JP2016115647A - 電池監視装置 - Google Patents

電池監視装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016115647A
JP2016115647A JP2014256061A JP2014256061A JP2016115647A JP 2016115647 A JP2016115647 A JP 2016115647A JP 2014256061 A JP2014256061 A JP 2014256061A JP 2014256061 A JP2014256061 A JP 2014256061A JP 2016115647 A JP2016115647 A JP 2016115647A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
housing
monitoring device
battery monitoring
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014256061A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6323327B2 (ja
Inventor
正大 井上
Masahiro Inoue
正大 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2014256061A priority Critical patent/JP6323327B2/ja
Priority to US14/974,970 priority patent/US10079411B2/en
Publication of JP2016115647A publication Critical patent/JP2016115647A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6323327B2 publication Critical patent/JP6323327B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/42Methods or arrangements for servicing or maintenance of secondary cells or secondary half-cells
    • H01M10/48Accumulators combined with arrangements for measuring, testing or indicating the condition of cells, e.g. the level or density of the electrolyte
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/34Gastight accumulators
    • H01M10/345Gastight metal hydride accumulators
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

【課題】熱による機能低下を抑制することができる電池監視装置を提供する。【解決手段】電池監視装置10は、ニッケル水素電池の電圧を検出する電圧検出部25を有する高電圧部24と、高電圧部24よりも低電圧で動作する低電圧部23と、を有する基板11と、基板11を収容する筐体12と、筐体12において基板11の基板面11aに対向する対向部に取り付けられた部材であって、筐体12を所定位置に取り付けるための取付部材としてのブラケット13とを備える。対向部とブラケット13との間には、筐体12の周縁部に設けられた開口部33から対向部に沿って延びる通路部34が形成されており、該通路部34が、基板面11aの法線方向から見て高電圧部24に重なる位置に配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は電池監視装置に関し、詳しくはニッケル水素電池の状態を監視する電池監視装置に関する。
電動機により駆動力を得る車両用の二次電池の一つとして、従来、ニッケル水素電池が知られている。ニッケル水素電池は、負極に水素吸蔵合金、正極に水酸化ニッケル等のニッケル化合物を用いた電池であり、通常、出力電圧を高めるために複数個の単電池を直列接続した組電池として車両に搭載される。また、こうしたニッケル水素電池を搭載する車両には一般に、該電池の状態を監視するための電池監視装置が搭載されている(例えば、特許文献1参照)。ニッケル水素電池では、通常、単電池が幾つかのブロックにまとめられており、電池監視装置は、それぞれのブロック電圧を検出することで組電池の電圧状態を監視する。
特開2002−315212号公報
ニッケル水素電池の電池監視装置としては、電子部品が実装された回路基板を筐体内に収容したものが知られている。回路基板には、組電池の電圧を検出するための電圧検出回路を有する高電圧部と、高電圧部よりも低い電圧で動作する低電圧回路を有する低電圧部とが設けられている。低電圧部の機能としては、例えば電圧検出回路による検出電圧に応じた信号を上位ECU(例えばハイブリッドECU)に出力する機能などがある。
ここで、ニッケル水素電池では一般に、ブロック電圧で電池状態を監視することが多く、電池監視装置において高電圧部が高温になりやすい。また、高電圧部の過高温が生じた場合、熱により高電圧部や低電圧部の機能が低下することが考えられ、熱保護を図る必要性がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、熱による機能低下を抑制することができる電池監視装置を提供することを一つの目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
本発明は、ニッケル水素電池(50)の状態を監視する電池監視装置(10)に関する。請求項1に記載の発明は、前記ニッケル水素電池の電圧を検出する電圧検出部(25)を有する高電圧部(24)と、前記ニッケル水素電池の電圧よりも低い所定電圧で動作する低電圧部(23)とを有する基板(11)と、前記基板を収容する筐体(12)と、前記筐体において前記基板の基板面(11a)に対向する対向部(16)に取り付けられた部材であって、前記筐体を所定位置に取り付けるための取付部材(13)と、を備え、前記対向部と前記取付部材との間に、前記筐体の周縁部に設けられた開口部(33)から前記対向部に沿って延びる通路部(34)が形成されており、該通路部が、前記基板面の法線方向から見て前記高電圧部と重なる位置に配置されていることを特徴とする。
電池監視装置において、取付部材と筐体との間に、筐体の周縁部に設けられた開口部から、筐体側の対向部に沿って延びる通路部を形成するとともに、基板面の法線方向から見た場合に、通路部が高電圧部に重なるように取付部材を配置する構成とした。この構成によれば、取付部材と筐体との間に設けた通路部が通風路の役割を果たすことにより、通路部内に生じる空気の流れによって高電圧部から集中的に熱を奪うことができる。その結果、高電圧部が高温になりすぎるのを抑制することができ、熱による電池監視装置の機能低下を抑制することができる。
電池監視装置の全体の概略構成を示す斜視図。 筐体を分解して示す分解斜視図。 基板の平面図。 電池監視装置の底面図。 電池監視装置の上面図。 ブラケットの断面図。 基板面の法線方向から見たブラケットの位置を示す図。 他の実施形態のブラケットの位置を示す図。 他の実施形態のブラケットの位置を示す図。
以下、実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態では、車両の動力源となる車載高圧バッテリの状態を監視する電池監視装置に具体化している。本実施形態において、車載高圧バッテリはニッケル水素電池であり、複数個の電池セルの直列接続体からなる組電池として構成されている。
本実施形態の電池監視装置の概略構成について、まずは図1及び図2を用いて説明する。図1は電池監視装置の全体を示す斜視図、図2は電池監視装置のうちの一部の構成の分解斜視図である。図1及び図2に示すように、電池監視装置10は、基板11と、基板11を収容する筐体12と、取付部材としてのブラケット13と、を備えている。なお、以下の説明では便宜上、電池監視装置10を水平面に設置した状態である図1を基準に電池監視装置10の上下方向を規定する。
筐体12は、ベース14及びカバー15を備える上下分離型のケースであり、例えばアルミニウム等の金属材料により構成されている。ベース14は、略四角形状の底板部16と、底板部16から起立して設けられている立ち壁部17とを備えている。底板部16の上面は基板11が載置される基板載置部となっており、基板11が載置された状態では、基板11が立ち壁部17により取り囲まれた状態となる。
カバー15は、基板11を上方から覆う天板部18と、天板部18から下方に延びる垂れ壁部19とを備えている。天板部18は略四角形状であり、その周縁部を取り囲んで垂れ壁部19が形成されている。天板部18の四辺の各側面のうち2つの側面では、垂れ壁部19の一部の先端部19aはベース14に接触しており、残りの部分の先端部19bはベース14から離間している。この垂れ壁部19の先端部19bとベース14との隙間からは、車載高圧バッテリに電気的に接続される高圧側コネクタ21や、電池監視装置10の出力対象である車載の上位ECU(例えばハイブリッドECU)に電気的に接続される低圧側コネクタ22が外部に露出している。
ベース14及びカバー15のそれぞれの周縁部にはネジ孔が複数個設けられており、ベース14にカバー15を組み付けた状態で固定ネジNにより固定されている。なお、筐体12のベース14及びカバー15は、例えばポリプロピレン等の合成樹脂により構成されていてもよい。
基板11は、矩形板状のプリント基板であり、基板面11aに所定の回路パターンが形成されている。また、基板面11aには、高圧側コネクタ21や低圧側コネクタ22、電子部品などの各種部品が実装されている。
基板11について、図3を用いて説明する。図3に示すように、基板11は、車載高圧バッテリとしての組電池50に接続される高電圧部24と、高電圧部24よりも低電圧で動作する低電圧部23とを有している。低電圧部23は、筐体12を電位の基準とする領域であり、高電圧部24は、低電圧部23よりも基準電位が高い領域となっている。本実施形態では、高電圧部24の基準電位が、組電池50の正極端子の電位と負極端子の電位との中央値に設定されている。高電圧部24及び低電圧部23は、基板面11aの法線方向から見た場合に互いに重ならない領域に1枚の基板の同一面上に配置されている。
高電圧部24には、組電池50の電圧を検出する電圧検出部25が設けられている。電圧検出部25は、例えばオペアンプ等で構成されている。高電圧部24には、基板11の周縁部となる位置に高圧側コネクタ21が配置されており、電圧検出部25は、高圧側コネクタ21を介して組電池50に電気的に接続されている。電圧検出部25は、電池セルの端子間電圧を検出し、その検出した端子間電圧に応じた信号を低電圧部23に出力する。具体的には、本実施形態の組電池50は、充放電の最小単位である各電池セルを所定数単位でグループ化した複数の電池ブロックで構成されている。電圧検出部25は、例えばフライングキャパシタ方式により電池ブロック単位で電圧(ブロック電圧)を検出することで、電池セルが過充電又は過放電の状態にあるか否かを監視する。なお、電圧検出部25は集積回路としてもよい。
低電圧部23には制御部26が設けられている。制御部26は集積回路として構成されており、フォトカプラ等の絶縁部27を介して、高電圧部24の電圧検出部25と電気的に接続されている。なお、絶縁部27は、高電圧部24と低電圧部23とを電気的に絶縁するための絶縁部材である。低電圧部23には、基板11の周縁部となる位置に低圧側コネクタ22が配置されており、制御部26は、低圧側コネクタ22を介して上位ECUに電気的に接続されている。制御部26では、電圧検出部25の検出電圧に応じた信号を入力し、その入力した電圧検出信号を、低圧側コネクタ22を介して上位ECUに出力する。なお、基板11には、電圧検出部25や絶縁部27、制御部26以外にも各種電子部品が実装されているが、図示を省略している。
高電圧部24及び低電圧部23は、基板面11aを取り囲む四辺のうち、高圧側コネクタ21が設けられている辺である高圧側コネクタ配置辺11cに沿った方向に並んで配置されている。また、低圧側コネクタ22は、高圧側コネクタ配置辺11cに対向する辺11bに配置されている。
次に、ブラケット13について図4〜図7を用いて詳しく説明する。なお、図4は電池監視装置10の底面図、図5は電池監視装置10の上面図、図6は図4のVI−VI線断面図、図7は基板面11aの法線方向から見たブラケット13の位置を示す図である。
ブラケット13は、筐体12を車両の所定位置に取り付けるための取付部材であり、例えばアルミニウム等の金属材料により構成されている。ブラケット13は長尺形状を有し、その長手方向の両端部のそれぞれに孔部31が設けられている。この孔部31に固定ネジを通すことで、筐体12が車両側の所定位置に固定されるようになっている。なお、ブラケット13は例えばポリプロピレン等の合成樹脂により構成されていてもよい。
ブラケット13は、筐体12のうち、基板面11aに対向する対向部である底板部16の外面16aに、例えば溶接やネジ締め、接着等で取り付けられている。ブラケット13は、その長手方向の長さ寸法が、底板部16におけるブラケット13と同じ方向に延びる辺の長さ寸法よりも大きくなっている。具体的には、ブラケット13は、図4に示すように、底板部16に取り付けられた状態で筐体12に対向して重なる重なり部13aと、筐体12からはみ出るはみ出し部13bとを有している。これらのうち、はみ出し部13bに孔部31が設けられており、孔部31において電池監視装置10が車両の所定位置に取り付けられる。
より詳しくは、図6に示すように、ブラケット13は、重なり部13aに設けられ且つ筐体12の底板部16の外面16aに固定される固定部13cと、底板部16の外面16aに対して側方に突出する凸部13dと、を有している。固定部13cは、ブラケット13の長手方向に直交する方向に、凸部13dを挟んで両側に設けられている。ブラケット13は、固定部13cを底板部16の外面16aに固定することで筐体12に取り付けられる。また、その取り付け状態では、図6に示すように、底板部16と凸部13dとの間に隙間空間が形成されている。
この隙間空間は、ブラケット13の長手方向の一方の端部から他方の端部に繋がっており、筐体12の周縁部12aに、底板部16と凸部13dとの間の隙間空間の出入り口としての開口部33が形成されている。この開口部33から底板部16に沿って延びる隙間空間により通路部34が形成されており、通気路として機能する。また本実施形態では、ブラケット13の重なり部13aとはみ出し部13bとの境界部分に開口部33が形成されている。
凸部13dは、底板部16に対して平行に延びる平坦部13eを有している。電池監視装置10が車両の所定位置に固定された状態では、平坦部13eの少なくとも一部が車両側に当接した状態で電池監視装置10が固定される。また、通路部34は、凸部13dにより、所定高さ寸法(例えば数mm程度)の扁平形状を有するものとなっている。なお、ブラケット13の断面形状は図6に示すような扁平形状のものに限らず、例えば円形状、V字形状等としてもよい。
ここで、電池監視装置10がブラケット13を介して車両側に取り付けられた状態では、ブラケット13により、車両側の取り付け部に対して筐体12が離れた状態となり、車両側と筐体12との間には隙間が形成される。本実施形態では、筐体12とブラケット13との間に、ブラケット13の長手方向に沿って通路部34を形成したことで、空気の流れの方向を規制することが可能となり、所望とする方向への通気を行うことができる。また、電池監視装置10が車両に取り付けられた状態では、ブラケット13の凸部13d(平坦部13e)が車両に対する取り付け面となるが、凸部13dが幅広になっているため安定である。
また、凸部13dは、ブラケット13の長手方向に見て幅寸法が相違している。具体的には、ブラケット13は、筐体12の周縁部12aに位置する開口部33と、開口部33よりも中央部分とで幅寸法が大小相違しており、開口部33では中央部分よりも幅寸法が大きくなっている。これにより、通路部34への通気の入り口である開口部33に対して空気が流れ込み易くなっている。また、こうした構成により、底板部16の中央付近における空気流速を早めることが可能となっている。
次に、ブラケット13の配置について説明する。本実施形態においてブラケット13は、図7に示すように、ブラケット13と筐体12との間に形成されている通路部34が、基板面11aの法線方向から見て高電圧部24に重なる位置に配置されている。
詳しくは、図7に示すように、ブラケット13は、基板面11aを法線方向から見た場合に、高圧側コネクタ配置辺11cと、高圧側コネクタ配置辺11cに対向する辺11bとに交差するように配置されている。また、基板面11aを法線方向から見た場合に、通路部34が、少なくとも高電圧部24に重なるようにブラケット13が取り付けられている。本実施形態では、図7に示すように、通路部34の一部が高電圧部24に重なり、残りの部分が低電圧部23に重なるようにブラケット13が底板部16に取り付けられている。また、ブラケット13は、その長手方向における中央部分が、筐体12の底板部16の中央部分で固定されている。これにより、電池監視装置10が車両の所定位置に取り付けられた状態で安定して固定された状態が維持される。
ここで、ブロック電圧を検出することで組電池50の電圧状態を監視するシステムでは、セルごとの電圧を検出して組電池50の電圧状態を監視する構成に比べて、高い電圧を見る必要がある。そのため、高電圧部24が高温になりやすい。また、高電圧部24が高温になりすぎると、熱の影響により高電圧部24や低電圧部23の機能低下を招くことが懸念される。この点、本実施形態の電池監視装置10では、ブラケット13の長手方向に形成された通路部34が通風路の役割を果たすことで、高電圧部24の下方にて空気の流れを形成させることができ、この空気の流れによって高電圧部24の放熱を促進させることができる。
以上詳述した本実施形態によれば、次の優れた効果が得られる。
ブラケット13と筐体12の底板部16との間に、筐体12の周縁部に設けた開口部33から筐体12の底板部16に沿って延びる通路部34を形成するとともに、基板面11aの法線方向から見た場合に通路部34が高電圧部24に重なるようにブラケット13を配置する構成とした。この構成によれば、通路部34が通風路の役割を果たすことにより、通路部34内に生じる空気の流れによって高電圧部24から集中的に熱を奪うことができる。これにより、高電圧部24が高温になりすぎるのを抑制することができ、高電圧部24の発熱に起因する電池監視装置10の機能低下を抑制することができる。
ブラケット13が、底板部16に取り付けられた状態で筐体12に対向して重なる重なり部13aと、筐体12からはみ出るはみ出し部13bとを有し、ブラケット13において重なり部13aとはみ出し部13bとの境界部分に開口部33が形成される構成とした。電池監視装置10の周囲を流れる空気は、ブラケット13のはみ出し部13bに沿って流れ、更に、はみ出し部13bと重なり部13aとの境界部分に位置する開口部33を介して通路部34に流入する。これにより、通路部34内に空気を導きやすい構成を実現することができる。
高圧側コネクタ配置辺11cと、高圧側コネクタ配置辺11cに対向する辺11bとに交差するようにブラケット13を配置する構成とした。筐体12の側面に高圧側コネクタ21が設けられている場合、電池監視装置10の周辺では、高圧側コネクタ21と筐体12との間の隙間を通過する方向への空気の流れが発生しやすいと言える。この場合に上記構成とすることにより、通路部34内にも空気を導きやすい構成とすることができる。
特に本実施形態では、高圧側コネクタ配置辺11cに対向する辺11bに低圧側コネクタ22を配置し、高圧側コネクタ21の配置辺11cと、低圧側コネクタ22の配置辺11bとに交差する方向にブラケット13を配置する構成とした。筐体12の側面において2つのコネクタを対向配置した場合、電池監視装置10の周辺では、一方のコネクタと筐体12との隙間から、他方のコネクタと筐体12との隙間へと抜ける方向への空気の流れが発生しやすくなる。この場合に上記構成とすることにより、通路部34内にも空気を導きやすくすることができる。
ブラケット13は、重なり部13aにおいて筐体12の底板部16の外面16aに固定される固定部13cと、底板部16の外面16aに対して側方に突出する凸部13dとを有する構成とした。こうした構成によれば、筐体12を複雑な構造にすることなくブラケット13と底板部16の外面との間に通路部34を形成することができる。
ブラケット13の平坦部13eにより車両側への電池監視装置10の取り付けを行うことで、電池監視装置10を安定した状態で取り付けることができる。また、通路部34の断面を扁平形状とすることで、車両側に対する筐体12の離間寸法(デッドスペース)を過剰にとらなくても、通気のための通路断面積を確保することができる。
ブラケット13は、伝熱により熱を放出する放熱部としての機能も期待できる。つまり、ブラケット13を平面視において高電圧部24に重なる位置に配置することで、高電圧部24の熱をブラケット13を介して車両側(車体)に放出することができる。
(他の実施形態)
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施されてもよい。
・上記実施形態では図7に示すように、高圧側コネクタ配置辺11cと、これに対向する辺11bとを交差するようにブラケット13を取り付けるとともに、高圧側コネクタ配置辺11cに対向する辺11bに低圧側コネクタ22を配置する構成とした。高圧側コネクタ21に対する低圧側コネクタ22の取付位置は特に制限されず、例えば、低電圧部23の周縁部において、高圧側コネクタ配置辺11cに直交する辺に高圧側コネクタ21が取り付けられていてもよい。あるいは、高圧側コネクタ配置辺11cと同じ辺に低圧側コネクタ22が取り付けられていてもよい。
・ブラケット13の基板面11aに対する配置は、上記実施形態に限定されず、種々の形態を採用することができる。例えば、上記実施形態では、高電圧部24及び低電圧部23が、基板面11aにおいて高圧側コネクタ配置辺11cに沿って配置されている構成であり、こうした構成において高圧側コネクタ配置辺11cと、これに対向する辺11bとを交差するようにブラケット13を取り付けたが、高電圧部24及び低電圧部23が、基板面11aにおいて高圧側コネクタ配置辺11cに直交する方向に沿って配置されている構成において、高圧側コネクタ配置辺11cと、これに対向する辺11bとを交差するようにブラケット13を取り付ける構成としてもよい。なお、低圧側コネクタ22は、高圧側コネクタ配置辺11cに対向する辺11bに配置されていてもよいし、その他の辺に配置されていてもよい。
・上記実施形態では、高電圧部24と低電圧部23とに通路部34が重なるようにブラケット13を配置する構成としたが、これを変更し、図8に示すように、高電圧部24及び低電圧部23のうちの高電圧部24のみに通路部34が重なるようにブラケット13を取り付ける構成としてもよい。
・上記実施形態では、高圧側コネクタ配置辺11cに対向する辺11bに低圧側コネクタ22を配置するとともに、基板11の周縁部において高圧側コネクタ配置辺11cと、高圧側コネクタ配置辺11cに対向する辺11bとに交差するようにブラケット13を取り付ける構成とした。これを変更し、図9に示すように、高圧側コネクタ配置辺11c及び高圧側コネクタ配置辺11cに対向する辺11bとは異なる二辺11d,11eに交差するようにブラケット13を配置する構成とする。筐体12の側面において2つのコネクタが対向配置されている場合、電池監視装置10の周辺では、一方のコネクタと筐体12との隙間から、他方のコネクタと筐体12との隙間へと抜ける方向への空気の流れが発生しやすくなると言える。こうした構成において、ブラケット13を二辺11d,11eに交差するように配置することで、低圧側コネクタ22と高圧側コネクタ21とを結ぶ方向に交差する方向への空気の流れを促進させることができる。
・高圧側コネクタ配置辺11c及び高圧側コネクタ配置辺11cに対向する辺11bとは異なる二辺11d,11eに交差するようにブラケット13を配置する構成では、図9に示すように、高電圧部24と低電圧部23とが、基板面11aを取り囲む四辺のうちの高圧側コネクタ配置辺11cに沿って並んで配置されていてもよいが、高電圧部24と低電圧部23とが、基板面11aを取り囲む四辺のうちの高圧側コネクタ配置辺11cに交差する方向に沿って並んで配置されていてもよい。
・上記実施形態では、ブラケット13に凸部13dを設けることで、ブラケット13と筐体12の底板部16との間の隙間空間に通路部34を形成する構成としたが、筐体12の底板部16に、基板面11aの法線方向から見た場合に高電圧部24と重なる位置に凹み部を設けるとともに、該凹み部と重なる位置にブラケット13を取り付けることで、ブラケット13と筐体12との間に通路部34を形成する構成としてもよい。このとき、ブラケット13は、上記実施形態と同様、固定部13c及び凸部13dを有するものを使用してもよいし、あるいは平板形状のものを使用してもよい。
・上記実施形態では、取付部材としてのブラケット13を一部品で構成したが、2個以上の部品としてもよい。例えば、電池監視装置10にブラケット13が2個取り付けられている場合、図4に示すブラケット13の長手方向の中間部が切断されてなる2個のブラケット13を筐体12に取り付けてもよい。
・上記実施形態では、筐体12のうちベース14の底板部16にブラケット13を取り付けたが、カバー15の天板部18にブラケット13を取り付ける構成としてもよい。
・筐体12の底板部16を平面視した際の通路部34の形状は、底板部16に沿って真っ直ぐに延びる形状であってもよいが、曲がった形状であってもよい。また、ブラケット13の形状が分岐状であり、これに伴い通路部34の形状が分岐状となっていてもよい。
・上記実施形態では、筐体12の内部に1つの基板11が収容されており、1つの基板11が高電圧部24と低電圧部23とを有している構成としたが、2つ以上の基板11が収容されており、そのうちの1つの基板11が高電圧部24を有し、他の基板11が低電圧部23を有する構成としてもよい。この場合、高電圧部24を有する基板と、低電圧部23を有する基板とは、基板面11aの法線方向から見た場合に高電圧部24と低電圧部23との少なくとも一部が重なるように配置されていてもよいし、高電圧部24と低電圧部23とが重ならないように配置されていてもよい。
・上記実施形態では、車両に搭載されるニッケル水素電池の電池監視装置10に本発明を適用する例について説明したが、車両以外(例えば電気機器等)に用いられるニッケル水素電池の電池監視装置に本発明を適用してもよい。
10…電池監視装置、11…基板、11a…基板面、11b…低圧側コネクタ配置辺、12…筐体、12a…周縁部、13…ブラケット(取付部材)、13a…重なり部、13b…はみ出し部、13c…固定部、13d…凸部、13e…平坦部、14…ベース、15…カバー、16…底板部(対向部)、21…高圧側コネクタ、22…低圧側コネクタ、23…低電圧部、24…高電圧部、25…電圧検出部、26…制御部、27…絶縁部、33…開口部、34…通路部、50…組電池(ニッケル水素電池)。

Claims (6)

  1. ニッケル水素電池(50)の状態を監視する電池監視装置(10)であって、
    前記ニッケル水素電池の電圧を検出する電圧検出部(25)を有する高電圧部(24)と、前記高電圧部よりも低電圧で動作する低電圧部(23)とを有する基板(11)と、
    前記基板を収容する筐体(12)と、
    前記筐体において前記基板の基板面(11a)に対向する対向部(16)に取り付けられた部材であって、前記筐体を所定位置に取り付けるための取付部材(13)と、
    を備え、
    前記対向部と前記取付部材との間に、前記筐体の周縁部に設けられた開口部(33)から前記対向部に沿って延びる通路部(34)が形成されており、該通路部が、前記基板面の法線方向から見て前記高電圧部と重なる位置に配置されている、電池監視装置。
  2. 前記取付部材は、前記対向部に取り付けられた状態で前記筐体に対向して重なる重なり部(13a)と、前記筐体からはみ出るはみ出し部(13b)とを有し、
    前記取付部材において前記重なり部分と前記はみ出し部との境界部分に前記開口部が形成されている、請求項1に記載の電池監視装置。
  3. 前記基板は矩形板状であり、
    前記基板には、前記高電圧部において前記基板の周縁部となる位置に、前記ニッケル水素電池と前記高電圧部とを電気的に接続する高圧側コネクタ(21)が配置されており、
    前記取付部材は、前記基板面の法線方向から見て、前記基板面において前記高圧側コネクタが設けられている辺であるコネクタ配置辺(11c)と該コネクタ配置辺に対向する辺(11b)とに交差するように配置されている、請求項1又は2に記載の電池監視装置。
  4. 前記基板には、前記低電圧部において前記基板の周縁部となる位置に、前記低電圧部と前記電池監視装置の出力対象とを電気的に接続する低圧側コネクタ(22)が配置されており、
    前記低圧側コネクタは、前記基板面において前記コネクタ配置辺に対向する辺に設けられている、請求項3に記載の電池監視装置。
  5. 前記基板は矩形板状であり、
    前記基板には、前記低電圧部において前記基板の周縁部となる位置に、前記低電圧部と前記電池監視装置の出力対象とを電気的に接続する低圧側コネクタ(22)が配置され、かつ前記高電圧部において前記基板の周縁部となる位置に、前記ニッケル水素電池と前記高電圧部とを電気的に接続する高圧側コネクタ(21)が配置されており、
    前記低圧側コネクタは、前記基板面において前記高圧側コネクタが設けられている辺であるコネクタ配置辺(11c)に対向する辺(11b)に設けられており、
    前記取付部材は、前記基板面の法線方向から見て前記コネクタ配置辺及び前記コネクタ配置辺に対向する辺とは異なる二辺に交差するように配置されている、請求項1又は2に記載の電池監視装置。
  6. 前記取付部材は、前記対向部に取り付けられた状態で前記筐体に対向して重なる重なり部(13a)において前記対向部に固定される固定部(13c)と、前記対向部に対して側方に突出する凸部(13d)とを有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の電池監視装置。
JP2014256061A 2014-12-18 2014-12-18 電池監視装置 Active JP6323327B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014256061A JP6323327B2 (ja) 2014-12-18 2014-12-18 電池監視装置
US14/974,970 US10079411B2 (en) 2014-12-18 2015-12-18 Battery monitoring apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014256061A JP6323327B2 (ja) 2014-12-18 2014-12-18 電池監視装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016115647A true JP2016115647A (ja) 2016-06-23
JP6323327B2 JP6323327B2 (ja) 2018-05-16

Family

ID=56129140

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014256061A Active JP6323327B2 (ja) 2014-12-18 2014-12-18 電池監視装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10079411B2 (ja)
JP (1) JP6323327B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018156933A (ja) * 2017-03-15 2018-10-04 株式会社Gsユアサ 蓄電装置
JP2018207655A (ja) * 2017-06-02 2018-12-27 カルソニックカンセイ株式会社 回路基板ユニット
US11239526B2 (en) 2017-03-15 2022-02-01 Gs Yuasa International Ltd. Energy storage apparatus

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7157418B2 (ja) 2018-11-30 2022-10-20 日本原子力発電株式会社 止水装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012054054A (ja) * 2010-08-31 2012-03-15 Toyota Motor Corp 蓄電装置および車両
JP2013110039A (ja) * 2011-11-23 2013-06-06 Denso Corp 組電池
JP2014232752A (ja) * 2013-05-28 2014-12-11 株式会社デンソー 電子装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3627922B2 (ja) 2001-03-22 2005-03-09 株式会社デンソー 組電池用直流電圧検出装置のモニタ方法
JP3678163B2 (ja) 2001-04-13 2005-08-03 株式会社デンソー フライングキャパシタ式組電池電圧検出装置
JP5561916B2 (ja) * 2008-07-11 2014-07-30 ミツミ電機株式会社 電池状態監視装置
JP5386872B2 (ja) 2008-07-29 2014-01-15 株式会社デンソー 組電池監視制御装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012054054A (ja) * 2010-08-31 2012-03-15 Toyota Motor Corp 蓄電装置および車両
JP2013110039A (ja) * 2011-11-23 2013-06-06 Denso Corp 組電池
JP2014232752A (ja) * 2013-05-28 2014-12-11 株式会社デンソー 電子装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018156933A (ja) * 2017-03-15 2018-10-04 株式会社Gsユアサ 蓄電装置
US11239526B2 (en) 2017-03-15 2022-02-01 Gs Yuasa International Ltd. Energy storage apparatus
JP7385347B2 (ja) 2017-03-15 2023-11-22 株式会社Gsユアサ 蓄電装置
JP2018207655A (ja) * 2017-06-02 2018-12-27 カルソニックカンセイ株式会社 回路基板ユニット

Also Published As

Publication number Publication date
US20160178702A1 (en) 2016-06-23
JP6323327B2 (ja) 2018-05-16
US10079411B2 (en) 2018-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2315297B1 (en) Bus bar holder and battery pack including the same
JP5643468B2 (ja) 蓄電モジュールおよび蓄電モジュールの固定構造
JP6157460B2 (ja) 蓄電モジュール
JP5472493B2 (ja) バスバーモジュール、車両用電源装置及び車両
US20200194843A1 (en) Battery pack with improved assembly structure
US10090495B2 (en) Electricity storage device
JP2015138604A (ja) 配線モジュール
JP6323327B2 (ja) 電池監視装置
JP2015225703A (ja) 蓄電モジュール及びその固定構造
JP2015211013A (ja) 蓄電装置
KR102134398B1 (ko) 축전 장치
JP2013080693A (ja) 電池用配線モジュール
JP6296360B2 (ja) 電池ユニット
WO2013180158A1 (ja) 電池配線用モジュール
CN110474010B (zh) 蓄电装置
JP2018116816A (ja) 電池モジュール
EP3490024B1 (en) Battery pack
JP6323326B2 (ja) 電池監視装置
KR20150144852A (ko) 이차전지팩의 이차전지 연결장치
JP2019071261A (ja) 電池モジュールおよび電池装置
JP2014197514A (ja) 蓄電装置
JP2014165044A (ja) 接続部材および配線モジュール
JP6007641B2 (ja) 電池パック
US11982712B2 (en) Terminal module
JP2017126532A (ja) 電池モジュールおよび電池セル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170519

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180305

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180313

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180326

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6323327

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250