JP3213023U - 地中梁用配筋構造 - Google Patents

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【課題】地中梁施工用の鉄筋ユニットを使用して基礎施工後の工事まで簡略化することができる地中梁用配筋構造を提供する。【解決手段】鉄筋で縦筋1Aと横筋1Bとを設ける。この鉄筋を溶接して格子状の鉄筋ユニットを形成する。この鉄筋ユニットを組み合せて地中梁10用の配筋構造とする。鉄筋ユニットにて建物の壁20側に設置される外部配筋体P1を構成する。鉄筋ユニットにて建物の内部に設置される内部配筋体を構成する。外部配筋体P1と内部配筋体との各縦筋1Aを上方に延長する。地中梁10上に構成する壁20の壁用配筋2を縦筋1Aで支持するように構成する。【選択図】図4

Description

本考案は、鉄筋を予め相互溶接して格子状に形成した鉄筋ユニットを使用する地中梁用配筋構造に関するものである。
地中梁を構成する配筋構造が特許文献1の地中梁用鉄筋組に記載されている。この配筋構造は、並列配置した矩形フープ筋と、該矩形フープ筋を連結する長尺主筋とで柱状籠筋体を形成したものである。そして、柱状籠筋体の下方に脚鉄筋を設け、柱状籠鉄筋体の端部に連結主筋を設けることで、地中梁の構築作業を効率化するというものである。
この配筋構造は、柱状籠筋体を連続して配置し、連続する柱状籠筋体に連結主筋を溶接等で互いに一体に連結する構造を成している。そのため、これらの溶接作業は鉄筋工が現場作業により行なっていた。しかし、基礎鉄筋工事の省力化、人手不足、人件費の高騰などから、現場作業の溶接作業を不要とする特許文献2のような鉄筋ユニットを使用した配筋構造が用いられている。
すなわち、特許文献2は、鉄筋を予め格子状に相互溶接して格子状に形成した鉄筋ユニットを使用した基礎の配筋構造が記載されている。この鉄筋ユニットは、工場にて生産され、折り畳んだ状態で現場に搬入し、現場において指定の場所に設置することにより短期間で基礎鉄筋工事を行なうことができるというものである。
特許第2737099号公報 特許第2968715号公報
ところが、特許文献2に記載の配筋構造は、特に、べた基礎および布基礎が一体となった住宅用基礎の外周部布基礎配筋構造を構成するもので、外周部立ち上がり組立鉄筋ユニットと、外周部ベース筋ユニットとによって構成している。
そのため、この鉄筋ユニットは住宅用の基礎を構築する配筋として限定されており、基礎が構成された後の他の構造物の配筋については、工事の省力化は図られていなかった。
すなわち、基礎となる地中梁が完成した後は、建物の壁や床を構成する配筋が施工される。ところが、鉄筋ユニットを使用することで基礎の配筋工事を合理化できるとしても、建物の壁や床を構成する配筋工事は旧態依然としたもので、壁用の配筋や床用の配筋をそれぞれ現場で溶接する作業になっており、これらの溶接工事まで合理化することはできない構成であった。
そこで本考案は、上述の課題を解消すべく案出されたもので、地中梁施工用の鉄筋ユニットを使用して基礎施工後の溶接工事まで簡略化することができる地中梁用配筋構造の提供を目的とするものである。
上述の目的を達成すべく本考案における第1の手段は、縦筋1Aと横筋1Bとから成る鉄筋1を予め相互溶接して格子状の鉄筋ユニットPを形成し、該鉄筋ユニットPを組み合せて地中梁を構成する地中梁用配筋において、鉄筋ユニットPは、建物の壁側に設置される外部配筋体P1と、建物の内部に設置される内部配筋体P2とで構成され、これら外部配筋体P1と内部配筋体P2との各縦筋1Aを上方に延長して地中梁10上に構成する壁20用又は床30用の配筋を支持するように構成したことにある。
第2の手段は、前記外部配筋体P1において、前記縦筋1Aを上方に延長すると共に、該縦筋1Aを躯体の外側に向けて屈曲して壁を構成する壁用縦配筋2Aを設け、該壁用縦配筋2Aに壁用配筋2を連結支持するように構成している。
第3の手段の前記壁用縦配筋2Aは、前記縦筋1Aから連続形成され、前記縦筋1Aを壁側に向けて斜めに屈曲した第1屈曲部1Aaと、斜めに屈曲された縦筋1Aの上端部から該縦筋1Aを垂直に向けて屈曲した第2屈曲部1Abにて形成されたものである。
第4の手段は、前記内部配筋体P2において、上方に延長された前記縦筋1Aと、該縦筋1Aの上部に固定された横筋1Bとでスラブ筋4を支持するスラブ筋受材3を構成したものである。
請求項1のごとく、鉄筋ユニットPを、建物の壁側に設置される外部配筋体P1と、建物の内部に設置される内部配筋体P2とで構成し、これら外部配筋体P1と内部配筋体P2との各縦筋1Aを延長して地中梁10上に構成する壁20用又は床30用の配筋を支持するように構成したことにより、鉄筋ユニットPを利用して地中梁施工後の溶接工事を簡略化することが可能になったものである。
請求項2のように、外部配筋体P1において、前記縦筋1Aを上方に延長すると共に、躯体の外側に向けて屈曲し、壁を構成する壁用縦配筋2Aを設け、該壁用縦配筋2Aに壁用配筋2を連結支持するように構成したことで、地中梁用の鉄筋ユニットPを利用して、地中梁上に構成する壁の配筋の一部まで構成することが可能になった。この結果、これまで、地中梁を設置後、後付けで地中梁配筋と壁配筋とを連結するために生じていた溶接作業が極めて合理化され、地中梁10施工後の壁20を構成する配筋工事まで簡略化することが可能になった。
請求項3のごとく、壁用縦配筋2Aは、前記縦筋1Aの上部を壁側に向けて斜めに屈曲した第1屈曲部1Aaと、斜めに屈曲された縦筋1Aの上端部を垂直に向けて屈曲した第2屈曲部1Abとで連続形成されているので、壁20のコンクリートの被り厚さの中に配筋することができる。
請求項4のように、内部配筋体P2において、上方に延長された縦筋1Aと、該縦筋1Aの上部に固定された横筋1Bとでスラブ筋4を支持するスラブ筋受材3を構成することにより、地中梁用の鉄筋ユニットPを利用して、地中梁10上に構成する床30のスラブ筋4を支持することが可能になった。この結果、これまで、地中梁10を設置後、地中梁10上にスペーサーを設置し、このスペーサー上にスラブ筋4を設置するといった作業やスペーサーの部材が不要になり、施工時間を大幅に短縮することが可能になった。
このように本考案によると、地中梁施工用の鉄筋ユニットを使用して基礎施工後の工事を簡略化することができるなどといった当初の目的を達成することができる。
本考案の一実施例を示す使用斜視図である。 本考案の外部配筋体を示す斜視図である。 本考案の内部配筋体を示し、(イ)は連結前の斜視図、(ロ)は連結状態を示す斜視図である。 本考案の外部配筋体の配筋状態を示す側断面図である。 本考案の内部配筋体の配筋状態を示す側断面図である。
以下、本考案の実施例を説明する。本考案は、鉄筋1を予め格子状に相互溶接して格子状に形成した鉄筋ユニットPを組み合せて構成する地中梁用の配筋構造である。すなわち、縦筋1Aと横筋1Bとを組み合わせて溶着し、梯子状の鉄筋ユニットPを形成し、この鉄筋ユニットPを組み合わせて地中梁の配筋施工を行うものである(図1参照)。
この鉄筋ユニットPは予め工場にて生産されるもので、現場に搬入して指定の場所に設置される。したがって、現場において鉄筋工が鉄筋を切断し、あるいは溶接しながら地中梁用の配筋を行なう場合に比べて、極めて合理的な配筋工事が可能になる。
本考案の鉄筋ユニットPは、外部配筋体P1と内部配筋体P2とを備えている(図1参照)。いずれも縦筋1Aと横筋1Bとを組み合わせて梯子状に形成している(図2、図3(イ)参照)。更に、これら複数の外部配筋体P1や内部配筋体P2を組み合わせるには、棒状鉄筋1Cを介して針金で結束する(図3(ロ)参照)。
外部配筋体P1は、建物の壁側に設置される部位の鉄筋ユニットPである。一方、内部配筋体P2は、建物の内部に設置される部位の鉄筋ユニットPである。
本考案では、これら外部配筋体P1と内部配筋体P2との各縦筋1Aを上方に延長して地中梁上に構成する壁又は床の配筋を支持するように構成している。
すなわち、外部配筋体P1の縦筋1Aを上方に延長すると共に、躯体の外側に向けて屈曲して壁を構成する壁用縦配筋2Aを設けている(図2参照)。そして、この壁用縦配筋2Aに壁用配筋2の壁用横配筋2Bや、上方に延長する他の壁用縦配筋2Aを連結して、壁20を構成する壁用配筋2を支持するように構成している(図4参照)。したがって、この外部配筋体P1は、地中梁10と壁20とを構成する配筋構造になっている。
図示の壁用縦配筋2Aは、縦筋1Aの上部を壁側に向けて斜めに屈曲した第1屈曲部1Aaと、斜めに屈曲された縦筋1Aの上端部を垂直に向けて屈曲した第2屈曲部1Abとを介して形成されたものである(図4参照)。
一方、建物の内部に設置される内部配筋体P2は、床を構成するスラブ筋4を支持する部位として使用する。すなわち、内部配筋体P2の縦筋1Aを上方に延長し、この縦筋1Aの上部に横筋1Bを固定してスラブ筋受材3を構成する(図3(イ)参照)。このスラブ筋受材3で基礎施工後の床を構成するスラブ筋4を支持するものである(図5参照)。この結果、内部配筋体P2は、地中梁10を構成すると共に、床30を構成するスラブ筋4の配筋を簡易にする補助筋として使用することができる。
従来では、床を構成するスラブ筋4を配筋する際に、梁配筋とスラブ筋4との間に隙間があるのでスペーサーの設置が必要になっていた。そこで、このスラブ筋受材3を構成しておくことで、このスペーサーを設置する手間やスペーサー自体が不要になる。
このように、本考案では、外部配筋体P1と内部配筋体P2とを利用して、地中梁10上に構成する壁20や床30の配筋を支持するように構成しているので、地中梁10施工後の工事を極めて簡略化することができるものである。
尚、本考案における各構成は図示例に限定されるものではなく、本考案の要旨を変更しない範囲での設計変更は自由に行える。
P 鉄筋ユニット
P1 外部配筋体
P2 内部配筋体
1 鉄筋
1A 縦筋
1Aa 第1屈曲部
1Ab 第2屈曲部
1B 横筋
1C 棒状鉄筋
2 壁用配筋
2A 壁用縦配筋
2B 壁用横配筋
3 スラブ筋受材
4 スラブ筋
10 地中梁
20 壁
30 床

Claims (4)

  1. 縦筋と横筋とから成る鉄筋を予め相互溶接して格子状の鉄筋ユニットを形成し、該鉄筋ユニットを組み合せて地中梁を構成する地中梁用配筋において、前記鉄筋ユニットは、建物の壁側に設置される外部配筋体と、建物の内部に設置される内部配筋体とで構成され、これら外部配筋体と内部配筋体との各縦筋を上方に延長して地中梁上に構成する壁用又は床用の配筋を支持するように構成したことを特徴とする地中梁用配筋構造。
  2. 前記外部配筋体において、前記縦筋を上方に延長すると共に、該縦筋を躯体の外側に向けて屈曲して壁を構成する壁用縦配筋を設け、該壁用縦配筋に壁用配筋を連結支持するように構成した請求項1記載の地中梁用配筋構造。
  3. 前記壁用縦配筋は、前記縦筋から連続形成され、前記縦筋を壁側に向けて斜めに屈曲した第1屈曲部と、斜めに屈曲された前記縦筋の上端部から前記縦筋を垂直に向けて屈曲した第2屈曲部にて形成された請求項2記載の地中梁用配筋構造。
  4. 前記内部配筋体において、上方に延長された前記縦筋と、該縦筋の上部に固定された横筋とでスラブ筋を支持するスラブ筋受材を構成する請求項1記載の地中梁用配筋構造。
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