JP2016118047A - 床スラブ用コンクリート板および床スラブ - Google Patents

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輝興 大島
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Abstract

【課題】電線等を容易に配線することが可能となり、床スラブの施工性を向上させることができる床スラブ用コンクリート板を提供することを目的とする。【解決手段】建物の上下階間に水平方向に隣接して複数配置されるとともに上方から現場打ちコンクリート5が打設され、当該現場打ちコンクリート5と構造的に結合することで床スラブ1を構築する床スラブ用コンクリート板10が、下階における天井面を構成する底面11aと、現場打ちコンクリート5が打設される上面11bとを有する本体部11と、本体部11の上部周縁部に一体形成されるとともに、当該本体部11の側面よりも側方に突出してフランジ状に形成されるフランジ部12と、を備える。【選択図】図8

Description

本発明は、床スラブ用コンクリート板および床スラブに関する。
梁と梁とに掛け渡されたプレキャストコンクリート製の床板の上に鉄筋を配筋し、当該コンクリート板上にさらにコンクリートを打設することによって形成された床スラブが知られている。このように上から現場打ちコンクリートが打設されるコンクリート板は、建物の上下階間に設置され、現場打ちコンクリートを打設する際の底部型枠として機能するとともに下階における天井部分としても機能することになる。
特開2013−044215号公報
ところで、床スラブの天井側に電線等の配線を施す際は、例えば、床スラブの下方に天井材を配置して二重天井とすることによって配線のための空間を形成したり、コンクリート板の下面よりも下方に突出するとともに梁から離れて設けられた垂壁構成体に配線のための貫通孔を形成したりすることで床スラブの天井側に電線等の配線を施している。
しかしながら、電線等を配線するために、このように二重天井を設けたり、垂壁構成体を別途形成したりしなければならず、床スラブの施工時に手間であった。
本発明の課題は、電線等を容易に配線することが可能となり、床スラブの施工性を向上させることができる床スラブ用コンクリート板および床スラブを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、例えば図1〜図8に示すように、建物の上下階間に水平方向に隣接して複数配置されるとともに上方から現場打ちコンクリート5が打設され、当該現場打ちコンクリート5と構造的に結合することで床スラブ1を構築する床スラブ用コンクリート板10において、
下階における天井面を構成する底面11aと、前記現場打ちコンクリート5が打設される上面11bとを有する本体部11と、
前記本体部11の上部周縁部に一体形成されるとともに、当該本体部11の側面よりも側方に突出してフランジ状に形成されるフランジ部12と、を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、本体部11の上部周縁部に、フランジ部12が、当該本体部11の側面よりも側方に突出して一体形成されるので、このようなフランジ部12を備えた床スラブ用コンクリート板10を水平方向に隣接して複数配置した際に、隣接する床スラブ用コンクリート板10,10間には、本体部11の側面とフランジ部12の下面とで囲まれるとともに下方に開放された凹型空間(例えば凹型空間20)が形成されることになる。このような凹型空間を利用すれば電線(例えば電線21)等を容易に配線することが可能となり、例えば二重天井を形成したり、垂壁構成体を形成したりする必要が無くなるので、床スラブ1の施工性を向上できる。
請求項2に記載の発明は、例えば図1,図3〜図8に示すように、請求項1に記載の床スラブ用コンクリート板10において、
前記本体部11には、当該本体部11を短手方向に貫通する貫通孔13が形成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、本体部11には、当該本体部11を短手方向に貫通する貫通孔13が形成されているので、電線(例えば電線21)等を貫通孔13に通すだけで本体部11の短手方向にも容易に配線することができる。さらに、隣接する床スラブ用コンクリート板10,10間に形成される凹型空間20と貫通孔13とが交差して配列されることになるので、これらを組み合わせて使えば電線等の配線を行う上で極めて利便性が高い。
請求項3に記載の発明は、例えば図3〜図8に示すように、請求項2に記載の床スラブ用コンクリート板10において、
前記本体部11には、当該本体部11の長手方向に長尺な第一鉄筋14と、
前記第一鉄筋14と交差して接合されるとともに、前記第一鉄筋14との接合箇所を谷部15cとしたジグザグ状に形成されることによって、前記本体部11の前記上面11bから上方に突出する突出部15aを有する第二鉄筋15と、が埋設されており、
前記第一鉄筋14および前記第二鉄筋15は、前記貫通孔13に干渉しない位置に配置されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、第一鉄筋14および第二鉄筋15は、貫通孔13に干渉しない位置に配置されているので、第一鉄筋14および第二鉄筋15が、貫通孔13を利用した電線(例えば電線21)等の配線に影響を与えない。そのため、電線等を第一鉄筋14および第二鉄筋15に関わりなく、確実に配線することができる。
また、第二鉄筋15は、第一鉄筋14との接合箇所を谷部15cとしたジグザグ状に形成されることによって、本体部11の上面11bから上方に突出する突出部15aを有するので、当該第二鉄筋15を介して床スラブ用コンクリート板10と現場打ちコンクリート5との結合状態を強固にすることができる。
請求項4に記載の発明は、例えば図2,図5〜図8に示すように、請求項3に記載の床スラブ用コンクリート板10において、
前記第二鉄筋15の前記突出部15aにおける山部15bには格子状に形成された第三鉄筋16が接合されることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、第二鉄筋15の突出部15aにおける山部15bには格子状に形成された第三鉄筋16が接合されるので、当該第三鉄筋16を介して床スラブ用コンクリート板10と現場打ちコンクリート5との結合状態を強固にすることができる。
請求項5に記載の発明は、例えば図1〜図8に示すように、請求項1〜4のいずれか一項に記載の床スラブ用コンクリート板10が、建物の上下階間に水平方向に隣接して複数配置されるとともに上方から現場打ちコンクリート5が打設されてなる床スラブ1であって、
隣接する床スラブ用コンクリート板10,10間には、前記本体部11の側面と前記フランジ部12の下面とで囲まれるとともに下方に開放された凹型空間20が形成されることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、隣接する床スラブ用コンクリート板10,10間には、本体部11の側面とフランジ部12の下面とで囲まれるとともに下方に開放された凹型空間20が形成されるので、凹型空間20を利用すれば電線(例えば電線21)等を容易に配線することが可能となり、例えば二重天井を形成したり、垂壁構成体を形成したりする必要が無くなるので、床スラブ1の施工性を向上できる。
請求項6に記載の発明は、例えば図6に示すように、請求項5に記載の床スラブ1において、
前記凹型空間20には電線21が配線されるとともに当該電線21に接続される照明器具22が設置されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、凹型空間20には電線21が配線されるので、凹型空間20を電線21の収納場所として利用することができる。また、凹型空間20には電線21に接続される照明器具22が設置されているので、例えば照明器具22を本体部11の下面に設置する場合に比して、下方への突出量を抑えることができる。これによって、床スラブ1下方に位置する建物の下階における天井周りをすっきりとさせることができ、見映えを向上させたり、上方からの圧迫感を軽減させたりすることができる。
本発明によれば、電線等を容易に配線することが可能となり、床スラブの施工性を向上させることができる。
床スラブが設けられた建物の一部を示す平面図である。 建物の一部における床スラブを示す断面図である。 床スラブ用コンクリート板を短手方向に切断した場合の断面図である。 床スラブ用コンクリート板を長手方向に切断した場合の部分拡大断面図である。 床スラブ用コンクリート板の第二鉄筋と第三鉄筋との接合前の状態を説明する図である。 現場打ちコンクリートを打設した状態を説明する図である。 貫通孔に電線を通す作業を説明する図である。 電線等の配線が終わった後の床スラブの状態を説明する図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
本実施の形態の床スラブ用コンクリート板10は、図1〜図8に示すように、建物の上下階間に水平方向に隣接して複数配置されるとともに上方から現場打ちコンクリート5が打設され、当該現場打ちコンクリート5と構造的に結合することで床スラブ1を構築するものである。床スラブ1の上方が上階とされ、下方が下階とされている。
床スラブ1は、建物の躯体を構成する複数の梁2に架け渡されて設置されている。また、複数の梁2は、下階側の柱3によって支持されるとともに、上階側の柱3を支持している。なお、これら複数の梁2と上下の柱3は構造的に結合されて一体化されているものとする。
そして、床スラブ用コンクリート板10は、プレキャストコンクリート製であり、図3〜図8に示すように、本体部11と、フランジ部12と、を備える。
本体部11は、下階における天井面を構成する底面11aと、現場打ちコンクリート5が打設される上面11bとを有する。
フランジ部12は、本体部11の上部周縁部に一体形成されるとともに、当該本体部11の側面よりも側方に突出してフランジ状に形成されている。
また、このフランジ部12と本体部11の上面11bとを含む床スラブ用コンクリート板10の面積は、本体部11の底面11aの面積よりも広く設定されている。さらに、フランジ部12の、本体部11の側面から側方への突出量は、床スラブ用コンクリート板10の全周において等しいものとする。
このような床スラブ用コンクリート板10は、側面視または断面視において凸型(またはハット型)に形成されている。
本体部11には、当該本体部11を短手方向に貫通する貫通孔13が形成されている。この貫通孔13は、本体部11を貫通するようにして設けられた管部材13aの内部中空部を指している。また、この管部材13aの両端部は開放されている。
なお、貫通孔13(管部材13a)は、図1に示すように、床スラブ用コンクリート板10の長手方向に間隔を空けて複数配置されている(図1では四本)。
また、本体部11には、当該本体部11の長手方向に長尺な第一鉄筋14と、この第一鉄筋14と交差して接合される第二鉄筋15と、が埋設されている。
第一鉄筋14はストレートな鉄筋であり、本体部11の短手方向に間隔を空けて複数埋設されている(本実施の形態では四本)。
第二鉄筋15は、山部15b(∧型部分)と谷部15c(∨型部分)とを含んだジグザグ状に形成された鉄筋であり、谷部15cが第一鉄筋14との接合箇所とされている。また、第二鉄筋15は、谷部15cのみが本体部11に埋設され、本体部11の上面11bよりも上方に突出する部分は突出部15aとされている。当該突出部15aは、現場打ちコンクリート5に埋設されることとなる。
また、第二鉄筋15は、両端部が山部15bの位置で切断された状態となっており、隣接する床スラブ用コンクリート板10の第二鉄筋15と接合される。第二鉄筋15の一方の端部は、他方の端部および山部15bの頂点よりも高さが低く設定されており、複数の床スラブ用コンクリート板10を水平方向に隣接して並べた際に、一方の端部の上に他方の端部が重なるように設定されている。また、他方の端部はフランジ部12よりも側方に若干突出した状態となっている。これら一方の端部と他方の端部は接合されることで山部15bを形成している。
そして、このような第一鉄筋14および第二鉄筋15は、図4等に示すように、貫通孔13(管部材13a)に干渉しない位置に配置されている。すなわち、貫通孔13は、第一鉄筋14および第二鉄筋15に阻害されずに本体部11を短手方向に通貫した状態となっている。
なお、第二鉄筋15の突出部15aにおける山部15bには、図5,図6等に示すように、格子状に形成された第三鉄筋16が接合される。当該第三鉄筋16も、現場打ちコンクリート5に埋設されることとなる。
以上のような構成の床スラブ用コンクリート板10を複数用いることによって床スラブ1を形成することができる。
すなわち、床スラブ1は、図1〜図8に示すように、床スラブ用コンクリート板10が、建物の上下階間に水平方向に隣接して複数配置されるとともに上方から現場打ちコンクリート5が打設されてなる。
なお、図2の例では、柱3,3のある位置に設けられた梁2,2の中間位置に中間梁(梁2)が設けられ、三つの梁2,2,2間に二つの床スラブ用コンクリート板10が架け渡されて、その上に床スラブ1を一括して形成した状態となっている。すなわち、床スラブ用コンクリート板10二つ分の長さの床スラブ1を一括で形成している。ただし、これに限られるものではなく、図1に示すように、床スラブ用コンクリート板10一つ分の長さを、床スラブ1の長さの最小単位とすればよい。二つ分の長さの床スラブ1を形成する場合と、床スラブ用コンクリート板10一つ分の長さの床スラブ1を形成する場合との違いは、中間梁2によって二つの床スラブ用コンクリート板10を連続して配置するか否かであって、床スラブ1の施工性や機能の差は特にないものとする。
つまり、本実施の形態で説明する床スラブ1の形成について説明は、図1の形態と図2の形態の双方の床スラブ1に適用することができる。
床スラブ1の形成についてより詳細に説明すると、床スラブ用コンクリート板10が架け渡される複数の梁2は上面から上方に突出する接続用鉄筋2aを備える。床スラブ用コンクリート板10は、複数の梁2の上面にフランジ部12を載せる形で当該複数の梁2に架け渡される。
さらに、複数の梁2のうち、床スラブ1の外周縁に当たる位置には側型枠4が設置される。すなわち、床スラブ1を形成するに当たっては、底面側の型枠として床スラブ用コンクリート板10が用いられ、側面側の型枠として側型枠4が用いられている。
また、第三鉄筋16は、床スラブ用コンクリート板10の第二鉄筋15の山部15bに接合されるとともに、複数の梁2の接続用鉄筋2aに対しても接合されている。これによって、床スラブ用コンクリート板10と梁2とが構造的に接続された状態となる。
このように各鉄筋が繋がった状態となり、周囲が型枠で囲まれた状態となったら、図4に示すように現場打ちコンクリート5が打設され、所定量の現場打ちコンクリート5が打設されたら、図5に示すように表面が均される。
一方、建物の下階側においては、隣接する床スラブ用コンクリート板10,10間に、本体部11の側面とフランジ部12の下面とで囲まれるとともに下方に開放された凹型空間20が形成されることになる。
凹型空間20は、下階における天井面を構成する本体部11の底面11aよりも上方に凹むようにして形成されている。本実施の形態において、当該凹型空間20には、電線21が配線されるとともに当該電線21に接続される照明器具22が設置されている。
また、本体部11には貫通孔13も形成された状態となっているので、例えば図1に示すように、隣接する床スラブ用コンクリート板10,10間に形成される凹型空間20と貫通孔13とが交差して配列されることになる(すなわち、格子状に配列される)。貫通孔13は、本体部11を貫通して形成されるため、下階側からは見えない状態となっている。
このような貫通孔13には、図5に示すように電線21が配線される。すなわち、電線21は凹型空間20にも貫通孔13にも配線することができるので、下階の天井において電線21を張り巡らせることができる。
なお、本実施の形態においては貫通孔13に通されるものとして電線21を挙げたが、これに限られるものではなく、例えば通信線を始めとする各種配線やユニット配線、流体用のパイプ・チューブ等を通してもよいものとする。
本実施の形態の照明器具22としては、凹型空間20に沿って長尺なものが使用されているが、長尺なものでなくてもよいし、蛍光灯やLED照明等その種類についても特に限定されるものではない。
そして、照明器具22と電線21とが凹型空間20で接続され、さらに凹型空間20の下方開放部分はカバー23によって覆われている。
電線21や照明器具22等のメンテナンス時には、カバー23を外して容易に作業を行うことができるので、現場での配線工事における作業軽減を図ることができる。
以上のような形態の床スラブ1は、複数の梁2間に複数の床スラブ用コンクリート板10を水平方向に隣接するように架け渡し、当該床スラブ用コンクリート板10と側型枠4とで囲まれた型枠内に現場打ちコンクリート5を打設することによって形成することができる。
複数の床スラブ用コンクリート板10間に形成される凹型空間20には、電線21や照明器具22を適宜設置する。また、貫通孔13にも電線21等を適宜配線する。
本実施の形態によれば、本体部11の上部周縁部に、フランジ部12が、当該本体部11の側面よりも側方に突出して一体形成されるので、このようなフランジ部12を備えた床スラブ用コンクリート板10を水平方向に隣接して複数配置した際に、隣接する床スラブ用コンクリート板10,10間には、本体部11の側面とフランジ部12の下面とで囲まれるとともに下方に開放された凹型空間20が形成されることになる。このような凹型空間を利用すれば電線21等を容易に配線することが可能となり、例えば二重天井を形成したり、垂壁構成体を形成したりする必要が無くなるので、床スラブ1の施工性を向上できる。
また、本体部11には、当該本体部11を短手方向に貫通する貫通孔13が形成されているので、電線21等を貫通孔13に通すだけで本体部11の短手方向にも容易に配線することができる。さらに、隣接する床スラブ用コンクリート板10,10間に形成される凹型空間20と貫通孔13とが交差して配列されることになるので、これらを組み合わせて使えば電線等の配線を行う上で極めて利便性が高い。
また、第一鉄筋14および第二鉄筋15は、貫通孔13に干渉しない位置に配置されているので、第一鉄筋14および第二鉄筋15が、貫通孔13を利用した電線21等の配線に影響を与えない。そのため、電線等を第一鉄筋14および第二鉄筋15に関わりなく、確実に配線することができる。
また、第二鉄筋15は、第一鉄筋14との接合箇所を谷部15cとしたジグザグ状に形成されることによって、本体部11の上面11bから上方に突出する突出部15aを有するので、当該第二鉄筋15を介して床スラブ用コンクリート板10と現場打ちコンクリート5との結合状態を強固にすることができる。
また、第二鉄筋15の突出部15aにおける山部15bには格子状に形成された第三鉄筋16が接合されるので、当該第三鉄筋16を介して床スラブ用コンクリート板10と現場打ちコンクリート5との結合状態を強固にすることができる。
また、隣接する床スラブ用コンクリート板10,10間には、本体部11の側面とフランジ部12の下面とで囲まれるとともに下方に開放された凹型空間20が形成されるので、凹型空間20を利用すれば電線21等を容易に配線することが可能となり、例えば二重天井を形成したり、垂壁構成体を形成したりする必要が無くなるので、床スラブ1の施工性を向上できる。
また、凹型空間20には電線21が配線されるので、凹型空間20を電線21の収納場所として利用することができる。また、凹型空間20には電線21に接続される照明器具22が設置されているので、例えば照明器具22を本体部11の下面に設置する場合に比して、下方への突出量を抑えることができる。これによって、床スラブ1下方に位置する建物の下階における天井周りをすっきりとさせることができ、見映えを向上させたり、上方からの圧迫感を軽減させたりすることができる。
1 床スラブ
2 梁
5 現場打ちコンクリート
10 床スラブ用コンクリート板
11 本体部
12 フランジ部
13 貫通孔
14 第一鉄筋
15 第二鉄筋
20 凹型空間
21 電線
22 照明器具

Claims (6)

  1. 建物の上下階間に水平方向に隣接して複数配置されるとともに上方から現場打ちコンクリートが打設され、当該現場打ちコンクリートと構造的に結合することで床スラブを構築する床スラブ用コンクリート板において、
    下階における天井面を構成する底面と、前記現場打ちコンクリートが打設される上面とを有する本体部と、
    前記本体部の上部周縁部に一体形成されるとともに、当該本体部の側面よりも側方に突出してフランジ状に形成されるフランジ部と、を備えることを特徴とする床スラブ用コンクリート板。
  2. 請求項1に記載の床スラブ用コンクリート板において、
    前記本体部には、当該本体部を短手方向に貫通する貫通孔が形成されていることを特徴とする床スラブ用コンクリート板。
  3. 請求項2に記載の床スラブ用コンクリート板において、
    前記本体部には、当該本体部の長手方向に長尺な第一鉄筋と、
    前記第一鉄筋と交差して接合されるとともに、前記第一鉄筋との接合箇所を谷部としたジグザグ状に形成されることによって、前記本体部の前記上面から上方に突出する突出部を有する第二鉄筋と、が埋設されており、
    前記第一鉄筋および前記第二鉄筋は、前記貫通孔に干渉しない位置に配置されていることを特徴とする床スラブ用コンクリート板。
  4. 請求項3に記載の床スラブ用コンクリート板において、
    前記第二鉄筋の前記突出部における山部には格子状に形成された第三鉄筋が接合されることを特徴とする床スラブ用コンクリート板。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の床スラブ用コンクリート板が、建物の上下階間に水平方向に隣接して複数配置されるとともに上方から現場打ちコンクリートが打設されてなる床スラブであって、
    隣接する床スラブ用コンクリート板間には、前記本体部の側面と前記フランジ部の下面とで囲まれるとともに下方に開放された凹型空間が形成されることを特徴とする床スラブ。
  6. 請求項5に記載の床スラブにおいて、
    前記凹型空間には電線が配線されるとともに当該電線に接続される照明器具が設置されていることを特徴とする床スラブ用コンクリート板。
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