JP2016124496A - ハイブリッド自動車の制御装置 - Google Patents

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亮柄 勝又
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Abstract

【課題】昇圧コンバータの下アームがオン固着したときに、車両を停止させると共にコンデンサの電荷を放電させる(電圧を低下させる)。
【解決手段】昇圧コンバータの下アームがオン固着したときには、上アームをオンとする(S100)、その後に、高圧側コンデンサの電圧VHが閾値VHref以上に至ったときには(S120)、上アームをオンとする(S130)。そして、高圧側コンデンサの電圧VHが低圧側コンデンサの電圧VLと等しくなったときには(S150)、システムメインリレーをオフとし(S160)、モータMG2が回生駆動されると共にモータMG1にd軸電流が流れるようにインバータのトランジスタを制御する(S170)。
【選択図】図3

Description

本発明は、ハイブリッド自動車の制御装置に関し、詳しくは、エンジンと、プラネタリギヤと、第1,第2モータと、第1,第2インバータと、バッテリと、昇圧コンバータと、高圧側コンデンサと、低圧側コンデンサと、リレーと、を備えるハイブリッド自動車に関する。
従来、走行用のモータと、インバータと、バッテリと、昇降圧コンバータと、第1,第2平滑コンデンサと、リレーと、を備える電気自動車が提案されている(例えば、特許文献1参照)。インバータは、モータを駆動する。昇降圧コンバータは、第1,第2スイッチング素子と、第1,第2ダイオードと、コイルと、を有する。第1,第2スイッチング素子は、インバータの正極母線と負極母線とに直列に配置されている。第1,第2ダイオードは、第1,第2スイッチング素子に対して並列に電圧を保持するように取り付けられている。コイルは、第1,第2スイッチング素子の中間と、バッテリの正極側と、に取り付けられている。この昇降圧コンバータは、バッテリの電圧を昇圧してインバータに供給したり、インバータの電圧を降圧してバッテリに供給したりする。第1平滑コンデンサは、昇降圧コンバータからみてインバータに並列に接続され、昇圧後の電圧を平滑する。第2平滑コンデンサは、昇降圧コンバータからみてバッテリに並列に接続され、昇圧前の電圧を平滑する。リレーは、バッテリと、第2平滑コンデンサと、の間に設けられている。この電気自動車では、車両の衝突時,インバータの故障時には、昇降圧コンバータの第1,第2スイッチング素子を共にオンとすることにより、第1平滑コンデンサの電荷を放電する。
特開2010−200455号公報
こうした自動車において、昇降圧コンバータの第2スイッチング素子(下アーム)がオン固着したときには、インバータの正極母線と負極母線との間の短絡(の継続)を回避するために、昇降圧コンバータの第1スイッチング素子(上アーム)がオフとされる。そして、昇降圧コンバータの下アームに電流が流れ続けて、下アームが破損してオフ故障に至ると、コイルに蓄えられているエネルギが第1ダイオードを介して第1平滑コンデンサに供給され、第1平滑コンデンサの電圧が上昇する。第1平滑コンデンサの電圧が高い状態で保持されると、インバータの正極母線および負極母線と、インバータおよび昇圧コンバータなどを収容するケースと、の間の絶縁性能が低下するおそれがある。このため、第1平滑コンデンサの電圧が高い状態で保持されるのを抑制することが要請される。また、走行中に昇圧コンバータの下アームがオン固着したときには、その後に、車両を減速させて停止させることが要請される。
本発明のハイブリッド自動車の制御装置は、昇圧コンバータの下アームがオン固着したときに、車両を停止させると共にコンデンサの電荷を放電させる(電圧を低下させる)ことを主目的とする。
本発明のハイブリッド自動車の制御装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のハイブリッド自動車の制御装置は、
エンジンと、
動力を入出力可能な第1モータと、
前記第1モータの回転軸と前記エンジンの出力軸と駆動輪に連結された駆動軸とに3つの回転要素が接続されたプラネタリギヤと、
前記駆動軸に動力を入出力可能な第2モータと、
前記第1モータを駆動するための第1インバータと、
前記第2モータを駆動するための第2インバータと、
バッテリと、
前記バッテリ側の低圧側電力ラインの電力を昇圧して前記第1,第2モータ側の高圧側電力ラインに供給可能なコンバータとして構成され、前記高圧側電力ライン間に直列配置された上アームと下アームとからなる2つのスイッチング素子と、前記2つのスイッチング素子のそれぞれに逆方向に並列接続された2つのダイオードと、前記2つのスイッチング素子の中間点と前記低圧側電力ラインにおける正極側ラインとに接続されたリアクトルと、を有する昇圧コンバータと、
前記高圧側電力ライン間に接続された高圧側コンデンサと、
前記低圧側電力ライン間に接続された低圧側コンデンサと、
前記低圧側電力ラインの前記低圧側コンデンサよりも前記バッテリ側に設けられたリレーと、
を備えるハイブリッド自動車の制御装置であって、
前記下アームがオン固着して前記上アームがオフとなるように前記昇圧コンバータを制御した後に、前記高圧側コンデンサの電圧が所定電圧以上になったときには、前記上アームがオンとなるように前記昇圧コンバータを制御し、
その後に、前記高圧側コンデンサの電圧が前記低圧側コンデンサとに等しくなったときには、前記リレーがオフとなるように前記リレーを制御し、前記第2モータが回生駆動されると共に前記第1モータにd軸電流が流れるように前記第1,第2インバータを制御する、
ことを特徴とする。
この本発明のハイブリッド自動車の制御装置では、昇圧コンバータの下アームがオン固着したときには、昇圧コンバータの上アームがオフとなるように昇圧コンバータを制御する。これにより、高圧側電力ライン間の短絡(の継続)を回避することができる。そして、下アームに電流が流れ続けて、下アームが破損してオフ故障に至ると、リアクトルに蓄えられているエネルギが高圧側電力ラインに供給され、高圧側コンデンサの電圧が上昇する。そして、高圧側コンデンサの電圧が所定電圧以上になったときには、上アームがオンとなるように昇圧コンバータを制御する。これにより、高圧側コンデンサの電圧が上アームを介して低圧側電力ラインに供給されるから、高圧側コンデンサの電圧が高い電圧で保持されるのを抑制することができる。この結果、高圧側電力ラインと、第1,第2インバータおよび昇圧コンバータなどを収容するケースと、の間の絶縁性能が低下するのを抑制することができる。その後、高圧側コンデンサの電圧が低下して低圧側コンデンサとに等しくなったときには、リレーがオフとなるようにリレーを制御し、第2モータが回生駆動されると共に第1モータにd軸電流が流れるように第1,第2インバータを制御する。これにより、第2モータの回生駆動によって、車両を減速させることができると共に、第1モータにd軸電流を流すことによって、第2モータによる回生電力,高圧側コンデンサおよび低圧側コンデンサの電荷を消費させることができる。即ち、車両を減速させて停止させると共に、高圧側コンデンサおよび低圧側コンデンサの電荷を更に放電させる(電圧を更に低下させる)ことができる。
こうした本発明のハイブリッド自動車の制御装置において、前記下アームがオン固着した後に、前記高圧側コンデンサの電圧が前記低圧側コンデンサとに等しくなって、前記リレーをオフとしたときには、前記第2モータの回生駆動に伴って発生する電力よりも前記第1モータにd軸電流を流すことによる消費電力が大きくなるように前記第1,第2モータを制御するものとしてもよい。こうすれば、第2モータの回生駆動に伴って発生する電力と、高圧側コンデンサおよび低圧側コンデンサの電荷と、を第1モータで消費させることができる。
また、本発明のハイブリッド自動車の制御装置において、前記エンジンを運転しながら走行している最中に前記昇圧コンバータの下アームがオン固着したときには、前記エンジンの運転を停止するものとしてもよい。
本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 モータMG1,MG2を含む電機駆動系の構成の概略を示す構成図である。 実施例のHVECU70により実行される異常時処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。 昇圧コンバータ55の下アームがオン固着したときの、昇圧コンバータ55の上アームおよび下アームの状態,システムメインリレー56の状態,高圧側コンデンサ57の電圧VHとの時間変化の様子の一例を示す説明図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。図2は、モータMG1,MG2を含む電機駆動系の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図1に示すように、エンジン22と、プラネタリギヤ30と、モータMG1,MG2と、インバータ41,42と、昇圧コンバータ55と、バッテリ50と、システムメインリレー56と、ハイブリッド用電子制御ユニット(以下、HVECUという)70と、を備える。
エンジン22は、ガソリンや軽油などを燃料として動力を出力する内燃機関として構成されている。このエンジン22は、エンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24により運転制御されている。
エンジンECU24は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。エンジンECU24には、エンジン22を運転制御するのに必要な各種センサからの信号が入力ポートから入力されている。各種センサからの信号としては、以下のものを挙げることができる。エンジン22のクランクシャフト26の回転位置を検出するクランクポジションセンサ23からのクランク角θcr。スロットルバルブのポジションを検出するスロットルバルブポジションセンサからのスロットル開度TH。エンジンECU24からは、エンジン22を運転制御するための種々の制御信号が出力ポートを介して出力されている。種々の制御信号としては、以下のものを挙げることができる。燃料噴射弁への駆動信号。スロットルバルブのポジションを調節するスロットルモータへの駆動信号。イグナイタと一体化されたイグニッションコイルへの制御信号。エンジンECU24は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。このエンジンECU24は、HVECU70からの制御信号によりエンジン22を運転制御する。また、エンジンECU24は、必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータをHVECU70に出力する。エンジンECU24は、クランクポジションセンサ23により検出されたクランク角θcrに基づいて、クランクシャフト26の回転数、即ち、エンジン22の回転数Neを演算している。
プラネタリギヤ30は、シングルピニオン式の遊星歯車機構として構成されている。プラネタリギヤ30のサンギヤには、モータMG1の回転子が接続されている。プラネタリギヤ30のリングギヤには、駆動輪38a,38bにデファレンシャルギヤ37を介して連結された駆動軸36とモータMG2の回転子とが接続されている。プラネタリギヤ30のキャリヤには、エンジン22のクランクシャフト26が接続されている。
モータMG1は、永久磁石が埋め込まれた回転子と三相コイルが巻回された固定子とを有する同期発電電動機として構成されている。このモータMG1は、上述したように、回転子がプラネタリギヤ30のサンギヤに接続されている。モータMG2は、モータMG1と同様に、永久磁石が埋め込まれた回転子と三相コイルが巻回された固定子とを有する同期発電電動機として構成されている。このモータMG2は、上述したように、回転子が駆動軸36に接続されている。
図1や図2に示すように、インバータ41は、高圧側電力ライン54aに接続されている。このインバータ41は、6つのトランジスタ(スイッチング素子)T11〜T16と、6つのダイオードD11〜D16と、を有する。トランジスタT11〜T16は、それぞれ、高圧側電力ライン54aの正極母線と負極母線とに対してソース側とシンク側になるように、2個ずつペアで配置されている。6つのダイオードD11〜D16は、それぞれ、トランジスタT11〜T16に逆方向に並列接続されている。トランジスタT11〜T16の対となるトランジスタ同士の接続点の各々には、モータMG1の三相コイル(U相,V相,W相)の各々が接続されている。したがって、インバータ41に電圧が作用しているときに、モータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40によって、対となるトランジスタT11〜T16のオン時間の割合が調節されることにより、三相コイルに回転磁界が形成され、モータMG1が回転駆動される。
インバータ42は、インバータ41と同様に、高圧側電力ライン54aに接続されている。また、インバータ42は、インバータ41と同様に、6つのトランジスタ(スイッチング素子)T21〜T26と、6つのダイオードD21〜D26と、を有する。そして、インバータ42に電圧が作用しているときに、モータECU40によって、対となるトランジスタT21〜T26のオン時間の割合が調節されることにより、三相コイルに回転磁界が形成され、モータMG2が回転駆動される。
昇圧コンバータ55は、高圧側電力ライン54aと、バッテリ50が接続された低圧側電力ライン54bと、に接続されている。この昇圧コンバータ55は、2つのトランジスタ(スイッチング素子)T31,T32と、2つのダイオードD31,D32と、リアクトルLと、を有する。トランジスタT31は、高圧側電力ライン54aの正極母線に接続されている。トランジスタT32は、トランジスタT31と、高圧側電力ライン54aおよび低圧側電力ライン54bの負極母線と、に接続されている。2つのダイオードD31,D32は、それぞれ、トランジスタT31,T32に逆方向に並列接続されている。リアクトルLは、トランジスタT31,T32同士の接続点Cnと、低圧側電力ライン54bの正極母線と、に接続されている。昇圧コンバータ55は、モータECU40によって、トランジスタT31,T32のオン時間の割合が調節されることにより、低圧側電力ライン54bの電力を昇圧して高圧側電力ライン54aに供給したり、高圧側電力ライン54aの電力を降圧して低圧側電力ライン54bに供給したりする。以下、昇圧コンバータ55のトランジスタT31,T32を、それぞれ、上アーム,下アームという。
高圧側電力ライン54aの正極母線と負極母線とには、高圧側コンデンサ57が接続されている。低圧側電力ライン54bの正極母線と負極母線とには、低圧側コンデンサ58が接続されている。
モータECU40は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。モータECU40には、モータMG1,MG2や昇圧コンバータ55を駆動制御するのに必要な各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。各種センサからの信号としては、以下のものを挙げることができる。モータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの回転位置θm1,θm2。モータMG1,MG2の各相に流れる電流を検出する電流センサからの相電流。高圧側コンデンサ57の端子間に取り付けられた電圧センサ57aからの高圧側コンデンサ57(高圧側電力ライン54a)の電圧VH。低圧側コンデンサ58の端子間に取り付けられた電圧センサ58aからの低圧側コンデンサ58(低圧側電力ライン54b)の電圧VL。昇圧コンバータ55の接続点CnとリアクトルLとの間に取り付けられた電流センサ55aからのリアクトルLの電流IL(リアクトルL側から接続点側に流れるときが正の値)。モータECU40からは、モータMG1,MG2や昇圧コンバータ55を駆動制御するための種々の制御信号が出力ポートを介して出力されている。種々の制御信号としては、以下のものを挙げることができる。インバータ41,42のトランジスタT11〜T16,T21〜T26へのスイッチング制御信号。昇圧コンバータ55のトランジスタT31,T32へのスイッチング制御信号。モータECU40は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。このモータECU40は、HVECU70からの制御信号によってモータMG1,MG2や昇圧コンバータ55を駆動制御する。また、モータECU40は、必要に応じてモータMG1,MG2や昇圧コンバータ55の駆動状態に関するデータをHVECU70に出力する。なお、モータECU40は、モータMG1,MG2の回転子の回転位置θm1,θm2に基づいて、モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2を演算している。
バッテリ50は、例えばリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池として構成されており、低圧側電力ライン54bに接続されている。このバッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52により管理されている。
バッテリECU52は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。各種センサからの信号としては、以下のものを挙げることができる。バッテリ50の端子間に設置された電圧センサ51aからの電池電圧Vb。バッテリ50の出力端子に取り付けられた電流センサ51bからの電池電流Ib。バッテリ50に取り付けられた温度センサ51cからの電池温度Tb。バッテリECU52は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。このバッテリECU52は、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータをHVECU70に出力する。バッテリECU52は、電流センサ51bにより検出された電池電流Ibの積算値に基づいてバッテリ50の蓄電割合SOCを演算している。バッテリ50の蓄電割合SOCは、バッテリ50の全容量に対するバッテリ50から放電可能な電力の容量の割合である。また、バッテリECU52は、演算した蓄電割合SOCと、温度センサ51cにより検出された電池温度Tbと、に基づいてバッテリ50の入出力制限Win,Woutを演算している。バッテリ50の入出力制限Win,Woutは、バッテリ50を充放電してもよい最大許容電力である。
システムメインリレー56は、低圧側電力ライン54bの正極母線および負極母線における低圧側コンデンサ58よりもバッテリ50側に設けられている。このシステムメインリレー56は、オンのときには、バッテリ50と昇圧コンバータ55とを接続し、オフのときには、バッテリ50と昇圧コンバータ55との接続を解除する。
HVECU70は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。HVECU70には、各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。各種センサからの信号としては、以下のものを挙げることができる。イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号。シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP。アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc。ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP。車速センサ88からの車速V。HVECU70からは、システムメインリレー56への制御信号などが出力ポートを介して出力されている。HVECU70は、上述したように、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されている。このHVECU70は、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20では、ハイブリッド走行モード(HV走行モード),電動走行モード(EV走行モード)などの走行モードで走行する。HV走行モードは、エンジン22の運転とモータMG1,MG2の駆動とを伴って走行する走行モードである。EV走行モードは、エンジン22を運転停止すると共にモータMG2を駆動して走行する走行モードである。
HV走行モードでは、HVECU70は、まず、アクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accと車速センサ88からの車速Vとに基づいて、走行に要求される(駆動軸36に出力すべき)要求トルクTr*を設定する。続いて、要求トルクTr*に駆動軸36の回転数Npを乗じて、走行に要求される走行用パワーPdrv*を計算する。ここで、駆動軸36の回転数Npとしては、モータMG2の回転数Nm2,車速Vに換算係数を乗じて得られる回転数などを用いることができる。そして、走行用パワーPdrv*からバッテリ50の充放電要求パワーPb*(バッテリ50から放電するときが正の値)を減じて、車両に要求される要求パワーPe*を計算する。次に、要求パワーPe*がエンジン22から出力されると共にバッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内で要求トルクTr*が駆動軸36に出力されるように、エンジン22の目標回転数Ne*および目標トルクTe*,モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を設定する。そして、エンジン22の目標回転数Ne*および目標トルクTe*をエンジンECU24に送信すると共に、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*をモータECU40に送信する。エンジンECU24は、エンジン22の目標回転数Ne*および目標トルクTe*を受信すると、受信した目標回転数Ne*および目標トルクTe*に基づいてエンジン22が運転されるように、エンジン22の吸入空気量制御や燃料噴射制御,点火制御,開閉タイミング制御などを行なう。モータECU40は、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を受信すると、モータMG1,MG2がトルク指令Tm1*,Tm2*で駆動されるようにインバータ41,42のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。このHV走行モードでは、要求パワーPe*が停止用閾値Pstop以下に至ったときなどに、エンジン22の停止条件が成立したと判断し、エンジン22の運転を停止して、EV走行モードに移行する。
EV走行モードでは、HVECU70は、まず、HV走行モードと同様に、要求トルクTr*を設定する。続いて、モータMG1のトルク指令Tm1*に値0を設定する。そして、バッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内で要求トルクTr*が駆動軸36に出力されるように、モータMG2のトルク指令Tm2*を設定する。そして、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*をモータECU40に送信する。モータECU40は、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を受信すると、モータMG1,MG2がトルク指令Tm1*,Tm2*で駆動されるようにインバータ41,42のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。このEV走行モードでは、HV走行モードと同様に計算した要求パワーPe*が停止用閾値Pstopよりも大きい始動用閾値Pstart以上に至ったときなどに、エンジン22の始動条件が成立したと判断し、エンジン22を始動して、HV走行モードに移行する。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作、特に、走行中に昇圧コンバータ55の下アームのオン固着を検知したときの動作について説明する。図3は、実施例のHVECU70により実行される異常時処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、走行中に昇圧コンバータ55の下アームのオン固着を検知したときに実行される。なお、実施例では、昇圧コンバータ55の下アームをオフとすべきタイミングで上アームと下アームとに比較的大きな電流が流れているときなどに、昇圧コンバータ55の下アームがオン固着していると判定する(オン固着を検知する)ものとした。ここで、昇圧コンバータ55の上アームと下アームとに比較的大きな電流が流れているか否かは、例えば、昇圧コンバータ55の上アームと下アームとに電流センサ,電流検出用素子(回路)などを取り付けておいて検出することができる。
異常時処理ルーチンが実行されると、HVECU70は、まず、昇圧コンバータ55の上アームオフ指令,インバータ41,42のゲート遮断指令をモータECU40に送信すると共にエンジン22の運転停止指令をエンジンECU24に送信する(ステップS100)。モータECU40は、上アームオフ指令を受信すると、昇圧コンバータ55の上アームをオフとする。この処理は、昇圧コンバータ55の上アームと下アームとが共にオンとなって高圧側電力ライン54aの正極母線と負極母線との間が短絡する(短絡が継続する)のを回避するための処理である。また、モータECU40は、インバータ41,42のゲート遮断指令を受信すると、インバータ41,42をゲート遮断する(トランジスタT11〜T16,T21〜T26の全てをオフとする)。エンジンECU24は、運転停止指令を受信すると、エンジン22を運転しているときにはエンジン22の運転を停止し、エンジン22を運転停止しているときにはその状態を保持する。
続いて、高圧側コンデンサ57(高圧側電力ライン54a)の電圧VHを入力する(ステップS110)。ここで、高圧側コンデンサ57の電圧VHは、電圧センサ57aにより検出された値をモータECU40から通信により入力するものとした。
こうして高圧側コンデンサ57の電圧VHを入力すると、入力した高圧側コンデンサ57の電圧VHを閾値VHrefと比較する(ステップS120)。いま、昇圧コンバータ55の下アームのオン固着を検知して、インバータ41,42をゲート遮断すると共に昇圧コンバータ55の上アームをオフとしたときを考えている。このとき、モータMG1,MG2の回転数の大きさによっては、その回転によって発生する逆起電圧が高圧側コンデンサ57の電圧VHよりも高くなり、その逆起電圧に起因する電力(以下、第1電力という)が高圧側電力ライン54aに供給される。昇圧コンバータ55の上アームがオフとなっているため、第1電力は、昇圧コンバータ55を介して低圧側電力ライン54bに供給されない。このため、高圧側コンデンサ57(高圧側電力ライン54a)の電圧VHが上昇する。また、昇圧コンバータ55の下アームには、バッテリ50からの電流が流れ続ける。このため、下アームは、比較的短時間(例えば、数μsec程度)で破損(熱破損)してオフ故障に至る。そして、下アームがオフ故障に至ると、リアクトルLのエネルギに起因する電力(以下、第2電力という)がダイオードD31を介して高圧側電力ライン54aに供給され、高圧側コンデンサ57の電圧VHが更に上昇する。上述の閾値VHrefは、電圧VH1よりも50V,100V程度低い値を用いることができる。ここで、電圧VH1は、第2電力によって昇圧コンバータ55の電圧が上昇して至ると想定される電圧として、リアクトルLの定格などに基づいて定められる。電圧VH1としては、例えば、800V,850V,900Vなどが用いられる。
ステップS120で高圧側電力ライン54aの電圧VHが閾値VHref未満のときには、ステップS110に戻る。こうしてステップS110,S120の処理を繰り返し実行して、高圧側電力ライン54aの電圧VHが閾値VHref以上に至ると、昇圧コンバータ55の上アームオン指令をモータECU40に送信する(ステップS130)。モータECU40は、上アームオン指令を受信すると、昇圧コンバータ55の上アームをオンとする。昇圧コンバータ55の下アームのオフ故障後には、第2電力により、昇圧コンバータ55の上アームをオンとしたか否かに拘わらず、高圧側コンデンサ57の電圧VHは、閾値VHrefを超えて電圧VH1まで至ると考えられる。高圧側コンデンサ57の電圧VHが閾値VHref以上に至ったときに上アームをオンとしない場合(比較例)、高圧側コンデンサ57の電圧が電圧VH1付近で保持される。そして、ある程度の時間(例えば、100msec〜500msec程度)が経過すると、高圧側電力ライン54aと、インバータ41,42および昇圧コンバータ55などを収容するケースと、の間の絶縁性能が低下するおそれがある。これに対して、実施例では、高圧側コンデンサ57の電圧VHが閾値VHref以上に至ったときに、上アームをオンとすることにより、高圧側コンデンサ57の電荷が昇圧コンバータ55の上アームを介して低圧側電力ライン54bに供給される。これにより、高圧側コンデンサ57の電圧VHを低下させることができる。この結果、二次故障が生じるのを抑制することができる。
続いて、高圧側コンデンサ57(高圧側電力ライン54a)の電圧VHと、低圧側コンデンサ58(低圧側電力ライン54b)の電圧VLと、を入力する(ステップS140)。ここで、高圧側コンデンサ57の電圧VHは、電圧センサ57aにより検出された値をモータECU40から通信により入力するものとした。低圧側コンデンサ58の電圧VLは、電圧センサ58aにより検出された値をモータECU40から通信により入力するものとした。
こうしてデータを入力すると、入力した高圧側コンデンサ57の電圧VHと低圧側コンデンサ58の電圧VLとが等しいか否かを判定する(ステップS150)。高圧側コンデンサ57の電圧VHと低圧側コンデンサ58の電圧VLとが等しくないとき(電圧VHが電圧VLよりも高いとき)には、ステップS140に戻る。
こうしてステップS140,S150の処理を繰り返し実行して、高圧側コンデンサ57の電圧VHと低圧側コンデンサ58の電圧VLとが等しくなると、システムメインリレー56をオフとし(ステップS160)、モータMG2の回生駆動指令とモータMG1のd軸電流指令とをバッテリ50に送信して(ステップS170)、本ルーチンを終了する。モータECU40は、モータMG2の回生駆動指令とモータMG1のd軸電流指令とを受信すると、モータMG2が回生駆動されるようにインバータ42のトランジスタT21〜T26のスイッチング制御を行なうと共にモータMG1にd軸電流が流れるようにインバータ41のトランジスタT11〜T16のスイッチング制御を行なう。モータMG2の回生駆動によって、車両を減速させて停止させることができる。また、モータMG1にd軸電流を流すことによって、モータMG1からトルクを発生させずにモータMG1で電力を消費させることができる。実施例では、モータMG2の回生駆動に伴って発生する電力よりもモータMG1にd軸電流を流すことによる消費電力が大きくなるように、モータMG1,MG2を駆動制御する(インバータ41,42のスイッチング素子を制御する)ものとした。これにより、モータMG2の回生駆動に伴って発生する電力と、高圧側コンデンサ57および低圧側コンデンサ58の電荷と、をモータMG1で消費させることができる。したがって、高圧側コンデンサ57および低圧側コンデンサ58の電圧VH,VLを低下させることができる。即ち、こうしたモータMG1,MG2の制御により、車両を減速させて停止させると共に、高圧側コンデンサ57および低圧側コンデンサ58の電圧VH,VLを低下させることができるのである。なお、モータMG2の回生駆動は、車両が停止したときに終了するものとした。また、モータMG1へのd軸電流の通電は、車両が停止し且つ高圧側コンデンサ57の電圧VHが十分に低くなった(値0或いはそれよりも若干高い値(数V〜数十V程度)まで低下した)ときに終了するものとした。
図4は、昇圧コンバータ55の下アームがオン固着したときの、昇圧コンバータ55の上アームおよび下アームの状態,システムメインリレー56の状態,高圧側コンデンサ57の電圧VHとの時間変化の様子の一例を示す説明図である。図中、実線は、実施例を示し、一点鎖線は、高圧側コンデンサ57の電圧VHが閾値VHref以上に至っても上アームをオンとしない比較例の様子を示す。実施例および比較例では、共に、昇圧コンバータ55の上アームおよび下アームをスイッチングしている最中に下アームのオン固着を判定すると(時刻t1)、高圧側電力ライン54a間の短絡(の継続)を回避するために、上アームをオフとする。上アームのオフにより、第1電力が低圧側電力ライン54bに供給されなくなり、高圧側コンデンサ57の電圧VHが上昇する。そして、下アームが通電の継続によって破損してオフ故障に至ると(時刻t2)、第2電力がダイオードD31を介して高圧側コンデンサ57に供給される。このため、高圧側コンデンサ57の電圧VHは更に上昇する。比較例では、その後に上アームをオンとしないことにより、高圧側コンデンサ57の電圧VHが上述の電圧VH1付近で保持され、高圧側電力ライン54aと、インバータ41,42および昇圧コンバータ55などを収容するケースと、の間の絶縁性能が低下するおそれがある。一方、実施例では、高圧側コンデンサ57の電圧VHが閾値VHref以上に至ったときに(時刻t3)、上アームをオンとすることにより、第2電力によって高圧側コンデンサ57の電圧VHが電圧VH1間で上昇した後に(時刻t4〜)、高圧側コンデンサ57の電荷が昇圧コンバータ55の上アームを介して低圧側電力ライン54bに供給される。これにより、高圧側コンデンサ57の電圧VHを低下させることができる。この結果、高圧側電力ライン54aと、インバータ41,42および昇圧コンバータ55などを収容するケースと、の間の絶縁性能が低下するのを抑制することができる。そして、高圧側コンデンサ57の電圧VHが低下して低圧側コンデンサ58の電圧VLに等しくなると(時刻t5)、システムメインリレー56をオフとする。そして、モータMG2の回生駆動とモータMG1にd軸電流を流すこととによって、車両を減速させて停止させると共に、高圧側コンデンサ57の電圧VH(および低圧側コンデンサ58の電圧VL)を更に低下させることができる。モータMG2の回生駆動は、車両が停止すると終了される。モータMG1へのd軸電流の通電は、車両が停止し且つコンデンサ57の電圧VHが十分に低くなったときに終了される。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20の制御装置では、昇圧コンバータ55の下アームがオン固着したときには、上アームをオフとし、その後に、高圧側コンデンサ57の電圧VHが閾値VHref以上に至ったときには、上アームをオンとする。これにより、高圧側コンデンサ57の電圧VHが高い状態で保持されるのを抑制することができる。この結果、高圧側電力ライン54aと、インバータ41,42および昇圧コンバータ55などを収容するケースと、の間の絶縁性能が低下するのを抑制することができる。そして、高圧側コンデンサ57の電圧VHが低圧側コンデンサ58の電圧VLと等しくなったときには、システムメインリレー56をオフとし、モータMG2が回生駆動されると共にモータMG1にd軸電流が流れるようにインバータ41,42のトランジスタT11〜T16,T21〜T26を制御する。これにより、車両を減速させて停止させると共に、高圧側コンデンサ57および低圧側コンデンサ58の電荷を放電させる(電圧VH,VLを低下させる)ことができる。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、エンジン22が「エンジン」に相当し、モータMG1が「第1モータ」に相当し、プラネタリギヤ30が「プラネタリギヤ」に相当し、モータMG2が「第2モータ」に相当し、インバータ41が「第1インバータ」に相当し、インバータ42が「第2インバータ」に相当し、バッテリ50が「バッテリ」に相当し、昇圧コンバータ55が「昇圧コンバータ」に相当し、高圧側コンデンサ57が「高圧側コンデンサ」に相当し、低圧側コンデンサ58が「低圧側コンデンサ」に相当し、システムメインリレー56が「リレー」に相当し、HVECU70とモータECU40とが「制御手段」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、ハイブリッド自動車の製造産業などに利用可能である。
20 ハイブリッド自動車、22 エンジン、23 クランクポジションセンサ、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、30 プラネタリギヤ、36 駆動軸、37 デファレンシャルギヤ、38a,38b 駆動輪、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、51a 電圧センサ、51b 電流センサ、51c 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54a 高圧側電力ライン、54b 低圧側電力ライン、55 昇圧コンバータ、55a 電流センサ、57 高圧側コンデンサ、57a 電圧センサ、58 低圧側コンデンサ、58a 電圧センサ、70 ハイブリッド用電子制御ユニット(HVECU)、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、D11〜D16,D21〜D26,D31,D32 ダイオード、MG1,MG2 モータ、T11〜T16,T21〜T26,T31,T32 トランジスタ。

Claims (1)

  1. エンジンと、
    動力を入出力可能な第1モータと、
    前記第1モータの回転軸と前記エンジンの出力軸と駆動輪に連結された駆動軸とに3つの回転要素が接続されたプラネタリギヤと、
    前記駆動軸に動力を入出力可能な第2モータと、
    前記第1モータを駆動するための第1インバータと、
    前記第2モータを駆動するための第2インバータと、
    バッテリと、
    前記バッテリ側の低圧側電力ラインの電力を昇圧して前記第1,第2モータ側の高圧側電力ラインに供給可能なコンバータとして構成され、前記高圧側電力ライン間に直列配置された上アームと下アームとからなる2つのスイッチング素子と、前記2つのスイッチング素子のそれぞれに逆方向に並列接続された2つのダイオードと、前記2つのスイッチング素子の中間点と前記低圧側電力ラインにおける正極側ラインとに接続されたリアクトルと、を有する昇圧コンバータと、
    前記高圧側電力ライン間に接続された高圧側コンデンサと、
    前記低圧側電力ライン間に接続された低圧側コンデンサと、
    前記低圧側電力ラインの前記低圧側コンデンサよりも前記バッテリ側に設けられたリレーと、
    を備えるハイブリッド自動車の制御装置であって、
    前記下アームがオン固着して前記上アームがオフとなるように前記昇圧コンバータを制御した後に、前記高圧側コンデンサの電圧が所定電圧以上になったときには、前記上アームがオンとなるように前記昇圧コンバータを制御し、
    その後に、前記高圧側コンデンサの電圧が前記低圧側コンデンサとに等しくなったときには、前記リレーがオフとなるように前記リレーを制御し、前記第2モータが回生駆動されると共に前記第1モータにd軸電流が流れるように前記第1,第2インバータを制御する、
    ことを特徴とするハイブリッド自動車の制御装置。
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