JP2016104061A - 骨接合プレート - Google Patents

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Abstract

【課題】 骨折部の両側において相反する方向へ骨転位しようとする状態に対して、骨折部の両側の骨を確実に捉えて固定できる骨接合プレートを提供することである。【解決手段】 骨の第一骨面91側に位置する第1支持部11と、該第一骨面に対して略直角方向に移行する骨移行面93に沿って位置するプレート連接部14と、該プレート連接部分から略直角方向に屈曲し、該第一骨面と表裏関係にある骨の第二骨面92のうち第1支持部11とは真向かいの対向関係にない範囲に接する第2支持部12を有し、該第1支持部分にはスクリュー挿入のための1個以上のスクリュー孔を有することを特徴とする、骨接合用プレート1を提供する。【選択図】 図8A

Description

本発明は、骨の接合手術で使用する骨接合プレートに関し、特に鎖骨遠位骨折に対して観血的骨接合手術に用いる、骨接合プレートに関する。
骨折治療としての骨接合手術に使用する骨接合プレートは、通常は、骨折部分を跨ぐように立体的な骨の上面や前面などのいずれかの一面に沿って配置し、スクリューを骨に挿入固定して行うことが多かった。従来からの一般的に行われる接合手術の例としての鎖骨骨折の接合手術の場合は、鎖骨の上面にプレートを置いて骨接合手術が行われてきた。しかし、肩甲骨に近い側の鎖骨の遠位部分の骨質は皮質骨が薄く脆弱で、スクリュー固定も弱くなりやすい。そして上肢の自重力が肩鎖靭帯と烏口鎖骨靭帯(円錐靭帯と菱形靭帯を含んだ靭帯の名称)を介して鎖骨遠位部分を下方へ引き下げる方向へ働くのに対して、鎖骨近位部分へは胸鎖乳突筋などにより上方への引き上げ力が働くため、鎖骨上面にのみプレートを置いてスクリュー固定した場合、遠位スクリューによる骨へのプレート螺入固定が逸脱して、鎖骨近位部分とともにプレートが上方に跳ね上がって固定不良になることがありうる(図3参照)。
それに対する先行技術によると、脆弱な鎖骨遠位部分をできるだけしっかりと捕捉し、鎖骨中央部分から近位部分に接合させるために、鎖骨上面プレートに付加的形状を設けたプレートが、種々開発されている。
特許文献1には、鎖骨遠位端部分に複数本のスクリューを挿入角度が変わるように打ち込んで鎖骨を固定するプレートが記載されている。また、特許文献2には、プレート面と組み合わせた断面がU型となって骨の三面を捉えるクリップをプレートで架橋しスクリュー固定する手術キットが記載されている。さらに、特許文献3と非特許文献1には外側に隣接する肩甲骨の肩峰下面へ挿入するフックを遠位端側に付したプレートが記載され、非特許文献2には鎖骨遠位部を前方と後方の両サイドフックで抱きかかえる方式のプレートが、さらに非特許文献3には、鎖骨を固定するケーブルを併用するプレートがそれぞれ記載されている。
特許第5460157号公報 特開2011−156386号公報 特開2014−514005号公報
LCPクラビクルフックプレートシステム http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/md/PDF/340216_21900BZX00739000_A_01_01.pdf 体内固定用プレート スコーピオン(Ti) http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/md/PDF/470105_21300BZY00016000_A_04_06.pdf ナカシマ鎖骨固定システム http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/md/PDF/510146_22200BZX00608000_A_01_01.pdf
しかしながら、上記先行文献に開示されたプレートは、それぞれ以下のような点が問題となっていた。
特許文献1のプレートは、鎖骨遠位に対して上面または前方から固定するに当たり、鎖骨遠位部だけでも5〜10本という多数のロッキングスクリューを要するため、骨壊死をきたす可能性がある。また、多方向からの角度であってもスクリュー固定のみの引き抜き強度には限度があり、粉砕骨片には固定不充分となる可能性が懸念される。
また、特許文献2のプレートに組み合わせるクリップ両面は、互いに対向する面構成のため、クリップ対向面を骨面と平行に外挿する必要がある。また、クリップ面の先端にフック部分を追加するとすれば、クリップの開口部分をやや開大させて骨に外挿させた後、別の治具などを用いてクリップを圧着させる必要があるため、操作器具や手数が多くなり煩雑である。
また、特許文献3および非特許文献1のプレートは、本来的に可動性を有する肩鎖関節を介して金属フックを肩甲骨の肩峰下に挿入するように配置するため、金属フックの動きによって肩峰下で炎症や骨浸食を生じたり、当該部分の二次的骨折などの合併症が報告されている。
また、非特許文献2の両サイドフック付きプレートは、可撓性のある前後にやや開大したサイドフックを圧着ペンチで鎖骨遠位端に締め込んで固定する方式のため、可撓性のフックが弛む可能性があり、また鎖骨後面の骨膜剥離侵襲が大きくなる。また、抜去時に、特殊なフック開大用の器具を必要とする。
さらに、非特許文献3のプレートは、鎖骨遠位をケーブルにて骨の全周囲的に締結するため、骨膜血流の遮断による骨壊死や骨癒合不全の問題が懸念される。
したがって、本発明が解決しようとする技術的課題は、骨折部の両側において相反する方向へ骨転位しようとする骨面を確実に捉えて固定できる骨接合プレートを提供することであり、特に鎖骨骨折において、骨折部位を境に相反する上下方向に転位しようとする状態に対して、遠位側で隣接する肩甲骨肩峰への影響は最小限とし、脆弱な遠位骨部分の三次元的な形状を保持することができ、さらに、周囲の靭帯や筋肉の作用によっても安定した固定が可能で、骨壊死や骨癒合不全に陥らずに良好な骨癒合へ導くことができる、骨接合プレートを提供することである。
本発明は、上記技術的課題を解決するために、以下の構成の骨接合用プレートを提供する。
本発明の第1態様によれば、骨の第一骨面に沿って配置され、スクリューを挿入して固定するための第1スクリュー孔を有する第1支持部と、
前記骨の第一骨面と表裏位置関係にある第二骨面に沿って配置される第2支持部と、
前記第1支持部と第2支持部との一側縁に連結し、前記第一骨面と第二骨面との間の骨移行面に沿って伸びるプレート連接部とを有する骨接合用プレートであって、
前記プレート連接部は前記第1支持部の長手方向に沿って伸び、前記第1支持部に対して前記骨の骨折部位を挟んで他方側の骨に沿うように、前記第2支持部を前記第1支持部と互いに真向かいには対向しない位置に配置し、
前記第1支持部と前記第2支持部が平面視において最接近する部分で前記プレート連接部が設けられていない部分には、前記骨を挿入するための骨挿入空間として機能する間隙を有することを特徴とする、骨接合用プレートを提供する。
本発明の第2態様によれば、前記第2支持部には、側縁に前記第二骨面の周方向に屈曲するプレート先端部を有することを特徴とする、第1態様の骨接合用プレートを提供する。
本発明の第3態様によれば、前記プレート先端部は、前記プレート連接部分と接続する縁と対向する側縁に設けられていることを特徴とする、第2態様の骨接合用プレートを提供する。
本発明の第4態様によれば、前記第2支持部は、前記第一骨面および前記第二骨面経由で挿入されるスクリューに対して係合構造を有して受け入れる第2スクリュー孔を有することを特徴とする、第1から第3態様のいずれか1つの骨接合用プレートを提供する。
本発明の第5態様によれば、さらに、前記第1支持部の外表面に積層配置され、前記第1支持部のスクリュー孔と対応した位置に設けられたスクリュー孔を有するサブプレートを備え、
前記サブプレートは、該第一骨面の該第2支持部に対向する骨面に接する第3支持部を備えることを特徴とする、第1から第4態様のいずれか1つの骨接合用プレートを提供する。
本発明の第6態様によれば、前記第3支持部は、前記第2スクリュー孔と対応した位置に第3スクリュー孔を有し、それぞれのスクリューが第3スクリュー孔を経由して第2スクリュー孔へ挿通できるように構成されていることを特徴とする、第5態様の骨接合用プレートを提供する。
本発明の第7態様によれば、前記第3支持部は、前記骨の周囲に沿うように配置される周囲保持部を側縁に有する
ことを特徴とする、第5又は第6態様の骨接合用プレートを提供する。
本発明の第8態様によれば、前記骨接合プレートは、鎖骨骨折に用いるプレートであって、前記第1支持部を骨折部位近位側の鎖骨上面に、第2支持部を遠位側の鎖骨下面にそれぞれ配置することを特徴とする、第1から第7態様のいずれか1つの骨接合用プレートを提供する。
本発明の第9態様によれば、前記骨接合プレートは、鎖骨骨折に用いるプレートであって、前記第1支持部を骨折部位近位側の鎖骨上面に、第2支持部を遠位側の鎖骨下面にそれぞれ配置され、前記第3支持部に設けられた周囲保持部は遠位側の周縁から前後の骨面または鎖骨遠位端骨面の方向に延在することを特徴とする、第7態様の骨接合用プレートを提供する。
本発明によれば、骨折部の遠位及び近位の各側において、骨に作用する力がプレート面によって受け止められるような立体構成にすることによって、骨折部の接合状態を安定化させることができる。例えば、鎖骨の接合に用いる場合、鎖骨中央からやや遠位側の骨折においては、骨折より近位部分は胸鎖乳突筋などにより上方への引き上げ力が働き、骨折より遠位部分では上肢の自重力が肩鎖靭帯と烏口鎖骨靭帯を介して下方への引き下げ力が働くが、本発明の骨接合プレートによれば、近位部分の骨上面に接してスクリュー固定されるとともに、遠位部分では骨下面に接して固定され、各プレート部分を前面のプレート連接部分で一体化して、骨接合への作用力を安定化させることができる。
また、本発明において、第一骨面から接する第1支持部と、第一骨面と表裏位置関係にある第二骨面に接する第2支持部は、互いに表裏関係にあるものの真向かいの対向面を持たない位置関係になっている。この対向面の間隙は、骨に設置しようとするとき、必ずしも鎖骨の前方から平行に差し込まなくとも、両支持部の間に鎖骨の厚みよりも幾らかの余裕をもって形成される骨挿入空間として利用できる。すなわち、第1支持部分を第一骨面に押しつつ本体部分を少し浮かして傾斜させることにより、第2支持部は第二骨面より少し下方に位置する。その状態で骨接合プレート全体を後方へ滑動させることにより、プレートの第2支持部側が第二骨面をくぐるように設置でき、手術操作がやり易くなる。
また、この骨挿入空間を利用して、更に第2支持部の側縁、好ましくは、プレート連接部分と接続する縁と対向する側縁に第二骨面の後方周囲を支持する形状のプレート先端部を付加的に設けても、術中にプレートを変形させることなくプレート先端部が第二骨面をくぐるようにしてプレート設置が可能で、立体的な整復固定に効果的となる。
また、骨折部位に介在骨片が有ったり骨折が粉砕されたりして変形しやすい場合、骨の形状保持を図るため、第一骨面の該第2支持部に対向する骨面に接する第3支持部を備えるサブプレート設けることによって、整復固定状態をより良好にすることができる。このサブプレートの第3支持部には、周囲支持部を設けて、立体的な形状保持をより効果的にすることが可能である。
また、本発明の骨接合プレートを鎖骨骨折に使用した場合、隣接する肩甲骨肩峰や、胸骨などへの直接的な接触関係はなく、鎖骨自体への手術操作範囲内でプレートが設置されるため、他の骨への浸食や関節運動制限は起こさない。
さらにまた、本発明の骨接合プレートは、いずれの部位においても骨を全周的に締結することはなく、できるだけ骨膜などの骨血流供給を遮断しないような形状とすることが可能である。
鎖骨に付着する靭帯、筋肉と、周囲の骨格との関係を示す摸式図である。 鎖骨の中央より遠位側に骨折した場合の、骨転位状態を示す模式図である。 鎖骨骨折に対して鎖骨上面のみに沿って配置される従来のプレートで骨接合した状態を示す図である。 図3Aの従来のプレート遠位側のスクリュー固定が逸脱して、固定不良となった状態を示す図である。 本発明の第1実施形態にかかる骨接合プレートの構造を模式的に示す正面図である。 図4Aの骨接合プレートの構造を模式的に示す平面図である。 図4BのV側から見た骨接合プレートの構造を示す模式図である。 図4Aの骨接合プレートを鎖骨に設置するとき、鎖骨以外の周囲構造を度外視した場合に、プレート面を傾斜可能な角度範囲を示す図である。 図4の骨接合プレートを鎖骨に設置する途中の状態を示す模式図である。 第1支持部と第2支持部が骨面に接触するように設置された状態を模式的に示す図である。 図6Bの平面図である。 図4Aの骨接合プレートにスクリュー挿入するためのドリルガイドを置いた状態を示す模式図である。 ドリルガイド、各スクリュー孔を経由して、鎖骨にドリル穿孔する状態を示す摸式図である。 図4の骨接合プレートを鎖骨にスクリュー固定した状態を示す正面図である。 図4の骨接合プレートを鎖骨にスクリュー固定した状態を示す平面図である。 図4Aの第2支持部の係合スクリュー孔と係合スクリューを示す摸式図である。 鎖骨骨折に介在骨片が存在し、転位した状態を示す図である。 本発明の第2実施形態にかかる骨接合プレートで、鎖骨骨折を整復固定し骨接合した状態を示す正面図である。 図11Aの平面図である。 本発明の第2実施形態の変形例にかかる骨接合プレートで、鎖骨骨折の遠位部分が粉砕した状態に対し、周囲支持部付きサブプレートで骨接合した状態を示す正面図である。 図12Aの平面図である。 本発明の第2実施形態のさらなる変形例にかかる骨接合プレートでサブプレートの接合部を第1支持部と第一骨面の間に設置した状態を示す図である。 本発明の第2実施形態のさらなる変形例にかかる骨接合プレートでサブプレートの接合部を第1支持部と第一骨面の間に設置した状態を示す図である。 本発明の第3実施形態にかかる骨接合プレートの構造を模式的に示す正面図である。 図15Aの骨接合プレートの構造を模式的に示す平面図である。 鎖骨骨折部位が広い範囲に及ぶ場合、遠位部分と近位部分に2種類の本発明の骨接合プレートを重ねて骨を接合した状態を示す正面図である。 図16Aの平面図である。
以下、本発明の各実施形態に係る骨接合プレートについて、図面を参照しながら説明する。
まず、本発明の骨接合プレートの手術適応の代表部位である鎖骨100について、付着する靭帯、筋肉と、周囲の骨格との関係を摸式的に図1に示して説明する。鎖骨100は、肩甲骨側の鎖骨遠位端102で肩鎖靭帯107によって肩甲骨112の肩峰104と繋がって肩鎖関節105を形成し、遠位下方部分で烏口鎖骨靭帯108により肩甲骨112の烏口突起111と繋がる。また近位上面には胸鎖乳突筋110が付着し、近位端100bは胸鎖靭帯109で胸骨106と繋がる。
また、図2に示すように、骨折部位120が好発部位である鎖骨の中央よりもやや遠位側の場合、上肢および肩の自重力が上腕骨113から肩甲骨112を介して肩鎖靭帯107と烏口鎖骨靭帯108へ伝わり鎖骨遠位部分101を引き下げるように働く。一方、それに相反して、鎖骨近位部分103は胸鎖乳突筋110による引き上げ力によって上方に転位する。
鎖骨の骨質の特徴としては、この鎖骨近位部分103は二層皮質骨で骨質は強いが、鎖骨遠位部分101は皮質骨が薄く骨質は脆弱である。このような鎖骨骨折に対して、図3Aに示すような鎖骨上面にのみ沿わせて配置する板状の従来型プレート1pへのスクリュー固定だけで接合しようとすると、骨接合不良になる場合があった。
すなわち、図3Bに示すように、比較的強固にスクリュー固定された従来型プレート近位部分1qは、鎖骨近位部分103とともに胸鎖乳突筋110により引き上げられる。一方、鎖骨遠位部分101は、骨質が脆弱なうえに肩鎖靭帯107と烏口鎖骨靭帯108により下方に引き下げられ、従来型プレート遠位部分1rから引き離される力を受けてスクリュー固定が逸脱し、鎖骨近位部分103が従来型プレート1pとともに上方に跳ね上がる場合がある。本発明の実施形態にかかる骨接合プレート1は、このような骨接合不良を回避しようとするものである。
まず、本発明の実施例にかかる骨接合プレートの説明に先だち、鎖骨各面の呼称について図1を参照に定義する。以下、本実施形態では、骨接合プレートを鎖骨に用いる場合を想定し、鎖骨上面を第一骨面91、鎖骨下面を第二骨面92、鎖骨前面を骨移行面93、鎖骨後面を骨対側面94とする。
(第1実施形態)
図4Aは本発明の第1実施形態にかかる骨接合プレート1の構成を示す図である。図4Bは、図4Aの骨接合プレートの構造を模式的に示す平面図である。図4Cは、図4BのV側から見た骨接合プレートの構造を示す模式図である。骨接合プレート1は、鎖骨のやや遠位よりの骨折における接合手術に好適に用いられ、ステンレススチールやチタン合金などが用いられるが、目的に応じれば他の素材でも良い。
骨接合プレート1は、第一骨面91に配置する第1支持部11と、第二骨面92に接して配置される第2支持部12と、第1支持部11及び第2支持部12の側縁を連接し、第1支持部11に対し略直角方向に屈曲して設けられた骨移行面93に沿うプレート連接部14を有し、これらが一体的に成型されている。
また、第2支持部12のプレート連接部14と接続する側縁に対向する側縁には、直角以下の角度で屈曲し骨対側面94の一部に接するプレート先端部12aが設けられている。なお、プレート先端部12aは、第2支持部12の一側縁にのみ設けられている必要はなく、用途に応じて第2支持部12の任意の側縁に設けることが可能である。
第1支持部11と第2支持部12は、鎖骨100の表裏面に接するように配置されるが、互いに真向かいの対向面を持たない位置関係を有している。このために、プレート連接部14は、第1支持部11の側縁から略直角方向に屈曲して第2支持部12の側縁へ伸びる傾斜構造を有している。図4Bに示すように、平面視では第1支持部分遠位端11bと第2支持部近位端12bは重ならず、その間に間隙14aが形成される。
また、図4A、図4B、図4Cに示すように、第1支持部11と第2支持部12のプレート連接部14は一側縁に沿って設けられており、プレート連接部14が設けられていない他の側縁側は、開放されている。上記間隙14aは、後述するように、骨を受け入れて適切なプレート位置を確保するための骨挿入空間14bとして機能する。
また、第1支持部11には第1スクリュー孔15を、第2支持部には第2スクリュー孔16が設けられている。
なお、本実施例では、第1支持部11は、図4Bに示すように、鎖骨の湾曲に応じて屈曲した形状に構成され、その結果、間隙14aは、プレート連接部から離れるに従って広くなるように形成されている。また、第2支持部12は、第1支持部11よりも小さく構成されており、その側縁に設けられたプレート先端部12aによって、図4B、図4Cに示すように、骨対側面94に沿った鎖骨遠位後面を立体的に支持する機能を持つ。
本実施形態の骨接合プレート1は、上記の通り、第1支持部11と第2支持部12との間に、平面視において互いに真向かいの対向する位置関係を持たず、その間に間隙14aが設けられている。また、図4Cに示すように、プレート連接部14は、一側縁に沿って設けられ、他の側縁側が開放した骨挿入空間14bが形成されている。
従って、図5に示すように、骨挿入空間14bを通して間隙14aに骨を挿入することができる。さらに装着時には、第1支持部遠位端11bを第一骨面91に接触するように配置した位置から、両端矢印に示すような回転方向で、第2支持部近位端12bが第二骨面92に接するまでの角度範囲でプレート面を回転させることが可能である。なお図5は、鎖骨以外の周囲構造を度外視してプレートと鎖骨のみとの位置関係を考えた場合のプレート面を傾斜可能な角度範囲を示す図である。
この構成によって、骨接合プレート1の骨への設置時に、第1支持部11と第2支持部12を必ずしも鎖骨の前方から骨上下面に平行に沿わせて窮屈な状態で差し込まなくてもよい。すなわち、図6Aに示すように第1支持部遠位端11bを第一骨面91に当接させて第1支持部11の近位端側を少し浮かして傾斜させることにより両支持部と鎖骨の間に幾らかの余裕が生じ、第2支持部12は第二骨面92より下方に位置してくぐらせることが可能となる。
また、前記傾斜をやや大きくして、間隙14aによって両支持部と鎖骨の間に生じる空間的余裕をやや大きくすれば、第2支持部12から鎖骨後面を支持する形状で付加的に設けたプレート先端部12aをも、第二骨面92の下面をくぐらせることが可能で、術中にプレート面の開閉や変形をさせることなく、第二骨面92とともに奥側の骨対側面94も捉えての骨接合プレート1を設置できる。
鎖骨骨折に対して、本発明の骨接合プレート1の設置によって骨折整復し、スクリュー固定を行う手順を以下に述べる。まず、図6Aに示すように、骨折部位120を仮整復状態にして、骨の太さに応じて、第1支持部11の傾斜角度を調整し、骨挿入空間14bに鎖骨を受け入れるようにして第1支持部11と第2支持部12をあてがって骨接合プレート1の挿入を開始する。このとき、第2支持部12とともにプレート先端部12aが第二骨面92の下方に位置してくぐらせる程度のプレート傾斜角度として、プレート連接部14を骨移行面93に接するまで挿入する。
次いで、骨折部位120より近位側の第一骨面91に、第1支持部遠位端11bを当接する。この状態で、第1支持部11の近位端側が第一骨面91に接するまで押しあてれば、第2支持部12は第二骨面92をすくいあげるように移動し、接触する第二骨面92を受け止めると同時に、プレート先端部12aは骨対側面94に沿うように配置される。これにより、鎖骨遠位部分101の前後方向への安定性を得ることができると同時に、図6B、図6Cに示すように骨折間隙は狭まり鎖骨形状は立体的に整復安定化されて骨接合プレート1が設置される。
続いて図7A、Bのように、第1支持部11の第1スクリュー孔15と第2支持部12の第2スクリュー孔16の孔軸に一致するように、鎖骨100を穿孔して骨孔95、骨孔96を作成する。骨孔95、骨孔96の穿孔は、図7Aに示すように、ブロック形状のドリルガイド40を用いて行う。ドリルガイド40は、第1支持部11が嵌るような凹部41を底面に有しており、第1支持部11にかぶせるようにして配置する。
ドリルガイド40には、第1支持部11の第1スクリュー孔15と第2支持部12の第2スクリュー孔16に一致するように設けられたガイド穴42、43が設けられている。図7Bに示すように、当該ガイド穴42、43にドリル44,45を挿通して穿孔することで、第1支持部11の第1スクリュー孔15と第2支持部12の第2スクリュー孔16の孔軸に一致する骨孔95、骨孔96が作成される。なお、ドリルガイドは同様の機能を備えておれば、他の形状でもよい。
その後、図8A、図8Bに示すように、それぞれの骨孔95,96を介してスクリューを挿入してプレートを鎖骨に固定し骨接合を完成させる。ここで、第1支持部11は二層または一層皮質骨へのスクリュー17を挿入固定とし、第2支持部12はスクリュー18のスクリュー頭18dの基部にワッシャー18wを挟み鎖骨遠位部分101の脆弱な骨質を、ワッシャー面を介して圧着することが望ましい。また、図9に示すように、スクリュー孔16はスクリュー18を受け入れる係合構造を備えることが望ましく、メスネジ構造16nに、スクリュー18のオスネジ構造18nが係合螺入固定されることによって、第2支持部12による骨下面の受け止め支持ととともに、鎖骨遠位部分101を骨接合プレート形状に沿わせた整復固定が確保される。
なお、第1支持部11のスクリュー17および第2支持部12の係合スクリュー18の本数は骨折部位や骨折態様によって各1本〜10本以下程度とすることができる。各第1及び第2の支持部11,12のスクリュー孔15,16は、これに応じて設けておくことが好ましい。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態にかかる骨接合用プレートについて説明する。なお、第2実施形態の骨接合プレート2の説明においては、第1の実施形態と共通する構成要素については、上記の各図と同一の参照符号を付し、説明を省略する。
図10は、鎖骨骨折に介在骨片121が存在し、転位した状態を示す図である。図10に示すように、骨折間隙に介在骨片121が有するような骨折態様などの場合、骨折部の整復状態を維持強化することが求められる。第2実施形態にかかる骨接合用プレート2は、かかる介在骨片が存在する場合など複雑な骨折の固定に好適に用いられる。
本実施形態にかかる骨接合プレート2は、図11Aに示すように、主プレート2aとサブプレート2bの組み合わせにより構成される。主プレート2aは、第1実施形態にかかる骨接合プレート1と実質的に同じ構成であり、サブプレート2bは、主プレート2aの第1支持部11に積層するように、第一骨面91側に配置される。
サブプレート2bは、第一骨面91に沿って配置される第3支持部13と、第1支持部11に積層配置される接合部13aとを備えている。第3支持部13は、主プレート2aの第2支持部12に対向するように、第一骨面91に沿って配置され、第2支持部12のスクリュー孔16に対応するスクリュー孔19が設けられている。
すなわち、鎖骨遠位部分101は、サブプレート2bの第3支持部13のスクリュー孔19を介してスクリュー18を第2支持部12の係合スクリュー孔16まで係合螺入して固定する。これによって鎖骨遠位部分101へは、鎖骨上面は第3支持部13により、鎖骨下面は第2支持部により、上下から面整復を加えることができ、骨片の整復固定効果を増すことができる。
接合部13aは、第1支持部11の上面に重ねて設置できるように、第3支持部13の近位側端部に段差20をつけて設けられている。接合部13aのスクリュー孔21は、第1支持部11のスクリュー孔15と対応するように設けられており、同軸に挿入されるスクリュー17によって、2段のスクリュー孔21、15を介してスクリュー挿入固定する構成となっている。
また、図12A、及び図12Bに示す変形例にかかる接合プレート3のように、鎖骨遠位部分101が粉砕した骨折の場合は、粉砕骨片122の形状をできるだけ保持するために、サブプレート3bの第3支持部13の遠位部側の周縁から鎖骨遠位端102、骨移行面93、骨対側面94それぞれの方向に屈曲延在して爪形状を成す周囲支持部22,23を設けることができる。
本変形例にかかる接合プレート3においては、これらの周囲支持部22,23で粉砕骨片122が分散しないように保持しつつ、第3支持部13のスクリュー孔19からスクリュー18により第一骨面および第二骨面経由で第2支持部12への係合スクリュー固定することによって、鎖骨遠位部分101の周囲面および上下面からの立体整復効果が得られ、より良好な骨接合が成される。
この場合、図12Bに示すように、第3支持部13の長さ方向の微細な位置調節ができるように第3支持部13のスクリュー孔19または接合部13aのスクリュー孔21は、第2支持部の係合スクリュー孔16の孔軸および第1支持部分のスクリュー孔15の孔軸の一部または全部を含む長穴形状とすることも可能である。
また、図13に示すさらなる変形例にかかる骨接合プレート4のように、接合部13aが第1支持部11の下方で第一骨面91との間に重ねられて配置する構成も可能である。
また、図14に示すさらなる変形例にかかる骨接合プレート5のように、第2支持部12は係合スクリュー孔を設けず、第2支持部12の面を分割してフォーク形状とすることも可能である。この場合、第3支持部13はメスネジ係合スクリュー孔に対するオスネジ係合スクリューによる一層皮質骨の係合スクリュー固定が有用である。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態にかかる骨接合用プレートについて説明する。なお、第3実施形態の骨接合プレート6の説明においては、第1の実施形態と共通する構成要素については、上記の各図と同一の参照符号を付し、説明を省略する。
本実施形態にかかる骨接合プレート6は、図15A,図15Bに示すように、第一骨面91側に配置される第1支持部11を長く構成し、第2骨面92側に配置される第2支持部12の幅寸法を小さくしたものである。
本実施形態にかかる骨接合プレート6は、骨折部の粉砕がなく整復状態が良好で、鎖骨遠位部分のプレート逸脱のみを予防する目的の場合に好適に使用することができる。また、第2支持部12の幅を小さくしたことに伴い、スクリュー孔を設けない構成とすることができる。
さらに、図16A,図16Bに示すように、鎖骨100中央から近位側へも骨折が及び、鎖骨近位側でのプレートスクリュー固定の逸脱も予防する目的で、本実施形態の骨接合プレートを遠位側の骨接合プレート6と第1支持部を短く構成した第2の骨接合プレート7を組み合わせて用いることも有用である。
本使用例では遠位側の骨接合プレート6の第2支持部12xには骨対側面94にまで及ぶプレート先端部12aを設けている。一方、骨折状態によっては、近位側に位置する骨接合プレート7の第2支持部12yのようにプレート先端部を設けず、骨対側面94にまで及ばない構成としてもよい。
以上、本実施形態にかかる各骨接合プレートは、隣接する肩甲骨肩峰や、胸骨などへの直接的な接触関係はなく、鎖骨自体への手術操作範囲内で設置されるため、他の骨への浸食や関節運動制限は起こさないという効果がある。
さらに、本実施形態にかかる各骨接合プレートは、いずれの部位においても骨を全周的に締結することはなく、できるだけ骨膜などの骨血流供給を遮断しないような形状とすることが可能である。
なお、図説の実施例は、鎖骨骨折を例として示したが、鎖骨以外の骨折手術においても、骨折態様に応じて、使用することが可能である。
1,2、3,4,5,6,7 骨接合プレート
1p 従来型プレート
1q 従来型プレート近位部分
1r 従来型プレート遠位部分
2a,3a,4a 主プレート
2b,3b,4b サブプレート
11 第1支持部
11b 第1支持部遠位端
12 第2支持部
12a プレート先端部
12b 第2支持部近位端
12x 遠位側プレートの第2支持部
12y 近位側プレートの第2支持部
13 第3支持部
13a 接合部
14 プレート連接部
14a 間隙
14b 骨挿入空間
15 第1スクリュー孔
16 第2スクリュー孔
16n メスネジ構造
17,18 スクリュー
18d スクリュー頭
18n オスネジ構造
18w ワッシャー
19 スクリュー孔
20 段差
21 楕円形状のスクリュー孔
22,23 周囲支持部
40 ドリルガイド
41 凹部
42,43 ガイド穴
44,45 ドリル
91 第一骨面
92 第二骨面
93 骨移行面
94 骨対側面
95,96 骨孔
100 鎖骨
100b 近位端
101 鎖骨遠位部分
102 鎖骨遠位端
103 鎖骨近位部分
104 肩甲骨肩峰
105 肩鎖関節
106 胸骨
107 肩鎖靭帯
108 烏口鎖骨靭帯
109 胸鎖靭帯
110 胸鎖乳突筋
111 烏口突起
112 肩甲骨
113 上腕骨
120 骨折部位
121 介在骨片
122 粉砕骨片









Claims (9)

  1. 骨の第一骨面に沿って配置され、スクリューを挿入して固定するための第1スクリュー孔を有する第1支持部と、
    前記骨の第一骨面と表裏位置関係にある第二骨面に沿って配置される第2支持部と、
    前記第1支持部と第2支持部との一側縁に連結し、前記第一骨面と第二骨面との間の骨移行面に沿って伸びるプレート連接部とを有する骨接合用プレートであって、
    前記プレート連接部は前記第1支持部の長手方向に沿って伸び、前記第1支持部に対して前記骨の骨折部位を挟んで他方側の骨に沿うように、前記第2支持部を前記第1支持部と互いに真向かいには対向しない位置に配置し、
    前記第1支持部と前記第2支持部が平面視において最接近する部分で前記プレート連接部が設けられていない部分には、前記骨を挿入するための骨挿入空間として機能する間隙を有することを特徴とする、骨接合用プレート。
  2. 前記第2支持部には、側縁に前記第二骨面の周方向に屈曲するプレート先端部を有することを特徴とする、請求項1に記載の骨接合用プレート。
  3. 前記プレート先端部は、前記プレート連接部分と接続する縁と対向する側縁に設けられていることを特徴とする、請求項2に記載の骨接合用プレート。
  4. 前記第2支持部は、前記第一骨面および前記第二骨面経由で挿入されるスクリューに対して係合構造を有して受け入れる第2スクリュー孔を有することを特徴とする、請求項1から3のいずれか1つに記載の骨接合用プレート。
  5. さらに、前記第1支持部の外表面に積層配置され、前記第1支持部のスクリュー孔と対応した位置に設けられたスクリュー孔を有するサブプレートを備え、
    前記サブプレートは、該第一骨面の該第2支持部に対向する骨面に接する第3支持部を備えることを特徴とする、請求項1から4のいずれか1つに記載の骨接合用プレート。
  6. 前記第3支持部は、前記第2スクリュー孔と対応した位置に第3スクリュー孔を有し、それぞれのスクリューが第3スクリュー孔を経由して第2スクリュー孔へ挿通できるように構成されていることを特徴とする、請求項5に記載の骨接合用プレート。
  7. 前記第3支持部は、前記骨の周囲に沿うように配置される周囲保持部を側縁に有することを特徴とする、請求項5又は6に記載の骨接合用プレート。
  8. 前記骨接合プレートは、鎖骨遠位骨折に用いるプレートであって、前記第1支持部を骨折部位近位側の鎖骨上面に、第2支持部を遠位側の鎖骨下面にそれぞれ配置することを特徴とする、請求項1から7のいずれか1つに記載の骨接合用プレート。
  9. 前記骨接合プレートは、鎖骨遠位骨折に用いるプレートであって、前記第1支持部を骨折部位近位側の鎖骨上面に、第2支持部を遠位側の鎖骨下面にそれぞれ配置され、前記第3支持部に設けられた周囲保持部は遠位側の周縁から前後の骨面または鎖骨遠位端骨面の方向に延在することを特徴とする、請求項7に記載の骨接合用プレート。
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