JP2016123816A - 生体情報分析装置、生体情報分析システム及び生体情報分析プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易に最大酸素摂取量の推定値を算出できる生体情報分析装置、生体情報分析システム及び生体情報分析プログラムを提供すること。【解決手段】生体情報分析装置は、使用者の生体情報、使用者の体動を示す体動情報及び使用者に関連する使用者情報を取得する情報取得部365と、それぞれ取得された生体情報、体動情報及び使用者情報を記憶する記憶部と、所定の期間における生体情報及び体動情報に基づいて、使用者の運動習慣レベルを決定するレベル決定部367と、運動習慣レベル及び使用者情報に基づいて、使用者の最大酸素摂取量を推定する推定部(推定値算出部368)と、を有する。【選択図】図7
Description
本発明は、生体情報分析装置、生体情報分析システム及び生体情報分析プログラムに関する。
従来、被験者の呼気データ(例えば、酸素濃度及び炭酸ガス濃度等)を検出し、当該呼気データに基づく数値に応じた健康管理を実行する気相系呼吸機能検査システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の気相系呼吸機能検査システムは、トレッドミル、マウスピース(マスク)、サンプリングチューブ、フローセンサー、赤外線CO2センサー、ジルコニア式O2センサー及びマイクロコンピューターを備えている。このようなシステムを用いて、最大酸素摂取量(VO2max)を測定する場合、被験者は、口にマスクを装着した状態で当該トレッドミル上を走行する。この被験者の呼気は、マスクに接続されたサンプリングチューブを介してフローセンサーと赤外線CO2センサーとに分配される。このフローセンサーは、呼気の流量を測定し、赤外線CO2センサーは、炭酸ガス濃度を検出する。また、赤外線CO2センサーを通過した呼気は、ジルコニア式O2センサーに導かれ、当該O2センサーにより酸素濃度が検出されて、マイクロコンピューターに送信される。そして、マイクロコンピューターは、フローセンサー、赤外線CO2センサー及びジルコニア式O2センサーから送信された呼気の流量、炭酸ガス濃度及び酸素濃度から最大酸素摂取量を算出及び測定する。
この特許文献1に記載の気相系呼吸機能検査システムは、トレッドミル、マウスピース(マスク)、サンプリングチューブ、フローセンサー、赤外線CO2センサー、ジルコニア式O2センサー及びマイクロコンピューターを備えている。このようなシステムを用いて、最大酸素摂取量(VO2max)を測定する場合、被験者は、口にマスクを装着した状態で当該トレッドミル上を走行する。この被験者の呼気は、マスクに接続されたサンプリングチューブを介してフローセンサーと赤外線CO2センサーとに分配される。このフローセンサーは、呼気の流量を測定し、赤外線CO2センサーは、炭酸ガス濃度を検出する。また、赤外線CO2センサーを通過した呼気は、ジルコニア式O2センサーに導かれ、当該O2センサーにより酸素濃度が検出されて、マイクロコンピューターに送信される。そして、マイクロコンピューターは、フローセンサー、赤外線CO2センサー及びジルコニア式O2センサーから送信された呼気の流量、炭酸ガス濃度及び酸素濃度から最大酸素摂取量を算出及び測定する。
しかしながら、上記特許文献1に記載の気相系呼吸機能検査システムは、トレッドミル、マスク及び各種センサーを備えることから、大型かつ高価であるため、容易に導入できるものではない。また、上記マスクを装着した状態で、徐々に負荷をあげていくという身体に負担のかかる運動を行わなければ最大酸素摂取量を測定できないため、身体の弱い使用者や、体調の悪い使用者の最大酸素摂取量を測定しづらいという問題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決することを目的としたものであり、簡易に最大酸素摂取量の推定値を算出できる生体情報分析装置、生体情報分析システム及び生体情報分析プログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1態様に係る生体情報分析装置は、使用者の生体情報、前記使用者の体動を示す体動情報及び前記使用者に関連する使用者情報を取得する情報取得部と、それぞれ取得された前記生体情報、前記体動情報及び前記使用者情報を記憶する記憶部と、所定の期間における前記生体情報及び前記体動情報に基づいて、前記使用者の運動習慣レベルを決定するレベル決定部と、前記運動習慣レベル及び前記使用者情報に基づいて、前記使用者の最大酸素摂取量を推定する推定部と、を有することを特徴とする。
なお、生体情報としては、脈波信号から導出される脈波情報(たとえば脈拍数、脈波間隔)を例示でき、体動情報としては、当該使用者の体動に伴って作用する加速度値を例示できる。また、使用者情報としては、当該使用者の年齢、性別、BMI(ボディマス指数:Body Mass Index)等を例示でき、所定の期間としては、1週間を例示できる。
更に、運動習慣レベルは、上記所定の期間内における生体情報及び体動情報に基づく運動の頻度や、実施される運動の強度等に応じた使用者の運動習慣を段階的に設定した数値等により表したレベルを例示できる。
加えて、推定部による最大酸素摂取量の推定方法としては、いわゆるジャクソンの式(Jackson AS, Blair SN, Mahar MT, Wier LT, Ross RM, Stuteville JE: Prediction of functional aerobic capacity exercise testing. Med Sci Sports Exerc 1990,22:863-870 参照)を用いることを例示できる。このジャクソンの式を用いた算出方法が採用される場合には、上記使用者情報として、使用者の年齢、性別、身長及び体重が取得され、かつ、上記運動習慣レベル(上記数値「0」〜「10」)が取得されていれば、これらの値を上記ジャクソンの式に代入することにより、使用者の最大酸素摂取量を推定できる。なお、上記推定された最大酸素摂取量を最大酸素摂取量の推定値という場合がある。
更に、運動習慣レベルは、上記所定の期間内における生体情報及び体動情報に基づく運動の頻度や、実施される運動の強度等に応じた使用者の運動習慣を段階的に設定した数値等により表したレベルを例示できる。
加えて、推定部による最大酸素摂取量の推定方法としては、いわゆるジャクソンの式(Jackson AS, Blair SN, Mahar MT, Wier LT, Ross RM, Stuteville JE: Prediction of functional aerobic capacity exercise testing. Med Sci Sports Exerc 1990,22:863-870 参照)を用いることを例示できる。このジャクソンの式を用いた算出方法が採用される場合には、上記使用者情報として、使用者の年齢、性別、身長及び体重が取得され、かつ、上記運動習慣レベル(上記数値「0」〜「10」)が取得されていれば、これらの値を上記ジャクソンの式に代入することにより、使用者の最大酸素摂取量を推定できる。なお、上記推定された最大酸素摂取量を最大酸素摂取量の推定値という場合がある。
上記第1態様によれば、使用者の所定の期間内の生体情報及び体動情報に基づいて当該使用者の運動習慣レベルを決定でき、当該決定した運動習慣レベル及び使用者情報に基づいて、例えば上記ジャクソンの式を用いた最大酸素摂取量の推定値の算出方法を採用することにより、最大酸素摂取量を推定できる。従って、上記特許文献1に記載の気相系呼吸機能検査システムのように、マスクを装着した状態で負荷のかかる運動を行なうことなく、使用者の最大酸素摂取量を容易に推定できる。この他、トレッドミルを必ずしも利用しなくても当該最大酸素摂取量を推定できるので、比較的簡易な構成により、使用者の最大酸素摂取量を推定できる。
また、上記特許文献1に記載の気相系呼吸機能検査システムでは、最大酸素摂取量を測定するために、使用者は、マスクを装着した上で運動する必要があり、衛生的な問題が生じる可能性がある。これに対し、上記第1態様では、マスクを装着する必要がないので、衛生的に最大酸素摂取量を推定できる。
また、上記特許文献1に記載の気相系呼吸機能検査システムでは、最大酸素摂取量を測定するために、使用者は、マスクを装着した上で運動する必要があり、衛生的な問題が生じる可能性がある。これに対し、上記第1態様では、マスクを装着する必要がないので、衛生的に最大酸素摂取量を推定できる。
上記第1態様では、前記使用者情報に基づいて分類されるグループにおける前記最大酸素摂取量の値の分布を提示する提示部を有することが好ましい。
なお、上記グループとしては、例えば、使用者の性別及び年齢が同一であるグループの他、日常的な運動を開始してからの期間が同じであるグループ、及び、同じ器具あるいはセンサー(生体情報分析装置)を用いている使用者のグループが挙げられる。
上記第1態様によれば、上記グループにおける最大酸素摂取量の値の分布が提示されるので、当該グループの分布を容易に認識できる。また、複数のグループにおける最大酸素摂取量の値の分布が提示されれば、使用者は、グループごとの最大酸素摂取量の値の分布を比較できる。
上記第1態様によれば、上記グループにおける最大酸素摂取量の値の分布が提示されるので、当該グループの分布を容易に認識できる。また、複数のグループにおける最大酸素摂取量の値の分布が提示されれば、使用者は、グループごとの最大酸素摂取量の値の分布を比較できる。
上記第1態様では、前記提示部は、前記分布における前記使用者の前記最大酸素摂取量の推定値に対応する位置を提示することが好ましい。
上記第1態様によれば、上記グループの最大酸素摂取量の値の分布における当該使用者の最大酸素摂取量の推定値に対応する位置を認識できる。これによれば、使用者は、自己の立ち位置、すなわち、他者に対する自己の最大酸素摂取量の推定値を客観的に認識できる。従って、使用者の運動意欲を高めることができる。
上記第1態様によれば、上記グループの最大酸素摂取量の値の分布における当該使用者の最大酸素摂取量の推定値に対応する位置を認識できる。これによれば、使用者は、自己の立ち位置、すなわち、他者に対する自己の最大酸素摂取量の推定値を客観的に認識できる。従って、使用者の運動意欲を高めることができる。
上記第1態様では、前記使用者情報及び前記最大酸素摂取量の推定値に基づいて前記使用者の運動能力を示す運動能力指標を算出する指標算出部と、算出された前記運動能力指標を提示する指標提示部と、を有することが好ましい。
なお、上記運動能力指標としては、使用者の長距離走(例えばフルマラソン)の予想タイム等を例示できる。
上記第1態様によれば、使用者の運動能力指標を提示できるので、最大酸素摂取量に関する詳しい知識を有さない使用者であっても、自身の運動能力を簡易に把握できる。また、これにより、より一層、使用者の運動意欲を高めることができる。
なお、上記運動能力指標としては、使用者の長距離走(例えばフルマラソン)の予想タイム等を例示できる。
上記第1態様によれば、使用者の運動能力指標を提示できるので、最大酸素摂取量に関する詳しい知識を有さない使用者であっても、自身の運動能力を簡易に把握できる。また、これにより、より一層、使用者の運動意欲を高めることができる。
上記第1態様では、前記生体情報、前記体動情報、及び前記運動習慣レベルのうち少なくともいずれかに基づいて前記使用者の運動能力を示す運動能力指標を算出する指標算出部と、算出された前記運動能力指標を提示する指標提示部と、を有するを有することが好ましい。
上記第1態様によれば、使用者の運動能力指標を提示できるので、最大酸素摂取量に関する詳しい知識を有さない使用者であっても、自身の運動能力を簡易に把握できる。また、これにより、より一層、使用者の運動意欲を高めることができる。
上記第1態様によれば、使用者の運動能力指標を提示できるので、最大酸素摂取量に関する詳しい知識を有さない使用者であっても、自身の運動能力を簡易に把握できる。また、これにより、より一層、使用者の運動意欲を高めることができる。
上記第1態様では、前記使用者の前記最大酸素摂取量の推定値の推移を前記最大酸素摂取量が推定された日時と関連付けて提示する推移情報提示部を有することが好ましい。
上記第1態様によれば、使用者の最大酸素摂取量の推定値の推移を提示できるので、使用者は、客観的な自己の最大酸素摂取量の推移を容易に把握できる。また、これにより、使用者の運動意欲を高めることができる。
上記第1態様によれば、使用者の最大酸素摂取量の推定値の推移を提示できるので、使用者は、客観的な自己の最大酸素摂取量の推移を容易に把握できる。また、これにより、使用者の運動意欲を高めることができる。
上記第1態様では、前記使用者の前記最大酸素摂取量の推定値の推移とともに、前記運動能力指標の推移を前記最大酸素摂取量が推定された日時と関連付けて提示する推移情報提示部を有することが好ましい。
上記第1態様によれば、最大酸素摂取量の推定値の推移と運動能力指標とを同時に提示できるので、最大酸素摂取量に関する詳しい知識を有さない使用者であっても、自身の運動能力と最大酸素摂取量の推定値との関係を容易に把握できる。また、これにより、より一層、使用者の運動意欲を高めることができる。
上記第1態様によれば、最大酸素摂取量の推定値の推移と運動能力指標とを同時に提示できるので、最大酸素摂取量に関する詳しい知識を有さない使用者であっても、自身の運動能力と最大酸素摂取量の推定値との関係を容易に把握できる。また、これにより、より一層、使用者の運動意欲を高めることができる。
上記第1態様では、前記使用者情報は、前記使用者の年齢、性別、身長及び体重を含むことが好ましい。
上記第1態様では、使用者の身長及び体重を取得できるので、BMIを算出できる。これによれば、使用者情報としてBMIの値を取得できなくても、上記ジャクソンの式を用いて最大酸素摂取量の推定値を確実に算出できる。従って、使用者の利便性を高めることができる。
上記第1態様では、使用者の身長及び体重を取得できるので、BMIを算出できる。これによれば、使用者情報としてBMIの値を取得できなくても、上記ジャクソンの式を用いて最大酸素摂取量の推定値を確実に算出できる。従って、使用者の利便性を高めることができる。
本発明の第2態様に係る生体情報分析システムは、上述した生体情報分析装置と、前記使用者に装着される検出装置と、を備え、前記検出装置は、前記使用者の生体情報を検出する生体情報検出部と、前記使用者の体動情報を検出する体動情報検出部と、前記生体情報及び前記体動情報を前記生体情報分析装置に送信する検出装置側送信部と、を有することを特徴とする。
上記第2態様によれば、上記第1態様に係る生体情報分析装置と同様の効果を奏することができる。また、生体情報分析装置は、検出装置により使用者の生体情報及び体動情報が検出され、当該生体情報分析装置に送信されることから、生体情報分析装置が当該生体情報及び体動情報を検出する検出部を備える必要がない。従って、使用者は、検出装置を装着することにより、使用者の運動習慣レベルを算出するための生体情報及び体動情報を取得できるので、使用者による入力操作によって当該生体情報及び体動情報が取得される場合に比べて、最大酸素摂取量の推定値の算出を容易に実施させることができる。
本発明の第3態様に係る生体情報分析プログラムは、コンピューターにより読み込み実行される生体情報分析プログラムであって、前記コンピューターを、上述した生体情報分析装置として機能させることを特徴とする。
上記第3態様によれば、当該プログラムをコンピューターに実行させることにより、当該コンピューターによって、上記第1態様に係る生体情報分析装置と同様の効果を奏することができる。
上記第3態様によれば、当該プログラムをコンピューターに実行させることにより、当該コンピューターによって、上記第1態様に係る生体情報分析装置と同様の効果を奏することができる。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
[生体情報分析システムの概略構成]
図1は、本実施形態に係る生体情報分析システム1を示す模式図である。
本実施形態に係る生体情報分析システム1では、図1に示すように、生体情報検出装置(以下、検出装置という場合がある)2と、情報処理装置3と、を備える。
この生体情報分析システム1では、検出装置2は、生体情報及び体動情報を検出して情報処理装置3に送信する。情報処理装置3は、受信された生体情報及び体動情報の他、使用者によって入力された使用者情報に基づいて、最大酸素摂取量の推定値及び運動能力指標を算出して提示する。また、検出装置2は、情報処理装置3から提示情報(例えば、後述する使用者の最大酸素摂取量に基づくメッセージ情報)を受信すると、当該提示情報を報知する。
以下、生体情報分析システム1の各構成について説明する。
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
[生体情報分析システムの概略構成]
図1は、本実施形態に係る生体情報分析システム1を示す模式図である。
本実施形態に係る生体情報分析システム1では、図1に示すように、生体情報検出装置(以下、検出装置という場合がある)2と、情報処理装置3と、を備える。
この生体情報分析システム1では、検出装置2は、生体情報及び体動情報を検出して情報処理装置3に送信する。情報処理装置3は、受信された生体情報及び体動情報の他、使用者によって入力された使用者情報に基づいて、最大酸素摂取量の推定値及び運動能力指標を算出して提示する。また、検出装置2は、情報処理装置3から提示情報(例えば、後述する使用者の最大酸素摂取量に基づくメッセージ情報)を受信すると、当該提示情報を報知する。
以下、生体情報分析システム1の各構成について説明する。
[検出装置の構成]
図2は、生体情報検出装置2の構成を示すブロック図である。
生体情報検出装置2は、本発明の検出装置に相当し、使用者の手首に装着されて、上記生体情報及び体動情報を検出して記憶するウェアラブル機器である。この検出装置2は、上記のように、それぞれ検出及び記憶した生体情報及び体動情報を情報処理装置3に送信する他、当該情報処理装置3から受信される提示情報を使用者に報知する。
このような検出装置2は、図2に示すように、操作部21、検出部22、受信部23、報知部24、通信部25、記憶部26及び制御部27を有し、これら各部21〜27は、バスライン28によって電気的に接続されている。
図2は、生体情報検出装置2の構成を示すブロック図である。
生体情報検出装置2は、本発明の検出装置に相当し、使用者の手首に装着されて、上記生体情報及び体動情報を検出して記憶するウェアラブル機器である。この検出装置2は、上記のように、それぞれ検出及び記憶した生体情報及び体動情報を情報処理装置3に送信する他、当該情報処理装置3から受信される提示情報を使用者に報知する。
このような検出装置2は、図2に示すように、操作部21、検出部22、受信部23、報知部24、通信部25、記憶部26及び制御部27を有し、これら各部21〜27は、バスライン28によって電気的に接続されている。
[操作部の構成]
操作部21は、使用者による入力操作を受け付け、当該入力操作に応じた操作信号を制御部27に出力する。このような操作部21は、検出装置2の筐体の外面に露出するように設けられたボタン211,212(図1参照)の入力操作に応じた操作信号を制御部27に出力する。なお、操作部21は、使用者の音声(使用者の声)を認識して、当該音声に応じた操作信号を制御部27に出力する構成でもよい。また、操作部21は、使用者のタップ操作を検出して、当該タップ操作に応じた操作信号を制御部27に出力する構成であってもよい。
操作部21は、使用者による入力操作を受け付け、当該入力操作に応じた操作信号を制御部27に出力する。このような操作部21は、検出装置2の筐体の外面に露出するように設けられたボタン211,212(図1参照)の入力操作に応じた操作信号を制御部27に出力する。なお、操作部21は、使用者の音声(使用者の声)を認識して、当該音声に応じた操作信号を制御部27に出力する構成でもよい。また、操作部21は、使用者のタップ操作を検出して、当該タップ操作に応じた操作信号を制御部27に出力する構成であってもよい。
[検出部の構成]
検出部22は、使用者の生体情報及び体動情報をそれぞれ検出する生体情報検出部221及び体動情報検出部222を有する。
生体情報検出部221は、検出装置2を装着した使用者の生体情報を検出する。本実施形態では、生体情報検出部221は、生体情報として脈波を検出して、当該脈波を示す脈波信号を出力する脈波センサーを有する。なお、生体情報検出部221は、生体情報として、脈波に代えて心拍を検出する構成としてもよく、これらに加えて、血圧、体温及び血糖値等を検出する構成としてもよい。
体動情報検出部222は、使用者の体動情報として、当該使用者の体動に応じて変化する加速度を検出する。本実施形態では、体動情報検出部222は、体動情報としての使用者の体動に伴って作用する加速度値(加速度データ)を検出する加速度センサーを有する。
検出部22は、使用者の生体情報及び体動情報をそれぞれ検出する生体情報検出部221及び体動情報検出部222を有する。
生体情報検出部221は、検出装置2を装着した使用者の生体情報を検出する。本実施形態では、生体情報検出部221は、生体情報として脈波を検出して、当該脈波を示す脈波信号を出力する脈波センサーを有する。なお、生体情報検出部221は、生体情報として、脈波に代えて心拍を検出する構成としてもよく、これらに加えて、血圧、体温及び血糖値等を検出する構成としてもよい。
体動情報検出部222は、使用者の体動情報として、当該使用者の体動に応じて変化する加速度を検出する。本実施形態では、体動情報検出部222は、体動情報としての使用者の体動に伴って作用する加速度値(加速度データ)を検出する加速度センサーを有する。
[受信部の構成]
受信部23は、検出装置2の現在位置を示す位置情報(すなわち、使用者の現在位置を示す位置情報)を取得する。例えば、受信部23は、GPS(Global Positioning System)等の衛星測位システムに対応し、衛星から送信される電波に基づいて上記現在位置を示す位置情報を取得する。そして、受信部23は、取得された位置情報を、制御部27に出力する。このような位置情報は、後述する解析部366による使用者の走行距離や、走行速度等の算出に用いられる。
受信部23は、検出装置2の現在位置を示す位置情報(すなわち、使用者の現在位置を示す位置情報)を取得する。例えば、受信部23は、GPS(Global Positioning System)等の衛星測位システムに対応し、衛星から送信される電波に基づいて上記現在位置を示す位置情報を取得する。そして、受信部23は、取得された位置情報を、制御部27に出力する。このような位置情報は、後述する解析部366による使用者の走行距離や、走行速度等の算出に用いられる。
[報知部の構成]
報知部24は、制御部27による制御の下、各種情報を報知する。例えば、報知部24は、検出装置2の動作状態や、検出された情報及び情報処理装置3から受信したメッセージ情報を報知する。このような報知部24は、表示部241、音声出力部242及び振動部243を有する。
表示部241は、液晶等の情報表示機能を有し、上記各種情報を表示する。このような表示部241は、後述する制御部27の制御の下、例えば、メニュー画面や、メッセージ表示画面(図11参照)を表示する。
音声出力部242は、スピーカーを備えて構成され、制御部27から入力される音声情報に応じた音声を出力する。例えば、音声出力部242は、上記表示部241がメッセージ表示画面を表示する際に、メッセージ表示音を出力する。
振動部243は、後述する制御部27により駆動が制御されるモーターを有し、当該モーターの駆動によって生じる振動により、当該生体情報検出装置2の状態を通知する。
報知部24は、制御部27による制御の下、各種情報を報知する。例えば、報知部24は、検出装置2の動作状態や、検出された情報及び情報処理装置3から受信したメッセージ情報を報知する。このような報知部24は、表示部241、音声出力部242及び振動部243を有する。
表示部241は、液晶等の情報表示機能を有し、上記各種情報を表示する。このような表示部241は、後述する制御部27の制御の下、例えば、メニュー画面や、メッセージ表示画面(図11参照)を表示する。
音声出力部242は、スピーカーを備えて構成され、制御部27から入力される音声情報に応じた音声を出力する。例えば、音声出力部242は、上記表示部241がメッセージ表示画面を表示する際に、メッセージ表示音を出力する。
振動部243は、後述する制御部27により駆動が制御されるモーターを有し、当該モーターの駆動によって生じる振動により、当該生体情報検出装置2の状態を通知する。
[通信部の構成]
通信部25は、本発明の検出装置側送信部に相当し、上記情報処理装置3等と通信可能な通信モジュールを有する。この通信部25は、それぞれ検出及び取得された生体情報、体動情報及び位置情報を情報処理装置3に送信する。なお、本実施形態では、通信部25は、近距離無線通信方式により情報処理装置3と無線で通信するが、クレードル等の中継装置を介して情報処理装置3と通信してもよく、或いは、ケーブルを介して情報処理装置3と通信してもよい。更に、通信部25は、ネットワークを介して情報処理装置3等の外部機器と通信してもよい。
通信部25は、本発明の検出装置側送信部に相当し、上記情報処理装置3等と通信可能な通信モジュールを有する。この通信部25は、それぞれ検出及び取得された生体情報、体動情報及び位置情報を情報処理装置3に送信する。なお、本実施形態では、通信部25は、近距離無線通信方式により情報処理装置3と無線で通信するが、クレードル等の中継装置を介して情報処理装置3と通信してもよく、或いは、ケーブルを介して情報処理装置3と通信してもよい。更に、通信部25は、ネットワークを介して情報処理装置3等の外部機器と通信してもよい。
[記憶部の構成]
記憶部26は、フラッシュメモリー等を有する記憶装置により構成され、検出装置2の動作に必要なプログラム及びデータを記憶している。
例えば、記憶部26は、当該データとして、通信部25を介して情報処理装置3と通信接続するための接続情報を予め記憶している。
また、記憶部26は、制御部27による制御の下、検出部22により検出された生体情報及び体動情報と、受信部23により取得された位置情報と、を記憶する。更に、記憶部26は、情報処理装置3から通信部25を介して取得された提示情報(メッセージ情報)を記憶する。
記憶部26は、フラッシュメモリー等を有する記憶装置により構成され、検出装置2の動作に必要なプログラム及びデータを記憶している。
例えば、記憶部26は、当該データとして、通信部25を介して情報処理装置3と通信接続するための接続情報を予め記憶している。
また、記憶部26は、制御部27による制御の下、検出部22により検出された生体情報及び体動情報と、受信部23により取得された位置情報と、を記憶する。更に、記憶部26は、情報処理装置3から通信部25を介して取得された提示情報(メッセージ情報)を記憶する。
[制御部の構成]
図3は、制御部27の構成を示すブロック図である。
制御部27は、CPU(Central Processing Unit)等の処理回路を備えて構成され、検出装置2の動作を自律的に、或いは、使用者の操作に応じて操作部21から入力される操作信号に応じて制御する。この制御部27は、例えば、検出部22により検出された生体情報及び体動情報や、受信部23により取得された位置情報を取得し、情報処理装置3に送信する。
このような制御部27は、記憶部26に記憶されたプログラムを上記処理回路が実行することにより実現される機能部として、図3に示すように、検出制御部271、報知制御部272、通信制御部273、計時部274及び情報取得部275を有する。
図3は、制御部27の構成を示すブロック図である。
制御部27は、CPU(Central Processing Unit)等の処理回路を備えて構成され、検出装置2の動作を自律的に、或いは、使用者の操作に応じて操作部21から入力される操作信号に応じて制御する。この制御部27は、例えば、検出部22により検出された生体情報及び体動情報や、受信部23により取得された位置情報を取得し、情報処理装置3に送信する。
このような制御部27は、記憶部26に記憶されたプログラムを上記処理回路が実行することにより実現される機能部として、図3に示すように、検出制御部271、報知制御部272、通信制御部273、計時部274及び情報取得部275を有する。
検出制御部271は、検出部22の動作を制御し、当該検出部22による検出結果を記憶部26に記憶させる。この検出制御部271は、検出部22による生体情報及び体動情報の検出が可能な状態であれば、当該検出部22に各情報を検出させる。一方、検出制御部271は、検出部22による各情報の検出を実行できない状態であれば、当該検出部22の動作を停止させ、これにより、消費電力を抑制している。
報知制御部272は、報知部24の動作を制御する。例えば、報知制御部272は、報知部24の表示部241の動作を制御して、検出部22により検出された生体情報及び体動情報を表示させる。
また、報知制御部272は、情報処理装置3からメッセージ情報を受信すると、報知部24に当該メッセージ情報を報知させる。例えば、報知制御部272は、当該メッセージ情報に応じたメッセージを含むメッセージ表示画面を表示部241に表示させる。また、例えば、報知制御部272は、音声出力部242にメッセージ表示音を出力させる他、上記振動部243を振動させる。これにより、使用者は、自身に心臓疾患が発生する可能性が高いことを認識できる。
また、報知制御部272は、情報処理装置3からメッセージ情報を受信すると、報知部24に当該メッセージ情報を報知させる。例えば、報知制御部272は、当該メッセージ情報に応じたメッセージを含むメッセージ表示画面を表示部241に表示させる。また、例えば、報知制御部272は、音声出力部242にメッセージ表示音を出力させる他、上記振動部243を振動させる。これにより、使用者は、自身に心臓疾患が発生する可能性が高いことを認識できる。
通信制御部273は、通信部25を制御し、記憶部26に記憶された上記接続情報に基づいて、上記情報処理装置3と通信させる。
計時部274は、現在日時を計時する。
情報取得部275は、検出部22により検出された生体情報及び体動情報、並びに、受信部23により取得された位置情報を取得し、これらを記憶部26に記憶させる。この際、情報取得部275は、計時部274により計時されている現在日時を参照して、生体情報、体動情報及び位置情報とともに、これら情報の検出日時及び取得日時を記憶させる。
このようにして取得及び記憶された生体情報、体動情報及び位置情報は、上記通信制御部273による制御の下、通信部25によって、情報処理装置3に送信される。
計時部274は、現在日時を計時する。
情報取得部275は、検出部22により検出された生体情報及び体動情報、並びに、受信部23により取得された位置情報を取得し、これらを記憶部26に記憶させる。この際、情報取得部275は、計時部274により計時されている現在日時を参照して、生体情報、体動情報及び位置情報とともに、これら情報の検出日時及び取得日時を記憶させる。
このようにして取得及び記憶された生体情報、体動情報及び位置情報は、上記通信制御部273による制御の下、通信部25によって、情報処理装置3に送信される。
[情報処理装置の構成]
図4は、情報処理装置3の構成を示すブロック図である。
情報処理装置3は、本発明の生体情報分析装置に相当し、例えばスマートフォン(多機能携帯電話機)、タブレット及びPC(Personal Computer)等により構成される。この情報処理装置3は、上記のように、検出装置2から受信される生体情報及び体動情報に基づく使用者の運動強度と、当該運動強度及び運動時間に基づく使用者の運動習慣レベルと、を算出(決定)する。そして、情報処理装置3は、表示した登録画面に入力された使用者情報と、上記運動習慣レベルとに基づいて、最大酸素摂取量を推定する。更に、情報処理装置3は、推定された最大酸素摂取量に応じたメッセージを含むメッセージ情報を送信するとともに、当該メッセージ情報を表示する。更に、情報処理装置3は、使用者の操作に応じて、当該最大酸素摂取量に基づく運動能力指標を表示する。
このような情報処理装置3は、図4に示すように、操作部31、通信部32、表示部33、音声出力部34、記憶部35及び制御部36を備え、これらは互いにバスライン37により接続されている。
図4は、情報処理装置3の構成を示すブロック図である。
情報処理装置3は、本発明の生体情報分析装置に相当し、例えばスマートフォン(多機能携帯電話機)、タブレット及びPC(Personal Computer)等により構成される。この情報処理装置3は、上記のように、検出装置2から受信される生体情報及び体動情報に基づく使用者の運動強度と、当該運動強度及び運動時間に基づく使用者の運動習慣レベルと、を算出(決定)する。そして、情報処理装置3は、表示した登録画面に入力された使用者情報と、上記運動習慣レベルとに基づいて、最大酸素摂取量を推定する。更に、情報処理装置3は、推定された最大酸素摂取量に応じたメッセージを含むメッセージ情報を送信するとともに、当該メッセージ情報を表示する。更に、情報処理装置3は、使用者の操作に応じて、当該最大酸素摂取量に基づく運動能力指標を表示する。
このような情報処理装置3は、図4に示すように、操作部31、通信部32、表示部33、音声出力部34、記憶部35及び制御部36を備え、これらは互いにバスライン37により接続されている。
[操作部の構成]
操作部31は、使用者による入力操作を受け付け、当該入力操作に応じた操作情報を制御部36に出力する。このような操作部31は、例えば、情報処理装置3の筐体に設けられた物理キーやタッチパネル等により構成できる他、当該情報処理装置3に有線又は無線で接続されるキーボード及びポインティングデバイス等により構成できる。
操作部31は、使用者による入力操作を受け付け、当該入力操作に応じた操作情報を制御部36に出力する。このような操作部31は、例えば、情報処理装置3の筐体に設けられた物理キーやタッチパネル等により構成できる他、当該情報処理装置3に有線又は無線で接続されるキーボード及びポインティングデバイス等により構成できる。
[通信部の構成]
通信部32は、検出装置2等の外部機器と通信可能な第1通信モジュールと、インターネット等のネットワーク上のサーバー(図示省略)と通信可能な第2通信モジュールとを有し、制御部36による制御の下、当該外部機器及びサーバーと通信する。なお、当該外部機器及びサーバーのそれぞれと通信部32とが同じ通信方式で通信可能である場合には、通信部32は、第1通信モジュール及び第2通信モジュールのうち一方を備えていればよく、サーバーとの通信が不要であれば、第2通信モジュールはなくてもよい。
通信部32は、検出装置2等の外部機器と通信可能な第1通信モジュールと、インターネット等のネットワーク上のサーバー(図示省略)と通信可能な第2通信モジュールとを有し、制御部36による制御の下、当該外部機器及びサーバーと通信する。なお、当該外部機器及びサーバーのそれぞれと通信部32とが同じ通信方式で通信可能である場合には、通信部32は、第1通信モジュール及び第2通信モジュールのうち一方を備えていればよく、サーバーとの通信が不要であれば、第2通信モジュールはなくてもよい。
[表示部及び音声出力部の構成]
表示部33は、本発明の範囲提示部、指標提示部及び推移情報提示部に相当する。この表示部33は、例えば、液晶、有機EL(Electro-Luminescence)及び電気泳動等の各種表示パネルにより構成でき、後述する提示情報生成部370により生成された画像を表示する。具体的に、表示部33は、制御部36により実行されるOS(Operating System)及び各種アプリケーションの実行画面(例えば、後述する実行画面ES)を表示する。
音声出力部34は、スピーカーを備えて構成され、制御部36から入力される音声情報に応じた音声を出力する。例えば、音声出力部34は、制御部36が後述する情報管理アプリケーションを実行する場合には、使用者に提示する情報に応じた音声を出力する。
表示部33は、本発明の範囲提示部、指標提示部及び推移情報提示部に相当する。この表示部33は、例えば、液晶、有機EL(Electro-Luminescence)及び電気泳動等の各種表示パネルにより構成でき、後述する提示情報生成部370により生成された画像を表示する。具体的に、表示部33は、制御部36により実行されるOS(Operating System)及び各種アプリケーションの実行画面(例えば、後述する実行画面ES)を表示する。
音声出力部34は、スピーカーを備えて構成され、制御部36から入力される音声情報に応じた音声を出力する。例えば、音声出力部34は、制御部36が後述する情報管理アプリケーションを実行する場合には、使用者に提示する情報に応じた音声を出力する。
[記憶部の構成]
記憶部35は、SSD(Solid State Drive)、HDD(Hard Disk Drive)及びフラッシュメモリー等の記憶装置により構成され、情報処理装置3の動作に必要なプログラム及びデータを記憶する。このようなプログラムとして、記憶部35は、情報処理装置3を制御するOS(Operating System)の他、後述する生体情報分析アプリケーション(以下、分析アプリケーションという場合がある)を記憶している。
また、記憶部35は、検出装置2から受信される各種情報及び後述する登録画面に対する入力内容の他、後述する解析部366及びレベル決定部367により用いられるゾーン設定情報及び計算情報を記憶する。
記憶部35は、SSD(Solid State Drive)、HDD(Hard Disk Drive)及びフラッシュメモリー等の記憶装置により構成され、情報処理装置3の動作に必要なプログラム及びデータを記憶する。このようなプログラムとして、記憶部35は、情報処理装置3を制御するOS(Operating System)の他、後述する生体情報分析アプリケーション(以下、分析アプリケーションという場合がある)を記憶している。
また、記憶部35は、検出装置2から受信される各種情報及び後述する登録画面に対する入力内容の他、後述する解析部366及びレベル決定部367により用いられるゾーン設定情報及び計算情報を記憶する。
[ゾーン設定情報]
図5は、記憶部35が記憶するゾーン設定情報の一例を示す図である。
上記記憶部35は、以下に示すゾーン設定情報を記憶する。このゾーン設定情報は、使用者により実施される運動の運動強度をゾーンと呼称される複数の区分に振り分けたテーブルである。
具体的に、ゾーン設定情報には、図5に示すように、運動強度である%HRR(Heart Rate Reserved)が、50以上60未満のゾーン(Z1)と、60以上70未満のゾーン(Z2)と、70以上80未満のゾーン(Z3)と、80以上90未満のゾーン(Z4)と、90以上100以下(Z5)とに分けて、運動内容及びゾーン名称が設定されている。
図5は、記憶部35が記憶するゾーン設定情報の一例を示す図である。
上記記憶部35は、以下に示すゾーン設定情報を記憶する。このゾーン設定情報は、使用者により実施される運動の運動強度をゾーンと呼称される複数の区分に振り分けたテーブルである。
具体的に、ゾーン設定情報には、図5に示すように、運動強度である%HRR(Heart Rate Reserved)が、50以上60未満のゾーン(Z1)と、60以上70未満のゾーン(Z2)と、70以上80未満のゾーン(Z3)と、80以上90未満のゾーン(Z4)と、90以上100以下(Z5)とに分けて、運動内容及びゾーン名称が設定されている。
詳述すると、%HRRが50以上60未満のゾーンには、運動内容として「ウォームアップ」が設定され、ゾーン名称には「Z1」が設定されている。%HRRが60以上70未満のゾーンには、運動内容として「低強度の運動」が設定され、ゾーン名称には「Z2」が設定されている。%HRRが70以上80未満のゾーンには、運動内容として「中強度の運動」が設定され、ゾーン名称には「Z3」が設定されている。%HRRが80以上90未満のゾーンには、運動内容として「高強度の運動」が設定され、ゾーン名称には「Z4」が設定されている。%HRRが90以上100以下のゾーンには、「最大運動(最大強度の運動)」が設定され、ゾーン名称には「Z5」が設定されている。
なお、本実施形態では、運動強度は、カルボーネン法に基づく運動強度である%HRRに基づいてゾーンが設定されているが、これに限らず、例えば、%MHR(Maximum Heart Rate)に基づいてゾーンが設定されてもよい。
なお、本実施形態では、運動強度は、カルボーネン法に基づく運動強度である%HRRに基づいてゾーンが設定されているが、これに限らず、例えば、%MHR(Maximum Heart Rate)に基づいてゾーンが設定されてもよい。
[計算情報]
図6は、記憶部35が記憶する計算情報の一例を示す図である。
記憶部35は、以下に示す計算情報を記憶している。
計算情報は、後述する制御部36による使用者の最大酸素摂取量を推定する際のインデックス値となる運動習慣レベルを算出するための情報である。
ここで、運動習慣レベルについて説明する。運動習慣レベルとは、所定の期間内(例えば、1週間)における生体情報及び体動情報に基づく使用者の運動の頻度や、実施される運動の強度等から算出される運動習慣を段階的に設定した数値により表したレベルのことである。本実施形態では、運動習慣レベルは、11段階に設定され、当該レベルを示す数値が「0」から「10」に設定されている。
なお、以下に説明する各運動習慣レベルに応じた運動(行動)の内容、走行距離及び歩行距離に基づく当該レベルの区分は、PAL(Physical Activity Level)及びPAR(Physical Activity Rating)に基づいて予め設定されたものである。
このような運動習慣レベルを算出するための計算情報は、例えば、図6に示すように、「0〜10」の運動習慣レベルごとに、当該運動習慣レベルに該当する行動内容と、走行距離及び歩行距離についての該当条件と、1週間における上記ゾーンの運動時間の合計値についての該当条件と、が設定されている。
図6は、記憶部35が記憶する計算情報の一例を示す図である。
記憶部35は、以下に示す計算情報を記憶している。
計算情報は、後述する制御部36による使用者の最大酸素摂取量を推定する際のインデックス値となる運動習慣レベルを算出するための情報である。
ここで、運動習慣レベルについて説明する。運動習慣レベルとは、所定の期間内(例えば、1週間)における生体情報及び体動情報に基づく使用者の運動の頻度や、実施される運動の強度等から算出される運動習慣を段階的に設定した数値により表したレベルのことである。本実施形態では、運動習慣レベルは、11段階に設定され、当該レベルを示す数値が「0」から「10」に設定されている。
なお、以下に説明する各運動習慣レベルに応じた運動(行動)の内容、走行距離及び歩行距離に基づく当該レベルの区分は、PAL(Physical Activity Level)及びPAR(Physical Activity Rating)に基づいて予め設定されたものである。
このような運動習慣レベルを算出するための計算情報は、例えば、図6に示すように、「0〜10」の運動習慣レベルごとに、当該運動習慣レベルに該当する行動内容と、走行距離及び歩行距離についての該当条件と、1週間における上記ゾーンの運動時間の合計値についての該当条件と、が設定されている。
具体的に、運動習慣レベル「10」に該当する使用者の行動として、「1週間に40km以上のランニング、又は1週間に8時間以上の当該ランニングと同程度の身体活動」が設定されている。なお、当該身体活動の具体例として、「ジョギング、水泳、サイクリング、ボート漕ぎ、縄跳び、テニス、バスケットボール、ハンドボールなど」が挙げられている。
また、当該運動習慣レベルの走行距離には「40km以上」が設定されている。更に、上記合計時間についての該当条件には「ゾーンZ5の運動時間とゾーンZ4の運動時間との合計値が8時間以上であること」が設定されている。
また、当該運動習慣レベルの走行距離には「40km以上」が設定されている。更に、上記合計時間についての該当条件には「ゾーンZ5の運動時間とゾーンZ4の運動時間との合計値が8時間以上であること」が設定されている。
また、運動習慣レベル「9」に該当する使用者の行動として、「1週間に32km以上40km未満のランニング、又は1週間に7時間以上8時間未満の当該ランニングと同程度の身体活動」が設定されている。また、当該運動習慣レベルの走行距離には「32km以上40km未満」が設定されている。更に、上記合計時間についての該当条件には「ゾーンZ5の運動時間とゾーンZ4の運動時間との合計値が7時間以上であること」が設定されている。
運動習慣レベル「8」に該当する使用者の行動として、「1週間に24km以上32km未満のランニング、又は1週間に6時間以上7時間未満の当該ランニングと同程度の身体活動」が設定されている。また、当該運動習慣レベルの走行距離には「24km以上32km未満」が設定されている。更に、上記合計時間についての該当条件には「ゾーンZ5の運動時間とゾーンZ4の運動時間との合計値が6時間以上であること」が設定されている。
運動習慣レベル「7」に該当する使用者の行動として「1週間に16km以上24km未満のランニング、又は1週間に3時間以上6時間未満の当該ランニングと同程度の身体活動」が設定されている。また、当該運動習慣レベルの走行距離には「16km以上24km未満」が設定されている。更に、上記合計時間についての該当条件には、「ゾーンZ5の運動時間とゾーンZ4の運動時間との合計値が3時間以上であること」が設定されている。
運動習慣レベル「7」に該当する使用者の行動として「1週間に16km以上24km未満のランニング、又は1週間に3時間以上6時間未満の当該ランニングと同程度の身体活動」が設定されている。また、当該運動習慣レベルの走行距離には「16km以上24km未満」が設定されている。更に、上記合計時間についての該当条件には、「ゾーンZ5の運動時間とゾーンZ4の運動時間との合計値が3時間以上であること」が設定されている。
運動習慣レベル「6」に該当する使用者の行動として「1週間に8km以上16km未満のランニング、又は1週間に1時間以上3時間未満の当該ランニングと同程度の身体活動」が設定されている。また、当該運動習慣レベルの走行距離には「8km以上16km未満」が設定されている。更に、上記合計時間についての該当条件には、「ゾーンZ5の運動時間とゾーンZ4の運動時間との合計値が1時間以上であること」が設定されている。
運動習慣レベル「5」に該当する使用者の行動として「1週間に1.6km以上8km未満のランニング、又は1週間に30分以上60分未満の当該ランニングと同程度の身体活動」が設定されているまた、当該運動習慣レベルの走行距離には「1.6km以上8km未満」が設定されている。更に、上記合計時間についての該当条件には、「ゾーンZ5の運動時間とゾーンZ4の運動時間との合計値が0.5時間以上であること」が設定されている。
運動習慣レベル「5」に該当する使用者の行動として「1週間に1.6km以上8km未満のランニング、又は1週間に30分以上60分未満の当該ランニングと同程度の身体活動」が設定されているまた、当該運動習慣レベルの走行距離には「1.6km以上8km未満」が設定されている。更に、上記合計時間についての該当条件には、「ゾーンZ5の運動時間とゾーンZ4の運動時間との合計値が0.5時間以上であること」が設定されている。
運動習慣レベル「4」に該当する使用者の行動として「1週間に1.6km未満のランニング、又は1週間に30分未満の当該ランニングと同程度の身体活動」が設定されている。また、使用者の走行距離には「1.6km未満」に設定され、歩行距離は「4km以上」が設定されている。更に、上記合計時間についての該当条件には、「ゾーンZ5の運動時間とゾーンZ4の運動時間とゾーンZ3の運動時間の合計値が1時間以上であること」が設定されている。
運動習慣レベル「3」に該当する使用者の行動としては、「1週間に1時間以上の適度な運動」が設定されている。なお、適度な運動としては、ゴルフ、乗馬、体操、卓球、ボウリング、重量挙げ、又は庭仕事等を例示できる。
また、当該運動習慣レベルの走行距離には「1.6km未満」が設定されており、歩行距離には「2km以上4km未満」が設定されている。更に、上記合計時間についての該当条件には、「ゾーンZ5の運動時間とゾーンZ4の運動時間とゾーンZ3の運動時間とゾーンZ2の運動時間との合計値が1時間以上であること」が設定されている。
運動習慣レベル「3」に該当する使用者の行動としては、「1週間に1時間以上の適度な運動」が設定されている。なお、適度な運動としては、ゴルフ、乗馬、体操、卓球、ボウリング、重量挙げ、又は庭仕事等を例示できる。
また、当該運動習慣レベルの走行距離には「1.6km未満」が設定されており、歩行距離には「2km以上4km未満」が設定されている。更に、上記合計時間についての該当条件には、「ゾーンZ5の運動時間とゾーンZ4の運動時間とゾーンZ3の運動時間とゾーンZ2の運動時間との合計値が1時間以上であること」が設定されている。
運動習慣レベル「2」に該当する使用者の行動として「1週間に10分以上60分未満の適度な運動」が設定されている。また、当該運動習慣レベルの走行距離には「1.6km未満」が設定され、歩行距離には「1km以上2km未満」が設定されている。更に、上記合計時間についての該当条件には、「ゾーンZ5の運動時間とゾーンZ4の運動時間とゾーンZ3の運動時間とゾーンZ2の運動時間との合計値が0.16時間以上であること」が設定されている。
運動習慣レベル「1」に該当する使用者の行動として「積極的に階段を利用する行動、時々息が上がる行動又は汗をかく運動」が設定されている。また、当該運動習慣レベルの走行距離には「1.6km未満」が設定され、歩行距離には「0.5km以上1km未満」が設定されている。更に、上記合計時間についての該当条件には、「ゾーンZ1からゾーンZ5の全てのゾーンにおける運動時間の合計値が1時間以上であること」が設定されている。
運動習慣レベル「0」に該当する使用者の行動として「歩行や運動を避ける行動、エレベーターを使用する行動、又は徒歩圏内であっても車に乗る行動」が設定されている。また、当該運動習慣レベルの走行距離には「1.6km未満」が設定され、歩行距離には「0.5km未満」が設定されている。更に、上記合計時間についての該当条件には、「ゾーンZ1からゾーンZ5の全てのゾーンにおける運動時間の合計値が1時間未満であること」が設定されている。
運動習慣レベル「1」に該当する使用者の行動として「積極的に階段を利用する行動、時々息が上がる行動又は汗をかく運動」が設定されている。また、当該運動習慣レベルの走行距離には「1.6km未満」が設定され、歩行距離には「0.5km以上1km未満」が設定されている。更に、上記合計時間についての該当条件には、「ゾーンZ1からゾーンZ5の全てのゾーンにおける運動時間の合計値が1時間以上であること」が設定されている。
運動習慣レベル「0」に該当する使用者の行動として「歩行や運動を避ける行動、エレベーターを使用する行動、又は徒歩圏内であっても車に乗る行動」が設定されている。また、当該運動習慣レベルの走行距離には「1.6km未満」が設定され、歩行距離には「0.5km未満」が設定されている。更に、上記合計時間についての該当条件には、「ゾーンZ1からゾーンZ5の全てのゾーンにおける運動時間の合計値が1時間未満であること」が設定されている。
このような計算情報に基づいて、使用者の運動習慣レベルが、1週間における使用者の行動、走行距離及び歩行距離、並びに、上記ゾーンの運動時間の合計値のいずれかに基づいて、後述する制御部36(詳しくはレベル決定部367)により決定される。
なお、各運動習慣レベルに割り振られた行動、走行距離、歩行距離及び各ゾーンの運動時間の合計値は、あくまで一例であり、使用者情報や使用者の状態、最大酸素摂取量を推定する推定式に合わせて適宜変更してもよい。
なお、各運動習慣レベルに割り振られた行動、走行距離、歩行距離及び各ゾーンの運動時間の合計値は、あくまで一例であり、使用者情報や使用者の状態、最大酸素摂取量を推定する推定式に合わせて適宜変更してもよい。
[制御部の構成]
図7は、制御部36の構成を示すブロック図である。
制御部36は、CPU(Central Processing Unit)を備えて構成され、記憶部35に記憶されたプログラムを実行することにより、情報処理装置3の動作を制御する。このような制御部36は、OS実行部36A及びアプリケーション実行部36Bと、を有する。
図7は、制御部36の構成を示すブロック図である。
制御部36は、CPU(Central Processing Unit)を備えて構成され、記憶部35に記憶されたプログラムを実行することにより、情報処理装置3の動作を制御する。このような制御部36は、OS実行部36A及びアプリケーション実行部36Bと、を有する。
OS実行部36Aは、記憶部35に記憶されたOSを実行する機能部であり、通信制御部361、表示制御部362、音声出力制御部363及び計時部364を有する。
通信制御部361は、通信部32を制御して、上記外部機器やサーバーと通信する。
表示制御部362は、上記実行画面や、他のアプリケーション及びOSの実行画面(他の構成により生成された実行画面)を表示部33に表示させる。
音声出力制御部363は、OSやアプリケーションの実行時に出力させる音声の音声情報を上記音声出力部34に出力する。
計時部364は、現在日時を計時する。
通信制御部361は、通信部32を制御して、上記外部機器やサーバーと通信する。
表示制御部362は、上記実行画面や、他のアプリケーション及びOSの実行画面(他の構成により生成された実行画面)を表示部33に表示させる。
音声出力制御部363は、OSやアプリケーションの実行時に出力させる音声の音声情報を上記音声出力部34に出力する。
計時部364は、現在日時を計時する。
アプリケーション実行部36Bは、記憶部35に記憶されたアプリケーションのうち、操作部31から入力される操作情報に応じてOS実行部36Aにより指示されたアプリケーションを実行する。
このアプリケーション実行部36Bは、記憶部35に記憶された分析アプリケーションを実行することによってそれぞれ機能する情報取得部365、解析部366、レベル決定部367、推定値算出部368、指標算出部369及び提示情報生成部370を有する。
このアプリケーション実行部36Bは、記憶部35に記憶された分析アプリケーションを実行することによってそれぞれ機能する情報取得部365、解析部366、レベル決定部367、推定値算出部368、指標算出部369及び提示情報生成部370を有する。
[情報取得部の構成]
情報取得部365は、後述する分析アプリケーションの実行画面(使用者情報登録画面)にて使用者により入力された情報を取得する。この他、情報取得部365は、通信部32を介して上記検出装置2から各種情報(生体情報、体動情報、位置情報及び日時情報)を取得し、記憶部35に記憶及び登録させる。
情報取得部365は、後述する分析アプリケーションの実行画面(使用者情報登録画面)にて使用者により入力された情報を取得する。この他、情報取得部365は、通信部32を介して上記検出装置2から各種情報(生体情報、体動情報、位置情報及び日時情報)を取得し、記憶部35に記憶及び登録させる。
[使用者情報登録画面]
図8は、使用者情報登録画面ES1の一例を示す図である。
使用者情報登録画面ES1は、上記分析アプリケーションの実行時に表示される実行画面ESの1つであり、上記使用者情報を入力及び登録する画面である。この使用者情報登録画面ES1には、図8に示すように、画面上部及び画面下部にそれぞれ固定表示領域F1,F2が設定され、これらの間に可変表示領域V1が設定されている。
図8は、使用者情報登録画面ES1の一例を示す図である。
使用者情報登録画面ES1は、上記分析アプリケーションの実行時に表示される実行画面ESの1つであり、上記使用者情報を入力及び登録する画面である。この使用者情報登録画面ES1には、図8に示すように、画面上部及び画面下部にそれぞれ固定表示領域F1,F2が設定され、これらの間に可変表示領域V1が設定されている。
画面上部の固定表示領域F1の上段には、計時部364により計時されている現在時刻が設定される時刻表示領域F11が配置されている。また、固定表示領域F1の下段における左側には、押下(入力)されるとメニュー画面(図示省略)に遷移するボタンF12が配置され、右側には、押下されるとヘルプ画面(図示省略)に遷移するボタンF13が配置されている。これらボタンF12,F13に挟まれた領域には、画面の内容を示すタイトルF14が配置されている。
画面下部の固定表示領域F2の左右には、ボタンF21,F22が配置されている。これらボタンF21,F22は、画面を遷移するためのボタンである。
画面下部の固定表示領域F2の左右には、ボタンF21,F22が配置されている。これらボタンF21,F22は、画面を遷移するためのボタンである。
可変表示領域V1には、使用者情報(使用者の氏名)及び上記初期設定情報の各入力欄が設けられている。
具体的に、可変表示領域V1には、使用者情報のうち、使用者の姓を漢字及び平仮名で入力させる姓入力欄V101,V103と、使用者の名を漢字及び平仮名で入力させる名入力欄V102,V104とが設けられている。
また、可変表示領域V1には、上記初期設定情報のうち、使用者の性別、年齢、身長、体重及びBMIを、それぞれ入力させる入力欄V105〜V109と、登録ボタンV110及びキャンセルボタンV111が配置されている。これらのうち、使用者の性別を入力させる性別入力欄V105には、「男」及び「女」を選択するためのラジオボタンが設けられている。
具体的に、可変表示領域V1には、使用者情報のうち、使用者の姓を漢字及び平仮名で入力させる姓入力欄V101,V103と、使用者の名を漢字及び平仮名で入力させる名入力欄V102,V104とが設けられている。
また、可変表示領域V1には、上記初期設定情報のうち、使用者の性別、年齢、身長、体重及びBMIを、それぞれ入力させる入力欄V105〜V109と、登録ボタンV110及びキャンセルボタンV111が配置されている。これらのうち、使用者の性別を入力させる性別入力欄V105には、「男」及び「女」を選択するためのラジオボタンが設けられている。
そして、登録ボタンV110が押下されると、各入力欄V101〜V109に対する入力内容が上記情報取得部365により取得され、記憶部35に記憶される。
なお、BMIは、上記のように、身長及び体重に基づいて算出可能である。このため、身長入力欄V107及び体重入力欄V108に身長及び体重が入力されると、BMI入力欄V109には、入力された身長及び体重に基づくBMIが設定される。
また、上記入力内容の登録時には、初期設定情報に含まれる体型は、設定されたBMIに基づいて決定されて登録される。
一方、キャンセルボタンV111が押下されると、使用者情報登録画面ES1の直前に表示されていた画面(例えば、メニュー画面)に戻る。
このような使用者情報登録画面ES1に入力された使用者情報は、上記のように、情報取得部365により取得される。
なお、BMIは、上記のように、身長及び体重に基づいて算出可能である。このため、身長入力欄V107及び体重入力欄V108に身長及び体重が入力されると、BMI入力欄V109には、入力された身長及び体重に基づくBMIが設定される。
また、上記入力内容の登録時には、初期設定情報に含まれる体型は、設定されたBMIに基づいて決定されて登録される。
一方、キャンセルボタンV111が押下されると、使用者情報登録画面ES1の直前に表示されていた画面(例えば、メニュー画面)に戻る。
このような使用者情報登録画面ES1に入力された使用者情報は、上記のように、情報取得部365により取得される。
[解析部の構成]
図7に戻り、解析部366は、検出装置2から受信した生体情報、体動情報、位置情報及び日時情報を解析し、使用者の消費カロリー、走行距離、歩行距離、歩数、運動強度(ゾーンZ1〜Z5)、運動時間等の解析結果を生成する。
なお、本実施形態では、解析部366による解析処理は、使用者が当該検出装置2の使用を開始してから1週間毎に実行されるが、当該期間は適宜変更可能である。
図7に戻り、解析部366は、検出装置2から受信した生体情報、体動情報、位置情報及び日時情報を解析し、使用者の消費カロリー、走行距離、歩行距離、歩数、運動強度(ゾーンZ1〜Z5)、運動時間等の解析結果を生成する。
なお、本実施形態では、解析部366による解析処理は、使用者が当該検出装置2の使用を開始してから1週間毎に実行されるが、当該期間は適宜変更可能である。
レベル決定部367は、所定の期間(例えば、1週間)における生体情報、体動情報及び位置情報と、上記計算情報とに基づいて、使用者の運動習慣レベルを決定する。
詳述すると、レベル決定部367は、記憶部35に記憶されたゾーン設定情報及び計算情報に基づいて、使用者の生体情報、体動情報、運動強度及び運動時間から、当該運動がゾーンZ1〜Z5のいずれのゾーンに属するかを検出し、更に、当該ゾーンZ1〜Z5毎の運動時間の合計値から、運動習慣レベル(「0」〜「10」のいずれか)を決定する。
例えば、使用者が1週間の期間内に、ゾーンZ5の運動を1時間、ゾーンZ4の運動を5時間、ゾーンZ3の運動を2時間、ゾーンZ2の運動を1時間、ゾーンZ1の運動を0.5時間実行した場合、当該使用者の運動習慣レベルは、計算情報の各ゾーンの運動時間に基づいて、「8」と決定される。
詳述すると、レベル決定部367は、記憶部35に記憶されたゾーン設定情報及び計算情報に基づいて、使用者の生体情報、体動情報、運動強度及び運動時間から、当該運動がゾーンZ1〜Z5のいずれのゾーンに属するかを検出し、更に、当該ゾーンZ1〜Z5毎の運動時間の合計値から、運動習慣レベル(「0」〜「10」のいずれか)を決定する。
例えば、使用者が1週間の期間内に、ゾーンZ5の運動を1時間、ゾーンZ4の運動を5時間、ゾーンZ3の運動を2時間、ゾーンZ2の運動を1時間、ゾーンZ1の運動を0.5時間実行した場合、当該使用者の運動習慣レベルは、計算情報の各ゾーンの運動時間に基づいて、「8」と決定される。
なお、解析部366が、上記所定の期間における位置情報の推移に基づく使用者の移動距離及び移動速度に基づいて走行距離及び歩行距離を算出する場合には、レベル決定部367は、当該走行距離及び歩行距離に基づいて、運動習慣レベルを決定してもよい。
また、表示制御部が、所定期間の間に実施した運動内容を使用者に入力させる運動内容入力画面を表示部に表示させ、使用者によって入力された運動内容と、上記計算情報に含まれる各運動習慣レベルに応じた行動内容とに基づいて、レベル決定部が、使用者の運動習慣レベルを決定してもよい。
また、表示制御部が、所定期間の間に実施した運動内容を使用者に入力させる運動内容入力画面を表示部に表示させ、使用者によって入力された運動内容と、上記計算情報に含まれる各運動習慣レベルに応じた行動内容とに基づいて、レベル決定部が、使用者の運動習慣レベルを決定してもよい。
推定値算出部368は、本発明の推定部に相当し、レベル決定部367により決定された使用者の運動習慣レベルと、使用者により入力された使用者情報とに基づいて、使用者の最大酸素摂取量を推定する。この使用者情報は、使用者の年齢、性別及びBMIであり、当該使用者の入力操作により記憶部35に記憶される。この推定値算出部368は、上記ジャクソンの式に運動習慣レベル(例えば、「8」)と、使用者の年齢、性別及びBMIを代入し、最大酸素摂取量の推定値を算出する。
なお、使用者の年齢、性別及びBMIは、提示情報生成部370により生成され、表示部33に表示される使用者情報の登録画面の使用者による操作により入力される。
なお、使用者の年齢、性別及びBMIは、提示情報生成部370により生成され、表示部33に表示される使用者情報の登録画面の使用者による操作により入力される。
指標算出部369は、生体情報、体動情報、運動習慣レベル、使用者情報及び最大酸素摂取量の推定値に基づいて使用者の運動能力を示す運動能力指標を算出する。
本実施形態では、指標算出部369は、使用者のフルマラソンの予想タイムを運動能力指標として算出する。例えば、指標算出部369は、使用者の身長や体重、使用者の走行距離及び運動時間(走行時間)から算出される走行速度、使用者の最大酸素摂取量の推定値に基づいて、当該使用者のフルマラソンの予想タイムを算出する。
本実施形態では、指標算出部369は、使用者のフルマラソンの予想タイムを運動能力指標として算出する。例えば、指標算出部369は、使用者の身長や体重、使用者の走行距離及び運動時間(走行時間)から算出される走行速度、使用者の最大酸素摂取量の推定値に基づいて、当該使用者のフルマラソンの予想タイムを算出する。
提示情報生成部370は、分析アプリケーションの実行画面ESを生成する。例えば、提示情報生成部370は、上記使用者情報登録画面ES1(図8参照)を生成する他、使用者の最大酸素摂取量の推定値を分析した分析結果画面ES2(図9参照)を生成する。また、提示情報生成部370は、当該最大酸素摂取量の推定値の推移及びフルマラソンの予想タイムの推移を含む推移結果画面ES3(図10参照)を生成する。これら各種画面は、表示制御部362の制御により、表示部33に表示される。
[分析結果画面]
図9は、分析結果画面ES2の一例を示す図である。
分析結果画面ES2は、上記実行画面ESに含まれる画面であり、使用者情報に基づいて設定される所定の条件に該当する人の最大酸素摂取量の値の分布における、使用者の最大酸素摂取量の推定値に対応する位置を示す画面である。具体的には、分析結果画面ES2では、使用者と同一の年齢及び性別である人の最大酸素摂取量の値の分布における当該使用者の最大酸素摂取量の推定値の位置、すなわち、当該使用者の最大酸素摂取量の推定値に対応する位置が示される。この分析結果画面ES2には、図9に示すように、画面上部及び画面下部にそれぞれ固定表示領域F1,F2が設定され、これらの間に可変表示領域V2が設定されている。
なお、使用者の年齢及び性別の最大酸素摂取量の値の分布に関する情報は、通信部32を介して不図示のサーバー等から情報取得部365が取得してもよいし、予め記憶部35に記憶されていてもよい。
図9は、分析結果画面ES2の一例を示す図である。
分析結果画面ES2は、上記実行画面ESに含まれる画面であり、使用者情報に基づいて設定される所定の条件に該当する人の最大酸素摂取量の値の分布における、使用者の最大酸素摂取量の推定値に対応する位置を示す画面である。具体的には、分析結果画面ES2では、使用者と同一の年齢及び性別である人の最大酸素摂取量の値の分布における当該使用者の最大酸素摂取量の推定値の位置、すなわち、当該使用者の最大酸素摂取量の推定値に対応する位置が示される。この分析結果画面ES2には、図9に示すように、画面上部及び画面下部にそれぞれ固定表示領域F1,F2が設定され、これらの間に可変表示領域V2が設定されている。
なお、使用者の年齢及び性別の最大酸素摂取量の値の分布に関する情報は、通信部32を介して不図示のサーバー等から情報取得部365が取得してもよいし、予め記憶部35に記憶されていてもよい。
可変表示領域V2には、使用者と同一の年齢及び性別であるグループの最大酸素摂取量の値の分布が示されたグラフV21が表示される。このグラフV21の縦軸には、図9に示すように、グループの人数が設定され、当該グラフV21の上部に向かうほど人数が多いことを示している。また、グラフV21の横軸には、最大酸素摂取量の値が設定され、当該グラフV21の右側に向かうほど、最大酸素摂取量の値が大きいことが示されている。すなわち、グラフV21では、所定の範囲の最大酸素摂取量の値ごとの上記人数が棒グラフで示されている。
また、可変表示領域V2には、グラフV21の下部にマークV22が設定される。このマークV22は、使用者の最大酸素摂取量の推定値に対応する位置を示す機能を有する。すなわち、使用者の最大酸素摂取量の推定値に対応する位置は、当該マークV22により指示される。更に、可変表示領域V2には、マークV22の下部に使用者の最大酸素摂取量の推定値(V23)が表示される。これにより、使用者は、自己の最大酸素摂取量の推定値、及び、当該使用者の年齢及び性別が同一のグループ内での自己の最大酸素摂取量の推定値の位置を認識できる。
また、可変表示領域V2には、グラフV21の下部にマークV22が設定される。このマークV22は、使用者の最大酸素摂取量の推定値に対応する位置を示す機能を有する。すなわち、使用者の最大酸素摂取量の推定値に対応する位置は、当該マークV22により指示される。更に、可変表示領域V2には、マークV22の下部に使用者の最大酸素摂取量の推定値(V23)が表示される。これにより、使用者は、自己の最大酸素摂取量の推定値、及び、当該使用者の年齢及び性別が同一のグループ内での自己の最大酸素摂取量の推定値の位置を認識できる。
[推移結果画面]
図10は、推移結果画面ES3の一例を示す図である。
推移結果画面ES3は、上記実行画面ESに含まれる画面であり、所定の期間内(例えば、4ケ月間)の最大酸素摂取量の推定値の推移及びフルマラソンの予想タイムの推移を示す画面である。具体的には、提示情報生成部370は、使用者により指定された日時、若しくは、当該日時を含む週の最大酸素摂取量の推定値に基づいて、最大酸素摂取量の推定値の推移情報を生成する。また、提示情報生成部370は、上記指標算出部369により算出された使用者のフルマラソンの予想タイムの推移情報を生成する。すなわち、推移結果画面ES3には、このようにして生成された最大酸素摂取量の推定値の推移情報及びフルマラソンの予想タイムの推移情報が当該最大酸素摂取量の推定値が算出された日時(最大酸素摂取量が推定された日時)と関連付けて表示される。また、推移結果画面ES3には、図10に示すように、画面上部及び画面下部にそれぞれ固定表示領域F1,F2が設定され、これらの間に可変表示領域V3が設定されている。
図10は、推移結果画面ES3の一例を示す図である。
推移結果画面ES3は、上記実行画面ESに含まれる画面であり、所定の期間内(例えば、4ケ月間)の最大酸素摂取量の推定値の推移及びフルマラソンの予想タイムの推移を示す画面である。具体的には、提示情報生成部370は、使用者により指定された日時、若しくは、当該日時を含む週の最大酸素摂取量の推定値に基づいて、最大酸素摂取量の推定値の推移情報を生成する。また、提示情報生成部370は、上記指標算出部369により算出された使用者のフルマラソンの予想タイムの推移情報を生成する。すなわち、推移結果画面ES3には、このようにして生成された最大酸素摂取量の推定値の推移情報及びフルマラソンの予想タイムの推移情報が当該最大酸素摂取量の推定値が算出された日時(最大酸素摂取量が推定された日時)と関連付けて表示される。また、推移結果画面ES3には、図10に示すように、画面上部及び画面下部にそれぞれ固定表示領域F1,F2が設定され、これらの間に可変表示領域V3が設定されている。
可変表示領域V3には、使用者の最大酸素摂取量の推定値の推移情報及びフルマラソンの予想タイムの推移情報が示されたグラフV31が表示される。このグラフV31の左縦軸には、図10に示すように、フルマラソンの予想タイムが設定され、当該グラフV31の下部に向かうほど当該予想タイムが短いことが示されている。また、グラフV31の右縦軸には、最大酸素摂取量の値が設定され、当該グラフV31の上部に向かうほど当該最大酸素摂取量の値が大きいことが示されている。更に、グラフV31の横軸には、使用者の最大酸素摂取量の推定値及びフルマラソンの予想タイムが属する日付が設定されている。
具体的には、グラフV31では、2014年9月5日、同年10月5日、同年11月5日及び同年12月5日の使用者の最大酸素摂取量の推定値及びフルマラソンの予想タイムが表示されている。詳述すると、同年9月5日の使用者の最大酸素摂取量の推定値V311は、30ml/kg/minであり、フルマラソンの予想タイムV315は、4.5時間である。また、同年10月5日の使用者の最大酸素摂取量の推定値V312は、40ml/kg/minであり、フルマラソンの予想タイムV316は、4.25時間である。更に、同年11月5日の使用者の最大酸素摂取量の推定値V313は、40ml/kg/minであり、フルマラソンの予想タイムV317は、4.25時間である。最後に、同年12月5日の使用者の最大酸素摂取量の推定値V314は、50ml/kg/minであり、フルマラソンの予想タイムV318は、3.9時間である。
また、可変表示領域V3には、フルマラソンの予想タイムV315〜V318の近似直線V319が表示される。これにより、使用者は、当該使用者の4か月間の最大酸素摂取量の推定値V311〜V314の推移、フルマラソンの予想タイムV315〜V318の推移、及び上記近似直線V319を容易に認識できる。
また、可変表示領域V3には、フルマラソンの予想タイムV315〜V318の近似直線V319が表示される。これにより、使用者は、当該使用者の4か月間の最大酸素摂取量の推定値V311〜V314の推移、フルマラソンの予想タイムV315〜V318の推移、及び上記近似直線V319を容易に認識できる。
[検出装置におけるメッセージ表示処理]
図11は、検出装置2の表示部241に表示されるメッセージ表示画面SC1の一例を示す図である。
検出装置2は、情報処理装置3から推定された最大酸素摂取量の推定値及び当該推定値に応じたメッセージを含むメッセージ情報を受信すると、図11に示すように、表示部241にメッセージ情報を表示させる。具体的に、表示部241には、メッセージ表示画面SC1が設定され、当該メッセージ表示画面SC1には、使用者の最大酸素摂取量の推定値及び「心臓疾患が発生するおそれがあります。運動しましょう!」の文字が表示される。また、検出装置2の音声出力部242は、メッセージを表示したことを示す音声を出力し、かつ、振動部243が振動する。
なお、このようなメッセージは、例えば運動習慣が無い使用者、つまり運動能力が高くない使用者が、急に激しい運動を継続した場合に、使用者に報知するように構成してもよい。例えば、使用者が該当するインデックス値(運動習慣レベル)よりも所定値以上高いインデックス値(運動習慣レベル)に相当する運動(2ランクあるいは3ランク上の運動)を実施しているような状況が該当する。この場合、例えば上記メッセージ表示画面SC1には、使用者の最大酸素摂取量の推定値及び「運動強度を落としてください!危険です!」の文字を表示すればよい。これにより、使用者は、自らの運動能力以上の運動を実施していることに気づくことができ、それが心臓疾患を誘発するおそれがあることを認識できる。
また、当該メッセージ表示画面SC1は、情報処理装置3の表示部33に表示されてもよい。
図11は、検出装置2の表示部241に表示されるメッセージ表示画面SC1の一例を示す図である。
検出装置2は、情報処理装置3から推定された最大酸素摂取量の推定値及び当該推定値に応じたメッセージを含むメッセージ情報を受信すると、図11に示すように、表示部241にメッセージ情報を表示させる。具体的に、表示部241には、メッセージ表示画面SC1が設定され、当該メッセージ表示画面SC1には、使用者の最大酸素摂取量の推定値及び「心臓疾患が発生するおそれがあります。運動しましょう!」の文字が表示される。また、検出装置2の音声出力部242は、メッセージを表示したことを示す音声を出力し、かつ、振動部243が振動する。
なお、このようなメッセージは、例えば運動習慣が無い使用者、つまり運動能力が高くない使用者が、急に激しい運動を継続した場合に、使用者に報知するように構成してもよい。例えば、使用者が該当するインデックス値(運動習慣レベル)よりも所定値以上高いインデックス値(運動習慣レベル)に相当する運動(2ランクあるいは3ランク上の運動)を実施しているような状況が該当する。この場合、例えば上記メッセージ表示画面SC1には、使用者の最大酸素摂取量の推定値及び「運動強度を落としてください!危険です!」の文字を表示すればよい。これにより、使用者は、自らの運動能力以上の運動を実施していることに気づくことができ、それが心臓疾患を誘発するおそれがあることを認識できる。
また、当該メッセージ表示画面SC1は、情報処理装置3の表示部33に表示されてもよい。
[第1実施形態の効果]
以上、説明した第1実施形態に係る生体情報分析システム1によれば、以下の効果がある。
本実施形態に係る生体情報分析システム1によれば、使用者の生体情報及び体動情報に基づいて当該使用者の運動習慣レベルを決定でき、当該決定した運動習慣レベル及び使用者情報に基づいて、上記ジャクソンの式を用いた最大酸素摂取量の推定値の算出方法を採用することにより、最大酸素摂取量の推定値を算出できる。従って、上記特許文献1に記載の気相系呼吸機能検査システムのように、マスクを装着した状態で負荷のかかる運動を行なうことなく、使用者の最大酸素摂取量の推定値を容易に算出できる。この他、トレッドミルを必ずしも利用しなくても当該推定値を算出できるので、比較的簡易な構成により、使用者の最大酸素摂取量の推定値を算出できる。
また、上記特許文献1に記載の気相系呼吸機能検査システムでは、最大酸素摂取量を測定するために、使用者は、マスクを装着した上で運動する必要があり、衛生的な問題が生じる可能性がある。これに対し、本実施形態では、マスクを装着する必要がないので、衛生的に最大酸素摂取量の推定値を算出できる。
以上、説明した第1実施形態に係る生体情報分析システム1によれば、以下の効果がある。
本実施形態に係る生体情報分析システム1によれば、使用者の生体情報及び体動情報に基づいて当該使用者の運動習慣レベルを決定でき、当該決定した運動習慣レベル及び使用者情報に基づいて、上記ジャクソンの式を用いた最大酸素摂取量の推定値の算出方法を採用することにより、最大酸素摂取量の推定値を算出できる。従って、上記特許文献1に記載の気相系呼吸機能検査システムのように、マスクを装着した状態で負荷のかかる運動を行なうことなく、使用者の最大酸素摂取量の推定値を容易に算出できる。この他、トレッドミルを必ずしも利用しなくても当該推定値を算出できるので、比較的簡易な構成により、使用者の最大酸素摂取量の推定値を算出できる。
また、上記特許文献1に記載の気相系呼吸機能検査システムでは、最大酸素摂取量を測定するために、使用者は、マスクを装着した上で運動する必要があり、衛生的な問題が生じる可能性がある。これに対し、本実施形態では、マスクを装着する必要がないので、衛生的に最大酸素摂取量の推定値を算出できる。
使用者と同一の年齢及び性別のグループにおける最大酸素摂取量の値の分布が提示されるので、当該グループの分布を容易に認識できる。また、複数のグループにおける最大酸素摂取量の値の分布が提示されれば、使用者は、グループごとの最大酸素摂取量の値の分布を比較できる。
使用者の最大酸素摂取量の推定値を含む推移結果画面ES3が表示部33に表示されるので、使用者は、表示部33を確認するだけで、容易に自己の最大酸素摂取量の推定値及び当該最大酸素摂取量の推定値の推移を認識できる。
また、使用者と同一の年齢及び性別のグループの最大酸素摂取量の値の分布における当該使用者の最大酸素摂取量の推定値に対応する位置を認識できる。これによれば、使用者は、自己の立ち位置、すなわち、グループ内の自己の最大酸素摂取量の推定値を客観的に認識できる。従って、使用者の運動意欲を高めることができる。
使用者の最大酸素摂取量の推定値を含む推移結果画面ES3が表示部33に表示されるので、使用者は、表示部33を確認するだけで、容易に自己の最大酸素摂取量の推定値及び当該最大酸素摂取量の推定値の推移を認識できる。
また、使用者と同一の年齢及び性別のグループの最大酸素摂取量の値の分布における当該使用者の最大酸素摂取量の推定値に対応する位置を認識できる。これによれば、使用者は、自己の立ち位置、すなわち、グループ内の自己の最大酸素摂取量の推定値を客観的に認識できる。従って、使用者の運動意欲を高めることができる。
本実施形態によれば、使用者の運動能力指標であるフルマラソンの予想タイム及び当該予想タイムの推移情報を推移結果画面ES3により提示できるので、最大酸素摂取量に関する詳しい知識を有さない使用者であっても、自身の運動能力を簡易に把握できる。また、これにより、より一層、使用者の運動意欲を高めることができる。
本実施形態によれば、使用者情報登録画面ES1の操作により入力された使用者の身長及び体重を取得できるので、BMIを算出できる。これによれば、使用者情報としてBMIの値を取得できなくても、上記ジャクソンの式を用いて最大酸素摂取量の推定値を確実に算出できる。従って、使用者の利便性を高めることができる。
本実施形態によれば、情報処理装置3は、検出装置2により使用者の生体情報及び体動情報が検出され、当該情報処理装置3に送信されることから、情報処理装置3が当該生体情報及び体動情報を検出する検出部22を備える必要がない。従って、使用者は、検出装置2を装着することにより、使用者の運動習慣レベルを算出するための生体情報及び体動情報を取得できるので、使用者による入力操作によって当該生体情報及び体動情報が取得される場合に比べて、最大酸素摂取量の推定値の算出を容易に実施させることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
本実施形態に係る生体情報分析システムは、上記生体情報分析システム1と同様の構成を備えるが、当該生体情報分析システム1を構成する検出装置2及び情報処理装置3と同様の検出装置及び情報処理装置をそれぞれ複数備え、これら複数の情報処理装置がネットワークを介してサーバーと接続されている点で、上記生体情報分析システム1と相違する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一又は略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
本実施形態に係る生体情報分析システムは、上記生体情報分析システム1と同様の構成を備えるが、当該生体情報分析システム1を構成する検出装置2及び情報処理装置3と同様の検出装置及び情報処理装置をそれぞれ複数備え、これら複数の情報処理装置がネットワークを介してサーバーと接続されている点で、上記生体情報分析システム1と相違する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一又は略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図12は、本実施形態に係る生体情報分析システム1Aを示す模式図である。
本実施形態に係る生体情報分析システム1Aは、使用者U1によって使用される検出装置2(2A)及び情報処理装置3(3A)と、使用者U2によって使用される検出装置2(2B)及び情報処理装置3(3B)と、使用者U3によって使用される検出装置2(2C)及び情報処理装置3(3C)と、サーバー4とを備える。
これら複数の検出装置2A〜2Cは、それぞれ上記検出装置2と同様の構成を備える。また、複数の情報処理装置3A〜3Cは、それぞれ上記情報処理装置3と同様の構成を備える。これら複数の検出装置2A〜2Cは、検出装置2及び情報処理装置3と同様に、それぞれ情報処理装置3A〜3Cと無線通信により接続される。また、複数の情報処理装置3A〜3Cは、ネットワークを介してサーバー4に接続される。
サーバー4は、情報処理装置3A〜3Cのそれぞれと接続され、これら情報処理装置3A〜3Cから上記使用者U1〜U3の使用者情報の他、当該情報処理装置3A〜3Cにより推定(算出)された最大酸素摂取量の推定値を取得する機能を有する。また、サーバー4は、情報処理装置3A〜3Cのそれぞれから取得した使用者情報及び最大酸素摂取量の推定値に基づいて、使用者U1〜U3及び、当該情報処理装置3A〜3C以外の情報処理装置を使用する全ての使用者(以下、他の使用者Unという)における、自己の最大酸素摂取量の推定値に対応する位置を示すグラフを生成する。すなわち、本実施形態において、サーバー4は、上記提示情報生成部370として機能し、分析結果画面ES4を生成する。
本実施形態に係る生体情報分析システム1Aは、使用者U1によって使用される検出装置2(2A)及び情報処理装置3(3A)と、使用者U2によって使用される検出装置2(2B)及び情報処理装置3(3B)と、使用者U3によって使用される検出装置2(2C)及び情報処理装置3(3C)と、サーバー4とを備える。
これら複数の検出装置2A〜2Cは、それぞれ上記検出装置2と同様の構成を備える。また、複数の情報処理装置3A〜3Cは、それぞれ上記情報処理装置3と同様の構成を備える。これら複数の検出装置2A〜2Cは、検出装置2及び情報処理装置3と同様に、それぞれ情報処理装置3A〜3Cと無線通信により接続される。また、複数の情報処理装置3A〜3Cは、ネットワークを介してサーバー4に接続される。
サーバー4は、情報処理装置3A〜3Cのそれぞれと接続され、これら情報処理装置3A〜3Cから上記使用者U1〜U3の使用者情報の他、当該情報処理装置3A〜3Cにより推定(算出)された最大酸素摂取量の推定値を取得する機能を有する。また、サーバー4は、情報処理装置3A〜3Cのそれぞれから取得した使用者情報及び最大酸素摂取量の推定値に基づいて、使用者U1〜U3及び、当該情報処理装置3A〜3C以外の情報処理装置を使用する全ての使用者(以下、他の使用者Unという)における、自己の最大酸素摂取量の推定値に対応する位置を示すグラフを生成する。すなわち、本実施形態において、サーバー4は、上記提示情報生成部370として機能し、分析結果画面ES4を生成する。
図13は、分析結果画面ES4の一例を示す図である。なお、分析結果画面ES4は、使用者U1〜U3のそれぞれの最大酸素摂取量の推定値の他、他の使用者Unの最大酸素摂取量の推定値を含む。
分析結果画面ES4は、上記実行画面ESに含まれる画面であり、上記使用者U1〜U3及び他の使用者Unの最大酸素摂取量の推定値の分布内における、推定値算出部368により推定された自己(例えば、使用者U1)の最大酸素摂取量の推定値に対応する位置を示す画面である。すなわち、本実施形態では、分析結果画面ES4は、日常的な運動を開始してからの期間、同じ器具(検出装置2及び情報処理装置3)を用いている使用者のグループの分布における自己の最大酸素摂取量の推定値に対応する位置を示す。具体的には、分析結果画面ES4では、使用者U1〜U3及び他の使用者Unの最大酸素摂取量の推定値の分布における当該使用者の最大酸素摂取量の推定値に対応する位置が示される。この分析結果画面ES4には、図13に示すように、画面上部及び画面下部にそれぞれ固定表示領域F1,F2が設定され、これらの間に可変表示領域V2が設定されている。
分析結果画面ES4は、上記実行画面ESに含まれる画面であり、上記使用者U1〜U3及び他の使用者Unの最大酸素摂取量の推定値の分布内における、推定値算出部368により推定された自己(例えば、使用者U1)の最大酸素摂取量の推定値に対応する位置を示す画面である。すなわち、本実施形態では、分析結果画面ES4は、日常的な運動を開始してからの期間、同じ器具(検出装置2及び情報処理装置3)を用いている使用者のグループの分布における自己の最大酸素摂取量の推定値に対応する位置を示す。具体的には、分析結果画面ES4では、使用者U1〜U3及び他の使用者Unの最大酸素摂取量の推定値の分布における当該使用者の最大酸素摂取量の推定値に対応する位置が示される。この分析結果画面ES4には、図13に示すように、画面上部及び画面下部にそれぞれ固定表示領域F1,F2が設定され、これらの間に可変表示領域V2が設定されている。
可変表示領域V4には、使用者U1〜U3及び他の使用者Unの最大酸素摂取量の推定値の分布が示されたグラフV41が表示される。このグラフV41の縦軸には、図13に示すように、上記グループの人数が設定され、当該グラフV41の上部に向かうほど人数が多いことを示している。また、グラフV41の横軸には、最大酸素摂取量の推定値が設定され、当該グラフV41の右側に向かうほど、最大酸素摂取量の推定値が大きいことが示されている。すなわち、グラフV41では、所定の数値範囲の最大酸素摂取量の推定値ごとの上記人数が棒グラフで示されている。
また、可変表示領域V4には、グラフV41の下部にマークV42が設定される。このマークV42は、使用者の最大酸素摂取量の推定値に対応する位置を示す機能を有する。すなわち、使用者の最大酸素摂取量の推定値に対応する位置は、当該マークV42により指示される。更に、可変表示領域V4には、マークV42の下部に使用者の最大酸素摂取量の推定値(V43)が表示される。これにより、使用者(例えば、使用者U1)は、自己の最大酸素摂取量の推定値(V43)、及び、使用者U1〜U3及び他の使用者Unにおける自己の最大酸素摂取量の推定値の位置を認識できる。
また、可変表示領域V4には、グラフV41の下部にマークV42が設定される。このマークV42は、使用者の最大酸素摂取量の推定値に対応する位置を示す機能を有する。すなわち、使用者の最大酸素摂取量の推定値に対応する位置は、当該マークV42により指示される。更に、可変表示領域V4には、マークV42の下部に使用者の最大酸素摂取量の推定値(V43)が表示される。これにより、使用者(例えば、使用者U1)は、自己の最大酸素摂取量の推定値(V43)、及び、使用者U1〜U3及び他の使用者Unにおける自己の最大酸素摂取量の推定値の位置を認識できる。
[第2実施形態の効果]
本実施形態によれば、上記第1実施形態と同様の効果を奏する他、以下の効果を奏する。
本実施形態では、分析結果画面ES4において、使用者U1〜U3及び他の使用者Unにおける最大酸素摂取量の推定値の分布における自己の最大酸素摂取量の推定値に対応する位置がマークV42により指示される。これにより、使用者は、使用者U2,U3及び他の使用者Unにおける自己(使用者U1)の最大酸素摂取量の推定値に対応する位置を客観的に認識できる。これによれば、使用者の運動意欲を更に高めることができる。
本実施形態によれば、上記第1実施形態と同様の効果を奏する他、以下の効果を奏する。
本実施形態では、分析結果画面ES4において、使用者U1〜U3及び他の使用者Unにおける最大酸素摂取量の推定値の分布における自己の最大酸素摂取量の推定値に対応する位置がマークV42により指示される。これにより、使用者は、使用者U2,U3及び他の使用者Unにおける自己(使用者U1)の最大酸素摂取量の推定値に対応する位置を客観的に認識できる。これによれば、使用者の運動意欲を更に高めることができる。
[実施形態の変形]
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
上記第1実施形態では、推移結果画面ES3を表示部33に表示することにより、使用者の最大酸素摂取量の推定値及び当該推定値の推移情報を表示することとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、使用者の最大酸素摂取量の推定値の推移情報は、表示部33に表示しなくてもよい。加えて、当該最大酸素摂取量の推定値を検出装置2,2A〜2Cに送信し、当該検出装置2,2A〜2Cの表示部241に表示させるようにしてもよい。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
上記第1実施形態では、推移結果画面ES3を表示部33に表示することにより、使用者の最大酸素摂取量の推定値及び当該推定値の推移情報を表示することとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、使用者の最大酸素摂取量の推定値の推移情報は、表示部33に表示しなくてもよい。加えて、当該最大酸素摂取量の推定値を検出装置2,2A〜2Cに送信し、当該検出装置2,2A〜2Cの表示部241に表示させるようにしてもよい。
上記各実施形態では、分析結果画面ES2,ES4を表示部33に表示させることにより、所定の条件に該当する人の最大酸素摂取量の値若しくは最大酸素摂取量の推定値の分布における当該使用者の最大酸素摂取量の推定値に対応する位置を提示することとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、分析結果画面ES2,ES4を表示部33に表示しなくてもよい。また、分析結果画面ES2,ES4に代えて、使用者の最大酸素摂取量の推定値のみを表示部33に表示させるようにしてもよい。
上記第1実施形態では、分析結果画面ES2を表示部33に表示させることにより、使用者と同一の年齢及び性別のグループの最大酸素摂取量の値の分布における使用者の最大酸素摂取量の推定値に対応する位置を提示することとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、使用者と同じ性別のグループの最大酸素摂取量の値の分布における使用者の最大酸素摂取量の推定値に対応する位置を提示してもよいし、使用者と同じ年齢のグループの最大酸素摂取量の値の分布における使用者の最大酸素摂取量の推定値に対応する位置を提示することとしてもよい。
上記各実施形態では、分析結果画面ES2,ES4にグラフV21,V41及びマークV22,V42を提示することにより、各種グループの最大酸素摂取量の値の分布における使用者の最大酸素摂取量の推定値に対応する位置を提示することとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、グラフV21,V41及びマークV22,V42を表示しなくてもよい。この場合、例えば、各種グループ内での自己の最大酸素摂取量の推定値の順位(例えば、18位等)を表示するようにしてもよい。これによれば、グループ内における自己の最大酸素摂取量の推定値に対応する位置をより客観的に認識できる。
上記第1実施形態では、推移結果画面ES3を表示部33に表示させることにより、使用者の運動能力指標として、フルマラソンンの予想タイムV315〜V318及び上記近似直線V319を提示することとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、フルマラソンの予想タイムV315〜V318を提示しなくてもよい。また、推移結果画面ES3において、各日付のフルマラソンの予想タイムV315〜V318を表示することなく、近似直線V319のみを表示することとしてもよい。更に、各日付のフルマラソンの予想タイムV315〜V318のみを表示し、近似直線V319を表示しなくてもよい。
なお、上記各実施形態では、指標算出部369は、生体情報、体動情報、運動習慣レベル、使用者情報及び最大酸素摂取量の推定値に基づいて使用者の運動能力を示す運動能力指標としてフルマラソンの予想タイムを算出することとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、指標算出部369は、使用者情報及び使用者の最大酸素摂取量の推定値のみに基づいて、フルマラソンの予想タイムを算出するようにしてもよい。また、生体情報、体動情報、運動習慣レベルのうち、少なくともいずれかに基づいてフルマラソンの予想タイムを算出するようにしてもよい。
また、使用者の運動能力指標は、フルマラソンの予想タイムに限らない。例えば、指標算出部369は、ハーフマラソンの予想タイムや、3,000m走の予想タイム等を運動能力指標として算出するようにしてもよい。
更に、運動能力指標は、上記長距離走のタイムに限らず、他の指標(例えば、運動能力を示すレベルやランク等)であってもよい。
また、使用者の運動能力指標は、フルマラソンの予想タイムに限らない。例えば、指標算出部369は、ハーフマラソンの予想タイムや、3,000m走の予想タイム等を運動能力指標として算出するようにしてもよい。
更に、運動能力指標は、上記長距離走のタイムに限らず、他の指標(例えば、運動能力を示すレベルやランク等)であってもよい。
上記各実施形態では、使用者情報登録画面ES1において、身長及び体重を入力した際に、BMIが自動的に算出され登録されることとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、使用者自らBMIを入力するようにしてもよい。また、BMIが身長及び体重より先に入力された場合には、使用者の身長及び体重を入力しなくてもよい。
上記各実施形態では、レベル決定部367は、所定の期間である1週間における使用者の生体情報及び体動情報に基づいて、運動習慣レベルを決定することとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、上記所定の期間は、2週間であってもよいし、4週間であってもよい。要すれば、所定の期間は、1週間以上であれば、どのような期間であってもよい。
また、上記各実施形態では、各ゾーンの運動時間に基づいて運動習慣レベルを決定することとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、レベル決定部367は、解析部366により使用者の走行距離及び歩行距離を検出し、当該走行距離及び歩行距離に基づいて運動習慣レベルを決定してもよい。
また、上記各実施形態では、各ゾーンの運動時間に基づいて運動習慣レベルを決定することとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、レベル決定部367は、解析部366により使用者の走行距離及び歩行距離を検出し、当該走行距離及び歩行距離に基づいて運動習慣レベルを決定してもよい。
上記各実施形態では、推定値算出部368は、所謂ジャクソンの式に運動習慣レベルと、使用者の年齢、性別及びBMIを代入し、最大酸素摂取量の推定値を算出することとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、推定値算出部368は、上記ジャクソンの式に限らず、最大心拍数及び安静時心拍数から最大酸素摂取量を推定するようにしてもよい。
上記各実施形態では、生体情報として脈波を検出することとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、生体情報として、使用者の心拍数、血糖値等を上記脈波に加えて、若しくは上記脈波に代えて検出するようにしてもよい。
上記各実施形態では、検出装置2,2A〜2Cを使用者の手首に装着することとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、検出装置2,2A〜2Cを使用者の足首や胸部等に装着するようにしてもよい。
上記各実施形態では、検出装置2,2A〜2Cを使用者の手首に装着することとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、検出装置2,2A〜2Cを使用者の足首や胸部等に装着するようにしてもよい。
上記各実施形態では、検出装置2は、生体情報を検出する生体情報検出部221を備えることとした。しかしながら、これに限らず、生体情報検出部221を備えなくてもよい。この場合、体動情報検出部222が体動情報として歩数を検出するようにしてもよい。これによれば、使用者の走行及び歩行距離に基づいてレベル決定部367が使用者の運動習慣レベルを決定できる。
また、検出装置2が活動量計を備え、消費カロリーを算出し、当該消費カロリーに基づいて運動習慣レベルを算出してもよい。
また、検出装置2が活動量計を備え、消費カロリーを算出し、当該消費カロリーに基づいて運動習慣レベルを算出してもよい。
上記第2実施形態では、当該検出装置2A〜2Cを使用する全ての使用者を含むグループ内での自己の最大酸素摂取量の推定値に対応する位置を分析結果画面ES4に表示することとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、上記グループ内の使用者U1〜U3間で、情報共有設定がなされている場合には、当該情報共有がなされている使用者U1〜U3それぞれの上記グループ内での位置や、全体の中での順位、当該使用者U1〜U3間でのランキング等を分析結果画面に表示することとしてもよい。
1,1A…生体情報分析システム、2,2A〜2C…生体情報検出装置(検出装置)、3,3A〜3C…情報処理装置(生体情報分析装置)、4…サーバー、23…受信部、25…通信部、26…記憶部、32…通信部、33…表示部(範囲提示部及び指標提示部)、35…記憶部、36…制御部、221…生体情報検出部、222…体動情報検出部、365…情報取得部、366…解析部、367…レベル決定部、368…推定値算出部(推定部)、369…指標算出部、370…提示情報生成部、ES…実行画面、ES1…使用者情報登録画面、ES2,ES4…分析結果画面、ES3…推移結果画面。
Claims (10)
- 使用者の生体情報、前記使用者の体動を示す体動情報及び前記使用者に関連する使用者情報を取得する情報取得部と、
それぞれ取得された前記生体情報、前記体動情報及び前記使用者情報を記憶する記憶部と、
所定の期間における前記生体情報及び前記体動情報に基づいて、前記使用者の運動習慣レベルを決定するレベル決定部と、
前記運動習慣レベル及び前記使用者情報に基づいて、前記使用者の最大酸素摂取量を推定する推定部と、を有することを特徴とする生体情報分析装置。 - 請求項1に記載の生体情報分析装置において、
前記使用者情報に基づいて分類されるグループにおける前記最大酸素摂取量の値の分布を提示する提示部を有することを特徴とする生体情報分析装置。 - 請求項2に記載の生体情報分析装置において、
前記提示部は、前記分布における前記使用者の前記最大酸素摂取量の推定値に対応する位置を提示することを特徴とする生体情報分析装置。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の生体情報分析装置において、
前記使用者情報及び前記最大酸素摂取量の推定値に基づいて前記使用者の運動能力を示す運動能力指標を算出する指標算出部と、
算出された前記運動能力指標を提示する指標提示部と、を有することを特徴とする生体情報分析装置。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の生体情報分析装置において、
前記生体情報、前記体動情報、及び前記運動習慣レベルのうち少なくともいずれかに基づいて前記使用者の運動能力を示す運動能力指標を算出する指標算出部と、
算出された前記運動能力指標を提示する指標提示部と、を有することを特徴とする生体情報分析装置。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の生体情報分析装置において、
前記使用者の前記最大酸素摂取量の推定値の推移を前記最大酸素摂取量が推定された日時と関連付けて提示する推移情報提示部を有することを特徴とする生体情報分析装置。 - 請求項4又は請求項5に記載の生体情報分析装置において、
前記使用者の前記最大酸素摂取量の推定値の推移とともに、前記運動能力指標の推移を前記最大酸素摂取量が推定された日時と関連付けて提示する推移情報提示部を有することを特徴とする生体情報分析装置。 - 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の生体情報分析装置において、
前記使用者情報は、前記使用者の年齢、性別、身長及び体重を含むことを特徴とする生体情報分析装置。 - 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の生体情報分析装置と、
前記使用者に装着される検出装置と、を備え、
前記検出装置は、
前記使用者の生体情報を検出する生体情報検出部と、
前記使用者の体動情報を検出する体動情報検出部と、
前記生体情報及び前記体動情報を前記生体情報分析装置に送信する検出装置側送信部と、を有することを特徴とする生体情報分析システム。 - コンピューターにより読み込み実行される生体情報分析プログラムであって、
前記コンピューターを、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の生体情報分析装置として機能させる
ことを特徴とする生体情報分析プログラム。
Priority Applications (3)
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---|---|---|---|
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US15/540,186 US20180249917A1 (en) | 2015-01-07 | 2015-12-08 | Biological information analysis apparatus, biological information analysis system, beating information measurement system, and biological information analysis program |
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JP2021166898A (ja) * | 2017-03-08 | 2021-10-21 | 国立大学法人お茶の水女子大学 | 歩行・足部評価方法、歩行・足部評価プログラムおよび歩行・足部評価装置 |
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2015
- 2015-01-08 JP JP2015002417A patent/JP2016123816A/ja active Pending
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JP7235260B2 (ja) | 2017-03-08 | 2023-03-08 | 国立大学法人お茶の水女子大学 | 歩行・足部評価システム、端末装置、歩行・足部評価方法、及び歩行・足部評価プログラム |
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