JP2016126556A - 車載用タッチパネル装置 - Google Patents

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雄史 寺前
渓太 福田
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渓太 福田
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Naoki Ishii
直樹 石井
哲一 竹内
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哲一 竹内
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Abstract

【課題】タッチパネル上に設定されるソフトスイッチのタッチ操作を確実に判定する。【解決手段】制御回路は、表示装置3の画面に、操作部を表示することによりタッチパネル4上に「拡大」等のソフトスイッチ5を設定する。これと共に、タッチパネル4上の地図表示部分に、道路地図をスクロールするための地図反応領域22を設定する。制御回路は、タッチパネル4からの信号により、ソフトスイッチ5が操作されたと判定した場合には、それに応じた処理を実行する。ソフトスイッチ5の周囲の所定範囲に、タッチ操作が無効となる不反応領域を設定する。加速度センサの検出した左右及び上下方向の加速度(車両の振動)に基づいて、加速度が大きくなるほど不反応領域も大きくなるように、不反応領域の大きさ(幅寸法)を変更する。【選択図】図2

Description

本発明は、車両に搭載されるものであって、表示装置の表面にタッチパネルを備えて構成される車載用タッチパネル装置に関する。
例えばカーナビゲーション装置にあっては、車室内のインストルメントパネル部分に、入出力装置としてのディスプレイユニットを備えている(例えば特許文献1参照)。図2に例示するように、ディスプレイユニット2は、液晶パネルからなる表示装置3上に、タッチパネル4を備えると共に、画面の周囲部に複数個の操作スイッチ6を備えて構成されている。タッチパネル4には、静電方式、感圧方式、光学方式などがある。
図2は、地図表示画面を例示しており、車両の現在位置を中心に配置した道路地図が表示されると共に、押しボタン(アイコン)表示により、タッチパネル上に、「拡大」、「縮小」、「再探索」等の複数個のソフトスイッチ5が設定されるようになっている。図示しない制御装置(コンピュータ)は、測位された自車位置や地図データ等に基づいて、表示装置3の表示制御を行うと共に、タッチパネル4のタッチ位置を検出し、タッチ位置に応じた表示制御などの処理を実行する。
例えば、ユーザがタッチパネル上の「拡大」或いは「縮小」のソフトスイッチ5を手指でタッチ操作することにより、地図画面の縮尺の変更が行われる。また、この地図表示画面においては、ソフトスイッチ以外の領域(地図反応領域22)がタッチ操作された場合には、画面中心部からそのタッチ位置に向けて地図全体のスクロールが行われるようになっている。
特開平8−95708号公報
ところで、上記したようなディスプレイユニット2にあっては、車載用であることから、運転者が画面を注視することなく、タッチパネル4のタッチ操作を行うことが良くある。あるいは、車両の振動によって、ユーザがタッチ操作しようとした位置と実際のタッチ位置とがずれてしまうこともある。例えばユーザが「拡大」のソフトスイッチ5をタッチ操作しようとして、そのソフトスイッチ5から外れた位置をタッチしてしまう誤操作が起こり得る。そのケースでは、意図しない地図スクロールが行われてしまうことになる。このような誤操作は、ナビゲーション装置自体の機能に悪影響を及ぼすことはないが、ユーザが、所望の操作を行うためには、例えば操作スイッチ6の戻るキーを操作して画面を元に戻し、あらためて操作し直す必要がある。
この場合、特許文献1では、タッチパネルを操作者が斜めから見た場合に、見え方が実際の領域よりも大きく感じることに対応するために、反応領域をソフトスイッチの形状枠よりも大きくすることが提案されている。ところが、このように反応領域をソフトスイッチの形状よりも大きく設定するものでは、上記のような地図表示画面において、ユーザが地図をスクロールさせるためにソフトスイッチから離れた位置をタッチ操作したにもかかわらず、タッチ位置近傍のソフトスイッチが反応し、スクロール以外の意図しない処理が実行されてしまうという不具合が生ずる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、タッチパネル上に設定されるソフトスイッチのタッチ操作を確実に判定することができる車載用タッチパネル装置を提供するにある。
本発明の車載用タッチパネル装置(2)は、車両に搭載されるものであって、表示装置(3)の表面にタッチパネル(4)を備えて構成されるものにおいて、前記表示装置(3)の画面に操作部を表示することにより前記タッチパネル(4)上にソフトスイッチ(5)を設定する表示制御手段(7)と、前記タッチパネル(4)のタッチ操作位置を検出する検出手段(7)と、前記検出手段(7)により検出されたタッチ位置に基づいて前記ソフトスイッチ(5)の操作を判定する判定手段(7)と、前記タッチパネル(4)上の前記ソフトスイッチ(5)の周囲の所定範囲にタッチ操作が無効となる不反応領域(A)を設定する不反応領域設定手段(7)とを備えるところに特徴を有する。
これによれば、ユーザが所望のソフトスイッチ(5)をタッチ操作した場合には、判定手段(7)により操作が判定されて所定の処理が実行される。これに対し、ユーザが所望のソフトスイッチ(5)をタッチ操作しようとしたにもかかわらず、画面を十分に注視できないなどの事情により、タッチ位置がそのソフトスイッチ(5)から多少外れて、ソフトスイッチ(5)周囲の所定範囲をタッチ操作してしまうことがある。このような場合には、不反応領域設定手段(7)によってソフトスイッチ(5)の周囲に不反応領域(A)が設定されていることにより、タッチ操作が無効となる。
これにより、仮に、ユーザが誤操作を行った場合でも、ユーザの意図していない別の処理が行われることはない。従って、所望のソフトスイッチ(5)を操作したい場合には、もう一度当該ソフトスイッチ(5)を正しくタッチ操作すれば良く、誤操作に伴う余分な操作を行う必要はない。
尚、不反応領域(A)の大きさ(例えば幅寸法)については、設計上、適宜選択することができるが、例えば手指の1本分程度とすれば所期の目的を達成することができ、幅寸法で数mm〜十数mm程度(例えば5〜15mm)とすることができる。隣り合うソフトスイッチに干渉することの無いように不反応領域が設定されることは勿論である。
本発明の一実施形態を示すもので、カーナビゲーション装置の電気的構成を概略的に示す機能ブロック図 表示装置に道路地図画面を表示した例を示す正面図 不反応領域の設定の様子を示す「拡大」のソフトスイッチ部分の拡大正面図 道路地図画面において道路地図がスクロールされた様子を示す正面図 制御回路が実行する不反応領域の設定の処理手順を示すフローチャート 本発明の第2の実施形態を示すもので、表示装置に道路地図画面を表示した例を示す正面図 道路地図画面において「再探索」のソフトスイッチの周囲に不反応領域が設定される様子を示す正面図 制御回路が実行する不反応領域の設定の処理手順を示すフローチャート 本発明の第3の実施形態を示すもので、制御回路が実行するタッチパネルのタッチ操作の判断の処理手順を示すフローチャート 本発明の第4の実施形態を示すもので、不反応領域の設定の様子を示す「拡大」のソフトスイッチ部分の拡大正面図
以下、本発明をカーナビゲーション装置に適用したいくつかの実施形態について、図面を参照しながら説明する。
(1)第1の実施形態
本発明の第1の実施形態について、図1から図5を参照して述べる。図1は、車両(自動車)に搭載されるカーナビゲーション装置1のハードウエア的構成を概略的に示している。このカーナビゲーション装置1は、例えば車室内のインストルメントパネルの中央部に、本実施形態に係る車載用タッチパネル装置を構成するディスプレイユニット2(図2、図4参照)を備えている。このディスプレイユニット2は、例えばフルカラー液晶ディスプレイからなる表示装置3を備えると共に、その表示装置3の表面に、タッチパネル4を備え、カーナビゲーション装置1の入出力装置として機能する。尚、ディスプレイユニット2は、オーディオ装置等の他の車載機器の入出力装置も一部兼用している。
前記タッチパネル4は、周知のように、透明なフィルムに、スペーサを介してX軸方向及びY軸方向に夫々多数本の配線を設けてなる周知構成を備えており、ユーザが手の指でタッチ操作したタッチ位置(二次元座標)を検出できるように構成されている。その検出方式としては、静電容量方式、抵抗膜方式、光学方式等が知られており、いずれの構成であっても良い。図2、図4に示すように、前記タッチパネル4の表面には、詳しくは後述する複数のソフトスイッチ5が設定される。更に、ディスプレイユニット2は、前記表示装置3の下部に位置して、「目的地」や「現在地」、「音量」等の複数個のメカスイッチからなる操作スイッチ6を備えている。
また、カーナビゲーション装置1は、図1に示すように、装置全体を制御する制御回路7を備える。この制御回路7は、CPU、ROM、RAM、I/O、それらを相互に接続するバスラインを含むコンピュータを主体として構成されている。前記ROMには制御プログラム等が記憶されているが、この制御プログラムを、記録媒体を介して得る構成としても良い。制御回路7は、後述するように、ナビゲーション処理等の各種処理を行うと共に、前記表示装置3の表示を制御する表示制御手段、タッチパネル4のタッチ操作位置を検出する検出手段等として機能する。
前記制御回路7には、自車両の位置を検出するための自車位置検出手段としての位置検出器8が接続されている。また、制御回路7には、地図データを入力する地図データ入力器9、前記操作スイッチ6、外部との通信を行う車両通信装置10、例えばハードディスク装置等の外部メモリ11、前記表示装置3、前記タッチパネル4、音声入出力装置12、携帯装置13、無線送受信装置14等が接続されている。前記無線送受信装置14は、モバイル機器15との間で信号の送受信を行う。
前記位置検出器8は、いずれも周知の、加速度センサ16、地磁気センサ17、ジャイロスコープ18、速度センサ19、並びに、GPS用の人工衛星からの送信電波に基づいて自車の位置を検出(測位)するGPS(Global Positioning System )のためのGPS受信機20を含んでいる。前記制御回路7は、前記位置検出器8を構成する各センサ16〜20からの入力に基づいて、自車の現在位置(絶対位置)、進行方向、速度や走行距離、現在時刻等を高精度で検出する。尚、位置検出器8としては、精度によっては、上述のうちの一部で構成しても良く、更に、ステアリングの回転センサ、各転動輪の車輪センサ等を用いても良い。また、前記加速度センサ16は、車両に作用する加速度を検出するもので、車体の前後、左右、上下の3方向に関する加速度(ひいては振動)の大きさを検出できるように構成されている。
前記地図データ入力器9は、位置検出の精度向上のためのいわゆるマップマッチング用データ、地図データ及び目印データを含む各種データを入力する。媒体としては、そのデータ量からDVD−ROM(又はCD−ROM)を用いるのが一般的であるが、ハードディスクやメモリカード、SDカード等を用いても良い。制御回路7は、表示装置3の画面に、位置検出器8により検出された車両の現在位置と、地図データ入力器9から入力された地図データとを重ねた道路地図画面(図2、図4参照)を表示することができる。
前記地図データは、例えば日本全土の地図上の道路を線で表現した道路ネットワークからなり、交差点、分岐点等をノードとして複数の部分に分割し、各ノード間の部分をリンクとして規定したリンクデータとして与えられる。このリンクデータは、リンク固有のリンクID(識別子)、リンク長、リンクの始点,終点(ノード)の位置データ(経度,緯度)、角度(方向)データ、道路幅、道路種別などのデータを含んで構成される。尚、道路地図を表示装置3の画面に再生(描画)するためのデータも含まれている。
制御回路7は、自車両の位置を検出して表示装置3の画面に道路地図画面を表示するロケーション機能や、ユーザがタッチパネル4や操作スイッチ6の操作により指定した目的地までの適切なルートを探索し、案内するルートガイダンス機能などのナビゲーション処理を実行する。このとき、ルート探索は、例えば周知のダイクストラ法により行われ、その際には、例えば道路交通情報センタから車両通信装置10を介して得られる最新の道路交通情報が用いられる。ルート案内は、周知のように、表示装置3の画面に道路地図に重ねて推奨する経路を表示すると共に、音声入出力装置12を介してスピーカ21から必要な案内音声を出力することにより行われる。
さて、前記制御回路7は、上記のように、そのソフトウエア的構成(制御プログラムの実行)により、前記表示装置3の表示を制御する表示制御手段として機能する。このとき、制御回路7は、表示装置3の画面に、操作部(例えば操作ボタン)を表示することにより、タッチパネル4上にソフトスイッチ5を設定する。また、制御回路7は、タッチパネル4からの信号により、ユーザによるタッチパネル4上のタッチ操作位置を検出し、そのタッチ位置に基づいてソフトスイッチ5が操作されたかどうかを判定する。そして、制御回路7は、ソフトスイッチ5が操作されたと判定した場合には、当該ソフトスイッチ5の種類に応じた処理を実行する。従って、制御回路7が検出手段及び判定手段として機能する。
具体例を挙げると、図2、図4は、表示装置3の道路地図画面における表示(ソフトスイッチ5の設定)の例を示している。表示装置3の画面の大部分には、自車位置を含む道路地図が表示され、画面の下辺部に位置して、操作部としてのやや横長な長方形からなる四角い操作ボタン(アイコン)が表示されることにより、ソフトスイッチ5が設定されている。道路地図画面においては、自車位置(図で黒三角形)を画面の中央やや下部寄りに配置すると共に、車両の進行方向を上向きとして(或いは北の方角を上向きとして)道路地図が表示される。
このとき、画面の下辺部に設定されるソフトスイッチ5としては、地図の縮尺の縮小を指示するための「縮小」、地図の縮尺の拡大を指示するための「拡大」、情報表示を指示するための「情報」、ルートの再探索を指示するための「再探索」等がある。また、タッチパネル4のうち、表示装置3の画面の大部分(地図表示部分)が、地図反応領域22として設定される。この地図反応領域22とは、ユーザのタッチ操作により表示されている道路地図をスクロールするための領域であり、例えば図2においてユーザが画面(地図反応領域22)の右下部分をタッチ操作すると、図4に示すように、表示されている地図が右下方向にスクロールされる。
そして、本実施形態では、後の作用説明(フローチャート説明)でも述べるように、制御回路7は、タッチパネル4上にソフトスイッチ5を設定する共に、ソフトスイッチ5の周囲の所定範囲に、タッチ操作が無効となる不反応領域A1、A2、A3(図3に便宜上斜線を付して示す)を設定するようになっている。図3に破線で示すように、不反応領域A1、A2、A3は、四角形のソフトスイッチ5(操作部)の上下及び左右に一定の幅寸法W(例えば10mm)を有する枠(四角形)を設定することにより、ソフトスイッチ5の操作部(操作ボタン)の外周縁部から外側の一定幅の領域として設定される。
これにより、前記制御回路7が、不反応領域設定手段としても機能する。尚、上記の不反応領域A1、A2、A3については、タッチパネル4上にタッチ操作が無効になる領域が設定されるだけで、表示装置3の画面に何ら表示がなされることはない。従って、ソフトスイッチ5の操作部の表示形態(形状や大きさ)の変更等もなく、ソフトスイッチ5の周囲には、そのまま道路地図が表示されている。
更に、特に本実施形態では、これも次の作用説明にて述べるように、制御回路7は、前記加速度センサ16の検出した左右及び上下方向の加速度(車両の振動)に基づいて、加速度が大きくなるほど不反応領域A1、A2、A3も大きくなるように、不反応領域A1、A2、A3の大きさ(幅寸法)を変更する。このとき、加速度センサ16により検出された加速度を、小、中、大の3段階に判別する。制御回路7は、加速度が小のときには、最も小さい不反応領域A1(幅寸法Wが例えば5mm)を設定し、加速度が中のときには、中の大きさの不反応領域A2(幅寸法Wが例えば10mm)を設定し、加速度が大のときには、最も大きい不反応領域A3(幅寸法Wが例えば15mm)を設定する。
尚、本実施形態では、前記不反応領域A1、A2、A3は、前記地図反応領域22よりも優先して設定され、不反応領域A1、A2、A3が大きくなれば、その分だけ地図反応領域22が狭くなる場合もある。但し、前記不反応領域A1、A2、A3は、隣合う別のソフトスイッチ5の動作領域(いわば反応領域)にまで浸食して(狭めるように)設定されることはない。
次に、上記構成の作用について、図5も参照して述べる。上記したように、制御回路7は、表示装置3に道路地図画面を表示するにあたっては、道路地図の表示に加えて、タッチパネル4上に、複数個のソフトスイッチ5の設定及び地図反応領域22の設定を行う。これと共に、制御回路7は、各ソフトスイッチ5の周囲の所定範囲に、タッチ操作が無効となる不反応領域A1、A2、A3を設定する。図5のフローチャートは、制御回路7が実行する、表示装置3の道路地図画面における、不反応領域A1、A2、A3の設定に関する処理の手順を示したものである。
即ち、まずステップS1にて、加速度センサ16の左右及び上下の加速度検出が開始される。加速度センサ16はプラス、マイナスの検出値が出力されるので、ステップS2で、加速度センサ16の出力の絶対値が算出される。ステップS3では、検出された加速度の1秒間の移動平均が算出される。次のステップS4では、算出された移動平均が、大きな振動を判断するためのしきい値である1.0G以上であるかどうかが判断される。移動平均が1.0G以上である場合には(ステップS4にてYes)、加速度(振動)が大きいと判断され、ステップS5にて、不反応領域が大(不反応領域A3)に設定される。
これに対し、移動平均が1.0G未満である場合には(ステップS4にてNo)、次のステップS6にて、移動平均が0.5G以上であるかどうかが判断される。移動平均が0.5G以上(且つ1.0G未満)であった場合には(ステップS6にてYes)、加速度(振動)が中であると判断され、ステップS7にて、不反応領域が中(不反応領域A2)に設定される。一方、移動平均が0.5G未満であった場合には(ステップS6にてNo)、加速度(振動)が小であると判断され、ステップS8にて、不反応領域が小(不反応領域A1)に設定される。この後、ステップS9にて、加速度センサ16の検出が終了される。
ここで、図2に示すように、表示装置3に道路地図画面において、ユーザが、例えば道路地図を拡大表示させたい場合がある。そのような場合には、タッチパネル4上に設定されている「拡大」のソフトスイッチ5をタッチ操作すれば、「拡大」のソフトスイッチ5がタッチ操作されたことが検出されることに基づき、制御回路7により、道路地図の拡大表示の処理が実行される。
これに対し、ユーザが所望のソフトスイッチ5をタッチ操作しようとしたにもかかわらず、画面を十分に注視できないなどの事情により、「拡大」のソフトスイッチ5から少し外れた位置をタッチ操作してしまうことが起こる。或いは、車両の振動によって、指によるタッチ位置が狙いからずれ、ソフトスイッチ5(操作部のボタン内)から多少外れて、ソフトスイッチ5の周囲部をタッチしてしまうことも起こる。
このような場合には、従来のものでは、地図表示部分(地図反応領域)がタッチ操作されたと判断され、ユーザの意図とは異なって、図4に示すように、地図がスクロールされてしまうことが起こる。地図のスクロールが行われてしまうと、ユーザは、「現在地」の操作スイッチ6を操作して、地図表示を元に戻す必要があり、その上で、「拡大」のソフトスイッチ5をタッチ操作する必要がある。
ところが、本実施形態では、タッチパネル4上には、ソフトスイッチ5の周囲に不反応領域A1〜A3設定されている。これにより、ユーザが、ソフトスイッチ5から多少ずれた位置をタッチ操作した場合でも、そのタッチ操作が無効になるだけで、地図のスクロールといった、ユーザの意図しない処理が行われることはない。従って、ユーザが所望のソフトスイッチ5を操作したい場合には、もう一度当該ソフトスイッチ5を正しくタッチ操作すれば良く、操作スイッチ6の操作といった余分な操作を行う必要はない。
このように本実施形態によれば、タッチパネル4上に設定されるソフトスイッチ5の周囲に、不反応領域A1〜A3を設定するようにした。これにより、車載用であることに伴う、画面を十分に注視できない、或いは車両の振動によりタッチ位置がずれる虞があるといった事情があっても、タッチパネル4上に設定されるユーザのソフトスイッチ5のタッチ操作を確実に判定することができ、ユーザの意図しない地図スクロールの処理が行われてしまうことを効果的に防止することができる。
また、特に本実施形態では、加速度センサ16の検出加速度(振動)の大きさに応じて、不反応領域の大きさを変更するようにしたので、より実情に対応した不反応領域A1〜A3を設定することができるといった利点も得ることができる。尚、上記実施形態では、3段階に大きさの異なる不反応領域A1〜A3を設定するようにしたが、2段階、或いは4段階以上に設定する構成としてもよく、更には、線形(リニア)に設定しても良い。
(2)第2の実施形態
次に、図6から図8を参照して、本発明の第2の実施形態について述べる。尚、上記第1の実施形態と同一部分には、同一符号を付して新たな図示や詳しい説明を省略し、以下、第1の実施形態と異なる点について述べる。図6及び図7は、表示装置3の画面に道路地図画面が表示された様子を示しており、タッチパネル4上には、複数個のソフトスイッチ5が設定されている。
また、前記タッチパネル4上には、ユーザのタッチ操作により道路地図をスクロールするための地図反応領域23が設けられている。本実施形態においては、図6、図7に破線で示すように、地図反応領域23は、表示装置3の画面の中央部Oを中心とした、やや横長な楕円形状に設定されている。このとき、地図反応領域23は、表示装置3の画面の縦横比と同等の縦横比(例えば3:4)を有している。つまり、図6に示すように、表示装置3の画面の縦寸法V1及び横寸法H1に対し、地図反応領域23の縦寸法V2及び横寸法H2が、V1/H1=V2/H2(=3/4)とされている。
そして、本実施形態では、制御回路7が各ソフトスイッチ5の周囲に不反応領域Aを設定するにあたり、前記地図反応領域23を優先させ、地図反応領域23の外に(地図反応領域23を侵食しないように)不反応領域を設定するようになっている。図7は、道路地図画面の中央下部に設けられる「再探索」のソフトスイッチ5に対して、その周囲に設定される不反応領域A(便宜上斜線を付して示す)の具体例を示している。
このとき、「再探索」のソフトスイッチ5の上下左右に本来の幅寸法で不反応領域A´を設定した場合には、仮想不反応領域A´(輪郭を二点鎖線で示す)は、地図反応領域23の内部を侵食し、また、左隣の「情報」のソフトスイッチ5に重なり、更には表示装置3の画面(タッチパネル4)の端部からはみ出ることになる。そのような場合、図7に破線で示すように、不反応領域Aは、地図反応領域23の外縁部までに設定される。また、不反応領域Aは、近傍のソフトスイッチ5の外側に設定され、更に、画面(タッチパネル4)からはみ出ないことは勿論である。
図8のフローチャートは、ソフトスイッチ5の周囲に不反応領域Aを設定する際の、制御回路7が実行する処理手順を示している。即ち、ステップS11では、ソフトスイッチ5の周囲(上下左右)の所定範囲(幅寸法W)内に、反応領域があるかどうかが判断される。ここでいう反応領域とは、上記地図反応領域23及び他のソフトスイッチ5を含む。反応領域がある場合には(ステップS11にてYes)、ステップS12にて、不反応領域Aが、その反応領域の外縁部までに設定される。
次のステップS13では、ソフトスイッチ5の周囲(上下左右)の所定範囲(幅寸法W)内に、タッチパネル4の端部があるかどうかが判断される。タッチパネル4の端部がある場合には(ステップS13にてYes)、ステップS14にて、不反応領域Aが、タッチパネル4の端部に設定される。以上の処理により、図7に示したように、「再探索」のソフトスイッチ5の周囲の不反応領域Aが設定されるのである。ユーザによるタッチパネル4のタッチ操作に対する処理は、上記第1の実施形態と同様に行われる。
このような第2の実施形態によれば、表示装置3の道路地図画面においてタッチパネル4上に設けられる地図反応領域23を、画面と同等の縦横比率の楕円形状に設定することにより、ユーザは、地図反応領域23を違和感なく操作することができる。そして、その地図反応領域23の外にソフトスイッチ5の不反応領域Aが設定されるので、ユーザが地図スクロールを指示したい場合に、そのタッチ操作が無効になるといった誤操作を防止することができる。
(3)第3の実施形態
図9は本発明の第3の実施形態を示している。この第3の実施形態では、制御回路7が、タッチパネル4のタッチ操作を判断するにあたり、タッチパネル4に対するタッチ操作時間(タッチオンからタッチオフまでの時間)が所定のしきい値以上であるときに、タッチ操作があったと判断する。本実施形態では、前記加速度センサ16の検出に基づいて、前後方向の加速度(振動)がしきい値より大きいときに、上記タッチ操作の有無の判断を行うようになっている。
図9のフローチャートは、制御回路7が実行する、タッチパネル4のソフトスイッチ5及びタッチ操作の地図反応領域22のタッチ操作の判断手順を示している。即ち、まずステップS21では、加速度センサ16の前後の加速度検出出力の絶対値が算出される。ステップS22では、検出された加速度の1秒間の移動平均が算出される。次のステップS23では、算出された移動平均が、前後方向の大きな振動を判断するためのしきい値である0.5G以上であるかどうかが判断される。
移動平均が0.5未満である場合には(ステップS23にてNo)、以降のタッチ操作の判断の処理は行わず、そのまま終了する。移動平均が0.5以上である場合には(ステップS23にてYes)、ステップS24にて、タッチパネル4に対するタッチ操作の時間が例えば0.5秒未満かどうかが判断される。タッチ操作の時間が0.5秒未満である場合には(ステップS24にてYes)、ステップS25にて、タッチ操作なしと判断される。これに対し、タッチ操作の時間が0.5秒以上である場合には(ステップS24にてNo)、ステップS26にて、タッチ操作があったと判断され、処理が終了する。
このような第3の実施形態によれば、車両の前後方向の振動などに起因して、ユーザがタッチパネル4に誤って短時間だけ触れてしまったような場合を排除することができ、タッチパネル4(ソフトスイッチ5)の誤操作防止により効果的となる。
(4)第4の実施形態、その他の実施形態
図10は、本発明の第4の実施形態を示している。この第4の実施形態では、制御回路7がタッチパネル4のソフトスイッチ5の周囲に不反応領域A4を設定するにあたって、不反応領域A4を、ソフトスイッチ5の左右に設定される領域の幅寸法W1が、ソフトスイッチ5の上下に設定される領域の幅寸法W2よりも大きくなるように構成している。
ここで、タッチパネル4の誤操作の原因となる車両の振動は、左右(水平)方向に比較的大きく、上下方向にはそれほど大きくならない。そこで、不反応領域A4を、左右の幅寸法W1を上下の幅寸法W2よりも大きく設定することにより、振動の大きさに対応した不反応領域A4を設定することができ、より効果的となる。尚、第1の実施形態では、加速度センサ16の検出に基づいて、不反応領域A1〜A3を変更するようにしたが、加速度センサ16に関係なく、不反応領域を、固定的な(1種類の)大きさで設定するようにしても良い。
尚、上記各実施形態では、本発明をカーナビゲーション装置1のディスプレイユニット2における道路地図画面を表示させる場合を具体例として挙げたが、初期のメニュー画面や、オーディオ、エアコン等に関する操作用の画面など、車両における様々な画面を表示する場合に本発明を適用することができる。また、上記各実施形態では、ディスプレイユニット2を、カーナビゲーション装置1に含まれる(兼用した)構成としたが、カーナビゲーション装置と関係ない独立した装置として構成することも可能である。
更に、ソフトスイッチ5の形状についても、円形や楕円形、他の多角形状などであっても良く、それに伴う不反応領域Aの形状や大きさ(幅寸法)等についても様々な変更が可能である。フローチャートにおける各判断ステップのしきい値についても一例をあげたに過ぎない。その他、カーナビゲーション装置の全体構成についても、タッチパネルを遠隔操作する遠隔操作デバイスを備えていても良いなど、本発明は上記し且つ図面に記載した実施形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得るものである。
図面中、1はカーナビゲーション装置、2はディスプレイユニット(車載用タッチパネル装置)、3は表示装置、4はタッチパネル、5はソフトスイッチ、7は制御回路(表示制御手段、検出手段、判定手段、不反応領域設定手段)、16は加速度センサ、22,23は地図反応領域、A,A1,A2,A3,A4は不反応領域を示す。

Claims (7)

  1. 車両に搭載されるものであって、表示装置(3)の表面にタッチパネル(4)を備えて構成される車載用タッチパネル装置(2)において、
    前記表示装置(3)の画面に操作部を表示することにより前記タッチパネル(4)上にソフトスイッチ(5)を設定する表示制御手段(7)と、
    前記タッチパネル(4)のタッチ操作位置を検出する検出手段(7)と、
    前記検出手段(7)により検出されたタッチ位置に基づいて前記ソフトスイッチ(5)の操作を判定する判定手段(7)と、
    前記タッチパネル(4)上の前記ソフトスイッチ(5)の周囲の所定範囲にタッチ操作が無効となる不反応領域(A)を設定する不反応領域設定手段(7)とを備えることを特徴とする車載用タッチパネル装置。
  2. 前記不反応領域設定手段(7)は、前記不反応領域(A)を、前記ソフトスイッチ(5)の左右に設定される領域の幅寸法が、該ソフトスイッチ(5)の上下に設定される領域の幅寸法よりも大きくなるように設定することを特徴とする請求項1記載の車載用タッチパネル装置。
  3. 車両にはカーナビゲーション装置(1)が組込まれており、
    前記表示装置(3)は該カーナビゲーション装置(1)の出力装置を構成し、
    前記タッチパネル(4)は該カーナビゲーション装置(1)の入力装置を構成することを特徴とする請求項1又は2記載の車載用タッチパネル装置。
  4. 前記表示制御手段(7)は、前記表示装置(3)の画面に道路地図画面を表示すると共に、その道路地図画面の一部に、前記ソフトスイッチ(5)となる操作部を表示することを特徴とする請求項3記載の車載用タッチパネル装置。
  5. 前記道路地図画面においては、前記タッチパネル(4)上に、ユーザのタッチ操作により道路地図をスクロールするための地図反応領域(23)が、前記表示装置(3)の画面の中央部を中心とし且つ該画面の縦横比と同等の縦横比を有する楕円形状に設定されると共に、
    前記不反応領域(A)よりも、前記地図反応領域(23)の方が優先して設定されることを特徴とする請求項4記載の車載用タッチパネル装置。
  6. 前記車両には、加速度センサ(16)が搭載されており、
    前記不反応領域設定手段(7)は、前記加速度センサ(16)の検出した加速度に基づいて、加速度が大きくなるほど前記不反応領域(A)をも大きくするように、該不反応領域(A)の大きさを変更することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の車載用タッチパネル装置。
  7. 前記検出手段(7)は、前記タッチパネル(4)に対するタッチ操作の時間が所定のしきい値以上であるときに、タッチ操作があったと判断することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の車載用タッチパネル装置。
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