JP2016107916A - サスペンション制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】新たな手法で高い乗り心地性能を確保できるようにしたサスペンション制御装置を提供する。【解決手段】検出部26は、ばね下部材14及びばね上部材16の運動エネルギーとサスペンション20の弾性エネルギーとの総和である振動エネルギーEを算出するための値を検出する。振動エネルギー予想部32は、検出部26で検出された値に基づいて、所定時間後の振動エネルギーEを予想する。制御量決定部34は、所定時間後の振動エネルギーEが最小となるようにサスペンションの制御量C2(t2)を決定する。そして、フィルタリング後の制御量C2f(t2)に基づいて、サスペンション20のダンパ24が制御される。【選択図】図1

Description

この発明は、車体を含むばね上部材と車輪を含むばね下部材との間に介在するサスペンションを制御するサスペンション制御装置に関する。
車両は、車体と車輪との間にサスペンション装置を備える。サスペンション装置としては、振動の減衰力を可変にした可変ダンパや、ダンパ等を能動的に制御することにより振動を減衰したり車体の姿勢を改善するアクティブサスペンション等がある。
例えば、特許文献1には、車体と車輪とのエネルギー収支に着目して導出された評価関数を最小化する最適制御則に従ってアクチュエータの制御量を得るアクティブサスペンションの制御装置が示されている。この最適制御則は、車体と車輪に伝達されるエネルギーに重み係数を付加した項と、制御性能の評価を与える関数の項との和の積分である評価関数を最小化するものである。具体的には、振動制御と回生制御に関する重み係数が調整されることにより、振動制御と回生制御の間の制御特性が変更される。また、接地性制御と乗心地制御に関する重み係数が調整されることにより、接地性制御と乗心地制御の間の制御特性が変更される。また、制御応答性と制御安定性に関する重み係数が調整されることにより、応答性と安定性の間の制御特性が変更される。
特開2009−78761号公報(請求項1)
特許文献1に示される制御装置には、各重み係数間のバランスを適度に調整することが非常に難しいという問題がある。例えば、回生を重視して重み係数を調整した場合に、乗り心地が悪くなる可能性がある。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、新たな手法で高い乗り心地性能を確保できるようにしたサスペンション制御装置を提供することを目的とする。
本発明は、車輪を含むばね下部材と車体を含むばね上部材との間に介在するサスペンションを制御するサスペンション制御装置であって、前記ばね下部材及び/又は前記ばね上部材の運動エネルギーと前記サスペンションの弾性エネルギーとの総和である振動エネルギーを算出するための値を検出する検出部と、前記検出部で検出された値に基づいて所定時間後の前記振動エネルギーを予想する振動エネルギー予想部と、所定時間後の前記振動エネルギーが最小となるように前記サスペンションの制御量を決定する制御量決定部と、を備え、前記制御量決定部で決定された制御量に基づいて前記サスペンションを制御する。
本発明によれば、ばね下部材及び/又はばね上部材の運動エネルギーとサスペンションの弾性エネルギーとの総和である振動エネルギーのみを考慮し、所定時間後にこの振動エネルギーが最小となるようにサスペンションを制御する。つまり、所定時間後の振動エネルギーを最小化することだけを考慮すれば良く、重み係数の調整といった難しい工程が不要になる。このため、重み係数の調整を行うことなく高い乗り心地性能を確保することが可能となる等の効果が得られる。また、高い乗り心地性能を確保できる新たな手法を提供できるため、設計の自由度が増す。
本発明によれば、所定時間後の振動エネルギーを最小化することだけを考慮すれば良く、重み係数の調整といった難しい工程が不要になる。このため、重み係数の調整を行うことなく高い乗り心地性能を確保することが可能となる等の効果が得られる。また、高い乗り心地性能を確保できる新たな手法を提供できるため、設計の自由度が増す。
図1は本発明の実施形態に係るサスペンション制御装置のブロック構成図である。 図2はサスペンション制御装置の動作説明に供されるフローチャートである。 図3は振動エネルギーの波形を示す図である。 図4はフィルタリング前後の制御量の波形を示す図である。
以下、本発明に係るサスペンション制御装置について好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
本発明は、所定時間後のサスペンションの振動エネルギーを最小にするものである。本発明では、後述するように、サスペンションの振動エネルギーEを運動エネルギーと弾性エネルギーの総和として定義する。
[サスペンション制御装置10の構成]
サスペンション制御装置10は、車輪を含むばね下部材14と、車体を含むばね上部材16と、ばね下部材14とばね上部材16との間に介在するサスペンション20と、サスペンション20を制御するための値を検出する検出部26と、サスペンション20を制御する制御部30及び制御回路40とを備える。
サスペンション20は、ばね22と、ばね22に並列に配置されるダンパ24とを備える。本実施形態のダンパ24は、減衰力を発生させる電動モータ(図示せず)を備える。電動モータに供給される電流が変わると、電動モータのトルクが変わり、ダンパ24の減衰力が変わる。例えば、特開2004−011754号公報に示されるように、ダンパは、電動モータと、電動モータの回転軸に連結されるボールねじとを有する。
図1に示されるように、ばね下部材14の質量をm1、ばね上部材16の質量をm2、ばね下部材14のばね定数をk1、ばね22のばね定数をk2とする。また、時点tにおけるばね下部材14の変位をx1(t)、ばね上部材16の変位をx2(t)、ばね下部材14の速度をv1(t)、ばね上部材16の速度をv2(t)とする。本実施形態では、サスペンション20の振動エネルギーEを、下記(1)式にて定義する。
E=(1/2)・m2・v2(t)2
+(1/2)・k2・[x2(t)−x1(t)]2
+(1/2)・m1・v1(t)2
+(1/2)・k1・x1(t)2 ・・・(1)
検出部26は、ばね下部材14及びばね上部材16の運動エネルギーとサスペンション20の弾性エネルギーとの総和である振動エネルギーEを算出するための値を検出する。上記(1)式のうち、ばね下部材14の速度v1(t)及び変位x1(t)と、ばね上部材16の速度v2(t)及び変位x2(t)は未知数である。これらの未知数は加速度Gから求められる。そこで本実施形態において、検出部26は、ばね下部材14に設けられたGセンサ26aとばね上部材16に設けられたGセンサ26bとを備える。Gセンサ26aは、ばね下部材14の加速度G1を検出する。Gセンサ26bは、ばね上部材16の加速度G2を検出する。
制御部30は、車載のECU(電子制御ユニット)にて構成される。周知のように、ECUは、マイクロコンピュータを含む計算機であり、CPU(中央処理装置)、メモリであるROM(EEPROMも含む。)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、その他、A/D変換器、D/A変換器等の入出力装置、計時部としてのタイマ等を有しており、CPUがROMに記録されているプログラムを読み出し実行することで各種機能実現部(機能実現手段)、例えば制御部、演算部、及び処理部等として機能する。なお、これらの機能は、ハードウエアにより実現することもできる。また、ECUは、1個に統合することも可能であり、さらに分割することも可能である。
本実施形態では、ECUにてプログラムが実行されることにより、振動エネルギー予想部32と、制御量決定部34と、フィルタ部36と、制御指示部38といった機能が実現される。
振動エネルギー予想部32は、検出部26で検出された値に基づいてシミュレーションを行い、第2所定時間後[時点t3(t3>t1)]の振動エネルギーEを予想する。具体的には、振動エネルギー予想部32は、時点t1でGセンサ26aにより検出されたばね下部材14の加速度G1を積分して速度v1(t1)を求め、速度v1(t1)を積分して変位x1(t1)を求める。また、振動エネルギー予想部32は、時点t1でGセンサ26bにより検出されたばね上部材16の加速度G2を積分して速度v2(t1)を求め、速度v2(t1)を積分して変位x2(t1)を求める。次いで、振動エネルギー予想部32は、例えばルンゲクッタ法を用いたシミュレーションを行い、第2所定時間後(時点t3)の速度v1(t3)、変位x1(t3)、速度v2(t3)、変位x2(t3)をそれぞれ複数組予想する。そして、予想した各組の値に基づいて複数の振動エネルギーEを予想する。なお、振動エネルギー予想部32が行う予想の詳細については、後述の[サスペンション制御装置10の動作]にて説明する。
制御量決定部34は、所定時間後の振動エネルギーEが最小となるようにサスペンションの制御量を決定する。具体的には、制御量決定部34は、振動エネルギー予想部32で予想された複数の振動エネルギーEの中から最小の振動エネルギーEを選択する。そして、第2所定時間後(時点t3)に最小の振動エネルギーEが得られるように、第1所定時間後[時点t2(t3>t2>t1)]にダンパ24に供給すべき制御量C2(t2)を決定する。制御量C2(t2)は出力電流として求められる。
フィルタ部36は、制御量決定部34で求められた制御量C2(t2)をフィルタリングすることにより、制御量C2(t2)の変化率を所定範囲内に収める。具体的には、フィルタ部36はローパスフィルタとして機能する。制御量C2(t2)が大きく変化すると、ダンパ24の減衰力が大きく変わる可能性がある。このとき、運転者が乗り心地に違和感を覚える可能性がある。こうしたことを防止するために、フィルタ部36は、制御量決定部34で求められた制御量C2(t2)の変化率に一定の制限を設けている。
制御指示部38は、フィルタ部36でフィルタリングされた制御量C2f(t2)に基づいて、制御回路40に対して制御指示を出力する。
制御回路40は、第1所定時間後(時点t2)に制御部30の制御指示部38から出力された制御指示に従い、サスペンション20のダンパ24に備えられた電動モータの電流を制御する。
[サスペンション制御装置10の動作]
次に、図2に示すフローチャートを参照しながらサスペンション制御装置10の動作を説明する。なお、図3に示されるように、以下の説明で用いられる時点t1は実時間であり、時点t2、t3は時点t1から第1所定時間後及び第2所定時間後に到来する仮想時間である。
ステップS1の時間を時点t1とする。このステップS1にて、検出部26のGセンサ26aは、ばね下部材14の加速度G1(t1)を検出する。また、検出部26のGセンサ26bは、ばね上部材16の加速度G2(t1)を検出する。検出部26は、検出した加速度G1(t1)及び加速度G2(t1)を制御部30に出力する。
ステップS2にて、制御部30の振動エネルギー予想部32は、加速度G1(t1)を積分することにより、時点t1におけるばね下部材14の速度v1(t1)を算出する。また、速度v1(t1)を積分することにより、時点t1におけるばね下部材14の変位x1(t1)を算出する。さらに、振動エネルギー予想部32は、加速度G2(t1)を積分することにより、時点t1におけるばね上部材16の速度v2(t1)を算出する。また、速度v2(t1)を積分することにより、時点t1におけるばね上部材16の変位x2(t1)を算出する。
ステップS3にて、振動エネルギー予想部32は、時点t1におけるばね下部材14の速度v1(t1)及び変位x1(t1)と、ばね上部材16の速度v2(t1)及び変位x2(t1)と、実際の制御量C2(t1)とを用いて、第1所定時間後(時点t2)におけるばね下部材14の速度v1(t2)及び変位x1(t2)と、ばね上部材16の速度v2(t2)及び変位x2(t2)を予想する。この際、振動エネルギー予想部32は、ルンゲクッタ積分等を用いたシミュレーションを行い、各速度及び各変位を予想する。ここで制御量C2(t1)とは、時点t1でダンパ24の電動モータに供給される電流である。
ステップS4にて、振動エネルギー予想部32は、時点t2におけるばね下部材14の速度v1(t2)及び変位x1(t2)と、ばね上部材16の速度v2(t2)及び変位x2(t2)と、複数の制御量C2(t2)とを用いて、第2所定時間後(時点t3)におけるばね下部材14の速度v1(t3)及び変位x1(t3)と、ばね上部材16の速度v2(t3)及び変位x2(t3)を、複数の制御量C2(t2)毎に予想する。図3に示されるように、本実施形態では、複数の制御量として、0[A]、0.5[A]、1.0[A]、1.5[A]という4つの電流を設定している。
ステップS5にて、振動エネルギー予想部32は、ステップS4で制御量C2(t2)毎に予想された速度v1(t3)、変位x1(t3)、速度v2(t3)、変位x2(t3)を用いて、制御量C2(t2)に対応する振動エネルギーEを予想する。このとき、振動エネルギー予想部32は、制御量0[A]、0.5[A]、1.0[A]、1.5[A]毎に、下記(2)式から、第2所定時間後(時点t3)における振動エネルギーEをそれぞれ予想する。
E=(1/2)・m2・v2(t3)2
+(1/2)・k2・[x2(t3)−x1(t3)]2
+(1/2)・m1・v1(t3)2
+(1/2)・k1・x1(t3)2 ・・・(2)
ステップS6にて、制御量決定部34は、第2所定時間後(時点t3)の振動エネルギーEが最小となる制御量C2(t2)を決定する。ステップS5が終了すると、図3に示すように、制御量0[A]、0.5[A]、1.0[A]、1.5[A]毎に、時点t2から時点t3までの振動エネルギーEの波形が得られる。このうち、時点t3で振動エネルギーEが最小になるのは、0[A]の波形である。そこで、制御量決定部34は、第1所定時間後(時点t2)における制御量C2(t2)を0[A]に決定する。
なお、本実施形態では、振動エネルギー予想部32及び制御量決定部34の処理時間を考慮している。本来は、時点t1の段階で、その時点t1で制御すべき制御量C2(t1)を算出するのが理想である。しかし、算出には時間を要する。このため、本実施形態では、振動エネルギー予想部32及び制御量決定部34が処理に要する時間を加味した第1所定時間後(時点t2)における制御量C2(t2)を予想するようにしている。本実施形態では、図3に示すように、時点t1から時点t2までの時間、すなわち振動エネルギー予想部32及び制御量決定部34の処理時間を、1msec程度と想定している。
ステップS7にて、フィルタ部36は、制御量決定部34で決定された制御量をフィルタリングする。ここで、図4を用いて、フィルタ部36の処理を説明する。図4は、制御量決定部34で決定された制御量C2(t)と、フィルタ部36でフィルタリングされた制御量C2f(t)を示している。図4に示されるように、制御量決定部34で決定される制御量C2f(t)の波形は、各時点間で変化量が大きく、段階的に変化している。この制御量C2f(t)を用いてダンパ24を制御すると、ダンパ24の減衰力の変化が大きくなり、運転者は違和感を覚える。そこで、フィルタ部36は、制御量C2(t)の変化率を制限することにより、一定の変化率内で徐々に変化する制御量C2f(t)を求める。
但し、制御量決定部34で決定される制御量C2(t)が所定値以上となる場合、例えば図3に示される例では1.5[A]以上となる場合もある。このような場合にフィルタ部36は制限を緩めて、制御量C2f(t)がある程度大きく変化可能にする。具体的にはフィルタの時定数を小さくする。
ステップS8にて、制御指示部38は、フィルタ部36によるフィルタリング後の制御量C2f(t)でダンパ24を制御すべく、制御回路40に制御指示を出力する。制御回路40は、制御量C2f(t)に応じた電流をダンパ24の電動モータに供給する。
以上のステップS1〜ステップS8で説明した処理が、振動エネルギー予想部32及び制御量決定部34の処理時間(1msec)毎に繰り返し行われることにより、サスペンション20に発生する振動が抑制される。
[実施形態のまとめ]
本実施形態に係るサスペンション制御装置10は、ばね下部材14及び/又はばね上部材16の運動エネルギーとサスペンション20の弾性エネルギーとの総和である振動エネルギーEを算出するための値を検出する検出部26と、検出部26で検出された値に基づいて所定時間後(時点t2)の振動エネルギーEを予想する振動エネルギー予想部32と、所定時間後(時点t2)の振動エネルギーEが最小となるようにサスペンション20の制御量C2(t2)を決定する制御量決定部34と、を備える。制御量決定部34で決定された制御量(出力電流I)はフィルタ部36でフィルタリングされ、フィルタリング後の制御量(出力電流I)に基づいて、サスペンション20のダンパ24が制御される。
本実施形態によれば、所定時間後の振動エネルギーEを最小化することだけを考慮すれば良く、重み係数の調整といった難しい工程が不要になる。このため、重み係数の調整を行うことなく高い乗り心地性能を確保することが可能となる等の効果が得られる。また、高い乗り心地性能を確保できる新たな手法を提供できるため、設計の自由度が増す。
[他の実施形態]
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の構成を採り得ることはもちろんである。例えば、上述の実施形態は、想定するモデルが一輪モデルであるが、フルビークルモデル(四輪モデル)であってもよい。
また、式(1)のいずれかの運動エネルギー又は弾性エネルギーを用いて振動エネルギーEを求めるようにしてもよい。例えば、ばね下部材14及びばね上部材16の運動エネルギーを求めるのではなく、ばね下部材14又はばね上部材16の運動エネルギーを求めるようにしてもある程度の効果が期待できる。また、ばね22及びばね下部材14の弾性エネルギーを求めるのではなく、ばね22又はばね下部材14の弾性エネルギーを求めるようにしてもある程度の効果が期待できる。
また、ダンパ24は、2つのオイル室間のオイルの流動性を変化させて減衰力を変化させるものでもよい。この場合、例えば、2つのオイル室間に電動モータに接続された油圧モータを設け、電動モータに供給する出力電流Iを変化させることにより、2つのオイル室間のオイルの流動性を変化させることができる。又は、2つのオイル室間に圧電素子等の動作により開度を変化させるバルブを設け、圧電素子に供給する出力電流Iを変化させることにより、2つのオイル室間のオイルの流動性を変化させることができる。
また、ダンパ24はMRF(磁気粘性流体)を用いたものでもよい。この場合、例えば、2つのオイル室間にコイルを設け、コイルに供給する出力電流Iを変化させることにより磁気を変化させ、2つのオイル室間のMRFの流動性を変化させることができる。
また、検出部26が、ばね下部材14及び/又はばね上部材16の変位を検出するストロークセンサを備え、振動エネルギー予想部32が、ばね下部材14の変位x1を微分して速度v1を算出し、ばね上部材16の変位x2を微分して速度v2を算出するようにしてもよい。
なお、前述した実施形態では、本発明を、可変ダンパを制御するサスペンション装置に利用しているが、本発明を、ダンパ等を能動的に制御するアクティブサスペンションに利用することも可能である。
10…サスペンション制御装置 14…ばね下部材
16…ばね上部材 20…サスペンション
22…ばね 24…ダンパ
26…検出部 30…制御部
32…振動エネルギー予想部 34…制御量決定部
36…フィルタ部 38…制御指示部
40…制御回路

Claims (1)

  1. 車輪を含むばね下部材と車体を含むばね上部材との間に介在するサスペンションを制御するサスペンション制御装置であって、
    前記ばね下部材及び/又は前記ばね上部材の運動エネルギーと前記サスペンションの弾性エネルギーとの総和である振動エネルギーを算出するための値を検出する検出部と、
    前記検出部で検出された値に基づいて所定時間後の前記振動エネルギーを予想する振動エネルギー予想部と、
    所定時間後の前記振動エネルギーが最小となるように前記サスペンションの制御量を決定する制御量決定部と、を備え、
    前記制御量決定部で決定された制御量に基づいて前記サスペンションを制御する
    ことを特徴とするサスペンション制御装置。
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