式的波形図。 本発明に係る容量差測定方法と装置が適用されるタッチ検知回路を示す模式図。 本発明に係る容量差測定方法と装置が適用されるタッチ検知パネルの一種におけるタッチ点回りの容量分布を模式的に示す図。 本発明に係る容量差測定方法と装置が適用されるタッチ検知パネルの他の一種におけるタッチ点回りの容量分布を模式的に示す図。 本発明の一実施形態に係る容量差測定方法の模式的フローチャート。 本発明の他の一実施形態に係る容量差測定方法の模式的フローチャート。
以下、本発明は、発明の好ましい実施形態と添付の図面とを用いて充分詳細に述べられる。しかし、本発明の好ましい実施形態は、発明を限定するためではなく、それを説明するために提供される旨、認識されなければならない。本発明は、ここに述べられる実施形態だけでなく、これらの明示されたものに加え、他の実施形態を含む広範囲のものについて、実行できる。また、添付の特許請求の範囲に規定されているものを除いて、本発明の範囲は明確にいかなる特定の実施形態にも限定されない。
図1には、本発明の一実施形態に係る容量差測定装置が模式的に示されている。例えば、第1キャパシタ11と、第2キャパシタ12との間の容量差が測定される。容量差測定装置10は、駆動信号発生器101、比較器102、および変調測定器103を含む。駆動信号発生器101は、測定期間の間、第1キャパシタ11と第2キャパシタ12に駆動信号を供給するために、第1キャパシタ11と第2キャパシタ12に電気的に接続されている。比較器102は、第1入力端子1021、第2入力端子1022、および出力端子1023を有し、第1入力端子1021と第2入力端子1022が第1キャパシタ11と第2キャパシタ12に電気的に接続され、少なくとも第1状態と第2状態の間で選択的に切り替えられる出力信号が、第1入力端子1021と第2入力端子1022の間の電圧差に応じて生成され出力端子1023から出力される変調測定器103は、比較器102の第1入力端子1021、第2入力端子1022、および出力端子1023に結合され、第1変調電圧信号と第2変調電圧信号とを測定期間の間に生成する。第1変調電圧信号と第2変調電圧信号は、それぞれ第1結合キャパシタ1031と第2結合キャパシタとを通して、第1入力端子1021と第2入力端子1022に結合され、変調測定器103によって選択的に調整される。第1変調電圧信号または第2変調電圧信号の出力は、比較器102の出力端子1023からの出力信号によって変化する。その間に、特徴値が生成される。特徴値は、測定期間の開始点から、特定条件に対応する特定点まで、の時間長に相関する。特定点は、例えば、出力信号の第1状態から第2状態への遷移点、または出力信号の第2状態から第1状態への遷移点であってもよく、特徴値は測定期間の開始点から状態の遷移点までの時間長である。他の例においては、特徴値は測定期間における時間長の割合である。特徴値は、さらに、第1キャパシタ11と第2キャパシタ12の容量差に相関する。比較器102は、例えば、オペアンプ(演算増幅器)によって実施することができる。出力信号の第1状態と第2状態は、それぞれ低レベル状態、例えば0V、高レベル状態、例えば3.3Vである。
以下、容量差測定装置10の動作の詳細を記述する例が示される。駆動信号は、駆動信号発生器101によって測定期間の間に出力される充電信号または放電信号であり、後者のレベルは第1レベルから第2レベルに移される。図2A、図2Bは測定期間、それぞれ充電信号と放電信号とを模式的、例示的に、特定された測定期間と共に示す。第1キャパシタ11と、第2キャパシタ12との間に容量差が存在すると、同一の充電/放電駆動信号下における2つのキャパシタ11,12の充電/放電率は、互いに異なるものとなる。言い換えると、2つのキャパシタ11,12の電圧レベルは、個別に増加または減少する。従って、本発明によれば、比較器102の第1入力端子1021と第2入力端子1022とを、それぞれ第1キャパシタ11と第2キャパシタ12に電気的に接続することにより、2つのキャパシタ11,12の電圧レベルに相関する1つの出力信号が比較器102の出力端子1023から得られる。例えば、第1キャパシタ11すなわち第1入力端子1021における電圧レベルが、第2キャパシタ12すなわち第2入力端子1022における電圧レベルよりも高い場合、出力端子1023から出力される出力信号は低電圧レベルとなる。他方、第1キャパシタ11すなわち第1入力端子1021における電圧レベルが、第2キャパシタ12すなわち第2入力端子1022における電圧レベルよりも低い場合、出力端子1023から出力される出力信号は高電圧レベルとなる。
そこで、変調測定器103は、出力信号の状態に基づいて、第1変調電圧信号または第2変調電圧信号を、対応する入力端子に出力する。第1変調電圧信号と第2変調電圧信号の各波形が、図2Cに模式的に示されて例示されている。第1変調電圧信号または第2変調電圧信号は、第1キャパシタ11すなわち第1入力端子1021における電圧レベルまたは第2キャパシタ12すなわち第2入力端子1022における電圧レベルを、2つの電圧レベルがバランスすなわち等しくなるまで、調節するため出力される。出力信号が、比較器102の出力端子1023から変調測定器103によって受けとられたとき、低電圧レベルにあるとき、このことは、第1キャパシタ11すなわち第1入力端子1021における電圧レベルが、第2キャパシタ12すなわち第2入力端子1022における電圧レベルよりも高いことを意味する。従って、変調測定器103は、第2結合キャパシタとを通して、比較器102の第2入力端子1022に与えられた第2変調電圧信号を、調整する。第2変調電圧信号は、図2Cに例示される波形を有し、それは、第2変調電圧信号の電圧値が単位時間当たりの電圧の1単位によって増加するように変化されることを示している。実際上、変調測定器103が2つの入力端子における2つの電圧値の間に交差が起きる出力信号の状態変化を認識できるまで、変調測定器103は、第2入力端子1022に結合された第2変調電圧信号を増加するように調整する。言い換えると、変調測定器103によって受けとられた出力信号が、高電圧レベルになったとき、このことは、第1キャパシタ11すなわち第1入力端子1021における電圧レベルが、第2キャパシタ12すなわち第2入力端子1022における電圧レベルよりも低くなっていることを意味し、交差が起きたことを意味する。その一方で、測定期間の開始点から、出力信号が低電圧レベルからその電圧レベルとなる遷移点まで、の時間長が記録される。第1変調電圧信号または第2変調電圧信号の電圧値はこの実施形態において、常に増加するので、時間長または測定期間に対する時間長の割合は、出力信号の特徴値と称することができる。
他の実施形態において、変調測定器103は、比較器102の出力端子1023を参照して、対応する入力端子1021または1022に結合された第1変調電圧信号または第2変調電圧信号の電圧値を、やはり、増加するように調整するが、単位時間当たりの第1または第2変調電圧信号の増加する電圧レベルは、時間と共に増加してもよい。言い換えると、増加する電圧レベルは、測定期間の初めにおいて小さく、時間経過につれて、次第に大きくなる。例えば、図2Dに示すように、第1または第2変調電圧信号の電圧は、時間の第1単位内で電圧の1単位でもって増加し、時間の第2単位内で電圧の2単位でもって増加し、そして、時間の第3単位内で電圧の3単位でもって増加するという具合である。
電圧レベルの増加は交差が起きたときに止まる。従って、交差の発生が遅いほど単位時間がより経過すると理解され、このことは、また、電圧がより増加すること、そして、最初に存在していた第1キャパシタと第2キャパシタとの間の容量差がより大きいことを示す。従って、最後の時間単位において第1または第2変調電圧信号に加えられた電圧変化の単位数を記録することによって、第1変調電圧信号の勾配または第2変調電圧信号の勾配と相関している特徴値を認識することができ、その勾配は、測定期間における第1または第2変調電圧信号の時間についての電圧変化として定義される。特徴値は、さらに、キャパシタ11とキャパシタ12の間の容量差に相関することが理解される。本発明によれば、電圧の上昇量の記録は、交差の発生に追随する必要はない。交差が起きる前に、測定期間が終了する場合、測定期間が終了する前に起きている電圧変化の最後の単位数は、やはり、特徴値を取得するために記録される。他のさらなる一実施形態において、ノイズの影響を取り除くために、確認のステップが行われる。確認のステップにおいて、特定数の交差が起きるまで、つまり、出力信号の状態変化が、事前に設定した回数、起きるまで、測定期間内における容量差の測定が継続される。
本発明の一実施形態において、第1結合キャパシタ1031と第2結合キャパシタ1032とは、制御される可変キャパシタである。変調測定器103は、第1入力端子1021と第2入力端子1022における電圧変化を増速または減速するために、信号線、すなわち図1に示される破線、を通して第1結合キャパシタ1031と第2結合キャパシタ1032の容量を、随意的に微調整する。例えば、初めのいくつかの単位時間における第1結合キャパシタ1031と第2結合キャパシタ1032の容量は、後続のいくつかの単位時間におけるものとは異なるように、事前に設定することができる。もし、初めの単位時間における容量が、後続の単位時間における容量よりも大きく事前設定されていると、第1入力端子1021と第2入力端子1022における電圧値は、初めの単位時間ではより速く変化し、他方、後続の単位時間ではより遅く変化することになる。このようにして、2つの入力端子の間の電圧差は、初めに、より大きく減らされ、その後、正確に測定される。従って、検出時間は、効率的に短縮できる。もちろん、変調電圧信号の電圧値は一定に保持することができ、第1結合キャパシタ1031または第2結合キャパシタ1032の容量だけが、第2入力端子1022(または第1入力端子1021)における電圧変化をトレースするために、第1入力端子1021(または第2入力端子1022)における電圧と変化速度とを変えるように調整される。同様に、測定期間の開始点から、出力信号が高(低)電圧レベルから低(高)電圧レベルに変化する特定点までの時間長が記録される。
本発明に係る容量差を測定する装置と方法は、タッチ検知パネルに適用することができる。図3に示すように、検知電極のM線は、基板上の第1方向に形成され、検知電極のN線は、基板上の第2方向に形成されている。基板は、透明板または不透明な回路基板で構成することができる。検知電極のM線の各々は、検知電極のN線の各々と相互に作用して、全体としてM×N場所の交差領域または隣接領域を形成している。“交差領域”の用語は、検知電極のM線と検知電極のN線が異なる層に形成され、それらの層の間に絶縁層が挟まれている場合に、検知電極のM線の1つが、検知電極のN線の1つを、その上または下を通って交差する場所、と定義される。“隣接領域”の用語は、M×N検知電極が、それぞれ絶縁部で挟まれた隣接電極の対を備えて、同一の層に形成されており、検知電極のM線と検知電極のN線を形成するように、それぞれ接続されている場合において、隣接する電極部が位置する場所、と定義される。交差領域と隣接領域のいずれであっても、等価キャパシタが形成され、タッチ検知領域として動作する。この構成のもとで、M×Nの等価キャパシタを走査した容量情報に応じてタッチ検知パネルにタッチしている物体、例えば指、の位置を特定するように、M×Nの等価キャパシタを走査する動作が行われる。以下に、例と図とを参照して、詳細が説明される。
一例として、図3に示すように、指31が、パネルの特定点に接触または接近している。この間に、駆動信号発生器101が、図2Cに示すように充電信号または図2Dに示すように放電信号である、駆動信号を、各測定期間の間に、順次、検知電極のN線に出力する。検知電極線Xにおける第1キャパシタ11と第2キャパシタ12が、駆動信号によって充電または放電を開始されると、タッチ位置が第2キャパシタ12よりも第1キャパシタ11に近いので、第1キャパシタ11の等価容量が第2キャパシタ12の等価容量よりも大きくなる。対応する等価回路が図4Aに示されており、パネルに接触または接近している指31は、等価的に、結合キャパシタ32,33,34の接地された群と見做される。言い換えると、検知電極線Xと検知電極線Y0と結合キャパシタの接地された群とによって定義される交差または隣接領域の等価容量と、検知電極線Xと他の検知電極線Y1とによって定義される交差または隣接領域の等価容量と、の間に大きな差が存在するであろう。検知電極線Xと検知電極線Y0によって定義される交差または隣接領域の等価容量は、初期の第1のキャパシタ11の容量と指31の容量とに相関する。従って、同じ充電または放電信号によって駆動されるとしても、2つのキャパシタの充電または放電の速さは異なり、そうだから、2つのキャパシタの電圧は異なる割合で上昇または下降する。比較器102と変調測定器103は、各測定期間の間に、2つのキャパシタの間の容量差を測定または特定する。検知電極のM×N線についての一連の連続した走査の動作が完了した後、検知領域全体の相対的な容量分布が得られる。相対的な容量分布に応じて、複数の指による複数のタッチ点の分布が、関連する回路によって認識される。上記のタッチ検知動作と関連回路は、従来の技術によって実施することができる。例えば、同一譲受人に譲渡された米国特許出願公開第2014/0333575A1に開示されている二重線検知技術をこれに関して適用することができる。本発明に係る容量差を測定する装置と方法は、容量差の測定を速めるために、タッチ検知技術に組み入れることができる。
ここで、“タッチ感応”または“タッチ検知”の用語は、特定の表面上において実際に動作する、ずらしたりタッチしたりする動きに反応するだけでなく、特定の表面の上空で浮かして動作するエア・ジェスチャー(空動き)に対しても反応する、ということをも意味する。空動きは、特定の領域内における垂直に移動する動作と水平に移動する動作の一方または両方であってもよく、また、特定の時間のあいだの静止維持の動きであってもよい。ここで、指は、これらの動きを実行する手段の例示である。また一方、容量の変化を行わせることができる適当な他のどのような手段も、実際上の要求とタッチ検知の電子デバイスの寸法に応じて用いることができる。例えば、手のひらや導電性のものが代わりに用いられる。大面積のタッチ検知用に、複数のタッチ検知ユニットを組み合わせて容量変化を検出するようにすることができ、効果的に、感度と有効検知距離とを強化することができる。
本発明によれば、容量差は、検知領域における等価容量が充分に大きくない場合であっても、成功裏に測定をすることができる。特に、検知電極が同じ層に形成されて、隣接領域に検知領域がある場合に、2つの検知電極、例えば、電極XとY0、または電極XとY1の間に比較的大きなギャップがあるので、等価容量が比較的小さい。もし、検知電極が比較的低コストの銀ペーストや印刷カーボン膜によって形成されている場合、等価容量は、電極材の比較的高い抵抗のために、なお一層小さくなる。それにも関わらず、本発明に係る容量差測定の技術は、容量差の迅速な測定や認知に、なお有効である。図4Bの図式は、検知電極Xと検知電極Y0とY1の各々とによって形成された2つの検知領域の2つの等価容量の間の差を測定する場合の等価容量が比較的小さい例において、本発明がどのように動作するかについて示す。この例において、駆動信号発生器101は、順次、図2Cに示すように充電信号または図2Dに示すように放電信号である駆動信号を、それぞれの測定期間の間に検知電極のN線に出力する。検知電極線Xが、駆動信号によって、充電または放電を開始したとき、検知電極Xと指31の間の結合キャパシタ36、指31そのものの等価接地キャパシタ310、および検知電極Xと検知電極Y0,Y1のそれぞれとの間の結合キャパシタ27,38、が形成される。その結果、検知電極Y0,Y1に関係する2つの等価キャパシタが、それぞれ得られる。本容量差測定技術によれば、2つの等価キャパシタのどちらがより大きな容量を有しているか、容量差測定装置10の比較器102と変調測定器103とを用いて、弁別される。その結果、タッチ点が検知電極Y0または検知電極Y1のどちらに近いか、認識される。上記の、隣接領域に適用したタッチ検知動作は、従来技術によって実施できる。例えば、、同一譲受人に譲渡された米国特許出願公開第2014/0333575A1、および米国特許出願公開第2015/0160762A1を、これに関して適用することができる。本発明に係る容量差を測定する装置と方法は、容量差の測定を速めるために、タッチ検知技術に組み入れることができる。
図5は、本発明の一実施形態に係る容量差測定方法のフローチャートを示す。容量差測定方法は、2つのキャパシタの間の容量差を測定または特定するための、適切などのような技術または適切などのような装置にも適用でき、図1に示す装置を参照することにより、さらなる理解がなされる。容量差測定方法は、第1キャパシタと第2キャパシタに電圧変化が起きるように、測定期間の間に第1キャパシタと第2キャパシタに駆動信号を出力し(ステップ51)、測定期間の間に、第1キャパシタに第1変調電圧信号を与え、第2キャパシタに第2変調電圧信号を与え、第1キャパシタと第2キャパシタの間の電圧差に応じて第1状態または第2状態のいずれかにおける出力信号を生成し(ステップ52)、出力信号が第1状態にあるとき(ステップ53)、第1キャパシタに与えられる第1変調電圧信号の電圧値を調整し(ステップ54)、出力信号が第2状態にあるとき(ステップ53)、第2キャパシタに与えられる第2変調電圧信号の電圧値を調整し(ステップ55)、第1変調電圧信号の調整(ステップ56)または第2変調電圧信号の調整(ステップ57)の結果として、出力信号の条件が変化したか否かを決定し、出力信号の条件変化が起きたとき、測定期間の開始点から出力信号の条件変化が起きる特定点までの時間長に相関する特徴値を記録する(ステップ58)、ことを含む。結果の特徴値は、第1キャパシタと第2キャパシタの間の容量差に相関する。
例えば、ステップ54における第1変調電圧信号の調整またはステップ55における第2変調電圧信号の調整は、図2Cとその説明に示されるように、第1または第2変調電圧信号の電圧値を常に増加させることにより実施できる。出力信号の条件変化は、例えば、第1状態から第2状態へ、または第2状態から第1状態への状態変化である。他の例において、出力信号の条件変化は、状態変化が所定数の回数、起きるまで、決定されない。
図6は、本発明の他の一実施形態に係る容量差測定方法のフローチャートを示す。容量差測定方法は、第1キャパシタと第2キャパシタに電圧変化が発生するように、測定期間の間に第1キャパシタと第2キャパシタに駆動信号を出力し(ステップ61)、測定期間の間に、第1キャパシタに第1変調電圧信号を与え、第2キャパシタに第2変調電圧信号を与え、第1キャパシタと第2キャパシタの間の電圧差に応じて第1状態または第2状態のいずれかにおける出力信号を生成し(ステップ62)、出力信号が第1状態にあるとき(ステップ63)、第1キャパシタに与えられる第1変調電圧信号の電圧値を時間と共に増加する追加量によって増加するように調整し(ステップ64)、出力信号が第2状態にあるとき(ステップ63)、第2キャパシタに与えられる第2変調電圧信号の電圧値を時間と共に増加する追加量によって増加するように調整し(ステップ65)、第1変調電圧信号の調整の結果として出力信号の条件が変化したかまたは測定期間のタイムアップか(ステップ66)、または第2変調電圧信号の調整の結果として出力信号の条件が変化したかまたは測定期間のタイムアップか(ステップ67)、を決定し、測定期間出力信号の条件変化が起きたとき、第1変調電圧信号の勾配または第2変調電圧信号の勾配に相関する特徴値を記録する(ステップ68)、ことを含む。ここで、勾配は、第1または第2変調電圧信号の測定期間内の時間的な電圧変化として定義されている。結果の特徴値は、第1キャパシタと第2キャパシタの間の容量差に相関する。図2Dとその説明は、ステップ64またはステップ65において、時間と共に増加する追加量によって行う、第1または第2変調電圧信号の増加的調整を例示するため参照される。出力信号の条件変化は、例えば、第1状態から第2状態へ、または第2状態から第1状態への状態変化である。他の例において、出力信号の条件変化は、状態変化が所定数の回数、起きるまで、決定されない。
説明のための上述は、発明の十分な理解を提供するため、特定の学術用語を用いた。しかしながら、当業者にとって、発明を実施するための詳述が不要なことは明らかである。そこで、上記の発明の特定の実施形態の記述は、例証と説明のために提示されている。それらは、網羅的または発明を厳格に開示して限定的とすることを意図していなく、上記教示から多くの修正や変形が可能である。実施形態は、発明の原理を最も良く説明するために選ばれ記述されており、それらは、それによって、他の当業者が発明を最善に使用することを可能にし、また、種々の実施形態は、種々の変形によって、検討された特別用途に適する。以下のクレームとその同等な内容は、発明の範囲を決める。ここに開示された実施形態は、現状、好ましい実施形態として考えられるが、本発明の考えと範囲のもとで、種々の変形や修正をすることができる。発明の範囲は添付のクレームに示されており、等価物の意味と範囲内における全ての変更はその中に含まれる。

Claims (15)

  1. 第1キャパシタと第2キャパシタの間の容量差を測定するための装置であり、
    前記第1キャパシタと前記第2キャパシタに電気的に接続され、測定期間に前記第1キャパシタと前記第2キャパシタのそれぞれに駆動信号を出力するための駆動信号発生器;
    第1入力端子、第2入力端子、および出力端子を有する比較器であって、前記第1入力端子と前記第2入力端子の各々が前記第1キャパシタと前記第2キャパシタにそれぞれ電気的に接続され、前記第1入力端子と前記第2入力端子の間の電圧差に応じて、少なくとも第1状態と第2状態の間で選択的に切り替えられる出力信号が前記出力端子から出力される比較器;および
    前記比較器の前記第1入力端子、前記第2入力端子、および前記出力端子に結合され、第1変調電圧信号と第2変調電圧信号とを前記測定期間に生成する変調測定器であって、前記第1変調電圧信号と前記第2変調電圧信号の各々が、前記第1入力端子と前記第2入力端子にそれぞれ結合され、かつ前記出力信号に応じて選択的に調整されるものであり、また、前記第1キャパシタと前記第2キャパシタの間の容量差を示すための特徴値が、前記測定期間の開始点から前記出力信号の条件変化が起きる特定点までの時間長に相関して生成されるものである変調測定器、を備えることを特徴とする装置。
  2. 前記駆動信号は、充電信号または放電信号であり、その電圧レベルは、第1レベルから第2レベルに移され、前記出力信号の前記第1状態と前記第2状態は、それぞれ低電圧レベルと高電圧レベルである、請求項1記載の装置。
  3. 前記変調測定器は、前記第1変調電圧信号の電圧値を増加するように調整することを、単位時間当たり電圧の選択的な1またはそれ以上の単位でもって、前記出力信号が前記第1状態にあるときに、または、前記第2変調電圧信号の電圧値を増加するように調整することを、単位時間当たり電圧の選択的な1またはそれ以上の単位でもって、前記出力信号が前記第2状態にあるときに、前記出力信号の状態変化が起きるまで行い、また、前記特徴値が、前記測定期間の前記開始点から前記出力信号の前記条件変化が起きる前記特定点までの前記時間長であるか、または、前記特徴値が、前記測定期間に対する前記時間長の割合である、請求項1記載の装置。
  4. 前記条件変化は、前記第1状態から前記第2状態または前記第2状態から前記第1状態への前記出力信号の状態変化であるか、または、前記条件変化は、前記第1状態と前記第2状態の間の状態変化の所定数の発生である、請求項1記載の装置。
  5. 前記変調測定器は、前記第1入力端子と前記第2入力端子とに、それぞれ第1結合キャパシタと第2結合キャパシタとを通して結合されている、請求項1記載の装置。
  6. 前記第1結合キャパシタと前記第2結合キャパシタは、可変キャパシタであり、それらの容量は、前記第1入力端子と前記第2入力端子における電圧の変化を増速または減速するように随意的に微調整される、請求項5記載の装置。
  7. 第1キャパシタと第2キャパシタの間の容量差を測定するための装置であり、
    前記第1キャパシタと前記第2キャパシタに電気的に接続され、測定期間に前記第1キャパシタと前記第2キャパシタのそれぞれに駆動信号を出力するための駆動信号発生器;
    第1入力端子、第2入力端子、および出力端子を有する比較器であって、前記第1入力端子と前記第2入力端子の各々が前記第1キャパシタと前記第2キャパシタにそれぞれ電気的に接続され、前記第1入力端子と前記第2入力端子の間の電圧差に応じて、少なくとも第1状態と第2状態の間で選択的に切り替えられる出力信号が前記出力端子から出力される比較器;および
    前記比較器の前記第1入力端子、前記第2入力端子、および前記出力端子に結合され、第1変調電圧信号と第2変調電圧信号とを前記測定期間に生成する変調測定器であって、前記第1変調電圧信号と前記第2変調電圧信号の各々が、前記第1入力端子と前記第2入力端子にそれぞれ結合され、かつ前記出力信号に応じて選択的に調整されるものであり、また、前記第1キャパシタと前記第2キャパシタの間の容量差を示すための特徴値が、前記第1変調電圧信号または前記第2変調電圧信号の勾配に相関して生成され、前記勾配が、前記第1または第2変調電圧信号の前記測定期間内の時間的な電圧変化として定義されるものである変調測定器、を備えることを特徴とする装置。
  8. 前記駆動信号は、充電信号または放電信号であり、その電圧レベルは、第1レベルから第2レベルに移され、前記出力信号の前記第1状態と前記第2状態は、それぞれ低電圧レベルと高電圧レベルである、請求項7記載の装置。
  9. 前記変調測定器は、前記第1変調電圧信号の電圧値を増加するように調整することを、単位時間当たり電圧の選択的な1またはそれ以上の単位でもって、前記出力信号が前記第1状態にあるときに、または、前記第2変調電圧信号の電圧値を増加するように調整することを、単位時間当たり電圧の選択的な1またはそれ以上の単位でもって、前記出力信号が前記第2状態にあるときに、前記出力信号の状態変化が起きるまで行い、前記特徴値が、前記測定期間が終了する前の最後の単位時間に前記第1変調電圧信号または前記第2変調電圧信号に加えられた電圧変化の単位の数である、請求項7記載の装置。
  10. 前記変調測定器は、前記第1入力端子と前記第2入力端子とに、それぞれ第1結合キャパシタと第2結合キャパシタとを通して結合されている請求項7記載の装置。
  11. 前記第1結合キャパシタと前記第2結合キャパシタは、可変キャパシタであり、それらの容量は、前記第1入力端子と前記第2入力端子における電圧の変化を増速または減速するように随意的に微調整される、請求項10記載の装置。
  12. 容量差測定装置を用いて第1キャパシタと第2キャパシタの間の容量差を測定するための方法であり、
    前記第1キャパシタと前記第2キャパシタに電圧変化が起きるように、測定期間に前記第1キャパシタと前記第2キャパシタのそれぞれに駆動信号を出力し;
    前記測定期間に、第1変調電圧信号を前記第1キャパシタに与え、第2変調電圧信号を前記第2キャパシタに与え、第1状態における出力信号または第2状態における出力信号を生成することを、前記第1キャパシタと前記第2キャパシタの間の電圧差に応じて行い;および
    前記第1キャパシタに与えられる前記第1変調電圧信号と前記第2キャパシタに与えられる前記第2変調電圧信号のいずれか1つの電圧値を、前記出力信号に応じて調整されて自動的に選択し、かつ前記第1キャパシタと前記第2キャパシタの間の容量差を示すための特徴値を生成し、その特徴値が、前記測定期間の開始点から前記出力信号の条件変化が起きる特定点までの時間長に相関するものである、ことを特徴とする方法。
  13. 前記第1変調電圧信号の電圧値が増加するように調整されることが、単位時間当たり電圧の選択的な1またはそれ以上の単位でもって、前記出力信号が前記第1状態にあるときに、または、前記第2変調電圧信号の電圧値が増加するように調整されることが、単位時間当たり電圧の選択的な1またはそれ以上の単位でもって、前記出力信号が前記第2状態にあるときに、前記出力信号の状態変化が起きるまで行われ、前記特徴値が、前記測定期間の前記開始点から前記出力信号の前記条件変化が起きる前記特定点までの前記時間長であるか、または、前記特徴値が、前記測定期間に対する前記時間長の割合である、請求項12記載の方法。
  14. 容量差測定装置を用いて第1キャパシタと第2キャパシタの間の容量差を測定するための方法であり、
    前記第1キャパシタと前記第2キャパシタに電圧変化が起きるように、測定期間に前記第1キャパシタと前記第2キャパシタのそれぞれに駆動信号を出力し;
    前記測定期間に、第1変調電圧信号を前記第1キャパシタに与え、第2変調電圧信号を前記第2キャパシタに与え、第1状態における出力信号または第2状態における出力信号を生成することを、前記第1キャパシタと前記第2キャパシタの間の電圧差に応じて行い;および
    前記第1キャパシタに与えられる前記第1変調電圧信号と前記第2キャパシタに与えられる前記第2変調電圧信号のいずれか1つの電圧値を、前記出力信号に応じて調整されて自動的に選択し、かつ前記第1キャパシタと前記第2キャパシタの間の容量差を示すための特徴値を生成し、その特徴値が、前記第1変調電圧信号または前記第2変調電圧信号の勾配に相関するものであって、前記勾配が、前記第1または第2変調電圧信号の前記測定期間内の時間的な電圧変化として定義される、ことを特徴とする方法。
  15. 前記変調測定器は、前記第1変調電圧信号の電圧値を増加するように調整することを、単位時間当たり電圧の選択的な1またはそれ以上の単位でもって、前記出力信号が前記第1状態にあるときに、または、前記第2変調電圧信号の電圧値を増加するように調整することを、単位時間当たり電圧の選択的な1またはそれ以上の単位でもって、前記出力信号が前記第2状態にあるときに、前記出力信号の状態変化が起きるまで行い、前記特徴値が、前記測定期間が終了する前の最後の単位時間に前記第1変調電圧信号または前記第2変調電圧信号に加えられた電圧変化の単位の数である、請求項14記載の方法。
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