JP2016125598A - バッテリ内蔵支持装置及びバッテリユニット - Google Patents

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和重 新妻
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naofumi Sakaguchi
直史 坂口
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Abstract

【課題】カウンターウェイトを用いないような環境下であっても、赤道義等のモータ等を駆動するバッテリを外部に設置する必要のない支持装置及びこれに用いるバッテリユニットを提供する。
【解決手段】支持装置である三脚10は、後述するモータ駆動型の赤道義や望遠鏡を搭載し、支持する装置である。三脚10は、三本の脚部11,12,13と、センターポール14と、脚部11,12,13及びセンターポール14を連結するとともに、三脚10の上部で要となる三脚上部台15と、センターポール14の下部と各脚部11,12,13の中途領域を脚部11,12,13が均等に広がるように支持する支持部16と、センターポール14の内部に着脱可能に装着されたバッテリユニット17とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、バッテリによって駆動する機器を支持する支持装置及びこれに用いるバッテリユニットに関する。
三脚等の支持装置上に電動モータによって駆動する赤道義等を搭載し、赤道義上にカメラ等の撮像装置を支持することで、天の北極を中心にカメラを回転させて星の移動を追尾し、長時間露出撮影を行っても星が移動することなく天体写真を撮影することができる。
赤道義のモータを駆動するための電源は、従来、充放電可能な二次電池(バッテリ)を別途外部に設置し、ケーブル等で赤道義のモータに電流を供給することが一般的である。しかしながら、バッテリを別途外部に設置するとなると、設置スペースの確保や電源配線の取り回しが煩雑化するという問題を生じる。
たとえば、特許文献1には、望遠鏡を搭載する赤道義において、バッテリを別途外部に設置することなく、望遠鏡の重さに合わせて重心をとるために用いられるカウンターウェイト中にバッテリを内蔵する技術が開示されている。
実開平6−36018号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、カウンターウェイトを用いる場合に用途が限定されてしまい、近年普及してきているポータブル赤道義等のようなカウンターウェイトを必要としない小型の赤道義等には用いることができないといった課題があった。
本発明はかかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、カウンターウェイトを用いないような環境下であっても、赤道義等のモータ等を駆動するバッテリを外部に設置する必要のない支持装置及びこれに用いるバッテリユニットを提供することにある。
本発明にかかるバッテリ内蔵支持装置は、光学装置をモータ駆動する機器を支持するバッテリ内蔵支持装置であって、中空部材と、中空部材に着脱可能に設けられ、モータに電源を供給する、充放電可能なバッテリユニットとを備えるものである。
また、本発明にかかるバッテリユニットは、光学装置をモータ駆動する機器を支持する支持装置の中空部材の内部に着脱可能であり、モータに電源を供給する充放電可能なものである。
本発明によると、支持装置の中空部材の中にバッテリユニットを内蔵することで、カウンターウェイトを用いないような環境下においても、専用にバッテリ設置スペースを設けることなく赤道義等のモータ駆動用の電源供給を可能とすることができる。
図1は、三脚の正面図である。 図2は、三脚を斜め下方から見た要部斜視図である。 図3は、三脚のセンターポール内部に搭載するバッテリユニットを説明する斜視図である。 図4は、三脚のセンターポールを下から見た平面図。 図5は、変形例にかかる三脚のセンターポールを下から見た平面図。 図6は、ピラー脚の正面図である。 図7は、ピラー脚の上面を示す平面図である。 図8は、ハーフピラーを説明する平面図であり、図8(A)が、ハーフピラーの側面図であり、図8(B)がハーフピラーの正面図である。 図9は、ハーフピラーに内蔵するバッテリユニットを説明する平面図である。 図10は、本発明にかかる各支持装置に搭載する望遠鏡システムの構成を説明する図である。
以下、本発明が適用された支持装置について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が可能であることは勿論である。また、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることがある。具体的な寸法等は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
[第1の実施形態:三脚]
まず、支持装置の第1の実施形態について図1を用いて簡単に説明する。支持装置である三脚10は、後述するモータ駆動型の赤道義や望遠鏡を搭載し、支持する装置である。三脚10は、三本の脚部11,12,13と、センターポール14と、脚部11,12,13及びセンターポール14を連結するとともに、三脚10の上部で要となる三脚上部台15と、センターポール14の下部と各脚部11,12,13の中途領域を脚部11,12,13が均等に広がるように支持する支持部16と、センターポール14の内部に着脱可能に装着されたバッテリユニット17とを有する。
脚部11,12,13は、それぞれ略均等の構造をしており、上部から下部に向かって径が段階的に小さくなる、伸縮可能な中空円筒部材によって形成されている。材質としては、軽量かつ強度のある材料としてアルミニウム材を用いることができる。例えば、脚部11で説明すると、脚部11の上部から11a,11b,11cとすると上部から順に径が小さい中空円筒部材であり、入れ子状に脚部11a内に脚部11bが収納され、脚部11b内に脚部11cが収納可能となっている。すなわち、脚部11の長さを調整し、三脚10の高さを調整するととともに、収納を容易とする構造を呈している。なお、脚部11,12,13の材質としては、他にも、カーボンファイバや樹脂等の軽量非金属材料を用いてもよいし、マグネシウム合金、チタン、ジュラルミン等の他の軽量金属材料を用いてもよい。
センターポール14は、三脚上部台15と接続され、鉛直下方向に延在する三脚の支柱であり、脚部11,12,13が、三脚上部台15から放射状に延びるのに対して、中央部に柱として存在し、支持部16によって、脚部11,12,13を均等に開いた状態で支持する支柱である。
センターポール14は、軽量かつ強度のある材料としてアルミニウム材を用いることができる。センターポール14は、中空円筒部材であり、内部にバッテリユニット17を内蔵可能としている。なお、センターポール14の材質としては、他にも、カーボンファイバや樹脂等の軽量非金属材料を用いてもよいし、マグネシウム合金、チタン、ジュラルミン等の他の軽量金属材料を用いてもよい。
センターポール14の詳細は、図2に示すように、斜め下方向から見上げると、三脚の中心部を支える支柱であることがわかる。また、センターポール14は、脚部11,12,13の中央、すなわち、三脚10の重心に位置しておりバッテリユニット17を内蔵しても、三脚10の設置安定性すなわち重量バランスを崩すことはない。
バッテリユニット17は、図3に示すように、略円筒形状の電池18と、センターポール14の下方で、バッテリユニット17のインターフェイス部となる蓋体19と、電池18と蓋体19とを接続する配線部20と、電池18及び配線20を保護する外装部21とからなる。また、バッテリユニット17には、図示しない、電池18用の充放電保護回路が設けられているが、汎用技術であるため説明を省略する。
バッテリユニット17は、図4に示すように、蓋体19には、インジケータ31、電源出力コネクタ32、電源入力コネクタ33、ねじ穴34が設けられている。なお、図1〜図2に示した位置決めピン35は、ねじ穴34にねじ込まれるが、後述するように、三脚10の上部に赤道義等を搭載するときに位置決めに用いるピンであり、紛失を防止することができるようになっている。
バッテリユニット17は、センターポール14内に収納可能な範囲で設計することが好ましい。すなわち、外装部21が円筒形状でかつセンターポール14の中空部分の内径よりも小さい径とされていることが好ましい。
電池18は、リチウムイオン電池や、リチウムポリマー電池等のエネルギー密度の高い蓄電池を円筒形に巻回したものを用いることができる。なお、電池18は、上述した種類の電池以外の電池を用いることを妨げるものではないが、体積当たりの蓄電容量が高いものを用いることが好ましいことは言うまでもない。
バッテリユニット17は、三脚10上に後述する赤道義等を搭載して赤道義のモータを駆動するための電源を供給するものである。そのため、バッテリユニット17は、センターポール14の下方に位置する蓋体19の電源出力コネクタ32から供給される電源を図示しないケーブル等によって赤道義に接続することとなる。
また、バッテリユニット17は、大容量、大出力に対応するためにできる限り大きなものを用いることが好ましいが、電池18の重量が三脚10の中心に位置するセンターポール14内に位置するため、重量バランスに優れ、三脚10の安定設置に役立つ。
なお、中空の脚部11,12,13にもバッテリユニット17を内蔵する構成としてもよいが、バッテリユニット17の着脱を容易かつ、効率的に行うことができるように、中空円筒形状の下方にバッテリユニット17の着脱を可能とする空間を有するセンターポール14に装着することが好ましい。また、配線の引き出しを容易とするために、各種コンソールを備える面が必要となるが、そのような部分として蓋体19を構成可能なセンターポール14が特に好ましい。
ここで、蓋体19の詳細について更に説明する。蓋体19は、グリップ部19a、ねじ溝19bを有し、グリップ部19aを手で握り回転させることで、ねじ溝19bがセンターポール14の内径部分に設けられた図示しないねじ溝とかみ合い、ねじ込むことで、バッテリユニット17をセンターポール14に固定することができる。なお、バッテリユニット17の固定方法は、ボールプランジャや可動爪部等の着脱可能な手段を用いる方法をとることもできる。
また、バッテリユニット17を充電等のために取り外すときは、グリップ部19aを手で握り逆回転させれば、容易に取り外すことができる。たとえば、複数のバッテリユニット17を充電して準備しておけば、野外であっても電池切れの心配をする必要がなくなる。取り外したバッテリユニット17は、例えば、自動車等において充電しておく等を行えば更にユーザの利便性が上がるといえる。
次に、蓋体19のインターフェイス部分について説明する。インジケータ31は、LED等のランプであり、好ましくは赤色光を発光するダイオードを用いる。望遠鏡等を用いて天体観測を行う際に、白色や青色等の色温度の高い光は人間の目の感度特性によって非常に強い光として作用し、目がくらんでしまう恐れがあるからである。赤色光は、目に優しく、天体観測等の暗所作業に適しているといえる。
インジケータ31は、充電時に点灯させたり、給電時に点灯させたり、または電池残量が少なくなった場合に点灯させることができる。これらの機能ごとに点灯または点滅パターンを変えることもできる。また、複数のインジケータを備えるようにしてもよいことは言うまでもない。また、天体観測等の作業中には極力明かりを少なくし、かつ消費電力を抑えるために、インジケータ31に消灯機能を持たせるようにしてもよい。
電源出力コネクタ32は、三脚10に搭載する機器に応じた規格のコネクタを用いることができる。三脚10では、USB(Universal Serial Bus)コネクタを例示している。電源出力コネクタ32は、USB規格に適合する出力電圧、電流を供給することができる。したがって、赤道義以外にも各種のUSB給電に対応する機器、例えばレンズ用ヒータ等を駆動させることができる。赤道義以外に三脚10上に搭載する機器としては、架台装置が考えられる。架台装置には、経緯台、タイムラプス架台(タイムラプス撮影を行いながら可動する架台)、電源駆動が必要な望遠鏡、双眼鏡等が考えられる。電源出力コネクタ32は、これらに対する給電用途にも用いることができる。
たとえば、USB給電能力としては、USB2.0規格において、5V、500mA、USB3.0規格において、5V、900mA、USB3.1規格において5V、1000mAの出力が可能である。また、複数のコネクタによって出力電流を倍化することも可能である。また、USBコネクタを用いることによって電源入力コネクタとしても利用可能であり、別途電源入力コネクタを設けずとも電池18を充電可能とする設計も可能である。
なお、USB規格は、接続機器間において情報通信を行うことが可能であり、バッテリ残量等を、三脚10上に設置する赤道義等の機器に送信するようにしてもよい。また、赤道義等の機器から、電源供給量をコントロールするようにしてもよい。
電源入力コネクタ33は、バッテリユニット17を充電するために給電を行うコネクタであり、USBマイクロB端子等を用い、電源出力コネクタ32とは一見して異なるようになっている。電源入力コネクタ33は、バッテリユニット17を取り外して家庭用交流100V電源や自動車用直流12V電源等からコンバータを介してバッテリユニット17を充電可能とするものである。充電方法に関しては、急速充電を行うニーズもあるため、各種規格に従った大電流に対応するコネクタを用いるようにしてもよいことは言うまでもない。
[インターフェイス部分の変形例]
ここで、蓋体19のインターフェイス部分に変形例について説明する。上述した蓋体19と略同等の部分については同じ符号を伏して説明を省略する。
変形例にかかる蓋体19は、図5に示すように、3つのインジケータ31a,31b,31cと、3つの電源出力コネクタ32a,32b,32cとを設けるようにしている。
インジケータ31a,31b、31cはそれぞれ、機能を割り当て、充電中、給電中、通信中、エラー報知、電池残量表記等に用いることができる。また、電源出力コネクタ32a,32bは、USBコネクタを用いており、USB規格に準拠した電流を供給することが可能である。また、電源出力コネクタ32cは、丸型の電源プラグを用い、USB規格等を超える電圧・電流を供給可能とするようにしたものである。例えば、DC12V、DC24Vの電圧が汎用的に用いられることから、これらの出力を備えることは特に好ましいといえる。
これらの電源出力コネクタ32a,32b,32cは、選択的に使用するか、電源供給能力に応じて同時使用を可能としてもよい。同時使用が可能となった場合い、大きな電流を必要とする赤道義等への電源供給を電源出力コネクタ32cから行うとともに、カメラ機器やモバイル機器等の小電力の供給やバッテリユニット17との通信を電源コネクタ32a,32bにて行うことが可能となる。
たとえば、赤道義上に望遠鏡を搭載してモータードライブを行う場合には、望遠鏡の荷重に応じたトルクを発生させるために大きな電力を要する。一方、撮影用のカメラや付随して用いるモバイル機器、例えば、スマートフォン等の天体観測用アプリケーションソフトを実行可能な機器は多少の電力の供給でも充電、もしくは動作可能である。したがって、出力能力の異なる2系統の電源出力コネクタを備えることは、上述のようなケースにおいて有効であるといえる。
[第2の実施形態:ピラー脚]
次に、支持装置の第2の実施形態について図6を用いて簡単に説明する。なお、第1の実施形態で説明した三脚10と略同等の部位には同じ符号を伏して説明を省略する。支持装置であるピラー脚40は、後述するモータ駆動型の赤道義や望遠鏡を搭載し、支持する装置である。ピラー脚40は、支柱となるピラー44と、ピラー44下部に接続された三つの脚部41,42,43と、ピラー44の上部のフランジ部45と、ピラー44の内部に装着されたバッテリユニット17とを有する。
ピラー脚40は、脚部41,42,43がピラー44を支持するためにピラー44の下部に固定接続されており、三脚10と異なり脚部11,12,13のように開閉することはない。
脚部41,42,43は、それぞれ略均等の構造をしており、ピラー44の下部から放射状3方向に広がる支持部となる。材質としては、軽量かつ強度のある材料としてアルミニウム材を用いることができるし、その他の金属、合金を用いてもよい。三脚10と異なり、ピラー脚40は、可搬性を重視せず、設置安定性が求められるため、重量のある金属を用いることを妨げない。
ピラー44は、フランジ部45を上端とし、鉛直下方向に延在する支柱であり、下部に脚部41,42,43が接続された、荷重を支持する支柱である。
ピラー44は、軽量かつ強度のある材料としてアルミニウム材を用いることができるし、その他の金属、合金を用いてもよい。三脚10と異なり、ピラー脚40は、可搬性を重視せず、設置安定性が求められるため、ピラー44に重量のある金属を用いることを妨げない。ピラー44は、中空円筒部材であり、内部にバッテリユニット17を内蔵可能としている。
ピラー44は、脚部41,42,43の中央、すなわち、ピラー脚40の重心に位置しておりバッテリユニット17を内蔵しても、ピラー脚40の設置安定性すなわち重量バランスを崩すことはない。
バッテリユニット17は、詳細は上述で説明した三脚10と略同等のため説明を省略するが、ピラー44の内部空間に内蔵され、上方に配線が引き出されるようになっている。なお、バッテリユニット17は上部からピラー44の内部に挿入するようにしてもよいし、ピラー44に開口部を設けて側方から着脱するようにしてもよい。開口部を開ける例については、第3の実施形態において詳細な説明をする。
バッテリユニット17は、ピラー44内に収納可能な範囲で設計することが好ましい。すなわち、ピラー44の中空部分の内径よりも小さい径とされていることが好ましい。
バッテリユニット17は、ピラー脚40上に後述する赤道義等を搭載して赤道義のモータを駆動するための電源を供給するものである。そのため、バッテリユニット17は、ピラー44上方に位置する電源出力コネクタから供給する電源を図示しないケーブル等によって赤道義等に接続される。
また、バッテリユニット17は、大容量、大出力に対応するためにできる限り大きなものを用いることが好ましいが、電池18の重量がピラー脚40の中心に位置するピラー44内に位置するため、重量バランスに優れ、ピラー脚40の安定設置に役立つ。
なお、ピラー44の中空円筒内部であって下方にもバッテリユニット17を内蔵する構成としてもよいが、ピラー44の下部には接地面があり、バッテリユニット17を着脱するための空間がないため、バッテリユニット17を上方に配置することが好ましい。ピラー44の側方に開口部を有する場合には、着脱空間が側方に用意されているため、別段位置を特定する必要はないが、設置安定性を考慮すると、重量物は下方に設置することが好ましく、バッテリユニット17を下方に設置することが好ましい。
ここで、ピラー44の上方から見たバッテリユニット17のインターフェイス部の詳細について更に説明する。
まず、図7に示すように、インジケータについては、フランジ部45上に赤道義が搭載される都合、インターフェイス部は閉鎖空間となるため、割愛した構成となっており、電源出力コネクタ32と、電源入力コネクタ33とが設けられている。
電源出力コネクタ32は、ピラー脚40に搭載する機器に応じた規格のコネクタを用いることができる。ピラー脚40では、USB(Universal Serial Bus)コネクタを用い、USB規格に適合する出力電圧、電流を供給することができる。したがって、赤道義以外にも各種のUSB給電に対応する機器を駆動させることができる。
電源入力コネクタ33は、バッテリユニット17を充電するために給電を行うコネクタであり、USBマイクロB端子等を用い、電源出力コネクタ32とは一見して異なるようになっている。バッテリユニット17を取り外して家庭用交流100V電源や自動車用直流12V電源等からコンバータを介して充電可能となっている。充電方法に関しては、急速充電を行う等のニーズもあるため、各種規格に従った大電流に対応するコネクタを用いるようにしてもよい。
[第3の実施形態:ハーフピラー]
次に、支持装置の第3の実施形態について図8(A)、図8(B)を用いて簡単に説明する。なお、第1の実施形態で説明した三脚10と略同等の部位には同じ符号を伏して説明を省略する。支持装置であるハーフピラー60は、後述するモータ駆動型の赤道義や望遠鏡を搭載し、支持する装置である。ハーフピラー60は、下部に安定のための脚部を有さない。したがって、ハーフピラー60は、先に説明した三脚10やピラー脚40のような安定した支持装置上に更に高さを高めるために用いられる中間支持装置であるといえる。ハーフピラー60は、支柱となるピラー61と、ピラー61の上部にフランジ部62と、ピラー61の内部に装着されたバッテリユニット17とを有する。
ハーフピラー60は、図8(B)に示すように開口部61aを有する、略円筒形状の中空支柱である。ここで、図8(A)は、ハーフピラー60を側面から見た図であり、図8(B)は、図8(A)を90度回転させて正面から見た図である。
ピラー61は、材質として、軽量かつ強度のある材料としてアルミニウム材を用いることができるし、その他の金属、合金を用いてもよい。三脚10と異なり、ハーフピラー60は、可搬性を重視せず、設置安定性が求められるため、重量のある金属を用いることを妨げない。ピラー61は、中空円筒部材であり、内部にバッテリユニット17を内蔵可能としている。ピラー61には、開口部61aが設けられている。
ピラー61は、フランジ部62を上端とし、鉛直下方向に延在する支柱であり、下部に三脚やピラー脚に設置するための突起部63を有し、突起部63を、三脚やピラー脚等の凹部に勘合させて荷重を支持する支柱である。
ピラー61は、略円筒形状であるため、バッテリユニット17を内蔵しても、ハーフピラー61の設置安定度すなわち重量バランスを崩すことはない。
バッテリユニット17は、詳細は上述で説明した三脚10と略同等のため説明を省略するが、ピラー61の内部空間に内蔵され、開口部61aから配線が引き出されるようになっている。
バッテリユニット17は、ピラー61内に収納可能な範囲で設計することが好ましい。すなわち、ピラー61の中空部分の内径よりも小さい径とされていることが好ましい。また、着脱を考慮するとバッテリユニット17は、開口部61aの開口面積よりも十分に小さい形とすることが望まれる。
バッテリユニット17は、ハーフピラー60上に後述する赤道義等を搭載して赤道義のモータを駆動するための電源を供給するものである。そのため、バッテリユニット17は、電源出力コネクタから供給される電源を図示しないケーブル等によって接続することとなる。
[搭載機器の例]
上述の第1の実施形態乃至第3の実施形態で説明した支持装置に搭載する機器の例について簡単に説明する。
図10に示すように、搭載機器としては、望遠鏡システム200が考えられる。望遠鏡システムは、望遠鏡201と、この望遠鏡201をモータードライブする赤道義202と、赤道義202をコントロール入力するコンソール203とから構成される。
本発明にかかる支持装置は、内蔵するバッテリユニット17から赤道義202に図示しないケーブルを介して電源を供給することができる。図10に示すように、カウンターウェイトを有さない小型の赤道義であっても既存の支持装置の内部スペースを生かしつつ電源供給可能なため、非常にシンプルなシステムを構成することが可能となり、バッテリユニットの専用設置スペースを用意する必要がなくなる。すなわち、支持装置は、中空支柱構造体を用いることが多いため、このデッドスペースを活用してバッテリユニットを着脱可能に内蔵することで、大きな装置構成の変更をすることなく、バッテリユニットを取り扱うことが可能になったといえる。
また、上述した第1の実施形態乃至第3の実施形態で説明した支持装置は、いずれもバッテリユニットを重心部に配置したため、支持装置の設置安定度は向上し、かつ、低重心化も可能となる。
以上、本発明を3つの実施形態をもとに説明したが、各実施形態の内容に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々に変形して実施をすることが可能である。上記実施形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
たとえば、ピラー脚40のピラー44に開口部を設け側面からバッテリユニットを内蔵するようにしてもよいし、バッテリユニット17を内蔵したピラー脚40の上に更にバッテリユニット17を内蔵したハーフピラー60を搭載し、電池容量の増加を図るなど適宜組み合わせをすることが可能である。
10 三脚、11,12,13 脚部、14 センターポール、15 三脚上部台、16 支持部、17 バッテリユニット、18 電池、19 蓋体、19a グリップ部、19b ねじ溝、20 配線部、21 外装部、31 インジケータ、32 電源出力コネクタ、33 電源入力コネクタ、34 ねじ穴、35 位置決めピン、40 ピラー脚、41,42,43 脚部、44 ピラー、45 フランジ部、60 ハーフピラー、61 ピラー、61a 開口部、62 フランジ部、63 突起部、200 望遠鏡システム、201 望遠鏡、202 赤道義、203 コンソール

Claims (12)

  1. 光学装置をモータ駆動する機器を支持する支持装置であって、
    中空部材と、
    中空部材内に設けられ、上記モータに電源を供給する、充放電可能なバッテリユニットと
    を備えるバッテリ内蔵支持装置。
  2. 前記機器は、赤道義である請求項1に記載のバッテリ内蔵支持装置。
  3. 前記バッテリユニットは、前記中空部材に着脱可能に設けられている請求項1または2に記載のバッテリ内蔵支持装置。
  4. 前記バッテリユニットを重心位置に対応する前記中空部材内に設けた請求項1〜3の何れか一に記載のバッテリ内蔵支持装置。
  5. 前記バッテリユニットは、前記中空部材から露出する部分に電源出力コネクタを備える請求項1〜4の何れか一に記載のバッテリ内蔵支持装置。
  6. 前記電源出力コネクタは複数あり、供給電源の特性を異にする請求項5に記載のバッテリ内蔵支持装置。
  7. 前記バッテリユニットは、前記中空部材から露出する部分にインジケータを備え、
    前記インジケータがバッテリユニットに関する情報を示す請求項1〜6の何れか一に記載のバッテリ内蔵支持装置。
  8. 前記インジケータは、消灯可能である請求項7に記載のバッテリ内蔵支持装置。
  9. 当該バッテリ内蔵支持装置は、三脚装置であり、
    前記中空部材は、前記三脚装置におけるセンターポールである請求項1〜8の何れか一に記載のバッテリ内蔵支持装置。
  10. 当該バッテリ内蔵支持装置は、ピラー脚装置であり、
    前記中空部材は、前記ピラー脚装置におけるピラー部分である請求項1〜8の何れか一に記載のバッテリ内蔵支持装置。
  11. 当該バッテリ内蔵支持装置は、ハーフピラー装置であり、
    前記中空部材は、前記ハーフピラー装置におけるピラー部分である請求項1〜8の何れか一に記載のバッテリ内蔵支持装置。
  12. 光学装置をモータ駆動する機器を支持する支持装置が有する中空部材の内部に着脱可能とされ、上記モータに電源を供給する充放電可能なバッテリユニット。
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