JP2016124609A - シャツ収納構造 - Google Patents

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惠史 宮本
Keiji Miyamoto
惠史 宮本
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Abstract

【課題】面積が小さくなるように収納でき、かつ、取り出したときにしわになりにくいシャツ収納構造を提供する。
【解決手段】形態安定性加工が施されたシャツ3を展示用収納部材2に収納し、シャツ3は、広げた状態の全面積の1/5以下の面積になるように折り畳まれており、展示用収納部材2は、シャツ3が広がらないようにシャツ3を囲繞している構成とする。こうすることによって、しわを気にせずに収納でき、さらにシャツを嵩張らずに収納できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ワイシャツ等のシャツを陳列する際に使用可能なシャツ収納構造に関する。また、シャツが小さく収納され、容易に持ち運び可能なシャツ収納構造に関する。
従来から、シャツの陳列は、陳列棚上に並べられ、購入者に前身頃が見えるように設置される。具体的には、シャツの陳列は、右前身頃と左前身頃が正面を向き、前立てが中央に位置するように陳列される(例えば、特許文献1)。
特開2013−230231号公報
しかしながら、特許文献1の陳列方法では、一つの商品につき、陳列棚を占める割合が大きくなってしまい、多くの商品を陳列できないという問題がある。
また、商品の占有面積を小さくするために、シャツを折り曲げすぎると、折り曲げ痕が残ってしまい、購入後に使用する際に、アイロン等でしわを伸ばす必要が生じる。そのため、シャツを小さく折り曲げられないという問題もある。
そこで、本発明は、面積が小さくなるように収納でき、かつ、取り出したときにしわになりにくいシャツ収納構造を提供することを課題とする。
上記した課題を解決するための請求項1に記載の発明は、形態安定性加工が施されたシャツを収納部材に収納したシャツ収納構造であって、前記シャツは、正面視したときに広げた状態の全面積の1/5以下の面積になるように折り畳まれており、前記収納部材は、前記シャツが広がらないようにシャツを囲繞していることを特徴とするシャツ収納構造である。
本発明の構成によれば、収納対象となるシャツは形状安定性加工が施されているので、しわになりにくい。そのため、本発明のシャツ収納構造のように、シャツを広げた状態の全面積の1/5以下の面積になるように折り畳んでも、収納部材からシャツを取り出したときにしわになりにくい。
また、本発明の構成によれば、シャツは、広げた状態の全面積の1/5以下に折り畳まれた状態で収納部材に収納されており、当該収納部材によってシャツの広がりが規制されているため、嵩張らずにシャツの形状を維持できる。
請求項2に記載の発明は、前記シャツは、当該シャツの着丈方向において、ロール状に丸められて収納されていることを特徴とする請求項1に記載のシャツ収納構造である。
本発明の構成によれば、シャツがロール状に丸められた状態で収納部材に収納されているので、嵩張らず、寸法をより小さくできる。
請求項3に記載の発明は、前記シャツは、後身頃が少なくとも肩幅方向に3回以上折り曲げられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のシャツ収納構造である。
一般的なシャツの折り畳みでは、後身頃は、肩幅方向に2回折り畳まれることが多い。そのため、横幅が広くなってしまう。
一方、本発明の構成によれば、後身頃が少なくとも肩幅方向に3回以上折り曲げられているので、シャツがコンパクトとなり、肩幅方向の寸法を小さくできる。
請求項4に記載の発明は、前記シャツは、ストライプ柄、ヘアライン柄、スピン柄、及びチェック柄から選ばれる少なくとも一つの柄を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のシャツ収納構造である。
本発明の構成によれば、複数の線又は帯が交差する模様であるため、しわが線又は帯のアウトラインと重なり、使用者等にしわがわかりにくい。
請求項5に記載の発明は、前記シャツは、少なくとも50以上のしわを付けた状態でハンガーに吊り下げ、水を吹き付けて所定時間放置したときにしわの数が1/10以下になることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のシャツ収納構造である。
本発明の構成によれば、ハンガーに吊るして、水を吹き付けるだけで、しわの数が著しく減少するため、出張や旅行等で使用しやすい。
請求項6に記載の発明は、前記収納部材は、袋状であって、収納空間と、前記収納空間の内外を連通する開口を有し、前記開口からシャツを収納可能であり、前記開口の開口面積を絞る制限手段を備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のシャツ収納構造である。
本発明の構成によれば、収納部材にシャツを収納し、制限手段によって開口を絞ることによって、収納部材でシャツ全体を覆い隠すことが可能であるため、持ち運ぶ際に汚れが付きにくい。
請求項7に記載の発明は、前記収納部材は、外形形状が直方体状又は立方体状の箱体であり、収納部材の少なくとも一部は、透明であり、収納部材の内部に前記シャツを収納した状態において、収納部材の外部からシャツが視認可能であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のシャツ収納構造である。
本発明の構成によれば、外形形状が直方体又は立方体であるため、陳列する際に敷き詰めて陳列することができる。
また、本発明の構成によれば、収納部材の内部にシャツを収納した状態において、収納部材の外部からシャツが視認可能であるため、陳列したときに、シャツの色や柄の判別が可能である。
本発明のシャツ収納構造によれば、面積が小さくなるように収納でき、かつ、取り出したときにしわになりにくい。
本発明の第1実施形態に係るシャツ展示構造の斜視図である。 図1のシャツ展示構造の分解斜視図である。 図2の収納本体の展開図である。 図2のシャツの正面図である。 図4のシャツの背面図である。 図1の持ち運び用収納部材の斜視図である。 図1の持ち運び用収納部材にシャツを収納した状態を表す斜視図である。 図1のシャツ展示構造の組み立て手順の説明図であり、シャツの折り畳み手順を表す説明図であり、(a)〜(d)は各工程を表す。 図1のシャツ展示構造の組み立て手順の説明図であり、シャツの折り畳み手順を表す説明図であり、(e)〜(h)は各工程を表す。 図6の持ち運び用収納部材にシャツを収納する際の手順の説明図であり、シャツの折り畳み手順を表す説明図であり、(a)〜(d)は各工程を表す。 図6の持ち運び用収納部材にシャツを収納する際の手順の説明図であり、シャツの折り畳み手順を表す説明図であり、(e)〜(h)は各工程を表す。 図6の持ち運び用収納部材にシャツを収納する際の手順の説明図であり、シャツの折り畳み手順を表す説明図であり、(i)〜(l)は各工程を表す。 図6の持ち運び用収納部材にシャツを収納する際の手順の説明図であり、シャツの折り畳み手順を表す説明図であり、(m)〜(p)は各工程を表す。 図1の展示用シャツ収納構造の展示例である。 本発明の第2実施形態の持ち運び用収納部材にシャツを収納した状態を表す斜視図である。 図15の持ち運び用収納部材とシャツの分解斜視図である。 本発明の第3実施形態の持ち運び用収納部材にシャツを収納した状態を表す斜視図である。 図17の持ち運び用収納部材を開封してシャツを取り出したときの斜視図である。 本発明の第4実施形態の持ち運び用収納部材にシャツを収納した状態を表す斜視図である。 本発明の他の実施形態の持ち運び用収納部材にシャツを収納した状態を表す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。
第1実施形態の展示用シャツ収納構造1は、図1に示されるように、展示用収納部材2の内部にシャツ3及び持ち運び用収納部材5を収納したものである。
展示用収納部材2は、シャツ3を収納可能な部材であり、図2に示されるように、収納本体6と、ラベル部材7から構成されている。
収納本体6は、外形形状が直方体又は立方体状の箱体であり、一枚の透明の薄板を折り曲げ加工を施して形成されたものである。
ここでいう「透明」とは、先にあるものが透過して見えることをいう。すなわち、無色だけではなく、有色であっても透けて見えるものは透明となる。また、若干濁っていてもよい。
具体的には、収納本体6は、図3から読み取れるように、いわゆるアメリカンロック式の箱である。つまり、収納本体6は、図1に示されるように、天面壁部10と、底面壁部11と、天面壁部10と底面壁部11を接続する側面壁部12〜15を備えており、これら壁部10〜15に囲繞された収納空間16を備えている。
天面壁部10は、図2,図3から読み取れるように、収納本体6の天面を形成する部位であり、2枚の内フラップ部20,21と1枚の外フラップ部22が組み立てられて構成される部位である。
内フラップ部20,21は、左右の側面壁部13,15の上端部と連続し、側面壁部13,15に片持ち状に支持される係合片である。
外フラップ部22は、正面側の側面壁部12の上端部と連続し、側面壁部14に片持ち状に支持される係合片である。外フラップ部22は、その先端が折り曲げられており、組み立てたときに、正面側の側面壁部12と内フラップ部20,21の間に挿入可能となっている。
底面壁部11は、収納本体6の底面を形成する部位であり、図3から読み取れるように、4枚のフラップ部23〜26が地獄底を構成して形成される部位である。すなわち、底面壁部11は、各側面壁部12〜15の下端部に連続し、各側面壁部12〜15に片持ち状に支持されるフラップ部23〜26が互いに係合して形成されている。
側面壁部12〜15は、収納本体6の側面を形成する部位である。具体的には、側面壁部12は正面側側面を構成し、側面壁部14は背面側側面を構成し、側面壁部13,15は左右側側面を構成する。
ラベル部材7は、商品名や材質、使用方法、産地等の展示用シャツ収納構造1に関する情報を表示する表示部材である。
また、ラベル部材7は、図2に示されるように、収納本体6の各側面壁部12〜15を覆う部材であり、一枚の帯状に延びた紙状体を各側面壁部12〜15に沿って折り曲げて糊付けしたものである。
シャツ3は、形態安定性加工が施された長袖シャツであり、少なくとも50以上のしわを付けた状態でハンガーに吊り下げ、水を吹き付けて所定時間放置したときにしわの数が1/10以下になるシャツである。
シャツ3は、図4,図5に示されるように、前身頃30と、後身頃31と、肩ヨーク32と、衿33と、袖34と、袖口35と、前立て36を有しており、これらの各部分に裁断された布地を縫製して形成されている。
シャツ3は、ストライプ柄、ヘアライン柄、スピン柄、及びチェック柄から選ばれる少なくとも一つの柄を備えていることが好ましい。本実施形態のシャツ3は、有色のチェック柄であり、具体的には、白と所定の色との組み合わせた格子柄であるギンガムチェック柄である。
また、本実施形態のシャツ3は、ボタンダウンシャツである。すなわち、衿33は、羽根衿40と台衿41を有しており、衿33の近傍には、台衿ボタン42が設けられている。
持ち運び用収納部材5は、展示用収納部材2と同様、シャツ3を収納可能な部材であり、図6に示されるように、シャツ3を収納可能な収納空間50を備えた袋状体である。具体的には、持ち運び用収納部材5は、巾着袋である。
また、持ち運び用収納部材5は、シャツ3を収納することによって図7に示される持ち運び用シャツ収納構造8を構成する部材である。
持ち運び用収納部材5は、ストライプ柄、ヘアライン柄、スピン柄、及びチェック柄から選ばれる少なくとも一つの柄を備えていることが好ましい。本実施形態の持ち運び用収納部材5は、シャツ3と同一柄であるチェック柄であり、具体的には、白と所定の色との組み合わせた格子柄であるギンガムチェック柄である。
持ち運び用収納部材5は、図6に示されるように、収納空間50と連通した開口51と、開口51を絞る制限手段52を有している。
開口51は、収納空間50の内外を連通する開口であり、折りたたまれた状態のシャツ3を挿入可能な挿入開口である。
制限手段52は、開口51の開口面積を絞る部材である。具体的には、制限手段52は、紐体で構成されている。すなわち、制限手段52を引っ張ることによって開口51をほぼ閉塞できる。
続いて、シャツ3を展示用収納部材2に収納して展示用シャツ収納構造1を形成する際のシャツ3の折りたたみ方について図8,図9に則して説明する。
まず、シャツ3の前身頃30や袖34、衿33等のボタンを留め、台衿ボタン42に図示しない衿固定部材を固定し、羽根衿40と台衿41の位置関係を固定する。そして、シャツ3を裏返し、図8(a)に示されるように後身頃31が見える状態とする。
ここで使用される衿固定部材は、公知の固定部材であり、透明のプラスチック製の板状体である。
次に、図8(b)に示されるように、着丈方向Yの略中央の部位を折り返して、後身頃31の下端縁たる裾43が肩ヨーク32近傍に位置するように折り曲げる。すなわち、シャツ3全体を略二等分するように折り曲げる。
続いて、図8(c)に示されるように、一方の袖34a(本実施形態では、左側袖34a)を袖34aの付け根に位置するアームホール44a近傍から後身頃31側に折り返し、さらに他方の袖34b(本実施形態では、右側袖34b)を袖34bの付け根に位置するアームホール44b近傍から後身頃31側に折り返す。
続いて、図8(d)に示されるように、後身頃31の肩幅方向Xにおいて肩幅の4分の1程度の部分をさらに左側袖34aとともに折り返し、さらに後身頃31の肩幅方向Xにおいて袖34b側の端部から肩幅の4分の1程度の部分をさらに右側袖34bとともに折り返す。このとき、前身頃30の一部が見える状態となる。
そして、図9(e)に示されるように、袖34a側の端部39aが衿33近傍にくるようにさらに折り曲げる。具体的には、前身頃30の肩幅方向Xの折り曲げ端部39aが衿33の右側端部と着丈方向Yに並ぶように折り曲げる。
続いて、図9(f)に示されるように、同様に袖34b側の端部39bも衿33近傍にくるようにさらに折り曲げる。具体的には、前身頃30の肩幅方向Xの一方の折り曲げ端部39bが他方の折り曲げ端部45aと重なるように折り曲げる。
そうすると、図9(g)に示されるように、シャツ3は着丈方向Yに帯状に延びた状態となる。その後、必要に応じて、衿固定金具で左右の前身頃30a,30bを後身頃31側で固定する。
最後に、図9(g)に示されるように、着丈方向Yに下端部から丸めていき、衿33近傍まで周方向に丸める。こうすることにより、シャツ3は、図9(h)に示されるように、ロール状となって、正面視したときに、広げた状態のシャツ3の全面積の1/5以下の面積となり、収納可能状態となる。
続いて、展示用収納部材2を組み立てて、展示用収納部材2の収納空間16に上記した収納可能状態のシャツ3を収納する。
まず、図2,図3から読み取れるように、あらかじめ展示用収納部材2のフラップ部23〜26を互いに係合させて底面壁部11を形成する。
このとき、側面壁部12〜15が底面壁部11の各辺に沿って立設されており、上方に向けて開放した収納空間16が形成される。また、収納空間16は、側面壁部12〜15で縁取られ形成された開口27を介して外部と連通している。
そして、必要に応じて内フラップ部20,21及び外フラップ部22を外側に折り返し、収納空間16に折り畳まれて収納可能状態となったシャツ3を開口27から収納する。
このとき、台衿41が上方側(開口27側)を向くように設置し、開口27の中央に前立て36が位置するように設置する。
またこのとき、シャツ3の外周面は、図1から読み取れるように、天面壁部10,底面壁部11、及び側面壁部12,14によって囲繞されている。シャツ3の軸方向の両端面は、左右の側面を構成する側面壁部13,15と対面している。
また、別途工程において、持ち運び用収納部材5を展示用収納部材2の収納空間16内に収容する。持ち運び用収納部材5は、底面壁部11に敷くことが好ましい。持ち運び用収納部材5を底面壁部11に敷くことによって、シャツ3が持ち運び用収納部材5で隠れることを防止できる。
そして、内フラップ部20,21及び外フラップ部22をそれぞれ内側に折り曲げ、正面側の側面壁部12と内フラップ部20,21の間に外フラップ部22の一部を挿入し、天面壁部10を形成する。
このとき、シャツ3は、広がる方向に力が働くが、天面壁部10、底面壁部11、及び側面壁部12〜15によって囲繞されているため、シャツ3が広がらない。
また、必要に応じて、ラベル部材7を収納本体6の周囲に巻く。例えば、図2から読み取れるように、側面壁部12〜15を囲繞するように帯状のラベル部材7を巻き、その端部を糊等の接着剤で無端状に糊付けする。
こうすることによって、収納本体6は透明であり、収納本体6の天面壁部10はラベル部材7が巻かれていないので、その内部のシャツ3の状態を視認可能となる。
以上の工程により、展示用シャツ収納構造1が組み立てられる。
続いて、図7に示されるシャツ3を持ち運び用収納部材5に収納した持ち運び用シャツ収納構造8について説明する。
以下、持ち運び用収納部材5にシャツ3を収納する際の折り畳み方の一例について説明する。なお、下記の例は推奨される折り畳み方であり、この限りではない。
まず、シャツ3の前身頃30や袖34等のボタンを留めて裏返し、図10(a)に示されるように、後身頃31が見える状態とする。
次に、図10(b)に示されるように、後身頃31を肩幅方向Xの五分の一程度の部位を折り曲げ、図10(c)に示されるように後身頃31の折り曲げ方向端部付近から袖34bを折り返す。さらに図10(d)に示されるように、袖34bを肩幅方向Xの端部近傍から折り返し、図11(e)に示されるように、その袖34bの折り返し部分の中央で再度折り返す。そして、図11(f)に示されるように、この折り返し部分の中央で基端部側(肩幅方向Xの中央側)から折り曲げる。
続いて、図11(g)に示されるようにアームホール44近傍でもう一方の袖34aを折り曲げ、図11(h)に示されるように後身頃31の肩幅方向Xのアームホール44と衿33との中間部で折り返し、再度、図12(i)に示されるように肩幅方向Xの後身頃31の外側端部近傍で折り返す。
そして、図12(j)に示されるように袖34aの折り返し部分の略中央で外側に折り返し、図12(k)に示されるように、さらに折り返し部分の中央で外側に折り曲げる。図12(l)に示されるように、後身頃31の肩幅方向Xの衿33の端部近傍部分から中央側に折り曲げ、図13(m)に示されるように他方側の後身頃31の肩幅方向Xの衿33の端部近傍部分から中央側に折り曲げる。
最後に、図13(n)に示されるように、裾43付近を折り曲げ、その折り曲げ部位を起点として、図13(o)に示されるように、着丈方向Yに下端部から丸めていき、図13(p)に示されるように、衿33近傍まで丸めて収納可能状態となる。
続いて、持ち運び用収納部材5の収納空間50に上記した収納可能状態のシャツ3を収納する。
まず、図6に示されるように、あらかじめ制限手段52による制限を緩和しておき、開口51を開放する。すなわち、制限手段52たる紐体を緩めて、開口51を広げる。そして、開口51から収納可能状態のシャツ3を挿入し、シャツ3を収納空間50内に入れる。このとき、シャツ3の軸方向端部側から開口51に挿入する。
その後、図7に示されるように、制限手段52によって開口51を制限する。すなわち、制限手段52たる紐体を締めて、開口51を狭める。このとき、シャツ3は、持ち運び用収納部材5によって閉塞される。
本実施形態の展示用シャツ収納構造1であれば、図14に示されるように、外形形状が直方体又は立方体であるので、展示棚60に積み上げて展示することができる。すなわち、複数段に積み重ねることができるので、少ない展示スペースでも展示可能である。
また、外形形状が直方体又は立方体であるので、展示棚60に平面充填になるように並べることも可能である。そのため、展示棚60に複数種類のシャツ3を展示することができる。
また本実施形態の展示用シャツ収納構造1であれば、外形形状が直方体又は立方体であるので、段ボール等に敷き詰めて収納することが可能である。そのため、大きな段ボール等の箱に複数の展示用シャツ収納構造1を充填させて運搬することができる。
本実施形態の展示用シャツ収納構造1であれば、収納本体6がラベル部材7から露出しており、収納空間16が外部から視認できる透明部分を備えているため、内部のシャツ3の色や柄、状態等が視認できる。
本実施形態の展示用シャツ収納構造1であれば、後身頃31が肩幅方向Xに3回以上折り畳まれているので、嵩が小さく、あまり展示場所を取らない。
本実施形態の持ち運び用シャツ収納構造8であれば、開口51を制限する制限手段52があるため、シャツ3が持ち運び用収納部材5の収納空間50から脱離しにくい。
また、本実施形態の持ち運び用シャツ収納構造8であれば、持ち運び用収納部材5が巾着袋であるため、シャツ3着用時の持ち運びも便利である。
本実施形態の持ち運び用シャツ収納構造8によれば、シャツ3を収納することによってコンパクトとなるので、出張や旅行等の際に持ち運びが容易となり、便利である。
本実施形態の持ち運び用シャツ収納構造8によれば、シャツ3が形状安定性に優れているので、無造作に折り畳んで、持ち運び用収納部材5に収納することもできる。
続いて、第2実施形態のシャツ収納構造100について説明する。
第2実施形態のシャツ収納構造100は、展示にも持ち運びにも使用可能な収納構造である。すなわち、シャツ収納構造100は、第1実施形態の展示用シャツ収納構造1と同様の展示用シャツ収納構造としても、持ち運び用シャツ収納構造8と同様の持ち運び用シャツ収納構造としても使用できる。
第2実施形態の収納部材101は、図15,図16に示されるように、瓶形状をしており、本体部102と、底面形成部材103から構成されている。
本体部102は、シャツ3を収納可能な収納空間105を備えている。
本体部102の下端部近傍の内側面には、ねじ切りされて本体側係合部106を備えている。すなわち、本体部102の本体側係合部106は内ネジである。
底面形成部材103は、収納部材101の底面を形成する部材であり、本体部102の収納空間105を密閉する蓋部材である。
底面形成部材103は、図16に示されるように、面積の異なる2枚の円板が重なった形状をしており、大径部107と、小径部108を備えている。
大径部107と小径部108は、平面視したときにともに円形状をしており、大径部107と小径部108の中心軸は、ともに一致している。
大径部107は、収納部材101を組み立てたときに、本体部102とともに外郭を構成する部材である。
小径部108は、外周面がねじ切りされており、本体部102の本体側係合部106と係合可能な蓋側係合部110を備えている。すなわち、小径部108の蓋側係合部110は、外ネジである。
続いて、第2実施形態のシャツ収納構造100の各部材及び各部位の位置関係について説明する。
本体部102の収納空間105内に、折り畳まれて収納可能状態となったシャツ3が収納されている。
具体的には、シャツ3の軸方向は、底面形成部材103の軸方向とほぼ一致している。すなわち、シャツ3の外周面は、本体部102の内周面に囲繞されている。
本体部102の下端部に底面形成部材103の小径部108が嵌っており、本体部102の外周面と底面形成部材103の大径部107の外周面は面一となっている。
また、本体部102の本体側係合部106は、小径部108の外周面に形成された蓋側係合部110と螺合しており、本体部102と底面形成部材103は一体となっている。
第2実施形態のシャツ収納構造100によれば、収納部材101が瓶状であるため、従来にない斬新なデザインとなり、展示等したときに店頭等で映えやすく、目立ちやすい。そのため、購入者の購買意欲を高めることができる。
続いて、第3実施形態のシャツ収納構造150について説明する。
第3実施形態の収納部材151は、スライダーを備えたチャック袋であり、透明の樹脂製の袋である。
第3実施形態の収納部材151は、図17に示されるように、本体部152と、制限手段153を有しており、制限手段153を操作することによって本体部152の内部を密閉可能となっている。
本体部152は、開口155を有した袋であり、収納可能状態のシャツ3を収納可能な収納空間156を備えている。
制限手段153は、凸条で構成された雄爪部157と、凹溝で構成された雌爪部158によって構成されている。
雄爪部157と雌爪部158は、本体部152の開口155の近傍に設けられている。また、雄爪部157と雌爪部158は、開口155の縁に沿って連続しており、雄爪部157と雌爪部158は開口155を介して対向している。
第3実施形態のシャツ収納構造150であれば、収納可能状態のシャツ3を収納部材151の収納空間156内に収納し、雄爪部157と雌爪部158を互いに近接する方向に指や治具等で押圧することによって、雄爪部157と雌爪部158が互いに嵌合して、収納空間156が密閉される。そのため、例えば、収納空間156内の空気を抜いた状態で密閉することによって、嵩を減らすことができる。
また、この密閉状態から雄爪部157と雌爪部158が離反する方向に雄爪部157と雌爪部158を引き離すことによって、雄爪部157と雌爪部158の嵌合が解除され、収納空間156が開放される。そのため、容易にシャツ3を開口155から取り出すことができる。
続いて、第4実施形態のシャツ収納構造200について説明する。
第4実施形態の収納部材201は、第3実施形態の収容部材と同様、スライダーを備えたチャック袋であり、図18に示されるように、本体部152と、制限手段153と、図示しない真空引き部を有している。
真空引き部は、一方向にのみ空気を流し、逆流を防ぐ部材である。すなわち、収納空間156内の空気を外部に流すが、収納空間156側への空気の逆流を防止する部材である。真空引き部は、制限手段153の近傍に設けられている。
第4実施形態のシャツ収納構造200の収納手順について説明する。
収納可能状態のシャツ3を収納部材201の収納空間156内に収納し、雄爪部157と雌爪部158を互いに近接する方向に指や治具等で押圧することによって、雄爪部157と雌爪部158が互いに嵌合して、収納空間156が密閉される。
その後、図19に示されるように収納部材201の開口155と反対側の端部から丸めていって、収納空間156の空気を真空引き部から押し出していき、収納空間156の空気の大部分を排出させる。
第4実施形態のシャツ収納構造200であれば、容易に収納空間156内の空気を排出することができるので、嵩を小さくすることができる。
上記した実施形態では、シャツ3が長袖シャツである場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、シャツは、半袖シャツであってもよい。
上記した実施形態では、シャツ3がボタンダウンシャツである場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、シャツの衿の形状は特に限定されない。
上記した第1実施形態では、展示用収納部材の形状は箱状であったが、本発明はこれに限定されるものではなく、展示用収納部材の形状は特に限定されない。例えば、円筒状であってもよい。この場合、シャツ3を丸めて収納可能状態としたときの軸方向と展示用収納部材の中心軸の方向を一致させることが推奨される。
上記した第1実施形態では、収納本体6の全体を透明としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、収納本体6は部分的に透明であってもよい。
上記した第2実施形態では、収納部材101を瓶状としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、収納部材101の形状は円筒状であってもよい。この場合、収納部材101を隅々まで、シャツ3の収納に利用できるため、より嵩を小さくすることができる。
上記した第2実施形態では、底面形成部材103の小径部108に本体部102の下端部の内周面を外嵌させたが、本発明はこれに限定されるものではなく、本体部102の下端部の外周面に底面形成部材を外嵌させてもよい。
上記した第4実施形態では、丸めることによって収納空間156の空気を押し出していき、真空状態を形成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、掃除機等の吸引手段によって収納空間156内の空気を吸引してもよい。この場合、図20に示されるように、平面状に延ばした状態で真空引きすることも可能であり、丸める場合に比べてシャツ3にしわができにくくすることができる。
1 展示用シャツ収納構造(シャツ収納構造)
2 展示用収納部材(収納部材)
3 シャツ
5 持ち運び用収納部材(収納部材)
8 持ち運び用シャツ収納構造(シャツ収納構造)
16,50,105,156 収納空間
27,51,155 開口
31 後身頃
52,153 制限手段
100,150,200 シャツ収納構造

Claims (7)

  1. 形態安定性加工が施されたシャツを収納部材に収納したシャツ収納構造であって、
    前記シャツは、正面視したときに広げた状態の全面積の1/5以下の面積になるように折り畳まれており、
    前記収納部材は、前記シャツが広がらないようにシャツを囲繞していることを特徴とするシャツ収納構造。
  2. 前記シャツは、当該シャツの着丈方向において、ロール状に丸められて収納されていることを特徴とする請求項1に記載のシャツ収納構造。
  3. 前記シャツは、後身頃が少なくとも肩幅方向に3回以上折り曲げられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のシャツ収納構造。
  4. 前記シャツは、ストライプ柄、ヘアライン柄、スピン柄、及びチェック柄から選ばれる少なくとも一つの柄を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のシャツ収納構造。
  5. 前記シャツは、少なくとも50以上のしわを付けた状態でハンガーに吊り下げ、水を吹き付けて所定時間放置したときにしわの数が1/10以下になることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のシャツ収納構造。
  6. 前記収納部材は、袋状であって、収納空間と、前記収納空間の内外を連通する開口を有し、
    前記開口からシャツを収納可能であり、
    前記開口の開口面積を絞る制限手段を備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のシャツ収納構造。
  7. 前記収納部材は、外形形状が直方体状又は立方体状の箱体であり、
    収納部材の少なくとも一部は、透明であり、
    収納部材の内部に前記シャツを収納した状態において、収納部材の外部からシャツが視認可能であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のシャツ収納構造。
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