JP2016125881A - 空間監視装置および空間監視方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で精度よく居室等の空間内の状況変化を検出する。【解決手段】空間監視装置1は、高周波の無線周波信号を監視対象である空間に送信波として送出するとともにその反射波を受信し、前記送信波および前記反射波をデジタルデータ化して送信波データおよび反射波データとし、前記送信波データと前記反射波データとを比較して両者間のデジタルデータ上の差異を検出する送受信部10と、送受信部10の動作を制御する制御部20とを有する。【選択図】図2

Description

本発明は、空間監視装置および空間監視方法に関する。
独居老人、乳幼児、ペット等の見守りなどを目的として、居室内等の空間の状況を監視するニーズが存在する。そのニーズに対応する手法としては、ビデオカメラを常時動作させる、通過型光学センサ、赤外線センサ、超音波センサ等を設置して空間内での動作を検出するといったものが提案され、また用いられている。
しかしながら、ビデオカメラによる監視は、見守り対象のプライバシーの観点からは好ましくない場合がある。また通過型センサは、センサの軸線上でないと行動を検出できないため、多数のセンサを配置する必要があるという問題がある。また、赤外線の放射を利用したセンサ(焦電センサ)の場合、振動や電磁波などの外乱で誤動作することがあり、また犬や猫など、人の体温と似た温度のペットがいる場合人の行動と判別することができない。さらに、超音波を利用した動きセンサの場合は、センサの指向性が強く、検知領域を少し外れた場合でも検出できなくなることがあり設置場所に注意が必要であり、また対象空間内をカバーするためには多数のセンサが必要であるという問題があった。
これに対し、例えば特許文献1の技術が提案されている。特許文献1は無線技術を用いて監視空間への物体の侵入等を監視する装置であって、監視すべき室内の一定位置にOMDF方式の送受信を行うUWB送信機とUWB受信機を設置し、基準の受信強度に対する変動に基づいて出入口のドアの開放、ガラス窓の破損といった異常を検出する構成を有する。
特開2009−80767号公報
しかしながら、特許文献1の装置では、構成上送信機と受信機とをペアで用意する必要があり設置費用が高くなる、送信側のレベルや位相が変化すると誤動作しがちであるため受信機の感度を十分上げることができないといった問題が考えられるため、空間監視のための装置としては十分とは言えなかった。
本発明は上記の課題等を解決するためになされたものであり、その一つの目的は、簡易な構成で精度よく居室等の空間内の状況変化を検出することができる空間監視装置および空間監視方法を提供することである。
上記の課題および他の課題を解決するために、本願発明の一態様によれば、空間の状況を監視するための空間監視装置であって、高周波の無線周波信号を監視対象である空間に送信波として送出するとともにその反射波を受信し、前記送信波および前記反射波をデジタルデータ化して送信波データおよび反射波データとし、前記送信波データと前記反射波データとを比較して両者間のデジタルデータ上の差異を検出する送受信部を有する空間監視装置が提供される。
本発明の一態様によれば、簡易な構成で精度よく居室等の空間内の状況変化を検出することができる。
本発明の一態様による空間監視方法の説明図である。 本発明の一態様による空間監視方法の説明図である。 本発明の一態様による空間監視方法の説明図である。 本発明の一態様による空間監視方法の説明図である。 本発明の一態様による空間監視装置1の構成例を示す図である。 空間監視装置1の送受信部10の構成例を示す図である。 空間監視装置1による空間監視処理フローの一例を示す図である。 空間監視装置1の応用例を示す説明図である。
以下、本発明について、その実施形態に即して添付図面を用いて説明する。まず、本発明の実施形態による空間監視方法について、図1A〜図1Dを参照して説明する。図1A〜図1Dは、本実施形態の空間監視方法の原理について模式的に説明する図である。図1Aに示すように、壁などで仕切られた略直方体状の空間R(一般的な居室を想定したもので、形状には特に意味はない。)に本実施形態による空間監視装置1が設置されているとする。装置1の位置も例示であり特に意味はない。後述するように、空間監視装置1は任意の方式で変調された無線周波信号を送信波として空間R内に向けて送出する機能を有している。このとき送信波の振幅mと位相φがそれぞれm0、φ0であったとする。送信波は、空間R内の壁面等で反射して反射波として空間監視装置1で受信される。送信波の振幅、位相は、周知のように反射することにより変化する。反射波の振幅、位相をそれぞれm’0、φ’0とする。図1Aの空間R内には人、物などがなにもない状態を想定しているので、空間監視装置1によって測定される反射波の振幅と位相が空間Rの電波特性を表しているということができる。
次に、図1Bを参照すると、空間R内に人Pがひとりいる状況を示している。このとき図1Aの場合と同様に振幅m0、位相φ0の送信波を空間R内に送出したとする。この場合、反射波の振幅、および位相は、人Pによって反射され、また誘電体としての人Pを透過することによって図1Aの場合とは異なる振幅m''0、位相φ''0を有する反射波として空間監視装置1によって観測される。このような振幅、位相の変化に基づいて、空間R内に人Pが存在することを検出することができる。
次に、図1Cを参照すると、図1Bの場合と同様に空間R内にひとりの人Pが存在するが、空間R内での位置が異なっている状況を示している。このとき振幅m0、位相φ0の送信波に対して空間監視装置1が観測する反射波の振幅と位相は、例えばm'''0、φ'''0と図1Bの場合とは異なる。これは、空間R内に人Pが存在することは同じであってもその位置が異なっていることにより送信波の反射の様相が変化しているためである。このことは、人Pという誘電体の空間R内での位置という情報も反射波の振幅、位相に反映されることを意味している。すなわち、空間監視装置1によって、人Pの空間R内での位置も検出することが可能であり、例えば人Pが空間Rの端にある電話機付近にいる、といった情報を得ることができることになる。
次に、図1Dを参照すると、空間R内に犬Dが一匹いる状況を示している。この状況は、生体が空間R内に存在しているという点で図1Bの状況と変わらないが、誘電体としての人Pではなく犬Dがいるということで、図1Bの場合とは空間R内での送信波の反射の様相が変化している。これは、人Pに対する犬Dの大きさの違い、誘電体としての性質の違いが反映されているためである。すなわち、空間監視装置1により空間R内に存在する生体の種類も検出することができることとなる。
以上のように、本実施形態の空間監視方法によると、空間内に存在する生体の位置、種別を簡易に検出することができる。また連続的に送信波を送出して反射波を観測することにより、空間における物体の移動も検出することができる。以下、このような空間監視方法を可能とする空間監視装置1の構成、機能等について具体的に説明する。
まず、本実施形態の空間監視装置1の全体構成について説明する。図1に空間監視装置1の構成例を示している。図1に示すように、本実施形態の空間監視装置1は、送受信部10、制御部20、通信インタフェース部(通信I/F部)30、電源部40、アンテナ50を備えている。
送受信部10は所定の仕様の送信波を生成するとともに、その送信波に対応する反射波を受信してデジタルデータに変換する処理を実行する。送受信部10については後述する。
制御部20は送受信部10および空間監視装置1の他の機能部の動作を制御するもので、演算部21と記憶部22とを備える。演算部21は、CPU等のデータ処理デバイスを有している。記憶部22はROM、RAM等の記憶デバイスを有する。記憶部22はまたHDD、SSD等の記憶デバイスを備えることができる。記憶部22には空間監視装置1の機能を実現するためのプログラム、制御用データ等が格納されている。演算部21は、記憶部22から読みだしたプログラムを実行することにより空間監視装置1を制御する。
通信I/F部30は、送受信部10によって取得された反射波波形データの制御部による解析結果を外部装置に転送するために通信ネットワークへ送出するインタフェースであり、ネットワークインタフェースカード(NIC)等のハードウェアで構成される。電源部40は空間監視装置1内の各部に電源を供給するためのユニットであり図外の商用電源等から供給される電力を変換する適宜の電力デバイスによって構成されている。アンテナ50は送受信部10によって生成される送信波を空間に送出するとともにその反射波を受信する機能を有する。本実施形態の空間監視装置1においてはミリ波帯(周波数にして30〜300Ghz)の無線周波信号が好適に用いられるので、アンテナ50としてはそのような無線周波信号の送受信に適した形式のアンテナを適宜選択して用いることができる。
次に、本実施形態における空間監視装置1の送受信部10について説明する。図3に送受信部10の構成例を示している。前記したように、送受信部10は、空間監視用の送信波を生成して送出し、その反射波を受信して送信波との特性の差異を検出する機能を有する。
送受信部10は、後述するように制御部20からの命令に基づいて無線周波信号の送受信を行う。送受信部10が制御部20からの送受信処理開始命令を受け取ると、第1発振器110が所定の周波数と波形を有する送信用の無線周波信号を生成するとともに、所定の方式による変調処理を行う。生成された無線周波信号はアンプ120によって増幅されてブリッジ回路130へ入力される。
ブリッジ回路130はアンプ120からの送信波とアンテナ50からの反射波を分離する機能を有し、例えば方向性結合器、抵抗ブリッジ回路等として構成されている。ブリッジ回路130により、送信波はアンプ141Aへ、反射波はアンプ141Bへ送出される。ブリッジ回路130の動作は制御部20によって制御される。無線周波信号送信のタイミングで、ブリッジ回路130はアンプ120からアンプ141Aへの回路を構成し、反射波受信のタイミングで、アンテナ端子190からアンプ141Bへの回路を構成する。
アンプ141Aで増幅された送信波は、周波数変換器142Aに入力される。周波数変換器142Aは送信波の周波数を所定の一定周波数のインタフェース信号に変換する機能を有し、種々の形式の混合器として構成することができる。図3の例では、周波数変換器142Aは、アンプ141Aからの送信波信号と第2発振器150からアンプ160を介して入力される変換用信号との和、差、又は積の周波数を有するインタフェース信号をアンプ143Aに出力する。周波数変換器142Aによって、アナログデジタル(AD)変換器144Aで扱うインタフェース信号の周波数を常に一定に保持することができる。本実施形態では、無線周波信号の周波数を変化させてもインタフェース信号(AD変換器144Aへの入力信号)の周波数を一定にできるため、周波数変換後のインタフェース周波数で、システム自体のゲインを大きくして感度を上げても、無線周波信号周波数を変えた場合の回路の特性変化をほとんど無視できるほど低減することができる。
アンプ143Aの出力はAD変換器144Aにおいてデジタル信号に変換され、デジタル信号処理回路170へ出力される。AD変換器144Aは、コストダウンのために高周波デテクタなどの回路と置き換えて構成することができる。アンテナ端子190からの反射波はブリッジ回路130からアンプ141Bに入力され、送信波の場合と同様の処理が行われた後デジタル信号としてデジタル信号処理回路170へ入力される。
デジタル信号処理回路170(信号解析回路)は、送信波に対応するベクトルデータとしてのデジタル信号の振幅と位相を、反射波に対応するベクトルデータとしてのデジタル信号の振幅と位相と連続的に、あるいは周期的に比較して、反射波の振幅、位相における微小な変化を検出する機能を有する。検出される反射波の変化が、無線周波信号が送出された空間の状況の変化を反映する。デジタル信号処理回路170は、例えばDSP、FPGA、CPU等によって構成することができる。温度センサ180は送受信部10内の適所の温度を検出して温度データとして制御部20へ送信する。制御部20で受信された温度データは、送受信部10内回路動作の温度補償等に使用される。
以上説明した送受信部10での送信波・反射波処理によれば、第1発振器110が生成する無線周波信号を常に基準の信号として反射波を観測するため、第1発振器110やその後の回路要素の温度や経時変化によるレベルドリフト等を無視できるほど低減することができる。そのため空間の状況をより精度よく検出することができる。
図4に空間監視装置1の制御部20が実行する空間監視処理の処理フロー例を示している。空間監視処理は、制御部20の演算部21が記憶部22から読み出す対応プログラムを実行することにより行われる。制御部20はS500で処理を開始すると、送受信部10から対象空間に向けて高周波の無線周波信号(送信波)を送出する。無線周波信号の周波数は例えば30〜300GHz(ミリ波帯)である。次いで制御部20は送受信部10に空間からの反射波を受信させ(S520)、図3のアンプ141B〜アンプ143Bのインタフェース回路で所定周波数のインタフェース信号に変換させた後(S530)、AD変換器144Bでデジタル信号に変換させる(S540)。その後制御部20はデジタル信号処理回路170によって反射波データの解析処理を実行させて処理を終了する(S550,S560)。
空間監視装置1から発せられた高周波の無線周波信号は、空間の壁、空間内の人、物などにより反射されて空間の状況を反映する反射波として戻ってきて送受信部10により検出される。そこで、送受信動作中に、人体などの誘電体物質が対象空間に入って、空間内の電波の伝播パターンが変化すると、反射信号の振幅や位相に変化が現れる。また、空間にあるドアの開閉、冷蔵庫などの機器のドアの開閉などでも同様に振幅や位相が変化する。これらの変化を捉えることにより、空間内での人の移動等の状況変化を推察することができる。
また、例えば監視対象空間内を任意のメッシュに区画して各メッシュに人がいる場合の反射波の特性をデータベース化しておくことにより、反射波の変化によって空間内での人のおおよその位置を検出することができる。空間内のドアの開放時、閉止時等についても反射波のパターンを蓄積しておけば、具体的な空間内の状況を概略推定することも可能である。
なお、本実施形態の空間監視装置1は、第1発振器110の信号をオフにすることで、携帯電話、コードレス電話、あるいは、Wi−Fi信号などの無線周波信号そのものも受信することができるため、これらの信号の有無も検出でき、利用者が電話を使うなどの行動をとった場合、その利用者が移動中だということを認識できる。これらの空間内の状況の変化を一定時間毎に観測することで利用者が活動しているかどうかを確認することができる。また、独居者であるにもかかわらず頻繁に電話が着信している、またそれに伴って空間内での利用者の移動が頻繁に検出されるといったことが観測された場合には、不審な電話に対応しているのではないかという推定のもと、利用者に関して登録された親族等に警報を通知するといった動作をさせることも可能である。
また、前記のように、従来の焦電型センサでは、犬や猫など人と同じ程度の体温を持ったペットが動き回ることで誤動作することが問題であった。本実施形態の空間監視装置1では、空間監視用の無線周波信号の周波数を適当に選ぶことや、信号をデジタル処理することで、人間と同じような体温を持ったペットと人間との区別を行うことができる。人間からの電波の反射と、ペットからの電波の反射では人間の方が大きい等の違いがあるためである。
なお、本実施形態では監視対象空間に対して空間監視装置1を1台設置しているが、空間お広さや形状によって、複数台の空間監視装置1を設けてもよい。この場合には、各装置1の変調信号に適当なIDを挿入しておくことで、各空間監視装置1が相互に無線周波信号を識別することができる。
実施例
次に、上記実施形態で説明した空間監視装置1の具体的な応用例を実施例として説明する。この実施例は、空間監視装置1を公共の場所に設置されるトイレに適用した例である。図5に、本実施例のトイレ600の概略構成例を模式的に示している。
このトイレ600には、複数の大便器610、複数の小便器620、手洗い用水栓630、乾燥機640が設けられている。トイレ600内の適宜の箇所には空間監視装置1が設置され、トイレ600内の状況を監視している。任意の場所にはこのトイレ600を管理するためのコンピュータ650が設置される。
空間監視装置1は、トイレ600内における人の存在、位置、ドア615の開閉状態を検出する。これにより、トイレ600の利用状況、混雑状況の表示を行うことができる。また一歩進んでトイレ600内のどの便器が使用中であるかを反射波のパターン分析により推定することが可能である。空間監視装置1からのデータは適宜の通信回線660を通じてコンピュータ650に転送される。コンピュータ650は、この情報を利用して、トイレ600の利用状況、混雑状況をリアルタイムに近い状態で提供することができる。
本実施例の構成は、トイレだけでなく類似のシステム、例えばレストラン、スーパーマーケット、遊園地などの施設での混雑や利用状況などの把握にも有効である。
以上説明した本発明の実施形態によれば、居室等の空間内における人等の物体の有無、配置、移動状況、あるいはドア、窓の開閉など、空間内の状態の変化を簡易な構成で検出することができる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば,上記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、実施形態の構成の一部を他の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の構成を加えることも可能である。
1 空間監視装置
10 送受信部
20 制御部
21 演算部
22 記憶部
30 通信インタフェース部
40 電源部
50 アンテナ
110 第1発振器
120,141A,141B,143A,143B,160 アンプ
130 ブリッジ回路
144A,144B AD変換器
150 第2発振器
180 温度センサ
190 アンテナ端子
650 コンピュータ

Claims (5)

  1. 空間の状況を監視するための空間監視装置であって、
    高周波の無線周波信号を監視対象である空間に送信波として送出するとともにその反射波を受信し、
    前記送信波および前記反射波をデジタルデータ化して送信波データおよび反射波データとし、
    前記送信波データと前記反射波データとを比較して両者間のデジタルデータ上の差異を検出する送受信部を有する、
    空間監視装置。
  2. 請求項1に記載の空間監視装置であって、
    前記送受信部は、
    所定の方式で変調された無線周波信号を発生させる発振器と、
    該無線周波信号の送信波と、該送信波に対する空間からの反射波とを分離するブリッジ回路と、
    前記送信波および前記反射波の信号をデジタル変換するアナログデジタル変換器と、
    前記アナログデジタル変換器からのデジタルデータにより前記送信波と前記反射波の振幅および位相をそれぞれ検出し、前記送信波と前記反射波との間の振幅および位相の差異を検出する信号解析回路と、
    を備えている空間監視装置。
  3. 請求項1又は2に記載の空間監視装置であって、
    前記無線周波信号の周波数が30〜300GHzの範囲である、
    空間監視装置。
  4. 請求項1に記載の空間監視装置であって、
    監視対象である空間の異なる状況に対応するデジタルデータを複数の状況代表データとして記憶しており、前記送受信部が検出した前記送信波データと受信波データとの差異を前記状況代表データと比較して、監視対象である空間の状況を推定する、
    空間監視装置。
  5. 空間の状況を監視するための空間監視方法であって、
    高周波の無線周波信号を監視対象である空間に送信波として送出するとともにその反射波を受信するステップと、
    前記送信波および前記反射波をデジタルデータ化して送信波データおよび反射波データとするステップと、
    前記送信波データと前記反射波データとを比較して両者間のデジタルデータ上の差異を検出するステップと、
    を有する空間監視方法。
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