JP2016112838A - Molding method of green tire - Google Patents
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Abstract
Description
本開示は、空気入りタイヤを加硫する前の生タイヤを成形する方法に関する。 The present disclosure relates to a method of forming a green tire before vulcanizing a pneumatic tire.
トラックやバスなどに使用される重荷重用空気入りタイヤには、ビード部において、カーカスプライの外側に1層のスチールチェーハと2層以上のナイロンチェーハが設けられる場合がある。 In heavy-duty pneumatic tires used for trucks, buses, and the like, there are cases where one layer of steel chacher and two or more layers of nylon chacher are provided outside the carcass ply at the bead portion.
上記空気入りタイヤを加硫する前の生タイヤは、特許文献1に記載の成形装置を用いて成形される。具体的には、生タイヤのビード部をビードロックで固定した状態で、ローラを下方から上方へ動かすことでカーカスプライ、チェーハ及びサイドウォールゴムをローラで押し上げる。
The green tire before vulcanizing the pneumatic tire is molded using the molding apparatus described in
図5の上部に示すように、ナイロンチェーハ1dのナイロンコードCは、ラジアル方向に対して一定角度で傾斜しているのが好ましい。しかしながら、図5の下部に示すように、上記ローラによる押し上げに起因してナイロンチェーハ1dのナイロンコードCが端部において曲がるコードウェーブが生じ、ナイロンコードC間が開き、ナイロンチェーハの端の耐久性が低下し、ビード部の故障を招来してしまうことがわかった。よって、生タイヤの製造時にコードウェーブを抑制することが求められる。
As shown in the upper part of FIG. 5, the nylon cord C of the
本開示は、このような課題に着目してなされたものであって、その目的は、成形時のコードウェーブを抑制してビード耐久力を向上させるための生タイヤの成形方法を提供することである。 The present disclosure has been made paying attention to such a problem, and its purpose is to provide a green tire molding method for suppressing the code wave at the time of molding and improving the bead durability. is there.
本開示は、上記目的を達成するために、次のような手段を講じている。 In order to achieve the above object, the present disclosure takes the following measures.
すなわち、本開示の生タイヤの成形方法は、
トレッド部からサイドウォール部を経て一対のビード部に至るカーカスプライと、前記トレッド部において前記カーカスプライの外側に設けられるベルトと、前記ビード部において前記カーカスプライの内側に配置されるビードコアと、前記ビード部において前記カーカスプライの外側に配置される1層のスチールチェーハ及び2層以上のナイロンチェーハと、を有する生タイヤを成形する方法であって、
前記カーカスプライの端部、前記各チェーハの端部が巻き上げられていない状態の生タイヤのビード部をビードロック機構で固定するステップと、
最もタイヤ幅方向内側となる前記ビードコアの端からの垂線と前記ビードロック機構の把持面との交点をビードロック点とした場合に、最もタイヤ幅方向外側になる前記ベルトの端と前記ビードロック点とを結ぶ直線に対する水平線の角度が50°以上且つ70°以下となるように、前記ビードロック機構同士の間隔を設定するステップと、
前記生タイヤの内側に圧力を加えた状態において下方から上方へ動くローラで前記カーカスプライ及び前記各チェーハを押して巻き上げるステップと、
を含む。
That is, the green tire molding method of the present disclosure includes:
A carcass ply extending from the tread portion through the sidewall portion to a pair of bead portions; a belt provided outside the carcass ply in the tread portion; a bead core disposed inside the carcass ply in the bead portion; A method of forming a green tire having a one-layer steel checker and two or more nylon checkers arranged outside the carcass ply in the bead portion,
Fixing the bead portion of the raw tire in a state where the end portion of the carcass ply and the end portion of each of the chehas are not wound up with a bead lock mechanism;
The belt end and the bead lock point that are the outermost in the tire width direction when the intersection of the perpendicular from the end of the bead core that is the innermost in the tire width direction and the grip surface of the bead lock mechanism is a bead lock point Setting an interval between the bead lock mechanisms so that an angle of a horizontal line with respect to a straight line connecting the bead is 50 ° or more and 70 ° or less;
Pressing the carcass ply and each chacher with a roller that moves upward from below in a state where pressure is applied to the inside of the raw tire;
including.
このように、角度を設定すれば、ナイロンチェーハのコードウェーブを抑制でき、ビード部の故障を低減して耐久性を向上させることが可能となる。 Thus, if the angle is set, the code wave of the nylon chafer can be suppressed, and the failure of the bead portion can be reduced and the durability can be improved.
ビード部の耐久性を更に向上させるためには、前記生タイヤの内側に加える圧力は、0.03MPa以上且つ0.1MPa以下であることが好ましい。 In order to further improve the durability of the bead portion, the pressure applied to the inside of the green tire is preferably 0.03 MPa or more and 0.1 MPa or less.
エア入り不良を抑制するためには、前記ビードコアのタイヤ径方向外側にビードフィラーが設けられており、前記ビードロック機構で前記ビード部を固定した状態において、前記ビードフィラーの先端と前記カーカスプライとは離間していることが好ましい。 In order to suppress poor air entry, a bead filler is provided on the outer side in the tire radial direction of the bead core, and in a state where the bead portion is fixed by the bead lock mechanism, the tip of the bead filler, the carcass ply, Are preferably spaced apart.
以下、本開示の一実施形態の生タイヤの成形方法について、図面を参照して説明する。 Hereinafter, a green tire molding method according to an embodiment of the present disclosure will be described with reference to the drawings.
図1は、カーカスプライ、スチールチェーハ及びナイロンチェーハを巻き上げた生タイヤを示す断面図である。図2は、加硫後の空気入りタイヤのビード部を示す拡大断面図である。図3は、カーカスプライ、スチールチェーハ及びナイロンチェーハを巻き上げていない状態の生タイヤを模式的に示す図である。 FIG. 1 is a cross-sectional view showing a green tire in which a carcass ply, a steel checker and a nylon checker are wound up. FIG. 2 is an enlarged cross-sectional view showing a bead portion of the pneumatic tire after vulcanization. FIG. 3 is a view schematically showing a raw tire in a state where the carcass ply, the steel chafer, and the nylon chacher are not wound up.
図1〜3に示すように、生タイヤは、一対のビード部1と、各々のビード部1からタイヤ径方向外側RD1に延びるサイドウォール部2と、両サイドウォール部2のタイヤ径方向外側RD1の端に連なるトレッド部3とを備える。ビード部1には、鋼線等の収束体をゴム被覆してなる環状のビードコア1aと、硬質ゴムからなるビードフィラー1bとが配設されている。
As shown in FIGS. 1 to 3, the raw tire includes a pair of
生タイヤは、トレッド部3からサイドウォール部2を経てビード部1に至るトロイド状のカーカスプライ4を備える。カーカスプライ4は、少なくとも1層をなし、その端部がビードコア1aを介して巻き上げられた状態で係止されている。カーカスプライ4は、タイヤ赤道CLに対して略直角に延びるコードをトッピングゴムで被覆して形成されている。カーカスプライ4の内側には、空気圧を保持するためのインナーライナーゴム4aが配置されている。
The green tire includes a
さらに、生タイヤは、トレッド部3におけるカーカスプライ4の外側に設けられたトレッドゴム5と、サイドウォール部2におけるカーカスプライ4の外側に設けられたサイドウォールゴム6と、ビード部1におけるカーカスプライ4の外側に設けられたリムストリップゴム7とを有する。トレッドゴム5の内側には、カーカスプライ4を補強するためにベルト4bが設けられている。カーカスプライ4の外側には、ラジアル方向に対して傾斜するスチールコードを有する1層のスチールチェーハ1cが設けられ、更にその外側には、ラジアル方向に対して傾斜するナイロンコードを有する2層のナイロンチェーハ1dが設けられている。ナイロンコードCのラジアル方向に対する傾斜角度は30°以上且つ50°以内であれば適宜変更可能である。また、本実施形態においてナイロンチェーハ1dは2層にしているが、3層以上にすることができる。タイヤ軸に沿って見た場合に、各々のナイロンチェーハ1d・1dは、互いに同方向に傾斜するように配置してもよいし、一方のナイロンチェーハ1dが他方のナイロンチェーハ1dと交差するように配置してもよい。
Further, the raw tire includes a tread rubber 5 provided outside the
図3に示すように、ビードロック機構D1及びローラD2を有する成形装置Dを用い、インナーライナーゴム4a、カーカスプライ4、スチールチェーハ1c、ナイロンチェーハ1d及びサイドウォールゴム6を円筒状に巻き付けたケースCに、ビードコア1a及びビードフィラー1bを載置してビードロック機構D1で固定し、ケースCの端部をローラD2で巻き上げることで生タイヤが成形される。
As shown in FIG. 3, the
具体的には、同3に示すように、ステップST1(図4参照)において、カーカスプライ4の端部、各チェーハ1c・1dの端部が巻き上げられていない状態の生タイヤのビード部1をビードロック機構D1で固定する。
Specifically, as shown in FIG. 3, in step ST1 (see FIG. 4), the end portion of the
次のステップST2(図4参照)において、最もタイヤ幅方向外側になるベルト4bの端P1とビードロック点P2とを結ぶ直線L1に対する水平線L2の角度αが50°以上且つ70°以下となるように、ビードロック機構D1同士の間隔W1を設定する。ビードロック点P2は、最もタイヤ幅方向内側となるビードコア1aの端からの垂線L3とビードロック機構D1の把持面との交点である。上記角度αは、ビードロック機構D1の間隔W1により定まる。
In the next step ST2 (see FIG. 4), the angle α of the horizontal line L2 with respect to the straight line L1 connecting the end P1 of the
次のステップST3(図4参照)において、生タイヤの内側にエアで圧力を加えた状態において下方から上方へ動くローラD2でカーカスプライ4及び各チェーハ1c・1dを押して巻き上げる。上記角度αは、巻き上げ開始時点から巻き上げ終了時点まで少なくとも維持される。
In the next step ST3 (see FIG. 4), the
生タイヤの内側に加える圧力は、0.03MPa以上且つ0.1MPa以下であることが好ましい。内圧が低ければ、ナイロンチェーハ1dのコードウェーブを抑制する効果が高まるが、逆にカーカスプライ4のコードウェーブが招来されてしまう。内圧が高ければ、ナイロンチェーハ1dのコードウェーブが生じやすくなる。上記内圧値は、タイヤサイズに関係なく使用可能である。
The pressure applied to the inside of the green tire is preferably 0.03 MPa or more and 0.1 MPa or less. If the internal pressure is low, the effect of suppressing the code wave of the
同図に示すように、ビードコア1aのタイヤ径方向外側にビードフィラー1bが設けられている。ビードロック機構D1でビード部1を固定した状態において、ビードフィラー1bの先端とカーカスプライ4とは離間していることが好ましい。ビードフィラー1bの先端とカーカスプライ4とが離間した状態であれば、ローラD2で下方から上方へ順次押されることでエア入りが抑制される。しかし、巻き上げ前からビードフィラー1bの先端がカーカスプライ4(ケースC)にくっついている状態であれば、そのときにエアを巻き込んでしまっている可能性があり、ビード部1の故障を招来する原因となる。好ましくは、ビードフィラー1bが図のように直立している状態(ビードフィラー1b先端とビードコア1a中心を結ぶ直線L4が水平線に対して90°の状態)が好ましい。このように直立させれば、ビードフィラー1bが不意に倒れてエアを抱き込むことを抑制できるからである。
As shown in the figure, a
以上のように、本実施形態の生タイヤの成形方法は、トレッド部3からサイドウォール部2を経て一対のビード部1に至るカーカスプライ4と、トレッド部3においてカーカスプライ4の外側に設けられるベルト4bと、ビード部1においてカーカスプライ4の内側に配置されるビードコア1aと、ビード部1においてカーカスプライ4の外側に配置される1層のスチールチェーハ1c及び2層以上のナイロンチェーハ1dと、を有する生タイヤを成形する方法であって、
カーカスプライ4の端部、各チェーハ1c・1dの端部が巻き上げられていない状態の生タイヤのビード部1をビードロック機構D1で固定するステップ(ST1)と、
最もタイヤ幅方向内側となるビードコア1aの端からの垂線L3とビードロック機構D1の把持面との交点をビードロック点P2とした場合に、最もタイヤ幅方向外側になるベルト4bの端P1とビードロック点P2とを結ぶ直線L1に対する水平線L2の角度αが50°以上且つ70°以下となるように、ビードロック機構D1同士の間隔W1を設定するステップ(ST2)と、
生タイヤの内側に圧力を加えた状態において下方から上方へ動くローラD2でカーカスプライ4及び各チェーハ1c・1dを押して巻き上げるステップ(ST3)と、
を含む。
As described above, the green tire molding method of the present embodiment is provided on the outer side of the carcass ply 4 at the
A step (ST1) of fixing the
When the intersection of the perpendicular L3 from the end of the
A step (ST3) of pushing the
including.
このように、角度αを設定すれば、ナイロンチェーハ1dのコードウェーブを抑制でき、ビード部1の故障を低減して耐久性を向上させることが可能となる。ローラD2だけで押し上げられるとコードウェーブが発生しやすいと考えられるところ、角度αを小さくすれば、ナイロンチェーハ1d端の巻き上げ後の高さが低くなり、ビード部1が寝る姿勢になるので、ナイロンチェーハ1dの自重で積極的に接着され、ローラD2から局所的に受ける力を低減でき、ナイロンチェーハ1dのコードウェーブを抑制できると考えられる。ナイロンチェーハ1dの変化量が15°以内に抑制できた。
Thus, if the angle α is set, the code wave of the
本実施形態において、生タイヤの内側に加える圧力は、0.03MPa以上且つ0.1MPa以下である。内圧が0.03MPaよりも小さければ、ナイロンチェーハ1dのコードウェーブの抑制効果は高くなる一方で、逆にカーカスプライ4のコードウェーブが招来されてしまうからである。内圧が0.1MPaよりも大きくなれば、ナイロンチェーハ1dのコードウェーブが招来されてしまうからである。
In the present embodiment, the pressure applied to the inside of the raw tire is 0.03 MPa or more and 0.1 MPa or less. This is because, if the internal pressure is smaller than 0.03 MPa, the code wave suppression effect of the
本実施形態において、ビードコア1aのタイヤ径方向外側にビードフィラー1bが設けられており、ビードロック機構D1でビード部1を固定した状態において、ビードフィラー1bの先端とカーカスプライ4とは離間している。このように両者を離間させた状態で巻き上げを開始すれば、巻き上げ時に両者が順に当接することで、エア入りを抑制することが可能となる。
In the present embodiment, a
本開示の構成と効果を具体的に示すために、下記実施例について下記の評価を行った。 In order to specifically show the configuration and effects of the present disclosure, the following evaluations were performed on the following examples.
(1)ナイロンチェーハの角度変化
成形後の生タイヤからサンプルをピックアップし、ナイロンチェーハの角度変化量(コードウェーブ量)を計測した。比較例1を100として指数で表した。数値が小さいほど、コードウェーブが少なく、ビード部1の耐久性向上に寄与していると考えられる。
(1) Angle change of nylon chafer A sample was picked up from the green tire after molding, and the angle change amount (code wave amount) of the nylon chafer was measured. Comparative example 1 was set to 100 and expressed as an index. It is considered that the smaller the numerical value, the less the code wave, contributing to the improvement of the durability of the
(2)カーカスプライの角度変化
成形後の生タイヤからサンプルをピックアップし、カーカスプライの角度変化量(コードウェーブ量)を計測した。所定量以上のコードウェーブが発生した場合には、×、許容範囲内であれば○と表記している。
(2) Angle change of carcass ply A sample was picked up from the green tire after molding, and the angle change amount (code wave amount) of the carcass ply was measured. When a code wave of a predetermined amount or more is generated, “X” is indicated, and when within the allowable range, “◯” is indicated.
(3)耐久試験走行距離
タイヤサイズ11R22.5を7.50×22.5のリムに装着し、内圧700kPa、荷重5450kgf(168時間毎に10%増大させる)、速度50km/hの条件において、ドラム上でビード部1が故障するまでタイヤを走行させた。走行距離について比較例1を100として指数で表した。数値が大きいほど、走行距離が長いので、ビード耐久性能が良好となる。
(3) Endurance test mileage Tire size 11R22.5 is mounted on a 7.50 × 22.5 rim, and the internal pressure is 700 kPa, the load is 5450 kgf (increased by 10% every 168 hours), and the speed is 50 km / h. The tire was run on the drum until the
比較例1
表に示すように、角度αを75°、生タイヤ成形時の内圧を0.08MPaとして成形した生タイヤを加硫して製造した空気入りタイヤを用いた。
Comparative Example 1
As shown in the table, a pneumatic tire manufactured by vulcanizing a raw tire formed with an angle α of 75 ° and an internal pressure at the time of green tire molding of 0.08 MPa was used.
実施例1
角度αを50°、生タイヤ成形時の内圧を0.08MPaとして成形した生タイヤを加硫して製造した空気入りタイヤを用いた。
Example 1
A pneumatic tire manufactured by vulcanizing a raw tire formed with an angle α of 50 ° and an internal pressure of 0.08 MPa when forming the raw tire was used.
実施例2
角度αを60°、生タイヤ成形時の内圧を0.08MPaとして成形した生タイヤを加硫して製造した空気入りタイヤを用いた。
Example 2
A pneumatic tire produced by vulcanizing a raw tire formed with an angle α of 60 ° and an internal pressure at the time of green tire molding of 0.08 MPa was used.
実施例3
角度αを70°、生タイヤ成形時の内圧を0.08MPaとして成形した生タイヤを加硫して製造した空気入りタイヤを用いた。
Example 3
A pneumatic tire manufactured by vulcanizing a raw tire formed with an angle α of 70 ° and an internal pressure of 0.08 MPa when forming the raw tire was used.
実施例4
角度αを60°、生タイヤ成形時の内圧を0.02MPaとして成形した生タイヤを加硫して製造した空気入りタイヤを用いた。
Example 4
A pneumatic tire manufactured by vulcanizing a raw tire formed with an angle α of 60 ° and an internal pressure at the time of green tire molding of 0.02 MPa was used.
実施例5
角度αを60°、生タイヤ成形時の内圧を0.03MPaとして成形した生タイヤを加硫して製造した空気入りタイヤを用いた。
Example 5
A pneumatic tire produced by vulcanizing a raw tire molded with an angle α of 60 ° and an internal pressure at the time of green tire molding of 0.03 MPa was used.
実施例6
角度αを60°、生タイヤ成形時の内圧を0.05MPaとして成形した生タイヤを加硫して製造した空気入りタイヤを用いた。
Example 6
A pneumatic tire manufactured by vulcanizing a raw tire formed with an angle α of 60 ° and an internal pressure at the time of forming the raw tire of 0.05 MPa was used.
実施例7
角度αを60°、生タイヤ成形時の内圧を0.1MPaとして成形した生タイヤを加硫して製造した空気入りタイヤを用いた。
Example 7
A pneumatic tire manufactured by vulcanizing a raw tire formed with an angle α of 60 ° and an internal pressure at the time of forming the raw tire of 0.1 MPa was used.
比較例1、実施例1〜3によれば、角度αが小さければナイロンチェーハ1dのコードウェーブを抑制できることが分かる。ただし、角度αが50°を下回ると、ベルトドラム径を小さくする変更が必要となる。現時点のベルトドラム径は最適と思われる径にしているところ、ベルトドラム径を小さくすると、高速耐久力及び偏摩耗の悪化を招くため、実施できなかった。よって、角度αの好適な範囲は、50°以上且つ70°以下であることが分かる。
According to Comparative Example 1 and Examples 1 to 3, it can be seen that the code wave of the
実施例4,5によれば、内圧が0.03MPaよりも小さければ、カーカスプライ4にコードウェーブが発生してしまうことが分かった。実施例2,4〜7によれば、内圧は0.03以上0.1MPa以下が好ましいことが分かる。
According to Examples 4 and 5, it was found that if the internal pressure is smaller than 0.03 MPa, a code wave is generated in the
上記の各実施形態で採用している構造を他の任意の実施形態に採用することは可能である。各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。 The structure employed in each of the above embodiments can be employed in any other embodiment. The specific configuration of each unit is not limited to the above-described embodiment, and various modifications can be made without departing from the spirit of the present disclosure.
1…ビード部
1a…ビードコア
1b…ビードフィラー
1c…スチールチェーハ
1d…ナイロンチェーハ
2…サイドウォール部
3…トレッド部
4…カーカスプライ
4b…ベルト
D1…ビードロック機構
D2…ローラ
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記カーカスプライの端部、前記各チェーハの端部が巻き上げられていない状態の生タイヤのビード部をビードロック機構で固定するステップと、
最もタイヤ幅方向内側となる前記ビードコアの端からの垂線と前記ビードロック機構の把持面との交点をビードロック点とした場合に、最もタイヤ幅方向外側になる前記ベルトの端と前記ビードロック点とを結ぶ直線に対する水平線の角度が50°以上且つ70°以下となるように、前記ビードロック機構同士の間隔を設定するステップと、
前記生タイヤの内側に圧力を加えた状態において下方から上方へ動くローラで前記カーカスプライ及び前記各チェーハを押して巻き上げるステップと、
を含む生タイヤの成形方法。 A carcass ply extending from the tread portion through the sidewall portion to a pair of bead portions; a belt provided outside the carcass ply in the tread portion; a bead core disposed inside the carcass ply in the bead portion; A method of forming a green tire having a one-layer steel checker and two or more nylon checkers arranged outside the carcass ply in the bead portion,
Fixing the bead portion of the raw tire in a state where the end portion of the carcass ply and the end portion of each of the chehas are not wound up with a bead lock mechanism;
The belt end and the bead lock point that are the outermost in the tire width direction when the intersection of the perpendicular from the end of the bead core that is the innermost in the tire width direction and the grip surface of the bead lock mechanism is a bead lock point Setting an interval between the bead lock mechanisms so that an angle of a horizontal line with respect to a straight line connecting the bead is 50 ° or more and 70 ° or less;
Pressing the carcass ply and each chacher with a roller that moves upward from below in a state where pressure is applied to the inside of the raw tire;
A method for forming a raw tire including
前記ビードロック機構で前記ビード部を固定した状態において、前記ビードフィラーの先端と前記カーカスプライとは離間している請求項1又は2に記載の生タイヤの成形方法。 A bead filler is provided on the outer side in the tire radial direction of the bead core,
The raw tire molding method according to claim 1 or 2, wherein a tip of the bead filler and the carcass ply are separated in a state where the bead portion is fixed by the bead lock mechanism.
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