JP2016111885A - パワーモジュール - Google Patents

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宏将 菅原
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Abstract

【課題】小型化を図ることのできるパワーモジュールを提供する。【解決手段】絶縁基板150と、絶縁基板上に形成された導体パターン03と、導体パターンに実装されたパワー半導体素子200と、導体パターンにハンダ付けされ、外部から延設される外部導体501と接続される端子部材1と、端子部材と外部導体とを接合するボルト550を螺合させるナット20とを有するパワーモジュール102において、端子部材は、金属板の折曲げ加工で成形され、導体パターンとハンダ付けされる接合部1Aと、接合部の上方に接合部と平行に位置し、ナットを保持するナット保持部1Bと、ナット保持部の上方にナット保持部と平行に位置し、ナット保持部で保持されるナットのネジ孔21と対向する位置にボルト挿通孔1Daを有するボルト締結部1Dとを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、パワー半導体素子等を備えたパワーモジュールに関する。
パワーMOSFETやIGBTなどのパワー半導体を搭載したパワーモジュールは、電気自動車やハイブリッド自動車等に搭載される電力変換装置(インバータ)などとして用いられる。
パワーモジュールに関する技術は種々提案されている(例えば特許文献1等)。
特許文献1等に開示の技術では、パワーモジュールのP、N、O端子は、周囲の樹脂に埋め込まれ、チップを搭載した基板からボンディングワイヤで電気的に接続されるか、あるいは端子板が超音波接合等により電気的に接続されている。
特開2009−219273号公報
ところが、前記従来技術では、基板の外側に端子のボルト締結部の分だけパワーモジュールの形状が大きくなってしまうという難点があった。
即ち、従来技術では、端子板(端子部材)について、基板にハンダ付けされる接合部と、外部導体と接合されるナットとを分けた構造となっていたため、筐体(あるいは枠体)の周縁にナットの収容部が必要となり、筐体の体積が大きくなるので、結果的にパワーモジュール自体の小型化が阻害されるという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、小型化を図ることのできるパワーモジュールを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明に係るパワーモジュールは、絶縁基板と、前記絶縁基板上に形成された導体パターンと、前記導体パターンに実装されたパワー半導体素子と、前記導体パターンにハンダ付けされ、外部から延設される外部導体と接続される端子部材と、前記端子部材と前記外部導体とを接合するボルトを螺合させるナットとを有するパワーモジュールにおいて、前記端子部材は、金属板の折曲げ加工で成形され、前記導体パターンとハンダ付けされる接合部と、前記接合部の上方に当該接合部と平行に位置し、前記ナットを保持するナット保持部と、前記ナット保持部の上方に当該ナット保持部と平行に位置し、前記ナット保持部で保持される前記ナットのネジ孔と対向する位置にボルト挿通孔を有するボルト締結部とを有することを要旨とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のパワーモジュールにおいて、前記ナット保持部は、前記金属板の折曲げ加工で形成された平板部で構成され、当該平板部の端部には、前記ナットが載置された際の抜け落ちを防止する起立部が形成されていることを要旨とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載のパワーモジュールにおいて、前記ナット保持部は、前記絶縁基板上を所定厚さの樹脂で封止した際に、当該ナット保持部に載置された前記ナットが前記樹脂に触れない高さに構成されることを要旨とする。
請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3の何れかに記載のパワーモジュールにおいて、前記絶縁基板を囲繞するように配置される枠体をさらに備え、前記枠体には、前記ナット保持部に載置された前記ナットの側面に当接して、前記ボルトを締結する際に、当該ナット自体の回り止めを行うナット回止部が設けられていることを要旨とする。
請求項5に係る発明は、請求項4に記載のパワーモジュールにおいて、前記枠体には、前記絶縁基板に配置された際に、前記端子部材を上方から押さえる押さえ部が設けられていることを要旨とする。
請求項6に係る発明は、請求項1から請求項5の何れかに記載のパワーモジュールにおいて、前記端子部材の前記接合部と前記ボルト締結部との繋ぎ部は、他の部位より高さ方向の剛性を低下させた脆弱部を有することを要旨とする。
請求項7に係る発明は、請求項1から請求項5の何れかに記載のパワーモジュールにおいて、前記端子部材の前記接合部と前記ボルト締結部との繋ぎ部は、前記ボルト締結部を片持ち状態で支持する構造とされることを要旨とする。
請求項1に記載のパワーモジュールによれば、端子部材は、金属板の折曲げ加工で成形され、パワー半導体素子の端子とハンダ付けされる接合部と、接合部の上方に当該接合部と平行に位置し、ナットを保持するナット保持部と、ナット保持部の上方に当該ナット保持部と平行に位置し、ナット保持部で保持されるナットのネジ孔と対向する位置にボルト挿通孔を有するボルト締結部とを有するので、従来のように枠体の周縁にナットの収容部を設ける必要がなく、パワーモジュールを小型化することができる。
請求項2に記載のパワーモジュールによれば、ナット保持部は、金属板の折曲げ加工で形成された平板部で構成され、当該平板部の端部には、ナットが載置された際の抜け落ちを防止する起立部が形成されているので、ナット保持部に載置したナットが、実装作業中に移動してしまうのを防ぐことができ、作業性を向上させることができる。
請求項3に記載のパワーモジュールによれば、ナット保持部は、絶縁基板上に所定厚さで樹脂を塗布してパワー半導体素子を封止した際に、当該ナット保持部に載置されたナットが前記樹脂に触れない高さに構成されているので、ナットをフリーにした状態で、樹脂によって端子部材を絶縁基板に固定することができる。
請求項4に記載のパワーモジュールによれば、枠体には、ナット保持部に載置されたナットの側面に当接して、ボルトを締結する際に、当該ナット自体の回り止めを行うナット回止部が設けられているので、ボルト締結時に、端子部材に応力が加わることを防止することができる。
請求項5に記載のパワーモジュールによれば、枠体には、絶縁基板に配置された際に、端子部材を上方から押さえる押さえ部が設けられているので、ボルト締結後に、端子部材のハンダ付けされた接合部に垂直方向の応力が加わることを抑制することができる。
請求項6に記載のパワーモジュールによれば、端子部材の接合部とボルト締結部との繋ぎ部は、他の部位より高さ方向の剛性を低下させた脆弱部を有するので、ボルト締結後に、端子部材のハンダ付けされた接合部に垂直方向の応力が加わることをさらに抑制することができる。
請求項7に記載のパワーモジュールによれば、端子部材の接合部とボルト締結部との繋ぎ部は、ボルト締結部を片持ち状態で支持する構造とされているので、ボルト締結後に、端子部材のハンダ付けされた接合部に垂直方向の応力が加わることをさらに抑制することができる。
実施の形態に係るパワーモジュールで構成されるインバータの構成例を示す斜視図である。 実施の形態に係るパワーモジュールに用いられる端子部材の構成例を示す斜視図(a)および要部の側面図(b)である。 実施の形態に係るパワーモジュールに用いられる端子部材にナットを載置した状態を示す斜視図(a)および側面図(b)である。 実施の形態に係るパワーモジュールに枠体を配置した状態を示す斜視図である。 実施の形態に係るパワーモジュールに枠体を配置し外部端子を接合する状態を示す斜視図である。 実施の形態に係るパワーモジュールにおいて枠体に形成されたナット回止部の構成例を示す斜視図である。 実施の形態に係るパワーモジュールにおいて枠体に形成された押さえ部の構成例を示す斜視図(a)および側面図(b)である。 実施の形態に係るパワーモジュールに用いられる端子部材の他の構成例を示す斜視図である。 実施の形態に係るパワーモジュールの平面図である。 比較例に係るパワーモジュールの平面図である。 比較例に係るパワーモジュールに用いられる端子部材の構成例を示す斜視図である。
以下、本発明の一例としての実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。ここで、添付図面において同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複した説明は省略されている。なお、ここでの説明は本発明が実施される最良の形態であることから、本発明は当該形態に限定されるものではない。
[実施の形態に係るパワーモジュール]
図1から図9を参照して、実施の形態に係るパワーモジュール102(102A〜102C)の構成および端子部材1の構成例について説明する。
図1は、実施の形態に係るパワーモジュール102で構成されるインバータの構成例を示す斜視図である。
図1に示す例では、3つのパワーモジュール102(102A〜102C)によって構成されるインバータ100を示す。
即ち、インバータ100は、冷却ジャケット101上に配設される3つのパワーモジュール102(102A〜102C)によって構成されている。
なお、各パワーモジュール102A〜102Cは、同じ構成を有している。
パワーモジュール102A(102B、102C)は、絶縁基板150と、絶縁基板150上に形成された導体パターン103に実装されたIGBT等のパワー半導体素子200と、導体パターン103にハンダ付けされ、外部から延設される外部端子501(図5参照)と接続される端子部材1と、端子部材1と外部導体とを接合するボルト550(図5参照)を螺合させるナット20(例えば、図2、図3等に示すような角ナット)とを有する。
ここで、図2および図3を参照して、実施の形態に係るパワーモジュール102(102A〜102C)に用いられる端子部材1の構成例について説明する。
図2(a)は、端子部材1の構成例を示す斜視図、図2(b)は要部の側面図である。
また、図3(a)は、端子部材1にナットを載置した状態を示す斜視図、図3(b)は、その側面図(b)である。
端子部材1は、銅板やアルミニウム板等の金属板の打ち抜き加工および折曲げ加工により成形される。
そして、図2および図3に示すように、端子部材1は、図1に示す導体パターン103とハンダ付けされる接合部1Aと、接合部1Aの上方に当該接合部1Aと平行に位置し、ナット20を保持するナット保持部1Bと、ナット保持部1Bの上方に当該ナット保持部1Bと平行に位置し、ナット保持部1Bで保持されるナット20のネジ孔21(図3(a)参照)と対向する位置にボルト挿通孔1Daを有するボルト締結部1Dとを有する。
なお、図3等に示すように、接合部1Aとナット保持部1Bとは繋ぎ部1Aaにより、接合部1Aとボルト締結部1Dとは繋ぎ部1Cにより、それぞれ一体的に連結されている。
また、繋ぎ部1Cと対向する位置にはボルト締結部1Dと連結される脚部1Eが設けられている。
また、繋ぎ部1Cおよび脚部1Eの肩部には、切欠部1Ca、1Eaが形成されている。
なお、この切欠部1Ca、1Eaは、後述する図7(a)、(b)に示すように、枠体500の押さえ部510a、510bの突起を挿入させて、押さえをより確実に行なうためのものである。
また、繋ぎ部1Cおよび脚部1Eは、内側に湾曲した形状とされている。この湾曲部は、端子部材1において、他の部位より高さ方向の剛性を低下させた脆弱部として機能する。これにより、ボルト締結後に、端子部材1のハンダ付けされた接合部1Aに垂直方向の応力が加わることを抑制することができる。
なお、図2等に示す例では、繋ぎ部1Cおよび脚部1Eの湾曲部により、高さ方向の剛性を低下させた脆弱部を形成しているが、これに限らず、例えば繋ぎ部1Cおよび脚部1Eの材質を他の部位よりも剛性が低いものとしたり、繋ぎ部1Cおよび脚部1Eの厚さを他の部位より薄くするなどしてもよい。
図2(b)および図3(b)に示すように、ナット保持部1Bは、金属板の折曲げ加工で形成された平板部で構成され、当該平板部の端部には、ナット20が載置された際の抜け落ちを防止する起立部1Ba、1Bbが形成されている。
これにより、ナット保持部1Bに載置したナット20が、実装作業中に移動してしまうのを防ぐことができ、作業性を向上させることができる。
なお、図2(b)および図3(b)に示す例では、起立部1Baよりも起立部1Bbの高さが低く形成されている。これにより、実装作業時において、ナット20を起立部1Bb側から容易に挿通させてナット保持部1Bに載置させることができる。
また、ナット保持部1Bは、絶縁基板150上に所定厚さで樹脂(例えば、所定のゲル剤等)を流し込んでパワー半導体素子200を封止した際に、当該ナット保持部1Bに載置されたナット20が樹脂に触れない高さに構成することができる。
これにより、ナット20をフリーにした状態(即ち、ボルトによる螺合に支障を与えない状態)で、樹脂によって端子部材1を絶縁基板150に固定することができる。
ここで、図4〜図7を参照して、枠体500と端子部材1との関係等について説明する。
図4は、実施の形態に係るパワーモジュール102(102A〜102C)に枠体500を配置した状態を示す斜視図、図5は、パワーモジュール102(102A〜102C)に枠体500を配置し外部端子501を接合する状態を示す斜視図である。
枠体500は、例えば絶縁性の樹脂で成形され、図1に示すパワーモジュール102(102A〜102C)の上方から位置合わせされて嵌合される。
これにより、図4に示すように、各端子部材1のボルト締結部1Dのボルト挿通孔1Daが枠体500の上方に形成された窓部から露出された状態とされる。
なお、各端子部材1のナット保持部1Bには、ナット20が載置された状態となっている。
そして、図5に示すように、枠体500の上方に形成された各窓部に位置合わせして、外部導体(図示せず)に接続される外部端子501が載置され、それぞれボルト550により固定される。
即ち、各ボルト550は、外部端子501の挿通孔および各端子部材1のボルト締結部1Dのボルト挿通孔1Daを介して、各ナット保持部1Bに載置されているナット20のネジ孔21に螺合されて、外部端子501が各端子部材1のボルト締結部1Dに電気的に接続された状態で締結される。
このように、本実施の形態に係るパワーモジュール102(102A〜102C)によれば、従来のように枠体の周縁にナットの収容部を設ける必要がなく、パワーモジュールを小型化することができる。
ここで、図6は、実施の形態に係るパワーモジュール102(102A〜102C)において枠体500に形成されたナット回止部500a、500bの構成例を示す斜視図である。
このように、枠体500の側部に、各端子部材1のナット保持部1Bに載置されたナット20のナットの側面に当接して、ボルト550を締結する際に、当該ナット20自体の回り止めを行うナット回止部500a、500bを設けることにより、ボルト締結時に、端子部材1に応力が加わることを防止することができる。
即ち、ボルト締結時において、ナット20自体の回転は、枠体500のナット回止部500a、500bによって阻止され、各端子部材1自体に回転力が加わることがなく、端子部材1の接合部(ハンダ付けされた部分)に応力が加わる事態を回避することができる。
また、図7(a)は、実施の形態に係るパワーモジュール102(102A〜102C)において枠体500に形成された押さえ部510a、510bの構成例を示す斜視図、図7(b)は、その側面図である。
図7に示す例では、枠体500の側部に、各端子部材1の収容部が設けられ、その収容部の両側の上方に、端子部材1のボルト締結部1Dの両肩部を押さえる押さえ部510a、510bが形成されている。
これにより、ボルト締結後に、端子部材1のハンダ付けされた接合部1Aに垂直方向の応力が加わることを抑制することができる。
次に、図8は、パワーモジュールに102(102A〜102C)用いられる他の構成例に係る端子部材11を示す斜視図である。
なお、端子部材11について、図2等に示す端子部材1と同様の構成については、同一符号を付して重複した説明は割愛する。
端子部材11が、図2等に示す端子部材1と異なる点は、端子部材11の接合部1Aとボルト締結部1Dとは一つの繋ぎ部1Cで連結され、ボルト締結部1Dを片持ち状態で支持する構造とされている点である。
これにより、ボルト締結後に、端子部材11のハンダ付けされた接合部1Aに垂直方向の応力が加わることをさらに抑制することができる。
なお、図9は、端子部材1または端子部材11を用いたパワーモジュール102(102A〜102C)で構成したインバータ100の平面図である。
[比較例に係るパワーモジュール]
図10および図11を参照して比較例に係るパワーモジュール600について簡単に説明する。
図10は、比較例に係るパワーモジュール600の平面図、図11は、比較例に係るパワーモジュール600に用いられる端子部材301の構成例を示す斜視図である。
パワーモジュール600は、水冷ジャケット400上に配置される3個の回路基板300a〜300cを備えている。
各回路基板300a〜300cは同様の構成を備え、各回路基板300a〜300c上には半導体素子305としてのパワーデバイスチップが搭載されている。
各回路基板300a〜300cは、樹脂製の枠体350に嵌合されている。
枠体350の上面側には、図示しない金属製のボルト孔等で構成される接合部が設けられている。
そして、各回路基板300a〜300cと枠体350の接合部との間には、端子部材301が配置され、各端子部材301の基板側の端部302は、各回路基板300a〜300c上に超音波接合されている。
ここで、比較例に係るパワーモジュール600における端子部材301は、図11に示すような構成となっている。
図11に示す端子部材301は、金属板の折曲げ加工により、ハンダ付けまたは超音波接合される接合部302と、ボルト締結部303とが形成されている。
ボルト締結部303にはボルト挿通孔303aが形成されている。
そして、枠体350の側部に形成されるナット収容部にナット20を収容し、ナット20のネジ孔21と端子部材301のボルト挿通孔303aとを位置合わせした状態で、接合部302を基板にハンダ付けまたは超音波接合して固定している。
そのため、枠体350の側部には、ナット収容部を設けるスペースS(図10参照)が必要となり、図9に示す本実施の形態に係るパワーモジュール102から成るインバータ100に比して、全体の体積が大きくなり、装置全体の小型化が阻害されていた。
これに対して、本実施の形態に係るパワーモジュール102(102A〜102C)では、図2、図8等に示すような構成の端子部材1または端子部材11を用いることにより、枠体500にナット収容部を設ける必要がなく、装置全体の体積を低減して小型化を図ることができる。
以上本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって開示された技術に限定されるものではないと考えるべきである。すなわち、本発明の技術的な範囲は、前記の実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載にしたがって解釈すべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲内でのすべての変更が含まれる。
1、11…端子部材
1A…接合部
1Aa、1C…繋ぎ部
1B…ナット保持部
1Ba、1Bb…起立部
1Ca、1Ea…切欠部
1D…ボルト締結部
1Da…ボルト挿通孔
1E…脚部
20…ナット
21…ネジ孔
100…インバータ
101…冷却ジャケット
102(102A〜102C)…パワーモジュール
103…導体パターン
150…絶縁基板
200…パワー半導体素子
500…枠体
501…外部端子(外部導体)
500a、500b…ナット回止部
510a、510b…押さえ部

Claims (7)

  1. 絶縁基板(150)と、
    前記絶縁基板上に形成された導体パターン(103)と、
    前記導体パターンに実装されたパワー半導体素子(200)と、
    前記導体パターンにハンダ付けされ、外部から延設される外部導体(501)と接続される端子部材(1)と、
    前記端子部材と前記外部導体とを接合するボルト(550)を螺合させるナット(20)と
    を有するパワーモジュール(102)において、
    前記端子部材は、金属板の折曲げ加工で成形され、
    前記導体パターンとハンダ付けされる接合部(1A)と、
    前記接合部の上方に当該接合部と平行に位置し、前記ナットを保持するナット保持部(1B)と、
    前記ナット保持部の上方に当該ナット保持部と平行に位置し、前記ナット保持部で保持される前記ナットのネジ孔(21)と対向する位置にボルト挿通孔(1Da)を有するボルト締結部(1D)と
    を有することを特徴とするパワーモジュール。
  2. 前記ナット保持部は、前記金属板の折曲げ加工で形成された平板部で構成され、
    当該平板部の端部には、前記ナットが載置された際の抜け落ちを防止する起立部(1Ba、1Bb)が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のパワーモジュール。
  3. 前記ナット保持部は、前記絶縁基板上を所定厚さの樹脂で封止した際に、当該ナット保持部に載置された前記ナットが前記樹脂に触れない高さに構成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のパワーモジュール。
  4. 前記絶縁基板を囲繞するように配置される枠体(500)をさらに備え、
    前記枠体には、前記ナット保持部に載置された前記ナットの側面に当接して、前記ボルトを締結する際に、当該ナット自体の回り止めを行うナット回止部(500a)が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載のパワーモジュール。
  5. 前記枠体には、前記絶縁基板に配置された際に、前記端子部材を上方から押さえる押さえ部(510a、510b)が設けられていることを特徴とする請求項4に記載のパワーモジュール。
  6. 前記端子部材の前記接合部と前記ボルト締結部との繋ぎ部(1C)は、他の部位より高さ方向の剛性を低下させた脆弱部を有することを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載のパワーモジュール。
  7. 前記端子部材の前記接合部と前記ボルト締結部との繋ぎ部(1C)は、前記ボルト締結部を片持ち状態で支持する構造とされることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載のパワーモジュール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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