JP2016127896A - 清掃具 - Google Patents

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Abstract

【課題】部屋や廊下の床面と壁面とが直交する角部分(隅々)を、下部回転体の抜布の接触面を連続的に巻取りながら、幅広い面積を短時間で容易に清掃することができる清掃具。【解決手段】支持体1の上壁部1aの一端部から延びる支持腕1bと、この支持腕の下端部に設けられた筒状下部横軸3と、この筒状下部横軸に設けられ、その外周面に拭布Yを巻き取ることができる下部回転体4と、この下部回転体に対して間隙5を有して支持腕に設けられた上部横軸6と、この上部横軸に設けられ、その外周面から拭布を送り出すことができる上部回転体7と、下部回転体の摺動筒17及び筒状下部横軸に外嵌合しかつ操作棒10に一体的に設けられた係合筒23に設けられた下部回転体用係止手段8とから成り、操作棒を筒状下部横軸の軸方向に操作して、係止状態が解かれた状態で下部回転体を手動で回転すると、拭布の巻取り動作に連動して上部回転体が回転する清掃具X。【選択図】図1

Description

本発明は床面や壁面を拭取る清掃具に関し、例えば棒状、枠状、T字形状等のハンドルを握って、雑巾に相当する拭布を前後に操作しながら床面や壁面の雑巾がけを楽にすることができる清掃具に関し、特に、建物の床面を雑巾がけする場合に適合する清掃具に関する。
特許文献1の課題は、 機能の異なる複数の清掃手段を一つの清掃具の中に一体に組み込み、それらを選択的に使い分けられるようにすることである。その解決手段は、 機能の異なる2つの清掃手段5a,5bをヘッドフレーム4に取り付ける共に、該ヘッドフレーム4を柄2に回転自在且つ各清掃手段5a,5bの使用位置に係止自在なるように連結し、該ヘッドフレーム4の向きを変えることによって2つの清掃手段5a,5bを使い分けられるように構成する(符号は特許文献1のもの)。
そして、特許文献1の図7には、前記ヘッドフレーム4の形態を、平面視L字形状(クランク形状)にする実施形態が開示されている。付言すると、機能の異なる複数の清掃手段5a,5bの片持ち式のヘッドフレーム4で回転自在に軸支、かつ、選択的に前記複数の清掃手段5a,5bのいずれかを凹部・凸部の係止手段でもって係止する事項が記載されている(図4)。
しかしながら、特許文献1の断面略正三角形の他方の清掃手段5bは、該清掃手段5bの外周面にシート状の拭布を装着して、例えば床張りや畳を清掃することができるものの、清掃時、抜布が汚れたならば、抜布を新たな物に交換しながら掃除しなければならないという問題点がある。したがって、抜布を何回も交換しなければならないので、交換作業が面倒であると共に、短時間に幅広い面積を掃除できないという欠点がある。
特開平10−323320号公報の図7、図4
本願発明の主たる目的は、少なくとも部屋や廊下の床面の隅、例えば部屋や廊下の床面と壁面とが直交する角部分(隅々)を、芯材としての下部回転体の抜布の接触面を連続的に巻取りながら、清掃時、抜布を交換しながら或いは抜布を芯材から外さなくても、幅広い面積を容易に清掃することができることである。本願発明の第2目的は、清掃時、ハンドルを強く押しても、抜布を巻いている下部回転体が回転しないことである。本願発明の第3目的は、拭布の拭取り面を変える時、下部回転体用係止手段の係止状態をワンタッチ方式で解くことができると共に、該係止状態が解かれた状態を維持しながら下部回転体を手動で回転すると、前記拭布の巻取り動作に連動して前記上部回転体がスムースに摩擦回転することである。その他の二次的目的は、清掃時、拭布がたるまないことである。
本発明の清掃具は、上壁部にハンドルを備えた支持体と、この支持体の前記上壁部の一端部から片持ち式に延びる支持腕と、この支持腕の下端部に設けられた筒状下部横軸と、この筒状下部横軸に設けられ、その外周面に拭布を巻き取ることができる下部回転体と、この下部回転体に対して所要間隙を有して前記支持腕に設けられた上部横軸と、この上部横軸に設けられ、その外周面から前記拭布を送り出すことができる上部回転体と、前記下部回転体及び操作棒にそれぞれ設けられた下部回転体用係止手段とから成り、前記操作棒を前記筒状下部横軸の軸方向にプッシュ或いはプルすると、係止用付勢手段の付勢力に抗して前記下部回転体用係止手段の係止状態が解かれ、該係止状態が解かれた状態を維持しながら下部回転体を手動で回転すると、前記拭布の巻取り動作に連動して前記上部回転体が回転することを特徴とする(請求項1)。
また本発明の清掃具は、上壁部にハンドルを備えた支持体と、この支持体の前記上壁部の一端部から片持ち式に延びる支持腕と、この支持腕の下端部に設けられ、その先端部にバネ端支持部を有する下部横軸と、この下部横軸に設けられ、その外周面に拭布を巻き取ることができる下部回転体と、この下部回転体に対して所要間隔有して前記支持腕に設けられた上部横軸と、この上部横軸に設けられ、その外周面から前記拭布を送り出すことができる上部回転体と、前記下部回転体の摺動筒の一端面に設けた凹部又は凸部の第1係合部及び該第1係合部に係脱するように前記支持腕の内面に形成された凸部又は凹部の第2係合部とから成る下部回転体用係止手段とから成り、操作スイッチとしての前記下部回転体を前記バネ端支持部側に係止用付勢手段の付勢力に抗してスライドさせると、前記下部回転体用係止手段の係止状態が解かれ、該係止状態が解かれた状態を維持しながら下部回転体を手動で回転すると、前記拭布の巻取り動作に連動して前記上部回転体が回転することを特徴とする(請求項5)。
(a)請求項1に記載の発明は、該拭布を交換することなく、該拭布の接触部位を連続的に変えながら、雑巾として機能を最大限に生かし、短時間で幅広い床面積を掃除することができる。具体的には、少なくとも下部回転体は、支持体の片持ち式の支持腕の下端部に軸支された又は一体的に設けられている下部横軸に設けられているので、前記下部回転体に巻装された拭布の非支持腕側の端面を、部屋や廊下の床面と壁面とが直交する角部分(隅)にぴったりと宛がうことができる。しかも、清掃時、下部回転体に巻装された拭布の接触面を連続的に変えることができるので、抜布を交換しながら、或いは抜布を芯材から外さなくても、幅広い面積を清掃することができる。また下部回転体用係止手段を備えているので、清掃時、少なくとも抜布を巻いている下部回転体が回転しない。さらに、拭布の拭取り面を変える時、長杆状操作棒の外端部をプッシュ或いはプルすると、下部回転体用係止手段の係止状態を容易に解くことができる。加えて、係止状態が解かれた状態を維持しながら下部回転体を手動で回転すると、拭布の巻取り動作に連動して上部回転体が摩擦回転する。
(b)請求項2に記載の発明は、操作棒の操作端部は、支持腕の外壁面から突出するか、又は下部回転体の先端部から突出するかのいずれかであり、前記突出部分が操作部となるので、例えば前記外端部を付勢手段の付勢力に抗して押圧すると、下部回転体用係止手段の係止状態を簡単に指の操作力で解くことができる。
(c)請求項3に記載の発明は、上部回転体には、下部回転体用係止手段よりも係止作用が緩やかな上部回転体用係止手段が設けられ、該上部回転体用係止手段は、少なくとも上部回転体の筒状部又は上部横軸に外嵌合する可動筒のいずれかに設けられた摩擦面或いはセレーションであり、可動筒は上部横軸側に配設された係止用付勢手段により常時係合方向に付勢されているので、清掃時、上部回転体が容易に回転して拭布がたるまない。また該係止状態が解かれた状態を維持しながら下部回転体を手動で回転すると、拭布の巻取り動作に連動して上部回転体が回転するので、拭布が不意にたるむことがない。
(d)請求項4に記載の発明は、上部回転体には、下部回転体用係止手段よりも係止作用が緩やかな上部回転体用係止手段が設けられ、該上部回転体用係止手段は、上部回転体の筒状部に設けた凹部又は凸部の第1係合部及び該第1係合部に係脱する凸部又は凹部の第2係合部を有すると共に上部横軸に外嵌合する可動筒とから成り、可動筒は係止用付勢手段により常時係合方向に付勢されているので、請求項3に記載の発明と同様の効果がある。
(e)請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の発明と比較すると、部品点数を少なくして、該請求項1に記載の発明と同様の効果を得ることができる。特に、下部回転体自体に「操作スイッチ」の機能を付与したので、下部回転体用係止手段の係止を解除する際、下部回転体自体を軸方向に引くだけで良い。したがって、簡単な構成であると共に、下部回転体自体を、拭布を介して握るようにして軸方向にプルするだけで良いので、下部回転体用係止手段の係止解除が非常に楽である。
(f)請求項6に記載の発明は、付勢手段の装着が容易であると共に、簡単な構成により、(e)の効果を得ることができる。
(g)請求項7に記載の発明は、請求項3に記載の発明と同様の効果がある。
図1乃至図13は本発明の第1実施形態を示す各説明図、図14及び図15は本発明の第2実施形態を示す各説明図である。
正面視からの説明図。 右側面視からの説明図。 図1の3−3線断面説明図。 下部回転体の縦断面説明図。 図4の5−5線断面説明図。 要部(下部回転体用係止手段、長杆状操作棒)の説明図。 図4の7−7線断面説明図。 要部(筒状下部横軸に一体的に設けられた環状部分、付勢手段等)の説明図。 支持腕の上部横軸に軸支された上部回転体の縦断面説明図。 拭布を巻装した状態の説明図。 部屋や廊下の床面の隅を清掃している使用状態の一例を示す説明図。 下部回転体用係止手段の係止状態を解いた状態の説明図。 図12に於いて、下部回転体を手動で回転した概略説明図。 第2実施形態の図4と同様の断面図。 第2実施形態の図12と同様の説明図(連動回転)。
図1乃至図13は、本発明の第1実施形態である。これらの図に於いて、Xは建物の床面、壁面、障子のガラス面等の拭取り対象面の汚れを、いわゆる雑巾がけするように拭取る際に用いられる建物用清掃具、1はハンドル2を備える支持体(支持部)、3はハンドル部材の前記支持体1に一体的に設けられ或いは一体成形された筒状下部横軸、4は前記筒状下部横軸に回転自在に外嵌合する筒状下部回転体(下部芯材)、5は所要の間隙、6は前記支持体1の上端部側に前記所要の間隙5を有して軸支された又は該実施形態では一体的に設けられ或いは一体成形された上部横軸、7は前記上部横軸に回転可能に外嵌合すると共に、その外周面から拭布Yを送り出すことができる筒状の上部回転体、8は下部回転体用係止手段(図6参照)、9は前記上部回転体用係止手段(図9参照)、10は前記筒状下部横軸3にその操作端部10が前記支持体1の片持ち式の支持腕1bから突出するように嵌挿された下部回転体用係止手段8の係合状態を解く操作棒である。
まず、図1及び図2を参照にして、ハンドル2を備える支持体1を説明する。支持体1は、略水平状の上壁部或いは上杆部1aと、該上壁部或いは上杆部1aの一端部から下方に略垂直状に延びる片持ち式の支持腕1bとから成り、いわゆるヘッドフレームに相当する支持体1は、全体としてクランク形状に形成されている。前記片持ち式の支持腕1bの長さは、前記上壁部或いは上杆部1aの略2〜3倍であり、好ましくは上壁部或いは上杆部1aの略2倍である。長い棒状のハンドル2は、図1で示すように上壁部或いは上杆部1aの先端部に固定的(実施形態)又は取り外し可能(例えば螺着)に設けられている。
ところで、上壁部或いは上杆部1aの先端部は、支持体1がクランク形状の片持ち式であることから、図1を基準にして建物用清掃具Xを全体観察すると、筒状下部横軸3及び筒状の上部回転体7の略中央部の上方に位置している。
したがって、ハンドル2は、建物用清掃具Xの略中心に位置し、ハンドル2を前後に押付ける操作力は、筒状下部横軸3に巻き取られている拭布Yの拭取り面yに均等に作用する。ハンドル2の長さは任意に設計変更する事項であるが、実施形態では、例えば90〜95cmである。なお、支持体1の上壁部1aをやや屋根形状にする、ハンドル2の握り部分に相当する上端部を「T」字形状にする、ハンドル2の取付け基端部に相当する下端部を二股状にする、ハンドル2を折り畳み式にする、ハンドル2を分割式にする、ハンドル2を伸縮式にする等は、本発明の本質的事項ではない。
次に、図3乃至図8を参照にして、筒状下部横軸3、筒状の下部回転体4、下部回転体用係止手段8を説明する。なお、ここで「先端部や先端面」、「一端部や一端面」、「操作棒の外端部」の各用語は、図4を基準にする。
まず、筒状下部横軸3は支持腕1bの下端部の内面に一体的に設けられ或いは一体成形されている。筒状下部横軸3の長さは、例えば上壁部或いは上杆部1aの略2倍である。
しかして、図4を基準にすると、実施形態の筒状下部横軸3は、その一端部(図4では右側)が支持腕1bの下端部の内面に一体的に設けられたパイプ状の筒本体11と、このパイプ状の筒本体11の先端部(図4では左側)寄りの外周面と一体的に周設されたフランジ状の環状部12と、このフランジ状の環状部12の周面12aと直交する一端面12bに水平方向に突設された複数個の短杆状支持棒13とから成り、前記短杆状支持棒13は、所定間隔を有して周方向に合計3個存在している。この短杆状支持棒13は1個又は2個でも良いが、好ましくは3個、さらに好ましくは4〜6個程度設けるのが望ましい。
そして、図8で示すように、短杆状支持棒13には、後述する操作棒10を初期位置に戻すための複数個の付勢手段(例えばコイルバネ)15が巻装されている。また、フランジ状の環状部12には、操作棒10の連結棒22が貫通する貫通孔14が所定間隔を有して周方向に複数個(例えば3個)が形成されている。
以上のように、建物用清掃具Xの固定側部材は、ハンドル2を備える支持体1と、該支持体1の片持ち式の支持腕1bに一体的に設けられた筒状下部横軸3とから成り、前記筒状下部横軸3は、パイプ状の筒本体11と、このパイプ状の筒本体11の先端部寄りの外周面に一体的に周設されたフランジ状の環状部12と、このフランジ状の環状部12の一端面12bに水平方向に所要量突設された単数又は複数の短杆状支持棒13とから成り、実施形態では、前記短杆状支持棒13に係止用付勢手段(例えばコイルバネ)15が単数又は複数個配設されている。
次に筒状下部回転体4は、前述した固定側部材のパイプ状筒本体11よりも若干長く、かつ固定側部材のフランジ状環状部12よりも僅かに大径である。しかして、図4を基準にすると、実施形態の筒状の下部回転体4は、拭布Yを巻き取る外周面を有する巻取り筒本体16と、この巻取り筒本体16の一端部(一端部寄りの部位も含む)の内周面に一体的に設けられた或いは一体成形されたやや肉厚の摺動筒17とから成り、前記摺動筒17の先端面(図4では左側)には、下部回転体用係止手段8の一方を構成する凹部又は凸部の第1係合部8aが複数個形成されている(図6参照)。
実施形態では、前記第1係合部8aは摺動筒17の中心嵌合孔18の同心円状に所定間隔を有して形成された複数個(例えば6個)の凹所であり、該凹所8aの深さは、清掃時、ハンドル2を前後に押付ける操作力が筒状下部横軸3に巻き取られている拭布Yの拭取り面yに均等に作用しても、下部回転体用係止手段8の係合が容易に解消しない程度に設定されている。
次に、操作棒10は長杆状で、その断面形状は真円である。操作棒10は前述したように固定部材に相当する支持腕1b及び筒状下部横軸3に嵌挿されているものの、その操作端部に相当する外端部10a(図4では右側)は、前記支持腕1bの下端部から突出している。そして、外端部10aとは反対側の先端部10bには、その内端面側に横向き凹所を有す円盤状ストッパー部21が一体的に設けられ或いは一体成形され、該円盤状ストッパー部21の環状部分は筒状下部横軸3の先端部に外嵌合し、操作棒と共に軸方向に移動可能である。
また前記円盤状ストッパー部21の環状部分には水平方向に複数本(例えば合計3本)の連結棒22が一体的に設けられ、これらの連結棒22の内端部はやや肉厚の係合筒23に一体的に連結され、前記係合筒23は前述した筒状下部回転体4の摺動筒17と筒状下部横軸3のフランジ状環状部12との間に配設されている。
しかして、係合筒23の先端面23aには、前述した短杆状支持棒13が係入する複数個の受入穴24が形成されている。この受入穴24の深さは、長杆状の操作棒10の外端部10aが操作(実施形態ではプッシュ)され、かつ係止用付勢手段15の付勢力に抗して操作棒10が下部回転体用係止手段8の係合が解かれる軸方向に移動しても、短杆状支持棒13の係入端部が外れない程度に設定されている。一方、係合筒23の内端面23bには、摺動筒17の先端面17aの第1係合部8aと係脱する凸部又は凹部の第2係合部8bが形成されており、実施形態では、第2係合部8bは複数個の凸部である。
したがって、下部回転体用係止手段8は、筒状下部回転体4の摺動筒17に設けた凹部又は凸部の第1係合部8a及び該第1係合部に係脱するように筒状下部横軸3に外嵌合しかつ操作棒10に一体的に設けられた係合筒23に形成された凸部又は凹部の第2係合部8bとから成る。
ここで、図9及び図10を参照にして、上部横軸6と、筒状上部回転体7と、上部回転体用係止手段9を説明する。なお、ここで「先端面」、「内端面」の各用語は、図9を基準にする。また、上部横軸6や筒状上部回転体7の具体的構成は、本発明の本質的事項ではないので、簡単に説明する。
さて、上部横軸6は筒状下部回転体4に対して所要間隙5を有して支持腕1bに一体的に設けられた或いは一体成形されている。実施形態では、上部横軸6と筒状上部回転体7とは別体であり、上部横軸6に回転可能に外嵌合すると共に、その外周面から前記拭布を送り出すことができる。
ところで、上部回転体7には、下部回転体用係止手段8よりも係止作用が緩やかな上部回転体用係止手段9が設けられ、該上部回転体用係止手段9は、少なくとも筒状の上部回転体7の内周面に一定的に設けられた或いは成形された肉厚状の筒状部31の先端面31a、又は上部横軸6に外嵌合する可動筒32の前記先端面31aと対向する内端面32bのいずれかに設けられた摩擦面或いはセレーションであり、前記可動筒32は前記上部横軸6の先端部に固定されたフランジ部分33の係合ピン34に配設された可動筒用或いは係止用付勢手段(例えばコイルバネ)35により、常時、前記可動筒32の先端面32aに形成した単数又は複数の係合穴36に係入するように付勢されている。
したがって、清掃時、可動筒32の内端面32bは前記可動筒用或いは係止用付勢手段35の付勢力により、上部回転体用係止手段9の筒状部31の先端面31aに圧接或いは係合している。好ましくは、拭布の巻取りの際、上部回転体7がスムースに回転するように、上部回転体7には、下部回転体用係止手段8よりも係止作用が緩やかな上部回転体用係止手段9が設けられ、該上部回転体用係止手段9は、少なくとも上部回転体7の筒状部31又は上部横軸に外嵌合する可動筒32のいずれかに設けられた係合手段(例えばゴムシート、セレーション)である。
第1実施形態では、上部回転体用係止手段9は、筒状上部回転体7の筒状部31の先端面31aに設けた凹部又は凸部の第1係合部9a及び該第1係合部に係脱する凸部又は凹部の第2係合部9bであり、前記第2係合部9bは、上部横軸6の先端部寄りの部位に外嵌合する可動筒32の一端面に形成されている。
そして、前記可動筒32は上方横軸6の先端部に固定されたフランジ部分33の係合ピン34に巻装された係止用付勢手段の付勢力により、常に係合方向に付勢されているものの、第1係合部9aと第2係合部9bの両者の係合具合は、清掃時に不意に外れない程度の係止力なので、前記係止用付勢手段35の付勢力に抗して下部回転体用係止手段8の係止状態が解かれ、該係止状態が解かれた状態を維持しながら下部回転体4を手動で回転すると、拭布Yの巻取り動作に連動して上部回転体7も弾力的に摩擦回転する。
それ故に、第1実施形態の清掃具Xは、上壁部或いは上杆部1aにハンドル2を備えたヘッドフレームとしての支持体1と、この支持体の前記上壁部或いは上杆部1aの一端部から片持ち式に延びる側枠としての支持腕1bと、この支持腕1bの下端部に一体的に設けられ或いは一体成形された中心芯材としての筒状下部横軸3と、この筒状下部横軸3に回転可能に外嵌合すると共に、その外周面に拭布Yを巻き取ることができる芯材としての筒状の下部回転体4と、この筒状の下部回転体4に対して所要間隙5を有して前記支持腕1bに一体的に設けられた或いは一体成形された上部横軸6と、この上部横軸6に回転可能に外嵌合すると共に、その外周面から前記拭布を送り出すことができる筒状の上部回転体7と、前記筒状の下部回転体4の摺動筒17に設けた凹部又は凸部の第1係合部8a及び該第1係合部に係脱するように前記筒状下部横軸3に外嵌合しかつ操作棒10に一体的に設けられた係合筒23に形成された凸部又は凹部の第2係合部8bとから成る下部回転体用係止手段8とから成る。
そして、第1実施形態では、操作棒10の外端部をプッシュすると、係止用付勢手段15の付勢力に抗し下部回転体用係止手段8の係止状態が解かれ、該係止状態が解かれた状態を維持しながら該筒状の下部回転体4を手動で回転すると、拭布Yの巻取り動作に連動して筒状の上部回転体7がスムースに摩擦回転する(図12、図13を参照)。
なお、第1実施形態では、操作棒10の外端部をプッシュすると、下部回転体用係止手段8の係止状態が解かれるが、例えば操作棒10の先端部に固定した円盤状ストッパー部21の外面の略中央部に引手を設け、一方、係止用付勢手段15を引きバネとし、該引きバネの先端部を前記円盤状ストッパー部21の内面に連結し、一方、該引きバネの内端部を、固定側部材を構成する筒状下部横軸3のフランジ状の環状部12の先端面に連結し、長杆状の操作棒10を「プル式」に操作しても良い(図面省略)。
また、第1実施形態の筒状の下部回転体4は、その断面形状が真円であるが、必ずしも真円である必要はなく、その重心が上下方向に変位する断面形状(例えば略正三角形状、略正四角形、略トラック形状の楕円形等)であっても良い。
次に、図14及び図15を参照にして、本発明の第2実施形態を説明する。なお、第2実施形態の説明に当って、第1実施形態と同一の部分には同一又は同様の符号を付して重複する説明を割愛する。
第2実施形態が第1実施形態と主に異なる発明の課題は、「下部回転体の構造の簡易化及び下部回転体用係止手段8の係止解除の利便性の向上」である。また第1実施形態と主に異なる発明の構成は、(a)下部回転体用係止手段8Aは、筒状下部回転体4Aの肉厚状の摺動筒17Aの一端面に設けた凹部又は凸部の第1係合部8aと、該第1係合部に係脱するように支持腕1bの内面に形成した凸部又は凹部の第2係合部8bとから成る点、(b)支持体1の支持腕1bに軸支した或いは一体的に設けた下部横軸3Aを中実にし、該中実の下部横軸3Aの先端部に取外し可能に螺着したフランシ状のバネ端支持部41を設けた点、(c)前記フランシ状のバネ端支持部41と筒状下部回転体4Aの内周面に固定的に設けた或いは一体成形された肉厚状の摺動筒17Aの先端面17aとの間に係止用付勢手段15Aを配設した点、(d)筒状の下部回転体4Aが下部回転体用係止手段8Aの係止状態を解く「操作スイッチ」として機能する点である。
すなわち、第2実施形態は、上壁部或いは上杆部にハンドルを備えた支持体1と、この支持体の前記上壁部或いは上杆部1aの一端部から片持ち式に延びる支持腕1bと、この片持ち式の支持腕1bの下端部に一体的に設けられ或いは一体成形されていると共にその先端部にフランジ状のバネ端支持部41を有する下部横軸3Aと、この下部横軸3Aに回転可能に外嵌合すると共に、その外周面に拭布Yを巻き取ることができる筒状の下部回転体4Aと、この筒状の下部回転体4Aに対して所要間隔5を有して前記片持ち式の支持腕1bに一体的に設けられた或いは一体成形された上部横軸6と、この上部横軸6に回転可能に外嵌合すると共に、その外周面から前記拭布Yを送り出すことができる筒状の上部回転体7と、前記筒状の下部回転体4Aの摺動筒17Aの一端面に設けた凹部又は凸部の第1係合部8a及び該第1係合部に係脱するように前記片持ち式の支持腕1bの内面に形成された凸部又は凹部の第2係合部8bとから成る下部回転体用係止手段8Aとから成る。
そして、前記筒状の下部回転体4Aは、入力手段として「操作スイッチ」の機能を有し、該筒状の下部回転体4Aを前記フランジ状のバネ端支持部41側に係止用付勢手段15Aの付勢力に抗してスライドさせると、下部回転体用係止手段8Aの係止状態が解かれ、該係止状態が解かれた状態を維持しながら筒状下部回転体4Aを手動で回転すると、拭布Yの巻取り動作に連動して筒状の上部回転体7が回転する。
本発明は、例えば建物の床面等を清掃する際に用いることができる。
X…清掃具、Y…拭布、
1…支持体、2…ハンドル、
3、3A…下部横軸、
4、4A…下部回転体、5…間隙、
6…上部横軸、
7…上部回転体、
8、8A…下部回転体用係止手段、
8a…第1係合部、
8b…第2係合部、
9…上部回転体用係止手段、
9a…第1係合部、
9b…第2係合部、
10…操作棒、10a…外端部(操作部)、
11…パイプ状筒本体、
12…フランジ状環状部、
13…短杆状支持棒
15、15A、35…係止用付勢手段、
17、17A…摺動筒、
21…円盤状ストッパー部、
22…連結棒、
23…係合筒、
31…筒状部、
32…可動筒、
33…フランジ部分、
34…係合ピン。

Claims (7)

  1. 上壁部にハンドルを備えた支持体と、この支持体の前記上壁部の一端部から片持ち式に延びる支持腕と、この支持腕の下端部に設けられた筒状下部横軸と、この筒状下部横軸に設けられ、その外周面に拭布を巻き取ることができる下部回転体と、この下部回転体に対して所要間隙を有して前記支持腕に設けられた上部横軸と、この上部横軸に設けられ、その外周面から前記拭布を送り出すことができる上部回転体と、前記下部回転体及び操作棒にそれぞれ設けられた下部回転体用係止手段とから成り、
    前記操作棒を前記筒状下部横軸の軸方向にプッシュ或いはプルすると、係止用付勢手段の付勢力に抗して前記下部回転体用係止手段の係止状態が解かれ、該係止状態が解かれた状態を維持しながら下部回転体を手動で回転すると、前記拭布の巻取り動作に連動して前記上部回転体が回転する清掃具。
  2. 請求項1に於いて、操作棒の操作端部は、支持腕の外壁面から突出するか、又は下部回転体の先端部から突出するかのいずれかであることを特徴とする清掃具。
  3. 請求項1又は請求項2に於いて、上部回転体には、下部回転体用係止手段よりも係止作用が緩やかな上部回転体用係止手段が設けられ、該上部回転体用係止手段は、少なくとも上部回転体の筒状部又は上部横軸に外嵌合する可動筒のいずれかに設けられた摩擦面或いはセレーションであり、前記可動筒は係止用付勢手段により常時係合方向に付勢されていることを特徴とする清掃具。
  4. 請求項1又は請求項2に於いて、上部回転体には、下部回転体用係止手段よりも係止作用が緩やかな上部回転体用係止手段が設けられ、該上部回転体用係止手段は、上部回転体の筒状部に設けた凹部又は凸部の第1係合部及び該第1係合部に係脱する凸部又は凹部の第2係合部を有すると共に上部横軸に外嵌合する可動筒とから成り、前記可動筒は係止用付勢手段により常時係合方向に付勢されていることを特徴とする清掃具。
  5. 上壁部にハンドルを備えた支持体と、この支持体の前記上壁部の一端部から片持ち式に延びる支持腕と、この支持腕の下端部に設けられ、その先端部にバネ端支持部を有する下部横軸と、この下部横軸に設けられ、その外周面に拭布を巻き取ることができる下部回転体と、この下部回転体に対して所要間隔有して前記支持腕に設けられた上部横軸と、この上部横軸に設けられ、その外周面から前記拭布を送り出すことができる上部回転体と、前記下部回転体の摺動筒の一端面に設けた凹部又は凸部の第1係合部及び該第1係合部に係脱するように前記支持腕の内面に形成された凸部又は凹部の第2係合部とから成る下部回転体用係止手段とから成り、操作スイッチとしての前記下部回転体を前記バネ端支持部側に係止用付勢手段の付勢力に抗してスライドさせると、前記下部回転体用係止手段の係止状態が解かれ、該係止状態が解かれた状態を維持しながら下部回転体を手動で回転すると、前記拭布の巻取り動作に連動して前記上部回転体が回転する清掃具。
  6. 請求項1に於いて、係止用付勢手段は、下部横軸の先端部に巻装された状態でバネ端支持部と下部回転体の筒状部の先端面との間に配設されていることを特徴とする清掃具。
  7. 請求項5又は請求項6に於いて、上部回転体には、下部回転体用係止手段よりも係止作用が緩やかな上部回転体用係止手段が設けられ、該上部回転体用係止手段は、少なくとも上部回転体の筒状部又は上部横軸に外嵌合する可動筒のいずれかに設けられた係合手段であることを特徴とする清掃具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020049189A (ja) * 2018-09-22 2020-04-02 孝弘 神谷 多角形ローラー回転式フローリングクリーナー

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