JP2016124425A - ゲート装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】異物を検知するセンサを備える引き戸式のゲート装置において、可動扉と固定部の間の配線を不要にする。
【解決手段】戸袋2と、戸袋2に出没自在に取り付けられた扉体3と、戸袋2に固定された赤外線センサ16と、扉体3の戸先に取り付けられて、外力を受けて変位する当接部材4と、当接部材4の変位を受けて動作して、赤外線センサ16を出発した光線が赤外線センサ16に帰還する光路の状態を変更する第3のリンク13とを、備える。
【選択図】図2

Description

この発明は、いわゆる引き戸式のゲート装置に関するものである。
近年、鉄道駅において、いわゆるホームドアが普及しつつある。ホームドアは鉄道駅のプラットホームに設置されるゲート装置であって、列車の停車中に乗車通路を開放して、乗降客の列車への出入りを可能にし、それ以外の場合には乗車通路を閉鎖して、乗降客の線路への転落を防止する装置である。ホームドアの形式の1つとして、引き戸式のゲート装置がある。
引き戸式のゲート装置に限られることではないが、鉄道駅においては、いわゆる「駆け込み乗車」を試みる乗客が少なからず存在していて、ゲート装置の扉に乗客が挟まれるおそれがある。そこで、扉に乗客の接触を検知するセンサを備えたゲート装置に関係する発明が出願されている。
例えば、特許文献1には、挟み込みを検知する挟み込み検知手段を備える両開き式のプラットホームドアが記載されている。このプラットホームドアは、挟み込み検知手段で挟み込みを検知した場合に、前記左右のドアの一方のみを一時的に開閉するように構成されている。挟み込み検知手段はドアの先端部に配置されていて、ドアと共に移動する。また、挟み込み検知手段が発する信号を受信する制御装置はドアから離れた場所に設置されていて、挟み込み検知手段と制御装置の間に信号線が配線されている。
特許文献2に記載のプラットホームドア装置は、プラットホームの乗降位置に配設されたドアの側縁部に設けた接触式センサを含む挟み込み検知手段を備えている。このプラットホームドアは、挟み込み検知手段が人や物などを検知した場合に、ドアの閉扉動作を中止し、再び開扉動作を行うように構成されている。接触式センサはドアの先端に配置されていて、ドア開閉制御盤は戸袋の内部に配置されている。
特許文献3には、従来技術の例として、プラットホームに立設される可動ホーム柵装置に、戸先センサを備えることが記載されている。この戸先センサは、押し出し成形されたゴムの中に防水仕様のテープスイッチを内蔵したセンサであって、可動扉の先端部に取り付けられている。
特許第4136100号公報 特開2001−164833号公報 特開2001−115734号公報
特許文献1〜3に記載の引き戸式のゲート装置は、いずれもセンサが可動扉に取り付けられていて、センサから出力される信号を受信する制御装置等は固定部に設置されている。このようなゲート装置においては、センサと制御装置等を結ぶ信号線は、可動扉に引きずられ、曲げ伸ばしされる。そのため、信号線の損耗が激しいと言う問題がある。
また、信号線の損耗を抑制するために、いわゆるケーブル類保護案内装置を使用する場合もあるが、この場合、ケーブル類保護案内装置を設置する空間を確保するために、可動扉の寸法(特に厚さ)が大きくなると言う問題が生じる。
この発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、異物を検知するセンサを備える引き戸式のゲート装置において、可動扉と固定部の間の配線を不要にすることを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明に係るゲート装置は、戸袋と、戸袋に出没自在に取り付けられた扉体と、戸袋に固定された光源及び受光器と、扉体の戸先に取り付けられて、外力を受けて変位する当接部材と、当接部材の変位を受けて動作して、光源を出発した光線が受光器に帰還する光路の状態を変更する光路状態変更機構とを、備えるものである。
この発明によれば、光源と受光器を戸袋に固定するので、扉体と戸袋の間に信号線を配線する必要が無くなる。そのため、信号線が扉体に引きずられて曲げ伸ばしされることがなく、ゲート装置の耐久性と信頼性が向上する。また、扉体と戸袋の間にいわゆるケーブル類保護案内装置を備える必要がなく、ゲート装置をコンパクトに設計することができる。
この発明の第1の実施形態に係るゲート装置の構成を示す外形図である。 図1に示したゲート装置の構成を示す説明図であって、(a)はゲート装置を図1のA−A’線で切断した平断面図であり、(b)はゲート装置を(a)のB−B’線で切断した縦断面図であり、(c)は直動ガイドを(b)のC−C’線で切断した縦断面図である。 赤外線センサの構成を示す断面図である。 図1に示したゲート装置の作用を説明する図であって、(a)は当接部材に乗客等が接触していない状態を、(b)は乗客等が接触した状態をそれぞれ示す。 この発明の第2の実施形態に係るゲート装置の作用を説明する図であって、(a)は当接部材に乗客等が接触していない状態を、(b)は乗客等が接触した状態をそれぞれ示す。 この発明の第3の実施形態に係るゲート装置の作用を説明する図であって、(a)は当接部材に乗客等が接触していない状態を、(b)は乗客等が接触した状態をそれぞれ示す。 この発明の第4の実施形態に係るゲート装置の作用を説明する図であって、(a)は当接部材に乗客等が接触していない状態を、(b)は乗客等が接触した状態をそれぞれ示す。
以下、この発明に係るゲート装置の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図面においては、同一または同等の部分に同一の符号を付している。
(第1の実施形態)
図1は、この発明の第1の実施形態に係るゲート装置1の正面図である。図1に示すように、ゲート装置1は戸袋2と扉体3を備える。扉体3は戸袋2に出没自在に支持されて、図1において実線で示す位置(閉扉位置)と、破線で示す位置(開扉位置)の間を移動する。また、扉体3の戸袋2から遠い側の端部の更に外側、つまり扉体3の戸先には、当接部材4が配置されている。当接部材4の作用については後述する。
次に、図2を参照してゲート装置1の詳細な構成を説明する。図2(a)と図2(b)に示すように、戸袋2は全体として箱形に構成されていて、図における左側の端面には、扉体3が出入する開口が形成されている。扉体3も全体として箱形に構成されていて、図における右側の端面は開口されている。また左側の端面も一部が切り開けられている。
図2(b)に示すように、戸袋2には直動ガイド5が配置されている。直動ガイド5は直動レール5aと2基のスライダ5bを備える。直動レール5aは戸袋2の底面に固定されている。また、直動レール5aは、図2(c)に示すように、「鼓」形の断面形を有していて、スライダ5bは直動レール5aと嵌合する断面形を有している。また、スライダ5bは図示しないベアリングを備えていて、直動レール5aに沿って滑動する。また、スライダ5bは扉体3と結合されている。このように、扉体3は直動ガイド5を介して戸袋2に支持されていて、閉扉位置と開扉位置の間で自在に滑動することができる。
また、図2(a)及び図2(b)に示すように、図における戸袋2の右端近くには回転電動機6が固定されている。回転電動機6の出力軸には駆動プーリ7が取り付けられている。戸袋2の左端近くには従動プーリ8が軸支されていて、従動プーリ8と駆動プーリ7の間には無端ベルト9が巻き回されている。無端ベルト9にはベルトクランプ10が取り付けられている。ベルトクランプ10は、部材10aと部材10bとから構成される。部材10aは端部において扉体3に結合され、部材10aと部材10bは、無端ベルト9を間に挟んで、図示しないボルトで互いに締め上げられている。そのため、回転電動機6が回転すると、無端ベルト9が従動プーリ8と駆動プーリ7の間で移動し、扉体3は無端ベルト9に曳かれて、左方向又は右方向に移動する。このように、回転電動機6〜ベルトクランプ10は、扉体3を戸袋2に対して進退させる駆動機構として機能する。
図2(b)に示すように、扉体3の左端近くには、第1のリンク11と第2のリンク12が上下に間隔を空けて配置されている。第1及び第2のリンク11,12は同寸同形のリンクであって、扉体3に軸支されていて、それぞれ揺動軸11a,12a回りに揺動する。第1及び第2のリンク11,12は左端において、それぞれヒンジ11b,12bを介して当接部材4に連結されている。また、第1及び第2のリンク11,12は右端において、それぞれヒンジ11c,12cを介して第3のリンク13に連結されている。なお、揺動軸11a,12a、ヒンジ11b,12bの回動軸及びヒンジ11c,12cの回動軸は、いずれも図2(b)において紙面に垂直方向に延びている。また、図2(b)に示す状態において第1のリンク11の下面に当接する位置にはストッパ14が配置されていて、ストッパ14は扉体3に固定されている。第2のリンク12と扉体3の間には、コイルばね15が架け渡されていて、コイルばね15は第2のリンク12に対して引きばねとして作用する。このように構成されているので、コイルばね15の張力によって揺動軸12a回りに生じるモーメントと、ストッパ14から受ける反力によって揺動軸11a回りに生じるモーメントはバランスする。そのため、他の外力が加わらない場合は、当接部材4及び第1〜3のリンク11〜13は図2(b)に示す位置と姿勢が保たれる。
なお、当接部材4と第1〜3のリンク11〜13は、揺動軸11a,12aとヒンジ12b,11bで囲まれる四辺形と、ヒンジ11c,12cとヒンジ12b,11bで囲まれる四辺形が、それぞれ平行四辺形をなすように構成される。また、揺動軸11aと揺動軸12aは垂直方向、つまり扉体3の進退方向と直角をなす方向に配置される。そのため、当接部材4に例えば乗客が接触すると、当接部材4は図2(b)に示す姿勢を保ったまま、図の右下方向に移動する。第3のリンク13は、図2(b)に示す姿勢を保ったまま、図の左上方向に移動する。
戸袋2の右端の壁面には赤外線センサ16が固定されている。赤外線センサ16は光軸17に沿って赤外光を発光して、その反射光を検出するセンサである。なお、赤外線センサ16は光軸17が扉体3の移動(進退、出没)方向と平行になるように配置されている。第3のリンク13には、反射器18が固定されている。反射器18は赤外線センサ16から発光される赤外光を反射して赤外線センサ16に送り返す部品である。また、反射器18はその反射面が光軸17に対して垂直になるように第3のリンク13に取り付けられている。また、前述したように、当接部材4に乗客が接触した場合に、第3のリンク13は、図2(b)に示す姿勢を保ったまま、図の左上方向に移動するから、この場合も反射器18の反射面の光軸17に対する角度(垂直)は維持される。
なお、赤外線センサ16は、後述するように、当接部材4に乗客が接触して、第3のリンク13と反射器18が図の左上方向に移動した場合に、反射器18の反射面が光軸17に当たるように配置されている。そのため、図2(b)に示す状態においては、反射器18は赤外線センサ16の光軸17の下方にあって、光軸17から外れているので、反射器18は赤外光を受光しないし、反射もしない。したがって、この状態においては、赤外線センサ16は反射器18による反射光を検出しない。つまり、この状態においては、赤外線センサ16は反射器18を捕捉できない。また、図2(b)に示す状態において、反射器18を赤外線センサ16に対して遮蔽する位置には遮蔽板19が配置され、扉体3に固定されている。
前述したように、当接部材4に他の外力が加わらない場合、例えば、当接部材4に乗客等が接触していない場合には、当接部材4及び第1〜3のリンク11〜13は図2(b)に示す位置と姿勢が保たれる。つまり、図2(b)に示す状態は、当接部材4に乗客等が接触していない状態である。このように、ゲート装置1は、当接部材4に乗客等が接触していない場合には、反射器18が赤外線センサ16の光軸17から外れた位置にあるように構成されている。ゲート装置1は、当接部材4に乗客等が接触していない場合には、赤外線センサ16が反射器18を捕捉できないように構成されている。
なお、赤外線センサ16は、回転電動機6を制御する制御装置20に接続されていて、赤外線センサ16が反射光を検出すると、赤外線センサ16の端子電圧が変化するので、赤外線センサ16はこの端子電圧の変化を信号として制御装置20に出力する。なお、反射器18はこの発明のターゲットの例示であり、遮蔽板19はこの発明の遮蔽板部材の例示である。
赤外線センサ16は、図3に示すように、筐体21に、光源22、ハーフミラー23、レンズ24及び受光器25を取り付けて構成されている。光源22は外部から電力の供給を受けて、赤外光を発生させる素子である。光源22から発せられた赤外光はハーフミラー23で反射されて、光軸17に沿ってレンズ24に向かい、レンズ24を透過して図示しないターゲット(反射器18)に達する。ターゲットの表面が光軸17に対して垂直な平面であれば、ターゲットで反射した赤外光は、光軸17に沿って、赤外線センサ16に帰還する。レンズ24と受光器25は、光軸17に沿って直列に配置されていて、赤外線センサ16に帰還した反射光はレンズ24とハーフミラー23を透過して、受光器25に到達する。
赤外線センサ16は以上のように構成されているので、ターゲットが光軸17上にあって、ターゲットの表面が光軸17に対して垂直な平面である場合に、反射光を検出できる。つまり、赤外線センサ16は、このような場合にターゲットの存在を検知できる。
最後に、図4を参照して、ゲート装置1の作用を説明する。前述したように、当接部材4に何も当接していない場合、図4(a)に示すように、反射器18は赤外線センサ16の光軸17から外れた位置にある。その上、反射器18と赤外線センサ16の間には遮蔽板19を配置して、反射器18を赤外線センサ16に対して遮蔽している。そのため、赤外線センサ16から発せられた赤外光は反射器18には届かない。当然、反射器18は赤外光を反射しない。したがって、この場合、赤外線センサ16は反射器18を検知できない。
例えば、列車の乗降客が駆け込み乗車を試みて、閉まりかけたゲート装置1に侵入して、乗降客の体が当接部材4に接触した場合を考える。この時、図4(b)に示すように、当接部材4が乗降客の体から受ける反力は、当接部材4を扉体3に押し込む方向に作用する。そして、この反力によって、第1及び第2のリンク11,12を、それぞれ揺動軸11a,12a回りに反時計回り(CCW)に揺動させるモーメントが生じる。第1及び第2のリンク11,12が反時計回り(CCW)に揺動すると、第3のリンク13は図の左上方に移動するから、反射器18も左上方に移動する。つまり、反射器18は、図4(b)に示した位置に移動する。この時、反射器18は赤外線センサ16の光軸17上にあって、反射器18の反射面は光軸17に対して垂直だから、赤外線センサ16から発せられた赤外光は反射器18の表面で反射して赤外線センサ16に帰還する。赤外線センサ16に帰還した赤外光は、レンズ24とハーフミラー23を通って、受光器25に到達する。言い替えるならば、この時、赤外線センサ16の光源22を発した赤外光が反射器18の表面で反射して赤外線センサ16の受光器25に到達する光路が形成される。そして、赤外光が受光器25に到達すれば、受光器25の端子間電圧が変化する。
なお、前述したように、赤外線センサ16は、光軸17が扉体3の移動(進退、出没)方向に平行に、言い替えるならば、光軸17が直動ガイド5に平行になるように配置されている。そのため、扉体3が戸袋2に対して進退しても、戸袋3に対する光軸17の相対的な高さは変化しない。したがって、図4(b)に示した状態において、扉体3が戸袋2に対して、どのように進退していても、赤外線センサ16はターゲット(反射器18)を捉えることができる。
このように、乗客が当接部材4に接触すると、反射器18が図4(b)に示す位置に移動して、赤外線センサ16がそれを検知する。つまり乗客が扉体3の戸先と接触したことを赤外線センサ16が検知する。赤外線センサ16が乗客の接触を検知すると、赤外線センサ16の受光器25の端子間電圧が変化する。この端子間電圧の変化が信号として制御装置20に出力される。そして、該信号を受信した制御装置20は、事前に定められた応急処理を行う。なお、応急処理とは、例えば、回転電動機6を非常停止させて、扉体3の動作を停止することである。あるいは、回転電動機6を逆回転させて、扉体3を再開放することである。応急処理を行うことによって、乗客の挟み込みが回避される。
また、反射器18は図4(b)に示す位置にある時に、赤外線センサ16から発せられた赤外光を反射して、赤外線センサ16に帰還させることができる形状や形態を備えていれば十分であり、素材や形式は限定されない。もっとも、赤外線に対する反射率を高くすることが望ましい。また、扉体3の内部の反射器18以外の部品や部位には赤外線の反射率を低くする加工がされることが望ましい。例えば、扉体3の内部を熱吸収塗料で塗装することが望ましい。
なお、上記第1の実施形態においては、当接部材4と第1〜3のリンク11〜13を組み合わせて構成される機構が、この発明のターゲット移動機構に相当する。
また、上記第1の実施形態においては、遮蔽板19を省いても良い。遮蔽板19の有無に関わらず、赤外線センサ16はターゲット(反射器18)を捕捉できないからである。
(第2の実施形態)
上記第1の実施形態においては、当接部材4に乗客等が接触した時にだけ、反射器18を光軸17上に移動させる構成を採用した。つまり、ゲート装置1に光路状態変更機構としてターゲット移動機構を備える例を示した。しかしながら、光路状態変更機構は、このようなものには限定されない。当接部材4に乗客等が接触した時にだけ、赤外線センサ16に反射光が帰還されるような機構を実現できれば、構成自体はなんでもよい。例えば、普段は、反射器18を遮蔽しておいて、当接部材4に乗客等が接触した時にだけ、遮蔽を解除して、赤外線センサ16と反射器18を対向させるようにしても良い。つまり、光路状態変更機構は遮蔽板移動機構であっても良い。
例えば、図5に示すように、反射器18を赤外線センサ16の光軸17上に配置して、扉体3に固定するとともに、遮蔽板19を第3のリンク13に固定しても良い。なお、遮蔽板19は、当接部材4に外力が加わらない状態において、つまり図5(a)に示す状態において、光軸17上にあって、反射器18と赤外線センサ16の間に位置するように取り付けられている。このように構成されているので、当接部材4に乗客等が接触していない状態においては、反射器18は赤外線センサ16に対して遮蔽されている。当接部材4に乗客等が接触すると、図5(b)に示すように、第3のリンク13が上方に移動するから、遮蔽板19も上方に移動して、遮蔽が解除されて、反射器18は赤外線センサ16に対して曝露される。この時、赤外線センサ16から発せられた赤外光は反射器18の表面で反射して赤外線センサ16に帰還する。言い替えるならば、この時、赤外線センサ16の光源22を発した赤外光が反射器18の表面で反射して赤外線センサ16の受光器25に到達する光路が形成される。
なお、上記第2の実施形態においては、当接部材4と第1〜3のリンク11〜13を組み合わせて構成される機構が、この発明の遮蔽板移動機構に相当する。
(第3の実施形態)
遮蔽板移動機構は上記第2の実施形態のものには限定されない。遮蔽板移動機構を備えるゲート装置1は図6に示すように構成されても良い。このゲート装置1においては、上下に間隔を空けて配置されて、扉体3に対して進退自在に支持された2本のロッド26の一端に当接部材4が取り付けられている。2本のロッド26の他端は扉体3の内部にあって、他端には連結部材27が連結されている。連結部材27には戸袋2に向かって伸びる柱状部材28が取り付けられている。柱状部材28の先端にはL字形部材29と反射器18が取り付けられている。遮蔽板19は扉体3に軸支されていて、揺動軸19a回りに揺動する。また、扉体3と連結部材27の間にはコイルばね30が架け渡されていて、コイルばね30は連結部材27が図の左方に移動するように付勢している。つまりコイルばね30は連結部材27が図6(a)に示された位置を保つように、連結部材27を付勢している。
このように構成されているので、当接部材4に外力が加わらない状態において、つまり図6(a)に示す状態において、遮蔽板19は揺動軸19aの下方に垂れ下がっていて、反射器18と赤外線センサ16の間に位置している。そのため、この状態においては、反射器18は赤外線センサ16に対して遮蔽されている。当接部材4に乗客等が接触すると、図6(b)に示すように、連結部材27が図の右方に移動するから、L字形部材29も図の右方に移動して、遮蔽板19に当接する。そして、遮蔽板19はL字形部材29に押されて、揺動軸19a回りに回動する。その結果、遮蔽板19による遮蔽が解除されて、反射器18は赤外線センサ16に対して曝露される。この時、赤外線センサ16から発せられた赤外光は反射器18の表面で反射して赤外線センサ16に帰還する。言い替えるならば、この時、赤外線センサ16の光源22を発した赤外光が反射器18の表面で反射して赤外線センサ16の受光器25に到達する光路が形成される。
なお、上記第3の実施形態においては、当接部材4、ロッド26、連結部材27、柱状部材28及びL字形部材29等を組み合わせて構成される機構が、この発明の遮蔽板移動機構に相当する。
(第4の実施形態)
遮蔽板移動機構を備えるゲート装置1は図7に示すように構成されても良い。このゲート装置1は、扉体3に軸支されて、揺動軸31a回りに揺動するアーム31の先端に遮蔽板19を取り付け、連結部材27とアーム31を第4のリンク32で連結するとともに、反射器18を扉体3に固定したことを特徴としている。なお、第4のリンク32は節点32aにおいて連結部材27に、節点32bにおいてアーム31に、それぞれ軸支されていて、節点32a及び節点32b回りに回動する。また、反射器18は赤外線センサ16の光軸17上に配置されている。
このように構成されているので、当接部材4に外力が加わらない状態において、つまり図7(a)に示す状態において、遮蔽板19は揺動軸31aの下方に垂れ下がっていて、反射器18と赤外線センサ16の間に位置している。そのため、この状態においては、反射器18は赤外線センサ16に対して遮蔽されている。当接部材4に乗客等が接触すると、図7(b)に示すように、連結部材27は図の右方に移動する。連結部材27が右方に移動すると、第4のリンク32が右方に移動して、アーム31を揺動軸31a回りに回動させる。その結果、遮蔽板19が上方に移動するので、遮蔽板19による遮蔽が解除されて、反射器18は赤外線センサ16に対して曝露される。この時、赤外線センサ16から発せられた赤外光は反射器18の表面で反射して赤外線センサ16に帰還する。言い替えるならば、この時、赤外線センサ16の光源22を発した赤外光が反射器18の表面で反射して赤外線センサ16の受光器25に到達する光路が形成される。
なお、上記第4の実施形態においては、当接部材4、ロッド26、連結部材27、アーム31及び第4のリンク32等を組み合わせて構成される機構が、この発明の遮蔽板移動機構に相当する。
以上、この発明の各実施形態について説明したが、これらは、この発明の具体的実施態様を例示するものであって、この発明の技術的範囲を画すものではない。この発明は特許請求の範囲に記述された技術的思想の限りにおいて、自由に変形、応用あるいは改良して実施することができる。
例えば、ターゲット移動機構及び遮蔽板移動機構は、上記各実施形態において例示した機構には限定されない。様々な機構を用いることができる。例えば、当接部材4と連動して前後動するラックと、扉体3に軸支されて該ラックと噛合するピニオンを備えて、該ピニオンが回転すると、反射器18あるいは遮蔽板19が移動するようにしても良い。あるいは、当接部材4と連動して動作するカムとカムフォロワーを備えて、カムフォロワーが動作すると、反射器18あるいは遮蔽板19が移動するようにしても良い。
あるいは、当接部材4と連動して前後動するラックと、扉体3に軸支されて該ラックと噛合するピニオンを備えて、該ピニオンが回転すると、反射器18の反射面の角度が変更されるように構成しても良い。例えば、当接部材4に外力が加わった場合にのみ、反射器18の反射面が光軸17に対して垂直になるように構成しても良い。
上記各実施形態において、光電センサの具体例として、赤外線センサ16を例示したが、光電センサは赤外線センサ16には限定されない。光電センサは自然光やレーザー光を利用するセンサであっても良い。
上記各実施形態において、光源22と受光器25を1台の筐体21に取り付けて1体化した赤外線センサ16を例示したが、光電センサは一体型のセンサには限定されない。光源と受光器は分離されていてもよい。また、受光器は単に光の強弱を検出する素子には限定されない。いわゆるイメージセンサであっても良い。
上記各実施形態において、ターゲットの具体例として反射器18を例示したが、ターゲットは鏡のようものには限定されない。ターゲット、光電センサで検出できる物体であればどんな物体であっても良い。例えば光電センサの受光器がイメージセンサである場合、ターゲットと他の物体の区別は画像の形状によってなされるから、反射率の大小よりも、形状の特徴が問題になる。背景となる物体が光を反射して、ターゲットが光を吸収するようにして、イメージセンサがターゲットの影を検出するようにしても良い。
上記各実施形態において、駆動機構の具体例として、ベルト・プーリー機構を例示したが、駆動機構はベルト・プーリー機構には限定されない。駆動機構は、送りねじを利用するものであっても良いし、リニアモータを利用するものであっても良い。あるいは、油気圧機器で駆動されるものであっても良い。
上記各実施形態において、扉体3を戸袋2に出没自在に支持する手段(以下、「支持手段」)の具体例として、直動ガイド5を例示したが、支持手段は直動ガイド5には限定されない。また、直動ガイド5を戸袋2の底面に配置した例を示したが、支持手段aの配置はこれには限定されない。支持手段は戸袋2の上面(天板の裏面)に固定されても良いし、戸袋2の側板の内面に固定されても良い。
本明細書においては、ゲート装置1が、鉄道駅のプラットホームに設置されることを前提にして、つまりゲート装置1がいわゆるホームドアとして使用されることを前提にして説明したが、この発明の適用対象はホームドアには限定されない。例えば、商業施設や娯楽施設のゲートで使用されても良い。
1 ゲート装置、2 戸袋、3 扉体、4 当接部材、5 直動ガイド、5a 直動レール、5b スライダ、6 回転電動機、7 駆動プーリ、8 従動プーリ、9 無端ベルト、10 ベルトクランプ、10a 部材、10b 部材、11 第1のリンク、11a 揺動軸、11b ヒンジ、11c ヒンジ、12 第2のリンク、12a 揺動軸、12b ヒンジ、12c ヒンジ、13 第3のリンク、14 ストッパ、15 コイルばね、16 赤外線センサ、17 光軸、18 反射器、19 遮蔽板、19a 揺動軸、20 制御装置、21 筐体、22 光源、23 ハーフミラー、24 レンズ、25 受光器、26 ロッド、27 連結部材、28 柱状部材、29 L字形部材、30 コイルばね、31 アーム、31a 揺動軸、32 第4のリンク、32a 節点、32b 節点


Claims (6)

  1. 戸袋と、
    前記戸袋に出没自在に取り付けられた扉体と、
    前記戸袋に固定された光源及び受光器と、
    前記扉体の戸先に取り付けられて、外力を受けて変位する当接部材と、
    前記当接部材の変位を受けて動作して、前記光源を出発した光線が前記受光器に帰還する光路の状態を変更する光路状態変更機構とを、備える
    ゲート装置。
  2. 前記扉体に移動自在に取り付けられたターゲットを備え、
    前記光路状態変更機構は、前記当接部材が変位した場合に、前記ターゲットを、前記光路外から前記光路内に移動させるターゲット移動機構である
    請求項1に記載のゲート装置。
  3. 前記光路内において前記扉体に固定されたターゲットと、
    前記扉体に移動自在に取り付けられた遮蔽部材を備え、
    前記光路状態変更機構は、前記当接部材の変位を受けて動作して、前記遮蔽部材を前記光路内から前記光路外に移動させる遮蔽部材移動機構である
    請求項1に記載のゲート装置。
  4. 前記光源と前記受光器を備え、
    前記光源の光軸と前記受光器の光軸を同軸に配置した光電センサを備える
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のゲート装置。
  5. 前記光電センサの前記光軸は、前記扉体の前記戸袋に対する移動方向に平行に設定されている
    請求項4に記載のゲート装置。
  6. 前記光電センサは、赤外線センサである
    請求項4又は請求項5に記載のゲート装置。
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