JP2016107549A - 液体塗布装置の構築方法、及び、液体塗布装置 - Google Patents

液体塗布装置の構築方法、及び、液体塗布装置 Download PDF

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昭寛 戸谷
Akihiro Toya
昭寛 戸谷
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Abstract

【課題】液体塗布装置の媒体の生産性が低下することを抑制するための技術を提供する。
【解決手段】液体塗布装置の構築方法であって、液体塗布装置は、第1搬送部と、第1搬
送部によって搬送される媒体に液体を塗布するための液体塗布部と、を有する液体塗布ユ
ニットと、第2搬送部と、媒体に塗布された液体を乾燥するための乾燥部と、を有する乾
燥ユニットであって、第2搬送部を制御することによって乾燥ユニット内における媒体に
付与される張力を制御することが可能な乾燥ユニットと、を備え、一方のユニットにおけ
る媒体の搬送動作と他方のユニットにおける媒体の搬送動作とがそれぞれ独立して制御可
能なように、接続された2つのユニット間に調整部が設けられ、搬送する媒体の種類に応
じて、液体塗布装置が備える乾燥ユニットの数を決定する、液体塗布装置の構築方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、液体塗布装置の技術に関する。
画像を形成する印刷技術において、用紙等の媒体を搬送しつつ媒体にインクを塗布し、
塗布したインクを乾燥させる技術が知られている(例えば特許文献1〜3)。従来の技術
では、媒体にインクを塗布する液体塗布部を有する液体塗布ユニットと、インクを乾燥さ
せる乾燥部を有する乾燥ユニットとが、それぞれ媒体を搬送させるための搬送機構を有し
ている。また、従来の技術では、液体塗布ユニットと乾燥ユニットとが分離可能に構成さ
れている。
特開平8−311782号公報 特開2005−254553号公報 特開2011−183713号公報
しかしながら、従来の技術では、媒体の搬送路において液体塗布ユニットよりも下流側
に乾燥ユニットが配置されるため、乾燥部の最大能力以上の媒体の生産性(例えば、搬送
速度)を得ることが困難であった。具体的には、インクを乾燥させるために乾燥ユニット
における媒体の搬送速度を下げた場合、上流側に配置された液体塗布ユニットにおける媒
体の搬送速度も乾燥ユニットに対応させて下げる必要が生じる。また、耐熱性の低い媒体
の場合、乾燥部の出力(例えば、乾燥温度)を下げる必要がある。この場合、インクを乾
燥させるために必要な熱量をインクに付与するために、乾燥ユニットの搬送速度を下げる
必要がある。これにより、媒体の生産性(例えば、搬送速度)が低下する場合がある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の
形態として実現することが可能である。
本発明の一形態によれば、液体塗布装置の構築方法が提供される。前記液体塗布装置は
、媒体を搬送するための第1搬送部と、前記第1搬送部によって搬送される前記媒体に液
体を塗布するための液体塗布部と、を有する液体塗布ユニットと、前記液体塗布部によっ
て前記液体が塗布された前記媒体を搬送するための第2搬送部と、前記媒体に塗布された
液体を乾燥するための乾燥部と、を有する乾燥ユニットであって、前記第2搬送部を制御
することによって前記乾燥ユニット内における前記媒体に付与される張力を制御すること
が可能な乾燥ユニットと、を備え、前記液体塗布ユニットと前記乾燥ユニットとを接続し
て前記液体塗布ユニットと前記乾燥ユニットとの間の前記媒体の搬送路を形成した時、又
は、2つの前記乾燥ユニットを接続して前記2つの乾燥ユニット間の前記媒体の搬送路を
形成した時には、一方のユニットにおける前記媒体の搬送動作と他方のユニットにおける
前記媒体の搬送動作とがそれぞれ独立して制御可能なように、接続された2つのユニット
間に調整部が設けられる。この形態の構築方法は、搬送する前記媒体の種類に応じて、前
記液体塗布装置が備える前記乾燥ユニットの数を決定する。
この形態によれば、媒体の種類に応じた液体塗布装置を構築できる。また、液体塗布装
置は、2つのユニット(例えば、液体塗布ユニットと乾燥ユニット、又は、一方の乾燥ユ
ニットと他方の乾燥ユニット)のそれぞれの搬送動作が独立して制御可能なように調整部
を有する。これにより、媒体の種類に応じて乾燥ユニットの数を決定できることから、媒
体の種類に応じた液体塗布装置を容易に構築できる。
上記形態の液体塗布装置の構築方法であって、搬送する前記媒体の種類に応じて、前記
液体塗布装置が備える前記液体塗布ユニットの数を決定しても良い。
この形態の液体塗布装置の構築方法によれば、媒体の種類に応じて液体塗布ユニットの
数を決定できるため、より高い生産性に対応することができる。
上記形態の液体塗布装置の構築方法であって、単位時間当たりに製造される乾燥後の前
記媒体の大きさに応じて、前記液体塗布装置が備える前記乾燥ユニットの数を決定しても
良い。
この形態の液体塗布装置の構築方法によれば、単位時間当たりに製造される乾燥後の媒
体の大きさに応じて、液体塗布装置が備える乾燥ユニットの数を決定できるため、より高
い生産性に対応することができる。
上記形態の液体塗布装置の構築方法であって、単位時間当たりに製造される乾燥後の前
記媒体の大きさに応じて、前記液体塗布装置が備える前記液体塗布ユニットの数を決定し
ても良い。
この形態の液体塗布装置の構築方法によれば、単位時間当たりに製造される乾燥後の媒
体の大きさに応じて、液体塗布装置が備える液体塗布ユニットの数を決定できるため、よ
り高い生産性に対応することができる。
上記形態の液体塗布装置の構築方法であって、前記媒体としての第1の媒体と、前記第
1の媒体の次に搬送される前記媒体としての第2の媒体とが用いられる場合において、前
記第1の媒体の耐熱温度よりも前記第2の媒体の耐熱温度が低い場合、前記第1の媒体を
用いる際の前記液体塗布ユニット及び前記乾燥ユニットの合計ユニット数のままで、前記
第2の媒体に塗布された前記液体を前記乾燥ユニットによって乾燥させるために必要な第
1処理時間と、前記第1の媒体を用いる際の前記合計ユニット数から前記乾燥ユニットを
増やした際、前記乾燥ユニットを増やすために必要な時間、及び、前記第2の媒体に塗布
された前記液体を前記乾燥ユニットによって乾燥させるために必要な時間の合計である第
2処理時間と、を比較して、前記第2処理時間よりも前記第1処理時間の方が短い場合、
前記第1の媒体を用いる際の前記合計ユニット数を前記第2の媒体に対して用いても良い

この形態の液体塗布装置の構築方法によれば、処理時間の短い時間を選択できるため、
より高い生産性に対応することができる。
上記形態の液体塗布装置の構築方法であって、前記乾燥ユニットを増やすことで、前記
乾燥ユニットの搬送可能な速度よりも、前記液体塗布ユニットの搬送可能な速度の方が遅
くなる場合、前記乾燥ユニットの搬送速度を、前記液体塗布ユニットの搬送速度と揃え、
前記乾燥ユニットの乾燥温度を、前記乾燥ユニットを増やす前の乾燥温度よりも低くして
も良い。
この形態の液体塗布装置の構築方法によれば、乾燥ユニットの増加に対して適切な乾燥
ユニットの搬送速度と乾燥温度とを選択できるため、媒体の熱によるダメージを抑制しな
がら高い生産性に対応することができる。
本発明の他の一形態によれば、液体塗布装置が提供される。この液体塗布装置は、媒体
を搬送するための第1搬送部と、前記第1搬送部によって搬送される前記媒体に液体を塗
布するための液体塗布部と、を有する液体塗布ユニットと、前記液体塗布部によって前記
液体が塗布された前記媒体を搬送するための第2搬送部と、前記媒体に塗布された液体を
乾燥するための乾燥部と、を有する乾燥ユニットであって、前記第2搬送部を制御するこ
とによって前記乾燥ユニット内における前記媒体に付与される張力を制御することが可能
な乾燥ユニットと、前記乾燥ユニットの数を決定する決定部と、を備え、前記液体塗布ユ
ニットと前記乾燥ユニットとを接続して前記液体塗布ユニットと前記乾燥ユニットとの間
の前記媒体の搬送路を形成した時、又は、2つの前記乾燥ユニットを接続して前記2つの
乾燥ユニット間の前記媒体の搬送路を形成した時には、一方のユニットにおける前記媒体
の搬送動作と他方のユニットにおける前記媒体の搬送動作とがそれぞれ独立して制御可能
なように、接続された2つのユニット間に調整部が設けられ、前記決定部は、搬送する前
記媒体の種類に応じて、前記液体塗布装置が備える前記乾燥ユニットの数を決定する。
この形態によれば、媒体の種類に応じた乾燥ユニットの数を決定部によって容易に決定
できる。また、液体塗布装置は、2つのユニット(例えば、液体塗布ユニットと乾燥ユニ
ット、又は、一方の乾燥ユニットと他方の乾燥ユニット)のそれぞれの搬送動作は独立し
て制御可能なように調整部を有する。これにより、媒体の種類に応じて乾燥ユニットの数
を決定し、媒体の種類に応じた乾燥ユニットの数を液体塗布装置が備えることができる。
なお、本発明は、液体塗布装置、液体塗布装置の構築方法の他に、液体塗布装置の制御
方法、液体塗布装置の製造方法、その制御方法又は製造方法を実現するコンピュータープ
ログラム、そのコンピュータープログラムを記録した一時的でない記録媒体、上記の装置
や方法を用いて製造した印刷媒体等の媒体等の形態で本発明は実現することができる。
本発明の実施形態としての印刷装置の構成を示す概略図である。 乾燥ユニットを2台設けた時の図である。 制御部が有する構築テーブルを説明するための図である。
A.実施形態:
図1は、本発明の実施形態としての印刷装置10の構成を示す概略図である。本実施形
態の印刷装置10は、媒体としての印刷基材12に対してインク滴を塗布して画像を形成
するインクジェット方式のラインプリンターである。この印刷装置10は、長手方向に搬
送される帯状の印刷基材12に対して連続印刷を実行する。印刷基材12の種類は特に限
定されず、例えば、光沢紙やコート紙、OHPフィルムなどが用いられても良い。また、
インクジェット用紙や普通紙、和紙、布地などが用いられても良い。
液体塗布装置としての印刷装置10は、制御部11と、複数の搬送ローラー13と、複
数の駆動ローラー14と、表示部65と、基材繰出ユニット20と、液体塗布ユニット3
0と、乾燥ユニット40と、基材巻取ユニット50と、調整部50と、を備えている。複
数の搬送ローラー13と複数の駆動ローラー14とは、基材繰出ユニット20、液体塗布
ユニット30、乾燥ユニット40、及び、基材巻取ユニット50の構成部としても捉える
ことができる。表示部65は、動作状況などの各種情報を表示するための部分である。ま
た表示部65は、タッチパネルであり、印刷装置10の利用者からの入力を受け付ける機
能も有する。制御部11は、中央処理装置と主記憶装置とを備えるマイクロコンピュータ
ーによって構成されており、印刷装置10の各構成部を制御可能である。制御部11は、
外部に接続されているコンピューターなどから印刷データPDを取得し、利用者からの指
令に応じて当該印刷データPDに基づく印刷処理を実行する。画像データとしての印刷デ
ータPDは、例えば、文字や図形がレイアウトされた文書データや、写真画像などのラス
ターデータ、各種のアプリケーションプログラムにおいて作成された画像を表すデータで
あっても良い。また、制御部11には、構築テーブルTbが格納されている。この構築テ
ーブルTbは、乾燥ユニット40の数を決定するために用いられる。この詳細は後述する
。ここで、制御部11が、課題を解決するための手段に記載の「決定部」に相当する。
複数の搬送ローラー13及び複数の駆動ローラー14は、印刷装置10において、印刷
基材12を長手方向に搬送する搬送路15を構成する。複数の搬送ローラー13及び複数
の駆動ローラー14は、基材繰出ユニット20と液体塗布ユニット30と乾燥ユニット4
0と基材巻取ユニット50とが、搬送路15によってこの順で接続されるように配置され
ている。以下では、搬送路15の基材繰出ユニット20側を「上流側」と呼び、基材巻取
ユニット50側を「下流側」と呼ぶ。搬送ローラー13は、モーター等の駆動源を有して
いない従動ローラーである。駆動ローラー14はモーターMを有し、制御部11からの信
号に応じてモーターMが駆動することで回転動作が制御される。
ここで、搬送路15において、印刷ヘッド部32よりも下流側から乾燥ユニット40に
よる乾燥が終了する地点までの間(液体塗布後搬送路)に位置する搬送ローラー13及び
駆動ローラー14のうち、印刷面側に配置されたローラーは、以下のように構成すること
が好ましい。すなわち、液体塗布後搬送路のうち印刷面側に配置された搬送ローラー13
は、印刷基材12のニップ箇所が印刷基材12の幅方向における両側部分(すなわち印刷
される領域外の部分)となるように構成することが好ましい。こうすることで、印刷基材
12上に塗出された乾燥前のインクが搬送ローラー13に付着することを抑制できるため
、印刷基材12の形成される印刷画像の画質低下を抑制できる。
基材繰出ユニット20は、印刷基材12がロール状に巻かれている基材ローラー21を
備えている。基材ローラー21は制御部11によって制御されているモーター(図示は省
略)によって所定の回転速度で回転し、基材ローラー21から印刷基材12を液体塗布ユ
ニット30に繰り出す。
液体塗布ユニット30は、搬送ドラム31と、液体塗布部としての印刷ヘッド部32と
、駆動ローラー14Aと、複数の搬送ローラー13Aとを備える。液体塗布ユニット30
は、印刷基材12のうち印刷ヘッド部32と対向する側の印刷面に画像を形成する。搬送
ドラム31はモーターMを有し、モーターMによって搬送ドラム31の円周面31sが所
定の回転速度で回転する。搬送ドラム31の円周面31sは、印刷基材12の印刷面とは
反対側の裏面と面接触して印刷基材12を支持しつつ搬送する。つまり、搬送ドラム31
は搬送路15の一部を構成している。液体塗布ユニット30が備える搬送ドラム31と駆
動ローラー14Aと複数の搬送ローラー13Aとは、搬送ドラム31の円周面31s上の
印刷基材12に対して長手方向に沿った方向の張力を付与可能なように構成されている。
ここで搬送ドラム31と駆動ローラー14Aと搬送ローラー13Aとが課題を解決するた
めの手段に記載の「第1搬送部」に相当する。駆動ローラー14Aと搬送ドラム31とに
よって、液体塗布ユニット30における印刷基材12の搬送速度や搬送位置などの搬送動
作が制御される。
印刷ヘッド部32は、搬送ドラム31、駆動ローラー14A、及び、搬送ローラー13
Aによって搬送される印刷基材12にインクを塗布する。印刷ヘッド部32は、4種類の
液体吐出ヘッド32k,32c,32m,32yを有している。液体吐出ヘッド32k〜
32yは、ラインヘッドであり、制御部11の指令に応じたタイミングとサイズで液滴を
吐出する。印刷ヘッド部32を通過するときに、液体吐出ヘッド32k〜32yからの液
滴の吐出によって、印刷基材12の液体吐出ヘッド32と対向する表面(印刷面)には、
印刷画像が形成される。液体吐出ヘッド32k〜32yは、印刷基材12の印刷領域にそ
れぞれの液滴を吐出可能なように、搬送ドラム31の円周面31sに対してそれぞれのノ
ズルが対向するように搬送ドラム31の回転軸rxに対して放射状に配列されている。す
なわち、本実施形態の印刷装置10では、搬送ドラム31がいわゆるプラテンとして機能
する。第1の液体吐出ヘッド32kは黒色系のインクを吐出する。第2の液体吐出ヘッド
32cはシアン系の色インクを吐出する。第3の液体吐出ヘッド32mはマゼンタ系の色
インクを吐出する。第4の液体吐出ヘッド32yは黄色系の色インクを吐出する。各イン
クは、水系顔料インクであり主溶媒に水が用いられている。なお、各インクは水系顔料イ
ンクに代えて他の種類のインク(例えば、染料インクや顔料の溶媒として有機溶媒を用い
たインクなど)を用いても良い。また、液体吐出ヘッド32k〜32yの配置の順番は本
実施形態に限られず、他の順番でも良い。
乾燥ユニット40は、ガイドとしての搬送ドラム41と、乾燥部42と、2つの駆動ロ
ーラー14Bと、複数の搬送ローラー13Bとを備える。乾燥ユニット40は、搬送路1
5上に直列に増設可能に構成されている。搬送ドラム41は、液体塗布ユニット30を通
過しインクが塗布された印刷基材12が当接する。搬送ドラム41は、円筒形状であり、
印刷基材12の搬送に応じて回転する。搬送ドラム41の円周面41sは、例えばステン
レス鋼などの金属によって形成されている。搬送ドラム41は、その円周面41sにおい
て印刷基材12の印刷面とは反対側の裏面と面接触して支持する。つまり、搬送ドラム4
1は搬送路15の一部を構成している。本実施形態では、搬送ドラム41の円周面41s
のうち、印刷基材12と搬送ドラム41との面接触が開始される地点を接触開始地点15
sと呼び、印刷基材12と搬送ドラム41との面接触が終了する地点を接触終了地点15
eと呼ぶ。なお、本実施形態では、印刷基材12を支持するガイドは搬送ドラムであった
が、これに限定されるものではなく、印刷基材12を支持できる面を有する部材であれば
良い。例えば、ガイドは、板状の部材であっても良いし、印刷基材12と面接触する凸状
の曲面を有する部材であっても良い。
2つの駆動ローラー14Bと複数の搬送ローラー13Bとは、印刷ヘッド部32によっ
てインクが塗布された印刷基材12を搬送する。2つの駆動ローラー14Bは、搬送路1
5上において搬送ドラム41を挟むように位置する。駆動ローラー14B及び搬送ローラ
ー13Bは、搬送ドラム41の円周面41s上の印刷基材12に対して長手方向(搬送方
向)に沿った方向の張力T1,T2を付与可能なように構成されている。具体的には、下
流側の駆動ローラー14Bの回転速度を上流側の駆動ローラー14Bの回転速度よりも速
くなるように制御することで、印刷基材12のうち接触開始地点15s側の端部に張力T
1を付与し、接触終了地点15e側の端部に張力T2を付与する。すなわち、制御部11
は、2つの駆動ローラー14Bの回転速度を制御することで、乾燥ユニット40内におけ
る印刷基材12に付与される張力T1,T2を制御する。印刷基材12の長手方向に沿っ
た張力T1,T2を印刷基材12に付与することで印刷基材12を搬送ドラム41の円周
面41sに押し付ける押圧力Fが発生する。ここで、2つの駆動ローラー14Bと複数の
搬送ローラー13Bとが課題を解決するための手段に記載の「第2搬送部」に相当する。
乾燥部42は、印刷基材12を挟んで円周面41sと対向する位置に設けられている。
乾燥部42は、円周面41s上に位置する印刷基材12を加熱して乾燥させる。具体的に
は、乾燥部42は電熱線によって加熱した空気を印刷基材12の表面に吹き付ける。これ
により、印刷基材12が加熱されて印刷基材12の表面に塗布されたインクの水分が蒸発
し、印刷基材12のインクが乾燥する。乾燥部42が印刷基材12に吹き付ける空気の温
度(乾燥部42の空気出口の温度)は、印刷基材12の耐熱性に応じて制御部11が設定
する。具体的には、耐熱性(例えば、ガラス転移点や耐熱温度)が低い基材は、耐熱性の
高い基材よりも乾燥部42の空気出口の温度が低くなるように乾燥部42の動作が制御さ
れる。
基材巻取ユニット50は、制御部11の指令に応じた所定の回転速度で回転駆動する巻
取ローラー51を備える。巻取ローラー51は、乾燥ユニット40から繰り出された印刷
基材12を巻き取る。基材巻取ユニット50によって巻き取られた印刷基材12は、所定
の大きさに切り取られ製品として使用される。
調整部60は、搬送路15において隣り合うユニット20,30,40,50間に設け
られている。調整部60は、印刷基材12が撓んだ部分である。すなわち、調整部60は
、搬送路15のうち、印刷基材12に付与される張力が、ユニット20,30,40,5
0内において印刷基材12に付与される張力よりも小さい経路部分であるとも言える。調
整部60Aは、搬送路15において、基材繰出ユニット20と液体塗布ユニット30との
間に位置する。また、調整部60Bは、搬送路15において、液体塗布ユニット30と乾
燥ユニット40との間に位置する。また、調整部60Cは、搬送路15において、乾燥ユ
ニット40と基材巻取ユニット50との間に位置する。この調整部60によって、調整部
60を挟んで一方のユニットにおける印刷基材12の搬送速度と他方のユニットにおける
印刷基材12の搬送速度とを独立して制御できる。例えば、接続されて搬送路15が形成
された液体塗布ユニット30と乾燥ユニット40とにおいて、調整部60Bを有すること
で、互いのユニット30,40内における印刷基材12に掛けられた張力の影響を受ける
こと無く、液体塗布ユニット30内の印刷基材12の搬送速度を乾燥ユニット40内の印
刷基材12の搬送速度よりも速くしたり遅くしたりできる。
図2は、乾燥ユニット40を2台設けた時の図である。第1実施形態の乾燥ユニット4
0(図1)と第2実施形態の乾燥ユニット40との違いは、第2搬送部の構成である。第
1実施形態では、図1に示すように第2搬送部は、2つの駆動ローラー14Bと複数の搬
送ローラー13Bであったが、本実施形態の第2搬送部は、1つの駆動ローラー14Bと
、モーターMを有する搬送ドラム41と、複数のローラー13Bである。搬送ドラム41
の円周面41sは、モーターMにより回転軸rx1を中心として回転する。円周面41s
上の印刷基材12に対する長手方向(搬送方向)に沿った方向の張力T1,T2は、駆動
ローラー14Bと搬送ドラム41とによって発生させる。具体的には、搬送ドラム41の
回転速度を駆動ローラー14Bの回転速度よりも速くなるように制御することで、張力T
1,T2を印刷基材12に付与している。なお、第2実施形態の乾燥ユニット40は第1
実施形態の印刷装置10に用いても良い。
ここで第1実施形態と同様に、搬送路15において、印刷ヘッド部32よりも下流側か
ら乾燥ユニット40による乾燥が終了する地点までの間(液体塗布後搬送路)に位置する
搬送ローラー13及び駆動ローラー14のうち、印刷面側に配置されたローラー13は、
印刷基材12のニップ箇所が印刷基材12の幅方向における両側部分(すなわち印刷され
る領域外の部分)となるように構成することが好ましい。
上述のごとく印刷装置10は、液体塗布ユニット30と乾燥ユニット40とがそれぞれ
印刷基材12を独立して搬送できる機構(第1の搬送部、又は、第2の搬送部)を有して
いる。これにより、印刷装置10は、乾燥ユニット40の台数を増減可能に構成される。
具体的には、複数の乾燥ユニット40を設ける場合、搬送路15上に直列に複数の乾燥ユ
ニット40が配置される。複数の乾燥ユニット40を設けた場合、接続され搬送路15を
形成した隣り合う2つの乾燥ユニット40間には調整部60が設けられる。これにより、
隣り合う一方の乾燥ユニット40における印刷基材12の搬送速度と、他方の乾燥ユニッ
ト40における印刷基材12の搬送速度とを独立して制御できる。乾燥ユニット40の数
を増やすことで、乾燥部42による乾燥条件を変えることなく、それぞれの乾燥ユニット
40内における印刷基材12の搬送速度を速くしてインクを乾燥させることができる。例
えば、印刷基材12に塗布されたインクを乾燥させるために必要な熱量AHは、乾燥部4
2の出力値OV(例えば、空気出口温度や乾燥部42への供給電力値)と乾燥時間DTと
の積に比例する。乾燥時間DTは、搬送路15のうちインクの乾燥に用いられる部分の搬
送方向の距離Dに比例すると共に乾燥ユニット40の搬送速度TVに反比例する。すなわ
ち、以下の式(1)の関係が成立する。
[数1]
乾燥時間DT=距離D/搬送速度TV・・・(1)
本実施形態では、距離Dは、乾燥ユニット40(複数設けられている場合は複数の乾燥
ユニット40)内における搬送路15の搬送距離と見なすことができる。よって、設置す
る乾燥ユニット40の数が多くなれば距離Dが長くなるため、搬送速度TVが一定であっ
ても乾燥時間DTを長くできる。
ここで、印刷装置10において、乾燥ユニット40の数が1台の場合を考える。耐熱性
(例えば、ガラス転移点)の低い印刷基材12にインクを塗布する場合、印刷基材12の
損傷を防止するために乾燥部42の出力値(空気出口の温度)を低く設定する必要がある
。乾燥部42の出力値が低いために、インクを乾燥させるために必要な熱量AHを得るた
めに搬送速度TVを遅くして乾燥時間DTを長くする必要がある。この場合、印刷装置1
0の印刷基材12の生産性が低下する。ここで、「印刷基材12の生産性」とは、印刷装
置10の単位時間当たりに製造される乾燥後の印刷基材12の大きさ(平方メートル)で
あり、単位が「m/h」で表される。
一方で、印刷装置10において、乾燥ユニット40の数を2台にした場合、乾燥ユニッ
ト40の数が1台の場合よりも距離Dを2倍にできる。これにより、乾燥ユニット40の
数が1台の場合よりも搬送速度TVを2倍にしてインクを乾燥させることができる。すな
わち、耐熱性の低い印刷基材12を用いる場合でも、複数の乾燥ユニット40を設けるこ
とで、印刷基材12に対して熱によるダメージを与えることなく生産性の低下を抑制でき
る。また、複数の乾燥ユニット40を設けることで、搬送速度を速くした場合でもインク
の乾燥に必要な熱量AHをインクに与えることができるため、印刷基材12の生産性を向
上できる。すなわち、本実施形態では、用いる印刷基材12の種類(耐熱性)と、必要と
される印刷基材12の生産性とに応じて、印刷装置10を構築できる。
図3は、制御部11が有する構築テーブルTbを説明するための図である。制御部11
は、外部(例えば、利用者)から受け付けた印刷を実行するための情報(入力情報)と、
構築テーブルTbとを参照して、必要とされる印刷基材12の生産性TPに必要な乾燥ユ
ニットの数を決定する。制御部11は、決定した乾燥ユニット40の数を表示部65(図
1)に表示する。これにより、利用者は表示された乾燥ユニット40の数の乾燥ユニット
40を印刷装置10に配置する。利用者が入力する入力情報は、印刷基材12の耐熱性H
Rに関する情報(例えば、ガラス転移点や印刷基材12の材質名)と、必要とする生産性
TPに関する情報である。例えば、利用者は表示部65に印刷基材12の材質名(例えば
、ポリエチレンやポリプロピレンやポリエチレンテレフタレート)と、生産性TP(m
/h)を入力する。制御部11は、入力された印刷基材12の材質名に基づいて制御部1
1が別に記憶する材質名と耐熱性とを関連付けたテーブルを参照して、構築テーブルTb
内に分類された印刷基材12の耐熱性についてのランクを特定する。耐熱性のランクは、
ガラス転移点がA1℃よりも低い印刷基材12、ガラス転移点がA1℃以上A2℃以下の
印刷基材12、ガラス転移点がA2よりも高い印刷基材12の3種類のランクに分類され
ている。また、必要とされる生産性TPは、B1より低い場合と、B1以上B2以下の場
合と、B2より高い場合との3つのランクに分類される。構築テーブルTbには、耐熱性
HRと必要とする生産性TPとに応じた、乾燥部42による乾燥温度HT(乾燥部42の
空気出口温度)と、乾燥ユニット40の搬送速度TVが定められている。図2に示す乾燥
温度HTの欄に設定された各温度は、C1<C2<C3の関係を満たす。また、図2に示
す搬送速度TVの欄に設定された各搬送速度は、D1<D2<D3の関係を満たす。
また、構築テーブルTbには、耐熱性HRと生産性TPとに応じて乾燥ユニット40の
数が定められている。例えば、耐熱性HRが温度A1より低い種類の印刷基材12では、
生産性TPが高くなるに従い、乾燥ユニット40の数が2台、3台、4台に設定されてい
る。
上記実施形態によれば、液体塗布ユニット30と乾燥ユニット40とがそれぞれに印刷
基材12を搬送させるための搬送部(第1搬送部、又は、第2搬送部)を有している。ま
た、図1に示す第1搬送部(搬送ドラム31と駆動ローラー14Aと搬送ローラー13A
)と第2搬送部(2つの駆動ローラー14Bと複数の搬送ローラー13B)、又は、図2
に示す隣り合う乾燥ユニット40の2つの第2搬送部とが、調整部60によってそれぞれ
独立して制御可能に構成されている。これにより、印刷基材12の耐熱性HRと必要とさ
れる印刷基材12の生産性TPとに応じて乾燥ユニット40の数を決定し、印刷基材12
の耐熱性と必要とされる印刷基材12の生産性とに応じた印刷装置10を容易に構築でき
る。すなわち、乾燥ユニット40の接続数を変化させることにより所望の生産性TPを得
ることができる。例えば、乾燥ユニット40が1台の場合よりも生産性TPを上げたい場
合は、接続する乾燥ユニット40の台数を2台以上に設定すれば良い。これにより、乾燥
ユニット40内における印刷基材12の搬送速度TVを速くできるため、生産性TPを上
げることができる。また、生産性TPを落とさずに耐熱性HRの低い印刷基材12を印刷
する場合は、乾燥ユニット40の台数を増設すると共に、乾燥温度HTを低く設定する。
乾燥ユニット40の台数を増設することによって乾燥時間DTを長くできるため、乾燥ユ
ニット40内における搬送速度TVを落とすことなくインクを乾燥するだけの熱量をイン
クに与えることができる。
ここで、搬送する印刷基材12の種類に応じて、液体塗布装置としての印刷装置10が
備える液体塗布ユニット30の数を決定しても良い。これにより、印刷基材12の種類に
応じて液体塗布ユニット30の数を決定できるため、より高い生産性TPに対応すること
ができる。上記の例としては、例えば、インクの定着性の程度や、印刷基材12の耐熱性
に応じて、液体塗布ユニット30の数を決定しても良い。具体的には、印刷基材12にお
けるインクの定着性の程度を複数のランクに分類し、定着性が低いランク程、用いる液体
塗布ユニット30の数を増やしても良い。
ここで、単位時間当たりに製造される乾燥後の印刷基材12の大きさ(生産性)に応じ
て、印刷装置10が備える乾燥ユニット40の数を決定しても良い。これにより、所望の
生産性に応じて乾燥ユニット40の数を決定できるため、より高い生産性TPに対応する
ことができる。上記の例としては、例えば、乾燥後の印刷基材12の大きさを複数のラン
クに分類し、大きさが大きいランク程、用いる乾燥ユニット40の数を増やしても良い。
ここで、単位時間当たりに製造される乾燥後の印刷基材12の大きさ(生産性)に応じ
て、印刷装置10が備える液体塗布ユニット30の数を決定しても良い。これにより、所
望の生産性に応じて液体塗布ユニット330の数を決定できるため、より高い生産性TP
に対応することができる。上記の例としては、例えば、乾燥後の印刷基材12の大きさを
複数のランクに分類し、大きさが大きいランク程、用いる液体塗布ユニット30の数を増
やしても良い。
また、印刷基材12としての第1の媒体と、第1の媒体の次に搬送される印刷基材12
としての第2の媒体とが用いられる場合において、第1の媒体の耐熱温度よりも第2の媒
体の耐熱温度が低い場合、第1の媒体を用いる際の液体塗布ユニット30及び乾燥ユニッ
ト40の合計ユニット数のままで、第2の媒体に塗布された液体を乾燥ユニット40によ
って乾燥させるために必要な第1処理時間と、第1の媒体を用いる際の合計ユニット数か
ら乾燥ユニット40を増やした際、乾燥ユニット40を増やすために必要な時間、及び、
第2の媒体に塗布された液体を乾燥ユニット40によって乾燥させるために必要な時間の
合計である第2処理時間と、を比較して、第2処理時間よりも第1処理時間の方が短い場
合、第1の媒体を用いる際の合計ユニット数を第2の媒体に対して用いても良い。これに
より、処理時間の短い時間を選択できるため、より高い生産性TPに対応することができ
る。
また、乾燥ユニット40の台数を増やすことで搬送速度TVを速くできる場合であって
も、液体塗布ユニット30の印刷速度(搬送速度)TVAが乾燥ユニット40の乾燥ユニ
ット40の搬送速度TVよりも遅い場合は、乾燥ユニット40の搬送速度TVの上限を液
体塗布ユニット30の印刷速度TVAに規制しても良い。この場合、搬送速度TVが規制
された分だけ、乾燥部42の出力値を下げても良い。例えば、乾燥ユニット40の台数を
2倍にすることで搬送速度TVを2倍に設定できる場合であっても、液体塗布ユニット3
0の印刷速度TVAの関係で、実際には搬送速度TVが1.5倍に規制された場合には、
搬送速度TVを2倍に設定した場合の乾燥部42の出力値OVよりも実際の出力値OVを
下げても良い。搬送速度TVが1.5倍に規制された場合には、インクの乾燥に必要な熱
量をインクに与えるために、乾燥部42の出力値OVを乾燥ユニット40の台数が1台の
場合に比べて3/4倍(0.75倍)に設定する。これにより、印刷基材12に対して必
要以上の熱量が付与されることを防止できるため、印刷基材12が熱によって損傷する可
能性を低減できる。
また、上記実施形態によれば、利用者は、印刷に用いる印刷基材12の耐熱性HRに関
する情報と必要とする生産性TPを表示部65に入力することによって、印刷装置10に
必要な乾燥ユニット40の設置台数を知ることができる。また、上記実施形態によれば、
印刷装置10にはユニット20,30,40,50間に調整部60が設けられている。こ
れにより、ユニット20,30,40,50ごとに生じ得る搬送誤差(設定された搬送速
度からのバラツキ)やユニット20,30,30,40,50の設置位置のズレを調整部
60によってキャンセルできる。すなわち、搬送誤差(例えば、搬送速度の誤差)や設置
位置のズレが生じた場合でも、印刷基材12に付与される張力を設定された範囲内にする
ことができる。
B.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形
も可能である。
B−1.第1変形例:
上記実施形態では、乾燥部42は加熱した空気を印刷基材12に吹き付けて印刷基材1
2を加熱していたがこれに限定されるものではなく、印刷基材12を加熱できる構成であ
れば良い。例えば、印刷基材12を保持する構造体の内部(内側)に乾燥部42としての
ヒータを設けても良い。
B−2.第2変形例:
上記実施形態では、印刷基材12の耐熱性HRと、必要とされる印刷基材12の生産性
TPとに応じて、制御部11が乾燥ユニット40の数を決定していたがこれに限定される
ものではない。例えば、印刷装置10とは別の装置(ユニット数決定装置)が構築テーブ
ルTbを有し、利用者からの入力情報に基づいて乾燥ユニット40の数を決定しても良い
10…印刷装置
11…制御部
12…印刷基材
13,13A,13B…搬送ローラー
14,14A,14B…駆動ローラー
15…搬送路
15e…接触終了地点
15s…接触開始地点
20…基材繰出ユニット
21…基材ローラー
30…液体塗布ユニット
31…搬送ドラム
31s…円周面
32…印刷ヘッド部
32k…第1の液体吐出ヘッド
32c…第2の液体吐出ヘッド
32m…第3の液体吐出ヘッド
32y…第4の液体吐出ヘッド
40…乾燥ユニット
41…搬送ドラム
41s…円周面
42…乾燥部
50…基材巻取ユニット
51…巻取ローラー
60,60A,60B,60C…調整部
65…表示部
M…モーター
T,T1,T2…張力
F…押圧力
PD…印刷データ
rx,rx1…回転軸

Claims (7)

  1. 液体塗布装置の構築方法であって、
    前記液体塗布装置は、
    媒体を搬送するための第1搬送部と、前記第1搬送部によって搬送される前記媒体に
    液体を塗布するための液体塗布部と、を有する液体塗布ユニットと、
    前記液体塗布部によって前記液体が塗布された前記媒体を搬送するための第2搬送部と
    、前記媒体に塗布された液体を乾燥するための乾燥部と、を有する乾燥ユニットであって
    、前記第2搬送部を制御することによって前記乾燥ユニット内における前記媒体に付与さ
    れる張力を制御することが可能な乾燥ユニットと、を備え、
    前記液体塗布ユニットと前記乾燥ユニットとを接続して前記液体塗布ユニットと前記乾
    燥ユニットとの間の前記媒体の搬送路を形成した時、又は、2つの前記乾燥ユニットを接
    続して前記2つの乾燥ユニット間の前記媒体の搬送路を形成した時には、一方のユニット
    における前記媒体の搬送動作と他方のユニットにおける前記媒体の搬送動作とがそれぞれ
    独立して制御可能なように、接続された2つのユニット間に調整部が設けられ、
    搬送する前記媒体の種類に応じて、前記液体塗布装置が備える前記乾燥ユニットの数を
    決定する、液体塗布装置の構築方法。
  2. 搬送する前記媒体の種類に応じて、前記液体塗布装置が備える前記液体塗布ユニットの
    数を決定する、請求項1に記載の液体塗布装置の構築方法。
  3. 単位時間当たりに製造される乾燥後の前記媒体の大きさに応じて、前記液体塗布装置が
    備える前記乾燥ユニットの数を決定する、請求項1又は請求項2に記載の液体塗布装置の
    構築方法。
  4. 単位時間当たりに製造される乾燥後の前記媒体の大きさに応じて、前記液体塗布装置が
    備える前記液体塗布ユニットの数を決定する、請求項1から請求項3までのいずれか一項
    に記載の液体塗布装置の構築方法。
  5. 前記媒体としての第1の媒体と、前記第1の媒体の次に搬送される前記媒体としての第
    2の媒体とが用いられる場合において、
    前記第1の媒体の耐熱温度よりも前記第2の媒体の耐熱温度が低い場合、
    前記第1の媒体を用いる際の前記液体塗布ユニット及び前記乾燥ユニットの合計ユニ
    ット数のままで、前記第2の媒体に塗布された前記液体を前記乾燥ユニットによって乾燥
    させるために必要な第1処理時間と、
    前記第1の媒体を用いる際の前記合計ユニット数から前記乾燥ユニットを増やした際
    、前記乾燥ユニットを増やすために必要な時間、及び、前記第2の媒体に塗布された前記
    液体を前記乾燥ユニットによって乾燥させるために必要な時間の合計である第2処理時間
    と、
    を比較して、前記第2処理時間よりも前記第1処理時間の方が短い場合、前記第1の媒
    体を用いる際の前記合計ユニット数を前記第2の媒体に対して用いる、請求項1から請求
    項4までのいずれか一項に記載の液体塗布装置の構築方法。
  6. 前記乾燥ユニットを増やすことで、前記乾燥ユニットの搬送可能な速度よりも、前記液
    体塗布ユニットの搬送可能な速度の方が遅くなる場合、
    前記乾燥ユニットの搬送速度を、前記液体塗布ユニットの搬送速度と揃え、
    前記乾燥ユニットの乾燥温度を、前記乾燥ユニットを増やす前の乾燥温度よりも低くす
    る、請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の液体塗布装置の構築方法。
  7. 液体塗布装置であって、
    媒体を搬送するための第1搬送部と、前記第1搬送部によって搬送される前記媒体に液
    体を塗布するための液体塗布部と、を有する液体塗布ユニットと、
    前記液体塗布部によって前記液体が塗布された前記媒体を搬送するための第2搬送部と
    、前記媒体に塗布された液体を乾燥するための乾燥部と、を有する乾燥ユニットであって
    、前記第2搬送部を制御することによって前記乾燥ユニット内における前記媒体に付与さ
    れる張力を制御することが可能な乾燥ユニットと、
    前記乾燥ユニットの数を決定する決定部と、を備え、
    前記液体塗布ユニットと前記乾燥ユニットとを接続して前記液体塗布ユニットと前記乾燥
    ユニットとの間の前記媒体の搬送路を形成した時、又は、2つの前記乾燥ユニットを接続
    して前記2つの乾燥ユニット間の前記媒体の搬送路を形成した時には、一方のユニットに
    おける前記媒体の搬送動作と他方のユニットにおける前記媒体の搬送動作とがそれぞれ独
    立して制御可能なように、接続された2つのユニット間に調整部が設けられ、
    前記決定部は、搬送する前記媒体の種類に応じて、前記液体塗布装置が備える前記乾燥
    ユニットの数を決定する、液体塗布装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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