JP2016110917A - リチウムイオン二次電池および電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】精度の低い電圧検出装置であっても、充電状態の診断ができるリチウムイオン二次電池の提供。【解決手段】リチウムイオン二次電池は、正極および負極の少なくとも一方には3種類の活物質が含まれており、正極に含まれる正極活物質は、平均電位が4V以上の第1の正極活物質、平均電位が3.5V以上4V未満の第2の正極活物質、および平均電位が3.5V未満の第3の正極活物質から選択され、負極に含まれる負極活物質は、平均電位が0.3V未満の第1の負極活物質、平均電位が0.3V以上0.6V未満の第2の負極活物質、および平均電位が0.6V以上の第3の負極活物質から選択される。【選択図】図6

Description

本発明は、リチウムイオン二次電池および電池システムに関する。
近年、高エネルギー密度を有する二次電池として、特にリチウムイオン二次電池が着目され、その研究、開発及び商品化が急速に進められている。現在では、携帯電話やノートパソコン向けに小型民生用リチウムイオン二次電池が幅広く普及している。リチウムイオン二次電池の正極活物質、負極活物質には種々の材料があり、充放電の際の電位曲線は材料種によって異なる。近年、高出力用途のLTO(チタン酸リチウム)や高容量用途のSi系負極活物質が使用されるが、それらの活物質は電位曲線がフラットであるという特性を有している(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−132582号公報
しかしながら、上述のように電位曲線がフラットな活物質を使用したリチウムイオン二次電池では、電池電圧がフラットとなる。そのため、電圧を計測して電池の充電状態SOC(state of charge)診断を行う場合、僅かな電圧変化を検出可能な高精度な電圧検出器が必要となる。よって、電池システムの高コスト化を招くという問題があった。
請求項1の発明に係るリチウムイオン二次電池は、正極と負極と電解質とを有するリチウムイオン二次電池であって、前記正極および前記負極の少なくとも一方には3種類の活物質が含まれており、前記正極に含まれる正極活物質は、平均電位が4V以上の第1の正極活物質、平均電位が3.5V以上4V未満の第2の正極活物質、および平均電位が3.5V未満の第3の正極活物質から選択され、前記負極に含まれる負極活物質は、平均電位が0.3V未満の第1の負極活物質、平均電位が0.3V以上0.6V未満の第2の負極活物質、および平均電位が0.6V以上の第3の負極活物質から選択される。
請求項3の発明に係る電池システムは、請求項1または2に記載のリチウムイオン二次電池と、充放電による前記リチウムイオン二次電池の電圧の変化が所定値を超えたことを検出する電圧測定回路と、前記電圧測定回路により前記電圧の変化が所定値を超えたことを検出すると、その検出前後で前記リチウムイオン二次電池の充放電制御を切り替える電池制御部と、を備えることを特徴とする。
請求項4の発明に係るリチウムイオン二次電池は、走行駆動源としてエンジンと回転電機とを備えるハイブリッド車両に用いられるリチウムイオン二次電池であって、前記正極または前記負極には3種類の活物質が含まれており、前記正極に3種類の活物質が含まれる場合には、平均電位が4V以上の活物質、平均電位が3.5V以上4V未満の活物質、および平均電位が3.5V未満の活物質が所定の容量比で含まれ、前記負極に3種類の活物質が含まれる場合には、平均電位が0.3V未満の活物質、平均電位が0.3V以上0.6V未満の活物質、および平均電位が0.6V以上の活物質が所定の容量比で含まれ、前記所定の容量比は、力行走行に前記エンジンと前記回転電機とが用いられるハイブリッド走行モードが採用されるSOC範囲の上限と下限における電圧変化が、他のSOC値における電圧変化よりも大きくなるように設定されている。
請求項5の発明に係る電池システムは、請求項4に記載のリチウムイオン二次電池と、前記リチウムイオン二次電池のSOC範囲の上限と下限における前記電圧変化を計測する電圧測定回路と、前記リチウムイオン二次電池のSOCが変化したときの前記電圧の変化率が所定値よりも大きくなるSOCの前後で、前記リチウムイオン二次電池の充放電制御を切り替える電池制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、精度の低い電圧検出装置であっても、リチウムイオン二次電池の充電状態の診断が可能となる。
図1は、実施の形態のリチウムイオン二次電池の模式図である。 図2は、負極活物質として使用されている黒鉛、SiおよびLTOの電位曲線を模式的に示す図である。 図3は、平均電位が異なる3つの負極活物質(黒鉛、Si、LTO)を混合して使用した場合の、負極の電位曲線を模式的に示す図である。 図4は、放電時の電池電圧とSOCとの関係(放電曲線)を示す図である。 図5は、負極活物質の組み合わせ(実施例1〜6)、および、正極活物質の組み合わせ(実施例7)および比較例1における活物質を示したものである。 図6は、正極活物質にLiMnおよびLiNiCoMnを使用し、負極活物質に黒鉛とSiとを使用した場合の、放電時の正極電位、負極電位および電池電圧を模式的に示したものである。 図7は、実施形態のリチウムイオン二次電池を備えた電池システムの一例を示す図である。
以下、図を参照して本発明を実施するための形態について説明する。図1〜6は、本発明に係るリチウムイオン二次電池の一実施の形態を説明する図である。
図1は、円筒型のリチウムイオン二次電池20の概略構成を模式的に示す断面図である。リチウムイオン二次電池20は、ニッケルメッキが施されたスチール製で有底円筒状の電池缶4を備えている。電池缶4の内部には電極群Gが収容されている。電極群Gは、正極板1および負極板2がセパレータ3を介して捲回されたものである。電池缶4の開口部には、正極外部端子となる円盤状の電池蓋9が配置されている。
電池蓋9は、スチール製の円盤状で中央部が上方に向けて突出した端子板9aと、アルミニウム製の円環状で中央部にガス排出用の開口が形成された平板9bとを備えている。端子板9aの突出部と平板9bとの間には、円環状の正極端子部11が配されている。正極端子部11の上面および下面は、それぞれ端子板9aの下面および平板9bの上面に接触している。正極端子部11の内径は、平板9bに形成された開口の内径より大きく形成されている。平板9bの開口の上側には、電池内圧の上昇時に開裂する破裂弁10が開口を塞ぐように配されている。破裂弁10の周縁部は、正極端子部11の内縁部下面と平板9bとで挟まれている。端子板9aの周縁部は、平板9bの周縁部に固定されている。平板9bの下面、すなわち、電池蓋9の底面(電極群G側の面)には、正極集電リード部7の上面が抵抗溶接で接合されている。
電極群Gの図示上側には、電極群Gの正極板1から複数の正極集電リード片5が引き出されている。電極群Gの図示下側には、電極群Gの負極板2から複数の負極集電リード片6が引き出されている。正極板1から導出された正極集電リード片5の端部は、電池蓋9の平板9bに設けられた正極集電リード部7に超音波接合されている。負極板2から導出された負極集電リード片6の端部は、電池缶4の内底部に設けられた負極集電リード部8に超音波接合されている。ニッケル製の負極集電リード部8は、負極外部端子を兼ねる電池缶4の内底部に抵抗溶接で接合されている。
電池缶4内には、非水電解液が注液されている。非水電解液には、本例では、エチレンカーボネート(EC)とエチルメチルカーボネート(EMC)とを体積比1:2で混合した混合有機溶媒中に、6フッ化リン酸リチウム(LiPF)を1モル/リットルの濃度になるように溶解させたものが用いられている。電池缶4の上部には、電池蓋9がガスケット12を介してカシメ固定されている。このため、リチウムイオン二次電池20の内部は密封されている。
電池缶4内に収容された電極群Gにおいては、例えばポリエチレン製等の微多孔性のセパレータ3を介して、正極板1と負極板2とが互いに接触しないように捲回されている。上述した正極集電リード片5と負極集電リード片6とは、それぞれ電極群Gの互いに反対側の両端面に配されている。電極群Gの外周面全周には、電池缶4との電気的接触を防止するために絶縁被覆が施されている。
正極板1は、正極集電体としてアルミニウム箔を有している。アルミニウム箔の厚さは、本例では、20μmに設定されている。アルミニウム箔の両面には、正極活物質を含む正極合剤が略均等に塗着されている。本実施の形態では、正極活物質として、LiNiCoMnが用いられている。正極合剤には、正極活物質以外に、導電材の黒鉛、バインダ(結着材)のポリフッ化ビニリデン(以下、PVDFと略記する。)が配合されている。本実施の形態では、正極活物質、黒鉛、PVDFの配合割合が、90:5:5の重量比に調整されている。正極板1は、アルミニウム箔に混練機で混練された正極合剤が塗着され、乾燥後プレス機で圧延成型されている。アルミニウム箔の長寸方向一側の側縁には、正極集電リード片5が設けられている。
一方、負極板2は、負極集電体として銅箔を有している。銅箔の厚さは、本例では、10μmに設定されている。銅箔の両面には、負極活物質を含む負極合剤が略均等に塗着されている。本実施の形態では、負極活物質として黒鉛、SiおよびLTO(チタン酸リチウム)の3種類が用いられている。それらの負極活物質の混合比は、容量比で黒鉛が30%、Siが40%、LTOが30%に設定されている。負極合剤には、負極活物質以外にバインダのポリイミドが配合されている。本実施の形態では、負極活物質、ポリイミドの配合割合が、95:5の重量比に調整されている。
リチウムイオン二次電池20の製造手順を説明する。まず、作製した正極板1を100℃で、負極板2を200℃で24時間真空乾燥させた後、セパレータ3を介して捲回し電極群Gを作製する。このとき、正極板1、負極板2が適切に対向し、かつ、正極集電リード片5と負極集電リード片6とが互いに反対方向に位置するように捲回する。
次に、正極集電リード片5の全てを正極集電リード部7に超音波接合し、負極集電リード片6の全てを負極集電リード部8に超音波接合した後、電極群Gの周囲に絶縁被覆を施す。正極集電リード部7、負極集電リード部8がそれぞれ接続された電極群Gを、負極集電リード部8を底側に向けて電池缶4内に挿入する。電極群Gの捲回中心部分に電極棒を通し、負極集電リード部8と電池缶4の内底部とを抵抗溶接した後に、正極集電リード部7と電池蓋9とを抵抗溶接で接合する。そして、電池缶4内に非水電解液を注液した後、電池缶4にガスケット12を介して電池蓋9をカシメ固定することで、リチウムイオン二次電池20が完成する。
次に、本実施の形態のリチウムイオン二次電池の特徴について説明する。図2は、負極活物質として使用されている黒鉛、SiおよびLTOの電位曲線を模式的に示したものである。縦軸は電位(V)を示し、横軸は容量を%で示したものである。図2では、黒鉛、SiおよびLTOを単独で負極活物質として使用した場合の電位を示している。いずれの負極活物質の場合も、容量が100%付近および0%付近を除いて、電位がほぼ一定になっている。容量=50%における電位は平均電位と呼ばれており、図2では、黒鉛の平均電位は0.2V、Siの平均電位は0.4V、LTOの平均電位は1.5Vであるとして電位曲線を示した。
このように平均電位が異なる3つの負極活物質(黒鉛、Si、LTO)を混合して使用した場合、負極の電位は図3に示すような変化を示す。まず、容量100%の状態から放電すると、電位の最も低い黒鉛からリチウムイオンが放出される。その後、リチウムイオンの放出により黒鉛の容量が0%に近づくと負極の電位が急激に上昇する。なお、上述したように黒鉛、SiおよびLTOの容量比は30:40:30であるので、黒鉛の容量が0%となった時点の負極合剤全体の容量は70%となる。
そして、負極の電位が上昇してSiの平均電位と等しい0.4Vになると、Siからのリチウムイオン放出が始まる。その後、Siからのリチウムイオン放出によりSiの容量が0%(負極合剤全体の容量で30%)に近づくと負極の電位がさらに上昇し、LTOの平均電位と等しい1.5Vになると、LTOからのリチウムイオン放出が始まる。このように、負極合剤に平均電位の異なる負極活物質を複数含んでいる場合、リチウムイオンを放出する負極活物質が交代する度に、図3に示すように負極の電位が階段状に変化することになる。
電池電圧は正極電位と負極電位との差であるので、正極に用いられる正極活物質の種類が一種類である場合(本実施の形態では、上述したようにLiNiCoMnが用いられている)には、電池電圧(放電曲線)は図4に示すように階段状に変化をする。破線で囲んだ部分は、リチウムイオンを放出する負極活物質が黒鉛からSiに切り替わる領域R1およびSiからLTOに切り替わる領域R2である。領域R1,R2における電池電圧の変化は、正極の平均電位と負極の平均電位との差であるので、100mVオーダー以上となる。このように、黒鉛、SiおよびLTOは作動電位が互いに異なるため、電圧変化の著しい領域が2つ存在することになる。なお、図4では横軸を放電深度DOD(depth of discharge)と充電状態SOCとの両方で示した。
上述した実施形態では、負極合剤に黒鉛、SiおよびLTOが含まれる場合について説明したが、Siに代えてSiO(平均電位0.4V)を用いた場合、または、Si合金(平均電位0.4V)を用いた場合にも、SOC70%およびSOC30%で電池電圧が著しく変化する。また、LTOに代えてSn(平均電位1.0V)を用いても、SOC70%およびSOC30%で電池電圧の著しく変化した。黒鉛とSiOとSnを負極活物質として用いた場合(容量比は30:40:30)や、黒鉛とSi合金とSnを負極活物質として用いた場合においても、同様の電池電圧の著しい変化がSOC70%およびSOC30%で生じた。
さらに、負極活物質を黒鉛とし、正極合剤に平均電位の異なる複数の正極活物質を含む構成とした場合においても、上述した負極の場合と同様に、所定の充電状態SOCで電池電圧を著しく変化させることができた。図5は、上述した負極活物質の組み合わせ(実施例1〜6)、および、正極活物質の組み合わせ(実施例7)を一覧表にしたものである。実施例7では、正極活物質として、LiMn(平均電位4.2V)とLiNiCoMn(平均電位3.8V)とリン酸(平均電位3.4V)とを含む構成とした。それらの容量比は、SOC30%および70%で著しい電圧変化が生じるように30:40:30とした。なお、負極活物質に黒鉛を使用し、正極活物質にLiNiCoMnを使用した場合を、比較例1として記載した。この場合には、正極および負極のいずれも一種類の活物質であるため、SOC30%とSOC70%で電圧はプラトーであった。
電圧変化の評価では、各リチウムイオン二次電池を初期化した後、満充電状態の電圧4.2Vから放電終止電圧まで電流レート1C(定格電気容量の1時間率)で放電し、放電深度(DOD)に対する電圧の変化を測定し、SOC30%とSOC70%で電圧変化が著しいか否かを確認した。図5に示す活物質はいずれも電位曲線が平坦で電位がほぼ一定であるという特性を有するが、上述のように、正極、負極に平均電位の異なる複数の活物質を含ませることによって、所望の充電状態SOCにおいて電圧変化を従来よりも大きくすることができる。
また、正極活物質は、平均電位が4V以上の第1の正極活物質、平均電位が3.5V以上4V未満の第2の正極活物質、および平均電位が3.5V未満の第3の正極活物質から選択される。負極活物質は、平均電位が0.3V未満の第1の負極活物質、平均電位が0.3V以上0.6V未満の第2の負極活物質、および平均電位が0.6V以上の第3の負極活物質から選択される。このように各活物質を選択することで、図4に示す電圧曲線上における所定充電状態SOCにおける電圧変化を、100mVオーダー以上とすることができる。その結果、低精度な電圧測定回路を用いた場合においても、上記の電圧変化を検出することが可能となる。
なお、実施例1〜7では、正極または負極のいずれか一方に、平均電位の異なる活物質を3種類使用した。しかし、正極活物質と負極活物質とを合わせて、平均電位の異なる4種類以上の活物質を用いれば、充放電における電池電圧曲線上に、著しく電圧が変化する箇所を2箇所以上設定することができる。
例えば、正極活物質としてLiMn(平均電位4.2V)とLiNiCoMn(平均電位3.8V)とを使用し、それらの容量比を30:70とする。一方、負極活物質として黒鉛(平均電位0.2V)とSi(平均電位0.4V)とを使用し、それらの容量比を70:30とする。図6は、放電時の正極電位、負極電位および電池電圧を模式的に示したものである。正極活物質の容量比は30:70であるので、SOC70%となったところで正極電位が4.2Vから3.8Vに大きく変化する。その正極電位の低下に対応して、電池電圧もSOC70%において大きく低下する(符号R1で示す部分)。その後、SOC30%に減少すると、負極電位が0.2Vから0.4Vに大きく変化する。そのため、電池電圧も、SOC30%において大きく低下する(符号R2で示す部分)。
図7は、本実施形態のリチウムイオン二次電池を備えた電池システムの一例を示す図である。本実施の形態の電池システムは、例えば、プラグインハイブリッド自動車のモータに電力を供給する車載用の電池システムに適用される。電池システム40は、複数のリチウムイオン二次電池20で構成された電池部25と、各リチウムイオン二次電池20の電圧を測定する電圧測定回路29と、各リチウムイオン二次電池20の電池状態を制御するための電池制御部27と、を備えている。図7に示す例では、6個のリチウムイオン二次電池20が直列に接続されて電池部25が構成されている。実際には、車載用電池システムでは電池部25がさらに複数直列接続され、各々に電圧測定回路29が設けられている。図7では、複数組の電池部25および電圧測定回路29の内の一組のみが図示され、他の組の図示は省略されているものとする。
電池制御部27は、中央演算処理装置のCPU、基本制御プログラムおよび種々の設定値等を記憶したROM、CPUのワークエリアとして働くと共に種々のデータを一時的に記憶するRAMおよびこれらを接続する内部バスを有するマイコンAで構成されている。このマイコンAは、図示を省略した電源供給部からの電源で作動する。電池部25を構成する各リチウムイオン二次電池20は電池制御部27により電池状態(電圧等)が検出される。
図7において、最下位のリチウムイオン二次電池20の負極端子はグランドに接続されている。最上位のリチウムイオン二次電池20の正極端子はスイッチSW2の一端に接続されている。電池部25を構成する各リチウムイオン二次電池20の正極端子および負極端子は、リチウムイオン二次電池20の電圧を測定する電圧測定回路29の入力側端子に接続されている。電圧測定回路29は各リチウムイオン二次電池20の各々に対して設けられている。なお、接続切換回路を設けて各リチウムイオン二次電池20のいずれか一つの電圧を選択的に一つの電圧測定回路29に入力するようにしても良い。電圧測定回路29は、各リチウムイオン二次電池20の電圧を、負極端子を基準とした電圧に変換する差動増幅回路等により構成することができる。
電圧測定回路29の出力側端子は電池制御部27のA/D入力ポートに接続されている。リチウムイオン二次電池20の電圧は、A/D入力ポートにおいてA/D変換される。また、電圧測定回路29は、電池制御部27から電圧測定対象のリチウムイオン二次電池20の指定を受けるために、電池制御部27の電池指定ポートに接続されている。従って、電池制御部27は、各リチウムイオン二次電池20の電圧のデータを取り込むことが可能である。取り込んだ電圧データは車両制御を行う車両制御部50に送られる。
各リチウムイオン二次電池20の正極端子は、容量調整用のバイパス抵抗R(各リチウムイオン二次電池で同一抵抗値)の一端に接続されており、バイパス抵抗Rの他端はリチウムイオン二次電池20の容量調整を行うスイッチSW1の一端に接続されている。スイッチSW1の他端は各リチウムイオン二次電池20の負極端子に接続されている。また、スイッチSW1には、制御信号(ハイレベル信号、ローレベル信号)を出力するマイコンA(電池制御部27)の出力ポートが接続されている。従って、マイコンA(電池制御部27)からの制御信号によりスイッチSW1がオン状態とされることで、リチウムイオン二次電池20に流れる電流はバイパス抵抗Rにより熱消費され、各リチウムイオン二次電池20の容量調整が可能である。
また、電池制御部27であるマイコンAは、スイッチSW2に制御信号を出力する出力ポートを有している。スイッチSW2の他端は外部負荷32の一端に接続されており、外部負荷32の他端はグランドに接続されている。このため、電池制御部27からの制御信号によりスイッチSW2がオン状態とされることで、外部負荷32には、電池システム40からの電力が供給される。スイッチSW1、SW2には、例えば、スイッチ素子として機能するFETを用いることができる。すなわち、FETのゲートには、電池制御部27の出力ポートが接続されている。従って、電池制御部27の出力ポートからFETのゲートに微弱なハイレベル信号が入力されるとドレインとソースとの間に電流が流れ、スイッチSW1、SW2がオン状態となる。
次に、電池システム40の充放電制御についてリチウムイオン二次電池20の電池状態制御を中心に説明する。電池部25を構成する各リチウムイオン二次電池20を充電するときは、図示しない電源部が電池部25と並列接続される。電源部からの電力により各リチウムイオン二次電池20が充電される。
電池制御部27は、一定時間(例えば、30秒間)毎に1回の割合で、電池部25の各リチウムイオン二次電池20の開回路電圧を検出する。すなわち、電池制御部27は、電池指定ポートから電圧測定回路29に測定対象のリチウムイオン二次電池20を指定することで、A/D入力ポートを介して電圧測定回路29から測定対象のリチウムイオン二次電池20の開回路電圧を取り込む。なお、開回路電圧の代わりに閉回路電圧を計測し、その閉回路電圧から開回路電圧を推定するようにしても良い。
電池制御部27のROMには、開回路電圧と充電状態SOCとの対応を示す電池状態マップが予め記憶されている。電池状態マップは、初期設定においてRAMに展開されている。すなわち、図6の破線で示すような電池電圧(開回路電圧)と充電状態SOCとの関係がRAMに展開されている。電池制御部27は、各開回路電圧データから、RAMに展開されている電池状態マップにより各リチウムイオン二次電池20の充電状態SOCを算出する。また、図4の領域R1,R2における電圧変化量を予め記憶しておき、電圧測定回路29で計測される電圧から推定される電圧変化(平坦な状態から他の平坦な状態の間の電圧変化)が所定値を超えたか否かを電池制御部27で判断する。そして、電圧変化が所定値を超えたと判断されると、電池制御部27は充放電制御を切り替える。
本実施の形態では、上述したようにリチウムイオン二次電池20は、SOC30%および70%において電圧変化が著しい。そのため、電池制御部27が低電圧検出精度であっても、SOC30%、70%となる開回路電圧を容易に検出することができる。
例えば、黒鉛、SiおよびLTOが負極活物質として負極に含まれている場合、SOC70%の近傍における電圧変化は約0.3Vであり、SOC30%における電圧変化は約0.6Vになる。充電状態SOCが変化したときの電圧の変化率は0.75〜20(V/SOC)程度となり、SOC30%、70%以外の電圧が平坦な部分における変化率に比べて約7000倍以上となっている。すなわち、平坦部分の電圧変化が計測可能な計測精度に比べて1/7000程度の計測精度を有する、より低精度な電圧測定回路29を用いた場合でも、SOC30%、70%における電圧変化が計測可能となる。その結果、電池システム40の低コスト化を図ることができる。
なお、領域R1,R2における電池状態マップを用いることで、電圧変化が著しい箇所の充電状態SOCを判断することができる。例えば、領域R1において階段状に変化する電池電圧の中間点の電圧が計測されたならば、SOC70%であると判断する。
充電によって電池部25の平均充電状態SOCが100%、すなわち、満充電状態に達したときに、電池制御部27は充電終了と判断する。そして、充電終了を不図示の報知手段(例えば、車両に設けられている表示装置)により報知する。充電終了により、図示しない電源部と電池部25との接続が解除される。なお、充電状態SOCの情報は車両制御部50にも出力される。
電池使用開始後の充放電制御においても、同様にSOC30%、70%において開回路電圧が大きく変化する。例えば、プラグインハイブリッド自動車の場合、リチウムイオン二次電池20の充電状態SOCに応じて走行モード(EV走行モード、HEV走行モード、エンジン走行モード)を切り替える制御が行われる。EVモードでは、充電状態SOCはモータによる力行により低下し回生により上昇するが、全体傾向としては走行に伴って充電状態SOCが低下する。HEVモードでは、力行により消費された容量は回生およびエンジンによる充電により補充され、充電状態SOCが所定の範囲となるように制御される。エンジン走行モードでは、エンジンにより力行が行われる。
本実施の形態では、上記走行モードの切り替えを行う所定充電状態SOCにおいて開回路電圧が大きく変化するように、平均電位の異なる負極活物質または正極活物質の容量比を設定するようにした。すなわち、上述したSOC30%、70%が、走行モードの切り替えを行う充電状態SOCに相当しており(図4参照)、力行走行にエンジンと回転電機とが用いられるハイブリッド走行モードが採用されるSOC範囲の上限と下限である。
図4に示すように、満充電状態(SOC100%)からはEV走行モードで放電を開始する。その後、EV走行モードにおいて、開回路電圧が4Vから3.5Vに大きく変化するのを検出したならば、充電状態SOCが70%になったと診断し、電池制御状態をHEVモードに切り替える。また、充電状態SOCが70%になったことは、上位コントローラである車両制御部50にも出力される。車両制御部50はSOC70%という情報を受信すると、車両制御をHEV走行モードに切り替える。さらに、より低電圧側において電圧変化が著しい領域(符号R2で示す領域)が現れた場合は、SOC30%と診断し、エンジン走行に切り替える。
このように、本実施の形態のリチウムイオン二次電池20では、正極に含まれる平均電位の異なる正極活物質の種類の数と、負極に含まれる平均電位の異なる負極活物質の種類の数との和が4以上である。その結果、所定の充電状態SOCにおいて、電池電圧を大きく変化させる(図4や図6に示すように階段状に変化させる)ことが可能となる。例えば、上述したように、負極合剤において、平均電位の異なる3種類の負極活物質(黒鉛、SiおよびLTO)を使用し、それらの容量比が30%、40%、30%となるように混合比を設定することで、SOC30%および70%における電圧変化を大きくすることができる。
なお、上述した実施の形態では、電圧が著しく変化する箇所が2箇所である場合について説明した。しかし、正極に含まれる平均電位の異なる正極活物質の種類の数と、負極に含まれる平均電位の異なる負極活物質の種類の数との和を4よりも多くすることで、3箇所以上とすることも可能である。また、電圧が著しく変化する充電状態SOCとしては、上述した30%、70%に限定されず、電池制御や車両制御から要請される切替SOCを満足するように、活物質の容量比を設定すれば良い。
なお、上述した実施形態では、プラグインハイブリッド自動車(PHEV)の電池システムに適用した場合を例に説明したが、ハイブリッド自動車(HEV)、電気自動車(EV)などの乗用車やハイブリッド鉄道車両といった産業用車両の電源を構成する電池システムにも適用できる。
1…正極板、2…負極板、20…リチウムイオン二次電池、25…電池部、27…電池制御部、29…電圧測定回路、40…電池システム、50…車両制御部

Claims (5)

  1. 正極と負極と電解質とを有するリチウムイオン二次電池であって、
    前記正極および前記負極の少なくとも一方には3種類の活物質が含まれており、
    前記正極に含まれる正極活物質は、平均電位が4V以上の第1の正極活物質、平均電位が3.5V以上4V未満の第2の正極活物質、および平均電位が3.5V未満の第3の正極活物質から選択され、
    前記負極に含まれる負極活物質は、平均電位が0.3V未満の第1の負極活物質、平均電位が0.3V以上0.6V未満の第2の負極活物質、および平均電位が0.6V以上の第3の負極活物質から選択される、リチウムイオン二次電池。
  2. 請求項1に記載のリチウムイオン二次電池において、
    前記第1の正極活物質はLiMnであり、前記第2の正極活物質はLiNiCoMnであり、第3の正極活物質はリン酸鉄であり、
    前記第1の負極活物質は黒鉛であり、前記第2の負極活物質はSi、SiOおよびSi合金のいずれかであり、前記第3の負極活物質はチタン酸リチウムまたはSnである、リチウムイオン二次電池。
  3. 請求項1または2に記載のリチウムイオン二次電池と、
    充放電による前記リチウムイオン二次電池の電圧の変化が所定値を超えたことを検出する電圧測定回路と、
    前記電圧測定回路により前記電圧の変化が所定値を超えたことを検出すると、その検出前後で前記リチウムイオン二次電池の充放電制御を切り替える電池制御部と、を備える電池システム。
  4. 走行駆動源としてエンジンと回転電機とを備えるハイブリッド車両に用いられるリチウムイオン二次電池であって、
    前記正極または前記負極には3種類の活物質が含まれており、
    前記正極に3種類の活物質が含まれる場合には、平均電位が4V以上の活物質、平均電位が3.5V以上4V未満の活物質、および平均電位が3.5V未満の活物質が所定の容量比で含まれ、
    前記負極に3種類の活物質が含まれる場合には、平均電位が0.3V未満の活物質、平均電位が0.3V以上0.6V未満の活物質、および平均電位が0.6V以上の活物質が所定の容量比で含まれ、
    前記所定の容量比は、力行走行に前記エンジンと前記回転電機とが用いられるハイブリッド走行モードが採用されるSOC範囲の上限と下限における電圧変化が、他のSOC値における電圧変化よりも大きくなるように設定されている、リチウムイオン二次電池。
  5. 請求項4に記載のリチウムイオン二次電池と、
    前記リチウムイオン二次電池のSOC範囲の上限と下限における前記電圧変化を計測する電圧測定回路と、
    前記リチウムイオン二次電池のSOCが変化したときの前記電圧の変化率が所定値よりも大きくなるSOCの前後で、前記リチウムイオン二次電池の充放電制御を切り替える電池制御部と、を備える電池システム。
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