JP2016116364A - インバータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】その目的は、インバータ回路に故障が発生した際にもロボットの稼働を継続できるインバータ装置を提供する。【解決手段】ロボットの関節軸を構成する1つのACモータ3に対して並列に接続される2つのインバータ回路2A,2Bを備え、電流検出回路10により、インバータ回路2AでACモータ3を駆動制御する際に、インバータ回路2Aに流れる電流を検出する。MCU5は、電流検出回路10を介して検出される電流が異常値を示すと、インバータ回路2Aの通電パターンに基づいて、インバータ回路2Aの内部で故障が発生したIGBT6を特定する。MCU5は、故障が発生したIGBT6が属する上下アームの何れかを、インバータ回路2Bにおける対応するアームのIGBT6に置き換えてACモータ3を駆動制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、ロボットの関節軸を構成するモータをインバータ回路により駆動制御するインバータ装置に関する。
例えば特許文献1には、駆動中にモータ側回路にショート故障が生じた場合でも、そのショート故障を検出できるブラシレスモータ駆動装置が開示されている。
特開2011−125113号公報
ところで、例えば医療器具の分野に用いられるロボットを構成しているモータが制御対象である場合、特に手術用メスの操作を行うためのロボット等では、インバータ回路に故障が発生した際に動作を直ちに停止することなく、稼働を継続できることが望ましい。また、人間の生活環境において共存する例えばコンパニオンロボットや介護作業をアシストするためのロボット等も同様であり、インバータ回路に故障が発生しても稼働を継続して、安全な状況下で確実に動作を停止できることが望ましい。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、インバータ回路に故障が発生した際にもロボットの稼働を継続できるインバータ装置を提供することにある。
請求項1記載のインバータ装置によれば、ロボットの関節軸を構成する1つのモータに対して並列に接続される複数のインバータ回路を備え、何れかのインバータ回路によりモータを駆動制御する際に、電流検出手段により前記インバータ回路に流れる電流を検出する。故障素子特定手段は、電流検出手段を介して検出される電流が異常値を示すと、インバータ回路の通電パターンに基づいて、前記インバータ回路の内部で故障が発生したスイッチング素子を特定する。そして、制御手段は、故障が発生したスイッチング素子が属する上下アームの何れかを、その他のインバータ回路における対応するアームのスイッチング素子に置き換えてモータを駆動制御する。
すなわち、ロボットにおいては、インバータ回路の故障を判断するためのデータサンプリング時間は、モータを駆動制御するためのサンプリング時間に対して極めて短い。また、ロボットの関節軸には減速機が介在しているので、多くのギアによる機械的な誤差が最初から存在する。これらの前提から、インバータ回路の制御に用いる波形のデータが特定のサンプリング時間で乱れたとしても、サンプリング周期内でその乱れを吸収して機械的な誤差に包含できる。
したがって、現在使用中のインバータ回路を構成する何れかのスイッチング素子に故障が発生した場合でも、その時点で直ちにモータの駆動制御を停止させる必要が無く、故障したスイッチング素子を特定して異なるインバータ回路のスイッチング素子を使用するように切り替えることで、故障が発生する以前との連続性がある稼動状態を継続できる。
請求項2記載のインバータ装置によれば、電流検出手段を1つだけ設け、故障素子特定手段は、電流検出手段を介して検出される電流が異常値を示した時点における前記インバータ回路の通電パターンと、その次に切り換えられる通電パターンにおいて電流検出手段を介して検出される電流の値を参照することで、故障が発生したスイッチング素子を特定する。したがって、1つの電流検出手段を使用するだけで故障が発生したスイッチング素子を特定できる。
請求項3記載のインバータ装置によれば、故障素子特定手段は、検出される電流値が上限値を超えた通電パターンが2回継続すると、それら2つの通電パターンで共通して通電対象であったスイッチング素子が短絡故障したことを検出する。また、故障素子特定手段は、検出される電流値が下限値を下回った通電パターンが2回継続すると、それら2つの通電パターンで共通して通電対象であったスイッチング素子が開放故障したことを検出する。つまり、過電流状態の通電パターンが2回連続した際に短絡故障したスイッチング素子を検出し、無通電状態の通電パターンが2回連続すると開放故障したスイッチング素子を検出する。このように、短絡,開放の何れの故障についても検出が可能である。
また、請求項4記載のインバータ装置によれば、故障素子特定手段は、検出される電流値が上限値を上回った第1通電パターンに続く第2通電パターンにおいて電流値が正常値であれば、第1通電パターンのみで通電対象であったスイッチング素子が短絡故障したことを検出する。この場合も短絡故障したスイッチング素子を検出できる。
また、請求項5記載のインバータ装置によれば、故障素子特定手段は、検出される電流値が下限値を下回った第1通電パターンに続く第2通電パターンにおいて電流値が正常値であれば、第1通電パターンのみで通電対象であったスイッチング素子が開放故障したことを検出する。この場合も開放故障したスイッチング素子を検出できる。
請求項6記載のインバータ装置によれば、制御手段は、検出される電流が正常値を示す状態において、モータを駆動制御するインバータ回路を所定の条件で切り換える。このように構成すれば、複数のインバータ回路を備え、常時それらを切替えて使用することで、特定のインバータ回路を使用し続ける状態に比較して故障が発生する確率が低下するので信頼性を向上させることができる。
第1実施形態であり、インバータ装置を含むモータ駆動システムの全体構成を示す図 インバータ回路の通電パターン(フェーズ)の遷移状態を示す図 MCUにより実行されるメインループ部の処理内容を示すフローチャート ショート破壊判定処理を示すフローチャート オープン破壊判定処理を示すフローチャート 各フェーズの遷移に対応してショート破壊が検出可能な素子の一覧を示す図 各フェーズの遷移に対応してオープン破壊が検出可能な素子の一覧を示す図 各素子が正常な状態でのフェーズ1の電流経路を示す図 各素子が正常な状態でのフェーズ2の電流経路を示す図 U相下アームの素子がショート破壊された場合のフェーズ1の電流経路を示す図 W相上アームの素子がショート破壊された場合のフェーズ1の電流経路を示す図 U相下アームの素子がショート破壊された場合のフェーズ2の電流経路を示す図 W相上アームの素子がショート破壊された場合のフェーズ2の電流経路を示す図 U相上アームの素子がオープン破壊された場合のフェーズ1の状態を示す図 W相下アームの素子がオープン破壊された場合のフェーズ1の状態を示す図 U相上アームの素子がオープン破壊された場合のフェーズ2の電流経路を示す図 W相下アームの素子がオープン破壊された場合のフェーズ2の状態を示す図 インバータ回路2Bの下アーム側の素子を使用してACモータを駆動する状態を示す図 インバータ回路2Bの上アーム側の素子を使用してACモータを駆動する状態を示す図 2つのインバータ回路について、上下アームを切替えて使用する状態の一覧を示す図 第2実施形態であり、MCUにより実行されるメインループ部の処理内容を示すフローチャート 第3実施形態であり、インバータ装置を含むモータ駆動システムの全体構成を示す図 3つのインバータ回路について、上下アームを切替えて使用する状態の一覧を示す図
(第1実施形態)
以下、第1実施形態について図1から図20を参照して説明する。図1に示すように、本実施形態のインバータ装置1は2つのインバータ回路2A,2Bを備えており、インバータ回路2A,2Bの各相出力端子は何れも、ACモータ3の各相固定子巻線4U,4V,4Wに接続されている。ACモータ3は、ロボットの関節軸を構成するものである。インバータ回路2A,2Bのスイッチング制御は、MCU(Micro Control Unit)5によって行われる。
インバータ回路2A,2Bは、それぞれ6個のスイッチング素子,例えばIGBT6U,6V,6W(上アーム側),6X,6Y,6Z(下アーム側)を3相ブリッジ接続して構成されており、各IGBT6のコレクタ,エミッタ間にはフリーホイールダイオード7が接続されている。ここで、スイッチング素子やダイオードを用いて電流のスイッチングを行う回路の総称をアーム回路と定義している。インバータ回路2は、3相のアーム回路である。そして、インバータ回路のハイサイド側のスイッチング素子を上アームと定義し、ローサイド側のスイッチング素子をしたアームと定義している。
また、インバータ回路2A,2Bは、例えばそれぞれ各IGBT6及びフリーホイールダイオード7を1つにまとめてパッケージ化したモジュール(主回路モジュール)で構成されている(これに限らず、ディスクリート製品のスイッチング素子を組み合わせてインバータ回路2を構成しても良い)。尚、図中に示すスイッチング素子は、種類を特定しない抽象的なシンボルで示している。
インバータ回路2A,2Bの正側電源線8A,8Bは、それぞれ電源側スイッチ9A,9B(例えばPチャネルMOSFET)を介して電源に接続されている。また、電源と電源側スイッチ9A,9Bとの間には、電流センサ等を含む電流検出回路10(電流検出手段)が介挿されており、電流検出回路10が出力する電流検出信号は、MCU5に入力されている。そして、インバータ回路2A,2Bの負側電源線11A,11Bは、それぞれグランド側スイッチ12A,12B(例えばNチャネルMOSFET)を介してグランドに接続されている。
MCU5(故障素子特定手段,制御手段)は、電源側スイッチ9A,9B及びグランド側スイッチ12A,12Bを制御して正側電源線8A,8B及び負側電源線11A,11Bの何れを電源,グランドに接続するかを制御する。また、インバータ回路2A,2Bを構成する各IGBT6の何れか一方にゲート信号を出力するように切り換える。
次に、本実施形態の作用について図2から図20を参照して説明する。MCU5は、最初は電源側スイッチ9A及びグランド側スイッチ12Aをオンしてインバータ回路2Aに電源を供給し、インバータ回路2Aを使用してACモータ3を回転駆動する。MCU5はその際に、図2に示すように、通電パターンをフェーズ1〜6に順次移行させることを繰り返す。各フェーズでオンする対象となるIGBT6は、以下の通りである。
上アーム 下アーム
フェーズ1 U相 W相
フェーズ2 V相 W相
フェーズ3 V相 U相
フェーズ4 W相 U相
フェーズ5 W相 V相
フェーズ6 U相 V相
図8,図9は、それぞれフェーズ1,2に対応して、電源からインバータ回路2Aを介してグランドに流れる電流の経路を示している。
そして、MCU5は、各フェーズで電流検出回路10が出力する電流検出信号を監視しており、連続する2つのフェーズにおける電流量の変化によってショート又はオープン破壊されたIGBT6を特定する。すなわち、図3に示すように、メインループでは、ステップS1からS5の間で各フェーズX(=1〜6)に対応した処理を実行する。駆動(オン)する素子(IGBT6)を各フェーズXに対応して切り替え(S2)、ショート破壊判定(S3)とオープン破壊判定(S4)とを行う。
<ショート破壊判定>
以下、ショート破壊判定について、図4,図6,図8〜図13を参照して説明する。例えば図10に示すように、フェーズ1においてU相下アームのIGBT6Xがショート破壊(短絡故障)しているとU相アームに短絡電流が流れるので、電流検出回路10が出力する電流検出信号は上限値を超える過電流レベル(異常値)となる。しかしながら、図11に示すように、フェーズ1においてW相上アームのIGBT6Wがショート破壊した場合もW相アームに短絡電流が流れるので、電流検出回路10が出力する電流検出信号は過電流レベルとなる。したがって、フェーズ1で過電流が検出された場合は、U相下アーム,W相上アームの何れかがショート破壊している。
これらの何れがショート破壊したのかを特定するため、フェーズ1に連続する1つ前のフェーズ6及び次のフェーズ2での電流検出結果も利用する。図4は、ステップS3におけるフェーズ1についてのショート破壊判定を示す。先ず、過電流を検知したか否かを判断し(S11)、検知しなければ(NO)U相下アームショートフラグを「0」にリセットしてから(S16)ステップS12vに移行する。
一方、過電流を検知すると(S11:YES)、その時点でU相下アームショートフラグが「1」にセットされているか否かを判断する(S12u)。ここで、U相下アームのIGBT6Xがショート破壊していれば、フェーズ6のショート破壊判定において上記フラグが「1」にセットされている(YES)。したがって、ここでU相下アームのショート破壊が確定する(S13u)。すると、以降はインバータ回路2A(モジュールA)の下アーム側IGBT6X〜6Zを使用せず、インバータ回路2B(モジュールB)の下アーム側IGBT6X〜6Zを使用する(S14u,図18参照)。そのため、グランド側スイッチ12Aをオフし、グランド側スイッチ12Bをオンさせる。それから、ステップS16と同様にU相下アームショートフラグを「0」にリセットして(S15u)処理を終了する。
また、ステップS12uにおいて、U相下アームショートフラグが「0」であれば(NO)、W相上アーム又はU相下アームがショート破壊している可能性がある。そこで、W相上アーム及びU相下アームショートフラグを「1」にセットして(S17,S18)、次のフェーズ2におけるショート破壊判定に委ねる。
ステップS12vでは、その時点でV相上アームショートフラグが「1」にセットされているか否かを判断する。ここで、V相上アームのIGBT6Vがショート破壊していれば、フェーズ6のショート破壊判定において上記フラグが「1」にセットされている(YES)。したがって、ここでV相上アームのショート破壊が確定する(S13v)。すると、以降はインバータ回路2Aの上アーム側IGBT6U〜6Wを使用せず、インバータ回路2Bの下アーム側IGBT6U〜6Wを使用する(S14v)。そのため、グランド側スイッチ12Aをオフし、グランド側スイッチ12Bをオンさせる。それから、V相上アームショートフラグを「0」にリセットして(S15v)処理を終了する。
例えばU相下アームのIGBT6Xがショート破壊しており、フェーズ1で過電流が検出されても(第1通電パターン)、図12に示すように、フェーズ2においてコイル4Vに流入した電流はコイル4U,4Wに分流し、IGBT6X,6Wの双方を介してグランドに流れる。したがって、この時に短絡電流は流れず過電流状態にならないので(第2通電パターン)、U相下アームのショート破壊が特定できる。
一方、図13に示すように、W相上アームのIGBT6Wがショート破壊していれば、フェーズ2でも短絡電流が流れる。したがって、W相上アームのショート破壊が特定できる。図6は、各フェーズへの移行に伴いショート破壊が特定可能なIGBT6の一覧を示している。
<オープン破壊判定>
以下、オープン破壊(開放故障)判定について、図5,図7,図14〜図17を参照して説明する。例えば図14に示すように、フェーズ1においてU相上アームのIGBT6Uがオープン破壊していると電流が流れないので、電流検出回路10が出力する電流検出信号は下限値を下回るゼロレベル(異常値)となる。しかしながら、図15に示すように、フェーズ1においてW相下アームのIGBT6Zがオープン破壊した場合も同様に電流が流れない。したがって、フェーズ1で電流が流れなければ、U相上アーム,W相下アームの何れかがオープン破壊している。
これらの何れがオープン破壊したのかを特定するため、ショート破壊の場合と同様に、フェーズ1に連続するフェーズ6及びフェーズ2での電流検出結果も利用する。図5は、ステップS4におけるフェーズ1についてのオープン破壊判定を示す。先ず、電流ゼロレベルを検知したか否かを判断し(S21)、検知しなければ(NO)U相上アームオープンフラグを「0」にリセットして(S26)ステップS22vに移行する。
一方、電流ゼロレベルを検知すると(S21:YES)、その時点でU相上アームオープンフラグが「1」にセットされているか否かを判断する(S22u)。ここで、U相上アームのIGBT6Uがオープン破壊していれば、フェーズ6のオープン破壊判定において上記フラグが「1」にセットされている(YES)。したがって、ここでU相上アームのオープン破壊が確定する(S23u)。すると、以降はインバータ回路2Aの上アーム側IGBT6U〜6Wを使用せず、インバータ回路2Bの上アーム側IGBT6U〜6Wを使用する(S24u,図19参照)。そのため、電源側スイッチ9Aをオフし、電源側スイッチ9Bをオンさせる。それから、ステップS26と同様にU相上アームオープンフラグを「0」にリセットして(S25u)処理を終了する。
また、ステップS22uにおいて、U相上アームオープンフラグが「0」であれば(NO)、W相下アーム又はU相上アームがオープン破壊している可能性がある。そこで、W相下アーム及びU相上アームオープンフラグを「1」にセットして(S27,S28)次のフェーズ2におけるオープン破壊判定に委ねる。
ステップS22vでは、その時点でV相下アームオープンフラグが「1」にセットされているか否かを判断する。ここで、V相下アームのIGBT6Yがオープン破壊していれば、フェーズ6のオープン破壊判定において上記フラグが「1」にセットされている(YES)。したがって、ここでV相下アームのショート破壊が確定する(S23v)。すると、以降はインバータ回路2Aの下アーム側IGBT6X〜6Zを使用せず、インバータ回路2Bの下アーム側IGBT6X〜6Zを使用する(S24v)。そのため、グランド側スイッチ12Aをオフし、グランド側スイッチ12Bをオンさせる。それから、V相下アームオープンフラグを「0」にリセットして(S25v)処理を終了する。
図16に示すように、フェーズ2においてU相上アームのIGBT6Uがオープン破壊しており、W相下アームのIGBT6Zが健全であれば、電流は、電源→IGBT6V→コイル4V→コイル4W→IGBT6Zの経路でグランドに流れる(第2通電パターン)。したがって、フェーズ1においてU相上アームオープンフラグがセットされていれば(第1通電パターン)、U相上アームのオープン破壊が特定できる。また、フェーズ6→1における2回連続の電流ゼロレベル検出でもU相上アームのオープン破壊が特定できる。
一方、W相下アームのIGBT6Zがオープン破壊していれば、フェーズ1に続いて、図17に示すようにフェーズ2でも電流は流れない。したがって、フェーズ1→2でW相下アームのオープン破壊が特定できる。図7は、各フェーズへの移行に伴いオープン破壊が特定可能なIGBT6の一覧を示している。
<ステップS15,S25の破壊素子置き換え処理>
図18は、インバータ回路2AのIGBT6Xがショート又はオープン破壊した場合に、インバータ回路2Bの下アーム側素子(IGBT6Z)を使用してフェーズ1の通電パターンを実行した場合を示している。また、図19は、インバータ回路2AのIGBT6Wがショート又はオープン破壊した場合に、インバータ回路2Bの上アーム側素子(IGBT6U)を使用して同じくフェーズ1の通電パターンを実行した場合を示している。
また、図20に一覧を示すように、例えばインバータ回路2A(モジュールA)の上アーム側素子の何れか1つ以上が破壊された場合は前記上アーム側素子の使用を停止し(OFF)、それに替えてインバータ回路2B(モジュールB)の上アーム側素子を使用する(ON)。それの状態に加えて、インバータ回路2Aの下アーム側素子の何れか1つ以上も破壊されると前記下アーム側素子の使用を停止し、下アーム側素子もインバータ回路2Bの素子を使用する。
以上のように本実施形態によれば、1つのACモータ3に対して並列に接続される2つのインバータ回路2A,2Bを備え、インバータ回路2AでACモータ3を駆動制御する際に、電流検出回路10によりインバータ回路2Aに流れる電流を検出する。MCU5は、電流検出回路10を介して検出される電流が異常値を示すと、インバータ回路2Aの通電パターンに基づいて、インバータ回路2Aの内部で故障が発生したIGBT6を特定する。そして、MCU5は、故障が発生したIGBT6が属する上下アームの何れかを、インバータ回路2Bにおける対応するアームのIGBT6に置き換えてACモータ3を駆動制御する。
すなわち、ロボットにおいては、インバータ回路2Aの故障を判断するためのデータサンプリング時間は、ACモータ3を駆動制御するためのサンプリング時間に対して極めて短い。また、ロボットの関節軸には減速機が介在しているので、多くのギアによる機械的な誤差が最初から存在する。これらの前提から、インバータ回路2Aの制御に用いる波形のデータが特定のサンプリング時間で乱れたとしても、サンプリング周期内でその乱れを吸収して機械的な誤差に包含できる。
したがって、現在使用中のインバータ回路2Aを構成する何れかのIGBT6に故障が発生した場合でも、その時点で直ちにACモータ3の駆動制御を停止させる必要が無く、故障したIGBT6を特定してインバータ回路2BのIGBT6を使用するように切り替えることで、故障が発生する以前との連続性がある稼動状態を継続できる。
そして、MCU5は、電流検出回路10を介して検出される電流が異常値を示した時点におけるインバータ回路2Aの通電パターンと、その次に切り替えられる通電パターンにおいて電流検出回路10を介して検出される電流の値を参照することで故障が発生したIGBT6を特定する。したがって、1つの電流検出回路10を使用するだけで故障が発生したIGBT6を特定できる。
また、MCU5は、検出される電流値が上限値を超えた通電パターンが2回継続すると、それら2つの通電パターンで共通して通電対象であったIGBT6がショート破壊されたことを検出する。また、検出される電流値が下限値を下回った通電パターンが2回継続すると、それら2つの通電パターンで共通して通電対象であったIGBT6がオープン破壊されたことを検出する。つまり、電流値が過電流状態となる通電パターンが2回連続した際にショート破壊されたIGBT6を検出し、電流値がゼロレベルとなる通電パターンが2回連続するとオープン破壊されたIGBT6を検出する。このように、ショート,オープンの何れの破壊についても検出できる。
またMCU5は、検出される電流値が上限値を超えた第1通電パターンに続く第2通電パターンにおいて電流値が正常値であれば、第1通電パターンのみで通電対象であったIGBT6がショート破壊されたことを検出する。また、検出される電流値がゼロレベルとなった第1通電パターンに続く第2通電パターンにおいて電流値が正常値であれば、第1通電パターンのみで通電対象であったIGBT6がオープン破壊されたことを検出する。これらの場合もショート破壊,オープン破壊を検出できる。
(第2実施形態)
図21は第2実施形態を示す図3相当図であり、第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分について説明する。第1実施形態では、MCU5は当初から、IGBT6に故障が発生しない限りはインバータ回路2Aのみを使用し続け、IGBT6に故障が発生すると、上下アームの何れかをインバータ回路2Bに置き換えて使用する。これに対して第2実施形態では、IGBT6に故障が発生しない状態でも、インバータ回路2A,2Bを随時置き換えて使用する。
すなわち、図21に示すように、ステップS4の実行後にACモータ3の静止条件(所定の条件)が成立したか否かを判断し(S6)、静止条件が成立すれば(YES)その時使用しているインバータ回路2を他方のインバータ回路2に切替えて使用する(S7)。例えば、現在使用しているのがインバータ回路2Aであればインバータ回路2Bを使用するように切替え、現在使用しているのがインバータ回路2Bであればインバータ回路2Aを使用するように交互に切替える。
ステップS6における静止条件は、例えばACモータ3がロボットの関節軸を駆動するものである場合、関節軸を回転駆動させずにACモータ3を停止させた状態が一定時間継続した場合等である。また、ステップS3,S4において、インバータ回路2A,2Bの何れにもIGBT6の故障が発生していない状態が前提である。
以上のように第2実施形態によれば、MCU5は、電流検出回路10により検出される電流が正常値を示す状態でも、ACモータ3を駆動制御するインバータ回路2A,2Bを所定の条件で切替える。このように構成すれば、特定のインバータ回路2を使用し続ける状態に比較して、発熱を低減したりIGBT6の劣化を抑制できる。したがって、インバータ装置1の寿命を延ばすことができる。また、故障が発生する確率が低下するのでインバータ装置1の信頼性を向上させることができる。
(第3実施形態)
図22及び図23は第3実施形態を示す。第3実施形態のインバータ装置21は、第1実施形態のインバータ装置1に更に1つのインバータ回路2C(モジュールC)を並列に接続して3並列構成とし、MCU22により3つのインバータ回路2A〜2Cを切替えて使用可能としたものである。そのため、電源側スイッチ9C及びグランド側スイッチ12Cが追加されている。
図23は図20相当図である。第3実施形態では、例えば第1実施形態のようにインバータ回路2Aの上アーム側IGBT6が故障してインバータ回路2Bの上アーム側素子を使用するように切替えた後、インバータ回路2Bの上アーム側素子が故障しても、インバータ回路2Cの上アーム側素子を使用するように切替えてACモータ3の駆動制御を継続できる。
例えば、図23に示す「モジュールA上アーム破損」の2段目のケースでは、インバータ回路2Aの下アーム側素子とインバータ回路2Cの上アーム側素子とを使用している。また、「モジュールA下アーム破損」の4段目のケースでは、インバータ回路2Bの下アーム側素子とインバータ回路2Cの上アーム側素子とを使用している。
以上のように第3実施形態によれば、インバータ回路2を3並列構成にしたので、インバータ装置21の信頼性をより向上させることができる。
本発明は上記した、又は図面に記載した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のような変形又は拡張が可能である。
第2実施形態において、ステップS7にてインバータ回路2A,2Bの使用を切替えるための条件は、その他、例えば一方のインバータ回路2を継続使用した時間が所定時間に達したこと等を条件としても良い。
第3実施形態において、第2実施形態のように各素子が正常な状態でインバータ回路2A〜2Cを随時切替えて使用しても良い。
インバータ回路2を4並列以上接続しても良い。
特許文献1のように、電流検出回路をインバータ回路の上アーム用と下アーム用とで2つ設けて、1つの通電パターンでスイッチング素子の故障を検出しても良い。
電流検出手段による電流の検出は、複数個所の電圧を検出することで行っても良い。
スイッチング素子はIGBTやMOSFETに限らず、バイポーラトランジスタを用いても良い。
図面中、1はインバータ装置、2A,2B,2Cはインバータ回路、3はACモータ、5はMCU(故障素子特定手段,制御手段)、6はIGBT(スイッチング素子)、10は電流検出回路(電流検出手段)、21はインバータ装置、22はMCU(故障素子特定手段,制御手段)を示す。

Claims (6)

  1. ロボットの関節軸を構成する1つのモータに対して並列に接続され、それぞれが複数のスイッチング素子で構成される複数のインバータ回路と、
    前記複数のうち、何れかのインバータ回路により前記モータを駆動制御する際に、前記インバータ回路に流れる電流を検出する電流検出手段と、
    この電流検出手段を介して検出される電流が異常値を示すと、前記インバータ回路の通電パターンに基づいて、前記インバータ回路の内部で故障が発生したスイッチング素子を特定する故障素子特定手段と、
    前記故障が発生したスイッチング素子が属する上下アームの何れかを、その他のインバータ回路における対応するアームのスイッチング素子に置き換えて、前記モータを駆動制御する制御手段とを備えるインバータ装置。
  2. 前記電流検出手段は1つだけ設けられており、
    前記故障素子特定手段は、前記電流検出手段を介して検出される電流が異常値を示した時点における前記インバータ回路の通電パターンと、前記通電パターンの次に切り替えられる通電パターンにおいて前記電流検出手段を介して検出される電流の値を参照することで前記故障が発生したスイッチング素子を特定する請求項1記載のインバータ装置。
  3. 前記故障素子特定手段は、前記電流検出手段を介して検出される電流値が上限値を超えた通電パターンが2回継続すると、それら2つの通電パターンで共通して通電対象であったスイッチング素子が短絡故障したことを検出し、
    前記電流検出手段を介して検出される電流値が下限値を下回った通電パターンが2回継続すると、それら2つの通電パターンで共通して通電対象であったスイッチング素子が開放故障したことを検出する請求項2記載のインバータ装置。
  4. 前記故障素子特定手段は、前記電流検出手段を介して検出される電流値が上限値を上回った第1通電パターンに続く第2通電パターンにおいて、前記電流検出手段を介して検出される電流値が正常値であれば、前記第1通電パターンのみで通電対象であったスイッチング素子が短絡故障したことを検出する請求項3記載のインバータ装置。
  5. 前記故障素子特定手段は、前記電流検出手段を介して検出される電流値が下限値を下回った第1通電パターンに続く第2通電パターンにおいて、前記電流検出手段を介して検出される電流値が正常値であれば、前記第1通電パターンのみで通電対象であったスイッチング素子が開放故障したことを検出する請求項3又は4記載のインバータ装置。
  6. 前記制御手段は、前記電流検出手段を介して検出される電流が正常値を示す状態において、前記モータを駆動制御するインバータ回路を所定の条件で切り替える請求項1から5の何れか一項に記載のインバータ装置。
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