JP2016115401A - クリック感付与感圧センサ - Google Patents

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宏樹 伊東
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Abstract

【課題】クリック感を生じることによって、操作者に操作ボタンを押圧されたことを感知させるとともに、電子機器の調節回路をも作動させて多様な出力・操作を制御することができ、長期間安定して使用できつつ耐久性・頑健性に優れ、誤作動を起こし難い、コンパクトなクリック感付与感圧センサを提供することを目的とする。【解決手段】クリック感付与感圧センサ10は、上端側に押圧部21a及び下端側に当接部21bを有するスイッチキー部21と、スイッチキー部21から延び押圧部21aへの押圧力に応じて撓んで屈曲できその屈曲によってクリック感を付与しつつ当接部21bを押し込ませるスカート部22と、それの末端の脚部23とを有している弾性キー20と、スカート部22が撓んで、当接部21bが当接し、押圧力を超える荷重が検出でき、脚部23と接合をしている荷重検出器30とを、有するものである。【選択図】図1

Description

本発明は、自動車や家電製品に実装されるもので、電子機器のオン/オフの設定操作や可変量の設定操作のような電気的信号の入力操作に用いられるクリック感付与感圧センサに関するものである。
押圧されることによってクリック感を発生するクリックスイッチは、自動車や家電製品のコントロールパネルのような電子機器に実装されるもので、オンオフ切替スイッチとして、その操作パネル内部に設置された基板に載せられて、この電子機器を操作する際の電気的信号入力に用いられる。クリックスイッチは、弾性を有し、その上面に操作ボタンや表示板等を有する操作パネルが取り付けられて使用される。
従来のクリックスイッチ70は、図13(a)に示すように、シート状のベース部72と、このベース部72の表面から突き出た複数のキー部71とが一体成形されているものである。このキー部71の模式断面図を図13(b)に示す。押圧部73が押圧されるとスカート部74が撓み遂には折り返されて、導電性接触部75が一対の端子76に接触することにより、電気的信号が入力される。
操作者によって操作ボタンが押圧されると、キー部71へ押圧力が加わる。キー部71のスカート部74の撓みが耐えられなくなりキー部71が急激に押し込まれ操作ボタンがオン状態にクリックされたことを操作者に感知させる。操作者の押圧回数によって、電子機器のオンオフ切替のような電源機構を交互に作動させたり、文字・数値入力のような入力キー機構を繰り返し作動させたりすることができる。このような従来のクリックスイッチ70は繰返して、オンオフ切替や文字・数値入力のような単純な調整しかできない。
特許文献1に、下面に略ドーム状で導電金属薄板製の可動接点が貼付されたカバーシートを感圧導電シート上面に重ねた可動接点体を、上面に感圧導電シート下面と対向する固定接点が形成された基板の上面に貼付したもので、クリック感を持たせつつ可動接点により多様な操作の可能なスイッチが、開示されている。
一般的に、接着剤による金属薄板と樹脂シートとを貼付した電子機器部品は、金属疲労や剥離を引き起こし易いせいで、次第にクリック感を喪失したり接触不良・誤作動を引き起こし易くなったりして、耐久性・頑健性に欠けるという問題がある。
また、押圧回数によるオンオフ切替スイッチとスピーカーの音量やヒーターの強弱を調節するダイヤル式やスライド式の可変量調節スイッチとを併用する汎用の調節機構は、両スイッチによるスイッチ構造が複雑となるうえ、操作パネル上や回路基板上に両スイッチの配置スペースを確保しなければならず、操作パネルのデザインや回路配置設計をする際に大きな制約となってしまう。
特開2009−16330号公報
本発明は前記の課題を解決するためになされたもので、クリック感を生じることによって、作動できるほどに操作ボタンが押圧されたことを操作者に感知させるとともに、電子機器の調節回路を作動させて多様な出力・操作を制御することができ、長期間安定して使用できつつ耐久性・頑健性に優れ、誤作動を起こし難い、コンパクトなクリック感付与感圧センサを提供することを目的とする。
前記の目的を達成するためになされた、クリック感付与感圧センサは、上端側に押圧部及び下端側に当接部を有するスイッチキー部と、前記スイッチキー部から延び前記押圧部への押圧力に応じて撓んで屈曲できその屈曲によってクリック感を付与しつつ前記当接部を押し込ませるスカート部と、前記スカート部の末端の脚部とを有している弾性キーと、前記スカート部が撓んで、前記当接部が当接し、前記押圧力を超える荷重が検出でき、前記脚部と接合をしている荷重検出器とを、有するものである。
クリック感付与感圧センサは、前記荷重検出器が、前記荷重の変化量、累積変化量及び/又は偏りに応じて検知し、若しくは前記荷重の変化量、累積変化量及び/又は偏りを段階的に検知する検知回路に接続されていることが好ましい。
クリック感付与感圧センサは、前記荷重検出器が、少なくとも一方を前記荷重によって撓んで変位する可撓性電極とする電極対の間での誘電体の変形に応じた静電容量を前記変化量又は前記変化量又は前記累積変化量として検出する静電容量検出感圧検知器であってもよい。
クリック感付与感圧センサは、前記荷重検出器が、少なくとも一方を前記荷重によって変形する可撓性電極とする電極対と、前記電極対に付された抵抗体とを有し、変形した前記可撓性電極によって前記抵抗体と前記電極対との接触面積に応じ抵抗値が変化することによる電流量を前記変化量又は前記累積変化量として検出する抵抗検出感圧検知器であることが好ましい。
クリック感付与感圧センサは、前記荷重検出器が、複数点在していることにより、前記偏りを検知する力覚検知器であってもよい。
クリック感付与感圧センサは、前記接触部に対向している一対の端子が前記荷重検出器の表面で露出しており、前記一対の端子に接触する導電性接触部が前記当接部に付されており、前記一対の端子が、オンオフ検出回路に接続されていることが好ましい。
クリック感付与感圧センサは、前記脚部と前記荷重検出器とが、共有結合を介して、前記接合をしていてもよい。
クリック感付与感圧センサは、前記脚部と前記荷重検出器とが、コロナ処理、プラズマ処理及び紫外線照射処理から選ばれる乾式処理と分子接着剤処理との少なくとも何れかによる直接的な及び/又は分子接着剤を介した間接的な前記共有結合を介して、前記接合をしていることが好ましい。
クリック感付与感圧センサは、前記脚部が、前記接合をしている鍔部を有していてもよい。
本発明のクリック感付与感圧センサは、弾性キーを押圧したときクリック感を生じることによって、操作者に操作ボタンを適切に押圧され操作できていることを感知させる。それとともに、弾性キーを押圧し続けることによりその押圧力を超える荷重を検出して、オンオフ切換スイッチとしてのみならずスピーカーの音量やヒーターの強弱を調節する電子機器の調節回路を作動させて出力・操作を制御する可変スイッチとして用いることができる。
このクリック感付与感圧センサは、オンオフ切換スイッチと可変スイッチとを兼ね備えることができ、しかもコンパクトであるので、操作パネル上や回路基板上で任意に操作パネルのデザインや回路配置設計を行うことができ、汎用性が高い。
このクリック感付与感圧センサは、荷重検出器が変化量や累積変化量や偏りに応じて又は段階的に荷重を検知する検知回路に接続されていると、多様な出力・操作を制御することができる。
このクリック感付与感圧センサは、弾性キーと荷重検出器とが接合されているので、耐久性・頑健性に優れ、誤作動を起こし難い。この接合が、直接的な共有結合又は分子接着剤を介した間接的な共有結合であると、接合強度が極めて高く、剥離を引き起こさないので、長期間安定して使用できる。
本発明を適用するクリック感付与感圧センサの一形態を示す模式断面図である。 本発明を適用するクリック感付与感圧センサにおける弾性キーのストロークと、荷重及び静電容量との相関関係を示すグラフ、並びに各ストロークでのクリック感付与感圧センサの状態を示す模式断面図である。 本発明を適用するクリック感付与感圧センサの一形態を示す分解斜視図である。 本発明を適用するクリック感付与感圧センサが接続される電子機器のブロック回路図である。 本発明を適用するクリック感付与感圧センサの一形態を示す模式断面図である。 本発明を適用するクリック感付与感圧センサの別な実施形態を示す分解斜視図及び模式断面図である。 本発明を適用する別なクリック感付与感圧センサにおける弾性キーのストロークと、荷重及び静電容量との相関関係を示すグラフ、並びに各ストロークでのクリック感付与感圧センサの状態を示す模式断面図である。 本発明を適用するクリック感付与感圧センサの別な実施形態を示す模式断面図である。 本発明を適用するクリック感付与感圧センサの別な実施形態を示す模式断面図、及びこれが接続される電子機器のブロック回路図である。 本発明を適用するクリック感付与感圧センサの別な実施形態を示す模式断面図である。 本発明を適用するクリック感付与感圧センサの別な実施形態を示す模式断面図である。 本発明の実施例のクリック感付与感圧センサにおける弾性キーのストロークと、荷重及び静電容量との相関関係を示すグラフである。 本発明を適用外のクリックスイッチを示す斜視図及び模式断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を詳細に説明するが、本発明の範囲はこれらの形態に限定されるものではない。
本発明のクリック感付与感圧センサ10の好ましい一形態の断面図を図1に示す。クリック感付与感圧センサ10は、弾性キー20が荷重検出器30に接合されているものである。弾性キー20は、シリコーンゴム原材料成分を含有する組成物から成形されて形成されていることによって、弾性を有している。
弾性キー20は、略円柱形のスイッチキー部21と、それの下方から末広がりに延びたスカート部22と、スカート部22の下端面で繋がっている脚部23とが、一体成形されているものである。スイッチキー部21の上端側は、操作ボタンによって押圧される押圧部21aである。スイッチキー部21の下端側は、可撓性電極31aの上面側でその略中央に当接する当接部21bである。
荷重検出器30は、外形が円盤状で下側面が中心軸対称に抉れて空隙を有している可撓性電極31a及びこれの下側面に対向している固定電極31bとからなる電極対31と、固定電極31bを被覆しつつ可撓性電極31a及び固定電極31bを支持しており絶縁体で形成されたベースフィルム33と、可撓性電極31aとベースフィルム33との間の空隙を満たしている誘電体32とを有している。脚部23は、可撓性電極31aの上面側の周縁部と接合されている。可撓性電極31aの下面側の周縁部は、ベースフィルム33と接合されている。誘電体32は、例えば空気である。可撓性電極31aは、アセチレンブラックなどの導電性カーボンブラックを含有したシリコーンゴムで形成されている。固定電極31bは、ベースフィルム基材上に導電性インキで印刷しさらにベースフィルム被覆材で覆った導電性印刷層、又は金や銅のような高い導電性を有しベースフィルムで被覆されている金属材料によって形成されている。この荷重検出器30は、可撓性電極31aが撓むことにより、誘電体32が変形し、それによって変化する静電容量を、可撓性電極31a及び固定電極31bを介し検出することができる静電容量検出感圧検知器である。固定電極31bは、可撓性電極31aとの間に生じた静電容量を、電圧の変化として検出する検知回路である静電容量検出回路45aに接続されている(図4参照)。
弾性キー20の脚部23と荷重検出器30の可撓性電極31aとは、例えばコロナ処理、プラズマ処理又は紫外線照射処理されて生じた活性基、具体的にはヒドロキシ基(−OH)やヒドロキシシリル基(−SiOH)のような反応性活性基同士が、共有結合により直接、化学結合して、強固に接合することにより、剥離不能に一体化している。このようなエーテル結合は、OH基同士の脱水によるエーテル結合である。荷重検出器30の可撓性電極31aとベースフィルム33とは、同様に共有結合によって一体化している。
図2を参照しながら、クリック感付与感圧センサ10の押圧時、及びそれの解放時における挙動を説明する。同図は、弾性キー20の押圧力とストロークとの相関関係を示すF−S特性のヒステリシス、及び弾性キー20の押圧力と荷重検出器30中の誘電体32の静電容量との相関関係を示すグラフである。グラフ中、左縦軸は押圧部21aへの押圧力(N)を示し、右縦軸は荷重検出器30中の誘電体32の静電容量を示し、横軸は押圧力0(N)時点の荷重を基準とした押圧部21aのストローク(mm)を示している。また太実線は弾性キー20の押圧時、一点鎖線はそれの押圧の解放時でのヒステリシスを示している。さらに細実線は、荷重検出器30の静電容量を示している。F−S特性のグラフは、自動荷重試験機の圧子60で、押圧部21aを押圧し、そのときの荷重及びストロークをロードセルで検知することにより測定されたものである。静電容量は、LCRメーターを用いて測定されたものである。同図中、(0)・(S1)・(S3)・(S0)は、グラフ中の各状態におけるクリック感付与感圧センサ10の挙動を模式的に示す断面図である。
押圧力を掛けて押圧部21aが押圧されると、スカート部22は大きな荷重が掛るにつれ徐々に撓み、図2(0)から同図(S1)の形状へ変化する。このときスカート部22の内部に、押圧部21aに加えられた押圧力に抵抗する応力が生じている。さらに押圧部21aが押圧されると、押圧力がスカート部22の閾荷重を超える。その時の押圧力は同図のグラフ中、ピーク荷重F0の値である。F0を超えると同図(S3)に示すように、スカート部22は、撓みに耐えられなくなって急激に折り返され、当接部21bが可撓性電極31aに接触する。F0の押圧力を超えた瞬間に操作者は、それまで指先で感知していた応力を、突如として感知できなくなるクリック感を感知するとともに、当接部21bが可撓性電極31aに接触する。可撓性電極31aが当接部21bによって押し込まれて誘電体32が変形し始め、静電容量(pF)が上昇を始める。それとほぼ同時に、電子機器がオン状態となる。このように操作者は、クリック感を感知することにより電子機器のオン状態を認識できる。
操作者は、当接直後の押圧力であるFB以上の力を加増しながら掛け続けているので、押圧部21aが徐々により強く押圧され続ける。それによって当接部21bが可撓性電極31aをさらに押し込むので、この荷重により誘電体32が一層変形して、静電容量(pF)が上昇する。荷重検出器30中の誘電体32の静電容量(pF)の変化は、連続的にCPU45(図4参照)中の静電容量検出回路45aで検出される。押圧部21aがさらに押圧されると、可撓性電極31aはベースフィルム33に当接するとともに、スイッチキー部21が可撓性電極31aに強く押し付けられて歪み、図2(S0)に示すように横方向に膨らんで静電容量(pF)がさらに上昇する。ストロークに対して正比例して上昇する静電容量(pF)は、電子機器の調節機能を無段階に動作させる。そのため操作者は電子機器をオン状態とした後、何度も操作ボタンを押して電子機器の音量等の可変量調節を行うような調節回路を動作させることを要しない。
その後、押圧力が徐々に解放されると、図2(S3)に示すようにスイッチキー部21の歪みが解消されるとともに可撓性電極31aがベースフィルム33から離反する。さらに当接部21bが可撓性電極31aから離反した後、スカート部22の折り返りが、同図(S1)のように解消されるので、操作者は解除されたクリック感を感知しオフ状態となったことを認識できるようになる。このとき同図のグラフ中、一点鎖線で示すように、弾性キー20は、ヒステリシスによって押圧時と異なる曲線を描いて、同図(S3)・(S1)を経て、同図(0)の形状に戻る。
なお、F−S特性は、当接部21bが可撓性電極31aに丁度接触した時点の押圧部21aの移動量であるボトムストロークS3(mm)、クリック率(%)、及びピーク荷重F0(N)によって、主に評価される。クリック率は、(F0−FB)/F0×100(%)によって求められる。
例えば、弾性キー20のピーク荷重F0を2〜3N、クリック率を30〜60%、ボトムストロークS3を1.4〜1.7mmとする場合、タイプAデュロメータ硬さ(JIS K 6253準拠)が10〜90の範囲である数種類のシリコーンゴムを選択し、それらのシリコーンゴムで、スカート部22の肉厚が、0.1〜2.0mm、好ましくは0.2〜0.6mm、一層好ましくは0.3〜0.5mmの範囲となり、下端面からのスカート部22の仰角を10〜85°とする弾性キー20を、複数種類成形する。このように、特定のF−S特性を有する複数種類の弾性キー20を、シリコーンゴムの種類や硬さ及びスカート部22の肉厚、下端面からのスカート部22の仰角等を、任意の種類や値とすることによって得ることができる。このとき、シリコーンゴムの硬さが硬いほどピーク荷重F0は大きくなり、逆に柔らかいほどピーク荷重F0は小さくなる。また、スカート部22の肉厚が厚いほどピーク荷重F0は大きくなり、逆に薄いほどピーク荷重F0は小さくなる。さらに下端面からのスカート部22の仰角が小さいほど鈍角な末広がりとなっているのでピーク荷重F0は小さくなり、逆に仰角が大きいほど鋭角な末広がりとなっているのでピーク荷重F0は大きくなる。それらにより、F−S特性の異なったバリエーションの弾性キー20を予め用意しておくことができる。
荷重検出器30中の誘電体32の静電容量(pF)の変化を、変化量としてのみならず、時間と変化量との積のような累積変化量によって連続的にCPU45(図4参照)中の静電容量検出回路45aで累積的に検出してもよく、変化量に応じ又は時間と変化量との累積変化量に応じて段階的に検出してもよい。
荷重検出器30は、感圧検知器であればその種類に制限がなく、荷重の変化量、累積変化量及び/又は偏りに応じて検知回路で検知するものであってもよく、荷重の変化量、累積変化量及び/又は偏りを段階的に検知回路で検知するものであってもよい。荷重検出器は、電極対の間での誘電体の変形に応じた静電容量を変化量又は累積変化量として検出する静電容量検出感圧検知器、電極対に付された抵抗体と電極対との接触面積に応じ抵抗が変化することにより電流量を変化量又は累積変化量として検出する抵抗検出感圧検知器、絶縁体ゴムにカーボン粒子等の電導性粒子を含ませ押圧で変形させることによって導電性粒子同士が密着し抵抗値が下がることによる電流量を変化量又は累積変化量として検出する感圧導電性ゴム感圧検知器、ダイヤフラムにピエゾ抵抗体が形成されており押圧によって変わる歪抵抗変化を検出する半導体ダイヤフラム感圧検知器、圧電効果により発生する電圧を検出する圧電型感圧検知器、振動の共振周波数が圧力による歪によって変化することを利用した振動型感圧検知器であってもよい。複数の荷重検出器が点在していることにより偏りを検知する力覚検知器、例えばxyzの3軸方向の力とモーメントとを検出する6軸力覚検知器、被検体に掛かった歪を多数の静電容量の変化として検出する静電容量型力覚検知器、被検体に掛かった歪を歪ゲージで検出する歪ゲージ型力覚検知器が挙げられる。中でも静電容量検出感圧検知器、抵抗検出感圧検知器が好ましい。
クリック感付与感圧センサ10は、次のように製造される。まず弾性キー20の材料であるシリコーンゴムのプリフォームを、圧縮成形機にセットされた高温の金型上に置く。このプリフォームを高温条件下、加硫しつつ高圧で圧縮成形して弾性キー20を成形する。この際、1回の圧縮成形当たり多数個の弾性キー20が成形される。なお、弾性キー20を、熱可塑性エラストマー、シリコーンゴムを熱成形したり、シリコーンゴム原材料やモノマーを金型内で加硫したり高分子量化したりして架橋させて成形してもよい。例えば金型内で、射出成形、トランスファー成形、液状シリコーンゴム射出成形(LIMS)、又は押し出し成形によって成形してもよい。
ベースフィルム基材上の一部に導電性インキで印刷して導線となる導電性印刷層とし、それらをさらにベースフィルム被覆材で覆い、ベースフィルム33とする。導電性物質である銀などのような金属粉やアセチレンブラックなどのような導電性カーボンブラック粉末を含有した導電性物質を含有した樹脂組成物例えばシリコーンゴム組成物で、外形が円盤状で下側面が中心軸対称に抉れて空隙を有している可撓性電極31aを、成形する。ベースフィルム33上に、空隙を封止するように可撓性電極31aを貼付し、荷重検出器30を作製する。
次いで、弾性キー20と荷重検出器30の可撓性電極31aとの接着面同士を予め紫外線照射処理、コロナ放電処理又はプラズマ処理する。それにより生成したヒドロキシ基同士を脱水反応させ、共有結合であるエーテル基を形成することによって、弾性キー20と可撓性電極31aとを接合すると、クリック感付与感圧センサ10が得られる。
弾性キー20の脚部23と荷重検出器30の可撓性電極31aとの接合、及び荷重検出器30の可撓性電極31aとベースフィルム33との接合は、直接的な共有結合の他、単分子膜としてシランカップリング剤のような分子接着剤の分子を介した間接的な共有結合であってもよく、接着剤を用いた接着であってもよい。
分子接着剤とは、その分子中の官能基が被着体と共有結合による化学反応することによって、弾性キー20と可撓性電極31aとを接合したり、荷重検出器30の可撓性電極31aとベースフィルム33とを接合したりするためのもので、単分子乃至は多分子の分子接着剤分子による共有結合を介して直接的に又は間接的に結合するものである。分子接着剤は、二つの官能基が被着体である弾性キー20と可撓性電極31aとに夫々化学反応して共有結合を形成するもので、このような両官能性の分子の総称であり、具体的には、シランカップリング剤をはじめとする各種カップリング剤が挙げられる。
分子接着剤は、より具体的には、
トリエトキシシリルプロピルアミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジチオール(TES)、アミノエチルアミノプロピル トリメトキシシランのようなアミノ基含有化合物;トリエトキシシリルプロピルアミノ基のようなトリアルコキシシリルアルキルアミノ基とメルカプト基又はアジド基とを有するトリアジン化合物、下記化学式(I)
Figure 2016115401
(式(I)中、Wは、スペーサ基、例えば置換基を有していてもよいアルキレン基、アミノアルキレン基であってもよく、直接結合であってもよい。Yは、OH基又は加水分解や脱離によりOH基を生成する反応性官能基、例えばトリアルコキシアルキル基である。−Zは、−N又は−NRである(但し、R,Rは同一又は異なりH又はアルキル基、−RSi(R(OR3−m[R,Rはアルキル基、RはH又はアルキル基、mは0〜2]。なお、アルキレン基、アルコキシ、アルキル基は、置換基を有していてもよい炭素数1〜12の直鎖状、分岐鎖状及び/又は環状の炭化水素基である。)で表わされるトリアジン化合物、例えば2,6−ジアジド−4−{3−(トリエトキシシリル)プロピルアミノ}−1,3,5−トリアジン(P−TES);
トリアルコキシシリルアルキル基を有するチオール化合物;
トリアルキルオキシシリルアルキル基を有するエポキシ化合物;
CH2=CH-Si(OCH3)2-O-[Si(OCH3)2-O-]n-Si(OCH3)2-CH=CH2 (n=1.8〜5.7)で例示されるビニルアルコキシシロキサンポリマーのようなシランカップリング剤
が挙げられる。
また、分子接着剤は、反応性基含有ポリシロキサンとして、下記化学式(2)
Figure 2016115401
(式(1)中、p及びqは0又は2〜200の数でrは0又は2〜100の数であってp+q+r>2である。-A,-A及び-Aは、-CH、-C、-CH=CH、-CH(CH)2、-CHCH(CH)、-C(CH)、-C又は-C12と、-OCH、-OC、-OCH=CH、-OCH(CH)、-OCHCH(CH)、-OC(CH)、-OC及び-OC12から選ばれヒドロキシ基と反応し得る反応性基との何れかである。-B及び-Bは、-N(CH)COCH又は-N(C)COCHと、-OCH、-OC、-OCH=CH、-OCH(CH)、-OCHCH(CH)、-OC(CH)、-OC、-OC12、-OCOCH、-OCOCH(C)C、-OCOC、-ON=C(CH)及び-OC(CH)=CHから選ばれヒドロキシ基と反応し得る反応性基との何れかである。p,q及びrを正数とする-{O-Si(-A)(-B)}p-と-{O-Ti(-A)(-B)}-と-{O-Al(-A)}-との繰返単位中の-A,-A,-A,-B及び-Bの少なくとも何れかが前記反応性基であり、三次元化シリコーンゴム弾性体のような弾性キー20と荷重検出器30の可撓性電極31aとの接合、及び可撓性電極31aとベースフィルム33との接合の際、表面のヒドロキシ基と反応するものである)で模式的に示される化合物が挙げられる。この化合物は、繰返単位が、ブロック共重合、又はランダム共重合したものであってもよい。このようなヒドロキシ基と反応する反応性基含有ポリシロキサンの溶液に、弾性キー20、可撓性電極31a、可撓性電極31a又はベースフィルム33を、浸漬し、その後熱処理すると、その弾性キー20、可撓性電極31a、可撓性電極31a又はベースフィルム33の表面のヒドロキシ基に、反応性基含有ポリシロキサンが結合し、単層の分子膜を形成する結果、接合すべき他方のヒドロキシ基との反応性基が増幅される。弾性キー20、可撓性電極31a、可撓性電極31a又はベースフィルム33の一方の表面上のヒドロキシ基が、反応性基含有ポリシロキサンに化学的結合する結果、弾性キー20、可撓性電極31a、可撓性電極31a又はベースフィルム33のヒドロキシ基が反応性基含有ポリシロキサンを介して間接的に結合して、弾性キー20と可撓性電極31aとが接着され、又は可撓性電極31aとベースフィルム33とが接着される。浸漬処理に代えて、反応性基含有ポリシロキサン溶液の噴霧処理、引続く乾燥処理、及び必要に応じて加熱処理するものであってもよい。
有機基結合性ヒドロキシ基との反応性を促進する目的で、接着速度を向上させたり低い反応温度で反応させたりエーテル結合の縮合反応を促進させたりできるビス(2−エチルヘキサノエート)スズ、ジ−n−ブチルビス(2−エチルヘキシルマレート)スズ、ジブチルジアセトキシスズ、ジオクチルジラウリル酸スズのようなスズ系触媒、チタンジブトキサイド(ビス−2,4−ペンタンジオネート)、チタンジプロポキサイド(ビス−2,4−ペンタンジオネート)、チタン−2−エチルヘキシオキシドのようなチタン系触媒が、用いられる。これらの触媒は、例えば反応性基含有ポリシロキサン溶液に混合して用いられる。
また分子接着剤は、アルコキシ基を有するアミノ基非含有のシランカップリング剤として、市販のシランカップリング剤、具体的にはビニルトリメトキシシラン(KBM-1003)、ビニルトリエトキシシラン(KBE-1003)で例示されるビニル基及びアルコキシ基含有シランカップリング剤;2-(3,4-エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン(KBM-303)、3-グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン(KBM-402)、3-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(KBM-403)、3-グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン(KBE-402)、3-グリシドキシプロピルトリエトキシシラン(KBE-403)で例示されるエポキシ基及びアルコキシ基含有シランカップリング剤;p-スチリルトリメトキシシラン(KBM-1403)で例示されるスチリル基及びアルコキシ基含有シランカップリング剤;3-メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン(KBM-502)、3-メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン(KBM-503)、3-メタクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン(KBE-502)、3-メタクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン(KBE-503)、3-アクリロキシプロピルトリメトキシシラン(KBM-5103)で例示される(メタ)アクリル基及びアルコキシ基含有シランカップリング剤;3-ウレイドプロピルトリエトキシシラン(KBE-585)で例示されるウレイド基及びアルコキシ含有シランカップリング剤;3-メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン(KBM-802)、3-メルカプトプロピルトリメトキシシラン(KBM-803)で例示されるメルカプト基及びアルコキシ含有シランカップリング剤;ビス(トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド(KBE-846)で例示されるスルフィド基及びアルコキシ含有シランカップリング剤;3-イソシアネートプロピルトリエトキシシラン(KBE-9007)で例示されるイソシアネート基及びアルコキシ含有シランカップリング剤(以上、何れも信越シリコーン株式会社製;商品名)が挙げられ、またビニルトリアセトキシシラン(Z-6075)で例示されるビニル基及びアセトキシ含有シランカップリング剤;アリルトリメトキシシラン(Z-6825)で例示されるアリル基及びアルコキシ含有シランカップリング剤;メチルトリメトキシシラン(Z-6366)、ジメチルジメトキシシラン(Z-6329)、トリメチルメトキシシラン(Z-6013)、メチルトリエトキシシラン(Z-6383)、メチルトリフェノキシシラン(Z-6721)、エチルトリメトキシシラン(Z-6321)、n-プロピルトリメトキシシラン(Z-6265)、ジイソプロピルジメトキシシラン(Z-6258)、イソブチルトリメトキシシラン(Z-2306)、ジイソブチルジメトキシシラン(Z-6275)、イソブチルトリエトキシシラン(Z-6403)、n-ヘキシトリメトキシシラン(Z-6583)、n-ヘキシトリエトキシシラン(Z-6586)、シクロヘキシルメチルジメトキシシラン(Z-6187)、n-オクチルトリエトキシシラン(Z-6341)、n-デシルトリメトキシシラン(Z-6210)で例示されるアルキル基及びアルコキシ基含有シランカップリング剤;フェニルトリメトキシシラン(Z-6124)で例示されるアリール基及びアルコキシ基含有シランカップリング剤;n-オクチルジメチルクロロシラン(ACS-8)で例示されるアルキル基及びクロロシラン基含有シランカップリング剤;テトラエトキシシラン(Z-6697)で例示されるアルコキシシランであるシランカップリング剤(以上、何れも東レ・ダウコーニング株式会社製;商品名)が挙げられる。
アルコキシ基を有するアミノ基非含有のシランカップリング剤は、ヒドロシリル基(SiH基)含有アルコキシシリル化合物、例えば、
(CH3O)3SiCH2CH2CH2Si(CH3)2OSi(CH3)2H、
(C2H5O)3SiCH2CH2CH2Si(CH3)2OSi(CH3)2H、
(CH3O)3SiCH2CH2CH2Si(OCH3)2OSi(OCH3)3
(C2H5O)3SiCH2CH2CH2Si(OCH3)2OSi(OCH3)3
(C2H5O)3SiCH2CH2CH2Si(CH3)2H、
(CH3O)3SiCH2CH2CH2Si(CH3)2H、
(i-C3H7O)3SiCH2CH2CH2Si(CH3)H
(n-C3H7O)3SiCH2CH2CH2Si(CH3)2OSi(CH3)2CH2CH2Si(CH3)2Si(CH3)2H、
(n-C4H9O)3SiCH2CH2CH2Si(CH3)2OSi(CH3)2H、
(t-C4H9O)3SiCH2CH2CH2Si(CH3)2OSi(CH3)2H、
(C2H5O)2CH3SiCH2CH2CH2Si(CH3)2OSi(CH3)2H、
(CH3O)2CH3SiCH2CH2CH2Si(CH3)2OSi(CH3)2CH2CH2Si(CH3)2Si(CH3)2H、
CH3O(CH3)2SiCH2CH2CH2Si(CH3)2OSi(CH3)2H、
(C2H5O)3SiCH2CH2CH2Si(CH3)2OSi(CH3)2H、
(n-C3H7)3SiCH2CH2CH2Si(CH3)2OSi(CH3)2H、
(i-C3H7O)3SiCH2CH2CH2Si(CH3)2OSi(CH3)2H、
(n-C4H9)3SiCH2CH2CH2Si(CH3)2OSi(CH3)2H、
(t-C4H9O)3SiCH2CH2CH2Si(CH3)2OSi(CH3)2H、
(C2H5O)3SiCH2CH2Si(CH3)2OSi(CH3)2H、
(C2H5O)3SiCH2CH2CH2CH2Si(CH3)2OSi(CH3)2H、
(C2H5O)3SiCH2CH2CH2CH2CH2CH2Si(CH3)2OSi(CH3)2H、
(C2H5O)3SiCH2CH2CH2CH2CH2CH2CH2CH2CH2CH2Si(CH3)2OSi(CH3)2H、
(CH3O)3SiCH2C6H4CH2CH2Si(CH3)2C6H4Si(CH3)2H、
(CH3O)2CH3SiCH2C6H4CH2CH2Si(CH3)2C6H4Si(CH3)2H、
CH3O(CH3)2SiCH2C6H4CH2CH2Si(CH3)2C6H4Si(CH3)2H、
(C2H5O)3SiCH2C6H4CH2CH2Si(CH3)2C6H4Si(CH3)2H、
(C2H5O)3SiCH2CH2CH2Si(CH3)2C6H4OC6H4Si(CH3)2H、
(C2H5O)3SiCH2CH2CH2Si(CH3)2C2H4Si(CH3)2H、
(C2H5O)3SiCH2CH2CH2Si(CH3)2O[Si(CH3)2O]p1Si(CH3)2H、
C2H5O(CH3)2SiCH2CH2CH2Si(CH3)2O[Si(CH3)2O]p2Si(C2H5)2H、
(C2H5O)2CH3SiCH2CH2CH2Si(CH3)2O[Si(CH3)2O]p3Si(CH3)2H、
(CH3)3SiOSiH(CH3)O[SiH(CH3)O]p4Si(CH3)3
(CH3)3SiO[(C2H5OSi(CH3)CH2CH2CH2)SiCH3]O[SiH(CH3)O]p5Si(CH3)3
(CH3)3SiO[(C2H5OSiOCH3CH2CH2CH2)SiCH3]O[SiH(CH3)O]p6Si(CH3)3
(CH3)3SiO[(C2H5OSi(CH3)CH2CH2CH2)SiCH3]O[SiH(CH3)O]p7Si(CH3)3
(CH3)3SiO[(Si(OC2H5)2CH2CH2CH2)SiCH3]O[SiH(CH3)O]p8Si(CH3)3
(CH3)3SiOSi(OC2H5)2O[SiH(CH3)O]p9[Si(CH3)2O]q1Si(CH3)3
(CH3)3SiO[(C2H5Osi(CH3)CH2CH2CH2CH2CH2CH2)Si(CH3)O][SiH(CH3)O]p10[Si(CH3)2O]q2Si(CH3)3
(CH3)3SiO[(Si(OCH3)3CH2CH2CH2CH2CH2CH2)Si(CH3)O][SiH(CH3)O]p11[Si(CH3)2O]q3Si(CH3)3
(CH3)3SiOSi(OC2H5)2O[SiH(C2H5)O]p12Si(CH3)3
(CH3)3SiO[(Si(OC2H5)2CH2CH2CH2CH2CH2CH2)Si(C2H5)]O[SiH(C2H5)O]p13Si(CH3)3
(CH3)3SiO[(C2H5OSi(CH3)CH2CH2CH2CH2CH2CH2)Si(C2H5)]O[SiH(C2H5)O]p14Si(CH3)3
C2H5OSi(CH3)2CH2CH2CH2CH2CH2CH2(CH3)2SiO[HSi(CH3)2OSiC6H5O]p15Si(CH3)2H、
Si(OCH3)3CH2CH2CH2CH2CH2CH2(CH3)2SiO[HSi(CH3)2OSiC6H5O]p16Si(CH3)2H、
H(CH3)2SiO[(C2H5OSi(CH3)2CH2CH2CH2)Si(CH3)O][HSiCH3O]p17Si(CH3)2H、
H(CH3)2SiO[(C2H5OSi(CH3)2CH2CH2CH2CH2)Si(CH3)O][HSiCH3O]p18Si(CH3)2H、
H(CH3)2SiO[(C2H5OSi(CH3)2CH2CH2CH2CH2CH2CH2)Si(CH3)O][HSiCH3O]p19Si(CH3)2H、
H(CH3)2SiO[(C2H5OSi(CH3)2CH2CH2CH2CH2CH2CH2CH2CH2)Si(CH3)O][HSiCH3O]p20Si(CH3)2H、
H(CH3)2SiO[(C2H5OSi(CH3)2CH2CH2CH2CH2CH2CH2CH2CH2CH2CH2)Si(CH3)O][HSiCH3O]p21Si(CH3)2H、
H(CH3)2SiO[(Si(OCH3)3CH2CH2C6H4CH2CH2)Si(CH3)O][HSiCH3O]p22Si(CH3)2H、
H(CH3)2SiO[(Si(OCH3)3CH2C6H4CH2CH2CH2)Si(CH3)O][HSiCH3O]p23Si(CH3)2H、
H(CH3)2SiO[(Si(OCH3)3CH2C6H4CH2CH2)Si(CH3)O][HSiCH3O]p24Si(CH3)2H、
H(CH3)2SiO[(Si(OCH3)3C6H4CH2CH2)Si(CH3)O][HSiCH3O]p25Si(CH3)2H、
H(CH3)2SiO[(Si(OCH3)3CH2CH2CH2)Si(CH3)O][HSiCH3O]p26Si(CH3)2H、
H(CH3)2SiO[(Si(OCH3)3CH2CH2CH2CH2)Si(CH3)O][HSiCH3O]p27Si(CH3)2H、
H(CH3)2SiO[(Si(OCH3)3CH2CH2CH2CH2CH2CH2)Si(CH3)O][HSiCH3O]p28Si(CH3)2H、
H(CH3)2SiO[(Si(OCH3)3CH2CH2CH2CH2CH2CH2CH2CH2)Si(CH3)O][HSiCH3O]p29Si(CH3)2H、
H(CH3)2SiO[(Si(OCH3)3CH2CH2CH2CH2CH2CH2CH2CH2CH2CH2)Si(CH3)O][HSiCH3O]p30Si(CH3)2H、
H(CH3)2SiO[(Si(OCH3)3CH2CH2C6H4CH2CH2)Si(CH3)O][HSiCH3O]p31Si(CH3)2H、
H(CH3)2SiO[(Si(OCH3)3CH2C6H4CH2CH2CH2)Si(CH3)O][HSiCH3O]p32Si(CH3)2H、
H(CH3)2SiO[(Si(OCH3)3CH2C6H4CH2CH2)Si(CH3)O][HSiCH3O]p33Si(CH3)2H、
H(CH3)2SiO[(Si(OCH3)3C6H4CH2CH2)Si(CH3)O][HSiCH3O]p34Si(CH3)2H、
H(CH3)2SiO[(Si(OCH3)3CH2CH2C6H4CH2CH2)Si(CH3)O][HSiCH3O]p35Si(CH3)2H、
H(CH3)2SiO[(CH3O)Si(CH3)CH2CH2CH2CH2CH2CH2Si(CH3)2OSiC6H5O]p36[HSi(CH3)2OSiC6H5O]q4Si(CH3)2H、
H(CH3)2SiO[Si(OCH3)2CH2CH2CH2CH2CH2CH2Si(CH3)2OSiC6H5O]p37[HSi(CH3)2OSiC6H5O]q5Si(CH3)2H、
C2H5O(CH3)2SiO[SiH(CH3)O]p38[SiCH3(C6H5)O]q6Si(CH3)2H、
Si(OC2H5)3CH2CH2CH2CH2CH2CH2(CH3)2SiO[SiH(CH3)O]p39[SiCH3(C6H5)O]q7Si(CH3)2H、
C2H5OSi(CH3)2CH2CH2CH2CH2CH2CH2(CH3)2SiO[SiH(CH3)O]p40[SiCH3(C6H5)O]q8Si(CH3)2H、
H(CH3)2SiO(C2H5O)Si(CH3)O[SiH(CH3)O]p41[SiCH3(C6H5)O]q9Si(CH3)2H、
H(CH3)2SiO[Si(OC2H5)3CH2CH2CH2Si(CH3)]O[SiH(CH3)O]p42[SiCH3(C6H5)O]q10Si(CH3)2H
であってもよい。これらの基中、p1〜p42及びq1〜q10は1〜100までの数である。一つの分子に、ヒドロシリル基を、1〜99個有していることが好ましい。
アルコキシ基を有するアミノ基非含有のシランカップリング剤は、ヒドロシリル基を含有するアルコキシシリル化合物、例えば、
(C2H5O)3SiCH2CH=CH2
(CH3O)3SiCH2CH2CH=CH2
(C2H5O)3SiCH2CH2CH=CH2
(CH3O)3SiCH2CH2CH2CH2CH=CH2
(C2H5O)3SiCH2CH2CH2CH2CH=CH2
(C2H5O)3SiCH2CH2CH2CH2CH2CH2CH=CH2
(CH3O)3SiCH2(CH2)7CH=CH2
(C2H5O)2Si(CH=CH2)OSi(OC2H5)CH=CH2
(CH3O)3SiCH2CH2C6H4CH=CH2
(CH3O)2Si(CH=CH2)O[SiOCH3(CH=CH2)O]t1Si(OCH3)2CH=CH2
(C2H5O)2Si(CH=CH2)O[SiOC2H5(CH=CH2)O]t2Si(OC2H5)3
(C2H5O)3SiCH2CH2CH2Si(CH3)2OSi(CH3)2CH2CH2[Si(CH3)2O]t3CH=CH2
(CH3O)3SiCH2CH2CH2Si(CH3)2OSi(CH3)2CH2CH2[Si(CH3)2O]t4CH=CH2
CH3O(CH3)2SiCH2CH2CH2Si(CH3)2OSi(CH3)2CH2CH2[Si(CH3)2O]t5CH=CH2
(C2H5O)2CH3SiCH2CH2CH2Si(CH3)2OSi(CH3)2CH2CH2[Si(CH3)2O]t6CH=CH、
(C2H5O)3SiCH2CH2CH2Si(CH3)2OSi(CH3)2CH2CH2[Si(CH3)2O]t7CH=CH、
(C2H5O)3SiCH2CH2CH2Si(CH3)2OSi(CH3)2CH2CH2(Si(CH3)3O)Si(CH3)O[SiCH3(-)O]u1Si(CH3)3CH=CH2
(C2H5O)3SiCH2CH2CH2Si(CH3)2OSi(CH3)2CH2CH2(Si(CH3)3O)Si(CH3)O[SiCH3(-)O]u2[Si(CH3)2O]t8Si(CH3)3CH=CH2
(C2H5O)2Si(CH=CH2)O[SiCH3(OC2H5)O]u3Si(OC2H5)2CH=CH2
(C2H5O)2Si(CH=CH2)O[Si(OC2H5)2O]u4Si(OC2H5)2CH=CH2
(C2H5O)2Si(CH=CH2)O[Si(OC2H5)2O]u5Si(OC2H5)2CH=CH2
が挙げられる。これらの基中、t1〜t8及びu1〜u5は1〜30までの数である。一つの分子に、ビニル基を、1〜30個有していることが好ましい。
これらのビニル基とSiH基とを金属触媒、例えば白金含有化合物で反応促進し、接合してもよい。
アルコキシ基を有するアミノ基非含有のシランカップリング剤として、アルコキシシリル基を両末端に含有するアルコキシシリル化合物、例えば、
(C2H5O)3SiCH2CH2Si(OC2H5)3
(C2H5O)2CH3SiCH2CH2Si(OC2H5)3
(C2H5O)3SiCH=CHSi(OC2H5)3
(CH3O)3SiCH2CH2Si(OCH3)3(CH3O)3SiCH2CH2C6H4CH2CH2Si(OCH3)3
(CH3O)3Si[CH2CH2]3Si(OCH3)3
(CH3O)2Si[CH2CH2]4Si(OCH3)3
(C2H5O)2Si(OC2H5)2
(CH3O)2CH3SiCH2CH2Si(OCH3)2CH3
(C2H5O)2CH3SiOSi(OC2H5)2CH3
(CH3O)3SiO[Si(OCH3)2O]v1Si(OCH3)3
(C2H5O)3SiO[Si(OC2H5)2O]v2Si(OC2H5)3
(C3H7O)3SiO[Si(OC3H7)2O]v3Si(OC3H7)3
であってもよい。これらの基中、v1〜v3は0〜30までの数である。
アルコキシ基を有するアミノ基非含有のシランカップリング剤として、加水分解性基含有シリル基を含有するアルコキシシリル化合物、例えば、
CH3Si(OCOCH3)3、(CH3)2Si(OCOCH3)2、n-C3H7Si(OCOCH3)3、CH2=CHCH2Si(OCOCH3)3、C6H5Si(OCOCH3)3、CF3CF2CH2CH2Si(OCOCH3)3、CH2=CHCH2Si(OCOCH3)3、CH3OSi(OCOCH3)3、C2H5OSi(OCOCH3)3、CH3Si(OCOC3H7)3、CH3Si[OC(CH3)=CH2]3、(CH3)2Si[OC(CH3)=CH2]3、n-C3H7Si[OC(CH3)=CH2]3、CH2=CHCH2Si[OC(CH3)=CH2]3、C6H5Si[OC(CH3)=CH2]3、CF3CF2CH2CH2Si[OC(CH3)=CH2]3、CH2=CHCH2Si[OC(CH3)=CH2]3、CH3OSi[OC(CH3)=CH2]3、C2H5OSi[OC(CH3)=CH2]3、CH3Si[ON=C(CH3)C2H5]3、(CH32Si[ON=C(CH3)C2H5]2、n-C3H7Si[ON=C(CH3)C2H5]3、CH2=CHCH2Si[ON=C(CH3)C2H5]3、C6H5Si[ON=C(CH3)C2H5]3、CF3CF2CH2CH2Si[ON=C(CH3)C2H5]3、CH2=CHCH2Si[ON=C(CH3)C2H5]3、CH3OSi[ON=C(CH3)C2H5]3、C2H5OSi[ON=C(CH3)C2H5]]3、CH3Si[ON=C(CH3)C2H5]3、CH3Si[N(CH3)]3、(CH3)2Si[N(CH3)]2、n-C3H7Si[N(CH3)]3、CH2=CHCH2Si[N(CH3)]3、C6H5Si[N(CH3)]3、CF3CF2CH2CH2Si[N(CH3)]3、CH2=CHCH2Si[N(CH3)]3、CH3OSi[N(CH3)]3、C2H5OSi[N(CH3)]3、CH3Si[N(CH3)]3などの昜加水分解性オルガノシランであってもよい。
このアルコキシ基を有するアミノ基含有のシランカップリング剤として、市販のシランカップリング剤、具体的にはN-2-(アミノエチル)-3-アミノプロピルメチルジメトキシシラン(KBM-602)、N-2-(アミノエチル)-3-アミノプロピルトリメトキシシラン(KBM-603)、N-2-(アミノエチル)-3-アミノプロピルトリエトキシシラン(KBE-603)、3-アミノプロピルトリメトキシシラン(KBM-903)、3-アミノプロピルトリエトキシシラン(KBE-903)、3-トリエトキシシリル-N-(1,3-ジメチル-ブチリデン)プロピルアミン(KBE-9103)、N-フェニル-3-アミノプロピルトリメトキシシラン(KBM-573)、N-(ビニルベンジル)-2-アミノエチル-3-アミノプロピルトリメトキシシランの塩酸塩(KBM-575)で例示されるアミノ基含有アルコキシシリル化合物(以上、信越シリコーン株式会社製;商品名)が挙げられ、また3-アミノプロピルトリメトキシシラン(Z-6610)、3-アミノプロピルトリメトキシシラン(Z-6611)、3-(2-アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラン(Z-6094)、3-フェニルアミノプロピルトリメトキシシラン(Z-6883)、N-[3-(トリメトキシシリル)プロピル]-N’-[(エテニルフェニル)メチル-1,2-エタンジアミン・塩酸塩(Z-6032) で例示されるアミノ基含有アルコキシシリル化合物(以上、東レ・ダウコーニング株式会社製;商品名)が挙げられる。
弾性キー20と可撓性電極31aとを接合したり、可撓性電極31aとベースフィルム33とを接合したりする際、何れかが、シリコーンゴムである場合、コロナ処理、プラズマ処理又は紫外線照射処理されるだけで、十分に活性基が発現するので直接接合してもよいが、前記シランカップリング剤のような分子接着剤を用いて、接合してもよい。一方、何れかが非シリコーンゴム製の樹脂である場合、前記シランカップリング剤のような分子接着剤の0.05〜1重量%のアルコール溶液例えばメタノール溶液へ浸漬され乾燥された後、接合されることが好ましい。分子接着剤の溶液の濃度は、高過ぎると、弾性キー20と可撓性電極31aとの接合面や可撓性電極31aとベースフィルム33との接合面が剥がれることとなり、薄過ぎるとこれらを十分に接合できなくなってしまう。
弾性キー20と可撓性電極31aとを接合したり、荷重検出器30の可撓性電極31aとベースフィルム33とを接合したりする際、互いに重ねられて、少なくとも何れか接着表面でコロナ処理、プラズマ処理及び紫外線照射処理から選ばれる乾式処理と分子接着剤処理との少なくとも何れかによる直接的な及び/又は前記分子接着剤を介した間接的な共有結合により、接合して一体化させることが好ましい。そのために、乾式処理と分子接着剤処理との何れかのみを施してもよく、それらを連続的に交互に施してもよい。例えば、乾式処理のみで接合していてもよく、乾式処理引き続く分子接着剤処理で接合していてもよく、乾式処理引き続く分子接着処理とさらに乾式処理とで接合していてもよく、分子接着剤処理のみで接合していてもよく、分子接着剤処理引き続く乾式処理で接合していてもよく、分子接着処理引き続く乾式処理とさらに分子接着処理とで接合していてもよい。
弾性キー20と可撓性電極31aとの接合や可撓性電極31aとベースフィルム33との接合の際、その接合面がコロナ処理、プラズマ処理又は紫外線照射処理されて、常圧で重ねられた後、常圧下のまま共有結合させてもよいが、減圧下又は加圧下で共有結合させてもよい。弾性キー20及び可撓性電極31aや可撓性電極31a及びベースフィルム33のOHのような活性基、又はそれらに反応するシランカップリング剤の反応性官能基との接近は、減圧乃至真空条件下、例えば50torr以下、より具体的には50〜10torrの減圧条件、又は10torr未満、より具体的には、10torr未満〜1×10−3torr、好ましくは10torr未満〜1×10−2torrの真空条件下で、その接触界面の気体媒体を除去することによって、又はその接触界面に応力(荷重)、例えば10〜200kgfを加えることによって、さらに接触界面を加熱することによって、促進される。
弾性キー20と可撓性電極31aとの接合表面や可撓性電極31aとベースフィルム33との接着表面に予め施す紫外線照射処理としては、紫外線−発光ダイオード(UV−LED)照射装置(オムロン株式会社製、製品名ZUV−C30H)を用いて、例えば、波長:200〜400nm、電源:AC100V、光源ピーク照度:400〜3000mW/cm、照射時間:1〜60秒の条件で行われる。
弾性キー20と可撓性電極31aとの接合表面や可撓性電極31aとベースフィルム33との接着表面に予め施すコロナ放電処理としては、例えば大気圧コロナ表面改質装置(信光電気計測株式会社製、製品名コロナマスター)を用いて、例えば、電源:AC100V、出力電圧:0〜20kV、発振周波数:0〜40kHzで0.1〜60秒、温度0〜60℃の条件で行われる。このようなコロナ放電処理は、水、アルコール類、アセトン類、エステル類等で濡れている状態で、行われてもよい。
弾性キー20と可撓性電極31aとの接合表面や可撓性電極31aとベースフィルム33との接着表面に予め施す大気圧プラズマ処理としては、例えば、大気圧プラズマ発生装置(パナソニック株式会社製、製品名Aiplasuma)を用いて、例えば、プラズマ処理速度10〜100mm/s,電源:200又は220V AC(30A)、圧縮エア:0.5MPa(1NL/min)、10kHz/300W〜5GHz、電力:100W〜400W、照射時間:0.1〜60秒の条件で行われる。
上記のような分子接着剤は、弾性キー20と可撓性電極31aとの接合や、可撓性電極31aとベースフィルム33との接合に限られず、クリック感付与感圧センサ10と基板43(図3参照)との接合に用いることもできる。
弾性キー20及び可撓性電極31aの材料は、エラストマーであることが好ましく、シリコーンゴムがより好ましく、三次元化シリコーンゴムであるとより一層好ましい。このシリコーンゴムとして具体的に、ビニルメチルシリコーンゴム(VMQ)、メチルフェニルシリコーンゴム(PVMQ)、フロロメチルシリコーンゴム(FVMQ)、及びジメチルシリコーンゴム(MQ)が挙げられる。三次元化シリコーンゴムとして、具体的に、主としてパーオキサイド架橋型シリコーンゴム、付加架橋型シリコーンゴム、縮合架橋型シリコーンゴム、紫外線架橋型シリコーンゴムで例示されるシリコーンゴム、これらのシリコーンゴムとオレフィン系ゴムとの共ブレンド物を、成形金型等に入れて、架橋させることにより製造された、立体的な架橋構造を有する三次元化シリコーンゴム弾性体が挙げられる。
三次元化シリコーンゴム弾性体の素材のパーオキサイド架橋型シリコーンゴムは、パーオキサイド系架橋剤で架橋できるシリコーン原料化合物を用いて合成されたものであれば特に限定されないが、具体的には、ポリジメチルシロキサン(分子量:50万〜90万)、ビニルメチルシロキサン/ポリジメチルシロキサンコポリマー(分子量:50万〜90万)、ビニル末端ポリジメチルシロキサン(分子量:1万〜20万)、ビニル末端ジフェニルシロキサン/ポリジメチルシロキサンコポリマー(分子量:1万〜10万)、ビニル末端ジエチルシロキサン/ポリジメチルシロキサンコポリマー(分子量:1万〜5万)、ビニル末端トリフロロプロピルメチルシロキサン/ポリジメチルシロキサンコポリマー(分子量:1万〜10万)、ビニル末端ポリフェニルメチルシロキサン(分子量:0.1万〜1万)、ビニルメチルシロキサン/ジメチルシロキサンコポリマー、トリメチルシロキサン基末端ジメチルシロキサン/ビニルメチルシロキサンコポリマー、トリメチルシロキサン基末端ジメチルシロキサン/ビニルメチルシロキサン/ジフェニルシロキサンコポリマー、トリメチルシロキサン基末端ジメチルシロキサン/ビニルメチルシロキサン/ジトリフロロプロピルメチルシロキサンコポリマー、トリメチルシロキサン基末端ポリビニルメチルシロキサン、メタアクリロキシプロピル基末端ポリジメチルシロキサン、アクリロキシプロピル基末端ポリジメチルシロキサン、(メタアクリロキシプロピル)メチルシロキサン/ジメチルシロキサンコポリマー、(アクリロキシプロピル)メチルシロキサン/ジメチルシロキサンコポリマーが挙げられる。
三次元化シリコーンゴム弾性体の素材の付加型シリコーンゴムは、Pt触媒存在下で合成したビニルメチルシロキサン/ポリジメチルシロキサンコポリマー(分子量:50万〜90万)、ビニル末端ポリジメチルシロキサン(分子量:1万〜20万)、ビニル末端ジフェニルシロキサン/ポリジメチルシロキサンコポリマー(分子量:1万〜10万)、ビニル末端ジエチルシロキサン/ポリジメチルシロキサンコポリマー(分子量:1万〜5万)、ビニル末端トリフロロプロピルメチルシロキサン/ポリジメチルシロキサンコポリマー(分子量:1万〜10万)、ビニル末端ポリフェニルメチルシロキサン(分子量:0.1万〜1万)、ビニルメチルシロキサン/ジメチルシロキサンコポリマー、トリメチルシロキサン基末端ジメチルシロキサン/ビニルメチルシロキサン/ジフェニルシロキサンコポリマー、トリメチルシロキサン基末端ジメチルシロキサン/ビニルメチルシロキサン/ジトリフロロプロピルメチルシロキサンコポリマー、トリメチルシロキサン基末端ポリビニルメチルシロキサンなどのビニル基含有ポリシロキサンと、H末端ポリシロキサン(分子量:0.05万〜10万)、メチルHシロキサン/ジメチルシロキサンコポリマー、ポリメチルHシロキサン、ポリエチルHシロキサン、H末端ポリフェニル(ジメチルHシロキシ)シロキサン、メチルHシロキサン/フェニルメチルシロキサンコポリマー、メチルHシロキサン/オクチルメチルシロキサンコポリマーのようなH基含有ポリシロキサンの組成物、
アミノプロピル末端ポリジメチルシロキサン、アミノプロピルメチルシロキサン/ジメチルシロキサンコポリマー、アミノエチルアミノイソブチルメチルシロキサン/ジメチルシロキサンコポリマー、アミノエチルアミノプロピルメトキシシロキサン/ジメチルシロキサンコポリマー、ジメチルアミノ末端ポリジメチルシロキサンのようなアミノ基含有ポリシロキサンと、エポキシプロピル末端ポリジメチルシロキサン、(エポキシシクロヘキシルエチル)メチルシロキサン/ジメチルシロキサンコポリマーのようなエポキシ基含有ポリシロキサン、琥珀酸無水物末端ポリジメチルシロキサンのような酸無水物基含有ポリシロキサン及びトルイルジイソシアナート、1,6−ヘキサメチレンジイソシアナートなどのイソシアナート基含有化合物との組成物から得られるものである。
三次元化シリコーンゴム弾性体の素材の縮合型シリコーンゴムは、スズ系触媒の存在下で合成されたシラノール末端ポリジメチルシロキサン(分子量:0.05万〜20万)、シラノール末端ポリジフェニルシロキサン、シラノール末端ポリトリフロロメチルシロキサン、シラノール末端ジフェニルシロキサン/ジメチルシロキサンコポリマーのようなシラノール基末端ポリシロキサンからなる単独縮合成分の組成物、
これらのシラノール基末端ポリシロキサンと、テトラアセトキシシラン、トリアセトキシメチルシラン、ジt−ブトキシジアセトキシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、テトラエトキシシラン、トリエノキシメチルシラン、ビス(トリエトキシシリル)エタン、テトラ−n−プロポキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、メチルトリス(メチルエチルケトキシム)シラン、ビニルトリス(メチルエチルケトキシイミノ)シラン、ビニルトリイソプロペノイキシシラン、トリアセトキシメチルシラン、トリ(エチルメチル)オキシムメチルシラン、ビス(N−メチルベンゾアミド)エトキシメチルシラン、トリス(シクロヘキシルアミノ)メチルシラン、トリアセトアミドメチルシラン、トリジメチルアミノメチルシランのような架橋剤との組成物、
これらのシラノール基末端ポリシロキサンと、クロル末端ポリジメチルシロキサン、ジアセトキシメチル末端ポリジメチルシロキサン、末端ポリシロキサンのような末端ブロックポリシロキサンの組成物から得られるものである。
三次元化シリコーンゴム弾性体の素材のシリコーンゴムとオレフィン系ゴムとの共ブレンド物に用いられるオレフィン系ゴムは、1,4‐シスブタジエンゴム、イソプレンゴム、スチレン・ブタジエン共重合ゴム、ポリブテンゴム、ポリイソブチレンゴム、エチレン・プロピレンゴム、エチレン−プロピレン−ジエンゴム、塩素化エチレンプロピレンゴム、塩素化ブチルゴムが挙げられる。
シリコーンゴム以外のエラストマーとして、ブチルゴム、エチレン−プロピレンゴム、エチレン−プロピレン−ジエンゴム、ウレタンゴム、フッ素ゴム、アクリルゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、イソプレンゴム、天然ゴム、1,2−ポリブタジエン、スチレン系熱可塑性エラストマー、オレフィン系熱可塑性エラストマー、ポリエステル系熱可塑性エラストマー、及びウレタン系熱可塑性エラストマーを挙げることができる。これらのエラストマーは、単独で用いられてもよいし、複数の種類が混合されて用いられてもよい。
ベースフィルム33や基板43の材料は、上記のエラストマーの他、セルロース及びその誘導体、ヒドロキシエチルセルロース、デンプン、二酢酸セルロース、表面ケン化酢酸ビニル樹脂、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、i−ポリプロピレン、石油樹脂、ポリスチレン、s‐ポリスチレン、クロマン・インデン樹脂、テルペン樹脂、スチレン・ジビニルベンゼン共重合体、ABS樹脂、ポリアクリル酸メチル、ポリアクリル酸エチル、ポリアクリルニトリル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、ポリシアノアクリレート、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリビニルホルマール、ポリビニルアセタール、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル・エチレン共重合体、ポリフッ化ビニリデン、フッ化ビニリデン・エチレン共重合体、フッ化ビニリデン・プロピレン共重合体、1,4‐トランスポリブタジエン、ポリオキシメチレン、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、フェノール・ホルマリン樹脂、クレゾール・フォルマリン樹脂、レゾルシン樹脂、メラミン樹脂、キシレン樹脂、トルエン樹脂、グリプタル樹脂、変性グリプタル樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート、不飽和ポリエステル樹脂、アリルエステル樹脂、ポリカーボネート、6−ナイロン、6,6−ナイロン、6,10−ナイロン、ポリイミド、ポリアミド、ポリベンズイミダゾール、ポリアミドイミド、ケイ素樹脂、シリコーンゴム、シリコーン樹脂、フラン樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリフェニレンオキサイド、ポリジメチルフェニレンオキサイド、ポリフェニレンオキサイドまたはポリジメチルフェニレンオキサイドとトリアリルイソシアヌルブレンド物、(ポリフェニレンオキサイドまたはポリジメチルフェニレンオキサイド、トリアリルイソシアヌル、パーオキサイド)ブレンド物、ポリキシレン、ポリフェニレンスルファイド(PPS)、ポリスルホン(PSF)、ポリエーテルスルホン(PES)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリイミド(PPI、カプトン)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、液晶樹脂、ケブラー繊維、炭素繊維とこれら複数材料のブレンド物のような高分子材料、その架橋物が挙げられる。樹脂で成形された基板43は、フィルム、板、曲面形状体のような立体成形体、これらの加工製品であってもよい。
ベースフィルム33や基板43の材料は、加硫ゴム、例えば、天然ゴム、1,4‐シスブタジエンゴム、イソプレンゴム、ポリクロロプレン、スチレン・ブタジエン共重合ゴム、水素添加スチレン・ブタジエン共重合ゴム、アクリルニトリル・ブタジエン共重合ゴム、水素添加アクリルニトリル・ブタジエン共重合ゴム、ポリブテンゴム、ポリイソブチレンゴム、エチレン・プロピレンゴム、エチレン−プロピレン‐ジエンゴム、エチレンオキサイド−エピクロロヒドリン共重合体ゴム、塩素化ポリエチレンゴム、クロルスルフォン化ポリエチレンゴム、アルキル化クロルスルフォン化ポリエチレンゴム、クロロプレンゴム、塩素化アクリルゴム、臭素化アクリルゴム、フッ素ゴム、エピクロルヒドリンとその共重合ゴム、塩素化エチレンプロピレンゴム、塩素化ブチルゴム、臭素化ブチルゴムテトラフロロエチレン、ヘキサフロロプピレン、フッ化ビニリデン及びテトラフルオロロエチレンなどの単独重合体ゴム及びこれらの二元及び三元共重合体ゴム、エチレン/テトラフルオロエチレン共重合ゴム、プロピレン/テトラフルオロエチレン共重合ゴム、エチレンアクリルゴム、パーオキサイド型シリコーンゴム、付加型シリコーンゴム、縮合型シリコーンゴム、紫外線架橋型シリコーンゴム、エポキシゴム、ウレタンゴム、両末端不飽和基エラストマー等の線状重合体のような原料ゴム状物質の配合物を架橋させたものであってもよい。これらの配合物を架橋させ、形成したものである。
弾性キー20と可撓性電極31aとの少なくとも一方、又は可撓性電極31a及びベースフィルム33の少なくとも一方が、コロナ処理、プラズマ処理又は紫外線照射処理されて生じた活性基同士で、共有結合し易くなるように、白金触媒、例えば1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン白金(0)触媒(Pt(dvs))2.1−2.4%キシレン溶液(Gelest社製品)のような白金錯体を、白金換算で10〜1000ppmの濃度で含んでいてもよい。
弾性キー20と可撓性電極31aとの少なくとも一方、又は可撓性電極31a及びベースフィルム33の少なくとも一方が、ビニルアルコキシシリル基を有するビニルアルコキシシランユニットが2〜6ユニットのシランカップリング剤、例えばポリビニルメトキシシロキサンを、0.5〜10重量部の濃度で含んでいてもよい。シランカップリング剤のビニル基と、シリコーンゴムポリマー内のビニル基やハイドロジェンシロキサン基とがパーオキサイドや白金触媒により共有結合するエーテル結合とは別な共有結合によって一層強固に接合できるようになる。このとき、白金触媒を含んでいると一層、共有結合し易くなるので好ましい。
図3に電子機器40に実装されたクリック感付与感圧センサ10を示す。同図は、電子機器40が自動車用オーディオである例を示している。電子機器40は、操作ボタン41を有する操作パネル42が基板43に嵌められることによって、組立てられるものである。同図に示すように、複数のクリック感付与感圧センサ10は、基板43上に接着されている。固定電極31bとそれに接続された配線34とがベースフィルム33で被覆されて内包されつつ支持されている。配線34はクリック感付与感圧センサ10からコネクタ44へ延びている。配線34は、先に端子(不図示)が形成されており、寄せ集められて、基板43に固定されたコネクタ44に接続されている。コネクタ44の先は、電子機器40のCPU(中央演算処理装置)45(図4参照)に接続されている。電子機器40として、同図に示すようなスピーカーに繋がった自動車用オーディオの他、ワイパーに接続された自動車用ワイパー制御器や、電磁調理器に繋がったクッキングヒーター制御器を挙げることができる。
図4にクリック感付与感圧センサ10が接続される電子機器40のブロック回路図の例を示す。電子機器40は、CPU45、及び出力装置46を有するものである。クリック感付与感圧センサ10中の誘電体32の静電容量は、可撓性電極31a及び固定電極31bを介し、配線34を通じ、コネクタ44を経て端子から一次的に検出された電圧変化としてCPU45中の静電容量検出回路45aへ入力され、静電容量として換算されて連続的に検出される。静電容量検出回路45aは、検出した静電容量値データを、静電容量比較演算回路45bに出力する。静電容量比較演算回路45bは、平常時での誘電体32の静電容量値と検出された静電容量値とから静電容量の変化量を演算し、その変化量に応じた電気信号を出力量変換回路45cに出力する。出力量変換回路45cは入力された電気信号に応じ、出力装置46を動作させる電気信号に変換して、出力回路45dに出力する。出力回路45dは、出力量変換回路45bの電気信号を、増幅させて連続的に出力装置46に入力する。それによって、出力装置46が無段階に動作する。出力装置46の例として、スピーカーやモーター、ヒーターを挙げることができる。
なお、図4においてクリック感付与感圧センサ10が操作されることによって、出力装置46が無段階に動作する例を示したが、電子機器40中、各回路45a〜45dが一定の時間を経過するごとに電気信号を入力又は出力するように構成されていることにより、出力装置46が段階的に動作するように構成されていてもよい。また、静電容量検出回路45aで、検出した静電容量値データを強度ランク付けして、段階的な強度を示す電気信号として、静電容量比較演算回路45bに出力してもよい。
図5に、クリック感付与感圧センサ10と、それに重ねられた操作ボタン41及び操作パネル42との一部断面図を示す。操作ボタン41は、二つのクリック感付与感圧センサ10に架けられている。操作ボタン41は軽いので、この状態で弾性キー20のスカート部22は撓まない。操作ボタン41の上端面は、操作パネル42の上端面から出っ張っており、指先で押圧して操作することができる。操作ボタン41の押圧の偏りにより、二つのクリック感付与感圧センサ10によって各誘電体32の静電容量を別々に検出できるようになるので、出力装置46である対のスピーカーやヒーターでの左右や前後のバランス調整と強度調整とを一挙に行うことができる。
図6(a)に、クリック感付与感圧センサ10の別な実施形態の分解斜視図を示す。同図に示すクリック感付与感圧センサ10は、基板43上に、中心の荷重検出器30eを取り巻き等間隔に並べた複数の同種の荷重検出器30a〜30dを、基板43上に固定して有しているものである。それによりこのクリック感付与感圧センサ10は、押圧部21aに加えられた押圧力の方向的な偏りを有する荷重を検出できるものである。荷重検出器30eは、荷重検出器30a〜30dと等距離で、かつその中心が弾性キー20の中心軸と同軸上に固定されている。荷重検出器30a〜30eから延びた夫々の配線34は、寄せ集められてコネクタ44に接続されている。コネクタ44は、CPU45(図7参照)に接続されている。
図6(b)〜(e)に、同図(a)のクリック感付与感圧センサ10の組み立て後での無押圧状態及び異なる方向での押圧状態でのA−A矢視断面図を示す。同図(b)に示すように無押圧状態では、弾性キー20が基板43に接着され、クリック感付与感圧センサ10が組立てられることによって、当接部21bと、荷重検出器30a〜30eとが対向している。同図(c)に示す白抜き矢印のように、押圧部21aの中央部が鉛直方向に押圧されると、可撓性電極31aは、同図(b)の状態から(c)の状態に変形する。このとき荷重は、荷重検出器30a〜30eに一様に印加されているので、荷重検出器30a〜30eが出力する静電容量は相等しく、均等な荷重として検知される。
一方、図6(d)・(e)に示す白抜き矢印のように、押圧部21aが偏って押圧されると、スカート部22が非対称に撓むため、スイッチキー部21が傾く。このとき荷重は、荷重検出器30a〜30eに不均等に印加されているので、荷重検出器30a〜30eが出力する静電容量は異なっており、不均等な荷重として検知される。
例えば図6(d)に示す白抜き矢印のように、荷重検出器30a側に押圧部21aが偏って押圧されると、荷重検出器30aは大きな荷重を検出し、荷重検出器30eは荷重検出器30aよりも小さい荷重を検出し、荷重検出器30dは荷重を検出しない。また、同図(e)に示すように押圧部21aが荷重検出器30d側に偏って押圧されると、スイッチキー部21が荷重検出器30dは大きな荷重を検出し、荷重検出器30eは荷重検出器30dよりも小さい荷重を検出し、荷重検出器30aは荷重を検出しない。このように、荷重検出器30a、30d、30eは、押圧部21aに加えられる押圧力の偏りに応じて検出する荷重に差異を生じる。なお、同図(b)〜(e)に荷重を検出する荷重検出器30a、30d、30eによって不均等に検出される荷重の例を示したが、荷重検出器30b、30cも同様に押圧力の偏りに応じて検出する荷重は不均等である。
図7に、図6のクリック感付与感圧センサ10が接続される電子機器40のブロック回路図を示す。クリック感付与感圧センサ10の荷重検出器30a〜30eは、配線夫々独立した静電容量検出回路45a〜45aに接続しており、各静電容量検出回路45a〜45aは、静電容量比較演算回路45b〜45bに接続している。さらに静電容量比較演算回路45b〜45bは、方向成分検出回路45eに接続している。
荷重検出器30a〜30e間で検出される荷重が相異なる場合、静電容量検出回路45a〜45aで検出される静電容量、及び静電容量比較演算回路45b〜45bから出力される静電容量の変化量に差異が生じる。方向成分検出回路45eは、静電容量比較演算回路45b〜45b間における静電容量の変化量を比較して、押圧部21aの押圧力の偏りの方向成分を検出し、それの電気信号を出力量変換回路45cに出力する。この電気信号は、出力回路45dを経て、対の出力装置46であるスピーカー対やヒーター対での左右や前後のバランス調整と強度調整を一挙に行うように、対の出力装置46を別々に動作させる。
図6及び7に示すクリック感付与感圧センサ10によれば、一つの弾性キー20に対して複数の荷重検出器30を点在させて配置するという簡素な構成で、操作者にクリック感を感知させることによって電子機器40の電源切替機能が動作したことを認識させることができ、簡便な操作で調節機能を動作させることができることに加えて、操作者がクリック感付与感圧センサ10を倒すように押圧力を偏らせるだけで、電子機器40の更なる機能を動作させることができる。このような電子機器40として例えば、電源のオンオフ、及び音量の調節に加えて、音質の調整が一つのスイッチで操作できる自動車用オーディオが挙げられる。
なお、クリック感付与感圧センサ10として、図6において一つの弾性キー20に対して複数の荷重検出器30を点在させる例を示したが、一つの弾性キー20と一つの可撓性電極31aと点在させた複数の固定電極31bとを組み合わせたり、一つの弾性キー20と一つの固定電極31bとの間に点在させた複数の可撓性電極31aとを組み合わせた構成にしてもよい。
図8にクリック感付与感圧センサ10の別な実施形態を示す。図8中のグラフの各軸、及び各プロットは、図2中のグラフと同一である。図8に示すクリック感付与感圧センサ10は、グラフに示すように、弾性キー20がクリック感を発生させるよりも前(グラフ中、FB)に荷重検出器30の静電容量の上昇を開始させることができるものである。
図8(0)〜(S0)に、同図中のグラフのF−S特性を有し、静電容量を発生させるクリック感付与感圧センサ10の模式断面図を示す。同図(a)に示すように、クリック感付与感圧センサ10は、スイッチキー部21の下端側が下方へ延びた形状を有していることにより、当接部21bが可撓性電極31aに一層近接しているものである。押圧部21aが押圧されるとスカート部22が撓み、さらに押圧されると押圧力がピーク荷重F0に達する。このとき同図(S1)に示すように、当接部21bが既に可撓性電極31a当接して荷重が印加され、誘電体32が変形している。それによって、同図のグラフに示すように、スイッチキー部21クリック感を発生する(S3)のストロークに達するよりも前に、静電容量(pF)の上昇が開始している。その結果、電子機器40の電源がオン状態となる。さらに押圧部21aが押圧されると、同図(S3)に示すようにスカート部22が折り返され、操作者はクリック感を感知する。一層押圧部21aが押圧されると(S0)に示すようにスイッチキー部21は歪み、静電容量(pF)がさらに上昇する。
このように、クリック感付与感圧センサ10は、弾性キー20のスイッチキー部21の形状をわずかに変更するだけで、静電容量(pF)の上昇を所望のストロークで開始させることができるものである。それによって、実装される電子機器40の操作性に応じたクリック感付与感圧センサ10を得ることができる。
図9にクリック感付与感圧センサ10の別な実施形態を示す。同図(a)はクリック感付与感圧センサ10の模式断面図であり、同図(b)はこのクリック感付与感圧センサ10、及びこれが接続された電子機器40のブロック回路図である。このクリック感付与感圧センサ10の荷重検出器30は、可撓性電極31aと固定電極31bとが対向して配置された電極対31と、この電極対31の対向面に付された抵抗体35と、抵抗体35の周縁と電極対31の周縁との間で電極対31を支持しているスペーサー36とを有する抵抗検出感圧検知器である。抵抗体35同士の接触面積は、電極対31に印加される荷重に応じて変化する。抵抗検出感圧検知器は、抵抗体35同士の接触面積に応じて電気抵抗が変化することを利用し、荷重を検出するものである。抵抗体35は、ニッケルクロム・鉄クロム・銅ニッケル・銅マンガンでできた伸線・網・メッシュ・箔、高抵抗率の導電性ゴム層・導電性インキ層のような電気抵抗性の導電材で形成されている。
クリック感付与感圧センサ10は、電子機器40のCPU45に接続している。押圧部21aが押圧されると、スカート部22が撓んだ後に折り返されて、当接部21bが可撓性電極31aに当接する。それとほぼ同時に可撓性電極31aに荷重が印加されて、抵抗体35同士が接触し、電流が流れる。この電流量は、CPU45の電流量検出回路45fに入力され、さらにここから出力される電気信号がオンオフ検出回路に入力される。それにより電子機器40の電源がオン状態となる。
さらに押圧部21aが押圧されると、抵抗体35同士の接触面積が増大するため、抵抗体35間の電気抵抗が低下し、電流量が増大する。この電流量の変化を、電流量比較演算回路45hが比較演算し、出力量変換回路45iに出力する。出力量変換回路45iは、電流量の変化量に応じた電気信号を出力回路45jに出力する。出力装置46は、入力された電気信号に応じて動作する。荷重検出器30として抵抗検出感圧検知器を用いることにより、導電体である抵抗体35の材料を適宜選択して、所望の感度を有するクリック感付与感圧センサ10を得ることができる。
図10にクリック感付与感圧センサ10の別な実施形態を示す。スイッチキー部21の下端面に、導電性接触部21cが付されている。荷重検出器30の可撓性電極31aの表面で導電性接触部21cに対向するように一対の端子37が付されている。端子37は電子機器40の電源回路(不図示)に接続されている。押圧部21aが押圧され、導電性接触部21cが一対の端子37に架るように接触することにより電子機器40のオンオフが切替えられる。荷重検出器30は、電子機器40のCPU45(図4参照)に接続している。このCPU45は、電源オンオフを検出する回路を有していない。このクリック感付与感圧センサ10の荷重検出器30は、一対の端子37の動作以外、図1〜図4と同様に動作する。
押圧部21aが押圧され、スカート部22が撓んだ後に折り返されると同時に、導電性接触部21cが一対の端子37に接触し、電子機器40の電源がオン状態となる。さらに押圧部21aが押圧されると、可撓性電極31aに荷重が印加されて抵抗体35間の電流量が増加し始める。押圧部21aが一層押圧されると、可撓性電極31aに印加される荷重に応じて静電容量が上昇し、電子機器40の出力装置46が無段階に動作する。このようにクリック感付与感圧センサ10は、一対の端子37が電源回路に、荷重検出器30が出力装置46を無段階に動作させるCPU45に、夫々接続していることによって、複数の回路機能を一つに集約できる。
また導電性接触部21cは、可撓性電極31aと同様に導電材を混合させたシリコーンゴムや樹脂で成形されているものであってもよい。この導電材として、金属粉末、カーボン粉末、亜鉛華や酸化チタンのような金属酸化物粉末、金属がメッキされたシリカ粉末、及び金属がメッキされたガラスビーズを挙げることができる。また導電性接触部21cは、エピクロロヒドリンゴム、エチレンオキサイド−エピクロロヒドリンゴム状共重合体、アリルグリシジルエーテル−エピクロロヒドリンゴム状共重合体、エチレンオキサイド−エピクロロヒドリン−アリルグリシジルエーテルゴム状共重合体のようなイオン導電性ゴムで成形されていることにより、導電性を有していてもよい。
図11にクリック感付与感圧センサ10の別な実施形態を示す。弾性キー20の脚部23は、荷重検出器30の周縁及び側面に接合している。また脚部23の末端から鍔部24が水平方向に延びている。鍔部24の周縁と脚部23との間に、貫通孔24aが開いている。鍔部24の下端面と、荷重検出器30の下端面とは同一面を形成している。クリック感付与感圧センサ10は、貫通孔24aを貫通した固定ねじ50によって基板43に固定されるものである。その結果、速やかにかつ簡便にクリック感付与感圧センサ10を基板43に固定できる。クリック感付与感圧センサ10の固定方法は、固定ねじ50によるものに限られず、シアノアクリレート系接着剤、エポキシ系接着剤のような接着剤で物理的に接着されていても、分子接着剤によって接着されていてもよい。また、弾性キー20は荷重検出器30に接合しておらず、基板43上の荷重検出器30に被せた後、基板43に固定されてもよい。
以下に、本発明のクリック感付与感圧センサを作製した実施例を示す。
(実施例1)
まず、100質量部のミラブル型シリコーンゴム(信越化学工業株式会社製、製品名KE−961U)と、加硫剤である0.5質量部の2,5−ジメチル−2,5−ジヘキサン(信越化学工業株式会社製、製品名C−8A)とを、ミキシングロールに投入し、均一に混合するまで混練した後、取り出した。これを、金型上における大きさの円柱形状に切り揃え、シリコーンゴムのプリフォームを調製した。
次いで、弾性キー20を模る金型に、シリコーンゴムのプリフォームを投入して、170℃で、10分間プレスして加硫した。その後、オーブンにて200℃、4時間の二次加硫をして弾性キー20を得た。
弾性キー20と荷重検出器30(株式会社朝日ラバー製、製品名:感圧ラバーセンサ)の可撓性電極31aの表面に、コロナ放電を施した。それにより接着面にヒドロキシ基を生じさせた。弾性キー20及び可撓性電極31aの接着面同士を当接させつつ、それらの外形状に掘り込まれている圧縮治具で挟んだ。80℃で圧縮治具内を脱気し、減圧条件下で、各接着面のヒドロキシ基同士を脱水反応させ、弾性キー20を荷重検出器30に接着してクリック感付与感圧センサ10を得た。
(荷重変化及び静電容量変化の測定試験)
実施例1で得られたクリック感付与感圧センサ10のストロークに対する荷重変化及び静電容量変化を測定した。荷重変化の測定に自動荷重試験機(日本計測システム株式会社製、製品名:MAX−1KN−H−1)を用い、静電容量変化の測定にLCRメーター(日置電機株式会社製、製品名:IM3533)を用いた。測定は、打鍵3回を実施した後、自動荷重試験にて5mm/分の押圧速度条件で、クリック感付与感圧センサ10を押圧することによって行った。データの取得は、クリック感付与感圧センサ10の押圧時のみ行い、解放時には行わなかった。結果を図12に示す。
図12は、実施例1のクリック感付与感圧センサ10における弾性キーのストロークと、荷重及び静電容量との相関関係を示すグラフである。グラフ中のA〜C点において測定機によって測定された荷重値(N)及び静電容量値(pF)を表1に示す。
Figure 2016115401
A点においては、荷重値、及び静電容量値に変化が見られなかった。B点においては、弾性キー20のスカート部22が撓んだが、静電容量値に変化が見られなかった。C点においては、スイッチキー部の当接部21bが可撓性電極31aを押し込んで、荷重検出器30に荷重が印加されて、静電容量値の上昇が見られた。
図13及び表1から明らかな通り、実施例1のクリック感付与感圧センサ10は、弾性キー20の押圧力を超えるまで荷重を検出せず、これを超えたときに荷重を検出した。
弾性キー20と荷重検出器30との接着方法について、実施例1と変更したサンプルを、以下のようにして作製した。
(実施例2)
弾性キー20及び荷重検出器30の接着面に、コロナ放電を施した後、弾性キー20に反応性増幅処理を施した。ポリエトキシシロキサン(アヅマックス株式会社製、製品名PSI−021)1gとテトラエトキシチタネート0.1gとのアルコール溶液である反応性基含有ポリシロキサン溶液500mlに、弾性キー20を40℃で30分間浸漬後、80℃で20分間加熱処理して、反応性を増幅させた弾性キー20を得たこと以外は、実施例1と同様にして、クリック感付与感圧センサ10を作製した。
(実施例3)
弾性キー20及び荷重検出器30の接着面に、コロナ放電を施した後、荷重検出器30に反応性増幅処理を施した。ポリエトキシシロキサン(アヅマックス株式会社製、製品名PSI−021)1gとテトラエトキシチタネート0.1gとのアルコール溶液である反応性基含有ポリシロキサン溶液500mlに、荷重検出器30を40℃で30分間浸漬後、80℃で20分間加熱処理して、反応性を増幅させた荷重検出器30を得たこと以外は、実施例1と同様にして、クリック感付与感圧センサ10を作製した。
(実施例4)
弾性キー20及び荷重検出器30の接着面に、コロナ放電を施した後、弾性キー20及び荷重検出器30に反応性増幅処理を施した。ポリエトキシシロキサン(アヅマックス株式会社製、製品名PSI−021)1gとテトラエトキシチタネート0.1gとのアルコール溶液である反応性基含有ポリシロキサン溶液500mlに、弾性キー20及び荷重検出器30を40℃で30分間浸漬後、80℃で20分間加熱処理して、反応性を増幅させた弾性キー20及び荷重検出器30を得たこと以外は、実施例1と同様にして、クリック感付与感圧センサ10を作製した。
なお、実施例1〜4にて施したコロナ放電処理の条件は、電源:AC100V、ギャップ長:3mm、出力電圧:9kV(表面電圧)、電力:18W、発信周波数:20kHz、温度:20℃、移動速度:2m/分、移動回数:3回である。
実施例2〜4のクリック感付与感圧センサ10は、実施例1のクリック感付与感圧センサ10と同様に、弾性キー20の押圧力を超えるまで荷重を検出せず、これを超えたときに荷重を検出できる。実施例1〜4のクリック感付与感圧センサ10は、何れも、押圧部への押圧力に応じて撓んで屈曲できその屈曲によってクリック感を感知できた。
本発明のクリック感付与感圧センサは、自動車や家電製品等の各種電子機器の電気的信号入力に用いられる。
10はクリック感付与感圧センサ、20は弾性キー、21はスイッチキー部、21aは押圧部、21bは当接部、21cは導電性接触部、22はスカート部、23は脚部、24は鍔部、24aは貫通孔、30,30a〜30eは荷重検出器、31は電極対、31aは可撓性電極、31bは固定電極、32は誘電体、33はベースフィルム、34は配線、35は抵抗体、36はスペーサー、37は端子、40は電子機器、41は操作ボタン、42は操作パネル、43は基板、44はコネクタ、45はCPU、45aは静電容量検出回路、45bは静電容量比較演算回路、45c,45iは出力量変換回路、45d,45jは出力回路、45eは方向性検出回路、45fは電流量検出回路、45gはオンオフ検出回路、45hは電流量比較演算回路、46は出力装置、50は固定ねじ、60は圧子、70はクリックスイッチ、71はキー部、72はベース部、73は押圧部、74はスカート部、75は導電性接触部、76は端子である。

Claims (9)

  1. 上端側に押圧部及び下端側に当接部を有するスイッチキー部と、前記スイッチキー部から延び前記押圧部への押圧力に応じて撓んで屈曲できその屈曲によってクリック感を付与しつつ前記当接部を押し込ませるスカート部と、前記スカート部の末端の脚部とを有している弾性キーと、
    前記スカート部が撓んで、前記当接部が当接し、前記押圧力を超える荷重が検出でき、前記脚部と接合をしている荷重検出器とを、
    有することを特徴とするクリック感付与感圧センサ。
  2. 前記荷重検出器が、前記荷重の変化量、累積変化量及び/又は偏りに応じて検知し、若しくは前記荷重の変化量、累積変化量及び/又は偏りを段階的に検知する検知回路に接続されていることを特徴とする請求項1に記載のクリック感付与感圧センサ。
  3. 前記荷重検出器が、少なくとも一方を前記荷重によって撓んで変位する可撓性電極とする電極対の間での誘電体の変形に応じた静電容量を前記変化量又は前記累積変化量として検出する静電容量検出感圧検知器であることを特徴とする請求項2に記載のクリック感付与感圧センサ。
  4. 前記荷重検出器が、少なくとも一方を前記荷重によって変形する可撓性電極とする電極対と、前記電極対に付された抵抗体とを有し、変形した前記可撓性電極によって前記抵抗体と前記電極対との接触面積に応じ抵抗値が変化することによる電流量を前記変化量又は前記累積変化量として検出する抵抗検出感圧検知器であることを特徴とする請求項2に記載のクリック感付与感圧センサ。
  5. 前記荷重検出器が、複数点在していることにより、前記偏りを検知する力覚検知器であることを特徴とする請求項2〜4の何れかに記載のクリック感付与感圧センサ。
  6. 前記接触部に対向している一対の端子が前記荷重検出器の表面で露出しており、前記一対の端子に接触する導電性接触部が前記当接部に付されており、前記一対の端子が、オンオフ検出回路に接続されていることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のクリック感付与感圧センサ。
  7. 前記脚部と前記荷重検出器とが、共有結合を介して、前記接合をしていることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載のクリック感付与感圧センサ。
  8. 前記脚部と前記荷重検出器とが、コロナ処理、プラズマ処理及び紫外線照射処理から選ばれる乾式処理と分子接着剤処理との少なくとも何れかによる直接的な及び/又は分子接着剤を介した間接的な前記共有結合を介して、前記接合をしていることを特徴とする請求項7に記載のクリック感付与感圧センサ。
  9. 前記脚部が、前記接合をしている鍔部を有していることを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載のクリック感付与感圧センサ。
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