JP2016122907A - シート搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】原稿自動給送装置等のシート搬送装置にあっては、ベース部と開閉部材との間の隙間から音が漏れる。【解決手段】開閉部材42の回動支点T側の側板45に移動自在に閉塞(遮音)部材46を支持する。開閉部材を閉じた使用状態にあっては、遮音部材46は、開閉部材42とベース部41との間の隙間Gを閉塞して、筐体25内部からの騒音が外部に漏れることを減少する。開閉部材42を開放する際は、遮音部材46が開閉部材内部方向に移動して、開閉部材の回動操作を妨げない。【選択図】図3

Description

本発明は、ベース部に回動自在に連結された開閉部材を有するシート搬送装置に係り、特に原稿自動給送装置に適用して好適なシート搬送装置に関する。
一般に、ベース部と該ベース部に回動自在に連結された開閉部材とを有する筐体を備えたシート搬送装置にあっては、該筐体に内包されたシート搬送路及びローラ対等の駆動源からの騒音が上記ベース部と開閉部材との隙間から外部に漏れることがある。
従来、原稿自動給送装置(ADF)において、給紙口とピックアップローラの間の隙間、及び排紙口と排紙ローラ対との間の隙間に、シール部材を設けて原稿搬送部を有する装置本体(筐体)内を密閉することが提案されている(特許文献1参照)。
更に、該特許文献1には、上記給紙口及び排紙口以外の本体に設けられた通気孔にもシール部材を設けて密閉することが提案されており、また給紙トレイや排紙トレイ、並びに給紙口及び排紙口を覆うようにカバーを設けることも提案されている。
特開2006−193289号公報
上記給紙口、排紙口、更にその他の通気孔にシール部材を設けたものは、原稿の搬送中に高周波な制御音、搬送ローラ対の駆動音、原稿同士或いは原稿と経路との摺動音が装置本体(筐体)から外部に漏出することを減少して、環境負荷を低減し得る。
しかし、給紙口にピックアップローラにより原稿を装置本体内に送り込む際、及び排紙口から排紙ローラ対により原稿を装置本体外に排出する際、原稿にシール部材が当接して原稿の滑らかな移動を阻害する虞があり、特に原稿が薄くコシの弱い場合、給紙又は排紙不良となる場合がある。また、通気孔をシール部材で密閉すると、装置本体内からの排熱又は排気に支障を来す虞がある。
また、給紙トレイ及び排紙トレイをカバーで覆うものは、給紙時にピックアップローラにより搬送される最上位の原稿がその下の原稿と摺動するときの騒音や排紙ローラ対によって排紙される原稿が既に排紙トレイに積載されている原稿と摺動するときの騒音を上記カバーが遮断して、騒音の発生を減少する。
しかし、給紙トレイ上に原稿を載置したり、排紙トレイから原稿を取出す際、いちいちカバーを回動して開放する必要があり、操作が煩わしく面倒になると共に、原稿自動給送装置が大型化してしまう。
そこで、本発明は、簡単でコンパクトな構成により、開閉部材を閉じた状態では、開閉部材とベース部との間の隙間を閉塞部材で閉塞して、筐体内から外部に漏れる騒音を減少し、かつ開閉部材を支障なく開閉し得るシート搬送装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、ベース部と該ベース部に回動自在に連結された開閉部材とを有する筐体を備え、該筐体の内部にシートを搬送するシート搬送路手段を備えたシート搬送装置において、前記開閉部材の回動支点側の側板に移動自在に閉塞部材を支持し、該閉塞部材は、前記開閉部材の閉じ位置において該開閉部材と前記ベース部との隙間を閉塞し、前記開閉部材の回動に応じて前記隙間を閉塞する位置から移動する、ことを特徴とするシート搬送装置にある。
本発明によると、開閉部材を閉じた使用状態にあっては、筐体の内部で発生する騒音を閉塞部材で遮音して外部に漏れる音を減少し、ユーザは、静粛な環境で作業することができる。また、ジャム処理等により開閉部材を開放する際、閉塞部材は、開閉部材の内部方向等の前記隙間を閉塞位置から移動して、上記開閉部材の開放作動を妨げることはない。
本発明を適用し得る実施の形態に係る画像形成装置の全体構成を示す概略図。 本実施の形態による原稿自動給送装置(シート搬送装置)を示す概略図。 その給紙カバー(開閉部材)の開閉を示す図で、(a)は給紙カバーを開いた状態、(b)は閉じた状態を示す。 給紙カバーを示す斜視図で、(a)は閉塞(遮音)部材を上げた状態、(b)は閉塞部材を降ろした状態を示す。 (a),(b),(c)は、閉塞部材を給紙カバーに取付ける過程のそれぞれ異なる状態を示す斜視図。 一部変更した他の実施の形態を示す閉塞部材部分を示す斜視図。
以下、図面に沿って本発明の実施の形態について説明する。複写機等の画像形成装置1は、図1に示すように画像形成装置本体2と、画像読取装置3と、原稿自動給送装置5と、を備える。画像形成装置本体2と、画像読取装置3とは、画像形成装置本体2の上部に画像読取装置3が重なるよう、筐体25に一体に配置される。原稿自動給送装置5は、画像読取装置3の上部に、上記筐体25に開閉自在に配置される。
画像形成装置本体2は、下方に複数の給紙カセット7a〜7dを挿脱自在に備えており、その上部に画像形成ユニット9及び制御部(CPU)10が配置されている。画像形成ユニット9は、感光ドラム11、該感光ドラムの回りに配置された帯電器12、現像器13、転写部15及びクリーナ16を有する。該画像形成ユニット9では、帯電器12により帯電された感光ドラム11上に画像読取装置3により読取られた画像情報に基づく露光器17からの露光により静電潜像が形成され、更に現像器13からトナーによりトナー像が形成される。該感光ドラム11上のトナー像は、転写部15により供給カセットからのシートに転写され、残ったトナーはクリーナ16により除去される。
給紙カセット7a〜7dの選択された1個からシートが1枚ずつ分離されて給紙され、搬送路及び搬送ローラ対によりレジストローラ対18に搬送され、タイミングを合せて上記転写部15に給送されて、上述したように該シートにトナー像が転写される。該シートは、搬送ベルト19により定着器20に送られてトナー像が定着され、排紙トレイ21に排出される。シート両面に画像形成する場合は、両面用搬送路により裏面に同様に画像が形成されて、更に表裏を反転して頁順にシートが排紙トレイ21に排出される。
画像読取装置3は、プラテンガラス(原稿載置台)22、該プラテンガラスの裏面においてシート幅方向に延びかつ左右方向に移動可能な読取ユニット23を有する。読取ユニット23は、露光ランプによりプラテンガラス22上の原稿を露光し、その反射光をミラー等を介してイメージセンサ24にて読取る。該読取りは、読取ユニット23をホームポジションに固定して、原稿を原稿自動給送装置5により送りながら読取る流し読みと、原稿をプラテンガラス22上に固定し、読取ユニット23を移動しながら読取る固定読みとがある。
原稿自動給送装置5は、画像読取装置3の後端部(図1の紙面奥側)の枢支軸を中心に回動自在に連結されており、画像読取装置3に原稿を送ると共にプラテンガラス22上の原稿を押える押圧板を兼用して、画像読取装置3の一部を構成する。該原稿自動給送装置5は、原稿を搬送する装置を内包する筐体からなる装置本体25と、原稿を載置する給紙トレイ26とを有し、装置本体25の給紙トレイ26の下方部分における上面が排出された原稿を載置する排紙トレイ27を構成する。
装置本体25は、図2に示すように、給紙トレイ26上の原稿に接離するように上下方向移動自在なピックアップローラ30と、複数の原稿搬送路P1,P2,P3,P4、P5と、これら搬送路に配置された複数のローラ対と、搬送路の搬送経路を切換える複数のフラッパF1,F2,F3と、該搬送経路切換えのために原稿シートを検出する複数のセンサ(図示せず)と、を有する。上記ピックアップローラ30により給紙された原稿を案内する第1の原稿搬送路P1には、該給紙側から分離部31、レジストローラ対32、搬送ローラ対33,35が配置されている。上記第1の原稿搬送路P1の終端から、フラッパF1により切換えられて第2の原稿搬送路P2及び第3の原稿搬送路P3が延び、第2の原稿搬送路P2には正逆転し得る排紙ローラ対36が配置されている。第3の原稿搬送路P3には正逆転し得る排出ローラ対37が配置されている。排出ローラ対37で反転された原稿は、フラッパF2により第4の原稿搬送路P4に導かれ、搬送ローラ対39及び上記排紙ローラ対36により搬送される。排紙ローラ対36で反転された原稿は、フラッパF3により第5の原稿搬送路P5に導かれ、搬送ローラ対40を介してレジストローラ対32に搬送される。
上記原稿自動給送装置5は、給紙トレイ26上の原稿をピックアップローラ30により給紙して第1の原稿搬送路P1に搬送する。該原稿は、分離部31で1枚ずつに分離され、レジストローラ対32により斜行が補正され、更に湾曲形状の第1の原稿搬送路P1及び搬送ローラ対33を介してホームポジションにある読取りユニット23位置(読取部R)のプラテンガラス(スリットガラス)上を通過する。上記流し読みにあっては、該通過する原稿を読取りユニット23が読取り、更に搬送ローラ対35、第2の原稿搬送路P2を介して排紙ローラ対36に搬送される。原稿が片面である場合、片面を読取られた原稿は、排紙ローラ対36から排紙トレイ27上に排出される。
原稿が両面にあって両面読取りをする場合、排紙ローラ対36が原稿の先端側を排紙トレイ27上に繰出した状態で、該排紙ローラ対36を逆転して、フラッパF3により第5の原稿搬送路P5に向けて原稿を搬送し、搬送ローラ対40を介してレジストローラ対32に向けて搬送する。そして同様に、レジストローラ対32から第1の原稿搬送路P1に表裏反対した状態で戻され、原稿の裏面が読取部Rで読取られた後、フラッパF1により第3の原稿搬送路P3に導かれる。該原稿は、排出ローラ対37によりその先端側がプラテンガラス上に繰出された後、上記排出ローラ対37が逆転して、フラッパF2により第4の原稿搬送路P4に導かれ、搬送ローラ対39を介して表裏を再反転した状態で排紙ローラ対36から排紙トレイ27上に排出される。これにより、両面原稿は、一度表裏を反転して裏面を読込んだ後、再度反転して元の状態に戻され、頁順が揃えられた状態で排紙トレイ27上に積載される。
上述した固定読みの場合、給紙トレイ26上の原稿は、第1の原稿搬送路P1から第3の原稿搬送路P3に送られ、排紙トレイ27からプラテンガラス22上に送られる。この状態で、読取ユニット23が移動してプラテンガラス上の原稿を読取った後、排出ローラ対38が逆転して、第4の原稿搬送路P4を通って排紙ローラ対36から排紙トレイ27上に排出される。従って、上記原稿自動給送装置5は、原稿からなるシートを搬送するシート搬送路及びローラ対を備えたシート搬送装置を構成する。
ついで、本発明の要部である原稿自動給送装置(シート搬送装置)の遮音構造について説明する。原稿自動給送装置5の装置本体(筐体)25は、ベース部41と給紙カバー(開閉部材)42とからなり、図3(a),(b)に示すように、ベース部41は、排紙トレイ27を含み、主要な原稿搬送路を内包する筐体からなる。給紙カバー42は、ベース部41に対して左側端部の回動支点Tにより開閉自在に連結されており、ジャム処理できるように構成されている。即ち、給紙カバー42には、ピックアップローラ30、分離部31の上部ローラである搬送ローラ31a及びレジストローラ対32の一方のローラ32aが設けられており、第1の原稿搬送路P1の入口側部分を分割して開放し得る。なお、分離部31の下部ローラである分離ローラ31b、レジストローラ対32の他方のローラ32b、並びに、他の原稿搬送路P2,P3,P4,P5、それに付随しているローラ対33,35,36,37,39,40及びフラッパF1,F2,F3等はベース部41に設けられている。
ベース部41の回動支点T側には遮音用の突出リブ43が給紙カバー42に向って突出して形成されており、該リブ43は、原稿自動給送装置5の幅方向(前後方向)に延び、給紙カバー42が閉じられた状態でその隙間が狭くなるように形成されている。なお、該リブ43の突出量は、図3(a)に示すように、給紙カバー42を開放した状態にあっても、該給紙カバーと干渉しないように規定されている。
給紙カバー42は、図4(a),(b)に示すように、左側板45の内側面45aに沿うように、可動部材を構成する閉塞(遮音)部材46が配置されている。該閉塞部材(以下遮音部材と称する)46は、幅方向に延びる板状部材からなり、上記左側板の下端縁45bから一部突出し得る上下方向幅を有する。該板状の遮音部材46は、図5(a),(b)に示すよう、その長手方向中間部2箇所に内側に突出する板状のラグ(縦桟)47a,47aが固定されており、これらラグ47aは、上方に向けて延び、その先端の下端面に上記ラグと交差する方向に延びる横桟(抜け防止部材)47bが一体に固定され、全体としてT字状の支持部材47を構成する。
上記左側板45の内側面45aにおける2箇所にはガイド部材49,49が一体に固定されている。該ガイド部材49は、上板49aと、該上板49aを、上記左側板45の内側面45aと所定隙間を存して平行に配置する左右上下の側板49bとを有し、これら側板が上記左側板45に固定された状態で、上記上板49aとの間で上面及び4辺が閉塞された空間が形成される。上板49aには縦溝50a及び横溝50bからなるT字状の貫通孔50が形成されており、該貫通孔50は、上記T字状の支持部材47に対して僅かに大きな同一形状からなる。
上記遮音部材46は、図5(a)に示すように、そのT字状支持部材47を上記ガイド部材49のT字状貫通孔50の上方に重なるように位置合せし、上記支持部材47の横桟47bが、図5(b)に示すように、貫通孔の横溝50bを貫通して上記空間内に入れられる。遮音部材46は、図5(c)に示すように、支持部材47のラグ(縦桟)47aがガイド部材49の縦溝50aに案内されて下方に移動され、この状態で、該遮音部材46は、左右方向移動がラグ47aの縦溝50aでのガイドにより規制され、上下方向移動が横桟47bの支持部材の上下側板49bとの当接により規制され、かつ左側板45から離脱する方向の移動が横桟47bの上板49aによる抜止めにより規制される。これにより、遮音部材46は、左側板45の下端縁45bに平行にかつ該左側板の内側面45aに沿って所定量上下方向移動自在に支持される。
本原稿自動給送装置5は、以上のような構成からなるので、使用状態である給紙カバー42を閉じた状態では(図2,図3(a)参照)、遮音部材46は、図4(b)に示すように、該遮音部材46自体の重力により矢印Aに示すように下方にスライドし、図3(b)に示すように遮音部材46の下端がベース部41の上面41aに接触して、給紙カバー42とべース部41との隙間Gを閉塞する。これにより、原稿を給送する際に生じる騒音、例えば原稿自動給送装置内部の高周波の制御音、ローラの駆動音、原稿同士或いは原稿とガイドとの摺擦音、特に第1の搬送路P1を通って伝わる騒音が、まず突出リブ43で遮音され、更に突出リブ43と給紙カバー42の隙間から漏れた騒音が、上記可動式の遮音部材46により上記隙間Gが閉塞されることにより遮音される。従って、ユーザは、原稿自動給送装置からの騒音が減少した静かな環境で作業を行うことができる。
原稿自動給送装置5にジャムが生じた場合、ユーザは、図3(a)に示すように、給紙カバー42を上方に向けて回動して、第1の搬送路P1を開放する。この状態で、該開放された第1の搬送路P1からジャムした原稿を取り除く。上記給紙カバー42の開放に際し、遮音部材46は、ベース部41の上面41a及び突出リブ43に当接しながら、図3(a)に示すように、そのラグ47aが縦溝50aに案内されて矢印Bに示すように上方に移動し、突出リブ43等と干渉することなく、給紙カバー42は上方に向けて滑らかに回動し得る。これにより、ユーザは、給紙カバー42の回動操作を妨げられることなく、容易かつ的確にジャム処理を行うことができる。
図6は、一部変更した実施の形態を示す。ガイド部材49の上板49aの表面につる巻きばね55を配設する。該つる巻きばね55は、一端55aをラグ47aの上端に引掛け、他端55bを上記上板49aに植設したピンに引掛けて固定する。これにより、該つる巻きばね55は、その捩り力がラグ47aを下方(矢印A方向)に付勢するように作用する。
本実施の形態によると、遮音部材46は、上記つる巻きばね55の下方向への付勢力により、ベース部41との隙間Gを確実に閉塞する。なお、ばねは、上記つる巻きばねに限らず、遮音部材46を下方(矢印A)に向けて付勢するものであれば、圧縮ばね、引張りばね等の他のばねでもよい。
なお、上記説明は、シート搬送装置として原稿自動給送装置に適用して説明したが、これに限らず画像形成装置本体におけるシート搬送装置に適用してもよく、更にシート処理装置等のあらゆるシート搬送装置に適用可能であり、また開閉する給紙カバーは、ジャム処理時にシート搬送路を開放するカバー部材に適用して好適であるが、例えば図1に示す手差し用トレイ57等の他の開閉部材にも同様に適用可能である。
以下、上記開示した内容をまとめて示すと以下の通りである。なお、各構成要素の図面対照符号をカッコ内に示してあるが、これにより特許請求の範囲に記載の構成に何等影響を及ぼすものではない。
1.ベース部(41)と該ベース部に回動自在に連結された開閉部材(42)とを有する筐体(25)を備え、該筐体の内部にシートを搬送するシート搬送手段(P1〜P5)(31〜40)を備えたシート搬送装置(5)において、
前記開閉部材の回動支点(T)側の側板(45)に移動自在に閉塞部材(46)を支持し、
該閉塞部材(46)は、前記開閉部材(42)の閉じ位置において該開閉部材と前記ベース部との隙間(G)を閉塞し、前記開閉部材(42)の回動に応じて前記隙間を閉塞する位置から移動することを特徴とする。
これにより、開閉部材を閉じた使用状態にあっては、筐体の内部で発生する騒音を閉塞部材で遮音して外部に漏れる音を減少し、ユーザは、静粛な環境で作業することができる。また、ジャム処理等により開閉部材を開放する際、閉塞部材は、開閉部材の内部方向に移動して、上記開閉部材の開放作動を妨げることはない。
2.前記ベース部(41)の回動支点(T)側に、前記開閉部材(42)に向けて突出する突出リブ(43)を設け、
前記閉塞部材(46)は、前記開閉部材の開放時に前記突出リブに当接して該開閉部材の内部方向に移動する。
これにより、ベース部に設けた突出リブにより筐体内部の騒音が漏れることを減少し、更に上記閉塞部材により隙間を閉塞して遮音するので、外部に漏れる騒音を効率よく遮音することができる。
3.前記開閉部材は、前記ベース部との間で構成される前記シート搬送路を分割するように開放される。
これにより、開閉部材を開放することにより、シート搬送路が分割されるので、ジャムしたシートを容易に処理することができる。
4.前記シート搬送装置は、給紙トレイ(26)上の原稿を読取部(R)を通って排紙トレイ(27)に向けて搬送する原稿自動給送装置(5)である。
これにより、原稿自動給送装置を静粛環境下で使用することができる。
5.前記閉塞部材(46)は、該閉塞部材自体の重力により前記開閉部材(42)と前記ベース部(41)との隙間(G)を閉塞する。
これにより、閉塞部材は、開閉部材を閉じると重力により自動的に隙間を閉塞するように移動し、構造が簡単で足りる。
6.前記閉塞部材(46)は、ばね(55)により前記開閉部材(42)と前記ベース部(41)との隙間(G)を閉塞するように付勢される。
これにより、閉塞部材は、ばねにより確実に隙間を閉塞することができる。
7.前記閉塞部材(46)は、シート搬送方向に交差するシート幅方向に長い板状部材からなり、
該閉塞部材に、上方に延びるラグ(47a)と該ラグ先端に固定され該ラグと交差するように延びる横桟(47b)とを有するT字状の支持部材(47)を固定し、
前記開閉部材(42)の前記側板(45)に、該側板と所定隙間を存して平行に配置される上板(49a)を有し、該上板に縦溝(50a)及び横溝(50b)からなるT字状の貫通孔(50)が形成されたガイド部材(49)を固定し、
前記支持部材(47)を前記貫通孔(50)に挿入して、前記ラグ(47a)を前記縦溝(50a)に案内すると共に、前記横桟(47b)を前記上板(49a)と前記側板(45)との間の空間に受入れて抜止めし、前記閉塞部材(46)を前記側板(45)に上下方向移動自在に支持する。
これにより、T字状の支持部材とT字状の貫通孔を有するガイド部材からなる簡単かつコンパクトな構成により、遮音部材を容易に開閉部材に装着できると共に、閉塞部材を開閉部材に上下方向移動自在にかつ抜止めして確実に支持することができる。
5 シート搬送装置(原稿自動給送装置)
25 筐体(装置本体)
26 給紙トレイ
27 排紙トレイ
31〜40 シート搬送手段(ローラ対)
P1〜P5 シート搬送手段(シート搬送路)
41 ベース部
42 開閉部材(給紙カバー)
43 突出(遮音用)リブ
45 (左)側板
46 閉塞(遮音)部材
47 支持部材
47a ラグ(縦桟)
47b 横桟
49 ガイド部材
50 貫通孔
50a 縦溝
50b 横溝
55 (つる巻き)ばね
G 隙間
T 回動支点
R 読取部

Claims (7)

  1. ベース部と該ベース部に回動自在に連結された開閉部材とを有する筐体を備え、該筐体の内部にシートを搬送するシート搬送手段を備えたシート搬送装置において、
    前記開閉部材の回動支点側の側板に移動自在に閉塞部材を支持し、
    該閉塞部材は、前記開閉部材の閉じ位置において該開閉部材と前記ベース部との隙間を閉塞し、前記開閉部材の回動に応じて前記隙間を閉塞する位置から移動する、
    ことを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記ベース部の回動支点側に、前記開閉部材に向けて突出する突出リブを設け、
    前記閉塞部材は、前記開閉部材の開放時に前記突出リブに当接して該開閉部材の内部方向に移動する、
    請求項1記載のシート搬送装置。
  3. 前記開閉部材は、前記ベース部との間で構成される前記シート搬送路を分割するように開放される、
    請求項1又は2記載のシート搬送装置。
  4. 前記シート搬送装置は、給紙トレイ上の原稿を読取部を通って排紙トレイに向けて搬送する原稿自動給送装置である、
    請求項1ないし3のいずれか1項記載のシート搬送装置。
  5. 前記閉塞部材は、該閉塞部材自体の重力により前記開閉部材と前記ベース部との隙間を閉塞する、
    請求項1ないし4のいずれか1項記載のシート搬送装置。
  6. 前記閉塞部材は、ばねにより前記開閉部材と前記ベース部との隙間を閉塞するように付勢される、
    請求項1ないし5のいずれか1項記載のシート搬送装置。
  7. 前記閉塞部材は、シート搬送方向に交差するシート幅方向に長い板状部材からなり、
    該閉塞部材に、上方に延びるラグと該ラグ先端に固定され該ラグと交差するように延びる横桟とを有するT字状の支持部材を固定し、
    前記開閉部材の前記側板に、該側板と所定隙間を存して平行に配置される上板を有し、該上板に縦溝及び横溝からなるT字状の貫通孔が形成されたガイド部材を固定し、
    前記支持部材を前記貫通孔に挿入して、前記ラグを前記縦溝に案内すると共に、前記横桟を前記上板と前記側板との間の空間に受入れて抜止めし、前記閉塞部材を前記側板に上下方向移動自在に支持する、
    請求項1ないし6のいずれか1項記載のシート搬送装置。
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