JP2016116178A - 通信装置及び通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】所定の通信インターフェース規格に則って、映像や音声の信号を好適に伝送する通信装置を提供する。【解決手段】MHLケーブルで接続されたMHLデバイス間でCBUSを経由してデータ伝送を行なう際、コマンドに優先順位を付ける。コマンドの送信処理の際、伝送待ちのコマンドが存在する場合でも、優先順位の高いコマンドからCBUS上に伝送するようにして、伝送遅延に起因する問題を解消できる。また、受信処理の際、優先度の高いコマンドから受信処理を行なうい、規定時間内にコマンド処理を終了させることができる。【選択図】 図18

Description

本明細書で開示する技術は、所定の通信インターフェース規格に則ってデータ伝送を行なう通信装置及び通信方法に係り、例えばMHL(MobileHigh−Definition Link)に則って音声・映像信号の伝送を行なう通信装置及び通信方法に関する。
近年、スマートフォンやタブレットなど、高精細な音声・映像を表示可能な携帯機器の普及が進んである。これに伴って、携帯機器向けの高速に音声・映像を伝送するための通信インターフェース規格であるMHLの開発が進められている(例えば、特許文献1を参照のこと)。非圧縮のディジタル映像伝送を実現する通信インターフェース規格として、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)も挙げられる。これに対し、MHLには、音声・映像伝送に必要な最小限のピン構成として実装面積を最小にしたことや、電源供給をサポートしたことに主な特徴がある。
MHL機器は、音声・映像信号を送信するソース機器と、映像信号を受信し表示するシンク機器と、MHL形式の映像信号を他の映像信号に変換するドングル機器というカテゴリーに分類される。そして、MHL機器間の接続並びに信号伝送には、MHL規格を満たすMHLケーブルが使用される。ソース機器には、パーソナル・コンピューターや、スマートフォン、タブレット端末、ゲーム機器、ディジタルカメラなどが含まれる。また、シンク機器には、ディジタルTVなどのディスプレイ装置が含まれる。ソース機器とシンク機器をMHLケーブル1本で接続することで、高精細映像を伝送すると同時に、電源の供給(ソース機器の充電)を行なうことができる。MHL規格では、基本的には、ソース機器からシンク機器への一方向で音声・映像信号を伝送することを想定している。
MHL規格は、映像や音声の信号伝送用の(Transition Minimized Differential Signaling:遷移数最少差動信号伝送方式)チャネルの他、伝送制御や機器連携などの通信に用いられる制御信号CBUS(Control Bus)若しくはeCBUS、電源供給に使用される電源線VBUS(Voltage Bus)を含んでいる。
通常のMHLプロセスでは、シンク機器は、TMDS信号で映像や音声の信号が受信可能になると、CBUSを介してソース機器に通知する。ソース機器は、この通知を受けると、CBUSを使ってシンク機器のEDID(Extended Display Identification Data)を読み込み、シンク機器側で対応する映像や音声のフォーマット、ケーパビリティー情報などを取得して、伝送方法を最適化する。また、ディジタル・コンテンツの不正使用を防止するために、CBUS上でHDCP(High−Bandwidth Digital Content Protection)認証を行なう。
データは、8ビット毎に16ビット中のCBUSパケットを構成して、CBUS上をシリアル伝送される。CBUSパケットで伝送するデータの種類は、DDC(Display Data Channel)コマンド、MSC(MHL Sideband Channel)コマンドの2種類に大別される。現状では、各コマンドは伝送要求が行なわれた順番で時系列に並べられ、先頭から順に8ビットずつパケットを構成してCBUS上で伝送される。
しかしながら、CBUSのトラフィック量が増大して、送信キューに多数のコマンドが送信待ちとなっているとき、伝送遅延の問題がある。時間に制約が有って至急伝送する事が望ましいコマンドでも、前のコマンドがすべて伝送されるまで待機しなければならない。例えば、定期的にHDCPの人に証を行なう機器間処理DDCコマンドを使って行なうが、伝送遅延が発生すると認証に失敗して、一瞬ディスプレイ画面がブラックアウトするトラブルが発生する。
また、MHL規格には、デバイスAに装備されたキーボードやスイッチを使い、デバイスAとMHLケーブルで接続されたデバイスBをコントロールする機能がある。このとき、デバイスAで入力したキーコードをMSCコマンドにしてデバイスBに伝送するが、伝送遅延が発生するとデバイスBのレスポンスが遅延量に比例して遅れることになり、商品に対する質的な問題が発生する。
特開2012−169702号公報
本明細書で開示する技術の目的は、所定の通信インターフェース規格に則って、映像や音声の信号を好適に伝送することができる、優れた通信装置及び通信方法を提供することにある。
本願は、上記課題を参酌してなされたものであり、請求項1に記載の技術は、
少なくとも音声・映像伝送用のチャネルと双方向データ・バスを含み、所定の通信インターフェース規格に則った伝送ケーブルで通信相手と接続される通信装置であって、
コマンドの処理の優先度を管理する優先度管理部と、
前記双方向データ・バスを経由して前記通信相手とコマンドの送受信を処理する送受信部と、
を具備する通信装置である。
本願の請求項2に記載の技術によれば、請求項1に記載の通信装置の前記優先度管理部は、タスクから非同期で伝送要求されるコマンドを送信する優先度を管理するように構成されている。
本願の請求項3に記載の技術によれば、請求項1に記載の通信装置の前記優先度管理部は、受信したコマンドを受信処理するタスクにコマンドを引き渡す優先度を管理するように構成されている。
本願の請求項4に記載の技術によれば、請求項2に記載の通信装置の前記優先度管理部は、優先順位別の複数種類の送信バッファーと、伝送要求するタスクが希望する優先度に対応した送信バッファーにコマンドを書き込む振分け処理部と、優先度の順に各送信バッファーからコマンドを取り出して前記送受信部に引き渡す処理取出し部を備えている。
本願の請求項5に記載の技術によれば、データ長が異なる複数のコマンド・フォーマットが規定されている。そして、請求項4に記載の通信装置の前記取出し処理部は、コマンド・フォーマットに応じて1コマンド分ずつ送信バッファーから取り出して前記送受信部に引き渡すように構成されている。
本願の請求項6に記載の技術によれば、請求項3に記載の通信装置の前記優先度管理部は、優先順位別の複数種類の受信バッファーと、前記送受信部が受信したパケットを優先度に対応した受信バッファーにコマンドを書き込む振分け処理部と、優先度の順に各受信バッファーからパケットを取り出して対応するコマンドの処理を行なうタスクに引き渡す処理取出し部を備えている。
本願の請求項7に記載の技術によれば、データ長が異なる複数のコマンド・フォーマットが規定されている。そして、請求項6に記載の通信装置の前記振分け処理部は、コマンド・フォーマットに応じて1コマンド分のパケットを優先度に対応する受信バッファーに書き込み、前記取出し処理部は、1コマンド分のパケットを受信バッファーから取り出して対応するタスクに引き渡すように構成されている。
本願の請求項8に記載の技術によれば、請求項1に記載の通信装置の前記優先度管理部は、条件に応じて優先度の段階数を切り換えるように構成されている。
本願の請求項9に記載の技術によれば、請求項1に記載の通信装置の前記優先度管理部は、前記双方向データ・バスのトラフィック量に応じて優先度の段階数を切り換えるように構成されている。
本願の請求項10に記載の技術によれば、請求項1に記載の通信装置の前記双方向データ・バス上で伝送するパケットに優先度を示す優先度フィールドを設定し、前記優先度管理部は、前記優先度フィールドに設定された値に基づいて、パケットで伝送するコマンドの処理の優先度を管理するように構成されている。
本願の請求項11に記載の技術によれば、請求項1に記載の通信装置の前記優先度管理部は、コマンドのタイプに応じて、コマンドの処理の優先度を管理するように構成されている。
本願の請求項12に記載の技術によれば、請求項11に記載の通信装置の前記優先度管理部は、条件に応じてコマンド・タイプ毎の優先度を切り換えるように構成されている。
本願の請求項13に記載の技術によれば、請求項1に記載の通信装置の前記通信インターフェース規格はMHL規格である。
また、本願の請求項14に記載の技術は、
所定の通信インターフェース規格に則った伝送ケーブルに含まれる音声・映像伝送用のチャネルで音声・映像信号を伝送するステップと、
伝送要求されたコマンドを優先度に応じて前記伝送ケーブルに含まれる双方向データ・バスに送信するステップと、
前記双方向データ・バス経由で受信したコマンドを優先度に応じて処理するステップと、
を有する通信方法である。
本明細書で開示する技術によれば、所定の通信インターフェース規格に則って、映像や音声の信号を好適に伝送することができる、優れた通信装置及び通信方法を提供することができる。
本明細書で開示する技術によれば、例えばMHLケーブルで接続されたMHLデバイス機器間で双方向データ・バス(CBUS)を経由してデータ伝送を行なう際に、コマンドに優先順位を付けることができるので、CBUS上の伝送順序を優先順位に基づいて変えることができる。したがって、伝送待ちのコマンドが存在する場合でも、優先順位の高いコマンドからCBUS上に伝送するようにして、伝送遅延に起因する問題を解消することができる。
なお、本明細書に記載された効果は、あくまでも例示であり、本発明の効果はこれに限定されるものではない。また、本発明が、上記の効果以外に、さらに付加的な効果を奏する場合もある。
本明細書で開示する技術のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する実施形態や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。
図1は、MHL規格に則った通信システム1の基本構成を模式的に示した図である。 図2は、CBUS及びeCBUSモード時に使用するMHLケーブル200の構成を示した図である。 図3は、Micro−Bプラグ201とHDMI(登録商標) Type−Aプラグ202間のケーブル結線図である。 図4は、MHLソース機器側で接続した相手を判定する方法を説明するための図である。 図5は、CBUSモード時のMHLパケットの構成を示した図である。 図6は、eCBUS−S及びeCBUS−Dモード時のMHLパケットの構成を示した図である。 図7は、MSCコマンドの構成を示した図である 図8は、DDC Readコマンドの一例としてEDIDを読み出す手順を示した図である。 図9は、MHLデバイス間でMHLケーブルを介してコマンドを伝送する仕組みを模式的に示した図である。 図10は、HDCP認証手順のステップ1における処理シーケンスを模式的に示した図である。 図11は、HDCP認証手順のステップ3における処理シーケンスを模式的に示した図である。 図12は、MHLで伝送するビデオ信号の1フレーム当りの構成を示した図である。 図13は、DDC Short Readコマンドのフォーマットを示した図である。 図14は、MHL規格の機器連携操作を行なうシステムの構成例を示した図である。 図15は、RCPサブコマンドのフォーマットを示した図である。 図16は、CBUSモード時のMHLパケット(優先順位の情報あり)の構成を示した図である。 図17は、eCBUS−S及びeCBUS−Dモード時のMHLパケット(優先順位の情報あり)の構成を示した図である。 図18は、MHLデバイス間でMHLケーブルを介して優先順位を考慮してコマンドを伝送する仕組みを模式的に示した図である。 図19は、MSCコマンド、及びDDCコマンドのフォーマットを示した図である。
以下、図面を参照しながら本明細書で開示する技術の実施形態について詳細に説明する。
図1には、MHL規格に則って映像や音声を伝送する通信システム1の基本構成を模式的に示している。通信システム1は、MHLソース機器10とMHLシンク機器20の組み合わせで構成される。ソース機器10は、映像情報や音声情報の供給元であり、スマートフォンなどの携帯機器を想定している。また、シンク機器20は、映像情報や音声情報の出力先であり、テレビ受信機など大画面を持つ設置機器を想定している。
MHLソース機器10はMHL送信部11を備え、MHLシンク機器20はMHL受信部21を備えており、MHL送信部11とMHL受信部21の間は、MHLケーブル30で接続されている。
MHLケーブル30は、TMDSチャネル31と、CBUS(若しくはeCBUS)32と、VBUS33を含んでいる。
TMDSチャネル31は、主に、非圧縮のままの動画映像情報と音声情報を伝送するために使用される差動対線である。1本のTMDSチャネルを「レーン」と呼ぶ。非圧縮で映像を伝送する場合、MHLソース機器10とMHLシンク機器20間で圧縮コーデックの互換性を考慮する必要がなく、映像の劣化と伝送遅延は発生しにくい。なお、TMDSは、VESA(VideoElectronics Standards Association)によって標準化されたディジタル映像信号の伝送方式であるが、詳細な説明は省略する。
CBUS32は、主に映像及び音声伝送の制御や機器連携などのための通信に用いられる双方向データ・バスである。MHLのバージョン1〜2ではCBUS、バージョン3以降ではeCBUSと呼ばれるが、以下では総称して「CBUS」ということにする。
VBUS33は、主に電源供給に使用される電源線である。基本的には、商用電源が接続されるテレビ受信機などのシンク機器20からスマートフォンなどバッテリー駆動のソース機器10への方向で、例えば5Vの電源が供給される。
MHLソース機器10側のMHL送信部11には、図示しない情報再生部で再生される映像情報(Video)並びに音声情報(Audio)が供給される。そして、送信部11は、非圧縮のままの動画映像情報と音声情報を、TMDSチャネル31を使って送信する。一方、MHLシンク機器20側のMHL受信部21は、TMDSチャネル31を使って伝送される動画映像情報と音声情報を受信すると、図示しない情報出力部で画面表示や音声出力を行なう。
通常モードのMHLプロセスについて説明しておく。MHLシンク機器20は、TMDS信号で映像や音声の信号が受信可能になると、CBUS32を介してソース機器10に通知する。MHLソース機器10は、この通知を受けると、CBUSを使ってシンク機器のEDID−ROM22からEDIDを読み込み、MHLシンク機器20側で対応する映像や音声のフォーマット、ケーパビリティー情報などを取得して、伝送方法を最適化する。また、ディジタル・コンテンツの不正使用を防止するために、CBUS32上でHDCP認証を行なう。
MHLにおけるデータ伝送レートは、MHL1及びMHL2(CBUS)とMHL3(eCBUS−S及びeCBUS−D)では異なる。バージョン毎のデータ伝送レートを以下の表1に示す。
図2には、CBUS並びにeCBUSモード時に使用するMHLケーブル200の構成を示している。MHLケーブル200の一端201はMicro−Bプラグで構成され、他端202は、HDMI(登録商標) Type−Aプラグで構成される。また、CBUS並びにeCBUS−Sモード時のMHLソース機器側のピン割り当てを表2に示し、同じくCBUS及びeCBUS−Sモード時のMHLシンク機器側のピン割り当てを表3に示す。
また、図3には、Micro−Bプラグ201とHDMI(登録商標) Type−Aプラグ202間のケーブル結線図を示している。MHLソース機器はUSB(Universal Serial Bus)関連のMicro−Bプラグ201を使用し、MHLシンク機器はHDMI(登録商標) Type−Aプラグ202を使用する。図示のように、MHLソース機器は、5本のライン(MHL+、MHL−、CBUS/eCBUS−S、VBUS、GND)で、MHLケーブルを介してMHLシンク機器と接続される。
Micro−Bプラグの3番ピンのMHL+と2番ピンのMHL−は、1対のツイストペアで、MHLソース機器からMHLシンク機器方向にAVストリームを伝送する。伝送レートは、MHL1/MHL2では最大3Gbpsであるのに対し、MHL3では最大6Gbpsである。
Micro−Bプラグの4番ピンは、MHL1とMHL2ではCBUS、MHL3ではeCBUS−Sとなる。CBUSは、DDCコマンドとMSCコマンドを双方向に伝送するために使用される。DDCコマンドは、EDID読み出しやHDCPの認証に使用する。また、MSCコマンドは、EDID読み出し制御、各種レジスターのリード・ライト、リモコン制御などに使用する。伝送レートは1Mbpsで半2重通信が可能である。一方、eCBUS−Sモードでは、上記のCBUSの機能に加え、USB1、HSIC(High−Speed Inter−Chip)、HID(Human Interface Device)、Audioの各データのトンネリング機能を持つ。伝送レートは75Mbpsで全2重通信が可能ある。
表4には、eCBUSDモード時のMHLソース機器側のピン割り当てを示している。表5には、同じくeCBUS−Dモード時のMHLシンク機器側のピン割り当てを示している。
表4及び表5に示すように、eCBUS−Dモードでは、データ・バスとして、CBUS/eCBUS−Sラインの代わりに、eCBUS−D+とeCBUS−D−の差動線を使用する。本願の出願時点では、eCBUS−Dモードで使用するケーブルは定義されていない。
MHLソース機器とMHLシンク機器は、接続されたケーブルを経由し、初期状態から、お互いを認識し合ってAVコンテンツやCBUSパケット伝送が可能になるアクティブ状態になるまでの手順を実行する。前述したように、MHLソース機器側はUSB Micro−Bプラグを使用し、USB機器と兼用できる仕組みになっている。また、MHLシンク機器側はHDMI(登録商標) Type−Aプラグを使用し、HDMI(登録商標)機器と兼用できる仕組みになっている。例えば、MHLケーブルの場合、図3に示したように、HDMI(登録商標)Type−Aプラグ内部で2ピンと15ピン間を3.3kΩの抵抗で接続している。一方、HDMI(登録商標)ケーブル(図示しない)では、このような抵抗は使用されていないので、MHLシンク機器は、2ピンと15ピン間の抵抗値を見てMHLケーブルが接続されているか否かを判断することができ、MHLケーブルが接続されていると判断した場合にはHDMI(登録商標)モードからMHLモードに切り替える。
図4には、MHLソース機器側で接続された相手を判定する方法を図解している。また、表6には、MHLソース機器側のMicroUSBレセプタクルのピン割り当てを示しているが、MHLレセプタクルと兼用するものとする。
MHLソース機器は、まずIDピンの抵抗値を見て、100kΩ以上であれば、接続された相手はMicroUSB A−Deviceとみなし、10Ω以下ならMicroUSBB−Deviceとみなし、それぞれUSBモードに移行する。また、IDピンの抵抗値が0.8kΩ〜1.2kΩの範囲なら、接続された相手はMHLシンク機器であると判断して、MHLモードに切り替える。表7には、MHLモードに移行した後のMHLソース機器側のMicroUSBレセプタクルのピン割り当てを示している。
その後、MHLソース機器とMHLシンク機器はAVコンテンツやCBUSパケット伝送が可能になるアクティブ状態になるまでの手順を実行する。但し、この過程は、本明細書で開示する技術と直接関連しないので、詳細な説明は省略する。
図5には、CBUSモード時のMHLパケットの構成を示している。以下、CBUSモード時のMHLパケットの各フィールドについて説明する。
Headerフィールドは、パケットが8ビットのペイロードで伝送するコマンドの種別を2ビットで示す。表8には、Headerフィールドのビット値とコマンドの種別の関係を示している。Headerが00であれば、当該パケットはDDCコマンド伝送のであることを示し、10であればMSCコマンド伝送であることを示す。01及び11のビット値は使用しない。
Controlフィールドは、パケットの8ビットのペイロードの種別を1ビットで示す。表9には、Controlフィールドのビット値とペイロードの種別の関係を示している。Controlビットが1であれば、当該パケットのペイロードに各コマンド種別(DDC又はMSC)のうちコマンド・コードが格納されていることを示し、0であれはコマンドに付随するデータが格納されていることを示す。
Data or Commandフィールドは、Controlビットが1であれば、DDCコマンド又はMSCコマンド、0であればデータの1バイトを格納するためのペイロードである。Data or Commandフィールドに続くParityビットは、偶数パリティーとして使用する。
また、図6には、eCBUS−S及びeCBUS−Dモード時のMHLパケットの構成を示している。Parityが5ビットのCRC(Cyclic Redundancy Check)に置き換わる以外はCBUSモード時のMHLパケットの構成(図5を参照のこと)と同じなので、ここでは説明を省略する。
表10には、MHLパケットで伝送するMSCコマンド一覧を示している。また、図7には、MSCコマンドの構成を示している。図7(A)に示すようにコマンド1バイトのみで構成される場合と、図7(B)に示すようにコマンド1バイトの後に1バイト以上のデータが付加される場合がある。これらをMHLパケットで伝送するとき、Controlビットは、コマンドの場合に1、データの場合は0となる。
表11には、MHLパケットで伝送するDDCコマンド一覧を示している。また、表12には、DDCコントロール・コード一覧を示している。DDCコマンドは、MSCコマンドのようにコマンド種別に応じた特定のコード番号が割り当てられているのではなく、表12で示すコントロール・コードの組み合わせた一連の手順で表現される。
図8には、DDC Readコマンドの一例として、EDIDを読み出す手順を示している。同図は、MHLソース機器がEDIDのn番目のブロック(但し、0≦n≦127,1ブロックは128バイトとする)の先頭からEDIDデータをMHLシンク機器から読み出す手順である。図中、2重の6角形はコマンドを伝送するMHLパケット(Controlビット=1)を表し、1重の6角形はデータを伝送するMHLパケット(Controlビット=0)を表すものとする。また、左から右に向かう矢印(→)は、MHLソース機器からMHLシンク機器の方向に伝送されるMHLパケットであることを示し、右から左に向かう矢印(←)は、MHLシンク機器からMHLソース機器の方向に伝送されるMHLパケットであることを示すものとする。また、各MHLパケット内の3ビット「3b´hhc」の「hh」はMHLパケットの2ビットのHeaderであり、「c」はControlビットである。
まず、参照番号801、802で示すように、MHLソース機器がMHLシンク機器に、フレーム開始を指示するコマンド(SOF)と、セグメント・ポインターのWriteポート・アドレス(0x60)を指定するデータを伝送する。これに対し、MHLシンク機器は、参照番号803で示すように、ACK(受信OK)コマンドを返す。
次いで、MHLソース機器は、参照番号804で示すように、EDIDのセグメント値(0〜127)を示すデータを伝送する。これに対し、MHLシンク機器は、参照番号805で示すように、ACK(受信OK)コマンドを返す。
次いで、MHLソース機器は、参照番号806、807で示すように、フレーム開始を指示するコマンド(SOF)と、EDIDデバイスのアドレスとしてReadポート・アドレス(0xA1)を指定するデータを伝送する(Writeポート・アドレスは0xA0である)。これに対し、MHLシンク機器は、参照番号808で示すように、ACK(受信OK)コマンドを返す。
次いで、MHLソース機器は、参照番号809で示すように、CONT(指定セグメントの先頭読み出し要求)コマンドを伝送する。これに対し、MHLシンク機器は、参照番号810で示すように、セグメント先頭データを伝送し、その後ポインターを1だけインクリメントする。
そして、MHLソース機器からのCONT(指定セグメントの次の読み出し要求)コマンドの伝送と、MHLシンク機器からのセグメント先頭データの伝送及びポインターのインクリメントという手順が、必要な回数だけ繰り返される。
最後に、MHLソース機器は、参照番号811で示すように、STOP(伝送終了)コマンドを伝送し、続いて参照番号812で示すように、EOF(コマンド終了)コマンドを伝送して、EDIDを読み出す手順を完了させる。
また、図示を省略するが、HDCP認証でDDCコマンドを発行する場合、ポート・アドレス0x74(Writeポート)と0x75(Readポート)を使い、上記と同様の手順で行なう。
MHLデバイス(MHLソース機器並びにMHLシンク機器を含む)内では複数のタスクが実行されている。そして、別々のタスクが非同期でMSCコマンドやDDCコマンドの伝送要求を行なうことが想定される。
図9には、MHLデバイス間でMHLケーブルを介してコマンドを伝送する仕組みを模式的に示している。同図中、MHLデバイス901とMHLデバイス902のうち一方はMHLソース機器として動作し、他方はMHLシンク機器として動作する。MHLデバイス901側では、コマンドの伝送を要求するm個の送信要求タスク(タスク1〜タスクm)と、受信コマンドの処理を行なうn個の受信処理タスク(タスクm+1〜タスクm+n)が実行されている。また、MHLデバイス901は、伝送要求されたコマンドを書き込む送信バッファー911と、MHLデバイス902から受信したコマンドを書き込む受信バッファー912と、MHLケーブル903内に含まれるデータ・バスであるCBUS若しくはeCBUSを介してMHLデバイス902側とコマンドの送受信を行なうトランスミッター/レシーバー913を備えている。CBUS若しくはeCBUSを介したコマンドの送受信処理という観点からは、MHLデバイス902はMHLデバイス901と同様の構成であるとする。
m個の送信要求タスクは非同期にコマンドの伝送要求を行ない、各コマンドは要求された順に送信バッファー911にキューイングされる。送信要求バッファー911はいわゆる先入れ先出し(First−In First−Out:FIFO)形式に構成されており、トランスミッター/レシーバー913は、キューイングされた順序を変えずにコマンドを取り出して、CBUS若しくはeCBUS経由でMHLデバイス902に伝送する。
また、トランスミッター/レシーバー913は、CBUS若しくはeCBUS経由でMHLデバイス902からコマンドを受信すると、受信した順に受信バッファー912に書き込む。受信バッファー912もFIFO形式に構成されており、書き込まれた順で受信コマンドを対応する受信処理タスクに引き渡す。
図9に示した例では、MHLデバイス901とMHLデバイス902の双方向で、すべてのコマンドを分け隔てなく(言い換えれば、優先順位なしに)取り扱っている。このような方式では、キューイングされたコマンドの中に緊急性を必要とするものが含まれている場合、トラフィック量が多い状況下では、規定時間内にコマンド処理を終了できないことがあり、これが原因となってMHLデバイスの誤動作を招くおそれがある。
規定時間以内にコマンド処理が終了しない一例として、HDCP認証に失敗した場合について説明する。MHLのバージョン1及び2では、HDCPバージョン1.4をサポートする。HDCPは、伝送路の暗号化プロトコルを適用してコンテンツの不正コピーを防止する著作権保護技術の1つである。HDCP認証は、ステップ1、ステップ2、及びステップ3の3つのステップからなる。このうち、ステップ2はリピーター・デバイスに関する手順で、リピーター・デバイスを持たないMHLでは必要ないので、ここではステップ1とステップ3についてだけ説明する。なお、HDCPの手順のうち、応答時間に関する部分が本実施形態に関係するもので、それ以外の各パラメーターの意味や算出方法など直接関係しない部分については詳細な説明を省略する。
図10には、HDCP認証手順のステップ1における処理シーケンスを模式的に示している。但し、左側のHDCP Transnitter[Device−A]はMHLソース機器であり、右側のHDCP Receiver[Device−B]はMHLシンク機器である。ステップ1は、MHLケーブルで接続されているMHLソース機器とMHLシンク機器がアクティブ状態になり、MHLソース機器が著作権保護されたコンテンツを送ろうとする直前に行なう認証手順である。
まず、Device−Aは、参照番号1001で示すように、64ビットの疑似乱数値(An)を生成すると、次いで、参照番号1002で示すように、この疑似乱数値(An)を自身の40ビットの公開キー(Aksv)ととともにDevice−BにDDC Writeコマンドを使って伝送する(Device−BのHDCPポートに書き込む)ことによって、当該認証手順を開始する。
次いで、Device−Aは、参照場号1003で示すように、Device−Bの40ビットの公開キー(Bksv)とREPEATERビットをHDCPポートからDDC Readコマンドで読み出す。ここで、REPEATERビットはMHLの場合必ず0(Repeaterではないから)となる。
また、Device−Bは、Device−Aの疑似乱数値(An)と公開キー(Aksv)を受信してから100ミリ秒以内に、参照番号1004で示すように、疑似乱数値(An)と公開キー(Aksv)に基づいて16ビットのR0´を計算して(R0´=f(An,Aksv)とする)、参照番号1005で示すように、HDCPポートの該当エリアにセットする。
最後に、Device−Aは、疑似乱数値(An)と自分の公開キー(Aksv)をDevice−Bに伝送してから少なくとも100ミリ秒が経過した後に、参照番号1006で示すように、Device−BのHDCPポートからR0´を読み出す。そして、Device−Aは、自身で疑似乱数値(An)と公開キー(Aksv)に基づいて計算した16ビットのR0を読み出したR0´と比較し、両者が等しい場合(R0=R0´)は、ステップ1が成功したと判断して、ステップ3に進む。
また、図11には、HDCP認証手順のステップ3における処理シーケンスを模式的に示している。但し、左側のHDCP Transnitter[Device−A]はMHLソース機器であり、右側のHDCP Receiver[Device−B]はMHLシンク機器である(同上)。
ステップ3の認証は、2秒後又は128フレーム後のV−ブランキング期間中に毎回行なう。図11では、128フレーム毎に認証を行なう例を示している。図12には、MHLで伝送するビデオ信号の1フレーム当りの構成を示している。各フレームは、ビデオ画像に相当するビデオ・データと、ビデオ・データを持たない2つの空白期間、すなわちV−ブランキングとH−ブランキングの3つの領域からなる。例えば、図12中で示す各数値は、1920×1080画素の、60Hzのビデオ・フォーマットの場合を示し、1秒間にこれを60回繰り返す。また、各ビデオ・データ間のV−ブランキングは45ラインであり、これはおよそ667マイクロ秒に相当する。その計算式は下式(1)の通りである。
図11に示す処理シーケンスにおいて、iはフレーム・カウンターであり、ビデオ信号を1フレーム送受信する毎に1ずつ加算される。Device−Aは、参照番号1101で示すように、128フレーム毎に、関数hdcpblkCipherを用いて認証の完全性を示すパラメーターRiを計算する。同様に、Device−Bは、参照番号1102で示すように、128フレーム毎にパラメーターRi´を計算する。
次いで、Device−Aは、参照番号1103で示すように、iが128の倍数(i mod 128==0)になるV−ブランキング内で、Device−BからRi´を読み出す。そして、参照番号1104で示すように、Device−Aは、1ミリ秒以内に自身で計算したパラメーターRiを、Device−Bから読み出したパラメーターRi´と比較し終えなければならない。両パラメーターの値が一致すれば(Ri=Ri´)、認証に成功したものとして、Device−Aは次のビデオ・データを引き続きHDCP暗号化して伝送を継続する。一方、以下の2つのケース(1)又は(2)の場合には、Device−Aは認証に失敗したと判断する。
(1)Ri≠Ri´のとき
(2)DDC ReadコマンドでRi´読み出しを開始してから1ミリ秒以内に動作を完了できなかったとき
認証に失敗すると、Device−Aは、一端Device−Bを未認証と見なして、ステップ1(図10を参照のこと)からやり直す。このとき、Device−B(MHLシンク機器)の画像と音声は、HDCPの認証が完了するまでの間、ミューティング状態になる。
図9に示したコマンド伝送方式では、CBUS若しくはeCBUS上を伝送するコマンドはすべて均等に扱われ、受信バッファーに入力された順番に取り出されて処理される。例えば、送信要求が輻輳して送信バッファーに大量の送信待ちコマンドがキューイングされている場合や、受信バッファーに大量の処理待ちコマンドがキューイングされている場合に、HDCP認証手順のステップ3(図11を参照のこと)を実施する場合について考察してみる。
Device−Aは、参照番号1103で示す、パラメーターRi´の読み出しには、DDC Short Readコマンドを使う。図13には、DDC Short Readコマンドのフォーマットを示している。パケットの表記方法などは図8と同様である。
まず、参照番号1301、1302で示すように、Device−Aは、フレーム開始を指示するコマンド(SOF)と、HDCPポート・アドレス(0x75)を指定するデータを伝送する。これに対し、Device−Bは、参照番号1303で示すように、ACK(受信OK)コマンドを返す。
次いで、Device−Aは、参照番号1304で示すように、CONT(指定セグメントの先頭読み出し要求)コマンドを伝送する。これに対し、Device−Bは、参照番号1305で示すように、セグメント先頭データを伝送し、その後ポインターを1だけインクリメントする。
そして、Device−AからのCONT(指定セグメントの次の読み出し要求)コマンドの伝送と、Device−Bからのセグメント先頭データの伝送及びポインターのインクリメントという手順が必要な回数だけ繰り返されるここで、パラメーターRi´は16ビット長なので、Device−Aは、2回データを読み出し(すなわち、n=2)、最後に、参照番号1306、1307で示すようにSTOP及びEOFを伝送して、パラメーターRi´の読み出しの処理を終える。
図11を参照しながら説明したように、図13に示すDDC Short Readコマンドは1ミリ秒以内に完了しなければならない。具体的には、図11において、参照番号1103で示す処理を実行するタスク(仮に、タスクAとする)が、DDC Short Readコマンドの先頭データ「SOF」の送信要求出すと同時に、1ミリ秒タイマーをスタートする。そして、タイムアウトする前に最後の「EOF」送信要求を出さなければならない。ここで、タスクAが「SOF」の送信要求を出したときに、たまたまトラフィック量が高く、Device−AとDevice−Bの送信/受信バッファーに処理前のコマンドが貯まっている場合、その分、DDC Short Readコマンドの完了に時間がかかってしまう。また、途中で伝送エラーが発生すると、MHLパケットの再送を行なわなければならず、さらに時間がかかる。このような条件が重なると、DDC Short Readコマンドの実行時間が1ミリ秒を超えてしまい、その結果、認証に失敗する可能性がある。
また、規定時間以内にコマンド処理が終了しない他の例として、機器連携操作を行なう場合を挙げることができる。MHL規格では、機器連携操作を可能にするリモート・コマンド・パススルー(RCP)機能が用意されている。図14に示すように、スマートフォンなどのMHLソース機器1401とTV受信機などのMHLシンク機器1402がMHLケーブル1403で接続されているとき、ユーザーは、リモコン1404を用いてMHLソース機器1401を操作することができる。MHLシンク機器1402からMHLソース機器1401へのリモート・コマンドの通信には、CBUS若しくはeCBUSが使用される。1404リモコンのキーが押下されると、対応するリモコン・キーがMHLシンク機器1402からMHLソース機器1401に、MSCコマンドを使って伝送される。これによって、MHLソース機器1401が持つ動画や写真などのコンテンツをMHLシンク機器1402で再生しながら、リモコン1404でPlay、Stop、Forward、Backwardなどの表示制御を行なうことができる。
リモコン1404上でリモコン・キーが押下されると、MHLシンク機器1402にリモコン・コマンドが送信され、MHLシンク機器1402は、RCPサブコマンドでMHLケーブル1403に伝送する。図15には、RCPサブコマンドのフォーマットを示している。例えば、RCPサブコマンドでキーコードとしてPlay(0x44)をMHLソース機器1401に伝送すると、MHLソース機器1401は、コンテンツの再生を開始し、MHLケーブル1403内のTMDSチャネルで非圧縮映像を伝送し、MHLシンク機器1402はこれを受信して表示する。また、画面を一時停止させたい場合には、Pause(0x46)を、早送りしたい場合には、Forward(0x4B)を、RCPサブコマンドでMHLソース機器1401に伝送する。
リモート・コマンド・パススルー機能を実行する際に、たまたまトラフィック量が高く、MHLシンク機器1402又はMHLソース機器1401の送信/受信バッファーに処理前のコマンドが貯まっている場合、その分、RCPサブコマンドの処理に時間がかかってしまう。また、途中で伝送エラーが発生すると、MHLパケットの再送を行なわなければならず、さらに時間がかかる。その結果、ユーザーがリモコン・キーを押してから画面が反応するまでに大きなタイムラグが発生する可能性がある。
以上で、HDCPバージョン1.4の認証とリモート・コマンド・パススルーで発生する問題点を指摘した。MHLのバージョン3では、HDCP1.4よりも認証手順が複雑なHDCPバージョン2.2をサポートしていたり、eCBUS上で音声やUSBをトンネリングする機能を追加したりするなど、トラフィック量は増大傾向にある。また、さらに将来のMHLで優先処理が必要な機能が追加される可能性を考えると、すべてのMHLパケットを同列に扱うには限界が有り、必要に応じて優先的にパケットを伝送する機能が必要であると思料される。
そこで、MHLケーブルで接続されたMHLデバイス間で双方向データ・バス(CBUS)を経由してデータ伝送を行なう際に、コマンドに優先度を付けて、送受信するコマンドを優先度に応じて管理できるようにする。具体的には、コマンドの送信処理の際には、伝送待ちのコマンドが存在する場合でも、優先順位の高いコマンドからCBUS上に伝送するようにして、伝送遅延に起因する問題を解消することができる。また、受信処理の際にも、優先度の高いコマンドから受信処理を行なうことができ、規定時間内にコマンド処理を終了させることができるようになる。
図16及び図17には、優先順位の情報を付加したMHLパケットの構成例を示している。図16は、図5に示したCBUSモード時のMHLパケットのControlビットの後ろに、3ビットのPriorityフィールドを追加した例を示している。また、図17には、図6に示したeCBUS−S及びeCBUS−Dモード時のMHLパケットのControlビットの後ろに、3ビットのPriorityフィールドを追加した例を示している。また、表13には、Priorityフィールド値と処理優先度の関係を示している。Priorityフィールド値の0b000の優先度が最も低く、値が1だけ増加する毎に優先度は高くなり、0b111の優先度が最も高い。なお、Priorityフィールドのビット長3は一例に過ぎず、2ビット以下又は4ビット以上で優先度を表現してもよい。以下ではPriorityフィールドが3ビット長に統一して説明する。
図18には、MHLデバイス間でMHLケーブルを介して優先順位を考慮してコマンドを伝送する仕組みを模式的に示している。図9に示したシステムとは相違し、3ビットのPriorityフィールドを持つMHLパケット(図16又は図17を参照のこと)がMHLケーブルに伝送されるものとする。
図18中、MHLデバイス1801とMHLデバイス1802のうち一方はMHLソース機器として動作し、他方はMHLシンク機器として動作する。MHLデバイス1801側では、コマンドの伝送を要求するm個の送信要求タスク(タスク1〜タスクm)と、受信コマンドの処理を行なうn個の受信処理タスク(タスクm+1〜タスクm+n)が実行されている。
MHLデバイス1801は、伝送要求されたコマンドを優先順位別に書き込む8種類の送信バッファーからなる送信バッファー群1811と、MHLデバイス1802から受信したコマンドを優先順位別に書き込む8種類の受信バッファーからなる受信バッファー群1812と、MHLケーブル1803内に含まれるデータ・バスであるCBUS若しくはeCBUSを介してMHLデバイス1802側とコマンドの送受信を行なうトランスミッター/レシーバー1813を備えている。また、MHLデバイス1801は、送信コマンドの優先度を管理するために振分け処理部1814及び取出し処理部1815と、受信コマンドの優先度を管理するための振分け処理部1816及び取出し処理部1817をさらに備えている。送信バッファー群1811及び受信バッファー群1812に含まれる各バッファーはそれぞれFIFO形式で構成されるが、振分け処理部1814及び取出し処理部1815、振分け処理部1816及び取出し処理部1817によって書き込み及び取出しの優先度が管理される。なお、CBUS若しくはeCBUSを介したコマンドの送受信処理という観点からは、MHLデバイス1802はMHLデバイス1801と同様の構成であるとする。
まず、MHLデバイス1801における優先度に応じたコマンドの送信処理について説明する。
m個の送信要求タスクは非同期にコマンドの伝送要求を行なうが、MHLパケットのPriorityフィールドに示すPriority値(表13を参照のこと)のうち、希望する値をセットした後、振分け処理部1814に送信要求する。そして、振分け処理部1814は、送信バッファー群1811のうち、タスクが希望するPriority値に対応する送信バッファーにコマンドを書き込む。
取出し処理部1815は、送信バッファー群1811に含まれる8種類の送信バッファーを、優先度の高い順(0b111、0b110、0b101、0b100、0b011、0b010、0b001、0b000の順)にスキャンする。そして、取出し処理部1815は、送信待機中のMHLパケットをスキャンしている送信バッファー中に見つけたら、1コマンド分のパケットをトランスミッター/レシーバー1813に引き渡す。
図19には、MSCコマンド、及びDDCコマンドのフォーマットを示している。図19(A)に示すように、Controlコードの1バイトだけから構成されるコマンドと、図19(B)に示すように、Controlコードに加え、それに付随する1バイト以上のデータから構成されるコマンドがある。また、後者の1バイト以上のデータが付随するコマンドは、Controlコードの種類により固定長のデータを持つ場合と、可変長のデータを持つ場合がある。可変長のデータが付随する場合、図19(B)に示すように、最後にEOF(0x32)が付加されることで、コマンドの最後を識別することができる。ControlコードとDataのいずれであるか、MHLパケットのControlビットで区別ことができる(表9並びに図7に示したように、Controlビットが1であればControlコードであり、Controlビットが0であればDataである)。
取出し処理部1815は、図19に示すコマンド・フォーマットを判別し、コマンドの先頭(Controlビット=1)から終わりまでをControlコードの種類から判断し、先頭から終わりまで1コマンド分を送信バッファーから取り出してトランスミッター/レシーバー1813に引き渡す。また、同じ優先度の送信バッファーに次のコマンドが書き込まれていても、取出し処理部1815は、読み込まないで残しておく(次のコマンドは、次のスキャン時に取出し処理する)。
取出し処理部1815は、上述したような優先度に応じた送信バッファー群1811のスキャンと送信バッファーからのコマンドの取出しを行なうことで、常に優先度の高いコマンドからトランスミッター/レシーバー1813に引き渡すことができる。
続いて、MHLデバイス1801における優先度に応じたコマンドの受信処理について説明する。
振分け処理部1816は、トランスミッター/レシーバー1813で受信したMHLパケットに対し、図19で示すコマンド・フォーマットを判別して、コマンドの先頭から最後までの1コマンド分のパケットを、受信バッファー群1812のうち、Priorityフィールドで示す優先順位に対応する受信バッファーに書き込む。
取出し処理部1817は、受信バッファー群1812に含まれる8種類の受信バッファーを、優先度の高い順(0b111、0b110、0b101、0b100、0b011、0b010、0b001、0b000の順)にスキャンする。そして、取出し処理部1817は、処理待機中のMHLパケットを受信バッファー中に見つけたら、図19で示す1コマンド分のパケットを対応するコマンド処理を行なうタスクに引き渡す。また、優先度の同じ受信バッファーに次のコマンドが書き込まれていても、取出し処理部1817は、読み込まないで残しておく(次のコマンドは、次のスキャン時に取出し処理する)。
表13には、8種類のPriority値に対して8段階の優先度を与える例を示したが、上述したような優先度に基づくコマンドの管理を実現するために、8段階に限定されない。例えば、異なる段階数の優先度を幾つか用意して、伝送環境などの条件によって優先度の段階数をダイナミックに切り替えてシステムを運用するようにしてもよい。表14には、8種類のPriority値に対して異なる段階の優先度を与える例を示している。表14の左側のテーブルは優先度の高い順にHigh>Middle−High>Middle>Middle−Low>Lowの5段階の優先度を用意し、真ん中のテーブルはHigh>Middle>Lowの3段階の優先度を用意し、右側のテーブルはHigh>Lowの2段階の優先度を用意している。
基本的には、CBUS若しくはeCBUSのトラフィック量が大きいほど優先度の段階数を多くし、トラフィック量が小さくなると優先度の段階数を少なくしてもよいと思料される。表14に示したテーブルの使い分けの例を以下に挙げておく。
(1)トンネリング機能を使用していないときは、2段階テーブルを使用する。
(2)Audio/USB1/HIDのうち、1つのトンネリング中は3段階テーブル又は5段階テーブルを使用する。
(3)2つ以上トンネリングしている場合は8段階テーブルを使用する。
また、図16や図17に示したようなMHLパケットにPriorityフィールドを設定する方法に代えて、あらかじめMSCコマンド並びにDDCコマンドのタイプ別に優先度を決めておく方法もある。コマンドを伝送する際には、図5や図6に示した現状のMHLパケットのフォーマットのままで伝送要求する。振分け処理部1814は、各コマンド・タイプの優先度をあらかじめ把握しており、伝送要求されたコマンドのコマンド・タイプを参照しながら、送信バッファー群1811のうち該当する優先度の送信バッファーに書き込みを行なう。また、取出し処理部1815や、振分け処理部1816並びに取出し処理部1817においても、コマンド・タイプごとの優先度に従って処理を行なう。コマンド・タイプ別に優先度を決めておく方法によれば、MHLパケットにPriorityフィールドを設定する必要がないので、コマンドの伝送効率が向上するという利点がある。また、上述したように、伝送環境(例えば、トラフィック量)などの条件によって各コマンド・タイプの優先度をダイナミックに切り替えるようにしてもよい。
本実施形態によれば、MHL規格に則った通信システムにおいて、送受信するコマンドを優先度に応じて管理することによって、HDCP認証失敗問題や、リモート・コマンド・パススルーのレスポンスが遅くなる問題を改善することができる。さらに、MHLにおける将来のバージョンで時間制約のあるコマンドや機能が追加された場合でも、CBUSバス若しくはeCBUSバスのトラフィック量に応じて優先度に基づくコマンドの送受信処理を実施することで、遅延の問題を解消することができる。
以上、特定の実施形態を参照しながら、本明細書で開示する技術について詳細に説明してきた。しかしながら、本明細書で開示する技術の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施形態の修正や代用を成し得ることは自明である。
本明細書では、MHLをベースにした通信インターフェースで機器同士が接続される通信システムに本明細書で開示する技術を適用した実施形態を中心に説明してきたが、本明細書で開示する技術の要旨はこれに限定されるものではない。映像伝送用のチャネルと双方向データ・バスを有するさまざまな通信インターフェース規格に基づく通信システムに、同様に本明細書で開示する技術を適用することができる。
要するに、例示という形態により本明細書で開示する技術について説明してきたのであり、本明細書の記載内容を限定的に解釈するべきではない。本明細書で開示する技術の要旨を判断するためには、特許請求の範囲を参酌すべきである。
なお、本明細書の開示の技術は、以下のような構成をとることも可能である。
(1)少なくとも音声・映像伝送用のチャネルと双方向データ・バスを含み、所定の通信インターフェース規格に則った伝送ケーブルで通信相手と接続される通信装置であって、
コマンドの処理の優先度を管理する優先度管理部と、
前記双方向データ・バスを経由して前記通信相手とコマンドの送受信を処理する送受信部と、
を具備する通信装置。
(2)前記優先度管理部は、タスクから非同期で伝送要求されるコマンドを送信する優先度を管理する、
上記(1)に記載の通信装置。
(3)前記優先度管理部は、受信したコマンドを受信処理するタスクにコマンドを引き渡す優先度を管理する、
上記(1)に記載の通信装置。
(4)前記優先度管理部は、優先順位別の複数種類の送信バッファーと、伝送要求するタスクが希望する優先度に対応した送信バッファーにコマンドを書き込む振分け処理部と、優先度の順に各送信バッファーからコマンドを取り出して前記送受信部に引き渡す処理取出し部を備える、
上記(2)に記載の通信装置。
(5)データ長が異なる複数のコマンド・フォーマットが規定されており、
前記取出し処理部は、コマンド・フォーマットに応じて1コマンド分ずつ送信バッファーから取り出して前記送受信部に引き渡す、
上記(4)に記載の通信装置。
(6)前記優先度管理部は、優先順位別の複数種類の受信バッファーと、前記送受信部が受信したパケットを優先度に対応した受信バッファーにコマンドを書き込む振分け処理部と、優先度の順に各受信バッファーからパケットを取り出して対応するコマンドの処理を行なうタスクに引き渡す処理取出し部を備える、
上記(3)に記載の通信装置。
(7)データ長が異なる複数のコマンド・フォーマットが規定されており、
前記振分け処理部は、コマンド・フォーマットに応じて1コマンド分のパケットを優先度に対応する受信バッファーに書き込み、
前記取出し処理部は、1コマンド分のパケットを受信バッファーから取り出して対応するタスクに引き渡す、
上記(6)に記載の通信装置。
(8)前記優先度管理部は、条件に応じて優先度の段階数を切り換える、
上記(1)に記載の通信装置。
(9)前記優先度管理部は、前記双方向データ・バスのトラフィック量に応じて優先度の段階数を切り換える、
上記(1)に記載の通信装置。
(10)前記双方向データ・バス上で伝送するパケットに優先度を示す優先度フィールドを設定し、
前記優先度管理部は、前記優先度フィールドに設定された値に基づいて、パケットで伝送するコマンドの処理の優先度を管理する、
上記(1)に記載の通信装置。
(11)前記優先度管理部は、コマンドのタイプに応じて、コマンドの処理の優先度を管理する、
上記(1)に記載の通信装置。
(12)前記優先度管理部は、条件に応じてコマンド・タイプ毎の優先度を切り換える、
上記(11)に記載の通信装置。
(13)前記通信インターフェース規格はMHL規格である、
上記(1)に記載の通信装置。
(14)所定の通信インターフェース規格に則った伝送ケーブルに含まれる音声・映像伝送用のチャネルで音声・映像信号を伝送するステップと、
伝送要求されたコマンドを優先度に応じて前記伝送ケーブルに含まれる双方向データ・バスに送信するステップと、
前記双方向データ・バス経由で受信したコマンドを優先度に応じて処理するステップと、
を有する通信方法。
1…通信システム
10…MHLソース機器、11…MHL送信部
20…MHLシンク機器、21…MHL受信部
30…MHLケーブル、31…TMDSチャネル
32…CBUS、33…VBUS
200…MHLケーブル、201…Micro−Bプラグ
202…HDMI(登録商標) Type−Aプラグ
901、902…MHLデバイス、903…MHLケーブル
911…送信バッファー、912…受信バッファー
913…トランスミッター/レシーバー
1401…MHLソース機器、1402…MHLシンク機器
1043…MHLケーブル、1404…リモコン
1801、1802…MHLデバイス、1803…MHLケーブル
1811…送信バッファー群、1812…受信バッファー群
1813…トランスミッター/レシーバー
1814…振分け処理部、1815…取出し処理部
1816…振分け処理部、1817…取出し処理部

Claims (14)

  1. 少なくとも音声・映像伝送用のチャネルと双方向データ・バスを含み、所定の通信インターフェース規格に則った伝送ケーブルで通信相手と接続される通信装置であって、
    コマンドの処理の優先度を管理する優先度管理部と、
    前記双方向データ・バスを経由して前記通信相手とコマンドの送受信を処理する送受信部と、
    を具備する通信装置。
  2. 前記優先度管理部は、タスクから非同期で伝送要求されるコマンドを送信する優先度を管理する、
    請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記優先度管理部は、受信したコマンドを受信処理するタスクにコマンドを引き渡す優先度を管理する、
    請求項1に記載の通信装置。
  4. 前記優先度管理部は、優先順位別の複数種類の送信バッファーと、伝送要求するタスクが希望する優先度に対応した送信バッファーにコマンドを書き込む振分け処理部と、優先度の順に各送信バッファーからコマンドを取り出して前記送受信部に引き渡す処理取出し部を備える、
    請求項2に記載の通信装置。
  5. データ長が異なる複数のコマンド・フォーマットが規定されており、
    前記取出し処理部は、コマンド・フォーマットに応じて1コマンド分ずつ送信バッファーから取り出して前記送受信部に引き渡す、
    請求項4に記載の通信装置。
  6. 前記優先度管理部は、優先順位別の複数種類の受信バッファーと、前記送受信部が受信したパケットを優先度に対応した受信バッファーにコマンドを書き込む振分け処理部と、優先度の順に各受信バッファーからパケットを取り出して対応するコマンドの処理を行なうタスクに引き渡す処理取出し部を備える、
    請求項3に記載の通信装置。
  7. データ長が異なる複数のコマンド・フォーマットが規定されており、
    前記振分け処理部は、コマンド・フォーマットに応じて1コマンド分のパケットを優先度に対応する受信バッファーに書き込み、
    前記取出し処理部は、1コマンド分のパケットを受信バッファーから取り出して対応するタスクに引き渡す、
    請求項6に記載の通信装置。
  8. 前記優先度管理部は、条件に応じて優先度の段階数を切り換える、
    請求項1に記載の通信装置。
  9. 前記優先度管理部は、前記双方向データ・バスのトラフィック量に応じて優先度の段階数を切り換える、
    請求項1に記載の通信装置。
  10. 前記双方向データ・バス上で伝送するパケットに優先度を示す優先度フィールドを設定し、
    前記優先度管理部は、前記優先度フィールドに設定された値に基づいて、パケットで伝送するコマンドの処理の優先度を管理する、
    請求項1に記載の通信装置。
  11. 前記優先度管理部は、コマンドのタイプに応じて、コマンドの処理の優先度を管理する、
    請求項1に記載の通信装置。
  12. 前記優先度管理部は、条件に応じてコマンド・タイプ毎の優先度を切り換える、
    請求項11に記載の通信装置。
  13. 前記通信インターフェース規格はMHL(Mobile High−Definition Link)規格である、
    請求項1に記載の通信装置。
  14. 所定の通信インターフェース規格に則った伝送ケーブルに含まれる音声・映像伝送用のチャネルで音声・映像信号を伝送するステップと、
    伝送要求されたコマンドを優先度に応じて前記伝送ケーブルに含まれる双方向データ・バスに送信するステップと、
    前記双方向データ・バス経由で受信したコマンドを優先度に応じて処理するステップと、
    を有する通信方法。
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