JP2016106344A - 面光源用基板および面光源照明 - Google Patents

面光源用基板および面光源照明 Download PDF

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敏正 江口
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大輔 磯部
信彦 寺田
Nobuhiko Terada
信彦 寺田
大塚 博之
Hiroyuki Otsuka
博之 大塚
武彦 前谷
Takehiko Maetani
武彦 前谷
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Manabu Naito
学 内藤
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Abstract

【課題】耐熱性が高く、面光拡散性が良好な面光源用基板、及び面光源照明を提供する。【解決手段】基板の少なくとも1方の表面十点の平均粗さ(Rz)が1μm以上30μm以下で、かつ30℃〜130℃における平均の線膨張係数が0〜40ppm/Kある面光源用基板。【選択図】図1

Description

本発明は面光源照明用の樹脂基板に関するものである。
有機EL照明や無機EL照明等の面光源照明の基板は、ガラス板が広く用いられている。しかしながら、ガラス板は、割れ易い、曲げられない、軽量化に不向き等問題点がある。
また、従来の面光源照明については、通常ガラス板上に面光源を作製し、光拡散シートを別途貼り付けることで光拡散性の均一化を図っているが、この製造方法では拡散シートを別途必要とするため、部材のコスト、また貼り合わせ時の歩留まりによるコスト増の問題がある。一方で、拡散シートに使用される樹脂フィルムは通常耐熱性が低く、また線膨張係数も高いため、直接光源を作製することが困難である。
特開2001-055646号公報 特開2007-249185号公報
光源素子を固定するための面光源用基板用の基板で、特定の表面粗さを有し、さらに線膨張係数が低い基板を提供する。
このような目的は、下記(1)〜(13)の本発明により達成される。
(1)基板の少なくとも1方の表面十点の平均粗さ(Rz)が1μm以上30μm以下で、かつ30℃〜130℃における平均の線膨張係数が 0〜40ppm/Kあることを特徴とする面光源用基板。
(2)前記面光源用基板が、樹脂とガラス繊維で構成される(1)記載の面光源用基板。(3)凹凸の平均間隔(Sm)が0.1μm以上、40μm以下である(1)または(2)に記載の面光源用基板。
(4)前記樹脂が熱及び/または光架橋樹脂である(2)記載の面光源用基板。
(5)前記熱及び/または光架橋樹脂が、エポキシ樹脂、アクリル系樹脂である(3)または(4)に記載の面光源用基板。
(6)前記ガラス繊維がガラスクロスである(2)に記載の面光源用基板。
(7)前記凹凸が、基板へのフィラー分散により構成される(1)乃至(6)いずれか1項に記載の面光源用基板。
(8)前記面光源用基板の厚みが5〜1000μm以下である(1)乃至(7)いずれか1項に記載の面光源用基板。
(9)前記面光源用基板の全光線透過率が70%以上である(1)乃至(8)いずれか1項に記載の面光源用基板。
(10)前記面光源用基板のヘイズ値が70%以上である(1)乃至(9)いずれか1項に記載の面光源用基板。
(11)前記面光源用基板のガラス転移温度が130℃以上である(1)乃至(10)いずれか1項に記載の面光源用基板。
(12)前記面光源用基板の250℃における弾性率が1GPa以上である(1)乃至(11)いずれか1項に記載の面光源用基板。
(13)(1)乃至(12)いずれか1項に記載の面光源用基板を使用した面光源照明。
光源素子を固定するための面光源用基板用の基板で、特定の表面粗さを有し、全光線透過率が高く、さらに線膨張係数が低い基板を提供することが可能となった。
本発明の面光源用基板の実施形態を示す図 面光源用基板の実施形態を示す断面図で表面フィラー固定を示す図 面光源用基板の実施形態を示す断面図で表面エンボス型を用いた作製方法を示す図
以下、本発明の好適実施形態に基づいて詳細に説明する。
本発明の面光源用基板は、基板の少なくとも1方の表面十点の平均粗さ(Rz)が1μm以上30μm以下で、かつ30℃〜130℃における平均の線膨張係数が0〜40ppmあることを特徴とする。
そして、本願発明の面光源用基板は、ガラス繊維の集合体で構成されたガラスクロスと、このガラスクロスに含浸された樹脂材料とを含む複合層を有している。
以下に、本発明の実施形態について詳細に説明する。
<面光源用基板>
本発明の面光源用基板は、基板の少なくとも1方の表面に凹凸を有しており、当該凹凸が表面十点の平均粗さ(Rz)が1μm以上30μm以下で示される表面性状を有する基板である。
基板表面に凹凸を設ける方法は特に限定しないが、例えば、基板表面に粒子を固定化する、基板に粒子を混ぜ当該粒子を基板表面に近いところで分散させる、エンボス加工等を施したベース基板上で基板を成形し転写する方法、機械的に表面に凹凸を作製する方法等があげられる。
<表面凹凸の作製>
本発明における基板表面に凹凸を設ける方法について以下に説明する。
まず、基板表面に粒子を固定化する方法について説明する。
基板表面に凹凸を設ける方法で最も簡便で単純な方法は、基板表面に、粒子を固定化することである。例えば、フィラーを溶媒に分散させて、基板表面に塗布、乾燥させて基板表面にフィラーを固定する方法、基板表面にフィラーを塗布した後、プレスして固定する方法、基板表面に接着層を設けてフィラーを固定する方法などが挙げられる。
次に、基板に粒子を混ぜ当該粒子を基板表面近傍で分散させる方法について説明する。
次に、樹脂基板を作製する際に、硬化させる前の樹脂に粒子を混合した後、基板を作製し混合した粒子で表面に凹凸を設けることができる。
ここで用いる粒子としては、例えば、フィラーを挙げることができる。
さらに、基板をエンボス加工等を施した型上で基板を成形し転写する方法について説明する。
エンボス加工等を施した型で基板の表面にエンボス形状を転写する方法も採用できる。一つの方法は、エンボス加工を施した型上で基板を作製し、基板を硬化させた後、型から外し、型の凹凸を転写する方法がある。
また、基板を作製した後、エンボス加工を施した型をプレスし、型上の凹凸を転写する方もある。
この方法の場合、エンボス加工を施した型を、金属で作製しておくと基板表面の凹凸を再現性良く作製することが可能であり、量産に適している。
さらに、機械的に表面に凹凸を作製する方法について説明する。
また、基板表面を直接サンドブラストで荒らす方法や、ワイヤーブラシやサンドペーパーでこすり、表面に凹凸を機械的に付ける方法等が使用できる。
上記の様に表面凹凸を設けた本発明の面光源用基板において、当該表面凹凸の平均間隔(Sm)が、0.1μm以上、40μm以下であっても良い。この範囲内であるとき、基板表面上に凹凸が均一に存在することになり、光拡散性にムラが発生しない点で面光源用基板として有利である。
<基板>
まず、本発明の面光源用基板の実施形態について説明する。
図1は、本発明の面光源用基板100の実施形態を示す図、図2は、本発明の面光源用基板の実施形態を示す断面図である。
図2に示す面光源用基板100は、樹脂1とガラス繊維2とを含む複合層上にフィラー4を表面にを有するものであり、表面の片面にRz>1μmの凹凸を有するものである。図3に面光源用基板100への凹凸の作製方法をしめし、ガラス繊維2、樹脂1の表面にさらに樹脂層4を有し、エンボスエンボス加工を施した型5を押し当て、樹脂層4に凹凸を転写するものである。
以下、各構成要素について説明する。
<ガラス繊維>
本発明に用いられるガラス繊維2としては、ガラス繊維を単に束ねたものの他、ガラス繊維を含む織布や不織布等の布帛(ガラス繊維の集合体)が挙げられる。
特にガラスクロスを用いることが好適である。
図1では、ガラス繊維2がガラスクロスである場合を例に図示している。図1に示すガラス繊維2は、縦方向ガラスヤーン(経糸)2aおよび横方向ガラスヤーン(緯糸)2bで構成されており、縦方向ガラスヤーン2aと横方向ガラスヤーン2bとは略直交している。ガラス繊維2の織組織としては、図1に示す平織りの他、ななこ織り、朱子織り、綾織り等が挙げられる。
ガラス繊維を構成する無機系ガラス材料としては、例えば、Eガラス、Cガラス、Aガラス、Sガラス、Tガラス、Dガラス、NEガラス、クオーツ、低誘電率ガラス、高誘電率ガラス等が挙げられる。これらの中でも、無機系ガラス材料としては、アルカリ金属などのイオン性不純物が少なく、入手が容易なことから、Eガラス、Sガラス、Tガラス、NEガラスが好ましく用いられる。
特に30℃から250℃における平均線膨張係数が5ppm以下であるSガラスまたはTガラスがより好ましく用いられる。
また、無機系ガラス材料の屈折率は、用いる樹脂1の屈折率に応じて適宜設定されるものの、樹脂1と前記ガラス繊維2の間の屈折率の差が、少なくとも0.01以上1以下であるのが好ましい。この屈折率差が0.01未満の場合は、光拡散性に対する効果が十分に発揮されないと言う問題が生じる可能性が高くなる。一方、屈折率差が1以上であるガラス材料は極めて少なく、選択性に欠ける。なお、本願における屈折率は、特に断りがない限り589nmで測定した際の屈折率を言う。
ガラス繊維2に含まれるガラス繊維の平均径は2〜15μm程度であるのが好ましく、3〜12μm程度であるのがより好ましく、3〜10μm程度であるのがさらに好ましい。これにより、機械的特性や光学的特性と表面の平滑性とを高度に両立し得る面光源用基板100が得られる。なお、ガラス繊維の平均径は、面光源用基板100の横断面を各種顕微鏡等で観察し、観察像から測定される100本分のガラス繊維の直径の平均値として求められる。
一方、ガラス繊維2の平均厚さは、10〜200μm程度であるのが好ましく、20〜120μm程度であるのがより好ましい。ガラス繊維2の平均厚さを前記範囲内にすることにより、面光源用基板100の薄型化を図り、かつ十分な可撓性および透光性を確保しつつ、機械的特性の低下を抑えることができる。
また、複数のガラス繊維からなる束(ガラスヤーン)を織って織布とした場合、ガラスヤーンにはガラス繊維の単糸が30〜300本程度含まれているのが好ましく、50〜250本程度含まれているのがより好ましい。これにより、機械的特性や光学的特性と表面の平滑性とを高度に両立し得る面光源用基板100が得られる。
このようなガラス繊維2には、あらかじめ開繊処理が施されているのが好ましい。開繊処理により、ガラスヤーンが拡幅され、その断面は扁平状に成形される。また、ガラス繊維2に形成されるいわゆるバスケットホールも小さくなる。その結果、ガラス繊維2の平滑性が高くなり、面光源用基板100の表面の平滑性も高くなる。開繊処理としては、例えば、ウォータージェットを噴射する処理、エアージェットを噴射する処理、ニードルパンチングを施す処理等が挙げられる。
また、ガラス繊維の表面には、必要に応じてカップリング剤を付与するようにしてもよい。カップリング剤としては、例えば、シラン系カップリング剤、チタン系カップリング剤等が挙げられるが、シラン系カップリング剤が特に好ましく用いられる。シラン系カップリング剤には、官能基としてエポキシ基、(メタ)アクリロイル基、ビニル基、イソシアネート基、アミド基等を含むものが好ましく用いられる。
このようなカップリング剤の含有率は、ガラスクロス100質量部に対して0.01〜5質量部程度であるのが好ましく、0.02〜1質量部程度であるのがより好ましく、0.02〜0.5質量部程度であるのがさらに好ましい。カップリング剤の含有率が前記範囲内であれば、面光源用基板100の光学特性を高めることができる。これにより、例えば表示素子基板として好適な面光源用基板100が得られる。
また、本発明に用いられるガラス繊維2が織布である場合、この織布において、単位幅当たりの横方向ガラスヤーン(第2ガラス繊維束)2bの断面においてガラス繊維が占める第2割合を「1」としたとき、単位幅当たりの縦方向ガラスヤーン(第1ガラス繊維束)2aの断面においてガラス繊維の占める第1割合の比(相対値)は、0.81以上1.44以下、1.04以上1.40以下であるのが好ましく、1.21以上1.39以下であるのがより好ましく、1.25以上1.35以下であるのがさらに好ましい。これにより、面光源用基板100において縦方向の線膨張率と横方向の線膨張率との均等性を図るとともに、面光源用基板100の光透過性のさらなる向上を図ることができる。
また、縦方向ガラスヤーン2aと横方向ガラスヤーン2bとが同一のガラスヤーンである場合、すなわち、第1割合と第2割合とが実質的に等しい場合、単位幅当たりの横方向ガラスヤーン(第2ガラス繊維束)の本数を「1」としたとき、単位幅当たりの縦方向ガラスヤーン(第1ガラス繊維束)の本数の比(相対値)は、0.9以上1.2以下、1.
02以上1.18以下であるのが好ましく、1.10以上1.18以下であるのがより好ましく、1.12以上1.16以下であるのがさらに好ましい。これにより、面光源用基板100において縦方向の線膨張率と横方向の線膨張率との均等性を図るとともに、面光源用基板100の光透過性のさらなる向上を図ることができる。
また、縦方向ガラスヤーン(第1ガラス繊維束)2aおよび横方向ガラスヤーン(第2ガラス繊維束)2bの撚り数は、それぞれ0.2〜2.0/インチであることが好ましく、0.3〜1.6/インチであることがより好ましい。ガラス繊維束の撚り数がこの範囲であることで、光透過性が良好になる。
<樹脂材料>
本発明に用いられる樹脂材料には、例えば熱及び/または光架橋樹脂を好適に使用することができる。
具体的には、エポキシ系樹脂、オキセタン系樹脂、イソシアネート系樹脂、アクリレート系樹脂、オレフィン系樹脂、シクロオレフィン系樹脂、ジアリルフタレート系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ジアリルカーボネート系樹脂、ウレタン系樹脂、メラミン系樹脂、ポリイミド系樹脂、芳香族ポリアミド系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリフェニレン系樹脂、ポリスルホン系樹脂、ポリフェニレンオキサイド系樹脂、シルセスキオキサン系化合物等が挙げられる。これらの中でも、樹脂材料には、好ましくはエポキシ樹脂またはアクリル樹脂が用いられる。
<エポキシ樹脂>
本発明に用いられるエポキシ樹脂又は樹脂前駆体としては、例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、またはこれらの水添化物、ジシクロペンタジエン骨格を有するエポキシ樹脂、トリグリシジルイソシアヌレート骨格を有するエポキシ樹脂、カルド骨格を有するエポキシ樹脂、ポリシロキサン構造を有するエポキシ樹脂、脂環式多官能エポキシ樹脂、水添ビフェニル骨格を有する脂環式エポキシ樹脂、水添ビスフェノールA骨格を有する脂環式エポキシ樹脂等が挙げられ、これらのエポキシ樹脂又は樹脂前駆体の1種または2種以上の混合物を用いることができる。
かかるグリシジル型エポキシ樹脂又は樹脂前駆体の具体例としては、例えばフェノールノボラック型エポキシ、クレゾールノボラック型エポキシ等のノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノールA型エポキシ、ビスフェノールF型エポキシ等のビスフェノール型エポキシ樹脂、N,N−ジグリシジルアニリン、N,N−ジグリシジルトルイジン、ジアミノジフェニルメタン型グリシジルアミン、アミノフェノール型グリシジルアミンのような芳香族グリシジルアミン型エポキシ樹脂、ハイドロキノン型エポキシ、ビフェニル型エポキシ、スチルベン型エポキシ、トリフェノールメタン型エポキシ、トリフェノールプロパン型エポキシ、アルキル変性トリフェノールメタン型エポキシ、トリアジン核含有エポキシ、ジシクロペンタジエン変性フェノール型エポキシ、ナフトール型エポキシ、ナフタレン型エポキシ、フェニレンおよび/またはビフェニレン骨格を有するフェノールアラルキル型エポキシ、フェニレンおよび/またはビフェニレン骨格を有するナフトールアラルキル型エポキシ等のアラルキル型エポキシ等のエポキシ樹脂、フルオレン骨格を有するグリシジル型エポキシ樹脂、n − ブチルグリシジルエーテル、バーサティック酸グリシジルエステル、スチレンオキサイド、エチルヘキシルグリシジルエーテル、フェニルグリシジルエーテル、クレジルグリシジルエーテル、ブチルフェニルグリシジルエーテル等単官能エポキシ樹脂等が挙げられる。
また、脂環式エポキシ樹脂又は樹脂前駆体の具体例としては、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3’、4’−エポキシシクロヘキセンカルボキシレート、3,4−エポ
キシ−6−メチルシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキサンカルボキシレート、2−(3,4−エポキシ)シクロヘキシル−5,5−スピロ−(3,4−エポキシ)シクロヘキサン−m−ジオキサン、1,2:8,9−ジエポキシリモネン、ジシクロペンタジエンジオキサイド、シクロオクテンジオキサイド、アセタールジエポキシサイド、ビニルシクロヘキサンジオキシド、ビニルシクロヘキセンモノオキサイド1,2−エポキシ−4−ビニルシクロヘキサン、ビス(3,4−エポキシシクロヘキシルメチル)アジペート、ビス(3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキシルメチル)アジペート、エキソーエキソビス(2,3−エポキシシクロペンチル)エーテル、2,2−ビス(4−(2,3−エポキシプロピル)シクロヘキシル)プロパン、2,6−ビス(2,3−エポキシプロポキシシクロヘキシル−p−ジオキサン)、2,6−ビス(2,3−エポキシプロポキシ)ノルボルネン、リノール酸二量体のジグリシジルエーテル、リモネンジオキシド、2,2−ビス(3,4−エポキシシクロヘキシル)プロパン、o−(2,3−エポキシ)シクロペンチルフェニル−2,3−エポキシプロピルエーテル、1,2−ビス[5−(1,2−エポキシ)−4,7−ヘキサヒドロメタノインダンキシル]エタン、シクロヘキサンジオールジグリシジルエーテルおよびジグリシジルヘキサヒドロフタレート、ε−カプロラクトンオリゴマーの両端にそれぞれ3,4−エポキシシクロヘキシルメタノールと3,4−エポキシシクロヘキシルカルボン酸がエステル結合したもの、エポキシ化されたヘキサヒドロベンジルアルコール等が挙げられる。
また、2官能脂環式エポキシ樹脂前駆体としては、下記化学式(1)、(2)または(3)で示される脂環式エポキシ構造前駆体も挙げられる。

[上記式(1)中、−X−は−O−、−S−、−SO−、−SO−、−CH−、−CH(CH)−、または−C(CH−を表す。]
一方、分子内に1個のエポキシシクロヘキサン環を有する脂環式エポキシ樹脂前駆体としては、下記化学式(4)、(5)で示される脂環式エポキシ樹脂が挙げられる。

上記、樹脂又は樹脂前駆体を重合させて反応を完了させる。
なお、樹脂材料は、上記に例示した樹脂・樹脂前駆体等を2種以上混合したものでも良い。
また、樹脂材料には、脂環式エポキシ樹脂とともにシルセスキオキサン系化合物を使用しても良い。このようなオキセタニル基を有するシルセスキオキサン系化合物としては、例えば、OX−SQ、OX−SQ−H、OX−SQ−F(いずれも東亞合成株式会社製)等が挙げられる。
<アクリル樹脂>
一方、脂環式アクリル樹脂としては、例えば、トリシクロデカニルジアクリレート、その水素添加物、ジシクロペンタニルジアクリレート、イソボルニルジアクリレート、水素化ビスフェノールAジアクリレート、シクロヘキサン−1,4−ジメタノールジアクリレート等が挙げられ、具体的には、日立化成工業社製オプトレッツシリーズ、ダイセル・サイテック社製アクリレートモノマー等が用いられる。
さらには、本発明に用いられる樹脂材料は、ガラス転移温度が130以上、150℃以上であるのが好ましく、170℃以上であるのがより好ましく、180℃以上であるのがさらに好ましい。これにより、面光源用基板100の製造後、これを面光源照明に加工する際において各種加熱処理を施したとしても、面光源用基板100に反りや変形等が発生するのを防止することができる。
また、樹脂材料は、熱変形温度が200℃以上であるのが好ましく、熱膨張率は100ppm/K以下であるのが好ましい。
また、樹脂材料の屈折率は、ガラスクロス2の平均屈折率にできるだけ近い方がよく、実質的に同一の屈折率であるのが好ましい。具体的には、両者の屈折率差は0.01以上1以下であるのが好ましく、0.02以上1以下であるのがより好ましい。これにより、拡散性の高い面光源用基板100が得られる。
<フィラー>
面光源用基板100は、樹脂材料中において上記のもの以外にフィラー等を含んでいてもよい。これにより、ヘイズ値をさらに高めること、又は表面に凹凸を形成することができ、さらに良好な面光源用基板とすることが可能となる。
フィラーを用いる場合、フィラーと樹脂との屈折率差は、0.01以上3以下であることが好ましい。この屈折率差が0.01未満の場合は、光拡散性に対する効果が十分に発揮されないと言う問題が生じる可能性が高くなる。一方、屈折率差が3以上である材料は極めて少なく、選択性に欠ける。
フィラーに使用する材質としては、例えば無機材料、それらの混合物が挙げられる。等が挙げられ、酸化亜鉛、酸化ジルコニウム、酸化アルミニウム、酸化カルシウム、酸化チタン、シリカ、またはこれらの混合物等が挙げられるまた、有機材料としては、アクリル、スチレン、またはこれらの混合物を使用したもの等が挙げられる。フィラーの形状とし
ては、球状、棒状、平面状、繊維状のものが挙げられる。
フィラーの含有量は、ガラスクロス100質量部に対して1〜90質量部程度であるのが好ましく、3〜70質量部程度であるのがより好ましい。
なお、フィラーが粒子の場合、その換算粒径は0.1μm以上100μm以下であるのが好ましい。0.1μm以下及び100μm以上では拡散機能を十分に発揮できないという問題がある。また、フィラーが繊維状の場合、その繊維径は0.1μm以上100μm以下であるのが好ましい。0.1μm以下及び100μm以上では拡散機能を十分に発揮できないという問題がある。
なお、本実施形態ではガラス繊維と樹脂材料の複合体について説明したが、必ずしもこれに限られず、ヘイズ値、全光線透過率、かつ線膨張係数等が前記記載の物性を満たすものであれば適時使用可能である。他の材料系としては、前記実施形態に列挙した樹脂、またはこれらに無機充填剤等の添加剤を添加したものが挙げられる。
<面光源用基板の特性>
以上のような面光源用基板100の平均厚さは、特に限定されないが、5〜1000μm程度であるのが好ましく、10〜500μm、15〜200μm程度であるのがより好ましい。厚みが上限値以上の場合は、十分な光線透過が得られず、また下限値以下であると、基板として十分に機能しない。
まず、面光源用基板100のヘイズ値は70%以上であることが好ましく、より好ましくは80%、さらに好ましくは90%である。ヘイズ値が下限値以上であると、拡散機能をさらに十分に発揮できる。
次に、面光源用基板100の全光線透過率は70%以上であることが好ましく、より好ましくは80%、さらに好ましくは90%である。全光線透過率が下限値未満であると、面光源用基板100を用いた面光源照明における光量が十分でないおそれがある。
さらに、面光源用基板100は、30℃〜130℃における平均線膨張係数が好ましくは0〜40ppm/K、より好ましくは0〜30ppm/K、さらに好ましくは0〜20ppm/K以下である。このような平均線膨張係数の面光源用基板100は、温度変化に伴う寸法変化が十分に小さいので、基板上に形成した素子にかかる歪みを低減することができ、反りや電極の断線といった諸問題が発生し難いものとなる。
また、面光源用基板100のガラス転移温度は、130℃以上、150℃以上であることが好ましく、170℃以上、さらに好ましくは180℃以上である。これにより、面光源用基板100の製造後、これを面光源照明に加工する際において各種加熱処理を施したとしても、面光源用基板100に反りや変形等が発生するのを防止することができる。
次に、面光源用基板100の特性としては、250℃における弾性率が1GPa以上であることが好ましい。1GPa未満であると、基板の形状を十分に保持出来ず、素子形成が十分に行えない恐れがある。
<面光源用基板の製造方法>
面光源用基板100は、前述したようにガラス繊維2に未硬化の樹脂材料を含浸させ、この状態で板状に成形(整形)された後、樹脂材料を硬化させてなるものである。
具体的には、面光源用基板100は、ガラス繊維に樹脂ワニスを含浸させた後、成形(整形)しつつ樹脂ワニスを硬化させ、複合層4を得る工程と、を経て製造される。以下、
製造工程について詳述する。
[1]まず、ガラス繊維2にカップリング剤を付与して表面処理を行う。カップリング剤の付与は、例えば、カップリング剤を含む液体中にガラス繊維2を浸漬する方法、ガラス繊維2に前記液体を塗布する方法、ガラス繊維2に前記液体を噴霧する方法等により行われる。なお、この工程は、必要に応じて行えばよく、省略することもできる。
[2]次に、樹脂ワニスを調製する。樹脂ワニスは、上述した未硬化の樹脂材料、フィラー等のその他の成分、有機溶剤等を含む他、必要に応じて、硬化剤、酸化防止剤、難燃剤、紫外線吸収剤等を含むものである。
<硬化剤)>
かかる硬化剤としては、カチオン系硬化剤、アニオン系硬化剤、酸無水物、脂肪族アミン等の架橋剤、ラジカル系硬化剤等が挙げられ、これらの硬化剤の1種または2種以上の混合物が用いられる。
前記カチオン系硬化剤としては、加熱によりカチオン重合を開始させる物質を放出するもの、例えばオニウム塩系カチオン硬化剤、またはアルミニウムキレート系カチオン硬化剤や、活性エネルギー線によってカチオン重合を開始させる物質を放出させるもの、例えばオニウム塩系カチオン系硬化剤、またこれらの混合物等が挙げられる。
光カチオン系硬化剤としては、多官能カチオン重合性化合物および単官能カチオン重合性化合物を光カチオン重合により反応させ得るものであればよく、例えば、ルイス酸のジアゾニウム塩、ルイス酸のヨードニウム塩、ルイス酸のスルホニウム塩等のオニウム塩が挙げられる。光カチオン系硬化剤の具体例としては、四フッ化ホウ素のフェニルジアゾニウム塩、六フッ化リンのジフェニルヨードニウム塩、六フッ化アンチモンのジフェニルヨードニウム塩、六フッ化ヒ素のトリ−4−メチルフェニルスルホニウム塩、四フッ化アンチモンのトリ−4−メチルフェニルスルホニウム塩、またこれらの混合物等が挙げられる。
また、樹脂材料(樹脂モノマー)の種類によっては、イルガキュアシリーズ(チバ・ジャパン株式会社製)のような光ラジカル硬化剤等も用いられる。
一方、熱カチオン系硬化剤としては、例えば芳香族スルホニウム塩、芳香族ヨードニウム塩、アンモニウム塩、アルミニウムキレート、三フッ化ホウ素アミン錯体、またこれらの混合物等が挙げられる。
ま た、上記光カチオン系硬化剤と熱カチオン系硬化剤を混合しても良い。
このようなカチオン系硬化剤の含有量は、特に限定されないが、樹脂材料100質量部に対して0.1〜5質量部程度であるのが好ましく、特に0.5〜3重量部が好ましい。含有量が前記下限値未満であると樹脂材料の硬化性が低下する場合があり、前記上限値を超えると面光源用基板100が脆くなる場合がある。
光硬化させる場合は、樹脂材料の硬化反応を促進させるため、必要に応じて、増感剤、酸増殖剤等も併せて用いることができる。
アニオン系触媒としては、例えばアミン系硬化剤が挙げられる。エポキシ樹脂中のエポキシ基と共有結合を形成することが可能な1級アミンまたは2級アミンを分子中に2個以上含むものであれば、特に分子量や構造は限定されるものではない。そのようなアミン系硬化剤としては、例えばジエチレントリアミン、トリエチレンテトラアミン、テトラエチレンペンタミン、m−キシレンジアミン、トリメチルヘキサメチレンジアミン、2−メチルペンタメチレンジアミン脂肪族ポリアミン、イソフォロンジアミン、1,3−ビスアミ
ノメチルシクロヘキサン、ビス(4−アミノシクロヘキシル)メタン、ノルボルネンジアミン、1,2−ジアミノシクロヘキサンなどの脂環式ポリアミン、N−アミノエチルピペラジン、1,4−ビス(2−アミノ−2−メチルプロピル)ピペラジンなどのピペラジン型のポリアミン、ジアミノジフェニルメタン、m−フェニレンジアミン、ジアミノジフェニルスルホン、ジエチルトルエンジアミン、トリメチレンビス(4−アミノベンゾエート)、ポリテトラメチレンオキシド−ジ−P−アミノベンゾエートなどの芳香族ポリアミン類等が挙げられる。これらの硬化剤は、単独で用いても、2種以上の硬化剤を配合して用いても良い。また、アミン系硬化剤と併用/又は単独でイミダゾール化合物を使用することも挙げられる。イミダゾール化合物としては、例えば、2−メチルイミダゾール、2
−エチルイミダゾール、2−フェニルイミダゾール、2−フェニル−4−メチルイミダゾール、2−フェニル−4−メチル−5−ヒドロキシメチルイミダゾール、2−フェニル−4,5−ジヒドロキシメチルイミダゾール、2−C1123−イミダゾール等の一般的なイミダゾールやトリアジンやイソシアヌル酸を付加し、保存安定性を付与した2,4−ジアミノ−6−[2−メチルイミダゾール−(1)]−エチル−S−トリアジン、又そのイソシアネート付加物等が挙げられ、これらは1 種類あるいは複数種を併用して使うことが可
能である。
酸無水物としては, たとえば無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、テトラヒド
ロ無水フタル酸、メチルテトラヒドロ無水フタル酸、無水マレイン酸、無水コハク酸、無水ドデシニルコハク酸、無水ジクロルコハク酸、無水メチルナジック酸、無水ピロメリット酸、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、メチルシクロヘキセンジカルボン酸無水物、エンドメチレンテトラヒドロ無水フタル酸、メチルエンドメチレンテトラヒドロ無水フタル酸、メチルブテニルテトラヒドロ無水フタル酸、アルキルスチレン− 無水マレイン酸共
重合体、テトラブロム無水フタル酸、ポリアゼライン酸無水物、無水クロレンディク酸、無水ベンゾフェノンテトラカルボン酸等などが挙げられ, これらは単独でも混合して用
いてもよい。また、酸無水物系硬化剤と併用してイミダゾール化合物を使用することも挙げられる。イミダゾール化合物としては、例えば前記記載したものが挙げられる。
(酸化防止剤)
酸化防止剤としては、例えば、フェノール系酸化防止剤、リン系酸化防止剤、イオウ系酸化防止剤等が用いられるが、特にヒンダードフェノール系酸化防止剤が好ましく用いられる。
ヒンダードフェノール系酸化防止剤としては、例えば、BHT、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)等が挙げられる。
樹脂ワニス中の酸化防止剤の含有量は、0.01質量%以上5質量%以下であるのが好ましく、0.1質量%以上3質量%以下程度であるのがより好ましい。酸化防止剤の含有量を前記範囲内にすることにより、光学異方性の低い面光源用基板100が得られ、かつ、信頼性試験においても光学異方性の悪化の程度の小さい面光源用基板100が得られる。
また、酸化防止剤の重量平均分子量は、200〜2000であるのが好ましく、500〜1500であるのがより好ましく、1000〜1400であるのがさらに好ましい。酸化防止剤の重量平均分子量が上記範囲内であれば、酸化防止剤の揮発が抑制されるとともに、樹脂材料(例えば脂環式エポキシ樹脂)に対する相溶性が確保される。このような酸化防止剤は、湿熱処理のような信頼性試験を経ても、面光源用基板100中に残存して、光学異方性の悪化を抑制し得る面光源用基板100を実現することができる。
また、ヒンダードフェノール系酸化防止剤以外のフェノール系酸化防止剤としては、例えば、水酸基を挟むように位置する置換基の一方がメチル基等に置換されているセミヒン
ダード型のフェノール系酸化防止剤や、水酸基を挟む2つの置換基の双方がメチル基等に置換されているレスヒンダード型のフェノール系酸化防止剤が挙げられる。これらは、ヒンダードフェノール系酸化防止剤より少ない添加量で、樹脂ワニス中に添加される。
リン系酸化防止剤としては、例えば、トリデシルホスファイト、ジフェニルデシルホスファイト等が挙げられる。
なお、ヒンダードフェノール系酸化防止剤とリン系酸化防止剤とを併用することにより、それらの相乗効果が発揮される。これにより、樹脂材料(例えば脂環式エポキシ樹脂)の酸化防止、および面光源用基板100の光学異方性の悪化の抑制がより顕著になる。これは、ヒンダードフェノール系酸化防止剤とリン系酸化防止剤とで、樹脂材料の酸化防止のメカニズムが異なるため、両者が独立して働き、さらには相乗的な効果が生じているからであると考えられる。
このようなヒンダードフェノール系酸化防止剤以外の酸化防止剤(特にリン系酸化防止剤)の添加量は、ヒンダードフェノール系酸化防止剤100質量部に対して、好ましくは30〜300質量部程度とされ、より好ましくは50〜200質量部程度とされる。これにより、ヒンダードフェノール系酸化防止剤とそれ以外の酸化防止剤とが、それぞれの効果を埋没させる(相殺する)ことなく発揮し、相乗効果をもたらすことができる。
なお、樹脂ワニスは、その特性を損なわない範囲で必要に応じて、熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂のオリゴマーやモノマー等を含んでいてもよい。なお、これらのオリゴマーやモノマーを使用する場合は、硬化後の樹脂組成物3の屈折率がガラスクロス2の屈折率とほぼ等しくなるように、樹脂ワニスの各成分の組成比が適宜設定される。
樹脂ワニスは、以上のような成分を混合して得られる。
[3]その後、得られた樹脂ワニスをガラスクロス2に含浸させる。樹脂ワニスをガラスクロス2に含浸させる際には、例えば、樹脂ワニス中にガラスクロス2を浸漬する方法、ガラスクロス2に樹脂ワニスを塗布する方法等が用いられる。また、樹脂ワニスをガラスクロス2に含浸させた後、樹脂ワニスが未硬化の状態でまたは樹脂ワニスを硬化させた後に、その上からさらに樹脂ワニスを塗布するようにしてもよい。
その後、必要に応じて、樹脂ワニスに脱泡処理を施す。さらには、必要に応じて、樹脂ワニスを乾燥させる。
[4]次いで、樹脂ワニスを含浸させたガラス繊維2を板状に成形しつつ加熱する。これにより、樹脂材料を硬化させ、複合層4を得る。
加熱条件としては、好ましくは加熱温度が50〜300℃程度、加熱時間が0.5〜10時間程度とされ、より好ましくは加熱温度が170〜270℃程度、加熱時間が1〜5時間程度とされる。
また、加熱温度は途中で変更するようにしてもよい。例えば、当初(初期)には、樹脂ワニスを50〜100℃程度で0.5〜3時間程度加熱し、その後、200〜300℃程度で0.5〜3時間程度加熱するようにしてもよい。
また、樹脂ワニスの成形には、例えばポリエステルフィルム、ポリイミドフィルム等が用いられる。そして、樹脂ワニスを含浸させたガラスクロス2を挟むように両側からフィルムを押し当てることにより、樹脂ワニスの表面を平滑化、平坦化することができる。
なお、樹脂ワニスが光硬化性を有する場合には、波長200〜400nm程度の紫外線等を照射することにより樹脂材料(樹脂ワニス)を硬化させる。
付与される光エネルギー量(積算光量)は、5mJ/cm以上3000mJ/cm
以下であるのが好ましく、10mJ/cm以上2000mJ/cm以下であるのがより好ましい。積算光量が前記範囲内であれば、ムラなく均一かつ確実に樹脂材料を硬化させることができる。
以上、本発明に係る面光源用基板の製造方法を記載したが、必ずしもこれに限られるものではなく、組み合わせる材料等により適時最適な方法を用いて製造される。
vまた、前記記載の面光源基板を使用することで、光拡散性が良好な面光源照明を作製することができる。面光源照明の製造方法としては、公知の方法により製造されるが、特に本発明のように樹脂フィルムを使用する場合は水蒸気・酸素透過性を低減させるためにガスバリア層を積層するのが好ましい。ガスバリア層としては、無機物、有機物の被膜またはその両者のハイブリッド被膜等公知のものが挙げられる。また、このガスバリア層の形成方法も公知の方法により形成される(以上、面光源照明の製造方法としては、例えば特開2013-048261参照)。
面光源基板の表面に凹凸をつける方法に関しては前記の通りである。
次に、本発明の具体的実施例について説明する。
<平均線膨張係数(CTE)の測定>
セイコーインスツルメンツ(株)製TMA/SS120C型熱応力歪測定装置を用いて、窒素雰囲気下、1分間に5 ℃ の割合で30℃〜230℃まで上昇させて20分間保持
、その後1分間に5℃の割合で230℃〜30℃まで冷却させた時の、130℃〜30℃の平
均線膨張係数を求めた。測定は荷重を5 g 、引っ張りモードで実施した。
<表面十点の平均粗さ(Rz)、凹凸の平均間隔(Sm)>
レーザー顕微鏡(KEYENCE VK9710)にて基板の表面を50倍対物レンズで観察し得られた画像から、50μm長さの線粗さを10箇所測定し、表面十点の平均粗さ(Rz)、凹凸の平均間隔(Sm)をJIS B0601: 1994に則り算出し、10箇所の平均
値を求めた。
<全光線透過率、ヘイズ値の測定>
JIS−K−7361に準拠し、ヘイズメーターNDH:2000(日本電色工業製)を用いて材料の全光線透過率を測定した。
(実施例1)
エポキシ樹脂、jER828(屈折率:1.573、三菱化学)とセロキサイド8000(屈折率:1.521、ダイセル化学)を7:3の重量比で混合させた樹脂に酸化防止剤(IRGANOX1010 BUSF Japan製)を1phr、および光硬化触媒(SP−170 ADEKA製)を1phr加えて十分に撹拌してワニスを作製した。このワニスを70℃下でEガラスクロス #1081(屈折率:1.558、日東紡製)に含浸させたあと、室温で真空脱泡を行った。
真空脱泡した含浸Eガラスクロスを転写材PETで両面から挟み込み、60℃に加温したラミネーターでラミネートした後、UV光により硬化させた。
UV条件:高圧水銀ランプ、積算光量400mJ/cm2
その後、転写材PETは剥がして除去した。UV硬化後の基板は窒素オーブンにて荷重をかけて引っ張りながら250℃1h 窒素下にてアニールを実施してガラスクロス複合基板
を得た。
一方、セロキサイド8000とMEKの混合溶液(重量比50:50)にセロキサイド8000に対して2/3の重量のアクリルフィラー(屈折率:1.42、積水化成品工業株
式会社製、テクポリマー、平均粒径8μm、球状)、光硬化触媒(SP−170 ADEKA製)を1phrを添加したものをハイブリッドミキサーで撹拌した。
このフィラー入りワニスを上記ガラスクロス複合基板上にスピンコーターによりコートしたものを120℃クリーンオーブンで5分乾燥させMEKを揮発させた後、UVコンベアを用いてUV光により硬化させた。
UV条件:メタルハライドランプ、積算光量500mJ/cm2
これを光拡散用のガラスクロス複合基板とした。このとき、得られたガラスクロス複合基板は、Rzが6.5μm, Smが4.3μm、線膨張係数が13.2ppm/K(実測値、後で記載します。)、全光線透過率が 94.5%、ヘイズ 97.8%、厚み60.4μmであった。
(比較例)
セロキサイド8000(屈折率:1.521、ダイセル化学)に酸化防止剤(IRGANOX1010 BUSF Japan製)を1phr、および光硬化触媒(SP−170 ADEKA製)を1phr加えて十分に撹拌してワニスを作製した。このワニスを70℃下でTガラスクロス #1081(屈折率:1.521、日東紡製)に含浸させたあ
と、室温で真空脱泡を行った。
真空脱泡した含浸Eガラスクロスを転写材PETで両面から挟み込み、60℃に加温したラミネーターでラミネートした後、UV光により硬化させた。
UV条件:高圧水銀ランプ、積算光量400mJ/cm
その後、転写材PETは剥がして除去した。UV硬化後の基板は窒素オーブンにて荷重をかけて引っ張りながら250℃1h 窒素下にてアニールを実施してガラスクロス複合基板を得た。
このとき、得られたガラスクロス複合基板は、Rzが0.017μm, Smが3.6
μm、線膨張係数が11.3ppm/K、全光線透過率が91.5%、ヘイズ1.43%
、厚み56.3μmであった。
本発明により、面光源用基板を作製することが可能となり、表面粗さが本発明の範囲内において、全光線透過率が高く、さらに線膨張係数が低い基板を提供することが可能となり、面光源照明の作製を簡単にすることができ、低コスト化を図ることが可能となった。
1 樹脂
2a ガラス繊維、縦方向ガラスヤーン(経糸)
2b ガラス繊維、横方向ガラスヤーン(緯糸)
3 フィラー
4 樹脂層
5 エンボス加工ベース基板
100 面光源用基板


Claims (13)

  1. 基板の少なくとも1方の表面十点の平均粗さ(Rz)が1μm以上30μm以下で、かつ30℃〜130℃における平均の線膨張係数が 0〜40ppm/Kあることを特徴とする面光源用基板。
  2. 前記面光源用基板が、樹脂とガラス繊維で構成される請求項1記載の面光源用基板。
  3. 凹凸の平均間隔(Sm)が0.1μm以上、40μm以下である請求項1または2に記載の面光源用基板。
  4. 前記樹脂が熱及び/または光架橋樹脂である請求項2記載の面光源用基板。
  5. 前記熱及び/または光架橋樹脂が、エポキシ樹脂、アクリル系樹脂である請求項3または4に記載の面光源用基板。
  6. 前記ガラス繊維がガラスクロスである請求項2に記載の面光源用基板。
  7. 前記凹凸が、基板へのフィラー分散により構成される請求項1乃至6いずれか1項に記載の面光源用基板。
  8. 前記面光源用基板の厚みが5〜1000μm以下である請求項1乃至7いずれか1項に記載の面光源用基板。
  9. 前記面光源用基板の全光線透過率が70%以上である請求項1乃至8いずれか1項に記載の面光源用基板。
  10. 前記面光源用基板のヘイズ値が70%以上である請求項1乃至9いずれか1項に記載の面光源用基板。
  11. 前記面光源用基板のガラス転移温度が130℃以上である請求項1乃至10いずれか1項に記載の面光源用基板。
  12. 前記面光源用基板の250℃における弾性率が1GPa以上である請求項1乃至11いずれか1項に記載の面光源用基板。
  13. 請求項1乃至12いずれか1項に記載の面光源用基板を使用した面光源照明。
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