JP2016119944A - シート状健康増進具 - Google Patents

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Abstract

【課題】磁力線の作用によって筋肉組織の血行を改善し、筋肉組織の緊張を解いてこりをほぐす他、使用者の肌を温めることができ、手足のむくみを解消することができるとともに、新陳代謝を促進することができるシート状健康増進具を提供する。
【解決手段】シート状健康増進具10Aは、粘着面15が使用者の肌面に貼付される粘着シート11と、肌非当接面27が粘着シート11に貼付される包装材12aと、包装材12aに収容された収容成分と、包装材12aの肌当接面28に固着された異方性永久磁石14とから形成されている。収容成分は、肌面から発散された汗を吸収して液状に変わるデキストリン粉末と、使用者の体温によって温められて肌面に遠赤外線を放射する遠赤外線放射粉末と、木酢パウダーや竹酢パウダー、どくだみパウダー、ビワパウダー、韃靼蕎麦パウダー、キトサン、ビタミンCとを含んでいる。
【選択図】図7

Description

本発明は、使用者の肌面に着脱可能に貼付するシート状健康増進具に関する。
通気性を有する透明の薄い基層と、基層の下面に配置されて肌への刺激が少ない材料から作られた下部粘着剤層と、下部粘着剤層の上に配置された粒状磁石体と、下部剥離シートと、基層の上面に上部粘着剤層を介して配置され、偏心して位置付けられた切断曲線を隔てて互いに離間した2枚の上部剥離紙とから形成された磁気治療器が開示されている(特許文献1参照)。この磁気治療器は、上部剥離紙に切れ目が設けられているから、粒状磁石体による押し上げ作用により身体のうちの背中や耳の後側等の目で確かめることができない部位にも容易に貼付することができる。
特開2009−254905号公報
前記特許文献1に開示の磁気治療器は、下部粘着層を介して基層を使用者の肌面に貼付することで、粒状磁石体の端面が使用者の肌面に当接する。この磁気治療器は、それを形成する粒状磁石体から使用者の肌面に磁力線が発せられ、その磁力線の作用によって筋肉組織の血行を改善し、筋肉組織の緊張を解いてこりをほぐす。しかし、この磁気治療器は、それが使用者の肌面に遠赤外線を放射することはなく、使用者の肌に対して温熱効果を発揮することはなく、使用者の肌を温めることができない。さらに、使用者の手足のむくみを解消することはできず、使用者の新陳代謝を促進することはできない。
本発明の目的は、磁力線の作用によって筋肉組織の血行を改善し、筋肉組織の緊張を解いてこりをほぐす他、使用者の肌面に対して温熱効果を発揮し、使用者の肌を温めることができ、使用者の手足のむくみを解消することができるとともに、新陳代謝を促進することができるシート状健康増進具を提供することにある。
前記課題を解決するための本発明の前提は、使用者の肌面に着脱可能に貼付するシート状健康増進具である。
前記前提における本発明のシート状健康増進具の第1の特徴は、シート状健康増進具が、粘着面および非粘着面を有して粘着面が使用者の肌面に貼付される所定面積の粘着シートと、肌非当接面および肌当接面を有して肌非当接面が粘着シートの粘着面に貼付される包装材と、包装材の内部に収容された収容成分と、包装材の肌当接面に固着された少なくとも1つの磁気発生材とから形成され、包装材の肌非当接面が所定面積の不通気不透液性シートから作られ、包装材の肌当接面が所定面積の通気透液性繊維不織布から作られ、収容成分が、肌面から発散されて通気透液性繊維不織布を透過した汗を吸収して液状に変わるデキストリン粉末を含むことにある。
前記第1の特徴を有するシート状健康増進具の一例としては、収容成分が堆積鉱物を微粉砕した鉱物粉体を加熱処理することから作られて使用者の体温によって温められて肌面に遠赤外線を放射する遠赤外線放射粉末を含む。
前記第1の特徴を有するシート状健康増進具の他の一例としては、磁気発生材がN極とS極とが交互に並び、使用者の肌面に磁力線を発する所定面積の異方性永久磁石であり、異方性永久磁石が包装材の肌当接面の中央に固着されている。
前記第1の特徴を有するシート状健康増進具の他の一例としては、磁気発生材が使用者の肌面に磁力線を発する粒状の複数個の永久磁石であり、それら永久磁石が包装材の肌当接面に一方向へ所定寸法離間して並ぶとともに一方向と交差する方向へ所定寸法離間して並んでいる。
前記第1の特徴を有するシート状健康増進具の他の一例としては、磁気発生材が、堆積鉱物を微粉砕した鉱物粉体にバインダーを加えて造粒成形した後に焼結して作られ、使用者の体温によって温められて肌面に遠赤外線を放射する多孔質の遠赤外線放射材と、遠赤外線放射材の中央に固定され、肌面に磁力線を発する永久磁石とから形成され、遠赤外線放射材が、包装材の肌当接面に固着された固着面と、使用者の肌面に当接する略扁平の当接面とを有し、永久磁石が、遠赤外線放射材の当接面から固着面に向かって遠赤外線放射材の内部に埋め込まれた固定部と、遠赤外線放射材の当接面から露出する略扁平の露出部とを有する。
前記第1の特徴を有するシート状健康増進具の他の一例として、包装材の内部には、磁石粉末と複数個の粒状磁石とのうちの少なくとも一方が収容されている。
前記前提における本発明のシート状健康増進具の第2の特徴は、シート状健康増進具が、粘着面および非粘着面を有して粘着面が使用者の肌面に貼付される所定面積の粘着シートと、肌非当接面および肌当接面を有して肌非当接面が粘着シートの粘着面に貼付される包装材と、包装材の内部に収容された収容成分とから形成され、包装材の肌非当接面が所定面積の不通気不透液性シートから作られ、包装材の肌当接面が所定面積の通気透液性繊維不織布から作られ、収容成分が、肌面から発散されて繊維不織布を透過した汗を吸収して液状に変わるデキストリン粉末と、複数個の粒状磁石と磁石粉末とのうちの少なくとも一方とを含むことにある。
前記第2の特徴を有するシート状健康増進具の一例としては、収容成分が堆積鉱物を微粉砕した鉱物粉体を加熱処理することから作られて使用者の体温によって温められて肌面に遠赤外線を放射する遠赤外線放射粉末を含む。
前記第1および第2の特徴を有するシート状健康増進具の一例としては、収容成分が木酢パウダーと竹酢パウダーとどくだみパウダーとビワパウダーと韃靼蕎麦パウダーとキトサンとビタミンCとのうちの少なくとも1つを含む。
前記第1および第2の特徴を有するシート状健康増進具の他の一例としては、収容成分が抗菌・殺菌作用を有する植物粉末と発汗作用を有する植物粉末との少なくとも一方を含む。
前記第1および第2の特徴を有するシート状健康増進具の他の一例としては、収容成分の全重量を100重量%としたときのデキストリン粉末の重量割合が70〜80重量%の範囲にあり、シート状健康増進具では、使用者の肌面から発散された汗を吸収したデキストリン粉末が液状のデキストリンに変わったときに、液状のデキストリンに溶け込んだ液状のデキストリンを除く他の収容成分が液状のデキストリンとともに通気透液性繊維不織布を透過して肌面に付着する。
前記第1および第2の特徴を有するシート状健康増進具の他の一例としては、粘着シートが粘着面を被覆保護する剥離シートを含み、粘着シートの面積が包装材のそれよりも大きく、シート状健康増進具では、粘着シートの粘着面から剥離シートを剥離して粘着面を露出させ、粘着面に包装材の肌非当接面を貼付した後、包装材の外周縁から径方向外方に延出する粘着シートの粘着面を使用者の肌面に貼付する。
前記第1および第2の特徴を有するシート状健康増進具の他の一例として、シート状健康増進具では、粘着シートの面積が包装材のそれよりも大きく、粘着シートの粘着面に包装材の肌非当接面が固着されて粘着シートと包装材とが一体になり、包装材の肌当接面と包装材の外周縁から径方向外方に延出する粘着シートの粘着面とが剥離シートに被覆保護され、粘着シートの粘着面と包装材の肌当接面とから剥離シートを剥離して粘着面と肌当接面とを露出させ、包装材の外周縁から径方向外方に延出する粘着シートの粘着面を使用者の肌面に貼付する。
前記第1および第2の特徴を有するシート状健康増進具の他の一例として、包装材では、不通気不透液性シートの外周縁部と通気透液性繊維不織布の外周縁部とが重なり、それらの外周縁部が所定の幅で水密に固着され、外周縁部の内側に収容成分を収容する収容部が形成されている。
前記第1および第2の特徴を有するシート状健康増進具の他の一例としては、シート状健康増進具が使用者の足裏の肌面に着脱可能に貼付される。
第1の特徴を有する本発明のシート状健康増進具によれば、包装材の肌当接面に固着されて使用者の肌面に磁力線を発する磁気発生材を含み、それを使用者の患部(つぼ)や所定の部位に貼付することにより、磁気発生材から発せられた磁力線の作用によって使用者の筋肉組織の血行を改善することができ、血行が良くなるとともに、筋肉組織の緊張を解いてこりをほぐすことができる。シート状健康増進具は、デキストリン粉末が使用者の肌面から発散されて通気透液性繊維不織布を透過した汗を吸収して液状に変わり、汗とそれに含まれる老廃物とがデキストリンに吸収されるから、デキストリン粉末の水分老廃物吸収作用によって使用者の手足のむくみを解消することができるとともに、使用者の新陳代謝を促進することができる。
収容成分が堆積鉱物を微粉砕した鉱物粉体を加熱処理することから作られて使用者の体温によって温められて肌面に遠赤外線を放射する遠赤外線放射粉末を含むシート状健康増進具は、包装材の肌当接面に固着されて使用者の肌面に磁力線を発する磁気発生材と使用者の体温によって温められて使用者の肌面に遠赤外線を放射する遠赤外線放射粉末とを含み、それを使用者の患部(つぼ)や所定の部位に貼付することにより、磁気発生材から発せられた磁力線の作用によって使用者の筋肉組織の血行を改善することができ、筋肉組織の緊張を解いてこりをほぐすことができる他、遠赤外線放射粉末が使用者の体温によって温められた後に蓄えた熱を遠赤外線として使用者の肌面に放射するから、遠赤外線が肌に対する温熱効果を発揮し、遠赤外線によって使用者の肌を温めることができる。シート状健康増進具は、遠赤外線放射粉末から放射された遠赤外線の温熱効果と磁気発生材から発せられた磁力線との相互作用によって血行が良くなり、筋肉の疲れを取ることができるとともに、神経痛や筋肉痛を緩和することができる。
磁気発生材がN極とS極とが交互に並んで使用者の肌面に磁力線を発する所定面積の異方性永久磁石であり、異方性永久磁石が包装材の肌当接面の中央に固着されているシート状健康増進具は、N極とS極とが交互に並ぶ異方性永久磁石から発せられた磁力線の作用によって使用者の筋肉組織の血行を改善し、筋肉組織の緊張を解いてこりをほぐす他、遠赤外線放射粉末から放射された遠赤外線の温熱効果と異方性永久磁石から発せられた磁力線との相互作用やデキストリン粉末の水分老廃物吸収作用により、筋肉の疲れを取ることができ、神経痛や筋肉痛を緩和することができるとともに、手足のむくみを解消することができ、使用者の新陳代謝を促進することができる。
磁気発生材が使用者の肌面に磁力線を発する粒状の複数個の永久磁石であり、それら永久磁石が包装材の肌当接面に一方向へ所定寸法離間して並ぶとともに一方向と交差する方向へ所定寸法離間して並んでいるシート状健康増進具は、肌当接面の各方向に並ぶ粒状の複数個の永久磁石から発せられた磁力線の作用によって使用者の筋肉組織の血行を改善し、筋肉組織の緊張を解いてこりをほぐす他、遠赤外線放射粉末から放射された遠赤外線の温熱効果とそれら永久磁石から発せられた磁力線との相互作用や液状のデキストリン粉末の水分老廃物吸収作用により、筋肉の疲れを取ることができ、神経痛や筋肉痛を緩和することができるとともに、手足のむくみを解消することができ、使用者の新陳代謝を促進することができる。
磁気発生材が使用者の体温によって温められて肌面に遠赤外線を放射する多孔質の遠赤外線放射材と遠赤外線放射材の中央に固定されて肌面に磁力線を発する永久磁石とから形成され、遠赤外線放射材が包装材の肌当接面に固着された固着面と使用者の肌面に当接する略扁平の当接面とを有し、永久磁石が遠赤外線放射材の当接面から固着面に向かって遠赤外線放射材の内部に埋め込まれた固定部と遠赤外線放射材の当接面から露出する略扁平の露出部とを有するシート状健康増進具は、遠赤外線放射材が包装材から露出して使用者の肌面に直接当接するから、遠赤外線放射材から放射された赤外線が肌に直に放射され、遠赤外線放射粉末から放射された遠赤外線と遠赤外線放射材から放射された遠赤外線とによって健康増進具の温熱効果を向上させることができる。シート状健康増進具は、遠赤外線放射材の当接面から露出する永久磁石の露出部から発せられた磁力線の作用によって使用者の筋肉組織の血行を改善し、筋肉組織の緊張を解いてこりをほぐす他、遠赤外線放射粉末および遠赤外線放射材から放射された遠赤外線の温熱効果と永久磁石から発せられた磁力線との相互作用やデキストリン粉末の水分老廃物吸収作用により、筋肉の疲れを取ることができ、神経痛や筋肉痛を緩和することができるとともに、手足のむくみを解消することができ、使用者の新陳代謝を促進することができる。
磁石粉末と複数個の粒状磁石とのうちの少なくとも一方が包装材の内部に収容されているシート状健康増進具は、包装材の肌当接面に固着された磁気発生材が発する磁力線と包装材の内部に収容された磁石粉末と複数個の粒状磁石とのうちの少なくとも一方が発する磁力線とによって健康増進具から発する磁力線を多くすることができる。シート状健康増進具は、包装材の肌当接面に固着された磁気発生材と包装材の内部に収容された磁石粉末と複数個の粒状磁石とのうちの少なくとも一方とから発せられた磁力線の作用によって使用者の筋肉組織の血行を改善し、筋肉組織の緊張を解いてこりをほぐす他、遠赤外線放射粉末から放射された遠赤外線の温熱効果と磁石粉末と複数個の粒状磁石とのうちの少なくとも一方から発せられた磁力線との相互作用やデキストリン粉末の水分老廃物吸収作用により、筋肉の疲れを取ることができ、神経痛や筋肉痛を緩和することができるとともに、手足のむくみを解消することができに、使用者の新陳代謝を促進することができる。
第2の特徴を有する本発明のシート状健康増進具によれば、包装材の内部に収容されて使用者の肌面に磁力線を発する磁石粉末を含み、それを使用者の患部(つぼ)や所定の部位に貼付することにより、磁石粉末や複数個の粒状磁石から発せられた磁力線の作用によって使用者の筋肉組織の血行を改善することができ、血行が良くなるとともに、筋肉組織の緊張を解いてこりをほぐすことができる。シート状健康増進具は、デキストリン粉末が使用者の肌面から発散されて通気透液性繊維不織布を透過した汗を吸収して液状に変わり、汗に含まれる老廃物が液状のデキストリンに吸収されるから、デキストリン粉末の水分老廃物吸収作用によって使用者の手足のむくみを解消することができるとともに、使用者の新陳代謝を促進することができる。
収容成分が堆積鉱物を微粉砕した鉱物粉体を加熱処理することから作られて使用者の体温によって温められて肌面に遠赤外線を放射する遠赤外線放射粉末を含むシート状健康増進具は、包装材の内部に収容されて使用者の肌面に磁力線を発する磁石粉末と複数個の粒状磁石とのうちの少なくとも一方と使用者の体温によって温められて使用者の肌面に遠赤外線を放射する遠赤外線放射粉末とを含み、それを使用者の患部(つぼ)や所定の部位に貼付することにより、磁石粉末や複数個の粒状磁石から発せられた磁力線の作用によって使用者の筋肉組織の血行を改善することができ、筋肉組織の緊張を解いてこりをほぐすことができる他、遠赤外線放射粉末が使用者の体温によって温められた後に蓄えた熱を遠赤外線として使用者の肌面に放射するから、遠赤外線が肌に対する温熱効果を発揮し、遠赤外線によって使用者の肌を温めることができる。シート状健康増進具は、遠赤外線放射粉末から放射された遠赤外線の温熱効果と磁石粉末と複数個の粒状磁石とのうちの少なくとも一方から発せられた磁力線との相互作用によって血行が良くなり、筋肉の疲れを取ることができるとともに、神経痛や筋肉痛を緩和することができる。
収容成分が木酢パウダーと竹酢パウダーとどくだみパウダーとビワパウダーと韃靼蕎麦パウダーとキトサンとビタミンCとのうちの少なくとも1つを含むシート状健康増進具は、木酢パウダーおよび竹酢パウダーが有する疲労回復効果や消臭効果によって使用者の筋肉も疲れを取ることができるとともに、使用者の肌から発散される臭いを除去することができる。シート状健康増進具は、どくだみパウダーが有するリラックス効果や抗菌・殺菌作用によって使用者の緊張を緩和しつつ肌面の除菌や殺菌をすることができ、ビワパウダーが有する老化防止効果や疲労回復効果によって使用者の老化を防ぎ、使用者の疲労を回復させることができるとともに、韃靼蕎麦パウダーが有する血流促進作用によって使用者の血流を改善することができる。さらに、シート状健康増進具は、キトサンが有する解毒・毒排出作用によって使用者から老廃物を排出させ、使用者の新陳代謝を促進することができ、ビタミンCが有する免疫力向上効果によって使用者の免疫力を向上させることができる。
収容成分が抗菌作用を有する植物粉末と発汗作用を有する植物粉末との少なくとも一方を含むシート状健康増進具は、抗菌・殺菌作用を有する植物粉末を含むことで、健康増進具を貼付した肌面の除菌や殺菌をすることができ、発汗作用を有する植物粉末を含むことで、健康増進具を貼付した肌面からの発汗が促進され、筋肉の緊張をほぐすことができ、肌面の水分を消散させることができるとともにむくみを解消することができる。
収容成分の全重量を100重量%としたときのデキストリン粉末の重量割合が70〜80重量%の範囲にあり、使用者の肌面から発散された汗を吸収したデキストリン粉末が液状のデキストリンに変わったときに、液状のデキストリンに溶け込んだ他の収容成分が液状のデキストリンとともに通気透液性繊維不織布を透過して肌面に付着するシート状健康増進具は、収容成分の全重量に対するデキストリン粉末の重量割合が前記範囲にあり、汗に含まれる老廃物をデキストリン粉末に十分に吸収されることができるから、デキストリン粉末の水分老廃物吸収作用によって使用者の手足のむくみを解消することができるとともに、使用者の新陳代謝を促進することができる。シート状健康増進具は、液状のデキストリンに溶け込んだ他の収容成分が液状のデキストリンとともに通気透液性繊維不織布を透過して肌面に付着することで、それら収容成分が有する疲労回復効果や消臭効果、リラックス効果、解毒・毒排出効果、免疫効果、抗菌作用、発汗作用の各効能を使用者に確実に作用させることができ、使用者に対してそれら効能による効果を確実に発揮させることができる。
粘着シートが粘着面を被覆保護する剥離シートを含み、粘着シートの面積が包装材のそれよりも大きく、粘着シートの粘着面から剥離シートを剥離して粘着面を露出させ、粘着面に包装材の肌非当接面を貼付した後、包装材の外周縁から径方向外方に延出する粘着シートの粘着面を使用者の肌面に貼付するシート状健康増進具は、粘着面に包装材の肌非当接面を貼付ししつつ、粘着シートの粘着面を使用者の肌面に貼付することで、健康増進具を手間を要せず簡単に使用者の所定の部位の肌面に貼付することができ、健康増進具を何時でも手軽に利用することができる。シート状健康増進具は、包装材の不通気不透液性シートが包装材よりも面積が大きい粘着シートの粘着面に貼付されるから、使用者の汗を吸収して液状に変わったデキストリンが粘着シートの外側に漏れ出すことはなく、液状のデキストリンが粘着シートの外側に漏れ出すことによる汚れを防ぐことができる。
粘着シートの粘着面に包装材の肌非当接面が固着されて粘着シートと包装材とが一体になり、包装材の肌当接面と包装材の外周縁から径方向外方に延出する粘着シートの粘着面とが剥離シートに被覆保護され、粘着シートの粘着面と包装材の肌当接面とから剥離シートを剥離して粘着面と肌当接面とを露出させ、包装材の外周縁から径方向外方に延出する粘着シートの粘着面を使用者の肌面に貼付するシート状健康増進具は、包装材が所定面積の粘着シートの粘着面に固着されて粘着シートと包装材とが一体になっているから、健康増進具の使用時に、粘着シートの粘着面と包装材の肌当接面とから剥離シートを剥離し、粘着シートの粘着面を使用者の肌面に貼付することで、健康増進具を手間を要せず簡単に使用者の所定の部位の肌面に貼付することができ、健康増進具を何時でも手軽に利用することができる。包装材がそれよりも面積が大きい粘着シートの粘着面に貼付されて粘着シートと包装材とが一体になっているから、使用者の汗を吸収して液状に変わったデキストリンが粘着シートの外側に漏れ出すことはなく、液状のデキストリンが粘着シートの外側に漏れ出すことによる汚れを防ぐことができる。
包装材を形成する不通気不透液性シートの外周縁部と通気透液性繊維不織布の外周縁部とが重なり、それらの外周縁部が所定の幅で水密に固着され、外周縁部の内側に収容成分を収容する収容部が形成されているシート状健康増進具は、不通気不透液性シートの外周縁部と通気透液性繊維不織布の外周縁部とが粘着シートの粘着面に貼付されることで、不通気不透液性シートの外周縁部と不通気不透液性シートの外周縁部に水密に固着された通気透液性繊維不織布の外周縁部とが不透液領域となり、使用者の汗を吸収して液状に変わったデキストリンが包装材の外周縁部から外側に漏れ出すことがなく、液状のデキストリンが粘着シートの外側に漏れ出すことはないから、液状のデキストリンが粘着シートの外側に漏れ出すことによる汚れを防ぐことができる。
使用者の足裏の肌面に着脱可能に貼付されるシート状健康増進具は、それを足裏に貼付することにより、磁気発生材から発せられた磁力線の作用によって使用者の足の血行を改善し、遠赤外線放射粉末から放射された遠赤外線によって足を温めることができ、足の疲労を回復させることができる。シート状健康増進具は、デキストリン粉末が使用者の肌面から発散されて繊維不織布を透過した汗を吸収して液状に変わり、汗とそれに含まれる老廃物とがデキストリン粉末に吸収されるから、デキストリン粉末の水分老廃物吸収作用によって足のむくみを解消することができるとともに、足の新陳代謝を促進することができる。
異方性永久磁石を固着した一例として示す包装材の平面図。 図1のA−A線端面図。 包装材の収容部に収容される収容成分を模式的に表した図。 一例として示す粘着シートの部分破断平面図。 図4のB−B線端面図。 包装材を粘着シートに貼付する手順を説明する図。 包装材が粘着シートに貼付された状態のシート状健康増進具の平面図。 シート状健康増進具を使用者の足裏に貼付する手順を説明する図。 他の一例として示す包装材の平面図。 図9のC−C線端面図。 包装材が粘着シートに貼付された状態のシート状健康増進具の平面図。 他の一例として示す包装材の平面図。 図12のD−D線端面図。 包装材が粘着シートに貼付された状態のシート状健康増進具の平面図。 他の一例として示すシート状健康増進具の部分破断平面図。 図15のE−E線端面図。 他の一例として示すシート状健康増進具Eの部分破断平面図。 図17のF−F線端面図。 他の一例として示すシート状健康増進具の部分破断平面図。 図19のG−G線端面図。 他の一例として示す包装材の平面図。 図21のH−H線端面図 包装材の収容部に収容される収容成分を模式的に表した図。 包装材が粘着シートに貼付された状態のシート状健康増進具の平面図。 他の一例として示すシート状健康増進具Hの部分破断平面図。 図25のI−I線端面図。
異方性永久磁石14を固着した一例として示す包装材12aの平面図である図1等の添付の図面を参照し、本発明に係るシート状健康増進具の詳細を説明すると、以下のとおりである。なお、図2は、図1のA−A線端面図であり、図3は、包装材12aの収容部37に収容される収容成分13を模式的に表した図である。図4は、一例として示す粘着シート11の部分破断平面図であり、図5は、図4のB−B線端面図である。図4では、剥離シート18の一部を破断して示す。図1,4では、縦方向を矢印Xで示し、横方向を矢印Yで示す。
シート状健康増進具10Aは、所定面積の粘着シート11と、所定面積の包装材12a(包装袋)と、包装材12aに収容された収容成分13と、異方性永久磁石14(磁気発生材)とから形成されている。粘着シート11は、粘着面15および非粘着面16を有する疎水性繊維不織布17と、剥離面に剥離加工が施された剥離シート18(剥離紙)とから形成されている。疎水性繊維不織布17は、矩形に成形され、縦方向へ延びる両側縁19と、横方向へ延びる両端縁20とを有する。疎水性繊維不織布17の粘着面15には粘着剤21が塗布され、非粘着面16には粘着剤は塗布されていない。粘着剤21には、耐水性を有するアクリル系粘着剤が使用されている。
剥離シート18は、疎水性繊維不織布17と同形同大であり、縦方向へ延びる両側縁22と、横方向へ延びる両端縁23とを有する。剥離シート18は、その剥離面が疎水性繊維不織布17の粘着面15に剥離可能に貼付され、繊維不織布17の粘着面15全域を被覆保護している。剥離シート18には、横方向へ延びる切り込み線24が形成されている。剥離シート18は、切り込み線24によって縦方向に分断され、縦方向上方に位置する小面積部25と、縦方向下方に位置する大面積部26とに分かれている。
なお、疎水性繊維不織布17の他に、不透液性プラスチックフィルム、疎水性繊維不織布どうしをラミネートした複合不織布、疎水性繊維不織布と不透液性プラスチックフィルムとをラミネートした複合シートのいずれかを使用することもできる。また、疎水性の伸縮性繊維不織布、不透液性の伸縮性プラスチックフィルム、疎水性の伸縮性繊維不織布どうしをラミネートした複合不織布、疎水性の伸縮性繊維不織布と不透液性の伸縮性プラスチックフィルムとをラミネートした複合シートのいずれかを使用することもできる。疎水性繊維不織布17および剥離シート18は、その両側縁19,22の寸法が10〜15cmの範囲にあり、その両端縁20,23の寸法が8〜12cmの範囲にある。
包装材12aは、肌非当接面27および肌当接面28を有し、その平面形状が矩形を呈する。包装材12aは、その面積が粘着シート11のそれよりも小さい。包装材12aの肌非当接面27は、矩形に成形された所定面積の不通気不透液性シート29から作られている。不通気不透液性シート29は、縦方向へ延びる両側縁部30(外周縁部)と、横方向へ延びる両端縁部31(外周縁部)と、それら縁部30,31を除く中央部32(収容部)とを有し、その面積が粘着シート11のそれよりも小さい。不通気不透液性シート29には、図示はしていないが、PET(ペット)フィルムとPETフィルムにラミネートされたPE(ポリエチレン)フィルムとPEフィルムにラミネートされたAL(アルミ)フィルムとから作られた複合フィルムが使用されている。
包装材12aの肌当接面28は、矩形に成形された所定面積の通気透液性繊維不織布33から作られている。通気透液性繊維不織布33は、縦方向へ延びる両側縁部34(外周縁部)と、横方向へ延びる両端縁部35(外周縁部)と、それら縁部34,35を除く矩形の中央部36(収容部)とを有し、その面積が粘着シート11のそれよりも小さい。通気透液性繊維不織布33には、親水性繊維不織布が使用されている。不通気不透液性シート29および通気透液性繊維不織布33は、その両側縁部30,34の寸法が7〜9cmの範囲にあり、その両端縁部31の寸法が5〜7cmの範囲にある。
包装材12aでは、不通気不透液性シート29(PET(ペット)フィルム)と通気透液性繊維不織布33とが重なり合い、不通気不透液性シート29の両側縁部30(外周縁部)と通気透液性繊維不織布33の両側縁部34(外周縁部)とが所定の幅(たとえば、5〜8mm)で水密に固着され、不通気不透液性シート29の両端縁部31(外周縁部)と通気透液性繊維不織布33の両端縁部35(外周縁部)とが所定の幅(たとえば、5〜8mm)で水密に固着されている。したがって、包装材12aは、4方向がすべて固着(シール)された四方シール包装材12aである。不通気不透液性シート29(PET(ペット)フィルム)と通気透液性繊維不織布33との固着には、ヒートシールやソニックシール等の熱による溶着手段が利用されている。
疎水性繊維不織布17や通気透液性繊維不織布33(親水性繊維不織布)には、スパンレース、ニードルパンチ、メルトブローン、サーマルボンド、スパンボンド、ケミカルボンドの各製法により製造されたものを使用することができる。疎水性繊維不織布17は、撥水化処理が施された合成繊維、半合成繊維、再生繊維のうちのいずれか、または、それら繊維を混合した複合繊維から作られている。通気透液性繊維不織布33(親水性繊維不織布)は、親水化処理が施された合成繊維、半合成繊維、再生繊維のうちのいずれか、または、それら繊維を混合した複合繊維から作られている。合成繊維には、特に限定はないが、ポリエステル系、ポリアクリロニトリル系、ポリ塩化ビニル系、ポリエチレン系、ポリプロピレン系、ポリスチレン系を使用することができる。合成繊維には、芯鞘型複合繊維、並列型複合繊維、異型中空繊維、微多孔繊維、接合型複合繊維を使用することもできる。
疎水性の伸縮性繊維不織布には、メルトブローンやスパンボンドの各製法により製造されたものを使用することができる。伸縮性不織布の構成繊維には、熱可塑性エラストマー樹脂を溶融、紡糸した伸縮性繊維を使用することができる。伸縮性繊維には、撥水化処理が施されている。伸縮性繊維不織布には、熱可塑性エラストマー樹脂繊維からなる伸縮性かつ疎水性繊維不織布の少なくとも片面に、熱可塑性合成樹脂を溶融、紡糸した捲縮繊維からなる疎水性繊維不織布を重ね合わせた複合不織布を使用することもできる。
収容成分13は、包装材12aの収容部37(内部)に収容されている。収容成分13は、デキストリン粉末13a、遠赤外線放射粉末13b、木酢パウダー13c(木酢粉末)、竹酢パウダー13d(竹酢粉末)、どくだみパウダー13e(どくだみ粉末)、ビワパウダー13f(ビワ粉末)、韃靼蕎麦パウダー13g(韃靼蕎麦粉末)、キトサン13h、ビタミンC13iから形成されている。なお、収容成分13には、木酢パウダー13c、竹酢パウダー13d、どくだみパウダー13e、ビワパウダー13f、韃靼蕎麦パウダー13g、キトサン13h、ビタミンC13iのうちの少なくとも1つが含まれていればよい。
デキストリン粉末13aは、デンプンを加水分解して得られたデキストリンを微粉砕(粉末化)することで作られている。デキストリン粉末13aは、使用者38の肌面(足裏39の肌面)から発散されて包装材12aの肌当接面28を形成する通気透液性繊維不織布33を透過した汗を吸収して液状に変わる。
デキストリン粉末13aは、粉末成分13の全重量を100重量%としたときのその重量割合が70〜80重量%の範囲にある。デキストリン粉末13aの重量割合が70重量%未満では、使用者38の肌面から発散される汗を包装材12aに十分に吸収させることができず、使用者38の肌面の水分を消散させることができないとともに、使用者38の新陳代謝を促進することができない。デキストリン粉末13aの重量割合が80重量%を超過すると、他の収容成分13b〜13gの重量割合が少なくなり、他の収容成分13b〜13gの各効能を十分に利用することができない。包装材12aでは、デキストリン粉末13aの重量割合が前記範囲にあるから、使用者38の肌面から発散される汗を包装材12aのデキストリン粉末13aに十分に吸収させることができ、他の収容成分13b〜13gの各効能を十分に利用することができる。
遠赤外線放射粉末13bは、加熱すると遠赤外線を放出する堆積鉱物(天然鉱石)を微粉砕(粉末化)して鉱物粉体を作った後、その鉱物粉体に加熱処理を施し、鉱物粉体をセラミック化することによって作られている。鉱物粉体は、二酸化ケイ素(シリカ:SiO2)と酸化アルミニウム(アルミナ:AIO3)と酸化第二鉄(FeO3)とを主成分とし、その他の成分として、酸化カルシウム(CaO)、酸化マグネシウム(MgO)、酸化ナトリウム(NaO)、酸化カリウム(KO)を含有する。
鉱物粉体の加熱処理の温度は、200〜1100℃の範囲、好ましくは、900〜1100℃の範囲にある。鉱物粉体の平均粒径は、0.5〜220μmの範囲にある。鉱物粉体(遠赤外線放射粉末13b)から多くの遠赤外線を放射させるには鉱物粉体の平均粒径が大きい程よいが、鉱物粉体の平均粒径を前記範囲にすることで、鉱物粉体(遠赤外線放射粉末13b)から遠赤外線を効率よく放射させることができる。
なお、遠赤外線放射粉末13bは、前記鉱物粉体の他に、または、前記鉱物粉体に加え、セラミック粉体を使用することもできる。セラミック粉体は、二酸化ジルコニウム(ジルコミア)、二酸化ケイ素(シリカ)、酸化アルミニウム(アルミナ)、ケイ酸塩鉱物(コージェライト)、アルミノケイ酸塩鉱物(ムライト)、酸化マグネシウム(マグネシア)、二酸化チタン(チタニア)から選択された少なくとも1種類以上のセラミックを微粉砕して作ることができる。遠赤外線放射粉末13bは、前記鉱物粉体の他に、または、前記鉱物粉体に加え、トルマリン鉱物粉体やブラックシリカ粉体(黒色鉱物粉体)のうちの少なくとも1つを使用することもできる。
遠赤外線放射粉末13b(鉱物粉体)の全重量を100重量%としたときの二酸化ケイ素(SiO2)の重量割合は、50重量%以上であって60重量%以下の範囲、遠赤外線放射粉末13bの全重量を100重量%としたときの酸化アルミニウム(AIO3)の重量割合は、20重量%以上であって25重量%以下の範囲にあり、遠赤外線放射粉末13bの全重量を100重量%としたときの酸化第二鉄(FeO3)の重量割合は、10重量%以上であって15重量%以下の範囲にある。なお、遠赤外線放射粉末13bの全重量に対する二酸化ケイ素の好ましい重量割合は56.40重量%、酸化アルミニウムアルミナの好ましい重量割合は21.20重量%、酸化第二鉄の好ましい重量割合は12.60重量%である。
遠赤外線放射粉末13b(鉱物粉体)の全重量を100重量%としたときの酸化カルシウム(CaO)の重量割合は、3重量%以上であって7重量%以下の範囲、遠赤外線放射粉末13bの全重量を100重量%としたときの酸化マグネシウム(MgO)の重量割合は、2重量%以上であって5重量%以下の範囲にあり、遠赤外線放射粉末13bの全重量を100重量%としたときの酸化ナトリウム(NaO)の重量割合は、0.2重量%以上であって0.7重量%以下の範囲、遠赤外線放射粉末13bの全重量を100重量%としたときの酸化カリウム(KO)の重量割合は、0.1重量%以上であって0.3重量%以下の範囲にある。なお、遠赤外線放射粉末13bの全重量に対する酸化カルシウムの好ましい重量割合は3.78重量%、酸化マグネシウムの好ましい重量割合は2.86重量%であり、酸化ナトリウムの好ましい重量割合は0.42重量%、酸化カリウムの好ましい重量割合は0.17重量%である。
遠赤外線放射粉末13b(鉱物粉体)は、その赤外線放射率が8〜14μmの波長範囲において90%以上である。遠赤外線放射粉末13bは、異なる振動波長域を有する二酸化ケイ素や酸化アルミニウム、酸化第二鉄、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、酸化ナトリウム、酸化カリウムを含有し、それらがそれぞれ波長の異なる赤外線を放射する。遠赤外線放射粉末13bが単一の成分のみから作られている場合、放射波長はその成分の固有振動による波長のみとなり、放射効率が低くなるが、遠赤外線放射粉末13bは、それぞれ波長の異なる赤外線を放射する各種複数の成分を含有するから、単一の成分のみから作られた場合と比較し、高い赤外線放射効率を有する。
物質から放射される遠赤外線の波長分布は、その物質の組成や温度、分子構造によって決まるが、体温付近では、7〜14μm、特に8〜10μmの遠赤外線が放射の主体となる。この波長域に同調する分子振動を有する代表的な物質として、二酸化ケイ素(シリカ)や酸化アルミニウム(アルミナ)、酸化鉄があり、それらを最適な範囲で含有する遠赤外線放射粉末13bは、人の平均体温の波長と同一の波長域である8〜14μmの波長範囲において高い効率で赤外線を放射する。
木酢パウダー13cは、木炭焼成時に採取した木酢から作られ、木酢含有率が50〜80%である。木酢パウダー13cは、疲労回復効果および消臭効果を有する。竹酢パウダー13dは、竹炭焼成時に採取した竹酢から作られ、竹酢含有率が50〜80%である。竹酢パウダー13dは、疲労回復効果および消臭効果を有する。どくだみパウダー13eは、乾燥させたどくだみを微粉砕(粉末化)することから作られ、リラックス効果および抗菌・殺菌作用を有する。ビワパウダー13fは、ビワの種またはビワの葉を微粉砕(粉末化)することから作られ、老化防止効果や疲労回復効果を有し、韃靼蕎麦パウダー13gは、韃靼蕎麦を微粉砕(粉末化)することから作られ、血流促進作用を有する。キトサン13h(キトサン乾燥パウダー)は、解毒・毒排出作用を有し、ビタミンC13iは、免疫力向上効果を有する。
なお、図示はしていないが、収容成分13として、抗菌・殺菌作用を有する植物粉末(植物パウダー)と発汗作用を有する植物粉末(植物パウダー)とのうちの少なくとも一方が含まれていてもよい。抗菌・殺菌作用を有する植物粉末には、シソの葉パウダー、チョウジパウダー、ヒノキパウダー、ヒバパウダー、オレガノパウダー、タイムパウダー、セージパウダー、バジルパウダー、ローズマリーパウダー、ラベンダーパウダー等を使用することができる。また、ゼオライト系抗菌剤、シリカゲル系抗菌剤、ガラス系抗菌剤、リン酸カルシウム系抗菌剤、リン酸ジルコニウム系抗菌剤、酸化チタン系抗菌剤、セラミック系抗菌剤等が含まれる場合もある。発汗作用を有する植物粉末には、カモマイルパウダー、カルダモンパウダー、クローブパウダー、シナモンパウダー、ジュニパベリーパウダー、ジンジャーパウダー、セイジパウダー、タイムパウダー、バジルパウダー、フェンネルパウダー、ペパーミントパウダー、ユーカリパウダー等を使用することができる。
異方性永久磁石14は、その平面形状が矩形に成形されたラバー磁石(ゴム磁石)であり、図示はしていないが、横方向へN極とS極とが交互に並んでいる。異方性永久磁石14は、包装材12aの肌当接面28(通気透液性繊維不織布33)の中央に固着されている。異方性永久磁石14には、フェライトゴム磁石やネオジウムゴム磁石を使用することができる。異方性永久磁石14は、その磁力線の磁束密度が40〜80ミリテスラの範囲にある。異方性永久磁石14は、その縦方向の長さ寸法が8〜12mmの範囲にあり、その横方向の長さ寸法が6〜10mmの範囲にある。
なお、図1では1個の異方性永久磁石14が包装材12aの肌当接面28に固着されているが、永久磁石14の個数に特に制限はなく、2個以上の異方性永久磁石14が包装材12aの肌当接面28に固着されていてもよい。また、異方性永久磁石14の平面形状に特に制限はなく、矩形以外の形状(たとえば、球状や円形)の永久磁石14を使用することもできる。異方性永久磁石14には、ラバー磁石の他に、フェライト磁石やアルコニ磁石、サルコバ磁石、ネオジム磁石、フェライトプラスチック磁石、ネオジムプラスチック磁石を使用することもできる。異方性永久磁石14の他に、等方性永久磁石を使用することもできる。
包装材12aの収容部37(内部)には、その図示は省略するが、磁石粉末と複数個の粒状磁石とのうちの少なくとも一方が収容されていてもよい。磁石粉末には、フェライト磁石粉末やネオジム磁石粉末、サマコバ磁石粉末を使用することができる。粒状磁石は、その粒径が0.5〜2mmの球状磁石を使用することが好ましい。粒状磁石には、フェライト粒状磁石やアルコニ粒状磁石、サルコバ粒状磁石、ネオジム粒状磁石を使用することができる。
図6は、包装材12aを粘着シート11に貼付する手順を説明する図であり、図7は、包装材12aが粘着シート11に貼付された状態のシート状健康増進具10Aの平面図である。図8は、シート状健康増進具10Aを使用者38の足裏39に貼付する手順を説明する図である。このシート状健康増進具10Aの使用手順の一例は以下のとおりである。
なお、シート状健康増進具10Aの使用例として、使用者38の足裏39にシート状健康増進具10Aを貼付する場合を図示しているが、シート状健康増進具10Aは、足裏39の他に、使用者38の患部(つぼ)や他の部位(たとえば、手足の各部位)に貼付して使用することもできる。シート状健康増進具10Aの使用の一例としては、シート状健康増進具10Aを就寝前に使用者38の足裏38に装着する。使用者38は、シート状健康増進具10Aを足裏39に装着した状態で就寝し、起床後にシート状健康増進具10Aを足裏39から剥がし取る。
最初に、使用者38または介助者(図示せず)が疎水性繊維不織布17から剥離シート18の大面積部26を剥離して粘着面15(粘着剤21)を露出させ、疎水性繊維不織布17の粘着面15の略中央に包装材12aの肌非当接面27(不通気不透液性シート29)を貼付する。次に、包装材12aの外周縁(両側縁部および両端縁部)から径方向外方に延出する疎水性繊維不織布17の粘着面15(粘着剤21)を使用者38の足裏39の肌面に貼付する。疎水性繊維不織布17の粘着面15を使用者38の足裏39に貼付すると、包装材12aの肌当接面28(通気透液性繊維不織布33)が使用者38の足裏39の肌面に密着する。疎水性繊維不織布17の粘着面15を使用者38の足裏39の肌面に貼付した後、剥離シート18の小面積部25を疎水性繊維不織布17から剥離して粘着面15(粘着剤21)を露出させ、露出させた粘着面15を使用者38の足裏39の肌面に貼付する。
シート状健康増進具10Aを足裏39に装着した後、使用者38はそのままの状態で就寝する。シート状健康増進具10Aの装着中では、遠赤外線放射粉末13bが使用者38の足裏39の体温によって温められた後、蓄えた熱を遠赤外線放射粉末13bが遠赤外線として足裏39の肌面に向かって放射し、遠赤外線の温熱効果によって使用者39の足裏39が温められる。さらに、異方性永久磁石14が使用者38の足裏39の肌面に向かって磁力線を発し、足裏39の血行が促進され、足裏39のこりが解れる。
シート状健康増進具10Aの装着中では、使用者28が就寝中に足裏39から発散された汗が包装材12aの肌当接面28の通気透液性繊維不織布33を透過して包装材12aの収容部37に滲入する。包装材12aの収容部37に滲入した汗はデキストリン粉末13aに吸収され、汗によってデキストリン粉末13aが液状に変わる。シート状健康増進具10Aの装着中にデキストリン粉末13aが液状に変わると、デキストリン13aを除く他の収容成分13b〜13i(遠赤外線放射粉末13b、木酢パウダー13c、竹酢パウダー13d、どくだみパウダー13e、ビワパウダー13f、韃靼蕎麦パウダー13g、キトサン13h、ビタミンC13i(抗菌・殺菌作用を有する植物粉末や発汗作用を有する植物粉末を含む場合はそれら植物粉末))が液状のデキストリン13aに溶け込み、液状のデキストリン13aに溶け込んだ他の収容成分13b〜13iが液状のデキストリン13aとともに肌当接面28の通気透液性繊維不織布33を透過して使用者38の足裏39の肌面に付着する。
シート状健康増進具10Aは、液状のデキストリン13aに溶け込んだ他の収容成分13b〜13iが液状のデキストリン13aとともに通気透液性繊維不織布33を透過して足裏39の肌面に付着するから、それら収容成分13b〜13iが有する温熱効果や疲労回復効果、消臭効果、リラックス効果、老化防止効果、血流促進作用、解毒・毒排出効果、免疫効果、抗菌作用、発汗作用の各効能が使用者38の足裏39に確実に作用し、使用者38に対してそれら効能による効果が確実に発揮させる。使用者38が起床した後、使用者38または介助者は、シート状健康増進具10Aを足裏39から剥がし、使用済みのシート状健康増進具10Aを廃棄する。シート状健康増進具10Aを足裏39から剥がすと、液状のデキストリン13aおよびそれに溶け込んだ他の収容成分13b〜13iが足裏39に付着しているから、足裏39を洗浄して液状のデキストリン13aおよび収容成分13b〜13iを洗い流す。
シート状健康増進具10Aは、包装材12aの肌当接面28の通気透液性繊維不織布33に固着されて使用者38の肌面に磁力線を発する異方性永久磁石14(磁気発生材)と使用者38の体温によって温められて使用者38の肌面に遠赤外線を放射する遠赤外線放射粉末13bとを含み、それを使用者38の患部(つぼ)や所定の部位に貼付することにより、異方性永久磁石14から発せられた磁力線の作用によって使用者38の筋肉組織の血行を改善し、筋肉組織の緊張を解いてこりをほぐすことができる他、遠赤外線放射粉末13bが使用者38の体温によって温められた後に蓄えた熱を遠赤外線として使用者38の肌面に放射するから、遠赤外線が肌に対する温熱効果を発揮し、遠赤外線によって使用者38の肌を温めることができる。
シート状健康増進具10Aは、遠赤外線放射粉末13bから放射された遠赤外線の温熱効果と異方性永久磁石14(磁気発生材)から発せられた磁力線との相互作用によって血行が良くなり、筋肉の疲れを取ることができるとともに、神経痛や筋肉痛を緩和することができる。シート状健康増進具10Aは、デキストリン粉末13aが使用者38の肌面から発散されて通気透液性繊維不織布33を透過した汗を吸収して液状に変わり、汗とそれに含まれる老廃物とがデキストリン13aに吸収されるから、デキストリン粉末13aの水分老廃物吸収作用によって使用者38の手足のむくみを解消することができるとともに、使用者38の新陳代謝を促進することができる。
シート状健康増進具10Aは、液状のデキストリン13aに溶け込んだ他の収容成分13b〜13gが液体のデキストリン13aとともに通気透液性繊維不織布33を透過して使用者38の肌面に付着することで、それら収容成分13b〜13gが有する疲労回復効果や消臭効果、リラックス効果、老化防止効果、解毒・毒排出効果、免疫効果、抗菌作用、発汗作用の各効能を使用者38に確実に作用させることができ、使用者38に対してそれら効能による効果を確実に発揮させることができる。
シート状健康増進具10Aは、収容成分13として木酢パウダー13cや竹酢パウダー13d、どくだみパウダー13e、ビワパウダー13f、韃靼蕎麦パウダー13g、キトサン13h、ビタミンC13iを含むから、木酢パウダー13cおよび竹酢パウダー13dが有する疲労回復効果や消臭効果によって使用者38の筋肉も疲れを取ることができるとともに、使用者38の肌から発散される臭いを除去することができる。シート状健康増進具10Aは、どくだみパウダー13eが有するリラックス効果や抗菌・殺菌作用によって使用者38の緊張を緩和しつつ肌面の除菌や殺菌をすることができ、ビワパウダー13fが有する老化防止効果や疲労回復効果によって使用者の老化を防ぎ、使用者の疲労を回復させることができるとともに、韃靼蕎麦パウダー13gが有する血流促進作用によって使用者の血流を改善することができる。さらに、キトサン13hが有する解毒・毒排出作用によって使用者38から老廃物を排出させ、使用者38の新陳代謝を促進することができ、ビタミンC13iが有する免疫力向上効果によって使用者38の免疫力を向上させることができる。
シート状健康増進具10Aが収容成分13として抗菌作用を有する植物粉末と発汗作用を有する植物粉末との少なくとも一方を含む場合、抗菌・殺菌作用を有する植物粉末を含むことで、健康増進具10Aを貼付した肌面の除菌や殺菌をすることができ、発汗作用を有する植物粉末を含むことで、健康増進具10Aを貼付した肌面からの発汗が促進され、筋肉の緊張をほぐすことができ、使用者38の肌面の水分を消散させることができるとともに、使用者38の手足のむくみを解消することができる。
磁石粉末と複数個の粒状磁石とのうちの少なくとも一方が包装材12aの収容部37(内部)に収容されている場合、異方性永久磁石14から磁力線が発せられるとともに、磁石粉末や粒状磁石から磁力線が発せられ、異方性永久磁石14の磁力線の作用および磁石粉末や粒状磁石の磁力線の作用によって使用者38の筋肉組織の血行を改善し、筋肉組織の緊張を解いてこりをほぐすことができる。
シート状健康増進具10Aは、疎水性繊維不織布17の粘着面15に包装材12aの肌非当接面27の不通気不透液性シート29を貼付ししつつ、疎水性繊維不織布17の粘着面15(粘着シート11の粘着面)を使用者38の肌面に貼付することで、健康増進具10Aを手間を要せず簡単に使用者38の所定の部位の肌面に貼付することができ、健康増進具10Aを何時でも手軽に利用することができる。
シート状健康増進具10Aは、包装材12aの不通気不透液性シート29が包装材12aよりも面積が大きい疎水性繊維不織布17の粘着面15(粘着シート11の粘着面)に貼付されるから、使用者38の汗を吸収して液状に変わったデキストリン13aが疎水性繊維不織布17(粘着シート11)の外側に漏れ出すことはなく、液状のデキストリン13a(それに溶け込んだ各収容成分13b〜13g)が疎水性繊維不織布17(粘着シート11)の外側に漏れ出すことによる汚れを防ぐことができる。
図9は、他の一例として示す包装材12bの平面図であり、図10は、図9のC−C線端面図である。図11は、包装材12bが粘着シート11に貼付された状態のシート状健康増進具10Bの平面図である。この包装材12bが図1のそれと異なるところは、包装材12bの肌当接面28(通気透液性繊維不織布33)に粒状の複数個の永久磁石40が固着されている点にあり、その他の構成は図1の包装材12aのそれらと同一であるから、図1の包装材12aと同一の符号を付すとともに、図1の包装材12aの説明を援用することで、この包装材12bの詳細な説明は省略する。
シート状健康増進具10Bは、所定面積の粘着シート11と、所定面積の包装材12b(包装袋)と、包装材12bに収容された収容成分13と、複数個の永久磁石40(磁気発生材)とから形成されている。粘着シート11は、粘着面15および非粘着面16を有する疎水性繊維不織布17と、剥離面に剥離加工が施された剥離シート18(剥離紙)とから形成されている。疎水性繊維不織布17や剥離シート18は、シート状健康増進具10Aのそれらと同一である(図4,5参照)。
包装材12bは、肌非当接面27および肌当接面28を有し、肌非当接面27が所定面積の不通気不透液性シート29から作られ、肌当接面28が所定面積の通気透液性繊維不織布33から作られている。不通気不透液性シート29や通気透液性繊維不織布33は、包装材12aのそれらと同一である。包装材12bでは、不通気不透液性シート29の両側縁部30(外周縁部)と通気透液性繊維不織布33の両側縁部34(外周縁部)とが所定の幅(たとえば、5〜8mm)で水密に固着され、不通気不透液性シート29の両端縁部31(外周縁部)と通気透液性繊維不織布33の両端縁部35(外周縁部)とが所定の幅(たとえば、5〜8mm)で水密に固着されている。包装材12bは、4方向がすべて固着(シール)された四方シール包装材12bである。
収容成分13は、包装材12bの収容部37(内部)に収容され、デキストリン粉末13a、遠赤外線放射粉末13b、木酢パウダー13c(木酢粉末)、竹酢パウダー13d(竹酢粉末)、どくだみパウダー13e(どくだみ粉末)、ビワパウダー13f(ビワ粉末)、韃靼蕎麦パウダー13g(韃靼蕎麦粉末)、キトサン13h、ビタミンC13iから形成されている。包装材12bに収容されたそれら収容成分13a〜13iは、図1の包装材12aに収容されたそれらと同一である(図3参照)。粉末成分13の全重量を100重量%としたときのデキストリン粉末13aの重量割合は図1の包装材12aのそれと同一である。なお、収容成分13として、抗菌・殺菌作用を有する既述の植物粉末(植物パウダー)と発汗作用を有する既述の植物粉末(植物パウダー)とのうちの少なくとも一方が含まれていてもよい。
粒状の複数個の永久磁石40(磁気発生材)は、包装材12bの肌当接面28(通気透液性繊維不織布33)に固着され、縦方向(一方向)へ所定寸法離間して一列に並ぶとともに、横方向(一方向と交差する方向)へ所定寸法離間して一列に並んでいる。それら永久磁石40は、その磁力線の磁束密度が40〜80ミリテスラの範囲にある。永久磁石40は、その粒径が0.5〜2mmの粒状磁石を使用することが好ましい。異方性永久磁石40には、フェライト粒状磁石やアルコニ粒状磁石、サルコバ粒状磁石、ネオジム粒状磁石を使用することができる。なお、永久磁石40には、異方性のそれを使用することが好ましいが、等方性を使用することもできる。また、包装材12bの収容部37(内部)には、既述の磁石粉末と既述の複数個の粒状磁石とのうちの少なくとも一方が収容されていてもよい。
シート状健康増進具10Bを使用者38の足裏39に貼付する手順は、シート状健康増進具10Aのそれと同一であるから、図6〜図8の説明を援用することで、その説明は省略する。なお、シート状健康増進具10Bは、使用者38の足裏39の他に、使用者38の患部(つぼ)や他の部位(たとえば、手足の各部位)に貼付して使用することもできる。
シート状健康増進具10Bを足裏39に装着した後、使用者38はそのままの状態で就寝する。シート状健康増進具10Bの装着中では、遠赤外線放射粉末13bが使用者38の足裏39の体温によって温められた後、蓄えた熱を遠赤外線放射粉末13bが遠赤外線として足裏39の肌面に向かって放射し、遠赤外線の温熱効果によって使用者39の足裏39が温められる。さらに、異方性永久磁石40が使用者38の足裏39の肌面に向かって磁力線を発し、足裏39の血行が促進され、足裏39のこりが解れる。
シート状健康増進具10Bの装着中では、通気透液性繊維不織布33を透過して包装材12bの収容部37に滲入した汗がデキストリン粉末13aに吸収され、汗によってデキストリン粉末13aが液状に変わる。シート状健康増進具10Bの装着中にデキストリン粉末13aが液状に変わると、デキストリン13aを除く他の収容成分13b〜13iが液状のデキストリン13aに溶け込み、液状のデキストリン13aに溶け込んだ他の収容成分13b〜13iが液状のデキストリン13aとともに肌当接面28の通気透液性繊維不織布33を透過して使用者38の足裏39の肌面に付着する。
シート状健康増進具10Bは、シート状健康増進具10Aが有する効果を備えていることはもちろん、粒状の複数個の異方性永久磁石40が包装材12bの肌当接面28(通気透液性繊維不織布33)に縦横方向へ一列に並んでいるから、それら永久磁石40から多くの磁力線が発せられ、各永久磁石40から発せられた磁力線の作用によって使用者38の筋肉組織の血行を確実に改善し、筋肉組織の緊張を解いてこりを確実にほぐすことができる。
図12は、他の一例として示す包装材12cの平面図であり、図13は、図12のD−D線端面図である。図14は、包装材12cが粘着シート11に貼付された状態のシート状健康増進具10Cの平面図である。この包装材12cが図1のそれと異なるところは、包装材12cの肌当接面28(通気透液性繊維不織布33)に遠赤外線放射材42と異方性永久磁石43とから形成された磁気発生材41が固着されている点にあり、その他の構成は図1の包装材12aのそれらと同一であるから、図1の包装材12aと同一の符号を付すとともに、図1の包装材12aの説明を援用することで、この包装材12cの詳細な説明は省略する。
シート状健康増進具10Cは、所定面積の粘着シート11と、所定面積の包装材12c(包装袋)と、包装材12cに収容された収容成分13と、磁気発生材41とから形成されている。粘着シート11は、粘着面15および非粘着面16を有する疎水性繊維不織布17と、剥離面に剥離加工が施された剥離シート18(剥離紙)とから形成されている。疎水性繊維不織布17や剥離シート18は、シート状健康増進具10Aのそれらと同一である(図4,5参照)。
包装材12cは、肌非当接面27および肌当接面28を有し、肌非当接面27が所定面積の不通気不透液性シート29から作られ、肌当接面28が所定面積の通気透液性繊維不織布33から作られている。不通気不透液性シート29や通気透液性繊維不織布33は、包装材12aのそれらと同一である。包装材12cでは、不通気不透液性シート29の両側縁部30(外周縁部)と通気透液性繊維不織布33の両側縁部34(外周縁部)とが所定の幅(たとえば、5〜8mm)で水密に固着され、不通気不透液性シート29の両端縁部31(外周縁部)と通気透液性繊維不織布33の両端縁部35(外周縁部)とが所定の幅(たとえば、5〜8mm)で水密に固着されている。包装材12cは、4方向がすべて固着(シール)された四方シール包装材12cである。
収容成分13は、包装材12bの収容部37(内部)に収容され、デキストリン粉末13a、遠赤外線放射粉末13b、木酢パウダー13c(木酢粉末)、竹酢パウダー13d(竹酢粉末)、どくだみパウダー13e(どくだみ粉末)、ビワパウダー13f(ビワ粉末)、韃靼蕎麦パウダー13g(韃靼蕎麦粉末)、キトサン13h、ビタミンC13iから形成されている。包装材12cに収容されたそれら収容成分13a〜13iは、図1の包装材12aに収容されたそれらと同一である(図3参照)。粉末成分13の全重量を100重量%としたときのデキストリン粉末13aの重量割合は図1の包装材12aのそれと同一である。なお、収容成分13として、抗菌・殺菌作用を有する既述の植物粉末(植物パウダー)と発汗作用を有する既述の植物粉末(植物パウダー)とのうちの少なくとも一方が含まれていてもよい。
磁気発生材41は、遠赤外線を放出する遠赤外線放射材42と磁力線を発する永久磁石43とから形成されている。遠赤外線放射材42は、多孔質のセラミック成形物である。遠赤外線放射材42は、加熱すると遠赤外線を放出する堆積鉱物(天然鉱石)を微粉砕した微細な鉱物粉体にバインダー(ポリビニルアルコール5%を含む水溶液)を加え、その鉱物粉体を造粒加工して成形した後、成形された鉱物粉体を焼結することで作られている。成形加工時に加えたバインダーは、焼結によって焼失する。なお、遠赤外線放射材42(セラミック成形物)の製造方法の一例としては、特開2005−27922に開示されている。
遠赤外線放射材42は、所定の厚みを有する略円盤状に成形され、平面形状が略円形かつ扁平なの固着面44と、平面形状が略円形かつ扁平なの当接面45と、それら面44,45の間に延びる周面46とを有する。固着面44は、包装材12cの肌当接面28(通気透液性繊維不織布33)の中央に固着されている。遠赤外線放射材42は、その最大厚み寸法が2.0〜4.0mmの範囲、その直径が5.0〜6.5mmの範囲にある。
遠赤外線放射材42を形成する鉱物粉体は、二酸化ケイ素(シリカ:SiO2)と酸化アルミニウム(アルミナ:AIO3)と酸化第二鉄(FeO3)とを主成分とし、その他の成分として、酸化カルシウム(CaO)、酸化マグネシウム(MgO)、酸化ナトリウム(NaO)、酸化カリウム(KO)を含有する。鉱物粉体の加熱処理の温度は、200〜300℃の範囲にある。鉱物粉体の平均粒径は、0.5〜220μmの範囲にある。なお、遠赤外線放射材42は、前記鉱物粉体の他に、セラミック粉体を使用することもできる。セラミック粉体は、二酸化ジルコニウム(ジルコミア)、二酸化ケイ素(シリカ)、酸化アルミニウム(アルミナ)、ケイ酸塩鉱物(コージェライト)、アルミノケイ酸塩鉱物(ムライト)、酸化マグネシウム(マグネシア)、二酸化チタン(チタニア)から選択された少なくとも1種類以上のセラミックを微粉砕して作ることができる。
遠赤外線放射材42(鉱物粉体)の全重量を100重量%としたときの二酸化ケイ素(SiO2)の重量割合や酸化アルミニウム(AIO3)の重量割合、酸化第二鉄(FeO3)の重量割合、酸化カルシウム(CaO)の重量割合、酸化マグネシウム(MgO)の重量割合、酸化ナトリウム(NaO)の重量割合、酸化カリウム(KO)の重量割合は、遠赤外線放射粉末13bのそれらと同一である。
遠赤外線放射材42は、その赤外線放射率が8〜14μmの波長範囲において98%以上である。遠赤外線放射材42は、異なる振動波長域を有する既述の各種複数の金属酸化物や無機塩類、有機物を含有し、単一の成分のみから作られた場合と比較し、それらがそれぞれ波長の異なる赤外線を放射する。遠赤外線放射材が単一の成分のみから作られている場合、放射波長はその成分の固有振動による波長のみとなり、放射効率が低くなるが、遠赤外線放射材42は、それぞれ波長の異なる赤外線を放射する各種複数の成分を含有するから、単一の成分のみから作られた場合と比較し、高い赤外線放射効率を有する。
物質から放射される遠赤外線の波長分布は、体温付近において、7〜14μm、特に8〜10μmの遠赤外線が放射の主体となる。この波長域に同調する分子振動を有する代表的な物質として、二酸化ケイ素(シリカ)や酸化アルミニウム(アルミナ)、酸化鉄があり、それらを最適な範囲で含有する遠赤外線放射材42は、人体の平均体温の波長と同一の波長域である8〜14μmの波長範囲において高い効率で赤外線を放射する。
物質の構造と遠赤外線の放射機能との関係は、結晶性が高いほど放射波長のピーク性が高まり、多孔質になるほどピーク幅が広がり、さらに、表面が平滑なほど放射の方位性が高まる。したがって、人体の平均体温の波長と同一の波長域である7〜14μmの波長範囲において高い放射率を有し、8〜10μmの波長範囲に最大放射ピークがあり、表面からあらゆる方向へ満遍なく遠赤外線を放射する材料として、二酸化ケイ素(シリカ)や酸化アルミニウム(アルミナ)、酸化鉄の適量を主成分として含有するとともに多孔質に成形(焼結)された遠赤外線放射材42が最適である。
永久磁石43は、略円柱状に成形され、固定部47および扁平の露出部48を有する。永久磁石43には、異方性のそれを使用することが好ましいが、等方性を使用することもできる。永久磁石43には、フェライト磁石やアルコニ磁石、サルコバ磁石、ネオジム磁石を使用することもできる。永久磁石43の固定部47は、遠赤外線放射材42の当接面45から固定面44に向かって放射材42の内部に埋め込まれ、放射材42の中央部に固定されている。永久磁石43の露出部48は、遠赤外線放射材42の当接面45から外側に露出している。
永久磁石43の露出部48は、その端面が遠赤外線放射材42の当接面45に対して同一面上にあり、露出部48の端面と放射材42の当接面45との間に段差がなく、露出部48の端面と当接面45とが面一になっている。異方性永久磁石43では、その露出部48がN極であり、露出部48から発生する磁力線の磁束密度が40〜80ミリテスラの範囲にある。永久磁石43は、その直径が2.0〜3.0mmの範囲にあり、その厚み寸法が2.0〜3.5mmの範囲にある。
シート状健康増進具10Cを使用者38の足裏39に貼付する手順は、シート状健康増進具10Aのそれと同一であるから、図6〜図8の説明を援用することで、その説明は省略する。シート状健康増進具10Cを使用者38の足裏39に貼付すると、遠赤外線放射材42の当接面45が足裏39の肌面に当接するとともに、永久磁石43の露出部48の端面が足裏39の肌面に当接する。シート状健康増進具10Cでは、永久磁石43の露出部48から磁力線が足裏38の肌面に発せられるとともに、遠赤外線放射材42が使用者38の体温によって温められた後、遠赤外線放射材42に蓄えられた熱が遠赤外線として放射材42から足裏39の肌面に放射される。なお、シート状健康増進具10Cは、使用者38の足裏39の他に、使用者38の患部(つぼ)や他の部位(たとえば、手足の各部位)に貼付して使用することもできる。
シート状健康増進具10Cを足裏39に装着した後、使用者38はそのままの状態で就寝する。シート状健康増進具10Cの装着中では、遠赤外線放射粉末13bや遠赤外線放射材42が使用者38の足裏39の体温によって温められた後、蓄えた熱を遠赤外線放射粉末13bや遠赤外線放射材42が遠赤外線として足裏39の肌面に向かって放射し、遠赤外線の温熱効果によって使用者39の足裏39が温められる。さらに、永久磁石43が使用者38の足裏39の肌面に向かって磁力線を発し、足裏39の血行が促進され、足裏39のこりが解れる。
シート状健康増進具10Cの装着中では、通気透液性繊維不織布33を透過して包装材12cの収容部37に滲入した汗がデキストリン粉末13aに吸収され、汗によってデキストリン粉末13aが液状に変わる。シート状健康増進具10Cの装着中にデキストリン粉末13aが液状に変わると、デキストリン13aを除く他の収容成分13b〜13iが液状のデキストリン13aに溶け込み、液状のデキストリン13aに溶け込んだ他の収容成分13b〜13iが液状のデキストリン13aとともに肌当接面28の通気透液性繊維不織布33を透過して使用者38の足裏39の肌面に付着する。
シート状健康増進具10Cは、シート状健康増進具10Aが有する効果を備えていることはもちろん、使用者38の肌面に遠赤外線を放射する遠赤外線放射材42と使用者39の肌面に磁力線を発する永久磁石43とを含むから、永久磁石43の露出部48から発せられた磁力線の作用によって使用者の筋肉組織の血行を確実に改善し、筋肉組織の緊張をといてこりを確実にほぐすことができるとともに、遠赤外線放射材42が使用者39の体温によって温められた後に蓄えた熱を遠赤外線として使用者39の肌面に放射するから、遠赤外線が肌に対する温熱効果を発揮し、遠赤外線によって使用者39の肌を確実に温めることができる。
図15は、他の一例として示すシート状健康増進具10Dの部分破断平面図であり、図16は、図15のE−E線端面図である。図15では、剥離シート18(剥離紙)の一部を破断して示す。シート状健康増進具10Dが図1のそれと異なるところは、包装材12aの肌非当接面27(不通気不透液性シート29)が疎水性繊維不織布17(粘着シート)の粘着面15の略中央に固着され、包装材12aの肌当接面28(通気透液性繊維不織布33)と疎水性繊維不織布17の粘着面15とが剥離シート18に被覆保護されている点にあり、その他の構成は図1〜図5のシート状健康増進具10Aのそれらと同一であるから、図1〜図5のシート状健康増進具10Aと同一の符号を付すとともに、図1〜図5のシート状健康増進具10Aの説明を援用することで、このシート状健康増進具10Dのその他の構成の説明は省略する。
シート状健康増進具10Dは、粘着面15および非粘着面16を有する疎水性繊維不織布17(粘着シート)と、剥離面に剥離加工が施された剥離シート18(剥離紙)と、所定面積の包装材12aと、包装材12aに収容された収容成分13a〜13iと、異方性永久磁石14(磁気発生材)とから形成されている。疎水性繊維不織布17や剥離シート18、包装材12a、収容成分13a〜13i、異方性永久磁石14は、シート状健康増進具10Aのそれらと同一である。
包装材12aは、疎水性繊維不織布17と剥離シート18(剥離紙)との間に介在し、包装材12aの肌非当接面27(不通気不透液性シート29)が疎水性繊維不織布17の粘着面15の略中央に固着されている。シート状健康増進具10Dでは、包装材12aを後から疎水性繊維不織布17の粘着面15に貼付するのではなく、あらかじめ疎水性繊維不織布17と包装材12aとが一体になっている。シート状健康増進具10Dでは、包装材12aの肌当接面28(通気透液性繊維不織布33)と異方性永久磁石14と包装材12aの外周縁から径方向外方に延出する疎水性繊維不織布17の粘着面15とが剥離シート18に被覆保護されている。
シート状健康増進具10Dを使用者38の足裏39に貼付する手順は、以下のとおりである。使用者38または介助者(図示せず)がシート状健康増進具10Dから剥離シート18の大面積部26を剥離して疎水性繊維不織布17の粘着面15(粘着剤21)と包装材12aとを露出させ、包装材12aの外周縁(両側縁部および両端縁部)から径方向外方に延出する疎水性繊維不織布17の粘着面15(粘着剤21)を使用者38の足裏39の肌面に貼付する。疎水性繊維不織布17の粘着面15を使用者38の足裏39に貼付すると、包装材12aの肌当接面28(通気透液性繊維不織布33)が使用者38の足裏39の肌面に密着する。疎水性繊維不織布17の粘着面15を使用者38の足裏39の肌面に貼付した後、剥離シート18の小面積部25を疎水性繊維不織布17から剥離して粘着面15(粘着剤21)を露出させ、露出させた粘着面15を使用者38の足裏39の肌面に貼付する。なお、シート状健康増進具10Dは、足裏39の他に、使用者38の患部(つぼ)や他の部位(たとえば、手足の各部位)に貼付して使用することもできる。
シート状健康増進具10Dは、シート状健康増進具10Aが有する効果に加え、以下の効果を有する。シート状健康増進具10Dは、包装材12aが所定面積の疎水性繊維不織布17(粘着シート)の粘着面15に固着されて疎水性繊維不織布17と包装材12aとが一体になっているから、健康増進具10Dの使用時に、疎水性繊維不織布17の粘着面15と包装材12aの肌当接面28とから剥離シート18を剥離し、疎水性繊維不織布17の粘着面15を使用者38の肌面に貼付することで、健康増進具10Dを手間を要せず簡単に使用者38の所定の部位の肌面に貼付することができ、健康増進具10Dを何時でも手軽に利用することができる。また、包装材12aがそれよりも面積が大きい疎水性繊維不織布17(粘着シート)の粘着面15に貼付されて疎水性繊維不織布17と包装材12aとが一体になっているから、使用者38の汗を吸収して液状に変わったデキストリン13aが疎水性繊維不織布17の外側に漏れ出すことはなく、液状のデキストリン13aが疎水性繊維不織布17の外側に漏れ出すことによる汚れを防ぐことができる。
図17は、他の一例として示すシート状健康増進具10Eの部分破断平面図であり、図18は、図17のF−F線端面図である。図17では、剥離シート18(剥離紙)の一部を破断して示す。シート状健康増進具10Eが図9のそれと異なるところは、包装材12bの肌非当接面27(不通気不透液性シート29)が疎水性繊維不織布17(粘着シート)の粘着面15の略中央に固着され、包装材12bの肌当接面28(通気透液性繊維不織布33)と疎水性繊維不織布17の粘着面15とが剥離シート18に被覆保護されている点にあり、その他の構成は図9〜図11のシート状健康増進具10Bのそれらと同一であるから、図9〜図11のシート状健康増進具10Bと同一の符号を付すとともに、図9〜図11のシート状健康増進具10Bの説明を援用することで、このシート状健康増進具10Eのその他の構成の説明は省略する。
シート状健康増進具10Eは、粘着面15および非粘着面16を有する疎水性繊維不織布17(粘着シート)と、剥離面に剥離加工が施された剥離シート18(剥離紙)と、所定面積の包装材12bと、包装材12bに収容された収容成分13a〜13iと、複数個の異方性永久磁石40(磁気発生材)とから形成されている。疎水性繊維不織布17や剥離シート18、包装材12b、収容成分13a〜13i、異方性永久磁石40は、シート状健康増進具10Bのそれらと同一である。
包装材12bは、疎水性繊維不織布17と剥離シート18(剥離紙)との間に介在し、包装材12bの肌非当接面27(不通気不透液性シート29)が疎水性繊維不織布17の粘着面15の略中央に固着されている。シート状健康増進具10Eでは、包装材12bを後から疎水性繊維不織布17の粘着面15に貼付するのではなく、あらかじめ疎水性繊維不織布17と包装材12bとが一体になっている。シート状健康増進具10Eでは、包装材12bの肌当接面28(通気透液性繊維不織布33)とそれら異方性永久磁石40と包装材12bの外周縁から径方向外方に延出する疎水性繊維不織布17の粘着面15とが剥離シート18に被覆保護されている。シート状健康増進具10Eを使用者38の足裏39に貼付する手順は、シート状健康増進具10Dのそれと同一であるから、その説明は省略する。なお、シート状健康増進具10Eは、足裏39の他に、使用者38の患部(つぼ)や他の部位(たとえば、手足の各部位)に貼付して使用することもできる。
シート状健康増進具10Eは、シート状健康増進具10Aやシート状健康増進具10Bが有する効果に加え、以下の効果を有する。シート状健康増進具10Eは、包装材12bが所定面積の疎水性繊維不織布17(粘着シート)の粘着面15に固着されて疎水性繊維不織布17と包装材12bとが一体になっているから、健康増進具10Eの使用時に、疎水性繊維不織布17の粘着面15と包装材12bの肌当接面28とから剥離シート18を剥離し、疎水性繊維不織布17の粘着面15を使用者38の肌面に貼付することで、健康増進具10Eを手間を要せず簡単に使用者38の所定の部位の肌面に貼付することができ、健康増進具10Eを何時でも手軽に利用することができる。また、包装材12bがそれよりも面積が大きい疎水性繊維不織布17(粘着シート)の粘着面15に貼付されて疎水性繊維不織布17と包装材12bとが一体になっているから、使用者38の汗を吸収して液状に変わったデキストリン13aが疎水性繊維不織布17の外側に漏れ出すことはなく、液状のデキストリン13aが疎水性繊維不織布17の外側に漏れ出すことによる汚れを防ぐことができる。
図19は、他の一例として示すシート状健康増進具10Fの部分破断平面図であり、図20は、図19のG−G線端面図である。図19では、剥離シート18(剥離紙)の一部を破断して示す。シート状健康増進具10Fが図12のそれと異なるところは、包装材12cの肌非当接面27(不通気不透液性シート29)が疎水性繊維不織布17(粘着シート)の粘着面15の略中央に固着され、包装材12cの肌当接面28(通気透液性繊維不織布33)と疎水性繊維不織布17の粘着面15とが剥離シート18に被覆保護されている点にあり、その他の構成は図12〜図14のシート状健康増進具10Cのそれらと同一であるから、図12〜図14のシート状健康増進具10Cと同一の符号を付すとともに、図12〜図14のシート状健康増進具10Cの説明を援用することで、このシート状健康増進具10Fのその他の構成の説明は省略する。
シート状健康増進具10Fは、粘着面15および非粘着面16を有する疎水性繊維不織布17(粘着シート)と、剥離面に剥離加工が施された剥離シート18(剥離紙)と、所定面積の包装材12cと、包装材12cに収容された収容成分13a〜13iと、磁気発生材41とから形成されている。疎水性繊維不織布17や剥離シート18、包装材12c、収容成分13a〜13i、磁気発生材41は、シート状健康増進具10Cのそれらと同一である。
包装材12cは、疎水性繊維不織布17と剥離シート18(剥離紙)との間に介在し、包装材12cの肌非当接面27(不通気不透液性シート29)が疎水性繊維不織布17の粘着面15の略中央に固着されている。シート状健康増進具10Fでは、包装材12cを後から疎水性繊維不織布17の粘着面15に貼付するのではなく、あらかじめ疎水性繊維不織布17と包装材12cとが一体になっている。シート状健康増進具10Fでは、包装材12cの肌当接面28(通気透液性繊維不織布33)と磁気発生材41と包装材12cの外周縁から径方向外方に延出する疎水性繊維不織布17の粘着面15とが剥離シート18に被覆保護されている。シート状健康増進具10Fを使用者38の足裏39に貼付する手順は、シート状健康増進具10Dのそれと同一であるから、その説明は省略する。なお、シート状健康増進具10Fは、足裏39の他に、使用者38の患部(つぼ)や他の部位(たとえば、手足の各部位)に貼付して使用することもできる。
シート状健康増進具10Fは、シート状健康増進具10Aやシート状健康増進具10Cが有する効果に加え、以下の効果を有する。シート状健康増進具10Fは、包装材12cが所定面積の疎水性繊維不織布17(粘着シート)の粘着面15に固着されて疎水性繊維不織布17と包装材12cとが一体になっているから、健康増進具10Fの使用時に、疎水性繊維不織布17の粘着面15と包装材12cの肌当接面28とから剥離シート18を剥離し、疎水性繊維不織布17の粘着面15を使用者38の肌面に貼付することで、健康増進具10Fを手間を要せず簡単に使用者38の所定の部位の肌面に貼付することができ、健康増進具10Fを何時でも手軽に利用することができる。また、包装材12cがそれよりも面積が大きい疎水性繊維不織布17(粘着シート)の粘着面15に貼付されて疎水性繊維不織布17と包装材12cとが一体になっているから、使用者38の汗を吸収して液状に変わったデキストリン13aが疎水性繊維不織布17の外側に漏れ出すことはなく、液状のデキストリン13aが疎水性繊維不織布17の外側に漏れ出すことによる汚れを防ぐことができる。
図21は、他の一例として示す包装材12dの平面図であり、図22は、図21のH−H線端面図である。図23は、包装材12dの収容部37に収容される収容成分13a〜13kを模式的に表した図であり、図24は、包装材12dが粘着シート11に貼付された状態のシート状健康増進具10Gの平面図である。この包装材12dが図1のそれと異なるところは、包装材12dの収容部37に複数個の粒状磁石13jと磁石粉末13kとのうちの少なくとも一方が収容されている点にあり、その他の構成は図1の包装材12aのそれらと同一であるから、図1の包装材12aと同一の符号を付すとともに、図1の包装材12aの説明を援用することで、この包装材12bの詳細な説明は省略する。
シート状健康増進具10Gは、所定面積の粘着シート11と、所定面積の包装材12d(包装袋)と、包装材12dの収容部37に収容された収容成分13とから形成されている。粘着シート11は、粘着面15および非粘着面16を有する疎水性繊維不織布17と、剥離面に剥離加工が施された剥離シート18(剥離紙)とから形成されている。疎水性繊維不織布17や剥離シート18は、シート状健康増進具10Aのそれらと同一である(図4,5参照)。
包装材12dは、肌非当接面27および肌当接面28を有し、肌非当接面27が所定面積の不通気不透液性シート29から作られ、肌当接面28が所定面積の通気透液性繊維不織布33から作られている。不通気不透液性シート29や通気透液性繊維不織布33は、包装材12aのそれらと同一である。包装材12dでは、不通気不透液性シート29の両側縁部30(外周縁部)と通気透液性繊維不織布33の両側縁部34(外周縁部)とが所定の幅(たとえば、5〜8mm)で水密に固着され、不通気不透液性シート29の両端縁部31(外周縁部)と通気透液性繊維不織布33の両端縁部35(外周縁部)とが所定の幅(たとえば、5〜8mm)で水密に固着されている。包装材12dは、4方向がすべて固着(シール)された四方シール包装材12dである。
収容成分13は、デキストリン粉末13a、遠赤外線放射粉末13b、木酢パウダー13c(木酢粉末)、竹酢パウダー13d(竹酢粉末)、どくだみパウダー13e(どくだみ粉末)、ビワパウダー13f(ビワ粉末)、韃靼蕎麦パウダー13g(韃靼蕎麦粉末)、キトサン13h、ビタミンC13i、複数個の粒状磁石13jと磁石粉末13kとのうちの少なくとも一方から形成されている。包装材12dに収容されたそれら収容成分13a〜13iは、図1の包装材12aに収容されたそれらと同一である。粉末成分13の全重量を100重量%としたときのデキストリン粉末13aの重量割合は図1の包装材12aのそれと同一である。なお、収容成分13として、抗菌・殺菌作用を有する既述の植物粉末(植物パウダー)と発汗作用を有する既述の植物粉末(植物パウダー)とのうちの少なくとも一方が含まれていてもよい。なお、収容成分13には、木酢パウダー13c、竹酢パウダー13d、どくだみパウダー13e、ビワパウダー13f、韃靼蕎麦パウダー13gのうちの少なくとも1つが含まれていればよい。、
粒状磁石13jには、方性のそれを使用することが好ましいが、等方性を使用することもできる。粒状磁石13jには、その粒径が0.5〜2mmのフェライト粒状磁石やアルコニ粒状磁石、サルコバ粒状磁石、ネオジム粒状磁石を使用することができる。磁石粉末13kには、フェライト磁石粉末やネオジム磁石粉末、サマコバ磁石粉末を使用することができる。粒状磁石13iや磁石粉末13kは、磁力線の磁束密度が40〜80ミリテスラの範囲にある。
シート状健康増進具10Gを使用者38の足裏39に貼付する手順は、シート状健康増進具10Aのそれと同一であるから、図6〜図8の説明を援用することで、その説明は省略する。なお、シート状健康増進具10Gは、使用者38の足裏39の他に、使用者38の患部(つぼ)や他の部位(たとえば、手足の各部位)に貼付して使用することもできる。
シート状健康増進具10Gを足裏39に装着した後、使用者38はそのままの状態で就寝する。シート状健康増進具10Gの装着中では、遠赤外線放射粉末13bが使用者38の足裏39の体温によって温められた後、蓄えた熱を遠赤外線放射粉末13bが遠赤外線として足裏39の肌面に向かって放射し、遠赤外線の温熱効果によって使用者39の足裏39が温められる。さらに、包装材12dの収容部37に収容された粒状磁石13jと磁石粉末13kとのうちの少なくとも一方が使用者38の足裏39の肌面に向かって磁力線を発し、足裏39の血行が促進され、足裏39のこりが解れる。
シート状健康増進具10Gの装着中では、通気透液性繊維不織布33を透過して包装材12dの収容部37に滲入した汗がデキストリン粉末13aに吸収され、汗によってデキストリン粉末13aが液状に変わる。シート状健康増進具10Gの装着中にデキストリン粉末13aが液状に変わると、デキストリン13aを除く他の収容成分13b〜13iが液状のデキストリン13aに溶け込み、液状のデキストリン13aに溶け込んだ他の収容成分13b〜13iが液状のデキストリン13aとともに肌当接面28の通気透液性繊維不織布33を透過して使用者38の足裏39の肌面に付着する。
シート状健康増進具10Gは、包装材12dの収容部37(内部)に収容されて使用者38の肌面に磁力線を発する複数個の粒状磁石13jと磁石粉末13kとのうちの少なくとも一方と使用者38の体温によって温められて使用者38の肌面に遠赤外線を放射する遠赤外線放射粉末13bとを含み、それを患部(つぼ)や所定の部位に貼付することにより、粒状磁石13jと磁石粉末13kから発せられた磁力線の作用によって使用者38の筋肉組織の血行を改善し、筋肉組織の緊張を解いてこりをほぐす他、遠赤外線放射粉末13bが使用者38の体温によって温められた後に蓄えた熱を遠赤外線として使用者38の肌面に放射するから、遠赤外線が肌に対する温熱効果を発揮し、遠赤外線によって使用者38の肌を温めることができる。
シート状健康増進具10Gは、遠赤外線放射粉末から放射された遠赤外線の温熱効果と粒状磁石13jや磁石粉末13kのうちの少なくとも一方から発せられた磁力線との相互作用によって血行が良くなり、筋肉の疲れを取ることができるとともに、神経痛や筋肉痛を緩和することができる。シート状健康増進具10Gは、デキストリン粉末13aが使用者38の肌面から発散されて通気透液性繊維不織布33を透過した汗を吸収して液状に変わり、汗に含まれる老廃物が液状のデキストリン13aに吸収されるから、デキストリン粉末13aの水分老廃物吸収作用によって使用者38の手足のむくみを解消することができるとともに、使用者38の新陳代謝を促進することができる。
シート状健康増進具10Gは、液状のデキストリン13aに溶け込んだ他の収容成分13b〜13iが液体のデキストリン13aとともに通気透液性繊維不織布33を透過して使用者38の肌面に付着することで、それら収容成分13b〜13iが有する疲労回復効果や消臭効果、リラックス効果、老化防止効果、解毒・毒排出効果、血流促進作用、免疫効果、抗菌作用、発汗作用の各効能を使用者38に確実に作用させることができ、使用者38に対してそれら効能による効果を確実に発揮させることができる。
シート状健康増進具10Gは、収容成分13として木酢パウダー13cや竹酢パウダー13d、どくだみパウダー13e、ビワパウダー13f、韃靼蕎麦パウダー13g、キトサン13h、ビタミンC13iを含むから、木酢パウダー13cおよび竹酢パウダー13dが有する疲労回復効果や消臭効果によって使用者38の筋肉も疲れを取ることができるとともに、使用者38の肌から発散される臭いを除去することができる。シート状健康増進具10Gは、どくだみパウダー13eが有するリラックス効果や抗菌・殺菌作用によって使用者38の緊張を緩和しつつ肌面の除菌や殺菌をすることができ、ビワパウダー13fが有する老化防止効果や疲労回復効果によって使用者の老化を防ぎ、使用者の疲労を回復させることができるとともに、韃靼蕎麦パウダー13gが有する血流促進作用によって使用者の血流を改善することができる。さらに、キトサン13hが有する解毒・毒排出作用によって使用者38から老廃物を排出させ、使用者38の新陳代謝を促進することができ、ビタミンC13iが有する免疫力向上効果によって使用者38の免疫力を向上させることができる。
シート状健康増進具10Gは、疎水性繊維不織布17の粘着面15に包装材12dの肌非当接面27の不通気不透液性シート29を貼付ししつつ、疎水性繊維不織布17の粘着面15(粘着シート11の粘着面)を使用者38の肌面に貼付することで、健康増進具10Gを手間を要せず簡単に使用者38の所定の部位の肌面に貼付することができ、健康増進具10Gを何時でも手軽に利用することができる。シート状健康増進具10Gは、包装材12dの不通気不透液性シート29が包装材12dよりも面積が大きい疎水性繊維不織布17の粘着面15(粘着シート11の粘着面)に貼付されるから、使用者38の汗を吸収して液状に変わったデキストリン13aが疎水性繊維不織布17(粘着シート11)の外側に漏れ出すことはなく、液状のデキストリン13a(それに溶け込んだ各収容成分13b〜13g)が疎水性繊維不織布17(粘着シート11)の外側に漏れ出すことによる汚れを防ぐことができる。
図25は、他の一例として示すシート状健康増進具10Hの部分破断平面図であり、図26は、図25のI−I線端面図である。図25では、剥離シート18(剥離紙)の一部を破断して示す。シート状健康増進具10Hが図21のそれと異なるところは、包装材12dの肌非当接面27(不通気不透液性シート29)が疎水性繊維不織布17(粘着シート)の粘着面15の略中央に固着され、包装材12dの肌当接面28(通気透液性繊維不織布33)と疎水性繊維不織布17の粘着面15とが剥離シート18に被覆保護されている点にあり、その他の構成は図21〜図24のシート状健康増進具10Gのそれらと同一であるから、図21〜図24のシート状健康増進具10Gと同一の符号を付すとともに、図21〜図24のシート状健康増進具10Gの説明を援用することで、このシート状健康増進具10Hのその他の構成の説明は省略する。
シート状健康増進具10Hは、粘着面15および非粘着面16を有する疎水性繊維不織布17(粘着シート)と、剥離面に剥離加工が施された剥離シート18(剥離紙)と、所定面積の包装材12dと、包装材12dに収容された収容成分13a〜13kとから形成されている。疎水性繊維不織布17や剥離シート18、包装材12d、収容成分13a〜13kは、シート状健康増進具10Gのそれらと同一である。
包装材12dは、疎水性繊維不織布17と剥離シート18(剥離紙)との間に介在し、包装材12dの肌非当接面27(不通気不透液性シート29)が疎水性繊維不織布17の粘着面15の略中央に固着されている。シート状健康増進具10Hでは、包装材12dを後から疎水性繊維不織布17の粘着面15に貼付するのではなく、あらかじめ疎水性繊維不織布17と包装材12dとが一体になっている。シート状健康増進具10Hでは、包装材12dの肌当接面28(通気透液性繊維不織布33)と包装材12dの外周縁から径方向外方に延出する疎水性繊維不織布17の粘着面15とが剥離シート18に被覆保護されている。シート状健康増進具10Hを使用者38の足裏39に貼付する手順は、図15のシート状健康増進具10Dのそれと同一であるから、その説明は省略する。なお、シート状健康増進具10Hは、足裏39の他に、使用者38の患部(つぼ)や他の部位(たとえば、手足の各部位)に貼付して使用することもできる。
シート状健康増進具10Hは、シート状健康増進具10Gが有する効果に加え、以下の効果を有する。シート状健康増進具10Hは、包装材12dが所定面積の疎水性繊維不織布17(粘着シート)の粘着面15に固着されて疎水性繊維不織布17と包装材12dとが一体になっているから、健康増進具10Hの使用時に、疎水性繊維不織布17の粘着面15と包装材12dの肌当接面28とから剥離シート18を剥離し、疎水性繊維不織布17の粘着面15を使用者38の肌面に貼付することで、健康増進具10Hを手間を要せず簡単に使用者38の所定の部位の肌面に貼付することができ、健康増進具10Hを何時でも手軽に利用することができる。また、包装材12dがそれよりも面積が大きい疎水性繊維不織布17(粘着シート)の粘着面15に貼付されて疎水性繊維不織布17と包装材12dとが一体になっているから、使用者38の汗を吸収して液状に変わったデキストリン13aが疎水性繊維不織布17の外側に漏れ出すことはなく、液状のデキストリン13aが疎水性繊維不織布17の外側に漏れ出すことによる汚れを防ぐことができる。
10A シート状健康増進具
10B シート状健康増進具
10C シート状健康増進具
10D シート状健康増進具
10E シート状健康増進具
10F シート状健康増進具
10G シート状健康増進具
10H シート状健康増進具
11 粘着シート
12a〜12e 包装材
13 収容成分
13a デキストリン粉末
13b 遠赤外線放射粉末
13c 木酢パウダーc(木酢粉末)
13d 竹酢パウダー(竹酢粉末)
13e どくだみパウダー(どくだみ粉末)
13f ビワパウダー(ビワ粉末)
13g 韃靼蕎麦パウダー(韃靼蕎麦粉末)
13h キトサン
13i ビタミンC
13j 粒状磁石
13k 磁石粉末
14 異方性永久磁石
15 粘着面
16 非粘着面
17 疎水性繊維不織布
18 剥離シート(剥離紙)
19 両側縁部
20 両端縁部
21 粘着剤
22 両側縁
23 両端縁
24 切り込み線
25 小面積部
26 大面積部
27 肌非当接面
28 肌当接面
29 不通気不透液性シート
30 両側縁部
31 両端縁部
32 中央部
33 通気透液性繊維不織布
34 両側縁部
35 両端縁部
36 中央部
37 収容部
38 使用者
39 足裏
40 永久磁石
41 磁気発生材
42 遠赤外線放射材
43 永久磁石
44 固着面
45 当接面
46 周面
47 固定部
48 露出部

Claims (15)

  1. 使用者の肌面に着脱可能に貼付するシート状健康増進具において、
    前記シート状健康増進具が、粘着面および非粘着面を有して前記粘着面が前記使用者の肌面に貼付される所定面積の粘着シートと、肌非当接面および肌当接面を有して前記肌非当接面が前記粘着シートの粘着面に貼付される包装材と、前記包装材の内部に収容された収容成分と、前記包装材の肌当接面に固着された少なくとも1つの磁気発生材とから形成され、前記包装材の肌非当接面が、所定面積の不通気不透液性シートから作られ、前記包装材の肌当接面が、所定面積の通気透液性繊維不織布から作られ、前記収容成分が、前記肌面から発散されて前記通気透液性繊維不織布を透過した汗を吸収して液状に変わるデキストリン粉末を含むことを特徴とするシート状健康増進具。
  2. 前記収容成分が、堆積鉱物を微粉砕した鉱物粉体を加熱処理することから作られ、前記使用者の体温によって温められて前記肌面に遠赤外線を放射する遠赤外線放射粉末を含む請求項1に記載のシート状健康増進具。
  3. 前記磁気発生材が、N極とS極とが交互に並び、前記使用者の肌面に磁力線を発する所定面積の異方性永久磁石であり、前記異方性永久磁石が、前記包装材の肌当接面の中央に固着されている請求項1または請求項2に記載のシート状健康増進具。
  4. 前記磁気発生材が、前記使用者の肌面に磁力線を発する粒状の複数個の永久磁石であり、それら永久磁石が、前記包装材の肌当接面に一方向へ所定寸法離間して並ぶとともに、前記一方向と交差する方向へ所定寸法離間して並んでいる請求項1または請求項2に記載のシート状健康増進具。
  5. 前記磁気発生材が、前記堆積鉱物を微粉砕した鉱物粉体にバインダーを加えて造粒成形した後に焼結して作られ、前記使用者の体温によって温められて前記肌面に遠赤外線を放射する多孔質の遠赤外線放射材と、前記遠赤外線放射材の中央に固定され、前記肌面に磁力線を発する永久磁石とから形成され、前記遠赤外線放射材が、前記包装材の肌当接面に固着された固着面と、前記使用者の肌面に当接する略扁平の当接面とを有し、前記永久磁石が、前記遠赤外線放射材の当接面から固着面に向かって該遠赤外線放射材の内部に埋め込まれた固定部と、前記遠赤外線放射材の当接面から露出する略扁平の露出部とを有する請求項1または請求項2に記載のシート状健康増進具。
  6. 前記包装材の内部には、磁石粉末と複数個の粒状磁石とのうちの少なくとも一方が収容されている請求項1ないし請求項5いずれかに記載のシート状健康増進具。
  7. 使用者の肌面に着脱可能に貼付するシート状健康増進具において、
    前記シート状健康増進具が、粘着面および非粘着面を有して前記粘着面が前記使用者の肌面に貼付される所定面積の粘着シートと、肌非当接面および肌当接面を有して前記肌非当接面が前記粘着シートの粘着面に貼付される包装材と、前記包装材の内部に収容された収容成分とから形成され、前記包装材の肌非当接面が、所定面積の不通気不透液性シートから作られ、前記包装材の肌当接面が、所定面積の通気透液性繊維不織布から作られ、前記収容成分が、前記肌面から発散されて前記繊維不織布を透過した汗を吸収して液状に変わるデキストリン粉末と、複数個の粒状磁石と磁石粉末とのうちの少なくとも一方とを含むことを特徴とするシート状健康増進具。
  8. 前記収容成分が、堆積鉱物を微粉砕した鉱物粉体を加熱処理することから作られ、前記使用者の体温によって温められて前記肌面に遠赤外線を放射する遠赤外線放射粉末を含む請求項7に記載のシート状健康増進具。
  9. 前記収容成分が、木酢パウダーと竹酢パウダーとどくだみパウダーとビワパウダーと韃靼蕎麦パウダーとキトサンとビタミンCとのうちの少なくとも1つを含む請求項1ないし請求項8ずれかに記載のシート状健康増進具。
  10. 前記収容成分が、抗菌・殺菌作用を有する植物粉末と発汗作用を有する植物粉末との少なくとも一方を含む請求項1ないし請求項9いずれかに記載のシート状健康増進具。
  11. 前記収容成分の全重量を100重量%としたときの前記デキストリン粉末の重量割合が、70〜80重量%の範囲にあり、前記シート状健康増進具では、前記使用者の肌面から発散された汗を吸収した前記デキストリン粉末が液状のデキストリンに変わったときに、前記液状のデキストリンに溶け込んだ該液状のデキストリンを除く他の収容成分が該液状のデキストリンとともに前記通気透液性繊維不織布を透過して前記肌面に付着する請求項1ないし請求項10いずれかに記載のシート状健康増進具。
  12. 前記粘着シートが、前記粘着面を被覆保護する剥離シートを含み、前記粘着シートの面積が、前記包装材のそれよりも大きく、前記シート状健康増進具では、前記粘着シートの粘着面から前記剥離シートを剥離して該粘着面を露出させ、前記粘着面に前記包装材の肌非当接面を貼付した後、前記包装材の外周縁から径方向外方に延出する前記粘着シートの粘着面を前記使用者の肌面に貼付する請求項1ないし請求項11いずれかに記載のシート状健康増進具。
  13. 前記シート状健康増進具では、前記粘着シートの面積が前記包装材のそれよりも大きく、前記粘着シートの粘着面に前記包装材の肌非当接面が固着されて該粘着シートと該包装材とが一体になり、前記包装材の肌当接面と該包装材の外周縁から径方向外方に延出する前記粘着シートの粘着面とが剥離シートに被覆保護され、前記粘着シートの粘着面と前記包装材の肌当接面とから前記剥離シートを剥離して該粘着面と該肌当接面とを露出させ、前記包装材の外周縁から径方向外方に延出する前記粘着シートの粘着面を前記使用者の肌面に貼付する請求項1ないし請求項11いずれかに記載のシート状健康増進具。
  14. 前記包装材では、前記不通気不透液性シートの外周縁部と前記通気透液性繊維不織布の外周縁部とが重なり、それらの外周縁部が所定の幅で水密に固着され、前記外周縁部の内側に前記収容成分を収容する収容部が形成されている請求項1ないし請求項13いずれかに記載のシート状健康増進具。
  15. 前記シート状健康増進具が、前記使用者の足裏の肌面に着脱可能に貼付される請求項1ないし請求項14いずれかに記載のシート状健康増進具。
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