JP2016107576A - インク供給装置、インク供給方法及びインクジェット記録装置 - Google Patents

インク供給装置、インク供給方法及びインクジェット記録装置 Download PDF

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【課題】残留インクの低減を図る。【解決手段】ヘッド3に供給するインクを貯留する傾斜可能な第一のタンク81と、第一のタンクからヘッドに至る経路の途中に設けられた第二のタンク82と、第一のタンクから第二のタンクにインクを送る送液ポンプ814と、第一のタンクから第二のタンクに送られるインクが流れるインク流路部811と、送液ポンプによる送液を実行させる第一の手動操作部96とを備え、第一のタンクに内部のインクを取り出すためのインク取出口81aを設け、インク流路部はインク取出口に挿入可能であってインク流路の上流側に接続されたホース状又は管状のインク吸い出し管811aを備えている。【選択図】図3

Description

本発明は、インク供給装置、インク供給方法及びインクジェット記録装置に関する。
普通紙やプラスチック薄板等の種々の記録媒体に画像を形成することができる記録装置としてインクジェット記録装置がある。インクジェット記録装置は、ノズル孔からインクを吐出するヘッドを備えており、ヘッドのノズル孔から記録媒体に向けて微細な液滴としてインクを吐出することにより、記録媒体に画像を形成することができる。
インクジェット記録装置に用いる従来のインク供給装置は、インクタンクと、インク供給経路に沿ってインクタンク内のインクを送出する送出ポンプと、インクタンクから送出されたインクを脱気する脱気モジュール及び減圧ポンプと、脱気モジュールから、インクカートリッジにインクを供給する第一の経路と脱気モジュールからインクタンクにインクを戻す第二の経路とに選択的に経路の切り替えが可能な切替弁とを備えている。
そして、上記インク供給装置では、操作パネルに設けられた動作開始ボタンを操作者が押下することにより送液ポンプが駆動を開始し、減圧ポンプが駆動して脱気モジュールにおいてインクの脱気が行われ、脱気されたインクが供給可能となるタイミングで切替弁がインクカートリッジ側に切り替えられてインクタンクからインクカートリッジにインクが供給されていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−073201号公報
ところで、上記従来のインク供給装置は、インクカートリッジにインクを供給するためのものであり、これを、インクジェット記録装置のヘッドに直接的にインク供給を行うインク供給装置に転用するには、インクタンクのインク切れによる画像形成作業の中断を避けるために、インクタンクの残量が減るとインクが満たされた別のインクタンクに速やかに交換可能とすることが必要となる。
その場合、インクタンクの交換作業の容易性及び迅速性の観点から、インクタンクにインク取出口を設け、インク供給経路につながっているインク吸い出し管をインク取出口に挿入してインク供給を行う構成が望ましい。この構成であれば、インクタンクのインク残量が少なくなると、当該インクタンクのインク取出口からインク吸い出し管を抜いて、インクが満たされた別のインクタンクのインク取出口に挿入するだけで、インクタンクの交換作業が完了するために、画像形成作業の中断を回避又は最小限に短くすることが可能である。
しかしながら、上記構成の場合、インク吸い出し管の下端の開口端部がインクタンクの内底面に極力近接していないと、当該内底面にインクが残留した状態で吸い出しができなくなるため、インクの浪費が生じるという問題があった。
本発明は、インクの浪費の低減を図ることをその目的とする。
請求項1に記載の発明は、インク供給装置において、
記録媒体にインクを吐出するヘッドに供給するインクを貯留する傾斜可能な第一のタンクと、
前記第一のタンクから前記ヘッドに至る経路の途中に設けられた第二のタンクと、
前記第一のタンクから前記第二のタンクにインクを送る送液ポンプと、
前記第一のタンクから前記第二のタンクに送られるインクが流れるインク流路部と、
前記送液ポンプによる送液を実行させる第一の手動操作部とを備え、
前記第一のタンクに内部のインクを取り出すためのインク取出口を設け、
前記インク流路部は、前記インク取出口に挿入可能なホース状又は管状のインク吸い出し管を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のインク供給装置において、
前記第一のタンクを傾斜させる傾動機構を備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のインク供給装置において、
前記傾動機構は前記第一のタンクを傾斜させるアクチュエーターを有し、
前記傾動機構のアクチュエーターによる前記第一のタンクの傾斜動作を実行させる第二の手動操作部を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載のインク供給装置において、
前記傾動機構は前記第一のタンクを傾斜させるアクチュエーターを有し、
前記第一の手動操作部は、前記傾動機構のアクチュエーターによる前記第一のタンクの傾斜動作と前記送液ポンプによる送液とを実行させることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載のインク供給装置において、
前記第二のタンク内のインクが第一の液面高さであることを検出する第一の液面センサーと、
前記第二のタンク内のインクが前記第一の液面高さよりも下方の第二の液面高さであることを検出する第二の液面センサーとを備え、
前記第二の液面センサーの第二の液面高さの検出に基づいて前記送液ポンプによる送液を開始し、前記第一の液面センサーの第一の液面高さの検出に基づいて前記送液ポンプによる送液を停止させる自動操作を行う制御部を備えることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のインク供給装置において、
前記制御部は、前記自動操作による前記送液ポンプの送液の実行中に、前記第二の液面センサーの第二の液面高さの検出に基づく送液の開始から予め定められた所定の判断時間内に前記第一の液面センサーの第一の液面高さの検出が行われない場合に、前記送液ポンプを停止させることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項5に記載のインク供給装置において、
前記制御部は、前記自動操作による前記送液ポンプの送液の実行中に、前記第二の液面センサーの第二の液面高さの検出に基づく送液の開始から予め定められた所定の判断時間内に前記第一の液面センサーの第一の液面高さの検出が行われない場合に、前記送液ポンプの停止と、前記送液ポンプの送液を自動操作から前記第一の手動操作部による手動操作に切り替える切り替え処理と、ユーザーへの報知と、を行うことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項5から7のいずれか一項に記載のインク供給装置において、
前記制御部は、前記第一の手動操作部による前記送液ポンプの送液の実行中に、前記第一の液面センサーによる第一の液面高さの検出が行われた場合に、前記送液ポンプによる送液を停止させること特徴とする。
請求項9に記載の発明は、インクジェット記録装置において、
請求項1から8の何れか一項に記載されたインク供給装置を備えることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、インク供給方法において、
記録媒体にインクを吐出するヘッドに供給するインクを貯留する傾斜可能な第一のタンクと、前記第一のタンクから前記ヘッドに至る経路の途中に設けられた第二のタンクと、前記第一のタンクから前記第二のタンクにインクを送る送液ポンプと、前記第一のタンクから前記第二のタンクに送られるインクが流れるインク流路部と、前記送液ポンプによる送液を実行させる第一の手動操作部とを備え、前記第一のタンクに内部のインクを取り出すためのインク取出口を設け、前記インク流路部は、前記インク取出口に挿入可能なホース状又は管状のインク吸い出し管を備えるインク供給装置によるインク供給方法であって、
前記第一の手動操作部の操作による前記送液ポンプによる送液を、前記第一のタンクを傾斜させてから行うことを特徴とする。
本発明によれば、交換時のインクタンクのインク残留量の低減を図ることが可能となる。
インクジェット記録装置の斜視図である。 インク供給装置の概略を示す模式図である。 インク供給装置の一部の構成を示す図である。 図4(A)は傾動機構がメインタンクを水平状態に維持する状態を示す動作説明図、図4(B)はインク吸い出し管がメインタンクの内底面に届かないためにインクの吸い出しを行えない状態を示す説明図、図4(C)は傾動機構がメインタンクを傾斜状態に傾動させた状態を示す動作説明図である。 インクジェット記録装置の制御系の一部の構成を示すブロック図である。 液面監視制御のフローチャートである。 残留インク処理制御のフローチャートである。 図8(A)はインク吸い出し管が曲がっているためにメインタンクの内底面に届かない状態を示す説明図、図8(B)はインク吸い出し管がメインタンクの内底面に届かないためにインクの吸い出しを行えない状態を示す説明図、図8(C)はメインタンクを傾動させることによりインク吸い出し管がインクの吸い出しが可能となることを示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態に係るインクジェット記録装置について、図面を参照して説明する。ただし、発明の範囲は図示例に限定されない。
インクジェット記録装置1は、図1に示すように、例えば、記録媒体を水平方向に沿って搬送する搬送装置2と、搬送される記録媒体に上方からインクを吐出する複数のヘッド3(図2参照)を搭載するキャリッジ4と、キャリッジ4を記録媒体の搬送方向に直交する水平方向に沿って搬送する主走査装置5と、キャリッジ4に搭載された各ヘッド3のメンテナンスを行うメンテナンス部7と、キャリッジ4に搭載された各ヘッド3のノズルの保湿を行うノズル保湿部6と、キャリッジ4に搭載された各ヘッド3へのインク供給を行うインク供給装置8(図2参照)と、全体を支持するフレーム100とを主として備えている。
なお、以下の説明では、水平方向であって記録媒体の搬送方向Fに沿った方向をY軸方向、水平方向であってキャリッジ4の搬送方向に沿った方向をX軸方向又は主走査方向、鉛直方向をZ軸方向ということがある。
[搬送装置]
搬送装置2は、駆動ローラー21及び従動ローラー(図示略)と、駆動モーター22と、搬送ベルト23とを備えている。
駆動ローラー21及び従動ローラーは、回転自在に軸支されており、駆動ローラー21は、主走査方向に延在するように配置されている。駆動モーター22は、駆動ローラー21を回転駆動するための駆動源であり、駆動ローラー21の一端側に取り付けられている。
搬送ベルト23は、無端状に形成され、駆動ローラー21と従動ローラーとの間に架け渡されている。搬送ベルト23は、駆動ローラー21が回転すると駆動ローラー21と従動ローラーとの間を周回してその上面に載置された記録媒体をY軸方向に沿った搬送方向Fに向かって搬送し、駆動ローラー21の回転が停止すると、両ローラー間での周回を停止し、記録媒体の搬送を停止する。
駆動モーター22は、ヘッド3がX軸方向に沿った片道1回分の走査が終了すると、駆動ローラー21を所定量だけ回転させて記録媒体を搬送方向Fに所定距離だけ搬送させて停止させ、ヘッド3が主走査方向の反対方向への走査を開始して終了すると、駆動ローラー21を再度所定量だけ回転させて記録媒体を搬送方向Fに所定距離だけ搬送させて停止させることを繰り返し、記録媒体をいわゆる間欠搬送する。
なお、記録媒体としては、紙や布帛のほか、樹脂フィルムや金属類等を用いることが可能である。
[フレーム]
図1に示すように、フレーム100は、X軸方向に沿って延在する矩形の本体部101と、本体部101におけるX軸方向一端部を支持する第一の土台部102と、本体部101におけるX軸方向他端部を支持する第二の土台部103とから主に構成されている。
第一の土台部102は、その内部にノズル保湿部6を格納保持しつつ本体部101の一端部を下方から支持している。また、第二の土台部103は、その内部にメンテナンス部7を格納保持しつつ本体部101の他端部を下方から支持している。
本体部101は、後述する主走査装置5の一対のキャリッジレール51,51をX軸方向に向けた状態で内側に格納保持しており、キャリッジ4は本体部101の内部でX軸方向に沿って搬送される。
また、第一の土台部102と第二の土台部103は、前述した搬送装置2を挟んでX軸方向の両側に配置され、本体部101は搬送装置2の上方に架設されている。これにより、搬送装置2による記録媒体の搬送方向に直交する方向でキャリッジ4を搬送しつつ当該キャリッジ4に搭載された各ヘッド3からインクを吐出して画像形成を行うことを可能としている。
[主走査装置及びキャリッジ]
主走査装置5は、フレーム100の本体部101の内部において、X軸方向に沿って延在するように支持された棒状の一対のキャリッジレール51,51を備えている。これら一対のキャリッジレール51,51は、搬送装置2の搬送ベルト23の上方を跨ぐように設けられている。そして、キャリッジレール51,51には、箱状のキャリッジ4がX軸方向に沿って往復移動可能に支持されている。
キャリッジ4は上部が開放された略矩形の筐体であり、その底板に複数のヘッド3が搭載される。キャリッジ4は、Y軸方向における両側面の上部においてY軸方向両側に向かって腕部42,42が延出されており、当該各腕部42,42がそれぞれリニアガイドを介してキャリッジレール51,51の上部に載置されている。これによって、キャリッジ4は、キャリッジレール51,51上をX軸方向に沿ってスライド可能となっている。
また、キャリッジレール51,51とキャリッジ4の腕部42,42との間にはリニアモーターが装備されている。すなわち、各キャリッジレール51,51にはリニアモーターの固定子が装備され、キャリッジ4の各腕部42,42には可動子が装備されており、固定子側のコイルの電流制御によりキャリッジ4はX軸方向に沿った搬送動作が付与される。
[メンテナンス部]
メンテナンス部7は、非記録動作時に各ヘッド3のメンテナンスを行う。メンテナンス部7は、搬送装置2から外れて、キャリッジレール51、51の他端部側に設けられている。すなわち、キャリッジ4がキャリッジレール51、51の他端部のメンテナンス部7との対向位置まで移動した状態でメンテナンスが実施される。
このメンテナンス部7は、各ヘッド3の汚れを拭き取る清掃装置と、メンテナンス対象となるヘッド3によるインクの吐出を行う際の受け皿となるインクトレー71(図2参照)とを備えている。
上記清掃装置は、主に、ヘッド3に摺接するX軸方向に沿った回転軸回りに回転可能な清掃ローラーと、当該清掃ローラーをY軸方向に沿って搬送するローラー搬送機構とにより構成されている、清掃ローラーは、キャリッジ4に搭載された9色のヘッド群のうちの3色分のヘッド群の拭き取りが可能となるように、X軸方向における幅が設定されており、1往復半の移動動作により全てのヘッド3の清掃を実施する。そして、これにより、インクの固化によるノズルの目詰まりを防止する。
また、メンテナンス時のインクトレー71に対するインクの吐出は、インク供給装置8のインク供給圧をもって行われ、これによりヘッド3内のインク流路の詰まりなどを解消することができる。
[ノズル保湿部]
ノズル保湿部6は、搬送装置2から外れて、キャリッジレール51、51の一端部側に設けられている。即ち、非記録動作時に、キャリッジ4がキャリッジレール51、51の一端部のノズル保湿部6との対向位置まで移動し、かかる状態で各ヘッド3のノズルの保湿を行う。
[インク供給装置]
インクジェット記録装置1は、図2及び図3に示すようなインク供給装置8を各色毎に備えている。
インク供給装置8は、図2及び図3に示すように、例えば、液体としてのインクを貯留する収容容器である第一のタンクとしてのメインタンク81と、メインタンク81を載置すると共に傾動させることが可能な傾動機構88と、メインタンク81からインクが供給されるサブタンク82と、サブタンク82のインク供給方向下流側に設けられた脱気装置83と、脱気装置83のインク供給方向下流側に設けられ、インクを一時的に貯留する中間タンク84と、中間タンク84のインク供給方向下流側に設けられた負圧形成部86と、各ヘッド3に対してインクを供給するために各ヘッド3の第一のポート341が並列に接続された共通流路87とを主に備えている。
メインタンク81は、図4(A)に示すように、略直方体状又は略円筒状の中空容器であり、その上面部には内部との流通が可能な唯一のインク取出口81aが形成されており、内底面81bは平坦に形成されている。また、この内底面81bは、メインタンク81を水平面上においた場合に内底面81bも水平となるように形成されている。
このメインタンク81は、規定の場所に固定的に設置される据え置き型ではなく、交換可能な可搬式の容器である。メインタンク81内のインクがなくなると、インクが満たされた別のメインタンク81と交換され、或いは、インクを補充するために運び出されてインクが補充された状態で再び戻される。
傾動機構88は、図4(A)に示すように、メインタンク81を載置する平板状の載置台881と、載置台881の一端部を水平な軸回りに傾動可能に支持する支持部882と、載置台881を傾動させるアクチュエーターとしての傾動モーター883と、傾動モーター883のケーシング884と、ケーシング884に回動可能に支持された梃子部材885と、梃子部材885の一端部に噛合するウォームギア886とを備えている。
上記梃子部材885はその長手方向の中央部においてケーシング884に設けられた支軸により回動可能に支持されている。そして、梃子部材885の長手方向の一端部は載置台881側に延出されており、当該延出端部が当該載置台881の傾動端部側に設けられたピン881aを下方から持ち上げた状態で載置台881の上面が水平となるように支持することを可能としている。
また、梃子部材885の長手方向の他端部は、その支軸を中心とする円弧状に形成されると共に、当該円弧の外縁部には、支軸を中心とするピッチ円に沿った平歯車状の歯が形成されている。
傾動モーター883は、その出力軸を下方に向けた状態でケーシング884に支持されており、当該出力軸にはウォームギア886が装備されている。このウォームギア886は、梃子部材885の他端部の平歯車状の歯に噛合している。
また、傾動モーター883は、回転角度が制御可能なモーター、例えば、ステッピングモーターやサーボモーター等が使用され、任意の回転角度で正逆任意の方向に回転を行う。
梃子部材885は、他端部側の平歯車状の歯にウォームギア886が噛合することにより、傾動モーター883が停止中には回動が阻止され、梃子部材885の回動角度が固定される。
そして、傾動モーター883が回転駆動すると、ウォームギア886に噛合する平歯車状の歯により梃子部材885が回動を行う。これにより、梃子部材885及びピン881aを介して載置台881を任意に回動させる。即ち、載置台881は、その上面が水平となる状態からピン881aを有する端部が下降する方向に回動を行うこと(図4(C))や水平状態に戻すことができる。これにより、載置台881に載置されたメインタンク81は、内部のインクが少なくなると、載置台881の傾斜によりその内底面81bにおける低くなる方の端部にインクを寄せて集めることが可能となっている。
なお、傾動機構88の載置台881に対して載置するメインタンク81の向きは決められている。即ち、メインタンク81は、その上部のインク取出口81aが傾動機構88の傾動により下降する端部側となる向きで、載置台881に載置される。このように、メインタンク81が規定の向きで載置されるように、載置台881の上面とメインタンク81の底部との間に、向きが正しい状態でのみ嵌合するような嵌合構造を設けても良い。
図2に示すように、メインタンク81とサブタンク82との間には、これらを接続するインク流路部としての第一のインク流路811が設けられている。
この第一のインク流路811の上流側の端部はホース状又は管状のインク吸い出し管811aが接続されている。インク吸い出し管811aは、可撓性又は柔軟性を有し、メインタンク81のインク取出口81aに挿入した時に隙間を生じる程度の外径であり、インク取出口81aに手作業により容易に挿抜可能となっている。また、インク吸い出し管811aは、メインタンク81の内底面81bに届く長さとなっている。
インク吸い出し管811aはその可撓性又は柔軟性により、メインタンク81が傾動機構88により傾動した場合でも、その先端部がメインタンク81の内底面81bに届いた状態を維持することができる。
なお、メインタンク81のインク取出口81aに回転式の蓋を設け、当該蓋に設けられた貫通穴に摺動可能にインク吸い出し管811aを挿入する構成としてもよい。これにより、インクがこぼれにくく、インク吸い出し管811aの姿勢も安定させることができる。
第一のインク流路811におけるメインタンク81の近傍には、流路の開閉の状態を切り替え可能な電磁弁であるタンクバルブ812が設けられている。
また、第一のインク流路811におけるサブタンク82側の経路の途中には、インクをサブタンク側に送る第一の送液ポンプ814が設けられている。
この第一の送液ポンプ814は、後述する制御装置9により制御されるが、図3に示す送液ボタン96に対する人為的な手動操作でも駆動させることが可能である。
この送液ボタン96は、その押下操作により第一の送液ポンプ814を駆動させることができ、押下を止めると第一の送液ポンプ814を停止させることができる。また、この送液ボタン96は、その押下操作により、第一の送液ポンプ814と連動して、メインタンク81が規定の傾斜角度となるまで傾動モーター883を駆動させることができ、押下を止めると傾動モーター883を逆転させてメインタンク81を水平状態に戻すことができる。
なお、送液ボタン96の押下の際、メインタンク81が規定の傾斜角度となるまで傾斜してから第一の送液ポンプ814が駆動を開始することが望ましい。
上記送液ボタン96は、第一の手動操作部として機能する。
サブタンク82は、図2に示すように、下部が傾斜面で構成され、インクが集められる傾斜した側壁部821を有する形状であり、上部は天板822で閉塞されている(図3では図示略)。
サブタンク82は、その底部が第二のインク流路823に接続されており、当該第二のインク流路823を通じてサブタンク82内のインクを脱気装置83に供給することができる。
また、サブタンク82の天板822には、第一のインク流路811の先端部が天板822を貫通して内部まで入り込んで、サブタンク82の側壁部821の近接しており、第一のインク流路811から供給されるインクが側壁部821を伝ってサブタンク82内の液面に注がれるようになっている。これにより、サブタンク82に流入するインクの視覚的に認識可能な程度の大きさの気泡の発生を低減している。
また、サブタンク82は、インクの液面の上限位置が定められており、第一のインク流路811の先端部は、インク液面の上限位置よりも高位置で側壁部821にインクを供給するようになっている。
また、サブタンク82内には、インクの液面の上限位置(第一の液面高さ)を検出する第一の液面センサー825と、当該第一の液面センサー825よりも低い、インクの補充すべき水位(第二の液面高さ)を検出する第二の液面センサー826と、当該第二の液面センサー826よりも低い、インクの液面の下限値を検出する第三の液面センサー827とが設けられている。
これらの液面センサー825,826,827はいずれも、浮き子を備えるフロート式のセンサーであり、浮き子の高さから液面が上限位置、インク補充水位又は下限位置より上か下かを検出することができる。
サブタンク82と脱気装置83との間には、上述した第二のインク流路823が設けられている。この第二のインク流路823における途中には、脱気装置83からサブタンク82へのインクの戻りを防止する逆止弁828と、サブタンク82から脱気装置83にインクを送る第二の送液部としての第二の送液ポンプ829が設けられている。
また、第二の送液ポンプ829と脱気装置83の間には、インクに混入した異物などの侵入を防止するためのフィルタ824が装着されている。
脱気装置83は、第二のインク流路823の末端が接続された脱気モジュール831と、脱気モジュール831に対して真空引きを行う真空ポンプ832と、脱気モジュール831内の圧力検出を行う真空圧センサー833と、脱気モジュール831内を大気圧に開放する電磁弁であるリークバルブ834とを備えている。
脱気モジュール831は、真空ポンプ832により真空引きが行われる真空容器と、真空容器内で内側にインクを通過させる中空子膜とを備える構成であって、真空引きにより、インク内の溶存気体が中空子膜を介して外側に吸い出される構造となっている。
真空圧センサー833は、真空引きの際に目標圧力まで圧力が低下されたかを測定する検出手段である。また、リークバルブ834は、インクジェット記録装置1の電源停止時において、脱気モジュール831の保守のために、当該脱気モジュール831が真空状態から大気圧状態となるように開放制御される。
脱気モジュール831と中間タンク84との間には、第三のインク流路835が設けられている。中間タンク84には、第二及び第三のインク流路823,835を介して第二の送液ポンプ829による供給圧によってインクが供給される。
中間タンク84は、高さ調節可能に支持されており、各ヘッド3に対する相対的な高さを変えることにより、ヘッド3へのインクの供給圧を調節可能となっている。
また、この中間タンク84には、インクが規定量貯留されている状態を検出する液量センサー841が併設されている。サブタンク82からインクが供給される際には、この液量センサー841により規定量に達したことが検出されるまで第二の送液ポンプ829によるインクの供給が行われる。
中間タンク84から負圧形成部86までの間には、第四〜第七のインク流路842〜845が設けられ、これらを通じてインクの供給が行われる。そして、第四のインク流路842と第五のインク流路843との間には電磁切替弁である第一の三方切替バルブ846が介在し、第五のインク流路843と第六のインク流路844との間には電磁切替弁である第二の三方切替バルブ847が介在し、第六のインク流路844と第七のインク流路845との間には電磁切替弁である第三の三方切替バルブ848が介在している。
また、第五のインク流路843には、第一の三方切替バルブ846から第二の三方切替バルブ847に向かう方向の流動のみを許容する逆止弁849と、当該逆止弁849の許容する方向と同じ方向に送液を行う第三の送液ポンプ850と、当該第三の送液ポンプ850の下流側において規定の圧力を超えた場合に、インクをサブタンク82に戻すリリーフバルブ851とが設けられている。
第六のインク流路844は、その途中に分岐流路852の一端部が接続されており、当該分岐流路852の他端部は第一の三方切替バルブ846に接続されている。そして、この第一の三方切替バルブ846は、第五のインク流路843を第四のインク流路842に接続した状態と第五のインク流路843を分岐流路852に接続した状態とに切り替えることができる。
また、第二の三方切替バルブ847は、サブタンク82にインクを戻すための戻し流路853にも接続されており、当該第二の三方切替バルブ847は、第五のインク流路843を第六のインク流路844に接続した状態と第五のインク流路843を戻し流路853に接続した状態とに切り替えることができる。
そして、上記第一と第二の三方切替バルブ846,847は、同時に切り替えられ、中間タンク84から第四、五、六のインク流路842,843,844を経て負圧形成部86側にインクの送液を行う供給接続状態(図2中、白矢印)と、負圧形成部86側から分岐流路852,第五のインク流路843,戻し流路853を経てサブタンク82側にインクの送液を行う戻し接続状態(図2中、黒矢印)とを切り替える制御が行われる。
すなわち、第三の送液ポンプ850の送出圧力を利用して、負圧形成部86側へのインクの供給と負圧形成部86側からのインクの回収とを自在に選択的に実行することを可能としている。
第三の三方切替バルブ848は、負圧形成部86を介さずにヘッド側にインク供給を行う迂回流路854とも接続されており、第六のインク流路844と第七のインク流路845とを接続する状態と第六のインク流路844と迂回流路854とを接続する状態とに切り替えることができる。
すなわち、この切替により、負圧形成部86に対するインクの供給と回収とを実行可能な状態と、ヘッド3側(厳密には、共通流路87)に対するインクの供給と回収とを実行可能な状態とに切り替えることができる。
負圧形成部86は、前面に大きく開口部が形成された矩形の本体容器861と本体容器861の開口部を閉塞する可撓性樹脂フィルムからなるフィルム部材862と本体容器861の内部から外側に向かってフィルム部材862の中心を押圧する図示しないバネとから主に構成されている。
本体容器861は前述した第七のインク流路845と9つのヘッド3の全ての第一のポート341が並列に接続された共通流路87に通じる第八のインク流路863とに接続されている。
また、フィルム部材862はバネにより中央部を外側に押圧されているので、略円錐状に外側に突出した形状で緊張状態となっている。
そして、大気圧と同じ圧力で本体容器861内にインクを満たした後に、前述した第一と第二の三方切替バルブ846,847を戻し接続状態として本体容器861内からインクを回収すると、共通流路87を介して各ヘッド3の内部を負圧状態とすることができる。なお、このように、ヘッド3の内部を負圧に維持するのは、例えば、ヘッド3のノズル内を大気圧とするとノズルからインクが漏れやすく、またノズルの周囲にインクが付着しやすくなって吐出不良やドット径のばらつきが生じやすくなるので、これを防止するためである。
なお、負圧とする目標圧力は本体容器861内のインクの回収量を調節することで制御することが可能である。
また、上記負圧形成部86の本体容器861の上部には、当該本体容器861の内部に連通し上方へと延びた連通管864が設けられている。連通管864の本体容器861側の端部には液面センサー865が取り付けられており、連通管864の上端部には圧力センサー866が取り付けられている。そして連通管864における中間部には、一端が大気中に開放された水平に延びる分岐管867が接続され、当該分岐管867の途中には当該分岐管867を開閉する開放バルブ868と、空気を濾過するエアフィルタ869とが設けられている。
これらは本体容器861内にインクを供給して所定の負圧に制御する際に用いられる構成である。すなわち、開放バルブ868を開いた状態で液面センサー865により液面が検出されるまで本体容器861内にインクを供給し、その後、開放バルブ868を閉じて、圧力センサー866が目標となる負圧圧力を示すまで本体容器861内からインクを回収する。これにより、負圧形成部86を通じて各ヘッド3内を所定の負圧状態とすることができる。
負圧形成部86から延びる第八のインク流路863は途中で上述した迂回流路854と合流して共通流路87に接続されている。また、この第八のインク流路863における迂回流路854との合流点よりも負圧形成部86側には、常開式の電磁弁である保護バルブ871が設けられている。
共通流路87は、正面視の形状が略二等辺三角形状となる平板状の内部中空の容器であり、その底部が水平方向を向くようにキャリッジ4上に搭載されている。そして、この共通流路87は、二等辺三角形の頂点に相当する部位に第八のインク流路863が接続され、二等辺三角形の底辺に相当する部位に同一の色彩の9つのヘッド3の第一のポート341が並列に接続されている。
共通流路87は、外部形状と同じ略三角形状の形状を立体化した内部空間をインクが通過する。その際、頂点の位置からインクが供給されるので、底辺の各部に接続された各ヘッド3に対して大きな偏りを生じることなく均等にインクが供給される。
なお、この共通流路87は、インクが供給される内部空間の正面視形状が略二等辺三角形状であれば良く、外部の形状は略二等辺三角形状でなくとも良い。
また、共通流路87の頂点位置近傍には図示しない廃液タンクに通じる廃液流路872が接続されている。この廃液流路872は、常閉式の電磁弁である廃液バルブ873が設けられており、共通流路87をインクで満たす際に廃液バルブ873を開放して気泡を排出するためにインクを排出するための流路である。廃液流路872が共通流路87の上端部となる頂点に接続されているので、共通流路87がインクで満たされた状態でさらにインク供給を行うことで気泡は共通流路87内で上方に浮かんでインクと共に効果的に排出される。これにより、インクの吐出不良の原因となる気泡を除去することができ、安定的な吐出を行うことが可能となる。
共通流路87は、常開式の電磁弁である記録動作用バルブ874を介して各ヘッド3の第一のポート341に接続されている。
また、各ヘッド3の第二のポート342は、それぞれが常閉式のメンテナンスバルブ875を介して共通廃液流路876に並列に接続されている。共通廃液流路876は、前述した廃液流路872に対して廃液バルブ873の下流側で合流して廃液タンクに接続されている。
[制御装置]
図5はインク供給装置8の制御系を示すブロック図である。図5に記載の制御装置9はインクジェット記録装置1全体の制御を行うが、ここではインク供給装置8の構成のみを図示し、他の構成については図示を省略するものとする。また、複数ある構成についてはその一つのみを図示している。
インク供給装置8の制御部としての制御装置9は、外部装置から入力された記録媒体に記録すべき画像の画像データをヘッド3の各ノズルに対応するデータに変換する等、インク供給装置8の制御だけでなく、インクジェット記録装置1の各部の駆動も制御する。
図5に示すように、制御装置9は、CPU91、ROM92、RAM93、図示しない入出力インターフェイス等がバスに接続された汎用のコンピュータで構成されている。
この制御装置9には、第一〜第三の送液ポンプ814,829,850,真空ポンプ832,タンクバルブ812,リークバルブ834,第一〜第三の三方切替バルブ846,847,848,開放バルブ868,保護バルブ871,廃液バルブ873,記録動作用バルブ874,メンテナンスバルブ875,傾動モーター883が接続されており、制御装置9ではこれらを制御対象としている。
また、制御装置9には第一〜第三の液面センサー825〜827,液量センサー841,液面センサー865,真空圧センサー833,圧力センサー866が接続されており、これらから各種の検出信号が入力される。
さらに、制御装置9には、ユーザーからの各種動作の実行等の支持入力を行う入力操作部94,エラー情報など各種の情報表示を行う表示部95,第一の送液ポンプ814を駆動させる送液ボタン96等も接続されている。
そして、制御装置9は、上記各構成の検出情報や入力信号に従って、上記各制御対象に対して、サブタンク82の液面監視制御を実施する。
[液面監視制御]
上記制御装置9が行うサブタンク82の液面監視制御について図6のフローチャートに基づいて詳細に説明する。
この液面監視制御は、インクのメインタンク81からサブタンク82にインクの供給を行うと共に、サブタンク82において、一定のインク量を維持確保するための制御であり、予め定められた周期で繰り返し実施される。
制御装置9は、まず最初に、メインタンク81が空であるかを判定するためのタイマーカウンターを初期化する(ステップS1)。
ついで、第一の液面センサー825により、サブタンク82内のインクが満タンであることを示す第一の液面センサー825による検出レベルに達しているかを判定する(ステップS3)。
その結果、インクが第一の液面センサー825による検出レベルに達していることが検出された場合には、サブタンク82内のインクは目標量に達しているため、制御装置9は、液面監視制御を終了する。
一方、インクが第一の液面センサー825による検出レベルに達していないことが検出された場合には、第二の液面センサー826により、サブタンク82にインクを補充すべき水位を示す第二の液面センサー826による検出レベルに達しているかを判定する(ステップS5)。
その結果、インクが第二の液面センサー826による検出レベルに達していることが検出された場合には、送液ボタン96が押下されているかを判定し(ステップS7)、押下されていない場合にはサブタンク82内のインクは適量であるため、制御装置9は、液面監視制御を終了する。
一方、送液ボタン96が押下された場合には、制御装置9は、傾動モーター883を駆動させてメインタンク81を水平状態から所定角度の傾斜状態に切り替えた後に(ステップS9)、第一の送液ポンプ814を駆動させる(ステップS11)。これにより、図4(C)に示すように、メインタンク81内のインク残量が少ない場合でも、その内底面81bにおける片側にインクを集めることができ、インク吸い出し管811aによってインクをより余すことなく吸い出すことが可能となる。
そして、制御装置9は、送液ボタン96の押下による第一の送液ポンプ814の駆動が開始すると、サブタンク82内のインクが第一の液面センサー825による検出レベルに達したかを判定する(ステップS13)。
そして、第一の液面センサー825による検出レベルに達した場合には、送液ボタン96の押下が継続されている状態でも、第一の送液ポンプ814の駆動を停止し(ステップS15)、液面監視制御を終了する。
一方、第一の液面センサー825による検出レベルに達していない場合には、送液ボタン96の押下が完了したか判定し(ステップS17)、送液ボタン96の押下が完了した場合には、第一の送液ポンプ814の駆動を停止し(ステップS19)、液面監視制御を終了する。
また、送液ボタン96の押下が継続している場合には、ステップS13に処理を戻し、サブタンク82内のインクが第一の液面センサー825による検出レベルに達したかを判定する。
また、制御装置9は、ステップS5において、インクが第二の液面センサー826による検出レベルに達していないことが検出された場合には、サブタンク82内にインクが殆どない状態の水位を示す第三の液面センサー827により、インクがその検出レベルに達しているかを判定する(ステップS21)。
そして、インクが第三の液面センサー827による検出レベルに達していないことが検出された場合には、送液ボタン96が押下されているかを判定し(ステップS23)、押下されていない場合にはサブタンク82内のインクはほぼ空の状態にあるため、制御装置9は、インクがサブタンク82から各ヘッド3側に供給されないように、第二及び第三の送液ポンプ829,850の駆動を禁止又は停止させると共に各ヘッド3の駆動による画像形成を禁止又は停止させるエラー処理を実行する。これにより、空となったサブタンク82からのインクの供給動作が阻止され、これより下流側に気泡を含んだインクの供給が回避される。
また、このエラー処理の際には、表示部95において、サブタンク82が空であることを示すエラー表示を実行する。
また、送液ボタン96が押下されている場合には、ステップS9に処理を進め、メインタンク81の傾斜動作を行いつつ第一の送液ポンプ814の駆動によるインク供給を実行する。
また、ステップS21において、インクが第三の液面センサー827による検出レベルに達していることが検出された場合には、第一の送液ポンプ814の駆動を開始して、メインタンク81からサブタンク82へのインク供給を開始する(ステップS25)と共に、メインタンク81が空であるかを判定するためのタイマーのカウントを開始する(ステップS27)。
そして、制御装置9は、タイマーのカウント値が、メインタンク81が空であることを示す判定時間の経過を示すか否かを判定し(ステップS29)、判定時間が経過した場合には、第一の送液ポンプ814の駆動を停止して(ステップS31)、残留インク処理制御を実行する。この残留インク処理制御については、図7に基づいて後述する。
また、上記の判定時間は、第一の送液ポンプ814の送液能力により、少なくとも、第三の液面センサー827の検出水位から第一の液面センサー825の検出水位までインクの送液を行うのに必要な時間よりも長く設定することが望ましい。
一方、ステップS29において、判定時間が経過していないと判定された場合には、制御装置9は、サブタンク82内のインクが第一の液面センサー825による検出レベルに達したかを判定する(ステップS33)。
そして、第一の液面センサー825による検出レベルに達していない場合には、ステップS29に処理を戻し、メインタンク81が空であることを示す判定時間の経過を判定する。
また、第一の液面センサー825による検出レベルに達した場合には、第一の送液ポンプ814の駆動を停止し(ステップS35)、液面監視制御を終了する。
[残留インク処理制御]
上記液面監視制御では、第一から第三の液面センサー825〜827の検出に基づいて第一の送液ポンプ814の作動と停止を制御する自動操作を行い、第一の送液ポンプ814の作動開始から所定の判定時間が経過しても第一の液面センサー825による検出レベルに液面が達しない場合に、ステップS31から液面監視制御に処理を進める。
このように、メインタンク81からサブタンク82へのインクの供給が断たれてしまう原因としては、メインタンク81が完全に空である場合の他に、図4(A)及び図4(B)に示すように、インク吸い出し管811aがメインタンク81の内底面81bに届かない場合や、図8(A)及び図8(B)に示すように、インク吸い出し管811aの先端部に曲がりを生じてメインタンク81の内底面81bに届かない場合が考えられる。
インク吸い出し管811aは、メインタンク81の上面部において傾動機構88による傾動時に低位置となる端部側に設けられたインク取出口81aに挿入されているので、図4(C)又は図8(C)に示すように、メインタンク81を水平状態から傾動させることにより、内底部においてインク吸い出し管811a側にインクが集まり、残留インクの吸い出しが可能となる。
従って、上記問題の対策として、残留インク処理を実行する。
液面監視制御のステップS29において、図4(B)や図8(B)のように、インク吸い出し管811aがメインタンク81の内底面81bに届かない場合にタイムアウトとなり、第一の送液ポンプ814が停止する(ステップS31)。
そして、制御装置9は、残留インク処理を開始して、各センサー825〜827の液面検出基づく第一の送液ポンプ814の自動操作状態から送液ボタン96が押下された場合のみ第一の送液ポンプ814を作動させる手動操作状態への切り替え処理を実行する(ステップS51)。
また、制御装置9は、表示部95を制御してユーザーに対してタンクの空状態を示す報知画面表示を実行する(ステップS53)。
次いで、制御装置9は、送液ボタン96が押下されているかを判定し(ステップS55)、押下されていない場合には送液ボタン96の押下判定を繰り返し実行する。
また、送液ボタン96が押下されている場合には、メインタンク81の傾斜動作を行い(ステップS57)、第一の送液ポンプ814の駆動によるインク供給を実行する(ステップS59)。この時、インク吸い出し管811aが届かないことによりインク供給が途絶えていた場合でも、図4(C)又は図8(C)のように、メインタンク81の傾動によりインクがインク吸い出し管811aの先端部に集められ、インクの供給を行うことができる。
また、この時、制御装置9は、第一の送液ポンプ814の駆動と共に、前述した判定時間をカウントするタイマーをリセットして、あらためてタイマーによる計時を開始する(ステップS61)。
そして、制御装置9は、タイマーのカウント値が、判定時間の経過を示すか否かを判定し(ステップS63)、判定時間が経過した場合には、制御装置9は、傾動させてもメインタンク81は完全に空であるものと判断して、表示部95を制御してユーザーに対してメインタンク81の交換又はインク補充を指示する報知画面表示を実行する(ステップS71)。
そして、制御装置9は、ステップS55に処理を戻し、メインタンク81の交換又はインク補充を完了したユーザーによる送液ボタン96の押下待ちを行う。
一方、ステップS63において、判定時間が経過していないと判定された場合には、制御装置9は、サブタンク82内のインクが第一の液面センサー825による検出レベルに達したかを判定する(ステップS65)。
そして、第一の液面センサー825による検出レベルに達していない場合には、ステップS63に処理を戻し、再び判定時間の経過を判定する。
また、第一の液面センサー825による検出レベルに達した場合には、第一の送液ポンプ814の駆動を停止する(ステップS67)。
そして、制御装置9は、第一の送液ポンプ814の手動操作状態から自動操作状態へ戻す切り替え処理を実行して(ステップS69)、残留インク処理制御を終了する。
[発明の実施形態の技術的効果]
上記インクジェット記録装置1のインク供給装置8は、メインタンク81がインク取出口81aを備え、第一のインク流路811の上流側にはホース状又は管状のインク吸い出し管811aが接続されているので、メインタンク81のインク補充作業やタンクの交換作業において、インク取出口81aに対するインク吸い出し管811aの挿抜を容易に行うことができ、これらの作業を迅速に行うことが可能となる。従って、メインタンク81にインク切れが生じても、すぐにインク供給状態に復旧させることが可能となる。また、これにより、画像形成ができない状態や中断状態が生じた場合であっても、短時間ですぐに画像形成が可能となる。
さらに、インク供給装置8は、メインタンク81を傾動可能としているので、メインタンク81のインク残量が少なくなった場合でも、傾動によりその内底面81bの片側に集めた状態で送液ボタン96を操作して第一の送液ポンプ814を駆動することにより、インク残留量を十分に低減させてインクの吸い出しを行うことが可能となる。
また、メインタンク81は傾動機構88により傾動を可能とするので、傾動動作を容易に行うことが可能となる。
また、メインタンク81にインクが大量に入った状態では、インク吸い出し管811aによっては浮力を生じて、その下端部を予めインクが集まる位置に保持することが困難となる場合があるが、インクが少なくなってから傾動機構88によってメインタンク81を傾動させることにより、インクが集まる内底面81bの片側にインク吸い出し管811aの下端部を容易に配置することが可能となる。
また、メインタンク81が傾動すると、自重によりインク吸い出し管811aの下端部をインクが集まる内底面81bの片側に寄せる効果を期待することができる。
従って、これらによってもインク残留量の低減を図ることが可能となる。
また、送液ボタン96の押下によって、傾動モーター883の駆動と第一の送液ポンプ814の駆動の両方が実行されることにより、少ない操作により、メインタンク81のインク残留量低減を実現するインクの吸い出しを行うことが可能となる。
また、インク供給装置8は、サブタンク82内のインクが第一の液面高さであることを検出する第一の液面センサー825と、サブタンク82内のインクが第一の液面高さよりも下方の第二の液面高さであることを検出する第二の液面センサー826とを備え、制御装置9は、第二の液面センサー826の検出に基づいて第一の送液ポンプ814による送液を開始し、第一の液面センサー825の検出に基づいて第一の送液ポンプ814による送液を停止させる制御(自動操作)を行っている。
これにより、サブタンク82は、常にインクが適量となる状態を維持することができ、インク切れ等による画像形成動作の中断状態の発生を低減することが可能となる。
また、サブタンク82内のインク残量の低下によるインクの気泡の混入を効果的に抑制することが可能となる。
また、制御装置9は、第二の液面センサー826による第二の液面高さの検出に基づく送液の開始から予め定められた所定の判断時間内に第一の液面センサー825による第一の液面高さの検出が行われない場合に、第一の送液ポンプ814を停止させる制御を行っている。
これにより、メインタンク81におけるインク切れを検出することができ、また、第一の送液ポンプ814の無駄な駆動を低減することが可能となる。
さらに、制御装置9は、自動操作による前記送液ポンプの送液の実行中に、第二の液面センサー826による第二の液面高さの検出に基づく送液の開始から予め定められた所定の判断時間内に第一の液面センサー825による第一の液面高さの検出が行われない場合に、第一の送液ポンプ814を停止させる制御に加えて、残留インク処理制御により、第一の送液ポンプ814の送液を自動操作から送液ボタン96による手動操作に切り替える切り替え処理とユーザーへの報知とを行う。
特に、インク吸い出し管811aが短い場合や先端部が曲がっている等の理由により、メインタンク81の内底面81bに届いていないことを原因として、所定の判断時間内に第一の液面センサー825による第一の液面高さの検出が行われない場合であっても、メインタンク81の傾動によりインクをインク吸い出し管811aの先端部側に集めることができ、残留インクを効果的に吸い出すことが可能となる。このため、残留インクを効果的に低減することが可能となる。
また、制御装置9は、送液ボタン96による第一の送液ポンプ814の送液の実行中も、第一の液面センサー825による第一の液面高さが検出された場合には第一の送液ポンプ814の駆動を停止させる制御を行っている。
このため、手動操作に基づくインク供給時にも、サブタンク82への過剰量のインク供給を防止することが可能となる。
[その他]
上記実施形態では、送液ボタン96の入力操作により、第一の送液ポンプ814による送液と傾動モーター883によるメインタンク81の傾動の双方を実行させる場合を例示したが、これに限定されない。即ち、送液ボタン96の入力操作により、第一の送液ポンプ814による送液のみを実行し、傾動モーター883によるメインタンク81の傾動は別の第二の手動操作部としてのボタンやスイッチ等により実行しても良い。
また、送液ボタン96の入力操作により、傾動モーター883によるメインタンク81の傾動を行ってから第一の送液ポンプ814による送液を実行させる場合を例示したが、傾動と送液を同時に実行しても良い。
上記構成では、例えば、第二の手動操作部を操作してメインタンク81の傾動を実行させてから送液ボタン96の入力操作により、第一の送液ポンプ814による送液を実行する。
これにより、インク残留量を十分に低減させてインクの吸い出しを行うことが可能となる。
また、この構成の場合、メインタンク81に十分にインクが残っている状態でサブタンク82にインク供給を行う場合には、送液ボタン96のみを押下して、メインタンク81を傾動させないでインクの吸い出しを行う等、任意に動作を選択することが可能となる。
また、傾動機構88はアクチュエーターである傾動モーター883によりメインタンク81の傾動動作を行う構成としているが、人力でメインタンク81を傾動させる傾動機構を採用しても良い。
その場合、一例として、傾動モーター883、梃子部材885に替えて、載置台881の傾動端部を上方に押圧して水平に維持するバネ等の弾性体を設け、載置台881の傾動端部に足踏みのペダルを設け、弾性体の上方への押圧力に抗して載置台881及びメインタンク81を傾動させる構成などが挙げられる。また、ペダルに替えて、梃子を応用した手動のレバー等を設けても良い。
上記構成では、例えば、ペダル又はレバーを操作してメインタンク81の傾動を実行させてから送液ボタン96の入力操作により、第一の送液ポンプ814による送液を実行する。
これにより、インク残留量を十分に低減させてインクの吸い出しを行うことが可能となる。
また、第一の手動操作部として、送液ボタンの形態を例示したが、第一の手動操作部は人為的に第一の送液ポンプ814の駆動を実行させる指示を入力可能なあらゆる手段を用いても良い。例えば、操作パネルやキーボード、マウス等の入力インターフェイス、手動の指示動作を検出可能な光学素子等を使用しても良い。また、入力手段は有線や無線を利用した遠隔操作による入力を行っても良い。
なお、本発明の実施の形態における記述は、本発明に係るインクジェット記録装置の一例であり、これに限定されるものではない。インクジェット記録装置を構成する各機能部の細部構成及び細部動作に関しても適宜変更可能である。
1 インクジェット記録装置
3 ヘッド
8 インク供給装置
9 制御装置(制御部)
81 メインタンク(第一のタンク)
81a インク取出口
81b 内底面
82 サブタンク(第二のタンク)
88 傾動機構
96 送液ボタン(第一の手動操作部)
811 第一のインク流路(インク流路部)
811a インク吸い出し管
814 第一の 送液ポンプ
825 第一の液面センサー
826 第二の液面センサー
827 第三の液面センサー
829 第二の 送液ポンプ
850 第三の送液ポンプ
883 傾動モーター(アクチュエーター)

Claims (10)

  1. 記録媒体にインクを吐出するヘッドに供給するインクを貯留する傾斜可能な第一のタンクと、
    前記第一のタンクから前記ヘッドに至る経路の途中に設けられた第二のタンクと、
    前記第一のタンクから前記第二のタンクにインクを送る送液ポンプと、
    前記第一のタンクから前記第二のタンクに送られるインクが流れるインク流路部と、
    前記送液ポンプによる送液を実行させる第一の手動操作部とを備え、
    前記第一のタンクに内部のインクを取り出すためのインク取出口を設け、
    前記インク流路部は、前記インク取出口に挿入可能なホース状又は管状のインク吸い出し管を備えることを特徴とするインク供給装置。
  2. 前記第一のタンクを傾斜させる傾動機構を備えることを特徴とする請求項1記載のインク供給装置。
  3. 前記傾動機構は前記第一のタンクを傾斜させるアクチュエーターを有し、
    前記傾動機構のアクチュエーターによる前記第一のタンクの傾斜動作を実行させる第二の手動操作部を備えることを特徴とする請求項2記載のインク供給装置。
  4. 前記傾動機構は前記第一のタンクを傾斜させるアクチュエーターを有し、
    前記第一の手動操作部は、前記傾動機構のアクチュエーターによる前記第一のタンクの傾斜動作と前記送液ポンプによる送液とを実行させることを特徴とする請求項2記載のインク供給装置。
  5. 前記第二のタンク内のインクが第一の液面高さであることを検出する第一の液面センサーと、
    前記第二のタンク内のインクが前記第一の液面高さよりも下方の第二の液面高さであることを検出する第二の液面センサーとを備え、
    前記第二の液面センサーの第二の液面高さの検出に基づいて前記送液ポンプによる送液を開始し、前記第一の液面センサーの第一の液面高さの検出に基づいて前記送液ポンプによる送液を停止させる自動操作を行う制御部を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のインク供給装置。
  6. 前記制御部は、前記自動操作による前記送液ポンプの送液の実行中に、前記第二の液面センサーの第二の液面高さの検出に基づく送液の開始から予め定められた所定の判断時間内に前記第一の液面センサーの第一の液面高さの検出が行われない場合に、前記送液ポンプを停止させることを特徴とする請求項5記載のインク供給装置。
  7. 前記制御部は、前記自動操作による前記送液ポンプの送液の実行中に、前記第二の液面センサーの第二の液面高さの検出に基づく送液の開始から予め定められた所定の判断時間内に前記第一の液面センサーの第一の液面高さの検出が行われない場合に、前記送液ポンプの停止と、前記送液ポンプの送液を自動操作から前記第一の手動操作部による手動操作に切り替える切り替え処理と、ユーザーへの報知と、を行うことを特徴とする請求項5記載のインク供給装置。
  8. 前記制御部は、前記第一の手動操作部による前記送液ポンプの送液の実行中に、前記第一の液面センサーによる第一の液面高さの検出が行われた場合に、前記送液ポンプによる送液を停止させること特徴とする請求項5から7のいずれか一項に記載のインク供給装置。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載のインク供給装置を備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
  10. 記録媒体にインクを吐出するヘッドに供給するインクを貯留する傾斜可能な第一のタンクと、前記第一のタンクから前記ヘッドに至る経路の途中に設けられた第二のタンクと、前記第一のタンクから前記第二のタンクにインクを送る送液ポンプと、前記第一のタンクから前記第二のタンクに送られるインクが流れるインク流路部と、前記送液ポンプによる送液を実行させる第一の手動操作部とを備え、前記第一のタンクに内部のインクを取り出すためのインク取出口を設け、前記インク流路部は、前記インク取出口に挿入可能なホース状又は管状のインク吸い出し管を備えるインク供給装置によるインク供給方法であって、
    前記第一の手動操作部の操作による前記送液ポンプによる送液を、前記第一のタンクを傾斜させてから行うことを特徴とするインク供給方法。
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