JP2016117132A - 裁断機の保護装置、裁断機の保護方法、裁断機の保護装置用のプログラム、および、裁断システム - Google Patents

裁断機の保護装置、裁断機の保護方法、裁断機の保護装置用のプログラム、および、裁断システム Download PDF

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【課題】様々の高さの対象物を裁断する場合にも、裁断機を止めることができる保護装置等を提供する。【解決手段】レーザ照射手段(5)から、裁断機10において裁断対象(P)が設置される設置場所(13)に線状のレーザ光Lが照射され、レーザ照射手段の照射方向と異なる方向から撮像手段(7)により撮像された画像を取得し(S3)、取得した画像からレーザ光の部分を抽出し、抽出したレーザ光の部分における線の性質を解析し(S4からS6)、解析結果に基づき、裁断機の作動を停止する(S5、S7)。【選択図】図4

Description

本発明は、裁断機の保護装置、裁断機の保護方法、裁断機の保護装置用のプログラム、および、裁断システムに関する。
裁断機は、対象物を裁断する際、ユーザを保護する様々な保護機能を備えている。例えば、特許文献1には、機械部分間に配置され、動いている機械部分に取り付けられる光電検知器と、光線が遮断されると動作中の機械の作業動作を停止させる停止手段と、他方の機械部分により光線が遮断される前に少なくとも直接的に停止手段を非活性化させる非活性化手段とを含んでいる保護装置が開示されている。
特表2003−535294号公報
しかしながら、従来技術では、高さが一定である対象物にしか適用できず、枚数により高さが変化する対象物や上面が湾曲している対象物の上に、対象物以外のものがある場合に、裁断機を止めることが困難であった。
そこで、本発明は上記の問題点等に鑑みて為されたもので、その課題の一例は、様々の高さの対象物を裁断する場合にも、裁断機を止めることができる保護装置等を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、レーザ照射手段から、裁断機において裁断対象が設置される設置場所に線状のレーザ光が照射され、当該レーザ照射手段の照射方向と異なる方向から撮像手段により撮像された画像を取得する画像取得手段と、前記取得した画像からレーザ光の部分を抽出する抽出手段と、前記抽出したレーザ光の部分における線の性質を解析する解析手段と、前記解析手段の解析結果に基づき、前記裁断機の作動を停止する停止手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の裁断機の保護装置において、前記解析手段が、前記抽出したレーザ光の部分の線の連続性を解析することを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の裁断機の保護装置において、前記解析手段が、前記抽出したレーザ光の部分における線分の数を計数し、前記停止手段が、前記計数した線分の数に基づき、前記裁断機の作動を停止することを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の裁断機の保護装置において、前記設置場所に前記裁断対象が設置された場合に、前記レーザ光の部分が現れる部分に、前記抽出手段が抽出する画像範囲を設定することを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、画像取得手段が、レーザ照射手段から、裁断機において裁断対象が設置される設置場所に線状のレーザ光が照射され、当該レーザ照射手段の照射方向と異なる方向から撮像手段により撮像された画像を取得する画像取得ステップと、抽出手段が、前記取得した画像からレーザ光の部分を抽出する抽出ステップと、解析手段が、前記抽出したレーザ光の部分における線の性質を解析する解析ステップと、停止手段が、前記解析手段の解析結果に基づき、前記裁断機の作動を停止する停止ステップと、を有することを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、コンピュータを、レーザ照射手段から、裁断機において裁断対象が設置される設置場所に線状のレーザ光が照射され、当該レーザ照射手段の照射方向と異なる方向から撮像手段により撮像された画像を取得する画像取得手段、前記取得した画像からレーザ光の部分を抽出する抽出手段、前記抽出したレーザ光の部分における線の性質を解析する解析手段、および、前記解析手段の解析結果に基づき、前記裁断機の作動を停止する停止手段として機能させることを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、裁断対象を裁断する裁断機と、前記裁断機の保護装置と、前記裁断機において前記裁断対象が設置される設置場所に線状のレーザ光が照射するレーザ照射装置と、前記レーザ照射装置の照射方向と異なる方向から撮像する撮像装置と、を備え、前記保護装置が、前記撮像装置により撮像された画像を取得する画像取得手段と、前記取得した画像からレーザ光の部分を抽出する抽出手段と、前記抽出したレーザ光の部分における線の性質を解析する解析手段と、前記解析手段の解析結果に基づき、前記裁断機の作動を停止する停止手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、レーザ照射手段の照射方向と異なる方向から撮像手段により撮像され、レーザ光の部分における線の性質を解析することにより、対象物の高さに依存せず、対象物の上に対象物以外のものがある場合、裁断機を止めることができる。
本発明の実施形態に係る裁断システムの概要構成例を示す模式図である。 図1の裁断機の正面を示す模式図である。 図1の制御装置の概要構成の一例を示すブロック図である。 図1の裁断システムの制御装置の動作例を示すフローチャートである。 裁断機の製品台部に照射されたレーザ光の一例を示す模式図である。 製品台部に設置された製品に照射されたレーザ光の一例を示す模式図である。 製品台部に設置された製品に照射されたレーザ光の一例を示す模式図である。 製品台部に設置された製品に照射されたレーザ光の一例を示す模式図である。 裁断機の製品台部に照射されたレーザ光と、撮像装置の画像範囲との位置関係の一例を示す模式図である。 製品台部に設置された製品に照射されたレーザ光と撮像装置の画像範囲の一例とを示す模式図である。 製品台部に設置された製品に照射されたレーザ光と撮像装置の画像範囲の一例とを示す模式図である。 製品台部に設置された製品に照射されたレーザ光と撮像装置の画像範囲の一例とを示す模式図である。 製品台部に設置された製品に照射されたレーザ光と撮像装置の画像範囲の一例とを示す模式図である。 製品台部に設置された製品に照射されたレーザ光の一例を示す模式図である。 裁断システムの変形例を示す模式図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、裁断システムに対して本発明を適用した場合の実施形態である。
[1.裁断システムおよび制御装置の構成および機能概要]
(1.1 裁断システム1の構成および機能)
まず、本発明の一実施形態に係る裁断システムの構成および概要機能について、図1および図2を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係る裁断システム1の概要構成例を示す模式図である。図2は、裁断機の正面を示す模式図である
図1に示すように、裁断システム1は、裁断対象の製品Pに向けてレーザ光を照射するレーザ照射装置5(レーザ照射手段の一例)と、レーザ照射装置5の照射方向と異なる方向から撮像する撮像装置7(撮像手段の一例)と、裁断対象の製品Pを裁断する裁断機10と、裁断システム1を制御する制御装置20(裁断機の保護装置の一例)と、を備えている。
レーザ照射装置5と、撮像装置7と、裁断機10と、制御装置20とは、データを送受信したり、指令を送信したりするためのケーブルにより接続されている。レーザ照射装置5と、撮像装置7と、裁断機10等は、制御装置20により制御される。
裁断機10は、裁断対象の製品Pを裁断する断裁刃部11と、製品Pを上方から押さえつけるクランプバー部12と、裁断される製品Pを載せる製品台部13と、製品Pの設置位置を決めるバックゲージ部14と、クランプバー部12を下降させるクランプバー作動ペダル部15と、断裁刃部11を作動させる断裁刃作動ボタン部16と、を有する。
断裁刃部11は、製品Pを裁断する断裁刃を有する。断裁刃部11は、断裁刃用駆動部(図示せず)により、製品Pを裁断する。
クランプバー部12は、例えば、鉄製である。クランプバー部12は、クランプバー用駆動部(図示せず)により、下降して重みで製品Pを押さえつける。裁断対象の一例の製品Pは、例えば、印刷されたシート状の紙、または、折り込まれた紙が、多層に積まれたものである。製品台部13(裁断機において裁断対象が設置される設置場所の一例)は、紙が多層された製品Pを載せる面を有する。
なお、断裁刃用駆動部およびクランプバー用駆動部は、制御装置20と接続した裁断機10の制御部(図示せず)により、制御されている。
バックゲージ部14は、裁断機10を操作するユーザに対して製品台部13上の後方に設置される。バックゲージ部14は、紙が多層された製品Pを揃えて、所定の位置で、断裁刃部11により裁断されるように位置決めする。
クランプバー作動ペダル部15は、ユーザの足により踏み込まれるように、裁断機10の下部に設置される。
断裁刃作動ボタン部16は、図2に示すように、製品台部13のユーザ側の側面に2カ所設置されている。ユーザが左右の手で、同時に2つの断裁刃作動ボタン部16を押した場合に、断裁刃部11が断裁刃用駆動部により下降して、製品Pを裁断する。なお、クランプバー部12が所定値以上、下降している場合に、断裁刃用駆動部が作動する。
また、裁断機10は、断裁刃部11および断裁刃用駆動部、ならびに、クランプバー部12およびクランプバー用駆動部に対するストッパー(図示せず)を有する。ストッパーが作動していると、クランプバー作動ペダル部15が踏み込まれても、クランプバー部12は動かず、2つの断裁刃作動ボタン部16が押されても、断裁刃部11は動かない。
レーザ照射装置5は、レーザ素子を有し、直線状のレーザ光を照射するラインレーザである。レーザ照射装置5は、図1および図2に示すように、断裁刃部11およびクランプバー部12の上方(図中)に設置される。例えば、レーザ照射装置5は、断裁刃部11とクランプバー部12と間から、製品台部13に向けてレーザ光を照射できる位置に設置される。レーザ照射装置5は、製品台部13に設置された製品Pに対して断裁刃部11の断裁刃が降りる位置にほぼ沿って、直線状のレーザ光を照射する。
撮像装置7は、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の撮像素子を有するデジタルカメラである。
撮像装置7は、図1および図2に示すように、断裁刃部11およびクランプバー部12の上方(図中)において、レーザ照射装置5の照射方向と異なる方向から撮像する位置に設置される。
撮像装置7は、断裁刃部11の断裁刃の長手方向に2台設置される。2台の撮像装置7は、断裁刃部11により裁断される箇所全てをカバーするように撮像する。
制御装置20は、コントローラ(例えば、プログラマブルロジックコントローラ)として、レーザ照射装置5、撮像装置7、および、裁断機10を制御する。また、制御装置20は、撮像装置7からの画像データを画像処理する。特に、制御装置20は、画像処理の結果に基づき、裁断機10による断裁刃部11およびクランプバー部12の作動を停止する制御する。
なお、制御装置20は、画像処理を行う画像処理の部分と、裁断機10、レーザ照射装置5、撮像装置7等を制御する部分とに分かれていてもよい。
(1.2 制御装置20の構成および機能)
次に、制御装置20の構成および機能について、図3を用いて説明する。
図3は、制御装置20の概要構成の一例を示すブロック図である。
図3に示すように、裁断機10の保護装置として機能する制御装置20は、例えば、パーソナルコンピュータやプログラマブルロジックコントローラ等であり、通信部21と、記憶部22と、表示部23と、操作部24と、入出力インターフェース部25と、システム制御部26とを備えている。そして、システム制御部26と入出力インターフェース部25とは、システムバス27を介して接続されている。
通信部21は、レーザ照射装置5、撮像装置7、および、裁断機10等とのデータや信号の送受信を行う。
記憶部22は、例えば、ハードディスクドライブ等からなり、オペレーティングシステム、制御用のプログラムや画像処理用のプログラム等を記憶する。
表示部23は、例えば、液晶表示素子または有機EL素子等によって構成されている。表示部23には、裁断システム1の制御するための入力情報や画像処理の結果等が表示される。
操作部24は、例えば、キーボードおよびマウス等によって構成されている。ユーザは、操作部24を使用して、裁断システム1の制御するための入力情報を入力する。
入出力インターフェース部25は、通信部21および記憶部22とシステム制御部26とのインターフェースである。
システム制御部26は、例えば、CPU26aと、ROM26bと、RAM26cとを有する。システム制御部26は、CPU26aが、ROM26bや、RAM26cや、記憶部22に記憶された各種プログラムを読み出して実行する。例えば、システム制御部26は、画像処理を実行する。なお、これらのプログラムを記憶した記録媒体等をシステム制御部26が読み出し実行してもよい。
[2.裁断システムの動作]
次に、本発明の1実施形態に係る裁断システムの動作について図4から図13を用いて説明する。
図4は、裁断システム1の制御装置20の動作例を示すフローチャートである。図5から図8は、裁断機10の製品台部13に照射されたレーザ光の一例を示す模式図である。図9から図13は、裁断機10の製品台部13に照射されたレーザ光と、撮像装置7の画像範囲30との位置関係の一例を示す模式図である。
まず、裁断機10および制御装置20の電源が入れられ、制御装置20のプログラムが起動する。制御装置20の起動により、下記の一連の処理による、裁断機10の製品台部13上の監視が開始される。起動時は、裁断機10のストッパーが作動している状態で、クランプバー部12は動かず、断裁刃部11は動かない状態である。
図4に示すように、裁断システム1は、終了か否かの判定を行う(ステップS1)。具体的には、裁断システム1の制御装置20は、裁断機10および制御装置20の電源がONまたはOFFであるか否かを判定する。
終了でない場合(ステップS1;NO)、裁断システム1は、レーザ光を照射する(ステップS2)。具体的には、制御装置20は、レーザ照射装置5がレーザ光を照射するように指示の信号を送信する。レーザ照射装置5は、裁断機10の製品台部13の上にレーザを照射する。
図5に示すように、製品Pが製品台部13に無い場合は、製品台部13上に1直線のレーザ光Lが投影される。図6に示すように、製品Pが製品台部13にある場合は、製品P上のレーザ光Lと、製品台部13上のレーザ光Lとに分かれる。また、図7に示すように、製品P上にユーザの指等の物がある場合、レーザ光Lが斜め方向から見ると、指等の物が載っている部分が曲がった状態になる。また、図8に示すように、折り込まれた紙が、多層に積まれた製品Pである場合、製品Pの上面が湾曲しているので、レーザ光Lを斜め方向から見ると、レーザ光Lが湾曲して見える。図5から図8は、撮像装置7方向から見た様子を模式的に示している。
なお、製品台部13におけるレーザ光Lの投影のおおよその位置は、断裁刃部11またはクランプバー部12が降りる位置である。
次に、裁断システム1は、撮像する(ステップS3)。具体的には、制御装置20は、各撮像装置7が画像を撮像するように指示の信号を送信する。各撮像装置7が、レーザ光照射後の画像を撮像し、画像データを制御装置20に送信する。
図9に示すように、画像範囲30は、製品Pが製品台部13に無い状態では、レーザ光Lが入らない範囲で設定される。この画像範囲30は、2台の撮像装置7の撮像範囲でもよいし、撮像後に画像から、画像範囲30を切り出した範囲でもよい。画像範囲30は、撮像装置7に対して、レーザ光Lより奥の位置に設定される。図9において、図中下方がユーザ側である。
また、画像範囲30の大きさは、断裁刃部11およびクランプバー部12の長さと、製品Pの厚さとに応じて、設定される。画像範囲30の図中長手方向は、断裁刃部11およびクランプバー部12の長さに対応し、短手方向は、製品Pの厚さの最大値、または、各製品Pの厚さに関する情報により設定される。
このように、制御装置20は、レーザ照射手段から、裁断機において裁断対象が設置される設置場所に線状のレーザ光が照射され、当該レーザ照射手段の照射方向と異なる方向から撮像手段により撮像された画像を取得する画像取得手段の一例として機能する。画像範囲30は、前記設置場所に前記裁断対象が設置された場合に、前記レーザ光の部分が現れる部分に、前記抽出手段が抽出する画像範囲の一例である。
次に、裁断システム1は、レーザ光の部分があるか否かを判定する(ステップS4)。具体的には、制御装置20は、各撮像装置7から受信した画像データを画像処理して、レーザ光の部分があるか否かを判定する。例えば、画像データを微分処理して、所定の閾値以上の画素を抽出する。所定の閾値以上の画素が抽出された場合、制御装置20は、画像範囲30内にレーザ光の部分があると判定する。なお、レーザ光の部分における線の性質を解析する一例として、所定の閾値以上の画素であって、所定数の画素数、または、所定の長さの線分である場合、制御装置20は、画像範囲30内にレーザ光の部分があると判定してもよい。
図9に示すように、製品Pが製品台部13に無い場合は、画像範囲30にレーザ光Lは写っていない。従って、画像範囲30内にレーザ光の部分が無いと判定される。
図10に示すように、製品Pが製品台部13にある場合は、撮像装置7方向から見ると、製品P上のレーザ光Lが、図中、上方にずれて、画像範囲30の中に入る。従って、レーザ光Lの線分があり、所定の閾値以上の画素があるので、画像範囲30内にレーザ光の部分があると判定される。
図11に示すように、製品P上にユーザの指等の物がある場合、画像範囲30内のレーザ光Lが分裂する。レーザ光Lが分裂しているが、画像範囲30内に所定の閾値以上の画素があるので、画像範囲30内にレーザ光の部分があると判定される。
また、図12に示すように、折り込まれた紙が、多層に積まれた製品Pである場合、製品Pの上面が湾曲しているので、レーザ光Lを斜め方向から見ると、レーザ光Lが湾曲して見える。レーザ光Lが湾曲しているが、画像範囲30内に所定の閾値以上の画素があるので、画像範囲30内にレーザ光の部分があると判定される。
このように、制御装置20は、前記取得した画像からレーザ光の部分を抽出する抽出手段の一例として機能する。制御装置20は、前記抽出したレーザ光の部分における線の性質を解析する解析手段の一例として機能する。
レーザ光の部分が無い場合(ステップS4;NO)、裁断システム1は、ストッパーを作動させる(ステップS5)。具体的には、制御装置20は、裁断機10における断裁刃部11および断裁刃用駆動部、ならびに、クランプバー部12およびクランプバー用駆動部に対するストッパーが作動するように、裁断機10に指令信号を送信する。制御装置20からの指令信号に従い、裁断機10は、ストッパーを作動させる。
レーザ光の部分がある場合(ステップS4;YES)、裁断システム1は、レーザ光の線分の本数の算出する(ステップS6)。具体的には、制御装置20は、ステップS4の微分処理後の画像範囲30内における所定の閾値以上の画素に対して、画素の上下の4近傍の画素や斜め方向を含めた8近傍等にある画素を連結させた連結領域(レーザ光の部分における線分の一例)を生成する。なお、この連結処理を、4近傍や8近傍に対する更なる近傍に対して行ってもよい。制御装置20は、連結領域の数を算出する。連結領域の数は、画像範囲30におけるレーザ光の部分が、製品Pの上にあるものにより分断して、生成した線分の数に対応する。連結領域の数が2以上あることは、レーザ光Lの連続性が失われていることである。
図9に示すような場合、レーザ光の線分の本数が0である。図10に示すような場合、レーザ光の線分の本数が1である。図11に示すような場合、レーザ光の線分の本数が5である。図12に示すような場合、レーザ光の線分の本数が1である。図13に示すような場合、レーザ光の線分の本数が5である。
このように、制御装置20は、前記抽出したレーザ光の部分における線の性質を解析する解析手段の一例として機能する。制御装置20は、前記抽出したレーザ光の部分の線の連続性を解析する解析手段の一例として機能する。制御装置20は、前記抽出したレーザ光の部分における線分の数を計数する解析手段の一例として機能する。
次に、裁断システム1は、装置を止めるか否かを判定する(ステップS7)。具体的には、制御装置20は、レーザ光の線分の本数(連結領域の数)が、1でない場合、裁断機10を止めると判定する。レーザ光の線分の本数が1でない場合は、レーザ光が分断され、レーザ光の部分の線の連続性を失っているので、製品Pの上に何か異物がある可能性が高い。なお、制御装置20は、レーザ光の線分の長さを算出して、レーザ光の線分の長さが所定値以下ならば、裁断機10を止めると判定してもよい。この所定値は、製品Pの大きさに依存させてもよい。
なお、ステップS4の処理は、ステップS6の処理において、レーザ光の線分の本数が0の場合に相当するので、ステップS4の処理を省略してもよい。但し、ステップS4の処理により、ステップS6の処理が行われなくても、ストッパーを作動させることができる。すなわち、製品台部13に何も置かれていない場合、断裁刃部11およびクランプバー部12が作動することを防止できる。
このように、制御装置20は、前記解析手段の解析結果に基づき、前記裁断機の作動を停止する停止手段の一例として機能する。制御装置20は、前記計数した線分の数に基づき、前記裁断機の作動を停止する停止手段の一例として機能する。
装置を止め無い場合(ステップS7;NO)、すなわち、レーザ光の線分の本数が1である場合、裁断システム1は、ストッパーを解除する(ステップS8)。具体的には、制御装置20は、裁断機10における断裁刃部11および断裁刃用駆動部、ならびに、クランプバー部12およびクランプバー用駆動部に対するストッパーが解除するように、裁断機10に指令信号を送信する。制御装置20からの指令信号に従い、裁断機10は、ストッパーを解除させる。
ストッパーが解除されたことにより、ユーザがクランプバー作動ペダル部15を踏み込むと、クランプバー部12が下がり、製品Pを押さえる。そして、ユーザが、2つの断裁刃作動ボタン部16を同時に押すと、断裁刃部11が下りて、製品Pを裁断する。
ステップS8において、ストッパーを解除した後、ステップS1の処理に戻り、制御装置20は、製品台部13上の監視を行う。
装置を止める場合(ステップS7;YES)、すなわち、レーザ光の線分の本数が1でない場合、裁断システム1は、ストッパーを作動させる(ステップS5)。
ステップS5において、ストッパーを作動した後、ステップS1の処理に戻り、制御装置20は、製品台部13上の監視を行う。
ステップS1の処理に戻り、終了である場合(ステップS1;YES)、裁断システム1は、一連の処理を終了する。
以上、本実施形態によれば、レーザ照射装置5から、裁断機10において製品Pが設置される製品台部13に線状のレーザ光Lが照射され、レーザ照射装置5の照射方向と異なる方向から撮像装置7により撮像された画像を取得し、取得した画像からレーザ光Lの部分を抽出し、抽出したレーザ光の部分における線の性質(例えば、レーザ光の部分の線の連続性、レーザ光の線分の本数)を解析し、解析結果に基づき、裁断機10の作動を停止することにより、レーザ照射装置5の照射方向と異なる方向から撮像装置7により撮像され、レーザ光Lの部分における線の性質を解析することにより、製品Pの高さに依存せず、製品Pの上に製品P以外のものがある場合、裁断機10を止めることができる。
また、本実施形態によれば、製品Pの上面が湾曲していても、レーザ光の部分における線の性質、例えば、線の連続性、線分の本数を解析するので、製品Pの上に製品P以外のものがある場合、裁断機10を止めることができる。例えば、図13に示すように、製品Pの上面が湾曲していても、レーザ光Lの部分における線の性質により判定できる。
また、本実施形態によれば、裁断対象上のレーザ光の部分における線の性質を解析するため、裁断対象を裁断機10の製品台部13上どの位置に置いても検出できる。
また、本実施形態によれば、裁断対象の絵柄の変化を検出しているのではないため、絵柄が変化しても調整の必要がなく、多様な裁断対象を扱う裁断機でも、制御装置20を、簡単に適用できる。
また、本実施形態によれば、レーザ照射装置5および撮像装置7を裁断機10に取り付けるだけの複雑な構成ではないため、従来設備に対して、後付けが可能である。
また、抽出したレーザ光の部分の線の連続性を解析する場合、裁断機10の作動の停止に関して、簡易に高精度に判定できる。
また、抽出したレーザ光の部分における線分の数を計数し、計数した線分の数に基づき、裁断機10の作動を停止する場合、裁断機10の作動の停止に関して、簡易に高精度に判定できる。
また、設置場所の一例の製品台部13に裁断対象の一例の製品Pが設置され、レーザ光の部分が現れる部分に、抽出する画像範囲30を設定する場合、設置場所に裁断対象が設置されていない場合も、簡易に判定できる。
なお、抽出したレーザ光の部分における線の性質の解析の一例として、ステップS6およびステップS7において、図14に示すように、レーザ光Lが、所定の範囲θから逸脱したか否かを、制御装置20が判定してもよい。
具体的には、制御装置20が、レーザ光Lの線のトレンドとして、レーザ光Lの各画素に基づいたスプライン関数を求め、スプライン関数から値θを外れていないか否かを判定する。所定の範囲θから逸脱した場合、裁断機10の作動を停止する。このように、レーザ光の部分における線の性質を解析することにより、対象物の高さ依存せず、対象物の上に対象物以外のものがある場合、裁断機10を止めることができる。
また、レーザ光の部分における線の性質の解析の一例として、レーザ光の形状を解析してもよい。例えば、レーザ光の部分における線に一定数以上の変曲点が存在するか否かを判定してもよい。連続性を有していても、一定数以上の変曲点(例えば、こぶが2つあり、変曲点が3箇所ある場合)が存在する場合、裁断機10が止められるようにしてもよい。また、線を関数に変換して1回微分をした際に、変化量が一定以上になった場合に、裁断機10が止められるようにしてもよい。
また、レーザ照射手段の照射方向と異なる方向から撮像する撮像手段の一例として、図15に示すように、レーザ照射装置5および撮像装置7を設置してもよい。また、図15において、レーザ照射装置5および撮像装置7の位置が入れ替わってもよい。
なお、上述した実施形態は、裁断対象として、板状のプラスティックや金属等でも適用可能である。
1:裁断システム
5:レーザ照射装置(レーザ照射手段)
7:撮像装置(撮像手段)
10:裁断機
13:製品台部(設置場所)
20:制御装置(保護装置)
P:製品(裁断対象)

Claims (7)

  1. レーザ照射手段から、裁断機において裁断対象が設置される設置場所に線状のレーザ光が照射され、当該レーザ照射手段の照射方向と異なる方向から撮像手段により撮像された画像を取得する画像取得手段と、
    前記取得した画像からレーザ光の部分を抽出する抽出手段と、
    前記抽出したレーザ光の部分における線の性質を解析する解析手段と、
    前記解析手段の解析結果に基づき、前記裁断機の作動を停止する停止手段と、
    を備えることを特徴とする裁断機の保護装置。
  2. 請求項1に記載の裁断機の保護装置において、
    前記解析手段が、前記抽出したレーザ光の部分の線の連続性を解析することを特徴とする裁断機の保護装置。
  3. 請求項2に記載の裁断機の保護装置において、
    前記解析手段が、前記抽出したレーザ光の部分における線分の数を計数し、
    前記停止手段が、前記計数した線分の数に基づき、前記裁断機の作動を停止することを特徴とする裁断機の保護装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の裁断機の保護装置において、
    前記設置場所に前記裁断対象が設置された場合に、前記レーザ光の部分が現れる部分に、前記抽出手段が抽出する画像範囲を設定することを特徴とする裁断機の保護装置。
  5. 画像取得手段が、レーザ照射手段から、裁断機において裁断対象が設置される設置場所に線状のレーザ光が照射され、当該レーザ照射手段の照射方向と異なる方向から撮像手段により撮像された画像を取得する画像取得ステップと、
    抽出手段が、前記取得した画像からレーザ光の部分を抽出する抽出ステップと、
    解析手段が、前記抽出したレーザ光の部分における線の性質を解析する解析ステップと、
    停止手段が、前記解析手段の解析結果に基づき、前記裁断機の作動を停止する停止ステップと、
    を有することを特徴とする裁断機の保護方法。
  6. コンピュータを、
    レーザ照射手段から、裁断機において裁断対象が設置される設置場所に線状のレーザ光が照射され、当該レーザ照射手段の照射方向と異なる方向から撮像手段により撮像された画像を取得する画像取得手段、
    前記取得した画像からレーザ光の部分を抽出する抽出手段、
    前記抽出したレーザ光の部分における線の性質を解析する解析手段、および、
    前記解析手段の解析結果に基づき、前記裁断機の作動を停止する停止手段として機能させることを特徴とする裁断機の保護装置用のプログラム。
  7. 裁断対象を裁断する裁断機と、
    前記裁断機の保護装置と、
    前記裁断機において前記裁断対象が設置される設置場所に線状のレーザ光が照射するレーザ照射装置と、
    前記レーザ照射装置の照射方向と異なる方向から撮像する撮像装置と、
    を備え、
    前記保護装置が、
    前記撮像装置により撮像された画像を取得する画像取得手段と、
    前記取得した画像からレーザ光の部分を抽出する抽出手段と、
    前記抽出したレーザ光の部分における線の性質を解析する解析手段と、
    前記解析手段の解析結果に基づき、前記裁断機の作動を停止する停止手段と、
    を有することを特徴とする裁断システム。
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