JP2016128715A - 防振装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】過大な振動が入力されてもストッパ部材が脱落することがなく、簡易な構造の、防振装置を提供する。
【解決手段】本発明の防振装置1Aは、筒状の外側取付部材11および内側取付部材12を連結する弾性体13を有する防振装置本体10と、防振装置本体10に取り付けられたストッパ部材20と、を備える。ストッパ部材20は、内側取付部材12の周りを取り囲むように取り付けられたリング状部分21と、リング状部分21と一体に設けられたストッパ部分22と、リング状部分21から外側に向かって突出する突部23と、を備え、突部23は、防振装置1Aが振動発生部および振動受部に連結された状態で近接する相手方部材2に、当接可能に構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、防振装置に関する。
外側取付部材および内側取付部材を弾性体で連結した防振装置に、ストッパ部材が取り付けられた防振ユニットが知られている(例えば、特許文献1参照。)。この従来技術によれば、外側取付部材および内側取付部材を連結する弾性体に、ストッパ部材に設けられた突起部を挿入しつつ、当該ストッパ部材を前記内側取付部材に外嵌させることで、ストッパ部材の保持強度を確保することができる。
特開2013−47556号公報
しかしながら、上述の技術は、ストッパ部材に設けられた突起部を弾性体に挿入するだけのため、防振ユニットが車体等に取り付けられた状態で、過大な振動等が入力されると、依然として、ストッパ部材が防振装置から脱落してしまう虞があった。
本発明の目的は、簡易な構造で、ストッパ部材の脱落を抑制することができる、防振装置を提供することにある。
本発明に係る防振装置は、振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方に連結される筒状の外側取付部材、前記振動発生部および前記振動受部のうちのいずれか他方に連結される内側取付部材ならびに前記外側取付部材および前記内側取付部材を連結する弾性体を有する防振装置本体と、前記防振装置本体に取り付けられたストッパ部材と、を備える、防振装置であって、前記ストッパ部材は、前記内側取付部材の周りを取り囲むように取り付けられたリング状部分と、前記リング状部分と一体に設けられたストッパ部分と、前記リング状部分から前記外側取付部材の軸方向の外側に向かって突出する突部と、を備え、前記突部は、前記防振装置が前記振動発生部および前記振動受部に連結された状態で近接する部材に、当接可能に構成されていることを特徴とする。
本発明に係る防振装置によれば、簡易な構造で、ストッパ部材の脱落を抑制することができる。
本発明に係る、防振装置において、前記突部は、前記リング状部分の一部から前記外側取付部材の軸方向の外側に向かって突出するものであることが好ましい。
この場合、ストッパ部材を防振装置本体に対して容易に取り付けることができる。
本発明に係る、防振装置において、前記ストッパ部分は、前記リング状部分を挟んで前記突部と前記軸方向の反対側に延在し、さらに、前記外側取付部材と前記内側取付部材との間に配置されていることが好ましい。
この場合、外側取付部材および内側取付部材の間のクリアランスを調整することができ、また、当該クリアランスの調整により、防振装置の軸直方向の防振特性を調整することができる。
本発明によれば、簡易な構造で、ストッパ部材の脱落を抑制することができる、防振装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る防振装置を示す斜視図である。 図1の分解斜視図である。 図1の防振装置を車両に設置した状態を示す概略側面図である。 本発明の第2の実施形態に係る防振装置を示す斜視図である。 図4を拡大して示す斜視断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の様々な実施形態に係る防振装置を詳細に説明する。なお、以下、本実施形態に係る、防振装置はそれぞれ、車体または車台(以下、総称して「車体」ともいう。)に、図示せぬエンジンを支持するためのエンジンマウントユニットとして説明する。本実施形態では、振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方をエンジンとし、振動発生部および振動受部のうちのいずれか他方を車体とする。また、車両の前後方向をX−X軸、鉛直方向をY−Y軸、左右方向をX−X軸およびY−Y軸に直交するZ−Z軸で示す。また、以下の説明にて、上下方向とは、鉛直方向を意味し、重力方向を下方、重力方向と反対方向を上方という。
図1中、符号1Aは、本発明の第1の実施形態に係る防振装置である。符号10は、防振装置本体であり、符号20は、防振装置本体10に取り付けられたストッパ部材である。
図2に示すように、防振装置本体10は、振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方(本実施形態では、エンジン系統)に連結される筒状の外側取付部材11、振動発生部および振動受部のうちのいずれか他方(本実施形態では、車体系統)に連結される内側取付部材12、ならびに、外側取付部材11および内側取付部材12を連結する弾性体13を有する。
本実施形態では、外側取付部材11は、中空の筒状部材であり、上部にエンジン固定用ブラケットが一体に設けられている。また、内側取付部材12は、外側取付部材11の内側を貫通可能なシャフト部材である。弾性体13は、ゴム等の弾性材料からなる一体物である。弾性体13は、例えば、内側取付部材12と外側取付部材11との間に加硫接着されている。本実施形態では、弾性体13は、外側取付部材11の内側に固定される外周部13a、内側取付部材12の外側に固定される内周部13b、ならびに、外周部13aおよび内周部13bの間を周方向に間隔を置いて放射状に連結する複数の脚部13cを有する。本実施形態では、2つの脚部13cは、外周部13aの上側から周方向に間隔を置いて内周部13bに向かって延在させることで内周部13bに連結されている。これにより、弾性体13は、外周部13aと内周部13bとの間に2つの脚部13cで仕切られた2つのクリアランスC1 ,C2 を上下方向に形成している。これにより、弾性体13は、内側取付部材12を外側取付部材11に対して吊り下げ保持している。
本実施形態では、防振装置本体10は、内側取付部材12の軸方向が車両の左右方向(Z−Z軸)と平行になるように配置されている。これにより、本実施形態では、防振装置本体10は、主として車両の前後方向および上下方向からの振動入力に対する防振効果を発揮し、また、車両の左右方向からの振動入力に対しても防振効果を発揮し得る。
ストッパ部材20は、内側取付部材12の周りを取り囲むように取り付けられたリング状部分21と、リング状部分21と一体に設けられたストッパ部分22と、リング状部分21から外側取付部材11の中心軸方向(以下、単に「軸方向」ともいう。)の外側に向かって突出する突部23と、を備える。本実施形態では、突部23は、リング状部分21の中心軸方向(以下、単に「軸方向」ともいい、本実施形態では、外側取付部材11の中心軸と同軸である。)と平行に外側に向かって突出している。ストッパ部材20は、例えば、弾性体13と同質のゴム等の弾性材料やその他の合成樹脂から一体に形成することができる。
図1に示すように、防振装置1Aは、ストッパ部材20を防振装置本体10に取り付けることで形成されている。本実施形態では、防振装置1Aは、例えば、防振装置本体10の内側取付部材12をストッパ部材20のリング状部分21の内側に貫通させることで形成することができる。
ストッパ部材20を防振装置本体10に取り付けて防振装置1Aとしたとき、ストッパ部材20の突部23は、内側取付部材12の端部が指向する向きに外側に向かって突出している。内側取付部材12の端部は、それぞれ、当該端部を貫通するピンPを介して任意の相手方部材2に取り付けられる。相手方部材2は、防振装置10が振動発生部および振動受部に連結された状態で近接する部材である。本実施形態では、相手方部材2は、防振装置1Aを車体に対して設置するための車体固定用ブラケットである。本実施形態では、防振装置1Aは、内側取付部材12の端部を相手方部材2に取り付けると、内側取付部材12よりも下方の部分が相手方部材2と隣り合うように配置される。これにより、図3に示すように、突部23は、防振装置1Aが振動発生部および振動受部に連結された状態で近接する、相手方部材2の側面に、当接可能に構成されることになる。
本実施形態に係る防振装置1Aによれば、過大な振動が防振装置本体10に入力されて、例えば、ストッパ部材20が防振装置本体10に対してZ−Z軸方向に相対移動しようとしても、ストッパ部材20の突部23が相手方部材2の側面と当接するため、ストッパ部材20が防振装置本体10から脱落することがない。また、ストッパ部材20は、突部23を設けるだけの簡易な構造で、ストッパ部材20の脱落を抑制することができる。
したがって、本実施形態に係る防振装置1Aによれば、簡易な構造で、ストッパ部材20の脱落を抑制することができる、防振装置を提供することができる。
また図3に示すように、本実施形態に係る防振装置1Aでは、ストッパ部材20の突部23は、相手方部材2との間に、任意の間隔Dを形成しているが、間隔Dは、防振装置1Aに過大な衝撃(本実施形態では、主として左右方向の過大な衝撃)が入力されてもストッパ部材20が防振装置1Aから脱落しない間隔に設定することができる。好適には、防振装置1Aを相手方部材2に取り付けた状態で間隔D=0の位置、すなわち、ストッパ部材20の突部23が相手方部材2の側面に当接する位置とする。この場合、突部23は、ストッパ部材20の脱落防止だけでなく、ストッパ部材20の防振装置本体10に対する位置決めとしての機能も発揮する。
さらに図2に示すように、本実施形態に係る防振装置1Aでは、ストッパ部分22は、突部23と前記軸方向の反対側に内側に向かって延在する。ストッパ部分22は、防振装置本体10にストッパ部材20を取り付けたとき、弾性体13に形成されたクリアランスC1 に挿入することができる。これにより、図1に示すように、ストッパ部分22は、防振装置本体10にストッパ部材20を取り付けたとき、内側取付部材11と外側取付部材12との間に配置されることになる。この場合、ストッパ部材20のストッパ部分22が外側取付部材11と内側取付部材12との間に配置されることにより、外側取付部材11および内側取付部材12の間のクリアランスC1 を調整することができる。例えば、弾性体13の外周部13aおよび内周部13bの間にストッパ部分22を挿入することで、外側取付部材11でエンジンを支持しない状態では予め、クリアランスC1 をゼロ(C1 =0)としておき、エンジンを支持した状態で所望のクリアランスC1 を得られるようにすることができる。また、防振装置本体10の構造を変更しなくても、ストッパ部分22の厚みを変えてクリアランスC1 を調整することにより、防振装置10の軸直方向(本実施形態では、内側取付部材12の軸方向と直交するY−Y軸方向)の防振特性を調整することができる。
また、図2に示すように、本実施形態に係る防振装置1Aでは、突部23は、リング状部分21の一部から外側取付部材11の軸方向の外側に向かって突出するものである。この場合、リング状部分21の剛性は、突部23がリング状部分21全体から突出する場合、すなわち、実質上、リング状部分21全体が突部とされた場合と比べて小さくなるので、リング状部分21を可動させ易くなる。このため、本実施形態に係る防振装置1Aでは、ストッパ部材20を防振装置本体10に対して容易に取り付けることができる。
加えて、本実施形態に係る防振装置1Aでは、防振装置本体10とストッパ部材20との間の相対回転を防止する回り止め手段Lが設けられている。本実施形態では、回り止め手段Lは、弾性体13の内周部13bの軸方向端部に周方向に間隔を置いて形成された2つの凸部13Lと、ストッパ部材20のリング状部分21の内周縁に、周方向に間隔を置いて形成された2つの凹部21Lと、で構成されている。図1に示すように、回り止め手段Lは、弾性体13の凸部13Lと、ストッパ部材20の凹部21Lとを合わせることで形成され、防振装置本体10の内側取付部材12周りのストッパ部材20の相対回転を防止する。
図4中、符号1Bは、本発明の第2の実施形態に係る防振装置である。符号30は、防振装置本体であり、符号40は、防振装置本体30に取り付けられたストッパ部材である。
防振装置本体30は、振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方(本実施形態では、車体系統)に連結される筒状の外側取付部材31、振動発生部および振動受部のうちのいずれか他方(本実施形態では、エンジン系統)に連結される内側取付部材32、ならびに、外側取付部材31および内側取付部材32を連結する弾性体33を有する。
本実施形態では、外側取付部材31は、中空の筒状部材であり、その側部に車体固定用ブラケットが一体に設けられている。また、内側取付部材32は、外側取付部材31の内側を貫通可能なシャフト部材である。弾性体33は、ゴム等の弾性材料からなる一体物である。本実施形態では、外側取付部材31の内側には、スリーブ部材34が固定されており、弾性体33は、スリーブ部材34と内側取付部材32との間に加硫接着されている。本実施形態では、弾性体33は、スリーブ部材34の内側に固定される外周部33a、内側取付部材32の外側に固定される内周部33b、ならびに、外周部33aおよび内周部33bの間を周方向に間隔を置いて放射状に連結する複数の脚部33cを有する。本実施形態では、2つの脚部33cは、外周部33aの下側から周方向に間隔を置いて内周部33bに向かって延在させることで内周部33bに連結されている。これにより、弾性体33は、外周部33aと内周部33bとの間に2つの脚部33cで仕切られた2つのクリアランスC1 ,C2 を上下方向に形成している。これにより、弾性体33は、内側取付部材32を外側取付部材31に対して支持している。
本実施形態では、防振装置本体30は、内側取付部材32が車両の前後方向(X−X軸)と平行になるように配置されている。これにより、防振装置本体30は、主として車両の左右方向および上下方向からの振動入力に対する防振効果を発揮し、また、車両の前後方向からの振動入力に対しても防振効果を発揮し得る。
ストッパ部材40は、内側取付部材32の周りを取り囲むように取り付けられたリング状部分41と、リング状部分41と一体に設けられたストッパ部分42と、リング状部分41から外側取付部材31の軸方向(本実施形態も、リング状部分41の軸方向と同軸である。)の外側に向かって突出する突部43と、さらに、軸直方向に延在する、他のストッパ部分44と、を備える。ストッパ部材40も、例えば、弾性体33と同質のゴム等の弾性材料やその他の合成樹脂または金属材料から一体に形成することができる。本実施形態では、ストッパ部材40は、防振装置本体30に対して車両の前後方向(図4、図5のX−X方向)それぞれに配置されている。2つのストッパ部材40のうち、例えば、車両前方向側を例にとると、ストッパ部分44は、防振装置本体30の外側取付部材31の前端縁に対して前後方向に間隔を置いて配置されている。ストッパ部分44は、防振装置本体30に対して過大な振動が入力されて弾性体33が前後に大きく変位するときに、外側取付部材31の前端縁に接触することで、外側取付部材31と内側取付部材32との間の前後方向の変位を制限する。なお、本実施形態では、ストッパ部分44の表面には、複数の溝を形成することにより、接触時における衝撃音を吸収しているが、溝については省略することができる。
図4に示すように、防振装置1Bは、ストッパ部材40を防振装置本体30に取り付けることで形成されている。本実施形態では、防振装置1Bは、例えば、防振装置本体30の内側取付部材32をストッパ部材40のリング状部分41の内側に貫通させることで形成することができる。
ストッパ部材40を防振装置本体30に取り付けたとき、ストッパ部材40の突部43も、内側取付部材32の端部が指向する向きに外側に向かって突出している。本実施形態では、防振装置1Bは、防振装置1Aのときとは反対に、内側取付部材32の端部を相手方部材2(図示省略)に取り付けると、内側取付部材32よりも上方の部分が相手方部材2と隣り合うように配置される。これにより、突部43は、第1実施形態に係る突部23と同様、防振装置1Bが振動発生部および振動受部に連結された状態で近接する、相手方部材2の側面に当接可能に構成されることになる。
本実施形態に係る防振装置1Bによれば、第1実施形態に係る防振装置1Aと同様、過大な衝撃が防振装置本体30に入力されて、例えば、ストッパ部材40が防振装置本体30に対してX−X軸方向に相対移動しようとしても、ストッパ部材40の突部43が相手方部材2の側面と当接するため、ストッパ部材40が防振装置本体30から脱落することがない。また、ストッパ部材40は、第1実施形態に係る防振装置1Aと同様、突部43を設けるだけの簡易な構造で、ストッパ部材40の脱落を抑制することができる。
したがって、本実施形態に係る防振装置1Bによれば、簡易な構造で、ストッパ部材20の脱落を抑制することができる、防振装置を提供することができる。
本実施形態に係る防振装置1Bは、ストッパ部材40のストッパ部分42および突部43の作用効果は、基本的に第1実施形態に係る防振装置1Aと同様であるが、図5の拡大断面図に示すように、本実施形態に係るストッパ部分42は、外側取付部材11および内側取付部材12の間のクリアランスC2 を調整する。具体的には、図5に示すように、弾性体33の外周部33aおよび内周部33bの間にストッパ部分42を挿入することで、内側取付部材32でエンジンを支持しない状態では予め、クリアランスC2 をゼロ(C2 =0)としておき、エンジンを支持した状態で所望のクリアランスC2 を得られるようにすることができる。また、防振装置本体30の構造を変更しなくても、ストッパ部分42の厚みを変えてクリアランスC2 を調整することにより、防振装置30の軸直方向の防振特性を調整することができる。
加えて、本実施形態に係る防振装置1Bでは、防振装置本体30とストッパ部材40との間の相対回転を防止する回り止め手段は、防振装置本体30の内側取付部材32の軸直断面形状と、ストッパ部材40のリング状部分41の内径形状と、を真円形状とするのではなく、楕円形状等の異形形状とすることにより構成されている。
さらに、本実施形態に係る防振装置1Bでは、予備的に防振装置本体30からのストッパ部材40の脱落を防止するための、抜け止め手段CLが設けられている。本実施形態では、抜け止め手段CLは、弾性体33の内周部33bの周方向に間隔を置いて形成された2つの凸部33Lと、ストッパ部材40のリング状部分41の内周縁と、で構成されている。抜け止め手段CLは、弾性体33の凸部33Lを、ストッパ部材40のリング状部分41の内周縁に引っ掛けることで、防振装置本体30の内側取付部材32からのストッパ部材40の脱落をより確実に防止する。また、凸部33Lを弾性体33または内側取付部材32に設ける一方、ストッパ部材40のリング状部分41の内周縁に、凸部33Lが合わさる凹部(切欠き)を設け、当該凹部に凸部33Lを嵌め合わせることで、回り止め手段Lとして機能させることもできる。
上述したところは、本発明の実施形態の例示であって、特許請求の範囲の記載によれば、種々の変更が可能である。例えば、相手方部材2は、防振装置本体を固定する部材に限定されることなく、防振装置が振動発生部および振動受部に連結された状態で近接する部材であればよい。また、本実施形態では、ストッパ部材のストッパ部分は、板状の形状として説明したが、少なくとも1本のピン形状とすることができる。ストッパ部材の突部も同様で、本実施形態では、板状の形状として説明したが、少なくとも1本のピン形状とすることができる。本発明の防振装置は、エンジンマウントに限定されるものではなく、建設機械に搭載される発電機用マウントや、工場等に設置される機械用マウントとして使用することができる。さらに、各実施形態の構成は、それぞれ、互いに適宜、組み合わせて使用することができる。
本発明に係る防振装置は、筒状の外側取付部材と前記内側取付部材とを弾性体で連結する防振装置本体と、当該防振装置本体に取り付けられたストッパ部材と、を備える構成であれば、様々な防振装置に適用することができる。
1A,1B:防振装置, 2:相手方部材, 10:防振装置本体, 11:外側取付部材, 12:内側取付部材, 13:弾性体, 13a:外周部, 13b:内周部, 13c:脚部, 13L:凸部, 20:ストッパ部材, 21:リング状部分, 21L:凹部, 22:ストッパ部分, 23:突部, 30:防振装置本体, 31:外側取付部材, 32:内側取付部材, 33:弾性体, 33a:外周部, 33b:内周部, 33c:脚部, 33L:凸部, 40:ストッパ部材, 41:リング状部分, 42:ストッパ部分, 43:突部, C1 ,C2 :クリアランス, L:回り止め手段, CL:抜け止め手段

Claims (3)

  1. 振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方に連結される筒状の外側取付部材、前記振動発生部および前記振動受部のうちのいずれか他方に連結される内側取付部材ならびに前記外側取付部材および前記内側取付部材を連結する弾性体を有する防振装置本体と、前記防振装置本体に取り付けられたストッパ部材と、を備える、防振装置であって、
    前記ストッパ部材は、前記内側取付部材の周りを取り囲むように取り付けられたリング状部分と、前記リング状部分と一体に設けられたストッパ部分と、前記リング状部分から前記外側取付部材の軸方向の外側に向かって突出する突部と、を備え、
    前記突部は、前記防振装置が前記振動発生部および前記振動受部に連結された状態で近接する部材に、当接可能に構成されていることを特徴とする、防振装置。
  2. 請求項1において、前記突部は、前記リング状部分の一部から前記外側取付部材の軸方向の外側に向かって突出するものである、防振装置。
  3. 請求項1または2において、前記ストッパ部分は、前記リング状部分を挟んで前記突部と前記軸方向の反対側に延在し、さらに、前記外側取付部材と前記内側取付部材との間に配置されている、防振装置。
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