JP2016118245A - 振動測定器及び流体シリンダー装置 - Google Patents

振動測定器及び流体シリンダー装置 Download PDF

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Abstract

【課題】演算装置での演算を削減又は省略する。【解決手段】可変減衰装置10は、振動測定器100の第一出力ポート120A及び第二出力ポート120Bから出力される圧力値が「オイルダンパー40の状態量」を表すf=√{X2+(V/ω)2}に比例するように構成されている。そして、この圧力で直接、抵抗弁20の絞り量を制御している。よって、「オイルダンパー40の状態量」を表す指標(f=√{X2+(V/ω)2})を得るための演算装置(コンピュータ)による演算が不要となる。したがって、長期間にわたり動作が必要とされる建物への適用、電源喪失への対応、及び耐久性などの観点から信頼度が向上する。【選択図】図1

Description

本発明は、振動測定器及び流体シリンダー装置に関する。
制振装置や免震装置などに用いられる減衰装置(ダンパー)は、振動レベルに応じて特性を切り替えることができないため、特定の振動レベルに対して効果的に減衰効果を発揮するように設計されることになる。よって、その振動レベル以外に対しては十分に減衰効果を発揮しない。
例えば、大地震時に効果的に減衰効果を発揮する設計仕様にすると、小地震や強風時には減衰効果を十分に奏さない。逆に、小地震時や強風時に効果的に減衰効果を発揮する設計仕様にすると、大地震時に減衰効果が十分に奏さない。
そこで、特許文献1には、減衰装置(ダンパー)の減衰特性を構造物の振動状態に応じて多段階に又は連続的に制御する可変減衰装置に関する技術が開示されている。具体的には、速度信号V、変位信号X、及び定数値ωを用いた関数f=√{X+(V/ω)}により計算して求めた指標I(ダンパー状態量)に基づいて、電磁比例弁の絞り量を規定する減衰指令値を算出し、この算出された減衰指令値を制御信号として電磁比例弁の絞りを制御している。
しかし、演算装置(コンピュータ)での演算を削減又は省略し、より簡単に可変減衰装置等を制御することが求められている。
特許4621364号
本発明は、上記事実を鑑み、演算装置での演算を削減又は省略することができる振動測定器及びこの振動測定器を用いた流体シリンダー装置を提供することが目的である。
請求項1の振動測定器は、流体が封入された筒部と、前記筒部内を軸方向に第一室と第二室とに分割すると共に、前記軸方向に変位する隔壁と、前記筒部に設けられ、前記第一室と前記第二室とを流通する前記流体の流入側の流路面積が、前記隔壁の変位及び定格変位を用いた関数の値に比例するように変化するオリフィスと、前記第一室及び前記第二室の前記流体の圧力をそれぞれ出力する出力部と、を備えている。
請求項1の振動測定器では、筒部内を軸方向に隔壁が変位すると、第一室と第二室とを流通する流体流入側のオリフィスの流路面積が、隔壁の変位及び定格変位を用いた関数の値に比例するように変化する。圧縮側の室には、隔壁の変位及び速度に応じて圧力が発生し、この圧力を出力部が出力する。
そして、この出力された圧力を、例えば、建物に設けられた減衰装置の減衰力を制御する指標として利用することで、減衰力を制御するための演算装置での演算が削減又は省略される。
請求項2の振動測定器は、前記関数をK、前記隔壁の変位をX、前記隔壁の定格変位をX0、とすると、K=√{X0−X}である。
請求項2の振動測定器では、隔壁が、振幅X0、円振動数ωの正弦波で振動していると仮定した場合、出力部の圧力は変位Xにかかわらず一定の値になる。
そして、この出力された圧力を指標として、例えば、減衰装置の減衰力の制御を行えば、定常状態で安定した制御が行われる。よって、例えば、減衰力の切り替えが急激に行われることによる衝撃の発生を防ぐことができる。
請求項3の流体シリンダー装置は、流体が封入されたシリンダー内を軸方向にピストンが移動する流体シリンダー本体と、前記流体シリンダー本体の前記ピストンの移動に対して隔壁が比例して変位するように設けられた請求項1又は請求項2に記載の振動測定器と、前記振動測定器の出力部から出力される圧力によって流体シリンダー本体の抵抗特性を変化させる抵抗変化手段と、を備えている。
請求項3の流体シリンダー装置では、振動測定器の圧縮側の室に圧力が発生し、この圧力を出力部が出力する。そして、この出力された圧力によって、抵抗変化手段が流体シリンダー装置の抵抗特性を変化させる。よって、減衰力を制御するための演算装置での演算が削減又は省略される。また、例えば、この流体シリンダー装置を、建物の振動減衰装置として利用することで、抵抗特性の切り替えが急激に行われることによる衝撃の発生を防ぐことができる。
本発明によれば、演算装置での演算を削減又は省略することができる。
本発明の第一実施形態に係る可変減衰装置のシステム構成を示す構成図である。 圧力回路の回路図である。 可変減衰装置に用いた振動測定器を模式的に示す構成図である。 本発明の第二実施形態に係る可変減衰装置のシステム構成を示す構成図である。 振動測定器の基本構成を模式的に示す構成図である。 第一実施例の振動測定器を示す(A)は隔壁が軸方向中央にある状態の構成図であり、(B)は溝を示す平面図であり、(C)は隔壁が軸方向端部にある状態の構成図であり、(D)は(A)の6D−6D線に沿った断面図であり、(E)は(C)の6E−6E線に沿った断面図である。 第二実施例の振動測定器を示す(A)は隔壁が軸方向中央にある状態の構成図であり、(B)は溝を示す平面図であり、(C)は隔壁が軸方向端部にある状態の構成図であり、(D)は(A)の7D−7D線に沿った断面図であり、(E)は(C)の7E−7E線に沿った断面図である。 第三実施例の振動測定器を示す(A)は隔壁が軸方向中央にある状態の構成図であり、(B)はオリフィスを示す平面図であり、(C)は(A)の8C−8C線に沿った断面図である。 第四実施例の振動測定器を示す(A)は隔壁が軸方向中央にある状態の構成図であり、(B)はオリフィスを示す平面図であり、(C)は(A)の9C−9C線に沿った断面図である。 第一実施例〜第三実施例の振動測定器における圧力値と振幅と変位との関係を示すグラフである。 第四実施例の振動測定器における圧力値と振幅と変位との関係を示すグラフである。 本発明の可変減衰装置を(A)は建物の免震構造の可変減衰装置として適用した例を示す模式図であり、(B)は建物の各層に設置した制震装置の可変減衰装置として適用した例を示す模式図であり、(C)は建物の屋上に設置したマスダンパー装置の可変減衰装置として適用した例を示す模式図である。
<第一実施形態>
本発明が適用された第一実施形態の流体シリンダー装置の一例としての可変減衰装置10について説明する。
図1に示す本実施形態の可変減衰装置10は、後述するピストンシリンダ型のオイルダンパー40の抵抗値を多段階に又は連続的に変えられる構造となっている。可変減衰装置10は、免震構造の減衰装置(ダンパー)、建物の各層に設置される減衰装置(ダンパー)、TMDの減衰装置(ダンパー)、AMDのアクチュエータ、アクティブ免震装置のアクチュエータなどに用いられる。
図12(A)は、可変減衰装置10を、積層ゴム82で建物80を免震支持した免震構造83に適用した例が示されている。
図12(B)は、可変減衰装置10を、建物80の各層に設置した制震装置84に適用した例が示されている。
図12(C)は、可変減衰装置10を、建物80の屋上に付加重錘86を水平移動可能に設置したマスダンパー装置87に適用した例が示されている。
なお、本実施形態の可変減衰装置10は、後述するオイルダンパー40の抵抗値を多段階に又は連続的に変えられる構造であるが、これに限定されない。抵抗値が二段階であってもよい。また、ロックとロック解除とを制御する流体シリンダー装置であってもよい。
具体的には、風のような小さい外力に対してオイルダンパー40をロックして変位抑制を行い、地震のような大きい外力に対してはロックを解除してオイルダンパー40を働かせるものであってもよい。或いは、通常の地震の揺れに対しては免震構造として最適な減衰を与えるオイルダンパー40として働かせ、想定を超える巨大地震に対しては、ロックまたは高減衰のオイルダンパー40として免震層の変位抑制を行ってもよい。
図1に示すように、第一実施形態の可変減衰装置10は、ピストンシリンダ型のオイルダンパー40と、振動測定器100と、抵抗弁20と、圧力回路30と、を含んで構成されている。
オイルダンパー40は、オイルEが封入されたシリンダー42内を軸方向にピストン44が移動する構造となっている。また、シリンダー42のピストン44の前後の同一内径の第一オイル室42Aと第二オイル室42Bとが連通管48で接続されている。この連通管48に抵抗弁20が設けられ、抵抗弁20の絞り量(開度)によりオイルダンパー40の抵抗値が適宜多段階又は連続的に変わるようになっている。
具体的には、抵抗弁20は、ピストン44の軸方向の移動に伴う第一オイル室42Aと第二オイル室42Bとの間でのオイルEの移動に抵抗を与え、その流体抵抗により減衰力(抵抗値)を発揮させる。なお、抵抗弁20の絞り量は、後述する振動測定器100の第一出力ポート120A及び第二出力ポート120Bから出力される圧力によって制御されている。
本実施形態の振動測定器100の出力ポートは、後述するように第一出力ポート120A及び第二出力ポート120Bの二つあり、圧力回路30によって高い方の圧力だけが抵抗弁20に伝達されるように構成されている。
圧力回路30は、どのような回路構成であってもよいが、一例を図2に示す。図2に示すように、圧力回路30は、第一出力ポート120Aに接続されたバルブ32Aと第二出力ポート120Bに接続されたバルブ32Bとタンク34とを有する回路構成となっている。これにより、第一出力ポート120A及び第二出力ポート120Bのうち高い方の圧力のバルブ32A又はバルブ32Bが開き、高い方の圧力のみが抵抗弁20に伝達される。
図3に示すように、振動測定器100は、オイルダンパー40のロッド46に設けられたロッド側取付部47と、シリンダー42の端部42Tに設けられたシリンダー側取付部49と、の間に配置されると共に、ロッド側取付部47及びシリンダー側取付部49に固定されている。
振動測定器100は、オイルRが封入された筒部(シリンダー)110と、筒部110内を軸方向に第一室112Aと第二室112Bとに分割すると共に軸方向に移動(変位)する隔壁(ピストン)114と、を有している。隔壁114には軸方向に延出するロッド116が形成され、筒部110の軸方向の両端部、つまり第一室112A側の端部110Aと第二室112B側の端部110Bとから、それぞれ突出している。
第一室112A側の端部110Aから突出するロッド116Aがロッド側取付部47に取り付けられ、第二室112Bの端部110Bがシリンダー側取付部49に取り付けられている。よって、オイルダンパー40のピストン44(図1参照)が移動すると、振動測定器100の隔壁114も同様に移動(変位)する。
なお、図3では図示されていないが、振動測定器100の第一室112Aと第二室112Bとの間は流路が形成されており、隔壁114が軸方向に移動(変位)すると、第一室112Aと第二室112Bとの間でオイルRが移動するように構成されている。
振動測定器100の筒部110の第一室112A側の端部110Aには第一出力ポート120Aが設けられ、第二室112B側の端部110Bには第二出力ポート120Bが設けられている。これら第一出力ポート120A及び第二出力ポート120Bから隔壁114の軸方向の変位に伴いオイルRの圧力が出力される。そして、前述したように、このオイルRの圧力に応じて抵抗弁20(図1参照)の絞り量が変更される。
第一出力ポート120A及び第二出力ポート120Bから出力されるオイルRの圧力は、
隔壁114の軸方向の変位をX、
隔壁114の軸方向の移動速度をV、
設置される建物80(図1参照)の一次固有振動数を円振動数ω
とすると、
f=√{X+(V/ω)
に比例するように構成されている。
この関数fの値(出力される圧力)を「オイルダンパー40の状態量」とする。
ここで、変位X、速度Vは、それぞれ振動測定器100の隔壁114についての値であり、オイルダンパー40についての値ではない。しかし、振動測定器100の隔壁114は、オイルダンパー40のピストン44の移動に比例して変位するように設けられているので、隔壁14の変位X及び速度Vに基づく値を「オイルダンパー40の状態量」とみなすことができる。
なお、f=√{X+(V/ω)}に比例する圧力が出力される構造については、後述する。
(作用及び効果)
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
図1に示されているように用いられる可変減衰装置10は各種状態に応じて適宜特性を変えることが望まれる場合がある。例えば、大地震時に変形が大きくならないようにオイルダンパー40の減衰力を高める等である。このような場合に、指標として用いられるものは、建物80の加速度、速度、変位、オイルダンパー40のストローク変位、TMDやAMDの付加重錘86の加速度などである。
そして、このように応答の大きさに応じて可変減衰装置10のオイルダンパー40の特性を切り替える場合には、「オイルダンパー40の状態量」を表すf=√{X+(V/ω)}を指標として用いることで、安定且つ効果的な制御が可能であることが知られている(特許4621364号を参照)。
すなわち、本発明の可変減衰装置10は、抵抗値(減衰力)を適宜多段階にまたは連続的に切り替えることにより、小振幅時には適正な減衰作用により加速度を最大限度に抑える効果を発揮し、大振幅時には加速度が大きくなるが、オイルダンパー40の変位量を最大限度に抑えることにより、可変減衰装置10を備えた建物80(図12参照)又は各種装置の損傷、更には可変減衰装置10の破壊を、防ぐことができる。
別の観点から説明すると「オイルダンパー40の状態量」を表すf=√{X+(V/ω)}は、変位の次元を持つ値であり、建物80が固有振動数ωで定常振動しているときには、ほぼ一定の値になる。従って、この「オイルダンパー40の状態量」に基づいてオイルダンパー40の抵抗値(減衰力)の制御を行えば、定常状態で安定した制御が行われるため、例えば、制御の切り替えが急激に行われることによる衝撃的なダンパー力(抵抗力)の発生が防止される。
ここで、本実施形態の可変減衰装置10は、振動測定器100の第一出力ポート120A及び第二出力ポート120Bから出力される圧力が「オイルダンパー40の状態量」を表すf=√{X+(V/ω)}に比例するように構成されている。そして、この圧力で直接、抵抗弁20の絞り量を制御している。よって、「オイルダンパー40の状態量」を表す指標(f=√{X+(V/ω)})を得るための演算装置(コンピュータ)による演算が不要となる。
したがって、長期間にわたり動作が必要とされる建物80への適用、電源喪失への対応、及び耐久性などの観点から信頼度が向上する。
<第二実施形態>
本発明が適用された第二実施形態の流体シリンダー装置の一例としての可変減衰装置11について説明する。第一実施形態と同一の部材には同一の符号を付し重複する説明は省略する。
図4に示すように、第二実施形態の可変減衰装置11では、電磁弁21と信号変換部38と演算装置(コンピュータ)36とを有している。電磁弁21は、演算装置36によって作られた制御信号にしたがって制御される。信号変換部38は、圧力ゲージやアンプ等で構成され、振動測定器100(圧力回路30)から出力された圧力(オイルダンパー40の状態量)を電気信号に変換し、演算装置36に入力する。演算装置36は、信号変換部38が出力した電気信号(オイルダンパー40の状態量)に基づいて、電磁弁21の絞り量を制御する制御信号を出力する。
(作用及び効果)
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
本実施形態の可変減衰装置11では、第一実施形態と異なり演算装置(コンピュータ)36が設けられている。しかし、演算装置36では「オイルダンパー40の状態量」を表すf=√{X+(V/ω)}を得るための演算が不要である。よって、演算装置36での演算を削減することができるので、信頼性が向上する。
<第一実施形態及び第二実施形態の変形例>
上記実施形態では、振動測定器100の第一出力ポート120A及び第二出力ポート120Bから出力された圧力のうち、圧力回路30によって高い方の圧力だけが抵抗弁20伝達又は信号変換部38に入力するように構成されている。
しかし、第一出力ポート120A及び第二出力ポート120Bをそれぞれに別の制御用の抵抗弁をつないでもよいし、両方とも信号変換部38に入力し信号変換部38が高い方の圧力だけを電気信号に変換するようにしてもよい。
また、オイルダンパー40の構造形式、及び抵抗値の可変制御の手段は上述の限りではない。例えば、ピストンシリンダ型のオイルダンパーであっても、例えば抵抗値が異なる複数のオイル経路を予め用意しておき、抵抗弁又は電磁弁によりオイルが流れる経路を切り替えて、オイルが流れる抵抗値を変える方式等であってもよい。或いは、磁性流体を用いたダンパーの場合には、磁性流体が流れる通路に与える磁力の強さを制御することによって抵抗値を可変としてもよい。
<振動測定器100の詳細>
つぎに、第一実施形態の可変減衰装置10及び第二実施形態の可変減衰装置11に用いた振動測定器100の詳細について説明する。
ここで、√{X+(V/ω)}の値(オイルダンパー40の状態量)に基づき制御することと{X+(V/ω)}の値に基づき制御することは本質的に同じなので、ここでは、判り易くするため後者で説明する。
図5のように、隔壁114には、第一室112Aと第二室112Bとを連通するオリフィス150が形成されている。この隔壁114が相対速度Vで軸方向に移動(変位)すれば、圧縮側となる第一室112A又は第二室112Bに発生する圧力σはVの2乗に比例する。
つまり、
σ=αV
で表せられる。
ここで上記のαはオリフィス150により決まる定数である。このαを、変位Xによってσが{X+(V/ω)}に比例又は略比例するようにする。
振幅(定格変位)X0、円振動数ωで振動している場合を考えると、時間tを用いて、
X=X0sin(ωt)
V=ωX0cos(ωt)
とすることができる。
これらを、前述した{X+(V/ω)}に代入すると、
{X+(V/ω)}=X0
となり、時間にかかわらず一定の値になる。
一方、

となる。これは、オリフィス150により決まる定数であるαを、

に比例するように変位(ストローク)Xに応じて変化させれば、振幅X0の振動に対して、
{X+(V/ω)
に比例する圧力が発生することを示している。
定数αはオリフィス150の開口面積Aに対して、一般に
α=β/A
という関係がある(βは定数)。なお、上式は一例を示すに過ぎない。
そして、上式より、

となる。
すなわち、変位(ストローク)Xにおけるオリフィス150の有効開口面積Aを
K=√{X0−X
に比例させれば良いことがわかる。
しかし、実際には、隔壁114の軸方向の変位(移動)Xに応じて、隔壁114のオリフィス150の有効開口面積Aを変化させることはできない、或いは困難である。
よって、次に、変位Xにおけるオリフィス150の有効開口面積を√{X0−X}に比例させるための具体的な構造を実施例として説明する。
[実施例]
以降に説明する第一実施例〜第四実施例の振動測定器101,102,103,104は、上述の振動測定器100と同一の部材には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
(第一実施例)
まず、第一実施例について説明する。
図6に示すように、第一実施例の振動測定器101は、筒部110の周壁110Cに溝(オリフィス)160が形成されている。溝160の軸方向の深さは一定であるが(図6(A)、(C)、(D)、(E))、軸方向と直交する方向から見た形状は楕円形状となっている(図6(B))。つまり、隔壁114と筒部110の周壁110Cとの隙間S1は軸方向の中心位置が最も広く、軸方向外側に向かって狭くなる(図6(B)、図6(D)、図6(E))。
そして、隙間S1が、図5のオリフィス150に相当し、この隙間S1を通ってオイルRが第一室112Aと第二室112Bとの間を移動する。この隙間S1の流入側(隔壁114の進行方向側の端部に対応する部位)の流路面積(図6(D)及び図6(E))が、√{X0−X}に比例するように構成されている。なお、本実施例では、溝160の深さは軸方向に一定であるので、溝160の幅が√{X0−X}に比例するように構成されている。
(第二実施例)
次に、第二実施例について説明する。
図7に示すように、第二実施例の振動測定器102は、筒部110の周壁110Cに溝(オリフィス)162が形成されている。溝160は軸方向と直交する方向から見た形状は帯状であり軸方向に一定であるが(図7(B))、軸方向の深さは軸方向外側ほど浅くなっている(図7(A)、(C)、(D)、(E)))。つまり、隔壁114と筒部110の周壁110Cとの隙間S2は軸方向の中心位置が最も深く、軸方向外側に向かって浅くなる(図7(A)、(C)、(D)、(E))。
そして、隙間S2が、図5のオリフィス150に相当し、この隙間S2を通ってオイルRが第一室112Aと第二室112Bとの間を移動する。この隙間S2の流入側(隔壁114の進行方向側の端部に対応する部位)の流路面積(図7(D)及び図7(E))が、√{X0−X}に比例するように構成されている。なお、本実施例では、溝162の幅は軸方向に一定であるので、溝162の深さが√{X0−X}に比例するように構成されている。
(第三実施例)
次に、第三実施例について説明する。
図8に示すように、第三実施例の振動測定器103において、筒部111は、内側周壁部113と外側周壁部115とで構成された二重構造となっている。内側周壁部113内が第一室112A及び第二室112Bとされ、内側周壁部113と外側周壁部115との間はタンク117となっている。
筒部111の内側周壁部113(第一室112A及び第二室112B)の軸方向外側の両端部には、チェックバルブ166A、166Bが設けられている。チェックバルブ166A、166Bは、タンク117側から内側周壁部113内(第一室112A及び第二室112B)側へはオイルRは移動可能であるが、その逆は移動しないように構成されている。また、内側周壁部113にはスリット状のオリフィス164A、164Bが形成されている。
図8(B)に示すように、オリフィス164A、164Bは、軸方向外側に向かって広くなっている。そして、オリフィス164A、164Bの開口面積S3A、S3Bは、√{X0−X}に比例するように形成されている。
(第四実施例)
次に、第四実施例について説明する。
図9に示す第四実施例の振動測定器104において、筒部111は、内側周壁部113と外側周壁部115とで構成された二重構造となっている。内側周壁部113内が第一室112A及び第二室112Bとされ、内側周壁部113と外側周壁部115との間はタンク117となっている。
筒部111の内側周壁部113(第一室112A及び第二室112B)の軸方向外側の両端部には、チェックバルブ166A、166Bが設けられている。チェックバルブ166A、166Bは、タンク117側から内側周壁部113内(第一室112A及び第二室112B)側へはオイルRは移動可能であるが、その逆は移動しないように構成されている。内側周壁部113には軸方向に離散的にオリフィス168A、168Bが形成されている。
図9(B)に示すように、オリフィス168A、168Bは、軸方向外側に向かって密度(軸方向の単位長さ当たりの個数)が大きくなる。そして、オリフィス168A、168Bの密度(軸方向の単位長さ当たりの個数)は、√{X0−X}に比例するように形成されている。
[第一実施例〜第四実施例の圧力値]
次に、第一実施例〜第四実施例の振動測定器101,102,103,104の第一出力ポート120A及び第二出力ポート120Bから出力される圧力値について説明する。
第一実施例〜第四実施例の振動測定器101,102,103,104は、隔壁114の軸方向の移動(変位)によって圧縮側となる第一出力ポート120A及び第二出力ポート120Bから、√{X0−X}に比例する圧力が発生する。この圧力は、振幅(定格変位)X0、円振動数ωの正弦波で振動している場合、変位Xにかかわらず一定の値になる。
第一出力ポート120A及び第二出力ポート120Bから出力される圧力値は、第一実施例〜第三実施例の振動測定器101、102、103のように連続的にオリフィス(溝を含む)を変化する場合、変位Xの振幅X1が、定格変位X0と同じで、円振動数ωで振動する時は、一定になる。しかし、振幅X1が定格変位X0と異なる場合は一定にはならない。
図10は、このことを示したもので、縦軸は圧力値であり、横軸は隔壁114の変位Xを定格変位X0で基準化したものである。また、理論値の√{X+(V/ω)}の値を細い破線とし、第一実施例〜第三実施例の振動測定器101、102,103から出力される圧力値を太線の破線(X1=1.2X0)、実線(X1=1.0X0)、一点鎖線(X1=0.8X0)、及び二点破線(X1=0.6X0)で示している。
このグラフから振幅X1=定格変位X0で振動する場合は、振動測定器101,102,103から出力される圧力値は、√{X+(V/ω)}の値に一致する。しかし、振幅X1が定格変位X0よりも小さい場合は圧力値が√{X+(V/ω)}の値を下回り、振動の振幅X1が定格変位X0よりも大きい場合は圧力値が√{X+(V/ω)}の値を上回る。また、隔壁114の変位Xが小さいときには両者の差は小さく、変位Xが大きくなると両者の差が大きくなる。
図11は、第四実施例の振動測定器104の場合を示したものである。なお、この例では10個のオリフィス168A、168Bを分散配置している。
オリフィス168A、168Bが、離散化しているため、ジグザグになっているが、図9と同様に振幅X1が定格変位X0よりも小さい場合は圧力値が√{X+(V/ω)}の値を下回り、振動の振幅X1が定格変位X0よりも大きい場合は圧力値が√{X+(V/ω)}の値を上回る。また、変位Xが小さいときに両者の差は小さく、変位Xが大きくなると両者の差が大きくなる。なお、振幅X1=定格変位X0で振動する場合もジグザグになっており、変位Xが定格変位X0に近づくにつれてジグザグが大きくなる。
このように振幅X1=定格変位X0以外では、第一出力ポート120A及び第二出力ポート120Bから出力される圧力値と理論値の√{X+(V/ω)}とで差が生じる。しかし、第一出力ポート120A及び第二出力ポート120Bから出力される圧力値を近似的に基準となる指標(オイルダンパー40の状態量)として利用することができる。
また、例えば、振動が振幅X1=定格変位X0よりも大きいか小さいかでオイルダンパー40等の減衰装置の特性を切り替える場合、その切り替えの基準となる圧力を発生すればよいので、圧力値と理論値とで差が生じても問題は生じない、或いは問題が生じたとしてもその影響は小さい。
なお、図10及び図11に示すように、振幅X1が定格変位X0よりも大きい振動に対して変位Xが定格変位X0に近づくと圧力が急上昇する。更に、変位Xが定格変位X0を超えるとオリフィスがなくなる。よって、圧力が予め定めた閾値を超えないようにリリーフ回路を設けてもよい。
なお、上記実施例では、溝160、162の面積、オリフィス164A、164Bの面積、及びオリフィス168A,168Bの密度(軸方向の単位長さ当たりの個数)が、√{X0−X}に比例するとしたが、実際は溝やオリフィスなどの第一室112Aと第二室112Bとを連通する流路の形状や長さによって異なるので、面積や密度を適宜調整する必要がある。
要は溝やオリフィスなどの第一室112Aと第二室112Bとを連通する流路により決まる定数であるαを

に比例するよう変位Xに応じて変化する構造であればよい
また、上記実施例の振動測定器101,102,103,104では、いずれも隔壁(ピストン)114の両側にロッド116A、116Bを有する両ロッドタイプであるが、これに限定されない。隔壁(ピストン)114の一方側にのみロッドを有す片ロッドタイプであってもよい。但し、片ロッドタイプの場合は、第一室112Aと第二室112Bでロッドの有無で隔壁114の受圧面積が異なるので、押しと引きで流れる流量が異なる。このため、流量を調整(差分を保持)するサブタンクを設けることが望ましい。
<その他>
尚、本発明は上記実施形態及び実施例に限定されない。
上記実施形態及び実施例では、第一出力ポート120A及び第二出力ポート120Bから出力される圧力値は、√{X+(V/ω)}(オイルダンパー40の状態量)の理論値に比例するように構成されている。しかし、第一実施例〜第四実施例のように圧力値と理論値とが一致していなくでもよい。√{X+(V/ω)}(オイルダンパー40の状態量)に近似されていればよい。或いは、√{X+(V/ω)}(オイルダンパー40の状態量)以外の関数に比例するように構成されていてもよい。例えば、上式の2乗部分が、1.8乗や2.2乗であってもよい。
また、上記実施形態及び実施例では、振動測定器にはオイルが充填されていたが、これに限定されない。オイル以外の液体であってもよいし、気体であってもよい。
本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得ることは言うまでもない。
10 可変減衰装置(流体シリンダー装置の一例)
11 可変減衰装置(流体シリンダー装置の一例)
20 抵抗弁(抵抗変化手段)
21 電磁弁(抵抗変化手段)
40 オイルダンパー(流体シリンダー本体の一例)
100 振動測定器
101 振動測定器
102 振動測定器
103 振動測定器
104 振動測定器
110 筒部
112A 第一室
112B 第二室
114 隔壁
120A 第一出力ポート(出力部)
120B 第二出力ポート(出力部)
160 溝(オリフィス)
162 溝(オリフィス)
164A オリフィス
164B オリフィス
168A オリフィス
168B オリフィス

Claims (3)

  1. 流体が封入された筒部と、
    前記筒部内を軸方向に第一室と第二室とに分割すると共に、前記軸方向に変位する隔壁と、
    前記筒部に設けられ、前記第一室と前記第二室とを流通する前記流体の流入側の流路面積が、前記隔壁の変位及び定格変位を用いた関数の値に比例するように変化するオリフィスと、
    前記第一室及び前記第二室の前記流体の圧力をそれぞれ出力する出力部と、
    を備える振動測定器。
  2. 前記関数をK、
    前記隔壁の変位をX、
    前記隔壁の定格変位をX0、
    とすると、
    K=√{X0−X
    である、
    請求項1に記載の振動測定器。
  3. 流体が封入されたシリンダー内を軸方向にピストンが移動する流体シリンダー本体と、
    前記流体シリンダー本体の前記ピストンの移動に対して隔壁が比例して変位するように設けられた請求項1又は請求項2に記載の振動測定器と、
    前記振動測定器の出力部から出力される圧力によって流体シリンダー本体の抵抗特定を変化させる抵抗変化手段と、
    を備える流体シリンダー装置。
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