JP2016108967A - ポンプ逆転水車型発電装置 - Google Patents

ポンプ逆転水車型発電装置 Download PDF

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【課題】実際の落差が定格落差を越える場合にも発電機のオーバーロードを抑制できるポンプ逆転水車型発電装置を提供する。【解決手段】ポンプ逆転水車型発電装置30は、高圧側と低圧側との間に設けられたポンプ逆転水車10と、高圧側に接続されたポンプ逆転水車10の水車入口部1と、低圧側に接続されたポンプ逆転水車10の水車出口部2とを接続し、流量調整弁3を有するバイパス流路4と、ポンプ逆転水車10によって駆動される発電機5と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、ポンプを水車として用いたポンプ逆転水車型発電装置に関する。
水力発電機では、有効落差に沿った運転の場合、流量は落差に対応して増加し、出力は流量に比例する。そのため、実際の落差が定格落差を越える場合には流量も過大になって、軸動力が過大となり、オーバーロードが発生する。
これに対して、大型の水力発電装置では、専用の大型水車を用いて運転を行っている。大型水車では、流量が変化した場合でも可動ガイドベーン・ランナ等を備えているので、その開度を調整して出力を制御でき、オーバーロードを抑制できる。
一方、中型・小型の水力発電装置では、専用の水車ではなく、通常、汎用ポンプを逆回転させて水車とする、いわゆるポンプ逆転水車を使用している(例えば、特許文献1参照。)。
特開2009−235973号公報
しかし、このポンプ逆転水車では、汎用ポンプを流用しているため、ガイドベーン・ランナの開度調整ができない。そのため、実際の落差が定格落差を越える場合には発電機のオーバーロードを抑制するための手段がなかった。
本発明の目的は、実際の落差が定格落差を越える場合にも発電機のオーバーロードを抑制できるポンプ逆転水車型発電装置を提供することである。
本発明の第1の態様に係るポンプ逆転水車型発電装置は、高圧側と低圧側との間に設けられたポンプ逆転水車と、
前記高圧側に接続された前記ポンプ逆転水車の水車入口部と、前記低圧側に接続された前記ポンプ逆転水車の水車出口部とを接続し、流量調整弁を有するバイパス流路と、
前記ポンプ逆転水車によって駆動される発電機と、
を備える。
上記構成によって、実際の落差が定格落差を越える場合にも、余分の流量をバイパス流路に流すことによって、発電機を一定の軸動力及びトルクで運転でき、オーバーロードを抑制できる。また、水車への過負荷によるダメージ発生を抑制でき、水車の振動及び騒音の発生を抑制できる。これによって信頼性が向上する。
第2の態様に係るポンプ逆転水車型発電装置は、上記第1の態様において、前記流量調整弁は、前記高圧側と前記低圧側との落差が所定値を越える場合に開放されるようにしてもよい。
上記構成によって、実際の落差が所定値、例えば、定格落差を越えた場合にバイパス流路へ余分の流量を流すことができる。
第3の態様に係るポンプ逆転水車型発電装置は、上記第1又は第2の態様において、前記流量調整弁は、前記高圧側と前記低圧側との落差に応じて機械的に開閉する機械式流量調整弁であってもよい。
第4の態様に係るポンプ逆転水車型発電装置は、上記第1又は第2の態様において、前記流量調整弁は、前記高圧側と前記低圧側との落差に応じて電気的に開閉する電気式流量調整弁であってもよい。
第5の態様に係るポンプ逆転水車型発電装置は、上記第4の態様において、前記電気式流量調整弁は、前記ポンプ逆転水車の回転数に応じて開閉してもよい。
上記構成によれば、水車出力に直接的に対応するポンプ逆転水車の回転数によって電気式流量調整弁を開閉することによって、より適切に水車出力を調整できる。
第6の態様に係るポンプ逆転水車型発電装置は、上記第4の態様において、さらに、前記高圧側及び前記低圧側のそれぞれの圧力を測定する高圧側及び低圧側の2つの圧力センサを備え、
前記流量調整弁は、前記高圧側の圧力センサによる測定値と前記低圧側の圧力センサによる測定値との差である落差に応じて電気的に開閉してもよい。
上記構成によって、実際の落差を高圧側の圧力センサによる測定値と低圧側の圧力センサによる測定値との差によって得ることができる。
第7の態様に係るポンプ逆転水車型発電装置は、上記第1から第6のいずれかの態様において、前記バイパス流路は、前記ポンプ逆転水車の前記水車出口部への注水箇所にオリフィスを有してもよい。
上記構成によって、注水箇所にオリフィスを設けることで注水量を調整でき、その結果、水車性能を調整できる。
第8の態様に係るポンプ逆転水車型発電装置は、上記第1から第7のいずれかの態様において、前記バイパス流路は、前記ポンプ逆転水車の前記水車出口部の水中渦発生領域を注水箇所としてもよい。
上記構成によって、バイパス流路から水中渦の発生領域に注水することによって水中渦22の発生を抑制でき、その結果、水車の振動及び騒音の発生を抑制できる。
第9の態様に係るポンプ逆転水車型発電装置は、上記第1から第8のいずれかの態様において、前記流量調整弁を有する前記バイパス流路は、
前記高圧側と前記低圧側との落差が第1の落差を越える場合に開放される第1の流量調整弁を有する第1のバイパス流路と、
前記高圧側と前記低圧側との落差が第2の落差を越える場合に開放される第2の流量調整弁を有する第2のバイパス流路と、
を含んでもよい。
上記構成によって、異なる2つの仕様点で動作する流量調整弁をそれぞれ有する2つのバイパス流路を設けることによって、仕様の変化についてもバイパス流路の切り替えによって対応できる。
第10の態様に係るポンプ逆転水車型発電装置は、上記第1から第9のいずれかの態様において、前記高圧側と前記低圧側との間に並列に配置された複数のポンプ逆転水車を有し、前記バイパス流路は、前記高圧側と前記低圧側との間に統括的に設けてもよい。
上記構成によって、複数の水車を用いることによって、大流量での水力発電にも複数の汎用ポンプを用いたポンプ逆転水車型発電装置によって対応できる。
本発明に係るポンプ逆転水車型発電装置によれば、実際の落差が定格落差を越える場合にも、余分の流量をバイパス流路に流すことによって、発電機を一定の軸動力及びトルクで運転でき、オーバーロードを抑制できる。また、水車への過負荷によるダメージ発生を抑制でき、水車の振動及び騒音の発生を抑制できる。これによって信頼性が向上する。
実施の形態1に係るポンプ逆転水車型発電装置の構成を示す概略図である。 ポンプ逆転水車10の断面構造を示す断面図である。 水車の有効落差と流量との関係、及び、水車効率と流量との関係を示すグラフである。 定格落差Hを越える落差の場合に定格流量を超える流量調整ΔQを示すグラフである。 バイパス流路において、機械式流量調整弁を用いた一例を示す配置図である。 第1の落差(第1の仕様点)で開放される第1の機械式流量調整弁を有する第1のバイパス流路と、第2の落差(第2の仕様点)で開放される第2の機械式流量調整弁を有する第2のバイパス流路と、を有する変形例の配置図である。 実施の形態2に係るポンプ逆転水車型発電装置の構成を示す概略図である。 実施の形態3に係るポンプ逆転水車型発電装置におけるバイパス流路の水車出口部の注水箇所を示す断面図である。 実施の形態4に係るポンプ逆転水車型発電装置における発電機を除く構成を示す概略図である。
以下、本発明の実施の形態に係るポンプ逆転水車型発電装置について、添付図面を参照しながら説明する。なお、図面において実質的に同一の部材については同一の符号を付している。
(実施の形態1)<機械式流量調整弁>
図1は、実施の形態1に係るポンプ逆転水車型発電装置30の構成を示す概略図である。このポンプ逆転水車型発電装置30は、高圧側と低圧側との間に設けられたポンプ逆転水車10と、高圧側に接続されたポンプ逆転水車10の水車入口部1と、低圧側に接続されたポンプ逆転水車10の水車出口部2とを接続し、流量調整弁3を有するバイパス流路4と、ポンプ逆転水車10によって駆動される発電機5と、を備える。具体的には、流量調整弁3は、高圧側と低圧側との落差に応じて機械的に開閉する機械式流量調整弁である。
図3は、水車の有効落差(ポンプ逆転水車が動力に変換できる落差)と流量との関係、及び、水車効率と流量との関係の一例を示すグラフである。図4は、定格落差Hを越える落差の場合に定格流量を超える流量調整ΔQを示すグラフである。
このポンプ逆転水車型発電装置30によれば、流量調整弁3を有するバイパス流路4を設けているので、高圧側と低圧側との落差が定格落差Hよりも大きくなった場合にも余分の落差ΔHに相当する水量ΔQをバイパス流路4に流すことができ、一定の軸動力とトルクで発電機5を運転できる。
このポンプ逆転水車型発電装置30では、例えば、図3に示すように水車効率(二点鎖線)の頂点をA点として、A点の落差を定格落差Hとしている。A点の定格落差Hまでは有効落差(実線)の曲線をたどり、定格落差をΔH越えたB点の場合には、その余分の落差ΔHに対応する余分の流量ΔQをバイパス流路4に流す。この場合、有効落差(実線)の曲線から実有効落差(一点鎖線)の曲線に移って動作可能であることを意味する。なお、流量の増加と共に水車出力(点線)も増加する。つまり、水車出力(点線)は、流量と正の相関を有する。
これによって実有効落差(一点鎖線)上で、B点と同じ落差を有する点であっても、定格落差であるA点と同じ流量で発電機5を運転でき、オーバーロードを抑制できる。また、水車への過負荷によるダメージ発生を抑制でき、水車の振動及び騒音の発生を抑制できる。これによって信頼性が向上する。
以下に、このポンプ逆転水車型発電装置30を構成する部材について説明する。
<ポンプ逆転水車>
図2は、ポンプ逆転水車10の断面構造を示す断面図である。ポンプ逆転水車10は、高圧側と低圧側との間に設けられる。なお、高圧側と低圧側とは、それぞれ水圧が高圧側及び低圧側との意味であり、例えば、貯水部が高圧側となり、排水部が低圧側となる。あるいは、高低差に関係なく高圧側及び低圧側を有するインライン型であってもよい。
また、ポンプ逆転水車10は、汎用ポンプを水車として使用するものであり、例えば、図2に示す横軸ポンプを用いることができる、また、ポンプ逆転水車10としては、横軸ポンプに限られず、インライン型で動作する軸流ポンプを用いてもよい。
このポンプ逆転水車10は、例えば、図1に示すように、上部ケーシング13と下部ケーシング14とを有するケーシング12を備える。ケーシング12内には、吸込口15に連通する吸込室16と、主軸11の軸方向の吸込室16の両側に位置し、吐出口17に連通する吐出室18a、18bとを有する。また、ケーシング12内には、内面19から内側に延び、吸込室16と吐出室18a、18bとの間をそれぞれ仕切る一対の隔壁20a、20bが設けられている。
主軸11には、ランナ21が設けられており、吸込室16に導入された水によってランナ21が回転し、主軸11を回転させる。主軸11は、発電機5に接続されており、主軸11が回転することによって発電する。
<バイパス流路>
バイパス流路4は、水車入口部1と水車出口部2とを接続し、流量調整弁3を有する。バイパス流路4の始点である水車入口部1は、例えば、図1に示すように吸込口15の近傍であってもよく、あるいは、吸込室16であってもよい。また、バイパス流路4の終点である水車出口部2は、例えば、図1に示すように吐出口17の近傍であってもよく、あるいは、吐出室18a、18bであってもよい。さらに、バイパス流路4は、水車出口部2への注水箇所にオリフィスを有してもよい。このように注水箇所にオリフィスを設けることで注水量を調整でき、その結果、水車性能を調整できる。
流量調整弁3は、高圧側と低圧側との落差が所定値を越える場合に開放される。また、流量調整弁3は、例えば、図5及び図6に示す、高圧側と低圧側との落差に応じて機械的に開閉する機械式流量調整弁3、3a、3b、あるいは、図7に示す電気的に開閉する電気式流量調整弁3cであってもよい。さらに、電気式流量調整弁3cは、ポンプ逆転水車10の回転数に応じて開閉するようにしてもよい。ポンプ逆転水車10の回転数は、間接的な定格落差に比べて水車出力に直接的に対応しており、より適切に水車出力を調整できる。
図5は、バイパス流路4において、機械式流量調整弁3を用いた一例を示す配置図である。図5では、バイパス流路4は、機械式流量調整弁3への経路と開閉弁6aへの経路との2つの経路を有する。さらに、機械式流量調整弁3への経路には機械式流量調整弁3の前後に開閉弁6b、6cを有する。通常、開閉弁6aは閉止され、開閉弁6b、6cを開放して、機械式流量調整弁3を使用可能にしておく。一方、開閉弁6aを開放し、開閉弁6b、6cを閉止して、機械式流量調整弁3を保守点検、あるいは交換することができる。なお、複数の開閉弁6a、6b、6cを自動開閉弁として、外部から制御できるようにしてもよい。
図6は、第1の落差(第1の仕様点)で開放される第1の機械式流量調整弁3aを有する第1のバイパス流路と、第2の落差(第2の仕様点)で開放される第2の機械式流量調整弁3bを有する第2のバイパス流路と、を有する変形例の配置図である。図6では、図5の場合と対比すると、さらに第2の落差(第2の仕様点)で開放される第2の機械式流量調整弁3bを有する第2のバイパス流路を設けている点で相違する。このように、異なる2つの仕様点で動作する機械式流量調整弁3a、3bをそれぞれ有する2つのバイパス流路を設けることによって、仕様の変化についてもバイパス流路の切り替えによって対応できる。
<発電機>
発電機5は、ポンプ逆転水車10の主軸11に接続され、主軸11の回転によって発電する。発電機5は、通常使用されるものであれば用いることができる。
(実施の形態2)
図7は、実施の形態2に係るポンプ逆転水車型発電装置30aの構成を示す概略図である。このポンプ逆転水車型発電装置30aは、実施の形態1に係るポンプ逆転水車型発電装置と対比すると、バイパス流路4内に流量調整弁として電気的に開閉する電気式流量調整弁3cを用いている点で相違する。さらに、このポンプ逆転水車型発電装置30aは、バイパス流路4の水車入口部1の圧力P1を測定する圧力センサ7aと、水車出口部2の圧力P2を測定する圧力センサ7bとを備え、電気式流量調整弁3cは、圧力センサ7aによって測定した圧力P1と圧力センサ7bによって測定した圧力P2との圧力差(P1−P2)(落差)に応じて電気的に開閉する。ここでは、圧力P1と圧力P2との圧力差(P1−P2)を落差としている。なお、図7では、圧力センサ7a、7bからの出力を直接に電気式流量調整弁3cに入力して、開閉を制御するように示したが、これに限られず、別に電気式流量調整弁3cの開閉を制御する制御部を設けてもよい。
これによって、実際の落差が定格落差を越える場合にも、余分の流量をバイパス流路4に流すことによって、発電機を一定の軸動力及びトルクで運転でき、オーバーロードを抑制できる。また、水車への過負荷によるダメージ発生を抑制でき、水車の振動及び騒音の発生を抑制できる。これによって信頼性が向上する。
(実施の形態3)
図8は、実施の形態3に係るポンプ逆転水車型発電装置におけるバイパス流路の水車出口部2の注水箇所を示す断面図である。このポンプ逆転水車型発電装置では、実施の形態1及び2に係るポンプ逆転水車型発電装置と対比すると、バイパス流路の水車出口部2から、水中渦22の発生領域に注水している点で相違する。
ポンプ逆転水車10では、ランナ21から吐出室18a、18bに入った箇所の水中に水中渦22を生じる場合があり、その結果、振動及び騒音を発生することがある。
このポンプ逆転水車型発電装置では、上述の効果に加えて、さらにバイパス流路から水中渦22の発生領域に注水することによって水中渦22の発生を抑制でき、その結果、水車の振動及び騒音の発生を抑制できる。
(実施の形態4)
図9は、実施の形態4に係るポンプ逆転水車型発電装置における発電機を除く構成を示す概略図である。このポンプ逆転水車型発電装置は、実施の形態1から3に係るポンプ逆転水車型発電装置と対比すると、高圧側と低圧側との間に、複数のポンプ逆転水車10a、10b、10c、10nを並列に配置し、高圧側と低圧側との間に統括的なバイパス流路4を設けている点で相違する。
このポンプ逆転水車型発電装置によれば、複数の水車10a、10b、10c、10nを用いることによって、大流量での水力発電にも複数の汎用ポンプをポンプ逆転水車として用いたポンプ逆転水車型発電装置によって対応できる。なお、各水車への流路に開閉弁を設けることによって全体の流量に応じて稼働させる水車を選択することもできる。また、複数の水車10a、10b、10c、10nの合計流量が定格落差での定格流量を超える場合に、余分の流量を統括的なバイパス流路4に流すことによって、発電機を一定の軸動力及びトルクで運転でき、オーバーロードを抑制できる。また、各水車への過負荷によるダメージ発生を抑制でき、水車の振動及び騒音の発生を抑制できる。これによって信頼性が向上する。
本発明に係るポンプ逆転水車型発電装置によれば、実際の落差が定格落差を越える場合にも、余分の流量をバイパス流路に流すことによって、発電機を一定の軸動力及びトルクで運転でき、オーバーロードを抑制できる。そこで、小型・中型の水力発電装置として有用である。
1 水車入口部
2 水車出口部
3、3a、3b 流量調整弁(機械式流量調整弁)
3c 電気式流量調整弁
4 バイパス流路
5 発電機
6a、6b、6c、6d 開閉弁
7a、7b 圧力センサ
10、10a、10b、10c、10c ポンプ逆転水車
11 主軸
12 ケーシング
13 上部ケーシング
14 下部ケーシング
15 吸込口
16 吸込室
17 吐出口
18a、18b 吐出室
19 内面
20a、20b 隔壁
21 ランナ
22 水中渦
30、30a ポンプ逆転水車型発電装置

Claims (10)

  1. 高圧側と低圧側との間に設けられたポンプ逆転水車と、
    前記高圧側に接続された前記ポンプ逆転水車の水車入口部と、前記低圧側に接続された前記ポンプ逆転水車の水車出口部とを接続し、流量調整弁を有するバイパス流路と、
    前記ポンプ逆転水車によって駆動される発電機と、
    を備える、ポンプ逆転水車型発電装置。
  2. 前記流量調整弁は、前記高圧側と前記低圧側との落差が所定値を越える場合に開放される、請求項1に記載のポンプ逆転水車型発電装置。
  3. 前記流量調整弁は、前記高圧側と前記低圧側との落差に応じて機械的に開閉する機械式流量調整弁である、請求項1又は2に記載のポンプ逆転水車型発電装置。
  4. 前記流量調整弁は、前記高圧側と前記低圧側との落差に応じて電気的に開閉する電気式流量調整弁である、請求項1又は2に記載のポンプ逆転水車型発電装置。
  5. 前記電気式流量調整弁は、前記ポンプ逆転水車の回転数に応じて開閉する、請求項4に記載のポンプ逆転水車型発電装置。
  6. さらに、前記高圧側及び前記低圧側のそれぞれの圧力を測定する高圧側及び低圧側の2つの圧力センサを備え、
    前記流量調整弁は、前記高圧側の圧力センサによる測定値と前記低圧側の圧力センサによる測定値との差である落差に応じて電気的に開閉する、請求項4に記載のポンプ逆転水車型発電装置。
  7. 前記バイパス流路は、前記ポンプ逆転水車の前記水車出口部への注水箇所にオリフィスを有する、請求項1から6のいずれか一項に記載のポンプ逆転水車型発電装置。
  8. 前記バイパス流路は、前記ポンプ逆転水車の前記水車出口部の水中渦発生領域を注水箇所とする、請求項1から7のいずれか一項に記載のポンプ逆転水車型発電装置。
  9. 前記流量調整弁を有する前記バイパス流路は、
    前記高圧側と前記低圧側との落差が第1の落差を越える場合に開放される第1の流量調整弁を有する第1のバイパス流路と、
    前記高圧側と前記低圧側との落差が第2の落差を越える場合に開放される第2の流量調整弁を有する第2のバイパス流路と、
    を含む、請求項1から8のいずれか一項に記載のポンプ逆転水車型発電装置。
  10. 前記高圧側と前記低圧側との間に並列に配置された複数のポンプ逆転水車を有し、前記バイパス流路は、前記高圧側と前記低圧側との間に統括的に設けられた、請求項1から9のいずれか一項に記載のポンプ逆転水車型発電装置。
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