JP2016114856A - Fixing device and image forming apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、シートにトナー像を定着する定着装置と、定着装置を装置本体に備えた画像形成装置とに関する。 The present invention relates to a fixing device that fixes a toner image on a sheet, and an image forming apparatus including the fixing device in a main body of the apparatus.
従来、電子写真プロセス等を用いた複写機、レーザープリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置は、画像形成部でシートにトナー像を形成し、定着装置でシートにトナー像を定着するようになっている。定着装置は、トナー像を形成されたシートを定着回転体対としての定着ローラ対で挟持し加熱し回転しながら搬送して、シートにトナー像を定着するようになっている。 2. Description of the Related Art Conventionally, image forming apparatuses such as copying machines, laser printers, and facsimiles using an electrophotographic process form a toner image on a sheet by an image forming unit, and fix the toner image on the sheet by a fixing device. . The fixing device is configured to fix the toner image on the sheet by sandwiching the sheet on which the toner image is formed with a pair of fixing rollers as a fixing rotating body pair, heating and conveying the sheet while rotating.
しかし、シートが加熱されると、トナー像のトナーが多少溶解して、シートのトナー像が形成された面が、定着ローラ対のトナー像に接触しているローラ(以下、単にローラという)に貼り付くことがある。これらの現象が生じると、シートは、シート詰まりの原因になる。このため、シートをローラから分離させて、ローラに貼り付くのを防止する分離体を備えた定着装置がある(特許文献1)。分離体とローラとの間には、分離体がローラに接触しないように、僅かな隙間が形成されている。 However, when the sheet is heated, the toner of the toner image is somewhat dissolved, and the surface of the sheet on which the toner image is formed contacts a roller (hereinafter simply referred to as a roller) that is in contact with the toner image of the fixing roller pair. May stick. When these phenomena occur, the sheet causes sheet jamming. For this reason, there is a fixing device including a separator that separates the sheet from the roller and prevents the sheet from adhering to the roller (Patent Document 1). A slight gap is formed between the separator and the roller so that the separator does not contact the roller.
しかし、従来の定着装置は、分離体を設けてあっても、シートがローラに貼り付いて、分離体とローラとの隙間に詰まることがある。この場合、ユーザは、詰まったシートを除去しなければならない。しかし、分離体とローラとの隙間からシートを除去するとき、ローラに傷を付けるおそれがある。特に、ローラが肉厚を有する金属ローラではなく、薄いフィルム状の定着フィルムが設けられている場合、定着フィルムを引き裂くおそれがある。 However, even if a conventional fixing device is provided with a separator, the sheet may stick to the roller and clog the gap between the separator and the roller. In this case, the user must remove the jammed sheet. However, when the sheet is removed from the gap between the separator and the roller, the roller may be damaged. In particular, when the roller is not a thick metal roller but a thin film-like fixing film is provided, the fixing film may be torn.
本発明は、シートにトナー像を定着する定着回転体対の一方の回転体と、その回転体に対向する分離体との間にシートが詰まった場合、回転体を損傷することなくシートを除去できる定着装置と、この定着装置を備えた画像形成装置とを提供することにある。 The present invention removes a sheet without damaging the rotating member when the sheet is jammed between one rotating member of a fixing rotating member pair that fixes a toner image on the sheet and a separating member facing the rotating member. Another object of the present invention is to provide a fixing device that can be used, and an image forming apparatus including the fixing device.
本発明の定着装置は、トナー像を形成されたシートを挟持し加熱しながら搬送してシートにトナー像を定着する定着回転体対と、定着したシートを前記定着回転体対から分離案内する分離体と、前記定着回転体対がトナー像を定着して搬送しているシートに搬送異常状態が生じたとき、該搬送異常状態を検知して前記分離体を前記定着回転体対から離間させる制御手段と、を備えた、ことを特徴としている。 The fixing device according to the present invention includes a fixing rotator pair that fixes a toner image on the sheet by nipping and heating the sheet on which the toner image is formed, and separating the guided sheet from the fixing rotator pair. And when the conveyance abnormal state occurs in the sheet that is conveyed by fixing the toner image between the fixing rotating member pair and the fixing rotating member pair, and detecting the conveyance abnormal state and separating the separating member from the fixing rotating member pair Means.
本発明の画像形成装置は、シートにトナー像を形成する画像形成部と、シートにトナー像を定着する上記の定着装置と、を備えた、ことを特徴としている。 An image forming apparatus according to the present invention includes an image forming unit that forms a toner image on a sheet, and the fixing device that fixes the toner image on the sheet.
本発明の定着装置は、検知手段が定着中のシートの搬送異常状態を検知したとき、シートが搬送異常状態になったものとして、分離体を回転体から離間させるようになっているので、回転体を傷付けることなく、シートを容易に除去することができる。 In the fixing device of the present invention, when the detection unit detects an abnormal conveyance state of the sheet being fixed, it is assumed that the sheet is in an abnormal conveyance state. The sheet can be easily removed without damaging the body.
また、本発明の画像形成装置は、搬送異常状態になったシートを除去する際に、損傷を受けることの少ない定着装置を備えているので、長期間使用することができる。 In addition, the image forming apparatus of the present invention includes a fixing device that is less likely to be damaged when removing a sheet in an abnormal conveyance state, and thus can be used for a long time.
以下、本発明の実施形態の画像形成装置と、画像形成装置に設けられた定着装置とを図に基づいて説明をする。 Hereinafter, an image forming apparatus according to an embodiment of the present invention and a fixing device provided in the image forming apparatus will be described with reference to the drawings.
(画像形成装置)
図1は、本発明の実施形態の画像形成装置10のシート搬送方向に沿った断面図である。
(Image forming device)
FIG. 1 is a cross-sectional view of the
画像形成装置10は、例えば、原稿読み取りユニット24や、不図示の外部のコンピュータからの画像情報を、レーザ発光書込ユニット11により光変調情報に変換する。レーザ発光書込ユニット11は、回転している感光ドラム18に光変調情報を射出して、画像情報を感光ドラム18に静電潜像として形成する。静電潜像は、トナーボトルユニット16からの現像剤(トナー)によって、トナー像に可視像化される。
The
一方、画像形成装置の装置本体10aの下部には、シートPを矢印A方向に給送するメイン給紙ユニット12が配置されている。メイン給紙ユニット12を構成している箱状の積載カセット部7は、装置本体10aに対して着脱自在に装着されて、シートが積層状に収納されるようになっている。シートは、中支持板6に積載されて、給紙加圧ばね4により上方側に押し上げられている。積載カセット部7の給送出口には、給紙ローラ5が設けられている。
On the other hand, a main paper feeding unit 12 that feeds the sheet P in the direction of arrow A is disposed below the apparatus
メイン給紙ユニット12は、シートを給送するとき、積層状のシートを中支持板6により押し上げて、最上位のシートを給紙ローラ5に圧接し、その最上位のシートを給紙ローラ5によって矢印A方向に給送して、給紙通路14に送り出す。
When feeding the sheets, the main sheet feeding unit 12 pushes up the stacked sheets by the
一方、メイン給紙ユニット12の右側には、積載カセット部7に収納されるシートとは異なるサイズのシートを給送可能に積載できるマルチ給紙ユニット30が設けられている。このマルチ給紙ユニット30は、装置本体10aを開閉可能なマルチ給紙積載トレイ30aと、マルチ給紙ローラ30b等を備えている。マルチ給紙ユニット30は、装置本体10aを開けた状態のマルチ給紙積載トレイ30aに載置されたシートを、マルチ給紙ローラ30bによって給紙通路14側に給送するようになっている。
On the other hand, on the right side of the main sheet feeding unit 12, a
メイン給紙ユニット12とマルチ給紙ユニット30とのいずれか一方から給送されたシートPは、給紙通路14に設けられて回転停止している1対のレジストローラ15a,15bのニップに突き当てられる。その後、シートは、適宜のタイミングで、1対のレジストローラ15a,15bの回転によって、感光ドラム18と転写ローラ17との間に送り込まれる。転写ローラ17には、転写バイアスが印加されている。シートは、感光ドラム18上に形成されている上述のトナー像が、転写バイアスによって静電的に転写されて、感光ドラム18の下流側の定着装置100に搬送される。感光ドラム18と転写ローラ17等は、画像形成部25を形成している。
The sheet P fed from either the main sheet feeding unit 12 or the
定着装置100は、加熱ユニット110と、加熱ユニット110に当接する加圧ローラ120とを備えている。シートは、加熱ユニット110と加圧ローラ120とのニップで加圧、加熱されて、トナー像を定着される。最後、シートは、排紙通路20を搬送されて、排紙ローラ21から、胴内排出トレイ23に排出される。
The
(定着装置)
図2は、本発明の実施形態の定着装置100のシート搬送方向に対して直角な断面概略図である。図3は、分離体116の動作説明用の図である。図3(A)は、分離体116が通常の位置にいる図である。図3(B)は、シートが詰まり(シートが搬送異常状態になり)、分離体116が加熱ユニット110から離間した図である。なお、図3において、加圧ローラ120が加熱ユニット110に食い込んでいる。これは、加圧ローラ120と加熱ユニット110とが互いに圧接されていることを強調するためであり、実際は、図2のように、加圧ローラ120が多少弾性変形する程度で、図3のように食い込むことはない。
(Fixing device)
FIG. 2 is a schematic cross-sectional view perpendicular to the sheet conveying direction of the
定着装置100は、定着回転体対としての定着ローラ対101、搬送ガイド115、分離体116、出口センサS2、退避手段としての退避作動部102等を備えている。
The fixing
定着ローラ対101は、トナー像を形成されたシートを挟持し加熱し回転しながら搬送してシートにトナー像を定着するようになっている。定着ローラ対101は、トナー像に接触する回転体としての加熱ユニット110と、加圧ローラ120とで構成されている。
The fixing
加熱ユニット110は、断面樋状に形成されて、耐熱性、剛性を備えたヒータ保持部材112と、ヒータ保持部材112の加圧ローラ120に対向する面に形成された凹溝119に固定された薄肉低熱容量のヒータ(セラミックヒータ)113とを備えている。また、加熱ユニット110は、ヒータ保持部材112内に設けられた断面U字状の定着ステイ114と、ヒータ保持部材112の外周に緩く装着された円筒状の定着フィルム111とを備えている。定着ステイ114は、U字状の開口部がヒータ113側を向いている。
The
加圧ローラ120は、軸121と、この軸121の外周に同心状に一体に設けられた円筒状の耐熱性弾性材料からなる弾性筒122とを備えている。弾性筒122の外周には、離型性に優れたPFA,PTFE,FEPなどのフッ素樹脂製の離形被膜123が形成されている。加圧ローラ120は、軸121の両端部が定着装置のフレーム100A(図8)に設けられた不図示の軸受に支持されることによって、フレーム100Aに回転自在に支持されている。そして、加圧ローラ120は、軸121が駆動モータMによって回転することによって、回転するようになっている。
The
加熱ユニット110と加圧ローラ120は平行に配置されている。加熱ユニット110は、定着ステイ114の両端部を不図示の加圧付勢機構によって、加圧ローラ120の側に付勢されて、ヒータ113を、定着フィルム111を介して加圧ローラ120に圧接させている。この結果、加熱ユニット110と加圧ローラ120との間に、ニップNが形成されている。
The
加圧ローラ120が駆動モータMによって矢印C方向に回転する。すると、加圧ローラ120に圧接している定着フィルム111が、ヒータ保持部材112を案内にして、矢印D方向に追従回転する。このとき、ニップNにシートが挟まれている場合、ヒータ113の加熱と、加熱ユニット110と加圧ローラ120との圧接圧とによって、トナー像がシートに定着される。一般に、シートPは、トナー像を形成された面Paを加熱ユニット110側にして搬送される。
The
分離体116は、一体の移動部材116Aとガイド板116Bとで形成されている。分離体116は、トナー像に接触する回転体及び加熱回転体としての加熱ユニット110の周面に対して接近離間可能に配置されて、ニップNを通過するシートを加熱ユニット110から分離案内するようになっている。すなわち、分離体116は、ニップNにおいてトナー像を定着されたシートが定着フィルム111に巻き付いて、シート詰まりの原因になるのを防止するために、定着ローラ対101の下流側に配置されている。
The separating
定着フィルム111は、フィルム部材で円筒状に形成されている。このため、定着フィルム111は、ヒータ保持部材112に案内にして、加圧ローラ120に従動回転するとき、ニップNより下流側の部分が弛みがちであり、ヒータ保持部材112から浮き上がるようにして従動回転することがある。分離体116は、定着フィルム111に接触して、定着フィルム111を引き裂かないようにするため、先端116cと定着フィルム111の周面111aとの間に隙間Gが形成されている。しかし、隙間Gが広すぎると、分離体116は、定着フィルム111にシートが巻き付くのを防止することができない。
The fixing
このため、隙間Gは、分離体116が定着フィルム111に接触しないで、かつシートが定着フィルム111に巻き付くのを防止できる最適な隙間Gに、隙間調節手段としての隙間調節機構140(図4、図5)によって調節できるようになっている。
Therefore, the gap G is an optimum gap G that prevents the
図4は、隙間調節機構140の図であり、定着ローラ対の端部側から見た図である。図5(A)は、図4(A)のE−E矢視断面図である。図5(B)は、分離体の移動部材の端部の斜視図である。図5(C)は、図5(A)のF−F矢視断面図である。
FIG. 4 is a view of the
隙間調節機構140は、定着ローラ対101の両端部に位置している。一方の端部に位置する隙間調節機構140について説明をし、他方の端部に位置する隙間調節機構140の説明は省略する。
The
定着ローラ対101の端部には、定着装置のフレーム100A(図8)に設けられた定着フィルムフランジ143が位置している。定着フィルムフランジ143には、斜面143bが形成されている。また、定着フィルムフランジ143には、隙間調節ビス141が矢印J、K方向に位置調節可能に設けられている。斜面143bには、隙間調節駒142が接触している。
A fixing
隙間調節駒142には、分離体116の端部が係合している。分離体116の端部は(図5(B))、ガイド片116dと、受け止め片116eとでL字状に形成されている。定着フィルムフランジ143(図5(C))には、ガイド片116dが進入しているガイド溝143aが形成されている。
The end of the
分離体116は、ガイド片116eを定着フィルムフランジ143のガイド溝143aに進入させてある。受け止め片116eには、ボルト146によって隙間調節駒142が設けられている。隙間調節駒142は、凹部142aによって、定着フィルムフランジ143の斜面143bに跨って支持されている。分離体116と、不図示の固定部材との間には、引張ばね144が設けられている。したがって、分離体116は、定着フィルムフランジ143側に付勢されて定着フィルムフランジ143に支持されていることになる。
In the
隙間調節機構140による隙間Gの調整動作を説明する。
The adjustment operation of the gap G by the
隙間調節ビス141を図5(A)の左方向(J方向)にねじ込む。すると、隙間調節ビス141は、先端で隙間調節駒142を左方向に押し込む。隙間調節駒142は、隙間調節ビス141に押されて、斜面143bを登りながら、矢印J方向と矢印Q方向とに(左斜め上方に)移動する。
The
隙間調節駒142は、矢印Q方向へ移動しながら、分離体116の受け止め片116eを押し上げて、分離体116を引張ばね144に抗してQ方向に移動させる。この結果、分離体116の先端116cと定着フィルム111の周面111aとの隙間Gが広がることになる。
While moving in the arrow Q direction, the
隙間調節ビス141は、逆回転すると、図5(A)の右方向(K方向)に移動する。分離体116は、引張ばね144によって矢印R方向に引かれている。引張ばね144は、分離体116の受け止め片116eで隙間調節駒142を押圧して、隙間調節駒142を斜面143bに沿って滑降させ、隙間調節駒142を右方向(K方向)に移動させる。これにともなって、分離体116は、引張ばね144に引かれて、定着ローラ対101に接近するR方向に移動する。この結果、分離体116の先端116cと定着フィルム111の周面111aとの隙間Gは、狭まることになる。
When the
このようにして、隙間調節機構140は、ユーザの操作による隙間調節ビス141の回転方向によって、分離体の先端116cと定着フィルムの周面111aとの隙間Gを、シートを定着フィルム111から分離するのに最適な隙間に調節することができる。因みに、最適な隙間は、約0.2mmである。この数値は、参考数値であって、本発明を限定する数値ではない。
In this manner, the
ところで、シートは、トナー像が形成された面が定着フィルム111に接触して、定着ローラ対101のニップNを通過すると、シート自体の剛性によって、定着フィルムから離れるとともに、分離体116に案内されて、下流側に搬送される。しかし、シートは、カールしていたり、トナー像がシートの先端近くまで形成されていたりすると、定着フィルム111から離れるタイミングが遅くなったり、離れなかったりすることがある。
By the way, when the surface on which the toner image is formed comes into contact with the fixing
このような場合、上記の隙間Gを、隙間調節機構140によって、最適な隙間に調節してあっても、シートが隙間Gに詰まったり、侵入したりすることがある。このような事態が生じた場合、シートの搬送を停止して、シートを除去する必要がある。また、シートを除去するとき、定着フィルム111が、シートに引かれて、図6の破線で示すように弛んで、分離体116の先端116cに接触して、損傷を受けることがある。図6は、シートを除去する際に、定着フィルム111が弛む状態を示した図である。
In such a case, even if the gap G is adjusted to the optimum gap by the
そこで、上記の隙間Gを広げる必要がある。このため、本実施形態の定着装置100は、定着ローラ対101の下流側に設けられた出口センサS2が所定時間経過してもシートを検知しないとき、分離体116を加熱ユニット110から離間させて、隙間Gを広げる退避作動部102を有している。
Therefore, it is necessary to widen the gap G. For this reason, the fixing
退避作動部102は、分離体116を加熱ユニット110から離間させる作動部としてのプランジャ103と、出口センサS2がシートを所定時間検知しないとき、プランジャ103を作動させるCPU104等を備えている。出口センサS2は、分離体116と加熱ユニット110との対向位置よりもシート搬送方向Bの下流側に配置されて、定着ローラ対101を通過するシートを検知するようになっている。入口センサS1は、定着ローラ対101の上流側に配置されており、画像形成部25(図1)から定着装置100に搬送されてくるシートPの先端を検知するようになっている。CPU104と、検知手段としての出口センサS2は、制御部(制御手段)107を構成している。
The
退避作動部102が、分離体116を加熱ユニット110から退避位置に離間させる動作を説明する。
An operation in which the retracting
画像形成部25(図1)から定着装置100にシートが搬送されてくると、入口センサS1がシートの先端を検知する。すると、図9のCPU104のカウンタ105が時間をカウントし始める。このとき、既に、駆動モータMが回転しており、加圧ローラ120と定着フィルム111とが回転しているので、定着ローラ対101は、シートを加熱、加圧しながら搬送する。
When the sheet is conveyed from the image forming unit 25 (FIG. 1) to the
定着装置100を通過したシートの先端は、入口センサS1によって検知される。このとき、CPU104は、カウンタ105に時間のカウントを開始させる。そして、CPU104は、予め設定された所定の時間内に、出口センサS2がシートを検知した場合、シートが詰まっていないものと判断して、定着ローラ対101によるシートの加熱、加圧、搬送を継続する(図3(A))。
The leading edge of the sheet that has passed through the fixing
しかし、出口センサS2が、シートを所定の時間検知しないとき、CPU104は、定着装置100にシートが詰まったものと判断して、駆動モータMの回転を停止させ、その後、逆転させるとともに、プランジャ103を作動させる。駆動モータMを逆転させる理由は、圧接解除部130の動作説明において、説明する。
However, when the exit sensor S2 does not detect the sheet for a predetermined time, the
プランジャ103は、支点106aを中心に回転する作動リンク106を介して、分離体116を引張スプリング144に抗して定着フィルム111から離間させて退避位置に退避させる。隙間Gは、図3(B)に示すように広がる。
The
このようにして、隙間Gが広がることによって、ユーザは、隙間Gに詰まったシートを、容易除去することができる。また、図3(B)に示すように、隙間Gが広がることによって、シートを除去するとき、図6のように定着フィルム111が弛んでも、定着フィルム111が分離体116に接触することがない。このため、定着フィルム111が損傷するのを防止することができる。
In this way, the gap G widens, so that the user can easily remove the sheet jammed in the gap G. Further, as shown in FIG. 3B, when the sheet is removed due to the gap G being widened, the fixing
シート詰まりを解除すると、プランジャ103の作動が解除されて、分離体116が引張スプリング144に牽引されて元の位置に戻り、隙間が自動的に元の隙間になる。
When the sheet jam is released, the operation of the
ところで、以上のようにして、定着装置100に詰まったシートを除去するとき、加熱ユニット110と加圧ローラ120は、互いに離れて、ニップNが解除されている方が加熱ユニット110と加圧ローラ120との間からシートを除去し易い。
By the way, when the sheet jammed in the
そこで、本発明の定着装置100は、出口センサS2がシートを所定時間検知しないとき、加熱ユニット110と加圧ローラ120(回転体同士)を互いに離間させる圧接解除手段としての圧接解除部130(図7、図8)を備えている。
Therefore, in the
図7は、圧接解除部130を示した定着装置100の斜視図である。図8は、図7の左側面図である。
FIG. 7 is a perspective view of the fixing
圧接解除部130は、駆動モータMと、駆動モータMによって回転する歯車列135と、圧接解除カム133等を備えている。歯車列135は、順次噛み合う、駆動ギア136と、圧接解除ギア131と、アイドラギア132、従動ギア137とで構成されている。圧接解除ギア131と、解除ギア軸124との間には、ワンウェイクラッチ125が設けられている。また、解除ギア軸124には、圧接解除カム133が一体に設けられている。さらに、従動ギア137と加圧ローラ120の軸121との間にも、ワンウェイクラッチ126が設けられている。アイドラギア132は、一体の大径ギア132aと小径ギア132bとで形成されている。大径ギア132aは、圧接解除ギア131に噛み合っている。小径ギア132bは、従動ギア137に噛み合っている。
The
定着装置100の定着ローラ対101がシートを搬送しているとき、駆動モータMによって、圧接解除ギア131は図8において右回転し、アイドラギア132は左回転し、従動ギア137は右回転する。このとき、圧接解除ギア131の回転は、ワンウェイクラッチ125によって、解除ギア軸124には、伝達されていない。しかし、従動ギア137の回転は、ワンウェイクラッチ126によって加圧ローラの軸121に伝達されている。この結果、図2において、加圧ローラ120が右回転(矢印C方向に回転)し、定着フィルム111が左回転(矢印D方向に回転)して、定着ローラ対101は、シートを搬送している。
When the fixing
CPU104は、定着装置100にシートが詰まったものと判断すると、駆動モータMの回転を停止した後、逆転させる。すると、圧接解除ギア131は図8において左回転し、アイドラギア132は右回転し、従動ギア137は左回転する。この場合、圧接解除ギア131の回転は、ワンウェイクラッチ125によって、解除ギア軸124に伝達される。しかし、従動ギア137の回転は、ワンウェイクラッチ126によって加圧ローラの軸121に伝達されない。この結果、図2において、加圧ローラ120の右回転(矢印C方向に回転)が停止、定着フィルム111の左回転(矢印D方向に回転)も停止して、定着ローラ対101は、シートの搬送を停止する。
When the
ところが、解除ギア軸124は、ワンウェイクラッチ125によって、圧接解除ギア131の左回転の回転を伝達されているので、解除ギア軸124と一体の圧接解除カム133も左回転する。圧接解除カム133は、左回転しながら、加圧板134を不図示のばねに抗して図8において、左側に押圧する。加圧板134は、定着装置100のフレーム100Aに下端部134aを傾動可能に係合してあるので、下端部134aを中心にして、左側に傾く。このため、加圧板134は、今まで、加熱ユニット110を右側に押圧して、加熱ユニット110を加圧ローラ120に押し付けていた状態を解除する。
However, since the
この結果、加熱ユニット110と加圧ローラ120との圧接が解除されて、詰まったシートを加熱ユニット110と加圧ローラ120との間から、定着フィルム111を損傷することなく、除去することができる。
As a result, the pressure contact between the
また、分離体116のシート案内面116f(図3(A))が、略、シート搬送方向Bに沿って形成されている。このため、詰まったシートを加熱ユニット110と加圧ローラ120との間から除去するとき、詰まったシートをシート案内面116fに案内にして容易に除去することができる。
Further, a
以上の説明において、画像形成装置10は、詰まったシートを除去する際に、損傷を受けることの少ない定着装置100を備えているので、長期間使用することができる。
In the above description, since the
以上の説明において、分離体116を加熱ユニット110から離間するのに、プランジャ103を使用しているが、プランジャ103の代わりに、ラックとピニオン、或いは偏心カム等を用いても良い。したがって、作動部は、プランジャ103に限定されるものではない。
In the above description, the
また、以上の説明における定着ローラ対は、定着フィルム111を有する加熱ユニット110と加圧ローラ120とで構成されている。しかし、加熱ユニット110の代わりに、内部にヒータを有する円筒状のローラを使用してもよい。したがって、加熱回転体は、加熱ユニットに限定されるものではない。
Further, the pair of fixing rollers in the above description includes a
さらに、シートは、トナー像を形成された面を、ヒータを有する加熱ユニット110に接触するようになっているが、加圧ローラ120に接触するようにしてもよい。また、内部にヒータを有する円筒状のローラと加圧ローラとからなる定着ローラ対においても、トナー像を形成された面を加圧ローラに接触するようにしてもよい。このように、シートは、トナー像を形成された面をヒータが有る側に位置させることなく、反対側に位置させてもよい。したがって、トナー像に接触する回転体は、加熱ユニット或いはヒータを有する円筒状のローラでなく、加圧ローラであっても良く、加熱ユニット或いはヒータを有する円筒状のローラに限定されるものではない。
Further, the sheet is configured such that the surface on which the toner image is formed is in contact with the
100:定着装置、101:定着ローラ対(定着回転体対)、102:退避作動部(退避手段)、103:プランジャ(作動部)、104:CPU(制御部)、105:カウンタ、107:制御部(制御手段)、110:加熱ユニット(回転体、加熱回転体)、111:定着フィルム、111a:周面、113:ヒータ、114:定着ステイ、115:搬送ガイド、116:分離体、116A:移動部材、116B:ガイド板、116c:分離体の先端、116e:受け止め片、116f:シート案内面、120:加圧ローラ、121:加圧ローラの軸、130:圧接解除部(圧接解除手段)、133:圧接解除カム、134:加圧板、135:歯車列、140:隙間調節機構(隙間調節手段)、141:隙間調節ビス、142:隙間調節駒、144:引張ばね、B:シート搬送方向、G:隙間、M:駆動モータ、N:定着ローラ対のニップ、P:シート、S1:入口センサ、S2:出口センサ。 DESCRIPTION OF SYMBOLS 100: Fixing apparatus, 101: Fixing roller pair (fixing rotary body pair), 102: Retraction operation part (retraction means), 103: Plunger (operation part), 104: CPU (control part), 105: Counter, 107: Control (Control means), 110: heating unit (rotating body, heating rotating body), 111: fixing film, 111a: peripheral surface, 113: heater, 114: fixing stay, 115: transport guide, 116: separation body, 116A: Moving member, 116B: guide plate, 116c: tip of the separating body, 116e: receiving piece, 116f: sheet guide surface, 120: pressure roller, 121: shaft of the pressure roller, 130: pressure contact release unit (pressure contact release means) 133: Pressure contact release cam, 134: Pressure plate, 135: Gear train, 140: Gap adjustment mechanism (gap adjustment means), 141: Gap adjustment screw, 142: Gap adjustment piece 144: tension spring, B: a sheet conveying direction, G: gap, M: drive motor, N: fixing roller pair nip, P: sheet, S1: inlet sensor, S2: exit sensor.
Claims (7)
定着したシートを前記定着回転体対から分離案内する分離体と、
前記定着回転体対がトナー像を定着して搬送しているシートに搬送異常状態が生じたとき、該搬送異常状態を検知して前記分離体を前記定着回転体対から離間させる制御手段と、を備えた、
ことを特徴とする定着装置。 A pair of fixing rotators for fixing the toner image on the sheet by nipping and heating the sheet on which the toner image is formed;
A separator for separating and guiding the fixed sheet from the fixing rotating body pair;
Control means for detecting an abnormal conveyance state and separating the separating member from the fixing rotary member pair when an abnormal conveyance state occurs in the sheet on which the fixing rotary member fixes and conveys a toner image; With
A fixing device.
ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。 An operating portion for separating the separating member from the fixing rotating member pair;
The fixing device according to claim 1.
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。 A gap adjusting means for adjusting the gap between the separating body and the fixing rotating body pair by moving the separating body close to and away from the fixing rotating body pair;
The fixing device according to claim 1, wherein
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の定着装置。 When the control unit detects an abnormal conveyance state of the sheet, the control unit includes a pressure release unit that separates the rotating members of the fixing rotating member pair.
The fixing device according to any one of claims 1 to 3, wherein
ことを特徴とする請求項4に記載の定着装置。 The one rotating body of the fixing rotating body pair is a heating rotating body that heats the sheet.
The fixing device according to claim 4.
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の定着装置。 The separator has a sheet guide surface for guiding a sheet in a sheet conveyance direction by the fixing rotating body pair.
The fixing device according to claim 1, wherein
シートにトナー像を定着する請求項1乃至6のいずれか1項に記載の定着装置と、を備えた、
ことを特徴とする画像形成装置。 An image forming unit for forming a toner image on a sheet;
A fixing device according to any one of claims 1 to 6, which fixes a toner image on a sheet.
An image forming apparatus.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014254571A JP2016114856A (en) | 2014-12-16 | 2014-12-16 | Fixing device and image forming apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2014254571A JP2016114856A (en) | 2014-12-16 | 2014-12-16 | Fixing device and image forming apparatus |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE112017002916T5 (en) | 2016-06-08 | 2019-03-07 | Autonetworks Technologies, Ltd. | board unit |
-
2014
- 2014-12-16 JP JP2014254571A patent/JP2016114856A/en active Pending
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