JP2016127302A - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、およびコンピュータプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置の制御方法、およびコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】データ送信装置に対してアドレスを配信するにあたり、誤ったアドレスが配信されることを防ぐこと【解決手段】ユーザの識別情報と、当該識別情報に対応するアドレスと、当該アドレスを更新した更新日時とを記憶手段から取得し、次に、データ送信装置から、当該データ送信装置でデータを送信した送信日時と、当該データ送信が成功したか否かの送信結果と、当該データを送信した送信先のアドレスと、当該アドレスに対応する識別情報と、を含む送信履歴を取得する。そして、データ送信装置から取得した送信履歴に含まれる識別情報に対応するアドレスと、当該識別情報に対応する記憶手段から取得アドレスとが一致するかを判定し、アドレスが一致しないと判定される場合であって、データ送信装置から取得した送信履歴に含まれる送信日時が、記憶手段から取得された更新日時より後かつ送信結果が送信成功である場合に、当該送信履歴に含まれる識別情報に対応する記憶手段のアドレスを更新させる。【選択図】図4

Description

情報処理装置、情報処理装置の制御方法、およびコンピュータプログラムに関し、特に、データ送信装置に対してアドレスを配信するにあたり、誤ったアドレスが配信されることを防ぐ仕組みに関する。
プリンタ、イメージスキャナ、ファクシミリなどの機能が一つにまとめられている機器である複合機(以下、デバイスとも言う)から、アドレス帳、ネットワーク設定、複合機のアプリケーション設定といった設定値の情報の取得と、設定値情報の配信を複合機に行うシステムが存在する(以下、設定値情報の管理システムと呼ぶ)。
この設定値情報の管理システムでは、1台の複合機にアドレス帳、ネットワーク設定、複合機のアプリケーション設定といった設定を行い、その設定を他の複数台の複合機に対しても設定したり、ユーザの誤操作や予期せぬエラーに備えて複合機の設定値のバックアップデータを取得し、エラー発生時にバックアップデータのリストアをしたり、ユーザが複合機を新規で購入した際に、以前使用していた複合機の設定を新規複合機にも同様に設定したりすることが可能である。
設定値情報の管理システムでは、以下のような手順で、複合機に対し、アドレス帳、ネットワーク設定、複合機のアプリケーション設定といった設定を行っている。
まず、当該システムの管理者のPCにインストールされたアプリケーションが、クライアントのPCに表示される管理画面で当該システムの管理者から指定されたスケジュールに基づき、複合機から設定値を取得し、ネットワークを介して管理サーバに取得した設定値を保存する。
その後、管理画面を介して、当該システムの管理者が、管理サーバに保存した設定値、および配信する対象の複合機、配信するスケジュールを設定した、タスクを作成する。
このタスクの発生をクライアントのPCにインストールされたアプリケーションが確認すると、管理サーバから設定値を取得し、タスクの情報に基づいて、複合機に設定値を配信する。
しかし、設定値情報の管理システムには、クライアントのPCにインストールされたアプリケーションが設定値を複合機から取得してきた時刻、もしくは管理サーバに取得した設定値を保存した時刻の後に、複合機上でユーザによりアドレスが編集された場合、管理サーバ上に保存された設定値の情報は古くなる。複合機上にあるデータよりも古くなった設定値を再び複合機に対して配信すると、新しく設定したデータが古いデータによって上書きされてしまうという課題がある。
上述した課題の具体的な例としては、例えば、複合機には、スキャンした画像データを送信するために、アドレス帳に送信先のフォルダパスが設定されているが、社内で異動があった場合、座席に変更があった場合など、そのフォルダパスをユーザが編集することが想定される。クライシステムの管理者のPCにインストールされたアプリケーションが設定値を複合機から取得してきた管理サーバに送信した後に、上述のようなフォルダパスが編集されることもある。このとき、管理サーバ上の設定値には、編集される前のフォルダパスが含まれている状態となる。この管理サーバ上の設定値を複合機に配信すると、編集したフォルダパスは上書きされて、編集以前のフォルダパスに戻ってしまう。正しいフォルダパスに戻すためには、ユーザが再度複合機上に登録されたフォルダパスを編集しなくてはならない。
また、複合機のアドレス帳に登録された、E−mailアドレス・FAX番号についても、同様のケースが考えられる。社名変更によるE−mailアドレスのドメイン名変更、異動によりFAXを受信機器の番号などに変更があった場合など、ユーザは複合機上のアドレス帳を編集することが考えられる。管理サーバ上の配信データが、ユーザがアドレス帳を編集する以前に作られたデータである場合、その配信データを複合機に対して配信すると、E−mailアドレスやFAX番号は編集以前のアドレスに戻されてしまう。
サーバで管理する宛先(アドレス)が更新されていることをユーザに通知する技術として、特許文献1には、データを送信する宛先リストを複合機がサーバから取得し、取得した宛先のひとつに複合機からデータを送信しようとしたときに、当該データの宛先と紐付くユーザ情報と同一のユーザ情報を持つ宛先に対するデータの送信履歴が複合機に保存されている場合であって、サーバから取得した宛先と複合機に保存されている送信履歴に含まれる宛先が異なる場合に、複合機の操作パネル上に警告を表示させることで、サーバの宛先が変更されていることを通知する技術が記載されている。
特開2012−129727号公報
しかしながら、特許文献1は、上述したようにサーバの宛先が変更されていることを通知するものであり、複合機でアドレス帳を管理するものではない。そのため、上述したように、複合機で管理するアドレスと、サーバで管理するアドレスが異なるということがない、つまりサーバで管理するアドレスのほうが複合機で管理するアドレスより古くなってしまうという本発明の課題は、特許文献1では発生しない可能性が高いため、本発明の課題は、特許文献1に記載の技術を利用したとしても解決しない可能がある。
本発明は、データ送信装置に対してアドレスを配信するにあたり、誤ったアドレスが配信されることを防ぐことを目的とする。
本発明は、ユーザのアドレスを管理し、当該ユーザのアドレスに対してデータを送信するデータ送信装置と通信可能な情報処理装置であって、ユーザの識別情報と、当該識別情報に対応するアドレスと、当該アドレスを更新した更新日時とを記憶手段から取得する第一取得手段と、前記データ送信装置から、当該データ送信装置でデータを送信した送信日時と、当該データ送信が成功したか否かの送信結果と、当該データを送信した送信先のアドレスと、当該アドレスに対応する前記識別情報と、を含む送信履歴を取得する第二取得手段と、前記第二取得手段で取得した送信履歴に含まれる前記識別情報に対応するアドレスと、当該識別情報に対応する前記第一取得手段で取得したアドレスとが一致するかを判定するアドレス一致判定手段と、前記アドレス一致判定手段で、アドレスが一致しないと判定される場合であって、前記第二取得手段で取得した前記送信履歴に含まれる送信日時が、前記第一取得手段で取得された更新日時より後かつ前記送信結果が送信成功である場合に、当該送信履歴に含まれる前記識別情報に対応する前記記憶手段のアドレスを更新させる更新手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、ユーザのアドレスを管理し、当該ユーザのアドレスに対してデータを送信するデータ送信装置と通信可能な情報処理装置の制御方法であって、前記情報処理装置の第一取得手段が、ユーザの識別情報と、当該識別情報に対応するアドレスと、当該アドレスを更新した更新日時とを記憶手段から取得する第一取得工程と、前記情報処理装置の第二取得手段が、前記データ送信装置から、当該データ送信装置でデータを送信した送信日時と、当該データ送信が成功したか否かの送信結果と、当該データを送信した送信先のアドレスと、当該アドレスに対応する前記識別情報と、を含む送信履歴を取得する第二取得工程と、前記情報処理装置のアドレス一致判定手段が、前記第二取得工程で取得した送信履歴に含まれる前記識別情報に対応するアドレスと、当該識別情報に対応する前記第一取得工程で取得したアドレスとが一致するかを判定するアドレス一致判定工程と、前記情報処理装置の更新手段が、前記アドレス一致判定工程で、アドレスが一致しないと判定される場合であって、前記第二取得工程で取得した前記送信履歴に含まれる送信日時が、前記第一取得工程で取得された更新日時より後かつ前記送信結果が送信成功である場合に、当該送信履歴に含まれる前記識別情報に対応する前記記憶手段のアドレスを更新させる更新工程とを備えることを特徴とする。
本発明によると、データ送信装置に対してアドレスを配信するにあたり、誤ったアドレスが配信されることを防ぐことができる。
本発明の複合機の設定値情報の管理システムの構成の一例を示すシステム構成図である。 図1に示した設定値情報の管理サーバ100、各拠点にある複合機との通信を行う複合機管理クライアントPC101に適用可能な情報処理装置のハードウェア構成図である。 図1に示した複合機102のコントローラユニットのハードウェア構成図である。 本発明における設定値情報の管理システムにおける不正設定値の配信防止処理の一例を示すフローチャートである。 本発明における設定値情報の管理システムにおける不正設定値の配信防止処理の一例を示すフローチャートである。 本発明における設定値情報の管理システムにデバイスアドレス帳テーブル 本発明における設定値情報の管理システムにおける配信データテーブル 本発明における設定値情報の管理システムにおけるジョブ実行履歴テーブル 本発明における設定値情報の管理システムにおける配信対象デバイス選択画面 本発明における設定値情報の管理システムにおける配信設定値選択画面 本発明における設定値情報の管理システムにおける配信スケジュール設定画面 本発明における設定値情報の管理システムにおける配信タスク登録画面 本発明における設定値情報の管理システムにおける除外設定値確認画面
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。

<図1の説明>
図1は、本発明の設定値情報の管理システムの構成の一例を示すシステム構成図である。
図1は、設定値情報の管理サーバ100と、1又は複数の複合機管理クライアントPC101と、1又は複数の複合機102がローカルエリアネットワーク(LAN)を介して接続される構成となっている。
設定値情報の管理サーバ100は、複合機102に配信する設定値情報を管理する。
複合機管理クライアントPC101は、設定値情報の管理システムの管理者が操作する端末であり、複合機管理クライアントPC101の外部メモリ211には、図4、および、図5の複合機管理クライアントPC101の各処理を実行するためのアプリケーションが記憶されており、複合機管理クライアントPC101が起動している間、当該アプリケーションも起動しているものとする。複合機管理クライアントPC101は、本発明における、情報処理装置の適用例である。
複合機102は、複合機管理クライアントPC101から配信された設定値を反映することが出来る。また、複合機管理クライアントPC101に対して当該複合機102設定されている設定値の情報を送信することが出来る。複合機102は、本発明における、ユーザのアドレスを管理し、当該ユーザのアドレスに対してデータを送信するデータ送信装置の適用例である。

<図2の説明>
以下、図2を用いて、図1に示した設定値情報の管理サーバ100,複合機管理クライアントPC101に適用可能な情報処理装置のハードウェア構成について説明する。
図2は、図1に示した設定値情報の管理サーバ100、複合機管理クライアントPC101に適用可能な情報処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
図2において、201はCPUで、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。また、ROM202あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、各サーバ或いは各PCの実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。
203はRAMで、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM202あるいは外部メモリ211からRAM203にロードして、該ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
また、205は入力コントローラで、キーボード(KB)209や不図示のマウス等のポインティングデバイス等からの入力を制御する。206はビデオコントローラで、CRTディスプレイ(CRT)210等の表示器への表示を制御する。なお、図2では、CRT210と記載しているが、表示器はCRTだけでなく、液晶ディスプレイ等の他の表示器であってもよい。これらは必要に応じて管理者が使用するものである。
207はメモリコントローラで、ブートプログラム,各種のアプリケーション,フォントデータ,ユーザファイル,編集ファイル,各種データ等を記憶する外部記憶装置(ハードディスク(HD))や、フレキシブルディスク(FD)、或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
208は通信I/Fコントローラで、ネットワーク(例えば、図1に示したLAN400)を介して外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いた通信等が可能である。
なお、CPU201は、例えばRAM203内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、CRT210上での表示を可能としている。また、CPU201は、CRT210上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
本発明を実現するための後述する各種プログラムは、外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM203にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。さらに、上記プログラムの実行時に用いられる定義ファイル及び各種情報テーブル等も、外部メモリ211に格納されており、これらについての詳細な説明も後述する。

<図3の説明>
次に、図3を用いて、図1に示した複合機102のハードウェア構成について説明する。
図3は、図1に示した複合機102のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図3において、316はコントローラユニットで、画像入力デバイスとして機能するスキャナ314や、画像出力デバイスとして機能するプリンタ部312と接続する一方、LANや公衆回線(WAN)(例えば、PSTNまたはISDN等)と接続することで、画像データやデバイス情報の入出力を行う。
コントローラユニット316において、301はCPUで、システム全体を制御するプロセッサである。302はRAMで、CPU301が動作するためのシステムワークメモリであり、プログラムを記録するためのプログラムメモリや、画像データを一時記録するための画像メモリでもある。
303はROMで、システムのブートプログラムや各種制御プログラムが格納されている。304はハードディスクドライブ(HDD)で、システムを制御するための各種プログラム,画像データ等を格納する。
307は操作部インタフェース(操作部I/F)で、操作部(キーボード)308とのインタフェース部である。また、操作部I/F307は、操作部308から入力したキー情報(例えば、スタートボタンの押下)をCPU301に伝える役割をする。
305はネットワークインタフェース(Network I/F)で、ネットワーク(LAN)に接続する。また、無線通信も可能な構成となっており、赤外線やBluetooth(登録商標)、Wi−Fi(登録商標)を用いた通信にて他の装置と接続する。データの入出力を行う。306はモデム(MODEM)で、公衆回線に接続し、FAXの送受信等のデータの入出力を行う。
318は外部インタフェース(外部I/F)で、USB、IEEE1394,プリンタポート,RS−232C等の外部入力を受け付けるI/F部であり、本実施形態においては認証で必要となる携帯端末のICカード(記憶媒体)の読み取り用のカードリーダ319が外部I/F部318に接続されている。そして、CPU301は、この外部I/F318を介してカードリーダ319による携帯端末のICカードからの情報読み取りを制御し、該携帯端末のICカードから読み取られた情報を取得可能である。以上のデバイスがシステムバス309上に配置される。
320はイメージバスインタフェース(IMAGE BUS I/F)であり、システムバス309と画像データを高速で転送する画像バス315とを接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。
画像バス315は、PCIバスまたはIEEE1394で構成される。画像バス315上には以下のデバイスが配置される。
310はラスタイメージプロセッサ(RIP)で、例えば、PDLコード等のベクトルデータをビットマップイメージに展開する。311はプリンタインタフェース(プリンタI/F)で、プリンタ部312とコントローラユニット316を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。また、313はスキャナインタフェース(スキャナI/F)で、スキャナ314とコントローラユニット316を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。
317は画像処理部で、入力画像データに対し補正、加工、編集を行ったり、プリント出力画像データに対して、複合機の補正、解像度変換等を行う。また、これに加えて、画像処理部317は、画像データの回転や、多値画像データに対してはJPEG、2値画像データはJBIG、MMR、MH等の圧縮伸張処理を行う。
スキャナ部314は、原稿となる紙上の画像を照明し、CCDラインセンサで走査することで、ラスタイメージデータとして電気信号に変換する。原稿用紙は原稿フィーダのトレイにセットし、装置使用者が操作部308から読み取り起動指示することにより、CPU301がスキャナ314に指示を与え、フィーダは原稿用紙を1枚ずつフィードし原稿画像の読み取り動作を行う。
プリンタ部312は、ラスタイメージデータを用紙上の画像に変換する部分であり、その方式は感光体ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式、微少ノズルアレイからインクを吐出して用紙上に直接画像を印字するインクジェット方式等があるが、どの方式でも構わない。プリント動作の起動は、CPU301からの指示によって開始する。なお、プリンタ部312には、異なる用紙サイズまたは異なる用紙向きを選択できるように複数の給紙段を持ち、それに対応した用紙カセットがある。
操作部308は、LCD表示部を有し、LCD上にタッチパネルシートが貼られており、システムの操作画面を表示するとともに、表示してあるキーが押されるとその位置情報を操作部I/F307を介してCPU301に伝える。また、操作部308は、各種操作キーとして、例えば、スタートキー、ストップキー、IDキー、リセットキー等を備える。
尚、表示部は複合機によって表示性能が異なり、タッチパネルを介して操作をできる複合機、単に液晶画面を備え文字列を表示(印刷状態や印刷している文書名の表示)させるだけの複合機によって本発明は構成されている。
ここで、操作部308のスタートキーは、原稿画像の読み取り動作を開始する時などに用いる。スタートキーの中央部には、緑と赤の2色LEDがあり、その色によってスタートキーが使える状態にあるかどうかを示す。また、操作部308のストップキーは、稼働中の動作を止める働きをする。また、操作部308のIDキーは、使用者のユーザIDを入力する時に用いる。リセットキーは、操作部からの設定を初期化する時に用いる。
カードリーダ319は、CPU301からの制御により、ICカード(ICチップとして携帯端末内に備えられていてもよい)に記憶されている情報を読み取り、該読み取った情報を外部I/F318を介してCPU301へ通知する。また、カードリード319はNFCの通信規格に対応しており、ICカードや携帯端末のICチップへの読み書きを行うことが可能な構成となっている。なお、NFC規格対応のカードリーダに、NFC規格対応の携帯端末をかざすと、認証を行い、携帯端末と複合機とのペアリングを行う。そして、かざされた携帯端末と複合機で通信(P2P)を確立してデータの通信を行うことが可能である。その他、高速通信規格である、Bluetooth(登録商標)やWi−Fi(登録商標)に通信を引き継ぎ(ハンドオーバー)、携帯端末と複合機間で通信を行わせることも可能である。例えば、携帯端末をカードリーダにかざすことで、携帯端末に記憶されている画像を複合機へ送信することが可能となる。なお、NFCの通信規格の詳細は、従来技術であるため、説明を省略するものとする。
上述した複合機102では、複合機102を制御するためのプラットフォームが存在し、このプラットフォーム上で、認証サーバと通信するための認証アプリケーションが動作している。認証アプリケーションはHDD304に記憶されている。プラットフォームが管理する、ログイン時にユーザ情報を格納するログインコンテキストや、各種設定情報は、HDD304上に領域が確保されている。
また、プラットフォーム上には、複合機102の本体機能を拡張したアプリケーションがインストールされ、動作している。これらアプリケーションは、プラットフォームのAPIを用いて実行される。
このプラットフォームを介して、複合機の各機能を制御することが可能な構成となっている。
また、複合機102には、Webブラウザも記憶されており、Webシステムと連携することも可能である。この場合、Webアプリケーションサーバから受信した画面をWebブラウザを用いて表示する。Webブラウザ上で指示した命令は、Webアプリケーションサーバへ要求がなされ、Webアプリケーションサーバからの命令を受け付けることによって、複合機102により動作(スキャンやプリント処理)を実行することが可能である。
以上のような構成によって、複合機102は、スキャナ314から読み込んだ画像データをLAN上に送信したり、LANから受信した印刷データをプリンタ部312により印刷出力することができる。
また、スキャナ314から読み込んだ画像データをモデム306により、公衆回線上にFAX送信したり、公衆回線からFAX受信した画像データをプリンタ部312により出力することできる。
以下、図4を用いて、本実施形態の設定値情報の管理システムにおける不正設定値による上書き防止処理の第1の実施例について説明する。なお、以下で使用される用語「デバイス」は、複合機102のことを指す。

<図4の説明>
図4は、本発明において、フローチャートの一例を示す図である。
図4および図5のフローチャートに示す各ステップの処理は、管理サーバ100、または、複合機管理クライアントPC101のCPU201、または、複合機102のCPU301が外部メモリ211(複合機102の場合、HDD304)に格納されるプログラムをRAM203(複合機102の場合、RAM302)にロードして実行することにより実現される。
なお、ステップS401の処理が実行する前に、複合機管理クライアントPC101のディスプレイ210に表示される図12の配信タスク登録画面において、設定値情報の管理システムの管理者が予めタスクの実行日時を登録しているものとする。
ステップS401において、複合機管理クライアントPC101は、設定値情報の管理システムの管理者が予め登録したタスクの実行日時になったときに、管理サーバ100から図7の設定値を取得する。
ここで、ステップS402以降の説明をする前に、図12の配信タスク登録画面、および、図12の画面が生成されるまでに設定値情報の管理システムの管理者が設定する画面である図9〜図11の説明をする。図9〜図12の画面は、設定値情報の管理システムの管理者の複合機管理クライアントPC101のディスプレイ210に表示される。
<図9〜図12の説明>
図12の配信タスク登録画面は、配信タスクの内容を設定値情報の管理システムの管理者が確認し、「登録」ボタン(1201)を押下することで配信タスクの実行を確定する画面である。画面に表示される配信タスクの内容は、図9配信対象デバイス選択画面、図10配信設定値選択画面、図11配信スケジュール設定画面によって決定される。
図9配信対象デバイス選択画面は、設定値を配信する対象のデバイスを設定値情報の管理システムの管理者が選択する画面である。この画面では、デバイス名903、IPアドレス904、製品名905といった、デバイスを特定するために必要な情報が表示される。配信するデバイスを902のチェックボックスにチェックを入れることにより設定値情報の管理システムの管理者が選択した後、「OK」ボタン(901)を設定値情報の管理システムの管理者が押下することで配信対象のデバイスの選択が完了する。図9の画面に表示されるデバイスは、複合機管理クライアントPC101とローカルエリアネットワークを介して接続しているデバイスである。
図10配信設定値選択画面は、配信する設定値を設定値情報の管理システムの管理者が選択する画面である。この画面では、設定値のデータ名1003、当該設定値のデータが更新された日時を示す更新日時1004、設定値データの取得元を示す取得元1005といった、設定値データを特定するために必要な情報が表示されている。配信する設定値をラジオボタン1002で設定値情報の管理システムの管理者が選択した後、「OK」ボタン(1001)を押下することで配信する設定値の選択が完了する。設定値データは、管理サーバ100に記憶される図7のデータテーブルに含まれるデータであり、当該設定値データは、設定値情報の管理システムの管理者のPCにインストールされたアプリケーションが、クライアントのPCに表示される管理画面で当該システムの管理者から指定されたスケジュールに基づき、複合機から設定値を取得し、ネットワークを介して管理サーバに予め保存されている。
図11配信スケジュール設定画面では、デバイスへの配信を実行する日時を設定値情報の管理システムの管理者が指定する。ここでは、日時を指定した実行や、即時に配信を実行させるといったスケジュールの指定が可能である。また、指定した時刻に実行されるタスクを特定するためのタスク名も同画面で設定値情報の管理システムの管理者に入力させる。
タスク名の入力と、実行スケジュールの選択が終わった後、ユーザが「OK」ボタン(1101)を設定値情報の管理システムの管理者が押下することでスケジュールの設定が完了する。
図4の説明に戻る。
ステップS402において、管理サーバ100は、複合機管理クライアントPC101からの設定値リストの取得要求を受信する。ここでは、図9〜図12の画面でユーザにより設定されたタスクの情報が複合機管理クライアントPC101から渡される。
ステップS403では、ステップS402で要求されたタスクに紐づく設定値を複合機管理クライアントPC101に対して送信する。ここで送信される設定値は図7の配信データテーブルに示されるような情報のことである。
図7の配信データテーブルは、管理サーバ100の外部メモリ211に記憶されるデータテーブルである。
配信データテーブルは、管理サーバ100上で設定値を管理するために必要な配信データID701、設定値を識別するために必要な配信データ名702、配信データがどのような設定値であるかを示すデータカテゴリ703、設定値が最後に更新された日時を示す更新日時704、複合機102内部でアドレスを識別するために必要なアドレスのID705(本発明におけるユーザの識別情報)、そのアドレスを使用しているユーザを示すユーザ名706、アドレス707(メールアドレスや、FAX番号、複合機102でスキャンしたデータを保存するフォルダのパス)、通信に使われるプロトコル708で構成されている。
ステップS404において、複合機管理クライアントPC101は、ステップS401で当該複合機管理クライアントPC101から管理サーバ100に要求した設定値を受信する。
ステップS404は、本発明における、ユーザの識別情報と、当該識別情報に対応するアドレスと、当該アドレスを更新した更新日時とを記憶手段から取得する第一取得手段の一例である。
ステップS405において、複合機管理クライアントPC101は、ステップS404で管理サーバ100から受信した設定値と、複合機102の設定値の差分とを比較するために、複合機管理クライアントPC101が複合機102に対して、複合機102に設定されている設定値の取得要求を行う。
ステップS406において、複合機102は、複合機管理クライアントPC101から設定値の取得要求を受信する。
ステップS407において、複合機102は、複合機管理クライアントPC101に対して、当該複合機102に設定されている設定値を送信する。ここで送信される設定値とは、例えば、図6に示すデバイスアドレス帳テーブルである。
図6のデバイスアドレス帳テーブルは、複合機102のHDD304に登録されているアドレス帳のデータである。
デバイスアドレス帳テーブルにはデバイス内部でアドレスを識別するために必要なアドレス(本発明におけるユーザの識別情報)のID601、そのアドレスを使用しているユーザを示すユーザ名602、アドレス603(メールアドレスや、FAX番号、複合機102でスキャンしたデータを保存するフォルダのパス)、通信に使われるプロトコル604で構成されている。
ステップS408において、複合機管理クライアントPC101は、ステップS407で複合機102から送信された設定値を受信する。
ステップS409において、複合機管理クライアントPC101は、ステップS404で管理サーバ100から取得した設定値と、ステップS408で複合機102から取得した設定値の比較を行う。ここでは、管理サーバ100から取得したそれぞれの設定値のアドレスID705に紐づくアドレス部分(図7のアドレス707)と、複合機102から取得した図6の設定値のアドレスID601のうちアドレスID705とアドレスID601が同一であるアドレスID601に紐付くアドレス603とを比較し差分があるかどうかを確認する。
ステップS409は、本発明における、第二取得手段で取得した送信履歴に含まれる前記識別情報に対応するアドレスと、当該識別情報に対応する前記第一取得手段で取得したアドレスとが一致するかを判定するアドレス一致判定手段の一例である。
ステップS410において、複合機管理クライアントPC101は、ステップS409において差分のあった設定値が1つでも見つかったかどうかを判別する。差分があった場合はステップS411に進み、差分がなかった場合は本処理を終了する。
ステップS411〜ステップS418までの処理は、差分のあった設定値の数だけ繰り返される。
ステップS411では、複合機管理クライアントPC101は、複合機管理クライアントPC101に保存されている、複合機102のジョブ実行履歴(データの送信履歴)を取得する。ジョブ実行履歴は複合機管理クライアントPC101が複合機102から定期的に取得しているデータである。
そのため、ステップS411の処理は、ステップS408の処理と同じタイミングでも良い。
ステップS408およびステップS411は、本発明における、データ送信装置から、当該データ送信装置でデータを送信した送信日時と、当該データ送信が成功したか否かの送信結果と、当該データを送信した送信先のアドレスと、当該アドレスに対応する前記識別情報と、を含む送信履歴を取得する第二取得手段の一例である。
ここで取得されるジョブ実行履歴は、例えば、図8のジョブ実行履歴テーブルに示されるデータであり、ジョブを識別するためのジョブID801、複合機102で実行されたジョブの種別を示すジョブ種別802、使用されたアドレスのIDを示す送信先ID803、ジョブが実行された日時を示す実行日時804、ジョブの実行結果を示す実行結果805で構成されている。
ステップS412において、複合機管理クライアントPC101は、差分のある設定値を使用したジョブを、ステップS411で取得したジョブ実行履歴の中から検索する。検索は差分のあるアドレスのID(図7のアドレス707、もしくは図6のアドレスID601)と、IDが一致する図8のジョブ実行履歴テーブルの送信先ID803を検索する。
ステップS413において、複合機管理クライアントPC101は、ステップS412で差分のある設定値を検索した結果、差分のある設定値を使用したジョブ実行履歴が見つかったかどうかを判別する。該当するジョブ実行履歴があった場合はステップS414に進み、該当するジョブ実行履歴がなかった場合は繰り返し処理に戻る。
ステップS414において、複合機管理クライアントPC101は、ステップS412における検索の結果見つかったジョブ実行履歴の実行日時804と、ステップS404で取得された設定値の更新日時704を比較する。なお、ステップS412で検索されたジョブ履歴は複数ある場合がある。このときは、すべてのジョブ履歴の実行日時804とステップS404で取得した設定値の更新日時704との比較を行う。
ステップS415において、複合機管理クライアントPC101は、ステップS414で比較したジョブ実行履歴の中に、ステップS404で取得した設定値の更新日時704よりも実行日時804が新しいジョブ実行履歴が含まれているかを判別する。含まれていた場合はステップS416に進み、含まれていなかった場合は繰り返し処理に戻る。
ステップS416において、複合機管理クライアントPC101は、ステップS404で取得した設定値の更新日時704よりも実行日時804が新しいジョブ実行履歴の実行結果を判別する。ステップS404で取得した設定値の更新日時704よりも実行日時804が新しいジョブ実行履歴の実行結果805が成功となっているものが1つでも含まれていた場合はステップS417に進み、含まれていなかった場合は繰り返し処理に戻る。
ステップS417において、複合機管理クライアントPC101は、ステップS404で取得した設定値の更新日時704よりも実行日時804が新しいジョブ実行履歴であって、実行結果805が成功となっているものが含まれている設定値を、ステップS404で取得した設定値の中から除外する。
ステップS418において、複合機管理クライアントPC101は、ステップS417で除外した設定値を、除外した設定値のリストとして外部メモリ211に記憶しておく。
ステップS419において、複合機管理クライアントPC101は、複合機102に対し設定値を送信する。この設定値はステップS404で管理サーバ100から取得してきた設定値をステップS417で加工(ステップS404で取得した設定値の更新日時704よりも実行日時804が新しいジョブ実行履歴であって、実行結果805が成功となっているものが含まれている設定値を、ステップS404で取得した設定値の中から除外)したものである。
ステップS420において、複合機102は、複合機管理クライアントPC101から送信された設定値を受信する。
ステップS421において、複合機102は、ステップS420で受信した設定値を、複合機102に反映する。具体的には、複合機102のデバイスアドレス帳テーブル(図6)に反映する。
ステップS422において、複合機管理クライアントPC101は、ステップS404で取得した設定値から除外された設定値があるかどうかを判別する。具体的には、設定値の除外が行われたかどうかは、ステップS418で記憶する除外された設定値のリストがあるかどうかで複合機管理クライアントPC101は判断する。除外された設定値がある場合はステップS423に進み、ない場合には本処理を終了する。
ステップS423において、複合機管理クライアントPC101は、ステップS418で記憶した除外された設定値のリストに基づき、図13の除外設定値確認画面を複合機管理クライアントPC101のディスプレイ210に表示し、設定値情報の管理システムの管理者から管理サーバ100に保存された設定値に反映させる設定値の選択を受け付ける。
図13の除外設定値確認画面は、ステップS418で記憶した除外された設定値のリストを表示し、かつ管理サーバ100に保存された設定値に、設定値配信実行時の複合機102の設定値を反映させるための画面である。
除外設定値確認画面には複合機102の設定値を管理サーバ100に反映させるかを設定値情報の管理システムの管理者に選択させるためのチェックボックス1301と、設定値の種別1302と、アドレスのID1303と、アドレスのユーザ名1304と、アドレスIDに紐づいたジョブ履歴の最近のジョブ成功日時1305が表示される。
また、設定値情報の管理システムの管理者が画面上のチェックボックス1301で指定した設定値について、「反映」ボタン1306を押下されることによって、設定値が管理サーバ100に対して送信される。
このとき、チェックボックス1301で指定した設定値について、ステップS417で除外した設定値に紐づく複合機102に現在設定されている設定値、およびステップS416で検出した、ステップS404で取得した設定値の更新日時704よりも実行日時804が新しいジョブ実行履歴の中で、実行結果が成功となっているものの、最も新しいジョブの実行日時804を管理サーバ100に送信する。
なお、本実施例では、ステップS423において、複合機管理クライアントPC101は、ステップS418で記憶した除外された設定値のリストに基づき、図13の除外設定値確認画面を複合機管理クライアントPC101のディスプレイ210に表示し、設定値情報の管理システムの管理者から管理サーバ100に保存された設定値に反映させる設定値の選択を受け付けるとしたが、他の実施例として、ステップS423で、設定値情報の管理システムの管理者から管理サーバ100に保存された設定値に反映させる設定値の選択を受け付けることなく、ステップS418で記憶した除外された設定値のリストに含まれるすべての設定値を管理サーバ100に保存された設定値に反映させてもよい。
ステップS423は、本発明における、アドレス一致判定手段で、アドレスが一致しないと判定される場合であって、前記第二取得手段で取得した前記送信履歴に含まれる送信日時が、前記第一取得手段で取得された更新日時より後かつ前記送信結果が送信成功である場合に、当該送信履歴に含まれる前記識別情報に対応する前記記憶手段のアドレスを更新させる更新手段の一例である。
ステップS424において、管理サーバ100は、ステップS423で送信された、除外した設定値のリスト、除外した設定値に紐づく複合機102に現在設定されている設定値、およびジョブの成功日時(ジョブの実行日時804)を複合機管理クライアントPC101から受信する。
ステップS425において、管理サーバ100は、管理サーバ100に保存されている設定値に対し、設定値の配信実行時に複合機102に設定されていた設定値(ステップS424で取得した、除外した設定値に紐づく複合機102に現在設定されている設定値)を反映させる。
以上で、図4の説明を終了する。
次に、図5を用いて、本実施形態の設定値情報の管理システムにおける不正設定値による上書き防止処理の第2の実施例について説明する。

<図5の説明>
図5のフローチャートのステップS501からステップS525までの各処理は、図4のフローチャートのステップステップS401〜ステップS425の各ステップとそれぞれ同等の処理を行うため、説明は省略する。
ただし、図4では、ステップS412〜ステップS418までの処理を差分のある設定値に対してのみ実行したが、図5では、ステップS412〜ステップS418に相当するステップS512〜ステップS518までの処理をすべての設定値に対しても実行する。
また、図4ではステップS409において検索された、差分のある設定値についてのみジョブ実行履歴の確認を行うが、図5では差分のない設定値についてもジョブ実行履歴を確認する。
以下、図4のフローチャートと異なる点である、ステップS526からステップS529について記述する。
ステップS526では、複合機管理クライアントPC101は、複合機管理クライアントPC101に保存されている、複合機102のジョブ実行履歴を取得する。ここで取得されるジョブ実行履歴は、図8のジョブ実行履歴テーブルに示すデータである。
ステップS527では、複合機管理クライアントPC101は、差分のない設定値についてのジョブ実行履歴を、ステップS526で取得したジョブ実行履歴の中から検索する。ジョブ実行履歴の検索は、差分のないアドレスのID(図7のアドレス707、もしくは図6のアドレスID601)と、IDが一致する図8のジョブ実行履歴テーブルの送信先ID803を検索する。
ステップS528では、複合機管理クライアントPC101は、ステップS527でジョブ実行履歴が見つかったかどうか判別する。ジョブ実行履歴が見つかった場合ステップS529に、見つけられなかった場合は繰り返し処理に戻る。
ステップS529複合機管理クライアントPC101は、ステップS527で見つかったジョブ履歴の中に、ジョブの実行結果805が成功となっているジョブ実行履歴があるかどうか判別する。ここではジョブ実行履歴の実行日時804と、配信する設定値の更新日時704の比較は行わない。ジョブの実行結果805が成功となっているジョブ実行履歴があった場合は繰り返し処理に戻り、ジョブの実行結果805が失敗となっているジョブ実行履歴があった場合はステップS517に進む。
以上で、図5の説明を終了する。
なお、複合機102の設定値リストを管理サーバ100から複合機管理クライアントPC101が取得するタイミングは、先述したように設定値情報の管理システムの管理者が任意に設定できるため、設定値リストが管理サーバ100から複合機管理クライアントPC101に配信される前でも良い。
また、上述した2つの実施例において、管理サーバ100が行っていた処理を複合機管理クライアントPC101が行っても良い。
以上、本発明によると、データ送信装置に対してアドレスを配信するにあたり、誤ったアドレスが配信されることを防ぐことができる。
また、本発明によると、ステップS416で、管理サーバ100に保存されている設定値と、ジョブ実行日時を比較し、管理サーバ100に保存されている設定値よりも後に複合機102で実行されたジョブの成否を見ることで、複合機102上に登録されているアドレスの方が正しい設定値であるかどうか判断することが出来る。
また、本発明によると、ステップS417で、誤っている可能性のある設定値をデバイスに対して配信しないようにすることで、誤った設定値を複合機に書き込まずに済む。
また、本発明によると、ステップS417で、自動的に誤っている可能性のある設定値を複合機102に対して配信しないようにするため、ユーザが設定値を確認する負荷が削減できる。
また、本発明によると、ステップS417で、誤っている可能性のある設定値を複合機102に配信しないことで、ユーザが誤ったアドレスによるメールやFAXなどの誤送信を発生させることを予防できる。
また、本発明によると、ステップS423で、除外した設定値を表示し、ユーザに伝えることで、ユーザに対し誤った設定値を配信していないか、また管理サーバ100上の設定値が古いデータであることを認識させることができる。
また、本発明によると、ステップS425で、配信タスク実行時点での複合機102のデータを、管理サーバ100に保存されている設定値に反映させることで、正しい設定値を保つことができる。さらに、複合機から一括で抜き出したデータで管理サーバ100の設定値を更新するのではなく、誤っている可能性がある部分のみ抽出できる。
また、本発明によると、ステップS526〜ステップS529で、差分のない設定値についてもジョブ実行履歴を見ることで、アドレスが正しいものであるか確認できる。
本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記憶媒体等としての実施形態も可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システム或いは装置に直接、或いは遠隔から供給するものを含む。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合も本発明に含まれる。
したがって、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RWなどがある。また、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などもある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する。そして、前記ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、若しくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。
また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、ダウンロードした鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。その他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
なお、前述した実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
100 管理システムサーバ
101 複合機管理クライアントPC
102 複合機

Claims (8)

  1. ユーザのアドレスを管理し、当該ユーザのアドレスに対してデータを送信するデータ送信装置と通信可能な情報処理装置であって、
    ユーザの識別情報と、当該識別情報に対応するアドレスと、当該アドレスを更新した更新日時とを記憶手段から取得する第一取得手段と、
    前記データ送信装置から、当該データ送信装置でデータを送信した送信日時と、当該データ送信が成功したか否かの送信結果と、当該データを送信した送信先のアドレスと、当該アドレスに対応する前記識別情報と、を含む送信履歴を取得する第二取得手段と、
    前記第二取得手段で取得した送信履歴に含まれる前記識別情報に対応するアドレスと、当該識別情報に対応する前記第一取得手段で取得したアドレスとが一致するかを判定するアドレス一致判定手段と、
    前記アドレス一致判定手段で、アドレスが一致しないと判定される場合であって、前記第二取得手段で取得した前記送信履歴に含まれる送信日時が、前記第一取得手段で取得された更新日時より後かつ前記送信結果が送信成功である場合に、当該送信履歴に含まれる前記識別情報に対応する前記記憶手段のアドレスを更新させる更新手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記第一取得手段で取得した前記ユーザの識別情報と前記アドレスとを、前記データ送信装置に送信する送信手段を更に有し、
    前記送信手段は、前記アドレス一致判定手段で、アドレスが一致しないと判定される場合であって、前記第二取得手段で取得した前記送信履歴に含まれる送信日時が、前記第一取得手段で取得された更新日時より後かつ前記送信結果が送信成功である場合に、当該送信履歴に含まれる前記識別情報に対応する前記第一取得手段で取得したアドレスを前記データ送信装置に送信しないことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記アドレス一致判定手段で、アドレスが一致しないと判定される場合であって、前記第二取得手段で取得した前記送信履歴に含まれる送信日時が、前記第一取得手段で取得された更新日時より後かつ前記送信結果が送信成功である場合に、当該送信履歴に含まれる前記識別情報に対応する前記記憶手段のアドレスを更新するか否かの指示を受け付ける画面を表示するように制御する表示制御手段を備え、
    前記更新手段は、前記前記表示制御手段で表示するように制御される画面を介してユーザから前記記憶手段のアドレスを更新する指示を受け付けた場合に当該アドレスを更新させることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記更新手段は、更に、前記アドレス一致判定手段で、アドレスが一致すると判定される場合であって、前記送信結果が送信成功である場合に、当該送信履歴に含まれる前記識別情報に対応する前記記憶手段のアドレスを更新させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記データ送信装置は、画像形成装置であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記アドレスには、ファックス番号、電子メールアドレス、データを記憶するフォルダを含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. ユーザのアドレスを管理し、当該ユーザのアドレスに対してデータを送信するデータ送信装置と通信可能な情報処理装置の制御方法であって、
    前記情報処理装置の第一取得手段が、ユーザの識別情報と、当該識別情報に対応するアドレスと、当該アドレスを更新した更新日時とを記憶手段から取得する第一取得工程と、
    前記情報処理装置の第二取得手段が、前記データ送信装置から、当該データ送信装置でデータを送信した送信日時と、当該データ送信が成功したか否かの送信結果と、当該データを送信した送信先のアドレスと、当該アドレスに対応する前記識別情報と、を含む送信履歴を取得する第二取得工程と、
    前記情報処理装置のアドレス一致判定手段が、前記第二取得工程で取得した送信履歴に含まれる前記識別情報に対応するアドレスと、当該識別情報に対応する前記第一取得工程で取得したアドレスとが一致するかを判定するアドレス一致判定工程と、
    前記情報処理装置の更新手段が、前記アドレス一致判定工程で、アドレスが一致しないと判定される場合であって、前記第二取得工程で取得した前記送信履歴に含まれる送信日時が、前記第一取得工程で取得された更新日時より後かつ前記送信結果が送信成功である場合に、当該送信履歴に含まれる前記識別情報に対応する前記記憶手段のアドレスを更新させる更新工程と
    を備えることを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  8. コンピュータを、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理装置の各手段として機能させるためのコンピュータプログラム。
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