JP2016107516A - 画像形成装置、情報提示方法、制御用プログラム - Google Patents

画像形成装置、情報提示方法、制御用プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ジャム発生時の回復の仕方をわかりやすく提示する画像形成装置を提供する。【解決手段】アクセサリ装置が装着された画像形成装置でジャムが発生したときに、アクセサリ装置が特定の装置かどうかを判断する(S802)。特定のアクセサリ装置である場合は操作に慣れたユーザの使用とみなし、ジャムを回復させるための手順をリストなどの静止画で所定の表示画面に表示させる(S803)。他方、特定のアクセサリ装置でない場合は、操作に慣れないユーザの使用とみなし、操作手順を動画で詳細に表示させる(S806)。【選択図】図8

Description

本発明は、1つ又は複数のアクセサリ装置が装着可能な画像形成装置に関する。特に、障害が発生したときの回復の操作手順を効率的に提示する画像形成装置に関する。
紙詰まり(ジャム)やトナー補給などの操作が必要になった場合、操作部の表示画面に操作手順を提示し、ユーザに処理を促す画像形成装置が提案されている。操作手順を作業内容に従う動画で表示させる場合は複雑な作業であっても、ユーザにとってわかりやすいものとなる。特許文献1には、操作手順を動画で示す画像形成装置が開示されている。この画像形成装置では、ジャムの発生時に、まず、発生箇所を示す装置シルエットを操作部に表示する。そして、操作部に設けられたボタンをユーザが操作することにより、カバーオープン指示の動画が表示される。次の手順の動画に進む場合にも、操作部に設けられたボタンをユーザが操作することにより、必要な手順を順次切り替えて表示することができる。これにより、操作に不慣れなユーザであっても、適切にジャムを回復させる(ジャム解除を行う)ことができる利点がある。
特開2000−155508号公報
特許文献1に開示されている技術では、ボタン操作により詳細な処理手順を示す動画を切り替えていく。しかし、ある程度操作に慣れたユーザについては、詳細な処理手順を必要とせず、装置全体の問題発生箇所を一目で解るように提示することが望ましいと考えられる。例えば、同じ画像形成装置を、操作に不慣れなユーザが多いオフィス用途で使用する場合と、操作に慣れたユーザが使用することが多い小冊子などの小ロット印刷を行うPOD(Print On Demand)の用途で使用する場合がある。その場合において、操作に不慣れなユーザと操作に慣れたユーザのそれぞれに合わせた適切な操作手順を提示することができれば、ユーザにとってより便利になると考えられる。
本発明は、アクセサリ装置の装着状況に応じて操作手順の提示の仕方を替えることができる画像形成装置を提供することを主たる課題とする。
本発明の画像形成装置は、画像形成の後処理を行う1つ又は複数のアクセサリ装置が装着可能な画像形成装置であって、画像形成又は後処理時の障害の発生箇所を検知する第1検知手段と、前記アクセサリ装置の装着状況を検知する第2検知手段と、前記第1検知手段で検知した発生箇所の障害を回復させるための操作手順を所定の表示画面に表示させる第1表示手段と、前記操作手順を前記第1表示手段と異なる表示態様で前記表示画面に表示させる第2表示手段と、前記第2検知手段で検知された装着状況に応じて前記第1表示手段と前記第2表示手段のいずれか一方を選択的に動作可能にする制御手段と、を備えて成る。
本発明によれば、アクセサリ装置の装着状況に応じて、障害を回復させるための操作手順の提示の仕方が替わる画像形成装置を提供することができる。
本実施形態に係る画像出力システムの構成図。 コントロールユニットの構成図。 操作部の構成図。 操作部のデバイス詳細図。 画像形成装置の内部構造例を示す断面図。 操作手順を表す静止画の画面例。 操作手順を表す動画の画面例。 第1実施形態による操作手順の提示方法の手順説明図。 第2実施形態による操作手順の提示方法の手順説明図。 アクセサリ装置の使用難易度を管理するテーブルの例示図。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る画像出力システムの構成図である。この画像出力システムは、ホストコンピュータ11と画像形成装置20とをLAN(Local Area Network)12に接続して構成される。画像形成装置20は、例えばMFP(Multi Function Peripheral)である。この画像形成装置20は、1つ又は複数のアクセサリ装置30が装着可能なものである。アクセサリ装置30は、インサータ(シート材の挿入)、ステイプル(綴じ処理)、ソート(並び替え)、製本、裁断など、画像形成のさまざまな後処理を行う装置である。アクセサリ装置30は、画像形成装置20で形成されたシート材に対する上記の後処理を行うものである。また、アクセサリ装置30は、主としてPODの用途で使用されることが予定されている。そうすると、画像形成装置20の扱いも、当該アクセサリ装置30の扱いも、共にオフィス用途で用いられる画像形成装置20のユーザよりも慣れていることが推測される。本実施形態では、このことを前提とするものである。
ホストコンピュータ11は、コンピュータ本体に、外部記憶装置,表示装置,キーボード,ポインティングデバイス,ネットワークカードなどを接続して構成される。コンピュータ本体は、ホスト用プログラムを実行することにより、種々の機能を形成する。例えば、ブラウザの機能を起動して、画像形成装置20と所定のプロトコルで通信できるように構成されている。また、画像形成装置20に対して印刷ジョブなどを伝えたりする。
画像形成装置20は、コントロールユニット200、操作部210、スキャナ220、プリンタ230を備えている。操作部210はユーザに対して情報を提示するとともに、ユーザ操作を受け付ける表示画面を有するデバイスである。スキャナ220は画像入力デバイス、プリンタ230は画像印刷デバイスであり、いずれも画像形成を行う。
コントロールユニット200は、コンピュータの一種であり、画像出力システム全体の動作の監視および制御を行う制御手段として機能する。例えば、上記デバイス210,220,230のほか、装着されるアクセサリ装置30の動作の監視および制御を行う。コントロールユニット200は、また、LAN12やWAN(Wide Area Network)13に接続された外部装置ないしデバイスとの間で、ジョブを含む各種情報の入出力の制御を行う。上述したホストコンピュータ11も外部装置の一つである。監視および制御の内容については、後述する。
図2は、コントロールユニット200の構成図である。コントロールユニット200は、イメージバスI/F(I/Fはインタフェース。以下同じ)205で接続されたシステムバスB1と画像バスB2とを有している。システムバスB1は、コンピュータとして機能する機能部品を接続するためのバスである。画像バスB2は、画像データなどを高速で転送するためのバスであり、PCI(Peripheral Component Interconnect)バス、または、国際標準のIEEE1394で構成される。イメージバスI/F205は、システムバスB1と画像バスB2との間で受け渡されるデータの構造を変換するバスブリッジである。
システムバスB1には、イメージバスI/F205のほか、CPU201、RAM202、ROM203、HDD204、操作部I/F206、ネットワークI/F207、モデム208、VRAM209が接続されている。CPU(Central Processing Unit)201は、本発明の制御用プログラムを実行することにより、コントロールユニット200を、上記の制御手段として機能させる。RAM(Random Access Memory)202は、CPU201のワークエリアである。ROM(Read Only Memory)203は、CPU201の起動用プログラムなどが格納されている。
HDD204は、上記の制御用プログラムのほか、本発明の実施に必要となる各種情報が格納される。各種情報は、例えば、自装置(画像形成装置20)および自装置に装着可能なアクセサリ装置30の構成部位(パーツ)を識別するための文字、数字、記号などである。また、各装置において障害が発生したときにその発生箇所をパーツ単位で特定し、障害を正常に回復させるための提示情報も格納される。提示情報は、静止画および動画のコンテンツである。静止画のコンテンツは、画像形成装置20および当該装置20に装着可能なアクセサリ装置30のうち操作可能なパーツの集合である全体構造図(イラスト)と、この全体構造図に含まれる各パーツの操作の順番を一覧で示すリストを含むものである。全体構造図には、画像形成装置20およびアクセサリ装置30の各々の外形も示される。動画のコンテンツは、推奨されるパーツ毎の操作手順をあらかじめ詳細に記録したものである。各コンテンツの表示態様については後述する。
HDD204には、操作部210における表示態様を切り替えるための条件、アクセサリ装置30の使用状況を定量化する際に用いられるテーブルなども格納される。
操作部I/F206は、操作部210の表示画面に表示させる情報を出力する。また、操作部210からユーザが入力した情報を受信し、これをCPU201に伝える。ネットワークI/F207は、LAN12などのネットワークとの間で情報の入出力を行う。モデム208は、WAN13との間で情報の入出力を行うデバイスである。
VRAM(Video-RAM)209は、CPU201が生成し、操作部210の表示画面に表示される情報を保持するメモリである。表示画面に表示される情報は、後述する静止画又は動画を含む所定レイアウトの表示画面データである。
画像バスB2には、ラスタイメージプロセッサ(RIP)221、デバイスI/F部222、スキャナ画像処理部223、プリンタ画像処理部224、画像回転部225、画像圧縮部226、アクセサリ装置接続I/F227が接続されている。RIP221は、PDL(Page Description Language)コードをビットマップイメージに展開する。デバイスI/F部222は、スキャナ220及びプリンタ230とCPU201とを接続し、データの同期/非同期の変換などを行う。図示を省略したが、スキャナ220との間には画像I/Fが介在し、プリンタ230との間には印刷I/Fが介在する。スキャナ画像処理部223は、スキャンされた画像データに対する補正、加工、編集などを行う。プリンタ画像処理部224は、プリンタ230に出力されるプリント出力画像データに対する補正、解像度変換などを行う。画像回転部225は、各種画像データの回転処理を行う。画像圧縮部226は、各種画像データのうち、多値画像データはJPEG、2値画像データはJBIG、MMR、MHの圧縮伸長処理などを行う。
アクセサリ装置接続I/F227は、装着されたアクセサリ装置30との情報の受け渡しを行う。アクセサリ装置30からは、例えばそのアクセサリ装置およびそのパーツの識別情報、そのアクセサリ装置の動作状況を表すステータス情報、後述するセンサ580からの検知情報などを受け取る。アクセサリ装置30へは、画像形成後の後処理のジョブや動作制御を伝達する。
図3は、図1、2に示した操作部210及びその周辺の構成図である。操作部210は、画面出力デバイス(LCD)211,ハードキー212、タッチパネル213を有する。ハードキー212は、操作部I/F206の入力ポート2061を介してLAN12に接続されている。LCD211もまた、操作部I/F206の出力ポート2062を介してLAN12に接続されている。操作部I/F206は、ハードキー212などによるユーザ入力を受け取ると、入力ポート2061を介して、それを取得する。操作部I/F206は、また、取得したユーザ入力の内容に基づいて、CPU201において生成された上記の表示画面データをVRAM209に保持する。この表示画面データは、適宜VRAM209から読み出され、出力ポート2062を介してLCD211に出力される。そして表示画面に表示される。
操作部210の構成例を図4に示す。図3との関係では、液晶表示部401がLCD211及びタッチパネル213に対応する。液晶表示部401は、液晶にタッチパネルシートを積層して構成される。液晶表示部401の表示画面には、画像出力システム全体の操作画面およびソフトキーが表示される。表示されたソフトキーが押されると、その位置情報などがコントロールユニット200のCPU201に伝えられる。
操作部210には、スタートキー402、ストップキー404、テンキー405、ユーザモードキー406も設けられている。図3との関係では、ハードキー212に対応する。スタートキー402には、緑と赤の2色LED403が配置されており、その色によってスタートキー402が使える状態にあるかどうかを示している。ストップキー404は稼働中の動作を止める働きをする。テンキー405は、数字と文字のボタン群で構成されており、コピー部数の設定や、液晶表示部401の画面切り替え指示などが入力される。ユーザモードキー406は、機器設定を行うときに押下される。
ここで、画像形成装置20とアクセサリ装置30との装着状況について説明する。アクセサリ装置30は、一つの画像形成装置20に、数珠つなぎに複数縦続させることができる。各アクセサリ装置30は、それぞれメカニカル機構を通じて連結され、かつ、自己の識別情報、ステータス情報、センサ出力情報などを、直接あるいは隣合うアクセサリ装置を介して、画像形成装置20へ伝達する。隣合うアクセサリ装置を介在させるときは、当該介在するアクセサリ装置の識別情報が付加される。
図5は、各装置が連結された状態を示す断面構造図である。ここでは、画像形成装置20のメカニカル機構を印刷装置500、アクセサリ装置30のメカニカル機構を大容量スタッカ530,糊付け製本機540,中綴じ製本機560と称する。これらの装置等の動作は、上記のコントロールユニット200で監視制御される。
印刷装置500の自動原稿搬送装置501は、原稿トレイの積載面にセットされた原稿束をページ順に分離し、スキャン部502へ搬送する。スキャン部502は、搬送された原稿の画像を読み取り、画像データに変換する。この画像データを印刷する場合、回転多面鏡(ポリゴンミラー)503は、画像データに応じて変調されたレーザ光などの光線を入射させ、ミラーを介して反射走査光として感光ドラム504へ照射する。これにより感光ドラム504に形成された潜像がトナーで現像され、転写ドラム505に貼り付けられたシート材に転写される。カラー印刷の場合、上記の一連の画像形成プロセスがイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナーに順次実行される。これによりフルカラー画像が形成される。
フルカラー画像が形成されたシート材は、分離爪506で分離され、定着前搬送器507で定着器508へ搬送される。定着器508は、シート材のトナーを熱と圧力で溶解、定着させる。排紙フラッパ509は、揺動軸を中心に揺動可能に構成され、シート材の搬送方向を規定する。排紙フラッパ509が図中時計回りの方向に揺動している場合、シート材は真直ぐに搬送され、排紙ローラ510によって機外へ排出される。一方、シート材の両面に画像を形成する際には、排紙フラッパ509が図中反時計回りの方向に揺動する。これにより、シート材は、画面下方向に進路変更され、両面搬送部へと送り込まれる。両面搬送部は、反転フラッパ511、反転ローラ512、反転ガイド513,両面トレイ514を具備する。
反転フラッパ511は、揺動軸を中心に揺動可能に構成され、シート材の搬送方向を規定する。コントロールユニット200は、両面印刷ジョブを処理する場合、プリンタ230でシート材の第1面にプリント済みのシート材を、反転フラッパ511を図の反時計回りの方向に揺動させ、反転ローラ512を介して、反転ガイド513へと送り込むよう制御する。そして、シート材の後端が反転ローラ512に狭持された状態で反転ローラ512を一旦停止させ、引き続き反転フラッパ511が図中時計回りの方向に揺動させる。かつ、反転ローラ512を逆方向に回転させる。これにより、該シートスイッチバックして搬送させ、シート材の後端と先端が入れ替わった状態で、該シート材が両面トレイ514へ導かれる。
両面トレイ514は、シート材を一旦積載し、その後、再給紙ローラ515によってシート材は再びレジストローラ516へと送り込む。このとき、シート材は、1面目の転写工程とは反対の面が感光ドラムと対向する側になって送られてきている。コントロールユニット200は、上述のプロセスと同様に、該シート材の第2面に対して2面目の画像を形成させる。そして、シート材の両面に画像を形成し、定着工程を経て、排紙ローラ510を介して本体内部から機外へと該シート材を排出させる。コントロールユニット200は、以上のような一連のプロセスを制御することで、スキャナ220で読み取った原稿画像を、シート材の第1面と第2面の各面へ印刷させることができる。
給紙搬送のための機構としては、シート材を収納する給紙ユニットとしての給紙カセット517,518、ペーパーデッキ519、手差しトレイ520などがある。また、給紙ユニットに収納されたシート材を給送するユニットとして、給紙ローラ521、レジストローラ516などがある。給紙カセット517,518、ペーパーデッキ519には、各種のシート材サイズで、且つ、各種のマテリアルのシート材を、これらの各給紙ユニット毎に区別して、セット可能に構成される。手差しトレイ520は、OHP(Over Head Projector)シート材などの特殊なシート材を含む各種の印刷媒体をセットするものである。給紙カセット517,518、ペーパーデッキ519、手差しトレイ520には、それぞれに給紙ローラ521が設けられ、1枚単位でシート材を連続的に給送可能に構成される。例えば、ピックアップローラによりシート材が順次繰り出され、給紙ローラ521に対向して設けられる分離ローラによって重送が防止されてシート材は1枚ずつ搬送ガイドへと送り出される。ここで、分離ローラには、搬送方向とは逆方向に回転させる駆動力が図示しないトルクリミッタを介して入力されている。給紙ローラとの間に形成されるニップ部にシート材が1枚だけ進入しているときには、シート材に従動して搬送方向に回転する。
一方、重送が発生している場合には搬送方向とは逆方向に回転する。これにより重送したシート材が戻され、最上部の1枚だけが送り出される。送り出されたシート材は、搬送ガイドの間を案内され、複数の搬送ローラによってレジストローラ516まで搬送される。このときレジストローラ516は停止しており、シート材の先端がレジストローラ516対で形成されるニップ部に突き当たり、シート材がループを形成し斜行が補正される。その後、画像形成部において感光ドラム504上に形成されるトナー像のタイミングに合わせて、レジストローラ516は回転を開始し、シート材を搬送する。レジストローラ516により送られたシート材は、吸着ローラ522によって転写ドラム505表面に静電気的に吸着される。定着器508から排出されたシート材は、排紙ローラ510を介して、後段のアクセサリ装置内のシート材搬送路へ導入される。
コントロールユニット200は、スキャナ220で読み取った原稿画像のほか、ユーザから受け付けた印刷実行要求に基き、HDD204に記憶された画像データの印刷ジョブを、上記の手順で実行する。印刷実行要求は、ホストコンピュータ11又は操作部210を介して受け付ける。コントロールユニット200は、また、印刷の対象となる画像データの先頭ページ処理を制御することができる。すなわち、先頭ページから順番にHDD204に記憶させ、かつ、先頭ページから順番にHDD204から該画像データを読み出してシート材に印刷させる。また、先頭ページから順番に印刷されるシート材を、画像面が下向きのまま、後続のアクセサリ装置30の内部シート材搬送路へ供給させる。そのため、コントロールユニット200は、排紙ローラ510によりアクセサリ装置30の内部へシート材を導入する直前で、定着器508からのシート材の表裏を反転させる。このような動作をスイッチバック動作という。スイッチバック動作は、ユニット509および512などを用いて実行される。コントロールユニット200は、このような先頭ページ処理に対処するためのペーパハンドリング制御も実行する。
大容量スタッカ530は、その内部に、前段の印刷装置500からのシート材の搬送路が形成されている。搬送路は、3つに大別される。すなわち、ストレートパス531、エスケープパス532、スタックパス533が形成されている。ストレートパス531は、積載ユニットによるシート材の積載処理を要さないジョブのシート材を後段へ渡すための搬送路である。言いかえると、当該装置自身によるシート材処理が要求されていないジョブのシート材を、上流の装置から下流の装置へと搬送するためのユニットである。エスケープパス532は、スタックせずに、出力したい場合に用いられる搬送路である。例えば、後続の装置が接続されていない状態で出力の確認作業(プルーフプリント)などを行う場合、エスケープパス532に印刷物を搬送してスタックトレイ534から印刷物を取出可能にする。これにより、スタックトレイ534からの取出しが簡略化される。スタックパス533は、装置が備える積載ユニットによるシート材の積載処理を要するジョブのシート材に対する積載処理を、装置により実行させるためのシート材搬送路である。
大容量スタッカ530は、また、スタックトレイ534を備えている。スタックトレイ534は、伸縮可能なステイ535などの上に載置される積載ユニットである。コントロールユニット200は、このスタックトレイ534を用いて、処理対象となるジョブの印刷済みシート材の積載処理を大容量スタッカ530により実行させるよう制御する。
伸縮可能なステイ535の下は台車536となっており、不図示の取手を付けると台車として、その上に載せたスタック出力を別のオフラインフィニッシャなどに運べるようになっている。大容量スタッカ530の前ドアが閉まっている場合、伸縮可能なステイ535は、スタック出力が積載されやすい上の位置に上昇する。一方、前ドアがオペレータにより開けられる(あるいは、開ける指示がなされる)と、スタックトレイ534は下降する。
スタック出力の積み方には、平積みとシフト積みがある。平積みは、文字通り常に同じ位置に積む。シフト積みは、ある決められた部数単位、ジョブ単位などで奥手前方向にシフトして、出力に区切りを作って、出力を扱いやすいように積む。例えば、画像形成装置20のプリンタ230からのシート材の積載処理を実行する場合、大容量スタッカ530は、複数種類の積載方法を選択的に実行することができる。コントロールユニット200は、このような各種動作の制御を大容量スタッカ530に対して実行する。
糊付け製本機540は、シート材の糊付け製本(くるみ製本)の処理を行うアクセサリ装置であり、その動作がコントロールユニット200により制御される。糊付け製本機540では、プリンタ230で印刷されたシート材をくるみ製本印刷物の1束分の出力物における本文(中身)部分として利用可能にする。このように、くるみ製本にて本文部分に該当する画像データが印刷された本文部分のシート材束を「本身」と呼ぶ。本身については、1枚の表紙用シート材でくるむ処理が実行される。
糊付け製本機540もまた、その内部に、3つのシート材の搬送路が設けられている。すなわち、ストレートパス(スルーパス)541、本身パス542、表紙パス543が設けられている。
ストレートパス541は、くるみ製本処理を要さないジョブのシート材を後段の装置へ渡すための機能を果たす搬送路である。本身パス542及び表紙パス543は、くるみ製本印刷物を作成するための搬送路である。糊付け製本機540は、表紙としてのシート材を、表紙パス543を介して搬送する。一方、本身となる、プリンタ230で印刷された1冊分のシート材を、本身パス542を介して、順次スタック部544に蓄える。そのうえで、表紙パス543を介して、該ジョブにて要する表紙用のシート材を、搬送させる。
なお、表紙用のシート材は、糊付け製本機540自身が備えるインサータ545のインサータトレイ546から搬送される。表紙用のデータは、予め印刷済みのプレプリントシート材を利用することもできる。いずれにしても、表紙用のシート材を表紙パス543へ搬送させ、スタック部544の下方部分にて、表紙用のシート材の搬送を一時停止させる。
この動作に並行して、糊付け製本機540は、スタック部544に積載済みの本文全ページが印刷済みの複数枚のシート材で構成される本身に対して、糊付け処理を実行する。例えば、糊付け部547は、所定量の糊を本身の下部に塗布して、十分に糊が行き渡ったところで、本身の糊付けされた部分を表紙の中央部にあてがい、包み込むように結合させる。結合にあたっては、本身を下方に押し込むように送り出す。そのため、表紙にくるまれた本身は、ガイド548に添って、回転台549の上に滑り落ちる。その後、ガイド548は、表紙にくるまれた本身を回転台549の上に倒すように移動する。
糊付け製本機540は、回転台549の上に寝た表紙にくるまれた本身を、幅寄せ部550で位置合わせを行って、まず、小口となる部分をカッター551で断裁する。次に、回転台を90度回転して、幅寄せ部550で位置合わせを行い、天となる部分を断裁する。更に、180度回転して、幅寄せ部550で位置合わせを行い、地となる部分を断裁する。断裁後は、再度幅寄せ部550で奥まで押しやって、出来上がった表紙にくるまれた本身をバスケット部552に入れる。ユーザは、バスケット部552で十分に糊が乾くことで出来上がったくるみ製本の束を取り出すことができる。
中綴じ製本機560は、シート材に対してステイプル処理、断裁処理、パンチ処理、折り処理、シフト排紙処理などを選択的に実行可能にするアクセサリ装置である。そのため、これらの処理を実行するための各種処理ユニットを備えている。ただし、中綴じ製本機560は、上述したスルーパスに相当するシート材の搬送路は備えていない。
中綴じ製本機560は、その内部に、サンプルトレイ561、スタックトレイ562及び、ブックレットトレイ563が設けられている。コントロールユニット200は、ジョブの種類や排出されるシート材の枚数に応じて利用する処理ユニットを切り替えるように制御する。例えば、コントロールユニット200が、中綴じ製本機560にて実行可能なステイプル処理の実行要求を、操作部210を介してユーザから受付けたとする。この場合、コントロールユニット200は、プリンタ230からのシート材を、スタックトレイ562側へ搬送するよう制御する。その際、シート材がスタックトレイ562に排出される前に、シート材をジョブ毎に内部の処理トレイ564に順次蓄えておく。そして、処理トレイ564上のステープラ565にてバインドし、その上で、スタックトレイ562へシート材束を排出する。このような方法で、印刷済のシート材に対するステイプル処理を実行させる。
中綴じ製本機560は、また、シート材をZ字状に折るためのZ折り部566、ファイル用の2つ(または3つ)の穴開けを行うパンチャ部567がある。コントロールユニット200は、ジョブの種類に応じてそれぞれの処理を行うように制御する。例えば、ユーザによりZ折り処理設定がなされた場合、そのジョブのシート材に対してZ折り部566により折り処理を実行させる。その上で、機内を通過させて、スタックトレイ562及びサンプルトレイ561などの排出トレイに排紙するよう制御する。また、ユーザによりパンチ処理設定がなされた場合には、そのジョブのシート材に対してパンチャ部567によるパンチ処理を実行させる。その上で、機内を通過させて、スタックトレイ562及びサンプルトレイ561などの排出トレイに排紙するよう制御する。
サドルステッチャ部568は、シート材の中央部分を2ヶ所バインドした後に、シート材の中央部分をローラに噛ませることによりシート材を半折りし、パンフレットのようなブックレットを作成する中綴じ製本処理を行う。サドルステッチャ部568で製本されたシート材は、ブックレットトレイ563に排出される。インサータ569は、インサートトレイ570にセットされたシート材をプリンタへ通さずにスタックトレイ562及びサンプルトレイ561などの排出トレイのいずれかに送るためのものである。これによって中綴じ製本機560に送り込まれるシート材(印刷済のシート材)とシート材の間にインサータ569にセットされたシート材をインサート(中差し)することができる。インサータ569のインサートトレイ570にはユーザによりフェイスアップの状態でセットされるものとし、ピックアップローラにより最上部のシート材から順に給送する。これにより、インサータ569からのシート材は、そのままスタックトレイ562またはサンプルトレイ561へ搬送することにより、フェイスダウン状態で排出される。サドルステッチャ部568へ送るときには、一度パンチャ部567側へ送り込んだ後、スイッチバックさせて送り込むことによりフェースの向きを合わせる。
本実施形態では、中綴じ製本機560の内部に断裁部(トリマ571)も備える。中綴じ製本機560においてブックレットとなった中綴じの小冊子は、トリマ571に搬送される。その際、ブックレットは、ローラで予め決められた長さ分だけ紙送りされ、カッター部572にて予め決められた長さだけ切断される。そして、ブックレット内の複数ページ間でばらばらになっていた端部がきれいに揃えられる。そして、ブックレットホールド部573に格納される。
次に、画像形成又は後処理時の障害の発生箇所を検知する検知手段について説明する。本実施形態では、異常が、各装置内で起きるジャムであるものとし、これを図5に示した複数のセンサ580a〜580iで検知する場合の例を示す。これらのセンサ580a〜580iは、印刷装置500,大容量スタッカ530,糊付け製本機540,中綴じ製本機560のうち、シート材の搬送路に設けられている。以下の説明では、センサ580a〜580iを特に区別する必要がない場合は「センサ580」と表現する。センサ580は、シート材が、ジャムなく適切に搬送されているときは、信号を出力せず、あるいは正常状態を表す信号を出力する。他方、シート材が座屈したり、滞留する状態が一定時間以上継続するときは、正常状態と異なる、異常状態を表す信号を図示しない制御経路を通じてコントロールユニット200のCPU201に向けて出力する。信号が出力されるときは、そのセンサ580が設けられた装置およびパーツ(設置部位)の識別情報が付随する。CPU201は、これにより、装置内でジャムの発生の有無と、発生箇所とを検知することができる(第1検知手段)。
なお、センサ580は、正常状態または異常状態を表す信号を出力するものであれば任意の種類のセンサで良い。例えば、光学的な素子を用いたセンサを使用することができる。また、図5に示されるセンサ580の位置は例示であって、図示の例に限定されるものではない。例えば、ジャム発生時に画像形成装置20内に滞留するすべてのシート材を検出する必要がある場合、センサ580は、各画像形成の工程箇所または搬送路上に、所定の間隔で配置されることが望ましい。画像形成の工程箇所は、例えば、給紙位置、画像形成装置、定着位置などである。
また、大容量スタッカ530,糊付け製本機540,中綴じ製本機560は、それぞれ自装置が前段の装置に装着されていることを表す情報を、図示しない制御系統および当該前段の装置のI/Fを介してコントロールユニット200のCPU201へ出力する。前段の装置のI/Fは、装置間での情報の受け渡しを行うインタフェースである。大容量スタッカ530等から出力される情報は、それぞれ自装置(大容量スタッカ530等)の識別情報、あるいは、自装置の動作状況を表すステータス情報などである。出力される情報として、自装置の前段の装置および後段の装置の有無を表す情報(前述の接続順序情報となる情報)を含めても良い。CPU201は、受け取った情報により、アクセサリ装置30(530,540,560)の装着状況を検知することができる(第2検知手段)。
コントロールユニット200は、画像形成装置20のメカニカル機構(印刷装置500)およびアクセサリ装置30(530,540,560)の動作を常時監視し、監視結果を操作部210の液晶表示部401(表示画面)に表示する。その際、各々の装置内部でジャムの発生が検知された場合、液晶表示部401(表示画面)に、その発生箇所を表示するとともに、ジャムを解除するための操作手順を表示する。また、ジャムが解除されたかどうか、つまり、その箇所が正常に回復されたかどうかを監視する(監視手段)。ジャムの発生および解除(回復)は、センサ580から出力される信号を用いて検知する。
操作手順は、本実施形態では、2種類の異なる表示態様で液晶表示部401(表示画面)に表示されるようにする。一つは、操作手順を、画像形成装置20およびアクセサリ装置30のうち操作可能なパーツの全体構造と共に静止画で表示する第1表示態様である(第1表示手段)。もう一つは、操作手順を、動画で表示する第2表示態様である(第2表示手段)。これらの表示態様を可能にするコンテンツは、HDD204に格納された上記の提示情報とセンサ580から出力される信号に基づき、CPU201が生成する。CPU201は、検知された装着状況に応じて第1表示手段と第2表示手段のいずれか一方を選択的に動作可能にする。すなわち、画像形成装置20に対するアクセサリ装置30の装着状況が所定の条件を満たす場合は第1表示手段を動作可能にし、満たさない場合は第2表示手段を動作可能にする。条件については、後述する。
静止画および動画はそれぞれ装置毎および操作手順毎に複数用意される。コントロールユニット200(CPU201)は、ユーザによる操作が進むたびに、センサ580から出力される信号の状態に応じてジャムが解除されたかどうかを監視する。解除された場合は表示画面を正常画面(ジョブ指定などの通常の操作を可能にする画面)に復帰させる。解除されない場合は、表示画面を、別の操作手順を誘導する内容に更新させる。
図6は、操作部210に表示される画面の例示図である。ここでは、操作手順を静止画で表示した例が示されている。図示のような静止画をリストメンテダイアログ600と呼ぶ。リストメンテダイアログ600は、ジャムの発生が検知されたタイミングで表示される。表示される内容は、HDD204に障害の種別(本例ではジャム)毎に関連付けて格納されているテンプレートに、センサ580からの信号をもとにアレンジされる。また、リストメンテダイアログ600の表示を通じて操作された内容は、コントロールユニット200のCPU201に伝達される。CPU201は、伝達された操作内容に応じた制御処理を行う。
図6において、メッセージ表示領域601は、操作手順の概要メッセージを表示する領域である。図示の例では、ジャムの状態と、それを解除するための操作のガイダンスが示されている。リスト表示領域602は、「順番」、「機器」、「ジャム発生箇所」の項目がリストアップされる領域である。「順番」はジャムを解除して正常に回復する際に行う操作の順番である。リストの一番上から優先順位が高くなっている。「機器」は、ジャムが発生しているパーツを識別するための識別情報(本例ではアルファベット)である。この識別情報は、デバイス図(全体構造図)に示される識別情報と関連付けされている。「ジャム発生箇所」は、「機器」で識別されるパーツを細かく表す操作指示情報(本例ではアルファベットおよび数字)である。
リスト送りボタン603は、ジャム発生箇所を示すリストが1ページに収まらない場合に操作するボタン(画像)である。このリスト送りボタン603を操作することにより、次のページまたは前のページに静止画を切り替えることができる。デバイス図表示領域604は、デバイス図を表示する領域である。デバイス図は、画像出力システム全体のデバイスの装着状況を表すイラストであって、上記の識別情報と、ジャムが発生しているパーツに対する操作指示情報とが表示される。
ジャムの発生が検知されたときは、まず、リスト表示領域602の「順番」の「1」に相当する識別情報と操作指示情報の少なくとも一方が点滅する。これにより、ユーザに、操作すべきパーツおよび箇所への誘導が行われる。デバイス図切り替えボタン605は、デバイス図表示領域604に表示されたデバイス図が1画面に収まらない場合に操作するボタン(画像)である。このデバイス図切り替えボタン605の右ボタン、左ボタンが押下されることで、装置の見えていないパーツおよび箇所が切り替わって表示される。
「閉じる」ボタン606は、ユーザが操作手順の表示を一時中断する場合に操作するボタン(画像)である。この「閉じる」ボタン606が押下されることで、リストメンテダイアログ600が閉じられる。リストメンテダイアログ600が閉じられると、その直前に表示されていた画面が表示される。これにより、ジャムに影響されない操作であれば、ジャムの解除を中断した状態で操作を継続することができる。ユーザが、リストメンテダイアログ600を再度表示したい場合は、図示しないジョブ状況画面など他の画面から、メンテ表示ボタンを押下することになる。ステータスライン607は、現在発生しているジャムの状態をメッセージで表示する領域である。
複数のジャムが同時に発生している場合、優先順位の高いジャムに関するメッセージから順に表示され、一定時間経過毎に、その表示が切り替わる。
リスト表示領域602およびデバイス図表示領域604の表示内容は、ユーザによる操作が進むたびに更新される。上述したとおり、コントロールユニット200が、画像形成装置20およびそれに装着されたアクセサリ装置30の状態を監視しているためである。例えば、リスト表示領域602では、ジャムが解除された箇所はリストから削除される。そして、残りのジャムで次に優先順位の高いジャムに関する行がリストの一番上に表示される。デバイス図表示領域604は、ジャムが解除されると、その箇所の操作指示情報が非表示になり、次に操作すべき操作指示情報が点滅表示される。
図7は、ジャムを解除するときの操作手順を動画で表示する場合の画面の例示図である。この動画を動画メンテダイアログ700と呼ぶ。動画メンテダイアログ700は、以下に説明するタイミングで操作部210の液晶表示部401(表示画面)に表示される。
動画メンテダイアログ700には、あらかじめ生成され、HDD204に格納されたジャムを解除するための提示情報が表示される。画面タイトル701には、ジャムを解除する指示であることを端的に表すタイトルが表示される。動画表示エリア702には、ユーザの作業を作業を表す動画と、この動画を補足するメッセージとが表示される。動画再生停止ボタン703は、動画が停止している状態で押下されると動画が再生される。また、動画が再生されている状態で押下されると動画の再生が停止する。シークバー704は、動画の再生箇所および表示の進捗度を示す。本例では、横長の棒状の部品(以下、バー)と、初期状態で左端に表示されるつまみ状の操作部品(以下、スライダー)とで構成されている。ユーザが、スライダーをバー上でドラッグ操作する、あるいはバー部分を押下することにより、動画の再生位置を任意の位置に強制的に移動させることができる。時間表示領域705では、左側が再生中の時間、右側が総再生時間が表示される。ステータスライン706は、現在発生している現象をメッセージで表示する領域である。
なお、複数のジャムが同時に発生している場合、優先順位の高いジャムに関するメッセージから順に表示され、一定時間経過毎に次のジャムに関するメッセージに表示が切り替わる。
「閉じる」ボタン707は、動画表示を一時中断する場合に操作されるボタン(画像)である。ユーザは、この「閉じる」ボタン707を押下することで、動画メンテダイアログ700を任意のタイミングで閉じることができる。動画メンテダイアログ700を閉じると、動画メンテダイアログ700を表示する前に表示していた画面が表示される。デバイス図表示領域708は、ジャムの発生箇所を簡易に示したものを表示する。この発生箇所の表示は、動画で表示されている箇所に対応するものであり、動画が切り替わると、この表示箇所もそれに合わせて変化する。
次に、本実施形態における情報提示方法について、図8を参照して説明する。ここでは、ジャムの発生が検知されたときの操作手順の提示例について説明する。図8の処理は、画像形成装置20のCPU201が本発明の制御用プログラムを実行することにより実現される。CPU201は、上記のセンサ580からの信号に基づいてジャムの発生およびその発生箇所を検知する(S801)。そして、検知したジャムの発生箇所の情報をRAM202もしくはHDD204に格納する。その後、CPU201は、装着されているアクセサリ装置30の装着状況が所定の条件を充たすかどうかを判断する。本例では、画像形成装置20に装着されているアクセサリ装置30が大容量スタッカ530のように、PODの用途で使用される特定のアクセサリ装置であることを上記の条件とする(S802)。なお、どのアクセサリ装置30が特定のアクセサリ装置に該当するかについては、HDD204にリストとして予め記憶しても良いし、その都度、ユーザに設定させるようにしても良い。
特定のアクセサリ装置が装着されていると判断した場合(S802:YES)、CPU201は、S801で検知したジャムの発生箇所を示すリストメンテダイアログ600を液晶表示部401に表示する(S803)。一定時間経過後、CPU201は、センサ580の検知結果をもとに、ジャムの全てが回復されたかどうかを判断する(S804)。ジャムの全てが回復されていると判断される場合(S804:YES)、CPU201は、処理を終了する。ジャムがまだ回復されていないと判断される場合(S804:NO)、CPU201は、リストメンテダイアログ600を更新し(ステップS805)、液晶表示部401に更新後のリストメンテダイアログ600を表示する。具体的には、センサ580によってジャムの発生箇所の情報を再度取得し、それに応じて、ジャムが回復された箇所をリストから削除し、次に優先順位が高い箇所をリスト一番上に表示する。
S802において、特定のアクセサリ装置が装着されていない場合(S802:NO)、CPU201は、S801で検知したジャムの発生箇所に対応する動画をHDD204から取得し、動画メンテダイアログ700を液晶表示部401に表示する(S806)。ジャムの全てが回復された場合(S807:YES)、CPU201は、処理を終了する。ジャムが回復されていない場合(S807:NO)、CPU201は、動画メンテダイアログ700を更新する(S808)。そして、液晶表示部401に更新後の動画メンテダイアログ700を表示する。具体的には、センサ580によってジャムの発生箇所の情報を再度取得し、それに応じて、HDD204から動画を取得し、表示する。
上記の処理により、ジャムがPODの用途などで使用している場面で生じた場合は、その発生箇所およびそれを解除するための操作手順を、画像形成装置20およびアクセサリ装置30の全体構造を表す静止画で表示させることができる。他方、ジャムが、オフィスの用途など、特定のアクセサリ装置が使用されない場面でが生じた場合は、操作手順を動画で表示させることができる。これにより、それぞれの用途又はユーザの熟練度に応じた内容の操作手順を提示することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。ここでは、第1実施形態との差分を中心に説明する。第1実施形態では、操作手順の表示内容を切り替える際の条件が、画像形成装置20に装着されているアクセサリ装置30が特定のアクセサリ装置かどうかである場合の例を説明した(図8のS802)。第2実施形態では、第1実施形態と異なる条件のもとで操作手順の表示内容を切り替える例について説明する。
図9は、第2実施形態における情報提示方法の手順説明図である。図9の手順は、画像形成装置20のCPU201が本発明の制御用プログラムを実行することにより実現される。S901、S903〜S908は、図8のS801、S803〜S808と同様のため、説明を割愛する。第2実施形態では、CPU201が、画像形成装置20に装着されているアクセサリ装置30の数が一定数以上かどうかを上記の条件とする(S902)。「一定数」は、HDD204に設定されている。例えば一定数が「2」に設定されている場合において、図5のように3台のアクセサリ装置30(530,540,560)が装着されている場合、条件を満たすこととなる。
この場合、処理はS903〜905に進む。条件を満たさない場合、処理はS906〜S908に進む。S903〜S908の処理は、図8のS803〜S808の処理と同じである。これにより、画像出力システムがオフィス用途で使用されているか、PODの用途で使用されているかを判別し、判別結果に応じて、操作手順の表示態様を切り替えることができる。
S902の処理において、アクセサリ装置30の装着数でなく、アクセサリ装置30の使用状況を定量化した使用指数の合計値が一定値以上かどうかを条件としても良い。使用指数は、1日、1週間又は1ヶ月毎の使用時間又は使用回数、使用頻度などである。これらの使用指数の合計値がHDD204に設定されている一定値以上であれば、S902の条件を満たすと判断することができる。
このとき、使用指標をアクセサリ装置毎に重み付けするようにしても良い。例えば図10の設定テーブル1000に例示されるように、使用難易度をアクセサリ装置毎に定めておき、アクセサリ装置が装着されたときに、使用難易度を合計するようにしても良い。使用難易度は、それを使用する際に、画像出力システム全体の操作に慣れておく度合い(重み付け)を表す指標なので、ジャムなどの異常が発生したときに、ユーザにとって、それを回復させる(解除させる)ことも容易であることが推測される。例えば、一定値が「4」に設定されている場合において、使用難易度が「2」の大容量スタッカ530と、使用難易度が「3」の糊付け製本機540とが画像形成装置20に装着されていると、使用指数の合計値は「5」であるため、条件を満たすものとなる。
なお、第1実施形態と第2実施形態の特徴を併用するようにしても良い。つまり、特定のアクセサリ装置の装着の有無を判断し、装着されている場合は静止画の表示を行い、装着されていない場合は、アクセサリ装置30の装着数の合計値が一定数以上か判断するようにしても良い。一定数以上の場合は、静止画の表示を行い、一定数より少ない場合は、動画の表示を行う。これにより、オフィス用途で使用しているか、POD用途で使用しているかをより正確に判別することができる。
第1および第2実施形態では、ホストコンピュータ11、画像形成装置20およびアクセサリ装置30を備えた画像出力システムの例について説明したが、ホストコンピュータ11を備えない構成で実施することが可能である。また、各実施形態では、操作手順を表示する画面を操作部210のLCD211に表示させる例について説明したが、ホストコンピュータ11のディスプレイに表示させるようにしても良い。また、各実施形態では、画像形成装置20がMFPである場合の例を説明したが、画像形成装置20は、スキャナまたはプリンタであっても良い。
また、本発明は、上記の制御用プログラムを、ネットワーク又は可搬性の記憶媒体を介して、画像形成装置20のコントロールユニット200に供給し、そのCPU201が制御用プログラムを読出し、実行する形態でも実施が可能である。本発明は、また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現が可能である。

Claims (12)

  1. 画像形成の後処理を行う1つ又は複数のアクセサリ装置が装着可能な画像形成装置であって、
    画像形成又は後処理時の障害の発生箇所を検知する第1検知手段と、
    前記アクセサリ装置の装着状況を検知する第2検知手段と、
    前記第1検知手段で検知した発生箇所の障害を回復させるための操作手順を所定の表示画面に表示させる第1表示手段と、
    前記操作手順を前記第1表示手段と異なる表示態様で前記表示画面に表示させる第2表示手段と、
    前記第2検知手段で検知された装着状況に応じて前記第1表示手段と前記第2表示手段のいずれか一方を選択的に動作可能にする制御手段と、
    を備えて成る画像形成装置。
  2. 前記第1表示手段は、前記操作手順を、自装置および自装置に装着されている前記アクセサリ装置のうち操作可能なパーツの集合である全体構造図と共に静止画で表示する、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記静止画は、前記全体構造図に含まれる各パーツの操作の順番を一覧で示すリストを含む、
    請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第2表示手段は、前記パーツ毎の操作手順を動画で表示する、
    請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記障害が回復されたかどうかを監視し、回復されない場合は、前記静止画又は前記動画の表示内容を、別の操作手順を誘導する内容に更新させる、
    請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、前記装着状況が所定の条件を満たす場合は前記第1表示手段を動作可能にし、満たさない場合は前記第2表示手段を動作可能にする、
    請求項1ないし5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記所定の条件が、装着されるアクセサリ装置が予め定めた特定のアクセサリ装置である、
    請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記所定の条件が、前記アクセサリ装置の装着数が一定数以上である、
    請求項6に記載の画像形成装置。
  9. 前記所定の条件が、1つ又は複数のアクセサリ装置のそれぞれの使用状況を定量化した使用指標の合計値が一定値以上である、
    請求項6に記載の画像形成装置。
  10. 前記使用指標がアクセサリ装置毎に重み付けされている、
    請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 画像形成の後処理を行う1つ又は複数のアクセサリ装置が装着された画像形成装置が実行する方法であって、
    画像形成又は後処理時の障害の発生とその障害が回復されたかどうかを監視し、前記障害が発生したときは当該障害の発生箇所と前記画像形成装置への前記アクセサリ装置の装着状況とを検知し、
    検知した装着状況が所定の条件を満たすときは、前記障害を回復させるための操作手順を前記画像形成装置および前記アクセサリ装置のうち操作可能なパーツの全体構造と共に静止画で所定の表示画面へ表示し、前記装着状況が前記条件を満たさないときは前記操作手順を動画で前記表示画面へ表示するとともに、
    一定時間経過後も前記障害が回復しないときは、前記静止画又は前記動画の内容を更新する、
    情報提示方法。
  12. 画像形成の後処理を行う1つ又は複数のアクセサリ装置が装着された画像形成装置が備えるコンピュータに、請求項11に記載された情報提示方法を実行させるための制御用プログラム。
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