JP2016126355A - プログラム、情報配信装置、移動体端末、および方法 - Google Patents

プログラム、情報配信装置、移動体端末、および方法 Download PDF

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Abstract

【課題】目的地から後の移動体の移動先を推定する。【解決手段】プログラムは、移動体(32)の目的地の入力を受け付け(406)、移動体の過去の移動履歴に基づいて、目的地の後の1つ以上の移動先を含む経路を決定し(410)、位置に対応付けられた配信情報が記憶された記憶部(26)から、1つ以上の移動先の位置に対応付けられた配信情報を取り出し(412,414)、取り出した配信情報を移動体に送信する(414)処理をコンピュータ(20)に実行させる。【選択図】図2

Description

本発明は、移動体の経路の決定に関する。
路側機または無線基地局と、車両に搭載された車載装置との間の狭域無線通信には、DSRC(Dedicated Short-Range Communication)通信方式が使用されることがある。DSRC通信方式は、例えば、標準規格ARIB STD−T75およびARIB STD−T88で規定されている。
狭域無線通信方式によるシステムにおいて、各無線基地局は、その通信領域にある移動中の車載装置との間の接続を一時的に確立してその車載装置に問合せを行い、車載装置から一連のプローブ情報を受信し収集する。無線基地局は、その収集したプローブ情報をネットワークを介して例えばサーバ装置等に送信する。サーバ装置はそのプローブ情報を処理し、道路の運営者はその処理情報を利用して道路の運営を行い、情報の運営者は車載装置に対して交通情報および広告情報等の情報を提供することができる。
既知の情報提供システムは、情報利用者が指定情報データを提供する情報提供サービスセンタと、利用者IDデータと指定情報データを含む検索対象情報データ群を予め記憶するデータ・サーバとを備える。情報提供システムは、さらに、車両が進入する入口および車両が退出する出口に設置されるDSRC装置を備える。情報提供システムは、さらに、この出口から退出する車両から、利用者IDデータと車両で記録した走行記録データを受信し、この利用者IDデータと走行記録データをサービスセンタへ送信するDSRC側送受信機を備える。情報提供システムは、さらに、サービスセンタのデータ・サーバに前以て記憶されたサーバ側記憶IDデータと利用者IDデータとを比較照合する機能と、車両の往路時に対応した指定情報データを作成する演算処理機能を備えたデータ処理用端末とを備える。情報提供システムは、さらに、指定情報データを車両の情報利用者側通信端末へ送信するセンタ側送受信機を備える。それによって、道路を走行する車両側に、車両が向かう目的地方面での車両渋滞状況やイベント情報等の情報が、提供可能になる。
既知のナビゲーションでは、ナビゲーション・コントローラが、地図表示および経路探索処理のための各種のデータを格納した地図バッファと、経路探索処理を行うための経路探索処理部、誘導経路メモリ、経路探索メモリとを含んでいる。リモコンユニットの同時探索キーが押下されると、経路探索処理部は、2点間の経路探索に必要な交差点ネットワーク・リストを作成して経路探索メモリに格納し、この共通の交差点ネットワーク・リストを用いて2点間の往路と帰路の探索を同時に行う。それによって、2点間の往復の経路を同時に計算することにより経路探索処理の無駄を低減し、特に帰路の計算時間を大幅に短縮することが、できる。
既知の情報提供システムは、移動するユーザに対して情報を提供する。情報提供システムは、ユーザが生活圏から離れた場所を訪問したことを検出し、その移動履歴を、訪問場所を示す訪問区画とともに、訪問履歴として記録するための訪問履歴登録部を備える。情報提供システムは、さらに、訪問履歴データベースと、訪問履歴データベースに記録された訪問区画に関連する情報をユーザに提供するための施設情報データベース、施設情報検索部、等を備える。
既知のナビゲーション装置は、探索履歴情報を記憶する履歴情報記憶部と、当該探索履歴情報を利用してルート探索条件を設定する探索条件設定部とを備えている。情報提供装置は、実際にルート探索したときのルート探索条件を、ルート探索の開始時刻および目的地までの距離とともに探索履歴情報として記憶する。情報提供装置は、さらに、次に同じ目的地に向かうルートを探索するときには、その記憶してある探索履歴情報と、ルート探索をしようとしている現在の時刻および目的地までの距離とに基づいてルート探索条件を設定する。それによって、情報提供装置は、利用者がルート探索条件の変更作業を行わなくても、その時々の状況に応じたルート探索条件を自動的に設定できる。それによって、ナビゲーション装置および探索条件設定方法は、ルート探索の条件を利用者が逐次設定すること無く、その時々の状況に応じて利用者が好むと思われるルートを提供することが可能である。
既知の車両の運行管理システムは、2つの習慣的行程の組合せ、および/または現在の行程からの寄り道を提案する。行程データベースが、習慣的行程を含む複数の行程を記録している。習慣組合せ案内モジュールが、複数の習慣的行程の組合せを自動的に作成し、ユーザに提案する。寄り道案内モジュールが、現在の行程に対して組合せ可能な行程を、行程データベースから取得される短期的なニーズに基づいて見つけ出し、寄り道としてユーザに提案する。システムは、組合せ行程を提案し、あわせて組合せ行程により得られる影響度もユーザに対して提示する。この結果、ユーザが何らかの側面から有利な組合せ行程を計画することを支援することができる。それによって、組合せ行程の計画が支援できる。
特開2004−199283号公報 特開平10−239079号公報 国際公開第2004/0753号 特開2007−127519号公報 特開2011−163777号公報
目的地へ移動体が移動する経路上では、目的地までの経路に対応する情報が、情報配信装置によって移動体に配信される。一方、発明者たちは、目的地から後の移動体の次の経路が、目的地までの経路と逆の経路を辿るとは限らない、と認識した。また、発明者たちは、目的地までの経路での移動体の移動中に、推定される次の経路に対応する情報が移動体に配信されれば、配信される情報の有用性が高くなる、と認識した。
1つの側面では、本発明の目的は、目的地から後の移動体の移動先を推定することである。
1の側面では、本発明の別の目的は、目的地から後の移動体の移動先の位置に対応付けられた情報を移動体に提供できるようにすることである。
実施形態の一態様によれば、移動体の目的地の入力を受け付け、移動体の過去の移動履歴に基づいて、目的地の後の1つ以上の移動先を含む経路を決定し、位置に対応付けられた配信情報が記憶された記憶部から、1つ以上の移動先の位置に対応付けられた配信情報を取り出し、移動体に、取り出した前記配信情報を送信する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムが提供される。
実施形態の1つの側面によれば、目的地から後の移動体の移動先を推定することができ、また、目的地から後の移動体の移動先の位置に対応付けられた情報を移動体に提供することができる。
図1は、実施形態による、情報処理システムの構成(configuration)の例を示している。 図2は、図1の無線基地局装置(AP)および車載装置の各構成(configurations)と、無線基地局装置、車載装置およびサーバ装置の間の接続関係の例を示している。 図3は、サーバ装置のプロセッサの概略的な構成(configuration)の例を示している。 図4は、出発地から目的地までの往路と、目的地から出発地までの復路の可能性ある複数の経路との関係の例を示している。 図5Aは、サーバ装置によって実行される、車両の出発地から目的地までの往路に基づいて、復路の経路または経由地を推定し、復路の経路または経由地に基づいて配信情報を決定して車載装置に配信する処理のためのフローチャートの例を示している。 図5Bは、図5Aのステップ410の具体的な処理のフローチャートの例を示している。 図6Aは、気象データベースにおける予報の気象データのテーブルの例を示している。図6Bは、気象データベースにおける過去の気象データのテーブルの例を示している。 図7は、利用者関連情報データベースにおける利用者情報のテーブルの例を示している。 図8は、配信情報データベースにおける配信情報のテーブルの例を示している。 図9は、交通情報データベースにおける経路データのテーブルの例を示している。 図10は、交通情報データベースにおける利用者別の利用者走行履歴のテーブルの例を示している。 図11A〜11Cは、それぞれのルートにおける過去の時間帯別および気象条件別の利用台数のテーブルの例を示している。 図12は、過去の利用者別の往復路情報のテーブルの例を示している。 図13は、利用者全体に関するルート別の往路に対する復路としての各ルートの統計的な利用率のテーブルの例を示している。 図14は、利用者別の往路に対する復路における逆ルートの利用率のテーブルの例を示している。 図15は、推定法1に使用される利用者の往復路情報のテーブルの例を示している。 図16Aは、推定法1に使用される利用者の往復路情報のテーブルの例を示している。図16Bは、推定法2に使用される利用者の逆ルート利用率の例を示している。 図17Aは、推定法1に使用される利用者の往復路情報のテーブルの例を示している。図17Bは、推定法2に使用される利用者の逆ルート利用率の例を示している。図17Cは、推定法3に使用される利用者の往路としてのルートに対する復路としての各ルートの例を示している。 図18Aは、推定法1に使用される利用者の往復路情報のテーブルの例を示している。図18Bは、推定法2に使用される利用者の逆ルート利用率の例を示している。図18Cは、推定法3に使用される利用者の往路としてのルートに対する復路としての各ルートの例を示している。 図18Dおよび18Eは、推定法4に使用される過去2箇月の候補のルート別の時間帯毎の利用台数の例を示している。 図19は、配信情報のリストの例を示している。 図20Aおよび20Bは、車載装置によって表示部に表示された配信情報の例を示している。
発明の目的および利点は、請求の範囲に具体的に記載された構成要素および組み合わせによって実現され達成される。
前述の一般的な説明および以下の詳細な説明は、典型例および説明のためのものであって、本発明を限定するためのものではない、と理解される。
本発明の非限定的な実施形態を、図面を参照して説明する。図面において、同様のコンポーネントおよび要素には同じ参照番号が付されている。
車両が出発地から目的地へ移動する往路では、往路の付近の各地域に関連する情報が、情報配信装置によって路側機または無線基地局を介して車載装置に配信される。一方、発明者たちは、車両の復路が同じ車両の往路と逆の経路を辿るとは限らない、と認識した。発明者たちは、往路上での車両の移動中に、推定される復路付近の各地域に関連する情報が情報配信装置によって車載装置に配信されれば、運転手、乗員または乗客にとって、配信される情報の有用性が高くなる、と認識した。また、発明者たちは、往路上での車両の移動中に、推定される復路での移動の時間帯に適した復路付近の各地域に関連する情報が情報配信装置によって車載装置に配信されれば、配信される情報の有用性が高くなる、と認識した。
実施形態の目的は、車両の出発地から目的地までの往路に対する車両の復路を推定することである。また、実施形態の別の目的は、往路での車両の移動中に、推定される復路付近の各地域に関連する情報を車載装置に配信できるようにすることである。また、実施形態のさらに別の目的は、往路での車両の移動中に、推定される復路での移動の時間帯に適した復路付近の各地域に関連する情報を車載装置に配信できるようにすることである。実施形態によれば、これらの目的を達成できる。
図1は、実施形態による、情報処理システム1の構成(configuration)の例を示している。
情報処理システム1は、複数の無線基地局装置(AP)10、12、...14、...18、サーバ装置20、および車両30に取り付けられた車載装置32を含んでいる。車載装置32は、移動体または移動体端末でもある。車両30は移動体でもある。複数の無線基地局装置10〜18およびサーバ装置20は、有線LANまたは無線LANのようなネットワーク(NW)5を介して互いに接続されていてもよい。
複数の無線基地局装置10〜18は、例えば、ETC(Electronic Toll Collection System、電子料金収受システム)およびITS(Intelligent Transport Systems、高度道路交通システム)スポット用の装置であってもよい。また、無線基地局装置10〜18は、例えば、RSU(Road-Side Unit)または路側装置であってもよい。また、無線基地局装置10〜18は、例えば、道路2または道路2の車線等に沿って既知の位置に分散配置される。ネットワーク5は、有線LAN若しくは無線LAN、パケット交換網(PSN(Packet Switched Network))またはインターネットのようなネットワークを含んでいてもよい。
サーバ装置20は、多数の車載装置32から収集したプローブ情報に基づいて、道路交通情報、天気情報および広告情報、等の配信情報を生成して無線基地局装置10〜18を介して車載装置32に送信してもよい。配信情報は、個々の車両30またはその乗員または乗員グループに適した形態で生成された情報であってもよい。
車載装置32は、例えばカーナビゲーション・システム、VICS(登録商標)(Vehicle Information and Communication System、道路交通情報通信システム)およびETC端末機能、等を含む、ITSスポット対応車載器であってもよい。車載装置32の代わりに、移動体または移動体端末として、車載装置32と同様の機能を有する、例えば、携帯電話機、スマートフォン、またはタブレット型またはノートブック型のパーソナル・コンピュータのような他の装置が用いられてもよい。
無線基地局装置10〜18は、車載装置32との間で、例えば、道路2の幾何学的特性を考慮したARIB規格に従って狭域無線通信DSRC(Dedicated Short-Range Communication)通信方式で双方向に通信する。無線基地局装置10〜18の各々は、例えば3m〜5mの幅および例えば20〜30mのような長さの細長い狭い通信領域において無線通信を行うことができる。車載装置32は、通過する無線基地局装置10〜18の各通信領域において無線通信を行う。
図2は、図1の無線基地局装置(AP)10および車載装置32の各構成(configurations)と、無線基地局装置(AP)10、車載装置32およびサーバ装置20の間の接続関係の例を示している。
図2において、無線基地局装置10は、プロセッサ102、メモリ104、アンテナANTに結合されたDSRC用の無線送受信機(TX/RX)112、データ通信部116、及びネットワーク5に接続されたネットワーク・インタフェース130を具えている。プロセッサ102は、メモリ104、無線送受信機112、データ通信部116およびネットワーク・インタフェース130を制御する。メモリ104には、所要のプログラムと、道路2の識別情報および通信領域の識別情報に対応づけられた無線基地局装置10の基地局識別情報(ID)等のデータとが格納されている。プロセッサ102の機能は、プロセッサ102において、集積回路のようなハードウェアの形態で実装されても、またはメモリ104に格納されたプログラムに従ってソフトウェアの形態で実装されてもよい。
無線送受信機(TX/RX)112は、例えば5.8GHz帯の複数のチャネルの中の1つのチャネルで複数の車両30のそれぞれの車載装置32と通信を行う。その他の無線基地局装置12〜18も無線基地局装置10と同様の構成(configuration)を有し、複数のチャネルの中の対応するチャネルで複数の車両30のそれぞれの車載装置32と通信を行う。
図1を参照すると、サーバ装置20は、情報処理装置であり、例えば、プロセッサ202、メモリ204、内部バス、ネットワーク・インタフェース(NW I/F)208、等を含むコンピュータであってもよい。サーバ装置20は、例えば、複数のサーバ・ユニットまたはサーバ・ブレードを含むものであってもよい。サーバ装置20は、さらに、内部バスに結合された、記録媒体読み取り用のドライブ206、およびハードディスク・ドライブ(HDD)のような記憶装置26を含んでいる。サーバ装置20および無線基地局装置10〜18は、それぞれのネットワーク・インタフェース208および130を介しネットワーク5を介して相互に通信を行う。記憶装置26は、データベース、および配信情報ファイル、等を格納する。ネットワーク・インタフェース208および130の各々は、ネットワーク5を介して送受信を行うための送信部および受信部を含んでいてもよい。
ドライブ206は、ソフトウェアが記録された例えば光ディスクのような記録媒体264を読み取るために設けられている。そのソフトウェアは、例えば、OS、データベース管理システム(DBMS)、アプリケーション・プログラム、等を含んでいてもよい。
プロセッサ202は、コンピュータ用のCPU(Central Processing Unit)であってもよい。メモリ204には、例えば、主記憶装置および半導体メモリ等が含まれる。
プロセッサ202は、メモリ204および/または記憶装置26に格納されたそのソフトウェアまたはその一部に従って動作するものであってもよい。そのソフトウェアは、記録媒体264に格納されていて、ドライブ206によって記録媒体264から読み出されてサーバ装置20にインストールされてもよい。また、代替形態として、プロセッサ202は、上述のソフトウェアの機能の少なくとも一部を含む例えば集積回路として実装された専用のプロセッサであってもよい。
図2において、車両30に搭載された車載装置32は、プロセッサ302、メモリ304、ナビゲーション部306、ETC処理部308、データ通信部310、入力部316および可視的および可聴的な表示部318を含んでいる。表示部318はディスプレイおよびスピーカを含んでいる。車載装置32は、さらに、インタフェース(IF)320、無線送受信機(TX/RX)312、およびGPS装置314を含んでいる。無線送受信機312はアンテナANTを含んでいる。GPS装置314は、GPSアンテナGPS_ANTを含んでいる。車載装置32は、車両30内の有線LANを介して、ECU(エンジン・コントロール・ユニット)のような複数の制御部(CU)41、42、...に接続されている。メモリ304には、所要のプログラムおよび車両30の車両識別情報(ID)等のデータが格納されている。
車載装置32のプロセッサ302は、車両30の制御部41、42等から車両30の動作状態および周囲の状態等に関する情報を収集してメモリ304に格納する。プロセッサ302は、GPS装置314から車両30の現在の緯度経度データを収集してメモリ304に格納する。また、プロセッサ302は、車両30の車両識別情報と、時刻と共にその走行位置(緯度経度)および走行状態に関するプローブ情報とを含む応答を生成する。無線送受信機312は、対応する無線基地局装置10〜18にその応答を搬送するRF信号を送信する。プロセッサ302の機能は、プロセッサ302において、集積回路のようなハードウェアの形態で実装されても、またはメモリ304に格納されたプログラムに従ってソフトウェアの形態で実装されてもよい。
図3は、サーバ装置20のプロセッサ202の概略的な構成(configuration)の例を示している。
プロセッサ202は、制御部2220を含み、さらに、アプリケーション部2224、データ処理部2226、データ分析部2228、復路推定処理部2230、配信情報決定処理部2240、およびその他の処理部2250を含んでいてもよい。制御部2220は、アプリケーション部2224、データ処理部2226、データ分析部2228、復路推定処理部2230、配信情報決定処理部2240および処理部2250に制御信号を供給して、これらの要素の動作を制御してもよい。
記憶装置26は、交通情報データベース(DB)262、気象データベース(DB)266、利用者関連情報データベース(DB)270、および配信情報データベース(DB)274を格納する。交通情報データベース262は、例えば、地図データ、経路データ、路線情報、無線基地局情報、および道路規制情報、等のデータおよび情報を含んでいてもよい。気象データベース266は、例えば、過去の気象データおよび当日以後の予報の気象データ、警報、注意報および防災データ、等のデータおよび情報を含んでいてもよい。利用者関連情報データベース270は、例えば、利用者識別情報のような利用者情報、車両識別情報のような車両情報、車載装置識別情報のような車載装置情報、プローブ情報、またはプローブ情報に基づく利用者走行履歴情報、等の情報を含んでいてもよい。利用者走行履歴情報は、利用者の過去の移動履歴情報でもある。配信情報データベース274は、例えば、各地域の、交通情報、通知情報および広告情報、等を含んでいてもよい。
図4は、出発地から目的地までの往路と、目的地から出発地までの復路の可能性ある複数の経路との関係の例を示している。
図4において、ルート1は、エリアAおよびエリアBを通る出発地から目的地までの経路であり、ルート2は、ルート1の逆方向の経路である。ルート3は、エリアCを通る出発地から目的地までの経路であり、ルート4は、ルート3の逆方向の経路である。ルート5は、エリアDを通る出発地から目的地までの経路であり、ルート6は、ルート5の逆方向の経路である。ここで、車両30の往路はルート1であるとし、車両30の可能性ある復路はルート2、ルート4またはルート6であるとする。エリアA〜エリアDの各エリアは、例えばインターチェンジ、サービスエリアおよびパーキングエリアのような、車両30が通過する経由地を含んでいる。エリアA〜エリアDに関する各配信情報は、例えば、天気、道路交通情報、広告、等に関するそれぞれの地域に固有の情報である。エリアA〜エリアDの各エリアは、それぞれ1つ以上の中継地を含んでいるものとする。
DSRC通信方式による通信手順は、マスタ/スレーブ型であってもよい。この場合、通信制御手順として、路側の無線基地局装置10〜18は、マスタとして動作し、車載装置32に対して送信データの有無を問い合せるためのパケットを送信する。一方、車載装置32は、スレーブとして動作し、送信用のプローブ情報を保持している場合にこの問い合せに対する応答パケットにデータを格納して送信する。無線基地局装置10〜18は、応答パケットにデータが格納されている場合にそのデータを処理する。無線基地局装置10〜18の送信問い合せに対して、車載装置32は、送信データの有無に関係なく応答を送信し返す。
各無線基地局装置10〜18と車載装置32の間で、例えば、半二重通信用のフレームが送受信されてもよい。そのフレームは、例えば、フレーム・ヘッダ、データ送受信(ダウン/アップ・リンク)用の複数のメッセージ・データ・スロット、および車載装置32との間のアクティベーション・コントロール・スロットの構造を有する。車載装置用の1つのデータ・スロットが、1つの領域内の各1つの車載装置に割り当てられる。
無線基地局装置10〜18からの問い合わせは、例えば、IPヘッダ、および問い合わせメッセージ・データの構造を含んでいる。IPヘッダまたはデータには無線基地局装置(10〜18)の識別情報が含まれている。
車載装置32によって送信される応答データ中のプローブ情報は、例えば、車両識別情報(ID)、現在の日時、現在の緯度経度、車両30の走行速度、および現在の進行方位(車両の方位角度)に関する情報を含んでいる。車両30の緯度経度は、車載装置32のGPS(Global Positioning System、グローバル・ポジショニング・システム)用のGPS装置314によって測定される。
図1において、車両30が道路2に沿って走行するに従って、その車載装置32は、例えば100mのような単位走行距離毎にプローブ情報を生成して保存する。車両30が道路2に沿って無線基地局装置10から無線基地局装置18へと走行する場合、車載装置32による或る無線基地局装置(10)との送受信からその次の隣接の無線基地局装置(12)との送受信までの区間が1区間とされる。車両30が道路2に沿って走行するに従って、車載装置32は、各無線基地局装置(10)から次の各無線基地局装置(12)までの各区間に各一連のプローブ情報を生成して保存し、その一連のプローブ情報を次の各無線基地局装置(12)に送信する。
各無線基地局装置10〜18は、それぞれの通信領域を通過する各車両30の車載装置32から、一連のプローブ情報を受信して一時保存して、ネットワーク5を介して最終的にサーバ装置20に送信する。従って、サーバ装置20は、道路2の複数の区間にわたって移動する各車載装置32の複数の一連のプローブ情報を収集して記憶装置26に保存して処理し利用者走行履歴情報を生成して保存することができる。また、サーバ装置20は、複数のプローブ情報を処理して、例えば、道路2の各区間における車両の混雑度または渋滞状況等を求めて交通情報を生成することができる。
次は、復路の経路または経由地の推定、および配信情報の決定について説明する。
図5Aは、サーバ装置20によって実行される、車両30の出発地から目的地までの往路に基づいて、復路の経路または経由地を推定し、復路の経路または経由地に基づいて配信情報を決定して車載装置32に配信する処理のためのフローチャートの例を示している。図5Bは、図5Aのステップ410の復路の推定のための具体的な処理のフローチャートの例を示している。
図5Aを参照すると、ステップ402で、サーバ装置20のプロセッサ202(またはそのデータ処理部2226)は、車載装置32が最初に通過した無線基地局装置10の位置情報に基づいて記憶装置26のデータベースから位置情報に関連するデータを収集する。
プロセッサ202(データ処理部2226)によって収集されるデータは、例えば、気象データベース266における、当日およびその後の予報の気象データまたは情報、前日までの過去の気象データまたは情報を含んでいる。気象データは、サーバ装置20が管理する全国または地方の道路2に関連する地域毎の気象データであってもよい。収集されるデータは、さらに、例えば、交通情報データベース262における経路データを含んでいる。収集されるデータは、さらに、例えば、利用者関連情報データベース270における、車両30またはその車載装置32の識別情報、および利用者走行履歴情報を含んでいる。収集されるデータは、さらに、例えば、配信情報データベース274における各地域の配信情報を含んでいる。
図6Aは、気象データベース266における予報のまたは予測された気象データのテーブルの例を示している。図6Bは、気象データベース266における過去の気象データのテーブルの例を示している。
図6Aにおいて、予報の気象データは、例えば、インターチェンジ(IC)、サービスエリア(SA)およびパーキングエリア(PA)のような道路に沿った各位置の識別情報、日時で表された当日以後の時間帯、および時間帯における天候(種別)を含んでいる。図6Bにおいて、過去の気象データは、例えば、インターチェンジ(IC)、サービスエリア(SA)およびパーキングエリア(PA)のような道路に沿った各位置の識別情報、日時で表された過去の時間帯、および時間帯における天候(種別)を含んでいる。
図7は、利用者関連情報データベース270における利用者情報のテーブルの例を示している。
図7において、利用者情報は、例えば、利用者ID(識別情報)および車載装置ID(識別情報)を含んでいる。
図8は、配信情報データベース274における配信情報のテーブルの例を示している。
図8において、配信情報は、例えば、周辺位置の識別情報、地理的な場所区分、および配信情報内容を含んでいる。配信情報内容は、テキスト、画像、および/または音声の情報を含んでいてもよい。周辺位置の識別情報は、例えば、インターチェンジ(IC)、サービスエリア(SA)およびパーキングエリア(PA)のような道路に沿った各位置の識別情報を含んでいる。
図9は、交通情報データベース262における経路データのテーブルの例を示している。
図9において、経路データは、例えば、ルートの識別情報、入口インターチェンジ識別情報、出口インターチェンジ識別情報、1つ以上の経由地の位置の識別情報、および逆ルートの識別情報を含んでいる。ここで、逆ルートは、往路と逆のルートであり、出発地、経由地、目的地が逆の順序になるルートである。例えば、図9の経路データにおいて、ルート1に対する逆ルートは、入口位置と出口位置が逆の順序になるルート2に相当し、ルート3に対する逆ルートは、入口位置と出口位置、および経由地1と2がそれぞれ逆の順序になるルート4に相当する。
図10は、交通情報データベース262における利用者別の利用者走行履歴のテーブルの例を示している。
図10において、利用者走行履歴は、例えば、利用者ID(識別情報)、入口位置、入口時間、出口時間、および、1つ以上の経由地およびその経由地通過時間を含んでいる。入口位置は、入口位置のインターチェンジの識別情報であってもよい。出口位置は、出口位置のインターチェンジの識別情報であってもよい。入口時間は、車両30の車載装置32が入口位置を通過した時間である。出口時間は、車両30の車載装置32が出口位置を通過した時間である。
図5Aを再び参照すると、ステップ404において、プロセッサ202(またはそのデータ分析部2228)は、収集したデータを分析して、各ルートの過去の時間帯別および気象条件別の利用台数、および過去の利用者別の往復路情報を求める。また、プロセッサ202(データ分析部2228)は、ルート別の往路に対する復路としての各ルートの利用率、および利用者別の往路に対する復路における逆ルートの利用率を求める。ステップ402〜404の処理は、例えば、毎日午前0時に実行されてもよい。
各ルートの過去の時間帯別および気象条件別の利用台数は、次のようにして求めることができる。例えば、過去の気象データ、経路データおよび利用者走行履歴に基づいて、復路のルート毎に、過去のデータから時間帯別および気象条件別の利用台数が計数される。次いで、利用者走行履歴と経路データとを照合して、各利用者走行履歴データがいずれのルートのものであるがが判定される。次いで、各ルートの利用者走行履歴のデータが時間帯別に分けられる。次いで、各ルートの時間帯別の利用者走行履歴データと、過去の気象データとを照合して、各ルートの過去の時間帯別および気象条件別の利用台数が求められる。
図11A〜11Cは、それぞれ、ルート2、ルート4およびルート6における過去の時間帯別および気象条件別の利用台数のテーブルの例を示している。この場合、図11A〜11Cの利用台数のテーブルは、前の2箇月の4つの気象条件別の利用台数を示している。利用台数は、1日当りの時間帯毎の平均値であってもよい。この場合、2箇月は5月および6月である。また、気象条件は、晴れ、曇り、雨および雪である。時間帯は、1日24時間における3時間毎の時間帯である。
図11Aにおいて、例えば、5月および6月の晴れの各時間帯6時〜9時、9時〜12時、12時〜15時、15時〜18時、18時〜21時および21時〜24時でのルート2の利用台数は、それぞれ1台、4台、2台、7台、8台および1台である。また、例えば、5月および6月の雨の各時間帯6時〜9時、9時〜12時、12時〜15時、15時〜18時、18時〜21時および21時〜24時でのルート2の利用台数は、それぞれ3台、5台、6台、9台、5台および2台である。
図11Bにおいて、例えば、5月および6月の曇りの各時間帯6時〜9時、9時〜12時、12時〜15時、15時〜18時、18時〜21時および21時〜24時でのルート4の利用台数は、それぞれ1台、4台、2台、2台、2台および3台である。また、例えば、5月および6月の雨の各時間帯6時〜9時、9時〜12時、12時〜15時、15時〜18時、18時〜21時および21時〜24時でのルート2の利用台数は、それぞれ3台、5台、15台、8台、4台および2台である。
図11Cにおいて、例えば、5月および6月の雨の各時間帯6時〜9時、9時〜12時、12時〜15時、15時〜18時、18時〜21時および21時〜24時でのルート2の利用台数は、それぞれ0台、2台、1台、2台、0台および0台である。
過去の利用者別の往復路情報は、次のようにして求めることができる。例えば、利用者情報、経路データおよび利用者走行履歴に基づいて、利用者毎に、利用した往路とその復路のルートが、過去の利用者別の往復路情報として求められる。そのために、例えば、図10の利用者走行履歴のテーブルを参照して、利用者毎に、入口位置と出口位置、経由地1、2等のデータと、図9の経路データの入口位置、出口位置、経由地1、2等のデータとが一致するルートが求められる。さらに、入口時間と出口時間の関係に基づいて往路と復路が判定されて、過去の利用者別の往復路情報が作成される。
図12は、過去の利用者別の往復路情報のテーブルの例を示している。
図12のテーブルは、例えば、利用者ID(識別情報)、過去に利用した往路のルートの識別情報、および各往路に対して利用した復路のルートの識別情報を含んでいる。
利用者関連情報データベース270中の利用者全体に関して、ルート別の往路に対する復路としての各ルートの統計的な利用率は、次のようにして求めることができる。例えば、経路データおよび図12のような過去の利用者別の往復路情報に基づいて、利用者全体を集計して、各ルート別に往路の各ルートに対する復路の各ルートの利用率が算出される。
図13は、利用者全体に関するルート別の往路に対する復路としての各ルートの統計的な利用率のテーブルの例を示している。図13において、ルート別の往路に対する復路としての各ルートの統計的な利用率のテーブルは、例えば、往路のルートの識別情報、復路のルートの識別情報、および各往路の各ルートに対する各復路の各ルートの利用率を含んでいる。例えば、往路としてのルート2に対して、復路としてのルート2の利用率は75%であり、復路としてのルート4の利用率は25%である。例えば、往路としてのルート3に対して、復路としてのルート2の利用率は50%であり、復路としてのルート4の利用率は50%である。
一方、利用者別の往路に対する復路における逆ルートの利用率は、次のようにして求めることができる。例えば、経路データおよび図12のような過去の利用者別の往復路情報に基づいて、利用者別に往路に対する復路としての逆ルートの利用率が算出される。
図14は、利用者別の往路に対する復路における逆ルートの利用率のテーブルの例を示している。
図14において、逆ルートの利用率のテーブルは、利用者ID(識別情報)および逆ルートの利用率を含んでいる。図14において、利用者Aの逆ルートの利用率は50%であり、利用者Bの逆ルートの利用率は80%である。
図5Aを再び参照すると、ステップ404の後、ユーザは、車載装置32の入力部316を操作して、ナビゲーション部306に、目的地、および目的地からの帰りの予定移動日時を入力する。ナビゲーション部306は、出発地としての現在の位置から目的地までのルートの経路を表示部318のディスプレイに表示する。データ通信部310は、無線基地局装置10を介しネットワーク5を介してサーバ装置20に、目的地および帰りの予定移動日時を車両30のプローブ情報と共に送信する。
ステップ406において、サーバ装置30のデータ通信部310は、車載装置32から、現在の通信領域の無線基地局装置(10)を介して車載装置32の現在の位置、車両30の目的地および帰りの予定移動日時の情報を、プローブ情報と共に受信する。
ステップ408において、プロセッサ202(またはその復路推定処理部2230)は、受信した情報に基づいて、車載装置32の車両30の出発地から目的地までのルートまたは経路、および目的地からの帰りの予定移動日時を決定して、記憶装置26に格納する。
ステップ410において、プロセッサ202(復路推定処理部2230)は、車両30の往路のルートの目的地および帰りの予定移動日時、およびステップ404においてデータの分析によって得られた情報に基づいて、車両30の復路のルートを推定する。データの分析によって得られた情報は、各ルートの過去の時間帯別の気象条件別の利用台数、過去の利用者別の往復路情報、ルート別の往路に対する復路としての各ルートの利用率、および利用者別の往路に対する復路における逆ルートの利用率を含んでいる。
図5Bは、図5Aのステップ410の処理の具体的なフローチャートの例を示している。
図5Bを参照すると、ステップ422において、プロセッサ202(復路推定処理部2230)は、車載装置32の利用者の過去の利用者別の往復路情報に基づいて推定法1を適用して、今回の復路のルートを推定する。推定法1は、利用者が今回利用する往路のルートの走行履歴が一定回数以上ある場合に、その復路のルートの履歴から復路を推定するものである。また、推定法1は、利用者別の往復路情報(例えば図12)を参照して、車両30の利用者の今回と同じ往路の走行履歴が2回(閾値)以上あり、かつ復路が閾値より大きい割合(%)で特定のルートであるという判定条件1が満たされたかどうかの判定によるものである。それによって、今回利用者が利用する往路のルートの利用の履歴に基づいて、利用可能性の高い復路のルートが推定できる。
ステップ424において、プロセッサ202(復路推定処理部2230)は、判定条件1が満たされたかどうかを判定する。判定条件1が満たされたと判定された場合は、ステップ426において、プロセッサ202(復路推定処理部2230)は、閾値より大きい割合の特定のルートを復路と決定または推定する。判定条件1が満たされないと判定された場合は、手順はステップ428に進む。
図15は、推定法1に使用される利用者Aの往復路情報のテーブルの例を示している。この場合、図15のテーブルは、図12のテーブルから抽出された利用者Aの過去の往復路情報を含んでいる。図15において、利用者Aの今回と同じ往路のルート1の走行履歴が2回以上あり、かつ復路のルートが閾値95%より大きい割合で特定のルート2であるので、ルート2が往路として決定される。代替形態として、閾値は、例えば、90%、99%または100%であってもよい。
図16Aは、推定法1に使用される利用者Bの往復路情報のテーブルの例を示している。この場合、図16Aのテーブルは、図12のテーブルから抽出された利用者Bの往復路情報を含んでいる。図16Aにおいて、利用者Bの今回と同じ往路のルート1の走行履歴は2回以上あるが、復路が閾値95%より大きい割合であるような特定のルートが存在しない。
図17Aは、推定法1に使用される利用者Cの往復路情報のテーブルの例を示している。この場合、図17Aのテーブルは、図12のテーブルから抽出された利用者Cの往復路情報を含んでいる。図17Aにおいて、利用者Cの今回と同じ往路のルート1の走行履歴は2回以上あるが、復路が閾値95%より大きい割合であるような特定のルートが存在しない。
図18Aは、推定法1に使用される利用者Dの往復路情報のテーブルの例を示している。この場合、図18Aのテーブルは、図12のテーブルから抽出された利用者Dの往復路情報を含んでいる。図18Aにおいて、利用者Dの今回と同じ往路のルート3の走行履歴は2回あり、即ち2回以上あるが、復路が閾値95%より大きい割合であるような特定のルートが存在しない。
ステップ428において、プロセッサ202(復路推定処理部2230)は、推定法2を適用して、今回の復路のルートを推定する。推定法2は、利用者が今回利用する往路のルートの走行履歴が一定回数(閾値)より少なく、推定法1で復路のルートを推定するのは困難であると判定された場合に適用される。また、推定法1は、利用者が今回利用するルート以外に他の往路ルートと復路ルートの全ての走行履歴に基づいて逆ルートの利用率を求めて復路を推定するものである。また、推定法2は、利用者別の往復路情報(例えば図12)を参照して、車両30の利用者の往路の各ルートに対する復路として逆ルートの割合(%)が閾値より大きいという判定条件2が満たされたかどうかの判定によるものである。それによって、今回利用者が利用する往路のルートの利用の履歴情報だけでは推定法1で推定するのが困難である場合でも、他のルート利用の走行履歴に基づいて、利用可能性の高い復路のルートが推定できる。
ステップ430において、プロセッサ202(復路推定処理部2230)は、判定条件2が満たされたかどうかを判定する。判定条件2が満たされたと判定された場合は、ステップ432において、プロセッサ202(復路推定処理部2230)は、逆ルートを復路と決定とする。判定条件2が満たされないと判定された場合は、手順はステップ434に進む。
図16Bは、推定法2に使用される利用者Bの逆ルート利用率の例を示している。この場合、図16Bの逆ルートの利用率(%)は、図14のテーブルから抽出された利用者Bの全ての往路に対する逆ルートの利用率である。図16Bにおいて、利用者Bの逆ルート利用率が80%であり閾値70%より大きいので、今回の往路のルート1の逆ルート2が往路として決定される。閾値は、例えば75%であってもよい。
図17Bは、推定法2に使用される利用者Cの逆ルート利用率の例を示している。この場合、図17Bの逆ルートの利用率(%)は、図14のテーブルから抽出された利用者Cの全ての往路に対する逆ルートの利用率である。図17Bにおいて、利用者Cの逆ルート利用率が60%であり閾値70%以下なので、今回の往路のルート1の逆ルート2は往路として決定されない。
図18Bは、推定法2に使用される利用者Dの逆ルート利用率の例を示している。この場合、図18Bの逆ルートの利用率(%)は、図14のテーブルから抽出された利用者Dの全ての往路に対する逆ルートの利用率である。図18Bにおいて、利用者Dの逆ルート利用率が50%であり閾値70%以下なので、今回の往路のルート1の逆ルート2は往路として決定されない。
ステップ434において、プロセッサ202(復路推定処理部2230)は、推定法3を適用して、今回の復路のルートを推定する。推定法3は、利用者の走行履歴自体が少なく、推定法1および2では、往路に対する復路のルートを推定することが困難な場合に、全利用者を対象として、今回利用するルートの利用の履歴に基づいて、復路のルートを推定するものである。また、推定法3は、往路としての各ルートに対する復路としての各ルートの利用率(例えば図13)を参照して、往路として利用されたルートに対して復路としての特定のルートの利用率が閾値より大きいという判定条件3が満たされたかどうかの判定によるものである。それによって、利用者自身の走行履歴が少ない場合でも、他の利用者の走行履歴に基づいて、利用可能性の高い復路のルートが推定できる。
ステップ436において、プロセッサ202(復路推定処理部2230)は、判定条件3が満たされたかどうかを判定する。判定条件3が満たされたと判定された場合は、ステップ438において、プロセッサ202(復路推定処理部2230)は、特定のルートを復路と決定とする。判定条件3が満たされないと判定された場合は、手順はステップ440に進む。
図17Cは、推定法3に使用される利用者Cの往路としてのルートに対する復路としての各ルートの例を示している。この場合、図17Cは、図13のテーブルから抽出された利用者Cの今回の往路としてのルート1に対する復路としての各ルートの利用率である。図17Cにおいて、利用者Cの往路としてのルート1に対する復路としてのルート2の利用率が閾値70%より大きいので、往路としてルート2が決定される。
図18Cは、推定法3に使用される利用者Dの往路としてのルートに対する復路としての各ルートの例を示している。この場合、図18Cは、図13のテーブルから抽出された利用者Dの今回の往路としてのルート3に対する復路としての各ルートの利用率である。図18Cにおいて、利用者Dの往路ルート3に対する復路としてのルート2および4の各利用率が閾値70%以下なので、往路は決定されない。
ステップ440において、プロセッサ202(復路推定処理部2230)は、推定法4を適用して、今回の復路のルートを推定する。推定法4は、利用者の走行履歴のデータまたは件数が少なく、上述の推定法1〜3でも復路のルートを推定することが困難な場合、人がルートを決定する際に参考としていると考えられる気象条件を追加的に考慮して、復路のルートを推定するものである。また、推定法4は、往路に対する復路の各ルートの帰りの時間帯の予報と同じ気象条件の過去の利用台数を参照して、往路に対する復路の候補のルートの中で帰りの時間帯での利用台数が最も多いという判定条件4が満たされたかどうかの判定による。復路の各ルートの帰りの時間帯の予報と同じ気象条件の過去の利用台数が、例えば図11A〜11Cのテーブルに示されている。
ステップ442において、プロセッサ202(復路推定処理部2230)は、判定条件4が満たされたかどうかを判定する。判定条件4が満たされたと判定された場合は、ステップ444において、プロセッサ202(復路推定処理部2230)は、帰りの日時の時間帯の予報と同じ気象条件における過去の利用台数が最も多い候補のルートを、復路と決定とする。判定条件4が満たされないと判定された場合は、手順はステップ446に進む。
図18Dおよび18Eは、推定法4に使用される過去2箇月の候補のルート別の時間帯毎の利用台数の例を示している。この場合、図18Dおよび18Eのテーブルは、図11A〜11Cのテーブルから抽出された、利用者Dの今回と同じルートの往路に対する復路の候補のルート2および4の過去の時間帯別および気象条件別の利用台数のテーブルである。ここで、利用者Dの帰りの日時の時間帯12時〜15時でのルート2とルート4における予報の気象条件が共に雨であったとする。図18Dおよび18Eにおいて、利用者Dの復路の候補のルート4の時間帯12時〜15時での雨のときの利用台数15台が、復路の候補のルート2の時間帯12時〜15時での雨のときの利用台数6台より多いので、ルート4が往路として決定される。
一方、利用者Dの帰りの日時の時間帯21時〜24時でのルート2とルート4における予報の気象条件が共に晴れであったとする。図18Dおよび18Eにおいて、利用者Dの復路としての候補のルート2および4の時間帯21時〜24時の晴れのときの利用台数は共に1台で同じなので、この場合、利用者Dの復路は決定されない。
ステップ446において、プロセッサ202(復路推定処理部2230)は、経路データ(例えば図9)を参照して、復路に対する往路のルートを、往路のルートの逆ルートと決定とする。この処理は、推定法1〜4のいずれでも復路のルートの推定が困難な場合に、逆ルートを復路ルートと推定するものである。
図18Dおよび18Eにおいて、利用者Dの帰りの日時の時間帯21時〜24時でのルート2とルート4における気象条件では、利用者Dの復路が決定されない。この場合、例えば、図9において、ルート1の逆ルートはルート2なので、利用者Dの往路としてのルート1に対する復路がルート2と決定される。
図5Aを再び参照すると、ステップ412において、プロセッサ202(復路推定処理部2230)は、決定された復路のルートの経路データに基づいて、決定された復路のルートに含まれる入口位置、経由地の各位置、および出口位置を抽出する。入口位置、出口位置は、例えば、インターチェンジであってもよい。復路のルートに含まれる経由地は、復路の経路における車両の30の移動先である。経由地の各位置は、例えば、インターチェンジ、および/またはサービスエリアであってもよい。
次いで、プロセッサ202(またはその配信情報決定処理部2240)は、抽出された各位置に基づいて、配信情報のテーブルから、各位置に対応付けられたそれぞれの配信情報を取り出しまたは抽出する。次いで、プロセッサ202(配信情報決定処理部2240)は、車両30の車載装置32に対する配信情報およびその優先順位を決定する。その際、経路データに基づいて、ルートの入口位置、出口位置および経由地が決定され、各位置に対応する配信情報が決定される。配信情報として、複数の広告が存在する場合、例えば、次の優先順位に従って配信の順番が決定される。
(1)復路ルート中の経由地、入口位置、出口位置の順でより高い優先順位が与えられる。
(2)複数の経由地の中で、目的地により近い位置周辺の広告に、より高い優先順位が与えられる。
(3)同じ1つの経由地の周辺に複数の広告が存在する場合、広告費がより高い広告に、より高い優先度が与えられる。また、同じ広告費の広告が複数存在する場合、広告の利用率がより高い広告により高い優先度が与えられてもよい。ここで、広告の利用率は、例えば、調査に基づいて、広告を配信した回数に対する、配信された広告を視聴した乗員が広告主の商品を購入しまたはサービスを利用したという事例の数であってもよい。
図19は、配信情報のリストの例を示している。
図19の配信情報のリストは、周辺位置、場所区分、広告内容、および優先順位の各フィールドを含んでいる。配信情報のリストにおいて、復路のルートに沿ってサービスエリア“SA(a)”および“SA(b)”、インターチェンジ“IC(c)”、等は、この順に優先順位が与えられている。広告内容は、文字、画像および/または音声の情報を含んでいてもよい。
ステップ414において、プロセッサ202(配信情報決定処理部2240)は、配信情報のリストに従って、データ通信部2226に、無線基地局14〜18を介して車載装置32に配信情報を順に配信させる。車載装置32は、無線基地局14〜18から配信情報を受信して、表示部318に可視表示および/または可聴表示を行う。配信情報の配信は、車両30の往路のルート上で、出発地の無線基地局装置10の通過後の途中の無線基地局装置14から目的地付近の無線基地局装置18までの間で完了すればよい。その際、安全のための緊急情報のような優先情報は、他の配信情報に優先して配信される。
図20Aおよび20Bは、車載装置32によって表示部318に表示された配信情報の例を示している。
図20Aにおいて、車載装置32の表示部318に、道路交通情報として、例えば、テキスト情報“本日7月2日午後6時から明日10月20日正午までのIC(C)付近の天気は雨が予想されています。お帰りの際は、走行に十分お気をつけ下さい。”が表示される。追加的にまたは代替形態として、車載装置32の表示部318のスピーカで、同じテキスト情報が合成音声の形態で可聴表示され放音されてもよい。
図20Bにおいて、車載装置32の表示部318に、広告情報として、例えば、テキスト情報“A店でBの特産品セールを実施中です! インターチェンジCを降りて10分のところにあります。お帰りの際には、ぜひお立ち寄り下さい。”が表示される。追加的にまたは代替形態として、車載装置32の表示部318に(スピーカで)、同じテキスト情報が合成音声の形態で可聴表示されてもよい。
このように、往路のルート1上で往路のルート4等に適した情報を配信することによって、車両30の乗員が帰りの復路上の経由地に立ち寄ることが、効率的に促進される。また、その経由地において広告に関連する商品を購入しまたはサービスを利用することが、効率的に促進される。また、それによって、配信情報の配信効果および利用価値が高くなる。
実施形態によれば、サーバ装置20は、目的地から後の移動体の経路を推定することができ、また、目的地から後の移動体の推定された経路の各位置に対応付けられた配信情報を移動体に提供することができる。
ここで挙げた全ての例および条件的表現は、発明者が技術促進に貢献した発明および概念を読者が理解するのを助けるためのものであり、ここで具体的に挙げたそのような例および条件に限定することなく解釈され、また、明細書におけるそのような例の編成は本発明の優劣を示すこととは関係ない、と理解される。本発明の実施形態を詳細に説明したが、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、それに対して種々の変更、置換および変形を施すことができる、と理解される。
以上の実施例を含む実施形態に関して、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)移動体の目的地の入力を受け付け、
前記移動体の過去の移動履歴に基づいて、前記目的地の後の1つ以上の移動先を含む経路を決定し、
位置に対応付けられた配信情報が記憶された記憶部から、前記1つ以上の移動先の位置に対応付けられた配信情報を取り出し、
前記移動体に、取り出した前記配信情報を送信する
処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
(付記2)前記経路は、前記移動体の出発地から前記目的地までの経路に対する前記目的地からの経路に関する前記移動体の前記移動履歴に基づいて決定されるものであることを特徴とする、付記1に記載のプログラム。
(付記3)前記経路は、前記移動体の出発地から前記目的地までの経路に対する前記目的地からの逆の経路に関する前記移動体の前記移動履歴に基づいて決定されるものであることを特徴とする、付記1または2に記載のプログラム。
(付記4)前記経路は、前記移動体の出発地から前記目的地までの経路の後の経路の統計的な利用率に基づいて決定されるものであることを特徴とする、付記1乃至3のいずれかに記載のプログラム。
(付記5)前記経路は、前記移動体から受け取った前記目的地からの予定移動時間と、前記記憶部における前記予定移動時間に対応する前記経路の過去の気象情報および予報の気象情報とに基づいて決定されるものであることを特徴とする、付記1乃至4のいずれかに記載のプログラム。
(付記6)前記経路は、前記予報の気象情報に対応する前記過去の気象情報における前記経路を移動した移動体の数に基づいて決定されるものであることを特徴とする、付記5に記載のプログラム。
(付記7)前記配信情報は、前記移動体の出発地から前記目的地までの経路において送信されるものであることを特徴とする、付記1乃至6のいずれかに記載のプログラム。
(付記8)前記配信情報は、前記1つ以上の移動先の位置の優先順位に従って送信されるものであることを特徴とする、付記1乃至7のいずれかに記載のプログラム。(412)
(付記9)前記配信情報は、前記1つ以上の移動先の位置の各位置における前記配信情報の優先順位に従って送信されるものであることを特徴とする、付記1乃至8のいずれかに記載のプログラム。
(付記10)移動体の目的地の入力を受け付け、
前記移動体の前記移動履歴に基づいて、前記目的地から前記移動体の出発地へ戻るための経路を決定し、
位置に対応付けられた配信情報が記憶された記憶部から、前記経路に含まれる1つ以上の移動先の位置に対応付けられた配信情報を取り出し、
前記移動体に、取り出した前記配信情報を送信する
処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
(付記11)移動体の目的地の入力を受け付け、前記移動体の過去の移動履歴に基づいて、前記目的地の後の1つ以上の移動先を含む経路を決定する第1の処理部と、
(位置に対応付けられた配信情報が記憶された記憶部から、前記1つ以上の移動先の位置に対応付けられた配信情報を取り出す第2の処理部と、
前記移動体に、取り出した前記配信情報を送信する送信部と、
を含む、情報配信装置。
(付記12)移動体の目的地の情報を送信し、前記移動体の過去の移動履歴に基づいて特定された前記目的地の後の1つ以上の移動先の位置または前記1つ以上の移動先を含む経路中の位置に対応付けられた配信情報を受信する通信部と、
受信した前記配信情報を表示部に表示させる処理部と、
を含む移動体端末。
(付記13)コンピュータが、
移動体の目的地の入力を受け付け、
前記移動体の過去の移動履歴に基づいて、前記目的地の後の1つ以上の移動先を含む経路を決定し、
位置に対応付けられた配信情報が記憶された記憶部から、前記1つ以上の移動先の位置に対応付けられた配信情報を取り出し、
前記移動体に、取り出した前記配信情報を送信する
処理を実行する方法。
1 情報処理システム
5 ネットワーク
10、12、14、18 無線基地局装置
20 サーバ装置
202 プロセッサ
26 記憶装置
30 車両
32 車載装置

Claims (11)

  1. 移動体の目的地の入力を受け付け、
    前記移動体の過去の移動履歴に基づいて、前記目的地の後の1つ以上の移動先を含む経路を決定し、
    位置に対応付けられた配信情報が記憶された記憶部から、前記1つ以上の移動先の位置に対応付けられた配信情報を取り出し、
    前記移動体に、取り出した前記配信情報を送信する
    処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  2. 前記経路は、前記移動体の出発地から前記目的地までの経路に対する前記目的地からの経路に関する前記移動体の前記移動履歴に基づいて決定されるものであることを特徴とする、請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記経路は、前記移動体の出発地から前記目的地までの経路に対する前記目的地からの逆の経路に関する前記移動体の前記移動履歴に基づいて決定されるものであることを特徴とする、請求項1または2に記載のプログラム。
  4. 前記経路は、前記移動体の出発地から前記目的地までの経路の後の経路の統計的な利用率に基づいて決定されるものであることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれかに記載のプログラム。
  5. 前記経路は、前記移動体から受け取った前記目的地からの予定移動時間と、前記記憶部における前記予定移動時間に対応する前記経路の過去の気象情報および予報の気象情報とに基づいて決定されるものであることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれかに記載のプログラム。
  6. 前記配信情報は、前記移動体の出発地から前記目的地までの経路において送信されるものであることを特徴とする、請求項1乃至5のいずれかに記載のプログラム。
  7. 前記配信情報は、前記1つ以上の移動先の位置の優先順位に従って送信されるものであることを特徴とする、請求項1乃至6のいずれかに記載のプログラム。
  8. 移動体の目的地の入力を受け付け、
    前記移動体の過去の移動履歴に基づいて、前記目的地から前記移動体の出発地へ戻るための経路を決定し、
    位置に対応付けられた配信情報が記憶された記憶部から、前記経路に含まれる1つ以上の位置に対応付けられた配信情報を取り出し、
    前記移動体に、取り出した前記配信情報を送信する
    処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  9. 移動体の目的地の入力を受け付け、前記移動体の過去の移動履歴に基づいて、前記目的地の後の1つ以上の移動先を含む経路を決定する第1の処理部と、
    位置に対応付けられた配信情報が記憶された記憶部から、前記1つ以上の移動先の位置に対応付けられた配信情報を取り出す第2の処理部と、
    前記移動体に、取り出した前記配信情報を送信する送信部と、
    を含む、情報配信装置。
  10. 移動体の目的地の情報を送信し、前記移動体の過去の移動履歴に基づいて特定された前記目的地の後の1つ以上の移動先の位置または前記1つ以上の移動先を含む経路中の位置に対応付けられた配信情報を受信する通信部と、
    受信した前記配信情報を表示部に表示させる処理部と、
    を含む移動体端末。
  11. コンピュータが、
    移動体の目的地の入力を受け付け、
    前記移動体の過去の移動履歴に基づいて、前記目的地の後の1つ以上の移動先を含む経路を決定し、
    位置に対応付けられた配信情報が記憶された記憶部から、前記1つ以上の移動先の位置に対応付けられた配信情報を取り出し、
    前記移動体に、取り出した前記配信情報を送信する
    処理を実行する方法。
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