JP2016109323A - 室内機の吹出構造 - Google Patents

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【課題】室内機から空調空気が吹出されることで生じる騒音を抑制する、ことを目的とする。【解決手段】室内機の吹出構造11は、室内機の吹出口6に設けられ、空調空気の流れ方向を制御する複数のルーバ7を備える。そして、ルーバ7は、厚みが隣り合うルーバ7毎に異なる。これにより、吹出口6から吹き出される空調空気の渦状態が不均一となるので、渦の周波数が分散され、渦状態が均一であることに起因して騒音を生じさせる特定周波数の音圧レベルを低下できる。【選択図】図2

Description

本発明は、室内機の吹出構造に関するものである。
室内機(例えば、壁掛け型ルームエアコン)において、空調空気は吹出口から吹き出る際に、騒音を生じる場合がある。
空調空気は、空調空気の流速が速い吹出口付近において騒音への寄与が大きくなる。そして、一般的に吹出口には、空調空気の流れ方向を制御するルーバ(左右風向制御板)が設けられている。このため、ルーバの後流で発生する渦が騒音発生の一因となっている。
吹出口から吹き出す空調空気は、室内機の幅方向に比較的均一な速度分布を持っているため、ルーバ通過時の流速はほぼ一定である。そのため、ルーバ間隔が等しい場合には、そこで発生する代表的な渦スケールもほぼ同じとなり、例えば図6の領域Aに示されるように、特定の周波数(例えば500〜600Hz付近)にピークをもった騒音が発生する場合がある。
このように、人間にとって騒音となる特定の周波数におけるレベル(騒音レベル)を低減するために、例えば、タンゼンシャルファン翼のランダムピッチ化が行われているが、騒音への寄与が大きい吹出口部分についての対策ではない。
特許文献1には、室内機から吹出す気流をより広範囲に届けることが可能となり、居住空間の温度ムラを解消でき、且つ低騒音にできる風向制御装置が開示されている。
この風向制御装置は、吹出口に設けられ、千鳥状に配置された風上側風向板と風下側風向板とを有し、吹出口から吹き出す空調空気を偏向する場合に、風上側風向板と風下側風向板とでほぼ連続した一つの風向板を形成するものである。
特許第4331157号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている風向制御装置も、騒音への寄与が大きい吹出口部分についての対策ではなく、ルーバの後流で発生する渦を起因とする騒音を抑制することはできない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、空調空気が吹き出ることで生じる騒音を抑制できる、室内機の吹出構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の室内機の吹出構造は以下の手段を採用する。
本発明の第一態様に係る室内機の吹出構造は、室内機の吹出口に設けられ、空調空気の流れ方向を制御する複数のルーバを備えた室内機の吹出構造であって、前記ルーバの後流に発生する渦状態を不均一とする。
本構成に係る室内機の吹出構造は、室内機の吹出口に設けられ、空調空気の流れ方向を制御する複数のルーバを備える。
そして、本構成は、吹出口から吹き出される空調空気の渦状態を不均一とする。これにより、渦の周波数が分散され、渦状態が均一であることに起因して騒音を生じさせる特定周波数の音圧レベルを低下できる。なお、渦状態が不均一とは、一例として、隣り合うルーバにおいて、ルーバの後流に発生する渦に起因して発生する音圧の周波数が異なることをいう。
従って、本構成は、周波数のピークが分散することで、特定の周波数の騒音レベルが下がるため、室内機から空調空気が吹出されることで生じる騒音を抑制できる。
上記第一態様では、前記ルーバが、前記空調空気の流れ方向に対して交差する方向の厚みが隣り合う前記ルーバ毎に異なってもよい。
本構成に係るルーバは、隣り合うルーバ毎に厚みが異なる。ここでいう厚みは、空調空気の流れ方向に対して交差する方向の厚みである。隣り合うルーバ毎に厚みが異なることにより、吹出口から吹き出される空調空気の渦状態が不均一となる。このため、渦の周波数が分散され、渦状態が均一であることに起因して騒音を生じさせる特定周波数の音圧レベルを低下できる。
従って、本構成は、室内機から空調空気が吹出されることで生じる騒音を抑制できる。
上記第一態様では、前記ルーバの厚みを、基準値、該基準値よりも略10%薄い値、及び該基準値よりも略10%厚い値の3種類としてもよい。
上記第一態様では、隣り合う前記ルーバにおいて、一方の前記ルーバは端部の厚みのみが他方の前記ルーバに比べて厚く、他方の前記ルーバは中間部の厚みのみが一方の前記ルーバに比べて厚くてもよい。
本構成によれば、隣り合う前記ルーバにおいて、一方のルーバは端部の厚みのみが他方のルーバに比べて厚い。これにより、空調空気の渦状態が不均一となるので、空調空気が吹出されることで生じる騒音が低下される。
また、他方のルーバは中間部の厚みのみが一方のルーバに比べて厚い。これにより、各ルーバは、空調空気の流れ方向において、端部又は中間部の何れか一方に絞り部を有することになるので、各ルーバ間を流れる空調空気の流速が等しくなる。
従って、本構成は、利用者の空調感を損なうことなく、また吹出口での圧力損失も大きく増加せず、空力性能の低下を抑制しつつ、空調空気が吹出されることで生じる騒音を抑制できる。
上記第一態様では、隣り合う前記ルーバ間の距離が左右で異なってもよい。
本構成に係るルーバは、隣り合うルーバ間の距離が左右で異なるように、例えばランダムに配置される。隣り合うルーバ間の距離が左右で異なることにより、吹出口から吹き出される空調空気の渦状態が不均一となる。このため、渦の周波数が分散され、渦状態が均一であることに起因して騒音を生じさせる特定周波数の音圧レベルを低下できる。
従って、本構成は、室内機から空調空気が吹出されることで生じる騒音を抑制できる。
本発明によれば、空調空気が吹き出ることで生じる騒音を抑制できる、という優れた効果を有する。
本発明の第1実施形態に係る室内機の斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る室内機の吹出構造の概略構成図である。 本発明の第1実施形態に係る室内機が発生させる騒音レベルを示すグラフである。 本発明の第2実施形態に係る室内機の吹出構造の概略構成図である。 本発明の第3実施形態に係る室内機の吹出構造の概略構成図である。 室内機で発生する騒音の大きさを示すグラフである。
以下に、本発明に係る室内機の吹出構造の一実施形態について、図面を参照して説明する。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、本第1実施形態に係る空気調和機の室内機1の斜視図である。室内機1は、一例として、壁掛け型のルームエアコンとされる。
室内機1は、ベース本体2と、該ベース本体2にその前方部位を上下、左右、及び前面から被うように取り付けられたフロントカバー3と、該フロントカバー3の前面に取り付けられたフロントパネル4とを有する横長長方形状の筐体5を備えている。
筐体5を構成しているフロントカバー3の前面及び上面は、その略全面が図示しない格子状の桟となっている。この桟は、空調する室内の空気を取り込む空気吸込口を形成するとともに、フィルタガイドを兼ねるように構成されている。
フロントカバー3の上面には、吸込グリル(不図示)が設置されており、下面の前方部位には、略全幅にわたり温調された空調空気を室内に吹出すための吹出口6が開口している。
吹出口6には、空調空気の流れ方向(風向ともいう。)を制御する複数のルーバ7と水平フラップ10が設けられる。ルーバ7は、風向を左右方向に変更する。水平フラップ10は、風向を上下方向に変更すると共に、吹出口6を閉鎖可能なように左右に2分割されている上下各2枚で構成されている。このルーバ7及び水平フラップ10は、室内機1の内部に設けられているモータによって、それぞれ独立して回動するように構成されている。なお、図1に示されるルーバ7と水平フラップ10の数は、図1の数に限定されるものではない。
図2は、本第1実施形態に係る吹出口6の吹出構造11の概略構成図である。
なお、図2に示されるルーバ7の厚み、長さ、及び間隔等は、理解を容易にするために模式的に表したものであり、実際の厚み、長さ、及び間隔等を反映したものではない。
本第1実施形態に係る吹出口6の吹出構造11は、隣り合うルーバ7毎に厚みが異なっている。なお、ここでいう厚みは、空調空気の流れ方向に対して交差する方向の厚みである。図2に示されるルーバ7は、全長に渡ってその厚みが隣り合う他のルーバ7と異なっている。
図2では一例としてルーバ7の厚みが、基準値D、該基準値Dよりも略10%薄い値、及び該基準値Dよりも略10%厚い値の3種類とされる。すなわち、図2に示されるルーバ7_1の厚みが基準値Dであり、ルーバ7_2の厚み0.9Dが、ルーバ7_3の厚みが1.1Dとされる。
なお、図2に示されるルーバ7の厚みは、一例であり、隣り合うルーバ7の厚みが異なっていれば、他の厚みでもよく、規則的に厚みが異ならず、ランダムに異なっていてもよい。
ルーバ7は、その厚みが厚くなるほど、ルーバ7後流の渦スケールが大きくなる。すなわち、ルーバ7の厚さ0.9D、厚さD、厚さ1.1Dの順にその後流における渦スケールが大きくなる。
従って、隣り合うルーバ7毎に厚みが異なることにより、ルーバ7の後流で発生する空調空気の渦状態(渦スケール)が不均一となる。このため、渦の周波数が分散され、渦状態が均一であることに起因して騒音を生じさせる特定周波数の音圧レベルが低下する。渦状態が不均一とは、一例として、隣り合うルーバ7において、ルーバ7の後流に発生する渦に起因して発生する音圧の周波数が異なることをいう。
ここで、周波数をパラメータとした流れの無次元数であるストロハル数(St数)は、下記(1)式で表される。
Figure 2016109323
(1)式において、fは発生する渦の周波数である。Dは代表長さであり、ルーバ7の厚みに対応し、発生する渦の直径と同等である。Vは、ルーバ7間を流れる空調空気の流速である。
なお、室内機1の吹出口6におけるSt数は通常0.15〜0.20の範囲にある。
また、隣り合うルーバ7の厚みが異なるため、ルーバ7とルーバ7との間隔(ピッチ間隔)が各々異なり、ルーバ7間を流れる空調空気の流速が異なる。従って、本第1実施形態では、流速Vとして所定の代表流速を適用する。
そして、(1)式を変形すると下記(2)式となる。
Figure 2016109323
(2)式が表すように、渦の周波数fは、ルーバ7の厚みDに応じて変化する。このため、厚みの異なるルーバ7を吹出口6に配置すると、発生する渦の周波数fが分散することとなる。
なお、本第1実施形態では、空調関係の騒音指標としてよく用いられる1/3オクターブバンドを一例として用いる。
表1は、1/3オクターブバンドにおける中心周波数400Hz,500Hz,630Hzに対応する周波数のバンド幅を示している。
Figure 2016109323
表1に示されるように、一例として、中心周波数500Hzの周波数バンド(450Hz〜560Hz)の音圧を、その上隣である中心周波数630Hzの周波数バンド(560Hz〜710Hz)、又は下隣である中心周波数400Hzの周波数バンド(355Hz〜450Hz)に分散させれば、騒音が低減することとなる。
そして、(2)式から分かるように、ルーバ7の厚みを基準値Dから上下に約10%ずつ異ならせることにより、一例として、500Hz付近の音圧が、その上隣である中心周波数630Hzの周波数バンドや、下隣である中心周波数400Hzの周波数バンドへ分散される。
そこで、一例として、上述したように厚みD,0.9D,1.1Dのルーバ7を交互に配置することで、図3に示されるように500〜600Hz付近の周波数帯における騒音レベルのピークの低減が可能となった。なお、図3に示される実線が本第1実施形態に係る吹出口6の吹出構造11における騒音レベルであり、破線が従来の騒音レベルである。
以上説明したように、本第1実施形態に係る吹出口6の吹出構造11は、室内機1の吹出口6に設けられ、空調空気の流れ方向を制御する複数のルーバ7を備える。
そして、本第1実施形態に係る吹出口6の吹出構造11は、隣り合うルーバ7毎にその厚みを異ならせることで、ルーバ7の後流に発生する渦状態を不均一とする。
これにより、吹出口6から吹き出される空調空気の渦状態が不均一となるので、渦の周波数が分散され、渦状態が均一であることに起因して騒音を生じさせる特定周波数(一例として500Hz〜600Hz)の音圧レベルを低下できる。
従って、本第1実施形態に係る吹出口6の吹出構造11は、室内機1から空調空気が吹出されることで生じる騒音を抑制できる。
なお、本第1実施形態では、ルーバ7の厚みを基準値Dから上下に約10%ずつ異なるものとする形態について説明したが、これに限らず、騒音レベルのピークの低減ができればよく、例えば、基準値Dから上下に10%以上ずつ異なる形態としてもよい。
また、本第1実施形態では、ピッチ間隔が隣り合うルーバ7毎に異なる形態について説明したが、これに限らず、全てのピッチ間隔を同じとする形態としてもよい。
また、本第1実施形態では、ルーバ7の厚みが全長において隣り合うルーバ7毎に異なる形態について説明したが、これに限らず、ルーバ7は空調空気が吹き出す端部近辺の厚みのみが、隣り合うルーバ7毎に異なる形態としてもよい。
〔第2実施形態〕
以下、本発明の第2実施形態について説明する。
図4は、本第2実施形態に係る吹出口6の吹出構造11の構成を示す。なお、図4における図2と同一の構成部分については図2と同一の符号を付して、その説明を省略する。
本第2実施形態に係る吹出口6の吹出構造11は、隣り合うルーバ7において、一方のルーバ7Aは、吹出口6側の端部の厚みのみが他方のルーバ7Bに比べて厚く、他方のルーバ7Bは、中間部の厚みのみが一方のルーバ7Aに比べて厚い。
なお、ルーバ7Aの端部の厚みと、ルーバ7Bは中間部の厚みは、同等の厚みとされ、ルーバ7Aとルーバ7Bとのピッチ間隔は全て同等である。また、中間部は、端部を含まない領域であればよく、必ずしもルーバ7全長における中間でなくてもよい。
図4の例では、ルーバ7の厚みを一部厚くするために、絞り20がルーバ7に設けられる。絞り20は、空調空気の流れ方向に向かって径が大きくなり、最大で1.2Dとなる。すなわち、ルーバ7Aは端部の厚さが1.2Dである。図4の例では、絞り20の縦断面が台形とされている。このような絞り20の形状により、空調空気の流れを不必要に乱すことなく、ルーバ7の厚みを一部のみ厚くすることができる。
なお、ルーバ7の端部に設けられる絞り20と中間部に設けられる絞り20の形状は一例として同じであり、ルーバ7Bは端部の厚さがDである。
図4に示されるように、一方のルーバ7Aの端部の厚みのみが他方のルーバ7Bに比べて厚いことにより、ルーバ7A後流の渦スケールがルーバ7B後流の渦スケールよりも大きくなる。従って、吹出口6から吹き出される空調空気の渦状態が不均一となるので、空調空気が吹出されることで生じる騒音が低下される。
また、他方のルーバ7Bは中間部の厚みのみが一方のルーバ7Aに比べて厚い。各ルーバ7間を流れる空調空気の流量は等しいので、各ルーバ7が端部又は中間部の何れか一方に絞り20を有することで、各ピッチ間隔の形状がほぼ同様となり、各ルーバ7間を流れる空調空気の流速が等しくなる。
以上のことから、本第2実施形態に係る吹出口6の吹出構造11は、利用者の空調感を損なうことなく、また吹出口6での圧力損失も大きく増加せず、空力性能の低下を抑制しつつ、空調空気が吹出されることで生じる騒音を抑制できる。
〔第3実施形態〕
以下、本発明の第3実施形態について説明する。
図5は、本第3実施形態に係る吹出口6の吹出構造11の構成を示す。なお、図5における図2,4と同一の構成部分については図2,4と同一の符号を付して、その説明を省略する。
上述した(2)式に示されるように、ルーバ7間を流れる空調空気の流速Vが変化すると、周波数fも変化する。空調空気の流速Vは、ルーバ7間のピッチ間隔を調整することで、変化させることが可能である。
そこで、本第3実施形態に係る吹出口6の吹出構造11は、隣り合うルーバ7間の距離が左右で異なる。
具体例としては、上述したように、例えば500Hz付近の騒音を、その上隣である中心周波数630Hzの周波数バンドや、下隣である中心周波数400Hzの周波数バンドへ分散させるためには、周波数fを約10%変化させればよい。このため、(2)式においてV/Dを1.1倍又は0.9倍とすることで、周波数fを約10%変化させる。
すなわち、図5に示されるように、周波数fを約10%変化させるために、ピッチ間隔を例えばL、L、L、Lとし、隣り合うルーバ7間の距離を左右で異ならせてルーバ7がランダムに配置される。なお、図5は一例であり、ルーバ7が規則的に配置されてもよい。
このように、隣り合うルーバ7間の距離が左右で異なることにより、吹出口6から吹き出される空調空気の渦状態が不均一となる。このため、渦の周波数が分散され、渦状態が均一であることに起因して騒音を生じさせる特定周波数の音圧レベルを低下できる。
以上、本発明を、上記各実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記各実施形態に多様な変更又は改良を加えることができ、該変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記各実施形態を適宜組み合わせてもよい。
例えば、上記各実施形態では、室内機1を壁掛け型のルームエアコンとする形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、吹出口6に複数のルーバ7を有する室内機であれば、他の室内機とする形態としてもよい。
1 室内機
6 吹出口
7 ルーバ
11 吹出構造

Claims (5)

  1. 室内機の吹出口に設けられ、空調空気の流れ方向を制御する複数のルーバを備えた室内機の吹出構造であって、
    前記ルーバの後流に発生する渦状態を不均一とする室内機の吹出構造。
  2. 前記ルーバは、前記空調空気の流れ方向に対して交差する方向の厚みが隣り合う前記ルーバ毎に異なる請求項1記載の室内機の吹出構造。
  3. 前記ルーバの厚みは、基準値、該基準値よりも略10%薄い値、及び該基準値よりも略10%厚い値の3種類とする請求項2記載の室内機の吹出構造。
  4. 隣り合う前記ルーバにおいて、一方の前記ルーバは端部の厚みのみが他方の前記ルーバに比べて厚く、他方の前記ルーバは中間部の厚みのみが一方の前記ルーバに比べて厚い請求項2記載の室内機の吹出構造。
  5. 隣り合う前記ルーバ間の距離が左右で異なる請求項1記載の室内機の吹出構造。
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