JP2016114359A - 電波式流速計 - Google Patents

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Abstract

【課題】厳しい気象条件であったとしても、観測地点における流向及び流速を容易に計測する。【解決手段】水面上の観測地点に送信波を放射して反射波を受信することにより第1の流速ベクトルを計測結果として取得する第1の計測手段と、第1の計測手段とは異なる場所に設けられ、観測地点に送信波を放射して反射波を受信することにより第2の流速ベクトルを計測結果として取得する第2の計測手段と、第1の流速ベクトルと第2の流速ベクトルとのベクトル合成に基づいて観測地点における流速ベクトルを演算する演算手段とを具備する。【選択図】図1

Description

本発明は、電波式流速計に関する。
従来、河川等の流速を計測するためには、浮子を水中に沈めて超音波式や電磁式等の計測装置によって計測することが行われている。この流速の計測では、河川等における所定の計測地点の水上に浮子を投入して流下させ、当該浮子の移動速度を計測地点の流速として計測する。例えば、下記特許文献1には、このような浮子を用いた流速計測技術が開示されている。
特開2009−192318号公報
しかしながら、上記従来技術では、厳しい気象条件では河川において浮子が激しく流され、浮子の位置が不安定となるため、厳しい気象条件で流向及び流速を容易に計測することができないという問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、厳しい気象条件であったとしても、観測地点における流向及び流速を容易に計測する、ことを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、第1の解決手段として、水面上の観測地点に送信波を放射して反射波を受信することにより第1の流速ベクトルを計測結果として取得する第1の計測手段と、第1の計測手段とは異なる場所に設けられ、観測地点に送信波を放射して反射波を受信することにより第2の流速ベクトルを計測結果として取得する第2の計測手段と、第1の流速ベクトルと第2の流速ベクトルとのベクトル合成に基づいて観測地点における流速ベクトルを演算する演算手段とを具備する、という手段を採用する。
本発明では、第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、第1の計測手段及び第2の計測手段は、送信波の放射方向を可変する方向可変部をそれぞれ備え、複数の観測地点に送信波を放射して第1の流速ベクトル及び第2の流速ベクトルを取得し、演算手段は、複数の観測地点に関する第1の流速ベクトル及び第2の流速ベクトルに基づいて複数の観測地点に関する流速ベクトルを演算する、という手段を採用する。
本発明では、第3の解決手段として、上記第1または第2の解決手段において、第1の計測手段及び第2の計測手段は、主従関係を有しており、主となる計測手段は、演算手段を備えると共に、従となる計測手段に送信波の放射方向を指示する制御指令を出力し、従となる計測手段は、主となる計測手段に測定結果を出力する、という手段を採用する。
本発明によれば、第1の計測手段が送信波に基づいて取得した第1の流速ベクトルと、第2の計測手段が送信波に基づいて取得した第2の流速ベクトルとのベクトル合成に基づいて観測地点における流速ベクトルを演算するので、厳しい気象条件であったとしても、観測地点における流速ベクトル(つまり流速及び流向)を容易に計測することができる。
本発明の実施形態に係る電波式流速計Aの設置状況を示す模式図である。 本発明の実施形態に係る電波式流速計Aのマスター装置A1の機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係る電波式流速計Aのスレーブ装置A2の機能ブロック図である。 本発明の実施形態における変調信号、送信信号、反射信号及びビート信号を模式的に示すタイミングチャートである。 本発明の実施形態における角度EL1、角度EL2、角度φ1、角度φ2、流向θ及び流速Vを示す模式図である。 本発明の実施形態に係る電波式流速計Aの動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
本実施形態に係る電波式流速計Aは、多周波CW方式に基づいて送信波を河川等の観測地点Gに向けて放射し、その送信波の反射波に基づいて観測地点Gの流向及び流速を計測する。
電波式流速計Aは、図1に示すように、無線あるいは有線で通信可能に接続されたマスター装置A1及びスレーブ装置A2を備える。電波式流速計Aでは、マスター装置A1及びスレーブ装置A2の両方が同一の観測地点Gに向けて送信波を放射し、反射波を受信する。上記マスター装置A1は、スレーブ装置A2から計測結果(第2の流速ベクトル)を受け取り、当該計測結果(第2の流速ベクトル)と自身の計測結果(第1の流速ベクトル)とに基づいて観測地点Gの流速ベクトル(流速及び流向)を演算する。なお、マスター装置A1は、本実施形態における第1の計測手段かつ主となる計測手段であり、スレーブ装置A2は、本実施形態における第2の計測手段かつ従となる計測手段である。
また、マスター装置A1及びスレーブ装置A2は、河川近傍の異なる場所に設置される。例えば、マスター装置A1は、図1に示すように、観測地点Gが存在する河川の土手に設置される。また、スレーブ装置A2は、河川に架かる橋の欄干に設置される。すなわち、マスター装置A1は、観測地点Gが存在する河川の水面より土手の高さ分だけ高い位置に設置される。また、スレーブ装置A2は、観測地点Gが存在する河川の水面より橋の高さに土手の高さを加えた高さ分だけ高い位置に設置される。
マスター装置A1は、図1及び図2に示すように、アンテナ1、サーキュレータ2、デバイダ3、第1アンプ4、発振器5、チューニング電圧部6、ミキサ7、第2アンプ8、ノイズフィルタ9、ADコンバータ10、雲台11、角度センサ12、通信部13、演算制御部14及び筐体15から構成されている。なお、雲台11は、本実施形態における方向可変部である。また、演算制御部14は、本実施形態における演算手段である。
アンテナ1は、例えばパラボラアンテナであり、方形状をした筐体15の側面(前面)に固定されている。アンテナ1は、サーキュレータ2から入力される所定周波数の送信信号に基づいて送信波を観測地点Gに放射する一方、該送信波の反射波を受信し、反射信号としてサーキュレータ2に出力する。
ここで、送信信号がアンテナ1に給電されることによって発生する送信波は、送信信号と同様に所定周波数を有する電波である。この送信波が観測地点Gで反射して発生する上記反射波は、観測地点Gにおける水面の流速に応じて送信波の周波数がドップラーシフト(周波数偏移)した信号である。また、この反射波は、上記流速以外の水面の状態や伝搬経路(アンテナ1と観測地点Gとの間の空間)の状態に応じて送信波に各種のノイズ成分が重畳した電波である。
サーキュレータ2は、デバイダ3から入力される送信信号をアンテナ1に出力し、アンテナ1から入力される上記反射信号をミキサ7に出力する方向性結合器である。デバイダ3は、第1アンプ4から入力される送信信号をサーキュレータ2とミキサ7とに分配する分配器である。第1アンプ4は、発振器5から入力される送信信号を所定の増幅度で増幅し、デバイダ3に出力する増幅器である。
発振器5は、チューニング電圧部6から入力される制御電圧に基づいて送信信号を生成する電圧制御型発振器である。すなわち、発振器5は、チューニング電圧部6から入力される制御電圧を変調信号として受け付け、当該制御電圧(変調信号)に基づいて周波数変調された周波数変調信号を送信信号として発生する。
本実施形態における制御電圧(変調信号)は、図4に示すように、一定周期で繰り返す3段の階段状信号である。また、このような変調信号に基づいて生成される送信信号は、図4に示すように、異なる3つの周波(第1周波数F1、第2周波数F2及び第3周波数F3)の正弦波信号が所定の順番かつ所定の周期で時系列的に並ぶ周波数変調信号(FM変調信号)である。発振器5は、このような送信信号を第1アンプに出力する。
チューニング電圧部6は、演算制御部14による制御に基づいて上記制御電圧(変調信号)を発生して発振器5に出力する。ミキサ7は、サーキュレータ2から入力される反射信号と、デバイダ3から入力される送信信号とをミキシング(アナログ乗算処理)する一種のアナログ乗算器である。このミキサ7は、反射信号と送信信号とを乗算することにより、反射信号の周波数と送信信号の周波数との差分周波数、つまり上記ドップラーシフト(周波数偏移)に起因するドップラー周波数の信号(ビート信号)と、反射信号の周波数と送信信号の周波数との加算周波数の信号とを主成分とするミキシング信号を生成して第2アンプ8に出力する。
ここで、上記反射信号は、図4に示すように、時間軸に着目した場合に送信信号が所定時間(遅延時間)だけ遅延した信号である。また、上記遅延時間は、送信波と反射波の伝搬距離に依存するものである。さらに、上記ビート信号は、図4に示すように、3つのビート周波数fd1、fd2、fd3の信号が所定の順番かつ所定の周期で時系列的に並ぶ信号である。
第2アンプ8は、ミキサ7から入力される上記ミキシング信号を所定の増幅度で増幅する増幅器である。この第2アンプ8は、自らが増幅したミキシング信号をノイズフィルタ9に出力する。ノイズフィルタ9は、第2アンプ8から入力されたミキシング信号から上記ビート信号のみを取り出すアナログフィルタである。このノイズフィルタ9は、上記ビート信号をADコンバータ10に出力する。ADコンバータ10は、上記ノイズフィルタ9から入力されるビート信号をデジタル変換して演算制御部14に出力する。
雲台11は、筐体15の下面に設けられており、筐体15の向きを可変することによりアンテナ1の方向を可変する装置(方向可変部)である。すなわち、この雲台11は、河川の土手と筐体15との間に備えられており、筐体15を方向設定自在に支持する。また、この雲台11は、例えばモータ等の駆動装置を備えたものであり、演算制御部14から入力される制御指令に基づいて筐体15の向き(アンテナ1の方向)を設定する。
角度センサ12は、上記雲台11に設けられており、筐体15の向き(アンテナ1の方向)を検出し、当該方向を示す角度検出信号を演算制御部14に出力する。すなわち、この角度センサ12は、水平面内におけるアンテナ1の方向(水平角)と垂直面内におけるアンテナ1の方向(仰角)とを検出し、これら水平角及び仰角を角度検出信号として演算制御部14に出力する。通信部13は、演算制御部14による制御に基づいて、スレーブ装置A2と無線通信あるいは有線通信を行う通信装置である。
演算制御部14は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及び電気的に相互接続された各部と各種信号の送受信を行うインターフェイス回路等から構成されている。この演算制御部14は、上記ROMに記憶された演算制御プログラムに基づいて雲台11の動作を制御すると共に、上記演算制御プログラム及びADコンバータ10から入力されるビート信号(デジタル信号)に基づいて計測結果(第1の流速ベクトル)を演算し、当該計測結果(第1の流速ベクトル)と、通信部13がスレーブ装置A2から受信した計測結果(第2の流速ベクトル)とに基づいて観測地点Gにおける流速ベクトル(流向及び流速)を演算する。また、演算制御部14は、スレーブ装置A2に雲台31を制御させるための制御指令を通信部13に送信させる。
筐体15は、樹脂あるいは金属等からなる方形状の容器である。この筐体15は、上記サーキュレータ2、デバイダ3、第1アンプ4、発振器5、チューニング電圧部6、ミキサ7、第2アンプ8、ノイズフィルタ9、ADコンバータ10及び演算制御部14を収容する。また、筐体15は、上述したように側面(前面)にアンテナ1が固定され、また雲台11を介して土手に支持されている。
一方、スレーブ装置A2は、図1及び図3に示すように、アンテナ21、サーキュレータ22、デバイダ23、第1アンプ24、発振器25、チューニング電圧部26、ミキサ27、第2アンプ28、ノイズフィルタ29、ADコンバータ30、雲台31、角度センサ32、通信部33及び演算制御部34及び筐体35から構成されている。なお、雲台31は、本実施形態における方向可変部である。
なお、スレーブ装置A2の上記アンテナ21、サーキュレータ22、デバイダ23、第1アンプ24、発振器25、チューニング電圧部26、ミキサ27、第2アンプ28、ノイズフィルタ29、ADコンバータ30、雲台31、角度センサ32及び筐体35については、マスター装置A1と同様の構成であるため、説明を省略する。
通信部33は、演算制御部34による制御に基づいてマスター装置A1の通信部13と無線通信あるいは有線通信を行う通信装置である。演算制御部34は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及び電気的に相互接続された各部と各種信号の送受信を行うインターフェイス回路等から構成されている。この演算制御部34は、ADコンバータ20から入力されるビート信号(デジタル信号)に基づいて計測結果(第2の流速ベクトル)を演算し、当該計測結果(第2の流速ベクトル)を通信部33に送信させる。また、演算制御部34は、通信部33がマスター装置A1から受信する制御指令に基づいて雲台31の動作を制御する。
次に、このように構成された電波式流速計Aの動作について図4、図5及び図6を参照して説明する。
なお、図5(a)において、Y軸は、水平面内における河川の流路に沿って設けられる基準線Bに沿っている。また、X軸は、水平面内におけるY軸に直交している。また、図5(b)に示すZ軸は、上記水平面に対して直交している。
また、上記基準線Bは、上述したように、河川の流路に沿って設けれ、後述する動作においてマスター装置A1のアンテナ1及びスレーブ装置A2のアンテナ21の水平角等の基準である。マスター装置A1の演算制御部14と、スレーブ装置A2の演算制御部34とは、予め上記基準線Bを座標情報として記憶する。
電波式流速計Aでは、マスター装置A1において、演算制御部14が演算制御プログラムと、角度センサ12から入力される角度検出信号とに基づいて雲台11を制御することで、アンテナ1の方向を所望の方向、つまり、アンテナ1の水平角及び仰角を所望の角度に設定する。
例えば、演算制御部14は、予め規定された河川上の複数の観測地点Gを計測できるように、基づいて雲台11を制御する。すなわち、雲台11は、演算制御部14から入力される制御指令に基づいて動作することにより、送信波が各観測地点Gに所定の順番で順次放射されるようにアンテナ1の方向を順次設定する。なお、図5に示す黒丸で示す観測地点Gは現在の観測地点であり、白丸で示す地点は今後あるいは過去の観測地点である。
また、演算制御部14は、スレーブ装置A2がマスター装置A1と同一の観測地点Gに送信波を放射するようにスレーブ装置A2の向きを設定させる制御指令を通信部13に送信させる。そして、演算制御部14は、各々の観測地点Gにおけるビート信号を取り込む。
すなわち、演算制御部14は、チューニング電圧部6を作動させることによりアンテナ1から3つの周波数(第1周波数F1、第2周波数F2及び第3周波数F3)の正弦波が時系列的に並ぶ送信波を観測地点Gに向けて放射させ、当該送信波の観測地点Gにおける反射波をアンテナ1で受信させる。
この反射波は、送信波の第1周波数F1、第2周波数F2及び第3周波数F3が水の流速に応じてドップラーシフトすることにより、周波数F1±fd1、F2±fd2、F3±fd3を有する電波となる。なお、川の上流に向けて送信波を放射した場合には、周波数F1±fd1、F2±fd2、F3±fd3における「±」がプラス(+)となり、川の下流に向けて送信波を放射した場合には、周波数F1±fd1、F2±fd2、F3±fd3における「±」がマイナス(−)となる。
そして、この反射波に基づく反射信号がアンテナ1からサーキュレータ2、ミキサ7、第2アンプ8、ノイズフィルタ9で処理されることによりビート信号が取り出され、ADコンバータ10においてデジタル信号に変換される(ステップS1)。このビート信号は、送信信号(送信波)の周波数と反射信号(反射波)の周波数との差分周波数、つまり、図4に示すようにビート周波数fd1、fd2、fd3が時系列的に並んだ信号である。なお、ビート周波数fd1は、第1周波数F1のドップラー周波数である。また、ビート周波数fd2は第2周波数F2のドップラー周波数である。また、ビート周波数fd3は第3周波数F3のドップラー周波数である。
演算制御部14は、ADコンバータ10からビート信号のデジタル信号が入力されると、当該ビート信号を3つのビート周波数fd1、fd2、fd3に対応する部位(データ部位)毎に分離する。そして、演算制御部14は、分離した3つのビート周波数fd1、fd2、fd3に対応する部位(データ部位)毎にフーリエ変換処理を施すことにより、各データ部位に含まれる複数の周波数成分の強度を求める。
すなわち、各データ部位に含まれる3つのビート周波数fd1、fd2、fd3は各々に純粋に1つの周波数ではなく、所定の周波数幅を有する周波数帯域を有する。3つのビート周波数fd1、fd2、fd3が周波数帯域となる理由は、アンテナ1から放射される送信波が観測地点Gの川面の広がりを持った領域(照射領域)に照射され、この広がりを持った照射領域で反射した反射波がアンテナ1で捉えられるからである。
演算制御部14は、フーリエ変換処理によって各データ部位に含まれる複数の周波数成分の強度を求めると、データ部位毎に、最も強度の強い周波数成分である周波数fm1、fm2、fm3を特定する(ステップS2)。なお、周波数fm1は、ビート周波数fd1に対応するデータ部位に含まれる周波数成分である。また、周波数fm2は、ビート周波数fd2に対応するデータ部位に含まれる周波数成分である。また、周波数fm3は、ビート周波数fd3に対応するデータ部位に含まれる周波数成分である。
続いて、演算制御部14は、上記ステップS2の処理において得られた周波数fm1、fm2、fm3のうちのいずれか1つ及び角度EL1を下記式(1)に代入して第1の流速V1を算出する(ステップS3)。
V1=(Fd×c)/{2×F×cos(EL1)} (1)
上記角度EL1は、図5(b)に示すように、マスター装置A1による河川の水面への送信波のZ軸方向に対する角度である。なお、演算制御部14は、角度センサ12から入力される角度検出信号に基づいて上記角度EL1を求めるようにしてもよい。また、観測地点Gによって上記角度EL1が決まるため、演算制御部14は、予め観測地点Gに応じた角度EL1を記憶し、現在の観測地点Gに応じて角度EL1を求めるようにしてもよい。
また、上記Fdは、周波数fm1、fm2、fm3のいずれか1つである。例えば、周波数Fdとして、周波数fm1、fm2、fm3のうち、最も信号強度の強いものを使用する。また、上記Fは、送信周波数である。送信周波数とは、上述した第1周波数F1、第2周波数F2及び第3周波数F3である。送信周波数Fには、上記周波数Fdに代入されたものに対応する第1周波数F1、第2周波数F2及び第3周波数F3のいずれか1つが代入される。
演算制御部14は、上記式(1)によって、図5(b)に示すように、流速に関するベクトルV1aのX-Y平面(水平面)内における流速成分である第1の流速V1を得ることができる。なお、この第1の流速V1は、図5(a)、(b)に示すように、X-Y平面(水平面)内におけるマスター装置A1と観測地点Gとの対峙方向に関する流速である。当該対峙方向と上記第1の流速V1とは、第1の流速ベクトルを規定する。
一方、スレーブ装置A2において、演算制御部34は、マスター装置A1から制御指令を通信部33が受信すると、該制御指令に基づいて雲台31を制御して、送信波がマスター装置A1と同一の観測地点Gに放射されるようにアンテナ21の方向を所望の方向に設定する。つまり、演算制御部34は、演算制御プログラムと、角度センサ32から入力される角度検出信号とに基づいて、筐体35の水平角及び仰角が所望の角度となるように、雲台31を制御する。そして、演算制御部34は、各々の観測地点Gにおけるビート信号を取り込む。
すなわち、演算制御部34は、チューニング電圧部26を作動させることによりアンテナ21から3つの周波数(第4周波数F4、第5周波数F5及び第6周波数F6)の正弦波が時系列的に並ぶ送信波を観測地点Gに向けて放射させ、当該送信波の観測地点Gにおける反射波をアンテナ21で受信させる。
この反射波は、送信波の第4周波数F4、第5周波数F5及び第6周波数F6が水の流速に応じてドップラーシフトすることにより、周波数F4±fd4、F5±fd5、F6±fd6を有する電波となる。なお、川の上流に向けて送信波を放射した場合には、周波数F4±fd4、F5±fd5、F6±fd6における「±」がプラス(+)となり、川の下流に向けて送信波を放射した場合には、周波数F4±fd4、F5±fd5、F6±fd6における「±」がマイナス(−)となる。
そして、この反射波に基づく反射信号がアンテナ21からサーキュレータ22、ミキサ27、第2アンプ28、ノイズフィルタ29で処理されることによりビート信号が取り出され、ADコンバータ30においてデジタル信号に変換される(ステップS4)。このビート信号は、送信信号(送信波)の周波数と反射信号(反射波)の周波数との差分周波数、つまり、上述したビート周波数fd1、fd2、fd3と同様、ビート周波数fd4、fd5、fd6が時系列的に並んだ信号である。なお、ビート周波数fd4は、第4周波数F4のドップラー周波数である。また、ビート周波数fd5は第5周波数F5のドップラー周波数である。また、ビート周波数fd6は第6周波数F6のドップラー周波数である。
演算制御部34は、ADコンバータ10からビート信号のデジタル信号が入力されると、当該ビート信号を3つのビート周波数fd4、fd5、fd6に対応する部位(データ部位)毎に分離する。そして、演算制御部34は、分離した3つのビート周波数fd4、fd5、fd6に対応する部位(データ部位)毎にフーリエ変換処理を施すことにより、各データ部位に含まれる複数の周波数成分の強度を求める。
演算制御部34は、フーリエ変換処理によって各データ部位に含まれる複数の周波数成分の強度を求めると、データ部位毎に、最も強度の強い周波数成分である周波数fm4、fm5、fm6を特定する(ステップS5)。なお、周波数fm4は、ビート周波数fd4に対応するデータ部位に含まれる周波数成分である。また、周波数fm5は、ビート周波数fd5に対応するデータ部位に含まれる周波数成分である。また、周波数fm6は、ビート周波数fd6に対応するデータ部位に含まれる周波数成分である。
続いて、演算制御部34は、上記ステップS5の処理において得られた周波数fm4、fm5、fm6のうちのいずれか1つ及び角度EL2を下記式(2)に代入して第2の流速V2を算出する(ステップS6)。
V2=(Fd×c)/{2×F×cos(EL2)} (2)
上記角度EL2は、図5(b)に示すように、スレーブ装置A2による河川の水面への送信波のZ軸方向に対する角度である。なお、演算制御部34は、角度センサ32から入力される角度検出信号に基づいて上記角度EL2を求めるようにしてもよい。また、観測地点Gによって上記角度EL2が決まるため、演算制御部34は、予め観測地点Gに応じた角度EL2を記憶し、現在の観測地点Gに応じて角度EL2を求めるようにしてもよい。また、上記Fdは、上記データ部位で最も強度の強い周波数成分、つまり、周波数fm4、fm5、fm6のいずれか1つである。
例えば、周波数Fdとして、周波数fm4、fm5、fm6のうち、最も信号強度の強いものを使用する。また、上記Fは、送信周波数である。送信周波数とは、上述した第4周波数F4、第5周波数F5及び第6周波数F6である。送信周波数Fには、上記周波数Fdに代入されたものに対応する第4周波数F4、第5周波数F5及び第6周波数F6のいずれか1つが代入される。
演算制御部14は、上記式(2)によって、図5(b)に示すように、流速に関するベクトルV2aのX-Y平面(水平面)内における流速成分である第2の流速V2を得ることができる。なお、この第2の流速V2は、図5(a)、(b)に示すように、X-Y平面(水平面)内におけるスレーブ装置A2と観測地点Gとの対峙方向に関する流速である。当該対峙方向と上記第2の流速V2とは、第2の流速ベクトルを規定する。
続いて、演算制御部34は、通信部33に上記第2の流速ベクトルをマスター装置A1に向けて送信させる(ステップS7)。
一方、マスター装置A1において、演算制御部14は、通信部13が上記第2の流速ベクトルを受信すると、第1の流速V1及び角度φ1と共に、第2の流速V2及び角度φ2を下記式(3)に代入して流向θを算出する(ステップS8)。なお、流向θは、基準線Bを基準とした角度である。
θ=tan−1 {(V1×cosφ2−V2×cosφ1)/(V2×sinφ1+V1×sinφ2)} (3)
上記φ1は、図5(a)に示すように、マスター装置A1による河川の水面への送信波の基準線Bに対する角度である。なお、演算制御部14は、角度センサ12から入力される角度検出信号に基づいて上記角度φ1を求めるようにしてもよい。また、観測地点Gによって上記角度φ1が決まるため、演算制御部14は、予め観測地点Gに応じた角度φ1を記憶し、現在の観測地点Gに応じて角度φ1を求めるようにしてもよい。
また、上記φ2は、図5(a)に示すように、スレーブ装置A2による河川の水面への送信波の基準線Bに対する角度である。なお、観測地点Gによって上記角度φ2が決まるため、演算制御部14は、予め観測地点Gに応じた角度φ2を記憶し、現在の観測地点Gに応じて角度φ2を求めるようにしてもよい。
また、スレーブ装置A2は、通信部33に上記第2の流速V2に加えて、角度φ2をマスター装置A1に向けて送信させるようにしてもよい。その際、スレーブ装置A2の演算制御部34は、角度センサ32から入力される角度検出信号に基づいて上記角度φ2を求めるようにしてもよい。また、観測地点Gによって上記角度φ2が決まるため、演算制御部34は、予め観測地点Gに応じた上記角度φ2を記憶し、現在の観測地点Gに応じて上記角度φ2を求めるようにしてもよい。
続いて、演算制御部14は、第1の流速V1及び角度φ1を下記式(4)に代入して流向θの流速Vを算出する(ステップS9)。
V=V1/cos(φ1−θ) (4)
なお、演算制御部14は、上記ステップS9の処理で第2の流速V2及び角度φ2を下記式(5)に代入して流向θの流速Vを算出してもよい。
V=V2/cos(φ2+θ) (5)
上記ステップS1〜ステップS9の処理によって、図5に示す第1の流速ベクトルと第2の流速ベクトルとを合成してなる流速ベクトル(流速V及び流向θ)を得ることができる。
そして、電波式流速計Aは、マスター装置A1の演算制御部14による制御によって、多数の観測地点Gにおける流速ベクトル(流速V及び流向θ)を求め、河川における流速ベクトル(流速V及び流向θ)の分布を取得する(ステップS10)。
このような本実施形態によれば、マスター装置A1が取得する第1の流速ベクトルとスレーブ装置A2が取得する第2の流速ベクトルとのベクトル合成によって観測地点Gにおける流速ベクトルを演算するので、厳しい気象条件であったとしても、観測地点Gにおける流速ベクトル、つまり流速V及び流向θを容易に取得することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく、例えば以下のような変形が考えられる。
(1)本実施形態では、多周波CW方式に基づいて流速ベクトル(流向θ及び流速V)を算出したが、多周波CW方式ではなく、例えば、FM−CW方式に基づいて流速ベクトル(流向θ及び流速V)を算出するようにしてもよい。また、多周波CW方式として、3つの周波数に限定されず、2つ、あるいは4つ以上の周波数を使用するようにしてもよい。
(2)上記実施形態では、アンテナ1及びアンテナ21としてパラボラアンテナを採用したが、本発明はこれに限定されない。例えば、アンテナ1及びアンテナ21としてフェーズドアレイアンテナを使用するようにしてもよい。具体的には、複数のアンテナ素子を縦方向及び横方向にアレイ状に配列した2次元フェーズドアレイアンテナをアンテナ1及びアンテナ21として使用する。
例えば、2次元フェーズドアレイアンテナをアンテナ1として使用することで、雲台11によってアンテナ1の方向を変えなくても、上記アンテナ素子でサーキュレータ2からの送信信号の位相を変化して、限定的な範囲内ではあるが任意の観測地点Gに送信波を放射することができる。また、送信波の指向性についても変化させることができる。なお、上記アンテナ素子については、例えば、演算制御部14や演算制御部34から入力される制御指令に基づいて制御されるようにしてもよい。
(3)上記実施形態では、マスター装置A1と、スレーブ装置A2からなるが、本発明はこれに限定されない。例えば、マスター装置は、2台のスレーブ装置に送信波を放射させ、その2台のスレーブ装置の計測結果を受け取り、該計測結果に基づいて流速ベクトル(流向θ及び流速V)を求めるようにしてもよい。また、送信波を放射するアンテナの本数については、2本に限定されず、3本以上であってもよい。
(4)上記実施形態では、スレーブ装置A2からマスター装置A1に、第2の流速V2や角度φ2を送信したが、本発明はこれに限定されない。例えば、スレーブ装置A2は、上記ステップS5の処理において特定した最も強度の強い周波数成分である周波数fm4、fm5、fm6に関する情報をマスター装置A1に送信し、マスター装置A1は、スレーブ装置A2から受信した情報に基づいて上記式(2)を実行し、第2の流速V2を求めるようにしてもよい。その際、角度EL2については、スレーブ装置A2からマスター装置A1に送信してもよいし、観測地点Gによって上記角度EL2が決まるため、マスター装置A1が、予め観測地点Gに応じた角度EL2を記憶し、現在の観測地点Gに応じて角度EL2を求めるようにしてもよい。
A…電波式流速計、A1…マスター装置(第1の計測手段、主となる計測手段)、A2…スレーブ装置(第2の計測手段、従となる計測手段)、1…アンテナ、2…サーキュレータ、3…デバイダ、4…第1アンプ、5…発振器、6…チューニング電圧部、7…ミキサ、8…第2アンプ、9…ノイズフィルタ、10…ADコンバータ、11…雲台、12…角度センサ、13…通信部、14…演算制御部(演算手段)、15…筐体、21…アンテナ、22…サーキュレータ、23…デバイダ、24…第1アンプ、25…発振器、26…チューニング電圧部、27…ミキサ、28…第2アンプ、29…ノイズフィルタ、30…ADコンバータ、31…雲台、32…角度センサ、33…通信部、34…演算制御部、35…筐体、G…観測地点

Claims (3)

  1. 水面上の観測地点に送信波を放射して反射波を受信することにより第1の流速ベクトルを計測結果として取得する第1の計測手段と、
    前記第1の計測手段とは異なる場所に設けられ、前記観測地点に送信波を放射して反射波を受信することにより第2の流速ベクトルを計測結果として取得する第2の計測手段と、
    前記第1の流速ベクトルと前記第2の流速ベクトルとのベクトル合成に基づいて前記観測地点における流速ベクトルを演算する演算手段と
    を具備することを特徴とする電波式流速計。
  2. 前記第1の計測手段及び前記第2の計測手段は、前記送信波の放射方向を可変する方向可変部をそれぞれ備え、複数の観測地点に送信波を放射して前記第1の流速ベクトル及び前記第2の流速ベクトルを取得し、
    前記演算手段は、前記複数の観測地点に関する前記第1の流速ベクトル及び前記第2の流速ベクトルに基づいて前記複数の観測地点に関する流速ベクトルを演算することを特徴とする請求項1に記載の電波式流速計。
  3. 前記第1の計測手段及び前記第2の計測手段は、主従関係を有しており、主となる計測手段は、前記演算手段を備えると共に、従となる計測手段に送信波の放射方向を指示する制御指令を出力し、
    前記従となる計測手段は、前記主となる計測手段に測定結果を出力することを特徴とする請求項1または2に記載の電波式流速計。
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