JP2016106821A - ダブルスキンカーテンウォールの延焼防止構造および延焼防止方法 - Google Patents
ダブルスキンカーテンウォールの延焼防止構造および延焼防止方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016106821A JP2016106821A JP2014246796A JP2014246796A JP2016106821A JP 2016106821 A JP2016106821 A JP 2016106821A JP 2014246796 A JP2014246796 A JP 2014246796A JP 2014246796 A JP2014246796 A JP 2014246796A JP 2016106821 A JP2016106821 A JP 2016106821A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fire
- water
- curtain wall
- skin curtain
- double
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
- Building Environments (AREA)
Abstract
Description
特許文献1においては、室内で火災が発生した場合、内仕切りガラスである複層ガラスのうち低放射機能を有する板ガラスが熱破壊される時間を遅らせることができる。これにより、火災がダブルスキンカーテンウォールの内部空間を通して上階に延焼するまでの時間を遅らせることができる。
なお、弁手段としては、電動弁、感熱開放弁等を例示できる。
したがって、ダブルスキンカーテンウォールが火災の熱により破壊された場合でも、水噴射手段の水膜によって火炎の噴出を抑制することができるため、火災発生から時間が経過しても、火災がダブルスキンカーテンウォールの内部空間を通して上階に延焼するのを防止することができる。
したがって、ダブルスキンカーテンウォールが火災の熱により破壊された場合でも、水噴射手段の水膜によって火炎の噴出を抑制することができるため、火災発生から時間が経過しても、火災がダブルスキンカーテンウォールの内部空間を通して上階に延焼するのを防止することができる。
また、火災領域を特定し、その領域に対応した箇所に配設された水噴射手段から水を噴射するように構成したため、無駄な水を使用することなく効率的に延焼防止を図ることができる。
図1は、本実施形態に係るダブルスキンカーテンウォールの延焼防止構造1を示す。このダブルスキンカーテンウォールの延焼防止構造1は、建物2の室内3側に配置される内ガラス4と、内ガラス4から室外5側に離間して配置される外ガラス6とを有するダブルスキンカーテンウォール7を備えている。
また、このダブルスキンカーテンウォールの延焼防止構造1は、ダブルスキンカーテンウォール7における内ガラス4と外ガラス6との間の内部空間8内に水を噴射するドレンチャーヘッド(水噴射手段)9と、ドレンチャーヘッド9に水を供給する水供給手段10と、室内3における火災の発生を検出する火災検出手段11と、水供給手段10とドレンチャーヘッド9との間に設けられ、火災検出手段11の火災検出結果に基づいて開放される弁手段である電動弁12とを備えている。
電動弁12は、制御部19により開閉制御される。電動弁12が開放されると、水供給手段10からドレンチャーヘッド9に水が供給され、ドレンチャーヘッド9からダブルスキンカーテンウォール7の内部空間8に水が噴射されるように構成されている。
制御部19には、天井14に設けられた火災検出手段11が接続されている。流水検知装置18が作動し、かつ火災検知手段11が火災を検知した場合に、火災検出手段11から制御部19に火災検出信号が送出され、火災領域が特定される。その後、特定された火災領域に対応した位置に配された電動弁12を開放するように、制御部19から電動弁12に対して信号が送られる。そして、電動弁12が開放されることにより、所望の位置のドレンチャーヘッド9から水が噴射されるように構成されている。
なお、図1中の符号20はスラブ、21は梁である。
ドレンチャーヘッド9からダブルスキンカーテンウォール7の内部空間8に水が噴射されると、ダブルスキンカーテンウォール7が火災の熱により破壊された場合でも、ドレンチャーヘッド9からの水膜によって火炎の噴出を抑制することができる。したがって、ある階層で発生した火災が、ダブルスキンカーテンウォール7の内部空間8を通して、上階に延焼するのを防止することができる。
また、室内3及び内部空間8を適宜な範囲に区画し、スプリンクラーヘッド15及びドレンチャーヘッド9を各区画(例えば、防火区画、防煙区画単位)に設けることにより、火災が発生した区画のスプリンクラーヘッド15及びドレンチャーヘッド9のみから水を噴射させることができる。これにより、水の消費を抑制しつつ、効率的に延焼防止を図ることができる。なお、火災階の外壁面全体を一斉にドレンチャーヘッド9により放水するように構成することももちろん可能である。
図2は、上記実施形態の変形例のダブルスキンカーテンウォールの延焼防止構造22を示す。なお、図1と同様な部分には同一の符号をつけて詳細な説明を省略する。
このダブルスキンカーテンウォールの延焼防止構造22においては、図1の電動弁12に代えて感熱開放弁23を備えている。感熱開放弁23は、スプリンクラーヘッド15と同様に、ドレンチャーヘッド9の温度ヒューズが火災の熱により切れた段階で弁体を開放するように構成されている。感熱開放弁23の弁体が開放されることにより、水供給手段10からドレンチャーヘッド9へ水を供給するように構成されている。
2 建物
3 室内
4 内ガラス
6 外ガラス
7 ダブルスキンカーテンウォール
8 内部空間
9 ドレンチャーヘッド(水噴射手段)
10 水供給手段
11 火災検出手段
12 電動弁(弁手段)
13 グレーチング
14 天井
15 スプリンクラーヘッド
16 配管
17 加圧ポンプ
18 流水検知装置
19 制御部
20 スラブ
21 梁
23 感熱開放弁(弁手段)
Claims (4)
- 建物の室内側に配置される内ガラスと、前記内ガラスから室外側に離間して配置される外ガラスと、を有するダブルスキンカーテンウォールを備え、
前記ダブルスキンカーテンウォールにおける前記内ガラスと前記外ガラスとの間の内部空間に水を噴射する水噴射手段と、
前記水噴射手段に水を供給する水供給手段と、
前記室内における火災の発生を検出する火災検出手段と、
前記水供給手段と前記水噴射手段との間に設けられ、前記火災検出手段の検出結果に基づいて開放される弁手段と、を備えていることを特徴とするダブルスキンカーテンウォールの延焼防止構造。 - 前記水噴射手段は、前記建物の各階の上部に対応した位置に配設されていることを特徴とする請求項1に記載のダブルスキンカーテンウォールの延焼防止構造。
- 前記水供給手段が、前記建物に設置されたスプリンクラー設備の水供給手段と兼用されていることを特徴とする請求項1または2に記載のダブルスキンカーテンウォールの延焼防止構造。
- 建物の室内側に配置される内ガラスと、前記内ガラスから室外側に離間して配置される外ガラスと、を有するダブルスキンカーテンウォールを備え、
前記ダブルスキンカーテンウォールにおける前記内ガラスと前記外ガラスとの間の内部空間に水を噴射する水噴射手段と、
前記水噴射手段に水を供給する水供給手段と、
前記室内における火災の発生を検出する火災検出手段と、
前記水供給手段と前記水噴射手段との間に設けられ、前記火災検出手段の検出結果に基づいて開放される弁手段と、を備えたダブルスキンカーテンウォールの延焼防止方法であって、
前記火災検出手段の検出結果に基づいて、前記建物の火災領域を特定する火災領域特定ステップと、
該火災領域特定ステップによって特定された火災領域付近に設けられた前記水噴射手段から前記水を噴射する消火ステップと、を有していることを特徴とするダブルスキンカーテンウォールの延焼防止方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014246796A JP6327469B2 (ja) | 2014-12-05 | 2014-12-05 | ダブルスキンカーテンウォールの延焼防止構造および延焼防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014246796A JP6327469B2 (ja) | 2014-12-05 | 2014-12-05 | ダブルスキンカーテンウォールの延焼防止構造および延焼防止方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016106821A true JP2016106821A (ja) | 2016-06-20 |
JP6327469B2 JP6327469B2 (ja) | 2018-05-23 |
Family
ID=56122536
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014246796A Active JP6327469B2 (ja) | 2014-12-05 | 2014-12-05 | ダブルスキンカーテンウォールの延焼防止構造および延焼防止方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6327469B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108643423A (zh) * | 2018-08-09 | 2018-10-12 | 国家能源投资集团有限责任公司 | 光伏系统的防火件的控制方法 |
CN113605579A (zh) * | 2021-09-09 | 2021-11-05 | 江苏双鹏钢结构工程有限公司 | 具有防火功能的钢结构幕墙 |
CN115110674A (zh) * | 2022-07-20 | 2022-09-27 | 北京建工集团有限责任公司 | 防火型幕墙结构、龙骨结构、安装结构及其安装方法 |
CN115839141A (zh) * | 2022-11-30 | 2023-03-24 | 徐州志正装饰材料有限公司 | 一种装配式单元防火幕墙板 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08135043A (ja) * | 1994-11-14 | 1996-05-28 | Kajima Corp | 鉄骨柱 |
JP2005016168A (ja) * | 2003-06-26 | 2005-01-20 | Takenaka Komuten Co Ltd | 建物壁構造 |
JP2007197922A (ja) * | 2006-01-24 | 2007-08-09 | Toda Constr Co Ltd | 建物のダブルスキン構造 |
JP2012030095A (ja) * | 2011-10-06 | 2012-02-16 | Kajima Corp | 防火区画形成システム |
-
2014
- 2014-12-05 JP JP2014246796A patent/JP6327469B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08135043A (ja) * | 1994-11-14 | 1996-05-28 | Kajima Corp | 鉄骨柱 |
JP2005016168A (ja) * | 2003-06-26 | 2005-01-20 | Takenaka Komuten Co Ltd | 建物壁構造 |
JP2007197922A (ja) * | 2006-01-24 | 2007-08-09 | Toda Constr Co Ltd | 建物のダブルスキン構造 |
JP2012030095A (ja) * | 2011-10-06 | 2012-02-16 | Kajima Corp | 防火区画形成システム |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108643423A (zh) * | 2018-08-09 | 2018-10-12 | 国家能源投资集团有限责任公司 | 光伏系统的防火件的控制方法 |
CN108643423B (zh) * | 2018-08-09 | 2020-02-14 | 国家能源投资集团有限责任公司 | 光伏系统的防火件的控制方法 |
CN113605579A (zh) * | 2021-09-09 | 2021-11-05 | 江苏双鹏钢结构工程有限公司 | 具有防火功能的钢结构幕墙 |
CN113605579B (zh) * | 2021-09-09 | 2022-05-10 | 江苏双鹏钢结构工程有限公司 | 具有防火功能的钢结构幕墙 |
CN115110674A (zh) * | 2022-07-20 | 2022-09-27 | 北京建工集团有限责任公司 | 防火型幕墙结构、龙骨结构、安装结构及其安装方法 |
CN115839141A (zh) * | 2022-11-30 | 2023-03-24 | 徐州志正装饰材料有限公司 | 一种装配式单元防火幕墙板 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6327469B2 (ja) | 2018-05-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6327469B2 (ja) | ダブルスキンカーテンウォールの延焼防止構造および延焼防止方法 | |
KR101623013B1 (ko) | 발포 콘크리트를 이용한 방화문 | |
TW200406240A (en) | Method and system for extinguishing a fire | |
KR20100079313A (ko) | 화재시 유리창의 파손을 방지할 수 있는 창호 냉각장치 | |
TW200425929A (en) | Fire/smoke protection zone formation system | |
JP5930722B2 (ja) | 防火シャッター及び防火開閉体 | |
JP2003278500A (ja) | トンネル内消火システム | |
KR101771981B1 (ko) | 건축공간 자동 화재감지 및 소방장치 | |
KR102141942B1 (ko) | 연기 흡입형 화재감지장치 | |
KR101700136B1 (ko) | 건축물 화재진압 소방장치 | |
CN211714968U (zh) | 一种新型安全的建筑防火门 | |
CN103061809B (zh) | 一种矿坑道火灾隔断装置 | |
JP5046315B2 (ja) | 防火区画形成システム | |
JP2008086619A (ja) | ミストサウナ装置 | |
KR20180128270A (ko) | 증발 냉방 장치와 연동되는 화재 확산 지연 장치 | |
JP5180358B2 (ja) | 防火区画形成システム | |
KR20100052169A (ko) | 공동주택 발코니 화염차단 난간 | |
JP6415950B2 (ja) | 消火設備 | |
JP6096107B2 (ja) | 気泡消滅機 | |
JP2002248179A (ja) | 防火区画形成システム | |
KR20160126326A (ko) | 소화전 밸브 | |
JP6512934B2 (ja) | 消火設備 | |
JP2009240745A (ja) | 自動消火装置 | |
KR200313983Y1 (ko) | 수막이 형성되는 방화벽 장치 | |
CN205348549U (zh) | 内置调温管道的活动板房 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170517 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180313 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180320 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180404 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6327469 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |