JP2016103872A - ファンモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】導線の配線を容易に行うことができ、容易に組立てができるファンモータを提供する。【解決手段】ファンモータ1は、羽根車30がロータ部31に設けられているアウターロータ型のものである。ファンモータ1は、ステータ部50と、ステータ部50に電気的に接続されており、ステータ部50にファンモータ1を駆動するための電力を供給する回路基板61と、羽根車30を軸支するモータベース11とを有している。モータベース11は、筒形状の周壁部13を有しており、周壁部13の端部近傍に回路基板61が取り付けられている。回路基板61には、ファンモータ1の電源を供給するための導線65が接続されている。モータベース11の周壁部13には、周壁部13の一方の端部近傍から他方の端部近傍まで繋がるスリットが形成されている。導線65は、スリットを通して周壁部13に埋められるように構成されている。【選択図】図2

Description

この発明は、ファンモータに関し、特に、マグネットを保持するロータに送風ファンの羽根車が設けられて用いられるアウターロータ型のファンモータに関する。
羽根車がロータに取り付けられて用いられるアウターロータ型のファンモータとして、いろいろなものが知られている。
下記特許文献1には、モータを用いたファンにおいて、ステータのリード線をケーシングの外側に引き出すための欠け口を、モータのベースに設けた構造が開示されている。この切欠きは、ファンの組立てが完成した後に密封材によって塞がれ、水気や塵埃がケーシング内に進入するのが防止される。
特開2007−174896号公報
ところで、上記の特許文献1に記載されているような構造では、コネクタ付きリード線を用いるモータの組立てを行うときに、問題が生じる。すなわち、組立て後に容易に塞ぐことができる切欠きの大きさには限界があるため、切欠きにコネクタを通すことができない場合がある。そのため、そのようなモータの組立時においては、予め、リード線のうちコネクタが取り付けられていない方の端部を切欠きに通したうえで、そのリード線を回路基板に接続する必要がある。あるいは、コネクタが取り付けられていない状態のリード線を切欠きから通し、その後、リード線にコネクタを取り付ける必要がある。切り欠きにリード線を通したうえで、回路基板とリード線とを接続したりリード線にコネクタを取り付けたりすることは、手間がかかる作業であって、モータの製造コストが上昇する。
この発明はそのような問題点を解決するためになされたものであり、導線の配線を容易に行うことができ、容易に組立てを行うことができるファンモータを提供することを目的としている。
上記目的を達成するためこの発明のある局面に従うと、マグネットを保持するロータに、送風ファンの羽根車が設けられて用いられるアウターロータ型のファンモータは、マグネットに対向するように配置されるステータ部と、ステータ部に電気的に接続されており、ステータ部にファンモータを駆動するための電力を供給する回路基板と、筒形状の周壁部を有し、周壁部の端部近傍に回路基板が取り付けられており、羽根車を軸支するモータベースとを備え、回路基板には、ファンモータの電源を供給するための導線が接続されており、モータベースの周壁部には、回路基板が取り付けられている周壁部の一方の端部近傍から他方の端部近傍まで繋がるスリットが形成されており、スリットは、導線がスリットを通してモータベースの周壁部に埋められるように形成されている。
好ましくは、モータベースの周壁部の少なくとも一部には、スリットを介して周壁部の外側と周壁部の内側とが通じることを妨げる隔壁部が形成されている。
好ましくは、隔壁部は、回路基板の近傍からスリットに沿って形成されており、隔壁部とスリットとで、回路基板が取り付けられている周壁部の一方の端部近傍から他方の端部近傍まで繋がる溝部が構成されており、溝部の一方の端部は、回路基板により塞がれている。
好ましくは、溝部は、周壁部の外方からモータベースの内側に向けて入り組んだラビリンス構造を有する。
好ましくは、導線には、コネクタが接続されている。
好ましくは、ファンモータは、羽根車の周囲に配置されたケーシングをさらに備え、モータベースは、ケーシングと一体成形されている。
これらの発明に従うと、モータベースの周壁部に、導線をモータベースの周壁部に埋められるようなスリットが形成されている。したがって、導線の配線を容易に行うことができ、容易に組立てを行うことができるファンモータを提供することができる。
本発明の実施の形態の1つにおけるファンモータの分解斜視図である。 ファンモータの側断面図である。 モータベース部分を示す分解斜視図である。 モータベースの断面図である。 導線が配線された状態を示す斜視図である。 本実施の形態の一変型例に係るファンモータの分解斜視図である。 ファンモータの羽根車及びモータベースを示す斜視図である。 溝部形状が異なるモータベースの一変型例を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態の1つにおけるファンモータについて説明する。
[実施の形態]
本実施の形態において、ファンモータは、マグネットを保持するロータに、送風ファンの羽根車が設けられて用いられるアウターロータ型のものである。
図1は、本発明の実施の形態の1つにおけるファンモータ1の分解斜視図である。図2は、ファンモータ1の側断面図である。
図1に示されるように、ファンモータ1は、大まかに、ケーシング10と、羽根車30と、ステータ部50と、回路基板61とを備えている。ファンモータ1は、羽根車30を回転させて送風する送風ファンである。
ケーシング10は、羽根車30の羽根45の周囲を囲む環状の部位と、モータベース11とが接続されて構成されている。本実施の形態において、ケーシング10は、羽根車30の羽根45の周囲を囲む環状の部位と、モータベース11とが、樹脂を用いて一体成形されているが、これに限られない。例えば、モータベース11とケーシング10とは、それぞれ別々に成形された部材で構成されていてもよい。
図2に示されるように、モータベース11は、上方(図2において上方)に開口する円筒構造を有している。すなわち、モータベース11は、有底の円筒状の周壁部13を有している。周壁部13は、その下端近傍部において、ケーシング10の環状部位に、梁部を介して接続されている。
モータベース11は、底部から上方に突出する、中空の柱状の支持部15を有している。支持部15は、モータベース11の中央部に配置されている。支持部15の上部には、軸受部17が設けられている。
羽根車30は、大まかに、ロータ部31と、複数の羽根45とを有している。ロータ部31は、ステータ部50と、回路基板61と共にアウターロータ型のモータを構成する。すなわち、羽根車30は、ファンモータ1のロータに設けられている。
ロータ部31は、下方(図2において下方)に向けて開口する、有底の円筒形状を有している。ロータ部31は、ヨーク33と、マグネット35と、シャフト37とを有している。複数の羽根45は、ロータ部31をハブとして、ロータ部31の周囲に周方向に等間隔に配置されている。なお、本実施の形態において、ファンモータ1は軸流ファンであるが、これに限られるものではなく、遠心ファン等であってもよい。
ヨーク33は、例えば薄い鉄板であり、下方に開口する椀形状を有している。ヨーク33は、ロータ部31の筒形状の内側に固定されている。
マグネット35は、環状の磁石である。マグネット35は、ヨーク33の内周面に固定されている。
シャフト37は、ロータ部31の内側において、上面(ロータ部31の底面)の中央部から下方に突出するように配置されている。シャフト37は、羽根車30の回転軸である。
羽根車30は、シャフト37が軸受部17により軸支された状態で、モータベース11に取り付けられる。このように、羽根車30は、モータベース11に軸支され、ケーシング10に対して回転可能に支持されている。
なお、羽根車30がモータベース11に軸支された状態で、ロータ部31の下端縁は、周壁部13の上端部よりも外側であって周壁部13の上端部よりも下方に位置している。このとき、ロータ部31の内周部は、周壁部13の外周面及び上端部とはわずかな間隔(ラビリンス部49)を開けた位置にある。すなわち、ロータ部31は、モータベース11に対してラビリンス構造をなす隙間を隔てて配置されている。換言すると、周壁部13は、ロータ部31との間でラビリンス部49をなすように形成されたラビリンス壁である。ラビリンス部49が設けられていることにより、ステータ部50や軸受部17などがあるロータ部31の内側に塵等が入り込みにくくなり、防塵効果が得られる。
ステータ部50は、コイル53と、ステータコア55とを有している。ステータ部50は、ステータコア55がマグネット35に対向するように、シャフト37の周囲に配置されている。ステータコア55には、それぞれインシュレータ(図示せず)を介して複数のコイル53が巻回されている。これにより、コイル53の励磁に伴って、羽根車30が回転する。
回路基板61には、ファンモータ1の駆動回路が実装されている。回路基板61は、コイル53に電気的に接続されている。回路基板61は、駆動回路からコイル53にファンモータ1を駆動するための電力を供給し、ファンモータ1を駆動させる。
回路基板61は、ステータ部50の下方に配置されている。ステータ部50及び回路基板61は、モータベース11の周壁部13の上端部近傍に取り付けられている。このように、モータベース11には、ステータ部50及び回路基板61が固定されている。
図1に示されるように、回路基板61には、ファンモータ1の電源を供給するための導線65が接続されている。導線65は、例えば回路基板61の下方の面に接続されている。導線65のうち、回路基板61に接続されている方とは反対側の先端部には、電源に接続するためのコネクタ67が取り付けられている。
ここで、本実施の形態において、導線65は、モータベース11の周壁部13の内側(モータベース11の内側)からモータベース11の外側に引き出されている。これにより、コネクタ67を、ケーシング10の下方において電源(図示せず)に接続することができるようになっている。導線65は、周壁部13に形成されたスリット21を通して、周壁部13に埋まるようにして、モータベース11の外側に引き出される。
図3は、モータベース11部分を示す分解斜視図である。図4は、モータベース11の断面図である。
図3において、ケーシング10のうちモータベース11部分が示されている。図4においては、羽根車30の回転軸に対して垂直な平面における断面が示されている。
図3に示されるように、スリット21は、周壁部13のうち、回路基板61が取り付けられている上端部近傍部位から、下端部近傍部位まで繋がるように形成されている。本実施の形態においては、スリット21は、羽根車30の回転軸に略平行に、すなわち上下方向に直線状に形成されている。スリット21の幅寸法は、導線65の径寸法よりも若干大きい。すなわち、スリット21は、スリット21を通して導線65を周壁部13に埋められるように形成されている。
図4に示されるように、スリット21は、モータベース11において、周壁部13の外周部の1箇所に設けられている。スリット21の数はこれに限られず、2つ以上が設けられていてもよい。
本実施の形態において、周壁部13の一部に、スリット21を介して周壁部13の外側と内側とが通じることを妨げるように、隔壁部23が形成されている。図2に示されるように、隔壁部23は、回路基板61の近傍からスリット21に沿って形成されている。これにより、隔壁部23とスリット21とで、周壁部13の上端部近傍から下端部近傍まで繋がる溝部25が構成されている。
溝部25は、周壁部13の回路基板61の近傍まで繋がっている。そのため、溝部25の上端部端部は、回路基板61により塞がれた状態になっている。
図4に示されるように、本実施の形態において、隔壁部23は、周壁部13の外周部との間に溝部25をなすように、周壁部13の外周部よりも内側に導線65が通る程度の間隔を開けて形成されている。溝部25の幅寸法は、導線65の幅寸法よりも若干大きい。これにより、溝部25は、周壁部13の外方からモータベース11の内側に向けて入り組んだ、ラビリンス構造を有している。導線65は、図4において矢印Aで示されるように、スリット21を経由して溝部25の内部に配置されうる。これにより、導線65を周壁部13に埋め込んで、スリット21に沿って配線することができる。
図5は、導線65が配線された状態を示す斜視図である。
図5に示されるように、導線65がスリット21を用いて配線されると、導線65は、周壁部13の内部の溝部25に埋め込まれるため、周壁部13の外部に露出しない。また、スリット21は上下方向に形成されているので、導線65は、スリット21に沿って下方に配線され、ケーシング10の下方に引き出される。
以上説明したように、本実施の形態において、モータベース11の周壁部13に、周壁部13の上端部近傍から下端部近傍まで繋がるようにスリット21が形成されている。そして、そのスリット21を通して、導線65が周壁部13に埋まるように形成されている。したがって、回路基板61とコネクタ67とが導線65に接続されている状態で、導線65を適切に配線することができ、容易にファンモータ1を組み立てることができる。
ロータ部31とモータベース11との間で、スリット21が形成されている部位を除いて、ラビリンス構造が構成されている。したがって、ロータ部31の内側への防塵効果を得ることができる。
また、スリット21に沿って隔壁部23が形成されている。したがって、スリット21を通してモータベース11の内部に塵等が入り込むことを防止することができる。特に、本実施の形態においては、隔壁部23がスリット21の略全域に形成され、それにより溝部25が上下にわたって形成されている。また、溝部25の上端部は、回路基板61で塞がれる。したがって、モータベース11の内部への防塵効果がより効果的に得られる。
隔壁部23は周壁部13に沿うように形成されており、溝部25はラビリンス構造を有している。したがって、一端スリット21を通して周壁部13に埋め込まれた導線65がスリット21から外れにくくなる。
なお、隔壁部23は、完全に周壁部13の外部と内部とを隔てるように形成されているものに限られない。例えば、溝部25の深い部分(隔壁部23の外周部からの縁面距離が長い部分)で隔壁部23が途切れていてもよい。このような場合であっても、隔壁部23や周壁部13によりラビリンス構造が構成されていることにより、モータベース11への内部への防塵効果が得られる。また、一端スリット21を通して周壁部13に埋め込まれた導線65がスリット21から外れにくくなる。
[変型例の説明]
図6は、本実施の形態の一変型例に係るファンモータ101の分解斜視図である。
図6に示されるように、本変型例において、ファンモータ101は、モータベース111とケーシング110とが別々に成形されている点が上述のファンモータ1の構成とは相違する。その他の羽根車30、ステータ部50、回路基板61、及び導線65等の構成は、上述のファンモータ1のそれと同様である。
ファンモータ101は、モータベース111に羽根車30等の各種部材が取り付けられた状態で、モータベース111をケーシング110にねじ等を用いて固定することで組み立てられる。モータベース111とケーシング110とが別体に構成されているので、比較的複雑な構造のモータ部分を先に組み立ててから、ケーシング110を取り付けることができ、容易にファンモータ101の組立てを行うことができる。
本実施の形態において、ケーシング110のうち、モータベース111が取り付けられる部位には、モータベース111の下端部を塞ぐように形成された蓋部119が形成されている。蓋部119は、例えば平坦に形成されているが、これに限られず、モータベース111の下端部を塞ぐことができるのであれば、湾曲した形状であってもよい。
図7は、ファンモータ101の羽根車30及びモータベース111を示す斜視図である。
図7は、ケーシング110に取り付けられていないモータベース111を下方側から見た状態が示されている。図7に示されるように、モータベース111は、円筒状の周壁部113を有する筒型構造を有している。周壁部113の上端部近傍部位には、回路基板61が取り付けられている。なお、図7には示されていないが、回路基板61の上部にはステータ部及び軸受部が固定されており、その軸受部により羽根車30が軸支されている。羽根車30は、上述の実施の形態と同様に、モータベース111の周壁部113との間にラビリンス構造をなすようにして軸支されている。
モータベース111の周壁部113は下方に開口しているが、モータベース111がケーシング110に取り付けられることにより、この開口部が蓋部119により覆われる。これにより、防塵効果が得られる。
本変型例においても、周壁部113には、その上方から下方まで繋がるスリット121が形成されている。また、上述の実施の形態と同様に、スリット121と共に、周壁部113の内側に隔壁部123が設けられている。これにより、ラビリンス構造の溝部125が構成されている。
隔壁部123は、周壁部113の上端部近傍の、回路基板61の近傍まで設けられている。これにより、溝部125の上端部は、回路基板61により覆われている。また、隔壁部123は、周壁部113の下端部まで設けられている。そのため、モータベース111がケーシング110に固定された状態で、モータベース111の下方の部分において、隔壁部123と蓋部119との間の隙間がなくなる。したがって、モータベース111の内部の防塵効果を確実に得ることができる。
なお、モータベース111の下端部において、溝部125が部分的に外側に開口している。導線65は、この部分から周壁部113の外周側に一端引き出され、その脇に形成されたクリップ部127を通されて、ケーシング110の下方に配線される。これにより、導線65の配線のためにケーシング110の外側と内側との間に孔を設ける必要がなくなり、確実な防塵効果を得ることができる。
本変型例においても、上述の実施の形態と同様に、回路基板61とコネクタ67とが導線65に接続されている状態で、導線65を適切に配線することができ、容易にファンモータ101を組み立てることができるという効果を得ることができる。また、ロータ部31とモータベース111との間でラビリンス構造が構成されているので、ロータ部31の内部への防塵効果を得ることができる。さらに、ラビリンス構造の溝部125が構成されているので、モータベース111の内側への防塵効果を得ることができる。
[その他]
上述の実施の形態の構成に限られず、その特徴部分を適宜組み合わせて、導線の配線を容易に行うことができ、容易に組立てができるファンを構成することができる。
例えば、隔壁部は、スリットのうち一部分にだけ設けられていてもよい。この場合、隔壁部が設けられていない領域についてはモータベースの周壁部の内側の空間と外側の空間とがスリットを通じて繋がるが、隔壁部が一部分に設けられている分だけ、周壁部の内側への防塵効果を得ることができる。また、このように隔壁部が部分的に設けられていない場合であっても、スリットから繋がるラビリンス構造をなす溝部を隔壁部により構成することで、比較的高い防塵効果を得ることができる。
なお、溝部の形状も、上述のものに限られない。
図8は、溝部形状が異なるモータベースの一変型例を示す断面図である。
図8に示される断面は、図4におけるそれに対応する。図8において、モータベース211は、上述の実施の形態とは異なる形状の隔壁部223を有しており、それにより、異なる形状の溝部225が形成されている。隔壁部223は、スリット21に対して周壁部13に沿って周方向両側に形成されており、それにより、溝部225もスリット21に対して周方向両側に広がっている。このような溝部225の構造も、ラビリンス構造ということができる。
図8に示されるような形状であっても、上述の実施の形態と同様に、隔壁部223が設けられていることによる防塵効果を得ることができる。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,101 ファンモータ
10,110 ケーシング
11,111,211 モータベース
13,113 周壁部
21,121 スリット
23,123,223 隔壁部
25,125,225 溝部
30 羽根車
31 ロータ部
35 マグネット
45 羽根
50 ステータ部
61 回路基板
65 導線
67 コネクタ

Claims (6)

  1. マグネットを保持するロータに、送風ファンの羽根車が設けられて用いられるアウターロータ型のファンモータであって、
    前記マグネットに対向するように配置されるステータ部と、
    前記ステータ部に電気的に接続されており、前記ステータ部に前記ファンモータを駆動するための電力を供給する回路基板と、
    筒形状の周壁部を有し、前記周壁部の端部近傍に前記回路基板が取り付けられており、前記羽根車を軸支するモータベースとを備え、
    前記回路基板には、前記ファンモータの電源を供給するための導線が接続されており、
    前記モータベースの周壁部には、前記回路基板が取り付けられている前記周壁部の一方の端部近傍から他方の端部近傍まで繋がるスリットが形成されており、
    前記スリットは、前記導線が前記スリットを通して前記モータベースの前記周壁部に埋められるように形成されている、ファンモータ。
  2. 前記モータベースの周壁部の少なくとも一部には、前記スリットを介して前記周壁部の外側と前記周壁部の内側とが通じることを妨げる隔壁部が形成されている、請求項1に記載のファンモータ。
  3. 前記隔壁部は、前記回路基板の近傍から前記スリットに沿って形成されており、
    前記隔壁部と前記スリットとで、前記回路基板が取り付けられている前記周壁部の一方の端部近傍から他方の端部近傍まで繋がる溝部が構成されており、
    前記溝部の一方の端部は、前記回路基板により塞がれている、請求項2に記載のファンモータ。
  4. 前記溝部は、前記周壁部の外方から前記モータベースの内側に向けて入り組んだラビリンス構造を有する、請求項3に記載のファンモータ。
  5. 前記導線には、コネクタが接続されている、請求項1から4のいずれか1項に記載のファンモータ。
  6. 前記羽根車の周囲に配置されたケーシングをさらに備え、
    前記モータベースは、前記ケーシングと一体成形されている、請求項1から5のいずれか1項に記載のファンモータ。
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