JP2016121854A - 風呂給湯システム - Google Patents

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Abstract

【課題】自動湯張り制御を好適に実行することができる風呂給湯システムを提供する。
【解決手段】湯張り指示を受け付けた場合、浴槽内の残湯の有無を検出する(S23)残湯検出部と、残湯があると検出された場合(S23のYES)、流路を流れる湯水の温度を検出する(S25)温度検出部と、制御部とを備える。制御部は、検出された湯水の温度が所定温度以下である場合(S26のYES)、戻り流路から熱源機側へ流れる湯水を往き流路へバイパスさせる熱源機側バイパス流路を閉じるよう熱源機側切替機構部を制御し(S27)熱源機において湯水を加熱して浴槽側切替機構部に供給した後に、検出された湯水の温度を残湯温度(S29、S30)としてみなす。
【選択図】図6

Description

本発明は、自動湯張りおよび追焚き機能を備えた風呂給湯システムに関する。
従来から、浴槽内の湯を目標水位および温度に保つように、自動で湯張りを行う風呂給湯システムが知られている(例えば特許文献1参照)。一方、風呂循環流路切替装置に流路内の残留水が流入すると、感温切替弁により往き流路から浴槽への通水を遮断して、バイパス流路を介して戻り流路へ通水させる技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−42533号公報 特開2012−189232号公報
上述した風呂給湯システムにおいては、通常、自動湯張りが指示されると、浴槽内の残湯の有無、水位および温度を検出し、所要の補水量の算出および追焚き制御が行われる。このような風呂給湯システムに、感温切替弁により開閉されるバイパス流路を設けようとした場合、所定条件下においては自動湯張りを行うことに支障が生じる恐れがあった。
すなわち、感温切替弁により開閉されるバイパス流路を備えた場合、(1)浴槽に残湯があり、かつ(2)前回湯張りまたは追焚きを行った時から一定時間が経過し、流路内の湯水が感温切替弁がバイパス流路を開く温度よりも低い温度となった場合に自動湯張りが指示されると、バイパス流路が開状態となる。これにより、浴槽内の残湯を流路内に循環させることができず、浴槽内の残湯の有無、水位、および温度を検出することができない。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、自動湯張り制御を好適に実行することができる風呂給湯システムを提供することを目的とする。
本発明に係る風呂給湯システムは、上述した課題を解決するために、湯水を加熱する熱源機と、前記熱源機側からの湯水を浴槽側へ供給する往き流路と、前記浴槽側からの湯水を前記熱源機側へ供給する戻り流路と、前記戻り流路から前記熱源機側へ流れる湯水を前記往き流路へバイパスさせる熱源機側バイパス流路と、前記熱源機側バイパス流路を開閉する熱源機側切替機構部と、前記往き流路から前記浴槽へ流れる湯水を前記戻り流路へバイパスさせる浴槽側バイパス流路と、流通する湯水の温度が第1の温度以上である場合に前記浴槽側バイパス流路を閉じ、前記流通する湯水の温度が前記第1の温度よりも低い場合に前記浴槽側バイパス流路を開き前記往き流路を閉じる浴槽側切替機構部と、前記浴槽へ湯張りする指示を受け付ける入力受付部と、前記入力受付部が前記指示を受け付けた場合、前記浴槽内の残湯の有無を検出する残湯検出部と、前記残湯検出部により残湯があると検出された場合、前記往き流路または戻り流路を流れる湯水の温度を検出する温度検出部と、前記温度検出部により検出された前記湯水の温度が第2の温度以下である場合、前記熱源機側バイパス流路を閉じるよう前記熱源機側切替機構部を制御し前記熱源機において前記湯水を加熱して前記浴槽側切替機構部に供給した後に、前記温度検出部により検出された湯水の温度を前記残湯温度としてみなす制御部と、を備えた。
本発明に係る風呂給湯システムにおいては、自動湯張り制御を好適に実行することができる。
本実施形態における風呂給湯システムの概略的なシステム構成図。 風呂循環具と接続された風呂循環流路切替装置の構成図。 切替装置バイパス流路が閉じた場合の風呂循環流路切替装置の断面図。 切替装置バイパス流路が開いた場合の風呂循環流路切替装置の断面図。 比較例としての風呂給湯システムにより実行される自動湯張り制御を説明するフローチャート。 本実施形態における風呂給湯システムにより実行される自動湯張り制御を説明するフローチャート。
本発明に係る風呂給湯システムの一実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態における風呂給湯システム1の概略的なシステム構成図である。
風呂給湯システム1は、浴室3内に設けられた浴槽4と、浴室3外に設けられた風呂給湯機5(給湯機5)と、給湯機5と浴槽4とを接続する風呂循環流路6とを主に有する。
浴槽4は、風呂循環流路6と接続された風呂循環具7を有する。風呂循環具7は、浴槽4の壁面を貫通して設けられ、浴槽4に湯水(湯または水)を吐出する吐出口7aと、浴槽4内の湯水を吸い込む吸込口7bとを有する。また、浴室3内には、給湯機5を操作するためのリモコン8と、カラン9とが設けられる。
熱源機としての給湯機5は、湯水を貯湯する貯湯タンク11を有する。貯湯タンク11は、貯湯タンク11内の湯水を加熱するヒータ12と、貯湯タンク11内の貯湯温度を検出する貯湯温度センサ13とを有する。貯湯タンク11底部には、貯湯タンク11に市水を供給する給水管15が接続される。貯湯タンク11頂部には、貯湯タンク11から湯水を出湯する出湯管16が接続される。出湯管16は、給湯混合弁17を介して給水管15から分岐された給水バイパス管18と接続される。
給湯混合弁17は、給水バイパス管18からの湯水と出湯管16からの湯水とを給湯設定温度になるよう混合する。給湯混合弁17にはさらに給湯管19が接続されており、給湯混合弁17で混合された湯水はカラン9へ導かれる。給湯管19には、湯水の温度を検出する給湯温度センサ21と、給湯量を検出する給湯流量カウンタ22とが設けられる。また、給水管15には、給水温度を検出する給水温度センサ23が設けられる。
風呂循環流路6は、戻り管31と、風呂熱交換器33と、往き管32とを主に有する。戻り管31は、浴槽4側からの湯水を熱源機側へ供給する戻り流路を形成する。具体的には、戻り管31は、風呂循環具7の吸込口7bから吸い込まれた浴槽4の湯水(浴槽水)を風呂熱交換器33へ戻す。風呂熱交換器33は、貯湯タンク11内上部に設けられ、湯水を加熱する。往き管32は、熱源機側からの湯水を浴槽4側へ供給する往き流路を形成する。具体的には、往き管32は、風呂熱交換器33で加熱された湯水を浴槽4側へ供給する。戻り管31には、湯水を送る風呂循環ポンプ35と、湯水が循環しているか否かを検出する流水センサ36と、往き管32(往き流路)および戻り管31(戻り流路)を循環する湯水の温度を検出する風呂温度センサ37と、浴槽4内の水位を検出する水位センサ38とが設けられる。
また、風呂循環流路6は、風呂バイパス管40と、風呂三方弁39とを有する。風呂バイパス管40は、戻り流路から熱源機側へ流れる湯水を往き流路へバイパスさせる熱源機側バイパス流路を形成する。風呂三方弁39は、熱源機側バイパス流路を開閉する熱源機側切替機構部である。具体的には、風呂三方弁39は、戻り管31からの湯水を風呂熱交換器33に流通させるか、往き管32にバイパスさせるか、または戻り管31を風呂熱交換器33および風呂バイパス管40のいずれにも連通しない閉止状態とするかを切り替える。
戻り管31には、給湯管19からの湯水を風呂循環流路6へ供給するため、給湯管19から分岐された湯張り管41が接続される。湯張り管41は、湯張り管41を開閉する湯張り弁42と、湯張り管41から供給される湯水の量をカウントする風呂流量カウンタ43と、戻り管31からの湯水の逆流を防止する逆止弁44とを有する。
風呂給湯システム1は、風呂給湯システム1を電気的に制御する制御部50を有する。制御部50は、演算、比較、記憶機能、および時計機能を有し、給湯機5を制御するためのプログラムを予め記憶する。
制御部50は、貯湯温度センサ13、給湯温度センサ21、給湯流量カウンタ22、給水温度センサ23、流水センサ36、風呂温度センサ37、水位センサ38、および風呂流量カウンタ43の検出値を取得し、この検出値に基づいてヒータ12、給湯混合弁17、風呂循環ポンプ35、風呂三方弁39、および湯張り弁42を制御する。また、制御部50は、入力受付部としてのリモコン8を介してユーザーの指示を受け付け、各部を制御し指示を実行する。例えば制御部50は、リモコン8で指示された給湯設定温度や、風呂設定温度、設定湯量などに基づいて給湯運転、自動湯張り運転、追焚き運転などを実行する。
風呂循環流路6は、浴室3内の浴槽4裏側空間の風呂循環具7近傍に配置された、風呂循環流路切替装置2を有する。
図2は、風呂循環具7と接続された風呂循環流路切替装置2の構成図である。
図3は、切替装置バイパス流路63が閉じた場合の風呂循環流路切替装置2の断面図である。
図4は、切替装置バイパス流路63が開いた場合の風呂循環流路切替装置2の断面図である。
風呂循環流路切替装置2(切替装置2)は、風呂循環流路6から浴槽4への冷水の吐出を防止するために設けられる。切替装置2は、図2に示すように、切替装置往き流路61と、切替装置戻り流路62と、切替装置バイパス流路63と、流路切替機構部70とを主に備える。
切替装置往き流路61(往き流路61)は、往き流路の一部であり、給湯機5側からの湯水を浴槽4側へ供給する。切替装置戻り流路62(戻り流路62)は、戻り流路の一部であり、浴槽4側からの湯水を給湯機5側へ供給する。戻り流路62は、略水平に伸びた第1水平流路65と、第1水平流路65端部から立ち上がった立ち上がり流路66と、立ち上がり流路66端部から略水平の方向に伸びた第2水平流路67とを浴槽4側から順に有する。切替装置バイパス流路63(バイパス流路63)は、往き流路から浴槽4へ流れる湯水を戻り流路へバイパスさせる浴槽側バイパス流路を形成する。具体的には、バイパス流路63は、往き流路61を戻り流路62(立ち上がり流路66)に接続する。
流路切替機構部70は、流通する湯水の温度が第1の温度以上である場合に浴槽側バイパス流路(切替装置バイパス流路63)を閉じ、流通する湯水の温度が第1の温度よりも低い場合に浴槽側バイパス流路を開き往き流路(切替装置往き流路61)を閉じる浴槽側切替機構部である。
図3および図4に示すように、流路切替機構部70は、感温切替弁71と、弁箱72とを主に備える。感温切替弁71は、流通する湯水の温度に応じて伸縮する形状記憶合金圧縮コイルバネ74(SMA(Shape Memory Alloy)バネ74)と、このSMAバネ74によって移動する弁体75と、この弁体75をSMAバネ74の付勢力とは逆方向に付勢するバイアスバネ76とを有する。また、感温切替弁71は、バイアスバネ76の付勢力を調整するプリセット荷重調整ネジ77を有する。感温切替弁71は、弁体75の移動方向(SMAバネ74およびバイアスバネ76の付勢方向)が略水平方向となるように構成される。
SMAバネ74は、第1の温度以上である場合に伸びてバイパス流路63を閉じ、第1の温度より低い場合に縮みバイパス流路63を開く。弁体75は、このSMAバネ74とバイアスバネ76との力関係によって移動する。バイパス流路63が閉じた場合、後述する切替装置バイパス管95(バイパス管95)と切替装置戻り管84(戻り流路62とバイパス流路63との区画壁84eとなる箇所)とが弁座となる。バイパス流路63が開いた場合、後述する接続部材81が弁座となる。また、弁箱72は、切替装置2が風呂循環具7と接続された場合に、管軸が浴槽4の外壁に沿って伸びた略水平方向である管状の部材である。本実施形態においては、接続部材81と、切替装置往き管82(往き管82)の入口側接続口82bを形成する箇所と、バイパス管95とが感温切替弁71の弁箱72として機能する。
なお、このSMAバネ74は、浴槽4内に流入させてもユーザーにとって低温感の少ない温度であってユーザーが任意に設定可能な浴槽4に供給される湯水の温度(風呂設定温度)より低い温度(例えば30℃)を、上記第1の温度に対応する形状回復温度として設計される。形状回復温度より低い雰囲気下では、SMAバネ74の付勢力はバイアスバネ76の付勢力よりも弱く、SMAバネ74はバイアスバネ76に押されて縮む。形状回復温度以上の雰囲気下では、SMAバネ74の付勢力はバイアスバネ76の付勢力よりも強く、SMAバネ74はバイアスバネ76に抗して伸びる。
次に、切替装置2の構成をさらに詳細に説明する。
往き流路61は、接続部材81と、往き管82とで構成される。接続部材81は、風呂循環流路6の往き管32と往き管82とを接続する部材である。接続部材81は、往き管32と入口側接続口81aで接続される。接続部材81は、出口側接続口81bで往き管82の入口側接続口82bと接続される。往き管82は、風呂循環具7の往き側接続管7cと、出口側接続口82cで接続される。また、接続部材81は、往き管82との接続部分に往き流路口81cを有する。
ここで、往き流路61が形成される場合は、図3に示すように、バイパス流路63が閉じている場合である。すなわち、流路切替機構部70を流通する湯水の温度が第1の温度以上である場合(SMAバネ74が所定温度以上となり伸びた場合)に、弁体75は弁座としてのバイパス管95と切替装置戻り管84(戻り管84)に当接し、バイパス流路63を閉じる。なお、切替装置2の「往き流路」という場合には、上記構成に限らず往き管32の一部や、往き管82より下流側の流路を含んでもよい。
戻り流路62は、エルボ部分を一部に含む戻り管84で構成される。戻り管84は、第1水平流路65と、立ち上がり流路66と、第2水平流路67とを形成する。戻り管84は、立ち上がり流路66の一部と第2水平流路67とを形成するエルボ管(エルボ部分)90を含む。
戻り管84は、戻り側接続管7dと入口側接続口84bで接続される。戻り管84は、出口側接続口84cでエルボ入口側接続口90a(エルボ管90の一端)と接続されるとともに、エルボ出口側接続口90b(エルボ管90の他端)で風呂循環流路6の戻り管31と接続される。また、戻り管84は、第1水平流路65と立ち上がり流路66との接続部分にバイパス流路口84dを有する。なお、切替装置2の「戻り流路」という場合には、上記構成に限らず戻り管84より上流側の流路や、戻り管31の一部を含んでもよい。
バイパス流路63は、弁体75と、バイパス管95(戻り流路62とバイパス流路63との区画壁84eとなる箇所を含む)と、プリセット荷重調整ネジ77の流路側面77aと、バイパス流路口84dとで構成される。ここで、バイパス流路63が形成される場合は、図4に示すようにバイパス流路63が開き往き流路61が閉じている場合である。すなわち、流路切替機構部70を流通する湯水の温度が第1の温度よりも低い場合(SMAバネ74が所定温度よりも低く縮んだ場合)に、弁体75は弁座としての接続部材81に当接し、バイパス流路63を開き、往き流路61を閉じる。
このような切替装置2は、気水分離部として機能する戻り流路62により、風呂循環流路6から浴槽4への冷水の吐出を防止する。すなわち、第1水平流路65と第2水平流路67との間に立ち上がり流路66を設けて、第1水平流路65と第2水平流路67とに高低差を形成したことで、風呂循環ポンプ35駆動時に戻り管31内に第1水平流路65のわずかな残留水を循環させることなく、浴槽4内の空気を主に吸い込むことができる。このような気水分離部は、例えば浴槽4が空の状態である場合に、風呂循環流路6内の残留水だけで循環することを防止することができる。
なお、第1水平流路65の内径および立ち上がり流路66の内径が大きい方が、気水分離部の機能を発揮する。また、第1水平流路65および第2水平流路67は、完全な水平ではなく、若干の傾斜を伴っていてもよい。さらに、立ち上がり流路66は第1水平流路65および第2水平流路67に対して略垂直に立ち上がるのが好ましいが、第1水平流路65および第2水平流路67に高低差を設けることができれば垂直以外の角度で立ち上がってもよい。
次に、本実施形態における風呂給湯システム1により実行される、自動湯張り制御について説明する。自動湯張り制御は、浴槽4内の湯を目標水位および温度に保つように自動で補水および湯張りを行う制御である。本実施形態における風呂給湯システム1により実行される自動湯張り制御の作用を説明するため、まず切替装置2に相当する構成を有しない比較例としての風呂給湯システムにより実行される自動湯張り制御について説明する。
図5は、比較例としての風呂給湯システムにより実行される自動湯張り制御を説明するフローチャートである。
自動湯張り制御は、リモコン8を介してユーザーより自動湯張り運転の指示を受け付けることにより開始される。ステップS1において、制御部50は、風呂三方弁39を閉止状態とし、給湯混合弁17を給水バイパス管18側を全開とする位置に切替えた後、湯張り管41の湯張り弁42を開き、約1リットルの呼び水注湯を行う。呼び水注水が完了すると、制御部50は湯張り弁42を閉じ、戻り管31からの湯水が往き管32にバイパスするよう風呂三方弁39を制御する。その後、ステップS2において、制御部50は風呂循環ポンプ35を作動する。ステップS3において、制御部50は、流水センサ36の検出値に基づいて浴槽4内に残湯があるかどうかを判定する。すなわち、風呂循環具7の吸込口7bから湯水が吸い込まれ、戻り管31を循環しているか否かを検出する。制御部50は残湯がないと判定した場合(ステップS3のNO)、ステップS4において、風呂循環ポンプ35を停止し、ステップS10に進む。
一方、制御部50は残湯があると判定した場合(ステップS3のYES)、ステップS5において、風呂温度センサ37より循環する湯水の温度THを取得する。ステップS6において、制御部50は、取得した湯水の温度THを残湯温度として確定する。ステップS7において、制御部50は風呂循環ポンプ35を停止する。ステップS8において、制御部50は、風呂三方弁39を閉止状態に切り替えた後に水位センサ38より残湯水位を取得する。ステップS9において、制御部50は、取得した残湯水位に基づいて、設定湯張り量および温度まで湯張りするのに必要な補水量および補水温度を算出する。
ステップS10において、制御部50は注湯を開始する。すなわち、制御部50は、戻り管31からの湯水が往き管32にバイパスするよう風呂三方弁39を制御し、給湯混合弁17を、出湯管16からの湯と給水バイパス管18からの水とを混合して給湯管19へ給湯する位置に切り替えた後、湯張り弁42を開き、湯張り管41の風呂流量カウンタ43より流量を取得する。最低作動流量以上が検出されると、制御部50は、給湯温度センサ21の検出する温度が算出ステップS9において算出された補水温度となるように給湯混合弁17の開度を制御して、リモコン8を介して設定された風呂設定温度の湯張りを開始する。
制御部50は、風呂流量カウンタ43で検出する累積流量が算出された補水量に到達するまで注湯する。累積流量が補水量に到達すると、制御部50は湯張り弁42を閉じ、戻り管31からの湯水を風呂熱交換器33に流通させるよう風呂三方弁39を切り替える。また、制御部50は風呂循環ポンプ35を作動して浴槽4の湯水を循環させる。制御部50は、風呂温度センサ37から取得した温度THが風呂設定温度に達するまで追焚きを行う。
ステップS11において、制御部50は追焚きを含む湯張りが完了したか否かの判定を行う。制御部50は湯張りが完了していないと判定した場合(ステップS11のNO)、湯張りが完了するまでステップS11を繰り返す。一方、制御部50は湯張りが完了したと判定した場合(ステップS11のYES)、風呂循環ポンプ35を停止し、自動湯張り制御を終了する。
このような自動湯張り制御を、切替装置2を備えた本実施形態における風呂給湯システム1に適用した場合、以下のような問題が生じる。すなわち、流路切替機構部70により開閉されるバイパス流路63を備えた場合、(1)浴槽4に残湯があり、かつ(2)前回湯張りまたは追焚きを行った時から一定時間(例えば2、3時間)が経過し、風呂循環流路6を形成する往き管32および戻り管31内の湯水が流路切替機構部70(感温切替弁71)がバイパス流路63を開く温度よりも低い温度となった場合に自動湯張りが指示されることが生じ得る。この場合、バイパス流路63は開状態および往き流路61は閉状態となる。
このような状態で、図5の循環ポンプONステップS2が行われると、風呂循環流路6の管内に残った低い温度の湯水が循環することになる。この結果、残湯判定ステップS3において、残湯ありと判定され、戻り温度取得ステップS5において風呂温度センサ37で検出される温度は浴槽4内の残湯温度と異なり、残湯の正確な温度や水位を得ることができない。
これに対し、本実施形態における風呂給湯システム1は、上記条件(1)および(2)が想定される状況下においては、戻り管31からの湯水を強制的に風呂熱交換器33に流通させるよう風呂三方弁39を制御することにより、好適に自動湯張り制御を行うことができる。
図6は、本実施形態における風呂給湯システム1により実行される自動湯張り制御を説明するフローチャートである。
ステップS21〜ステップS25は、図5の呼び水注湯ステップS1〜戻り温度取得ステップS5とほぼ同様であるため、ここでは説明を省略する。
ステップS26において、制御部50は戻り温度取得ステップS25において取得した温度THが第2の温度としての所定温度以下であるかの判定を行う。ここで、第2の温度は、流路切替機構部70がバイパス流路63を開き往き流路61を閉じていることにより、風呂循環流路6の管内の湯水のみが循環しているかどうかを判断することができる温度である。確実に上記判断を行うため、第2の温度は、第1の温度としての流路切替機構部70のSMAバネ74の形状回復温度以上の温度に設定されるのが好ましく、形状回復温度+3〜5℃程度の温度がより好ましい。
制御部50は温度THが所定温度以下ではないと判定した場合、すなわちバイパス流路63が閉じていると判定した場合(ステップS26のNO)、ステップS30へ進む。
制御部50は温度THが所定温度以下であると判定した場合、すなわちバイパス流路63が開き往き流路61が閉じていると判定した場合(ステップS26のYES)、ステップS27において、戻り管31からの湯水を風呂熱交換器33に流通させるよう風呂三方弁39を制御し、風呂循環流路6を流れる湯水は貯湯タンク11内に貯められている高温の湯により加熱される。ステップS28において、制御部50は所定時間が経過したか否かの判定を行う。所定時間は、配管長さにより決定される、風呂循環流路6を流れる湯水の温度がSMAバネ74の形状回復温度よりも高い温度となったとみなすことができる時間であり、例えば1〜2分程度である。制御部50はいまだ所定時間が経過していないと判定した場合(ステップS28のNO)、所定時間が経過するまで待機する。一方、制御部50は所定時間が経過したと判定した場合(ステップS28のYES)、ステップS29において、風呂温度センサ37より循環する湯水の温度THを取得する。ステップS29〜ステップS35は、図5の戻り温度取得ステップS5〜湯張り完了判定ステップS11とほぼ同様であるため、ここでは説明を省略する。
このような本実施形態における風呂給湯システム1は、流通する湯水の温度によりバイパス流路63を開閉する流路切替機構部70を備えた場合であっても、浴槽4の残湯温度や水位を正確に検知することができる。これにより、上記条件(1)および(2)に合致するような状況下であっても、ユーザーの意図する自動湯張り運転を好適に行うことができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、SMAバネ74に代えて、形状回復温度相当の温度より温度以上である場合に膨張し、形状回復温度相当の温度より温度が低い場合に収縮するワックスサーモエレメントを用いてもよい。
また、熱源機としての給湯機5は、貯湯タンク11外にヒートポンプ式の加熱装置を設け、貯湯タンク11内の湯水を循環加熱する構成としたり、風呂熱交換器33を貯湯タンク11外に配置して、貯湯タンク11内の湯水を風呂熱交換器33の一次側に循環させる構成としたり、給水や浴槽水をガスバーナや石油バーナで加熱する瞬間式熱交換器(風呂熱交換器)を有した構成としたものでもよい。
1 風呂給湯システム
2 風呂循環流路切替装置
3 浴室
4 浴槽
5 風呂給湯機
6 風呂循環流路
8 リモコン
31 戻り管
32 往き管
33 風呂熱交換器
35 風呂循環ポンプ
36 流水センサ
37 風呂温度センサ
38 水位センサ
40 風呂バイパス管
39 風呂三方弁
50 制御部
61 切替装置往き流路
62 切替装置戻り流路
63 切替装置バイパス流路
70 流路切替機構部

Claims (3)

  1. 湯水を加熱する熱源機と、
    前記熱源機側からの湯水を浴槽側へ供給する往き流路と、
    前記浴槽側からの湯水を前記熱源機側へ供給する戻り流路と、
    前記戻り流路から前記熱源機側へ流れる湯水を前記往き流路へバイパスさせる熱源機側バイパス流路と、
    前記熱源機側バイパス流路を開閉する熱源機側切替機構部と、
    前記往き流路から前記浴槽へ流れる湯水を前記戻り流路へバイパスさせる浴槽側バイパス流路と、
    流通する湯水の温度が第1の温度以上である場合に前記浴槽側バイパス流路を閉じ、前記流通する湯水の温度が前記第1の温度よりも低い場合に前記浴槽側バイパス流路を開き前記往き流路を閉じる浴槽側切替機構部と、
    前記浴槽へ湯張りする指示を受け付ける入力受付部と、
    前記入力受付部が前記指示を受け付けた場合、前記浴槽内の残湯の有無を検出する残湯検出部と、
    前記残湯検出部により残湯があると検出された場合、前記往き流路または戻り流路を流れる湯水の温度を検出する温度検出部と、
    前記温度検出部により検出された前記湯水の温度が第2の温度以下である場合、前記熱源機側バイパス流路を閉じるよう前記熱源機側切替機構部を制御し前記熱源機において前記湯水を加熱して前記浴槽側切替機構部に供給した後に、前記温度検出部により検出された湯水の温度を前記残湯温度としてみなす制御部と、を備えた風呂給湯システム。
  2. 前記第2の温度は、前記第1の温度以上の温度である請求項1記載の風呂給湯システム。
  3. 前記制御部は、前記熱源機において湯水を加熱してから所定時間経過した後に前記温度検出部により検出された湯水の温度を前記残湯温度としてみなす請求項1または2記載の風呂給湯システム。
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