JP2016119965A - ショーケース - Google Patents

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Abstract

【課題】ショーケース内の商品の出し入れをスムーズに行うことのできる、前後に開閉自在の扉を備えるショーケースを提供する。
【解決手段】ショーケース本体5の前面が開口する陳列室8内に商品陳列用の棚板12及びデッキパン13を備えたショーケース1において、前記陳列室8の前記開口を前後に開閉する扉31と、前記扉31を開閉自在に支持するヒンジ機構32と、前記扉31と前記開口を形成している前記ショーケース本体5とを連結するステー70とを備え、前記ステー70は、前記扉31に開放方向に所定の圧力が加わった場合に前記扉31と前記ショーケース本体5との連結を解除する連結解除部85を備えた。
【選択図】図5

Description

本発明は、ショーケースに関する。さらに詳しくは、陳列室の開口を開閉自在に開閉する扉を備えるショーケースに関する。
従来、オープンショーケースでは、陳列室が断熱壁の内部に構成されており、陳列室の前面を開口させることで、商品の取り出し、商品の補充等を行うものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−161345号公報
しかしながら、近年、陳列室の開口に、前後に開閉自在の扉を備えるショーケースが開発されている。このような扉を備えるショーケースの場合、顧客がショーケー内の商品を取り出す際に、扉を押さえる煩雑さを解消するため、例えば90度など、扉が所定角度まで開かれた場合に扉を開放状態で一時固定することが考えられる。
しかしながら、このように扉が所定角度に一時固定されたままの状態で、不意に扉に所定角度以上に開こうとする力が加わるなどした場合、扉やステーに負担をかけ扉装置の耐久性を損なうおそれがある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ショーケース内の商品の出し入れをスムーズに行うことのできる、前後に開閉自在の扉を備えるショーケースを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、ショーケース本体の前面が開口する陳列室内に商品陳列用の棚板及びデッキパンを備えたショーケースにおいて、前記陳列室の前記開口を前後に開閉する扉と、前記扉を開閉自在に支持するヒンジ機構と、前記扉と前記開口を形成している前記ショーケース本体とを連結するステーとを備え、前記ステーは、前記扉に開放方向に所定の圧力が加わった場合に前記扉と前記ショーケース本体との連結を解除する連結解除部材を備えることを特徴とする。
また、本発明は、前記ステーは、前記扉が開放方向に所定角度開かれた状態で前記扉を固定する固定機構を備えることを特徴とする。
また、本発明は、前記ステーは、ステー枠と、前記ステー枠に対して摺動自在に嵌合するステー可動部材とを備え、前記固定機構は、前記ステー枠に設けられるストッパと、前記ステー可動部材に設けられるストッパ保持部とからなることを特徴とする。
また、本発明は、前記連結解除部材は、ツメ部を備えて前記ステー可動部材の先端部に設けられ、前記扉と着脱可能に形成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記ストッパ保持部は、扉の開き角度に応じて複数設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、前記連結解除部材は、弾性材料で形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、ショーケース本体の前面が開口する陳列室内に商品陳列用の棚板及びデッキパンを備えたショーケースにおいて、前記陳列室の前記開口を前後に開閉する扉と、前記扉を開閉自在に支持するヒンジ機構と、前記扉と前記開口を形成している前記ショーケース本体とを連結するステーとを備え、前記ステーは、前記扉に開放方向に所定の圧力が加わった場合に前記扉と前記ショーケース本体との連結を解除する連結解除部を備えたため、例えばショーケース内の商品の入れ替えの際、不意に扉を所定角度以上に開こうとする力が加わるなどしても、前記扉と前記開口との連結が解除され、前記扉は固定されたままとはならず、ショーケース内の商品の入れ替えをスムーズに行うことのできる、前後に開閉自在の扉を備えるショーケースを提供できる。
本発明の実施形態に係るショーケースの縦断面図である。 本発明の実施形態に係るショーケースの正面図である。 図2に示すW部分のヒンジ機構の断面図である。 図1に示すV部分の拡大図である。 ステーを示す図であり、(A)はステーの上面図、(B)はステーの側面図、(C)は(A)に示すステーのA−A部分の断面図、(D)は(C)に示すステーのB−B部分の断面図である。 図2に示すW部分を、扉装置を開いた状態で上面から見た場合の斜視図である。 本発明の第2実施形態を示した図であり、図7(A)はステーの側面図、図7(B)は図7(A)に示すステーのC−C部分の断面図である。 本発明の第3実施形態に係るショーケースの縦断面図である。 本発明の第3実施形態に係るショーケースの正面図である。 図9に示すX部分のヒンジ機構の断面図である。 図9に示すY部分のヒンジ機構の断面図である。 図9に示すZ部分のヒンジ機構の詳細図である。
<第1実施形態>
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るショーケース1の縦断面図である。
ショーケース1は、所謂縦型のオープンショーケースに、前後に開閉自在に開閉する扉装置30を取り付けたものであり、コンビニエンスストアやスーパーマーケット等の店舗内に据え付けられる。
ショーケース1は、ショーケース本体5と、前面が開口する側面視において断面形状略コ字状の断熱壁2と、断熱壁2の内側に断熱壁2と間隙を形成するように取り付けられる仕切板4と、仕切板4と断熱壁2との間に形成されるダクト6とを備えている。
仕切板4の下端には、底板7が連続して取り付けられており、これら仕切板4及び底板7の内側には、前方に開口14を有する陳列室8が設けられている。陳列室8内には、背部の支柱(図示せず)に着脱自在に取り付けられる一対のブラケット11と、このブラケット11に保持された棚板12が複数段架設されている。底板7上には、デッキパン13が取り付けられ、これらの棚板12及びデッキパン13の上には、商品が陳列される構成とされている。
仕切板4の上部前端縁には、下方に開放する冷気吐出口17が形成されている。この冷気吐出口17は、ダクト6に連通している。また、底板7の前端部分には、複数の冷気吸込口18が形成された冷気吸込部材28が取り付けられている。この冷気吸込部材28は、ダクト6に連通している。また、仕切板4の後側のダクト6内には、冷却装置の冷却器21が配設されており、底板7の下方のダクト6内には、送風機19が設置されている。
冷却器21が運転されるとともに、送風機19が運転されると冷却器21と熱交換した冷気がダクト6内を上昇し、冷気吐出口17より陳列室8内に向けて吐出される。陳列室8に吐出された冷気は冷気吸込口18より吸い込まれる。そのため、陳列室8の開口14には冷気エアーカーテンが形成され、この冷気エアーカーテンの一部が陳列室8内に循環される。なお、仕切板4には図示しない冷気吹出口が形成されており、冷気エアーカーテンの一部とこれら冷気吹出口から吹き出される冷気によって陳列室8内は所定温度に冷却される。
ショーケース本体5の上部前端には開口14の幅方向に延在するキャノピー22が取り付けられており、キャノピー22は、断熱壁2の一部を構成する。このキャノピー22の内側には陳列室8内を照明する照明灯23が設けられている。キャノピー22の前側には上パネル24が取り付けられており、この上パネル24には陳列室8内の温度を表示するための温度計26が取り付けられている。
このキャノピー22と上パネル24との間には、冷気吐出口17より前側に外層吐出口25が形成されている。この外層吐出口25からは外層用送風機29によって矢印Eの方向に外気が開口14に向けて吐出される。この外気は、冷気吐出口17から吐出される冷気エアーカーテンの外側に、保護用のエアーカーテンを形成する。
一方、断熱壁2の下側前壁2Cには、冷気吸込部材28の前側にハンドレール27が取り付けられて断熱壁2の一部となり、開口14の下縁を構成している。このハンドレール27の上面は陳列室8の内側に向かって低く傾斜しており、そこにドレン案内部27Aが形成されている。
また、図4に示すように、ハンドレール27は、扉31の下側に位置しており、その上面のドレン案内部27Aは、扉31の外面に生じた結露水を受けることができるよう構成されている。このドレン案内部27Aで受けた結露水は、ドレン案内部27Aの傾斜によって後方へと流れ、底板7の下方のダクト6内に流入し、他のドレン水とともに処理される。
ここで、外層吐出口25から吐き出された外気は扉31の外面に吹き付けられるので、結露水の発生は抑制される。もっとも、湿度の高い季節や場所等の環境的に厳しい条件で結露水が生じた場合には、上述したドレン案内部27Aにより処理される。
つぎに、扉装置30について説明する。
図2は、ショーケース1の正面図である。
本実施の形態では、前後に開閉自在に構成されている扉装置30がショーケース1の開口14に左右に二組取り付けられている。
扉装置30は、ショーケース本体5の開口14に取付けられる枠状のフレーム20と、ガラス板で構成されフレーム20の内側に配置される一対の扉31、31と、これらの扉31、31を回動自在に支持するヒンジ機構32と、フレーム20とヒンジ機構32とをつなぐステー70とから構成されている。
図3は、図2に示すW部分のヒンジ機構32の断面図である。
ここでは、扉31の上側のヒンジ機構32について説明するが、ヒンジ機構は、扉31の下側にも設けられており、上下のヒンジ機構により、扉31は前後に開閉される。なお、上下のヒンジ機構は上下対称に構成されているため、ここでは、上側のヒンジ機構32について説明する。
ショーケース1のフレーム20の右端部上面には、支持孔20Aが形成されており、この支持孔は、フレームの上面部分がわずかに大径となるように段状に形成されている。
ヒンジ機構32は、ヒンジ部材111と、軸受部材38とから構成されている。
ヒンジ部材111は、扉31を保持する扉保持部材100と、この扉保持部材100から略垂直に立ち上がる回動軸36とを備えている。
軸受部材38には、回動軸36が挿入される貫通孔を備える軸受部37が形成されている。この軸受部37は、軸受部材38の上面より上方に突出するように形成されており、軸受部37の外径37Aは、支持孔20Aの下方の内径とほぼ同様に形成されている。
ヒンジ部材の回動軸36は、フレーム20の支持孔20Aに軸受部材38を取り付けた場合に、回動軸36の上端部が支持孔20Aの上部まで達する高さに形成されている。この回動軸36の上端部の周面には、周方向に延在する切り込み33が設けられ、この切り込み33にはCリング39が係合されている。このCリング39の外径39Aは、軸受部37の外径37Aよりも小さく形成されている。
また、軸受部材38の先端部34には、2箇所のねじ孔43が設けられており、軸受部材38は、ねじ35、35により、ねじ孔43を介して軸受部材38の下側からフレーム20の上枠の下面にねじ止めされている。
このヒンジ機構32は、まず軸受部材38に回動軸36が挿入され、この状態で、回動軸36の上端部にCリング39が係合される。この状態で、軸受部材の軸受部37をヒンジ部材の回動軸とともにフレーム20の支持孔20Aに挿入し、ねじ35をねじ孔43を介して螺合させることで、軸受部材38が、フレーム20の上枠の下面に固定される。このとき、回動軸36の上端部は、フレーム20の上枠の支持孔20Aに突出している。
ここで、Cリング39の外径39Aが、軸受部37の外径37Aよりも小さく形成されているのは、まずCリング39を回動軸36の上端部に固定した状態で、回動軸36をフレーム20の上枠の支持孔20Aに挿入するためである。
このヒンジ機構32の構成によれば、仮に扉31の下側のヒンジ機構がショーケース1から外れた場合にも、Cリング39が軸受部37の上面に当接することでヒンジ部材が下側に落下することを防止できる。
なお、本実施の形態では、回動軸36の上端部にCリングを用いたが、Eリングを用いてもよいし、回動軸36の上端部にねじを切ってねじを用いてもよい。
扉31は、正面視で略長方形状のガラス板で構成されており、扉31のうち、ヒンジ機構32が取り付けられる支持側の上部は、扉保持部材100と固定されている。扉保持部材100には、下方向に開口する断面形状コ字状の溝110(図6参照。)が形成されており、扉は、溝110に扉31の上部が嵌め込まれた状態でねじ106を介して固定される。なお、扉31のうち、ヒンジ機構32が取り付けられる支持側の下部も、同様に扉保持部材100と上下対称な扉保持部材101により固定されている。
扉31の非支持側には、取っ手49が取り付けられている。
なお、本実施の形態では、扉31に透明なガラス板を用いたが、必ずしも透明なガラス板に限られるものではなく、例えばアクリル板など、他の素材を用いることも可能である。
以上の構成で、扉31を閉じた状態(図1)では、扉31は冷気吐出口17及び冷気吸込口18より前側に位置し、且つ、図1に示すように扉31は外層吐出口25及びそれにより形成される保護用のエアーカーテンより後側(内側)に位置する。
そのため、扉31を冷気吐出口17及び冷気吸込口18より前側であって、外層吐出口25より後側に配置しているので、冷気吐出口17と冷気吸込口18によって形成されている冷気エアーカーテンによって陳列室8内を支障なく冷却することができると共に、外層吐出口25から吐出される保護用のエアーカーテンの空気が陳列室8内に侵入する不都合を防止できる。また、保護用のエアーカーテンは扉31の外面に吹き付けられることになるので、扉31外面への結露水の発生も抑制することができる。
図4は、図1に示すV部分の拡大断面図である。
フレーム20には、下フレーム20Bが設けられている。この下フレーム20Bは、基部20B−1と、基部20B−1から立ち上がる立ち上がり部20B−2とから構成されている。立ち上がり部20B−2と扉保持部材100との間には、パッキン115が設けられている。
また、下フレーム20Bの後端下部であり、基部20B−1と立ち上がり部20B−2との間には、扉装置30から下フレーム20Bに流れる結露水を庫内側に導くための排水路である結露水排水口200が形成されている。この結露水排水口200は、図2に示すように、ショーケース1の正面視では、下フレーム20Bのうち、各扉31の中央部の下方に1ヶ所ずつ形成されている。
なお、結露水排水口200は、各扉31ごとに複数形成されてもよいし、各扉装置30ごとに1ヶ所形成されてもよい。結露水排水口200を形成する箇所および個数は、適宜に変更が可能である。
また、結露水排水口200は、下フレーム20Bの前端部から後方にかけて下り傾斜する傾斜部を形成してもよい。係る傾斜部を形成することで結露水が結露水排水口200に流れ込むことを促すことができる。
また、本実施の形態では、結露水排水口200を下フレーム20Bの後端下部であり、基部20B−1と立ち上がり部20B−2との間に形成したが、基部20B−1を貫通する貫通穴を結露水排水口として形成するなど、結露水排水口を他の形態とすることも可能である。
庫内側を後方、扉31側を前方とすると、扉31の前面、および扉31の後面に発生した結露水は、基部20B−1の前方側の上面に溜まる。図4に矢印Fで示したように、基部20B−1の前方側の上面に溜まった結露水は、結露水排水口200を通り、冷気吸込部材28と基部20B−1の後方との隙間を通ってダクト6に流れ落ち、底板7の下方の排水口(不図示)に集められ、他のドレン水とともに処理される。
本実施の形態によれば、扉装置30にフレーム20を備えた場合にも、扉31の内側に結露した結露水を円滑に底板7の下方の排水口(不図示)に送ることができる。
図5は、ステー70を示す図であり、(A)はステー70の上面図、(B)はステー70の側面図、(C)は(A)に示すステー70のA−A部分の断面図、(D)は(B)に示すステー70のB−B部分の断面図である。また、図6は、図2に示すX部分を、扉装置30を開いた状態で上方から見た場合の斜視図である。
ステー70は、フレーム20の上枠の下面と扉31の上縁に固定される扉保持部材100とを連結する部材である。扉保持部材100のうちステー70と連結する側には、ステー70と連結するステー連結部材88が回動自在に取り付けられている。ステー70は、扉保持部材100のステー連結部材88に連結されている。
なお、本実施の形態では、扉31の上部にステーを設けたが、扉31の下部にステーを設けることも可能であるし、扉31の上部、下部の双方にステーを設けることも可能である。
ステー70は、平面形状が長尺の平板状で内部が中空とされたステー枠71と、このステー枠71の内側に摺動自在に挿入された長尺のステー可動部材72とから構成されている。
ステー枠71には、一端部側にステー枠71とフレーム20の上枠の下面とを連結するフレーム連結部73が設けられている。フレーム連結部73には、連結孔74が形成されている。ステー枠71は、フレーム連結部73の下側から、ねじ75によりフレーム20の上枠の下面にねじ止めされることで、フレーム20に対して回転自在に取り付けられている。
ステー枠71のステー可動部材72の入口76側には、ステー枠71の上方から、ストッパ機構78が、四隅をねじ止めされることで取り付けられている。ストッパ機構78は、ステー枠71に対してステー可動部材72を固定するための内部が中空とされ上方が開放されたストッパ部79と、ストッパ部79の内部に収納されストッパ部79をステー可動部材72の方向に付勢するばね80とを備えている。
ステー可動部材72は、ステー枠71の内部を摺動自在に移動することで、扉31の開閉をサポートするものである。ステー可動部材72の幅方向の中央部には、図5(C)、図5(D)に示すように、ステー可動部材72の長さ方向にかけてストッパ部79が摺動可能な幅で構成される摺動溝81が設けられている。
また、ステー可動部材72の摺動溝の長手方向の延長上には、ストッパ部79が係合する大きさを備えた75度保持部(ストッパ保持部)82と90度保持部(ストッパ保持部)83とが設けられている。75度保持部82と90度保持部83とは、ストッパ保持部を形成している。また、ストッパ機構(ストッパ)78と、ストッパ保持部とは、固定機構98を形成している。
90度保持部83よりも奥側には、摺動溝81のような溝や、90度保持部83のような保持部は設けられていない。ステー可動部材72が90度保持部83よりも奥側に延びないように、ストッパ部79が摺動しない構成とされている。
なお、本実施の形態では、ストッパ保持部として、75度保持部と90度保持部との2箇所を設けたが、ストッパ保持部に設けられる保持部の数は必ずしも2箇所に限られるものではないし、保持部を設ける位置も適宜に設定が可能である。
ステー可動部材72の他端には、図5(D)に示すように、ステー連結部材88と連結し、所定以上の圧力がかかるとこの連結を解除する連結解除部85が設けられている。この連結解除部85は、90度保持部83とストッパ部79とが係合し、扉31が90度の角度で開けられている状態からさらに扉31を90度以上に開く方向に力が加わった場合に、ステー可動部材72とステー連結部材88との連結を解除するものである。
連結解除部85の先端部には、平面形状U字状の凹部86が形成されており、この凹部86により、連結解除部85の先端部は、二股に分かれるように形成されている。連結解除部85の凹部86の先端部両側には、凹部86の内側に突出するツメ87がそれぞれ形成されている。
図5(A)、図6に示すように、ステー連結部材88の平面視でほぼ中央部分には、ステー連結部材88を扉保持部材100に取り付けるための取付用孔97が形成されており、ステー連結部材88は、扉保持部材100の上側から取付用孔97を介してねじ95によりねじ止めされることで、扉保持部材100に回転自在に取り付けられている。
取付用孔97の両側には、ステー可動部材72の長手方向に沿ってステー連結部材88の先端部分まで延在する保持壁96が形成されている。ステー連結部材88の基端側には、ステー可動部材72の連結解除部85が挿入される挿入口91が設けられ、ステー連結部材88の先端部は、連結解除部85の凹部の先端部が露出する開口とされている。
そして、ステー可動部材72の連結解除部85をステー連結部材88の挿入口91から挿入し、凹部86の底部を取付用孔97の周面に当接させた状態で、連結解除部85のツメ87が保持壁96の先端部より突出し、連結解除部85のツメ87が保持壁96の先端部に係止されることになり、これにより、連結解除部85がステー連結部材88に対して一定の力で保持されるように構成されている。
ここで、本実施形態においては、ステー連結部材88は、弾性力のある材料で構成されている。このため、連結解除部85がステー連結部材88の挿入口91から挿入される際に、ツメ87が保持壁96に当接することになるが、ステー連結部材88が弾性材料で形成されているので、保持壁96が内側に撓むことにより、連結解除部85の挿入を妨げることはない。
なお、本実施の形態では、ステー連結部材88を弾性材料で構成したが、これとは逆に、例えば、連結解除部85を弾性力のある素材で構成し、ステー連結部材88を弾性力のない素材で構成することも可能である。
また、本実施の形態では、ツメ87を保持壁96に引っ掛けることでステー可動部材72とステー連結部材88とを連結し、ツメ87を保持壁96から外すことでステー可動部材72とステー連結部材88との連結を解除したが、必ずしもこの実施形態に限られるものではなく、ステー可動部材72とステー連結部材88とを連結し、解除できる構成であればよい。
また、ヒンジ機構32にカム方式の自閉機構を設け、扉31の開度が90度未満の場合には閉じる方向に重力で扉31を回動させる機能を持たせてもよい。この場合にも、扉31はステーにより所定の保持角度で止まるようにすることで、顧客がショーケース内の商品を取り出す際に扉31の閉る動作が妨げとならないようにすることができる。
つぎに、本実施形態の作用について説明する。
本実施形態においては、図2に示す扉装置30の右側の扉31を手前に開ける場合を例として説明する。
まず、扉が閉じた状態では、図5に示すように、ステー可動部材は、ステー枠の内部に収納された状態であり、ストッパは、摺動溝の連結解除部85寄りに位置している。
そして、扉31が手前に開けられると、図6に示すように、扉31が開くと共にステー70がフレーム連結部73を基点に前方に回動する。扉31が開放する方向に回動する際、ステー可動部材72は、ステー枠71の内側から外側へと延出されていき、ストッパ部79は、摺動溝81に沿って摺動する。
ストッパ部79が摺動溝81の端部まで摺動すると、扉31の開放動作は一時停止されるが、さらに、扉31を開放すると、ストッパ部79に対して摺動溝81の端部による力が加わり、ストッパ部79は、ばね80の付勢力に抗して、上方に移動される。このストッパ部79の動作により、ストッパ部79は、ステー可動部材72の摺動溝81が形成されていない箇所に乗り上げる。
そして、扉31を75度の角度となるまで手前に開けたとき、ステー可動部材72は、75度保持部82がストッパ部79に対応する位置まで移動し、ストッパ部79は、ばね80の付勢力により75度保持部82に係合される。このように75度保持部82にストッパ部79が係合すると、扉31は、75度の角度で開いたまま、一時的に固定される。
扉31をさらに手前側に開くと、上述のように、ストッパ部79が75度保持部を乗り上げることで、75度保持部82とストッパ部79との係合が解除され、ステー可動部材72はさらにステー枠71の外側へと摺動する。
そして、扉31を90度の角度となるまで手前に開けたとき、ステー可動部材72は、90度保持部83がストッパ部79に対応する位置まで移動し、ストッパ部79は、ばね80の付勢力により90度保持部83に係合される。このとき、扉31は、90度の角度で開いたまま、一時固定される。
つぎに、扉31が90度の角度まで開かれた後にさらに扉31を開く方向に力が加わった場合について説明する。
通常、扉31を90度の角度まで開けた後は、扉31は閉められることが想定されている。そのため、扉31を90度以上開く方向に開けた場合、図5(C)、(D)に示す90度保持部83よりもフレーム連結部73の側には、摺動溝81のような溝や、90度保持部83のようなストッパ保持部は設けられておらず、90度保持部83よりもフレーム連結部73の側にストッパ部79は移動しない。
扉31を90度以上開く方向に所定の圧力が加わった場合には、保持壁96の先端部に係止された連結解除部85のツメ87の係止が解除され、ステー可動部材72とステー連結部材88との連結が解除される。
なお、所定の圧力がかかった場合にこれらの連結が解除されるが、この所定の圧力をいかに設定するかは、扉31の種類や厚さによる個々の耐久強度に応じて、個々に判断することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば次の効果を奏する。
すなわち、本実施の形態では、扉31を90度以上の角度の方向に所定の圧力をかけて開けた場合には、連結解除部85とステー連結部材88との連結が解除される。
そのため、扉31を開く方向に所定の圧力が加わった場合にまで扉31が固定され続けることはなく、扉に触れることを気にせずにショーケース内の商品の入れ替えをスムーズに行うことができる。また、連結解除部85とステー連結部材88との連結が解除されるため、必要以上に扉31に負担をかけることがない。ひいては、扉装置30の耐久性を向上できる。
また、本実施の形態によれば、ステー70にストッパ機構78とストッパ保持部からなる固定機構98を備え、ストッパ保持部には75度保持部82、90度保持部83の二ヶ所を設けた。
そのため、扉31が前方に75度開かれた状態、もしくは扉31が前方に90度開かれた状態で、扉31を一時固定することができる。
扉31が75度に開かれた状態で一時固定されるため、ショーケース1を横並びに複数台設置し、隣接するショーケース1でともに扉31が開かれた場合にも、取っ手49どうしが接触しない。
また、扉31が90度に開かれた状態で固定されるため、扉31が、ショーケース1の幅方向を超えて必要以上に開かず、ショーケース1の幅方向以上の広いスペースがない場所にも、ショーケース1を置くことができるコンパクトなショーケース1を提供できる。さらに、扉31が90に開かれた状態で一時固定することができるので、陳列室8内の棚板12を引き出しやすい。
なお、本実施の形態では扉31を一時固定する角度として75度と90度とで2箇所設けたが、2箇所以上の固定位置を設けてもよいし、角度を調整して75度、90度以外の角度に扉31を一時固定できるようにすることもできる。
また、本実施の形態によれば、ステー70は、ステー枠71とステー可動部材72とを備え、ステー可動部材72はステー枠71の内部を摺動する。
そのため、扉31の開閉を円滑に行えるとともに、扉31を閉じた状態ではステー70をコンパクトに収納できる。
また、本実施の形態によれば、ステー枠71の内部を摺動するステー可動部材72の先端部にツメ87を設けた連結解除部85を備えた。
そのため、ステー70の長さを最大限利用して扉31の開閉を行うことができ、ステー枠71にステー可動部材72が収納された状態でのステー70を小型化できる。また、摺動自在のステー70を用いた場合にも、連結解除部85の先端部のみで連結解除部85とステー連結部材88とを連結できる。
また、本実施の形態によれば、75度保持部82と、90度保持部83の複数のストッパ保持部を備えた。
そのため、扉31を一時固定することのできる開き角度を複数設けることができる。ショーケース1の使用の便宜に資する。
また、本実施の形態によれば、連結解除部85は、弾性力を有する材料で形成した。
そのため、連結解除部85とステー連結部材88とは、連結解除部85の弾性力により、連結時には連結し、所定以上の力が加わった場合には、この連結を解除できる。この弾性力を調整することで、どのくらいの力が加わった場合に、連結解除部85とステー連結部材88との連結を解除するのかを調整することができる。
また、本実施の形態によれば、枠状のフレーム20に対し、一対の扉31、31と、これらの扉31、31を回動自在に支持するヒンジ機構32と、ステー70が取り付けられた構成とされている。そのため、例えば、ショーケースの開口部に予めフレーム20と嵌合する枠を設けおくことで、ショーケースの開口部に後付けで容易に扉を設けることができる。
<第2実施形態>
つぎに、本発明の第2実施形態について説明する。
本第2実施形態では、第1実施形態の図5(C)に示した固定機構98を、ステー枠171の側方に設けるようにしたものである。なお、第2実施形態において、第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図7は、図3(B)、図3(D)に対応する別実施形態のステー枠171とステー可動部材172とを示した図であり、図7(A)はステー170の側面図、図7(B)は図7(A)に示すステー170のC−C部分の断面図である。
本実施形態によれば、ステー枠171の一側面であってステー可動部材172が挿入される入口寄りに、ステー枠171の側方からステー枠171の内側にかけて突出するストッパ178を設けるようにしたものである。
ステー枠171の一側面には、ストッパ用開口175が形成されている。
ストッパ178は、ステー枠171の側面に固定される板状の基部180と、この基部からストッパ用開口175を介してステー枠171の内部に突出する半円形状のストッパ部179とを備えている。基部180は、ばね性を有しており、ストッパ部179をステー枠171の内側方向に向けて付勢するように構成されている。
また、ステー可動部材172の側面には、ステー可動部材172の長手方向に沿って延在する凹状の摺動溝181が設けられている。
また、ステー可動部材172の摺動溝181の長手方向の延長上には、ストッパ部179が係合する大きさを備えた75度保持部(ストッパ保持部)182と90度保持部(ストッパ保持部)183とが設けられている。75度保持部182と90度保持部183とは、ストッパ保持部195を形成している。また、ストッパ178と、ストッパ保持部195とは、固定機構198を形成している。
次に、本実施形態の作用について説明する。
まず、扉31が閉じた状態では、図7に示すように、ステー可動部材172は、ステー枠171の内部に収納された状態であり、ストッパ178は、摺動溝181の連結解除部85寄りに位置している。
そして、扉31が手前に開けられると、扉31が開くと共にステー170がフレーム連結部73を基点に前方に回動する。扉31が開放する方向に回動する際、ステー可動部材172は、ステー枠171の内側から外側へと延出されていき、ストッパ178のストッパ部179は、摺動溝181に沿って摺動する。
ストッパ部179が摺動溝181の端部まで摺動すると、扉31の開放動作は一時停止されるが、さらに、扉31を開放すると、ストッパ部179に対して摺動溝181の端部による力が加わり、ストッパ部179は、基部180の付勢力に抗して、ステー枠171の外側に揺動される。このストッパ部179の動作により、ストッパ部179は、ステー可動部材172の摺動溝181が形成されていない箇所に乗り上げる。
そして、扉31を75度の角度となるまで手前に開けたとき、ステー可動部材172は、75度保持部182がストッパ部179に対応する位置まで移動し、ストッパ178は、基部180の付勢力により75度保持部182に係合される。このように75度保持部182にストッパ部が係合すると、扉31は、75度の角度で開いたまま、一時的に固定される。
扉31をさらに手前側に開くと、上述のように、ストッパ部179が75度保持部182を乗り上げることで、75度保持部182とストッパ部179との係合が解除され、ステー可動部材172はさらにステー枠171の外側へと摺動する。
そして、扉31を90度の角度となるまで手前に開けたとき、ステー可動部材172は、90度保持部183がストッパ部179に対応する位置まで移動し、ストッパ部179は、基部180の付勢力により90度保持部183に係合される。このとき、扉31は、90度の角度で開いたまま、一時固定される。
さらに扉31を90度以上の角度の方向に所定の圧力をかけて開けた場合には、ステー可動部材172の連結解除部85のツメ87がステー連結部材88の保持壁96から外れ、ステー可動部材172とステー連結部材88との連結が解除される。
以上述べたように本実施形態によれば、第1実施形態と同様に、扉31が前方に75度開かれた状態、もしくは扉31が前方に90度開かれた状態で、扉31を一時固定することができる。
ステー可動部材172に75度保持部182を設けて、扉31が75度に開かれた状態で固定されるため、ショーケース1を横並びに複数台設置し、隣接するショーケース1でともに扉31が開かれた場合にも、扉31どうしが接触しない状態で一時固定できる。
また、ステー可動部材172に90度保持部183を設けて、扉31が90度に開かれた状態で固定されるため、扉31が、ショーケース1の幅方向を超えて必要以上に開かず、ショーケース1の幅方向以上の広いスペースがない場所にも、ショーケース1を置くことができるコンパクトなショーケース1を提供できる。また、扉31が90に開かれた状態で一時固定することができるので、陳列室8内の棚板12を引き出しやすい。
なお、本実施の形態では扉31を一時固定する角度として75度と90度とで2箇所設けたが、2箇所以上の固定位置を設けてもよいし、角度を調整して75度、90度以外の角度に扉31を一時固定できるようにすることもできる。
<第3実施形態>
つぎに、本発明の第3実施形態について説明する。
本第3実施形態では、第1実施形態と比較し、枠状のフレーム20を設けない点で相違している。なお、第3実施形態において、第1、第2実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
ショーケース1の陳列室8内の構造、ならびに、冷却器21を含む冷却機造については第1、第2実施形態と同様であるので、以下に扉装置130について説明する。
図8は、本発明の第3実施形態に係るショーケース150の縦断面図である。図9は、ショーケース150の正面図である。図10は、図9に示すX部分のヒンジ機構32Aの断面図である。図11は、図9に示すY部分のヒンジ機構32Aの断面図である。図12は、図9に示すZ部分のヒンジ機構32Aの詳細図である。
第3実施形態では、前後に開閉自在に構成されている扉装置130がショーケース150の開口14に左右に二組取り付けられている。
この場合、開口14の上縁に位置するキャノピー22の左右端には取付部材33Aが前方に突出して取り付けられ、左右方向の中央部にも中央の取付部材33Aが前方に突出して取り付けられている。また、各取付部材33Aの下方に対応する位置の開口14の下縁には、キャノピー22の左右端と中央部に取付部材33Bが取り付けられ、それぞれ前方に突出している。そして、左右の扉装置130は中央の取付部材33A、33Bの左右に並設されるかたちとされている。なお、この場合も棚板12やデッキパン13は各扉装置130の後方にそれぞれ対応して設けられている。
ヒンジ機構32Aは、取付部材33A、又は、33Bに取り付けられる回動軸36Aと、この回動軸36Aに回動自在に取り付けられて扉31の上縁の隅角部、又は、下縁の隅角部を保持する扉保持部材102とから成る。なお、ヒンジ機構32Aは、扉装置130の向かって右側の扉31の向かって右側の上縁及び下縁の隅角部に取り付けられて当該扉31を回動自在に枢支し、また、扉装置33の向かって左側の扉31の向かって左側の上縁及び下縁の隅角部に取り付けられて当該扉31を回動自在に枢支することで、前後開き式とする。
なお、ヒンジ機構32Aは、回動軸36Aの軸線から外れた位置に溝110が形成されているが、例えば、第1実施形態のヒンジ機構32のように、回動軸36Aの軸線上の位置に溝110が形成されたヒンジ装置を用いることもできる。
本実施形態では、ステー70は、キャノピー22の下面22A(図8、図10参照)と、扉31の上縁に固定されるヒンジ機構32の扉保持部材102とを連結している(図9参照)。キャノピー22の下面には、ステー連結金具120が設けられており、このステー連結金具120により、ステー70のステー枠71は、キャノピー22の下面22Aに回動自在に連結されている。また、ステー70のステー可動部材72は、扉保持部材102の上面に連結されている。
なお、本実施の形態では、扉31の上部にステーを設けたが、扉31の下部にステーを設けることも可能であるし、扉31の上部、下部の双方にステーを設けることも可能である。
また、本実施の形態では、ステー連結金具120をキャノピー22の下面22Aに設けたが、必ずしもこの構成に限らず、例えば、キャノピー22と上パネル24が一体してショーケース本体の上枠を形成している場合には、このショーケース本体の上枠にステー連結金具120を設けるなど、他の箇所にステー連結金具120を設けることもできる。
また、ハンドレール27も図11に示すように扉31の下側に位置しており、その上面のドレン案内部27Aは、扉31の外面に生じた結露水を受けるように構成されている。このドレン案内部27Aで受けた結露水は同様にその傾斜によって図11中に矢印で示すように後方に流れ、冷気吸込部材28と断熱壁2の下側前壁2Cの間を通って、底板7下方のダクト6内に流入して排水口(不図示)に集められ、他のドレン水と共に処理される。なお、同様に外層吐出口25から吐出された空気は扉31の外面に吹き付けられるので、結露水の発生は抑制されている。
また、第1実施形態と同様に、ヒンジ機構32にカム方式の自閉機構を設け、扉31の開度が90度未満の場合には閉じる方向に重力で扉31を回動させる機能を持たせてもよい。この場合にも、扉31はステーにより所定の保持角度で止まるようにすることで、顧客がショーケース内の商品を取り出す際に扉31の閉る動作が妨げとならないようにすることができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、ショーケース本体5に取付部材33A,33B、ステー連結金具120を設け、取付部材33A,33Bとステー連結金具120を介して、ショーケース本体5に一対の扉31、31と、これらの扉31、31を回動自在に支持するヒンジ機構32Aと、ステー70とが取り付けられた構成とされている。
そのため、例えば、既存のショーケースであっても、開口部に取付部材33A,33Bとステー連結金具120を設けることで、ショーケース本体5の開口部に後付けで容易に扉を設けることができる。
また、本実施の形態によれば、扉装置130にフレームを設ける必要がない。
そのため、製造工程において部品点数を減らせるとともに、製造コストを軽減できる。
また、本実施の形態によっても、第1実施形態と同様に、ステー70を介して扉31の開閉を行うため、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
以上、本実施の形態に基づいて本発明を説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。あくまでも本発明の実施の態様を例示するものであるから、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更、及び応用が可能である。
1、110 ショーケース
5 ショーケース本体
8 陳列室
12 棚
13 デッキパン
14 開口
20 フレーム
22 キャノピー
30、130 扉装置
31 扉
32 ヒンジ機構
33A、33B 取付部材
36、36A 回動軸
37 軸受部
38 軸受部材
39 Cリング
70、170 ステー
71、171 ステー枠
72、172 ステー可動部材
73 フレーム連結部
78、178 ストッパ機構
79、179 ストッパ部
80 ばね
81、181 摺動溝
82、182 75度保持部
83、183 90度保持部
85 連結解除部
87 ツメ
88 ステー連結部
91 嵌合口
96 保持
98、198 固定機構
100、101、102 扉保持部材
110 溝

Claims (6)

  1. ショーケース本体の前面が開口する陳列室内に商品陳列用の棚板及びデッキパンを備えたショーケースにおいて、
    前記陳列室の前記開口を前後に開閉する扉と、
    前記扉を開閉自在に支持するヒンジ機構と、
    前記扉と前記開口を形成している前記ショーケース本体とを連結するステーとを備え、
    前記ステーは、前記扉に開放方向に所定の圧力が加わった場合に前記扉と前記ショーケース本体との連結を解除する連結解除部材を備える
    ことを特徴とするショーケース。
  2. 前記ステーは、前記扉が開放方向に所定角度開かれた状態で前記扉を固定する固定機構を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のショーケース。
  3. 前記ステーは、ステー枠と、前記ステー枠に対して摺動自在に嵌合するステー可動部材とを備え、
    前記固定機構は、前記ステー枠に設けられるストッパと、前記ステー可動部材に設けられるストッパ保持部とからなる
    ことを特徴とする請求項2に記載のショーケース。
  4. 前記連結解除部材は、ツメ部を備えて前記ステー可動部材の先端部に設けられ、前記扉と着脱可能に形成されている
    ことを特徴とする請求項3に記載のショーケース。
  5. 前記ストッパ保持部は、扉の開き角度に応じて複数設けられている
    ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のショーケース。
  6. 前記連結解除部材は、弾性材料で形成されていることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか一項に記載のショーケース。
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