JP2016109508A - 構造物解析システム - Google Patents

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Abstract

【課題】構造物全体を計測する時間を大幅に短縮することが可能となると共に、構造物を視覚的、直感的に評価することが可能な構造物解析システムを提供する。
【解決手段】構造物解析システム100は、構造物の振動に係る計測データと、構造物の画像データとを同一の光軸で取得するレーザードップラー振動計システムと、鉛直軸を中心に回動するステージ部60と、ステージ部60上で水平軸を中心に回動するフレーム部70とからなり、フレーム部70にレーザードップラー振動計システムが搭載される電動雲台50と、レーザードップラー振動計システムに対してデータ取得指令を発し、レーザードップラー振動計システムで取得された計測データと、画像データとが入力されると共に、パーソナルコンピューター90は、電動雲台50を順次駆動しつつ、レーザードップラー振動計部から計測データと、画像データとを取得する。
【選択図】図1

Description

本発明は、橋梁などの構造物をレーザードップラー振動計システムによって振動周波数、振動強度、固有振動周波数、変位などを計測するとともに、クラックなどの変状の点検を行い得る構造物解析システムに関する。
従来、レーザードップラー振動計システムを用いて、橋梁などの構造物の振動特性や変位を計測し、当該構造物の振動特性や変位を把握して、当該構造物の健全度を評価することが行われている。
例えば、特許文献1(特開2008−281422号公報)には、レーザー光を利用した構造物の振動特性の非接触計測装置に、ペイント弾を着弾させ再帰性反射塗料を付着させることによる非接触計測対象面の形成装置を具備することを特徴とする構造物の振動特性の非接触計測システムが開示されている。
特開2008−281422号公報
上記のような従来のレーザードップラー振動計システムによって、橋梁などの巨大な構造物全体を計測するためには、複数の振動計測対象点を測定する必要があり、多大な計測時間を要する、という問題があった。
また、レーザードップラー振動計システムによって、構造物を計測したとしても、当該構造物を視覚的、直感的に評価することができない、という問題があった。
上記のような問題を解決するために、本発明に係る構造物解析システムは、構造物の振動に係る計測データと、構造物の画像データとを同一の光軸で取得するレーザードップラー振動計部と、鉛直軸を中心に回動するステージと、前記ステージ上で水平軸を中心に回動するフレームとからなり、前記フレームに前記レーザードップラー振動計部が搭載される電動雲台と、前記レーザードップラー振動計部に対してデータ取得指令を発し、前記レーザードップラー振動計部で取得された計測データと、画像データとが入力されると共に、前記電動雲台に対する制御指令を出力する情報処理部と、からなり、前記情報処理部は、前記電動雲台を順次駆動しつつ、前記レーザードップラー振動計部から計測データと、画像データとを取得することを特徴とする。
また、本発明に係る構造物解析システムは、前記情報処理部が、画像データを繋ぎ合わせることを特徴とする。
また、本発明に係る構造物解析システムは、前記情報処理部が、繋ぎ合わせられた画像データから、変状データを抽出することを特徴とする。
また、本発明に係る構造物解析システムは、前記情報処理部が、繋ぎ合わせられた画像データと、計測データとを重畳することを特徴とする。
また、本発明に係る構造物解析システムは、前記情報処理部が、繋ぎ合わせられた画像データと、変状データとを重畳することを特徴とする。
また、本発明に係る構造物解析システムは、前記情報処理部が、既知点から前記レーザードップラー振動計部の位置を演算することを特徴とする。
本発明の構造物解析システムは、レーザードップラー振動計部が搭載された前記電動雲台を順次駆動しつつ、前記レーザードップラー振動計部から計測データと、画像データとを取得する構成となっており、本発明の構造物解析システムによれば、巨大な構造物全体を計測する時間を大幅に短縮することが可能となると共に、構造物を視覚的、直感的に評価することが可能となる。
本発明の実施形態に係る構造物解析システム100の模式的斜視図である。 本発明の実施形態に係る構造物解析システム100のブロック図である。 本発明の実施形態に係る構造物解析システム100の電動雲台50の正面図である。 本発明の実施形態に係る構造物解析システム100のセッティングに用いる基準ターゲット200を示す図である。 計測ヘッド部13と距離計30の配置関係と、基準ターゲット200の寸法とを説明する図である。 本発明の実施形態に係る構造物解析システム100の計測準備手順のフロー図である。 本発明の実施形態に係る構造物解析システム100の計測準備手順の様子を模式的に示す図である。 パラメーターセット(r,θ,φ)の取得方法を説明するフロー図である。 本発明の実施形態に係る構造物解析システム100による本計測のフロー図である。 本発明の実施形態に係る構造物解析システム100の本計測の様子を模式的に示す図である。 本発明の実施形態に係る構造物解析システム100によるデータ処理のフロー図である。 本発明の実施形態に係る構造物解析システム100によるデータ出力例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の実施形態に係る構造物解析システム100の模式的斜視図であり、図2は本発明の実施形態に係る構造物解析システム100のブロック図である。また、図3は本発明の実施形態に係る構造物解析システム100の電動雲台50の正面図である。
レーザードップラー振動計システム10は、カメラ(不図示)内蔵のレーザードップラー振動計システムであり、構造物の振動に係る計測データと、構造物の画像データとを、計測開口部15を介して同一の光軸で取得することができるものである。
レーザードップラー振動計システム10は、計測ヘッド部13と、計測ヘッド部13で所得された計測データと画像データを解析して、パーソナルコンピューター90などに送信する解析部17と、から構成されている。解析部17から出力される、構造物の振動に係る計測データとしては、少なくとも、構造物の振動周波数、振動強度、固有振動周波数、変位が含まれている。
上記のようなレーザードップラー振動計システム10としては、例えば、Polytec社製RSV−150などを用いることができる。
レーザードップラー振動計システム10は、パーソナルコンピューター90と通信可能に接続されており、パーソナルコンピューター90からのデータ取得指令に応じて、構造物の振動周波数、振動強度、固有振動周波数、変位などの計測データと、構造物の画像データとを取得して、パーソナルコンピューター90に送信する。
本発明の実施形態に係る構造物解析システム100では、汎用のパーソナルコンピューター90を情報処理装置として用いているが、データ処理機能を有するものであれば、本発明に係る構造物解析システム100に用い得る情報処理装置としてはその他のものでよい。また、汎用のパーソナルコンピューター90に代え、専用の情報処理回路などを用いることもできる。
レーザードップラー振動計システム10の計測ヘッド部13は、電動雲台50に搭載されている。電動雲台50は、不図示のモーターやギアなどからなる駆動機構により、鉛直軸63を中心として回動するステージ部60を有している。このステージ部60の水平面内での回転角度を、水平回転角度θとして定義する。
また、ステージ部60上には、2つの立設部65が設けられており、2つの立設部65の間には水平軸73を中心として回動するフレーム部70が設けられている。フレーム部70の垂直面内での回転角度を、垂直回転角度φとして定義する。
電動雲台50は、パーソナルコンピューター90と通信可能に接続されており、パーソナルコンピューター90からの駆動指令に基づいて、水平回転角度θ、及び、垂直回転角度φを調整することができるようになっている。これにより、フレーム部70に搭載されている計測ヘッド部13の計測開口部15を任意の方向に向けることができるようになっている。
また、ステージ部60及びフレーム部70には不図示のロータリエンコーダーが設けられており、水平回転角度θ及び垂直回転角度φに係る情報を、パーソナルコンピューター90にフィードバックすることができるようになっている。
フレーム部70には、距離計30も取り付けられている。この距離計30は、計測開口部35から出射されたレーザー光(不図示)が計測対象物にあたり、反射された光を再び計測開口部35側で受光することで、距離を計測する。
ここで、計測開口部35で、出射される前記レーザー光の方向と、計測ヘッド部13における計測のための構成の光軸の方向とは平行とされている。したがって、距離計30は、レーザードップラー振動計システム10で計測される構造物における点との間の距離を計測するようになっている。(ただし、後述するように、厳密には、距離計30は、レーザードップラー振動計システム10で計測される構造物における計測点と距離d離れた点と、距離計30との間の距離を計測する。)距離計30で計測される距離データrは、パーソナルコンピューター90に送信されて、データ処理に利用される。
フレーム部70には加速度計40が取り付けられており、電動雲台50自体の振動状況をこの加速度計40によりモニターすることができるようになっている。加速度計40で取得される加速度データは、パーソナルコンピューター90に送信されるようになっている。パーソナルコンピューター90側では、加速度計40により所得されるデータに応じて、レーザードップラー振動計システム10でデータ取得するタイミングを図ったり、或
いは、レーザードップラー振動計システム10で取得されるデータの補正を行ったりすることが可能となる。
次に、以上のように構成される構造物解析システム100によって、構造物Sに係るデータを取得する際のセッティングについて説明する。図4は本発明の実施形態に係る構造物解析システム100のセッティングに用いる基準ターゲット200を示す図であり、図4(A)は第1の態様の基準ターゲット200であり、図4(B)は第2の態様の基準ターゲット200である。両者は、画像認識用ターゲット250の模様が相違しており、その他の点では一致している。
基準ターゲット200は、鉛直軸部材205を有している。基準ターゲット200は、鉛直軸部材205が不図示の基台などに取り付けられて、構造物解析システム100の電動雲台50における計測ヘッド部13が設置された位置(自己位置)を割り出すためのターゲットとして用いられる。鉛直軸部材205には、略U字状をなしている支持部材210が取り付けられており、この支持部材210には、支持部材210の2つの端部で、水平軸部材215が渡されるようにして設けられている。水平軸部材215には、反射面230が取り付けられている。反射面230は、距離計30から出射されるレーザー光(不図示)を反射することを想定している。
また、反射面230の下方には延設部240が設けられており、この延設部240に画像認識用ターゲット250が取り付けられている。この画像認識用ターゲット250は、レーザードップラー振動計システム10のカメラ機能により撮影され、パーソナルコンピューター90に送信されることが想定されている。パーソナルコンピューター90における画像認識技術で、画像認識用ターゲット250が認識しやすいように、画像認識用ターゲット250は、白と黒とで色分けされている。
ここで、基準ターゲット200における反射面230の中心と、画像認識用ターゲット250の中心との間の距離はdとされている。この距離dは、計測ヘッド部13の計測開口部15の中心と、距離計30の計測開口部35の中心との間の距離に対応している。図5は計測ヘッド部13と距離計30の配置関係と、基準ターゲット200の寸法とを説明する図である。
上記のように、反射面230の中心と、画像認識用ターゲット250の中心との間の距離dが決められているので、より正確に、基準ターゲット200に基づいて、電動雲台50に搭載される計測ヘッド部13の自己位置を求めることが可能となる。
また、本発明に係る構造物解析システム100においては、上記のような基準ターゲット200を用いて、適宜簡便に構造物解析システム100の電動雲台50を設置することが可能であり、高価なシステム一式を、解析対象である構造物近傍に常時設置する必要がなく、コストを節約することができる。
次に、構造物解析システム100の電動雲台50を設置した後の計測準備について説明する。図6は本発明の実施形態に係る構造物解析システム100の計測準備手順のフロー図である。なお、このフロー図はパーソナルコンピューター90によってのみ実行されるものではない。
また、図7は本発明の実施形態に係る構造物解析システム100の計測準備手順の様子を模式的に示す図である。本実施形態では、構造物解析システム100によって、橋梁などの構造物Sの解析を行うことを前提として、以下説明を進める。また、(xo1,yo1,zo1)、(xo2,yo2,zo2)、(xo3,yo3,zo3)の3つの位置座標については、既
知であるものとする。
図6の計測準備フロー図におけるステップS101では、基準ターゲット200の画像認識用ターゲット250の中心が、既知の位置座標(例えば、(xo1,yo1,zo1))にくるように、基準ターゲット200をセットする。なお、基準ターゲット200をセットする際には、別途トータルステーションなどで既知の位置座標を特定する。
続いて、ステップS102においては、画像認識用ターゲット250を計測ヘッド部13でとらえて、そのときの距離計30で計測される距離データr、電動雲台50における水平回転角度θ、垂直回転角度φのパラメーターセット(r,θ、φ)を取得する。
このときの方法について、図8のフロー図を参照して説明する。図8はパラメーターセット(r,θ,φ)の取得方法を説明するフロー図である。
ステップS201では、電動雲台50に対して、水平回転角度θ、垂直回転角度φの駆動指令を、適当なθ、φとなるように調整する。なお、適当なθ、φとは、画像認識用ターゲット250が、レーザードップラー振動計システム10のカメラ機能の視野内となるようなθ、φのことである。
続く、ステップS202においては、レーザードップラー振動計システム10の計測ヘッド部13によって、画像データを取得する。
ステップS203では、画像認識用ターゲット250の中央が画像データの中央と一致するか否かが判定される。このときの判定結果がYESであれば、計測ヘッド部13の計測開口部15が画像認識用ターゲット250を適切な姿勢で狙っていることとなるので、ステップS204に進み、距離計30の距離データrを取得し、記憶し、また、ステップS205では、そのときのθ、φを記憶し、ステップS206に進み、処理を終了する。
ステップS203における判定結果がNOであれば、ステップS201に戻り、再度、適当なθ、φとなるように電動雲台50の姿勢を調整する。なお、このとき、画像データの画像解析に基づいて、適切なθ、φを決定するようにしてもよい。
さて、図6のフロー図に戻って、ステップS103においては、3つの既知点についてパラメーターセット(r,θ、φ)を取得する処理が実行されたかが判定される。この判定がNOであれば、ステップS101に戻り、他の既知点にも基準ターゲット200をセットし、ステップS102で、他の既知点についてもパラメーターセット(r,θ、φ)を取得する処理を実行する。
一方、ステップS103における判定がYESであれば、
既知点(xo1,yo1,zo1)に対応するパラメーター(ro1,θo1、φo1
既知点(xo2,yo2,zo2)に対応するパラメーター(ro2,θo2、φo2
既知点(xo3,yo3,zo3)に対応するパラメーター(ro3,θo3、φo3
を得たことになるので、ステップS104に進み、計測ヘッド部13の自己位置(xo
o,zo)を演算により求める。
ステップS105で処理を終了する。
次に、以上のような計測準備を行った後には、構造物解析システム100による本計測を実行する。図9は本発明の実施形態に係る構造物解析システム100による本計測のフロー図である。また、図10は本発明の実施形態に係る構造物解析システム100の本計
測の様子を模式的に示す図である。なお、以下のフロー図では、サフィックスのnは今回分の処理、n+1は次回分の処理程度の意味で用いている。
まず、本計測を行うに当たっては、計測ヘッド部13で所得される画像データが第1画角となるように、適切に電動雲台50を調整する。本発明に係る構造物解析システム100では、電動雲台50によって計測ヘッド部13を順次駆動していき、「第1画角」でのデータ取得→「第2画角」でのデータ取得→「第3画角」でのデータ取得→「第4画角」でのデータ取得→・・・・・という工程を繰り返して、構造物Sに係るデータ取得を行うものである。
このように、本発明に係る構造物解析システム100では、電動雲台50を用いて、巨大な構造物S全体を計測する時間を大幅に短縮することを可能としている。
ステップS300で本計測の処理が開始されると、ステップS301では、加速度計40から取得されるデータが所定値以下であるか否かが判定される。本発明に係る構造物解析システム100では、上記に説明したように電動雲台50を駆動させた後に、データ取得を行う。電動雲台50を駆動させた後には、不図示の駆動機構の振動が電動雲台50に残っていることが考えられる。そこで、ステップS301による判定がYESとなった場合に、計測データを取得するようにする。
ステップS301による判定がYESとなったときには、ステップS302に進み、当該加速度計40の加速度データを記憶しておく。これは、このような加速度データが、レーザードップラー振動計システム10の計測データの補正に用い得る可能性があるからである。
ステップS303では、レーザードップラー振動計システム10に対しデータ取得する指令を発し、ステップS304では、レーザードップラー振動計システム10から取得された計測データ(振動周波数、振動強度、固有振動周波数、変位)、画像データ、画像中央の(rn,θn、φn)記憶する。
ステップS305では、自己位置を参照し、(rn,θn、φn)を(xn,yn、zn)に変換して、記憶する。
ステップS306では、対象構造物Sの全画角が撮影済みであるか否かが判定され、YESであればステップS310に進み処理を終了し、NOであればステップS307に進む。
ステップS307では、今回の(xn,yn、zn)から、次に計測・撮影する画角の(
n+1,yn+1、zn+1)を決定する。このような画角の決定に際しては、今回の画角と、
次回の画角とが多少オーバーラップするようにしてもよい。また、このような画角の決定には、適当な画像処理ソフトウエアを用いることができる。
ステップS308では、ステップS307で決定された、次に撮影する画角に対応する(θn+1,φn+1)を演算し、続く、ステップS309においては、演算された(θn+1
φn+1)に基づいて、電動雲台50を駆動制御し、再びステップS301に戻る。
以上のような本発明に係る構造物解析システム100の本計測では、それぞれの画角に対して、計測データ(振動周波数、振動強度、固有振動周波数、変位)、画像データ、画像中央の計測点における位置座標表(x,y、z)、これに対応する(r,θ、φ)のパラメーターセットを得ることとなる
次に、以上のような本計測によって取得されたデータのデータ処理について説明する。図11は本発明の実施形態に係る構造物解析システム100によるデータ処理のフロー図である。
図11において、ステップS400でデータ処理されると、続く、ステップS401においては、撮影した全画角の画像データを繋ぎ合わせる画像処理を実行する。
次のステップS402では、ステップS401で繋ぎ合わされた画像から、画像認識技術に基づいて、クラックなどの変状データを抽出する。
ステップS403では、計測データ(ここでは、振動周波数を例にとるが、振動周波数、振動強度、固有振動周波数、変位のいずれでも可)を全画角の画像データに重畳していく。例えば、振動周波数の大きさに応じて、色分けして表示を行うような場合、1画角に対して、1計測データが取得されているため、1画角に対して、1つの色が重畳されることとなる。
また、次のステップS404では、抽出された変状データを全画角の画像データに重畳する。このような変状データが画像データに重畳されることで、計測データと変状データとの関係を視覚的、直感的に把握することが可能となる。
続くステップS405では、上記のように、計測データと変状データとが重畳された画像データをパーソナルコンピューター90の表示手段に表示したり、或いは、パーソナルコンピューター90に接続されるプリンター(不図示)から印刷したり、といった出力処理を実行し、ステップS406で、処理を終了する。
図12は、ステップS405によって、出力されるデータ出力例である。本例では、振動周波数の大きさによって、色分け表示された画像データが出力されるようにしている。しかしながら、振動周波数などの計測データを、画像データ中に重畳して表示する方法としては、本例の色分けに限らず、等高線によって表示したり、濃淡によって表示したり、グラフによって表示したり、ポリゴンによって表示したりすることもできる。
以上、本発明の構造物解析システム100は、レーザードップラー振動計システム10が搭載された前記電動雲台50を順次駆動しつつ、前記レーザードップラー振動計システム10から計測データと、画像データとを取得する構成となっており、本発明の構造物解析システム100によれば、巨大な構造物全体を計測する時間を大幅に短縮することが可能となると共に、構造物を視覚的、直感的に評価することが可能となる。
10・・・レーザードップラー振動計システム
13・・・計測ヘッド部
15・・・計測開口部
17・・・解析部
30・・・距離計
35・・・計測開口部
40・・・加速度計
50・・・電動雲台
60・・・ステージ部
63・・・鉛直軸
65・・・立設部
70・・・フレーム部
73・・・水平軸
90・・・パーソナルコンピューター
100・・・構造物解析システム
200・・・基準ターゲット
205・・・鉛直軸部材
210・・・支持部材
215・・・水平軸部材
230・・・反射面
240・・・延設部
250・・・画像認識用ターゲット
S・・・構造物

Claims (6)

  1. 構造物の振動に係る計測データと、構造物の画像データとを同一の光軸で取得するレーザードップラー振動計部と、
    鉛直軸を中心に回動するステージと、前記ステージ上で水平軸を中心に回動するフレームとからなり、前記フレームに前記レーザードップラー振動計部が搭載される電動雲台と、前記レーザードップラー振動計部に対してデータ取得指令を発し、前記レーザードップラー振動計部で取得された計測データと、画像データとが入力されると共に、前記電動雲台に対する制御指令を出力する情報処理部と、からなり、
    前記情報処理部は、前記電動雲台を順次駆動しつつ、前記レーザードップラー振動計部から計測データと、画像データとを取得することを特徴とする構造物解析システム。
  2. 前記情報処理部が、画像データを繋ぎ合わせることを特徴とする請求項1に記載の構造物解析システム。
  3. 前記情報処理部が、繋ぎ合わせられた画像データから、変状データを抽出することを特徴とする請求項2に記載の構造物解析システム。
  4. 前記情報処理部が、繋ぎ合わせられた画像データと、計測データとを重畳することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の構造物解析システム。
  5. 前記情報処理部が、繋ぎ合わせられた画像データと、変状データとを重畳することを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載の構造物解析システム。
  6. 前記情報処理部が、既知点から前記レーザードップラー振動計部の位置を演算することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の構造物解析システム。
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