JP2016114653A - 現像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】封止シートを除去する除去駆動伝達部440を備えた現像装置において、現像装置の断面方向の寸法の小型化と、現像装置の長手方向の小型化を両立可能な構成を実現する。【解決手段】第2搬送スクリュー227に駆動を伝達するスクリューギア列450及び除去駆動伝達部440を現像容器222の一端部に配置する。現像スリーブ221に駆動を伝達するスリーブギア列を現像容器222の他端部に配置する。また、除去駆動伝達部440の一部を、現像スリーブ221の一端部と第2搬送スクリュー227の一端部との間の空間γで、現像スリーブ221を軸方向に投影した範囲内に配置する。【選択図】図14

Description

本発明は、電子写真方式、静電記録方式などによって像担持体上に形成された静電潜像を現像して可視画像を形成する現像装置に関する。
電子写真方式や静電記録方式等の画像形成装置では、感光ドラムなどの像担持体の表面に潜像を形成し、この潜像をトナーにより現像することでトナー像を形成する。このように潜像をトナーにより現像する現像装置は、現像剤が収容される現像容器と、現像容器内の現像剤を担持して回転する現像スリーブと、現像容器内で現像剤を攪拌しつつ搬送する搬送スクリューとを備える。このような現像スリーブ及び搬送スクリューは、それぞれ、ギア列を介してモータなどの駆動源から駆動が伝達される。例えば、現像スリーブ及び搬送スクリューを駆動するギア列を、現像装置の片側の端部に集中して配置することで、ギア列を短くし伝達損失を低減する構成が開示されている(特許文献1)。
特開2005−164756号公報
ここで、現像装置として、新しい現像剤を補給すると共に、劣化した現像剤を含む余剰現像剤を排出口から排出する、所謂トリクル方式を採用したものが従来から知られている。このような排出口は、製品の出荷時などに現像剤が飛散する可能性があるため、封止部材により封止して使用時にこの封止部材を除去することが考えられる。
また、現像装置として、現像容器内に第1室と第2室を隔壁により仕切ると共に、隔壁に形成された連通口により現像剤の循環経路を形成するものも知られている。そして、このような構成の場合にも、製品の出荷時などに現像剤が飛散する可能性があるため、現像スリーブが配置されていない第2室に現像剤を封入した状態で連通口を封止部材により封止して、使用時にこの封止部材を除去する。
このような封止部材を自動で除去するためには、駆動源からの駆動を封止部材を除去する部材に伝達する除去駆動伝達手段が必要になる。そして、上述の現像スリーブ及び搬送スクリューを駆動するギア列に加えて除去駆動伝達手段を、上述の特許文献1に記載されたように現像装置の片側の端部に集中して配置した場合、装置が大型化する可能性がある。
一方で、現像装置の小型化を図るべく、現像装置の断面方向の寸法を小さくすることが考えられる。この場合、現像剤の攪拌性を確保すべく、現像容器及び搬送スクリューの長さを延長することが考えられる。一方、現像スリーブは、画像形成範囲によりその長さを決定すればよい。このため、搬送スクリューと現像スリーブとの間には、スラスト方向でデッドスペースが生じる構成となる。このように現像装置の断面方向の寸法を小さくしようとした場合、現像装置全体としては長手方向に長くなる。このため、上述のように現像スリーブ及び搬送スクリューを駆動するギア列に加えて除去駆動伝達手段を現像装置の片側の端部に集中して配置すると、長手方向に更に大型化してしまう。
本発明は、このような事情に鑑み、封止部材を除去する除去駆動伝達手段を備えた現像装置において、現像装置の断面方向の寸法の小型化と、現像装置の長手方向の小型化を両立可能な構成を実現すべく発明したものである。
本発明は、現像剤を収容する現像容器と、前記現像容器に支持されて前記現像容器内の現像剤を担持して回転する現像スリーブと、前記現像スリーブと略平行に、且つ、その一端部が前記現像スリーブの一端部よりも突出するように配置され、前記現像容器内で現像剤を攪拌しつつ搬送する複数の搬送スクリューと、前記現像容器内の余剰現像剤を排出する排出口を有する排出部と、前記排出口を封止する封止部材と、前記封止部材を前記排出口から除去する封止除去手段と、前記現像スリーブに駆動を伝達するスリーブ駆動伝達手段と、前記複数の搬送スクリューの間で駆動を伝達するスクリュー駆動伝達手段と、前記封止除去手段に駆動を伝達する除去駆動伝達手段と、を備え、前記スクリュー駆動伝達手段及び前記除去駆動伝達手段は、前記現像スリーブの軸方向に関して前記現像容器の一端部に配置され、前記スリーブ駆動伝達手段は、前記現像スリーブの軸方向に関して前記現像容器の他端部に配置され、前記除去駆動伝達手段の一部は、前記現像スリーブの一端部と前記搬送スクリューの一端部との間の空間で、前記現像スリーブを軸方向に投影した範囲内に配置されることを特徴とする現像装置にある。
また、本発明は、それぞれが現像剤を収容する第1室及び第2室と、前記第1室と前記第2室とを仕切ると共に、前記第1室と前記第2室とを連通させて現像剤の循環経路を形成する連通口が形成された隔壁とを有する現像容器と、前記現像容器に支持されて前記現像容器内の現像剤を担持して回転する現像スリーブと、前記現像スリーブと略平行に配置され、前記第1室内で現像剤を攪拌しつつ搬送する第1搬送スクリューと、前記現像スリーブと略平行に、且つ、その一端部が前記現像スリーブの一端部よりも突出するように配置され、前記第2室内で現像剤を攪拌しつつ搬送する第2搬送スクリューと、前記連通口を封止する封止部材と、前記連通口から前記封止部材を除去する封止除去手段と、前記現像スリーブに駆動を伝達するスリーブ駆動伝達手段と、前記第1搬送スクリューと前記第2搬送スクリューとの間で駆動を伝達するスクリュー駆動伝達手段と、前記封止除去手段に駆動を伝達する除去駆動伝達手段と、を備え、前記スクリュー駆動伝達手段及び前記除去駆動伝達手段は、前記現像スリーブの軸方向に関して前記現像容器の一端部に配置され、前記スリーブ駆動伝達手段は、前記現像スリーブの軸方向に関して前記現像容器の他端部に配置され、前記除去駆動伝達手段の一部は、前記現像スリーブの一端部と前記第2搬送スクリューの一端部との間の空間で、前記現像スリーブを軸方向に投影した範囲内に配置されることを特徴とする現像装置にある。
本発明の場合、封止部材を除去する除去駆動伝達手段を備えた現像装置において、現像装置の断面方向の寸法の小型化と、現像装置の長手方向の小型化を両立可能な構成を実現できる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の前カバーを開いた状態で示す斜視図。 本実施形態に係るプロセスユニットの斜視図。 本実施形態に係るプロセスユニットの横断面図。 本実施形態に係る現像装置の横断面図。 本実施形態に係る現像装置の縦断面図。 本実施形態に係る現像装置を上側から見た斜視図。 (a)本実施形態に係る現像装置を下側から見た斜視図、(b)排出シャッターの開閉構造の模式図。 本実施形態に係る現像装置の排出口近傍を拡大した縦断面図。 本実施形態に係る現像装置の上面透視図。 本実施形態に係る現像装置を連通口で切断した横断面図。 本実施形態に係る現像装置を排出口で切断した横断面図。 本実施形態に係る現像装置の一端部に配置された駆動構成を示す平面図。 本実施形態に係る現像装置を他端部に配置された駆動構成を示す平面図。 本実施形態に係る現像装置の一端側の縦断面図。
本発明の実施形態について、図1ないし図14を用いて説明する。まず、本実施形態の画像形成装置の概略構成について、図1ないし図3を用いて説明する。
[画像形成装置]
図1は、前カバー1を開き、装置内部におけるユニット配置を明示した状態の画像形成装置100の全体像を示している。本実施形態の画像形成装置100は、感光ドラム211を含むドラムユニット210と、感光ドラム211に対向配置される現像スリーブ221を備えた現像装置(現像ユニット)220とからなるプロセスユニット(画像形成部)200を備える。プロセスユニット200は、画像形成装置100の装置本体100Aの略中央位置に、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色毎に4つ、略水平方向に並べて配置されている。そして、各プロセスユニット200で各色のトナー像を形成するようにしている。なお、各色のユニット構成自体は同一であるので、図1の右端のユニットのみに番号を付し、その他は省略する。
また、各プロセスユニット200の上方には、中間転写ユニット260が配置されている。中間転写ユニット260は、中間転写体としての中間転写ベルトを備え、中間転写ベルトは各感光ドラム211と対向するように配置されている。中間転写ベルトは、図示しない2次転写ローラ、アイドラローラ、テンションローラ等の各種ローラによって張架されている。そして、テンションローラ又はアイドラローラが駆動されることで、中間転写ベルトが回転駆動される。中間転写ベルトを挟んで各感光ドラム211と対向する位置には1次転写ローラがそれぞれ配置され、一次転写ローラに1次転写バイアスが印加されることで、各感光ドラム211に形成されたトナー像が中間転写ベルトに1次転写される。2次転写ローラは、中間転写ベルトを挟んで対向配置される対向ローラとの間に2次転写部(ニップ部)を形成する。そして、2次転写ローラと対向ローラとの間に2次転写バイアスが印加されることで、中間転写ベルト上のトナー像が、2次転写部まで搬送された記録材に2次転写される。なお、記録材は、例えば、用紙、OHPシートなどのシート材である。
また、中間転写ユニット260の上方に、各色のトナーを供給するトナーカートリッジ230が4個並べて配置されている。また、装置本体100Aの後方(奥方)には、トナーカートリッジ230よりトナーを供給され、現像装置220にトナーを受け渡す、トナー補給ユニットが配置されている。また、装置本体100Aの前方下部には、後述するように現像装置220から排出される現像剤を受け取って回収する回収トナー搬送ユニット232(図7参照)が配置されている。なお、装置本体100Aの前カバー1が存在する前方とは、ユーザが画像形成装置100を操作する側で、操作パネルなどが配置される。一方、装置本体100Aの後方は、前方と反対側で、各種制御用の基板や電源、モータなどが配置される。
画像形成装置100には、その他に、各プロセスユニット200の下方に露光装置としてのレーザユニット240(図3参照)、カセットを配置し、側方の記録材搬送路に沿って定着装置を配置し、装置上方に排出トレイ2等を備えている。また、ドラムユニット210、現像装置220、中間転写ユニット260は、それぞれ装置本体100Aに対して着脱自在である。このために、画像形成装置100は装置内部へのアクセス扉として上述の前カバー1を備えている。そして、現像装置220やドラムユニット210の着脱や交換は、本体正面から前カバー1を開くことで対象のユニットを露出させ、図1に示す矢印G方向へと挿抜可能としている。
[プロセスユニット]
次に、上述の各プロセスユニット200の構成について、図2及び図3を用いて説明する。まず、ドラムユニット210は、像担持体としての感光ドラム211を有し、感光ドラム211の周囲には、帯電装置としての帯電ローラ212、クリーニング装置213等を備えている。一方、現像装置220は、トナー及びキャリアを含む現像剤を収容する現像容器222を有し、現像容器222の感光ドラム211と対向する位置に形成された開口部に、現像剤担持体としての円筒状の現像スリーブ221を回転自在に支持している。
このように構成されるプロセスユニット200を備えた画像形成装置100により、例えば4色フルカラーの画像を形成するプロセスについて説明する。まず、画像形成動作が開始すると、図3の矢印方向に回転する感光ドラム211の表面が帯電ローラ212によって一様に帯電される。次いで、感光ドラム211は、レーザユニット240から発せられる画像信号に対応したレーザ光Lにより露光される。これにより、感光ドラム211上に画像信号に応じた静電潜像が形成される。感光ドラム211上の静電潜像は、現像装置220内に収容されたトナーによって顕像化され、可視像となる。本実施形態では、レーザ光により露光した明部電位にトナーを付着させる反転現像方式を用いる。感光ドラム211上に形成されたトナー像は、中間転写ベルトに一次転写される。一次転写後に感光ドラム211表面に残ったトナー(転写残トナー)は、クリーニング装置213によって除去される。
このような動作をイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各プロセスユニット200で順次行い、中間転写ベルト上で4色のトナー像を重ね合わせる。その後、トナー像の形成タイミングに合わせてカセット(図示せず)に収容された記録材が二次転写部により搬送される。そして、2次転写部で中間転写ベルト上の4色のトナー像を、記録材上に一括で二次転写する。
次いで、記録材は定着装置(図示せず)に搬送され、加熱、加圧されることで、記録材上のトナーが溶融、混合されて、フルカラーの画像として記録材に定着される。その後、記録材は排出トレイ2に排出される。これにより、一連の画像形成プロセスが終了する。なお、所望の画像形成部のみを用いて、所望の色の単色又は複数色の画像を形成することも可能である。
[現像装置]
次に、本実施形態の現像装置220の詳しい構成について、図4及び図5を用いて説明する。現像装置220は、現像スリーブ221及び現像容器222を備え、現像容器222内にトナーとキャリアを含む2成分現像剤(以下、現像剤)tが収容されている。本実施形態の現像装置は、後述するように、新しい現像剤を補給すると共に、現像容器内の余剰現像剤を排出する、所謂トリクル方式を採用している。現像スリーブ221は、感光ドラム211と所定の間隔をあけて近接配置されている。現像スリーブ221の内部には、不図示のマグネットが配置されており、マグネットの磁力により現像剤を現像スリーブ221に担持させるようにしている。
ここで、現像剤について述べると、本実施形態では現像方式として2成分現像方式を用い、マイナス帯電極性の非磁性トナーと磁性キャリアを混合して現像剤として用いる。非磁性トナーはポリエステル、スチレンアクリル等の樹脂に着色料、ワックス成分などを内包し、粉砕あるいは重合によって粉体としたものである。磁性キャリアは、フェライト粒子や磁性粉を混錬した樹脂粒子からなるコアの表層に樹脂コートを施したものである。
また、現像容器222は、隔壁223により現像室224(第1室)と攪拌室225(第2室)とに区画され、現像室224及び攪拌室225にそれぞれ現像剤が収容されている。言い換えれば、現像室224と攪拌室225とは隔壁223により仕切られている。現像室224と攪拌室225とは、互いに略水平方向に隣接して、現像スリーブ221の回転軸方向(長手方向)に沿って配置されている。隔壁223の両端は、現像容器222の内部の長手方向両端部側壁までは達していない。これにより、隔壁223の両端部には、現像室224と攪拌室225との間で現像剤の通過を許す(連通させる)連通口223a、223bが形成されて、現像室224と攪拌室225とで現像剤の循環経路を形成する。
現像室224及び攪拌室225には、現像室224と攪拌室225との間で現像剤を循環させる循環搬送部材(複数の搬送スクリュー)として第1搬送スクリュー226、第2搬送スクリュー227を有する。即ち、現像室224には、現像室224で現像スリーブ221に現像剤を供給しつつ現像剤を搬送する搬送部材としての第1搬送スクリュー226が、現像スリーブ221の回転軸方向と略平行に配置されている。そして、第1搬送スクリュー226の回転により現像室224内(第1室内)の現像剤が図5の矢印α方向に搬送される。また、攪拌室225には、攪拌室225で後述するようにトナー補給ユニット231により補給された現像剤を攪拌しつつ搬送する第2搬送スクリュー227が、現像スリーブ221の回転軸方向と略平行に配置されている。そして、第2搬送スクリュー227の回転により攪拌室225内(第2室内)の現像剤が、第1搬送スクリュー226の搬送方向とは逆方向の図5の矢印β方向に搬送される。第1搬送スクリュー226及び第2搬送スクリュー227は、それぞれ回転軸上に螺旋状の羽根を設けて構成される。このように、現像室224と攪拌室225との間で現像剤が攪拌されつつ搬送されることで、トナーが負極性に、キャリアが正極性にそれぞれ帯電される。
現像スリーブ221は、図4の矢印方向に回転し、現像室224に収容された現像剤を担持して現像剤規制部材としてのブレード方向へ搬送する。そして、現像スリーブ221に担持された現像剤はブレードによってせん断力を受けその量が規制され、現像スリーブ221上に所定の層厚の現像剤層を形成する。現像剤層は感光ドラム211と対向する現像領域に担持搬送され、感光ドラム211の表面に形成されている静電潜像を現像する。現像に供された後の現像剤は、現像スリーブ221より剥離され、現像室224に回収される。
[現像剤の補給]
図5及び図6に示すように、攪拌室225の連通口223bよりも第2搬送スクリュー227の現像剤搬送方向上流には、現像容器内にトナーとキャリアを含む現像剤を補給する補給部300が設けられている。補給部300は、現像装置220を装置本体100Aに装着した状態で、装置本体100Aの後方に位置し、第2搬送スクリュー227の上方に開口する補給口301を有する。補給部300には、装置本体100Aに設けられた補給手段としてのトナー補給ユニット231から現像剤が補給される。即ち、図1に示すように、現像装置220の上方には補給用の現像剤が収容されたトナーカートリッジ230が配置されており、トナーカートリッジ230からトナー補給ユニット231に現像剤が供給される。トナー補給ユニット231は、現像剤搬送部材としての補給スクリューを備え、補給スクリューの一端が補給口301の位置まで延びている。
画像形成によって消費された分の現像剤は、補給スクリューの回転力と、現像剤の重力によって、トナー補給ユニットから補給口301を介して攪拌室225に補給される。攪拌室225に補給された現像剤は、第2搬送スクリュー227の回転により攪拌室225内で搬送される。補給現像剤の量は、搬送部材である補給スクリューの回転数によっておおよそ定められるが、この回転数は図示しないトナー補給量制御手段によって定められる。トナー補給量制御の方法としては2成分現像剤のトナー濃度を光学的或いは磁気的に検知するものや、感光ドラム211上の基準潜像を現像してそのトナー像(パッチ画像)の濃度を検知する方法などが知られている。したがって、いずれかの方法を適宜選択することが可能である。例えば、現像容器222内の現像剤のトナー濃度を磁気的に検知するインダクタンスセンサを設ける。そして、このインダクタンスセンサの検知結果と、パッチ画像の濃度の検知結果とを併用して、現像剤を補給する。
[現像剤の排出]
このように補給部300を通じて攪拌室225内に補給された現像剤は、第2搬送スクリュー227の回転により攪拌されつつ搬送されることで、トナーとキャリアとが摺擦して、それぞれ摩擦帯電する。そして、現像室224に更に搬送されることで、現像に使用される。更に、このような現像剤の補給により現像容器222内の現像剤の量が増加するため、本実施形態では、現像容器222内の現像剤の一部(余剰現像剤)を排出する排出部310を設けている。即ち、現像剤のうち、トナーは現像に使用されるが、キャリアは現像に使用されずに現像容器222内に留まる。そして、キャリアが徐々に劣化して帯電性能が低下してしまう。このため、排出部310により現像剤の一部を排出して、現像容器222内の現像剤の量を所定の範囲に保つようにすると共に、劣化したキャリアを排出するようにしている。
排出部310は、図7(a)及び図8に示すように、攪拌室225の連通口223aよりも第2搬送スクリュー227の現像剤搬送方向下流に設けられている。排出部310は、現像装置220を装置本体100Aに装着した状態で、装置本体100Aの前方に位置し、第2搬送スクリュー227の下方に開口する排出口311を有する。即ち、本実施形態では、排出口311は、現像容器222の重力方向下方に開口する。図8に示すように、排出部310内には排出スクリュー228が第2搬送スクリュー227と一体に設けられ、排出部310内に搬送された現像剤を排出口311を通じて外部に排出するようにしている。
また、排出部310の上流には、返しスクリュー229が第2搬送スクリュー227と一体に設けられている。返しスクリュー229は、攪拌室225内で第2搬送スクリュー227により搬送された現像剤を押し返すことで連通口223aを通じて現像室224に送る(受け渡す)ようにしている。第2搬送スクリュー227により搬送された現像剤の一部は、返しスクリュー229を乗り越えて排出部310に到達し、排出スクリュー228により排出口311から排出される。即ち、現像容器内の現像剤量が増えると、その分、第2搬送スクリュー227下流端に余剰な剤圧がかかることになり、返しスクリュー229による返し力を超えた分が更に下流へと進み、排出口311から現像容器222の外部へと排出される。余剰な現像剤量が排出されると、第2搬送スクリュー227の下流端での剤圧が低下して排出は停止する。この結果、現像容器222の内部の現像剤量は一定の範囲で安定する。
排出部310は、現像装置220が装置本体100Aに装着された状態で、装置本体100Aに設けられた回収手段としての回収トナー搬送ユニット232に接続される。そして、上述のように排出口311から排出された現像剤は、回収トナー搬送ユニット232に回収され、不図示の回収容器に搬送される。
また、排出部310は、図7(a)、(b)に示すように、排出口311を開閉自在なシャッター部材としての排出シャッター312を有する。排出シャッター312は、排出口311を覆う遮蔽位置と排出口311を開放する開放位置との間で移動自在である。このような排出シャッター312は、図7(b)に示すように、シャッター移動手段としての移動機構320により移動させられる。
移動機構320は、排出シャッター312を遮蔽位置に付勢するバネ321と、排出シャッター312に設けられた係合部322とを有する。そして、現像装置220の装置本体100Aへの装着時には、係合部322と回収トナー搬送ユニット232に設けられた被係合部323とが係合することで、排出シャッター312がバネ321の付勢力に抗して開放位置に移動させられる。一方、現像装置220の装置本体100Aへの非装着時には、バネ321の付勢力により排出シャッター312を遮蔽位置に移動させる。
本実施形態の場合、現像装置220は、前述の通り、装置本体100Aへの着脱・交換を可能としている。このため、現像装置220が装置本体100Aに非装着の際は、排出シャッター312が排出口311を遮蔽し、内部の現像剤を封止するようにしている。
[現像スリーブと搬送スクリューとの関係]
ここで、本実施形態の場合、現像装置220は、現像容器222の長手方向(現像スリーブ221の軸方向)の寸法を大きくして、現像スリーブ221の軸方向に直交する断面方向の寸法を小さくするようにしている。この理由について説明する。まず、現像容器222の内部の現像剤量は、現像剤の寿命に関係するため、断面方向の寸法を小さくしたからと言って減らすことは難しい。そこで、現像剤量と現像容器の長さを変えずにそのまま現像容器の断面方向の寸法を小さくすると、現像容器内の現像剤の剤面高さが上昇し、現像剤の撹拌性能が低下してしまう。したがって、現像剤の剤面高さを変えないために、現像容器の長さを延長することで容器内部の容量を補うようにしている。
一方、現像容器が長くなっても、現像スリーブの長さは、画像形成範囲から決定されるために長くすることはなく、搬送スクリューは現像容器内で現像剤を搬送するために、現像容器に即して長くすることになる。このため、現像装置の断面方向の寸法の小型化を図る場合、長さの変わらない現像スリーブと、長くなる搬送スクリューの間に長さの差が生じる。
なお、現像容器及び搬送スクリューを長く伸ばす場合、伸ばす方向は装置本体の正面方向(前側)に伸ばすのが一般的である。それは、装置本体の背面方向(後側)には、駆動ユニットやその他電装ユニットが実装されており、余剰空間がないためである。
図9に、小型化した本実施形態の現像装置220の、上面からの透視図を示す。現像スリーブ221の端部間の長さL1に対し、攪拌室225に配置される第2搬送スクリュー227の長さL2が、およそΔLだけ正面方向へ長い。即ち、第2搬送スクリュー227は、その一端部が現像スリーブ221の一端部よりもΔL突出するように配置されている。なお、現像スリーブ221の下方の現像室224に配置される第1搬送スクリュー226は、図5に示すように、その長さは第2搬送スクリュー227とほぼ同等となっている。したがって、本実施形態の場合、第1搬送スクリュー226及び第2搬送スクリュー227の一端部が、現像スリーブ221の一端部よりも突出するように配置される。
[初期現像剤の封止構成]
次に、現像装置220の初期現像剤の封止構成について、図10及び図11を用いて説明する。まず、現像装置220内に初期現像剤を収容した状態で画像形成装置100を出荷する場合、出荷から物流の間に、落下・振動等により現像スリーブ221の近傍の隙間から画像形成装置100の内部に現像剤が飛散し、汚染する可能性がある。このため、画像形成装置の出荷時など現像装置220の新品の状態(初期状態)では、初期現像剤を攪拌室225に封入している。このために、現像室224と攪拌室225とを連通させる連通口223a、223bには、図10に示すように、それぞれ封止部材(連通口封止部材)であるシート状の封止シート(シート材)700が設けられている。
また、上述したように、現像装置220は、排出口311と排出シャッター312(図7参照)を備えており、現像装置220を装置本体100Aに装着した状態では排出シャッター312が開放位置にある。この際、排出口311が封止されていなければ、装置運搬時の振動、傾き等により、内部の現像剤が返しスクリュー229を乗り越えて排出口311に至り、その結果として、現像剤の想定しない排出が行われる可能性がある。想定しない排出が大きい場合、画像形成装置の設置後の初動作時点で、内部の現像剤が不足して画像不良等が生じる可能性があり、現像剤の排出を伴う構成であるトリクル方式の現像装置の長寿命化という利点が活かされないことになる。
そこで、本実施形態においては、現像装置220の初期状態で、排出口311と排出シャッター312との間に、図11に示すように、更に封止部材としての封止シート800を設けている。したがって、例えば、事前に現像装置220を装置本体100Aに装着して出荷する場合には、排出口311は封止シート800により封止されている。
封止シート700、800は、薄膜状のシート材であり、例えば、ポリエステル、ナイロン、ポリエチレン等を基材とするフィルムであって、ラミネート加工で積層される構成としており、厚さが100〜200μm程度である。このうちの封止シート700は、図10に示すように、隔壁223の連通口223a、223bのそれぞれの周囲に接着又は溶着などの不可逆手段で固定されて連通口223a、223bを封止する。これにより、初期状態では、現像剤は攪拌室225にのみ充填されて、現像室224の内部には現像剤はキャリア、トナー共に存在しない。即ち、連通口223a、223bは、攪拌室225に現像剤を収容した状態で、装置の初期駆動前に封止シート700により封止される。なお、装置の初期駆動とは、事前に新品の現像装置220が装着された画像形成装置が設置されてから、或いは、新品の現像装置220が装置本体100Aに装着されてから、最初に現像装置220を駆動する場合を言う。
封止シート700は、細長い短冊状の形状を有し、封止除去手段(巻き取り手段)としての巻き取り軸501により巻き取ることで、連通口223a、223bから除去可能としている。このために封止シート700は、連通口223a、223bを覆う覆い部701と、覆い部701の一端部(図10の下端部)から折り返されて巻き取り軸501に連結される連結部702とを有する。巻き取り軸501は、連結部702を巻き取ることで、覆い部701の一端部から封止シート700を連通口223a、223bから除去する。即ち、覆い部701は、先端部(図10の上端部)から一端部までで連通口223a、223bの周囲に溶着などにより固定されて、連通口223a、223bを封止している。連結部702は、片端部が覆い部701の一端部と連続して、他端部が巻き取り軸520に接着などにより接続されている。したがって、巻き取り軸501が回転することで、連結部702の巻き取りが開始され、覆い部701が一端部から剥がれて連通口223a、223bから除去される。
一方、封止シート800は、図11に示すように、排出口311と排出スクリュー228の間に横渡しされ、排出口311を現像装置220の内部にて塞ぐように配置されている。そして、封止シート800は、現像容器222の座面810に接着又は溶着などの不可逆手段で固定されている。これにより、排出口311は、装置の初期駆動前に封止シート800により封止される。
封止シート800は、細長い短冊状の形状を有し、封止除去手段(巻き取り手段)としての巻き取り軸501により巻き取ることで、排出口311から除去可能としている。このために封止シート800は、排出口311を覆う覆い部801と、覆い部801の一端部(図11の左端部)から折り返されて巻き取り軸501に連結される連結部802とを有する。巻き取り軸501は、連結部802を巻き取ることで、覆い部801の一端部から封止シート800を排出口311から除去する。即ち、覆い部801は、先端部(図11の右端部)から一端部までで排出口311の周囲の座面810に溶着などにより固定されて、排出口311を封止している。連結部802は、片端部が覆い部801の一端部と連続して、他端部が巻き取り軸501に接着などにより接続されている。したがって、巻き取り軸501が回転することで、連結部802の巻き取りが開始され、覆い部801が一端部から剥がれて排出口311から除去される。即ち、本実施形態の場合、巻き取り軸501が回転することで、封止シート700、800が、それぞれ連通口223a、223b又は排出口311から除去される。
[各ギア列の配置]
巻き取り軸501は、現像容器222に第1搬送スクリュー226及び第2搬送スクリュー227と略平行に回転可能に支持され、回転軸方向の一端部(前側の端部)には、図12に示すように、駆動ギア405が固定されている。この駆動ギア405は、駆動源としてのモータ400により、図12に示すような複数のギアを有する除去ギア列420を介して駆動される。
モータ400は、図6に示すように、装置本体100Aの後方に配置されている。そして、モータ400は、現像装置220を装置本体100Aに装着した状態で、現像装置220の後方に面に設けられた第1搬送スクリュー226を駆動するカップリング460に接続される。カップリング460は、補給部300が設けられる現像容器222の現像スリーブ221の軸方向(長手方向)に関して他端部(後側、装置本体100Aへの挿入方向先端側の端部)に配置されている。現像容器222の他端部には、次述するスリーブギア列430を覆うと共に、カップリング460を保持する背面カバー461が設けられている。
背面カバー461内には、図13に示すように、駆動ギア410、アイドラギア411、駆動ギア412が配置されている。第1ギアとしての駆動ギア410は、現像スリーブ221の他端部に固定されている。第2ギアとしての駆動ギア412は、第1搬送スクリュー226の他端部に固定されている。これら駆動ギア410、412を含むギア列により現像スリーブ221にモータ400の駆動を伝達するスリーブ駆動伝達手段としてのスリーブギア列(駆動列)430を構成している。アイドラギア411は、駆動ギア410、412の間に配置されて、それぞれのギアと噛合する。このため、スリーブギア列430は、駆動ギア410、412、アイドラギア411により構成され、現像スリーブ221の軸方向に関して現像容器222の他端部に配置される。また、駆動ギア412は、カップリング460と連結されている。これらの駆動ギア類及びカップリング460は、図9及び図13に示す補給部300を避け、補給部300の横の空間を活用する形で配置されている。
以上より、装置本体100A側からカップリング460を経由し、駆動ギア412に回転駆動が入力されれば、アイドラギア411経由で駆動ギア410も回転し、引いては現像スリーブ221が回転する。このように構成されるスリーブギア列430は、図13からも明らかなように、現像スリーブ221に駆動を伝達する駆動列としては、ほぼ最短となっている。また、第1搬送スクリュー226は、駆動ギア412が回転駆動されることで回転する。
なお、カップリング460は駆動ギア412との連結に限定されるわけではなく、アイドラギア411と連結されてもよく、また駆動ギア410と連結されても良い。これは、画像形成装置側に置かれる駆動ユニットや、電装などのその他ユニットとの配置上の兼ね合いで決定される。
一方、現像容器222の現像スリーブ221の軸方向に関して一端部には、図12に示すように、除去駆動伝達部440及びスクリューギア列450が配置されている。巻き取り軸501に駆動を伝達する除去駆動伝達手段としての除去駆動伝達部440は、図12及び図14に示すように、除去ギア列420と、除去ギア列420を保持する保持部421とを有する。第1搬送スクリュー226と第2搬送スクリュー227との間で駆動を伝達するスクリュー駆動伝達手段としてのスクリューギア列450は、第3ギアとしての駆動ギア401と、第4ギアとしての駆動ギア402とを含むギア列である。駆動ギア401は、第1搬送スクリュー226の一端部に固定され、駆動ギア402は、第2搬送スクリュー227の一端部に固定されている。駆動ギア401、402は互いに噛合している。
モータ400の駆動によりカップリング460及び背面側の駆動ギア412を介して第1搬送スクリュー226が回転すると、第1搬送スクリュー226と共に駆動ギア401が回転する。そして、駆動ギア401から駆動ギア402に回転が伝達されて、第2搬送スクリュー227が回転する。
除去ギア列420は、駆動ギア401から巻き取り軸501の一端部に固定された巻き取りギアとしての駆動ギア405まで駆動を伝達するギア列である。このような除去ギア列420は、駆動ギア401、ギア403、ウォーム404、駆動ギア405を含むギア列である。ギア403及びウォーム404は、現像容器222の一端部に設けられた保持部421に保持されている。保持部421は、図14に示すように、現像容器222に着脱自在に固定された保持部材421Aと、保持部材421Aに支持され、ギア403を回転自在に支持する支持軸421Bとを有する。駆動ギア405は、モータ400により第1搬送スクリュー226が回転駆動されることで、駆動ギア401、ギア403、ウォーム404を介して回転し、巻き取り軸501を回転させる。
このように構成される除去駆動伝達部440及びスクリューギア列450は、図9に示すように、現像容器222に着脱自在な前カバー462に覆われている。また、除去駆動伝達部440は、現像容器222から取り外し可能なユニットである。更に、本実施形態の場合、封止シート800により覆われる排出口311は、図8に示すように、除去駆動伝達部440が配置される現像容器222の一端部近傍に配置されている。このため、除去駆動伝達部440からの駆動力が効率良く封止シート800に伝達されて、封止シート800の除去をより効率良く行える。
上述のように、本実施形態では、現像容器222の一端部に除去駆動伝達部440及びスクリューギア列450が、他端部にスリーブギア列430が、それぞれ配置されている。このように、現像装置220が備える駆動ギア列としては、複数系統が存在する。ここで、駆動ギア列を現像装置220に配置する上では、駆動損失が小さくなるようにできるだけ短いギア列とすると共に、ギア列が現像容器222の断面方向に極力はみ出ないように配置して現像装置220の小型化を図れることが望まれる。更に、装置本体100Aより駆動入力を受けやすい位置にカップリング類を配置しなければならない。
このために本実施形態では、上述のように、現像スリーブ221に駆動を伝達するスリーブギア列430及びモータ400から駆動入力されるカップリング460を、現像容器222の他端部、即ち、現像装置220の背面側に配置している。これは、最も回転精度の要求される、現像スリーブ221の回転ギア列を最短とする為である。また、第2搬送スクリュー227に駆動を伝達するスクリューギア列450を、現像容器222の一端部、即ち、現像装置220の正面側に配置している。これは、背面側に配置される現像スリーブ221の駆動ギア列との近接配置を避けることで、現像容器222の断面内にギア類をできるだけ収めるためである。
更に、封止シート700、800を除去するための除去駆動伝達部440も、現像装置220の正面側に配置して、現像容器222の断面内にギア類をできるだけ収めるようにしている。特に本実施形態では、図14に示すように、除去駆動伝達部440の一部を、現像スリーブ221の一端部と第2搬送スクリュー227の一端部との間の空間γで、現像スリーブ221を軸方向に投影した範囲内に配置するようにしている。図14は、図12の一点鎖線Hで切った断面を上方から見た図である。
即ち、前述の図9で説明したように、第2搬送スクリュー227は、その一端部が現像スリーブ221の一端部よりもΔL突出するように配置されている。このため、図14に示すように、現像装置220の正面側で、現像スリーブ221の一端部よりも更に一端側には、ΔLの距離の空間γが存在することになる。本実施形態では、このように現像装置220を小型化する過程で生まれた余剰な空間γに、除去駆動伝達部440の一部を配置することで、空間を有効に利用して現像装置220全体としての長手方向の長さの短縮化を図っている。
具体的には、上述の空間γに、少なくともギア403を支持する支持軸421Bの一部が配置されるようにしている。図示の例では、保持部材421Aの一部及び支持軸421Bの一部が、上述の空間γに配置されている。また、図12に示すように、除去駆動伝達部440及びスクリューギア列450が現像容器222の断面内にほぼ収まっており、図13に示すように、スリーブギア列430も現像容器222の断面内にほぼ収まっている。
本実施形態の場合、上述したように、封止シート700、800は巻き取り軸501が回転することで巻き取られる。このため、現像装置220を初期駆動すべくモータ400を駆動することで巻き取り軸501が回転し、封止シート700、800の巻き取りが開始される。そして、巻き取り軸501が更に回転することで、封止シート800の覆い部801が排出口311の周囲から剥がれると共に、封止シート700の覆い部701が連通口223a、223bの周囲から剥がれる。そして、封止シート800が排出口311から、封止シート700が連通口223a、223bから、それぞれ除去される。これにより、排出口311が開放されると共に、連通口223a、223bを介して現像室224と攪拌室225とが連通する。封止シート700、800は、連通口223a、223b及び排出口311から除去された後は、巻き取り軸501が更に回転することで巻き取り軸501に巻き取られる。即ち、現像装置220に駆動入力がなされることで、封止シート700、800が巻き取られる。そして、攪拌室225に密封された初期現像剤が開放された連通口223a、223bを通じて現像室224まで搬送され、現像スリーブ221に現像剤を供給することが可能となる。
また、本実施形態の場合、除去駆動伝達部440及びスクリューギア列450は現像容器222の一端部に、スリーブギア列430は現像容器222の他端部に、それぞれ配置されている。このため、これら各ギア列を現像容器222の片側の端部に集中して配置する場合よりも、現像装置220の長手方向の寸法を小さくできる。また、ギア列を現像容器222の断面内からはみ出しにくく配置し易くなるため、断面方向の寸法も小さくできる。
また、除去駆動伝達部440の一部は、現像スリーブ221の一端部と第2搬送スクリュー227の一端部との間の空間γで、現像スリーブ221を軸方向に投影した範囲内に配置される。即ち、本実施形態の場合、現像装置220の断面方向の寸法を小さくすべく、現像容器222及び第1、第2搬送スクリュー226、227を長くしている。このため、第2搬送スクリュー227と現像スリーブ221との長さが異なる構成である。本実施形態では、このように第2搬送スクリュー227と現像スリーブ221との長さが異なる構成であることで、現像スリーブ221の一端部よりも更に一端側に生まれた空間γに除去駆動伝達部440の一部を配置するようにしている。これにより、除去駆動伝達部440が現像容器222の一端部から突出する量を抑えられ、除去駆動伝達部440を備えた構成で、現像装置220の大型化を抑制できる。即ち、封止シート700を除去する除去駆動伝達部440を備えた現像装置220において、現像装置220の断面方向の寸法の小型化と、現像装置220の長手方向の小型化を両立可能である。
<他の実施形態>
上述の説明では、カップリング460が第1搬送スクリュー226の他端部の駆動ギア412に接続されて、第1搬送スクリュー226の一端部の駆動ギア401が駆動ギア402に駆動伝達することで第2搬送スクリュー227を回転させている。但し、本発明は、このような構成に限らず、第1、第2搬送スクリューの関係を入れ替えても良い。この場合、除去駆動伝達部440の除去ギア列420は、第2搬送スクリュー227の駆動ギア402から駆動伝達されることになる。
また、上述の説明では、スリーブ駆動伝達手段、スクリュー駆動伝達手段及び除去駆動伝達手段は、それぞれギア列により構成したが、駆動伝達手段は、ギア列に限らず、摩擦車、プーリとベルトなど他の駆動伝達手段であっても良い。
また、上述の空間γに配置される除去駆動伝達部の一部は、保持部材421A及び支持軸421Bの一部以外であっても良い。例えば、ギア403の一部が配置されるようにしても良い。
また、上述の説明では、除去駆動伝達部が駆動ギア401から駆動を伝達されているが、駆動伝達の構成は他の構成であっても良い。例えば、巻き取り軸501の軸端にハンドルやクランク等の手動駆動部が設けられており、画像形成動作前に手動で巻き上げて封止シート700、800を除去するようにしても良い。
また、上述の説明では、連通口を封止する封止部材としてシート状のシート部材を連通口の周囲に接着した。但し、封止部材としてはこのような構成に限らず、例えば、ゴムなどの弾性部材をその弾性力により連通口に密着させるような構成であっても良い。
また、上述の説明では、排出口311を封止する封止部材として封止シート800を用いた構成について説明した。但し、封止部材の構成はこれに限らない。例えば、封止部材の全てがシート材である必要がなく、シートの端部に薄板状のシャッター部材が形成されてあり、シートを巻き取るとシャッターがスライドする等の構成であっても良い。
また、封止部材を除去する除去手段は、上述のような巻き取り手段以外にも、例えば、例えば、シート部材や弾性部材をスライドさせたり引っ張ったりして連通口や排出口から除去するような装置など他の構成であっても良い。
また、現像装置の構成も上述で説明した構成に限らず、他の構成としても良い。例えば、上述の実施形態では、現像室と攪拌室とを略水平方向に並べた横攪拌型の構成について説明したが、本発明は、現像室と攪拌室とを上下方向に並べた縦攪拌型の構成にも適用可能である。また、上述の実施形態では、現像室で現像スリーブへの現像剤の供給と現像スリーブからの現像剤の回収を行う構成について説明した。但し、本発明は、現像室から現像スリーブへの現像剤の供給を行い、攪拌室で現像スリーブからの現像剤の回収を行う、所謂機能分離型の構成にも適用可能である。
更に、上述の実施形態では、現像剤を排出する排出口を重力方向下方に開口させるようにしたが、水平方向側方など他の方向に開口させる構成にも本発明を適用可能である。また、現像剤の排出構成についても、返しスクリューを乗り越えた現像剤を排出する構成以外にも、現像容器の所定の高さ位置に設けられた排出口から現像剤をオーバーフローさせる構成にも本発明を適用可能である。
100・・・画像形成装置/100A・・・装置本体/220・・・現像装置/221・・・現像スリーブ/222・・・現像容器/223・・・隔壁/223a、223b・・・連通口/224・・・現像室(第1室)/225・・・攪拌室(第2室)/226・・・第1搬送スクリュー(搬送スクリュー)/227・・・第2搬送スクリュー(搬送スクリュー)/311・・・排出口/400・・・モータ/401・・・駆動ギア(第3ギア)/402・・・駆動ギア(第4ギア)/403・・・ギア/404・・・ウォーム/410・・・駆動ギア(第1ギア)/411・・・アイドラギア/412・・・駆動ギア(第2ギア)/420・・・除去ギア列/421・・・保持部/421A・・・保持部材/421B・・・支持軸/430・・・スリーブギア列(スリーブ駆動伝達手段)/440・・・除去駆動伝達部(除去駆動伝達手段)/450・・・スクリューギア列(スクリュー駆動伝達手段)/460・・・カップリング/501・・・巻き取り軸(封止除去手段)/700・・・封止シート(連結口封止部材、封止部材、シート材)/800・・・封止シート(封止部材、シート材)

Claims (9)

  1. 現像剤を収容する現像容器と、
    前記現像容器に支持されて前記現像容器内の現像剤を担持して回転する現像スリーブと、
    前記現像スリーブと略平行に、且つ、その一端部が前記現像スリーブの一端部よりも突出するように配置され、前記現像容器内で現像剤を攪拌しつつ搬送する複数の搬送スクリューと、
    前記現像容器内の余剰現像剤を排出する排出口を有する排出部と、
    前記排出口を封止する封止部材と、
    前記封止部材を前記排出口から除去する封止除去手段と、
    前記現像スリーブに駆動を伝達するスリーブ駆動伝達手段と、
    前記複数の搬送スクリューの間で駆動を伝達するスクリュー駆動伝達手段と、
    前記封止除去手段に駆動を伝達する除去駆動伝達手段と、を備え、
    前記スクリュー駆動伝達手段及び前記除去駆動伝達手段は、前記現像スリーブの軸方向に関して前記現像容器の一端部に配置され、
    前記スリーブ駆動伝達手段は、前記現像スリーブの軸方向に関して前記現像容器の他端部に配置され、
    前記除去駆動伝達手段の一部は、前記現像スリーブの一端部と前記搬送スクリューの一端部との間の空間で、前記現像スリーブを軸方向に投影した範囲内に配置される、
    ことを特徴とする現像装置。
  2. 前記除去駆動伝達手段は、複数のギアを有する除去ギア列と、前記除去ギア列を保持する保持部とを有する、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記保持部は、前記除去ギア列の何れかのギアを支持する支持軸を有し、
    前記除去駆動伝達手段の一部は、少なくとも前記支持軸の一部である、
    ことを特徴とする、請求項2に記載の現像装置。
  4. 前記排出口は、前記現像スリーブの軸方向に関して前記現像容器の一端部近傍に配置されている、
    ことを特徴とする、請求項1ないし3のうちの何れか1項に記載の現像装置。
  5. 前記現像容器は、それぞれが現像剤を収容する第1室及び第2室と、前記第1室と前記第2室とを仕切ると共に、前記第1室と前記第2室とを連通させて現像剤の循環経路を形成する連通口が形成された隔壁とを有し、
    前記連通口を封止する連通口封止部材を備え、
    前記封止除去手段は、前記連通口から前記連通口封止部材を除去する、
    ことを特徴とする、請求項1ないし4のうちの何れか1項に記載の現像装置。
  6. 前記第1室で現像剤を搬送する第1搬送スクリューと、前記第2室で現像剤を搬送する第2搬送スクリューと、を備え、
    前記スリーブ駆動伝達手段は、前記現像スリーブの他端部に固定された第1ギアと、前記第1搬送スクリューの他端部に固定された第2ギアとを含むスリーブギア列であり、
    前記スクリュー駆動伝達手段は、前記第1搬送スクリューの一端部に固定された第3ギアと、前記第2搬送スクリューの一端部に固定された第4ギアと含むスクリューギア列であり、
    前記搬送スクリューは、前記第2搬送スクリューである、
    ことを特徴とする、請求項5に記載の現像装置。
  7. 前記封止部材及び前記連通口封止部材は、シート材であり、
    前記封止除去手段は、前記搬送スクリューと略平行に配置された前記シート材を巻き取る巻き取り軸であり、
    前記除去駆動伝達手段は、前記第3ギア又は前記第4ギアから前記巻き取り軸の一端部に固定された巻き取りギアまで駆動を伝達するギア列である、
    ことを特徴とする、請求項6に記載の現像装置。
  8. 前記除去駆動伝達手段は、前記現像容器から取り外し可能なユニットである、
    ことを特徴とする、請求項1ないし7のうちの何れか1項に記載の現像装置。
  9. それぞれが現像剤を収容する第1室及び第2室と、前記第1室と前記第2室とを仕切ると共に、前記第1室と前記第2室とを連通させて現像剤の循環経路を形成する連通口が形成された隔壁とを有する現像容器と、
    前記現像容器に支持されて前記現像容器内の現像剤を担持して回転する現像スリーブと、
    前記現像スリーブと略平行に配置され、前記第1室内で現像剤を攪拌しつつ搬送する第1搬送スクリューと、
    前記現像スリーブと略平行に、且つ、その一端部が前記現像スリーブの一端部よりも突出するように配置され、前記第2室内で現像剤を攪拌しつつ搬送する第2搬送スクリューと、
    前記連通口を封止する封止部材と、
    前記連通口から前記封止部材を除去する封止除去手段と、
    前記現像スリーブに駆動を伝達するスリーブ駆動伝達手段と、
    前記第1搬送スクリューと前記第2搬送スクリューとの間で駆動を伝達するスクリュー駆動伝達手段と、
    前記封止除去手段に駆動を伝達する除去駆動伝達手段と、を備え、
    前記スクリュー駆動伝達手段及び前記除去駆動伝達手段は、前記現像スリーブの軸方向に関して前記現像容器の一端部に配置され、
    前記スリーブ駆動伝達手段は、前記現像スリーブの軸方向に関して前記現像容器の他端部に配置され、
    前記除去駆動伝達手段の一部は、前記現像スリーブの一端部と前記第2搬送スクリューの一端部との間の空間で、前記現像スリーブを軸方向に投影した範囲内に配置される、
    ことを特徴とする現像装置。
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