JP2016109843A - 画像形成装置 - Google Patents

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守夫 長田
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江理 草野
Eri Kusano
江理 草野
真典 河田
Masanori Kawada
真典 河田
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Abstract

【課題】被転写部材の端部にてクリーニングブレードが短期間でめくれることを抑制とすること。【解決手段】画像形成装置1において、感光体ドラム5a〜5dは、所定方向D0に延在し、静電潜像が形成される。現像器8a〜8dは、滑剤が添加された現像剤を、内部で搬送しつつ現像ローラ85に担持させることで、感光体ドラム5a〜5dに供給する。中間転写ベルト3には、感光体ドラム5a〜5dへの現像剤の供給により形成された複数のトナー像が転写され、その結果、合成トナー像が形成される。クリーニングブレード12は、合成トナー像の印刷媒体への転写後に中間転写ベルト3に残留した残留物を除去する。現像器8cは、所定方向D0の一方側から他方側への順方向D1に現像剤を搬送しつつ、自身の現像ローラ85に担持させる。それに対し、現像器8a等は、順方向D1とは逆方向D2に現像剤を搬送しつつ自身の現像ローラ85に担持させる。【選択図】図4

Description

本発明は、被転写部材への残留物を除去するクリーニングブレードを備えた画像形成装置に関する。
従来、この種の画像形成装置は、例えば、下記の特許文献1に記載されており、被転写部材の一例としての中間転写ベルトを備える。中間転写ベルトは、複数のローラにより張架される。いずれかのローラは、モータからの駆動力により回転し、この回転に連れて、他のローラおよび中間転写ベルトも回転する。
中間転写ベルトの周囲(例えば下方)には、中間転写ベルトの回転方向の上流側から順に、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラック用の四個の作像ユニットが並置される。各作像ユニットは、対応色の現像剤を用いてトナー像を感光体ドラム上に形成する。各色のトナー像は中間転写ベルトの同じ領域に一次転写され、その結果、各トナー像が互いに重なり合った合成トナー像が形成される。合成トナー像は、二次転写領域にて中間転写ベルトから印刷媒体(例えば用紙等)に転写される。
また、中間転写ベルトの外周面上であって、二次転写領域およびイエロー用の作像ユニットとの間には、クリーニングブレードが設けられる。クリーニングブレードは、中間転写ベルトと当接し、二次転写領域で印刷媒体に転写されなかったトナー等の残留物を掻き取る。
特開2014−81538号公報
しかし、従来の画像形成装置では、クリーニングブレードの寿命が設計寿命よりも短くなるという問題点があった。具体的には、各色の現像剤には、トナーやキャリアだけでなく滑剤が外添される。かかる現像剤は、現像器内において現像ローラと対向する部分を、感光体ドラムの回転軸の一方端側から他方端側に向かう方向(以下、搬送方向という)に搬送される間に、現像ローラにより担持された後、現像ローラの回転により、感光体ドラムにおける現像域まで搬送されて供給される。
上記のように現像剤を供給する場合、現像ローラにおいて、搬送方向の上流側の部分に、相対的に多くの滑剤が供給される。したがって、感光体ドラムや中間転写ベルトに供給される滑剤の量は、搬送方向の下流側に向かうほど少なくなっていく。換言すれば、中間転写ベルトの外周面上では、搬送方向の下流側に向かうほど摩擦係数が増大し、クリーニングブレードにおいて中間転写ベルトの下流側端部にて短期間でめくれてしまう可能性がある。その結果、クリーニングブレードの寿命が設計寿命よりも短くなってしまうという問題点があった。
それゆえに、本発明の目的は、被転写部材の端部にてクリーニングブレードが短期間でめくれることを抑制可能な画像形成装置を提供することである。
本発明の一形態は、所定方向に延在し、静電潜像が形成される複数の像担持体と、滑剤が添加された現像剤を、内部で搬送しつつ回転体に担持させることで、前記複数の像担持体の一つに供給する複数の現像器と、前記複数の像担持体への現像剤の供給により形成された複数のトナー像が転写されて合成トナー像が形成される被転写部材と、前記合成トナー像の印刷媒体への転写後に前記被転写部材に残留した残留物を除去するクリーニングブレードと、を備え、前記複数の現像器の少なくとも一つは、前記所定方向の一方側から他方側への順方向に現像剤を搬送しつつ自身の回転体に担持させ、前記複数の現像器の少なくとも他の一つは、前記順方向とは逆方向に現像剤を搬送しつつ自身の回転体に担持させる、画像形成装置である。
上記形態によれば、クリーニングブレードが短期間でめくれることを抑制可能な画像形成装置を提供することができる。
画像形成装置の大略的な構成を示す図である。 図1におけるY,M,Kの現像器をzx平面に沿う断面図である。 図1におけるY,M,Kの現像器をxy平面に沿う断面図である。 図1におけるCの現像器をzx平面に沿う断面図である。 図1におけるCの現像器をxy平面に沿う断面図である。 実施形態における各色の現像器における現像剤の搬送方向を示す模式図である。 第一変形例における各色の現像器における現像剤の搬送方向を示す模式図である。 第二変形例における各色の現像器における現像剤の搬送方向を示す模式図である。 従来例における各色の現像器における現像剤の搬送方向を示す模式図である。
以下、図面を参照して、各実施形態に係る画像形成装置を詳説する。
《第一欄:定義》
いくつかの図には、互いに直交するx軸、y軸およびz軸が示される。x軸およびz軸は、画像形成装置1の左右方向および上下方向を示す。また、y軸は、画像形成装置1の前後方向、より具体的には、前面側から背面側に向かう方向を示す。また、y軸方向は、感光体ドラム5や現像ローラ85が延在する所定方向D0の一例である。
また、本文中および各図には、参照符号の添え字としてアルファベット小文字a、b、c、dが付加されることがある。a,b,c,dは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)を表す。例えば、感光体ドラム5aは、Y色の感光体ドラムを意味する。また、添え字を付加可能であるにも関わらず、参照符号に添え字が付加されていないものは、全色あるいは各色を意味する。例えば、感光体ドラム5は、YMCK全色あるいは各色の感光体ドラムを意味する。
《第二欄:画像形成装置の全体構成・印刷動作》
図1において、画像形成装置1は、例えば、複写機、プリンタまたはファクシミリ、もしくは、これらの機能を備えた複合機であって、周知の電子写真方式およびタンデム方式により、各種画像(例えばフルカラー画像)を用紙に印刷する。そのために、画像形成装置1は、まず、作像ユニット2と、中間転写ベルト3と、二次転写ローラ4と、を備える。
各色の作像ユニット2は、例えば、上下方向に並置され、対応色の感光体ドラム5を含む。各感光体ドラム5は、像担持体の一例であって、所定方向D0に延在する円柱形状を有し、例えば矢印αの方向に回転する。各感光体ドラム5の周囲には、回転方向αの上流側から下流側に向かって、少なくとも、帯電器6と、現像器8と、一次転写ローラ9とが配置される。
各帯電器6は、対応色の感光体ドラム5の帯電域に臨むよう配置され、回転する感光体ドラム5の周面を一様に帯電させる。
各作像ユニット2の右方には、露光装置7が一つずつ設けられる。各露光装置7は、画像データに基づく光ビームBを、対応色の感光体ドラム5の帯電域の直ぐ下流側の露光域に照射する。これにより、各感光体ドラム5には、対応色の静電潜像が形成される。
各現像器8は、所謂トリクル方式の現像器であって、対応色の感光体ドラム5において露光域の直ぐ下流側の現像域R3(図2A等を参照)に、対応色の二成分現像剤(以下、現像剤と略記する)を供給して対応色のトナー像を形成する。
二成分現像剤は、キャリアとトナーとを含有する。二成分現像剤にはさらに、滑剤等が添加される。滑剤は、例えばステアリン酸亜鉛の微粒子からなるが、ステアリン酸亜鉛以外にも、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸リチウム等の無機ステアリン酸化合物を添加することも可能である。このように、各現像器8は、対応する感光体ドラム5にトナーおよびキャリアだけでなく滑剤をも供給する。これにより、各感光体ドラム5の周囲に、独立した滑剤供給手段を設ける必要がなくなるため、画像形成装置1を小型化・低コスト化することができる。
また、本実施形態では、トリクル方式の現像器8が使用され、各現像器8の排出口81(図2A等を参照)からは、劣化した現像剤が常時は排出される。
また、画像形成装置1の内部には、各色用の現像剤を収容したカートリッジ(図示せず)が配置されている。カートリッジからは、対応する現像器8に補給口82(図2A等を参照)から現像剤が補充される。
中間転写ベルト3は、所謂エンドレスベルトであって、被転写部材の典型例である。かかる中間転写ベルト3は、上下方向に配列された少なくとも二個のローラの外周面に掛け渡され、例えば矢印βで示す方向に回転する。中間転写ベルト3の外周面は、各感光体ドラム5の左端と当接する。
各一次転写ローラ9は、一次転写部材の典型例であって、対応色の感光体ドラム5と中間転写ベルト3を挟んで対向すると共に中間転写ベルト3の内周面を左方から押圧して、感光体ドラム5と中間転写ベルト3との間に一次転写領域R1を形成する。感光体ドラム5に形成されたトナー像は、対応する一次転写領域R1にて、回転する中間転写ベルト3に転写される。以下、この処理を一次転写と称する。ここで、各色のトナー像は、周知の通り、中間転写ベルト3の外周面の同一エリアに転写され、その結果、この外周面には、各色のトナー像が重ね合わせられた合成トナー像が形成される。合成トナー像は、典型的には、フルカラー画像となる。
なお、各感光体ドラム5に担持された現像剤(主にトナーと滑剤)の一部は、中間転写ベルト3に転写されずに、各感光体ドラム5の外周面に残留することがある。かかる残流現像剤やその他の残留物を除去するために、各感光体ドラム5の周囲であって、対応する一次転写領域R1および対応する帯電器6の間には、第一クリーニング手段11が設けられている。各第一クリーニング手段11は、機械的および静電的クリーニング方式のいずれのものを用いても良い。
二次転写ローラ4は、二次転写部材の典型例であって、中間転写ベルト3の下端辺りで、中間転写ベルト3の外周面を押圧して、二次転写ローラ4と中間転写ベルト3の間の接触部分に二次転写領域R2を形成する。二次転写領域R2では、中間転写ベルト3に担持された合成トナー像が印刷媒体M(例えば用紙)に転写される。この印刷媒体Mは、周知の定着器10を通過した後、印刷物としてトレイ(図示せず)に排出される。
なお、二次転写ベルト3に担持された現像剤(主にトナーと滑剤)の一部は、印刷媒体Mに転写されずに、二次転写ベルト3の外周面に残留することがある。かかる残留現像剤やその他の残留物を除去するため、中間転写ベルト3の外周面に沿って、かつ、二次転写領域R2と一次転写領域R1aとの間には、第二クリーニング手段12が設けられている。
第二クリーニング手段12は、要するに、クリーニングブレード12である。クリーニングブレード12は、例えばポリウレタンゴムをシート状に加工したものであって、対応する二次転写領域R2を基準として回転方向βの直ぐ下流側に、中間転写ベルト3の外周面上に所定方向D0と略平行に、例えばリーディング方式(カウンター方式とも呼ばれる)で当接するように配置される。
クリーニングブレード12は、回転する中間転写ベルト3との間に生じる摩擦力により弾性変形する。この時、クリーニングブレード12の先端部分は、弾性力と摩擦力とが均衡した状態で中間転写ベルト3の外周面に当接することになる。かかる状態において、クリーニングブレード12は、中間転写ベルト3の外周面上の残留物が自身に到達すると、到達した残留物を機械的に掻き取る。これにより、中間転写ベルト3の外周面がクリーニングされる。
ここで、両クリーニング手段11,12により取り除かれた残留物は、回収ボックス13に回収される。
《第三欄:現像器の詳細な構成・動作》
次に、図2A〜図3Bを参照し、各現像器8の構成・動作を詳説する。
図2Aは、現像器8a,8bおよび8dをzx平面と平行に切断した時の断面を、y軸の負方向側(つまり前方)から視た時の断面図である。以下では、現像器8a,8bおよび8dを、現像器8a等という場合がある。なお、図2Aでは、分かり易さのため現像剤の図示が省略される。
図2Bは、現像器8a等をxy平面と平行に(つまり、図2Aの線I−I’に沿う面で)切断した時の断面を、z軸の正方向側(つまり上方)から視た時の断面図である。
図2A,図2Bにおいて、現像器8a等はそれぞれ、前述の排出口81および補給口82に加え、現像容器83と、隔壁84とをさらに備える。各現像容器83は、対応色の現像剤を貯留する。また、各現像容器83は、対応色の感光体ドラム5a,5bまたは5dに沿って所定方向D0に延在し、少なくとも、現像域R3との対向部分にて開口する。
各隔壁84は、対応する現像容器83の底部からは上方(z軸方向)に突出していると共に、所定方向D0に延在する。これにより、各現像容器83内は、対応する感光体ドラム5寄りの第一搬送路FP1と、そうでは無い第二搬送路FP2とに区画される。また、両搬送路FP1,FP2は、所定方向D0への位置が異なる二個所(例えば、現像容器83におけるy軸方向の正方向側および負方向側の端部)にて連通する。これにより、各現像容器83内には、現像剤の循環経路が構成される。
以下では、図2A,図2Bの現像容器83において、y軸の正方向側から負方向側に向かう方向を順方向D1とし、y軸の負方向側から正方向側に向かう方向を逆方向D2とする。
また、現像器8a等のそれぞれにおいて、補給口82は、例えば、第二搬送路FP2の上方にて開口し、対応する現像容器83の上壁に形成された貫通孔である。
また、現像器8a等のそれぞれにおいて、排出口81は、第一搬送路FP1の順方向D1側の端部からさらに順方向D1に延在する第三搬送路FP3にて開口する貫通孔である。本実施形態では、排出口81は、対応する現像容器83の底に形成されるとする。後述の排出口81からは、劣化した現像剤が、現像中は継続的に、少しずつ排出される。現像剤の排出に伴い、対応色のカートリッジから、補充の現像剤が送り出される。かかる現像剤は、対応する補給口82より現像容器83に導入される。
現像器8a等のそれぞれは、回転体である現像ローラ85をさらに備える。各現像ローラ85は、回転可能なスリーブ内に固定的に配置された受け取り極および現像極等を有する。また、各現像ローラ85は、対応色の現像域R3に近接し臨み、かつ第一搬送路FP1にも臨むよう、対応色の感光体ドラム5a,5bまたは5dと略平行に設けられる。また、各現像ローラ85は、矢印γの方向に回転可能に、現像容器83の開口部分に架け渡される。かかる現像ローラ85のそれぞれは、対応する第一搬送部材86(後述)から現像剤を受け取り極にて受け取り外周面に担持した後、回転することにより、担持した現像剤を現像極まで搬送し、対応する感光体ドラム5a,5bまたは5dの現像域R3に供給する。
現像器8a等のそれぞれは、第一搬送部材86をさらに備える。各第一搬送部材86は、対応する現像ローラ85の右側に略平行に近接し、かつ、例えば、y軸の負方向側から見て反時計回りの方向θ1に回転可能に、対応する第一搬送路FP1および第三搬送路FP3に架け渡されて軸支される。
また、各第一搬送部材86は、方向θ1に回転することで、第一搬送路FP1内の現像剤を撹拌しつつ順方向D1に搬送し、現像ローラ85の受け取り極に供給する。現像剤は、第一搬送路FP1の順方向D1の下流端まで搬送されると、大部分は、連通部分を経由して第二搬送路FP2に送り込まれ、残りは、第三搬送路FP3に送り込まれる。なお、各搬送路FP1〜FP3での現像剤の搬送方向は、図中、ハッチングを付した矢印で示される。
各第一搬送部材86は、方向θ1に回転することで、第三搬送路FP3内の現像剤を撹拌しつつ逆方向D2に搬送する。しかし、第三搬送路FP3における搬送力はさほど大きくなく、さらには、その最外周に沿って現像剤が通過可能に隙間となっている。第三搬送路FP3に送り込まれた現像剤の一部は、かかる隙間内を搬送されて、排出口81から排出される。
次に、第一搬送部材86の具体的な構成例について説明する。第一搬送部材86は、例えば樹脂製で、射出成形等により成形される。第一搬送部材86には、少なくとも、第一シャフト87と、第一スクリュー88と、第二スクリュー89と、が備わる。第一シャフト87は、所定方向D0に延在する回転軸であって、y軸負方向側からの平面視で反時計回りの方向θ1に回転する。第一スクリュー88は、第一シャフト87において第一搬送路FP1の部分を方向θ1に旋回しながら逆方向D2に進行する螺旋形状を有する。それに対し、第二スクリュー89は、第三搬送路FP3の部分をθ1方向とは逆方向に旋回しながら逆方向D2に進行する螺旋形状を有する。
現像器8a等のそれぞれは、第二搬送部材810をさらに備える。第二搬送部材810は、隔壁84を挟んで第一搬送部材86と略平行に、かつ、矢印θ2の方向(つまり、θ1方向とは逆方向)に回転可能に、第二搬送路FP2内に架け渡されて軸支される。第二搬送部材810は、回転することで、第二搬送路FP2内の現像剤を撹拌しつつ逆方向D2に搬送して、連通部分を介して第二搬送路FP2から第一搬送路FP1に送り込む。
次に、第二搬送部材810の具体的な構成例について説明する。第二搬送部材810は、第二シャフト811と、第三スクリュー812とが備わる。第二シャフト811は、所定方向D0に延在する回転軸である。また、第二シャフト811は、所定方向D0に延在する回転軸であって、y軸の負方向側からの平面視で時計回りの方向θ2に回転する。第三スクリュー812は、第二シャフト811の外周面上を方向θ2とは逆方向に旋回しながら、順方向D2に進行する螺旋形状を有する。
図3Aは、現像器8cをzx平面と平行に切断した時の断面を、y軸の負方向側(つまり前方)から視た時の断面図である。なお、図3Aでは、現像剤がドットで示されている。また、図3Bは、現像器8cをxy平面と平行に(つまり、図3Aの線I−I’に沿う面で)切断した時の断面を、z軸の正方向側(つまり上方)から視た時の断面図である。
図3A,図3Bにおいて、現像器8cは、前述の排出口81および補給口82に加え、現像容器83と、隔壁84とをさらに備える。
現像容器83は、シアンの現像剤を貯留し、現像容器83は、感光体ドラム5cに沿って所定方向D0に延在し、少なくとも、現像域R3との対向部分にて開口する。
隔壁84は、現像容器83の底部からは上方に突出し所定方向D0に延在して、現像容器83内を、感光体ドラム5c寄りの第一搬送路FP1と、そうでは無い第二搬送路FP2とに区画する。また、両搬送路FP1,FP2もまた、他色の搬送路FP1,FP2と同様、現像剤の循環経路を構成するため、所定方向D0への位置が異なる二個所にて連通する。
また、現像器8cにおいて、補給口82は、他色の現像器8a等と同様に設けられるが、排出口81は、第一搬送路FP1の逆方向D2側の端部からさらに逆方向D2に延在する第三搬送路FP3にて開口する貫通孔である。
現像器8cもまた、他色の現像器8aと同様、回転体である現像ローラ85をさらに備える。
現像器8cは、第一搬送部材86をさらに備える。第一搬送部材86において、第一シャフト87は、現像ローラ85の右側に略平行に近接し、かつ、例えば、方向θ1とは逆方向のθ3に回転可能に、両搬送路FP1,FP3に架け渡されて軸支される。また、第一搬送部材86において、第二スクリュー88は、方向θ3に回転することで、第一搬送路FP1内の現像剤を撹拌しつつ逆方向D2に搬送し、現像ローラ85の受け取り極に供給する。現像剤は、第一搬送路FP1の逆方向D2の下流端まで搬送されると、大部分は、連通部分を経由して第二搬送路FP2に送り込まれ、残りは、第三搬送路FP3に送り込まれる。第一搬送部材86において、第二スクリュー89は、方向θ3への回転により、第三搬送路FP3内の現像剤を撹拌しつつ順方向D2に搬送し、これによって、他色の現像器8a等と同様、現像剤は少量ずつ排出口81から排出される。
現像器8cはさらに、第二搬送部材810を備える。第二搬送部材810において、第一シャフト811は、隔壁84を挟んで第一搬送部材86と略平行に、かつ、方向θ2とは逆方向のθ4に回転可能に、第二搬送路FP2内に架け渡されて軸支される。第二搬送部材810において、第三スクリュー812は、回転することで、第二搬送路FP2内の現像剤を撹拌しつつ順方向D1に搬送して、連通部分を介して第二搬送路FP2から第一搬送路FP1に送り込む。
《第四欄:実施形態の作用・効果》
上記構成の画像形成装置1では、印刷動作時、現像器8a等の第一搬送路FP1では、図4に示すように、z軸の正方向側から視た時に、現像剤は、現像ローラ85のy軸の正方向側端部から順方向D1に搬送される。それに対し、現像器8cでは、現像剤は、現像ローラ85のy軸負方向側端部から逆方向D2に搬送される。その結果、現像器8a等の現像ローラ85では、順方向D1の上流側の部分に多くの滑剤が供給されるが、現像器8cの現像ローラ85では、順方向D1の下流側に多くの滑剤が供給される。したがって、中間転写ベルト3(図1を参照)に供給される滑剤の量は、順方向D1の上流側あるいは下流側に極度に偏るのではなく、順方向D1の全体にわたって平滑化される。換言すれば、中間転写ベルト3の外周面では順方向D1の全体にわたって摩擦係数が平滑化されるので、中間転写ベルト3の局所的な摩擦係数の増大により、クリーニングブレード12が短期間でめくれる可能性を低減することができる。その結果、クリーニングブレード12の寿命が設計寿命よりも短くなることを抑制することができる。
《第五欄:第一変形例》
上記実施形態の説明では、印刷動作時、現像器8a,8b,8dの第一搬送路FP1において現像剤は順方向D1に、現像器8cにおいて現像剤は逆方向D2に搬送されるようにしていた(図4を参照)。しかし、これに限らず、図5に示すように、四個ある現像器8a〜8dのうち、二個の現像器8b,8dにおいて現像剤は順方向D1に、残りの二個の現像器8a,8cにおいて現像剤は逆方向D2に搬送されるようにしても良い。
なお、第一変形例では、YMCKに対応して四個の現像器8の場合を例示した。しかし、これに限らず、現像器8の個数が六個以上の偶数の場合には、全ての現像器8のうち半数では現像剤は順方向D1に、残りの半数では現像剤は逆方向D2に搬送されれば良い。
《第六欄:第一変形例の作用・効果》
第一変形例では、全ての現像器8の半数では現像剤は、現像ローラ85の全域にわたって順方向D1に、残りの半数では現像剤は現像ローラ85の全域にわたって逆方向D2に搬送されるので、中間転写ベルト3(図1を参照)に供給される滑剤の量は、順方向D1の全体にわたって、上記実施形態よりも平滑化される。換言すると、中間転写ベルト3における局所的な摩擦係数の増大を抑制できるため、クリーニングブレード12が短期間でめくれる可能性をより低減できる。その結果、クリーニングブレード12の寿命が設計寿命よりも短くなることをさらに抑制することができる。
《第七欄:第二変形例》
上記実施形態の説明では、印刷動作時、現像器8a,8b,8dの第一搬送路FP1において現像剤は順方向D1に、現像器8cにおいて現像剤は逆方向D2に搬送されるようにしていた(図4を参照)。しかし、これに限らず、図6に示すように、現像器8dにおいて現像剤は順方向D1に、残りの三個の現像器8a〜8cにおいて現像剤は逆方向D2に搬送されるようにしても良い。
《第八欄:第二変形例の作用・効果》
周知の通り、ブラックは使用頻度が高い。したがって、第二変形例のように、ブラックの現像剤に限り、現像ローラ85の全域にわたって順方向D1に、他色の現像剤を現像ローラ85の全域にわたって逆方向D2に搬送することで、中間転写ベルト3(図1を参照)に供給される滑剤の量は、順方向D1の全体にわたって、上記実施形態よりも平滑化される。換言すると、中間転写ベルト3における局所的な摩擦係数の増大を抑制できるため、クリーニングブレード12が短期間でめくれる可能性をより低減できる。その結果、クリーニングブレード12の寿命が設計寿命よりも短くなることをさらに抑制することができる。
《第九欄:発明者による実験結果》
本件発明者は、本発明の実施形態、第一変形例および第二変形例の効果を確認すべく、下記のような実験を行った。
画像形成装置1としては、コニカミノルタ社製「bizhub PRO C554」(波長780nmのレーザ露光,反転現像,タンデム方式カラー複合機)をローラ帯電方式に改造した複合機を四台準備した。かかる複合機の三台を、実施形態、第一変形例および第二変形例に相当するものにさらに改造した。また、残りの複合機は、従来例に相当し、図7に示すように、全色の現像剤を第一搬送路FP1で順方向D1に搬送する。
以上のような四台の複合機に、YMCの各色に関しては印刷面積率5%で、Kに関しては印刷面積率15%の画像を含むA4版画像をA4版中性紙に、中間転写ベルトやクリーニングブレード等を含む中間転写ユニットの設計寿命が来るまで繰り返し印刷させた。その結果を下表に示す。
Figure 2016109843
上表に示すように、従来例の評価結果は、NGで、中間転写ユニットの設計寿命が来る前に、クリーニングブレードのめくれが生じた。また、実施形態の評価結果はDCで、中間転写ユニットの設計寿命辺りで、クリーニングブレードのめくれが生じた。また、第一変形例および第二変形例の評価結果はOKで、中間転写ユニットの設計寿命を超えても、クリーニングブレードのめくれが生じなかった。
本発明に係る画像形成装置は、クリーニングブレードが短期間でめくれることを抑制可能であり、トリクル方式の現像器を用いた画像形成装置に好適である。
1 画像形成装置
3 中間転写ベルト
5(5a〜5d) 感光体ドラム
8(8a〜8d)現像器
85 現像ローラ
12 クリーニングブレード

Claims (4)

  1. 所定方向に延在し、静電潜像が形成される複数の像担持体と、
    滑剤が添加された現像剤を、内部で搬送しつつ回転体に担持させることで、前記複数の像担持体の一つに供給する複数の現像器と、
    前記複数の像担持体への現像剤の供給により形成された複数のトナー像が転写されて合成トナー像が形成される被転写部材と、
    前記合成トナー像の印刷媒体への転写後に前記被転写部材に残留した残留物を除去するクリーニングブレードと、を備え、
    前記複数の現像器の少なくとも一つは、前記所定方向の一方側から他方側への順方向に現像剤を搬送しつつ自身の回転体に担持させ、
    前記複数の現像器の少なくとも他の一つは、前記順方向とは逆方向に現像剤を搬送しつつ自身の回転体に担持させる、画像形成装置。
  2. 前記複数の現像器の総数が四以上の偶数であり、
    前記四以上の現像器の半数は、前記順方向に現像剤を搬送しつつ自身の回転体に担持させ、
    前記四以上の現像器の残りの半数は、前記順方向とは逆方向に現像剤を搬送しつつ自身の回転体に担持させる、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記複数の現像器の総数が四であって、
    前記四以上の現像器の一個は、前記順方向および前記逆方向のいずれか一方に、ブラックの現像剤を搬送しつつ自身の回転体に担持させ、
    前記四以上の現像器の残りの三個は、前記順方向および前記逆方向のいずれか他方に、ブラック以外の色の現像剤を搬送しつつ自身の回転体に担持させる、請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記複数の現像器の少なくとも一つは、前記回転体における前記所定方向の一方端から他方端に沿って現像剤を搬送しつつ自身の回転体に担持させ、
    前記複数の現像器の少なくとも他の一つは、前記回転体における前記所定方向の他方端から一方端に沿って現像剤を搬送しつつ自身の回転体に担持させる、請求項1に記載の画像形成装置。
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